JP2899214B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2899214B2
JP2899214B2 JP6176593A JP17659394A JP2899214B2 JP 2899214 B2 JP2899214 B2 JP 2899214B2 JP 6176593 A JP6176593 A JP 6176593A JP 17659394 A JP17659394 A JP 17659394A JP 2899214 B2 JP2899214 B2 JP 2899214B2
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俊也 御喜田
浩司 片本
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に取付けられ、該装置にて画像形成された
シートを受け取り、該シートに対して後処理、例えばス
テープル、パンチングあるいは糊付等の後処理を行うシ
ート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば画像が複写されたシート
(用紙)に対するステープルあるいはパンチング等の作
業を自動化するため、このような処理機能を備えたシー
ト後処理装置が複写機本体に設けられている。この種の
従来の用紙後処理装置としては、例えば、特開平5−1
47815号に開示されているように、複写機本体から
複写を終了して搬入されて来た用紙のうち、所定の後処
理を行わない用紙を直接に積載トレイ上に排出する一
方、後処理を行う用紙を一旦後処理トレイ上に積載し、
この位置で後処理を行った後、その用紙をプッシャにて
上記の積載トレイ上に押し出すものが知られている。
【0003】ここで、上記のシート後処理装置につい
て、構造を簡素化して示した図32および図33により
説明する。
【0004】この用紙後処理装置において、例えば複写
機本体から画形成を終了したシートである用紙に対して
後処理を行わない非後処理モード時には、図8に示すよ
うに、図示しない複写機本体から排出された用紙Pが、
用紙ガイド101・102を通じて装置内部に搬入さ
れ、搬送ローラ103・104により排紙ローラ106
方向へ送り出される。その後、シート用紙Pは、排紙ロ
ーラ106と、排紙ローラ106に圧接される加圧コロ
105との間を通り、それらの搬送力によって積載トレ
イ107上に排出される。
【0005】一方、例えば用紙に対してステープル処理
を行う後処理モード時には、図9に示すように、加圧コ
ロ105が用紙ガイドと共に下方へ移動し、加圧コロ1
05と排紙ローラ106との間に開口状の排紙部109
が形成される。この状態で、搬送ローラ103・104
により送り出された用紙Pは、搬送ローラ103・10
4を離れると、傾斜状に設けられたステープル処理トレ
イ110上に落下し、この上に積載される。このとき、
後端ストッパ111までの用紙Pの移動が、A方向への
ゴム羽根(パドラー)112の回転によって補助され
る。また、用紙Pの幅方向が、用紙幅方向へ移動する整
合板113によって整合される。以上の動作が繰り返さ
れ、ステープル処理トレイ110上に所定枚数の用紙P
が積載されると、ステープル処理トレイ110上の用紙
に対してステープラ114によるステープル処理が行わ
れる。その後、用紙押出し部材115がC方向へ移動す
ることにより、ステープル処理トレイ110上の用紙P
が、排紙部109を通じて積載トレイ107上に排出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
用紙後処理装置では、非後処理モード時に排紙ローラ1
06に圧接されてこの排紙ローラ106と共に用紙Pの
搬送を行う加圧コロ105が、後処理モード時に排紙ロ
ーラ106から離間するため、即ち非後処理モード時と
後処理モード時とによって排紙ローラ106に対する加
圧コロ105の圧接状態と離間状態とが切り換わるた
め、排紙ローラ106に対する加圧コロ105の圧接状
態が不安定となり易い。このため、非後処理モード時に
おいて、紙詰まりや、用紙Pが斜めに出紙される事態が
生じ易くなるという問題点を有している。
【0007】また、用紙押出し部材115にてステープ
ル処理を終了した用紙束が排紙ローラ106を乗り越え
て積載トレイ7へと排出させる時に、用紙押出し部材1
15の押出し作用が弱ければ積載トレイ7に排出され
ず、排紙ローラ106の位置で用紙束の後端部が停滞す
る。そのために、押出し部材115による用紙束の押出
しを確実に行うためにも、排紙ローラ106を乗り越え
るよう、押出し部材115をステープル処理トレイ11
0に沿って平行に移動させるだけでなく、排紙ローラ1
06の位置で円周状に回動させる構成とすることで、上
述の停滞といった事態は改善できる。ただし、このよう
な構成ではその押し出し部材115の構造が非常に複雑
になるだけでなく、押出し部材115の移動経路も複雑
になることから機構上の強度にも問題が残る。またコス
ト面においても高くなる傾向にあった。
【0008】本発明は、非後処理モード時と後処理モー
ド時とにおいて、両排紙ローラの圧接状態の変化に起因
