JPH1164009A - 車両用環境状態出力装置、方法、及び媒体 - Google Patents

車両用環境状態出力装置、方法、及び媒体

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JPH1164009A
JPH1164009A JP23078797A JP23078797A JPH1164009A JP H1164009 A JPH1164009 A JP H1164009A JP 23078797 A JP23078797 A JP 23078797A JP 23078797 A JP23078797 A JP 23078797A JP H1164009 A JPH1164009 A JP H1164009A
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vehicle
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JP23078797A
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Yuji Taki
有司 滝
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の挙動に基づいて仮想同乗者の気分を推
定しメッセージを出力する。 【解決手段】 所定時間t0内における不快指数Jを計
算し(200〜206)、ギヤチェンジ時にはギヤチェ
ンジ時の不快指数J1を記憶し(208、210)、方
向指示時には方向指示時の不快指数J2を記憶し(21
2、214)、不快指数Jが所定値K0を超えたときを
計数する(218)。カウント値、ギヤチェンジ時の不
快指数J1、方向指示時の不快指数J2の何れもが所定
値以内のときは(220〜224)、仮想同乗者が快適
であるとメッセージ出力し(228)、何れか1つが所
定値を超えて不快までいかない不満を感じるとき(22
6)、不満であるとメッセージ出力し(230)、他は
不快であるとメッセージ出力する(232)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用環境状態出
力装置、方法、及び媒体にかかり、特に、車両の状態に
基づいてメッセージを出力する車両用環境状態出力装
置、方法、及び媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の運転技術は、初心者から熟練者ま
で個人々々でまちまちであり、初心者は運転技術の向
上、熟練者はミスの回避を図ることで、より安全な走行
やより快適な走行を行うことができる。
【0003】ドライバは、車両を運転するときには車両
の各々で異なるステアリング重さ等の車両特性により運
転技術が変化することがある。そこで、従来より車両に
は車両特性調整手段が備えられ、この車両特性調整手段
によってステアリング重さ等の車両特性を道路状況や運
転者の嗜好に合致させている。これにより、ドライバに
とって最適な走行条件を選択でき、道路状況や運転者の
嗜好に応じた車両特性に調整できる。
【0004】ところで、道路状況や運転者の嗜好は多種
多様であるので、車両特性調整手段により車両特性を調
整することは、ドライバにとって煩雑な作業を伴うもの
となる。このため、道路状況や運転者の嗜好に応じて車
両特性を車両特性調整手段によって自動的に設定する車
両特性変更装置が提案されている(特開平6−8735
4号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両特性変更装置は、車両特性自体を調整することによ
ってドライバにとって最適な走行条件を得るものであ
り、その走行条件による走行で得られる個々に異なる運
転技術そのものに関する情報提供をすることができな
い。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、車両の挙
動に基づいてメッセージを出力できる車両用環境状態出
力装置、方法、及び媒体を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、車両の挙動状態、車両周辺
の環境状態、及び車両内の環境状態の少なくとも1つの
状態を検出する検出手段と、予め定めた所定時間内に検
出された状態に基づいて、予め定めた評価条件において
知覚されるべき感覚の度合を表す感覚指数を演算する演
算手段と、前記演算手段で演算した感覚指数が予め定め
た所定の感覚指数を越えたときに所定のメッセージを出
力する出力手段と、を備えている。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用環境状態出力装置において、複数の評価条件か
ら対象となる評価条件を演算モードとして設定入力する
ための設定手段をさらに備え、前記演算手段は、設定手
段で設定された評価条件における感覚指数を演算するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の車両用環境状態出力装置において、前記検出
手段は、前記車両の挙動状態である車両の幅方向、前後
方向、上下方向、及び旋回方向の何れかの移動方向の速
度及び加速度、車両周辺の環境状態である走行路の形
状、外気温度及び外気湿度、車両内の環境状態である室
内温度及び室内湿度のうちの少なくとも1つの状態量を
検出することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の車両用環境状態出力装置に
おいて、前記出力手段は、前記感覚指数と感覚指数に対
