JP2003292226A - シート積載装置 - Google Patents

シート積載装置

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JP2003292226A
JP2003292226A JP2002095539A JP2002095539A JP2003292226A JP 2003292226 A JP2003292226 A JP 2003292226A JP 2002095539 A JP2002095539 A JP 2002095539A JP 2002095539 A JP2002095539 A JP 2002095539A JP 2003292226 A JP2003292226 A JP 2003292226A
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JP
Japan
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sheet
stack tray
bundle
pressing member
sheets
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Withdrawn
Application number
JP2002095539A
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English (en)
Inventor
Takeshi Moriyama
剛 森山
Yoshinori Isobe
義紀 磯部
Nasaku Kamiya
奈作 神谷
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタックトレイ上に積載されたシート束をユ
ーザが取り除くときに、シート上を押圧している束押さ
え部材が邪魔にならないように、ジョブ終了後シートと
接触しない位置に束押さえ部材を退避させる。 【解決手段】 フィニッシャにおける束押さえ制御にお
いて、束押さえ部材が、少なくとも、スタックトレイ上
に積載されたシート束を押圧して停止する第1の停止位
置と、既積載シートと接触しない第2の停止位置に移動
できるように前記シート束押さえ駆動手段を制御する制
御手段を設けたことを特徴とするシート積載装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載手段を昇降す
ることが可能なシート積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図1を用いて、説明する。
【0003】プリンタ部300で画像形成されたシート
が、排出ローラ118によりフィニッシャ400に搬入
される。搬入されたシートは、排紙ローラ415によっ
て、中間処理トレイ430(図25)上に排紙される。
中間処理トレイ上に積載されたシートは整合板412に
より整合され、さらにステープルモードの時にはステー
プルユニット419によってステープル処理され、スタ
ックトレイ411上に排出される。スタックトレイ41
1上にシートが排出されると、回転可能に取り付けられ
た束押さえ部材420が、一回転してすでに積載された
シート束の上面を押圧する。この束押さえ動作で、既積
載シートの最上面を押圧することで、既積載シートの空
気層をつぶし、積載容量をできるかぎり減らさないよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、ジョブが終了した後も、束押さえ部材が積載シ
ートの上面を押さえたままなので、ユーザがスタックト
レイから積載シートを取り出すときに、わずらわシート
いう問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、ユーザがシート
束を取り出すときに、束押さえ部材がシート束を押圧し
ていないようにして、シート束を取り出すときのわずら
わしさを低減させ、ユーザに対する使い勝手を向上させ
たシート積載装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するための第1の手段として、画像形成装置から出
力紙を受け取りシートを搬送する手段、搬送手段から排
出されるシートを積載する整合トレイ、シートを整合す
る整合手段、シートおよびシート束を積載するスタック
トレイ、整合されたシート束、あるいは、ステープルさ
れたシート束を前記整合トレイからスタックトレイ上へ
搬送する束搬送手段、前記束搬送手段を駆動する束搬送
駆動手段、上記スタックトレイを上下方向に昇降する昇
降駆動手段、スタックトレイに積載されたシート束の最
上面の位置を検知する紙面検知手段、回転自在に支持さ
れ、スタックトレイ上に積載されたシート束を押圧する
少なくとも1つのシート束押さえ部材と、前記シート束
押さえ部材を回転せしめるシート束押さえ駆動手段と、
上記シート束押さえ部材を所定の位置に停止させる前記
シート束押さえ部材の位置検知手段を備え、前記、束押
さえ部材が、少なくとも、スタックトレイ上に積載され
たシート束を押圧して停止する第1の停止位置と、既積
載シートと接触しない第2の停止位置に移動できるよう
に前記シート束押さえ駆動手段を制御する制御手段を設
けたものである。
【0007】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第2の手段として、前記制御手段は、スタックトレイ
の満載を認識してスタックトレイ上へのシート積載が終
了した後、前記束押さえ部材を前記第2の停止位置に移
動するよう制御するものである。
【0008】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第3の手段として、前記スタックトレイの下限位置を
検知する下限検知手段を設け、前記スタックトレイの満
載は、前記スタックトレイが前記下限検知手段により検
知されたときに前記制御手段は、満載と認識するもので
ある。
