JP2003118923A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び画像形成装置

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JP2003118923A
JP2003118923A JP2001313041A JP2001313041A JP2003118923A JP 2003118923 A JP2003118923 A JP 2003118923A JP 2001313041 A JP2001313041 A JP 2001313041A JP 2001313041 A JP2001313041 A JP 2001313041A JP 2003118923 A JP2003118923 A JP 2003118923A
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JP
Japan
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sheet
tray
image forming
bundle
size
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JP2001313041A
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English (en)
Inventor
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
Yoshinori Isobe
義紀 磯部
Takeshi Moriyama
剛 森山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイ上に積載されているシートのサイズを
検出可能とし、その上に積載されるシートの処理をすべ
きかどうかを判断可能として、トレイ上のシートの視認
性および積載性の改善を図り得るシート処理装置を提供
する。 【解決手段】 装置本体と、該装置本体から排出される
シートを積載するトレイを備えたシート処理装置におい
て、トレイ419に排出されるシートのシートサイズを
シート搬送方向とシート搬送方向と直交方向の双方向に
ついて検出するセンサS11,S20〜23を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、複写
機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置のシート
後処理等に用いられるシート処理装置および画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置では、画
像形成手段によって順次画像形成された複数枚のシート
について、所定の後処理を施してスタックトレイ上に排
出する、所謂フィニッシャと呼ばれるシート後処理装置
が組み込まれたタイプのものが提案されている。
【0003】ここで、シート後処理装置(以下、フィニ
ッシャと略す。)で行われる後処理の例としては、例え
ば、各シートの排出位置をジョブ毎に異なる位置とする
仕分け或いはオフセットと呼ばれる処理や、ジョブ毎に
各シートの端部を整合し、整合したシート端部に針打ち
するステープル処理や、整合したシート端部に穴を開け
る穴開け処理などがある。
【0004】フィニッシャでは、このような後処理を施
したシートの束(以下、シート束という。)をスタック
トレイ上に排出することによって、例えば画像形成装置
をネットワーク接続して複数のユーザで共用した場合等
における各ユーザの便宜が図られることになる。
【0005】従来から、フィニッシャは、上述した仕分
け或いはオフセットの後処理を行うために、シートを一
時的に積載するシート積載台としての中間処理トレイ
と、画像形成済のシートを前記中間処理トレイに搬送す
るローラ等の搬送手段と、中間処理トレイ上のシートに
ついての幅方向の整合を行う整合手段と、整合手段で整
合された中間処理トレイ上のシートを前記スタックトレ
イ上に排出するシート排出手段とを備えたものが知られ
ている。
【0006】また、上述したステープル処理や穴開け処
理を行うフィニッシャの場合には、中間処理トレイ上の
シート束の端部を綴じるステープラと呼ばれる綴じ手段
や、中間処理トレイ上のシート束の端部に穴を開ける穴
開け手段等が備えられることになる。
【0007】そして、フィニッシャが付加された画像形
成装置においては、画像形成部でシートに画像形成がな
されると、当該シートは、前記搬送手段によって中間処
理トレイ上に載置され、中間処理トレイ上で整合手段に
よって幅方向の整合が行われ、排出ベルト等のシート排
出手段によりスタックトレイ上に排出される。
【0008】現在のシート後処理装置では、低コスト化
するためにスタックトレイのワントレイ化が進んでお
り、一方、画像形成装置では、複写機の機能の他にFA
X、プリンタなどの機能も備わってきており、複数のユ
ーザによって、様々なシートサイズが取り扱われるよう
になってきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなワントレイのフィニッシャでは、画像形成装置から
排出される様々なサイズのシートがスタックトレイ上で
混載してしまい、小さいサイズのシートが大きいサイズ
のシートの下方に隠れて見えなくなってしまうという危
険性が多々生じていた。
【0010】また、スタックトレイ上で小さいサイズの
シート束の上に大きいサイズのシート束が積載されると
スタックトレイ上のシートの積載性が悪くなってしまう
という危険性も生じていた。
【0011】本発明の目的は、トレイ上に積載されてい
るシートのサイズを検出可能とし、その上に積載される
シートの処理をすべきかどうかを判断可能として、トレ
イ上のシートの視認性および積載性の改善を図り得るシ
ート処理装置および画像形成装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1に係る発明は、装置本体と、該装置本体
から排出されるシートを積載するトレイを備えたシート
処理装置において、前記トレイに排出されるシートのシ
ートサイズをシート搬送方向とシート搬送方向と直交方
向の双方向について検出するサイズ検出手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に係る発明は、前記サイズ検出手
段によって検出されたトレイ上のシートのシートサイズ
と、次に装置本体から前記トレイ上のシートの上に積載
されるべき処理予定シートのシートサイズとを比較する
比較手段を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、前記比較手段によ
