JP2000219376A - シート積載装置 - Google Patents

シート積載装置

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JP2000219376A
JP2000219376A JP11021674A JP2167499A JP2000219376A JP 2000219376 A JP2000219376 A JP 2000219376A JP 11021674 A JP11021674 A JP 11021674A JP 2167499 A JP2167499 A JP 2167499A JP 2000219376 A JP2000219376 A JP 2000219376A
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stacking
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Yoshinori Isobe
義紀 磯部
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタックトレイ411の積載面と排紙位置の
距離を最適な距離よりも短くならないようにする。 【解決手段】 スタックトレイ411へシートが排出さ
れたことに応じて、センサS10によりシートの上面が
所定の高さに位置したことを検知するまでスタックトレ
イ411を下降させ、その後所定量上昇させる。スタッ
クトレイ411の下降中に下限に達したことをセンサS
12が検知したことに応じて、スタックトレイ411の
下降動作を停止させ、スタックトレイ411の上昇動作
を行わせないよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載手段を昇降す
ることが可能なシート積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置から排出
されたシートに対し綴じ処理を行って、それをスタック
トレイに積載するフィニッシャがある。フィニッシャは
画像形成装置から排出されたシートを中間処理トレイに
積載し、中間処理トレイに1束分のシートが積載された
時点で、ステープラユニットにより中間処理トレイ上の
シートに対しステープル処理する。中間処理トレイのシ
ート束は束排出ローラ又は束排出ベルトなどによりスタ
ックトレイに排出する。スタックトレイにシート束が排
出される毎にスタックトレイを下降させ、センサがスタ
ックトレイ上のシートの上面を検知したら、所定量スタ
ックトレイを上昇させる。これにより、スタックトレイ
上に積載されたシートの上面が束排出に適した高さにな
るように制御できる。
【0003】このような従来のフィニッシャを更に小型
化するために、中間処理トレイを短くすることが考えら
れている。中間処理トレイを短くするにあたって、中間
処理トレイにラージサイズシートを排出するときにスタ
ックトレイの積載面でシートをすくうような状態にする
構成が考えられる。この場合、スタックトレイの積載面
と中間処理トレイとの距離が近すぎると、中間処理トレ
イへ排出中にスタックトレイの積載面が排出を妨害して
シートジャムが発生してしまう恐れがある。従って、ス
タックトレイの積載面と中間処理トレイとの距離は適切
な距離にしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
制御を行おうとすると、スタックトレイの下降中に下限
に達するときは、センサがシートの上面を検知する前で
あるため、下限に達した後の上昇量を上記所定量にして
しまうと、シートの上面と中間処理トレイとの距離が近
くなりすぎてしまい、中間処理トレイへ排出するときに
シートジャムが発生する可能性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
め、本発明は、排出されたシートを積載する昇降可能な
積載手段と、前記積載手段に積載されたシートの上面が
所定の高さに位置したことを検知する第1の検知手段
と、前記積載手段を昇降させる昇降手段と、前記積載手
段へシートが排出されたことに応じて、前記第1の検知
手段によりシートの上面が所定の高さに位置したことを
検知するまで前記積載手段を下降させ、その後前記積載
手段を所定量上昇させるよう前記昇降手段を制御する制
御手段と、前記積載手段が下限に達したことを検知する
第2の検知手段と、を有し、前記制御手段は、前記積載
手段の下降中に、前記第1の検知手段がシートの上面を
検知する前に前記検知手段が下限に達したことを検知し
たことに応じて、前記積載手段の下降動作を停止させ、
前記積載手段の上昇動作を行わせないよう前記昇降手段
を制御することを特徴とするシート積載装置を提供する
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本実施形態のシート処理装置は画
像形成装置に装着されており、画像形成装置から排出さ
れるシートの処理を行う。まず、画像形成装置本体につ
いて説明する。図1は画像形成装置及びシート処理装置
の構成を示す図である。画像形成装置はイメージリーダ
200とプリンタ300から構成され、イメージリーダ
200には原稿給送装置100が装着されている。原稿
給送装置100は、上向きにセットされた原稿を上分離
して、先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲し
たパスを介してプラテンガラス102上へ搬送し、原稿
を読み取った後に排紙トレイ112へ排出する。スキャ
ナユニット104のランプ103の光が原稿に照射さ
れ、その原稿からの反射光がミラー105、106、1
07、レンズ108を介してイメージセンサ109に導
かれることにより読み取りが行われる。
