JP2003063686A - シート処理装置及び該装置を備える画像形成システム - Google Patents
シート処理装置及び該装置を備える画像形成システムInfo
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Abstract
たり、シートにしわや傷が付いたり、ジャム等が発生し
たり、シート処理装置に収容されたシートに整合不良が
発生することを防止できるシート処理装置を提供する。 【解決手段】 シート処理装置400内には、プリンタ
300から排出されたシートを誘導するパス416が配
されている。パス416には、プリンタ300内の定着
ローラ117と排出ローラ118とによってシートが搬
送される。パス416の出口に配された排紙ローラ41
5が矢印A方向に回転してパス416内のシートを設定
された搬送速度で束排紙ベルト421の上方に排出す
る。排紙ローラ415の下方に配された戻しローラ41
7が束排紙ベルト421の下位端部方向にシートを移動
させ、束排紙ベルト421の束排紙レバー421Aがシ
ートをスタックトレイ411上に排出する。
Description
排出されるシートを取り込んで収容処理するシート処理
装置、及び画像形成装置とシート処理装置とを備える画
像形成システムに関する。
て、記録紙(シート)にトナーの定着処理を行う定着ロ
ーラと、この定着ローラよりもシートの搬送方向下流に
配されてシートを画像形成装置から排出する排出ローラ
とは夫々異なる回転速度で回転するように制御されてい
る。両者の回転速度のうち排出ローラの回転速度の方が
定着ローラの回転速度よりも大きく設定されている。こ
れは、排出ローラの回転速度が定着ローラの回転速度よ
りも小さいと、定着ローラで熱を吸収したシートが自然
冷却される際にシートが収縮することを抑制するためで
ある。
送されることによって正常な定着処理が行われるので、
排出ローラの回転速度でシートが引っ張られることを防
止するために、排出ローラの搬送力は定着ローラの搬送
力よりも小さく設定されている。このため、シートは、
定着ローラ上を滑るように引っ張られることが防止さ
れ、定着ローラに挟持されている限り、定着ローラによ
る搬送速度で搬送される。
着ローラから離れた後は、シートは排出ローラのみによ
って搬送される。したがって、シートは定着ローラによ
って搬送される搬送速度よりも大きい搬送速度で搬送さ
れる。
成装置から排出されるシートを収容処理するシート処理
装置が画像形成装置に装着されている場合は、排出ロー
ラよりもさらにシートの搬送方向下流にシート処理装置
の排紙ローラが存在するので、シートの長さによって
は、シートの搬送中に、画像形成装置内の定着ローラ及
び排出ローラ、並びにシート処理装置内の排紙ローラの
全てにシートが挟持されているタイミングがある。この
とき、排紙ローラが排出ローラの速度と同じ速度で回転
する場合は、シートは定着ローラの速度で搬送されてい
るために排紙ローラが空回りしてしまい、これによって
シートに傷がつくという問題がある。
の回転速度と同じである場合は、シート後端が定着ロー
ラを抜けると、シートは排出ローラ及び排紙ローラによ
って搬送される。ところが、排出ローラの回転速度が排
紙ローラの回転速度よりも大きいために、排出ローラと
排紙ローラとの間でシートがループを形成してしまう。
このようにシートがループを形成すると、搬送の正確さ
が減少するだけでなく、シートが斜行したり、シートに
しわや傷が付いたり、ジャム等が発生したりする原因に
なる。また、収容されたシートの整合不良の原因にもな
るという問題がある。
れるシートが斜行したり、シートにしわや傷が付いた
り、ジャム等が発生したり、シート処理装置に収容され
たシートに整合不良が発生することを防止できるシート
処理装置、及び画像形成装置とシート処理装置とを備え
る画像形成システムを提供することにある。
に、請求項1記載のシート処理装置は、画像形成された
シートを挟持しながら第1の搬送速度かつ第1の搬送力
で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段より
も前記シートの搬送方向下流に配設されており、前記第
1の搬送速度よりも大きい第2の搬送速度、かつ、前記
第1の搬送力よりも小さい第2の搬送力によって前記シ
ートを挟持しながら搬送する第2の搬送手段と、前記シ
ートの後端が前記第1の搬送手段の挟持状態から脱した
ことを判定する判定手段とを備える画像形成装置から排
出されるシートを取り込むシート処理装置において、前
記取り込んだシートを搬送する第3の搬送手段と、前記
シートが前記第1、第2、及び第3の搬送手段の全てに
よって搬送されている間は、前記第3の搬送手段の搬送
速度を前記第1の搬送速度に設定し、前記シートの後端
が前記第1の搬送手段の挟持状態を脱したことを前記判
定手段が判定した後は、前記第3の搬送手段の搬送速度
を前記第2の搬送速度に設定する搬送速度設定手段とを
備えることを特徴とする。
1記載のシート処理装置において、前記搬送速度設定手
段は、前記シートの先端が前記第3の搬送手段に到達す
る以前に、前記シート後端が前記第1の搬送手段による
挟持状態を脱したことを前記判定手段が判定したとき
は、前記第3の搬送手段の搬送速度を前記第2の搬送速
度に設定することを特徴とする。
1記載のシート処理装置において、前記搬送速度設定手
段は、前記シートの後端が前記第2の搬送手段の挟持状
態を脱したことに応じて、第3の搬送手段の搬送速度を
前記第2の搬送速度よりも大きい第3の搬送速度に設定
することを特徴とする。
1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置におい
て、前記第1の搬送手段は、シートを搬送しながらシー
トに画像を定着させる定着手段であることを特徴とす
る。
1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置におい
て、原稿を読み取る原稿読取装置が前記画像形成装置の
上部に設けられ、前記シート処理装置は前記画像形成装
置と前記原稿読取装置との間に設けられている、前記画
像形成装置の本体内に装着されていることを特徴とす
る。
のシート処理装置は、画像形成されたシートを挟持しな
がら第1の搬送速度かつ第1の搬送力で搬送する第1の
搬送手段と、前記第1の搬送手段よりも前記シートの搬
送方向下流に配設されており、前記第1の搬送速度より
も大きい第2の搬送速度、かつ、前記第1の搬送力より
も小さい第2の搬送力によって前記シートを挟持しなが
ら搬送する第2の搬送手段と、前記シートの後端が前記
第1の搬送手段の挟持状態から脱したことを判定する判
定手段とを備える画像形成装置から排出されるシートを
取り込むシート処理装置において、前記取り込んだシー
トを搬送する第3の搬送手段と、前記画像形成装置から
受け取ったシートのサイズ情報に基づいて前記第3の搬
送手段の搬送速度を前記第1の搬送速度及び前記第2の
搬送速度のいずれかに設定する搬送速度設定手段とを備
えることを特徴とする。
6記載のシート処理装置において、前記搬送速度設定手
段は、前記画像形成装置から受け取ったシートのサイズ
情報に基づいたシート長が予め決められた長さ未満の場
合、前記第2の搬送速度に設定し、前記画像形成装置か
ら受け取ったシートのサイズ情報に基づいたシート長が
前記予め決められた長さ以上の場合、前記第1の搬送速
度に設定することを特徴とする。
6記載のシート処理装置において、前記搬送速度設定手