【0009】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第4の手段として、前記制御手段は、スタックトレイ
の満載を認識してスタックトレイ上へのシート積載が終
了した後、前記束押さえ部材を前記第2の停止位置に移
動させ、さらに、スタックトレイの満載の解除を認識し
た後、前記束押さえ部材を前記第1の停止位置に移動す
るように制御するものである。
【0010】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第5の手段として、前記スタックトレイの下限位置を
検知する下限検知手段を設け、前記スタックトレイの満
載は、前記スタックトレイが前記下限検知手段により検
知されたときに満載と認識するとともに、満載を検知し
ているときに、前記紙面検知手段がシートの上面を検知
しなくなったときには、前記制御手段は、満載が解除さ
れたと認識することを特徴とする請求項4に記載のシー
ト積載装置。
【0011】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第6の手段として、前記制御手段は、ジョブの最終シ
ート束以外のシート束が前記スタックトレイ上に排出さ
れた後は、前記シート束押さえ部材が1向転し、上記シ
ート束押さえ部材を前記第1の停止位置で停止させ、前
記スタックトレイが所定量下降後、前記スタックトレイ
は所定位置まで上昇するように制御し、最終シート束が
前記スタックトレイに排出された後は、前記シート束押
さえ部材が1回転し、上記シート束押さえ部材を前記第
1の停止位置で停止させ、前記スタックトレイが所定量
下降後、前記スタックトレイは所定位置まで上昇し、そ
の後で、前記シート束押さえ部材を、所定量回転して、
第2の停止位置に移動するように制御するものである。
【0012】また本発明は、上記問題点を解決するため
の第7の手段として、前記束搬送駆動手段と、前記シー
ト束押さえ駆動手段は、同一の駆動手段の正転および、
逆転で駆動することを特徴とする請求項1から6に記載
のシート積載装置。
【0013】
【発明の実施の形態】本実施形態のシート処理装置は画
像形成装置に装着されており、画像形成装置から排出さ
れるシートの処理を行う。まず、画像形成装置本体につ
いて説明する。図1は画像形成装置及びシート処理装置
の構成を示す図である。画像形成装置はイメージリーダ
200とプリンタ300から構成され、イメージリーダ
200には原稿給送装置100が装着されている。原稿
給送装置100は、上向きにセットされた原稿を上分離
して、先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾幽し
たパスを介してプラテンガラス102上へ搬送し、原稿
を読み取った後に排紙トレイ112へ排出する。スキャ
ナユニット104のランプ103の光が原稿に照射さ
れ、その原稿からの反射光がミラー105、106、1
07、レンズ108を介してイメージセンサ109に導
かれることにより読み取りが行われる。
【0014】イメージセンサ109により読み取った原
稿の画像は画像処理が施されて露光制御部110へ送ら
れる。露光制御部110は画像信号に応じたレーザ光を
出力する。このレーザ光は感光ドラム111に照射さ
れ、感光ドラム111上に静竜潜像が形成される。感光
ドラム111上の静電潜像は現像器113により現像さ
れ、感光ドラム111上の現像剤はカセット114、1
15、手差し給紙部125、両面搬送パス124のいず
れかから給送されたシートに転写部116で転写され
る。
【0015】現像剤が転写されたシートは定着部117
で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過し
たシートは排出ローラ118へ導かれ、現像剤が転写さ
れた面を下向きの状態(フェースダウン)で排出ローラ
118によりプリンタ300から排出される。フェース
ダウンで排出することにより原稿給送装置100を使用
したときやコンピュータから出力された画像をプリント
するときなどの様に先頭頁から順に画像形成するときに
正しい頁順となる。
【0016】排出ローラ118から排出されたシートは
フィニッシャ400へ送り込まれる。フィニッシャ40
0では綴じ処理等を行う。
【0017】又、シートの両面に画像形成する場合に
は、定着部117を通過したシートをフラッパ121に
よりパス122に導き、スイッチバックさせて両面搬送
パス124へ導く。
【0018】図2に上述の装置を制御するブロック図を
示す。CPU回路部150はCPUを有し、ROM15
1に格納されているプログラム及び操作部1の設定に従
って、原稿給送装置制御部101、イメージリーダ制御
部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部30
1、フィニッシャ制御部401、外部I/F203を司
る。それぞれ、原稿給送装置制御部101は原稿給送装
置100を、イメージリーダ制御部201はイメージリ
ーダ200を、プリンタ制御部301はプリンタ300
を、フィニッシャ制御部401はフィニッシャ400を
制御する。RAM152は制御データを一時的に保持す
る領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられ
る。外部I/F203はコンピュータ204からのイン
ターフェースであり、プリントデータを画像に展開して
画像信号制御部202へ出力する。イメージリーダ制御
部201から画像信号制御部202へはイメージセンサ
109で読み取られた画像が出力され、画像信号制御部
202からプリンタ制御部301へ出力された画像は露
光制御部110へ入力される。
【0019】図3に画像信号制御部202の構成を示
す。画像処理部205では画像の補正処理や操作部1で
設定に応じた編集処理を行う。画像はラインメモリ20
6、ページメモリ207を介してプリンタ制御部301
へ出力される。ハードディスク208はページ順を入れ
替えるときなどに必要に応じて用いられる。
【0020】図4にフィニッシャ400の構成を示す。
