JP2003072488A - 車載装置、車両及び車両情報の処理方法 - Google Patents

車載装置、車両及び車両情報の処理方法

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JP2003072488A JP2001262730A JP2001262730A JP2003072488A JP 2003072488 A JP2003072488 A JP 2003072488A JP 2001262730 A JP2001262730 A JP 2001262730A JP 2001262730 A JP2001262730 A JP 2001262730A JP 2003072488 A JP2003072488 A JP 2003072488A
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幹夫 鎌田
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寛明 岡島
Kazuya Sasaki
和也 佐々木
Goro Asai
五朗 浅井
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    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3626Details of the output of route guidance instructions
    • G01C21/3641Personalized guidance, e.g. limited guidance on previously travelled routes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車載装置、車両及び車両情報の処
理方法に関し、例えば乗用車の運転の手助けに利用し
て、車両の状況を適切に運転手に伝達することができる
ようにする。 【解決手段】 本発明は、ユーザーによる車両の取り扱
いを、車両が人格を有していると仮定した仮想の感情に
より表現し、所定のキャラクタの表情によりこの仮想の
感情を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載装置、車両及
び車両情報の処理方法に関し、例えば乗用車の運転の手
助けに利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、車両においては、車両の状況を種
々に検出して検出結果を通知することにより、事故の防
止等に役立てる方法が各種提案されるようになされてい
る。
【0003】すなわち車両においては、運転手に自在に
操作できるように構成されるのに対し、運転手において
は、自分の性格、運転の癖、運転の技量等を自分自身で
認識することが困難な特徴がある。このため運転手にお
いては、外的状況に適しない運転を平然と実行する場合
があり、これにより事故に至る場合がある。因みに、こ
のような運転手にわかりづらい具体的な項目としては、
例えば急加速、急減速、いわゆるカックンブレーキ、道
幅に見合った速度、タイヤの減り等がある。
【0004】このため従来、車両の状況を検出して検出
結果を通知する方法においては、例えば警告音の発生に
より、走行速度が一定値以上を越えている状況を通知
し、さらには障害物に所定値以上に接近したことを通知
し、これにより車両の状況を運転手にフィードバックし
て事故防止を図るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが実際上、この
種のフィードバック機構においては、運転手に煩わしさ
を与え、却っていらいら感を募らせたり、運転手を不愉
快にさせたりする場合がある。これにより、例えば、走
行速度が所定速度以上となると警告音を発生させる機構
においては、近年の車両には、搭載されていないのが実
情である。
【0006】この問題を解決する1つの方法として、例
えば特開平8−339446号公報においては、対話に
より検出した運転手の状態を人物の表情、動作により視
覚的に表現する方法が提案されている。また同様に、特
開平9−102098号公報においては、種々の警告等
を、同様の方法により運転手に伝達する方法が提案され
ている。
【0007】しかしながらこれらの方法においては、運
転手の煩わしさを幾分なりとも解消することができるも
のの、結局、車両の状況を適切に運転手に伝達できない
問題がある。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、車両の状況を適切に運転手に伝達することができる
車載装置、車両及び車両情報の処理方法を提案しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、車両に搭載される車両情
報処理装置に適用して、操作情報及び挙動情報に基づい
て、ユーザーによる車両の取り扱いを、車両が人格を有
していると仮定した仮想の感情により表現する仮想感情
生成手段と、この仮想の感情を、所定のキャラクタの表
情により表示する表情生成手段とを備えるようにする。
【0010】また請求項13の発明においては、車両に
適用して、操作情報及び挙動情報に基づいて、ユーザー
による車両の取り扱いを、車両が人格を有していると仮
定した仮想の感情により表現する仮想感情生成手段と、
この仮想の感情を、所定のキャラクタの表情により表示
する表情生成手段とを備えるようにする。
【0011】また請求項14の発明においては、車両情
報の処理方法に適用して、操作情報及び挙動情報に基づ
いて、ユーザーによる車両の取り扱いを、車両が人格を
有していると仮定した仮想の感情により表現する仮想感
情生成のステップと、この仮想の感情を、所定のキャラ
クタの表情により表示する表情生成のステップとを有す
るようにする。
【0012】請求項1の構成によれば、操作情報及び挙
動情報に基づいて、ユーザーによる車両の取り扱いを、
車両が人格を有していると仮定した仮想の感情により表
現する仮想感情生成手段と、この仮想の感情を、所定の
キャラクタの表情により表示する表情生成手段とを備え
ることにより、メッセージ等により直接的に警告等を発
する場合に比して、車両に愛着を感じさせることがで
き、これによりいらいら感を募らせたり、運転手を不愉
快にさせたりすることなく、車両の状況を適切に運転手
に伝達することができる。
【0013】これにより請求項13又は請求項14の構
成によれば、車両の状況を適切に運転手に伝達すること
ができる車両又は車両情報の処理方法を提供することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0015】(1)第1の実施の形態 (1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車載装置を示
すブロック図である。この車載装置1は、ユーザーの車
両に搭載されて使用される。
【0016】ここでこの車載装置1において、車両操縦
検出手段2は、運転操作に供する各種操作手段に配置さ
れたセンサの出力を処理することにより、運転手3によ
る車両の操作を検出して検出結果を操作情報として出力
する。具体的に、車両操縦検出手段2は、例えば運転手
によるアクセル操作であるアクセルペダルの開度、ブレ
ーキ操作であるブレーキペダルの操作量、ストップラン
プの点滅の有無、パーキングブレーキの操作、ハンドル
操作である操舵角度、シフトレバーの操作であるシフト
ポジション、ライト、ウインカー、ワイパー、ウインド
ウ、クラクション等の操作を検出して検出結果を出力す
る。これによりこの車載装置1では、運転手3の各種操
作を検出できるようになされている。
【0017】車両状態検出手段4は、車両に配置された
各種センサの出力信号を信号処理することにより、車両
の種々の状態を検出して検出結果を挙動情報として出力
する。具体的に、エンジン回転数、車輪の回転速度、車
体速度、前後方向の加速度、左右方向の加速度、上下方
向の加速度、ヨーレート、ロールレート、ピッチレー
ト、燃料消費量等を検出して出力する。これによりこの
車載装置1では、車両の各種の状態を検出できるように
なされている。
【0018】音声信号処理手段5は、中央処理ユニット
(CPU)8の制御により、マイクを介して運転手3の
音声を取得し、音声認識処理して出力する。これにより
この車載装置1においては、音声により動作の切り換え
等を指示できるようになされている。
【0019】操作パネル6は、タッチパネルにより構成
され、この車両ではこのタッチパネルが各座席に配置さ
れた表示装置7にそれぞれ配置される。これによりこの