段は、前記第3の搬送手段の搬送速度を前記第1の搬送
速度に設定したときは、前記シートの後端が前記第1の
搬送手段の挟持状態を脱したことを前記判定手段が判定
した後に前記第3の搬送手段の搬送速度を前記第2の搬
送速度に設定することを特徴とする。
6記載のシート処理装置において、前記搬送速度設定手
段は、前記シートの後端が前記第2の搬送手段の挟持状
態を脱したことに応じて、第3の搬送手段の搬送速度を
前記第2の搬送速度よりも大きい第3の搬送速度に設定
することを特徴とする。
項1乃至9のいずれか1項に記載のシート処理装置にお
いて、前記判定手段は、前記第1の搬送手段よりもシー
トの搬送方向の上流側に配置されたセンサを有すること
を特徴とする。
項10記載のシート処理装置において、前記シートの後
端が前記第1の搬送手段の挟持状態を脱したことを前記
判定手段が判定してから前記搬送速度設定手段が前記第
3の搬送手段の搬送速度を前記第2の搬送速度に設定す
るまでにかける時間Uは、 前記センサから前記第1の搬送手段までの距離:L2 前記第1の搬送速度:v としたときに、 U=L2/v であることを特徴とする。
載の画像処理システムは、画像形成装置であって、画像
形成されたシートを挟持しながら第1の搬送速度かつ第
1の搬送力で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬
送手段よりも前記シートの搬送方向下流に配設されてお
り、前記第1の搬送速度よりも大きい第2の搬送速度、
かつ、前記第1の搬送力よりも小さい第2の搬送力によ
って前記シートを挟持しながら搬送する第2の搬送手段
と、前記シートの後端が前記第1の搬送手段の挟持状態
から脱したことを判定する判定手段とを備える画像形成
装置と、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシー
ト処理装置とを備えることを特徴とする。
シート処理装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
を備える画像形成システムの構成を示す構成図である。
画像形成装置は原稿給送装置100が装着されたイメー
ジリーダ200及びプリンタ300から構成されてい
る。イメージリーダ200はプリンタ300の上部に設
けられている。
面(画像面)を上向きにしてセットされた原稿を最も上
のもの(先頭頁)から1枚ずつ分離して、湾曲したパス
を通してイメージリーダ200の上面のプラテンガラス
102上まで搬送し、停止させる。このとき画像面はプ
ラテンガラス102に面している。
102の下方にスキャナユニット104、及びミラー1
05,106,107、レンズ108等の光学要素、並
びにイメージセンサ109を備えている。
備えており、プラテンガラス102に沿って往復動しな
がらランプ103から原稿の画像面に向けて光を照射す
る。この照射光は原稿に反射した後、ミラー105,1
06,107、及びレンズ108を介してイメージセン
サ109に導かれる。これにより画像面の画像が読み取
られる。画像を読み取られた原稿は排紙トレイ112に
向けて搬送される。
た画像の画像情報は画像処理を施された画像信号として
プリンタ300内の露光制御部110へ送られる。プリ
ンタ300内では、露光制御部110が画像信号に応じ
たレーザ光を予め帯電された感光ドラム111に照射す
る。この照射によって、感光ドラム111上に静電潜像
が形成される。この感光ドラム111の近傍には現像器
113が配設されており、この現像器113から感光ド
ラム111に現像剤が供給されると静電潜像上に現像像
が形成される。
116が配設されている。この転写部116では、カセ
ット114,115、及び手差し給紙部125のいずれ
かから供給されて来たシートに現像像が転写される。
速度で回転する一対の定着ローラ117(第1の搬送手
段)によって所定の搬送速度(第1の搬送速度)で搬送
されながら、転写された現像像(転写像)の定着処理が
施される。定着ローラ117を通過したシートは一定の
回転速度で回転する一対の排出ローラ118(第2の搬
送手段)に導かれる。
(第2の搬送速度)でシートを搬送できるが、シートを
挟持しながら搬送する力(第2の搬送力)が定着ローラ
117の搬送する力(第1の搬送力)よりも小さい。こ
のため、シートが定着ローラ117に挟持されている状
態では、シートは定着ローラ117による所定の搬送速
度(第1の搬送速度)で搬送される。
は、シートは転写像を形成された面を下向き(フェイス
ダウン)にしてプリンタ300から排出される。フェイ
スダウンで排出することにより原稿給送装置100を使
用したときやコンピュータから出力された画像をプリン
トするときなどのように先頭頁から順に画像形成すると
きに、画像形成後のシートは正しい頁順で排出される。
像形成装置に装着されたフィニッシャ400(シート処
理装置)に送り込まれる。フィニッシャ400では綴じ
処理等が行われる。フィニッシャ400はイメージリー
ダ200とプリンタ300の間に設けられている。
着ローラ117と排出ローラ118との駆動制御を説明
する図である。
ーラ118双方を駆動する。モータM0と定着ローラ1
17との間、及びモータM0と排出ローラ118との間
には、クラッチ、変速ギア等は存在しない。このため、
定着ローラ117及び排出ローラ118は、独立には速
度を制御されない。
を示すブロック図である。
ず)、制御プログラム等を格納しているROM151、
制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算
の作業領域として機能するRAM152を有している。
の設定を行う操作部1、原稿給装装置100を制御する
原稿給装装置制御部101、イメージリーダ200を制
御するイメージリーダ制御部201、画像信号を制御す
る画像信号制御部202、プリンタ300を制御するプ
リンタ制御部301、コンピュータ204に接続するた
めの外部I/F、及びフィニシャ400に内蔵され、フ
ィニシャ400を制御するフィニッシャ制御部401に
接続されている。また、CPU回路制御部150はフィ
ニッシャ制御部401と通信ライン490を介してシリ
アル通信を行っている。フィニッシャ制御部401は、
プリンタ300からシートが排出される旨を示す信号
や、その排出されるシートのサイズ情報や、後述する離
脱信号をCPU回路制御部150から通信ライン490
を介して受信する。このCPU回路制御部150は、R
OM151に格納されているプログラム及び操作部1に
よる設定の双方に従って、上記の各制御部等を統括して
制御する。
1、ROM492、RAM493等を有し、モータM
1,M2,M3等を制御している。RAM493は制御
データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作
業領域として用いられる。
らのインターフェースであり、プリントデータを画像に
展開して画像信号制御部202に出力する。イメージリ
ーダ制御部201からはイメージセンサ109で読み取
られた画像情報が画像信号制御部202に出力される。
画像信号制御部202からプリンタ制御部301に出力
された画像情報は露光制御部110に入力される。
2の構成を示すブロック図である。
5、ラインメモリ206、ページメモリ207、ハード
ディスク208を有する。
201から受け取った画像情報の補正処理や操作部1か
らの設定に応じた編集処理を行う。画像情報はラインメ
