JP3650249B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下動可能な複数のビントレイを有する仕分け装置と、自動原稿給紙装置とを備えた画像形成装置に係り、特に、ビントレイへの無効紙の混在防止技術に特徴のある画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常の仕分け装置では、割り込みジョブ用の排出トレイや非仕分け、非丁合い用の排出トレイであるプルーフトレイは別個に用意され、仕分け、丁合い用のビントレイの紙有り情報はビントレイ全てに対する貫通センサにより検知される。
この構成においては、プルーフトレイとビントレイの紙有り情報は、制御上の簡便さ及び確実なビントレイ用紙情報把握のために、個別に管理されることができる。また排出用紙を整合(排出紙を揃える)させるためのジョガー機構が装備され、ビントレイに排出された用紙が整合される。
しかし、プルーフトレイを設けるとコストが掛かり、最近のコストダウンの要求により、プルーフトレイが仕分け用のビントレイにプラスする形で、ビントレイの最上位ビンをプルーフトレイに割り当てて使用する仕分け装置が提案されている。
この仕分け装置では、プルーフトレイとビントレイが一体となり、上下に移動し、全てのビンに対し貫通センサにより各ビントレイのいずれかに用紙があることを検知するようになっている。
【0003】
ところで、原稿トレイの原稿を1枚ずつ露光位置に給送する自動原稿給紙装置を備え、原稿に対する複写用紙の給紙トレイからの給紙動作を、原稿の給送完了に先立って開始させる場合において、原稿ジャムが発生した場合、給紙トレイから先出しされた複写用紙は、原稿ジャムのためその画像が保証されていないので無効紙とならなくてはならない。
特開平2−234173号公報には、自動原稿給送による原稿の給送完了に先立って、その原稿に対する複写用紙を給紙する画像形成装置において、原稿がジャムした場合に、先出しした用紙を画像形成せずに排出部に排出させる技術が開示されている。
これによると、無効紙の処理に関し、画像形成せずに排出部に排出することのみが開示され、仕分け装置などの後処理装置が装着されていて、その無効紙がソートビントレイに排出された場合の、無効紙の処理については何ら述べられていない。そこで、後処理装置に排出された無効紙の処理法について考慮する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ビントレイとは別個にプルーフトレイを有する型式の仕分け装置の場合、上記の無効紙をプルーフトレイに排出し、ビントレイに排出されるのを防いでいる。
一方、ビントレイの最上位のものをプルーフトレイとした型式の仕分け装置では、プルーフトレイも、他の仕分け、丁合い用のビントレイと一緒に上下移動している。
そこで上記のように無効紙が発生した場合、プルーフトレイに排出させることなく、予め指定されたビントレイ(無効紙が正常用紙であった場合に排出されるべきビントレイ等)へ排出するようになっているのが一般的である。
このため、無効となった複写用紙が排出されたことを使用者が判りづらいものとなっている。また、ジャム解除してコピーを再開した場合、コピー終了後に出来上がった複写用紙に無効紙が混じるということが発生していた。
【0005】
本発明の課題は、より操作性の向上した仕分け装置を有し、ミスコピーを防止し、信頼性の高い画像形成装置を提供することである。
更に本発明は上記共通の課題に加えて以下の各課題があり、即ち、本発明の第1の課題は、ジャム解除しコピーを再開した場合、コピー終了後に出来上がった複写用紙に無効紙が混じることを防止する画像形成装置を提供することである。
本発明の第2の課題は、無効紙発生時、プルーフトレイへビン移動可能な場合(時間的に無効紙排出迄にプルーフ移動が完了可能)、ジョブ後無効紙が混在しない複写紙が作成される画像形成装置を提供することである。
本発明の第3の課題は、無効紙発生時プルーフトレイへビン移動可能でない場合(時間的に無効紙排出迄にプルーフ移動が完了出来ない場合)において、ジョブ後無効紙が混在しない複写紙が作成される画像形成装置を提供することである。
本発明の第4の課題は、無効紙がプルーフトレイへの排出可能で、かつジョブで使用しないビントレイへの排出も可能な場合に優先的にプルーフトレイに無効紙を排出させてオペレータの無効紙除去時の混乱を防止する画像形成装置を提供することである。
本発明の第5の課題は、仕分け装置のカレントジョブにおけるビン使用状況及び設置ビントレイ数に応じてジョブ無効紙が混在しない複写紙が作成される画像形成装置を提供することである。
本発明の第6の課題は、本体ジャムが発生し、原稿を戻しての(原稿の原稿送り装置への再セット)ジャムリカバリを行うと、無効紙の混在を防止し切れない場合が生じるので、ビントレイに有効紙と無効紙が混在する場合は警告することで、オペレータに注意を促すことができる画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記第1、2の課題は、上下動可能な複数のビントレイを有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイへ用紙を収納し、複数のビントレイのうち最上位ビントレイを割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイとした仕分け装置と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙手段と、前記自動原稿給紙手段による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段とを備えた画像形成装置において、前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへ移動させる第1のビン移動手段と、前記第1のビン移動手段により現在のビン位置から前記プルーフトレイへのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段と、前記ビン移動時間算出手段により算出された前記ビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段とを備え
複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、