する紙詰まりおよび用紙の斜め送りの発生を回避するだ
けでなく、後処理後のシートを確実に排出させその構成
を簡単にするシート後処理装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のシート後処理装
置は上述した目的を達成するために、例えば図3及び図
4に示す如く、記録装置である複写装置から排出される
複写後のシートを受け取り装置内部に搬入する搬送手段
である搬送ローラ(42,43)、後処理されるべきシ
ートが積載される後処理のためのステープルトレイ(4
8)、装置内から排出されるシートを積載する積載トレ
イ(53)、ステープルトレイ(48)に積載されたシ
ートに対して後処理、例えばステープルする後処理手段
であるステープラ(51)、ステープラされたステープ
ルトレイ(48)上の積載シート束を上記積載トレイ
(53)へと送り出すための手段であるプッシャ(5
2)、を備えてなるシート後処理装置において、非後処
理モード(ノンステープルモード)時に上記搬送ローラ
(42,43)を介して搬送されてくるシートを上記積
載トレイ(53)側にて排出してなる排出手段である排
紙ローラ(60,61)と、この排紙ローラ(60,6
1)によるシート排紙通路を閉鎖又は開放する位置に回
動され、ノンステープルモード時に開放し、ステープル
モード時に閉鎖してなるゲート(63)と、該ゲート
(63)を上記プッシャ(52)の移動に関連されてス
テープルトレイ(48)上の積載シート束が押し出され
る方向に回動させる回動手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】この回動手段としては、プッシャ(52)
の一端縁(52a)とゲート(63)に設けた軸(63
a)とが当接した状態でプッシャ(52)の移動にて排
紙ローラ(60)のローラ軸(60a)を中心に回動さ
れる構成、又は図7に示す如くゲート(63)を回動さ
せるモータ(82)を別途設けて、プッシュ(52)の
移動位置に関連させてゲート(63)を回動させる構成
である。
【0011】また、ゲート(63)のシートと対向する
面にはステープル処理されたシート束が引っ掛るように
爪(63c)を形成している。
【0012】
【作用】本発明によるシート後処理装置によれば、複写
機本体から送られてくる記録後のシートは、搬入手段で
ある搬送経路(41)を案内され搬送ローラ(42,4
3)にて搬入される。この時、ステープルモードにおい
ては、ゲート(63)は排紙ローラ60,61間の排紙
経路を閉鎖する位置へと回動される。そして、搬送ロー
ラ(42,43)にて送り出されるシートは、その後端
がローラ(42,43)を通過することで、ステープル
トレイ(48)面に落下しステープラの位置で揃えられ
る。この動作がステープルするための全シートがステー
プルトレイ(48)に積載されるまで繰り返えされ、全
シートが積載された状態でステープラが作動する。この
ステープルが完了したシート束を積載トレイ(53)へ
と送り出すために、プッシャ(52)が移動される。こ
のプッシャ(52)が移動しゲート(63)上をシート
束が移動し、そのシート束の後端がゲート(63)を乗
り上げるタイミングでゲート(63)が回動手段を介し
て回動される。この回動によりシート束はプッシャ(5
2)の押し出し作用と共にゲート(63)の回動時の押
し出し作用が助勢され、プッシャ(52)の押し出し作
用がなくなった後にもゲート(63)による押し出し作
用が働く。そのため、シート束の後端は回動するゲート
(63)より離れて積載トレイ(53)上へと落下し、
その位置に排出される。
【0013】上記ゲート(63)の回動はモータにて直
接回動させるか、プッシャ(52)の移動を利用してゲ
ート(63)を回動させる。特にプッシャ(52)の一
端縁(52a)がゲート(63)の内位置に設けた軸
(63a)と当接した状態でシート束の後端がゲート
(63)の上面に乗り上げる。この状態からプッシャ
(62)が、ゲート(63)を押し且つ回動させること
になる。この回動により、シート束はその後端がゲート
(63)にて押される。
【0014】この時ゲート(63)のシート束の乗り上
げ面には爪(63c)が形成されていることから、この
爪にシート束の端部が引っ掛かり、シート束をより確実
に積載トレイ(53)へと排出させることができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面に従って説明する。
図1は本発明におけるシート後処理装置の一具体例を示
す断面図であり、図2は複写機本体に図1の本発明のシ
ート後処理装置を備えた状態での全体の断面図である。
【0016】まず図2において、複写機本体は、原稿M
の画像をシートSに複写する機体本体1を有しており、
この機体本体1の上部には、機体本体1の上端面に形成
された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬送装置30が
設けられている。
【0017】上記機体本体1は、その上端に露光部2を
なす露光ガラス3が配設されており、この露光ガラス3
の下方には、光源ランプ4、ミラー5・6・7、および
