JP2007099138A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来からステアリングロック装置に備えられている部品によって2モーション機構を達成できるステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】 ロックリンク10にキーシリンダ4に所定回動位置で係合し、キーシリンダ4のアンロック位置からロック位置への戻り回動を阻止する突起部を設け、キーシリンダ4の回動阻止位置で、所定操作を行うことによりキーシリンダ4とロックリンク10の突起部10aの係合を解除して、キーシリンダ4のロック位置への戻り回動を許容する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に用いられるステアリングロック装置に関する。
ステアリングロック装置では、誤った操作によって車両の走行中にキーシリンダからキーが抜かれ、ステアリングがロック状態となることを防止するステアリングロック装置の安全機構が備えられている。
このような安全機構は、例えば特許文献1のように、キーシリンダをロック位置からACC位置、オン位置、スタート位置へ回動させる場合には、支障なく回動させてエンジンを始動することができるが、キーシリンダをオン位置からロック位置へ戻り回動させる場合には、途中のACC位置で回動が阻止され、キーをキーシリンダから引き抜くことができないようになっている。
そこで、キーシリンダをロック位置へ戻り回動させてキーを引き抜くためには、キーを押込んでキーシリンダを後方に移動させる阻止解除のための回動操作とは異なる別の操作をACC位置で行ってキーシリンダを回動させる、いわゆる2モーション機構を備えたものが多い。
実開昭63−192166号公報
しかし、この特許文献1のようなステアリングロック装置では、2モーション機構を構成するストッパ部材とスプリングがキーシリンダの外周に配置されているため、ストッパ部材とスプリングを収容する収納スペースをシリンダアウタに形成しなければならない。
そのため、ストッパ部材とスプリングを収容する収納スペースをキーシリンダの外周に位置する部分に設ける必要があるため、シリンダ錠が半径方向に大きくなり、ステアリングロック装置が大型化してしまっていた。
また、仕様によっては、一つの車両に2モーション機構を設けるタイプと設けないタイプの両方が設定される場合があり、従来の構成では、2モーション機構が設定されたステアリングロック装置は2モーション機構が設定されないステアリングロック装置に比べて、部品点数が増加するため、コスト高となるとともに、ステアリングロック装置のボデーを共用化して使用しようとすると、2モーション機構を設定しない場合でもステアリングロック装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ステアリングロック装置の2モーション機構のみに必要とされる特別な部品を特に設けることなく、従来からステアリングロック装置に備えられている部品によって2モーション機構を構成することのできるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、キーの挿入によりロック位置からアンロック位置へ回動可能なキーシリンダを有するシリンダ錠と、前記キーシリンダのロック位置からアンロック位置方向への回動に応じて、ステアリングシャフトに係合して該ステアリングシャフトの回動を阻止する突出位置から、前記ステアリングシャフトとの係合が解除される退避位置まで移動するロックシャフトと、前記キーシリンダの外周に一方の端部が摺接しており、この端部がキー挿入時に押し上げられることによってキーの挿脱に応じて揺動し、他方の端部で前記ロックシャフトをアンロック状態に保持するロックリンクとを備えたステアリングロック装置において、前記ロックリンクに前記キーシリンダと所定の回動位置で係合し、前記キーシリンダのアンロック位置からロック位置への戻り回動を阻止する突起部を設け、前記キーシリンダの回動が阻止された位置で、所定の操作を行うことにより前記キーシリンダと前記ロックリンクの突起部の係合を解除して、前記キーシリンダのロック位置への戻り回動を許容する安全機構を備えたことを特徴とする。