前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、
であると判断された場合、
前記第1のビン移動手段により、画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへビン移動させ無効紙を前記プルーフトレイへ排出処理する制御手段を有する第1の手段により解決される。
【0008】
前記第3の課題は、上下動可能な複数のビントレイを有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイへ用紙を収納し、複数のビントレイのうち最上位ビントレイを割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイとした仕分け装置と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙手段と、前記自動原稿給紙手段による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段とを備えた画像形成装置において、前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへ移動させる第1のビン移動手段と、前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイへビン移動させる第2のビン移動手段と、前記第1のビン移動手段により現在のビン位置から前記プルーフトレイへのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段と、前記第2のビン移動手段により現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイへのビン移動時間tCを算出する第2のビン移動時間算出手段と、前記第1のビン移動時間算出手段により算出された前記ビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの到達時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段と、前記第2のビン移動時間算出手段により算出されたビン移動時間tCと、前記到達時間tBとを比較する第2の所要時間比較手段とを備え
複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、
前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、
でないと判断された場合であり、現在実行ジョブにおける前記仕分け装置の使用予定ビントレイ以外に使用可能なビントレイが存在する場合、前記第2の所要時間比較手段により、
前記ビン移動時間tC<前記到達時間tB、
であると判断された場合、
前記第2のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置から使用予定以外の使用可能なビントレイへビン移動させ無効紙を当該ビントレイへ排出処理する制御手段を有するの手段により解決される。
【0010】
前記第4の課題は、第の手段において、複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、であると判断された場合であり、更に現在実行ジョブにおける前記仕分け装置の使用予定ビントレイ以外に使用可能なビントレイが存在する場合、前記第2の所要時間比較手段により、前記ビン移動時間tC<前記到達時間tB、であると判断された場合、前記第1のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置から前記プルーフトレイへビン移動させ無効紙を前記プルーフトレイへ排出処理する制御手段を有する第の手段により解決される。
【0011】
前記第5の課題は、第、第の手段において、ジョブの使用予定以外の使用可能なビントレイが、ジョブ使用予定の最終ビントレイ以降のビントレイである第の手段により解決される。
【0012】
前記第6の課題は、第、第、第の手段において、本体ジャムが発生し、原稿を戻してのジャムリカバリを行うと、前記使用予定以外の使用可能なプルーフトレイもしくはビントレイの移動が間に合わずに無効紙を排出できないとき、無効紙を有効紙の排出されている前記ビントレイに排出して無効紙と有効紙が混在する場合、警告手段によりその旨警告を行う第の手段により解決される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。
本装置全体の制御は、CPU101、ROM102、RAM103、不揮発RAM104、シリアルインタフェース105、タイマ106等を内蔵したメイン制御部110により行われる。
このメイン制御部110には、感光体を駆動するためのモータ、給紙ユニット111や両面ユニット112における給紙モータや、クラッチ等の各種交流負荷113及び各種直流負荷114が接続されている。
給紙ユニット111には、給紙トレイの用紙サイズを検知するための用紙サイズ検知センサ115が接続されており、メイン制御部110は、用紙サイズ検知センサ115の状態により用紙サイズを検出する。
【0014】
また、メイン制御部110には、温度センサ(定着ローラの温度を検出する)など各種センサ116の入力が接続されている。メイン制御部110は、自動原稿給紙装置(ADF)117、仕分け装置(ソータ)118や操作部119とはシリアルI/F105を介して接続されており、シリアル通信により必要な制御データの授受を行う。
【0015】
次に、図2に示す仕分け装置118の構成について説明する。
図3は仕分け装置の電装系を示す透視斜視図、図4は仕分け装置の駆動系を示す透視斜視図、図5は仕分け装置の正面構成図、図6はチャックユニットを示す正面構成図である。
【0016】
これらの図において、40はプルーフトレイ、41は複数のビントレイ、42はビンセンサ受光部(用紙検知センサ)、43はビンセンサ発光部(用紙検知センサ)、44はヘリカルカム軸、45は搬送コロ、46は紙有無センサ、47はピンリフトモータ、48はビンホームセンサ、49はビン1回転センサ、50はジョガー、51はジョガーモータ、52はジョガーベルト、53は入口センサ、54は搬送駆動モータ、55はステイプラユニット、56はチャックユニット、57はチャック駆動モータ、58はチャックホームセンサ、59はエンコーダ、60はエンコーダセンサ、61はインターロックスイッチ、62はメイン制御板、63はプルーフトレイ40及びビン41に形成された用紙有無検知用の切欠き孔、64は移動ユニット、65は固定ユニット、66はユニット移動カム、67はコロ、68は上側クランプレバー、69は下側クランプレバー、70はタイミングベルト、71はギアである。ビンはプルーフトレイ4とビントレイ41から構成されている。