応した知覚されるべき感覚を表現したメッセージとの複
数の関係を定めたテーブルを備え、前記演算手段で演算
した感覚指数に対応するメッセージを出力することを特
徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の車両用環境状態出力装置に
おいて、前記車両の走行終了後に走行中に出力されたメ
ッセージに基づいて総合的なメッセージを生成し出力す
る総合出力手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の車両用環境状態出力装置に
おいて、前記出力手段は、予め定めたキャラクタを表示
可能な表示手段を備え、キャラクタを表示させることに
より前記メッセージを出力することを特徴とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6の何れか1項に記載の車両用環境状態出力装置に
おいて、前記出力手段は、前記車両の運動性能を変更ま
たは調整するための調整手段へ前記メッセージに対応す
る調整信号を出力することを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項7の何れか1項に記載の車両用環境状態出力装置に
おいて、前記感覚指数は、不快感の度合を表す不快度で
あることを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明の車両用環境状態出
力方法は、車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、及び
車両内の環境状態の少なくとも1つの状態を検出し、予
め定めた所定時間内に検出された状態に基づいて、予め
定めた評価条件において知覚されるべき感覚の度合を表
す感覚指数を演算し、前記演算手段で演算した感覚指数
が予め定めた所定の感覚指数を越えたときに所定のメッ
セージを出力する。
【0016】請求項10に記載の発明は、コンピュータ
によって車両の状態に基づいてメッセージを出力する車
両用環境状態出力プログラムを記録した記録媒体であっ
て、前記車両用環境状態出力プログラムは、車両の挙動
状態、車両周辺の環境状態、及び車両内の環境状態の少
なくとも1つの状態を検出し、予め定めた所定時間内に
検出された状態に基づいて、予め定めた評価条件におい
て知覚されるべき感覚の度合を表す感覚指数を演算し、
前記演算手段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感
覚指数を越えたときに所定のメッセージを出力すること
を特徴とする。
【0017】本発明の車両用環境状態出力装置は、検出
手段によって、車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、
及び車両内の環境状態の少なくとも1つの状態を検出す
る。車両の挙動状態には、車両の進行方向に関する運動
状態、車両の走行力に関する運動状態、車両の傾きに関
する運動状態がある。車両の進行方向に関する運動状態
には、操舵角や方向指示等がある。車両の走行力に関す
る運動状態には、車速、加速度(Gセンサによる検知も
可能)、ヨーレイト、アクセル開度、ブレーキ力、ギヤ
比、機関回転数等がある。車両の傾きに関する運動状態
には、ローリングやダイビング等があり、ストロークセ
ンサや傾きセンサで検知可能である。車両周辺の環境状
態には、ナビゲーションシステム等で検知可能な車両が
走行する道路の形状、道路の渋滞度や周囲の建築物、車
両外部の明るさ、温度及び湿度がある。車両内の環境状
態としては、車両内の明るさ、温度、湿度、音源の音量
がある。なお、請求項3にも記載したように、検出手段
として、車両の挙動状態である車両の幅方向、前後方
向、上下方向、及び旋回方向の何れかの移動方向の速度
及び加速度、車両周辺の環境状態である走行路の形状、
外気温度及び外気湿度、車両内の環境状態である室内温
度及び室内湿度のうちの少なくとも1つの状態量を検出
することで、上記車両の挙動状態、車両周辺の環境状
態、及び車両内の環境状態の何れかを検出できる。
【0018】演算手段は、予め定めた所定時間内に検出
手段によって検出された状態に基づいて、予め定めた評
価条件において乗員により知覚されるべき感覚の度合を
表す感覚指数を演算する。この評価条件は、車両の状態
を評価するための対象基準を表すモードであり、ドライ
バ、助手席乗員、及び後部座席乗員の少なくとも1乗員
に対するモードや前記少なくとも1乗員の性別、年齢、
及び運転技術度の少なくとも1つを定めるモードが予め
設定されている。また、乗員により知覚されるべき感覚
としては、快適感、爽快感、不快感等がある。なお、請
求項8にも記載したが、感覚指数は、不快感の度合を表
す不快度がある。
【0019】所定時間内に検出手段によって検出された
状態は、車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、及び車
両内の環境状態の少なくとも1つの状態であり、車両の
挙動状態を検出したときは所定時間内の車両の挙動、そ
して車両の挙動の変動を検知できる。この車両の挙動そ
して車両の挙動の変動により、車両内の乗員には車両の
挙動または挙動の変動に応じた力が作用し位置移動や回
転移動等の変動が生じる。同様に、車両周辺の環境状態
を検出したときは所定時間内の車両周辺の温度湿度等の
環境状態、その変動を検知でき、車両内の環境状態を検
出したときは車両内の環境状態、その変動を検知でき
る。これらの環境状態、その変動により、車両内の乗員
には環境状態に応じた影響があり、暑さ感や寒さ感そし