車載装置1においては、各座席の搭乗者毎に、この操作
パネル6の操作により動作の切り換え等を指示できるよ
うになされている。表示装置7は、中央処理ユニット
(CPU)8の制御により各種画像を表示する。
【0020】音声処理回路9は、中央処理ユニット8の
制御より、所定の記録手段に保持されたオーディオデー
タをデコードして出力し、また各種の音声を音声合成し
て出力する。増幅回路10は、この音声処理回路9より
出力される音声信号を増幅してスピーカ11を駆動す
る。これによりこの車載装置1では、図示しない記録手
段に記録された映像及び音声による各種のコンテンツを
表示装置7及びスピーカ11により楽しむことができる
ようになされ、また各種の情報を音声及び映像によりユ
ーザーに提供できるようになされている。
【0021】位置検出手段14は、例えばカーナビゲー
ションシステムの一部であるGPS(Global Positioni
ng System )受信装置により構成され、車両の現在位置
を検出して検出結果を出力する。
【0022】中央処理ユニット8は、この車載装置1全
体の動作を制御するコントローラであり、操作パネル
6、音声信号処理手段5を介して検出されるユーザーの
指示により、車両操縦検出手段2、車両状態検出手段4
で検出される各種検出結果を処理する。この処理におい
て、中央処理ユニット8は、この車両を擬人化して、運
転手による車両の取り扱いに対して仮想の感情を生成
し、この仮想の感情をユーザーに通知する。またこのよ
うな仮想の感情による情報の伝達において、ユーザーに
より道案内等の指示が得られると、位置検出手段14で
検出される現在位置情報を処理することにより、対応す
る処理を実行する。
【0023】すなわち運転手3が乱暴な運転をした場合
に、この車両が感情を持っている場合には、車両は不快
に感じるであろうと予測が成り立つ。これによりこのよ
うな場合、車の仮想の感情として、怒ったり、悲しんだ
り、疲れたりといった表現を搭乗者に提供する。またこ
れとは逆に運転手3が丁寧に穏やかに運転すれば、車の
仮想感情においては、心地良くなると考えられ、これに
より喜んだり、元気になるといった表現を搭乗者に提供
する。
【0024】ところで擬似的に感情を表現する処理は、
ノイマン型コンピュータにとって苦手な作業であり、一
般に大規模な処理を必要とする。このため中央処理ユニ
ット8は、感情レベルと体力レベルとの2つのパラメー
タにより、怒り、喜び等の感情表現を演出する。これに
より中央処理ユニット8は、簡略化した処理により感情
を表現するようになされている。かくするにつきこの実
施の形態においては、運転手3が乱暴な運転をした場合
に、車両は不快に感じるであろうと予測し、車の仮想の
感情として、怒ったり、悲しんだり、疲れたりといった
表現を選択するのに対し、運転手3が丁寧に穏やかに運
転すれば、仮想の感情においては、心地良くなると予測
し、これにより喜んだり、元気になるといった表現を選
択することにより、このような擬似的な感情の表現にお
いては、運転手の操作に対する擬人化した車の喜怒哀楽
の表現である。
【0025】ここで感情レベルは、車両の仮想感情を数
値化したものであり、上述した仮定により運転のゆと
り、言い換えるならば運転手のあせりの程度を示すもの
である。具体的に中央処理ユニット8は、感情レベル=
(定数×運転時間)÷(G変動×急操作×突発動作×要
不要動作)により表される基本式により、単位運転時間
毎に、感情レベルを計算する。
【0026】なおこの計算式における運転時間は、この
単位運転時間毎の感情レベルの検出に供する運転時間で
あり、ここではエンジンを起動させている場合のみなら
ず、搭乗者がドアロックを解除して車両に搭乗を開始し
た後、降車してドアロックするまでの時間が、所定の時
間間隔に区切られて、この計算式における運転時間に割
り当てられる。またG変動は、車両状態検出手段4で検
出される各種方向の加速度であり、各方向の加速度を絶
対値化して、図示しないメモリに記録された標準値によ
り正規化して感情レベルの計算に使用される。また急操
作は、車両操縦検出手段2で検出されるハンドル等の操
作情報により検出される急激な操作であり、メモリに記
録された標準値により正規化して感情レベルの計算に使
用される。また突発動作は、同様に車両操縦検出手段2
で検出されるブレーキ等の突発的な操作であり、操作量
の微分値が計算された後、メモリに記録された標準値に
より正規化されて感情レベルの計算に使用される。
【0027】これに対して要不要動作とは、運転手の操
作の適切度を判断する情報であり、例えば車外のセンサ
による降雨の検出結果に対するワイパーの操作情報が数
値化されて感情レベルの計算に使用される。すなわち例
えば車外のセンサにより降雨が検出されていないにも係
わらず、ワイパーが操作された場合には、要不要動作に
小さな値が割り当てられる。また霧雨時にワイパーが高
速に設定された場合、降雨が激しいときにワイパーの低
速度に設定された場合等の、ワイパーの速度が降雨に対
して不適切な場合には、適切さに応じた値が要不要動作
に割り当てられる。
【0028】またドアを閉じることによるドアスイッチ
のオフが車の発進後にあった場合、さらにはシートベル
トの装着が検出されないうちに車が発進した場合等にあ
っても、要不要動作に小さな値が割り当てられる。これ
に対してドアを閉じることによるドアスイッチのオフが
検出され、一定の時間間隔を隔ててシートベルトの装着
が検出され、またその後、一定の時間間隔を隔ててエン
ジンが起動された場合等の、いわゆる充分な余裕を持っ
た安全運転に係る一連の操作が検出された場合、大きな
値が要不要動作に割り当てられる。
【0029】これにより感情レベルにおいては、急発
進、急ブレーキ等により加減速が大きい場合、急ハンド
ルの場合、ドアの開閉時間が短い場合、ドアを乱暴に閉
めた場合等にあっては、感情レベルの値が小さくなるの
に対し、各種操作が滑らかかつ静かに実行されている場
合、感情レベルの値が大きくなるようになされている。
【0030】これに対して体力レベルは、車両を擬人化
して、車両の体力を数値化したものであり、いわゆる運
転の余力により判断される。すなわち中央処理ユニット
8は、体力レベル=定数×{(燃料残÷満タン)÷(連
続走行時間÷起動時間)}の基本式により体力レベルを
計算する。ここで燃料残は、燃料の残量であり、満タン
は、満タン時の燃料搭載量である。また連続走行時間
は、運転手の連続した運転時間であり、中央処理ユニッ
ト8は、一定時間以上の停車、駐車により休息時間を判
断してこの連続走行時間を計算する。起動時間は、連続
走行、休息を含めた一連の運転開始からの経過時間であ
る。
【0031】これにより中央処理ユニット8は、車両を
擬人化して、この車両の空腹感が満たされ、体力が充分
な場合には、その分、体力レベルの値が大きくなるよう
に、体力レベルを計算する。
【0032】中央処理ユニット8は、これら2つのパラ
メータを図3に示す正弦波形状の特性曲線に割り当て、
表現する感情を検出する。ここでこれら複数の特性曲線
は、体力レベルをパラメータに設定してなる位相の異な
る複数の正弦波関数により表される。中央処理ユニット
8は、感情レベル及び体力レベルに応じて、これら複数
の特性曲線より、対応する特性曲線を選択し、さらに体
力レベルの変化により選択した特性曲線を順次切り換え
る。またこのようにして選択した特性曲線を感情レベル
により辿り、表現する感情を、順次、寂しさ、悲しさ、
怒り、元気に設定する。
【0033】すなわちこの図3における特性曲線L1が
選択され、このとき感情レベルの値が大きい場合、表現
する感情を元気に設定する。また感情レベルが低下する
と、順次、怒り、悲しさ、寂しさの感情を順次選択す
る。また体力レベルが著しく低下した場合には、表現す
る感情を疲れに設定する。これに対して体力レベルが充
分な場合にも係わらず、元気の状態より感情レベルが低
下した場合、表現する感情を不安に設定する。
【0034】かくするにつき図1は、これら中央処理ユ
ニット8の感情表現に係る一連の処理手順を示すフロー
チャートであり、中央処理ユニット8は、操作パネル6
の操作により、さらには音声信号処理手段5の処理によ
り、搭乗者よりこのような感情表現の動作モードが指示
されると、ステップSP1からステップSP2に移り、
車両操縦検出手段2から操作の情報を取り込み、続くス
テップSP3で車両状態検出手段4から各種車両の状態
を取り込む。また続くステップSP4で単位運転時間の
感情レベルを検出する。
【0035】また続くステップSP5において、ステッ
プSP4で検出した感情レベルに対応する体力レベルを
計算し、続くステップSP6において、上述した図3の
特性曲線を適用して表現する感情を設定する。さらに中