【0017】
次に、図2に示す仕分け装置118に設けられた各機構について説明する。
入紙機構211は、複写機本体からモータ動作の信号を受け、搬送駆動モータ54がオンし、駆動ベルトを介し搬送コロ45が回転され、用紙をプルーフトレイ40又はビントレイ41に排出させる。
【0018】
ビンリフト機構212は、図4に示すように、ビントレイ41が2本のヘリカルカム軸44,44と前側板の溝(図示せず)にセットしてあり、ビンリフトモータ47が正逆転すると、タイミングベルトを介してヘリカルカム軸44に伝達させ、ビントレイ41を溝に沿って上昇・下降するようになっている。また、図5に示すように、用紙排出位置におけるヘリカルカム軸44の溝幅が他の部分の溝幅より広くなっている。このようにビントレイ41間の隙間を拡げてあることにより、ステープルオン時、及び用紙排出時、ステープル動作及び用紙排出をスムーズに行える。また、メインスイッチオンのときのビンホーム位置は、プルーフトレイ40が用紙排出位置にくるようにビンホームセンサ48により制御している。その後は、ビン1回転センサ49により制御を行う。
【0019】
ジョガー機構213では、図4及び図5に示すように、通常ジョガー50はホーム位置にあり、本体からの用紙サイズ信号を受けて、定められたパルス数だけジョガーモータ(ステッピングモータ)51を駆動させることで各サイズ位置に移動させている。ジョガー動作は、用紙が入口センサ53を通過後、ジョガーモータ51を正逆転させ、前側板に用紙を押し付けることで行っている。
【0020】
チャックユニット56は、図5及び図6に示すように、ビントレイ41上にてジョガーされた用紙をステープル位置まで挾んで移動し、ステイプルユニット55によるステープル後にはビントレイ41内に戻すようになっている(チャック移動機構214)。チャックユニット56にはチャック駆動モータ57が内蔵されており、ベルト70及びギア71を介して移動カム66を動作させることにより、上側クランプレバー68,69による用紙を挾む動作と、上側クランプレバー68,69を有する移動ユニット64を前後(図6の矢印A方向)に移動させる動作を行っている。ステイプルユニット55は2〜20枚までの用紙にステープル可能になっている(ステープル機構215)。
【0021】
プルーフトレイ40及びビン41には、図4に示すように、用紙有無検知用の切欠き孔63,63…がそれぞれ形成されており、これらの切欠き孔63,63…を光が通過する位置で図5に示すようにビンセンサ受光部42とビンセンサ発光部43が配設されて、用紙有無検知機構216が構成されている。この用紙有無検知機構216により、いずれかのビン41あるいはプルーフトレイ40上に用紙があると、ビンセンサ発光部43の光が用紙によって遮られて用紙があることを検知する。
【0022】
図2は仕分け装置の制御系のブロック図である。
図1に示す仕分け装置118の制御は、CPU201、ROM202、RAM203、シリアルインタフェース204等を内蔵した仕分け制御部210により行われる。
仕分け制御部210により、入紙機構211、ビンリフト機構212、ジョガー機構213、チャック機構214、ステープル機構215、用紙有無検知機構216を動作させる。
仕分け制御部210は、画像形成装置本体とはシリアルI/F204を介して接続されており、シリアル通信により必要な制御データの授受を行う。入紙機構211は、複写用紙のプルーフまたはビントレイ41への排出を行う。ビンリフト機構212はビンの上下動を行う。ジョガー機構213は、画像形成装置本体から受けた用紙サイズに基づき、ジョガープレートを動作させ、用紙揃えを行う。
【0023】
チャック機構214は、ビントレイ41に排出された用紙をステープル位置に移動させる。ステープル機構215は、チャック機構214によりステープル部に送られた用紙をステープルする。そして、用紙有無検知機構216は、プルーフトレイ40とビントレイ41の全てのビンに用紙があるかどうかを検出する。ビントレイ41の用紙の有無の状態が変化した場合、画像形成装置本体にビン有無の信号を送信する。
【0024】
次に、仕分け装置118への用紙排出時の動作について説明する。
画像形成装置本体は、最初に排出するビンへの移動信号を送信し、排出するビンへの移動を行わせる。そしてコピーの最初にモータオンを送信し、用紙の排出ごとに用紙サイズ、排出ビン信号を送信する。また、ソートモード時はソートモード信号を、プルーフモード時はプルーフモード信号を送信する。
仕分け装置118は、ソートモード信号の受信時、ビントレイ41への用紙の排出が完了した場合は、ジョガー機構213により用紙揃えを行う。プルーフモード信号の受信時は、ビントレイ41への用紙排出後の用紙揃えは行わない。また、ソートモード信号受信時であっても、同じビンに異なる用紙幅のサイズの用紙が排出された場合は、用紙の破損を防ぐため用紙揃えを行わない。
【0025】
次に、仕分け装置118への用紙排出時の動作について説明する。
画像形成装置本体は、最初に排出するビンへの移動信号を送信し、排出するビンへの移動を行わせる。そしてコピーの最初にモータオンを送信し、用紙の排出ごとに用紙サイズ、排出ビン信号を送信する。また、ソートモード時はソートモード信号を、プルーフモード時はプルーフモード信号を送信する。
仕分け装置118は、ソートモード信号の受信時、ビントレイ41への用紙の排出が完了した場合は、ジョガー機構213により用紙揃えを行う。プルーフモード信号の受信時は、ビントレイ41への用紙排出後の用紙揃えは行わない。また、ソートモード信号受信時であっても、同じビンに異なる用紙幅のサイズの用紙が排出された場合は、用紙の破損を防ぐため用紙揃えを行わない。
【0026】
図7は自動原稿給紙装置の制御系のブロック図である。
図1に示す自動原稿給紙装置117の制御は、CPU301、ROM302、RAM303、シリアルインタフェース304等を内蔵したADF制御部310により行われる。
ADF制御部310により、呼び出し機構311、給紙・分離機構312、原稿サイズ検知機構313、原稿搬送機構314、原稿反転排紙機構315、原稿セット検知機構316、レジスト検知機構317を動作させる。
