JP2003057858A - 電子写真感光体の塗布装置、塗布方法及び電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体の塗布装置、塗布方法及び電子写真感光体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布膜厚むらの発生を抑制することができる
電子写真感光体の塗布装置、塗布方法及び該塗布方法を
用いて製造された電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 円筒状基体を塗布液中に浸漬し、引き上
げて該円筒状基体上に塗布膜を形成する電子写真感光体
の塗布装置において、該塗布装置は塗布液を収容する塗
布槽、該塗布槽上に設けられた溶媒蒸気溜室、該溶媒蒸
気溜室上方に設けられた乾燥フードを有し、該溶媒蒸気
溜室は塗布槽上方全面を覆い、溶媒蒸気溜室とその上の
乾燥フードとの間に、排出口を設けてなることを特徴と
する電子写真感光体の塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体の
塗布装置、塗布方法、該塗布方法で製造された電子写真
感光体に関し、特に電子写真感光体の製造において円筒
状基体の外周面に有機感光層を形成する塗布装置、塗布
方法及び該塗布方法により製造された電子写真感光体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真感光体の感光層を構成す
る光導電材料としては、セレン、硫化カドミウム、酸化
亜鉛等の無機化合物およびポリビニルカルバゾールに代
表される有機化合物が提案されており、また、感光層を
電荷発生層と電荷輸送層とに分離した積層型電子写真感
光体においては、電荷発生材料および電荷輸送材料とし
て、種々の有機化合物が提案され、有機感光体として実
用化されている。従来、このような有機感光体の塗布方
法としては、浸漬塗布法、スプレー塗布法、スピン塗布
法、ビード塗布法、ワイヤーバー塗布法、ブレード塗布
法、ローラー塗布法、押出し塗布法、カーテン塗布法等
の各種塗布方法が知られているが、特に円筒状基体の外
周面に均一な感光層を形成する方法としては、浸漬塗布
法が広く用いられている。
【0003】近年、電子写真感光体が使用される複写
機、プリンター、ファクシミリ等の装置に対しては、小
型化、軽量化の要求が強く、これに伴って電子写真感光
体も年々小径化がはかられている。電子写真感光体、特
に小径の円筒状基体を使用した電子写真感光体を浸漬塗
布法によって製造する方法としては、生産性向上の観点
から、特開平5−88385号公報、特開平6−262
113号公報に記載されているように、複数の円筒状基
体を同時に塗布液に浸漬し、引き上げる多数本同時浸漬
塗布方法が一般的に採用されている。特に、円筒状基体
同士の間隔が狭くなれば、さらに生産性が上がり有利と
なるが、その際に、円筒状基体引上げ時に形成される塗
布膜から発生する溶媒蒸気や、塗布槽液面から発生する
溶媒蒸気の影響により、円筒状基体上に形成される塗布
膜の指触乾燥速度がそれぞれの円筒状基体間、および円
筒状基体一本内で不均一となり、膜厚むらを発生してし
まう。その回避策としては、特開昭59−127049
号公報等に記載されているように、円筒状基体が塗布槽
液面より引き上げられていない時に、液受け槽近傍に外
部よりエアーを送り込み、液受け槽近傍より溶媒蒸気濃
度を事前に低減し、指触乾燥速度を促進させるもの、特
開平3−151号公報等に記載されているように、液受
け槽近傍に溶媒蒸気排出口を設け、ON−OFF機構を
付与した強制排気装置に連結し、塗布槽液面から引上げ
時に円筒状基体周辺の溶媒蒸気濃度を制御するもの等に
より、膜厚むらを抑制することが行われている。
【0004】しかしながら、上記のような技術ではエア
ー供給口近傍や強制排気装置に連結する溶媒蒸気排出口
近辺の円筒状基体の周辺では、溶媒蒸気濃度は低いが、