央処理ユニット8は、このようにして設定した感情によ
り、表示装置7にキャラクタを表示し、ステップSP7
に移って、ユーザーによりこの感情表現に係る動作モー
ドの終了が指示されたか否か判断する。
【0036】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット8は、ステップSP2に戻り、一連の処理手順を
繰り返すのに対し、ステップSP7で肯定結果が得られ
ると、ステップSP8に移って、この処理手順を終了す
る。
【0037】中央処理ユニット8は、この一連の処理と
同時並列的に、この一連の処理により検出される単位運
転時間当たりの感情レベルを判定し、これにより運転手
が乱暴な運転をした場合には、その運転に応じて、上述
した各種の感情の表現に代えて、驚きの感情を表現す
る。また同様にして、運転手が極めて巧い運転をした場
合には、運転を褒める感情を表現する。
【0038】図4は、このようにして中央処理ユニット
8により形成される表示装置7の基本の表示画面を示す
平面図である。この表示画面は、右座席の表示装置7に
表示される表示画面であり、この実施の形態において、
左座席においては、この図4に示す表示画面と左右対象
に表示画面が形成されるようになされている。
【0039】この表示画面においては、車両の中央側に
偏った位置に、車両の感情を表現するキャラクタの顔K
が表示される。またこの表示画面においては、このキャ
ラクタの顔Kが円形形状により表示され、この顔の輪郭
と同心円状に、複数の円弧が表示される。表示画面は、
これら複数の円弧のうちの、ほぼ画面中央の円弧上に、
複数のボタンB1〜B3が表示される。ここでこの図4
において、これら複数のボタンB1〜B3のうち、最上
段のボタンB1は、音楽コンテンツのメニューを開くボ
タンであり、音符が表示される。また続くボタンB2
は、映画コンテンツのメニューを開くボタンであり、映
画フィルムが表示される。また最下段のボタンB3は、
情報コンテンツのボタンであり、旗が表示される。各ボ
タンB1〜B3には、それぞれ各メニューの機能を示す
「音楽を聴く」、「ムービーを見る」、「トラベルナ
ビ」の表示が外周側に表示されるようになされている。
【0040】これに対してキャラクタの顔Kとは逆側の
上端、下端側においては、それぞれ同様のボタンB4及
びB5が表示される。このうち、上端側のボタンB4
は、車々間通信による警報発生の操作メニューを開くボ
タンであり、トランペットが表示される。また下端側の
ボタンB5は、音声認識の機能を起動する操作ボタンで
あり、マイクロホンが表示される。これらボタンB4及
びB5のうち、ボタンB4は、ボタンB1〜B3が配置
されてなる円弧とは、中心を異ならせてなる円弧上に配
置される。
【0041】これらにより中央処理ユニット8では、同
心円状の円弧の表示によりボタンB1〜B4により選択
可能な項目について、下位階層の選択項目が存在するこ
とを、ユーザーに認識させるようになされている。また
ボタンB1〜B3とボタンB4とでは、円弧の中心を異
ならせて、種類の異なる操作であることをユーザーに認
識させるようになされている。
【0042】さらにこの表示画面において、背景は、各
円弧の表示により区分されて、キャラクタ側より外周側
に移るに従って、順次段階的に色彩の濃さが濃くなるよ
うに表示される。また泡が浮き上がって来る場面を上方
より眺めているかのように、画面の中央より円形形状の
表示が順次大きさが大きくなって外周側に広がるように
表示される。
【0043】中央処理ユニット8は、このようにして形
成する基本の表示画面において、キャラクタの表情によ
り、車両の喜怒哀楽を表示する。またこの表示の切り換
えに伴い、背景の色彩を変化させる。すなわちこの図4
に示す顔においては、元気の感情を示し、図5において
矢印により、表示の変化を順次示すように、一定の時間
間隔で、あたかも両目を瞬きするように、アニメーショ
ンにより表示される。またこの元気の感情を示している
場合、背景においては、暖色系の色彩であるオレンジ色
により表示される。
【0044】これに対して図6は、図4との対比によ
り、疲れの感情を表示している状態を示す平面図であ
る。この場合、図5との対比により図7に示すように、
一定の時間間隔で、あたかもあくびをするように、アニ
メーションによりキャラクタが表示される。またこの疲
れの感情を示している場合、背景においては、冷色系の
色彩である青色に若干オレンジ色がかった色彩により表
示される。
【0045】これに対して図8は、図4との対比によ
り、寂しさの感情を表示している状態を示す平面図であ
る。この場合、図5との対比により図8に示すように、
一定の時間間隔で、あたかも心配で左右をきょろきょろ
見渡しているアニメーションによりキャラクタが表示さ
れる。またこの寂しさの感情を示している場合、背景に
おいては、青色により表示される。
【0046】これに対して図10は、図4との対比によ
り、悲しさの感情を表示している状態を示す平面図であ
る。この場合、図5との対比により図11に示すよう
に、涙を流しているアニメーションによりキャラクタが
表示される。またこの悲しさの感情を示している場合、
背景においては、青色により表示される。
【0047】これに対して図12は、図4との対比によ
り、怒りの感情を表示している状態を示す平面図であ
る。この場合、図5との対比により図13に示すよう
に、顔色が変化してなる領域が下方より上方に順次拡大
するアニメーションによりキャラクタが表示される。ま
たこの悲しさの感情を示している場合、背景において
は、激しさを表す色彩である赤色により表示される。
【0048】これに対して図14は、驚きの感情を表示
している状態を示す平面図である。この場合、図15に
示すように、口を半開きにした状態で、両目が交互に大
きくなったり、小さくなったりするアニメーションによ
りキャラクタが表示される。またこの驚きの感情を示し
ている場合、背景においては、直前の状態である悲し
み、元気等の色彩に保持される。
【0049】これに対して図16は、不安の感情を表示
している状態を示す平面図である。この場合、図17に
示すように、顔を示す輪郭の一部が毛羽立ち、またこの
毛羽立った部位が、輪郭の各部で順次変化するアニメー
ションによりキャラクタが表示される。またこの驚きの
感情を示している場合、背景においては、直前の状態で
ある悲しみ、元気等の色彩に保持される。
【0050】これに対して図18は、運転を褒める感情
を表示している状態を示す平面図である。この場合、キ
ャラクタの顔の表示に代えて、両手が表示され、この両
手により拍手するアニメーションが表示される。またこ
の場合、背景においては、元気の状態と同一であるオレ
ンジ色に設定される。
【0051】これに対してボタンB1及びB2が操作さ
れると、中央処理ユニット8は、図示しない記録手段を
アクセスし、提供可能な対応するコンテンツを検索す
る。さらにこの検索結果により表示装置7の表示を切り
換える。図19は、図4の基本の表示画面において、映
画コンテンツのメニューを開くボタンB2が操作された
場合の表示を示す平面図である。中央処理ユニット8
は、図4の基本の表示画面において、このボタンB2が
操作されると、このボタンB2の表示位置を内側の円弧
上に移動させる。またこのボタンB2の表示位置の移動
に対応するように、ボタンB1及びB3に対応する小さ
な円を、このボタンB2を表示する円弧上に表示する。
【0052】また元のボタンB1〜B3の表示位置に
は、各映画コンテンツを開くボタンBB1〜BB3を表
示する。なおこれらボタンBB1〜BB3には、それぞ
れ各コンテンツをお気に入りの搭乗者を示すシンボルが
表示され、また隣接してコンテンツの内容が、この車載
装置1に格納された日時と共に文字により表示される。
なお図19において、ボタンBB1、BB2のシンボル
には、男の子をイメージさせる野球帽を被った人物の顔
が割り当てられ、ボタンBB3のシンボルには、女の子
をイメージさせるリボンが割り当てられるようになされ
ている。
【0053】中央処理ユニット8は、このようにコンテ
ンツの選択画面を表示した状態においても、基本画面の
場合と同様に、車両の仮想感情により喜怒哀楽を表現し
て表示する。また中央処理ユニット8は、このコンテン
ツの選択画面において、内側に表示位置を切り換えた元
のボタンB2が選択されると、この図19に示す表示画
面を元の基本の表示画面(図4)に戻す。
【0054】これに対して各コンテンツのボタンBB1
〜BB3が選択されると、中央処理ユニット8は、対応
するコンテンツの再生を開始する。この処理において、
ユーザーが音楽コンテンツを選択した場合には、中央処
理ユニット8は、図20に示すように、表示画面の最上