ADF制御部310は、画像形成装置本体とはシリアルI/F304を介して接続されており、シリアル通信により必要な制御データの授受を行う。呼び出し機構311は、呼び出しレバー、呼び出しコロにより原稿の呼び出しを行う。給紙・分離機構312は、分離コロ・分離ベルトにより最下部の原稿のみを送り出し、原稿の露光位置までの給送を行う。
原稿サイズ検知機構313は、原稿の長さ及び幅を検知し、用紙サイズの検出を行う。原稿搬送機構314は、搬送ベルトによる原稿搬送を行う。原稿反転排紙機構315は、反転コロ、反転ガイド爪による原稿反転動作を行う。原稿セット検知機構316は、原稿有無の検出を行う。
【0027】
図8は自動原稿給紙装置の機構図である。
ADF117は、搬送モータと排紙モータの2つのDCサーボモータがあり、給紙部と反転、排紙部を独立させている。反転、排紙部には反転機構があり、両面原稿の片面コピーが可能となっている。
原稿を原稿テーブル401にのせ軽く突き当てるまで挿入すると、原稿セット検知402が原稿を検知し、原稿挿入表示が消灯する。ここで、複写機のスタートキーを押すと、呼び出しソレノイド、給紙スプリング電磁クラッチがオンし、次に搬送モータがオンして原稿は給紙される。このとき給紙された原稿は、分離ベルト403、分離コロ404によって最下部の1枚のみ送られる。
分離コロ404を通過した原稿は、レジスト検知(原稿幅検知)405、パルスジェネレータ406、原稿長さ検知407によってそのサイズが検知される。レジスト検知405を原稿後端が通過すると、レジスト検知405はオフし、搬送モータは指定のパルスになるとオフする。これにより搬送ベルト408が停止し、原稿は指定位置に停止する。
【0028】
このとき原稿を一度オーバランさせ、次に搬送モータを逆転させ、原稿を原稿スケールに突き当てて搬送モータを停止させる、原稿突き当てモード(厚紙モード)がある。これは、ADF裏側奥の切り替えスイッチで切り替えができる。また、レジスト検知(原稿幅検知)405、反転排紙検知409は、原稿の停止位置、原稿長さ幅の精度をアップするため、集光タイプの反射型フォトセンサを採用している。
複写機の露光が終了し、複写機より原稿入替信号が入ると、搬送モータ、排紙モータがオンし、原稿の排出及び次原稿の給紙を行う。
両面原稿の場合、原稿は一度コンタクトガラス410上を通過し、反転、排紙部で原稿を反転させ、再びコンタクトガラス410上へ原稿を搬送させる原稿反転機構がある。
符号411は呼び出しレバー、412は呼び出しコロ、413は原稿スケール、414は反転コロ、415は反転切替爪、416は排紙コロを示す。
【0029】
再び図7に戻り、自動原稿給紙装置117は、ADF制御部310により原稿ジャムを検知すると、画像形成装置本体にジャム信号を送信する。また原稿の有無の状態が変化した場合、画像形成装置本体に原稿有無の信号を送信する。
ジャム検知判断は、例えばメイン制御部110からADF制御部310に、原稿給紙指示があってから規定の時間まで(原稿搬送速度と搬送パス長により決定される)にレジスト検知機構317にて原稿有りが検知されない場合(原稿不送りジャム)や、規定時間(原稿サイズに応じた搬送時間長等)が過ぎてもレジスト検知機構317にて原稿有りが検知される場合(停留ジャム)等に行われる。
【0030】
自動原稿給送による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する複写用紙を給紙手段より給紙する給紙制御について説明する。
ADF制御部310は、原稿セット検知機構316により図8の原稿テーブル401上に原稿が有ることを検知すると、原稿有り信号をメイン制御部110に送信する。するとメイン制御部110は、原稿有りの受信により複写動作を開始する。
メイン制御部110は、ADF制御部310に対し原稿給紙動作指示、及び給紙ユニット111に対し給紙動作を行う。ここで多数枚の原稿を短時間で複写するために、原稿をコンタクトガラス410上の所定の位置に停止する前に給紙動作を開始することが行われている。
【0031】
例えば、用紙の収納トレイと感光体ドラムまでの距離が長い場合等は、より短時間で複写動作をするために、感光体ドラムに近い用紙収納トレイより早く給紙動作を行う必要がある。すなわち、原稿セット検知機構で原稿有りが検知された時点で給紙動作を行うこともあり得る。この場合、給紙開始が行われた用紙は搬送パス上に存在することになる。しかし、この用紙に対応している原稿がジャム等になった場合、この先送りされた用紙は無効紙となる。
【0032】
図9は仕分け装置における無効先出し用紙の処理に関する動作フローチャートである。
概要としては、複写動作を開始(S10〜S12)して、原稿ジャムが発生し(S14)、その原稿に対応する転写紙(用紙)の給紙動作が既に行われている場合(S15:転写紙の搬送パス上に転写紙が存在する場合)、“ソータにおける無効先出し転写紙の処理”(S16)を行う。
また、転写紙ジャム(S13:Yes)やジャム原稿に対する先出し転写紙が存在しない場合(S15:No)、通常の異常処理を行う(S17)。ジャムが解除され(S18:Yes)、複写開始要求があれば(S10:Yes)、複写動作が再開される(S12)。
【0033】
なお、ここでの原稿ジャムとは、原稿の給紙動作を開始してから規定の時間までにコンタクトガラス410上(露光位置)に原稿が給送されない場合を示す。具体的には、メイン制御部110からADF制御部310に原稿給紙指示があってから規定の時間まで(原稿搬送速度と搬送パス長により決定される)に、レジスト検知機構317にて原稿有りが検知されない場合(原稿不送りジャム)や、規定時間(原稿サイズに応じた搬送時間長等)が過ぎてもレジスト検知機構317にて原稿有りが検知される場合(停留ジャム)等である。
【0034】
図10は図9のS16の処理内容の第1の例を示すフローチャートである。
複写動作中に自動原稿給紙装置117による原稿ジャムが発生し、給紙された先出し転写紙が無効紙となっている場合、S20にてビントレイ41への排紙口(画像形成装置本体の排紙口と直結している場合は画像形成装置本体の排紙口)にプルーフトレイ40を位置させるべく、現在排紙口にあるビントレイ41からプルーフトレイ40までの距離分ビン移動させるのに要するビン移動時間(tA)を算出する。
プルーフトレイ40へのビン移動時間は、例えば以下のような式で与えられる。
