JP2003064224A - 導電性ロール - Google Patents

導電性ロール

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JP2003064224A
JP2003064224A JP2001261275A JP2001261275A JP2003064224A JP 2003064224 A JP2003064224 A JP 2003064224A JP 2001261275 A JP2001261275 A JP 2001261275A JP 2001261275 A JP2001261275 A JP 2001261275A JP 2003064224 A JP2003064224 A JP 2003064224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール表面のオゾン劣化を防止し、酸化被膜
による高抵抗層の発生を抑えることができ、連続通電後
の電気抵抗の電圧変動を小さくすると共に、感光体汚染
を防止する。 【解決手段】 エピクロルヒドリンゴム単独、あるい
は、エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジ
エンゴムとを含むゴム混合物からなるゴム成分を用い、
上記ゴム成分100重量部に対して、老化防止剤が3重
量部以上7重量部以下の割合で配合されると共に、上記
エピクロルヒドリンゴムの重量に対し、受酸剤であるハ
イドロタルサイトが1重量%以上5重量%以下の割合で
配合されたゴム組成物をロール状に成形して導電性ロー
ルを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ロールに関
し、詳しくは、レーザービームプリンタ、複写機、ファ
クシミリ、ATMなどのOA機器における電子写真装置
の導電性機構に使用され、ロール表面のオゾン劣化を防
止し、抵抗安定性を改良した導電性ロールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリンター、電子写真複写機、ファクシ
ミリ装置等の電子写真装置における導電性機構において
は、感光ドラムを一様に帯電させるための帯電ローラ、
トナーを搬送させるためのトナー供給ローラ、トナーを
感光体に付着させるための現像ローラ及びトナー像を感
光体から用紙に転写するための転写ローラなどの種々の
ローラ(ロールとも称する)が用いられている。
【0003】このような導電性ロールは、一般的に、円
柱状の芯金とこの芯金の周囲に同心円状に積層された加
硫ゴム層とから構成されており、その用途に応じて、導
電性(電気抵抗、そのばらつき、環境依存性、電圧依存
性)、非汚染性、低硬度及び寸法安定性等の種々の性能
が要求されている。
【0004】導電性を付与するため、この種の導電性ロ
ールにおいては、カーボンブラック又は金属酸化物等の
導電付与剤をゴム中に練りこみ、分散させることにより
ロールの電気抵抗を制御する方法がある。しかし、この
方法では、導電付与剤の分散のコントロールが難しく、
また、成形・加硫時のゴム流動によって、導電付与剤の
分散状態が変化し、その結果、電気抵抗がばらつくとい
う問題がある。
【0005】そこで、電気抵抗のばらつきを解決する方
法として、ポリマー自体が導電性を有する材料であるエ
ピクロルヒドリンとエチレンオキサイドの共重合体(エ
ピクロルヒドリンゴム)やアクリロニトリルブタジエン
ゴム(NBR)等を用いる方法が提案されている。この
ようなイオン導電性の材料を用いることで導電付与剤を
使用することなく所望の電気抵抗値を得ることができ、
また、電気抵抗のばらつきを小さくすることができる。
【0006】ところで、昨今のプリンターのカラー化に
ともない、カラー画像を得るためには、4色を1色ごと
に転写する必要があり、使用する電流の幅が大きくなっ
たため電圧変動を持つ導電性部材は使用困難な状況にあ
る。また、鮮明な画像を得るためロール表面の抵抗バラ
ツキの小さい材料が好ましい。そこで、導電性ロールと
しては、上記のようなイオン導電性の材料を使うことが
多くなっており、特に、耐オゾン性に優れたエピクロル
ヒドリンゴム等が使用され、種々の提案がなされてい
る。
【0007】例えば、本発明者は、特開平9−2721
5号では、エピクロルヒドリンゴムにカーボンブラック
を含有することを特徴とする導電性ゴム組成物を提案し
ている。また、本発明者は、特開平11−65269号
では、ポリマー自体が導電性を有するエピクロルヒドリ
ンゴム及びNBRをブレンドした導電性ゴム組成物を提
案している。さらに、特開平10−87892号では、
導電付与剤を使用せず、ポリマー自体が導電性を有する
エピクロロヒドリンゴムを使用した導電性ローラが提案
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昨今で
は、カラー画像を得るため、使用する電圧が大きくな
り、発生するオゾンの量も増加傾向にある。そのため
に、オゾン試験では良好なエピクロルヒドリンを用いた
上記のような導電性ロールであっても、その表面が酸化
劣化を起こし、高抵抗層が形成され、その結果、低電圧
領域で抵抗が高くなる現象が起こる。このように、連続
通電により表面がオゾン劣化し、低電圧領域で抵抗が高
くなり電気抵抗の電圧変動が大きくなると、画像不良の
問題が生じる場合があり、継続使用時の抵抗安定性に改
良の余地がある。
【0009】具体的には、上記の特開平9−27215
号及び特開平10−87892号では、エピクロロヒド
リンゴム100重量部に対して、老化防止剤を各々1.