段、左端より、感情表現のキャラクタ、音楽コンテンツ
の選択ボタンB1、ユーザーにより選択されたコンテン
ツの選択ボタンBB1を表示し、さらにこのコンテンツ
の内容、この車載装置1に格納された日時を表示する。
これにより中央処理ユニット8は、ユーザーが何れの曲
を現在楽しんでいるかを簡易に確認できるようになされ
ている。またボタンB1、BB1の選択により、コンテ
ンツの再生を中止して、各ボタンB1、BB1に対応す
る上位の表示画面(図4及び図19)に、表示を切り換
えるようになされている。
【0055】またこの表示画面においては、中央に、コ
ンテンツのジャケットが表示され、このジャケットの背
景に、シンボル化した五線譜が表示される。これにより
中央処理ユニット8は、このシンボル化した五線譜の表
示、ジャケットの表示によっても、再生中のコンテンツ
をユーザーに認識させることができるようになされてい
る。
【0056】またこの表示画面においては、最下段に、
DSPのオンオフを指示するボタンBA1、音量の操作
ボタンBA2、BA3、再生開始、一時停止、再生中止
の操作ボタンBA4〜BA6が表示される。中央処理ユ
ニット8は、これらのボタンBA1〜BA5の操作に応
動して、コンテンツの処理を切り換える。なお音量の操
作ボタンBA2、BA3の間には、円の連続により現在
の音量が表示されるようになされている。かくするにつ
き、中央処理ユニット8は、このように音楽のコンテン
ツを再生する表示においても、車両の仮想感情による喜
怒哀楽を検出して表示するようになされている。
【0057】これに対して図21は、映画のコンテンツ
が選択された場合の表示画面を示す平面図である。この
場合、表示画面は、図20について上述した音楽コンテ
ンツの再生時における背景の表示に代えて、映画コンテ
ンツの映像が表示される点、DSPのオンオフを指示す
るボタンBA1が省略される点、コンテンツ名と共に、
残り時間が表示される点を除いて、音楽コンテンツの表
示画面と同一に形成される。これによりこの車載装置1
では、統一的な操作により、音楽コンテンツ、映画コン
テンツを楽しむことができるようになされている。
【0058】なお中央処理ユニット8は、これに代えて
ボタンB3が選択されると、旅行ガイド、グルメガイド
等による情報コンテンツを表示する。このとき中央処理
ユニット8は、静止画によるコンテンツを表示する場
合、再生、一時停止等の操作ボタンに代えて、コンテン
ツに対応する正方向及び負方向のページ送りボタン等が
表示されるようになされている。
【0059】これに対して基本の表示画面において、道
案内のボタンB3が操作されると、中央処理ユニット8
は、従来のカーナビゲーション装置と同様の、ナビゲー
ション用の画面に表示を切り換える。この表示において
は、基本の表示画面に表示した音声認識処理のボタンB
5が併せて表示される。
【0060】これに対して図22は、ホーンのボタンB
4が操作された場合の表示画面を示す平面図である。こ
の表示画面においては、画面左下隅にホーンのボタンB
4が表示され、このボタンB4の操作により元の基本の
表示画面(図4)に表示が切り換わるようになされてい
る。またこのホーンのボタンB4においては、元の基本
画面における表示と同様に、円弧の表示が形成され、こ
れらによりメニューの階層関係をユーザーに認識させる
ことができるようになされている。
【0061】この表示画面においては、横方向に3つ並
んでボタンBC1〜BC3が表示される。ここで左端の
ボタンBC1は、棒状の警告灯が振られている状態を示
すシンボルが表示され、押圧操作により、「ありがと
う」のメッセージ音を車々間通信により車外に発すよう
になされている。また中央のボタンBC2は、人がお辞
儀している状態を示すシンボルが表示され、押圧操作に
より、「譲って下さい」のメッセージ音を同様にして発
すようになされている。また右端のボタンBC3は、警
告板である三角表示盤を示すシンボルが表示され、押圧
操作により、同様に、ホーンの音を通知するようになさ
れている。
【0062】表示画面には、各ボタンBC1〜BC3の
上に、各ボタンにより発せられる音声の内容が表示さ
れ、また下段に、操作方法が表示されるようになされて
いる。中央処理ユニット8は、この表示画面において
は、ボタンBC1〜BC3の操作により対応する処理を
実行するようになされている。
【0063】これに対して基本の表示画面等において、
マイクを表示してなるボタンB5が操作されると、中央
処理ユニット8は、このボタンB5が継続して押圧され
ている間、音声信号処理手段5の動作を立ち上げる。こ
れにより中央処理ユニット8は、各表示画面において、
このマイクの表示してなるボタンB5の操作により、音
声により各種指示を入力できるようにする。
【0064】この実施の形態では、この音声による指示
により、各座席のセットアップ画面、エアコンの設定画
面、ルームランプの設定画面、コンテンツ選択ボタンB
1〜B3の表示を中止した基本画面への表示の切り換
え、運転の評価画面等を表示できるようになされてい
る。なおここで各座席のセットアップ画面は、各座席に
着席している人物を設定する画面であり、この車載装置
1においては、このセットアップ画面の設定により、各
座席に着席した人物に応じて音声信号処理手段5の処理
等を切り換え、これにより各座席に着席した人物に応じ
て適切な処理を実行するようになされている。またエア
コンの設定画面、ルームランプの設定画面は、それぞれ
エアコン、ルームランプの設定を受け付ける表示画面で
あり、この車載装置1においては、この表示画面による
設定を車両本体のコントローラに通知することにより、
室内温度等を種々に設定し、さらには室内の空気循環等
を切り換えることができるようになされている。
【0065】これに対して図23は、ボタンB1〜B3
の表示を中止した基本画面を示す平面図である。中央処
理ユニット8においては、音声信号処理手段5により、
「メニューオフ」の音声認識結果が得られると、図4の
表示画面に代えて、この表示画面を表示する。またこの
図23の表示画面を表示した状態で、「メニューオン」
の音声認識結果が得られると、この表示画面を図4の基
本の表示画面に切り換える。
【0066】この基本画面においては、画面中央に仮想
感情を表現するキャラクタの顔Kが大きく表示され、図
4の表示画面における場合と同一に、背景が表示され
る。また表示画面の右下隅に、マイクのボタンB5が表
示される。これによりこの車載装置1では、コンテンツ
を必要としない場合でも、車両の仮想感情をユーザーに
通知するようになされている。
【0067】図24は、ボタンB1〜B3の表示を中止
した基本画面において、又は図4について上述した基本
画面等において、運転の評価画面の表示をユーザーが指
示した場合の、あせり度の表示画面を示す平面図であ
る。この表示画面においては、画面中央に仮想感情を表
現するキャラクタの顔Kが大きく表示され、このキャラ
クタのKの輪郭と同心円状に、円形形状の軌跡が表示さ
れる。これらの軌跡のうち、最も外側の軌跡は、画面の
上下端で途切れるようにして、キャラクタの顔Kを中心
にして左右に分割されるように形成される。この表示画
面では、このようにして分割された右の軌跡上に、運転
の上達度を示す表示K1〜K3が表示され、またこの表
示K1〜K3の内側に聴診器を示すシンボルを配置して
ボタンBC1が表示される。また左側の軌跡の内側に、
あせり度を示す表示Mが形成される。
【0068】ここで中央処理ユニット8は、単位運転時
間毎に検出される感情レベルを平均値化して記録し、こ
れにより長期に渡る運転のあせりの程度を検出する。こ
のあせり度を示す表示Mにおいては、円弧形状の軌跡の
内側に、この円弧形状の軌跡に沿って小さな円が配置さ
れ、中央処理ユニット8は、このようにして検出したあ
せりの程度に応じて、この連続する円の表示色を切り換
える。これによりこの連続する円の表示により長期に渡
るあせりの程度を表示する。またこのように検出される
あせりの程度に対応する円の表示と、内側のキャラクタ
の顔Kの表示とを直線により結んで表示し、キャラクタ
の表情によりあせりの程度を表示する。これにより車載
装置1では、上述した基本画面等におけるキャラクタの
表情により各瞬間毎に運転の善し悪しを判断でき、また
この図24に示すキャラクタの表示により長期に渡る運
転の善し悪しを判断できるようになされている。
【0069】また中央処理ユニット8は、車両操縦検出
手段2、車両状態検出手段4より検出される情報を蓄積
した処理により、さらには感情レベル、体力レベルの蓄
積した処理により、安全運転の3要素である「技能」
「ルール」「予測」について、ユーザーの運転技能を判
断する。すなわちこのようにして蓄積される感情レベル