プルーフトレイ40へのビン移動時間(tA)=(モータ立ち上がり時間)+(モータ立ち下がり時間)+(1ビン当たりの移動時間)・(移動ビン数)
また、S21にて、原稿ジャムに対応した無効紙が、無効紙と確定してから仕分け装置118のビントレイ入口のセンサ部に転写紙の先端が到達するまでの時間(tB)を算出する。
【0035】
無効紙と確定した時点とは、例えば、通常画像形成装置本体から仕分け装置118に、本体側のシリアルI/F105から仕分け装置のシリアルI/F204を介して転写紙の排出ビン番号指示を出す時点を無効紙情報を送信する時点とすれば、画像形成装置本体と仕分け装置118間で決められたビントレイ入口から上流側に遡った地点(具体的には定着排紙地点や排紙部地点)に転写紙が到達した時点となる。
【0036】
よって、無効紙と確定してから仕分け装置118のビントレイ入口に転写紙の先端が到達するまでの時間(tB)は、例えば以下のように表される。
tB=(ビントレイ入口センサ53と無効紙確定時点とのレイアウト差)/(転写紙の搬送スピード)
そして、S22にてtA<tBの場合、無効紙がビントレイ41に排出される前にプルーフトレイ40へのビン移動が完了可能なので、S23にてプルーフトレイ40へのビン移動処理を行う。
一方、tA<tBが満たされない場合、無効紙がビントレイ41に排出される前にプルーフトレイ40へのビン移動が完了できないので、ビン移動は行わず、無効紙がビントレイ41に排出されて、有効紙が無効紙に混在していることを示すため、操作部119のメッセージエリアに無効紙が排出された旨を示す警告表示を行う(S24)。
【0037】
このような実施の形態にあっては、上下動可能な複数のビントレイ41を有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイ41へ用紙を収納し、複数のビントレイ41のうち最上位ビントレイ41を割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイ40とした仕分け装置118と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙装置117と、自動原稿給紙装置117による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段(メイン制御部110)とを備えた画像形成装置において、仕分け装置118の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置からプルーフトレイ40へ移動させる第1のビン移動手段と、第1のビン移動手段により現在のビン位置からプルーフトレイ40へのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段(メイン制御部110)と、ビン移動時間算出手段(メイン制御部110)により算出されたビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)とを備えたため、従来の仕分け装置では、プルーフトレイ40も他の仕分け・丁合用のビントレイ41と一緒に上下移動して、無効紙が発生した場合もビントレイ41に排出され無効紙が混在していたが、ジャム解除しコピーを再開した場合、コピー終了後にできあがった複写用紙に無効紙が混じることを防止することができる。
【0038】
また、複写動作中、自動原稿給紙装置117による原稿ジャムが発生し、給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tA<到達時間tB、であると判断された場合、第1のビン移動手段により、画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置からプルーフトレイ40へビン移動させ無効紙をプルーフトレイ40へ排出処理する制御手段を有する。
ところで、自動原稿給紙手段による原稿の給送完了に先立って給送される原稿に対する複写用紙を給紙するような画像形成の場合、原稿ジャム(不送り、規定のタイミングで原稿搬送されていない場合等)が発生すると無効紙が発生し(先送り転写紙に対し対応する原稿の画像が正しく画像形成されない)、従来の仕分け装置では、プルーフトレイ40も他の仕分け・丁合用のビントレイ41と一緒に上下移動しているので、無効紙も現在使用しているビンに排出してしまう構成となっている。
しかし、仕分け装置が非ソート用や無効紙が発生した場合に無効紙がソートビン上に排出しないように貫通センサではシートを検知しないソートビンと異なる別のトレイ(プルーフトレイ40)を設けている場合、無効紙がソートビン上で混在することはない(仕分け装置中にソートビンとプルーフトレイ40排出先を切り替えるために搬送経路を切り替える切り替え爪が有り、無効紙が確定すると切り替え爪を動作させ無効紙をプルーフトレイ40へ排出させる構成となっているため)。
そこで、本実施の形態の仕分け装置118の構成でも、プルーフトレイ40へビン移動が移動時間的に可能な場合、プルーフトレイ40へビン移動させて無効紙をプルーフトレイ40へ排出されるようにしたので、無効紙の混載を防ぐコピー終了後にできあがった複写用紙に無効紙が混じることを防止できる。
【0039】
また、ビントレイ41に無効紙と有効紙が混在する場合、警告手段によりその旨警告を行うようにした。前述したような構成、即ち、複写動作中、自動原稿給紙装置117による原稿ジャムが発生し、給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tA<到達時間tB、であると判断された場合、第1のビン移動手段により、画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置からプルーフトレイ40へビン移動させ無効紙をプルーフトレイ40へ排出処理する制御手段(メイン制御部110)を有する構成では、原稿の切り替えがリピートの最初(即ちソートモードにおける最初のビントレイ41または最終ビン)で原稿ジャムが発生し、無効紙が生じる場合に有効である。しかし、本体ジャムが発生し原稿を戻しての(原稿の原稿送り装置への再セット)ジャムリカバリを行うと、前記処理では救える可能性が低くなる。そこで、用紙の混載を防止するために前記処理においてもビントレイ41で有効紙と無効紙が混載する場合は、警告し、より確実にビントレイ41に無効紙が混載することを防止できる。