離れた箇所のそれは高くなり、溶媒蒸気濃度の均一化を
はかることは困難であった。
【0005】即ち、浸漬塗布時において、円筒状基体の
周辺の溶媒蒸気濃度が不均一になるという課題に対する
従来技術での回避策では、未だ十分ではない。即ち上記
のような従来技術では、円筒状基体塗布面の溶媒蒸気濃
度が場所により異なり、塗布面の乾燥ムラを引き起こ
し、その結果塗布膜厚のむらが発生しやすい。
【0006】上記溶媒蒸気濃度の不均一化に対する回避
策として、例えば、特開平8−220786号に示され
た図(図1)のように、リサイクル管8の途中で、且つ
塗布槽6の液面より低い位置に溶媒蒸気排出口12を設
けた塗布装置を用い、比重が空気より重く、飽和蒸気濃
度が比較的低い溶媒を用いて、塗布層液面上の溶媒蒸気
濃度を均一化する方法が提案されている。しかしながら
この方法では、飽和蒸気濃度が低い溶媒を用いることに
より、乾燥速度が遅く成りやすく、指触乾燥(指で触っ
てもべとつかない状態になること)に達するまでに、塗
布膜が流れやすくなり、塗布先端の塗布膜が薄くなる先
頭薄膜が長くなったり、膜厚むらを発生しやすい。特
に、塗布膜厚が厚い電荷輸送層等では先頭薄膜が発生し
やすい傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来の技術における上記のような問題を解決することを目
的としてなされたものである。すなわち、本発明の目的
は、円筒状基体引上げ時に形成される塗布膜から発生す
る溶媒蒸気、および塗布槽液面から蒸発する溶媒蒸気を
円筒状基体周辺で、できるだけ均一に排出し、飽和蒸気
濃度が高い塩化メチレン等の溶媒を用いても、均一に溶
媒を排出でき、且つ乾燥膜厚が10μm以上の電荷輸送
層等を塗布しても膜厚むらが小さく、先頭薄膜が短い電
子写真感光体の塗布装置を提供することにある。本発明
の他の目的は、前記塗布装置を用いて、円筒状基体上に
膜厚むらのない感光層等を形成することができる電子写
真感光体の塗布方法を提供すること、及び該塗布方法を
用いて製造された電子写真感光体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
のような構成により達成される。
【0009】1.円筒状基体を塗布液中に浸漬し、引き
上げて該円筒状基体上に塗布膜を形成する電子写真感光
体の塗布装置において、該塗布装置は塗布液を収容する
塗布槽、該塗布槽上に設けられた溶媒蒸気溜室、該溶媒
蒸気溜室上方に設けられた乾燥フードを有し、該溶媒蒸
気溜室は塗布槽上方全面を覆い、溶媒蒸気溜室とその上
の乾燥フードとの間に、排出口を設けてなることを特徴
とする電子写真感光体の塗布装置。
【0010】2.前記排出口の間隙幅が0.1〜10m
mであることを特徴とする前記1に記載の電子写真感光
体の塗布装置。
【0011】3.前記排出口が乾燥フード周囲長の50
〜100%の開口比で形成されていることを特徴とする
前記2に記載の電子写真感光体の塗布装置。
【0012】4.前記溶媒蒸気溜室にはリサイクル管が
接続しており、オーバーフローする塗布液をリサイクル
管で回収して循環させることを特徴とする前記1〜3の
いずれか1項に記載の電子写真感光体の塗布装置。
【0013】5.前記1〜4のいずれか1項に記載の電
子写真感光体の塗布装置を用いた電子写真感光体の塗布
方法において、前記排出口より溶媒蒸気を排出させなが
ら、円筒状基体上に塗布膜を形成することを特徴とする
電子写真感光体の塗布方法。
【0014】6.円筒状基体に塗布膜厚が30〜300
μmに成るように浸漬塗布を行うことを特徴とする前記
5に記載の電子写真感光体の塗布方法。
【0015】7.前記塗布液の溶媒として飽和蒸気圧
(24℃)が6.5〜80kPaの溶媒を用いることを
特徴とする前記5又は6に記載の電子写真感光体の塗布
方法。
【0016】8.複数の円筒状基体を同時に塗布液中に
浸漬し、引上げて塗布層を形成することを特徴とする前