モリ206、ページメモリ207を介してプリンタ制御
部301に出力される。ハードディスク208はページ
順を入れ替えるときなど必要に応じてデータの記憶等に
用いられる。
の概略構成を示す構成図である。
タ300から排出されたシートを誘導するパス416が
配設されている。パス416の出口には一対の排紙ロー
ラ415が配設されている。この排紙ローラ415は設
定された回転速度で矢印A方向に回転することによっ
て、設定された搬送速度(第3の搬送速度)でパス41
6内のシートを束排紙ベルト421の上方に排出する。
束排紙ベルト421から数ミリ上方には束排紙ベルト4
21に並行に低摩擦の中間処理トレイ(不図示)が設け
られており、排出されたシートはこの中間処理トレイに
受けられる。排出されたシートSTは(図18参照)、
傾斜した中間処理トレイに沿って束排紙ベルト421上
に落下する。
ーラ417が配設されている。戻しローラ417の円弧
面には摩擦部材(図示せず)が設けられている。この戻
しローラ417が図5の紙面上で右回転(矢印B方向に
回転)することにより、摩擦部材が束排紙ベルト421
の上に排出されたシートに当接してシートを図5の紙面
上で左下方向(束排紙ベルト421の下位端部の方向)
に移動させる。
STを受け止めるストッパ板418が配置されており、
このストッパ板418にシートSTの端部が突き当る
(図19参照)。また、束排紙ベルト421の下位端部
の近傍にはステープルユニット419が配設されてい
る。ステープルユニット419は紙面上で手前側に配設
されており、束排紙ベルト421上のシートをステープ
ル処理する。
するのに十分でない場合があるので、束排紙ベルト42
1には積載するシートを補助するための中間処理トレイ
積載補助板421Bが設けられている。この中間処理ト
レイ積載補助板421Bによって中間処理トレイにおけ
るシート積載面の長さを稼ぐことができる。束排紙ベル
ト421の上位端部の両側近傍には整合板412A,4
12Bが配設されている(図20参照)。この整合板4
12A,412Bによって束排紙ベルト421上のシー
トが整合される。また、整合板412A,412Bの位
置を変えることによってシートSTをスタックトレイ4
11の中央から振り分けて積載(オフセット積載)する
ことができる。
1Aが設けられている。束排紙レバー421Aは束排紙
ベルト421を矢印D方向に回動させることによりシー
トを束排紙ベルト421の上位端部に向けて搬送してス
タックトレイ411上に排出する(図21参照)。尚、
中間処理トレイには束排紙ベルト421が張られた方向
に平行にスロットが設けられており、束排紙レバー42
1Aはそのスロット内を移動できる。
応じて昇降する。また、スタックトレイ411上に排出
されたシートは上面を紙押さえ部材420によって押さ
えられる。その後一度、スタックトレイ411を所定量
だけ下降させた後に上昇させることにより、シートの上
面は再び紙押さえ部材420により押さえられる。これ
により、次にスタックトレイ411上に排出されるシー
トが既にスタックトレイ411上に積載されているシー
トをスタックトレイ411の上位端部側に押し出してし
まうことが防止できる。
内のセンサ及びモータを説明する図である。
2、後述するモータM3,M4,M5が内蔵されてい
る。モータM1は排紙ローラ415及び戻しローラ41
7を駆動し、モータM2は束押さえ部材420及び束排
紙ベルト421を駆動する。
25を介して、また、戻しローラ417はワンウェイク
ラッチ426を介して、夫々モータM1により駆動され
る。モータM1が正転するときは、排紙ローラ415の
みが矢印A方向に回転してシートを搬送する。モータM
1が逆転するときは、戻しローラ417のみが矢印B方
向に回転する。
422を介して、また、束押さえ部材420はワンウェ
イクラッチ424を介して、夫々モータM2により駆動
される。モータM2が正転するときは、束排紙ベルト4
21のみが矢印C方向に回転する。モータM2が逆転す
るときは、束押さえ部材420のみが矢印D方向に回転
する。このように排紙ローラ415と戻しローラ41
7、及び束排紙ベルト421と束押さえ部材420を夫
々1つのモータで駆動するのでコストの低減が図れる。
グ(図示せず)が取り付けられている。戻しローラ41
7の近傍にはセンサS3が配されており、このセンサS
3により、戻しローラ417がホームポジションにある
かどうかを検知する。図示した位置が戻しローラ417
のホームポジションである。
2がシートの先端を検知すると排紙ローラ415が起動
する。排紙ローラ415は後述するタイミングで減速し
たてから停止する。
たセンサS5が束排紙ベルト421上のシートを検知す
る。スタックトレイ411の近傍に配されたセンサS1
1はスタックトレイ411上のシートを検知する。スタ
ックトレイ411の下端部の近傍にはセンサS8が配置
されており、このセンサS8は、束排紙レバー421A
がホームポジションにあるか否かを検知する。図示した
位置が束排紙レバー421Aのホームポジションであ
る。この、束排紙レバー421Aのホームポジションは
ストッパ板418(図5参照)よりも僅かに搬送方向上
流側に位置している。
17はホームポジションを起点として矢印B方向に1回
転する。戻しローラ417が矢印B方向に回転している
ときは上述したように排紙ローラ415は停止してい
る。
21が1/2回転するが、そのまま1/2回転するとス
タックトレイ411に積載されたシート束に束排紙レバ
ー421Aがぶつかる。これは、スタックトレイ411
が束排紙時のシート束の落下に適した距離を取って位置
するように制御されており、この位置ではスタックトレ
イ411に積載されたシート束の上面が束排紙レバー4
21Aの軌道上にかかるからである。
421Aが束排紙ベルト421の直線部と略平行(不図
示の中間処理トレイと略平行)になるところで束排紙ベ
ルト421を一時停止させ、スタックトレイ411が下
降したところで残りの回転を行って束排紙レバー421
Aをホームポジションで停止させる。これにより、束排
紙レバー421Aがスタックトレイ411上のシートを
巻き込むことを防止し、かつ束排紙ベルト421上にシ
ート束の後端が残ることを防止できる。
機構及びその周辺部を示す斜視図である。
トが排出される方向の上流に、一対の整合板412A,
412Bが互いに板面を対向させて配置されている。ま
た、整合板412AはモータM3の駆動によって往復動
し、整合板412BはモータM4の駆動によって往復動
する。モータM3,M4が白矢印方向に回転する場合
は、一対の整合板412A,412Bは互いに間隔を狭
める方向(白矢印方向)に移動し、モータM3,M4が
黒矢印方向に回転する場合は、一対の整合板412A,
412Bは互いに間隔を広げる方向(黒矢印方向)に移
動する。
置されている。このセンサS6は、整合板412Aのホ
ームポジションP1(図20参照)を検知するためのも
のである。整合板412Bの近傍にはセンサS7が配置
されている。センサS7は整合板412Bのホームポジ
ションP2(図20参照)を検知するためのものであ
る。
よりステープル処理を行う場合には、整合板412Bが
黒矢印方向に最も移動した位置にセットされ、束排紙ベ
ルト421上にシートが排出される毎にシートを整合板
412Bに押し当てるようにもう一方の整合板412A
が往復動する。
を行う場合には、一対の整合板412A,412Bの夫
々がシート幅に応じた間隔を取ってセットされ、整合板
412A,412Bのいずれか一方にシートを押し当て