5〜1重量部しか使用しておらず、上記のようなオゾン
対策に改善の余地がある。また、上記の特開平11−6
5269号では老化防止剤を配合することは記載されて
はいるものの、配合量までは規定されておらず、同様に
オゾン対策に改善の余地がある。
【0010】また、エピクロルヒドリン系重合体を使用
する場合には、加硫反応時に塩化水素を発生し、加硫阻
害や感光体汚染の原因となるため、酸化マグネシウムや
四酸化三鉛等の受酸剤を使用して塩化水素を除去する
が、酸化マグネシウムには分散が不良であるという問題
があり、四酸化三鉛は重金属のためにその使用が制限さ
れるという問題がある。
【0011】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、ロール表面のオゾン劣化を防止し、酸化被膜
による高抵抗層の発生を抑えることができ、連続通電後
の電気抵抗の電圧変動を小さくすると共に、感光体汚染
を防止することができる導電性ロールを提供することを
課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、エピクロルヒドリンゴム単独、あるい
は、エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジ
エンゴムとを含むゴム混合物を含有するゴム成分を用
い、上記ゴム成分100重量部に対して、老化防止剤が
3重量部以上7重量部以下の割合で配合されると共に、
上記エピクロルヒドリンゴムの重量に対し、受酸剤であ
るハイドロタルサイトが1重量%以上5重量%以下の割
合で配合されたゴム組成物をロール状に成形してなるこ
とを特徴とする導電性ロールを提供している。
【0013】このように、本発明の導電性ロールでは、
ゴム成分として、イオン導電材であるエピクロルヒドリ
ンゴム単独、あるいは、エピクロルヒドリンゴムとアク
リロニトリルブタジエンゴムとを含むゴム混合物のいず
れかを含有するゴム成分を用いているので、ゴム成分自
体が導電性を有しており、低電気抵抗を実現する上に電
気抵抗がばらつくこともなく耐オゾン性も良好なものと
することができる。また、ゴム組成物中のゴム成分10
0重量部に対して、老化防止剤を3重量部以上7重量部
以下配合しているので、オゾン劣化を抑制し、ロール表
面の酸化被膜による高抵抗層の発生を抑えることがで
き、よって連続通電後の電気抵抗の電圧変動が小さい導
電性ロールとすることができる。さらに、エピクロルヒ
ドリンゴムに対し、受酸剤としてハイドロタルサイトを
1重量%以上5重量%以下の割合で配合するので、エピ
クロルヒドリンの加硫反応時に発生する塩化水素による
加硫阻害および感光体汚染を防止できる。
【0014】上記ゴム成分100重量部に対して、老化
防止剤が3重量部以上7重量部以下、好ましくは4重量
部以上6重量部以下の割合で配合されている。上記範囲
としているのは、3重量部よりも少ないと、本発明のオ
ゾン劣化防止、酸化皮膜形成防止効果が生じずに、連続
通電後の電気抵抗の電圧変動が大きくなるためである。
一方、7重量部よりも多く配合するとブルームが起こり
感光体汚染が生じるためである。
【0015】上記エピクロルヒドリンゴムの重量に対
し、受酸剤であるハイドロタルサイトが1重量%以上5
重量%以下、好ましくは2重量%以上4重量%以下の割
合で配合している。受酸剤としてハイドロタルサイトを
配合すると、エピクロルヒドリンの加硫時に発生する塩
素に起因する塩化水素の塩素イオンと、ハイドロタルサ
イトが反応するため加硫阻害や感光体汚染を防止するこ
とができる。また、分散性にも優れるので、混練状態や
加工等による物性への影響が少ないため好ましい。ま
た、受酸剤として酸化マグネシウムや四酸化三鉛などを
使用した場合に生じる分散不良をもなくすことができ
る。上記範囲としているのは、1重量部よりも少ない
と、エピクロルヒドリンの加硫反応時に発生する塩化水
素による加硫阻害および感光体汚染を防止する効果が生
じないためである。一方、5重量部よりも多いと、硬度
が上がるという問題があるためである。
【0016】上記老化防止剤としては、従来の老化防止
剤を使用でき、例えば、2−メルカプトベンゾイミダゾ
ールなどのイミダゾール類、フェニル−α−ナフチルア