【0007】イメージセンサ109により読み取った原
稿の画像は画像処理が施されて露光制御部110へ送ら
れる。露光制御部110は画像信号に応じたレーザ光を
出力する。このレーザ光は感光ドラム111に照射さ
れ、感光ドラム111上に静電潜像が形成される。感光
ドラム111上の静電潜像は現像器113により現像さ
れ、感光ドラム111上の現像剤はカセット114、1
15、手差し給紙部125、両面搬送パス124のいず
れかから給送されたシートに転写部116で転写され
る。
【0008】現像剤が転写されたシートは定着部117
で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過し
たシートはフラッパ121により一旦パス122に導
き、シートの後端がフラッパ121を抜けた後にシート
をスイッチバックさせてフラッパ121により排出ロー
ラ118へ導く。これにより、現像剤が転写された面を
下向きの状態(フェイスダウン)で排出ローラ118に
よりプリンタ300から排出される。これを反転排紙と
称する。フェイスダウンで排出することにより原稿給送
装置100を使用したときやコンピュータから出力され
た画像をプリントするときなどの様に先頭頁から順に画
像形成するときに正しい頁順となる。
【0009】尚、手差し給紙部125からOHPシート
などの硬いシートに画像形成を行うときにはパス122
に導くことなく、現像剤が転写された面を上向きの状態
(フェイスアップ)で排出ローラ118から排出させ
る。また、片面原稿1枚を複写するときや、両面原稿1
枚をシートの両面に複写するとき、片面原稿2枚をシー
トの両面に複写するときはフェイスアップで排出する。
排出ローラ118から排出されたシートはフィニッシャ
400へ送り込まれる。フィニッシャ400では綴じ処
理等を行う。
【0010】又、シートの両面に画像形成する場合に
は、定着部117を通過したシートをフラッパ121に
よりパス122に導き、スイッチバックさせて両面搬送
パス124へ導く。
【0011】原稿の読み取りは図2(a)に示すよう
に、副走査方向に関しては、原稿に向かって右端から左
端方向へ原稿を読み取る。読み取った画像は図2(b)
のようになり、これを図2(c)のように180度回転
した後に、図2(d)のようにシートに画像形成する。
そして図2(e)のように画像形成されたシートを反転
排紙して奥側を綴じ処理する。つまり、画像の左上を綴
じることになる。尚、イメージセンサ109及び露光制
御部110の主走査方向は矢印で示す方向である。
【0012】図3に上述の装置を制御するブロック図を
示す。CPU回路部150はCPUを有し、ROM15
1に格納されているプログラム及び操作部1の設定に従
って、原稿給送装置制御部101、イメージリーダ制御
部201、画像信号制御部202、プリンタ制御部30
1、フィニッシャ制御部401、外部I/F203を司
る。それぞれ、原稿給送装置制御部101は原稿給送装
置100を、イメージリーダ制御部201はイメージリ
ーダ200を、プリンタ制御部301はプリンタ300
を、フィニッシャ制御部401はフィニッシャ400を
制御する。RAM152は制御データを一時的に保持す
る領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられ
る。外部I/F203はコンピュータ204からのイン
ターフェースであり、プリントデータを画像に展開して
画像信号制御部202へ出力する。イメージリーダ制御
部201から画像信号制御部202へはイメージセンサ
109で読み取られた画像が出力され、画像信号制御部
202からプリンタ制御部301へ出力された画像は露
光制御部110へ入力される。
【0013】図4に画像信号制御部202の構成を示
す。画像処理部205では画像の補正処理や操作部1で
設定に応じた編集処理を行う。画像はラインメモリ20
6、ページメモリ207を介してプリンタ制御部301
へ出力される。ハードディスク208はページ順を入れ
替えるときなどに必要に応じて用いられる。
【0014】図5にフィニッシャ400の構成を示す。
プリンタ300から受け取ったシートはパス416を介
して排紙ローラ415へ送り込まれ、排紙ローラ415
は束排紙ベルト421上へ排出する(図20)。束排紙
ベルト421に並行して数ミリ高い位置に低摩擦の中間
処理トレイ(不図示)が設けられており、正確にはシー
トは中間処理トレイ上に載る。紙送りガイド413、4
14は板状の揺動部材であり、自重で垂れ下がってお
り、排紙ローラ415により排出されたシートを下方向
に押さえつける。排出されたシートは斜めに設けられた
中間処理トレイ(束排紙ベルト421)に沿って右下方
向に落下する(図21)。扇形の戻しローラ417は左
回転することにより、戻しローラ417の円弧に設けら
れた摩擦部材が束排紙ベルト421上に排出されたシー
トに当接し、この摩擦部材がシートを右下方向へ移動さ
せ、シートの端部をストッパ板418に突き当てさせる
(図22)。ステープルユニット419は奥側に設けら
れ、束排紙ベルト421上のシートに対してステープル
処理する。束排紙ベルト421の長さがシートの積載に
十分でない場合があるので、中間処理トレイ積載補助板
421Bを束排紙ベルト421に設け、中間処理トレイ
におけるシート積載面の長さを稼いでいる。整合板41
2は手前側と奥側に設けられ、束排紙ベルト421上の
シートを整合する(図23)。また、整合板412によ
りスタックトレイ411上に積載される状態を手前側と
奥側に振り分けるオフセット積載をすることができる
(図24)。
【0015】束排紙ベルト421上のシートは束排紙ベ
ルト421に設けられた束排紙レバー421Aによりス
タックトレイ411上に排出される。束排紙レバー42
1Aは束排紙ベルト421を左回動させることによりシ