って、処理予定シートのシートサイズが前記トレイ上に
載置され前記検出手段によって検出されたシートサイズ
よりも、シート搬送方向とシート搬送方向に垂直方向の
双方向について大きいと判断された場合、トレイ上のシ
ートを取り除く警告を表示することを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、処理予定シートの
シートサイズは、操作画面上から選択、もしくは自動的
に選択され、警告が操作画面上に表示されることを特徴
とする。
【0016】請求項5に係る発明は、装置本体がシート
を受け取り搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬
送されたシートを一時的に積載する中間トレイと、該中
間トレイ上に積載されたシートをシート搬送方向と直交
する方向で整合する整合手段と、該整合手段によって整
合された中間トレイ上のシートを前記トレイに排出する
シート排出手段と、を有することを特徴とする。
【0017】請求項6に係る発明は、画像形成装置本体
と、該画像形成装置本体に接続される前記請求項1乃至
5のいずれかの項に記載のシート処理装置と、を備え、
画像形成装置本体から排出されるシートに前記シート処
理装置にて後処理を行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係るシート
処理装置としてのシート後処理装置(フィニッシャ)が
適用された画像形成装置が示されている。
【0020】すなわち、シート後処理装置としてのフィ
ニッシャ400は画像形成装置本体を構成するプリンタ
300と接続され、プリンタ300から排出されるシー
トに後処理を行うようになっている。
【0021】フィニッシャ400は、プリンタ300に
接続される装置本体と、装置本体から排出されるシート
を積載するスタックトレイ411を備え、さらに、スタ
ックトレイ411に排出されるシートのシートサイズを
シート搬送方向とシート搬送方向と直交方向の双方向に
ついて検出するサイズ検出手段としてのセンサS11,
S20,S21,S22,S23が設けられている(図
2及び図3参照)。
【0022】まず、画像形成装置について説明する。
【0023】画像形成装置は、イメージリーダ200と
プリンタ300から構成され、イメージリーダ200に
は原稿給送装置100が装着されている。原稿給送装置
100は、上向きにセットされた原稿を上分離して、先
頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを
介してプラテンガラス102上へ搬送し、原稿を読み取
った後に排紙トレイ112へ排出する。スキャナユニッ
ト104のランプ103の光が原稿に照射され、その原
稿からの反射光がミラー105、106、107、レン
ズ108を介してイメージセンサ109に導かれること
により読み取りが行われる。
【0024】イメージセンサ109により読み取った原
稿の画像は画像処理が施されて露光制御部110へ送ら
れる。
【0025】露光制御部110は画像信号に応じたレー
ザ光を出力する。このレーザ光は感光ドラム111に照
射され、感光ドラム111上に静電潜像が形成される。
感光ドラム111上の静電潜像は現像器113により現
像され、感光ドラム111上の現像剤はカセット11
4、115、手差し給紙部125、両面搬送パス124
のいずれかから給送されたシートに転写部116で転写
される。
【0026】現像剤が転写されたシートは定着部117
で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過し
たシートは排出ローラ118へ導かれ、現像剤が転写さ
れた面を下向きの状態(フェイスダウン)で排出ローラ
118によりプリンタ300から排出される。
【0027】フェイスダウンで排出することにより原稿
給送装置100を使用したときやコンピュータから出力
された画像をプリントするときなどの様に先頭頁から順
に画像形成するときに正しい頁順となる。
【0028】排出ローラ118から排出されたシートは
シート後処理装置としてのフィニッシャ400へ送り込
まれる。フィニッシャ400では綴じ処理等を行う。
【0029】又、シートの両面に画像形成する場合に
は、定着部117を通過したシートをフラッパ121に
よりパス122に導き、スイッチバックさせて両面搬送
パス124へ導く。
【0030】図6に上述の装置を制御するブロック図を
示す。
【0031】CPU回路部150はCPUを有し、RO
M151に格納されているプログラム及び操作部1の設
定に従って、原稿給送装置制御部101、イメージリー
ダ制御部201、画像信号制御部202、プリンタ制御
部301、フィニッシャ制御部401、外部I/F20
3を司る。
【0032】それぞれ、原稿給送装置制御部101は原
稿給送装置100を、イメージリーダ制御部201はイ
メージリーダ200を、プリンタ制御部301はプリン
タ300を、フィニッシャ制御部401はフィニッシャ
400を制御する。
【0033】RAM152は制御データを一時的に保持
する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられ
る。
【0034】外部I/F203はコンピュータ204か
らのインターフェースであり、プリントデータを画像に
展開して画像信号制御部202へ出力する。
【0035】イメージリーダ制御部201から画像信号
制御部202へはイメージセンサ109で読み取られた
画像が出力され、画像信号制御部202からプリンタ制
御部301へ出力された画像は露光制御部110へ入力
される。
【0036】図7に画像信号制御部202の構成を示
す。
【0037】画像処理部205では画像の補正処理や操
作部1で設定に応じた編集処理を行う。画像はラインメ
モリ206、ページメモリ207を介してプリンタ制御
部301へ出力される。ハードディスク208はページ
順を入れ替えるときなどに必要に応じて用いられる。
【0038】図8にフィニッシャ400の構成を示す。
【0039】フィニッシャ400は、プリンタ300か
ら排出されたシートを受け取り搬送する搬送手段として
のパス416と、このパス416によって搬送されたシ
ートを一時的に積載する中間トレイ(不図示)と、中間
トレイ上に積載されたシートをシート搬送方向と直交す
る方向で整合する整合手段としての整合板412と、整
合板412によって整合された中間トレイ上のシートを
スタックトレイ411に排出するシート排出手段として
の束排紙レバー421Aとを備えた構成となっている。
【0040】プリンタ300から受け取ったシートはパ
ス416を介して排紙ローラ415へ送り込まれ、排紙
ローラ415は束排紙ベルト421上へ排出する。束排
紙ベルト421に並行して数ミリ高い位置に低摩擦の中