レンズ8からなる光学系9と、感光体ドラム10とが配
設されている。そして、上記光学系9は、後述の原稿搬
送装置30により露光部2に搬送される原稿Mに対し
て、光源ランプ4からの出射光により光走査を行い、こ
の反射光を各ミラー5・6・7およびレンズ8を介して
感光体ドラム10表面の露光ポイントAに照射すること
で、後述のメインチャージャユニット11により一様に
帯電された感光体ドラム10表面に原稿Mの画像に応じ
た静電潜像を形成するようになっている。上記感光体ド
ラム10の周囲には、前述のように感光体ドラム10の
表面を所定の電位に帯電させるメインチャージャユニッ
ト11と、現像ユニット12と、転写チャージャ13
と、剥離チャージャ14とが配設されており、感光体ド
ラム10表面に形成された静電潜像は、現像ユニット1
2によりトナー像として現像され、次いで、このトナー
像に転写チャージャ13により後述のシート搬送路15
を通って搬送されるシートSに転写されるようになって
いる。尚、上記剥離チャージャ14は、トナー像が転写
されるシートSを感光体ドラム10から剥離するように
なっている。
【0018】また、感光体ドラム10の下方には、トナ
ー像転写用のシートSを搬送するシート搬送路15が設
けられている。このシート搬送路15の上流側には、各
給紙ローラ16・17・18を備えた給紙台19、給紙
カセット20、および給紙デッキ21がそれぞれ配設さ
れており、これらの給紙台19、給紙カセット20、お
よび給紙デッキ21に載置あるいは収容されたシートS
がシート搬送路15を通って感光体ドラム10に給紙さ
れるようになっている。一方、シート搬送路15の下流
側には、トナー像が転写されたシートSを搬送する搬送
ベルト22と、トナー像をシートS上に定着させる定着
器23とが配設されている。
【0019】上記定着器23の下流側には、シートSの
搬送方向を後述のシート後処理装置40と、再搬送路2
5とに分岐するデフレクタ24が設けられている。上記
再搬送路25は、感光体ドラム10によりトナー像が転
写されたシートSを再度感光体ドラム10に搬送する循
環経路をなすと共に、経路途中に中間トレイ26が配設
されて、シートSへの両面複写を可能にしている。
【0020】上記原稿搬送装置30は、機体本体1の上
端面に形成された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬送
路31を有している。この原稿搬送路31は、循環経路
をなしており、その経路内には、原稿Mを積載するため
の原稿トレイ32と、この原稿トレイ32上に積載され
た原稿Mを順次露光部2に給送する給送ベルト33と、
露光部2をなす露光ガラス3と当接して設けられ、露光
ガラス3との間で原稿Mの搬送路を形成する搬送ベルト
34とが設けられている。そして、上記原稿搬送装置3
0は、原稿トレイ32上の原稿Mを給送ベルト33によ
り露光部2へ給送すると共に、搬送ベルト34により露
光ガラス3上の所定の位置に原稿Mを位置決めすること
で、前述の光源ランプ4による光走査の状態に原稿Mを
配置するようになっている。
【0021】上記原稿搬送装置30は、原稿トレイ30
上の最下部のシート原稿Mより順次露光ガラス(原稿
台)3へと一枚ずつ搬送し、該原稿の一枚の複写が完了
すれば原稿トレイ30上の原稿の最上部へと戻すもので
ある。そのため原稿トレイ30に積載してなる原稿の束
が一枚ずつ1循環されることで、原稿の頁順に応じた一
部の複写物、つまり複写シート用紙を仕上げることがで
きる。即ち、循環式原稿搬送装置(RDH)である。
【0022】さらに複写機には、RDH30によるシー
ト原稿Mの搬送に応答して複写されたシート用紙Sが排
出される位置に対向して本発明におけるシート後処理装
置40が備えられている。
【0023】本実施例のシート後処理装置は、複写機本
体から搬入されて来た用紙を搬送するための用紙搬送路
41を備えている。この用紙搬送路41は、上用紙ガイ
ド41aと下用紙ガイド41bとからなり、複写機本体
側の端部が用紙搬入口41c、その反対側の端部が用紙
搬出口41bとなっている。用紙搬送路41には、用紙
搬出口41d側の端部に、上下一対の搬送ローラ42,
43が設けられている。これら搬送ローラ42,43
は、搬送ローラ駆動手段としての後述の搬送モータ20
により駆動され、この搬送モータ20および搬送ローラ
42,43にて用紙搬入手段が構成されている。用紙搬
送路41における搬送ローラ42,43の上流側には、
図1に示すように、用紙搬送状態検出手段としての入紙
センサ44が設けられている。
【0024】上記搬送ローラ42,43にて搬送される
シート用紙は、次に用紙搬送路41の下流側に回動可能
に配置された可動用紙ガイド45に沿うように搬送され
る。上記の可動用紙ガイド45は、用紙搬送路41側の
部位を中心として、用紙ガイド変移用のソレノイドにて
駆動されて回転し、図5に示すノンステープルモード位
置、および図6に示すステープルモード位置に可動され
る。
【0025】用紙搬送路41における用紙搬出口41d
の下方には、図1に示すように、後処理トレイとしての
ステープルトレイ48が用紙搬出口41d側を上側と
し、用紙搬入口41c側を下側とした傾斜状に設けられ