記5〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体の塗布
方法。
【0017】9.塗布液が電荷輸送層形成用塗布液であ
ることを特徴とする前記5〜8のいずれか1項に記載の
電子写真感光体の塗布方法。
【0018】10.前記5〜9のいずれか1項に記載の
電子写真感光体の塗布方法を用いて製造されたことを特
徴とする電子写真感光体。
【0019】以下、本発明を詳細に説明する。即ち、円
筒状基体を塗布液中に浸漬し、引き上げて該円筒状基体
上に塗布膜を形成する電子写真感光体の塗布装置におい
て、該塗布装置は塗布液を収容する塗布槽、該塗布槽上
に設けられた溶媒蒸気溜室、該溶媒蒸気溜室上方に設け
られた乾燥フードを有し、該溶媒蒸気溜室は塗布槽上方
全面を覆い、溶媒蒸気溜室とその上の乾燥フードとの間
に、排出口を設けてなることを特徴とする。
【0020】又、本発明の電子写真感光体の塗布方法
は、上記の電子写真感光体の塗布装置を用いた電子写真
感光体の塗布方法において、前記排出口より溶媒蒸気を
排出させながら、円筒状基体上に塗布膜を形成すること
を特徴とする。
【0021】又、本発明の電子写真感光体は上記電子写
真感光体の塗布方法を用いて製造されることを特徴とす
る。
【0022】本発明における塗布方法は、塗布槽の上に
設置される乾燥フードを溶媒蒸気溜室と乾燥フードに分
離し、且つ溶媒蒸気溜室と乾燥フードの間に排気口を設
けた塗布装置を用い、該排気口から溶媒蒸気を排出させ
ることにより、溶媒蒸気溜室全体の溶媒蒸気濃度を均一
にし、塗布直後の溶媒蒸気濃度を基体間、或いは基体の
円周方向による差をなくすことにより、膜厚むらを小さ
くする事が出来る。特に塩化メチレン等の飽和蒸気濃度
が大きい溶媒を用いた場合でも、膜厚むらの発生が小さ
くなり、且つ先頭薄膜の長さを短くすることが出来る。
即ち、溶媒蒸気溜室の真上に排出口を設けることによ
り、溶媒蒸気の排出が容易となり、塗布直後の大量の溶
媒蒸気を排出できる。又、円筒状基体の周辺から均一に
溶媒蒸気を排出出来るため、1本の塗布装置において
も、多数本の塗布装置においても溶媒蒸気溜室中の溶媒
濃度を全体に均一状態に保ちながら溶媒を系外に排出で
きる。その結果、塗布膜厚(塗布直後の溶媒を含んだ塗
布液膜厚)が30〜300μmの広い範囲で膜厚むらを
小さくでき、且つ先頭薄膜を短くすることが出来る。
【0023】又、飽和蒸気圧が6.5〜80kPaの広
い範囲から溶媒を選択しても、膜厚むら及び先頭薄膜を
短くする改良効果を持続することが出来る。
【0024】ここにおいて、先頭薄膜とは塗布直後の塗
布膜が重力の影響を受けて流下し、塗布先端部におい
て、膜厚が薄くなる現象を意味し、塗布膜厚が厚く、乾
燥速度が遅い電荷輸送層等で発生しやすい。図4に電荷
輸送層を塗布した感光体の膜厚プロフィールを示した。
aが先頭薄膜部を示す。
【0025】また、本発明は、有機感光体の下引き層、
電荷発生層、電荷輸送層等の形成に好適に適用すること
ができる。特に塗布膜厚が100μmを超え、膜厚むら
や先頭薄膜の発生が大きい電荷輸送層に本発明の塗布方
法を適用すると好結果が得られる。また、本発明は、複
数の円筒状基体の外周面に同時に塗布膜を形成させる多
数本同時塗布に特に有効である。その際、塗布槽に配列
する複数本の円筒状基体が均一な溶媒蒸気排出効果を上
げるために、各円筒状基体の配置構成がそれぞれ等しい
条件となるような塗布槽が好ましい。即ち、図5に示す
ような4本同時塗布の円筒状の塗布槽が好ましく、5本
以上の塗布装置では互いに隣接する円筒状基体の距離が
等しくなるように配置するのが好ましい。
【0026】図2は、本発明の1本取り浸漬塗布装置の
一例の概略構成を示すものであり、円筒状基体9は塗布
槽6で浸漬塗布をされた後、塗布槽から引き上げの途中
にある。本発明において円筒状基体は塗布槽から引き上
げられると、溶媒蒸気溜室11に入り、ここで塗布膜が
大量の溶媒蒸気を放出し、次の乾燥フード14に送られ
指触乾燥の状態(指で触ってもべとつかない状態)に乾