間処理トレイ(不図示)が設けられており、正確にはシ
ートは中間処理トレイ上に載る。
【0041】排出されたシートは斜めに設けられた中間
処理トレイ(束排紙ベルト421)に沿って左下方向に
落下する(図20参照)。扇形の戻しローラ417は右
回転することにより、戻しローラ417の円弧に設けら
れた摩擦部材が束排紙ベルト421上に排出されたシー
トに当接し、この摩擦部材がシートを左下方向へ移動さ
せ、シートの端部をストッパ板418に突き当てさせる
(図21参照)。
【0042】ステープルユニット419は手前側に設け
られ、束排紙ベルト421上のシートに対してステープ
ル処理する。束排紙ベルト421の長さがシートの積載
に十分でない場合があるので、中間処理トレイ積載補助
板421Bを束排紙ベルト421に設け、中間処理トレ
イにおけるシート積載面の長さを稼いでいる。
【0043】整合板412は手前側と奥側に設けられ、
束排紙ベルト421上のシートを整合する。また、整合
板412によりスタックトレイ411上に積載される状
態を手前側と奥側に振り分けるオフセット積載をするこ
とができる(図22参照)。
【0044】束排紙ベルト421上のシートは、束排紙
ベルト421に設けられた束排紙レバー421Aにより
スタックトレイ411上に排出される。束排紙レバー4
21Aは束排紙ベルト421を右回動させることにより
シートを右上方向へ押し上げてスタックトレイ411上
に排出する(図23参照)。
【0045】尚、束排紙レバー421Aは中間処理トレ
イに設けられた切り欠きの中を移動する。スタックトレ
イ411はシート積載量に応じて昇降する。
【0046】また、スタックトレイ411上のシートの
上面はシートの排出後に紙押さえ部材420で押さえら
れ、その後所定量スタックトレイ411を下降させた後
に上昇させることにより、シートの上面は紙押さえ部材
420により押さえられ、次にスタックトレイ411上
に排出されるシートによって右方向に押し出されること
を防止する。
【0047】図9は、フィニッシャ400内のセンサ及
びモータを説明する図である。
【0048】モータM1は排紙ローラ415及び戻しロ
ーラ417を駆動し、モータM2は束押さえ部材420
及び束排紙ベルト421を駆動する。
【0049】排紙ローラ415はワンウェイクラッチ4
25を介して、戻しローラ417はワンウェイクラッチ
426を介してモータM1により駆動される。モータM
1が正転するときは排紙ローラ415のみが用紙を右方
向に搬送するように回転し、逆転するときは戻しローラ
417のみが右回転する。束排紙ベルト421はワンウ
ェイクラッチ422を介して、束押さえ部材420はワ
ンウェイクラッチ424を介してモータM2により駆動
される。
【0050】モータM2が正転するときは束排紙ベルト
421のみが右回転し、逆転するときは束押さえ部材4
20のみが右回転する。このように排紙ローラ415と
戻しローラ417、束排紙ベルト421と束押さえ部材
420をそれぞれ1つのモータで駆動するので低コスト
化を図ることができる。
【0051】また、戻しローラ417の回転軸に取り付
けられた不図示のフラグを検知するセンサS3により戻
しローラ417がホームポジションにあるかどうか検知
する。また、センサS2がシートの先端を検知したこと
に応じて排紙ローラ415を起動し、後述するタイミン
グで排紙ローラ415を減速した後停止する。また、セ
ンサS5は束排紙ベルト421上のシートを検知し、セ
ンサS11はスタックトレイ411上のシートを検知す
る。また、センサS8は束排紙レバー421Aがホーム
ポジションにあるかどうか検知する。
【0052】図9における戻しローラ417、束排紙レ
バー421Aの位置がホームポジションである。また、
束排紙レバー421Aのホームポジションはストッパ板
418よりも少し右側である。図9における戻しローラ
417はシートが1枚排出される毎にホームポジション
を起点として右方向にちょうど1回転する。戻しローラ
417が右回転しているときは上述したように排紙ロー
ラ415は回転しない。
【0053】また、束排出するときに束排紙ベルト42
1を1/2回転させるが、そのまま1/2回転させると
束排紙レバー421Aがスタックトレイ411に積載さ
れたシート束にぶつかってしまう。なぜなら、スタック
トレイ411は束排紙時のシート束の落下に適した距離
になるような位置に制御されており、この状態でスタッ
クトレイ411に積載されたシート束の上面は束排紙レ
バー421Aの軌道上にかかってしまうのである。
【0054】そこで、束排紙レバー421Aが、図10
に示す束排紙ベルト421の直線部と略平行(不図示の
中間処理トレイと略平行)になったところで束排紙ベル
ト421(モータM2)を一時停止させ、スタックトレ
イ411が下降したところで残りの回転を行ってホーム
ポジションで停止する。
【0055】これにより、束排紙レバー421Aがスタ
ックトレイ411上のシートを巻き込むことを防止し、
かつ束排紙ベルト421上にシート束の後端が残ってし
まうことを防止できる。
【0056】図11は整合板412の駆動機構を説明す
る図である。
【0057】整合板412Aは奥側に、整合板412B
は手前側に設けられている。また、モータM3は整合板
412Aを駆動し、モータM4は整合板412Bを駆動
する。
【0058】モータが黒い矢印方向に回転するとき各部
は黒い矢印方向に回転し、モータが白い矢印方向に回転
するとき各部は白い矢印方向に回転する。センサS6は
整合板412Aのホームポジション検知のために、セン
サS7は整合板412Bのホームポジション検知のため
に設けられている。ステープルユニット419によりス
テープル処理する場合には、整合板412Bは最も手前
側にセットした状態で、シートを整合板412Bに突き
当てるべく、束排紙ベルト421上にシートが排出され
る毎に整合板412Aによりシートを押し当てさせる。
【0059】また、ステープル処理せずにオフセット排
紙を行う場合には、整合板412A、412Bのそれぞ
れをシート幅に応じた距離にセットした状態で、整合板
412A、412Bのいずれか一方にシートを突き当て
るべく、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎
に整合板412A、412Bのいずれか他方をシートに
押し当てさせる。そしてオフセット排紙時は束排紙を行
う毎に整合板412A、412Bの位置を手前側・奥側
・手前側・奥側・・・というように交互にシフトさせる
ことにより、スタックトレイ411に積載されるシート
束は束毎にオフセット(ずれた)状態になる(図22参
照)。
【0060】ここで、整合板412と戻しローラ417
の駆動のタイミングについて説明する。
【0061】前述したように、戻しローラ417はシー
ト排出方向にシートを移動させ、整合板412はシート