プリンタ300から受け取ったシートはパス416を介
して排紙ローラ415へ送り込まれ、排紙ローラ415
は束排紙ベルト421上へ排出する。束排紙ベルト42
1に並行して数ミリ高い位置に低摩擦の中間処理トレイ
(不図示)が設けられており、正確にはシートは中間処
理トレイ上に載る。排出されたシートは斜めに設けられ
た中間処理トレイ(束排紙ベルト421)に沿って左下
方向に落下する(図16)。扇形の戻しローラ417は
右回転することにより、戻しローラ417の円狐に設け
られた摩擦部材が束排紙ベルト421上に排出されたシ
ートに当接し、この摩擦部材がシートを左下方向へ移動
させ、シートの端部をストッパ板418に突き当てさせ
る(図17)。ステープルユニット419は手前側に設
けられ、束排紙ベルト421上のシートに対してステー
プル処理する。束排紙ベルト421の長さがシートの積
載に十分でない場合があるので、中間処理トレイ積載補
助板421Bを束排紙ベルト421に設け、中間処理ト
レイにおけるシート積載面の長さを稼いでいる。整合板
412は手前側と奥側に設けられ、束排紙ベルト421
上のシートを整合する。また、整合板412によりスタ
ックトレイ411上に積載される状態を手前側と奥側に
振り分けるオフセット積載をすることができる(図1
8)。
【0021】束排紙ベルト421上のシートは束排紙ベ
ルト421に設けられた束排紙レバー421Aによりス
タックトレイ411上に排出される。束排紙レバー42
1Aは束排紙ベルト421を右回動させることによりシ
ートを右上方向へ押し上げてスタックトレイ411上に
排出する(図19)。尚、束排紙レバー421Aは中間
処理トレイに設けられた切り欠きの中を移動する。スタ
ックトレイ411はシート積載量に応じて昇降する。ま
た、スタックトレイ411上のシートの上面はシートの
排出後に紙押さえ部材420で押さえられ、その後所定
量スタックトレイ411を下降させた後に上昇させるこ
とにより、シートの上面は紙押さえ部材420により押
さえられ、次にスタックトレイ411上に排出されるシ
ートによって右方向に押し出されることを防止する。
【0022】図5はフィニッシャ400内のセンサ及び
モータを説明する図である。モー夕M1は排紙ローラ4
15及び戻しローラー417を駆動し、モータM2は束
押さえ部材420及び束排紙ベルト421を駆動する。
排紙ローラー415はワンウェイクラッチ425を介し
て、戻しローラー417はワンウェイクラッチ426を
介してモー夕M1により駆動される。モータM1が正転
するときは排紙ローラー415のみが用紙を右方向に搬
送するように回転し、逆転するときは戻しローラー41
7のみが右回転する。束排紙ベルト421はワンウェイ
クラッチ422を介して、束押さえ部材420はワンウ
ェイクラッチ424を介してモータM2により駆動され
る。モータM2が正転するときは束排紙ベルト421の
みが右回転し、逆転するときは束押さえ部材420のみ
が右回転する。このように排紙ローラー415と戻しロ
ーラ417、束排紙ベルト421と束押さえ部材420
をそれぞれ1つのモータで駆動するので低コスト化を図
ることができる。
【0023】また、戻しローラ417の回転軸に取り付
けられた不図示のフラグを検知するセンサS3により戻
しローラ417がホームポジションにあるかどうか検知
する。また、センサS2がシートの先端を検知したこと
に応じて排紙ローラ415を起動し、後述するタイミン
グで排紙ローラ415を減速した後停止する。また、セ
ンサS5は束排紙ベルト421上のシートを検知し、セ
ンサS11はスタックトレイ411上のシートを検知す
る。また、センサS8は束排紙レバー421Aがホーム
ポジションにあるかどうか検知する。図5における戻し
ローラ417、束排紙レバー421Aの位置がホームポ
ジションである。また、束排紙レバー421Aのホーム
ポジションはストッパ板418よりも少し左側である。
【0024】図5における戻しローラ417はシートが
1枚排出される毎にホームポジションを起点として右方
向にちょうど1回転する。戻しローラ417が右向転し
ているときは上述したように排紙ローラー415は回転
しない。
【0025】また、束排出するときに束排紙ベルト42
1を1/2回転させるが、そのまま1/2向転させると
束排紙レバー421Aがスタックトレイ411に積載さ
れたシート束にぶつかってしまう。なぜなら、スタック
トレイ411は束排紙時のシート束の落下に適した距離
になるような位置に制御されており、この状態でスタッ
クトレイ411に積載されたシート束の上面は束排紙レ
バー421Aの軌道上にかかってしまうのである。そこ
で、束排紙レバー421Aが図6に示す束排紙ベルト4
21の直線部と略平行(不図示の中間処理トレイと略平
行)になったところで束排紙ベルト421(モータM
2)を一時停止させ、スタックトレイ411が下降した
ところで残りの回転を行ってホームポジションで停止す
る。これにより、束排紙レバー421Aがスタックトレ
イ411上のシートを巻き込むことを防止し、かつ束排
紙ベルト421上にシート束の後端が残ってしまうこと
を防止できる。
【0026】図7は整合板412の駆動機構を説明する
図である。整合板412Aは奥側に、整合板412Bは
手前側に設けられている。また、モータM3は整合板4
12Aを駆動し、モータM4は整合板412Bを駆動す
る。モー夕が黒い矢印方向に回転するとき各部は黒い矢
印方向に回転し、モータが白い矢印方向に回転するとき
各部は白い矢印方向に回転する。センサS6は整合板4
12Aのホームポジション検知のために、センサS7は
整合板412Bのホームポジション検知のために設けら
れている。ステープルユニット419によりステープル
処理する場合には、整合板412Bは最も手前側にセッ
トした状態で、シートを整合板412Bに突き当てるべ
く、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎に整
合板412Aによりシートを押し当てさせる。また、ス
テープル処理せずにオフセット排紙を行う場合には、整