燥される。本発明では前記溶媒蒸気溜室11と乾燥フー
ド14の間に排出口12を設けることにより、塗布液に
高い飽和蒸気圧の溶媒を用いた場合でも、又大量の溶媒
蒸気を放出する100μm以上の塗布膜を形成したとき
にも溶媒蒸気溜室11内の溶媒蒸気濃度を全体に均一に
維持しながら、大量の溶媒蒸気を放出することができ、
塗布膜の指触乾燥むらの発生や、先頭薄膜の増大を防止
する。
【0027】ここで、溶媒蒸気溜室とは塗布層を覆い、
塗布液や塗布膜から発生する溶媒蒸気を一旦、よどま
せ、溶媒蒸気濃度が均一な雰囲気を保つための部屋であ
る。前記溶媒蒸気溜室の高さは1cm〜100cmが好
ましい。1cm未満では溶媒蒸気溜室を設けた効果が小
さく、膜厚むらの発生等の防止効果が小さい。一方10
0cmより大きくても、装置が大型化するに見合った効
果が得られない。
【0028】本発明の排出口は塗布された基体が引き上
げられたとき、円筒状基体を取り巻くように溶媒蒸気溜
室と乾燥フードの間に形成されている。即ち、前記排出
口12は溶媒蒸気溜室と乾燥フードの間に0.1〜10
mmの間隙幅で設置するのが好ましい。0.1mm未満
では溶媒蒸気の排出量が十分でなく、10mm以上だと
溶媒蒸気の排出は十分であるが、溶媒蒸気溜室が外部空
気の流れの影響を受けやすく、溶媒蒸気溜室の溶媒蒸気
濃度の均一性が乱されやすい。
【0029】前記溶媒蒸気溜室の上部蓋部分には円筒状
基体を通過させるに必要な開口部(穴)が設けられてい
る。この開口部は円筒状基体と同様に円形が好ましい。
【0030】又、溶媒蒸気溜室の上部に設置される乾燥
フード(円筒状基体を取り囲む構造を有する)の長さは
5cm〜300cmが好ましい。5cm未満では乾燥フ
ードの効果が小さく、膜厚むらの発生等の防止効果が小
さい。一方300cmより大きくても、装置が大型化す
るに見合った効果が得られない。
【0031】又、前記溶媒蒸気溜室にはリサイクル管を
設置し、塗布槽の液面を一定に保持することが好まし
い。即ち、図2に示すような構成とすることが好まし
い。即ち、塗布液1は、塗布液タンク2から供給配管3
を通してポンプ4によって圧送され、フィルター5を介
して塗布槽6内に供給される。塗布槽6に供給された塗
布液はオーバーフローし、溶媒蒸気溜室11の下端に連
続して設けられた塗布液受け槽7で補集されリサイクル
管8に流出し、塗布液タンク2に回収される。この浸漬
塗布装置を用いて浸漬塗布を行う場合、円筒状基体9が
塗布槽6に浸漬され、その後、引き上げられた時、塗布
槽液面10を一定に保持する目的で、常にオーバーフロ
ーするように塗布液循環手段によって塗布液を循環す
る。さらに、溶媒蒸気溜室の上に溶媒蒸気を排出する排
出口12が設けられているが、排出口12は、塗布槽液
面10より高い位置に設けられている。また、溶媒蒸気
溜室11の上部には、外部空気の流れの影響を防止する
ため乾燥フード14を設けている。ここで、排出口12
を設けない場合や、特開平8−220786のように排
出口12を塗布槽液面10より低いリサイクル管8の途
中に設置した場合は、飽和蒸気圧が高い塩化メチレン溶
媒に用いる場合や、大量の溶媒蒸気を放出する100μ
m以上の塗布膜を形成したときには溶媒蒸気溜室11内
の溶媒蒸気濃度を十分に排出できず、溶媒蒸気が円筒状
基体周辺に滞留し、円筒状基体9に形成される塗布膜の
指触乾燥ムラを発生させ、先頭薄膜を増大させる。しか
しながら、本発明においては、溶媒蒸気を排出する排出
口12を溶媒蒸気溜室の上で塗布槽液面10より高い位
置に設けているから、例え飽和蒸気濃度の高い溶媒を用
いても円筒状基体周辺の溶媒蒸気を均一に排出すること
が可能となり、その効果により膜厚むらの発生や、先頭
薄膜の増大を防止することができる。
【0032】図3は本発明の多数本同時浸漬塗布装置の
一例の概略構成を示すものであり、円筒状基体を塗布槽
から引上げ途中の状態を示すものである。塗布液1は、
塗布液タンク2から供給配管3を通してポンプ4によっ