ートを左上方向へ押し上げてスタックトレイ411上に
排出する(図25)。尚、束排紙レバー421Aは中間
処理トレイに設けられた切り欠きの中を移動する。スタ
ックトレイ411はシート積載量に応じて昇降する。ま
た、スタックトレイ411上のシートの上面が紙押さえ
レバー420の下側に位置するまでスタックトレイ41
1を下降させた後に上昇させることにより、シートの上
面は紙押さえレバー420により押さえられ、次にスタ
ックトレイ411上に排出されるシートによって左方向
に押し出されることを防止する。
【0016】図6はフィニッシャ400内のセンサ及び
モータを説明する図である。モータM1は排紙ローラ4
15を駆動し、モータM2は戻しローラ417及び束排
紙ベルト421を駆動する。束排紙ベルト421はワン
ウェイクラッチ422を介してモータM2により駆動さ
れる。モータM2が逆転するときは戻しローラ417の
みが左回転し、正転するときは戻しローラ417が右回
転するとともに束排紙ベルト421が左回転する。図7
にこの斜視図を示す。モータが黒い矢印方向に回転する
とき各部は黒い矢印方向に回転し、モータが白い矢印方
向に回転するとき各部は白い矢印方向に回転する。この
ように戻しローラ417と束排紙ベルト421を1つの
モータで駆動するので低コスト化を図ることができる。
【0017】また、センサS3により戻しローラ417
がホームポジションにあるかどうか検知する。また、セ
ンサS2がシートの先端を検知したことに応じて排紙ロ
ーラ415を起動し、後述するタイミングで排紙ローラ
415を減速した後停止する。また、センサS5は束排
紙ベルト421上のシートを検知し、センサS11はス
タックトレイ411上のシートを検知する。また、セン
サS8は束排紙レバー421Aがホームポジションにあ
るかどうか検知する。図6における戻しローラ417、
束排紙レバー421Aの位置がホームポジションであ
る。
【0018】図6における戻しローラ417はシートが
1枚排出される毎にホームポジションを起点として左方
向にちょうど1回転する。戻しローラ417が左回転し
ているときは上述したように束排紙ベルト421は回転
しない。また、束排紙レバー421Aのホームポジショ
ンはストッパ板418よりも少し右側である。但し、こ
のまま束排紙ベルト421上のシートを束排紙しようと
すると、それぞれホームポジションにある戻しローラ4
17と束排紙ベルト421を駆動することになり、戻し
ローラ417と束排紙ベルト421上のシート束とが接
触して束排紙の妨げとなってしまう。そこで、戻しロー
ラ417を左方向に1/8回転した後に、右方向に(1
+1/8)回転することにより、束排紙レバー421A
の後ろに戻しローラ417が追いかけるような位置関係
にする。なおかつ、戻しローラ417を右方向に(1+
1/8)回転したときに束排紙ベルト421が左方向に
1/2回転する関係になっている。図示するように束排
紙ベルト421に2つの束排紙レバー421Aが等間隔
に設けられており、1/2回転することにより再びホー
ムポジションで停止することになる。
【0019】なお、次に束排紙が行われないときに排紙
ローラ415からシートを排出するときには戻しローラ
417を左方向に1回転させるが、次に束排出が行われ
るときに排紙ローラ415からシートを排出するときに
は戻しローラ417を左方向に1回転したときに停止さ
せずにそのまま更に左方向に1/8回転して、上述した
ように右方向に回転させる。これにより束排出の際の処
理時間を短縮することができる。
【0020】また、束排出するときに束排紙ベルト42
1を1/2回転させるが、そのまま1/2回転させると
束排紙レバー421Aがスタックトレイ411に積載さ
れたシート束にぶつかってしまう。なぜなら、スタック
トレイ411は束排紙時のシート束の落下に適した距離
になるような位置に制御されており、この状態でスタッ
クトレイ411に積載されたシート束の上面は束排紙レ
バー421Aの軌道上にかかってしまうのである。そこ
で、束排紙レバー421Aが図8に示す束排紙ベルト4
21の直線部と略平行(不図示の中間処理トレイと略平
行)になったところで束排紙ベルト421(モータM
2)を一時停止させ、スタックトレイ411が下降した
ところで残りの回転を行ってホームポジションで停止す
る。これにより、束排紙レバー421Aがスタックトレ
イ411上のシートを巻き込むことを防止し、かつ束排
紙ベルト421上にシート束の後端が残ってしまうこと
を防止できる。この動作は図11、12のモータM5の
3番目、4番目に行われる*2の逆転時(下降時)にモ
ータM2が一時停止しているものがこれに相当する。つ
まり、図11,12の*16で戻しローラ417は左方
向に(1+1/8)回転し、*17+*18で戻しロー
ラ417は右方向に(1+1/8)回転するとともに束
排紙ベルト421は1/2回転する。
【0021】図9は整合板412の駆動機構を説明する
図である。整合板412Aは手前側に、整合板412B
は奥側に設けられている。また、モータM3は整合板4
12Aを駆動し、モータM4は整合板412Bを駆動す
る。モータが黒い矢印方向に回転するとき各部は黒い矢
印方向に回転し、モータが白い矢印方向に回転するとき
各部は白い矢印方向に回転する。センサS6は整合板4
12Aのホームポジション検知のために、センサS7は
整合板412Bのホームポジション検知のために設けら
れている。ステープルユニット419によりステープル
処理する場合には、整合板412Bは最も奥側にセット
した状態で、シートを整合板412Bに突き当てるべ
く、束排紙ベルト421上にシートが排出される毎に整
合板412Aをシートを押し当てさせる。また、ステー
プル処理せずにオフセット排紙を行う場合には、整合板
412A、412Bのそれぞれをシート幅に応じた距離
にセットした状態で、整合板412A、412Bのいず