て静寂感や喧騒感が生じることがある。この変動には、
通常許容値があり、許容値以内であるときは変動によっ
て乗員により知覚されるべき感覚の変動もない。そこ
で、演算手段では、前記評価条件において位置移動や回
転移動等の変動によって乗員により知覚されるべき感覚
の度合を表す感覚指数を演算する。出力手段は、演算手
段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感覚指数を越
えたときに所定のメッセージを出力する。これによっ
て、車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、及び車両内
の環境状態の少なくとも1つの状態に応じたメッセージ
を報知することができ、乗員に対して適切なアドバイス
を行うことができる。
【0020】上記のように、評価条件には、ドライバ、
助手席乗員、及び後部座席乗員の少なくとも1乗員に対
するモードや前記少なくとも1乗員の性別、年齢、及び
運転技術度の少なくとも1つを定めるモードがある。こ
れらのモードを1つ設定したのでは、他の乗員に対する
感覚指数を演算することができない。そこで、請求項2
の発明では、設定手段によって、複数の評価条件から対
象となる評価条件を演算モードとして設定入力する。そ
して、演算手段では、設定手段で設定された評価条件に
おける感覚指数が演算される。これによって、種々の乗
員やその乗員の種類によって適正な感覚指数を演算でき
る。
【0021】乗員により知覚されるべき感覚は多数あ
り、その表現自体も乗員が受ける力等によって知覚され
る感覚に左右される。そこで、請求項4にも記載した
が、出力手段が感覚指数と感覚指数に対応した知覚され
るべき感覚を表現したメッセージとの複数の関係を定め
たテーブルを備え、演算手段で演算した感覚指数に対応
するメッセージを出力するようにすれば、乗員により知
覚されるべき感覚に対応したメッセージを出力すること
が可能となり、出力されたメッセージに違和感が生じる
ことがない。
【0022】車両の走行中に出力されたメッセージは比
較的即時的であり、時々刻々とメッセージが変化するこ
とがある。例えば、レーンチェンジを頻繁に行ったり、
急発進や急停車を繰り返したりすると、それぞれに応じ
た感覚指数が求められ、対応するメッセージが出力され
るが、走行中に乗員、例えばドライバが認知できないこ
とや走行終了後まで覚えていないこともある。そこで、
請求項5にも記載したように、総合出力手段によって車
両の走行終了後に走行中に出力されたメッセージに基づ
いて総合的なメッセージを生成し出力するようにすれ
ば、走行中の状態を認知することができる。また、時間
的な経過を出力すれば、状態の履歴として認知すること
ができる。
【0023】上記メッセージとして例えば文字によって
出力した場合、メッセージの認知に時間を要することが
ある。そこで、請求項6にも記載したが、出力手段が予
め定めたキャラクタを表示可能な表示手段を備えてキャ
ラクタを表示させることによりメッセージを出力するよ
うにすれば、乗員はメッセージの認知が容易かつ短時間
でできるようになる。
【0024】上記のようにメッセージを出力した場合で
あっても、そのメッセージを認知し、対応する処理を施
さねばならない。例えばオーディオ音量が大き過ぎると
いうメッセージが出力された場合、オーディオ音量を小
さくする必要がある。そこで、請求項7にも記載したよ
うに、出力手段が、車両の運動性能を変更または調整す
るための調整手段へメッセージに対応する調整信号を出
力するようにすれば、車両の運動性能は自動的に変更ま
たは調整され、乗員は快適な走行状態や車内環境を得る
ことができる。なお、複数の評価条件から対象となる評
価条件を演算モードとして設定入力する場合には、各々
の評価条件に応じて車両の運動性能が変更または調整さ
れ、乗員の嗜好に合致させることが容易となる。
【0025】本発明の車両用環境状態出力方法では、車
両の挙動状態、車両周辺の環境状態、及び車両内の環境
状態の少なくとも1つの状態を検出し、予め定めた所定
時間内に検出された状態に基づいて、予め定めた評価条
件において知覚されるべき感覚の度合を表す感覚指数を
演算し、演算手段で演算した感覚指数が予め定めた所定
の感覚指数を越えたときに所定のメッセージを出力す
る。このようにすることによって、車両の挙動状態、車
両周辺の環境状態、及び車両内の環境状態の何れかの状
態に応じたメッセージを報知することができ、乗員に対
して適切なアドバイスを行うことができる。
【0026】上記車両用環境状態を出力する方法は、以
下の手順によるプログラムを含んだ記憶媒体により容易
に持ち運びが可能な車両用環境状態出力プログラムを記
憶した記憶媒体として提供できる。
【0027】すなわち、本発明の車両用環境状態出力プ
ログラムを記録した記録媒体は、コンピュータによって
車両の状態に基づいてメッセージを出力する車両用環境
状態出力プログラムを記録した記録媒体であって、前記
車両用環境状態出力プログラムは、車両の挙動状態、車
両周辺の環境状態、及び車両内の環境状態の少なくとも
1つの状態を検出し、予め定めた所定時間内に検出され
た状態に基づいて、予め定めた評価条件において知覚さ
れるべき感覚の度合を表す感覚指数を演算し、前記演算
手段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感覚指数を
越えたときに所定のメッセージを出力する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は運転
者の運転技術を向上させるためにセンサ出力に基づいて