ミン、N,N−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジア
ミン、N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニ
レンジアミンなどのアミン類、ジ−tert−ブチル−
p−クレゾール、スチレン化フェノールなどのフェノ一
ル類等が挙げられる。特に、アミン類のCD(4,4’
(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン)、イ
ミダゾール類のMB(2−メルカプトベンゾイミダゾー
ル)やMBZ(2−メルカプトベンゾイミダゾール亜
鉛)、フェノール類のNBC(ニッケルジブチルジチオ
カルバメート)などが効果的である。これらの内から1
種類を選んで、単独で使用してもよいが、2種類又は3
種類の老化防止剤を併用した方がブルームしにくいため
好ましい。
【0017】本発明の導電性ロールでは、連続通電後の
電気抵抗の電圧変動を小さくすることができるが、具体
的には、後述する方法により、温度15℃、湿度10%
雰囲気下で印可電圧2KVで100時間連続で通電試験
を行った後の電気抵抗を測定している。印加電圧100
Vの低電圧と1000Vの高電圧の2つの電圧値で電気
抵抗を測定し、両者の抵抗値の差ΔR(100V−10
00V)の値により通電後の電圧変動を評価している。
上記抵抗値の差ΔR(100V−1000V)は、両者
の抵抗値を常用対数値で記載した時の、両者の常用対数
値の値の差が0.3以下であるのが好ましい。これによ
り良好な画像を形成することができる。
【0018】上記エピクロルヒドリンゴムとアクリロニ
トリルブタジエンゴム(NBR)とを含むゴム混合物総
重量に対するエピクロルヒドリンゴムの重量割合は20
重量%以上、好ましくは30重量%以上であるのが良
い。特に、(エピクロルヒドリンゴム:NBR)が(1
00:0)〜(20:80)の範囲で配合されるのが良
い。これにより、良好な耐オゾン性、低電気抵抗を得る
ことができる。(JISK6259でいうオゾン試験
(40℃、72hr、50pphm、10%)ではクラ
ックはみられない。) 上記範囲としているのは、ゴム混合物総重量中、エピク
ロルヒドリンゴムが20重量%より小さいと耐オゾン性
が低下してしまうためである。
【0019】上記ゴム混合物にNBRを用いているの
は、NBRが物性に非常に優れている(圧縮永久ひず
み、硬度が低く、かつ下記特定の加硫系で加硫時間が短
い)ためである。また、NBR(特に液状NBRを含有
したもの)を混合するとポリマー鎖が動きやすいため、
加工性にも優れ、かつイオンの輸送効率も高くなるので
電気抵抗も低くすることができる。特に、液状NBRを
含有したNBRは低硬度化が可能であるため好ましい。
なお、高分子量NBRと液状NBRの混合物が、感光体
汚染を防ぎ、かつゴム組成物の物性を良好に保つことが
できるので、特に好適に用いられる。
【0020】また、上記ゴム混合物には、耐オゾン性等
の物性を損なわない範囲内で、組成物中に極性基を持つ
種々のイオン導電性ゴムを用いることもでき、具体的に
は、クロプレンゴム(CR)、アクリルゴム、ウレタン
ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EP
DM)、スチレンゴム(SBR)等が挙げられる。
【0021】本発明では、ゴム成分100重量部に対し
て化学発泡剤を1重量部以上10重量部以下、好ましく
は3重量部以上8重量部以下の割合で配合していること
が好ましい。このようにロールを発泡体とした場合、柔
軟性が向上する。よって、転写ローラ等に使用したとき
に、転写部材を押圧した時のトナー画像の乱れが生じに
くく、良好な画質の画像の得ることができる。上記範囲
としているのは1重量部より少ないと発泡が不十分とな
り柔軟性が不足するためである。一方、10重量部より
も多いと発泡剤が加硫を阻害して加硫が不十分になり強
度が不足するおそれがあるためである。なお、発泡倍率
(体積%)は150%以上500%以下、好ましくは2
00%以上300%以下であるのが良い。
【0022】上記化学発泡剤とは、化学反応型の有機系
発泡剤であり、例えば、アゾジカルボンアミド(ADC
