JP4817007B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、イグニションキーをロック位置に回して鍵穴から引き抜くと、自動車の盗難防止のため、ステアリングホイールが回らないようにロックするステアリングロック装置を有するステアリング装置に関する。
ステアリングロック装置を有するステアリング装置においては、イグニションキーをロック位置に回して鍵穴から引き抜くと、ロックキーがステアリングシャフトの軸心側に向かって突出する。その結果、ステアリングシャフトの外周に固定されたキーロックカラーのキーロック孔に、ロックキーの先端が係合して、ステアリングシャフトをアウターコラムに対して固定して、ステアリングシャフトの回転を阻止するようにしている。
しかし、ステアリングシャフトがロックされている状態で、ステアリングホイールを強い力で無理に回転させると、ロックキーが破壊されてステアリングロック装置の機能が喪失し、盗難防止装置としての機能が損なわれる可能性がある。
このため、大きなトルクが加えられた場合に、キーロックカラーがステアリングシャフトに対してすべって回転するようにして、ロックキーが破壊しないようにしたステアリング装置として、特許文献1のステアリング装置がある。
特許文献1のステアリング装置は、ステアリングシャフトの外周面に外嵌されるキーロックカラーの内周面を非円形とし、キーロックカラーの自由状態における内周面の内接円の直径を、ステアリングシャフトの自由状態における外周面の直径よりも小さく形成している。これによって、ステアリングシャフトの外周面とキーロックカラーの内周面が弾性的に当接する摩擦係合部を構成している。
特許文献1のステアリング装置は、この簡単な構造により、キーロックカラーの内周面とステアリングシャフトの外周面との間に作用する摩擦力(すべりトルク)が、ロックキーを破壊するのには不足するが、自動車の運行に必要なステアリング操作を行なえない程度の大きさを有するようにしている。従って、ステアリングロック装置の機能が喪失する事がなく、盗難防止装置としての機能を確保している。
最近、ロックキーの出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置が増加している。この電動ステアリングロック装置は、モーターの駆動力でロックキーの出し入れを行うため、ロックキーの出し入れに必要な力が小さくて済むような構造が要求される。
しかしながら、特許文献1のステアリング装置では、キーロックカラーの外周面が内周面と相似形の非円形に形成されていて肉厚が薄く、多数の溝または突条をキーロックカラーの外周面に形成するのが難しいため、モーター駆動の電動ステアリングロック装置に適用するのが困難であった。
特許第3453909号公報
本発明は、電動ステアリングロック装置に適用して好適で、ロックキーに係合する多数の溝または突条を形成可能なステアリングロック装置を有するステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、コラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフト、上記ステアリングシャフトの外周面に圧入され、直線の辺または曲線の辺で構成された多角形の内周面を有する中空筒状のキーロックカラー、上記多角形の内周面に対して軸方向位置が離間したキーロックカラーの円形の外周面に設けられ、この円形の外周面から半径方向外側に突出する突条、上記コラムに設けられ、イグニションキーの操作によって、その先端部が上記突条または有底溝に係合可能なロックキーを備えたステアリング装置であって、上記突条の側面は、上記キーロックカラーの中心軸線に平行で、このキーロックカラーの軸心を通る平面に平行に形成されており、隣接する側面が単一の円弧状外周面で滑らかに接続されていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、ステアリングシャフトの外周面に圧入される多角形の内周面に対して軸方向位置が離間したキーロックカラーの円形の外周面に、この円形の外周面から半径方向外側に突出する突条、または、この円形の外周面から半径方向内側に陥没する有底溝を形成し、ロックキーの先端部を突条または有底溝に係合させている。従って、多数の突条、または、有底溝をキーロックカラーの円形の外周面に形成させることができるため、ロックキーの出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置への適用が容易になる。
また、本発明のステアリング装置では、ステアリングシャフトの外周面に圧入される多角形の内周面と同一の軸方向位置のキーロックカラーの円形の外周面に、この円形の外周面から半径方向外側に突出する突条、または、この外周面から半径方向内側に陥没する有底溝を形成し、ロックキーの先端部を突条または有底溝に係合させている。従って、多数の突条、または、有底溝をキーロックカラーの円形の外周面に形成させることができるため、ロックキーの出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置への適用が容易になる。