同乗者の気分を推定するドライブシミュレータに本発明
の車両用環境状態出力装置を適用したものである。
【0029】図1に示すように、本実施の形態のドライ
ブシミュレータ10は、装置本体12、CPU14、R
AM16、ROM18、及び入出力ポート(I/O)2
4からなるマイクロコンピュータで構成され、各々バス
26によってコマンドやデータ授受が可能なように接続
されている。このバス26には、タイマ20及びフロッ
ピーディスク28が挿抜可能なフロッピーデュスクユニ
ット(FD装置)22が接続されている。なお、ROM
18には、後述する処理ルーチンや同乗者の気分の推定
結果を図形として表示させるためのキャラクタが記憶さ
れている。また、これら後述する処理ルーチンや同乗者
の気分の推定結果を図形として表示させるためのキャラ
クタは、FD装置22を介してフロッピーディスク28
に読み書き可能である。
【0030】入出力ポート24には、同乗者の気分を推
定した結果を表示するための表示装置30、及びスピー
カ装置32が接続されている。また、入出力ポート24
には、車両に搭載されるべき各種電子機器またはその電
子機器の特性値を出力するセンサが接続されている。こ
れらの各種電子機器またはその電子機器の特性値を出力
するセンサとしては、設定入力装置34、車速センサ3
6、操舵角センサ38、アクセル開度センサ40、ブレ
ーキセンサ42、ギヤ比出力装置44、タコメータに接
続された機関回転数センサ46、温度計48、湿度計5
0、方向指示センサ52、Gセンサ(ヨーレイトセン
サ)、ナビゲーションシステム56、オーディオ装置5
8、ストロークセンサ60がある。
【0031】設定入力装置34は、評価条件を設定する
ための入力装置であり、キーボードやスイッチ装置を用
いることができる。この設定入力装置34は、同乗する
ことを予測した仮想同乗者からみたドライバの運転状態
を評価するために、その仮想同乗者を設定するものであ
る。本実施の形態では、仮想同乗者の設定をモードとし
て扱い、標準的な同乗者を対象としたノーマルモード、
ドライバとの性別が異なる同乗者を対象とした異性モー
ド、子供の同乗者を対象とした子供モードの3種類が設
定可能である。これらの各々の設定について後述する評
価関数の係数が予め定められており、設定入力装置34
の設定入力によって、評価関数の係数が設定される。な
お、この他にも、スポーツモード、タクシーモード(送
迎モード)等を選択することができる。また、設定は、
助手席、及び後部座席の各々について設定するようにし
てもよい。詳細は後述するが、設定入力装置34では、
仮想同乗者からみたドライバの運転状態の評価結果を表
示する表示形態を選択設定することができるものであ
る。
【0032】車速センサ36はスピードメータ等に接続
され、車両走行時の速度を検出するためのものである。
操舵角センサ38は、ステアリングの回転軸等に取り付
けられ、操舵角を検出するためのものである。アクセル
開度センサ40は、アクセルペダル等に取り付けれら
れ、アクセルペダルの踏み込み量すなわち加速指示量を
検出するためのものである。ブレーキセンサ42は、ブ
レーキペダル等に取り付けられ、ブレーキペダルの踏み
込み量すなわち制動指示量を検出するためのものであ
る。ギヤ比出力装置44は、変速装置等に取り付けら
れ、現在のギヤ比またはギヤ比の切り換え指示を検出す
るためのものである。機関回転数センサ46はタコメー
タに接続され、機関回転数すなわちエンジンの回転数を
検出するためのものである。
【0033】温度計48は車両の居住空間内の温度を検
出するためのものであり、湿度計50は車両の居住空間
内の湿度を検出するためのものである。なお、車両外の
温度湿度をさらに検出するようにしてもよい。方向指示
センサ52は車両の右左折指示を検出するためのもので
あり、ターンシグナルレバー等に取り付けられている。
Gセンサ(ヨーレイトセンサ)は車両の加速度(ヨーレ
イト)を検出するためのものである。ナビゲーションシ
ステム56は、車両周辺の地図や道路の状況を提示する
ためのものであり、また車両外から通信により情報授受
することもできるものである。
【0034】オーディオ装置58は周知のように車両の
居住空間内に音響を提供するためのものであり、提供す
る音の音量や音質を設定できるものである。ストローク
センサ60は、車高を検出するためのものであり、また
車高の変位を検出するためのものであり、4輪車の場合
には車輪に対応して4箇所またはそれ以上取り付けるこ
とが可能である。このストロークセンサ60の出力から
車両の傾きを検出することができる。なお、これらの機
器等は、車両用のローカルエリアネットワークを介して
接続してもよい。
【0035】ここで、ドライバは、自己の通常のまたは
意図的な運転操作の結果により発生する車両の挙動、例
えばショック(振動)に対して客観的には不快感があっ
ても、自らの運転操作に起因することであるため、当然
のこととして不快の認識が低くなる。ところが、同乗者
は、運転操作を行っているわけではないので、上記のよ
うにショック等の車両の挙動を予測することが困難であ
るので、不意に訪れる車両の挙動により不快感が増大す
ることになる。
【0036】そこで、本実施の形態では、車両の挙動を
検知して、以下の(1)式による評価関数によって仮想
同乗者の気分を不快指数Jとして求めている。この評価
関数は、車両の挙動の要素と係数との積和からなり、本
実施の形態では、ステアリング操作速度、アクセルの変
化速度、横G+前後G、上下G、室内温度、室内湿度の
各値を用いている。