るべく、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎
に整合板412A,412Bの他方をシートに押し当て
る。オフセット排紙を行う場合は、束排紙を行う毎に一
対の整合板412A,412Bの位置を同一方向に往復
動させることによって、シート束は束毎にオフセットし
た(ずれた)状態でスタックトレイ411に積載される
(図20参照)。
画像形成装置の操作部1によって適宜に設定できる。こ
の設定内容が画像形成装置からフィニッシャ400に通
知されて、これに応じてフィニッシャ400が動作す
る。
ローラ417の駆動のタイミングについて説明する。前
述したように、戻しローラ417はシートを排出方向に
移動させ、整合板412A,412Bはシートを排出方
向に対して直角する方向に移動させる。このように、戻
しローラ417と整合板412A,412Bとはシート
を異なる方向に移動させる。これら両者の動作が重なら
ないように、整合板412A,412Bの動作は、戻し
ローラ417の動作が完了した時点で、実行されるよう
に制御される。
1の昇降機構及びその周辺部を示す斜視図である。
R,411Rが取り付けられており、スタックトレイ4
11の下方にはシートの排出方向に直交する方向に延び
るシャフト427が配設されている。このシャフト42
7の両端部でローラ411R,411Rの略直下にはロ
ーラ427R,427Rが固定されている。ローラ41
1Rとその略直下に配設されたローラ427Rとにはベ
ルトVが掛け渡されている。シャフト427はモータM
5に連結されている。
印方向に回転するときは、ローラ411Rが黒矢印方向
に回転する方向にベルトVが回動し、モータM5によっ
てシャフト427が白矢印方向に回転するときは、ロー
ラ411Rが白矢印方向に回転する方向にベルトVが回
動する。これによって、スタックトレイ411は昇降す
る。
限に達したことを検知するためのセンサであり、センサ
S12はスタックトレイ411が下限に達したことを検
知するためのセンサである。フラグ423がスタックト
レイ411上に積載されたシートに押される位置に配置
されている。フラグ423は、シートによってシートの
排出方向上流(矢印E方向)側に押し込まれる。この押
し込まれたフラグ423をセンサS10が検知すること
によりシートの高さを検知できる。
タックトレイ411上のシートに接触しないようにスタ
ックトレイ411は下降する。スタックトレイ411が
下降する位置はセンサS10にスタックトレイ411が
検知されない位置である。またスタックトレイ411を
下降させた後に上昇させることにより新たに束排紙され
たシート束の上面を次の束の排出位置に移動させる。ま
た、束排出後の下降動作の前に、束押さえ部材420が
矢印D方向(図6参照)に回転してスタックトレイ41
1の用紙を押さえる。
ける排紙ローラ415の駆動制御を示すフローチャート
である。
めには、パス416(図6参照)を短くする必要があ
る。パス416を短くすると、排紙ローラ415とセン
サS2との距離が短くなる。一方、排紙ローラ415が
束排紙ベルト421上にシートを排出するときの積載性
を考慮すると、シートの搬送中は排紙ローラ415を高
速で回転することによってシートを高速で搬送し、シー
トの後端が排紙ローラ415を抜ける直前に排紙ローラ
415の回転速度を減速することによってシートが束排
紙ベルト421を飛び越えてしまうことを防止するのが
望ましい。通常、シートの後端の位置を基準にして減速
する場合は、シートの後端の検知に応じて排紙ローラ4
15の回転速度を減速する方法が採用されている。しか
し、上記のように排紙ローラ415とセンサS2との距
離が短い場合には、シートが束排紙ベルト421を飛び
越えることを防止できたとしても、積載性を十分に向上
できない場合がある。そこで、コンパクトなフィニッシ
ャでよりよい積載性を得るために次のような制御を行
う。
401は画像形成装置(CPU回路部150)からそれ
ぞれのシートのサイズ情報を受信している。先ず、排紙
ローラ415が排紙するべきシートが定型サイズシート
であるか否かを判別する(ステップS101)。判別の
結果、シートが定型サイズシートであるときは、センサ
S2がオンであるか否かを判別する(ステップS10
2)。センサS2がオンであることはシートの先端がセ
ンサS2の検知領域を通過したことを意味する。ステッ
プS102の判別の結果、センサS2がオンでない場合
は、センサS2がオンになるまで待機する。ステップS
102の判別の結果、センサS2がオンである場合は、
モータM1を始動させて排紙ローラ415を駆動する
(ステップS103)。モータM1はステップモータで
あり、その回転量はフィニッシャ制御部401が常に管
理している。
応じた量の回転をしたか否かを判別する(ステップS1
04)。この判別は、シートサイズごとに設定された所
定の時間が経過したか否かによってなされる。ステップ
S104の判別の結果、排紙ローラ415がシートサイ
ズに応じた量の回転をしていない場合は、シートサイズ
に応じた量の回転がなされるまで待機する。ステップS
104の判別の結果、シートサイズに応じた量の回転が
なされた場合は、排紙ローラ415を減速させてから
(ステップS105)、停止させる(ステップS10
6)。ステップS104において待機する所定の時間
は、ステップS106で排紙ローラ415を停止させる
直前にシートの後端が抜けるよう、シートサイズ及び排
紙ローラ415の減速時間を考慮して設定されている。
ートが定型サイズシートではない場合、すなわちフリー
サイズのシートである場合は、センサS2がオンである
か否かを判別する(ステップS107)。センサS2が
オンでない場合は、センサS2がオンになるまで待機す
る。ステップS107の判別の結果、センサS2がオン
である場合は、モータM1を始動させて排紙ローラ41
5を駆動する(ステップS108)。
別する(ステップS109)。センサS2がオフである
ことはシートの後端がセンサS2の検知領域を通過した
ことを意味する。ステップS109の判別の結果、セン
サS2がオフでない場合は、センサS2がオフになるま
で待機する。ステップS109の判別の結果、センサS
2がオフである場合は、モータM1を減速させて排紙ロ
ーラ415を減速してから(ステップS110)、停止
させる(ステップS111)。
束排紙ベルト421を飛び越してしまうことがない。
ベルト421による束排紙制御の工程の一部を示すフロ
ーチャートである。
排紙ベルト421(中間処理トレイ)にシートがあるか
否かをセンサS5によって判別する(ステップS12
1)。判別の結果、束排紙ベルト421上にシートがあ
る場合は、そのシートが第2原図シートであるか否かを
判別する(ステップS122)。第2原図シートとは、
製図等に用いられる薄くて腰のないシートである。
別は次のようにして実施される。手差し給紙部125
(図1参照)を使用する設定が画像形成装置側でなさ
れ、さらに画像形成装置の操作部1(図3参照)の画面
で第2原図キーが選択された場合に、手差し給紙部12
5から第2原図シートが給送されるとみなす。画像形成
装置からフィニッシャ400にシートを搬送する際に、
画像形成装置はシートに対応するマテリアル情報及び給
紙部情報をフィニッシャ400に通知する。これによ
り、フィニッシャ400は束排紙ベルト421上のシー
トが第2原図シートであるか否かを判別できる。
第2原図シートでないときは、束排紙ベルト421を駆