さらに、本発明のステアリング装置では、ステアリングシャフトの外周面に圧入される多角形の内周面と同一の軸方向位置のキーロックカラーの外周面に、多角形の内周面と相似形の多角形の外周面を形成し、この多角形の外周面から半径方向外側に突出する突条、または、この外周面から半径方向内側に陥没する有底溝を形成し、ロックキーの先端部を突条または有底溝に係合させている。従って、多数の突条、または、有底溝をキーロックカラーの多角形の外周面に形成させることができるため、ロックキーの出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置への適用が容易になる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例3を説明する。
図1は本発明のステアリング装置の全体を示す側面図である。図2(1)は本発明の実施例1のステアリングシャフトとキーロックカラーとの嵌合部の拡大縦断面図、図2(2)は図2(1)のキーロックカラー単体の斜視図である。図3(1)は図2(2)のキーロックカラー単体の正面図、図3(2)は図3(1)の左側面図、図3(3)は図3(2)のA−A断面図である。図4(1)は図3(1)のB−B断面図、図4(2)は図3(1)のC−C断面図である。
図1に示すように、コラム11には、車体後方側にステアリングホイール12を装着したステアリングシャフト13が回転可能に軸支されている。ステアリングシャフト13の車体前方側には、上自在継手14を介して、伸縮自在な中間シャフト15が連結されている。
この中間シャフト15の下端には、下自在継手16を介して、ラック・ピニオン式等の図示しないステアリングギヤが連結され、ステアリングギヤには、タイロッドを介して車輪が連結されている。これにより、ステアリングホイール12を手で操作すると、車輪を操舵することができる。
コラム11の軸方向の略中間位置には、車体(図示せず)に固定されたアッパーブラケット17と、このアッパーブラケット17に対してコラム11をチルト調整するチルト調整機構18が取付けられている。図2に示すように、中空円筒状のステアリングシャフト13の外周面13Aには、キーロックカラー2が圧入して固定されている。
図2から図4に示すように、実施例1では、キーロックカラー2は、全体として中空筒状に形成されて、機械構造用炭素鋼鋼管等の弾性を有する金属材料、あるいは、冷間鍛造により形成されている。また、キーロックカラー2は、車体前方側(図2の左側)の半分が四角形筒部21で、車体後方側(図2の右側)の半分が円筒部22で構成されている。
図3(2)及び図4(1)に示すように、四角形筒部21は、曲線の4個の辺211、211、211、211で構成されている。即ち、4個の辺211、211、211、211の内周面23は、半径方向外側に円弧状凸面とした大きな曲率半径R1で形成され、、この辺211、211、211、211の円周方向両端同士を、半径方向外側に円弧状凸面とした小さな曲率半径R2により滑らかに接続して形成されている。
また、4個の辺211、211、211、211の外周面24は、内周面23と相似形に形成されているため、4個の辺211、211、211、211の肉厚は一定に形成されている。
四角形筒部21の内周面23の内接円の直径D1(図4(1))は、この四角形筒部21の自由状態において、ステアリングシャフト13の自由状態における外周面13Aの直径D2(外径)よりも小さくしている。
この構成によって、ステアリングシャフト13の外周面13Aと、キーロックカラー2の各辺211、211、211、211の内周面23の円周方向中間部とは、互いに弾性的に当接し合う摩擦係合部を構成している。この摩擦係合部の摩擦力(すべりトルク)は、四角形筒部21の辺211、211、211、211が半径方向外側に弾性変形する事によって得られる。
図3(3)は図3(2)のA−A断面図であって、四角形筒部21の辺211を断面した図である。四角形筒部21の内周面23には、図3(1)の左端に、30度の面取り231が形成されている。この面取り231の直径D3は、ステアリングシャフト13の自由状態における外周面13Aの直径D2(外径)よりも大きく設定している。面取り231の角度は30度に限定されるものではなく、15度、45度、60度等、種々の角度が可能であり、またR面取りでもよい。
これによって、ステアリングシャフト13にキーロックカラー2を圧入する時に、ステアリングシャフト13の外周面13Aに四角形筒部21の内周面23が円滑に挿入されるため、ステアリングシャフト13の外周面13Aと四角形筒部21の内周面23のかじりを回避することができる。
図2(1)及び図4(2)に示すように、円筒部22は、円形の内周面25と円形の外周面26で構成されている。内周面25の直径D4は、この円筒部22の自由状態において、ステアリングシャフト13の自由状態における外周面13Aの直径D2(外径)よりも大きくしている。従って、ステアリングシャフト13にキーロックカラー2を圧入した状態では、ステアリングシャフト13の外周面13Aと円筒部22の内周面25との間には隙間が形成される。