【0037】〔評価関数〕 不快指数J = C1 ×(ステアリング操作速度) +C2 ×(アクセルの変化速度) +C3 ×(横G+前後G) +C4 ×(上下G) +C5 ×(|室内温度−25°C|) +C6 ×(室内湿度) ・・・(1) 但し、C1 〜C6 :車速と機関回転数から定まる定数 また、モードによって変更可能
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。イ
グニッションキーにより車両への電源が投入(アクセア
リスイッチがオン)されると、図2のドライブシミュレ
ータの処理ルーチンが実行される。ステップ100で
は、設定入力装置34により入力された仮想同乗者の設
定(モード)読取と読み取った設定(モード)について
の初期値設定がなされる。本実施の形態では、ノーマル
モード、異性モード、及び子供モードの何れかが選択さ
れる。これによって、上記(1)式の評価関数の定数C
1 〜C6 が定まる。
【0039】次のステップ102では、上記(1)式を
用いて不快度を計算し、仮想同乗者からみたドライバの
運転状態を評価する(図2)。このステップ102は、
後述するように、所定時間内の運転状態を計算すると共
に、それを評価して評価結果を表示及び音声報知するも
のである。
【0040】このステップ102が実行されると、図3
の不快度計算ルーチンが実行され、ステップ200へ進
む。ステップ200では、タイマ20がスタートされ、
次のステップ202でタイマ20の経過時間Tが所定時
間t0以内(T≦t0)か否かが判断される。
【0041】T≦t0のときは、ステップ202で肯定
され、ステップ204で各種センサのセンサ値が読み取
られ、読み取ったセンサ値を用いて次のステップ206
で上記(1)式を用いて不快指数Jを計算する。次のス
テップ208では、ギヤ比出力装置44の出力値からギ
ヤチェンジがなされていないか否かを判断する。ギヤチ
ェンジがなされていないときはステップ208で肯定さ
れ、ステップ212へ進む。一方、ギヤチェンジがなさ
れたときは、ステップ208で否定され、ステップ21
0において上記計算した不快指数Jをギヤチェンジ時の
不快指数J1に記憶してステップ212へ進む。
【0042】ステップ212では、方向指示センサ52
の出力値から方向指示がなされていないか否かを判断す
る。方向指示がなされていないときはステップ212で
肯定され、ステップ216へ進む。一方、方向指示がな
されたときは、ステップ212で否定され、ステップ2
14において上記計算した不快指数Jを方向指示時の不
快指数J2に記憶してステップ216へ進む。
【0043】ステップ216では、上記ステップ206
で求めた不快指数Jが所定値K0を超えた(J>K0)
か否かを判断する。この所定値K0は、同乗者が不快と
感じる不快指数Jの値を予め実験により求めたものであ
り、設定されたモード毎に変更される。なお、モード毎
に変更することなく、一定の値を用いてもよい。
【0044】J>K0のときはステップ216で肯定さ
れ、次のステップ218でカウンタをカウントアップ
(C=C+1)してステップ202へ戻り、J≦K0の
ときはステップ216で否定され、そのままステップ2
02へ戻る。
【0045】このようにして、所定時間t0内に不快指
数Jが所定値K0を超えた回数(カウント値)を計数す
ると共に、ギヤチェンジ時の不快指数J1と方向指示時
の不快指数J2が記憶される。なお、ステップ210及
びステップ214で記憶されるギヤチェンジ時の不快指
数J1と方向指示時の不快指数J2とは、その最大値を
記憶するようにしてもよく、平均値を記憶してもよい。
【0046】T>t0(タイマ20の経過時間Tが所定
時間t0を経過)のときは、ステップ202で否定さ
れ、ステップ220へ進み、カウント値が所定値以内
(C≦C0)か否かを判断する。この所定値C0は、同
乗者が不快と感じる不快指数Jの経験回数を予め実験に
より求めたものであり、設定されたモード毎に変更され
る。なお、モード毎に変更することなく、一定の値を用
いてもよい。C≦C0のときは、ステップ220で肯定
され、ステップ222へ進む。一方、C>C0のとき
は、ステップ220で否定され、ステップ226へ進
む。
【0047】ステップ222では、ギヤチェンジ時の不
快指数J1が所定値以内(J1≦K1)か否かを判断す
る。この所定値K1は、ギヤチェンジ時に同乗者が不快
と感じる不快指数Jを予め実験により求めたものであ
り、設定されたモード毎に変更される。なお、モード毎
に変更することなく、一定の値を用いてもよい。J1≦
K1のときは、ステップ222で肯定され、ステップ2
24へ進む。一方、J1>K1のときは、ステップ22
2で否定され、ステップ226へ進む。
【0048】ステップ224では、方向指示時の不快指
数J2が所定値以内(J2≦K2)か否かを判断する。
この所定値K2は、方向指示時に同乗者が不快と感じる
不快指数Jを予め実験により求めたものであり、設定さ
れたモード毎に変更される。なお、モード毎に変更する
ことなく、一定の値を用いてもよい。J2>K2のとき
は、ステップ224で否定され、ステップ226へ進
む。
【0049】J2≦K2のときは、ステップ224で肯
定され、同乗者の気分を推定した結果として所定時間t
0内において仮想同乗者が不快と感じていないと判断
し、次のステップ228において表示装置30にメッセ
ージを表示すると共に、スピーカ装置32からメッセー
ジを報知する。
【0050】このステップ228は、仮想同乗者が不快
と感じていないので、快適であることを表すメッセージ
が出力される。例えば、設定入力がノーマルモードの場
合には、図4(1)に示すように表示装置30に快適で