【0040】
図11は図9のS16の処理内容の第2の例を示すフローチャートである。
図10との違いは、S34からS39の処理である。具体的には、原稿ジャムによる無効紙発生時、無効紙排出のためのプルーフトレイ40へのビン移動が間に合わなくても別の方法によって回避しようとするものである。
S30からS33に関しては図10のS20からS23と同じなので説明を省略する。S32にてtA<tBでない場合、すなわち無効紙がビントレイ41に排出される前にプルーフトレイ40へのビン移動が完了出来ないので、プルーフトレイ40を排紙部に位置させるためのビン移動は行わない。
【0041】
従って、無効紙がビントレイ41に排出されることになるが、このとき、有効紙と無効紙が混在することを防ぐため、以下のような処理を実施する。例えば、現在のモードがソートモードであれば(S34:Yes)原稿に対し置数分のリピートコピーが実行され、このジョブで置数分のビントレイ41を使用してソート(仕分け)が行われる。
そこでもし、(置数データ)<(仕分け装置の搭載ビントレイ数)なら、使用可能な余分なビントレイ41が存在していることになる。そこでこのような場合、空きビントレイ41を排紙口に移動すべく、ビン移動可能ならこのビントレイ41に無効紙を排出して、無効紙と有効紙が同一ビントレイ41で混在するのを防止するようにする。
具体的には、S35にて空きビントレイ41が存在するかの判定が行われ、存在しないなら、S39にて無効紙がビントレイ41(空きビントレイでないビントレイ)に排出され、有効紙が無効紙に混在していることを示すため、メッセージエリアに無効紙が排出された旨を示す警告表示を行う。このメッセージは、プルーフトレイ40にも空きビントレイ41にもビン移動が間に合わない場合にも警告表示される。
【0042】
一方、S35にて空きビントレイ41が存在するならば、画像形成装置本体からの排紙口位置にこの空きビントレイ41を移動させるのに要するビン移動時間(tC)を算出する(S36)。空きビントレイ41へのビン移動時間は、例えば以下のような式で与えられる。
空きビントレイ41へのビン移動時間(tC)=(モータ立ち上がり時間)+(モータ立ち下がり時間)+(1ビン当たりの移動時間)・(移動ビン数)
そして、空きビントレイ41への移動が間に合うならば(S37:Yes)、無効紙がビントレイ41に排出される前に空きビントレイ41へのビン移動が完了可能なので、S38にて空きビントレイ41へのビン移動処理を行う。
具体的には、ソートモード、置数3にて第3ビン目で原稿ジャムが発生した場合で、プルーフトレイ40、ジョブの最終ビントレイ41以降のビントレイ41である第4ビンのいずれも無効紙到達前に排紙口に移動可能であるとする。ここでもし、最小ビン移動時間となる移動方法を選択すると、第4ビン目に移動し、無効紙を排出する。しかし、双方とも移動可能である場合は、プルーフトレイ40への無効紙排出を選択した方が無効紙除去のための操作においては操作性がよい。
【0043】
このような実施の形態にあっては、上下動可能な複数のビントレイ41を有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイ41へ用紙を収納し、複数のビントレイ41のうち最上位ビントレイ41を割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイ40とした仕分け装置118と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙装置117と、自動原稿給紙装置117による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段(メイン制御部110)とを備えた画像形成装置において、仕分け装置118の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置からプルーフトレイ40へ移動させる第1のビン移動手段と、仕分け装置118の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイ41へビン移動させる第2のビン移動手段と、第1のビン移動手段により現在のビン位置からプルーフトレイ40へのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段(メイン制御部110)と、第2のビン移動手段により現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイ41へのビン移動時間tCを算出する第2のビン移動時間算出手段(メイン制御部110)と、第1のビン移動時間算出手段(メイン制御部110)により算出されたビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの到達時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)と、第2のビン移動時間算出手段により算出されたビン移動時間tCと、到達時間tBとを比較する第2の所要時間比較手段(メイン制御部110)とを備えた。
ところで、プルーフトレイ40も他の仕分け・丁合用のビントレイ41と一緒に上下移動している仕分け装置では、無効紙が発生した場合もビントレイ41に排出され無効紙が混在するが、そこで、プルーフトレイ40へのビン移動時間が短い場合プルーフトレイ40へ排出させる構成を前記実施の形態において示した。
そして、本実施の形態にあっては、この他にも無効紙排出に使用可能なビントレイ41が存在する場合、そのトレイに無効紙を排出するようにし、無効紙の混載を防止することができる。
【0044】
また、複写動作中、自動原稿給紙装置117による原稿ジャムが発生し、給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tA<到達時間tB、でないと判断された場合であり、現在実行ジョブにおける仕分け装置118の使用予定ビントレイ41以外に使用可能なビントレイ41が存在する場合、第2の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tC<到達時間tB、であると判断された場合、第2のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置から使用予定以外の使用可能なビントレイ41へビン移動させ無効紙を当該ビントレイ41へ排出処理する制御手段(メイン制御部110)を有するため、更に無効紙排出に関してプルーフトレイ排出が不可能な場合、ジョブの使用しているビントレイ41以外のビントレイ41への無効紙排出の可能性を確認するようにしている。これにより他にも無効紙排出に使用可能なビントレイ41が存在する場合、そのトレイに無効紙を排出するようにし、無効紙の混載を防止するようにしている。