排出方向に対して直角方向にシートを移動させるように
作用する。このように、戻しローラ417と整合板41
2は異なる方向に作用するため、両者の動作が重なると
シートに悪影響を及ぼす。このため、整合板412の動
作は、戻しローラ417の動作が完了した時点で、用紙
に接触するように制御される。
【0062】図12はスタックトレイ411の昇降機構
を説明する図である。
【0063】モータM5はスタックトレイ411を昇降
するように駆動する。センサS13はスタックトレイ4
11が上限に達したことを検知し、センサS12はスタ
ックトレイ411が下限に達したことを検知する。
【0064】また、フラグ423はスタックトレイ41
1上に積載されたシートが当接することにより内側へ押
し込まれ、センサS10が押し込まれたフラグ423を
検知することによりシートの高さを検知できる。モータ
が黒い矢印方向に回転するとき各部は黒い矢印方向に回
転し、モータが白い矢印方向に回転するとき各部は白い
矢印方向に回転する。
【0065】束排紙時にスタックトレイ411を下降さ
せるのは、束排紙レバー421Aがスタックトレイ41
1上のシートに接触しないようにするためで、センサS
10が非検知になる位置まで下降する。またスタックト
レイ411を下降させた後に上昇させることにより新た
に束排紙されたシート束の上面を次の束の排出位置に移
動させるためである。また、束排出後の下降動作の前に
束押さえ部材420は右回転してスタックトレイの用紙
を押さえつけるよう動作する。
【0066】図13にフィニッシャ400における排紙
ローラ415の駆動制御のフローチャートを示す。
【0067】図9に示すようにフィニッシャ400をコ
ンパクトに提供しようとすると、排紙ローラ415とセ
ンサS2の距離は短くなる。一方、排紙ローラ415が
束排紙ベルト421上に排出するときの積載性を考慮す
ると、シートの搬送中は排紙ローラ415により高速で
搬送し、シートの後端が排紙ローラ415を抜ける時点
では排紙ローラ415を減速することによってシートが
束排紙ベルト421を飛び越えてしまうことを防止する
のが望ましい。
【0068】通常、後端を基準に減速する際にはシート
の後端を検知したことに応じて減速する手法が採用され
るが、上記のように排紙ローラ415とセンサS2の距
離が短い場合には、シートが束排紙ベルト421を飛び
越えることを防止できたとしても、積載性を向上させる
のには十分といえない場合がある。
【0069】そこで、コンパクトなフィニッシャでより
よい積載性を得るために次のような制御を行う。
【0070】フィニッシャ400(フィニッシャ制御部
401)は画像形成装置(CPU回路部150)からそ
れぞれのシートのサイズ情報を受信している。
【0071】まず、排紙ローラ415が排紙するべきシ
ートのサイズが定型サイズであるか判別する(S10
1)。
【0072】定型サイズであるときには、センサS2が
オン(シートの先端が通過)したことに応じて(S10
2)、排紙ローラ415の駆動(モータM1)をオンし
て(S103)、シートサイズに応じた量排紙ローラ4
15を回転させたかどうか判断する(S104)。
【0073】モータM1はステップモータであり、その
回転量はフィニッシャ制御部401が常に管理してい
る。シートサイズに応じた時間経過したことに応じて排
紙ローラ415を減速させ(S105)、停止させる
(S106)。
【0074】ステップS104での待機時間は、ステッ
プS106で排紙ローラ415が停止する直前にシート
の後端が抜けるよう、シートサイズ及び排紙ローラ41
5の減速時間を考慮して設定されている。これにより、
排出されたシートが束排紙ベルト421上で飛びすぎて
しまうことがない。
【0075】一方、ステップS101で定型サイズでな
い、すなわちフリーサイズのシートであると判別したと
きには、センサS2がオン(シートの先端が通過)した
ことに応じて(S107)、排紙ローラ415の駆動を
オンする(S108)。そして、センサS2がオフ(シ
ートの後端が通過)したことに応じて(S109)、排
紙ローラ415を減速させ(S110)、停止させる
(S111)。
【0076】但し、図9に示すセンサS2の位置だと、
ステップS110で十分に減速される前にシートの後端
が抜けてしまう。このタイミングは積載性としては十分
でないがシートが束排紙ベルト421を飛び越えてしま
うことはない。センサS2をもっと上流側に配置すれば
積載性は向上するが、センサS2はシートジャム検知に
も用いるので上流側に移動させることはできない。セン
サS2の位置はそのままでもう一つセンサを増やせばよ
いがコスト高になってしまう。
【0077】また、モータのトルクアップなどを行って
減速に必要な距離を減らすことでも可能であるが、これ
もコスト高になってしまう。このように低コストで可能
な限り性能を向上させるために、パス416にはセンサ
を一つだけ設け、図13のような制御を行っている。
【0078】図14にフィニッシャ400における中間
処理トレイの制御、特に束排紙ベルト421による束排
紙の制御に関するフローチャートを示す。
【0079】まず、画像形成動作前の初期動作として束
排紙ベルト421(中間トレイ)にシートがあるかどう
かセンサS5に基づいて判別する(S121)。束排紙
ベルト421上にシートがある場合、そのシートが第2
原図シートであるかどうか判別する(S122)。第2
原図シートは製図等に用いられる薄くて腰のないシート
である。
【0080】図1の手差し給紙部125を使用する設定
が画像形成装置側でなされると、画像形成装置の操作部
の画面が図15(b)の状態になり、この画面でマテリ
アルキーを押すと図15(c)の状態になる。この画面
で第2原図キーを押すことにより、手差し給紙部125
から第2原図シートが給送されるとみなされ、画像形成
装置からフィニッシャ400へシートを渡す際に画像形
成装置からフィニッシャ400にシートに対応づけてマ
テリアル情報および給紙部情報を通知する。これにより
フィニッシャ400は束排紙ベルト421上のシートは
第2原図シートであるかどうか判別できる。
【0081】なお、図15(a)は複写モードにおける
通常待機時の操作部の画面であり、操作部で設定された
画像形成部数などが表示される。
【0082】ステップS122で第2原図シートでない
と判断したときは束排紙ベルト421を駆動して束排紙
して(S123)、画像形成装置にスタンバイ信号を出
力する(S126)。また、第2原図シートであると判
断したときは画像形成装置に中間処理トレイオーバーフ
ロー信号を出力する(S124)。中間処理トレイオー
バーフロー信号を受信した画像形成装置は操作部に「中
間処理トレイのシートを取り除いてください。」と表示
する。
【0083】そして、束排紙ベルト421(中間トレ
イ)上からシートがなくなるまで待機し(S125)、