合板412A、412Bのそれぞれをシート幅に応じた
距離にセットした状態で、整合板412A、412Bの
いずれか一方にシートを突き当てるべく、束排紙ベルト
421上にシートが排出される毎に整合板412A、4
12Bのいずれか他方をシートに押し当てさせる。そし
てオフセット排紙時は束排紙を行う毎に整合板412
A、412I∋の位置を手前側・奥側・手前側・奥側・
・・というように交互にシフトさせることにより、スタ
ックトレイ411に積載されるシート束は束毎にオフセ
ット(ずれた)状態になる(図18)。
【0027】尚、オフセット排紙するか否かを画像形成
装置の操作部でユーザが適宜設定できるようになってお
り、この設定内容が画像形成装置からフィニッシャ40
0へ通知されて、これに応じてフィニッシャ400が動
作する。
【0028】ここで、整合板412と戻しローラ417
の駆動のタイミングについて説明する。前述したよう
に、戻しローラ417はストッパ板418方向にシート
を移動させ、整合板412はシート排出方向に対して直
角方向にシートを移動させるように作用する。このよう
に、戻しローラ417と整合板412は異なる方向に作
用するため、両者の動作が重なるとシートに悪影響を及
ぼす。このため、整合板412の動作は、戻しローラ4
17の動作が完了した時点で、用紙に接触するように制
御される。
【0029】図8はスタックトレイ411の昇降機構を
説明する図である。モータM5はスタックトレイ411
を昇降するように駆動する。センサS13はスタックト
レイ411が上限に達したことを検知し、センサS12
はスタックトレイ411が下限に達したことを検知す
る。また、フラグ423はスタックトレイ411上に積
載されたシートが当接することにより内側へ押し込ま
れ、センサS10が押し込まれたフラグ423を検知す
ることによりシートの高さを検知できる。モータが黒い
矢印方向に回転するとき各部は黒い矢印方向に回転し、
モータが白い矢印方向に回転するとき各部は白い矢印方
向に回転する。
【0030】束排紙時にスタックトレイ411を下降さ
せるのは、束排紙レバー421Aがスタックトレイ41
1上のシートに接触しないようにするためで、センサS
10が非検知になる位置まで下降する。またスタックト
レイ411を下降させた後に上昇させることにより新た
に束排紙されたシート束の上面を次の束の排出位置に移
動させるためである。また、束排出後の下降動作の前に
束押さえ部材420は右回転してスタックトレイの用紙
を押さえつけるよう動作する。
【0031】図9にフィニッシャ400における排紙ロ
ーラ415の駆動制御のフローチャートを示す。図5に
示すようにフィニッシャ400をコンパクトに提供しよ
うとすると、排紙ローラ415とセンサS2の距離は短
くなる。一方、排紙ローラ415が束排紙ベルト421
上に排出するときの積載性を考慮すると、シートの搬送
中は排紙ローラ415により高速で搬送し、シートの後
端が排紙ローラ415を抜ける時点では排紙ローラ41
5を減速することによってシートが束排紙ベルト421
を飛び越えてしまうことを防止するのが望ましい。通
常、後端を基準に減速する際にはシートの後端を検知し
たことに応じて減速する手法が採用されるが、上記のよ
うに排紙ローラ415とセンサS2の距離が短い場合に
は、シートが束排紙ベルト421を飛び越えることを防
止できたとしても、積載性を向上させるのには十分とい
えない場合がある。そこで、コンパクトなフィニッシャ
でよりよい積載性を得るために次のような制御を行つ。
【0032】フィニッシャ400(フィニッシャ制御部
401)は画像形成装置(CPU回路部150)からそ
れぞれのシートのサイズ情報を受信している。まず、排
紙ローラ415が排紙するべきシートのサイズが定型サ
イズであるか判別する(S101)。定型サイズである
ときには、センサS2がオン(シートの先端が通過)し
たことに応じて(S102)、排紙ローラ415の駆動
(モータM1)をオンして(S103)、シートサイズ
に応じた量排紙ローラ415を回転させたかどうか判断
する(S104)。モータM1はステップモー夕であ
り、その回転量はフィニッシャ制御部401が常に管理
している。シートサイズに応じた時間経過したことに応
じて排紙ローラ415を減速させ(S105)、停止さ
せる(S106)。ステップS104での待機時間は、
ステップS106で排紙ローラ415が停止する直前に
シートの後端が抜けるよう、シートサイズ及び排紙ロー
ラ415の減速時間を考慮して設定されている。これに
より、排出されたシートが束排紙ベルト421上で飛び
すぎてしまうことがない。
【0033】一方、ステップS101で定型サイズでな
い、すなわちフリーサイズのシートであると判別したと
きには、センサS2がオン(シートの先端が通過)した
ことに応じて(S107)、排紙ローラ415の駆動を
オンする(S108)。そして、センサS2がオフ(シ
ートの後端が通過)したことに応じて(S109)、排
紙ローラ415を減速させ(S110)、停止させる
(S111)。但し、図5に示すセンサS2の位置だ
と、ステップS110で十分に減速される前にシートの
後端が抜けてしまう。このタイミングは積載性としては
十分でないがシートが束排紙ベルト421を飛び越えて
しまうことはない。センサS2をもっと上流側に配置す
れば積載性は向上するが、センサS2はシートジャム検
知にも用いるので上流側に移動させることはできない。
センサS2の位置はそのままでもう一つセンサを増やせ
ばよいがコスト高になってしまう。また、モーターのト
ルクアップなどを行って減速に必要な距離を減らすこと
でも可能であるが、これもコスト高になってしまう。こ
のように低コストで可能な限り性能を向上させるため
に、パス416にはセンサを一つだけ設け、図9のよう
な制御を行っている。
【0034】図10にフィニッシャ400における中間
処理トレイの制御、特に束排紙ベルト421による束排
紙の制御に関するフローチヤートを示す。まず、画像形
成動作前の初期動作として束排紙ベルト421(中間ト
レイ)にシートがあるかどうかセンサS5に基づいて判