の値が大きい場合には「技能」が優れていると判断する
ことができる。またGPSシステムより得られる道路の
情報より判断して走行速度が守られていると判断される
場合、さらには必ずシートベルトをして運転している場
合等にあっては、この運転手においては、「ルール」を
守っていると判断することができる。また「急ブレー
キ」、「急ハンドル」等の操作の頻度により「予測」に
優れた運転手か否か判断することができる。
【0070】これにより中央処理ユニット8は、このよ
うな判断基準により、「技能」「ルール」「予測」の3
要素について、運転手の運転技能を数値化する。またこ
の数値化した値によりキャラクタの表情を設定して、運
転の上達度を示す各表示K1〜K3にキャラクタを表示
する。また各表示K1〜K3の外周側に、各表示K1〜
K3の輪郭に沿って小さな円を連続して表示し、この連
続した円の表示色を各技能の値により表示する。これに
よりこの実施の形態では、運転手の運転技能について
も、キャラクタの表情により通知するようになされてい
る。
【0071】これに対して聴診器のボタンBC1が操作
されると、中央処理ユニット8は、このようにあせり度
を中心に示した表示を、運転手の運転技能を中心に示し
た表示に切り換えるようになされている。なおこの表示
においても、図24に示す表示と類似して形成され、こ
の場合には、あせり度の表示側に聴診器のボタンが表示
されるようになされている。中央処理ユニット8は、こ
の2種類の表示画面において、ユーザーにより聴診器の
ボタンBC1以外が押圧操作されと、元の表示に表示画
面を切り換える。
【0072】これに対して図25は、カーナビゲーショ
ン画面において、運転の評価画面の表示をユーザーが指
示した場合の、あせり度の表示画面を示す平面図であ
る。図25との対比により図26に示すように、この実
施の形態では、カーナビゲーションの処理において、下
辺側が短い台形形状の表示エリアに地図を表示し、また
この地図上で現在位置及び進行方向を矢印により示し、
ルートを異なる色彩の線により示すようになされてい
る。また表示エリアの上辺の上の吹き出しにより、現在
位置が文字表示され、さらに次の目標地点、目的地まで
の距離が表示される。
【0073】運転の評価画面においては(図25)、こ
の地図の表示エリアに一定幅の縁取りが形成され、この
縁取りの左右にそれぞれあせり度、運転技能が表示され
る。ここでこの表示においては、左側の縁取りの中に、
あせり度を示す連続した円が表示される点、右側の縁取
りの内側の境界上に、それぞれ「技能」「ルール」「予
測」を表示するキャラクタの顔が表示される点、運転技
能側には、優勝カップを示すシンボルが表示される点を
除いて、図24の評価画面と同様に構成される。
【0074】これによりこの車載装置1では、カーナビ
ゲーション中においては、カーナビゲーションにおける
雰囲気を損なわないようにして、すなわち道案内してい
ることをユーザーに充分に理解させた上で、運転の評価
を通知するようになされている。
【0075】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この車載装置1では(図1及び図
2)、車両操縦検出手段2において、ユーザーによる車
両の操作が検出され、また車両状態検出手段4により、
車両の挙動、車両を取り巻く環境等が検出される。車載
装置1では、これらの情報が中央処理ユニット8により
処理され、ユーザーによる車両の取り扱いが、車両が人
格を有していると仮定した仮想の感情により表現される
(図4〜図18)。
【0076】すなわち運転手3が乱暴な運転をした場合
に、この車両が感情を持っている場合には、車両は不快
に感じるであろうと予測が成り立つ。これによりこのよ
うな場合、車における仮想の感情は、怒ったり、悲しん
だり、疲れたとすることができる。またこれとは逆に運
転手3が丁寧に穏やかに運転すれば、車においては心地
良くなったり、仮想感情においては、喜んだり、元気に
なったとすることができる。
【0077】車載装置1では、中央処理ユニット8の処
理により、この仮想の感情が、所定のキャラクタの表情
により表示装置7に表示され(図4〜図18)、これに
より車両の感情を介して車両の状況がユーザーに通知さ
れる。これによりこの実施の形態においては、車の状況
を適切に運転手に伝達することができる。
【0078】すなわち運転手に対して、例えば「急発
進、急停止が多すぎます」、「スピードの出し過ぎで
す」とのように直接的に訴えたのでは、運転手が煩わし
く、不愉快に感じることになり、時には却って反発を招
くことになる。しかしながらこの実施の形態のように、
車両が人格を有していると仮定した仮想の感情により車
両の取り扱いを判断し、この感情をキャラクタの表情に
より表現すれば、ユーザーにおいては、「なぜ怒ってい
るんだろうか」、「何か気に障ることをしただろうか」
と、自分自身の行動を振り返ることになる。すなわちこ
こでは自分自身の行動を分析評価することになる。
【0079】すなわちこの場合、運転手に煩わしさ、不
愉快さを感じさせることなく、車両の取り扱いを運転手
自身に反省させることができ、これにより車両の状況を
適切に伝達することができる。
【0080】すなわち実際の人と人とのコミニュケーシ
ョンにおいては、自分が不快に感じた点を直接言葉でフ
ィードバックしたり、言葉に代えて感情により表現して
フィードバックしたりして、相手に注意を促す場合があ
る。この場合、相手は「なぜ怒っているんだろう」、
「何か気に障ることを言っただろうか」と自分自身の行
動や言動を振り返り、自分自身の行動を分析評価するこ
とになる。
【0081】これによりこの実施の形態のように、ユー
ザーによる車両の取り扱いを、車両が人格を有している
と仮定した仮想の感情により表現すれば、あたかも車が
運転手と対等の人格を持っているかのような、人と車と
の関係を形成することができ、「なぜ車は怒っているの
だろう」、「なぜ車は泣いているのだろう」、「なぜ喜
んでいるのだろう」との感情を運転手に抱かせることが
できる。すなわち運転手自身に、自分の運転、各種操作
を振り返させる機会を与えることができる。
【0082】また一般に、運転手においては、相手を不
快にするようなことはしないように気を使うものである
ことにより、このように各種操作を振り返させるように
すれば、運転手の運転マナー、運転技術、危険の予測技
術を向上させることができ、これにより運転技術を無理
なく向上させて事故防止を図ることができる。
【0083】またこのように車に感情を持たせれば、運
転手に対して、あたかもペット等の生物とコミュニケー
ションをとっているかのような雰囲気を提供することが
でき、人においては、このようなコミュニケーションに
おいて、上述したとは逆に、時には憂さ晴らしに相手を
困らせて喜ぶ場合もある。これによりこの実施の形態に
おいては、従来に比して車に愛着を抱かせることがで
き、さらには運転を楽しいものとすることができる。因
みに、単に運転技術を評価して通知するだけでは、この
ような車との間ではコミュニケーションは発生しないこ
とになり、このような運転の楽しみは発生しないことに
なる。
【0084】これによりこの実施の形態によれば、車両
を単なる移動手段の道具して使用するだけではなく、パ
ートナー或いはペットとして愛着を感じる対象とするこ
とができる。これによりガソリンを入れたり、洗車する
と車が喜び、持ち主も嬉しさを感じることができ、今ま
で以上に車に対する愛着を湧かせることができる。
【0085】またこのようなキャラクタの表情と連動し
て、背景の色彩が変化し、この色彩の変化によっても、
車両の仮想感情を簡易かつ直観的に認識することがで
き、これにより運転に集中している場合でも、車両の状
況を確実にユーザーに通知することができる。
【0086】車載装置1においては、車両操縦検出手段
2で検出される車両の操作の情報と、車両状態検出手段
4で検出される車両の挙動の情報とをデータ処理するこ
とにより、ユーザーのあせりの程度を示す感情レベル
と、擬人化した車両の体力を数値化した体力レベルとを
生成し、事前に設定された特性曲線上における、これら
感情レベル及び体力レベルの変化により、このような仮
想の感情が生成される(図3)。これによりこの実施の
形態においては、簡易な処理により車両の感情を検出で
きるようになされている。
【0087】また車載装置1では、所定の記録手段に記
録された標準値により操作情報及び挙動情報を判定して
このような感情レベルが生成され、これによりこの標準
値により特定される平均的な運転技術により、運転手の
運転操作が判断されて通知される。これにより運転手に
おいては、自分の運転技能を客観的に判断して、運転の
向上に役立てることができる。
【0088】車載装置1では、所定の運転時間単位毎に