このように構成することによって、2モーション機構のみに必要な部品を別途設ける必要がないため、製造及び部品管理コストを削減することができる。
また、前記キーシリンダの側面に前記ロックリンクの突起部に係合する係止部を設け、前記突起部を前記ロックリンクの回動支点よりもロックシャフト側に形成してもよい。
このように構成することによって、キーシリンダとロックリンクで2モーション機構を構成することができる。また、ロックリンクを変更することにより、部品点数を変更することなく、2モーション機構有るタイプと、無いタイプのステアリングロック装置の両方に対応させることができる。
さらに、前記キーシリンダは所定の回動位置で前記キーの押圧操作によって押し込み可能であり、前記キーシリンダを押し込むことにより前記係止部と前記突起部との係合が解除され、前記キーシリンダのロック位置への戻り回動が可能となるように形成してもよい。
このように構成することによって、2モーション機構を有する従来のステアリングロック装置と同じ操作方法で、キーシリンダをアンロック位置からロック位置へ戻り回動させて、キーを引き抜くことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明のステアリングロック装置によれば、2モーション機構をステアリングロック装置に必須の構成であるロックリンクとキーシリンダによって構成することができるので、2モーション機構のみに必要な部材を別途設ける必要がなく、製造及び部品管理コストを削減することができる。
さらに、シリンダアウタにはロックリンクが収容される収納スペースを形成するだけでよく、2モーション機構を設けた場合でもシリンダ錠を半径方向に大きくする必要はないので、ステアリングロック装置を小型化することができる。
以下に本発明の実施の形態について添付図を参照して説明する。
図1は本発明のステアリングロック装置の側面断面図、図2は本発明のステアリングロック装置のキーシリンダにキーを挿し込んだ状態を示す側面断面図、図3は本発明のステアリングロック装置の正面図、図4は図1に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図、図5は本発明のステアリングロック装置におけるカムシャフトの(a)は背面図、(b)は一部断面図、(c)は正面図、図6は図2の6A―6A線断面図、図7は図10の7A―7A線断面図である。
また、図8は本発明のステアリングロック装置におけるロックリンクの(a)は側面図、(b)は正面図、図9は本発明のステアリングロック装置のキーシリンダをロック位置からACC位置へ回動させる途中の状態を示す側面断面図、図10は本発明のステアリングロック装置のキーシリンダがACC位置にあるときの状態を示す側面断面、図11は図9に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図、図12は図10に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図、図13は本発明のステアリングロック装置のキーシリンダがACC位置にあるときに、キーシリンダを押し込んだ状態を示す側面断面図である。
なお、図1において(図2、図9、図10、図13も同様)は、向かって右側を「前」、向かって左側を「後ろ」という。
ステアリングロック装置1は、例えば亜鉛やマグネシウムなどの金属材料により一体形成されたボデー2を備えている。ボデー2の前端部には、略円筒状のシリンダアウタ3が一体的に収容されている。そのシリンダアウタ3内には円柱状のキーシリンダ4が押し込み可能で、かつ回動可能に収容されており、このキーシリンダ4とシリンダアウタ3とでシリンダ錠5を構成している。なお、キーシリンダ4のキー孔4aが形成された前面部とシリンダアウタ3の内周面の間には、キーシリンダ破壊防止用のロックシール5aが配置されている。
キーシリンダ4内には、複数(本実施形態では8枚)の板状タンブラ6が整列した状態で配置されている。これらのタンブラ6は、図1に示すように、キー7を挿し込んでいない通常の状態では、図示しないコイルバネの付勢力によってタンブラ6の端部がキーシリンダ4の外周面から突出しており、このタンブラ6の端部がシリンダアウタ3の内面に形成されたロック溝3aに係合して、シリンダアウタ3内でのキーシリンダ4の回動が阻止されている。