【0045】
また、複写動作中、自動原稿給紙装置117による原稿ジャムが発生し、給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、第1の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tA<到達時間tB、であると判断された場合であり、更に現在実行ジョブにおける仕分け装置118の使用予定ビントレイ41以外に使用可能なビントレイ41が存在する場合、第2の所要時間比較手段(メイン制御部110)により、ビン移動時間tC<到達時間tB、であると判断された場合、第1のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置からプルーフトレイ40へビン移動させ無効紙をプルーフトレイ40へ排出処理する制御手段(メイン制御部110)を有するため、更に無効紙排出に関して、プルーフトレイ排出か、またジョブの使用しているビントレイ41外のビントレイ41への無効紙排出可能な場合、優先的にプルーフトレイ40を無効紙排出用にしており、空きビントレイ41を有効利用すると共に、オペレータの無効紙除去時の混乱を最小限にすることができ操作性の向上となる。
【0046】
また、ジョブの使用予定以外の使用可能なビントレイ41が、ジョブ使用予定の最終ビントレイ41以降のビントレイ41であるため、仕分け装置118のカレントジョブにおけるビン使用状況および設置ビントレイ数に応じた的確な制御を行なえる。
つまり、ソートモードにおいては原稿切り替えタイミング(原稿ジャムが発生するタイミング)は、置数8のソートモードでは第1ビン目と8ビン目にて原稿ジャムが発生する。ところで、前記実施の形態では第1ビン目で原稿ジャムによる無効紙発生をプルーフトレイ40へ排出させることができるが、前記実施の形態における構成および動作では第8ビン目での原稿ジャムによる無効紙が発生して場合、ビンをプルーフトレイ40に移動して無効紙を排出することは時間的に難しくなる虞れがある。
そこで、このような場合、前述したようにジョブの使用している最終ビン以降に無効紙を排出するようにしているので、ジャム解除しコピーを再開した場合、コピー終了後にできあがった複写用紙に無効紙が混じることを防止することができる。
【0047】
また、本実施の形態でも、本体ジャムが発生し、原稿を戻しての(原稿の原稿送り装置への再セット)ジャムリカバリを行うと、無効紙の混在を防止し切れない場合が生じるので、ビントレイ41に有効紙と無効紙が混在する場合は警告することで、オペレータに注意を促すことができる。
【0048】
また、このように無効紙排出に関して、まずプルーフトレイ排出の可能性を確認後、ジョブの使用している最終ビントレイ41への移動の可能性を確認するようにしているので、双方に移動可能な場合に優先的にプルーフトレイ40に無効紙を排出することになり、空きビントレイ41を有効利用すると共に、オペレータの無効紙除去時の混乱を最小限にすることができる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、原稿ジャムにより、先出しされた用紙が無効紙となってしまった場合、この無効紙がビントレイ入口に到達する前にプルーフトレイを排紙口に移動させることができるようであれば、プルーフトレイを排紙口に移動させてこの無効紙をプルーフトレイに排出させるようにしたので、仕分け、丁合い用のビントレイに無効紙と有効紙が混じるのを防止することができる。
【0050】
請求項記載の発明によれば、原稿ジャムにより、先出しされた用紙が無効紙となってしまった場合、この無効紙がビントレイ入口に到達する前に余剰ビントレイを排紙口に移動させることができるようであれば、余剰ビントレイを排紙口に移動させてこの無効紙を余剰ビントレイに排出させるようにしたので、仕分け、丁合い用のビントレイに無効紙と有効紙が混じるのを防止することができる。
【0051】
請求項記載の発明によれば、無効紙をプルーフトレイに排出することができる場合、余剰トレイにも排出できる状態であってもプルーフトレイを優先することで、空きビントレイを有効利用すると共に、オペレータの無効紙除去時の混乱を最小限にすることができ、操作性の向上となる。具体的には、ソートモード、置数3にて第3ビン目で原稿ジャムが発生した場合で、プルーフトレイ、ジョブの最終ビントレイ以降のビントレイである第4ビンのいずれも無効紙到達前に排紙口に移動可能であるとする。ここでもし、最小ビン移動時間となる移動方法を選択すると、第4ビン目に移動し、無効紙を排出する。しかし、双方とも移動可能である場合は、プルーフトレイへの無効紙排出を選択した方が無効紙除去のための操作においては操作性がよい。
【0052】
請求項記載の発明によれば、ジョブの使用している最終ビントレイ以降に無効紙を排出するようにしているので、ジャム解除し、コピーを再開した場合、コピー終了後に出来上がった用紙に無効紙が混じるのを防止することができる。
【0053】
請求項記載の発明によれば、本体ジャムが発生し、原稿を戻しての(原稿の原稿送り装置への再セット)ジャムリカバリを行うと、無効紙の混在を防止し切れない場合が生じるので、ビントレイに有効紙と無効紙が混在する場合は警告することで、オペレータに注意を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系のブロック図である。
【図2】仕分け装置の制御系のブロック図である。
【図3】仕分け装置の電装系を示す透視斜視図である。
【図4】仕分け装置の駆動系を示す透視斜視図である。
【図5】仕分け装置の正面構成図である。
【図6】チャックユニットを示す正面構成図である。
【図7】自動原稿給紙装置の制御系のブロック図である。
【図8】自動原稿給紙装置の機構図である。
【図9】仕分け装置における無効先出し用紙の処理に関する動作フローチャートである。
【図10】図9のS16の処理内容の第1の例を示すフローチャートである。