動して束排紙をし(ステップS123)、フィニッシャ
400は画像形成装置にスタンバイ信号を出力する(ス
テップS126)。ステップS122の判別の結果、シ
ートが第2原図シートである場合は画像形成装置に中間
処理トレイオーバーフロー信号を出力する(ステップS
124)。
した画像形成装置は操作部に「中間処理トレイのシート
を取り除いてください」との指示を表示する。次に、束
排紙ベルト421(中間処理トレイ)にシートがあるか
否かを判別する(ステップS125)。判別の結果、中
間処理トレイにシートがある場合は、シートがなくなる
まで待機する(ステップS125)。束排紙ベルト42
1上にシートがない場合(ステップS125でNO)
は、フィニッシャ400は画像形成装置にスタンバイ信
号を出力する(ステップS126)。また、ステップ1
21の判別の結果、中間処理トレイにシートがない場合
にも画像形成装置にスタンバイ信号を出力する(ステッ
プS126)。フィニッシャ400からのスタンバイ信
号に応じて画像形成装置はシートに画像形成を開始す
る。
した後、変数S、N、Tのそれぞれを0にする(ステッ
プS127)。変数S、Nは、中間処理トレイにシート
が過積載されないように監視するための変数である。変
数Tは主にOHPシートを排出する際にOHPに帯びた
静電気によりスタックトレイ411上のシートが悪影響
を受けないようにするための変数である。
を受信して、シートが第2原図シートであるか否かを判
別する(ステップS128)。
でない場合(ステップS128でNO)は、以下の処理
を行う。画像形成装置から受け取ったシート1枚を束排
紙ベルト421上に排出し(ステップS129)、後述
する変数Sに対する重み付けカウントを行う(ステップ
S130)。続いて、次に受け取るシートのサイズ情報
を画像形成装置から受信して、既に束排紙ベルト421
に積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅とが
異なるか否かを判別する(ステップS131)。
(ステップS131でNO)は、次に現在受け取り中の
シートに対する画像形成ジョブの設定がノンステープル
モードであるか否かを判別する(ステップS132)。
場合(ステップS132でYES)は、ステップS12
9で束排紙ベルト421上に排出したシートが手差し給
紙部125から給紙されたものであるか否かを判別する
(ステップS133)。判別の結果、手差し給紙部12
5から給紙されたシートである場合(ステップS133
でYES)は、変数Tに1を加え(ステップS13
4)、その変数Tが2であるか否かを判別する(ステッ
プS135)。
テップS135でYES)、すなわち手差し給紙部12
5からシートが連続して2枚給送された場合には、束排
紙ベルト421を駆動して束排紙を行う(ステップS1
36)。この後、ジョブが終了しているか否かを判別す
る(ステップS156)。判別の結果、ジョブが終了し
ていない場合(ステップS156でNO)は、ステップ
S129へ戻る。なお、シートが手差し給紙部125か
ら給紙されたものでない場合(ステップS133でN
O)には、変数Tを0にして(ステップS137)、後
述するステップS138へ進む。また、ステップS13
5の判別の結果、変数Tが2でない場合も、後述するス
テップS138へ進む。
様々な種類のシートを給紙できるように設計されてい
る。OHPシートは通常の紙に比べて静電気を帯びやす
い。従って通常の紙では30枚まとめて束排出ベルト4
21からスタックトレイ411に束排紙してもスタック
トレイ411上のシートに悪影響を及ぼさない。しか
し、OHPシートのみを30枚まとめて束排紙すると、
その重量と静電気との相乗効果により、既にスタックト
レイ411上に積載されているシートをずらしてしまう
恐れがある。そこで、OHPシートが給紙される可能性
のある手差し給紙部125から給紙されたシートが2枚
連続したときは、束排紙を行ってそれを防止している。
ルト421に積載されたシートの幅と次に受け取るシー
トの幅とが異なる場合は、ステップS136へ進み束排
紙を行う。また、ステップS132の判別の結果、ノン
ステープルモードでない場合、すなわちステープルモー
ドである場合には、変数Sが60以上であるか否かを判
別する(ステップS138)。
場合、すなわち60未満の場合には、画像形成装置から
ジョブの区切り信号を受信したか否かを判別して(ステ
ップS140)、ジョブの区切り目であるか否かを判別
する。ステップS140の判別の結果、区切り信号を受
信したときは、即ちジョブの区切り目であるときは、ス
テップS136に進み束排紙する。
数Sが60以上である場合は、現在のステープルを禁止
にして(ステップS139)、ステップS136に進み
束排紙する。ステープルの禁止は区切り信号を受け付け
た後に解除される。
ートが第2原図シートである場合は(図11参照)、画
像形成装置から受け取ったシート1枚を束排紙ベルト4
21上に排出し(ステップS141)、変数Nに1を加
える(ステップS142)。続いて、変数Sに重み付け
カウントを行い(ステップS143)、その後、変数N
が15であるか否かを判別する(ステップS144)。
判別の結果、変数Nが15である場合は、変数Sが60
以上であるか否かを判別する(ステップS145)。判
別の結果、変数Sが60以上でない場合には、画像形成
装置からジョブの区切り信号を受信したか否かを判別し
て(ステップS146)、ジョブの区切り目であるか否
かを判別する。ステップS146の判別の結果、区切り
信号を受信していないときは、即ちジョブの区切り目で
ないときは、ステップS141に戻る。また、ジョブの
区切り目である場合(ステップS146でYES)は、
画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー信号を出
力して(ステップS147)、上述したように画像形成
装置は中間処理トレイ上のシートを取り除く旨の指示を
表示する。
ていないので、束排紙は行わずにユーザに中間処理トレ
イから第2原図シートを取り除くことを促す指示を表示
する。このとき画像形成装置側にこれを表示させるため
の信号として、中間処理トレイオーバーフロー信号が用
いられる。
1(中間処理トレイ)上にシートがあるか否かを判別す
る(ステップS148)。この判別の結果、束排紙ベル
ト421上にシートが有る場合は、即ち上述の指示にも
拘らずにシートが取り除かれていない場合は、画像形成
装置に対して中間処理トレイにシートが有ることを示す
シート有信号を出力して(ステップS149)、ステッ
プS148に戻る。画像形成装置は、中間処理トレイオ
ーバーフロー信号及びシート有信号を受信している間
は、次の画像形成ジョブを開始しない。
15である場合、及びステップS145の判別の結果、
変数Sが60以上である場合は、中間処理トレイが限界
の積載量に達したものとして画像形成装置に中間処理ト
レイオーバーフロー信号を出力し(ステップS15
0)、ステップS148に進む。このときも画像形成装
置は、ユーザに中間処理トレイ上のシートを取り除くこ
とを促す指示を表示する。
だ場合(第2原図シート以外のシートの場合)には、整
合板412A,412Bをシートサイズに応じて整合動
作させ、戻しローラ417を矢印B方向(図6参照)に
回転させる。ステップS141以降の処理に進んだ場合
(第2原図シートの場合)には、シート積載を妨害しな
い位置に整合板412A,412Bを待避させるととも
に整合動作をさせず、戻しローラ417の駆動もしな