れか一方にシートを突き当てるべく、束排紙ベルト42
1上にシートが排出される毎に整合板412A、412
Bのいずれか他方をシートに押し当てさせる。そしてオ
フセット排紙時は束排紙を行う毎に整合板412A、4
12Bの位置を手前側・奥側・手前側・奥側・・・とい
うように交互にシフトさせることにより、スタックトレ
イ411に積載されるシート束は束毎にオフセット(ず
れた)状態になる(図24)。
【0022】尚、オフセット排紙するか否かを画像形成
装置の操作部でユーザが適宜設定できるようになってお
り、この設定内容が画像形成装置からフィニッシャ40
0へ通知されて、これに応じてフィニッシャ400が動
作する。
【0023】ここで、整合板412と戻しローラ417
の駆動のタイミングについて説明する。前述したよう
に、戻しローラ417はシート排出方向にシートを移動
させ、整合板412はシート排出方向に対して直角方向
にシートを移動させるように作用する。このように、戻
しローラ417と整合板412は異なる方向に作用する
ため、両者の動作が重なるとシートに悪影響を及ぼす。
そこで、図11、12のM2(戻しローラ417)の*
16の動作を完了させたところで、M4(整合板41
2)の*14の動作を開始させる。これにより、戻しロ
ーラ417がシートに接触していない状態で整合板41
2を動作させることができ、シートへの悪影響を防止で
きる。
【0024】図10はスタックトレイ411の昇降機構
を説明する図である。モータM5はスタックトレイ41
1を昇降させるとともに紙押さえレバー420を駆動す
る。センサS13はスタックトレイ411が上限に達し
たことを検知し、センサS12はスタックトレイ411
が下限に達したことを検知する。また、フラグ423は
スタックトレイ411上に積載されたシートが当接する
ことにより内側へ押し込まれ、センサS10が押し込ま
れたフラグ423を検知することによりシートの高さを
検知できる。モータが黒い矢印方向に回転するとき各部
は黒い矢印方向に回転し、モータが白い矢印方向に回転
するとき各部は白い矢印方向に回転する。紙押さえレバ
ー420はスタックトレイ411が下降するときはスタ
ックトレイ411から待避し、スタックトレイ411が
上昇するときはスタックトレイ411上空に突出して、
スタックトレイ411上のシートを押さえつける。
【0025】前述したように束排紙時にスタックトレイ
411を下降させるのは、束排紙レバー421Aがスタ
ックトレイ411上のシートに接触しないようにするた
めと、紙押さえレバー420を新たに束排紙されたシー
ト束の上部に位置させるためである。スタックトレイ4
11を下降させた後に上昇させることにより新たに束排
紙されたシート束の上部を紙押さえレバー420により
押さえつけることができる。
【0026】図11に原稿2枚の2部複写を行い、フィ
ニッシャ400でオフセット排紙(綴じ処理なし)を行
った時の各部の動作タイミングチャートを示す。図12
に原稿2枚の2部複写を行い、フィニッシャ400で綴
じ処理を行ったときの各部の動作タイミングチャートを
示す。モータのタイミングチャートの黒帯は正転を、斜
線帯は逆転を示す。*1の数字はハイフンを挟んで左側
が何部目かを右側が原稿何枚目かを示す。*2ではスタ
ックトレイのシート高さを検知するセンサS10がオフ
するまで逆転(下降)する。*3では束排紙レバーのホ
ームポジションを検知するセンサS8がオンするまで正
転し、*4では戻しローラのホームポジションを検知す
るセンサS3がオンするまで逆転する。*5ではスタッ
クトレイのシート高さを検知するセンサS10がオンす
るまで正転(上昇)する。*8では整合板のホームポジ
ションを検知するセンサS6がオンするまで逆転(外側
へ駆動)する。*9では整合板のホームポジションを検
知するセンサS7がオンするまで逆転(外側へ駆動)す
る。*10では整合板412を待機位置まで移動させる
よう正転(内側へ駆動)する。*14,15では整合板
412をシート幅まで内側へ移動させた後に待機位置ま
で復帰させるように逆転及び正転させる。*16では束
排出の際に戻しローラが417とシート束が干渉するの
を防止するために、戻しローラ417がホームポジショ
ンに到達してから引き続き(一時停止することなく)1
/8回転逆転駆動する。*18ではセンサ束排紙レバー
のホームポジションを検知するセンサS8がオンするま
で正転する。*19では戻しローラ417がオフしてか
ら所定時間後にオンする。
【0027】図13にフィニッシャ400における排紙
ローラ415の駆動制御のフローチャートを示す。図6
に示すようにフィニッシャ400をコンパクトに提供し
ようとすると、排紙ローラ415とセンサS2の距離は
短くなる。一方、排紙ローラ415が束排紙ベルト42
1上に排出するときの積載性を考慮すると、シートの排
出中は排紙ローラ415により勢いよく蹴り出し、シー
トの後端が排紙ローラ415を抜ける時点では排紙ロー
ラ415を減速することによってシートが束排紙ベルト
421を飛び越えてしまうことを防止するのが望まし
い。通常、後端を基準に減速する際にはシートの後端を
検知したことに応じて減速する手法が採用されるが、上
記のように排紙ローラ415とセンサS2の距離が短い
場合には、シートが束排紙ベルト421を飛び越えるこ
とを防止できたとしても、積載性を向上させるのには十
分といえない場合がある。そこで、コンパクトなフィニ
ッシャでよりよい積載性を得るために次のような制御を
行う。
【0028】フィニッシャ400(フィニッシャ制御部
401)は画像形成装置(CPU回路部150)からそ
れぞれのシートのサイズ情報を受信している。まず、排
紙ローラ415が排紙するべきシートのサイズが定型サ
イズであるか判別する(S101)。定型サイズである
ときには、センサS2がオン(シートの先端が通過)し