て圧送され、フィルター5を介して塗布槽6内に供給さ
れる。塗布槽6は槽内塗布液流速均一性を得るために下
部にメッシュ15を挿入してある。塗布槽6内に供給さ
れた塗布液はオーバーフローし、塗布槽6の上部に設置
された溶媒蒸気溜室11の下端で連続した塗布液受け槽
7で補集されリサイクル管8に流出し、塗布液タンク2
に回収される。この浸漬塗布装置を用いて浸漬塗布を行
う場合、円筒状基体9が塗布槽6に浸漬され、その後、
引き上げられた時、塗布槽液面10を一定に保持する目
的で、常にオーバーフローするように循環手段によって
塗布液を循環する。さらに、塗布槽の上方に溶媒蒸気溜
室が設置され、更に溶媒蒸気溜室の上に乾燥フードが設
けられている。そして、溶媒蒸気溜室と乾燥フードの間
に溶媒蒸気を排出する排出口12が設けられている。排
出口12は、塗布槽液面10より高い位置に設けられて
いる。
【0033】乾燥フードは多数本塗布の場合には、溶媒
蒸気溜室の上に、溶媒蒸気溜室と同型の外壁構造で設置
する事も可能であるが、個々の円筒状基体の周辺の溶媒
蒸気濃度を一定に維持するためには、乾燥フードを個々
の円筒状基体に独立に設置することが好ましい。図3に
は多数の円筒状基体にそれぞれ独立に乾燥フードを設置
した例を図示する。
【0034】又、乾燥フードには乾燥中の溶媒蒸気を排
出するための多数の通気口を設けることが好ましい。該
通気口の全体の開口面積比は乾燥フード全体の面積に対
して5〜70%が好ましい。5%未満だと溶媒蒸気の排
出が十分でなく、70%を超えると乾燥速度の調製が難
しい。
【0035】本発明において、円筒状基体としては、電
子写真感光体において使用される公知の導電性のものが
使用される。また、円筒状基体に塗布される感光体形成
用塗布液としては、公知の材料ならどのようなものでも
使用可能である。例えば、下引き層塗布液、電荷発生層
塗布液、電荷輸送層塗布液等が使用され、それにより感
光体構成層である下引き層、電荷発生層、電荷輸送層が
形成される。しかしながら、他の感光層構成層、例え
ば、中間層、表面層等を形成するための塗布液を使用す
ることも可能である。
【0036】本発明に用いられる溶媒としては、一般的
に、有機感光層形成用塗布液に使用される有機溶媒であ
ればその殆どが含まれる。具体的には、例えば、塩化メ
チレンのようなハロゲン化炭化水素、エチルアルコール
のようなアルコール、シクロヘキサノンのようなケトン
等があげられる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0038】実施例1 以下の様にして、円筒状基体上に中間層を形成した。
【0039】ポリアミド樹脂CM8000(東レ社製)
1質量部、メタノール10質量部を同一容器中に加え溶
解分散して、中間層塗布液1を作製した。該中間層塗布
液を図2の浸漬塗布装置を用いて円筒状アルミニウム基
体(1.0mmt×30mmφ×340mm)上に塗布
した。その時の塗布液温度は24℃とした。アルミニウ
ム基体を塗布液から引き上げる速度は480mm/mi
nとした。排出口12の位置としては、図2に示す溶媒
蒸気溜室と乾燥フードの間に間隙幅1mmで設置されて
いる。該排出口は塗布槽液面から10cmの高さに50
mmの円で形成されている。また、塗布液循環流量は1
L/min、リサイクル管8の径は、内径100mmφ
とした。塗布した基体は15cmの乾燥フードを経由し
風乾した後、乾燥機に入れ、70℃において、10分間
加熱乾燥し、膜厚0.1μmの中間層を形成した。
【0040】次にY型チタニルフタロシアニン60g、
シリコーン変性ブチラール樹脂(信越化学社製)700
g、2−ブタノン2000mlを混合し、サンドミルを
用いて10時間分散し、電荷発生層塗布液を調製した。
この塗布液を図2の浸漬塗布装置を用いて、上記実施例
1により得られた中間層が形成されたアルミニウム基体
の上に塗布した。アルミニウム基体を塗布液から引き上
げる速度は480mm/minとした。その時の塗布液
温度は24℃とした。排出口12の位置としては、図2