シートがなくなると画像形成装置にスタンバイ信号を出
力する(S126)。また、ステップ121で束排紙ベ
ルト421上にシートがない場合には画像形成装置にス
タンバイ信号を出力する(S126)。フィニッシャ4
00からのスタンバイ信号に応じて画像形成装置はシー
トに画像形成を開始する。
【0084】ステップS126でスタンバイ信号を出力
した後、変数S、N、Tのそれぞれを0にする(S12
7)。変数S、Nは中間処理トレイに過積載されない様
に監視するための変数である。変数Tは主にOHPシー
トを排出する際にOHPに帯びた静電気によりスタック
トレイ411上のシートに悪影響を及ぼさない様にする
ための変数である。
【0085】次に、画像形成装置から排出されるシート
のマテリアルの種類情報を受信して、第2原図であるか
否か判別する(S128)。
【0086】ステップS128で第2原図でないと判別
した場合は、以下の処理を行う。画像形成装置から受け
取ったシートを束排紙ベルト421上に排出し(S12
9)、後述する変数Sに対する重み付けカウントを行う
(S130)。そして、次に受け取るシートのサイズ情
報を画像形成装置から受信して、既に束排紙ベルト42
1に積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が
異なるか否か判別する(S131)。両者の幅が異なら
ない場合は、次に現在受け取り中のシートに対する画像
形成ジョブの設定がノンステープルモードであるか否か
判別する(S132)。ノンステープルモードであると
きには、ステップS129で束排紙ベルト421上に排
出したシートが手差し給紙部125から給紙されたもの
であるかどうか判別する(S133)。
【0087】手差し給紙部125から給紙されたシート
である場合は変数Tに1加えて(S134)、変数Tが
2になったかどうか判別する(S135)。変数Tが2
になった、すなわち手差し給紙部125からシートが連
続して2枚給送された場合には、束排紙ベルト421を
駆動して束排紙を行って(S136)、ジョブが終了し
ていなければ(S156)ステップS127へ戻る。な
お、ステップS133で手差し給紙部125から給紙さ
れたシートでない場合には変数Tを0にして(S13
7)、後述するステップS138へ進む。
【0088】また、ステップS135で変数Tが2にな
っていない場合も、後述するステップS138へ進む。
【0089】手差し給紙部125はOHPシートを含む
様々な種類のシートを給紙することができるように設計
されている。OHPシートは通常の紙に比べて静電気を
帯びやすい。従って通常の紙では30枚まとめて束排出
ベルト421からスタックトレイ411へ束排紙しても
スタックトレイ411上のシートに悪影響を及ぼさなか
ったとしても、OHPシートばかりを30枚まとめて束
排紙すると、その重量と静電気の相乗効果によりスタッ
クトレイ411上のシートをずらしてしまう恐れがあ
る。
【0090】そこで、OHPシートが給紙される可能性
のある手差し給紙部125から給紙されたシートが2枚
連続したときは、束排紙を行ってそれを防止している。
【0091】ステップS131で束排紙ベルト421に
積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が異な
る場合は、ステップS136へ進み束排紙を行う。ま
た、ステップS132でノンステープルモードでない、
すなわちステープルモードであるときには、変数Sが6
0以上になったかどうか判別する(S138)。
【0092】変数Sが60以上でない、すなわち60未
満のときには画像形成装置からのジョブ区切り信号に基
づいて区切り目であるかどうか判別する(S140)。
ジョブの区切り目であるときにはステップS136へ
進み束排紙する。また、ステップS138で変数Sが6
0以上であると判別した場合は現在のステープルを禁止
にして(S139)、ステップ136へ進み束排紙す
る。ステープルの禁止は区切り信号を受け付けたあと解
除される。
【0093】一方、ステップS128で第2原図シート
であると判別したときには、画像形成装置から受け取っ
たシートを束排紙ベルト421上に排出し(S14
1)、変数Nに1加える(S142)。そして、変数S
に対する重み付けカウントを行い(S143)、変数N
が15になったかどうか判別する(S144)。
【0094】変数Nが15になっていない場合は、変数
Sが60以上になったかどうか判別する(S145)。
変数Sが60以上になっていない場合には画像形成装置
からのジョブ区切り信号に基づいて区切り目であるかど
うか判別する(S146)。ジョブの区切り目でないと
きにはステップS128へ戻る。
【0095】また、ジョブの区切り目であるときには、
画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー信号を出
力して(S147)、前述したように画像形成装置は中
間処理トレイ上のシートを取り除いてもらうよう表示を
行う。
【0096】第2原図シートは腰が弱く、束排紙に適し
ていないので、束排紙は行わずにユーザに中間処理トレ
イから取り除いてもらう。このとき画像形成装置側でこ
れを促すための表示を起動させる信号として中間処理ト
レイオーバーフロー信号を用いている。
【0097】ステップ147の後、束排紙ベルト421
(中間処理トレイ)上からシートが取り除かれるまで
(S148)、画像形成装置に対して中間処理トレイシ
ート有信号を出力する(S149)。中間処理トレイオ
ーバーフロー信号を受信して、中間処理トレイシート有
信号を受信している間、画像形成装置は次の画像形成ジ
ョブを開始しない。
【0098】また、ステップS144で変数Nが15に
なったとき、及びステップS145で変数Sが60以上
となったときは、中間処理トレイが限界の積載量に達し
たとして画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー
信号を出力し(S150)、ステップS148へ進む。
このときも画像形成装置は中間処理トレイ上のシートを
取り除いてもらうよう表示を行う。
【0099】なお、ステップS129以降の処理に進ん
だ場合(第2原図以外のシートの場合)には整合板41
2をシートサイズに応じて整合動作させ、戻しローラ4
17を右方向に回転させるが、ステップS141以降の
処理に進んだ場合(第2原図シートの場合)には、シー
ト積載を妨害しない位置に整合板412を待避させて、
整合動作させないようにするとともに、戻しローラ41
7も駆動しない。第2原図シートを排出したときの束排
紙ベルト421上の様子を図24に示す。
【0100】図16はステップS130、S143にお
ける重み付けカウントのフローチャートである。
【0101】画像形成装置から受信した各シートのサイ
ズ情報に基づいて、シート長(搬送方向の長さ)が29