たことに応じて(S102)、排紙ローラ415の駆動
(モータM1)をオンして(S103)、シートサイズ
に応じた量排紙ローラ415を回転させたかどうか判断
する(S104)。モータM1はステップモータであ
り、その回転量はフィニッシャ制御部401が常に管理
している。シートサイズに応じた量回転したことに応じ
て排紙ローラ415を減速させ(S105)、停止させ
る(S106)。ステップS104での回転量は、ステ
ップS106で排紙ローラ415が停止する直前にシー
トの後端が抜けるよう、シートサイズ及び排紙ローラ4
15の減速時間を考慮して設定されている。これによ
り、排出されたシートが束排紙ベルト421上で飛びす
ぎてしまうことがない。
【0029】一方、ステップS101で定型サイズでな
い、すなわちフリーサイズのシートであると判別したと
きには、センサS2がオン(シートの先端が通過)した
ことに応じて(S107)、排紙ローラ415の駆動を
オンする(S108)。そして、センサS2がオフ(シ
ートの後端が通過)したことに応じて(S109)、排
紙ローラ415を減速させ(S110)、停止させる
(S111)。但し、図6に示すセンサS2の位置だ
と、ステップS110で十分に減速される前にシートの
後端が抜けてしまう。このタイミングは積載性としては
十分でないがシートが束排紙ベルト421と飛び越えて
しまうことはない。センサS2をもっと上流側に配置す
れば積載性は向上するが、センサS2はシートジャム検
知にも用いるので上流側に移動させることはできない。
センサS2の位置はそのままでもう一つセンサを増やせ
ばよいがコスト高になってしまう。このように低コスト
で可能な限り性能を向上させるために、パス416には
センサを一つだけ設け、図13のような制御を行ってい
る。
【0030】図14にフィニッシャ400における中間
処理トレイの制御、特に束排紙ベルト421による束排
紙の制御に関するフローチャートを示す。まず、画像形
成動作前の初期動作として束排紙ベルト421(中間ト
レイ)にシートがあるかどうかセンサS5に基づいて判
別する(S121)。束排紙ベルト421上にシートが
ある場合、そのシートが第2原図シートであるかどうか
判別する(S122)。第2原図シートは製図等に用い
られる薄くて腰のないシートである。図1の手差し給紙
部125を使用する設定が画像形成装置側でなされる
と、画像形成装置の操作部の画面が図15(b)の状態
になり、この画面でマテリアルキーを押すと図15
(c)の状態になる。この画面で第2原図キーを押すこ
とにより、手差し給紙部125から第2原図シートが給
送されるとみなされ、画像形成装置からフィニッシャ4
00へシートを渡す際に画像形成装置からフィニッシャ
400にシートに対応づけてマテリアル情報および給紙
部情報を通知する。これによりフィニッシャ400は束
排紙ベルト421上のシートは第2原図シートであるか
どうか判別できる。なお、図15(a)は複写モードに
おける通常待機時の操作部の画面であり、操作部で設定
された画像形成部数などが表示される。
【0031】ステップS122で第2原図シートでない
と判断したときは束排紙ベルト421を駆動して束排紙
して(S123)、画像形成装置にスタンバイ信号を出
力する(S126)。また、第2原図シートであると判
断したときは画像形成装置に中間処理トレイオーバーフ
ロー信号を出力する(S124)。中間処理トレイオー
バーフロー信号を受信した画像形成装置は操作部に「中
間処理トレイのシートを取り除いてください。」と表示
する。そして、束排紙ベルト421(中間トレイ)上か
らシートがなくなるまで待機し(S125)、シートが
なくなると画像形成装置にスタンバイ信号を出力する
(S126)。また、ステップ121で束排紙ベルト4
21上にシートがない場合には画像形成装置にスタンバ
イ信号を出力する(S126)。フィニッシャ400か
らのスタンバイ信号に応じて画像形成装置はシートに画
像形成を開始する。
【0032】ステップS126でスタンバイ信号を出力
した後、変数S、N、Tのそれぞれを0にする(S12
7)。変数S、Nは中間処理トレイに過積載されない様
に監視するための変数である。変数Tは主にOHPシー
トを排出する際にOHPに帯びた静電気によりスタック
トレイ411上のシートに悪影響を及ぼさない様にする
ための変数である。次に、画像形成装置から排出される
シートのマテリアルの種類情報を受信して、第2原図で
あるか否か判別する(S128)。
【0033】ステップS128で第2原図でないと判別
した場合は、以下の処理を行う。画像形成装置から受け
取ったシートを束排紙ベルト421上に排出し(S12
9)、後述する変数Sに対する重み付けカウントを行う
(S130)。そして、次に受け取るシートのサイズ情
報を画像形成装置から受信して、既に束排紙ベルト42
1に積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が
異なるか否か判別する(S131)。両者の幅が異なら
ない場合は、次に現在受け取り中のシートに対する画像
形成ジョブの設定がノンステープルモードであるか否か
判別する(S132)。ノンステープルモードであると
きには、ステップS129で束排紙ベルト421上に排
出したシートが手差し給紙部125から給紙されたもの
であるかどうか判別する(S133)。手差し給紙部1
25から給紙されたシートである場合は変数Tに1加え
て(S134)、変数Tが5になったかどうか判別する
(S135)。変数Tが5になった、すなわち手差し給
紙部125からシートが連続して5枚給送された場合に
は、束排紙ベルト421を駆動して束排紙を行って(S
136)、ジョブが終了していなければ(S156)ス
テップS129へ戻る。なお、ステップS133で手差
し給紙部125から給紙されたシートでない場合には変