に示す溶媒蒸気溜室と乾燥フードの間に間隙幅1mmで
設置されている。該排出口は塗布槽液面から10cmの
高さに50mmの円で形成されている。また、塗布液循
環流量は1L/min、リサイクル管8の径は、内径1
00mmφの条件で塗布を行った。
【0041】次いで上記で形成された電荷発生層の上
に、電荷輸送層を形成した。電荷輸送物質〔N−(4−
メチルフェニル)−N−{4−(β−フェニルスチリ
ル)フェニル}−p−トルイジン〕225g、ポリカー
ボネート(粘度平均分子量20,000)300g、酸
化防止剤(例示化合物1−3)6g、ジクロロメタン2
000mlを混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製
した。この塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で
塗布し、乾燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。ア
ルミニウム基体を塗布液から引き上げる速度は240m
m/minとした。その時の塗布液温度は24℃とし
た。排出口12の位置としては、図2に示す溶媒蒸気溜
室と乾燥フードの間に間隙幅1mmで設置されている。
該排出口は塗布槽液面から10cmの高さに50mmの
円で形成されている。また、塗布液循環流量は1L/m
in、リサイクル管の径は、内径100mmφとした。
塗布したアルミニウム基体は、15cmの乾燥フードを
経由して風乾した後、乾燥機に入れ、90℃において、
60分間加熱乾燥し、電荷輸送層を形成し、電子写真感
光体ドラムを作製した。その条件で、4回繰り返し塗布
を行った。それぞれの膜厚むら値を表3に示す。膜厚む
ら値は、塗布膜上端から20mm、50mm、160m
m、300mmのそれぞれの箇所の円周方向(90°間
隔)、合計16点の膜厚値の最大値と最少値の差であ
る。ここで、24℃におけるジクロロメタンの飽和蒸気
圧は、約46.6kPa、空気に対する比重は約1.3
26であった。
【0042】比較例1 比較のために、排出口を図1記載のように塗布液面より
下部に位置するリサイクル管8の途中に取り付けた以外
は、実施例1と同一の条件で前記電荷発生層の上に電荷
輸送層の塗布を行った。その結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】実施例2 実施例1で用いた中間層塗布液を用いて、図3及び図5
に図示の4本同時塗布装置を用いて塗布を行った(図5
は4本同時塗布の基体の配列方法の図)。円筒状アルミ
ニウム基体を塗布液から引き上げる速度は400mm/
minとし、この時の塗布温度は24℃とした。排出口
12の位置としては、図3に示す溶媒蒸気溜室と乾燥フ
ードの間に間隙幅1mmで設置されている。該排出口は
塗布槽液面から10cmの高さに50mmの円で形成さ
れている。また、塗布液循環流量は5L/min、リサ
イクル管の径は、内径150mmφとした。塗布したア
ルミニウム基体は15cmの乾燥フードを経由して風乾
した後、乾燥機に入れ、70℃において、10分間加熱
乾燥し、膜厚0.1μmの中間層を形成した。
【0045】次に電荷発生層塗布液を用いて、図3・図
5に図示の4本同時塗布装置を用いて、上記中間層が形
成されたアルミニウム基体の上に塗布した。アルミニウ
ム基体を塗布液から引き上げる速度は480mm/mi
nとした。この時の塗布温度は24℃とした。排出口1
2の位置としては、図3に示す溶媒蒸気溜室と乾燥フー
ドの間に間隙幅1mmで設置されている。該排出口は塗
布槽液面から10cmの高さに50mmの円で形成され
ている。、また、塗布液循環流量は5L/min、リサ
イクル管の径は、内径150mmφとした。塗布したア
ルミニウム基体は15cmの乾燥フードを経由して風乾
した後、指触乾燥(指で触ってもべとつかない乾燥状
態)の電荷発生層(乾燥膜厚は0.5μm)を形成し
た。