あることを表す図形的なメッセージを表示すると共に、
スピーカ装置32から音声によって「快適です」等のメ
ッセージを報知する。また、異性モードの場合には、図
5(1)に示すように表示装置30に好感を持つことを
表す図形的なメッセージを表示すると共に、スピーカ装
置32から音声によって「好感を持ちます」等のメッセ
ージを報知する。さらに、子供モードの場合には、図6
(1)に示すように表示装置30に子供がはしゃいでい
る様子を表す図形的なメッセージを表示すると共に、ス
ピーカ装置32から音声によって「元気いっぱいです」
等のメッセージを報知する。
【0051】カウンタ値及び不快指数の少なくとも1つ
が所定値を超えてステップ226に進むと、カウンタ値
及び不快指数の大きさを判断する。これは、仮想同乗者
が不快と感じた不快指数等の程度を判断するためであ
る。本実施の形態では、仮想同乗者が不快と感じた不快
指数等の程度として、不快と不満の2段階を設定してい
る。不快の方が不満よりも、より不快感が大きいもので
ある。ステップ226の判断は、カウント値に対する判
断(C≦C1)、ギヤチェンジ時の不快指数J1に対す
る判断(J1≦K3)、方向指示時の不快指数J2に対
する判断(J2≦K4)の全てが肯定されたときに、肯
定される。なお、ステップ226では全てが肯定された
ときに肯定することに限定されず、何れか1つが肯定さ
れたとき、予め定めた1つが肯定されたときに肯定され
るようにしてもよい。
【0052】上記所定値C1は同乗者が不快または不快
まではいかないが不満であると感じる不快指数Jの経験
回数を予め実験により求めたものであり(C0<C
1)、所定値K3はギヤチェンジ時に同乗者が不快また
は不快まではいかないが不満であると感じる不快指数J
を予め実験により求めたものであり(K1<K3)、所
定値K4は方向指示時に同乗者が不快または不快までは
いかないが不満であると感じる不快指数Jを予め実験に
より求めたものであり(K2<K4)、各々の値は設定
されたモード毎に変更される。なお、モード毎に変更す
ることなく、一定の値を用いてもよい。
【0053】ステップ226で肯定されると、ステップ
230へ進む。このステップ230は、仮想同乗者が不
快までいかない不満を感じているので、不満であること
を表すメッセージが出力される。例えば、設定入力がノ
ーマルモードの場合には、図4(2)に示すように表示
装置30に不満であることを表す図形的なメッセージを
表示すると共に、スピーカ装置32から音声によって
「不満です」等のメッセージを報知する。また、異性モ
ードの場合には、図5(2)に示すように表示装置30
に幻滅したことを表す図形的なメッセージを表示すると
共に、スピーカ装置32から音声によって「幻滅しまし
た」等のメッセージを報知する。さらに、子供モードの
場合には、図6(2)に示すように表示装置30に子供
がぐったりしている様子を表す図形的なメッセージを表
示すると共に、スピーカ装置32から音声によって「ぐ
ったりしています」等のメッセージを報知する。
【0054】一方、ステップ226で否定されると、ス
テップ232へ進む。このステップ232は、仮想同乗
者が不快を感じているので、不快であることを表すメッ
セージが出力される。例えば、設定入力がノーマルモー
ドの場合には、図4(3)に示すように表示装置30に
不快であることを表す図形的なメッセージを表示すると
共に、スピーカ装置32から音声によって「不快です」
等のメッセージを報知する。また、異性モードの場合に
は、図5(3)に示すように表示装置30に破局に至り
そうなことを表す図形的なメッセージを表示すると共
に、スピーカ装置32から音声によって「破局しそうで
す」等のメッセージを報知する。さらに、子供モードの
場合には、図6(3)に示すように表示装置30に子供
が嘔吐したりするような気分が優れない様子を表す図形
的なメッセージを表示すると共に、スピーカ装置32か
ら音声によって「泣きだしそうです」等のメッセージを
報知する。
【0055】なお、上記では、仮想同乗者からみたドラ
イバの運転状態の評価結果をメッセージ出力させた場合
を説明したが、図7に示すように、評価結果に関する原
因要素をメッセージ出力してもよい。図7では、(1)
は原因要素がギヤ比変更操作であることを表す図形を示
し、(2)は原因要素がステアリング操作であることを
表す図形を示し、(3)原因要素がアクセルまたはブレ
ーキ操作であることを表す図形を示し、(4)路面が悪
路状態であることや蛇行運転状態であることを表す図形
を示している。
【0056】また、上記では、ステップ228、23
0、232の各々において表示装置30に図形を表示す
る場合を説明したが、ナビゲーションシステムが接続さ
れているので、図8に示すように、ナビゲーションシス
テムのディスプレイ画面80の一部(または全部)に一
時的に評価図形82を表示させてもよい。このように表
示させることによって、ドライバの目視する位置を分散
させることなく、注視点付近に評価図形を表示でき、ド
ライバの認知度が向上する。
【0057】上記のようにして表示装置30の評価図形
によるメッセージ表示とスピーカ装置32から音声によ
るメッセージ報知とが終了すると、ステップ234へ進
み、カウンタ及びタイマをリセットすると共に、記憶し
た不快指数J1,J2を消去し、本ルーチンを終了す
る。
【0058】次に、上記ルーチンで不快指数を求めて評
価結果をメッセージ出力(表示及び音声出力)した運転
状態は、走行と共に、時々刻々と変化する。そこで、図
2のステップ104では、ステップ102で計算した不
快指数Jをその時点の不快感として、配列fに記憶す
る。なお、不快指数Jは時刻tと共に記憶することによ