円筒部22の円形の外周面26には、半径方向外側に突出する突条27が、等角度間隔に11個形成され、突条27の右端は、円筒部22の右端(図2(1)及び図3(1)の右端)まで延びて形成されている。
円筒部22の外周面26には、円筒部22と四角形筒部21との軸方向の接合部に、突条27の外接円の直径D5(図4(2))と同一直径の大径外周面261が形成され、この大径外周面261が11個の突条27の左端(図3(1)の左端)を連結して、突条27の剛性を向上させている。突条27の外接円の直径D5は、四角形筒部21の外接円の直径D6(図4(1))よりも若干小径に形成されている。
図示しないイグニションキーをロック位置に回して鍵穴から引き抜くと、ロックキー19(図2)がステアリングシャフト13の軸心側に向かって突出する。その結果、キーロックカラー2の隣接する突条27、27の側面271、271の間に、ロックキー19の先端が係合して、ステアリングシャフト13をコラム11に対して固定して、ステアリングシャフト13の回転を阻止するようにしている。
本発明の実施例1では、四角形筒部21に対して軸方向位置が離間した円筒部22の円形の外周面26に突条27を形成するようにしたので、多数の突条27をキーロックカラー2の外周面26に形成することが可能となる。従って、ロックキー19の出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置へ適用することが容易となる。
本発明の実施例1では、四角形筒部21が車体前方側で、円筒部22が車体後方側に形成されているが、四角形筒部21を車体後方側に形成し、円筒部22を車体前方側に形成してもよい。また、ステアリングシャフト13の外周面13Aと円筒部22の内周面25との間には隙間が形成されているが、ステアリングシャフト13の外周面13Aに円筒部22の内周面25を圧入してもよい。
また、四角形筒部21の外周面24が内周面23と相似形の四角形に形成されて、辺211の肉厚が一定に形成されているが、外周面24を円形に形成して、辺211の肉厚が円周方向位置によって変化するようにしてもよい。
次に本発明の実施例2について説明する。図5(1)は本発明の実施例2のステアリングシャフトとキーロックカラーとの嵌合部の拡大縦断面図、図5(2)は図5(1)のキーロックカラー単体の斜視図である。図6(1)は図5(2)のキーロックカラー単体の正面図、図6(2)は図6(1)の左側面図である。以下の説明では、上記実施例1と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、ステアリングシャフト13に圧入される四角形筒部21と、突条27が形成される円筒部22を同一の軸方向位置に形成した例である。図5(1)に示すように、中空円筒状のステアリングシャフト13の外周面13Aには、キーロックカラー3が圧入して固定されている。
図5から図6に示すように、キーロックカラー3の内周面33は曲線の四角形に形成されている。すなわち、内周面33の各辺311、311、311、311は、半径方向外側に円弧状凸面とした大きな曲率半径R1で形成され、この曲率半径R1の辺311、311、311、311の円周方向両端同士を、半径方向外側に円弧状凸面とした小さな曲率半径R2により滑らかに接続して形成されている。
また、キーロックカラー3の外周面36は、円形に形成されているため、キーロックカラー3の肉厚は円周方向位置によって変化する。キーロックカラー3の内周面33の内接円の直径D1は、キーロックカラー3の自由状態において、ステアリングシャフト13の自由状態における外周面13Aの直径D2(外径)よりも小さくしている。
この構成によって、ステアリングシャフト13の外周面13Aと、キーロックカラー3の内周面33の円周方向中間部とは、互いに弾性的に当接し合う摩擦係合部を構成している。
キーロックカラー3の内周面33には、図6の両端に、30度の面取り331が形成されている。この面取り331の直径(図示せず)は、ステアリングシャフト13の自由状態における外周面13Aの直径D2(外径)よりも大きく設定している。面取り331の角度は30度に限定されるものではなく、15度、45度、60度等、種々の角度が可能であり、またR面取りでもよい。
これによって、ステアリングシャフト13にキーロックカラー3を圧入する時に、ステアリングシャフト13の外周面13Aにキーロックカラー3の内周面33が円滑に挿入されるため、ステアリングシャフト13の外周面13Aとキーロックカラー3の内周面33のかじりを回避することができる。
キーロックカラー3の外周面36には、半径方向外側に突出する突条37が、等角度間隔に12個形成され、突条37の左右両端(図6(1)の左右両端)は、キーロックカラー3の左右両端まで延びて形成されている。
図示しないイグニションキーをロック位置に回して鍵穴から引き抜くと、ロックキー19(図5)がステアリングシャフト13の軸心側に向かって突出する。その結果、キーロックカラー3の隣接する突条37、37の側面371、371の間に、ロックキー19の先端が係合して、ステアリングシャフト13をコラム11に対して固定して、ステアリングシャフト13の回転を阻止するようにしている。