一方、キーシリンダ4の前端面のキー穴4aから正規キー7を挿入したときには、図2に示すように各タンブラ6が前記コイルバネ(図示せず)の付勢力に抗してキーシリンダ4の内部に移動し、その端部がキーシリンダ4の外周面から引っ込んで前記ロック溝3aとの係合が解除され、これによりキーシリンダ4はシリンダアウタ3内での回動が許容される。この状態で、キーシリンダ4は、図3に示すロック位置からACC位置、オン位置およびスタート位置に回動できるようになっている。
8はキーシリンダ4の前端付近に形成されたキー穴4aに連通する角穴部4b内に軸8aを中心として回動可能に支持された回動部材である。キーシリンダ4にキー7が挿入されていない状態では、図1及び図3に示すように後述するロックリンク10の先端が付勢スプリング9の付勢力により、角穴部4bからキーシリンダ4の内部に落ち込むため、回動部材8も角穴部4b内に押し込まれるように回動した状態で保持される。
キーシリンダ4にキー7が挿入された場合には、図2に示すように、キー7の側面が回動部材8の上面(図2中、上側)に当接することにより、回動部材8は軸8aを中心に下方向(図2中、下方向)に回動され、ロックリンク10の先端を付勢スプリング9の付勢力に抗してキーシリンダ4の外周面の面位置になるまで押し出すように構成されている。なお、回動部材8の上面(図2中、上側)の中央部にはキー7の幅よりも少し広いキー溝8bが形成されており、キー7がタンブラ6のキー挿入孔6aへ円滑に導かれるようになっている。
キーシリンダ4の後端部には、シリンダアウタ3の後端面に当接してキーシリンダ4の前方向への移動を阻止する鍔状に形成された鍔部4cが設けられ、この鍔部4cの後端面には後方側へ向けて筒状の突状部4dが突出するように設けられている。
この突状部4dの外周には同様に鍔部4cの後端面から後方側へ向けて略円筒状のガイド部4eが突出するように設けられ、このガイド部4eの外周面には、後述するロックリンク10の突起部10aと係合可能に突出した係止部11が設けられている。この係止部11は図4に示すようにキーシリンダ4のロック位置からACC位置への回動方向の一面側が傾斜面11aに形成され、ACC位置からロック位置への戻り回動方向の他面側が垂直面11bに形成されている。なお、突状部4dとガイド部4eとの間には後述するカムシャフト12の筒体部12bが嵌合可能な間隙が形成されている。
このキーシリンダ4の突状部4dには、略円柱状のカムシャフト12がキーシリンダ4と一体的に回動するように連結される。具体的には、図1及び図5に示すようにこのカムシャフト12の一端部に設けられた筒体部12bには、キーシリンダ4の突状部4dが連結可能な凹状部12aが形成されている。この凹状部12aとキーシリンダ4の突状部4dは回動方向で連結し、軸方向で非連結となるように図4及び図5(c)に示すように互いに係合可能な例えば断面小判状に形成されている。また、このカムシャフト12の凹状部12aとキーシリンダ4の突状部4dとの間には作動スプリング13が収容されており、この作動スプリング13により、キーシリンダ4は所定の回動位置で押し込み可能に前方側に付勢された状態でシリンダアウタ3内に収容される。
さらにカムシャフト12には、図示しないステアリングシャフトの凹部に係合してステアリングシャフトの回動を阻止するロックシャフト14に半径方向で係合する半円状のカム15が設けられている。具体的には、図5(a)に示すように、キーシリンダ4がロック位置にあるときにロックシャフト14と当接する平面部15aと、ロック位置以外にあるときにロックシャフト14と当接する円弧部15bによりカム15が構成されている。
なお、カムシャフト12の後端部は、図1に示すように、ボデー2のケース部2aに収容されたキーシリンダ4の回動に応じてエンジンの始動又は停止を行うロータリースイッチ16に連結されている。
上記したロックシャフト14は、図6及び図7に示すように、作動部14bを有し、このカム10に連動して垂直方向(図6及び図7において左右方向)にスライド移動可能にボデー2内に収容されている。そして、ロックシャフト14は、駆動スプリング18によって突出方向(図6及び図7において左方向)に付勢されている。