い。なお、第2原図シートを排出したときの束排紙ベル
ト421上の様子を図22に示す。
0及び図13におけるステップS143の重み付けカウ
ントのフローチャートである。
ズ情報に基づいて、シート長(搬送方向の長さ)が29
7mm以下であるか否かを判別する(ステップS15
1)。この判別の結果、シート長が297mm以下であ
るときは変数Sに2を加える(ステップS152)。ま
た、シート長が297mmよりも長く(ステップS15
1でNO)、364mm以下(ステップS153でYE
S)である場合には変数Sに3を加える(ステップS1
54)。また、シート長が364mmよりも長い場合
(ステップS153でNO)には変数Sに4を加える
(ステップS155)。このようにシート長に応じてカ
ウント値に重み付けを行うことにより、束排紙を行うと
きは束排紙に適した枚数まで中間処理トレイに積載する
ことが可能になり、束排紙を行わないときは中間処理ト
レイ上でシートが散乱しない程度の積載が可能になる。
タックトレイ411の制御を示すフローチャートであ
る。
ピー(画像形成)をスタートした後、スタックトレイ4
11上のシートの高さを検知するための高さセンサS1
0がオン状態になるように制御される。
モータM2(図6参照)を正転させて束排紙ベルト42
1を駆動することによって束排紙される。次にモータM
2を逆転させて束押さえ部材420を回転することによ
ってスタックトレイ411上の用紙を押さえる束排紙処
理(ステップS161)を行う。次に、スタックトレイ
411を下降させ(ステップS162)、スタックトレ
イ411が下限に達したか否かを判別する。この判別
は、下限センサS12(図9参照)がスタックトレイ4
11を検知してオンになったか否かによって判別される
(ステップS163)。
下限に達していない、すなわち下限センサS12がスタ
ックトレイ411を検知しておらず、オンになっていな
い場合は、高さセンサS10(図16参照)がオフか否
かを判別する(ステップS164)。高さセンサS10
がオフでない場合(ステップS164でNO)は、ステ
ップS162へ戻る。
サS10がオフである場合はスタックトレイ411を停
止させ、所定時間が経過した後、高さセンサS10がオ
ンになる(図17参照)までスタックトレイ411を上
昇させる(ステップS165,S166)。高さセンサ
S10がオンになった場合は(ステップS166でYE
S)、スタックトレイ411の上昇量が所定量に達する
までスタックトレイ411を上昇させる(ステップS1
67,S168)。上昇量が所定量に達した場合は(ス
テップS168でYES)、スタックトレイ411を停
止させる(ステップS169)。尚、スタックトレイ4
11を昇降させるモータM5は直流モータであり、直流
モータの軸に設けられたエンコーダからのパルス数を入
力することにより、フィニッシャ制御部401はスタッ
クトレイ411の昇降量を監視できる。モータM5は、
ステッピングモータで構成されており、入力クロックで
の監視も可能である。
サS12がオンである場合、すなわちスタックトレイ4
11が下限に達した場合は、スタッカオーバーフロー信
号を画像形成装置へ出力し(ステップS170)、スタ
ックトレイ411の動作を停止させる(ステップS17
1)。この信号を受信した画像形成装置はジョブの終了
後その操作部1に「スタックトレイのシートを取り除い
てください」と表示し、ユーザにスタックトレイ411
上のシートを取り除くことを促す。
否かを判別する(ステップS172)。束排紙すべきジ
ョブが有る場合(ステップS172でYES)は、引き
続き束排紙を行う(ステップS173)。ステップS1
72の判別の結果、次に束排紙すべきジョブがない場合
は、高さセンサS10がオフになるまで待機し(ステッ
プS174)、高さセンサS10がオフになった場合
(ステップS174でYES)はスタッカオーバーフロ
ー信号をオフにする(ステップS175)。
に達した場合は、ステップS165,S167の上昇動
作を行わずに、下限を検知した時点で既に停止できない
状態になっているジョブ(例えばコンピュータ204か
ら受けたジョブなど)に対応した幾束分かの束排紙処理
を行う。
11の位置について説明する。束排紙ベルト421から
スタックトレイ411上の積載面までの距離が離れすぎ
ている場合は、スタックトレイ411上のシート束の積
載性が悪い。また、排紙ローラ415に排出されている
間のシートの先端は図23に矢印Fで示すような軌道を
辿る。このため、上記距離が近すぎると、シートの先端
が大きい角度でスタックトレイ411の積載面に突き当
たることになり、シートがスムーズに積載面に積載され
ない可能性もある。これは、排紙ローラ415がシート
を搬送しているときに、ジャムが発生する原因になり得
る。従って、本実施の形態においては上述したステップ
S162〜S169における下降制御及び上昇制御によ
り、束排紙ベルト421とスタックトレイ411上の積
載面との間隔は、ジャムが発生しにくくかつ積載性が良
好になる距離に維持されている。
高さセンサS10で検知する場合、スタックトレイ41
1の下降中にシートの上面が検知できないときは、束排
紙ベルト421とスタックトレイ411上の積載面との
距離の制御が正確でなくなる。そこで、束排紙されたシ
ート枚数などから束の厚さを推測して制御する方法が考
えられるが、シートの厚さは様々であり、推測したとお
りの束の厚さにならない場合がある。仮に推測した厚さ
よりも厚い束が排出された場合には、前述したように束
排紙ベルト421とスタックトレイ411の積載面との
距離が近くなり、ジャムの発生する可能性が大きくな
る。
ックトレイ411が下降中に下限に達すると、ステップ
S170〜S173の制御によってスタックトレイ41
1の上昇動作は行わずに残りの束排紙を行う。これによ
って、束排紙ベルト421とスタックトレイ411上の
積載面との間の距離が大きくなってもジャムの発生が防
止できるうえ、この時点では束排紙されるシート束は最
後の方の束なので、スタックトレイ411上での積載性
が多少悪くなっても大きな影響がない。
及び低コスト化を図って、束排紙ベルト421をやや短
めにしてある。A4RやA3サイズ等の長いシートを処
理するときは、束排紙ベルト421上に収まらない部分
をスタックトレイ411で支える(図24)。
画像形成ジョブを開始するときに、スタックトレイ41
1上にシートが積載されていることをセンサS11(図
6参照)が検知している場合、画像形成装置は操作部1
に「スタックトレイからシートを取り除いてください」
と表示し、ユーザにスタックトレイ411上のシートを
取り除くことを促す。これは、ステープル処理されたシ
ート束をスタックトレイ411に積載するとステープル
部分が重なり合って積載性が多少損なわれるので、画像
形成ジョブを開始するに際しては、スタックトレイ41
1にシートが積載されていない状態が好ましいからであ
る。しかしながら、画像形成装置は複写モードだけでな
くプリンタモードでも使用されるので、ユーザがその場
にいない場合を考慮して、シートが取り除かれなくても
画像形成ジョブ(ステープル処理、束排紙処理も含む)
が開始可能に設定されている。
連続して30部の画像形成ジョブを完了した時点で、一
旦、画像形成ジョブを中断し、操作部1に「スタックト
レイからシートを取り除いてください」と表示するとと
もに、スタックトレイ411からシートが取り除かれて
センサS11がオフになるまで画像形成ジョブの再開を
待機する。
ャ400に搬送されつつあるシートを示す図である。