A)、N,N−ジニトロソペンタメチレンテトラミン
(DPT)、4、4’−オキシビス(ベンゼンスルホニ
ルヒドラジド(OBSH))等が挙げられる。通常は、
ゴムの加熱・架橋反応と同時に発泡が起こる。また、化
学反応型の有機発泡剤に代えて、低沸点型の発泡剤が用
いられてもよく、マイクロセルによって気泡が形成され
てもよい。なお、必要に応じて、尿素助剤等の公知の発
泡助剤を併用してもよい。
【0023】また、上記化学発泡剤を配合することで、
ロールがスポンジ化され、ショアE硬度が20以上50
以下、好ましくは25以上45以下であるのが良い。転
写ロールなどのニップ幅を必要とする部材にも応用する
ことができる。これにより、導電性ロールが静電潜像保
持体に押しつけられた場合のニップ幅が大きくすること
ができる。上記範囲としているのは、20未満であると
柔らかすぎて圧縮歪み大きくなり過ぎるためである。一
方、50を越えると硬すぎて剛直な感光体と接触した時
の摩耗が大きく且つ画像上の欠陥が発生し易いことによ
る。
【0024】本発明の導電性ロールの電気抵抗値は10
4.0Ω以上1010.0Ω以下、好ましくは10
5.0Ω以上109.0Ω以下であるのが良い。これに
より、カラー複写機あるいはカラープリンタ用の現像ロ
ーラ、帯電ローラ、転写ローラ等の導電性ロールとして
好適に用いることができる。上記範囲としているのは、
電気抵抗が104.0Ωより小さい導電性ロールでは電
流が流れすぎ、画像不良が発生するためである。一方、
1010.0Ωより大きいと、転写や帯電、トナー供給
等の効率が低下し導電性ロールとして実用に適さなくな
るという問題があるためである。
【0025】本発明の導電性ロールを得るために、必要
に応じて加硫剤、加硫促進剤、充填剤等の各種添加剤を
配合することができる。
【0026】加硫剤としては、例えば硫黄、有機含有硫
黄化合物の他、過酸化物なども使用可能である。有機含
硫黄化合物としては、例えば、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、N,N−ジチオビスモルホリンなどが挙げ
られる。過酸化物としてはべンゾイルペルオキシド等を
挙げることができる。特に、低電気抵抗を実現できるた
め、粉末硫黄が好ましい。なお、これらのうち、加硫と
ともに発泡を行う場合には、加硫速度と発泡速度のバラ
ンスが良くなる点から硫黄を用いるのが好ましい。加硫
剤の添加量は、ゴム成分100重量部に対して、0.5
重量部以上3重量部以下、好ましくは1重量部以上2重
量部以下が良い。
【0027】また、加硫促進剤を配合することが好まし
く、消石灰、マグネシア(MgO)、リサージ(Pb
O)等の無機促進剤や以下に記す有機促進剤を用いるこ
とができる。有機促進剤としては、2−メルカプト・ベ
ンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド、N−
シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェン等の
チアゾール系、n−ブチルアミン、tert−ブチルア
ミン、プロピルアミン等の脂肪族第1アミンと2−メル
カプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮合物、ジシクロヘ
キシルアミン、ピロリジン、ピペリジン等の脂肪族第2
アミンと2−メルカプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮
合物、脂環式第1アミンと2−メルカプト・ベンゾチア
ゾールとの酸化縮合物、モリフォリン系化合物と2−メ
ルカプト・ベンゾチアゾールとの酸化縮合物等のスルフ
ェンアミド系、テトラメチルチウラムモノスルフィド、
テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウ
ラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド等のチウラム系、ジメチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチ
オカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸テル
ル等のジチオカルバミン酸塩系、トリメチルチオ尿素、
N,N’−ジエチルチオ尿素等のチオウレア系を適宜組
み合わせていることが好ましい。加硫促進剤の添加量
は、ゴム成分100重量部に対して、1重量部以上5重
量部以下、好ましくは1.5重量部以上3重量部以下が
良い。
【0028】加硫促進助剤としては、例えば亜鉛華等の
金属酸化物、ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸等
の脂肪酸、その他従来公知の加硫促進助剤が挙げられ
る。
【0029】本発明の導電性ロールは、常法により作成
でき、例えば、上記ゴム組成物(混練物)を所要の配合
でオープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー等の
ゴム混練装置に投入し、100℃で1〜20分程度混練
りした後、単軸押出機でチューブ状に予備成形し、この
予備成形品を160℃、10〜60分加硫したのち、芯
金を挿入し表面を研磨した後、所要寸法にカットしてロ
ーラとする等の従来公知の種々の方法を用いることがで
きる。混練物の加硫は、例えば、電気プレス機、缶加
硫、電子線の照射等により行うとよい。加硫時間等の加
硫条件は、ゴム成分、加硫剤等の種類や配合比、あるい
は、発泡させた場合は発泡剤と発泡助剤の種類と量によ
って異なるが、加硫試験用レオメータ(例:キュラスト
メータ)により最適加硫時間を求めて決めるとよい。ま
た、加硫温度は必要に応じて上記温度に上下して定めて
もよい。なお、感光体汚染を低減させるため、なるべく
十分な加硫量を得られるように加硫条件を設定すること
が好ましい。
【0030】成形は加硫前又は加硫と同時に行うことが
できる。例えば、混練物をローラ−形状の金型内に圧縮
成形した後、金型を加熱することにより加硫する。また
はインジェクション成形、トランスファー成形、押出成
形により、チューブ状(ローラ状)、シート状、ベルト
状等の所望の形状に成形しながら加硫を行ってもよい。
【0031】導電性ロールは円筒状に成形した状態で、
その肉厚は2mm〜10mm、好ましくは3mm〜6m
mであるのが良い。これは、肉厚が2mm以下だと、適
当なニップがかせげないためであり、10mm以下だと
部材が大きすぎて小型軽量化に向かないことに因る。
【0032】ゴムローラの機械的強度を向上させるため
に、必要に応じて、電気抵抗に影響を与えない範囲内で
充填剤を配合することができる。充填剤としては、例え
ば、シリカ、カーボンブラック、クレー、タルク、炭酸
カルシウム、二塩基性亜リン酸塩(DLP)、塩基性炭
酸マグネシウム、アルミナ等の粉体を挙げることができ
る。充填剤を配合する場合、充填剤は導電性ローラ全体
当たり10重量%以下とするのが好ましい。これは充填
剤の配合はゴムの引っ張り強度及び引き裂き強度の改善
には有効であるものの、余り多く配合するとゴムの柔軟
性を大きく低下させるためである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる
円筒形状の導電性ロール1を示し、その中空部に円柱形
状の芯金(シャフト)2を圧入して取り付けている。
【0034】上記導電性ロール1は、ゴム成分としてエ
ピクロルヒドリンゴムを単独で用い、ゴム成分100重
量部に対して、老化防止剤としてアミン系のCDを4重
量部、イミダゾール系のMBZを2重量部の2種類を配
合し、受酸剤としてハイドロタルサイトを3重量部配合
し、化学発泡剤としてアゾジカルボンアミド(ADC
A)を5重量部、発泡助剤(尿素助剤)を5重量部配合
している。
【0035】さらに、必要に応じて、加硫剤として粉末
硫黄、加硫促進剤等を配合したゴム組成物を混練した
後、押出機で円筒状に押出して予備成形し、これを所定
寸法に裁断して予備成形体を得えている。この予備成形
体を加硫缶に投入し、化学発泡剤がガス化して発泡する
と共に、ゴム成分が架橋する温度で加硫している。加硫
処理の条件は、ゴム成分、化学発泡剤、加硫剤等の添加
剤の種類や配合比によって異なり、適宜調整される。こ
の加硫成形された円筒形状の導電性ロール1の中空に金
属製のシャフトからなる芯金(φ6mm)を挿入し、研
磨すると共にカットして仕上げている。
【0036】導電性ロール1は、化学発泡剤を配合し、