って、時刻歴として不快指数を記憶することもできる。
【0059】次のステップ106では、走行終了か否か
を判断する。この判断基準は、車両の停車が一定時間を
経過したとき、ミッションが駐車状態になったとき等が
ある。車両が走行中であるときはステップ106で否定
されステップ102へ戻り、走行終了のときはステップ
106で肯定されステップ108へ進む。
【0060】ステップ108では、総合評価用の不快度
JTを計算する。総合評価用の不快度JTは、記憶され
た配列fの各要素(不快指数)の平均値、最大値、最大
頻度の不快指数等によって計算することができる。総合
評価用の不快度JTの計算が終了すると、次のステップ
110において、総合評価としての運転状況を出力す
る。この総合評価としての運転状況の出力は、予め定め
た所定値K5、K6(K5<K6)により、3段階の評
価が行われる。すなわち、JT≦K5のときは、仮想同
乗者がおおむね不快と感じない、快適であることを表す
メッセージが出力される。また、K5<JT≦K6のと
きは、仮想同乗者が不快までいかない不満を感じている
として不満であることを表すメッセージが出力される。
さらに、JT>K6のときは仮想同乗者が不快を感じて
いるとして不快であることを表すメッセージが出力され
る。
【0061】なお、上記ステップ110のメッセージ出
力は、例えば、設定入力がノーマルモードの場合には、
図9に示すように、表示装置30に仮想同乗者の気分を
表す評価図形のメッセージを表示する(図9の例では快
適を表す)と共に、スピーカ装置32から音声によって
メッセージを報知する。また、表示画面上に、不快指数
の履歴や評価結果に関する原因要素を(項目別に)詳細
84としてメッセージ出力してもよい。
【0062】以上説明したように、本実施の形態では、
所定時間内の車両の挙動からその挙動による仮想的な同
乗者の気分を不快指数として求め、その不快指数を評価
し、不快指数に対応するメッセージを出力している。従
って、ドライバ単一で運転しているときであっても、同
乗者を考慮した車両の挙動を評価することができる。ま
た、仮想の同乗者は設定によって、定めることができる
ので、設定した仮想同乗者に応じてその同乗者を考慮し
た車両の挙動を評価することができる。これによって、
ドライバは運転技術の向上を図ることができる。
【0063】なお、上記実施の形態では、車両の方向指
示がなされたときの不快指数を求めた場合を説明した
が、方向指示後の各種センサのセンサ値との組み合わせ
から不快指数を計算してもよい。例えば、方向指示後に
短時間で方向転換や右折左折が行われることは、同乗者
に不安感を生じさせることがある。このため、方向指示
後の所定時間以内になされる操舵角やGを検出したり、
その回数を計数したりして不快指数を計算することがで
きる。
【0064】また、上記実施の形態では、表示装置に表
示する図形を記憶した場合について説明したが、車両外
からデータとして受信し、表示させてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用環境
状態出力装置によれば、所定時間内に検出された車両の
挙動状態、車両周辺の環境状態及び車両内の環境状態の
何れかに基づいて演算される、乗員により知覚されるべ
き不快感等の感覚の度合を表す感覚指数が所定の感覚指
数を越えたときに出力手段により所定のメッセージを出
力することによって、車両の挙動状態、車両周辺の環境
状態、及び車両内の環境状態の少なくとも1つの状態に
応じたメッセージを報知することができ、乗員に対して
適切なアドバイスを行うことができる、という効果があ
る。
【0066】また、請求項2の発明によれば、複数の評
価条件から対象となる評価条件を演算モードとして設定
入力することによって、種々の乗員やその乗員の種類に
よって適正な感覚指数を演算できる、という効果があ
る。
【0067】また、請求項4の発明によれば、感覚指数
と感覚指数に対応した知覚されるべき感覚を表現したメ
ッセージとの複数の関係を定めたテーブルを備えること
によって、乗員により知覚されるべき感覚に対応したメ
ッセージを出力することが可能となり、出力されたメッ
セージに違和感が生じることがない、という効果があ
る。
【0068】また、請求項5の発明によれば、車両の走
行終了後に走行中に出力されたメッセージに基づいて総
合的なメッセージを生成し出力するので、走行中の状態
を認知することができ、時間的な経過を出力すれば状態
の履歴として認知させることができる、という効果があ
る。また、請求項6の発明によれば、予め定めたキャラ
クタを表示することができるので、乗員はメッセージの
認知が容易かつ短時間で可能となる、という効果があ
る。
【0069】また、請求項7の発明によれば、メッセー
ジに対応する調整信号を出力することにより車両の運動
性能を変更または調整することができ、車両の運動性能
を自動的に変更または調整が可能となり、乗員は快適な
走行状態や車内環境を得ることができる、という効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるドライブシミュレ
ータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるドライブシミュレ
ータの処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】不快度計算の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図4】ノーマルモードにおける仮想同乗者の気分を表
すイメージ図である。