7mm以下であるときには(S151)、変数Sに2を
加える(S152)。また、シート長が297mmより
長く、364mm以下のときには変数Sに3を加える
(S154)。また、シート長が364mmより長いと
きには変数Sに4を加える(S155)。
【0102】このようにシート長に応じてカウント値に
重み付けを行うことにより、束排紙を行うときには束排
紙に適した枚数までの中間処理トレイへの積載を可能に
し、束排紙を行わないときには中間処理トレイ上でシー
トが散乱しない程度の積載を可能にしている。
【0103】図17はフィニッシャ400におけるスタ
ックトレイ411の制御のフローチャートである。
【0104】スタックトレイ411は、コピースタート
後、スタックトレイ用紙高さセンサS10がオン状態に
なるように制御される。
【0105】そして、画像形成装置から受け取ったシー
トをモータM2の正転で束排紙ベルト421を駆動する
ことで束排紙し、逆転で束押さえ部材420を回転する
ことでスタックトレイ411上の用紙を押さえる束排紙
処理(S161)を行った後に、スタックトレイ411
を下降させ(S162)、スタックトレイ411が下限
に達したか否かを下限センサS12(図12参照)によ
り検知する(S163)。
【0106】スタックトレイ411が下限に達していな
い、すなわち下限センサS12がオンになっていないと
きは、高さセンサS10がオフになった(図18参照)
かどうか検知する(S164)。高さセンサS10がオ
フになっていないときはステップS162へ戻る。
【0107】また、ステップ164で高さセンサS10
がオフになったときには停止し、所定時間後、高さセン
サS10がオンになる(図19参照)までスタックトレ
イ411を上昇させ(S165、166)、高さセンサ
S10がオンになってから所定量上昇するまで引き続き
スタックトレイ411を上昇させ(S167、S16
8)、停止させる(S169)。
【0108】尚、スタックトレイ411を昇降させるモ
ータM5は直流モータであり、直流モータの軸に設けら
れたエンコーダからのパルス数を入力することにより、
フィニッシャ制御部401はスタックトレイ411の昇
降量を監視することができる。モータM5は、ステッピ
ングモーターで構成し入力クロックでの監視も可能であ
る。
【0109】ステップS163でスタックトレイ411
が下限に達した、すなわち下限センサS12がオンにな
ったときには、スタッカオーバーフロー信号を画像形成
装置へ出力し(S170)、スタックトレイ411の動
作を停止させる(S171)。
【0110】この信号を受信した画像形成装置はジョブ
の終了後その操作部に「スタックトレイの紙を取り除い
てください。」と表示する。そして、次の束排紙すべき
ジョブがあるかどうか判別し(S172)、ある場合は
引き続き束排紙を行う(S173)。
【0111】次の束排紙すべきジョブがない場合は、高
さセンサS10がオフになるまで待機し(S174)、
オフになったらスタッカオーバーフロー信号をオフにす
る(S175)。
【0112】このように、スタックトレイ411の下降
中に下限に達した場合はステップS165、S167の
上昇動作を行わずに、下限検知時点ですでに停止できな
い状態になっているジョブ(例えばコンピュータ204
から受けたジョブなど)に対応したいくつかの束分の束
排紙処理を行う。
【0113】ここで、束排紙に適したスタックトレイ4
11の位置について説明する。束排紙ベルト421から
スタックトレイ411上の積載面までの距離が離れすぎ
ていると、スタックトレイ411上のシート束の積載性
が悪い。また、排紙ローラ415に排出されている間の
シートの先端は図25に示すような軌道をたどるため、
上記距離が近すぎると、スタックトレイ411の積載面
のうち、傾斜のきつい部分にシートの先端が突き当てら
れることになり、排紙ローラ415の搬送中にジャムが
発生してしまう恐れがある。
【0114】従って、ステップS162〜S169にお
ける下降および上昇制御により、束排紙ベルト421と
スタックトレイ411上の積載面の距離をジャムになり
にくくかつ積載性が良好になる距離にしている。
【0115】本形態ではスタックトレイ411上のシー
トの上面を高さセンサS10により検知するようにして
いるため、スタックトレイ411の下降中にシート上面
が検知できないと、束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411上の積載面との正確な距離を制御することがで
きなくなる。
【0116】そこで、束排紙されたシート枚数などから
束の厚さを推測して制御してもよいが、シートの厚さは
さまざまであり、推測したとおりの束の厚さにならない
場合がある。仮に推測よりも厚い束が排出された場合に
は、前述したように束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411の積載面の距離が近くなり、ジャムが発生する
可能性が出てくる。
【0117】このため、スタックトレイ411の下降中
に下限に達すると、ステップS170〜S173の制御
によりスタックトレイ411の上昇動作は行わずに残り
の束排紙を行う。
【0118】これによって、束排紙ベルト421とスタ
ックトレイ411上の積載面との距離が若干大き目にな
って、スタックトレイ411上の積載性が悪くなる可能
性があるが、ジャムの発生を防止できるうえ、この時点
で束排紙されるシート束は最後のほうの束なので、多少
積載性が悪くても大きな影響がでない。
【0119】また、図2,図3,図4には、スタックト
レイ411上に排出されるシートのシートサイズをシー
ト搬送方向とシート搬送方向と直交方向の双方向につい
て検出するサイズ検出手段としてのセンサS11,S2
0,S21,S22,S23の配置例を示している。
【0120】すなわち、センサS11,S20,S21
はシート搬送方向のシートサイズを検出するセンサで、
センサ22,23はシート搬送方向と直交方向のシート
サイズを検出するセンサである。
【0121】図2は、葉書、B5、A4、B4、A3の
うち、葉書,B5,A4を縦置きにしたもの(B5R、
A4R)、図3は、B5,A4を横置きにした場合のシ
ートサイズと各センサとの位置関係を示している。
【0122】図4に示すように、各センサの検出状態に
よって、紙無し、B5サイズ以下、A4、A4R、B5
R、B4、A3サイズを判別する。
【0123】ここで示す実施例は、A3R、B4R、A
4、B5、A4R、B5Rのシートサイズについて示し
ており、その他のサイズについてスタックトレイ411
上のシートサイズ検知をするには更にセンサを追加する
必要がある。
【0124】このサイズの判別は、センサからの検出情
報に基づいてCPU回路部150において行う。また、
このCPU回路部150は、これらセンサS11,S2