スポンジ化することにより、ショアE硬度を41として
いる。また、連続通電(2kV、1000時間)後の電
気抵抗の電圧変動(100V−1000V)が0.20
Ωと非常に小さくしている。
【0037】このうように、導電性ロール1は、エピク
ロルヒドリンゴムに、規定量のハイドロタルサイトと老
化防止剤を配合したゴム組成物より成形されているた
め、ロール表面のオゾン劣化を防止し、酸化被膜による
高抵抗層の発生を抑えることができ、連続通電後の電気
抵抗の電圧変動を小さくすると共に、感光体汚染を防止
することができる。従って、現像ローラ、帯電ローラ、
カラー複写機あるいはカラープリンタ用転写ローラ等の
導電性ロールとして好適に用いることができる。
【0038】以下、本発明の導電性ロールの実施例1〜
9および比較例1〜8について詳述する。実施例1〜9
および比較例1〜8について、表1、表2に記載の配合
を常法により混練、押出、加硫、成形加工、研磨してシ
ャフト径φ6mm、ロール外径φ12mm、ロール長さ
220mmの導電性ロールを作成した。詳しくは、表
1、表2の配合をニーダに投入し、100℃で、1〜2
0分程度混練りした後、ゴム混練装置より押し出した。
次いで、予備成形体を160℃、30分加硫した後、金
属製のシャフト径(φ6mm)を挿入し、研磨、カット
して導電性ゴムロール(外径φ12mm、長さ220m
mの)導電性ロールを作成した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】なお、表1、表2中の各配合の数値単位は
重量部である。また、ロール抵抗の値の数値は(log
Ω(常用対数値))である。なお表1、表2中にて使用
した原材料名の原材料種および製造元を下記の表3に示
す。
【0042】
【表3】
【0043】(実施例1乃至実施例9)実施例1乃至実
施例9はいずれも、本発明の導電性ロールを形成するゴ
ム組成物である。すなわち、実施例1〜実施例6はエピ
クロルヒドリン単独をゴム成分として用い、このゴム成
分100重量部に対して、老化防止剤を3重量部〜7重
量部配合し、さらにハイドロタルサイトをエピクロルヒ
ドリンゴムに対して1重量%〜5重量%含有し、さらに
化学発泡剤を規定量使用しスポンジ化することにより、
ショアE硬度を39〜41としている。また実施例7〜
実施例9は、エピクロルヒドリンとNBRの重量比率
が、80対20〜20対80であるゴム混合物をゴム成
分として用いるゴム組成物において、ゴム成分100重
量部に対して、老化防止剤を4.5重量部配合し、さら
にハイドロタルサイトをエピクロルヒドリンゴムに対し
3重量%含有し、化学発泡剤を使用することでスポンジ
化することにより、ショアE硬度を33〜37としてい
る。
【0044】(比較例1乃至比較例8)他方、比較例1
乃至比較例8は本発明の規定範囲外のゴム組成物から成
形された導電性ゴムロールの例である。すなわち、比較
例1〜比較例5は、エピクロルヒドリンゴム単独でゴム
成分として用いているが、比較例1〜比較例3は、老化
防止剤の配合量が本発明の範囲外であり、比較例4及び
比較例5はハイドロタルサイトの配合量が本発明の範囲
外である。比較例6及び比較例7はエピクロルヒドリン
とNBRの重量比率が、20対80であるゴム混合物を
ゴム成分として用いているが、比較例6は老化防止剤及
びハイドロタルサイトを配合しておらず、比較例7は老
化防止剤を配合していない。比較例8はゴム成分として
NBRのみを使用しており、老化防止剤及びハイドロタ
ルサイトを配合していない。
【0045】なお、実施例7、8。9、比較例7におい
て、エピクロルヒドリンゴムに対するハイドロタルサイ
トの重量割合は、3.0重量%である。
【0046】上記実施例1乃至実施例9、比較例1乃至
比較例9のゴムロールを、連続通電試験前後の電気抵抗
測定、硬度(ショアE)、感光体汚染の有無、オゾン劣
化に関して以下の様に試験及び/又は評価した。結果を
下記の表4、表5に示す。
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】(連続通電試験前後の電気抵抗測定)15
℃、10%雰囲気下で、図2に示すように、芯金2を通
した導電性ロール1をアルミドラム3上に当接搭載し、