数Tを0にして(S137)、後述するステップS13
8へ進む。また、ステップS135で変数Tが5になっ
ていない場合も、後述するステップS138へ進む。
【0034】手差し給紙部125はOHPシートを含む
様々な種類のシートを給紙することができるように設計
されている。OHPシートは通常の紙に比べて静電気を
帯びやすい。従って通常の紙では30枚まとめて束排出
ベルト421からスタックトレイ411へ束排紙しても
スタックトレイ411上のシートに悪影響を及ぼさなか
ったとしても、OHPシートばかりを30枚まとめて束
排紙すると、その重量と静電気の相乗効果によりスタッ
クトレイ411上のシートをずらしてしまう恐れがあ
る。そこで、OHPシートが給紙される可能性のある手
差し給紙部125から給紙されたシートが5枚連続した
ときは、束排紙を行ってそれを防止している。
【0035】ステップS131で束排紙ベルト421に
積載されたシートの幅と次に受け取るシートの幅が異な
る場合は、ステップS136へ進み束排紙を行う。ま
た、ステップS132でノンステープルモードでない、
すなわちステープルモードであるときには、変数Sが6
0以上になったかどうか判別する(S138)。変数S
が60以上でない、すなわち60未満のときには画像形
成装置からのジョブ区切り信号に基づいて区切り目であ
るかどうか判別する(S140)。ジョブの区切り目で
あるときにはステップS136へ進み束排紙する。ま
た、ステップS138で変数Sが60以上であると判別
した場合は現在のステープルを禁止にして(S13
9)、ステップ136へ進み束排紙する。
【0036】一方、ステップS128で第2原図シート
であると判別したときには、画像形成装置から受け取っ
たシートを束排紙ベルト421上に排出し(S14
1)、変数Nに1加える(S142)。そして、変数S
に対する重み付けカウントを行い(S143)、変数N
が15になったかどうか判別する(S144)。変数N
が15になっていない場合は、変数Sが60以上になっ
たかどうか判別する(S145)。変数Sが60以上に
なっていない場合には画像形成装置からのジョブ区切り
信号に基づいて区切り目であるかどうか判別する(S1
46)。ジョブの区切り目でないときにはステップS1
41へ戻る。また、ジョブの区切り目であるときには、
画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー信号を出
力して(S147)、前述したように画像形成装置は中
間処理トレー上のシートを取り除いてもらうよう表示を
行う。
【0037】第2原図シートは腰が弱く、束排紙に適し
ていないので、束排紙は行わずにユーザに中間処理トレ
イから取り除いてもらう。このとき画像形成装置側でこ
れを促すための表示を起動させる信号として中間処理ト
レイオーバーフロー信号を用いている。ステップ147
の後、束排紙ベルト421(中間処理トレイ)上からシ
ートが取り除かれるまで(S148)、画像形成装置に
対して中間処理トレイシート有信号を出力する(S14
9)。中間トレイオーバーフロー信号を受信して、中間
トレイシート有信号を受信している間、画像形成装置は
次の画像形成ジョブを開始しない。
【0038】また、ステップS144で変数Nが15に
なったとき、及びステップS145で変数Sが60以上
となったときは、中間処理トレイが限界の積載量に達し
たとして画像形成装置に中間処理トレイオーバーフロー
信号を出力し(S150)、ステップS148へ進む。
このときも画像形成装置は中間処理トレー上のシートを
取り除いてもらうよう表示を行う。
【0039】なお、ステップS129以降の処理に進ん
だ場合(第2原図以外のシートの場合)には整合板41
2をシートサイズに応じて整合動作させ、戻しローラ4
17を左方向に回転させるが、ステップS141以降の
処理に進んだ場合(第2原図シートの場合)には、シー
ト積載を妨害しない位置に整合板412を待避させて、
整合動作させようにするとともに、戻しローラ417も
駆動しない。第2原図シートを排出したときの束排紙ベ
ルト421上の様子を図26に示す。
【0040】図16はステップS130、S143にお
ける重み付けカウントのフローチャートである。画像形
成装置から受信した各シートのサイズ情報に基づいて、
シート長(搬送方向の長さ)が297mm以下であると
きには(S151)、変数Sに2を加える(S15
2)。また、シート長が297mmより長く、364m
m以下のときには変数Sに3を加える(S154)。ま
た、シート長が364mmより長いときには変数Sに4
を加える(S155)。このようにシート長に応じてカ
ウント値に重み付けを行うことにより、束排紙を行うと
きには束排紙に適した枚数までの中間処理トレイへの積
載を可能にし、束排紙を行わないときには中間処理トレ
イ上でシートが散乱しない程度の積載を可能にしてい
る。
【0041】図17はフィニッシャ400におけるスタ
ックトレイ411の制御のフローチャートである。フィ
ニッシャ400は図11、12に示されるように電源オ
ン後はスタックトレイ用紙高さセンサS10がオン状態
になるように制御される。そして、画像形成装置から受
け取ったシートを束排紙(S161)した後に、スタッ
クトレイ411を下降させ(S162)、スタックトレ
イ411が下限に達したか否かを下限センサS12(図
10参照)により検知する(S163)。スタックトレ
イ411が下限に達していない、すなわち下限センサS
12がオンになっていないときは、高さセンサS10が
オフになった(図18参照)かどうか検知する(S16
4)。高さセンサS10がオフになっていないときはス
テップS162へ戻る。また、ステップ164で高さセ
ンサS10がオフになったときには、高さセンサS10
がオンになる(図19参照)までスタックトレイ411