ている。ステープルトレイ48には、ステープルトレイ
48上に積載される用紙の後端位置を規制する用紙位置
決め部としての用紙後端規制板49、ステープルトレイ
48上における用紙の有無を検出する光学式で透過型の
ステープルトレイ用紙センサ50、ステープルトレイ4
8上の用紙に対してステープル処理を行う後処理手段と
してのステープラ51、ステープルトレイ48上の用紙
を積載トレイ53上に押し出すプッシャ(押出し部材)
52が設けられている。このプッシャ52は、図1に示
すように、ステープルトレイ48の下方に設けられたベ
ルト54に取り付けられ、このベルト54はベルト支持
ローラ55,55により張架されている。これらベルト
支持ローラ55,55の何れか一方は、図示しないプッ
シャモータにより駆動され、これによりベルト54が移
動し、プッシャ52が用紙の押し出し方向およびその反
対方向へ移動する。そして、上記プッシャ52、ベルト
54、ベルト支持ローラ55,55およびプッシャモー
タにより、シート束の送り出し手段として押出し機構5
6が構成されている。
【0026】ステープルトレイ48の上方には、ステー
プルトレイ48上への用紙搬送補助手段である例えばゴ
ム製の回転羽根のパドラー57が設けられている。この
パドラー57は、図示しないモータに駆動されて図1に
示すA方向へ回転し、用紙搬送路41からステープルト
レイ48へ排出された用紙を、その後端が用紙後端規制
板49と当接するように移動させるものである。なお、
符号58はプッシャ52のホームポジション位置を検出
するホームポジションセンサである。
【0027】ステープルトレイ41の上端部である排紙
側端部付近には、一対をなす上排紙ローラ60と下排紙
ローラ61とが設けられている。これら上および下排紙
ローラ60,61は、それぞれ、図示しない上および下
排紙モータにより個別に駆動される。ステープルトレイ
48における上記上および下排紙ローラ60,61の上
流側には、図1に示すように、上および下排紙ローラ6
0,61間からの排紙を検出するノンステープル排紙セ
ンサ62が設けられている。
【0028】また、ステープルトレイ41の排紙側端部
付近には、上記上排紙ローラ60の軸を中心として回転
するゲート63が設けられている。このゲート63は、
後述のゲート切換え用ソレノイドにて駆動され、図5に
示すノンステープルモード位置、および図6に示すステ
ープルモード位置に配される。
【0029】上記上および下3排紙ローラ60,61の
排紙方向の下方には、積載トレイ53が設けられてい
る。この積載トレイ53の上面は、ステープルトレイ4
8の傾斜角度に近い角度で傾斜している。積載トレイ5
3は、図1に示すシフト機構64により排紙方向と直交
する方向にシフトモータ64aを介して駆動され、エレ
ベータ機構65により上下方向に駆動される。このエレ
ベータ機構65は、ベルト66、上下に設けられたベル
ト支持ローラ67,67、これらベルト支持ローラ6
7,67の何れか一方を駆動する図示していないエレベ
ータモータを備えている。上記のベルト66には、シフ
ト機構64を介して積載トレイ53が連結されており、
ベルト66の移動により積載トレイ53が上下移動す
る。この積載トレイ53が上限位置に達した状態はトレ
イ上限センサ69により検出される。このトレイ上限セ
ンサ69は、積載トレイ53の上方に設けられ、積載ト
レイ53の上面、もしくは積載トレイ53上に積載され
た用紙の上面が当接することによってONするスイッチ
である。
【0030】本発明においては、ゲート63は積載トレ
イ53への非後処理モード時のシート用紙を、上下排紙
ローラ60,61にて排紙動作できるようにローラ6
0,61間を閉鎖することのない位置に移動されてい
る。また、後処理モード時には、ゲート63は上記上下
排紙ローラ60,61間を閉鎖する位置に移動されてい
る。そのため、上下排紙ローラ60,61が圧接又は離
間することがないため圧接状態が不安定となって、用紙
の斜めに出紙させることがなく安定した出紙を行うこと
ができる。
【0031】そこで、ゲート63は、図3に示す如く一
例として上排紙ローラ60の回転軸60aに対して回転
可能に該軸60a上に支持されており、その一端部がス
テープルトレイ48の端部に当接してローラ60,61
間を閉鎖する。ゲート63はローラ軸60aとは別に、
ゲート63をステープルトレイ48の端部に通常は当接
させるためにのスプリング70の一端を係止させる軸6
3aを有している。スプリング70の他端側は、図示し
ていない排紙ローラ60,61等シート後処理装置を構
成する部材を支持又は回転可能に支持するフレーム側に
固定されている。該軸63aは軸60と平行関係に配置
されており、ゲート63の先端より相当の距離を隔てた
位置に設けられている。この軸63aの両端部には、ス
プリング70の付勢力に抗してゲート63を軸60aを
中心に回動させるための作動板71の一端の凹部が係合
している。作動板71は、上述したフレームに固定され
ているピン72を中心に回動可能に設けられており、他
端が連結棒73にて連結されている。この連結棒73に
はソレノイド74の動作棒74aが連結されており、該