感情レベルが検出され、その時々の車両の感情が表現さ
れ、またこの感情レベルが記録される。またこの記録が
平均値化され、これにより長期に渡る運転のあせりの程
度が検出される。また車両操縦検出手段2、車両状態検
出手段4より検出される情報を蓄積した処理により、さ
らには感情レベル、体力レベルの蓄積した処理により、
安全運転の3要素である「技能」「ルール」「予測」に
ついて、ユーザーの運転技量が判断される。
【0089】車載装置1では、ユーザーによる音声の指
示により、このようにして検出されるあせり度、運転の
技量が、上述したキャラクタの表情による感情の表示に
代えて表示され、またカーナビゲーションの画面中に表
示され(図25〜26)、これによりその時々の運転の
巧さとの比較により、長期の期間における運転の巧さ等
を判断することができる。
【0090】またこのようなあせり度、運転の技量が、
上述したキャラクタの表情により表示され、これにより
ユーザーに親しみ易いユーザーインタフェースにより、
さらにはその時々の運転の巧さと統一的なユーザーイン
タフェースにより、長期の期間における運転の巧さ等を
通知することができる。
【0091】また操作情報等においては、車両に配置さ
れたセンサの出力より取得され、これにより簡易な構成
によりシステムを構成することができる。
【0092】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、ユーザーによる車両の取り扱い
を、車両が人格を有していると仮定した仮想の感情によ
り表現し、所定のキャラクタの表情によりこの仮想の感
情を表示することにより、車両の状況を適切に運転手に
伝達することができる。
【0093】また操作情報及び挙動情報により、ユーザ
ーのあせりの程度を示す感情レベルと、擬人化した前記
車両の体力を数値化した体力レベルとを生成し、事前に
設定された特性曲線上における、感情レベル及び体力レ
ベルの変化により、仮想の感情を生成することにより、
簡易な処理により仮想の感情を生成することができる。
【0094】またこのとき所定の記録手段に記録された
標準値により操作情報及び挙動情報を判定して仮想の感
情を生成することにより、この標準値による平均的な運
転技量を基準にして自分の運転を反省する機会をユーザ
ーに提供することができる。
【0095】また車両に配置されたセンサの出力より、
操作情報を取得することにより、車両の構成を有効に利
用して一連の処理を実行することができ、その分、車載
装置の構成を簡略化することができる。
【0096】またキャラクタの表情と連動させて、背景
の色彩を変化させることによっても、車両の状況を適切
に運転手に伝達することができる。
【0097】また操作情報及び挙動情報に基づいて、ユ
ーザーの運転技量を判定し、この判定結果を、その時々
の運転の巧さを伺わせるキャラクタの表情により表示す
ることにより、長期の期間における運転の巧さ等を、親
しみ易い、その時々の運転の巧さと統一的なユーザーイ
ンタフェースによりユーザーに通知することができる。
【0098】(2)第2の実施の形態 図27は、本発明の第2の実施の形態に係る車載装置を
示すブロック図である。この車載装置21において、図
2について上述した車載装置1と同一の構成は、対応す
る符号を付して示し、重複した説明は省略する。
【0099】この実施の形態において、生体信号検出手
段25は、運転手3の身体上の各種反応を検出して検出
結果を出力する。具体的に生体信号検出手段25は、運
転手3の心拍数、血圧、発汗量等を検出して出力する。
これによりこの車載装置21では、運転手3の緊張の度
合い等を検出できるようになされている。
【0100】データ管理部26は、車両操縦検出手段2
より検出される操作情報、車両状態検出手段4より検出
される挙動情報、生体信号検出手段25から検出される
各種情報を記録手段に蓄積してデータベース27を構築
する。
【0101】推論部29は、このデータベース27の記
録より、上述した感情レベル、体力レベルの生成に供す
る標準値を計算し、この実施の形態では、この標準値を
基準にした中央処理ユニット28の処理により、第1の
実施の形態と同様の仮想感情を形成し、表示装置7で表
示するようになされている。
【0102】これによりこの車載装置1では、各運転手
の個性を基準にして、車両の感情を生成するようになさ
れ、各運転手の個性を考慮して運転手による車両の操作
を判断できるようになされている。すなわちユーザーに
おいては、相対的にてきぱきと各種操作を実行する者も
あり、また比較的緩慢に各種操作を実行する者もいる。
このようなユーザーの相違を何ら考慮することなく、運
転手の操作を判断したのでは、相対的にてきぱきと各種
操作を実行する者にあっては、いつもあせっていると判
断され、また比較的緩慢に各種操作を実行する者にあっ
ては、巧い運転と判断される。
【0103】しかしながらこの実施の形態のように、ユ
ーザーの過去の運転による操作情報及び挙動情報を蓄積
し、この情報の蓄積により感情レベル生成の標準値を生
成すれば、相対的にてきぱきと各種操作を実行する者に
あっても、本当にあせっている場合に、あせっていると
判断することができ、また比較的緩慢に各種操作を実行
する者にあっても、本当に滑らかな運転を実行する場合
に、巧い運転をしていると判断することができる。これ
により各ユーザーの個性を反映させて、適切にユーザー
による車両の操作を判定することができる。
【0104】また推論部29は、同様のデータベース2
7の記録の平均値化により、生体信号検出手段で検出さ
れる情報の平均値を検出し、この平均値によりデータ管
理部26を介して得られる生体信号検出手段25の出力
情報を処理する。これにより推論部29は、運転手の状
態を併せて推論し、「眠気」、「興奮」、「疲労」等の
程度を検出する。
【0105】中央処理ユニット28は、このようにして
推論部29より得られる各種情報により、ユーザーによ
る前記車両の取り扱いの異常を検出し、この検出結果に
基づいて、キャラクタの表情による表示に代えて、直接
のメッセージ、警告音によりユーザーに注意を促す。す
なわち急ブレーキ、急ハンドル等の操作が頻発する場
合、この場合、ユーザーにおいては、異常な興奮状態、
又は異常に急いでいる場合と考えられる。このような場
合にあっては、事故の危険度が著しく高い場合と判断す
ることができ、運転手が如何様な感情を抱こうとも、直
接的に危険を通知することが事故防止に役立つと考えら
れる。これによりこの実施の形態においては、このよう
な場合には、キャラクタの表情による表示に代えて、直
接のメッセージ、警告音によりユーザーに注意を促し、
事故を未然に防止するようになされている。
【0106】また中央処理ユニット28は、このような
運転に係る情報に加えて、推論部29より得られる「眠
気」、「興奮」、「疲労」等の程度により、運転手3が
異常に眠気を覚え、興奮し、又は疲労していると判断さ
れる場合、これらの状態を回避可能な処置を実行する。
すなわち眠気を覚えている場合、疲労している場合に
は、通信手段30を介して近くの休息施設を検出し、位
置検出手段14を構成するナビゲーションシステムの目
的地にこの休息施設を設定してユーザーを道案内し、ユ
ーザーに休息を与える。またユーザーが興奮していると
判断される場合、記録手段に記録した音楽コンテンツの
検索により、又は通信手段30を介した音楽コンテンツ
のダウンロードにより、ユーザーの興奮を鎮静化させる
音楽をユーザーに提供する。
【0107】なおこの車載装置21において、データ管
理部26は、音声信号処理手段5を介して得られる音声
認識結果の処理により、ユーザーの会話に含まれる個人
情報を併せてデータベース27に記録し、このようなユ
ーザーの異常な状態を鎮静化させる処理に、この情報を
役立てる。すなわちこの場合、ユーザーによる音楽の試
聴回数、ユーザーの年齢、趣味、特技等によりユーザー
の好みの音楽を判断して提供すること等が考えられる。
【0108】図27の構成によれば、ユーザーの過去の
運転による操作情報及び挙動情報を蓄積し、この情報の
蓄積により標準値を生成して仮想の感情を生成すること
により、個々のユーザーの個性を反映させて、ユーザー
の運転を判断することができる。かくするにつき、この
ようにすれば、この車載装置21を搭載してなる車両に
おいては、運転手3の構成に対応したパートナーとして
の感情を育成することができ、車両を一段と親しみ易い
ものとすることができる。
【0109】また操作情報及び挙動情報に基づいて、ユ
ーザーによる前記車両の取り扱いの異常を検出し、検出
結果に基づいて、キャラクタの表情による表示に代え
て、ユーザーに警告を発することにより、確実に、事故
防止に役立てることができる。