を上昇させ(S165、166)、高さセンサS10が
オンになってから所定量上昇するまで引き続きスタック
トレイ411を上昇させ(S167、S168)、停止
させる(S169)。尚、スタックトレイ411を昇降
させるモータM5は直流モータであり、直流モータの軸
に設けられたエンコーダからのパルス数を入力すること
により、フィニッシャ制御部401はスタックトレイ4
11の昇降量を監視することができる。
【0042】ステップS163でスタックトレイ411
が下限に達した、すなわち下限センサS12がオンにな
ったときには、スタッカオーバーフロー信号を画像形成
装置へ出力し(S170)、スタックトレイ411の動
作を停止させる(S171)。この信号を受信した画像
形成装置はその操作部に「スタックトレイの紙を取り除
いてください。」と表示する。そして、次の束排紙すべ
きジョブがあるかどうか判別し(S172)、ある場合
は引き続き束排紙を行う(S173)。次の束排紙すべ
きジョブがない場合は、高さセンサS10がオフになる
まで待機し(S174)、オフになったらスタッカオー
バーフロー信号をオフにする(S175)。このよう
に、スタックトレイ411の下降中に下限に達した場合
はステップS165、S167の上昇動作を行わずに、
下限検知時点ですでに停止できない状態になっているジ
ョブ(例えばコンピュータ204から受けたジョブな
ど)に対応したいくつかの束分の束排紙処理を行う。
【0043】ここで、束排紙に適したスタックトレイ4
11の位置について説明する。束排紙ベルト421から
スタックトレイ411上の積載面までの距離が離れすぎ
ていると、スタックトレイ411上ののシート束の積載
性が悪い。また、排紙ローラ415に排出されている間
のシートの先端は図27に示すような軌道をたどるた
め、上記距離が近すぎると、スタックトレイ411の積
載面のうち、傾斜のきつい部分にシートの先端が突き当
てられることになり、排紙ローラ415の搬送中にジャ
ムが発生してしまう恐れがある。従って、ステップS1
62〜S169における下降および上昇制御により、束
排紙ベルト421とスタックトレイ411上の積載面の
距離をジャムになりにくくかつ積載性が良好になる距離
にしている。
【0044】本形態ではスタックトレイ411上のシー
トの上面を高さセンサS10により検知するようにして
いるため、スタックトレイ411の下降中にシート上面
が検知できないと、束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411上の積載面との正確な距離を制御することがで
きなくなる。そこで、束排紙されたシート枚数などから
束の厚さを推測して制御してもよいが、シートの厚さは
さまざまであり、推測したとおりの束の厚さにならない
場合がある。仮に推測よりも厚い束が排出された場合に
は、前述したように束排紙ベルト421とスタックトレ
イ411の積載面の距離が近くなり、ジャムが発生する
可能性が出てくる。このため、スタックトレイ411の
下降中に下限に達すると、ステップS170〜S173
の制御によりスタックトレイ411の上昇動作は行わず
に残りの束排紙を行う。これによって、束排紙ベルト4
21とスタックトレイ411上の積載面との距離が若干
大き目になって、スタックトレイ411上の積載性が悪
くなる可能性があるが、ジャムの発生を防止できるう
え、この時点で束排紙されるシート束は最後のほうの束
なので、多少積載性が悪くても大きな影響がでない。
【0045】なお、フィニッシャ400はコンパクトか
つ低コストなフィニッシャを提供するために、束排紙ベ
ルト421をやや短めにしてある。そして、A4RやA
3サイズ等の長いシートを処理するときには、束排紙ベ
ルト421上に収まらなかった部分をスタッカトレイ4
11上で支えている(図28)。
【0046】また、画像形成装置がステープルモードで
画像形成ジョブを開始するときに、スタックトレイ41
1上にシートが積載されていることがセンサS11によ
り検知されている場合、画像形成装置は操作部に「スタ
ックトレイからシートを取り除いてください。」と表示
する。これは、ステープル処理されたシート束をスタッ
クトレイ411に積載するとステープル部分が重なり合
って積載性があまりよくないため、できるだけスタック
トレイ411にシートが積載されていない状態で画像形
成ジョブを開始したいためである。しかしながら、画像
形成装置は複写モードだけでなくプリンタモードでも使
用されるので、ユーザがその場にいないことも考慮し
て、シートが取り除かれなくても画像形成ジョブ(ステ
ープル処理、束排紙処理も含む)を開始する。
【0047】また、画像形成装置がステープルモードで
連続して30部の画像形成ジョブを完了した時点で、一
旦画像形成ジョブを中断し、操作部に「スタックトレイ
からシートを取り除いてください。」と表示するととも
に、スタックトレイ411からシートが取り除かれてセ
ンサS11がオフになるまでは画像形成ジョブの再開を
待機する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、排出されたシートを積載する昇降可能な積
載手段と、積載手段に積載されたシートの上面が所定の
高さに位置したことを検知する第1の検知手段と、積載
手段を昇降させる昇降手段と、積載手段へシートが排出
されたことに応じて、第1の検知手段によりシートの上
面が所定の高さに位置したことを検知するまで積載手段
を下降させ、その後積載手段を所定量上昇させるよう昇
降手段を制御する制御手段と、積載手段が下限に達した
ことを検知する第2の検知手段と、を有し、制御手段
は、積載手段の下降中に、第1の検知手段がシートの上
面を検知する前に検知手段が下限に達したことを検知し
たことに応じて、積載手段の下降動作を停止させ、積載
手段の上昇動作を行わせないよう昇降手段を制御するの