ソレノイド74に給電されることで、連結棒73が下方
向に引き下げられることで、スプリング70の付勢力に
抗してゲート63が図中反時計方向に回動され、ローラ
60,61間の閉鎖を解除する。
【0032】一方、上記ゲート63の動作と関連して動
作する可動用紙ガイド45は、ガイド45の一部を切り
起した軸受部45aに軸45bを貫通して、該軸45b
を中心にして回動可能に設けられている。この回動用紙
ガイド45は、ノンステープルモード時には、搬送路4
1を介して搬送されてくる用紙をローラ60,61間へ
案内するためにの位置に回動される。この回動は、図示
していないスプリングの付勢力又は可動用紙ガイド45
の自重により図中用紙搬送方向の下流側か下方向に回動
されるように構成されている。これに抗して、ステープ
ルモードにおいて可動用紙ガイド45を上方向に持ち上
げるためのソレノイド75が可動用紙ガイド45の先端
側に連結されている。ソレノイド75は、可動用紙ガイ
ド45の一部を切り起した連結片45bに動作棒75a
が連結されている。そのため、ソレノイド75に給電さ
れることで、可動用紙ガイド45が自重又はスプリング
の付勢力に抗して持ち上げられ、用紙をステープルトレ
イ48に案内する。
【0033】またステープルトレイ48表面上に、切欠
部を介して一部が突出したプッシャ52は、ステープル
処理の後、ステープルされたシート用紙束を積載トレイ
53へと排出するために、ステープルトレイ48に沿っ
て上昇する。その上昇動作に応じてゲート63を回動さ
せるべく構成している。これは、プッシャ52の移動経
路に沿って設けられているステープルトレイ48に形成
された切欠部48aに対応して、ゲート63の一部が切
欠かれている。この切欠かれた部分に露出されている軸
63aがプッシャ52のシート用紙束を押し上げる一端
縁52aと対向するように配置されている。そして、軸
63aとゲート63を回動可能に支持してなるローラ軸
60aとを結ぶ直線が、プッシャ52の移動経路とが交
差する点が移動経路の上流側になる関係に位置するよう
に配置している。つまり、交点の角度θがθ<180°
であれば、プッシャ52の移動により軸63aとプッシ
ャ52の一端縁52aとの当接以後に、ゲート63がロ
ーラ軸60aを中心として図3において反時計方向に回
動されることになる。この時スプリング70に抗して回
動されると共に、ソレノイド74が非通電に維持される
ため作動板71等の作用は働かず、ゲート63の回動の
支障とはならない。
【0034】以上のような構成において、本発明のシー
ト後処理装置の構成を理解させるためにも、複写動作と
関連させてその作用を説明する。
【0035】まず、複写装置にてノンステープルモード
が設定された状態について説明する。これは、複写済み
シート用紙をステープルトレイ48へ案内することなく
直接積載トレイ53へと排出させる。そのためノンステ
ープルモードが設定されコピースタートスイッチが操作
されると、複写動作が開始させると共にシート後処理装
置40側では、可動用紙ガイド45及びゲート63がノ
ンステープル時の位置へと移動させる。そのため、可動
用紙ガイド45はソレノイド75を非通電状態にし、ソ
レノイド74を通電状態にする。これにより、可動用紙
ガイド45が自重又はスプリングの付勢力により回動
し、図5の状態に位置する。そしてゲート63はスプリ
ング70を抗して、図5に示す状態において反時計方向
に回動されローラ60,62間を開放するように位置す
る。
【0036】この状態において、複写装置本体側での複
写が終了したシート用紙は、シート後処理装置40の搬
入口41cより搬送路41を介して搬送ローラ42,4
3により可動用紙ガイド45へと搬送される。このシー
ト用紙は、上記可動用紙ガイド45とゲート63とに案
内されて上および下排紙ローラ60,61間に導かれ、
これら両ローラ60,61により積載トレイ53上に排
出される。シート用紙が搬送ローラにて送出されると
き、上側の搬送ローラ42が下側の搬送ローラ43の鉛
直上方向に対して角度θだけ用紙搬入口41c側へ傾斜
した方向に設けてあれば、該用紙は可動用紙ガイド45
に沿うように用紙搬送路1から送出される。従って、上
記の用紙は、上および下排紙ローラ22・23間に確実
に導かれ、積載トレイ53への用紙の排出が良好に行わ
れる。この場合、排紙ローラ60,61は分離すること
なく定常位置に圧接状態に維持されているため、可動用
紙ガイド45とゲート63の裏面に沿って案内されてく
るシート用紙が斜め送りされるといったこともなく整合
性より積載トレイ53へと排出される。
【0037】次に複写機本体側がステープルモードに設
定された状態を説明する。ステープルモードが設定され
ると、シート後処理装置40側では、ステープルトレイ
48へと複写済みのシート用紙を案内するために、可動
用紙ガイド45及びゲート63が図6の状態へと移動さ
れる。そのため、可動用紙ガイド45は、ソレノイド7
5が通電されることで下流側が上がり、上流側が下が
る。またゲート63はソレノイド74の通電が遮断し、
スプリング70の付勢力によりゲート先端がステープル
トレイ48に当接する位置に回動する。これにより排紙
ローラ60,61間の排紙経路が閉鎖される。