【0110】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、単に感情レベル、体
力レベルによる基準により喜怒哀楽を表現する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、これらの基準に
加えて、種々の判断基準を設けるようにしてもよい。す
なわち通常と違う動作や不要動作の回数を、これらの発
生した時間により割り算することにより、運転の滑らか
さを直接的に示すスムーズレベルを得ることができ、こ
のスムーズレベルを判断基準に加えるようにしてもよ
い。また急な操作の少なさを走行距離により割り算すれ
ば安心して乗車していられる程度を示す安心レベルを得
ることができ、この安心レベルを判断基準に加えるよう
にしてもよい。また加速度の変動の少なさを走行距離よ
り割り算すれば、乗りごこちの程度を示す乗りごこちレ
ベルを得ることができ、この乗りごこちレベルを判断基
準に加えるようにしてもよい。またユーザーによる走行
時間を走行しなかった時間により割り算して、いわゆる
お散歩程度の運転の頻度を示す散歩レベルを得ることが
でき、この散歩レベルを判断基準に加えるようにしても
よい。またオイル交換等のメンテナンス回数を、メンテ
ナンス間の走行距離により割り算してメンテナンスの程
度を示すメンテナンスレベルを得ることができ、このメ
ンテナンスレベルを判断基準に加えるようにしてもよ
い。また感情レベル、体力レベルに代えて、これらの判
断基準を適用するようにしてもよい。
【0111】また上述の実施の形態においては、特性曲
線を辿る処理により簡易に感情を生成する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばニューラルネ
ットワーク等を利用した複雑な処理により感情を生成し
てもよい。
【0112】また上述の実施の形態においては、ユーザ
ーによる車両の操作が異常と判断される場合には、キャ
ラクタの表情による表示に代えて、ユーザーに直接警告
を発する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、キャラクタの表情による表示に加えて、ユーザーに
直接警告を発するようにしてもよい。
【0113】また上述の実施の形態においては、興奮等
の運転手の異常が検出された場合に、音楽による刺激を
ユーザーに提供して異常を回避させる場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、ユーザーによる車両操作
の異常が検出される場合にも、ユーザーの感情を抑制す
る刺激をユーザーに与えるようにしてもよい。なおこの
場合、上述と同様にして音楽によりリラックスさせる方
法、香りを車内に漂わせてリラックスさせる方法、運転
手以外の搭乗者に落ちついた風景等の映像を提供するこ
とにより、搭乗者を落ちつかせて運転手をリラックスさ
せる方法、エアコンの温度を下げて運転手をクールダウ
ンさせる方法、椅子の振動により運転手をクールダウン
させる方法等が考えられる。また車両に対する入力値で
ある操作量に対するレスポンスを強制的に可変して、事
故を未然に防止することも考えられる。
【0114】また上述の実施の形態においては、元気、
怒り、悲しみ等の表情により車両の感情を表現する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば怯え
たり、キレたりした表情により表現するようにしてもよ
い。
【0115】また上述の実施の形態においては、単に表
情により車両の感情を表現する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、併せて音声により感情を表現す
るようにしてもよい。なおこの場合に、例えば映画等で
なじみの深いロボット等の、言葉にならない音声を発生
させる場合等が考えられる。
【0116】また上述の実施の形態においては、一定の
キャラクタの表情により車両の感情を表現する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、時間経過により
このキャラクタを成長させるようにしてもよい。またこ
の成長において、形態を変化させるようにしてもよく、
さらには感情レベル等の運転に係わる各種のデータをパ
ラメータに設定して成長の速度を変化させるようにして
もよい。また危険な操作の毎に顔を小さくする等、表情
の大きさを変化させるようにしてもよく、さらにはびっ
くりした場合には、画面の中を飛び跳ねさせる等、併せ
て行動により感情を表現するようにしてもよい。
【0117】また上述の実施の形態においては、1つの
キャラクターにより感情を表現する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばコンテンツの選択に
よりキャラクターを切り換えるようにしてもよい。
【0118】また上述の実施の形態においては、運転技
能の表示においては、あせり度と運転技量を併せて表示
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図
28及び図29に示すように、個別に表示するようにし
てもよい。
【0119】また上述の実施の形態においては、運転技
能の表示においては、過去の感情の平均値によりあせり
度を表示する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、過去の感情の推移をグラフ状に表示するようにし
てもよい。
【0120】また上述の実施の形態においては、各座席
に表示装置を配置する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、まとめて表示装置を配置する場合等にも
広く適用することができる。
【0121】また上述の実施の形態においては、ユーザ
ーの過去の運転による操作情報、挙動情報を蓄積し、感
情レベルの生成基準とする場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、1台の車を複数のユーザーが利用す
る場合もあることにより、各ユーザー毎にこれらの情報
を蓄積し、感情レベルの生成基準としてもよい。この場
合に、ICカード、暗唱番号の入力等によるユーザー認
証により、対応するユーザーについて感情レベルの生成
基準を呼び出して一連の処理を実行するようにしてもよ
い。またこのような個人認証においては、指紋、血管分
布、声紋等のバイオメトリクス情報を利用するようにし
てもよい。
【0122】また上述の実施の形態においては、車載装
置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、車両自体に本発明を適用するようにして
もよい。またこのような車両側におけるデータ処理によ
り感情を表示する代わりに、各種のデータを通信手段に
より処理センタに送信し、この処理センタによる処理に
より感情を検出すると共に、この感情の検出結果を車両
で受信して表示するようにしてもよい。
【0123】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ユーザー
による車両の取り扱いを、車両が人格を有していると仮
定した仮想の感情により表現し、所定のキャラクタの表
情によりこの仮想の感情を表示することにより、車両の
状況を適切に運転手に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る中央処理ユニ
ットの処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車載装置を示
すブロック図である。
【図3】感情レベルと体力レベルとの説明に供する特性
曲線図である。
【図4】基本画面を示す平面図である。
【図5】元気な状態におけるキャラクタの表情の変化を
示す平面図である。
【図6】疲れたの表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図7】疲れた状態におけるキャラクタの表情の変化を
示す平面図である。
【図8】寂しさの表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図9】寂しい状態におけるキャラクタの表情の変化を
示す平面図である。
【図10】悲しい表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図11】悲しい状態におけるキャラクタの表情の変化
を示す平面図である。
【図12】怒りの表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図13】怒りの状態におけるキャラクタの表情の変化