0乃至S23によって検出されたスタックトレイ411
上のシートのシートサイズと、次に装置本体からスタッ
クトレイ411のシートの上に積載されるべき処理予定
シートのシートサイズと比較する比較手段として機能す
る。
【0125】そして、処理予定シートのシートサイズが
スタックトレイ411上に載置され前記センサS11,
S20乃至S23によって検出されたシートサイズより
も、シート搬送方向とシート搬送方向に垂直方向の双方
向について大きいと判断された場合、スタックトレイ4
11上のシートを取り除く警告を表示する。
【0126】図5は画像形成装置の操作画面上から選
択、若しくは自動的に選択されたシートサイズがスタッ
クトレイ411上に載置されているシートのシートサイ
ズよりもシート搬送方向とシート搬送方向に垂直方向の
双方向について大きい場合、画像形成装置の操作画面上
にスタックトレイ411上のシートを取り除く警告を出
す時のフローチャートを示している。
【0127】まず、原稿給送部100に原稿をセット
し、画像形成装置から複写シートサイズを選択し(自動
用紙選択モードの場合はシートサイズを選択する必要は
ない。)、図示せぬスタートキーを押下する。複写シー
トサイズが決定すると、スタックトレイ411上にシー
トが載置されてあるかどうかセンサS11にて判断し
(S201)、スタックトレイ411上にシートが載置
されていなければ画像形成動作を開始する(S21
1)。
【0128】センサS11でスタックトレイ411上の
シートが確認されるとセンサS20にてシート搬送方向
のシートサイズを検出する(S202)。S20でシー
トが確認されると更にS21でシート搬送方向のシート
サイズを検出する(S203)。
【0129】S21でシートが確認されると次にS22
(またはS23)でシート搬送方向と垂直方向のシート
サイズを検出する(S204)。S22(またはS2
3)でシートが検出されれば、スタックトレイ411上
に載置してあるシートの最大シートサイズはA3Rであ
ると判断されるので、複写シートサイズに関係無く画像
形成動作を開始する(S211)。
【0130】S204において、S22(またはS2
3)でシートが検出されなければ、複写シートサイズが
A3Rであるかどうか判断し(S206)、A3Rでな
ければ画像形成動作を開始する(S211)。
【0131】S206で複写シートサイズがA3Rであ
れば、画像形成装置の操作画面上にスタックトレイ41
1上の紙を取り除く旨の警告を表示し(S209)、ス
タックトレイ411上のシートが取り除かれれば、画像
形成動作を開始できる。
【0132】この場合、スタックトレイ411上のシー
トが取り除かれると自動的に画像形成動作を開始できる
ようにしても良いし、またスタートキーを押下して画像
形成動作を開始できるようにしても良い。
【0133】画像形成装置の操作画面上に警告を表示し
た後、スタックトレイ411上のシートが取り除かれな
くても図示せぬスタートキーを押下する、もしくは図示
せぬタイマーなどで画像形成動作を開始しても構わな
い。
【0134】S203において、S21でシートが検出
されなければ、複写シートサイズがB4RまたはA3R
であるかどうか判断し(S208)、B4RでもA3R
でもなければ画像形成動作を開始する(S211)。S
208で複写シートサイズがB4RもしくはA3Rであ
れば、画像形成装置の操作画面上にスタックトレイ41
1上の紙を取り除く旨の警告を表示し(S209)、ス
タックトレイ411上のシートが取り除かれれば、画像
形成動作を開始できる(S211)。
【0135】S202において、S20でシートが検出
されなければ、S22(またはS23)でシート搬送方
向と垂直方向のシートサイズを検出する(S205)。
S205において、S22(またはS23)でシートが
検出されれば、複写シートサイズがA3Rであるかどう
か判断し(S206)、A3Rでなければ画像形成動作
を開始する(S211)。S205において、S22
(またはS23)でシートが検出されなければ、複写シ
ートサイズがB4RまたはA3RまたはA4であるかど
うか判断し(S207)、B4RでもA3RでもA4で
もなければ、画像形成動作を開始する(S211)。S
207において、複写シートサイズがB4RまたはA3
RまたはA4であれば、画像形成装置の操作画面上にス
タックトレイ411上の紙を取り除く旨の警告を表示し
(S209)、スタックトレイ411上のシートが取り
除かれれば、画像形成動作を開始できる(S211)。
【0136】なお、フィニッシャ400はコンパクトか
つ低コストなフィニッシャを提供するために、束排紙ベ
ルト421をやや短めにしてある。そして、A4RやA
3サイズ等の長いシートを処理するときには、束排紙ベ
ルト421上に収まらなかった部分をスタッカトレイ4
11上で支えている(図26)。
【0137】また、画像形成装置がステープルモードで
画像形成ジョブを開始するときに、スタックトレイ41
1上にシートが積載されていることがセンサS11によ
り検知されている場合、画像形成装置は操作部に「スタ
ックトレイからシートを取り除いてください。」と表示
する。これは、ステープル処理されたシート束をスタッ
クトレイ411に積載するとステープル部分が重なり合
って積載性があまりよくないため、できるだけスタック
トレイ411にシートが積載されていない状態で画像形
成ジョブを開始したいためである。
【0138】しかしながら、画像形成装置は複写モード
だけでなくプリンタモードでも使用されるので、ユーザ
がその場にいないことも考慮して、シートが取り除かれ
なくても画像形成ジョブ(ステープル処理、束排紙処理
も含む)を開始可能にする。
【0139】また、画像形成装置がステープルモードで
連続して30部の画像形成ジョブを完了した時点で、一
旦画像形成ジョブを中断し、操作部に「スタックトレイ
からシートを取り除いてください。」と表示するととも
に、スタックトレイ411からシートが取り除かれてセ
ンサS11がオフになるまでは画像形成ジョブの再開を
待機する。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート処
理装置および画像形成装置によれば、トレイ上にシート
サイズ検出手段を設けたことによって、予めトレイ上に
載置されてあるシートのシートサイズを検出することが
できる。
【0141】また、請求項2に記載の発明によれば、ト
レイ上のシートサイズと次に排出されるべきシートサイ
ズを比較する比較手段を設けたことによって、排出され
るシートによって既にトレイ上に載置されてあるシート
を隠してしまうことやトレイ上のシートの積載性が悪く
なるなどの不具合を事前に判別することができる。
【0142】請求項3に記載の発明によれば、排出予定
のシートサイズがトレイ上のシートサイズよりも大きい
と判断された場合警告を表示することによって、画像形