【0038】この状態において、複写装置本体側から複
写されたシート用紙が、シート後処理装置40側の搬入
口41cより搬入されてくる。特に、複写装置側では、
例えばRDH30を利用し、シート原稿束を載置トレイ
32に原稿の画像面を上にしてセットする。このシート
原稿Mは、最下部のシートより順次露光ガラス3へと搬
送され、該原稿の画像が1枚のシート用紙Sに形成さ
れ、該画像形成後に露光ガラス3上のシート原稿が載置
トレイ32の最上部へと戻されると共に次のシート原稿
が露光ガラス3へと搬送される。
【0039】以上のようにして、シート原稿束の順、つ
まり最終頁の原稿の画像より1枚のシート用紙Sに形成
され、該シート用紙がシート後処理装置40側へと送り
込まれる。載置トレイ32にセットされたシート原稿束
の全てが露光ガラス3へと搬送されることで、1部の複
写済みの各シート用紙がステープルトレイ48へと搬出
されることになり、ステープラ51によるステープルが
実行される。
【0040】そこで、複写が完了したシート用紙Sがシ
ート後処理装置40へと搬送されてくると、該シート用
紙は、用紙搬送路41から搬送ローラ42,43により
送出され自重によりステープルトレイ48上に落下し、
ステープルトレイ48の傾斜によりシート後端部が用紙
後端規制板49に達するまで移動する。このときのシー
ト用紙の移動は、A方向へ回転するパドラー57によっ
て補助される。尚、用紙の幅方向の整合を、幅方向に駆
動される整合板をステープルトレイ48に設けている
が、これは本発明とは直接関係がないため図示していな
いだけである。そこで1枚のシート用紙がステープルト
レイ48の規制板49に揃えられた後、幅方向の整合動
作が行われる。
【0041】以上の動作を複写装置本体側より送られて
くる複写済みのシート用紙に対して順次繰り返し行い、
ステープルトレイ48上に順次重ね、シート用紙の後端
を用紙後端規制板49に揃える。これは、複写装置本体
側でのシート原稿Mの1循環の搬送によるシート原稿の
1枚づつの複写が全て完了した時、該シート原稿の画像
が形成されたシート用紙が、シート後処理装置40へと
搬送され、ステープルトレイ48の最上部へと搬出され
るまで繰り返される。このシート用紙が搬出され、その
後端が規制板49にて揃えられると、ステープラ51が
動作し、ステープルトレイ48のシート束のステープル
が行われる。このシート束は、載置トレイ32にセット
されたシート原稿束と対応した複写物となる。
【0042】ステープルされたシート用紙の束は、次の
シート用紙が搬出されるまえに、プッシャ52の動作に
より押し出し機構56を介してステープルトレイ48上
に沿って上昇される。そして、その動作の過程におい
て、プッシャ52の一端縁52aがゲート63の軸63
aと当接すれば、シート用紙の束の後端がゲート63の
上面に乗り上げた状態において、該ゲート63がローラ
軸60aを中心にして図中反時計方向に回動(図4参
照)される。そのためステープルされたシート束はプッ
シャ52にて押されると同時に、シート束の後端がゲー
ト63上に乗り上げた状態で、その回動にしたがって、
押される。そして、ゲート63が水平状態より45°を
越えるとシート束の後端が自重により積載トレイ53側
へと落下する。このゲート63の回動時においては、ス
プリング70の付勢力に抗して回動されるが、ゲート6
3を回動させるための動作板71や駆動源であるソレノ
イド74に対して全く影響することはない。
【0043】以上のように、ステープル後のシート束
は、プッシャ52により上位置へと上昇された後に、ゲ
ート63の回動により積載トレイ53側へと送り込まれ
る。そのため、プッシャ52としては単にシート束を上
昇させるように同一方向に押し上げる簡単な構成でよ
く、積載トレイ53への送り込みをゲート63の回動作
用に助勢されることで確実にしている。ゲート63の回
動を、プッシャ52の移動を利用しており、構成を複雑
にすることもない。
【0044】ここで、ゲート63のシートと対向する面
においては、シート後端を引っかけてシート束を送り込
み積載トレイ53への送り込みをより確実に行うための
爪63cを形成するとより効果的になる。しかし、プッ
シャ52の押し出し動作と、ゲート63の回動動作によ
りシート束後端が確実に押し上げられる方向に動作する
ため、爪63cを設けることなく目的を達成できる。
【0045】また、ゲート63の回動は、シート束の後
端が押されて積載トレイ53へと排出される角度まで回
動させることが望ましい。そのためには、プッシャ52
をゲート63がその角度まで回転させる位置まで移動さ
せる必要がある。例えば図4においてゲート63がの
45°を越える位置まで、あるいはそれ以上のの位置
まで回動されればシート束は確実に積載トレイ53へと
排出される。この時のプッシャ52の移動量としては、
例えばプッシャ52がホーム位置(ポジション)から移
動を開始する時に、プッシャ52を移動させるモータの
回転位置をカウント、つまりモータとしてステップモー
タを利用する場合には、その駆動ステップ数をカウント
することで、移動量を簡単に知ることができ、この移動
量が、基準となる上記の位置又はに達した状態で、
プッシャ52の移動を停止させ、ホームポジションへと