を示す平面図である。
【図14】驚きの表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図15】驚きの状態におけるキャラクタの表情の変化
を示す平面図である。
【図16】不安の表情による基本画面を示す平面図であ
る。
【図17】不安の状態におけるキャラクタの表情の変化
を示す平面図である。
【図18】運転を褒める感情を表示している状態を示す
平面図である。
【図19】映画コンテンツのメニュー画面を示す平面図
である。
【図20】音楽コンテンツの再生画面を示す平面図であ
る。
【図21】映画コンテンツの再生画面を示す平面図であ
る。
【図22】ホーンのメニュー画面を示す平面図である。
【図23】コンテンツのメニューを表示しない基本画面
を示す平面図である。
【図24】図23の表示画面に対応する運転の評価画面
を示す平面図である。
【図25】ナビゲーションの画面より遷移した運転の評
価画面を示す平面図である。
【図26】ナビゲーションの画面を示す平面図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態に係る車載装置を
示すブロック図である。
【図28】あせり度を主体に表示した運転の評価画面を
示す平面図である。
【図29】上達度を主体に表示した運転の評価画面を示
す平面図である。
【符号の説明】
1、21……車載装置、2……車両操縦検出手段、3…
…運転手、4……車両状態検出手段、5……音声信号処
理手段、6……操作パネル、8、28……中央処理ユニ
ット、14……位置検出手段、25……生体信号検出手
段、26 ……データ管理部、27……データベース、
29……推論部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/00 G10L 3/00 551J (72)発明者 鎌田 幹夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 反畑 一平 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 布川 克彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 岡島 寛明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐々木 和也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 浅井 五朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木津 雅文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D037 FA01 FA09 FA10 FA24 FA25 FB09 FB10 FB11 3D044 BA20 BA26 BB01 BC13 BD02 BD13 5D015 AA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載される車両情報処理装置におい
    て、 ユーザーによる前記車両の操作を検出して得られる前記
    車両の操作情報を取得する操作情報取得手段と、 前記車両の挙動を検出して得られる挙動情報を取得する
    挙動情報取得手段と、 前記操作情報及び挙動情報に基づいて、前記ユーザーに
    よる前記車両の取り扱いを、前記車両が人格を有してい
    ると仮定した仮想の感情により表現する仮想感情生成手
    段と、 前記仮想の感情を、所定のキャラクタの表情により表示
    する表情生成手段とを備えることを特徴とする車載装
    置。
  2. 【請求項2】前記仮想感情生成手段は、 前記操作情報及び挙動情報により、 擬人化した前記車両の体力を数値化した体力レベルを生
    成し、 前記体力レベルの変化により、前記仮想の感情を生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 【請求項3】前記仮想感情生成手段は、 前記操作情報及び挙動情報により、 少なくとも前記ユーザーの感情を数値化した感情レベル
    を生成し、 前記感情レベルの変化により、前記仮想の感情を生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  4. 【請求項4】前記仮想感情生成手段は、 前記操作情報及び挙動情報により、 少なくとも前記ユーザーのあせりの程度を示す感情レベ
    ルと、擬人化した前記車両の体力を数値化した体力レベ
    ルとを生成し、 事前に設定された特性曲線上における、前記感情レベル
    及び前記体力レベルの変化により、前記仮想の感情を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  5. 【請求項5】前記仮想感情生成手段は、 所定の記録手段に記録された標準値により前記操作情報
    及び挙動情報を判定して前記仮想の感情を生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  6. 【請求項6】前記ユーザーの過去の運転による前記操作
    情報及び挙動情報を蓄積し、 該情報の蓄積により前記標準値を生成するデータ処理手
    段を有することを特徴とする請求項5に記載の車載装
    置。
  7. 【請求項7】前記データ処理手段は、 各ユーザー毎に、前記操作情報及び挙動情報を蓄積して
    前記標準値を生成することを特徴とする請求項6に記載
    の車載装置。
  8. 【請求項8】前記操作情報取得手段は、 前記車両に配置されたセンサの出力より、前記操作情報
    を取得することを特徴とする請求項1に記載の車載装
    置。
  9. 【請求項9】前記表情生成手段は、 前記キャラクタの表情と連動させて、少なくとも前記キ
    ャラクタの背景の色彩を変化させることを特徴とする請
    求項1に記載の車載装置。
  10. 【請求項10】前記操作情報及び又は挙動情報に基づい
    て、前記ユーザーによる前記車両の取り扱いの異常を検
    出する異常検出手段を有し、 前記異常検出手段による検出結果に基づいて、前記キャ
    ラクタの表情による表示に代えて、又は前記キャラクタ
    の表情による表示に加えて、前記ユーザーに警告を発す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  11. 【請求項11】前記操作情報及び又は挙動情報に基づい
    て、前記ユーザーによる前記車両の取り扱いの異常を検
    出する異常検出手段を有し、 前記異常検出手段による検出結果に基づいて、前記ユー
    ザーの感情を抑制する刺激を前記ユーザーに与えること
    を特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  12. 【請求項12】前記操作情報及び挙動情報に基づいて、
    前記ユーザーの運転技量を判定する技量判定手段を有
    し、 前記表情生成手段は、 前記技量判定手段による判定結果を、前記キャラクタの
    表情により表示することを特徴とする請求項1に記載の
    車載装置。
  13. 【請求項13】ユーザーによる車両の操作を検出して、
    車両の操作情報を取得する操作情報取得手段と、 少なくとも全体の挙動を検出して、前記車両の挙動情報
    を取得する挙動情報取得手段と、 前記操作情報及び挙動情報に基づいて、前記ユーザーに
    よる前記車両の取り扱いを、前記車両が人格を有してい
    ると仮定した仮想の感情により表現する仮想感情生成手
    段と、 前記仮想の感情を、所定のキャラクタの表情により表示
    する表情生成手段とを備えることを特徴とする車両。
  14. 【請求項14】ユーザーによる車両の操作を検出して、
    車両の操作情報を取得する操作情報取得のステップと、 前記車両の挙動を検出して、前記車両の挙動情報を取得
    する挙動情報取得のステップと、 前記操作情報及び挙動情報に基づいて、前記ユーザーに
    よる前記車両の取り扱いを、前記車両が人格を有してい
    ると仮定した仮想の感情により表現する仮想感情生成の
    ステップと、 前記仮想の感情を、所定のキャラクタの表情により表示
    する表情生成のステップとを有することを特徴とする車
    両情報の処理方法。
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