【図11】図9のS16の処理内容の第2の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
40 プルーフトレイ
41 ビントレイ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 不揮発RAM
105 シリアルI/F
110 メイン制御部
111 給紙ユニット
112 両面ユニット
113 各種交流負荷
114 各種直流負荷
115 用紙サイズ検知センサ
116 各種センサ
117 自動原稿給紙装置
118 仕分け装置
119 操作部

Claims (5)

  1. 上下動可能な複数のビントレイを有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイへ用紙を収納し、複数のビントレイのうち最上位ビントレイを割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイとした仕分け装置と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙手段と、前記自動原稿給紙手段による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへ移動させる第1のビン移動手段と、
    前記第1のビン移動手段により現在のビン位置から前記プルーフトレイへのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段と、
    前記ビン移動時間算出手段により算出された前記ビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段とを備え
    複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、
    前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、
    であると判断された場合、
    前記第1のビン移動手段により、画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへビン移動させ無効紙を前記プルーフトレイへ排出処理する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上下動可能な複数のビントレイを有するビンユニットを上下させて画像形成装置の排紙口に面したビントレイへ用紙を収納し、複数のビントレイのうち最上位ビントレイを割込みジョブや非仕分け・非丁合時に排出するためのプルーフトレイとした仕分け装置と、原稿を露光位置に給送する自動原稿給紙手段と、前記自動原稿給紙手段による原稿の給送完了に先立って、給送される原稿に対する用紙を給紙手段より給紙する給紙制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から前記プルーフトレイへ移動させる第1のビン移動手段と、
    前記仕分け装置の画像形成装置からの排紙口を現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイへビン移動させる第2のビン移動手段と、
    前記第1のビン移動手段により現在のビン位置から前記プルーフトレイへのビン移動時間tAを算出する第1のビン移動時間算出手段と、
    前記第2のビン移動手段により現在のビン位置から、ジョブ使用予定以外の使用可能なビントレイへのビン移動時間tCを算出する第2のビン移動時間算出手段と、
    前記第1のビン移動時間算出手段により算出された前記ビン移動時間tAと、用紙が排紙信号を受けてからビントレイ入口に到達するまでの到達時間tBとを比較する第1の所要時間比較手段と、
    前記第2のビン移動時間算出手段により算出されたビン移動時間tCと、前記到達時間tBとを比較する第2の所要時間比較手段とを備え
    複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、
    前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、
    でないと判断された場合であり、現在実行ジョブにおける前記仕分け装置の使用予定ビントレイ以外に使用可能なビントレイが存在する場合、前記第2の所要時間比較手段により、
    前記ビン移動時間tC<前記到達時間tB、
    であると判断された場合、
    前記第2のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置から使用予定以外の使用可能なビントレイへビン移動させ無効紙を当該ビントレイへ排出処理する制 御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項記載において、
    複写動作中、自動原稿給紙手段による原稿ジャムが発生し、前記給紙手段により給紙された先出しした用紙が無効紙となって、前記第1の所要時間比較手段により、
    前記ビン移動時間tA<前記到達時間tB、
    であると判断された場合であり、更に現在実行ジョブにおける前記仕分け装置の使用予定ビントレイ以外に使用可能なビントレイが存在する場合、前記第2の所要時間比較手段により、
    前記ビン移動時間tC<前記到達時間tB、
    であると判断された場合、前記第1のビン移動手段により画像形成装置の排紙口位置を現在のビン位置から前記プルーフトレイへビン移動させ無効紙を前記プルーフトレイへ排出処理する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2、3のいずれか1項記載において、ジョブの使用予定以外の使用可能なビントレイが、ジョブ使用予定の最終ビントレイ以降のビントレイであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1,2,3のいずれか1項記載において、本体ジャムが発生し、原稿を戻してのジャムリカバリを行うと、前記使用予定以外の使用可能なプルーフトレイもしくはビントレイの移動が間に合わずに無効紙を排出できないとき、無効紙を有効紙の排出されている前記ビントレイに排出して無効紙と有効紙が混在する場合、警告手段によりその旨警告を行うことを特徴とする画像形成装置。
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