で、シートの排出位置と積載手段の積載面との距離が最
適距離より長いときよりも短いときのほうがシートに悪
影響を及ぼす場合において、できるだけシートに悪影響
を及ぼさないようにすることができる。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、第2
の積載手段からのシートの束排出に適した制御を行うこ
とができる。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、第2
の積載手段にラージサイズシートを排出するときのジャ
ム発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置及びシート処理装置の構成を示す
図である。
【図2】原稿の読み取りと画像形成の向きを説明する図
である。
【図3】画像形成装置のブロック図である。
【図4】画像信号制御部のブロック図である。
【図5】フィニッシャの構成を示す図である。
【図6】フィニッシャ内のセンサ及びモータを説明する
図である。
【図7】戻しローラ及び束排紙ベルトの斜視図である。
【図8】束排紙レバーの一時停止位置を説明する図であ
る。
【図9】整合板の駆動機構を説明する図である。
【図10】スタックトレイ411の昇降機構を説明する
図である。
【図11】原稿2枚の2部複写を行い、フィニッシャで
オフセット排紙(綴じ処理なし)を行った時の各部の動
作タイミングチャートである。
【図12】原稿2枚の2部複写を行い、フィニッシャで
綴じ処理を行ったときの各部の動作タイミングチャート
を示す。
【図13】フィニッシャにおける排紙ローラの駆動制御
のフローチャートである。
【図14】フィニッシャにおける中間処理トレイの制
御、特に束排紙ベルトによる束排紙の制御に関するフロ
ーチャートである。
【図15】画像形成装置においてマテリアルを設定する
ための画面を説明する図である。
【図16】重み付けカウントのフローチャートである。
【図17】フィニッシャにおけるスタックトレイの制御
のフローチャートである。
【図18】高さセンサの様子を説明する図である。
【図19】高さセンサの様子を説明する図である。
【図20】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図21】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図22】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図23】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図24】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図25】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図26】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図27】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【図28】フィニッシャにおけるシートの様子を示す図
である。
【符号の説明】
400 フィニッシャ 411 スタックトレイ 412 整合板 415 排紙ローラ 417 戻しローラ 419 ステープルユニット 420 紙押さえレバー 421 束排紙ベルト 421A 束排紙レバー 421B 中間処理トレイ積載補助板
フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AB01 BA30 BB02 CB13 DA09 EB40 3F049 DA05 DB04 LA02 LB03 3F054 AA01 AC02 BA02 BD02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されたシートを積載する昇降可能な
    積載手段と、 前記積載手段に積載されたシートの上面が所定の高さに
    位置したことを検知する第1の検知手段と、 前記積載手段を昇降させる昇降手段と、 前記積載手段へシートが排出されたことに応じて、前記
    第1の検知手段によりシートの上面が所定の高さに位置
    したことを検知するまで前記積載手段を下降させ、その
    後前記積載手段を所定量上昇させるよう前記昇降手段を
    制御する制御手段と、 前記積載手段が下限に達したことを検知する第2の検知
    手段と、 を有し、 前記制御手段は、前記積載手段の下降中に、前記第1の
    検知手段がシートの上面を検知する前に前記検知手段が
    下限に達したことを検知したことに応じて、前記積載手
    段の下降動作を停止させ、前記積載手段の上昇動作を行
    わせないよう前記昇降手段を制御することを特徴とする
    シート積載装置。
  2. 【請求項2】 シートを積載する、前記積載手段の上流
    側に設けられた第2の積載手段と、 前記第2の積載手段に積載されたシートを束の状態で前
    記積載手段上へ排出する束排出手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載のシート積載装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検知手段が検知した後に所定
    量上昇させられた前記積載手段の位置は、前記第2の積
    載手段へラージサイズシートを排出するときに、前記積
    載手段の積載面により妨害されない位置であることを特
    徴とする請求項2記載のシート積載装置。
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