成装置等から排出されるシートが既にスタックトレイ上
に載置してあるシートを隠してしまうことやスタックト
レイ上の積載性が悪くなるなどの不具合を予めユーザに
知らせることができる。
【0143】請求項4に記載の発明によれば、処理予定
シートのシートサイズは、操作画面上から選択、もしく
は自動的に選択され、警告が操作画面上に表示される構
成とすることにより、ユーザの注意を確実に喚起するこ
とができる。
【0144】本発明は、請求項5に記載のように、シー
トを一時的に積載する中間トレイを有し、束ねて排出す
る場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置及びシート処
理装置としてのフィニッシャの構成を示す図である。
【図2】スタックトレイ上のセンサ配置とシートサイズ
を示す図である。
【図3】スタックトレイ上のセンサ配置とシートサイズ
を示す図である。
【図4】スタックトレイ上のセンサによってシートサイ
ズの判断を示す図である。
【図5】次ジョブの複写シートサイズがスタックトレイ
上のシートサイズよりも大きければ操作画面上に警告を
表示する時のフローチャートを示す図である。
【図6】画像形成装置のブロック図である。
【図7】画像信号制御部のブロック図である。
【図8】図1のフィニッシャの構成を示す図である。
【図9】図8のフィニッシャ内のセンサ及びモータを説
明する図である。
【図10】図8の束排紙レバーの一時停止位置を説明す
る図である。
【図11】図8のフィニッシャの整合板の駆動機構を説
明する図である。
【図12】図8のスタックトレイ411の昇降機構を説
明する図である。
【図13】図8のフィニッシャにおける排紙ローラの駆
動制御のフローチャートである。
【図14】図8のフィニッシャにおける中間処理トレイ
の制御、特に束排紙ベルトによる束排紙の制御に関する
フローチャートである。
【図15】画像形成装置においてマテリアルを設定する
ための画面を説明する図である。
【図16】重み付けカウントのフローチャートである。
【図17】フィニッシャにおけるスタックトレイの制御
のフローチャートである。
【図18】高さセンサの様子を説明する図である。
【図19】高さセンサの様子を説明する図である。
【図20】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図21】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図22】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図23】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図24】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図25】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図26】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【符号の説明】
100 原稿給送装置 200 イメージリーダ 300 プリンタ 400 フィニッシャ(シート後処理装置) 411 スタックトレイ 412 整合板 415 排紙ローラ 417 戻しローラ 419 ステープルユニット 420 束押さえ部材 421 束排紙ベルト 421A 束排紙レバー 421B 中間処理トレイ積載補 S11,S20,S21 センサ(シート搬送方向のシ
ートサイズ検知手段) S22,24 センサ(シート搬送方向と直角方向のシ
ートサイズ検知手段)
フロントページの続き (72)発明者 森山 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H072 AA12 AA23 AB01 AB27 CA01 3F054 AA01 AC01 BA04 CA04 CA21 CA32 CA37 DA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、該装置本体から排出されるシ
    ートを積載するトレイを備えたシート処理装置におい
    て、 前記トレイに排出されるシートのシートサイズをシート
    搬送方向とシート搬送方向と直交方向の双方向について
    検出するサイズ検出手段を設けたことを特徴とするシー
    ト処理装置。
  2. 【請求項2】前記サイズ検出手段によって検出されたト
    レイ上のシートのシートサイズと、次に装置本体から前
    記トレイ上のシートの上に積載されるべき処理予定シー
    トのシートサイズとを比較する比較手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 【請求項3】前記比較手段によって、処理予定シートの
    シートサイズが前記トレイ上に載置され前記検出手段に
    よって検出されたシートサイズよりも、シート搬送方向
    とシート搬送方向に垂直方向の双方向について大きいと
    判断された場合、トレイ上のシートを取り除く警告を表
    示することを特徴とする請求項2に記載のシート処理装
    置。
  4. 【請求項4】処理予定シートのシートサイズは、操作画
    面上から選択、もしくは自動的に選択され、警告が操作
    画面上に表示されることを特徴とする請求項3に記載の
    シート処理装置。
  5. 【請求項5】シート処理装置は、シートを受け取り搬送
    する搬送手段と、該搬送手段によって搬送されたシート
    を一時的に積載する中間トレイと、該中間トレイ上に積
    載されたシートをシート搬送方向と直交する方向で整合
    する整合手段と、該整合手段によって整合された中間ト
    レイ上のシートを前記トレイに排出するシート排出手段
    と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かの項に記載のシート処理装置。
  6. 【請求項6】画像形成装置本体と、該画像形成装置本体
    に接続される前記請求項1乃至5のいずれかの項に記載
    のシート処理装置と、を備え、画像形成装置本体から排
    出されるシートに前記シート処理装置にて後処理を行う
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7198261B2 (en) 2003-03-06 2007-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Sheet stacking apparatus

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