別する(S121)。束排紙ベルト421上にシートが
ある場合、そのシートが第2原図シートであるかどうか
判別する(S122)。第2原図シートは製図等に用い
られる薄くて腰のないシートである。図1の手差し給紙
部125を使用する設定が画像形成装置側でなされる
と、画像形成装置の操作部の画面が図11(b)の状態
になり、この画面でマテリアルキーを押すと図11
(c)の状態になる。この画面で第2原図キーを押すこ
とにより、手差し給紙部125から第2原図シートが給
送されるとみなされ、画像形成装置からフィニッシャ4
00ヘシートを渡す際に画像形成装置からフィニッシャ
400にシートに対応づけてマテリアル情報および給紙
部情報を通知する。これによりフィニッシャ400は束
排紙ベルト421上のシートは第2原図シートであるか
どうか判別できる。なお、図11(a)は複写モードに
おける通常待機時の操作部の画面であり、操作部で設定
された画像形成部数などが表示される。
【0035】ステップS122で第2原図シートでない
と判断したときは束排紙ベルト421を駆動して束排紙
して(S123)、画像形成装置にスタンバイ信号を出
力する(S126)。また、第2原図シートであると判
断したときは画像形成装置に中間処理トレイオーバーフ
ロー信号を出力する(S124)。中間処理トレイオー
バーフロー信号を受信した画像形成装置は操作部に「中
間処理トレイのシートを取り除いてください。」と表示
する。そして、束排紙ベルト421(中間トレイ)上か
らシートがなくなるまで待機し(S125)、シートが
なくなると画像形成装置にスタンバイ信号を出力する
(S126)。また、ステップ121で束排紙ベルト4
21上にシートがない場合には画像形成装置にスタンバ
イ信号を出力する(S126)。
【0036】フィニッシャ400からのスタンバイ信号
に応じて画像形成装置はシートに画像形成を閑地する。
【0037】ステップS126でスタンバイ信号を出力
した後、変数S、N、Tのそれぞれを0にする(S12
7)。変数S、Nは中間処理トレイに過積載されない様
に監視するための変数である。変数Tは主にOHPシー
トを排出する際にOHPに帯びた静電気によりスタック
トレイ411上のシートに悪影響を及ぼさない様にする
ための変数である。次に、画像形成装置から排出される
シートのマテリアルの種類情報を受信して、第2原図で
あるか否か判別する(S128)。
【0038】ステップS128で第2原図でないと判別
した場合は、以下の処理を行う。画像形成装置から受け
取ったシートを束排紙ベルト421上に排出し(S12
9)、後述する変数Sに対する重み付けカウントを行う
(S130)。そして、次に受け取るシートのサイズ情
報を画像形成装置から受信して、既に束排紙ベルト42
1に積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が
異なるか否か判別する(S131)。両者の幅が異なら
ない場合は、次に現在受け取り中のシートに対する画像
形成ジョブの設定がノンステープルモードであるか否か
判別する(S132)。ノンステープルモードであると
きには、ステップS129で束排紙ベルト421上に排
出したシートが手差し給紙部125から給紙されたもの
であるかどうか判別する(S133)。手差し給紙部1
25から給紙されたシートである場合は変数Tに1加え
て(S134)、変数Tが2になったかどうか判別する
(S135)。変数Tが2になった、すなわち手差し給
紙部125からシートが連続して2枚給送された場合に
は、束排紙ベルト421を駆動して束排紙を行って(S
136)、ジョブが終了していなければ(S156)ス
テップS127へ戻る.なお、ステップS133で手差
し給紙部125から給紙されたシートでない場合には変
数Tを0にして(S137)、後述するステップS13
8へ進む。また、ステップS135で変数Tが2になっ
ていない場合も、後述するステップS138へ進む。
【0039】手差し給紙部125はOHPシートを含む
様々な種類のシートを給紙することができるように設計
されている。OHPシートは通常の紙に比べて静電気を
帯びやすい。従って通常の紙では30枚まとめて束排出
ベルト421からスタックトレイ411へ束排紙しても
スタックトレイ411上のシートに悪影響を及ぼさなか
ったとしても、OHPシートばかりを30枚まとめて束
排紙すると、その重量と静電気の相乗効果によりスタッ
クトレイ411上のシートをずらしてしまう恐れがあ
る。そこで、OHPシートが給紙される可能性のある手
差し給紙部125から給紙されたシートが2枚連続した
ときは、束排紙を行ってそれを防止している。
【0040】ステップS131で束排紙ベルト421に
積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が異な
る場合は、ステップS136へ進み束排紙を行う。ま
た、ステップS132でノンステープルモードでない、
すなわちステープルモードであるときには、変数Sが6
0以上になったかどうか判別する(S138)。変数S
が60以上でない、すなわち60未満のときには画像形
成装置からのジョブ区切り信号に基づいて区切り目であ
るかどうか判別する(S140)。
【0041】ジョブの区切り目であるときにはステップ
S136へ進み束排紙する。また、ステップS138で
変数Sが60以上であると判別した場合は現在のステー
プルを禁止にして(S139)、ステップ136へ進み
束排紙する。ステープルの禁止は区切り信号を受け付け
たあと解除される。
【0042】一方、ステップS128で第2原図シート
であると判別したときには、画像形成装置から受け取っ
たシートを束排紙ベルト421上に排出し(S14
1)、変数Nに1加える(S142)。
【0043】そして、変数Sに対する重み付けカウント
を行い(S143)、変数Nが15になったかどうか判
別する(S144)。変数Nが15になっていない場合
は、変数Sが60以上になったかどうか判別する(S1
45)。変数Sが60以上になっていない場合には画像
形成装置からのジョブ区切り信号に基づいて区切り目で