電源4の+側に接続した内部抵抗r(10kΩ)の導線
の先端をアルミドラム3の一端面に接続すると共に電源
4の−側に接続した導線の先端導電性ローラ1の他端面
に接続して通電を行った。上記電線の内部抵抗rにかか
る電圧を検出し、検出電圧Vとした。この装置におい
て、印加電圧をEとすると、ロール抵抗RはR=r×E
/(V−r)となるが、今回−rの項は微少とみなし、
R=r×E/Vとした。芯金2の両端に500gずつの
荷重Fをかけ、アルミドラム3を回転させることで導電
性ロール1を30rpmで回転させた状態で、印可電圧
Eを2KV、100時間連続で通電試験を行った。また
通電前のロール抵抗と上記通電後のロール抵抗を同様の
装置を用い、印加電圧100Vと1000Vで測定し、
その抵抗差△R(100V-1000V)を求めた。な
お、上記抵抗値の差ΔR(100V−1000V)は、
両者の抵抗値を常用対数値で記載した時の、両者の常用
対数値の値の差で表記し、その値が0.3以下であるの
が好ましい。
【0050】(硬度(ショアE))23℃、55%の環
境中で、左右の軸部に500gの荷重をかけ、ショアE
硬度計にて硬度測定を行った。
【0051】(感光体汚染)導電性ロールを感光体に5
00gの荷重で押しつけ、40℃、90%RH下に2週
間放置し感光体表面の汚染を目視にて確認した。感光体
表面の汚染が目視にて確認されない場合は○、確認され
ない場合は×とした。
【0052】(オゾン劣化試験)40℃、50pph
m、96時間、10%伸長で切断の有無を調べた。切断
の無い場合は○、切断が有る場合は×とした。
【0053】(判定)上記測定及び試験結果から、要求
性能を満たし導電性ロールとして優れている場合には
○、劣る場合には×とした。
【0054】表1、2、4、5に示される様に、実施例
1〜実施例4の配合と比較して、老化防止剤の配合量の
みが異なる比較例1〜比較例3の場合、老化防止剤の配
合量が、ゴム成分に対して0〜1.5重量部という従来
の配合量であり、本発明の範囲であるゴム成分に対して
3重量部以上という量よりも少ない量を配合した比較例
1及び比較例2の導電性ローラは、オゾン劣化試験はク
リアしているものの、ロール表面が酸化劣化し、高抵抗
層が形成され低電圧領域(100V)で抵抗が高くな
り、連続通電試験後の電気抵抗の電圧変動が大きくなっ
てしまった。
【0055】一方、老化防止剤の配合量が本発明の範囲
の上限値よりも多い比較例3では、感光体汚染が生じ
た。比較例4はハイドロタルサイトの配合量が、本発明
の範囲の下限値より少ない点のみが実施例2と異なる
が、感光体汚染が生じた。一方、比較例5はハイドロタ
ルサイトの配合量が、本発明の範囲の上限値より多い点
のみが実施例2と異なるが、やはり感光体汚染が生じて
しまった。
【0056】比較例6は、老化防止剤及びハイドロタル
サイトを配合していない点のみが実施例9と異なるが、
連続通電試験後の電気抵抗の電圧変動が大きくなってし
まった上、感光体汚染が生じた。比較例7は、老化防止
剤を配合していない点のみが実施例9と異なるが、連続
通電試験後の電気抵抗の電圧変動が大きくなってしまっ
た。比較例8はNBR単独をゴム成分として用い、老化
防止剤及びハイドロタルサイトを配合していないが、連
続通電試験後の電気抵抗の電圧変動が大きくなってしま
った上、オゾン劣化が生じた。
【0057】一方、実施例1乃至実施例9の導電性ロー
ラは、連続通電試験後の電気抵抗測定値(常用対数値)
の差異が0.18〜0.28と小さく、硬度(シェア
E)も33〜41で適切であり、さらに感光体汚染及び
オゾン劣化も全く無く、表中、判定の結果が全て○であ
ることに示される様に、全て優れた導電性ロールである
ことが確認された。
【0058】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、イオン導電性のゴム成分であるエピクロルヒ
ドリンゴム単独、あるいは、エピクロルヒドリンゴムと
アクリロニトリルブタジエンゴムとを含むゴム混合物を
用いているので、低電気抵抗を実現し電気抵抗がばらつ
くこともなく耐オゾン性も良好なものとすることができ
る。また、ゴム組成物中、老化防止剤を規定重量にて配
合しているので、オゾン劣化を抑制し、ロール表面の酸