すなわち、キーシリンダ4がロック位置にあるときには、図6に示すように、ロックシャフト14は前記駆動スプリング18の付勢力によってカム15の平面部15aに作動部14bが当接するため、ロックシャフト14の先端がボデー2から突出した状態となる。
したがって、ロックシャフト14の先端が図示しないステアリングシャフトの凹部に係合し、ステアリングがロック状態となる。
一方、図7に示すように、キーシリンダ4に正規キー7が挿し込まれ、ロック位置からACC位置にキーシリンダ4が回動されると、カム15の円弧部15bがロックシャフト14の作動部14bに当接するため、ロックシャフト14は駆動スプリング18の付勢力に抗して没入方向(図6及び図7において右方向)に移動し、ボデー2内に引き込まれる。
したがって、ロックシャフト14の先端が図示しないステアリングシャフトの凹部から外れるため、ステアリングのロック状態が解除される。
なお、ロック位置以外のACC位置、オン位置およびスタート位置は、ロックシャフト14の先端が図示しないステアリングシャフトの凹部から外れるアンロック位置となる。
シリンダアウタ3には軸方向に沿ってロックリンク収納部17が形成され、このロックリンク収納部17の内側面には、半径方向に延びた支軸溝17aと、この支軸溝17aよりも前方側で同様に半径方向に延びたバネ収容溝17bが形成されている。このロックリンク収納部17の先端側(図1中、右側)の底面部には、キーシリンダ4が収容されているシリンダ収容部3bに連通する連通孔3cが形成されている。
そして、このロックリンク収納部17には、キー7のキーシリンダ4への挿入を検出して、ロックシャフト14の突出を阻止するロックリンク10が収容される。
図8に示すように、このロックリンク10のキーシリンダ側に位置する側面には、先端部(図8中、右側)にキーシリンダ4の回動部材8と当接可能に突出するキー感知端10bが設けられ、後端部(図8中、左側)にはロックシャフト14のロック溝14aに係合可能に突出した係止端10cが設けられている。そして、中央部にはキーシリンダ4のガイド部4eに形成された係止部11に係合可能に突出した突起部10aが設けられている。
ロックリンク10のキー感知端10bが設けられている側面とは反対側の側面には、前記バネ収容溝17bに収容される付勢スプリング9によって付勢されるバネ受部10dが設けられている。また、ロックリンク10の表面には前記ロックリンク収納部17の支軸溝17aに半径方向に移動可でかつ、揺動可能に係合する支軸部10eが設けられている。なお、本実施例では支軸部10eを片面側のみに設けているが、両面に設けてもよい。
上記した突起部10aは支軸部10eよりも後方側に設けられており、キーシリンダ4にキー7が挿入されてキー感知端10bが回動部材8によって下方(図1中、下方向)に押されると、前記支軸部10eを中心にロックリンク10が付勢スプリング9の付勢力に抗して図1中時計回りに回動され、突起部10aがキーシリンダ4側に移動するように構成されている。
このロックリンク10は、ロックリンク収納部17に収容された後、バネ収容溝17bに収容された付勢スプリング9により、キー感知端10bがキーシリンダ4の回動部材8に当接する方向に付勢された状態でロックリンク収納部17に保持される。なお、19はバネ収容溝17bを塞ぎ、付勢スプリングに付勢力を与える固定板19である。
次に、以上の構成からなるステアリングロック装置1の動作について説明する。
図2に示すように、ユーザが正規キー7をキーシリンダ4に挿入すると、キー7の側面により回動部材8が軸部8aを中心に回動し、ロックリンク10のキー感知端10bを押し下げる。そのため、ロックリンク10は付勢スプリング9の付勢力に抗して支軸部10eを中心に時計回りに回動し、ロックリンク10の係止端10cがロックシャフト14の側面に当接した状態に保持される。
このとき、ロックシャフト14は図6に示すように、ボデー2から先端が突出したロック位置にあるため、ロックリンク10の係止端10cがロックシャフト14のロック溝14aに係合することができずにロックシャフト14の側面部に当接し、支軸部10eは支軸溝17a内をやや下方向(図2中、下方向)に移動した状態で保持される。