17と排出ローラ118とによって搬送される。このと
き、定着ローラ117は所定の回転速度で回転してお
り、シートを所定の搬送速度(第1の搬送速度)で搬送
している。一方、排出ローラ118は定着ローラ117
の回転速度よりも大きい一定の回転速度で回転してお
り、以下に述べるようにシートが定着ローラ117に挟
持されない状態では、シートを一定の搬送速度(第2の
搬送速度)で搬送できる。排出ローラ118による搬送
速度が定着ローラ117による搬送速度よりも大きいの
は、定着ローラ117で熱を吸収したシートが自然冷却
される際にシートが収縮することを抑制するためであ
る。
引っ張ることが定着処理に悪影響を及ぼすことを防止す
るため、排出ローラ118の搬送力(第2の搬送力)は
定着ローラ117の搬送力(第1の搬送力)よりも弱く
設定されている。このため、シートが排出ローラ118
に引っ張られてもシートは定着ローラ117による搬送
速度で搬送されるので、シートが定着ローラ117をス
リップすることがなく、したがって、定着ローラ117
でのスリップに起因してシートに傷がついたり、定着不
良になったりという事態の発生が防止される。
0内のセンサS2の前方をシートの先端が通過すること
によってセンサS2がオンになると、フィニッシャ制御
部401(図3参照)内のCPU491は排紙ローラ4
15を設定した回転速度で回転するように制御する。す
なわち、設定した搬送速度でシートが搬送されるように
排紙ローラ415を制御する。なお、定着ローラ117
及び排出ローラ118の回転速度の情報は、予めCPU
回路制御部150から通信ライン490を通して、フィ
ニッシャ制御部401のRAM492内に格納されてい
る。
415までの距離をL1とすると、シート長がL1未満
のシートを受け取る際は、シート先端が排紙ローラ41
5に挟持され始めるときには、すでにシート後端は定着
ローラ117に挟持されていないので、シートは排出ロ
ーラ118による搬送速度で搬送される。したがって、
通信ライン490を介して受信したシートサイズ情報に
基づいたシート長がL1未満のときには、シートの先端
がセンサS2の前を通過してセンサS2がオンになり、
CPU491(搬送速度設定手段)が排紙ローラ415
を回転開始させる際、排紙ローラ415の搬送速度を排
出ローラ118の搬送速度(第2の搬送速度)と同一に
設定する。
のシートである場合は、排紙ローラ415に挟持され始
めるときでも、まだ定着ローラ117に挟持された状態
であるので、シートは定着ローラ117の回転速度で搬
送される。したがって、通信ライン490を介して受信
したシートサイズ情報に基づいたシート長がL1以上の
ときには、シートの先端がセンサS2の前方を通過して
センサS2がオンになり、CPU491が排紙ローラ4
15を回転開始させるとき際、排紙ローラ415による
搬送速度を定着ローラ117による搬送速度(第1の搬
送速度)と同一になるように設定する。これにより、シ
ートは定着ローラ117による搬送速度で搬送されるの
で、定着ローラ117による定着処理に不都合が生じる
ことを防止できる。
抜けると、シートは排出ローラ118と排紙ローラ41
5により搬送される。シート後端が定着ローラ117を
抜けるときは、このことを示す離脱信号がCPU回路制
御部150から通信ライン490を通してフィニッシャ
制御部401に送信される。この離脱信号を送るタイミ
ングは後述する。離脱信号を受け取ったフィニッシャ制
御部401では、CPU491が排紙ローラ415によ
る搬送速度を排出ローラ118による搬送速度(第2の
搬送速度)と同一に設定する。この制御によって、図2
7に示すように、シートはループを形成することなくプ
リンタ300からフィニッシャ400に搬送される。
挟持状態を脱したことに応じて、CPU491は排紙ロ
ーラ415による搬送速度を第2の搬送速度よりも大き
い第3の搬送速度に設定することにより、後続のシート
との引き離し制御を行う。更に、シート後端が排紙ロー
ラ415を抜ける直前で、CPU491は排紙ローラ4
15による搬送速度を第3の搬送速度よりも小さい第4
の搬送速度に設定することにより、シートの飛びすぎを
防止する。そして、シート後端が排紙ローラを415を
抜けたことに応じて、CPU491は排紙ローラ415
の回転を停止させる。
フィニッシャ制御部401に離脱信号を送信するタイミ
ングについて説明する。
号を送信するタイミングを説明する図である。
ニッシャ制御部401に送るタイミングは、定着ローラ
117よりも搬送方向上流に設置されたセンサS4(判
定手段)によるシート後端部の検知に基づいて定められ
る。
離:L2 定着ローラ117の搬送速度:v センサS4がシート後端を検知してからCPU回路制御
部150が離脱信号を送信するまでの時間:U とすると、Uは以下の演算式(1)で求めることができ
る。 式(1) U=L2/v これより、CPU回路制御部150が離脱信号をフィニ
ッシャ制御部401に送るタイミングは、シート後端が
センサS4を検知して時間Uが経過した時である。した
がって、定着ローラ117による搬送速度と同一の搬送
速度でシートを搬送していた排紙ローラ415は、シー
ト後端がS4に検知された後に時間Uが経過してから排
出ローラ118による搬送速度と同一の搬送速度でシー
トを搬送するように制御される。
としたプリンタの排紙ローラにはワンウェイクラッチを
設けて、フィニッシャが装着されていないときは排紙ロ
ーラにより排紙し、フィニッシャが装着されているとき
は定着ローラを抜けたシートをフィニッシャの搬送速度
により搬送して排紙ローラの速度の影響を受けないよう
にしていたが、本実施の形態のフィニッシャ400によ
ればフィニッシャ400を装着することを前提としたプ
リンタの排紙ローラにワンウェイクラッチを設ける必要
がなくなるので従来のプリンタ(画像形成装置)より
も、コストの低減ができる。
のためにワンウェイクラッチを設けずに排出ローラを直
接駆動するプリンタ(画像形成装置)も従来あったが、
このプリンタにフィニッシャを装着する場合は、設置時
にサービスマンがプリンタから排出ローラを外す作業を
していたが、本実施形態のフィニッシャ400によれ
ば、サービスマンによる排出ローラの取り外しが不要に
なり、使い勝手が向上する。
載のシート処理装置及び請求項12記載の画像形成シス
テムによれば、取り込んだシートを搬送する第3の搬送
手段と、シートが第1、第2、及び第3の搬送手段の全
てによって搬送されている間は、第3の搬送手段の搬送
速度を第1の搬送速度に設定し、シートの後端が第1の
搬送手段の挟持状態を脱したことを判定手段が判定した
後は、第3の搬送手段の搬送速度を第2の搬送速度に設
定する搬送速度設定手段とを備えるので、シートが第
1、第2、及び第3の搬送手段の全てによって搬送され
ている間及びシートの後端が第1の搬送手段の挟持状態
を脱した後の何れの場合にも各搬送手段の間でシートの
斜行、しわ、傷、ジャム等の発生及び収容されたシート
の整合不良の発生を防止できる。
第1の搬送手段は、シートを搬送しながらシートに画像
を定着させる定着手段であるので、シートへの画像の定
着が実行されている間に第3の搬送手段が第1の搬送速
度でシートを搬送しても、第1の搬送速度は定着手段が
シートを搬送する速度と同じであり、もって、画像の定
着に影響を与えることがない。したがって、画像の劣化
をきたすことがない。
原稿を読み取る原稿読取装置が画像形成装置の上部に設
けられ、シート処理装置は、画像形成装置と原稿読取装