復帰させるために、モータを逆駆動する。
【0046】ここで、ゲート63はプッシャ52の助勢
を行うために回動させているが、そのゲート63をシー
ト後処理装置40の不使用時にシート排出口を閉鎖させ
ることで、ステープルトレイ48等内に異物が混入する
ことを阻止するためにも利用できる。そのため、図4に
示すようにゲート63をシート後処理装置40の外装4
0aに、ゲート63先端部が対向する位置まで回動させ
た状態でプッシャ52の移動機構を構成するモータの回
転を停止させる。特に、ゲート63としては、ステープ
ルされたシート束を押し出すために、最終的に外装40
aに対向する位置まで回動させるようにプッシャ52を
駆動させてもよい。そのため外装40aにて形成される
シート用紙の排出口にシート後処理装置40の不使用
時、つまり複写装置の不使用時の電源OFF時に、ゲー
ト63が図4の外装40aと対向するの位置まで回動
させるために、プッシャ52の駆動モータにのみ一定時
間電源を供給させる。そして、プッシャ52がゲート6
3にて外装40aの排出口と対向した状態でモータへの
電源供給を停止させる。この電源供給時間としては、プ
ッシャ52の移動量をカウントし、ゲート63を外装4
0aと対向する状態をカウントした時まで継続する。
【0047】上述の構成とすることで、不使用時に異物
がステープルトレイ48内へと間違って混入されるのを
阻止できる。そのため、使用時に異物によるシートの排
出動作の障害、シート後処理装置の破損等のトラブルを
回避できる。
【0048】尚、プッシャ52の移動を利用してゲート
63を所望の位置まで回動させているが、ゲート63に
はスプリング70にて常時閉鎖位置へと付勢されている
ことから、スプリング70の両端間の直線がローラ軸6
0aをオーバすれば逆方向の回動付勢が作用する。その
ため、プッシャ52をホームポジションへと復帰させて
もゲート63は、反対方向の回動付勢が発生し、閉鎖位
置に戻ることはない。そのためスプリング70の一端を
固定する位置については、ゲート63の回動位置に応じ
て適宜設定する必要がある。
【0049】以上の実施例では、プッシャ52の移動を
利用してゲート63を回動させているが、この実施例に
限定されることなく、ゲート63をモータを利用してシ
ート束の押し出しを行うことができる。
【0050】図7はその一例を示す斜視図である。該図
において、ゲート63は排紙ローラ60のローラ軸60
aに対し回動可能に支持されており、このゲート63に
固定されローラ軸60aの回りを回動する部材80が、
スプリング81にて付勢されることで、ステープルトレ
イ48上に先端が当接する状態に復帰するように設けら
れている。該スプリング81及びゲート63を通常時に
ローラ60,61間を閉鎖させるスプリング70に抗し
てゲート63を閉鎖状態から解放状態へと回動させるた
めのモータ82がワイヤ83を介して連結されている。
このモータ82にはステピングモータにて構成されてお
り、モータ軸に固定された駆動プーリにワイヤ83の一
端を固定し、該ワイヤ83の他端が管状部材80側に固
定されている。したがって、モータ82を図中時計方向
に回転させることで、各スプリング70,81に抗して
ワイヤ83が駆動プーリに巻取られるため、ゲート63
が図中時計方向に回動される。
【0051】上記管状部材80には、ゲート63の回転
位置、特にゲート63のホームポジションを検出するた
めの検出片84が固定されている。該検出片84に対応
させて、該検出片84を検出するためのセンサ、例えば
ホトカプラ85が設けられている。
【0052】以上の構成において、ステープルモードに
おいては、ゲート63は図3及び図5に示すように排紙
ローラ60,61間を閉鎖する状態に位置付けられる。
そのため、複写装置本体側よりステープルモードである
ことを示す指令信号が供給されることで、ステピングモ
ータ82を例えば図7において反時計方向に回転させ
る。この回転は、ホトカプラ85が検出片84を検出す
るまで回転される。
【0053】そして、ステープルモードにおいて複写済
みのシート用紙がステープルトレイ48に順次排出され
積載された状態において、一部のシート用紙が積載され
た状態においてステープラ51が動作する。この動作後
に積載トレイ53へとステープルシートを排出するため
に、プッシャ52が上方向に移動され、ステープルされ
たシート後端を押し出す。このプッシャ52の移動によ
りシート束後端が、ゲート63表面上を乗り上げるタイ
ミングに応じて、ステピングモータ82を時計方向に回
転させる。これによりゲート63が回動し、ステープル
シートの端部を押し出す位置まで回転するタイミング
で、プッシャ52の移動を停止させ、プッシャ52をホ
ームポジションへと復帰させる。
【0054】上記ゲート63の回転によりプッシャ52
にて押し出されるシート束は、ゲート63により押し出
され、該ゲート63が図4の例えば又は位置まで回
動されることで、積載トレイ48へと落下する。この
時、ゲート63のシートの乗せ置く面には、引っ掛かり
爪63cが形成されていることで、プッシャ52にて押
し出されるシート束の受け渡しを確実にすると同時に、
ゲート63の回動による押し出しを確実に行うことがで