本発明の実施例2では、四角形の内周面33と同一軸方向位置に形成した円形の外周面36に突条37を形成するようにしたので、多数の突条37をキーロックカラー3の外周面36に形成することが可能となる。従って、ロックキー19の出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置へ適用することが容易となる。
次に本発明の実施例3について説明する。図7(1)は本発明の実施例3のキーロックカラー単体の斜視図、図7(2)は図7(1)のキーロックカラー単体の正面図、図7(3)は図7(2)の左側面図である。以下の説明では、上記実施例1から実施例2と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1及び実施例2と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、内周面と外周面の両方が四角形に形成されたキーロックカラーの外周面に、突条を形成した例である。図7に示すように、キーロックカラー4の内周面43は曲線の四角形に形成されている。すなわち、内周面43の各辺411、411、411、411は、半径方向外側に円弧状凸面とした大きな曲率半径R1で形成され、この曲率半径R1の辺411、411、411、411の円周方向両端同士を、半径方向外側に円弧状凸面とした小さな曲率半径R2により滑らかに接続して形成されている。
また、キーロックカラー4の外周面46も、内周面43と相似形の四角形に形成されているため、キーロックカラー4の肉厚は一定に形成されている。キーロックカラー4の内周面43の内接円の直径D1は、キーロックカラー4の自由状態において、図示しないステアリングシャフトの自由状態における外周面の直径(外径)よりも小さくしている。
この構成によって、ステアリングシャフトの外周面Aと、キーロックカラー4の内周面43の円周方向中間部とは、互いに弾性的に当接し合う摩擦係合部を構成している。
キーロックカラー4の内周面43には、図7(2)の両端に、30度の面取り431が形成されている。この面取り431の直径(図示せず)は、ステアリングシャフトの自由状態における外周面の直径(外径)よりも大きく設定している。面取り431の角度は30度に限定されるものではなく、15度、45度、60度等、種々の角度が可能であり、またR面取りでもよい。
これによって、ステアリングシャフトにキーロックカラー4を圧入する時に、ステアリングシャフトの外周面にキーロックカラー4の内周面43が円滑に挿入されるため、ステアリングシャフトの外周面とキーロックカラー4の内周面43のかじりを回避することができる。
キーロックカラー4の四角形の外周面46には、外周面46の各辺461、461、461、461の円周方向の中央位置に、半径方向外側に突出する突条47が、等角度間隔に4個形成され、突条47の左右両端は、キーロックカラー4の左右両端(図7(2)の左右両端)まで延びて形成されている。
図示しないイグニションキーをロック位置に回して鍵穴から引き抜くと、ロックキーがステアリングシャフトの軸心側に向かって突出する。その結果、キーロックカラー4の突条47の側面471に、ロックキーの先端が係合して、ステアリングシャフトをコラムに対して固定して、ステアリングシャフトの回転を阻止するようにしている。
本発明の実施例3では、四角形の内周面43と同一軸方向位置に形成した四角形の外周面46に突条47を形成するようにしたので、多数の突条47をキーロックカラー4の外周面46に形成することが可能となる。従って、ロックキーの出し入れをモーター等のアクチュエータで行う電動ステアリングロック装置へ適用することが容易となる。
本発明の実施例3では、外周面46の各辺461、461、461、461の円周方向の中央位置に突条47が形成されているが、各辺461、461、461、461の頂点位置に突条47を形成してもよい。
次に突条の詳細形状について説明する。図8は実施例1から実施例3のキーロックカラー外周に形成された突条の詳細形状を示す拡大図である。図9は突条の変形例を示す拡大図である。図10は突条の他の変形例を示す拡大図である。図11は突条のさらに他の変形例を示す拡大図である。以下の説明では、上記実施例1から実施例3と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1から実施例3と同一部品には同一番号を付して説明する。
図8に示す突条57の側面571、571は、キーロックカラー5の中心軸線に平行で、キーロックカラー5の軸心を通る平面58に平行に形成されている。そして、キーロックカラー5の円形の外周面56と側面571、571との接続部が、半径R3の円弧で滑らかに接続されている。
図9に示す変形例の突条67の側面671、671は、キーロックカラー6の中心軸線に平行で、キーロックカラー6の軸心を通る平面68に平行に形成され、キーロックカラー6の外周面66が、図8の例とは異なって平面状に形成されている。そして、この平面状に形成された外周面66と側面671、671との接続部が、半径R3の円弧で滑らかに接続されている。