【図5】異性モードにおける仮想同乗者の気分を表すイ
メージ図である。
【図6】子供モードにおける仮想同乗者の気分を表すイ
メージ図である。
【図7】メッセージ出力可能な評価結果に関する原因要
素を表すイメージ図である。
【図8】一部の画面に評価結果をメッセージ出力した場
合を示すイメージ図である。
【図9】総合的な評価結果をメッセージ出力した場合を
示すイメージ図である。
【符号の説明】
10 ドライブシミュレータ 22 フロッピーデュスクユニット 30 表示装置 32 スピーカ装置 34 設定入力装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、
    及び車両内の環境状態の少なくとも1つの状態を検出す
    る検出手段と、 予め定めた所定時間内に検出された状態に基づいて、予
    め定めた評価条件において知覚されるべき感覚の度合を
    表す感覚指数を演算する演算手段と、 前記演算手段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感
    覚指数を越えたときに所定のメッセージを出力する出力
    手段と、 を備えた車両用環境状態出力装置。
  2. 【請求項2】 複数の評価条件から対象となる評価条件
    を演算モードとして設定入力するための設定手段をさら
    に備え、前記演算手段は、設定手段で設定された評価条
    件における感覚指数を演算することを特徴とする請求項
    1に記載の車両用環境状態出力装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記車両の挙動状態で
    ある車両の幅方向、前後方向、上下方向、及び旋回方向
    の何れかの移動方向の速度及び加速度、車両周辺の環境
    状態である走行路の形状、外気温度及び外気湿度、車両
    内の環境状態である室内温度及び室内湿度のうちの少な
    くとも1つの状態量を検出することを特徴とする請求項
    1または2に記載の車両用環境状態出力装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記感覚指数と感覚指
    数に対応した知覚されるべき感覚を表現したメッセージ
    との複数の関係を定めたテーブルを備え、前記演算手段
    で演算した感覚指数に対応するメッセージを出力するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の車両用環境状態出力装置。
  5. 【請求項5】 前記車両の走行終了後に走行中に出力さ
    れたメッセージに基づいて総合的なメッセージを生成し
    出力する総合出力手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両用環境
    状態出力装置。
  6. 【請求項6】 前記出力手段は、予め定めたキャラクタ
    を表示可能な表示手段を備え、キャラクタを表示させる
    ことにより前記メッセージを出力することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の車両用環境
    状態出力装置。
  7. 【請求項7】 前記出力手段は、前記車両の運動性能を
    変更または調整するための調整手段へ前記メッセージに
    対応する調整信号を出力することを特徴とする請求項1
    乃至請求項6の何れか1項に記載の車両用環境状態出力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記感覚指数は、不快感の度合を表す不
    快度であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何
    れか1項に記載の車両用環境状態出力装置。
  9. 【請求項9】 車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、
    及び車両内の環境状態の少なくとも1つの状態を検出
    し、 予め定めた所定時間内に検出された状態に基づいて、予
    め定めた評価条件において知覚されるべき感覚の度合を
    表す感覚指数を演算し、 前記演算手段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感
    覚指数を越えたときに所定のメッセージを出力する車両
    用環境状態出力方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータによって車両の状態に基
    づいてメッセージを出力する車両用環境状態出力プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記車両用環境状態出力プログラムは、 車両の挙動状態、車両周辺の環境状態、及び車両内の環
    境状態の少なくとも1つの状態を検出し、 予め定めた所定時間内に検出された状態に基づいて、予
    め定めた評価条件において知覚されるべき感覚の度合を
    表す感覚指数を演算し、 前記演算手段で演算した感覚指数が予め定めた所定の感
    覚指数を越えたときに所定のメッセージを出力すること
    を特徴とする車両用環境状態出力プログラムを記録した
    記録媒体。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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