きる。特に爪63cは、シートの搬送方向の手前(上流
側)から徐々に上昇し、下流側が90°の角度をもって
下降するように形成されている。
【0055】ゲート63による押し出しが終了すれば、
ゲート63を閉鎖状態の位置へと復帰させるために、ス
テピングモータ82を逆回転させ、検出片84がホーム
ポジションを検出するホトカプラ85にて検出されるこ
とで、その駆動を停止し、次のシート用紙のステープル
動作後の押し出し動作を行う初期状態で待機する。
【0056】そこで、ゲート63は、ステープルモード
においては、排紙ローラ60,61間を閉鎖する状態に
おいてホームポジションセンサであるホトカプラ85が
それを検出する。この位置から、ノンステープルモード
においては、上記ローラ60,61間を開放する位置ま
で回動させるためにステピングモード82を所定回転さ
せる。これは、供給されパルスをカウントすることで正
確な回転位置を把握でき、規定の位置までゲート63を
回動させて、その位置に固定することができる。また、
ステープルモードにおけるシート束の押し出しにおいて
も同様にステピングモータのステップパルス数をカウン
トすることで自由に制御できる。
【0057】
【発明の効果】本発明のシート後処理装置によれば、後
処理されたシート束を押し出すためのプッシャの押し出
しを途中から助勢するための手段としてシート排出を行
うローラ間を閉鎖するゲートを適宜回動させる構成とす
ることから、シート束の送り出し機構の構成を簡単に
し、後処理後のシートの送り出しを確実に行える。特に
ゲートに爪を形成することでシート後端の送り出しをよ
り確実に行うことができる。
【0058】また、このゲートの回動を送り出し機構の
移動に連動させることで、構成部品を簡略化できコスト
面でも非常に有利になる。
【0059】しかも、シート排出ローラとしては分離す
ることなく定位値に当接状態に維持されているため、シ
ートの斜め送りを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるシート後処理装置の概略構成を
示す断面図。
【図2】本発明のシート後処理装置を備えた複写装置本
体の全体構成を示す断面図。
【図3】本発明におけるシート後処理装置の主要部にお
ける一部断面で示す斜視図。
【図4】本発明におけるシート後処理装置におけるゲー
ト部分の動作にかかる説明図。
【図5】本発明のシート後処理装置のノンステープルモ
ード状態における動作説明に供する説明図。
【図6】本発明のシート後処理装置のステープルモード
状態における動作説明に供する説明図。
【図7】本発明におけるシート後処理装置のゲートの駆
動機構の他の実施例を示す斜視図。
【図8】本発明の従来技術として説明したノンステープ
ルモード時のシート後処理装置の断面図。
【図9】本発明の従来技術として説明したステープルモ
ード時のシート後処理装置の断面図。
【符号の説明】
1 複写装置本体 40 シート後処理装置 41 搬送経路 42 上搬送ローラ 43 下搬送ローラ 48 ステープルトレイ 51 ステープラ 52 プッシャ 53 積載トレイ 56 押し出し機構 60 上排紙ローラ 61 下排紙ローラ 63 ゲート 63a 軸 63c 爪 82 ワイヤ 83 モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置から排出される記録後シートを
    受け取り、装置内部に送り込む搬入手段と、後処理され
    るべきシートが積載される後処理トレイと、装置内部か
    ら排出されるシートを積載する積載トレイと、上記後処
    理トレイ上に積載されたシートに対して後処理を行う後
    処理手段と、該後処理された積載シート束を上記積載ト
    レイへと送り出すための送り出し機構と、を備えてなる
    シート後処理装置において、 該装置の非後処理モード時に上記搬入手段を介して搬入
    されてくるシートを上記積載トレイへと排出するための
    排出手段と、 該排出手段によるシート排出通路を閉鎖又は開放する位
    置に回動可能であって、非後処理モード時にシート排出
    通路を開放し、後処理モード時にシート非排出通路を閉
    鎖してなるゲートと、 該ゲートを上記送り出し機構による積載シート束の上記
    積載トレイへの送り出し時に該積載シート束を送り出す
    方向に回動させてなる回動手段と、 を備えたことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 上記連動手段は、送り出し機構の移動に
    応じてゲートを回動させる連結機構を有し、ゲート上に
    乗り上げた後処理後の積載シート束の積載トレイへの送
    り出しを助勢することを特徴とする請求項1記載のシー
    ト後処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ゲートは、後処理後の積載シート束
    を引っ掛ける爪を形成したことを特徴とする請求項1又
    は2記載のシート後処理装置。
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