あるかどうか判別する(S146)。ジョブの区切り目
でないときにはステップS128へ戻る。また、ジョブ
の区切り目であるときには、画像形成装置に中間処理ト
レイオーバーフロー信号を出力して(S147)、前述
したように画像形成装置は中間処理トレイ上のシートを
取り除いてもらうよう表示を行う。
【0044】第2原図シートは腰が弱く、束排紙に適し
ていないので、束排紙は行わずにユーザに中間処理トレ
イから取り除いてもらう。このとき画像形成装置側でこ
れを促すための表示を起動させる信号として中間処理ト
レイオーバーフロー信号を用いている。ステップ147
の後、束排紙ベルト421(中間処理トレイ)上からシ
ートが取り除かれるまで(S148)、画像形成装置に
対して中間処理トレイシート有信号を出力する(S14
9)。中間処理トレイオーバーフロー信号を受信して、
中間処理トレイシート有信号を受信している間、画像形
成装置は次の画像形成ジョブを開始しない。
【0045】また、ステップS144で変数Nが15に
なったとき、及びステップS145で変数Sが60以上
となったときは、中間処理トレイが限界の積載量に達し
たとして画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー
信号を出力し(S150)、ステップS148へ進む。
このときも画像形成装置は中間処理トレイ上のシートを
取り除いてもらうよう表示を行う。
【0046】なお、ステップS129以降の処理に進ん
だ場合(第2原図以外のシートの場合)には整合板41
2をシートサイズに応じて整合動作させ、戻しローラ4
17を右方向に回転させるが、ステップS141以降の
処理に進んだ場合(第2原図シートの場合)には、シー
ト積載を妨害しない位置に整合板412を待避させて、
整合動作させないようにするとともに、戻しローラ41
7も駆動しない。第2原図シートを排出したときの束排
紙ベルト421上の様子を図20に示す。
【0047】図12はステップS130、S143にお
ける重み付けカウントのフローチャートである。
【0048】画像形成装置から受信した各シートのサイ
ズ情報に基づいて、シート長(搬送方向の長さ)が29
7mm以下であるときには(S151)、変数Sに2を
加える(S152)。また、シート長が297mmより
長く、364mm以下のときには変数Sに3を加える
(S154)。また、シート長が364mmより長いと
きには変数Sに4を加える(S155)。このようにシ
ート長に応じてカウント値に重み付けを行うことによ
り、束排紙を行うときには束排紙に適した枚数までの中
間処理トレイヘの積載を可能にし、束排紙を行わないと
きには中間処理トレイ上でシートが散乱しない程度の積
載を可能にしている。
【0049】次に、本発明の特徴的な説明を行う。
【0050】図13はフィニッシャ400における束押
さえ部材420の制御のフローチャートである。
【0051】スタックトレイ411はコピースタート
後、スタックトレイ用紙高さセンサS10がオン状態に
なるように制御される。そして、画像形成装置から受け
取ったシートをモータM2の正転で束排紙ベルト421
を駆動することで束排紙し(S161)、逆転で束押さ
え部材420を回転することでスタックトレイ411上
の用紙を押さえる束押さえ(S176)を行う。この
時、束押さえ部材420は図23に示す位置に停止して
おり、スタックトレイ上に積載されているシートを押圧
している状態で停止している。また、このときの停止位
置は、束押さえ部材のホームポジションであり不図示の
束押さえホームセンサを束押さえ部材が検知することで
停止するように構成されている。束押さえ部材420
は、掛性部材で作られているため、図23に示すよう
に、屈曲した状態で静止している。次に、スタックトレ
イ411を下降させ(S162)、スタックトレイ41
1が下限に達したか否かを下限センサS12(図8参
照)により検知する(S163)。スタックトレイ41
1が下限に達していない、すなわち下限センサS12が
オンになっていないときは、高さセンサS10がオフに
なった(図14参照)かどうか検知する(S164)。
高さセンサS10がオフになっていないときはステップ
S162へ戻る。また、ステップ164で高さセンサS
10がオフになったときには停止し、所定時間後、高さ
センサS10がオンになる(図15参照)までスタック
トレイ411を上昇させ(S165、166)、高さセ
ンサS10がオンになってから所定量上昇するまで引き
続きスタックトレイ411を上昇させ(S167、S1
68)、停止させる(S169)。尚、スタックトレイ
411を昇降させるモータM5は直流モータであり、直
流モータの軸に設けられたエンコーダからのパルス数を
入力することにより、フィニッシャ制御部401はスタ
ックトレイ411の昇降量を監視することができる。モ
ータM5は、ステッピングモーターで構成し入力クロッ
クでの監視も可能である。次に、ステップS180でジ
ョブの最終束かどうかの判断を行い、最終束であれば、
束押さえ部材420を所定量(本実施例では80度)回
転させ、スタックトレイ上に積載されているシートに接
触しない位置に停止させる(S181)。この時の束押
さえ部材420は図24に示す位置に停止している。
【0052】ステップS163でスタックトレイ411
が下限に達した、すなわち下限センサS12がオンにな
ったときには、スタッカオーバーフロー信号を画像形成
装置へ出力し(S170)、スタックトレイ411の動
作を停止させる(S171)。この信号を受信した画像
形成装置はジョブの終了後その操作部に「スタックトレ
イの紙を取り除いてください。」と表示する。そして、
次の束排紙すべきジョブがあるかどうか判別し(S17
2)、ある場合は引き続き束排紙(S173)および、
束押さえ(S177)を行う。次の束排紙すべきジョブ
がない場合は、束押さえ部材420を所定量(本実施例
では80度)回転させ(S178)、スタックトレイ上
に積載されているシートに接触しない位置に停止させ
る。この時の束押さえ部材420は図24に示す位置に
停止している。次に、高さセンサS10がオフになるま