置の間に設けられているのでスペースの有効利用ができ
る。
取り込んだシートを搬送する第3の搬送手段と、画像形
成装置から受け取ったシートのサイズ情報に基づいて第
3の搬送手段の搬送速度を第1の搬送速度及び第2の搬
送速度のいずれかに設定する搬送速度設定手段とを備え
るので、第3の搬送手段はシートのサイズに応じた搬送
速度でシートを搬送できる。この結果、各搬送手段の間
でシートの斜行、しわ、傷、ジャム等の発生及び収容さ
れたシートの整合不良の発生を防止できる。
形成システムの構成を示す構成図である。
17と排出ローラ118との駆動制御を説明する図であ
る。
ク図である。
すブロック図である。
示す構成図である。
びモータを説明する図である。
る。
周辺部を示す斜視図である。
及びその周辺部を示す斜視図である。
ラの駆動制御のフローチャートである。
紙制御の工程の一部を示すフローチャートである。
ーチャートである。
フローチャートである。
におけるS143の重み付けカウントのフローチャート
である。
411の制御を示すフローチャートである。
説明する図である。
状態のフラグを説明する図である。
である。
のシートを示す図である。
スタックトレイ411周辺部の平面図である。
す図である。
態を示す図である。
示す図である。
である。
送されつつあるシートを示す図である。
送されたシートを示す図である。
ーラ117から後端が抜け出した状態のシートを示す図
である。
タイミングを説明する図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 画像形成されたシートを挟持しながら第
1の搬送速度かつ第1の搬送力で搬送する第1の搬送手
段と、前記第1の搬送手段よりも前記シートの搬送方向
下流に配設されており、前記第1の搬送速度よりも大き
い第2の搬送速度、かつ、前記第1の搬送力よりも小さ
い第2の搬送力によって前記シートを挟持しながら搬送
する第2の搬送手段と、前記シートの後端が前記第1の
搬送手段の挟持状態から脱したことを判定する判定手段
とを備える画像形成装置から排出されるシートを取り込
むシート処理装置において、 前記取り込んだシートを搬送する第3の搬送手段と、 前記シートが前記第1、第2、及び第3の搬送手段の全
てによって搬送されている間は、前記第3の搬送手段の
搬送速度を前記第1の搬送速度に設定し、前記シートの
後端が前記第1の搬送手段の挟持状態を脱したことを前
記判定手段が判定した後は、前記第3の搬送手段の搬送
速度を前記第2の搬送速度に設定する搬送速度設定手段
とを備えることを特徴とするシート処理装置。 - 【請求項2】 前記搬送速度設定手段は、前記シートの
先端が前記第3の搬送手段に到達する以前に、前記シー
トの後端が前記第1の搬送手段による挟持状態を脱した
ことを前記判定手段が判定したときは、前記第3の搬送
手段の搬送速度を前記第2の搬送速度に設定することを
特徴とする請求項1記載のシート処理装置。 - 【請求項3】 前記搬送速度設定手段は、前記シートの
後端が前記第2の搬送手段の挟持状態を脱したことに応
じて、第3の搬送手段の搬送速度を前記第2の搬送速度
よりも大きい第3の搬送速度に設定することを特徴とす
る請求項1記載のシート処理装置。 - 【請求項4】 前記第1の搬送手段は、シートを搬送し
ながらシートに画像を定着させる定着手段であることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシー
ト処理装置。 - 【請求項5】 原稿を読み取る原稿読取装置が前記画像
形成装置の上部に設けられ、前記シート処理装置は前記
画像形成装置と前記原稿読取装置との間に設けられてい
ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記
載のシート処理装置。 - 【請求項6】 画像形成されたシートを挟持しながら第
1の搬送速度かつ第1の搬送力で搬送する第1の搬送手
段と、前記第1の搬送手段よりも前記シートの搬送方向
下流に配設されており、前記第1の搬送速度よりも大き
い第2の搬送速度、かつ、前記第1の搬送力よりも小さ
い第2の搬送力によって前記シートを挟持しながら搬送
する第2の搬送手段と、前記シートの後端が前記第1の
搬送手段の挟持状態から脱したことを判定する判定手段
とを備える画像形成装置から排出されるシートを取り込
むシート処理装置において、 前記取り込んだシートを搬送する第3の搬送手段と、 前記画像形成装置から受け取ったシートのサイズ情報に
基づいて前記第3の搬送手段の搬送速度を前記第1の搬
送速度及び前記第2の搬送速度のいずれかに設定する搬
送速度設定手段とを備えることを特徴とするシート処理
装置。 - 【請求項7】 前記搬送速度設定手段は、前記画像形成
装置から受け取ったシートのサイズ情報に基づいたシー
ト長が予め決められた長さ未満の場合、前記第2の搬送
速度に設定し、前記画像形成装置から受け取ったシート
のサイズ情報に基づいたシート長が前記予め決められた
長さ以上の場合、前記第1の搬送速度に設定することを
特徴とする請求項6記載のシート処理装置。 - 【請求項8】 前記搬送速度設定手段は、前記第3の搬
送手段の搬送速度を前記第1の搬送速度に設定したとき
は、前記シートの後端が前記第1の搬送手段の挟持状態
を脱したことを前記判定手段が判定した後に前記第3の
搬送手段の搬送速度を前記第2の搬送速度に設定するこ
とを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。 - 【請求項9】 前記搬送速度設定手段は、前記シートの
後端が前記第2の搬送手段の挟持状態を脱したことに応
じて、第3の搬送手段の搬送速度を前記第2の搬送速度
よりも大きい第3の搬送速度に設定することを特徴とす
る請求項6記載のシート処理装置。 - 【請求項10】 前記判定手段は、前記第1の搬送手段
よりもシートの搬送方向の上流側に配置されたセンサを
有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項
に記載のシート処理装置。 - 【請求項11】 前記シートの後端が前記第1の搬送手
段の挟持状態を脱したことを前記判定手段が判定してか
ら前記搬送速度設定手段が前記第3の搬送手段の搬送速
度を前記第2の搬送速度に設定するまでにかける時間U
は、 前記センサから前記第1の搬送手段までの距離:L2 前記第1の搬送速度:v としたときに、 U=L2/v であることを特徴とする請求項10記載のシート処理装
置。 - 【請求項12】 画像形成装置であって、画像形成され
たシートを挟持しながら第1の搬送速度かつ第1の搬送
力で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段よ
りも前記シートの搬送方向下流に配設されており、前記
第1の搬送速度よりも大きい第2の搬送速度、かつ、前
記第1の搬送力よりも小さい第2の搬送力によって前記
シートを挟持しながら搬送する第2の搬送手段と、前記
シートの後端が前記第1の搬送手段の挟持状態から脱し
たことを判定する判定手段とを備える画像形成装置と、
請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート処理装
置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
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