そして、キーシリンダ4をロック位置からACC位置に回動させると、図9及び図11に示すように、キーシリンダ4のガイド部4eに形成された係止部11の傾斜面11aがロックリンク10の突起部10aに当接するため、ロックリンク10を付勢スプリング9の付勢力に抗してさらに下方向(図9中、下方向)に移動させる。
すなわち、キーシリンダ4をロック位置からACC位置に回動させると、図11に示すように、キーシリンダ4の係止部11の傾斜面11aがロックリンク10の突起部10aを押し下げて、下方向(図11中、下方向)に移動させるので、キーシリンダ4をロックリンク10の突起部10aに阻止されることなく回動することができる。
このとき、カムシャフト12もキーシリンダ4と一体的に回動するため、ロックシャフト14の作動部14bにカム15の円弧部15bが当接し、ロックシャフト14の先端がボデー2内に引き込まれ始める。
ロックリンク10の突起部10aが係止部11を乗り越えると、ロックリンク10は付勢スプリング9の付勢力によって支軸部10eを中心に回動し、図10の位置まで戻る。図10及び図12はキーシリンダ4がACC位置にある状態を示しており、キーシリンダ4の係止部11はロックリンク10の突起部10aを越えた位置にある。このとき、ロックシャフト14は図7に示すようにカムシャフト12のカム15の回動に連動してボデー2内に完全に引き込まれるため、ステアリングのロック状態が解除される。
したがって、ロックシャフト2の側面に形成されたロック溝14aがロックリンク10の係止端10cと係合可能な位置に移動することにより、キー7がキーシリンダ4から引き抜かれない限り、ロックリンク10の係止端10cがそのロック溝14aに係合した状態に保持される。
この後、キーシリンダ4は、ACC位置からオン位置及びスタート位置へは規制されることはなく、回動させることができ、ロータリースイッチ16をオンしてエンジンを始動して、車両を運転することができる。
次にキーシリンダ4をオン位置からロック位置に戻り回動させる場合には、図12に示すように、その途中のACC位置で係止部11の垂直面11bがロックリンク10の突起部10aに当接するため、キーシリンダ4のACC位置からロック位置への回動が阻止される。
そして、キーシリンダ4をACC位置からロック位置に回動させる場合には、図13に示すように、ACC位置でキー7を押し込み、キーシリンダ4を後方(図13中、左側)に移動させて係止部11を突起部10aに当接しない位置へ移動させるとともに、キー7を押し込んだ状態でキーシリンダ4をロック位置方向へ回動させればよい。
したがって、オン位置からロック位置へキーシリンダ4を戻り回動させるには、従来と同様に、キー7の戻り方向の回動操作に加えて、キー7を押しこむという異なる別の操作が必要となり、走行中に誤った操作でキーシリンダ4がオン位置からロック位置に戻り回動され、キー7が抜かれることにより、ロックシャフト14が突出して、ステアリングがロック状態となることを防止することができる。
なお、本実施例ではACC位置でキーシリンダ4の回動が阻止され、キーシリンダ4の押し込みを可能としているが、そのほかのキーシリンダの所定回動位置(例えばON位置)でキーシリンダ4の回動を阻止し、キーシリンダ4を押し込み可能としてもよい。
上記したように本発明では、キーシリンダ4、ロックリンク10及び付勢スプリング9というステアリングロック装置1に必須の構成により、2モーション機構を構成することができる。したがって、2モーション機構のみに必要とされる特別な部品を設ける必要がないので、従来製品に対し、ステアリングロック装置1の基本的な構成は変更せずに部品点数を削減した2モーション機構を構成することできる。
また、従来のステアリングロック装置に設けられていた2モーション機構を構成するロックプレートを廃止することにより、シリンダアウタ3を半径方向に小型化することができる。したがって、ステアリングロック装置1の小型化が可能となる。
さらに、ロックリンク10を突起部10aの無いものに変更するだけで、その他の構成を変更することなく、2モーション機構が有るタイプから無いタイプを設定することができる。