図10に示す突条77の側面771、771は、キーロックカラー7の軸心を通る放射状の平面78、78上に形成されている。そして、キーロックカラー7の円形の外周面76と側面771、771との接続部が、半径R3の円弧で滑らかに接続されている。
図11に示す突条87の側面871、871は、キーロックカラー8の中心軸線に平行で、キーロックカラー8の軸心を通る平面88に平行に形成されている。そして、隣接する側面871、871は、半径R4の単一の円弧状外周面86で滑らかに接続されている。
本発明の実施例1から実施例3では、外周面26、36、46には半径方向外側に突出する突条27、37、47が形成されているが、外周面26、36、46に半径方向内側に陥没する有底溝を形成し、この有底溝にロックキー19の先端を係合させて、ステアリングシャフト13の回転を阻止するようにしてもよい。
また、本発明の実施例1から実施例3では、内周面23、33、43が四角形に形成されているが、任意の数の多角形内周面であればよい。また、本発明の実施例1から実施例3では、内周面23、33、43の各辺が曲線で形成されているが、直線で形成してもよい。
さらに、本発明の実施例1から実施例3では、外周面の突条27、37、47は、外周面に等角度間隔に形成されているが、不等角度間隔に形成してもよく、突条の数は、奇数でも偶数でもよく、一個でもよい。
また、上記実施例において、ステアリングシャフトは中空でも中実でもよく、ステアリングシャフトに焼き入れ等の処理を行って、表面の硬度を上げ、耐摩耗性を向上させれば、より好ましい。さらに、キーロックカラーにも焼き入れ等の処理を行って、硬度と靱性を上げ、耐摩耗性等を向上させれば、さらに好ましい。
本発明のステアリング装置の全体を示す側面図である。 (1)は本発明の実施例1のステアリングシャフトとキーロックカラーとの嵌合部の拡大縦断面図、(2)は(1)のキーロックカラー単体の斜視図である。 (1)は図2(2)のキーロックカラー単体の正面図、(2)は(1)の左側面図、(3)は(2)のA−A断面図である。 (1)は図3(1)のB−B断面図、(2)は図3(1)のC−C断面図である。 (1)は本発明の実施例2のステアリングシャフトとキーロックカラーとの嵌合部の拡大縦断面図、(2)は(1)のキーロックカラー単体の斜視図である。 (1)は図5(2)のキーロックカラー単体の正面図、(2)は(1)の左側面図である。 (1)は本発明の実施例3のキーロックカラー単体の斜視図、(2)は(1)のキーロックカラー単体の正面図、(3)は(2)の左側面図である。 キーロックカラー外周の突条の詳細形状を示す拡大図である。 キーロックカラー外周の突条の変形例を示す拡大図である。 キーロックカラー外周の突条の他の変形例を示す拡大図である。 キーロックカラー外周の突条のさらに他の変形例を示す拡大図である。
符号の説明
11 コラム
12 ステアリングホイール
13 ステアリングシャフト
13A 外周面
14 上自在継手
15 中間シャフト
16 下自在継手
17 アッパーブラケット
18 チルト調整機構
19 ロックキー
2 キーロックカラー
21 四角形筒部
211 辺
22 円筒部
23 内周面
231 面取り
24 外周面
25 内周面
26 外周面
261 大径外周面
27 突条
271 側面
3 キーロックカラー
311 辺
33 内周面
331 面取り
36 外周面
37 突条
371 側面
4 キーロックカラー
411 辺
43 内周面
431 面取り
46 外周面
461 辺
47 突条
471 側面
5 キーロックカラー
56 外周面
57 突条
571 側面
58 平面
6 キーロックカラー
66 外周面
67 突条
671 側面
68 平面
7 キーロックカラー
76 外周面
77 突条
771 側面
78 平面
8 キーロックカラー
86 外周面
87 突条
871 側面
88 平面

Claims (1)

  1. コラムに回転可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールを装着可能なステアリングシャフト、
    上記ステアリングシャフトの外周面に圧入され、直線の辺または曲線の辺で構成された多角形の内周面を有する中空筒状のキーロックカラー、
    上記多角形の内周面に対して軸方向位置が離間したキーロックカラーの円形の外周面に設けられ、この円形の外周面から半径方向外側に突出する突条、
    上記コラムに設けられ、イグニションキーの操作によって、その先端部が上記突条に係合可能なロックキーを備えたステアリング装置であって、
    上記突条の側面は、上記キーロックカラーの中心軸線に平行で、このキーロックカラーの軸心を通る平面に平行に形成されており、隣接する側面が単一の円弧状外周面で滑らかに接続されていること
    を特徴とするステアリング装置。
JP2005350026A 2005-06-01 2005-12-02 ステアリング装置 Active JP4817007B2 (ja)

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