化被膜による高抵抗層の発生を抑えることができ、よっ
て連続通電後の電気抵抗の電圧変動が小さい導電性ロー
ルとすることができる。さらには、エピクロルヒドリン
ゴムに対し、受酸剤としてハイドロタルサイトを規定重
量で配合しているため、エピクロルヒドリンの加硫反応
時に発生する塩化水素による加硫阻害および感光体汚染
を防止することができる。
【0059】よって、本発明の導電性ロールによると、
カラー画像を得るため、使用する電圧が大きくなり、発
生するオゾンの量も増加傾向にある現在の状況において
も、その表面がオゾンにより酸化劣化することなく、高
抵抗層が形成を防止できる。その結果、画像不良が生じ
ることもなく、鮮明なカラー画像を得ることができる。
また、化学発泡剤を使用しスポンジ化することにより、
ショアE硬度を適切な値に低減することができ、転写ロ
ールなどのニップ幅を必要とする部材にも応用すること
ができる。
【0060】従って、本発明の導電性ロールは、レーザ
ービームプリンター、複写機、ファクシミリ,ATMな
どのOA機器における電子写真装置の導電性機構に使用
される、現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラ等の導電
性ロールとして極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の導電性ロールの概略図である。
【図2】 導電性ロールのロール電気抵抗の測定方法を
示す図である。
【符号の説明】
1 導電性ロール 2 芯金 3 アルミドラム 4 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 E 4J002 G03G 15/00 550 G03G 15/00 550 15/02 101 15/02 101 15/08 501 15/08 501D 507 15/16 103 15/16 103 15/08 507E Fターム(参考) 2H071 BA43 DA06 DA08 DA09 2H077 AC04 AD06 FA22 FA27 GA03 2H200 FA02 FA07 FA08 GB50 HA02 HA28 HB12 HB22 HB45 HB46 HB47 JA02 JA25 JA26 JA27 JB10 LC03 LC09 MA03 MA08 MA11 MA17 MA20 MB01 MB06 MC02 3J103 AA02 AA13 BA41 FA12 GA02 GA57 GA58 GA60 GA74 HA12 HA20 HA53 4F071 AA12 AA34 AA51 AB21 AC11 AC12 AE02 AE03 AE15 AE17 AF37 AH16 BA01 BB03 BB05 BB06 BC01 BC05 BC07 4J002 AC07X AC12W CH04W DE206 EJ027 EN067 EN077 EU117 FD01 FD11 FD14 FD15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エピクロルヒドリンゴム単独、あるい
    は、エピクロルヒドリンゴムとアクリロニトリルブタジ
    エンゴムとを含むゴム混合物を含有するゴム成分を用
    い、 上記ゴム成分100重量部に対して、老化防止剤が3重
    量部以上7重量部以下の割合で配合されると共に、 上記エピクロルヒドリンゴムの重量に対し、受酸剤であ
    るハイドロタルサイトが1重量%以上5重量%以下の割
    合で配合されたゴム組成物をロール状に成形してなるこ
    とを特徴とする導電性ロール。
  2. 【請求項2】 上記エピクロルヒドリンゴムとアクリロ
    ニトリルブタジエンゴムとを含むゴム混合物総重量に対
    するエピクロルヒドリンゴムの重量割合が、20重量%
    以上としている請求項1に記載の導電性ロール。
  3. 【請求項3】 上記ゴム成分100重量部に対して化学
    発泡剤を1重量部以上10重量部以下の割合で配合しス
    ポンジ化され、ショアE硬度が20以上50以下である
    請求項1又は請求項2に記載の導電性ロール。
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