また、従来の2モーション機構を有するステアリングロック装置と同じ操作方法で、キーシリンダ4をACC位置からロック位置に戻り回動させて、キーシリンダ4からキー7を引き抜くことができるので、ユーザーに違和感を持せることなく、従来のステアリングロック装置を本発明のステアリングロック装置の構成に切り換えることができる。
以上のように構成することによって、本発明では、2モーション機構のみに必要とされる特別な部品を別途設ける必要がないため、2モーション機構を有するステアリングロック装置を2モーション機構が無いタイプのステアリングロック装置と同じ部品点数で構成することができる。したがって、ステアリングロック装置を小型化することができるとともに、製造及び部品管理コストを削減することができる。
本発明のステアリングロック装置の側面断面図である。 本発明のステアリングロック装置のキーシリンダにキーを挿し込んだ状態を示す側面断面図である。 本発明のステアリングロック装置の正面図である。 図1に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図である。 本発明のステアリングロック装置におけるカムシャフトの(a)は背面図、(b)は一部断面図、(c)は正面図である。 図2の6A―6A線断面図である。 図10の7A―7A線断面図である。 本発明のステアリングロック装置におけるロックリンクの(a)は側面図、(b)は正面図 本発明のステアリングロック装置のキーシリンダをロック位置からACC位置へ回動させる途中の状態を示す側面断面図である。 本発明のステアリングロック装置のキーシリンダがACC位置にあるときの状態を示す側面断面図である。 図9に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図である。 図10に示すステアリングロック装置におけるキーシリンダの係止部とロックリンクの突起部の関係を示す状態図である。 本発明のステアリングロック装置のキーシリンダがACC位置にあるときに、キーシリンダを押し込んだ状態を示す側面断面図である。
符号の説明
1 ステアリングロック装置
3 シリンダアウタ
4 キーシリンダ
5 シリンダ錠
7 キー
8 回動部材
9 付勢スプリング
10 ロックリンク
10a 突起部
10b キー感知端
10c 係止端
11 係止部
14 ロックシャフト
14a ロック溝

Claims (3)

  1. キーの挿入によりロック位置からアンロック位置へ回動可能なキーシリンダを有するシリンダ錠と、
    前記キーシリンダのロック位置からアンロック位置方向への回動に応じて、ステアリングシャフトに係合して該ステアリングシャフトの回動を阻止する突出位置から、前記ステアリングシャフトとの係合が解除される退避位置まで移動するロックシャフトと、
    前記キーシリンダの外周に一方の端部が摺接しており、この端部がキー挿入時に押し上げられることによってキーの挿脱に応じて揺動し、他方の端部で前記ロックシャフトをアンロック状態に保持するロックリンクとを備えたステアリングロック装置において、
    前記ロックリンクに前記キーシリンダと所定の回動位置で係合し、前記キーシリンダのアンロック位置からロック位置への戻り回動を阻止する突起部を設け、
    前記キーシリンダの回動が阻止された位置で、所定の操作を行うことにより前記キーシリンダと前記ロックリンクの突起部の係合を解除して、前記キーシリンダのロック位置への戻り回動を許容する安全機構を備えたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記キーシリンダの側面に前記ロックリンクの突起部に係合する係止部を設け、
    前記突起部を前記ロックリンクの回動支点よりもロックシャフト側に形成したことを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記キーシリンダは所定の回動位置で前記キーの押圧操作によって押し込み可能であり、前記キーシリンダを押し込むことにより前記係止部と前記突起部との係合が解除され、前記キーシリンダのロック位置への戻り回動が可能となる請求項1に記載のステアリングロック装置。
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