で待機し(S174)、オフになったらスタッカオーバ
ーフロー信号をオフにする(S175)。次に、束押さ
え部材をホームポジションに移動する(S179)。こ
のように、ユーザにスタックトレイ上の紙を取り除いて
もらう前に束押さえ部材を退避させることで、束を取り
除く際に邪魔にならないようにしている。また、スタッ
クトレイ411の下降中に下限に達した場合はステップ
S165、S167の上昇動作を行わずに、下限検知時
点ですでに停止できない状態になっているジョブ(例え
ばコンピュータ204から受けたジョブなど)に対応し
たいくつかの束分の束排紙処理を行う。
【0053】ここで、束排紙に適したスタックトレイ4
11の位置について説明する。束排紙ベルト421から
スタックトレイ411上の積載面までの距離が離れすぎ
ていると、スタックトレイ411上のシート束の積載性
が悪い。また、排紙ローラ415に排出されている間の
シートの先端は図21に示すような軌道をたどるため、
上記距離が近すぎると、スタックトレイ411の積載面
のうち、傾斜のきつい部分にシートの先端が突き当てら
れることになり、排紙ローラ415の搬送中にジャムが
発生してしまう恐れがある。従って、ステップS162
〜S169における下降および上昇制御により、束排紙
ベルト421とスタックトレイ411上の積載面の距離
をジャムになりにくくかつ積載性が良好になる距離にし
ている。
【0054】本形態ではスタックトレイ411上のシー
トの上面を高さセンサS10により検知するようにして
いるため、スタックトレイ411の下降中にシート上面
が検知できないと、束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411上の積載面との正確な距離を制御することがで
きなくなる。そこで、束排紙されたシート枚数などから
束の厚さを推測して制御してもよいが、シートの厚さは
さまざまであり、推測したとおりの束の厚さにならない
場合がある。仮に推測よりも厚い束が排出された場合に
は、前述したように束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411の積載面の距離が近くなり、ジャムが発生する
可能性が出てくる。このため、スタックトレイ411の
下降中に下限に達すると、ステップS170〜S173
の制御によりスタックトレイ411の上昇動作は行わず
に残りの束排紙を行う。これによって、束排紙ベルト4
21とスタックトレイ411上の積載面との距離が若干
大き目になって、スタックトレイ411上の積載性が悪
くなる可能性があるが、ジャムの発生を防止できるう
え、この時点で束排紙されるシート束は最後のほうの束
なので、多少積載性が悪くても大きな影響がでない。
【0055】なお、フィニッシャ400はコンパクトか
つ低コストなフィニッシャを提供するために、束排紙ベ
ルト421をやや短めにしてある。そして、A4RやA
3サイズ等の長いシートを処理するときには、束排紙ベ
ルト421上に収まらなかった部分をスタッカトレイ4
11上で支えている(図22)。
【0056】また、画像形成装置がステープルモードで
画像形成ジョブを開始するときに、スタックトレイ41
1上にシートが積載されていることがセンサS11によ
り検知されている場合、画像形成装置は操作部に「スタ
ックトレイからシートを取り除いてください。」と表示
する。これは、ステープル処理されたシート束をスタッ
クトレイ411に積載するとステープル部分が重なり合
って積載性があまりよくないため、できるだけスタック
トレイ411にシートが積載されていない状態で画像形
成ジョブを開始したいためである。しかしながら、画像
形成装置は複写モードだけでなくプリンタモードでも使
用されるので、ユーザがその場にいないことも考慮し
て、シートが取り除かれなくても画像形成ジョブ(ステ
ープル処理、束排紙処理も含む)を開始可能にする。
【0057】また、画像形成装置がステープルモードで
連続して30部の画像形成ジョブを完了した時点で、一
旦画像形成ジョブを中断し、操作部に「スタックトレイ
からシートを取り除いてください。」と表示するととも
に、スタックトレイ411からシートが取り除かれてセ
ンサS11がオフになるまでは画像形成ジョブの再開を
待機する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
束押さえ部材をシートと接触しない位置に退避させるよ
うにしたので、ユーザがスタックトレイ上に積載された
シートを取り除くときに、束押さえ部材の変形を防止
し、さらに束押さえ部材にシートがひっかかったりする
わずらわしさが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置及びシート処理装置の構成を示す
図である。
【図2】画像形成装置のブロック図である。
【図3】画像信号制御部のブロック図である。
【図4】フィニッシャの構成を示す図である。
【図5】フィニッシャ内のセンサ及びモータを説明する
図である。
【図6】束排紙レバーの一時停止位置を説明する図であ
る。
【図7】整合板の駆動機構を説明する図である。
【図8】スタックトレイ411の昇降機構を説明する図
である。
【図9】フィニッシャにおける排紙ローラの駆動制御の
フローチャートである。
【図10】フィニッシャにおける中間処理トレイの制
御、特に束排紙ベルトによる束排紙の制御に関するフロ
ーチャートである。
【図11】画像形成装置においてマテリアルを設定する
ための画面を説明する図である。
【図12】重み付けカウントのフローチャートである。
【図13】フィニッシャにおけるスタックトレイの制御
のフローチャートである。
【図14】高さセンサの様子を説明する図である。
【図15】高さセンサの様子を説明する図である。