【0046】上記の電荷発生層の上に、実施例1と同じ
電荷輸送層塗布液を用いて前記電荷発生層の上に浸漬塗
布法で塗布し、乾燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成し
た。アルミニウム基体を塗布液から引き上げる速度は2
40mm/minとし、同時塗布本数は4本とした。こ
の時の塗布温度は24℃とした。排出口12の位置とし
ては、図3に示す溶媒蒸気溜室と乾燥フードの間に間隙
幅1mmで設置されている。該排出口は塗布槽液面から
10cmの高さに50mmの円で形成されている。ま
た、塗布液循環流量は5L/min、リサイクル管の径
は、内径150mmφとした。塗布したアルミニウム基
体は15cmの乾燥フードを経由して風乾した後、乾燥
機に入れ、90℃において、60分間加熱乾燥し、電荷
輸送層を形成し、電子写真感光体ドラムを作製した。そ
の時の4本それぞれの膜厚むら値を表6に示す。ここ
で、膜厚むら値は、塗布膜上端から20mm、50m
m、160mm、300mmのそれぞれの箇所の円周方
向4点(90°間隔)、合計16点の膜厚値の最大値と
最小値の差である。その結果を表2に示す。
【0047】比較例2 比較のために、排出口を塗布液面より下部に位置するリ
サイクル管8の途中に取り付けた以外は、実施例2と同
一条件で前記電荷発生層上に電荷輸送層の塗布を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0048】実施例3 排出口12の間隔幅を8mmとした以外は、実施例2と
同一の条件で前記電荷発生層上に電荷輸送層の塗布を行
ったその結果を表2に示す。
【0049】実施例4 排出口12の間隔幅を0.2mmとした以外は、実施例
2と同一条件で前記電荷発生層上に電荷輸送層の塗布を
行った。その結果を表2に示す。
【0050】又、実施例2〜4、及び比較例2の各感光
体について先頭薄膜の評価を行った。結果を表3に示
す。 *先頭薄膜の評価 円筒状感光体のドラム軸に沿って任意に一本の直線を選
定する。該直線の塗布先頭部から10mm等間隔に感光
層の膜厚を測定し、図4に示したような感光体膜厚プロ
フィールを作製する。先頭薄膜の長さLは、感光体のド
ラム先端から先頭部膜厚立ち上がりの接線と飽和膜厚の
延長戦の交点迄の長さaと定義する。各感光体につい
て、先頭薄膜長さを測定し、その結果を表3に示した。
膜厚測定器は光検出方式の膜厚測定器MCPD−100
0(瞬間マルチ測光検出器:大塚電子(株))を用いて
行った。
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】表1、表2、表3から判るように塗布槽上
方に溶媒蒸気留室を設け、且つ、溶媒蒸気留室と乾燥フ
ードの間に溶媒蒸気の排出口を設けた本発明の電子写真
感光体の塗布装置は、比較例で示した従来のリサイクル
管の途中に溶媒蒸気の排出口を設けた塗布装置に比べ、
電荷輸送層を塗布した後の膜厚むら及び先頭薄膜の長さ
のいずれにおいても著しい改善効果が見られる。
【0054】
【発明の効果】上記の実施例からも明らかなように、本
発明の電子写真感光体の塗布装置及び塗布方法を用いれ
ば、各円筒状基体に形成された感光層は膜厚むらが小さ
く、先頭薄膜の長さも短いものを作製することができ、
したがって性能が良好な円筒状の電子写真感光体を提供
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】リサイクル管の途中で、且つ塗布槽の液面より
低い位置に溶媒蒸気排出口を設けた塗布装置の図であ
る。
【図2】本発明の1本取り浸漬塗布装置の一例の概略構
成を示す図である。
【図3】本発明の多数本同時浸漬塗布装置の一例の概略
構成を示す図である。
【図4】電荷輸送層を塗布した感光体の膜厚プロフィー
ルを示した図である。
【図5】4本同時塗布の基体の配列方法の図である。
【符号の説明】