【図16】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図17】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図18】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図19】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図20】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図21】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図22】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図23】フィニッシャにおける束押さえ部材の位置を
示す図である。
【図24】フィニッシャにおける束押さえ部材の位置を
示す図である。
【図25】フィニッシャにおける中間処理トレイの斜視
図である。
【符号の説明】
400 フィニッシャ 411 スタックトレイ 412 整合板 415 排紙ローラ 417 戻しローラ 419 ステープルユニット 420 束押さえ部材 421 束排紙ベルト 421A 束排紙レバー 421B 中間処理トレイ積載補助板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 奈作 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松本 祐三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AB01 AC05 BA04 BD02 BG02 BJ11 CA11 CA12 CA23 DA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から出力紙を受け取りシー
    トを搬送する搬送手段、 搬送手段から排出されるシートを積載する整合トレイ、 シートを整合する整合手段、 シートおよびシート束を積載するスタックトレイ、 整合されたシート束、あるいは、ステープルされたシー
    ト束を前記整合トレイからスタックトレイ上へ搬送する
    束搬送手段、 前記束搬送手段を駆動する束搬送駆動手段、 上記スタックトレイを上下方向に昇降する昇降駆動手
    段、 スタックトレイに積載されたシート束の最上面の位置を
    検知する紙面検知手段、 回転自在に支持され、スタックトレイ上に積載されたシ
    ート束を押圧する少なくとも1つのシート束押さえ部材
    と、 前記シート束押さえ部材を回転せしめるシート束押さえ
    駆動手段と、 上記シート束押さえ部材を所定の位置に停止させる前記
    シート束押さえ部材の位置検知手段を備え、 前記、束押さえ部材が、少なくとも、スタックトレイ上
    に積載されたシート束を押圧して停止する第1の停止位
    置と、既積載シートと接触しない第2の停止位置に移動
    できるように前記シート束押さえ駆動手段を制御する制
    御手段を設けたことを特徴とするシート積載装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、スタックトレイの満載
    を認識してスタックトレイ上へのシート積載が終了した
    後、前記束押さえ部材を前記第2の停止位置に移動する
    よう制御することを特徴とする請求項1に記載のシート
    積載装置。
  3. 【請求項3】 前記スタックトレイの下限位置を検知す
    る下限検知手段を設け、前記スタックトレイの満載は、
    前記スタックトレイが前記下限検知手段により検知され
    たときに前記制御手段は、満載と認識することを特徴と
    する請求項2に記載のシート積載装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、スタックトレイの満載
    を認識してスタックトレイ上へのシート積載が終了した
    後、前記束押さえ部材を前記第2の停止位置に移動さ
    せ、さらに、スタックトレイの満載の解除を認識した
    後、前記束押さえ部材を前記第1の停止位置に移動する
    ように制御することを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト積載装置。
  5. 【請求項5】 前記スタックトレイの下限位置を検知す
    る下限検知手段を設け、前記スタックトレイの満載は、
    前記スタックトレイが前記下限検知手段により検知され
    たときに満載と認識するとともに、満載を検知している
    ときに、前記紙面検知手段がシートの上面を検知しなく
    なったときには、前記制御手段は、満載が解除されたと
    認識することを特徴とする請求項4に記載のシート積載
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、ジョブの最終シート束
    以外のシート束が前記スタックトレイ上に排出された後
    は、前記シート束押さえ部材が1回転し、上記シート束
    押さえ部材を前記第1の停止位置で停止させ、前記スタ
    ックトレイが所定量下降後、前記スタックトレイは所定
    位置まで上昇するように制御し、 最終シート束が前記スタックトレイに排出された後は、
    前記シート束押さえ部材が1回転し、上記シート束押さ
    え部材を前記第1の停止位置で停止させ、前記スタック
    トレイが所定量下降後、前記スタックトレイは所定位置
    まで上昇し、その後で、前記シート束押さえ部材を、所
    定量回転して、第2の停止位置に移動するように制御す
    ることを特徴とする請求項1から5に記載のシート積載
    装置。
  7. 【請求項7】 前記束搬送駆動手段と、前記シート束押
    さえ駆動手段は、同一の駆動手段の正転および、逆転で
    駆動することを特徴とする請求項1から6に記載のシー
    ト積載装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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