1 塗布液 2 塗布液タンク 3 供給配管 4 ポンプ 5 フィルター 6 塗布槽 7 塗布液受け槽 8 リサイクル管 9 円筒状基体 10 塗布槽液面(オーバーフロー面) 11 溶媒蒸気溜室 12 排出口 14 乾燥フード 15 メッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA21 AA26 AA35 EA14 EA16 EA19 EA20 EA31 EA36 4D075 AB01 BB56Y CA48 DA15 DA20 DB07 DC16 EA07 EA10 EA45 EB14 EB35 EB39 4F040 AA07 AB06 BA42 CC09 CC10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状基体を塗布液中に浸漬し、引き上
    げて該円筒状基体上に塗布膜を形成する電子写真感光体
    の塗布装置において、該塗布装置は塗布液を収容する塗
    布槽、該塗布槽上に設けられた溶媒蒸気溜室、該溶媒蒸
    気溜室上方に設けられた乾燥フードを有し、該溶媒蒸気
    溜室は塗布槽上方全面を覆い、溶媒蒸気溜室とその上の
    乾燥フードとの間に、排出口を設けてなることを特徴と
    する電子写真感光体の塗布装置。
  2. 【請求項2】 前記排出口の間隙幅が0.1〜10mm
    であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光
    体の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記排出口が乾燥フード周囲長の50〜
    100%の開口比で形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の電子写真感光体の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記溶媒蒸気溜室にはリサイクル管が接
    続しており、オーバーフローする塗布液をリサイクル管
    で回収して循環させることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の電子写真感光体の塗布装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電
    子写真感光体の塗布装置を用いた電子写真感光体の塗布
    方法において、前記排出口より溶媒蒸気を排出させなが
    ら、円筒状基体上に塗布膜を形成することを特徴とする
    電子写真感光体の塗布方法。
  6. 【請求項6】 円筒状基体に塗布膜厚が30〜300μ
    mに成るように浸漬塗布を行うことを特徴とする請求項
    5に記載の電子写真感光体の塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記塗布液の溶媒として飽和蒸気圧(2
    4℃)が6.5〜80kPaの溶媒を用いることを特徴
    とする請求項5又は6に記載の電子写真感光体の塗布方
    法。
  8. 【請求項8】 複数の円筒状基体を同時に塗布液中に浸
    漬し、引上げて塗布層を形成することを特徴とする請求
    項5〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体の塗布
    方法。
  9. 【請求項9】 塗布液が電荷輸送層形成用塗布液である
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の
    電子写真感光体の塗布方法。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれか1項に記載の
    電子写真感光体の塗布方法を用いて製造されたことを特
    徴とする電子写真感光体。
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