JP2003046112A - 紫外光/可視光分離型受光素子 - Google Patents

紫外光/可視光分離型受光素子

Info

Publication number
JP2003046112A
JP2003046112A JP2001226516A JP2001226516A JP2003046112A JP 2003046112 A JP2003046112 A JP 2003046112A JP 2001226516 A JP2001226516 A JP 2001226516A JP 2001226516 A JP2001226516 A JP 2001226516A JP 2003046112 A JP2003046112 A JP 2003046112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving element
visible light
ultraviolet
light receiving
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001226516A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yagi
茂 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001226516A priority Critical patent/JP2003046112A/ja
Publication of JP2003046112A publication Critical patent/JP2003046112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外光と可視光とを同一の場所で同時に測定
することができる紫外光/可視光分離型受光素子を提供
すること、および、小型化、低コスト化が可能な紫外光
/可視光分離型受光素子を提供すること。 【解決手段】 可視光透過型の紫外線受光素子20と、
可視光受光素子27と、を重ねて一体化してなることを
特徴とする紫外光/可視光分離型受光素子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線(紫外光)
の強度と可視光の強度とを同時に分離測定することがで
きる紫外光/可視光分離型受光素子に関するものであ
る。なお、本発明において「分離」とは、光自体を光学
的に分離して別々の場所に取り出すのではなく、1の光
から、同一の箇所で各光の成分(紫外光および可視光)
毎の強度の測定データを分離して、データとして別々に
取り出すことを意味する。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線センサー(紫外線受光素
子)は、紫外線から可視光に感度のあるSi、GaPあ
るいはGaAsPなどのフォトダイオードに、紫外光の
みを透過する干渉フィルターと可視光カットフィルター
とを組み合わせて形成されたものであるため、通常、黒
色をしていて当然可視光は透過しない。このため紫外光
の強度と可視光の強度とを同時に測定するには、それぞ
れのセンサーを並置するか、ハーフミラーおよびフィル
ターで紫外光と可視光とを分離して測定する必要があっ
た。
【0003】例えば、紙幣や有価証券などの偽造防止技
術として、暗号を刷り込み、可視光と紫外光とにより暗
号部を測定することにより暗号の判別をする方法が提案
されている。しかしながら同一の場所からの信号を読む
ためには、可視光用と紫外光用との2つの受光素子が必
要となるため、複雑な光学系にしなければならず、大き
さやコスト的に不利であった。また同一の位置で測定を
行わないようにしようとすると、その測定場所の同定が
複雑になるという問題があった。
【0004】また、太陽光の測定において、日射と紫外
線の変化を測定する場合に、紫外線および可視光の特性
を別々の計測器で測定するなど、位置精度の問題や装置
が大掛かりになるという問題があった。さらに、デジタ
ル記録の分野においては、DVDでは短波長化が進みC
Dの赤外レーザーの読み出し光の波長の違うものの同時
の読み出しや、位置制御用等の波長の異なる光の同時の
読み出しなどでも、ハーフミラーおよびフィルターで短
波長光と可視光とを分離して測定する必要があり、装置
が大型でコストが高くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、紫外光と可視光とを同一の場所で同時に測定す
ることができる紫外光/可視光分離型受光素子を提供す
ることである。また、本発明の他の目的は、小型化、低
コスト化が可能な紫外光/可視光分離型受光素子を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により達成される。すなわち本発明は、 <1> 可視光透過型の紫外線受光素子と、可視光受光
素子と、を重ねて一体化してなることを特徴とする紫外
光/可視光分離型受光素子である。 <2> 前記紫外線受光素子が、実質的に可視光に感度
が無く、可視光を透過する受光素子であることを特徴と
する<1>に記載の紫外光/可視光分離型受光素子であ
る。
【0007】<3> 前記紫外線受光素子と前記可視光
受光素子との間に、紫外線を吸収し、かつ可視光を透過
するフィルターを設けてなることを特徴とする<1>ま
たは<2>に記載の紫外光/可視光分離型受光素子であ
る。 <4> 前記紫外線受光素子が、少なくともAl,G
a,Inからなる群より選ばれる一つ以上の元素と、チ
ッ素とからなる半導体層を含んでなることを特徴とする
<1>〜<3>のいずれか1に記載の紫外光/可視光分
離型受光素子である。
【0008】<5> <4>に記載の紫外光/可視光分
離型受光素子であって、前記紫外線受光素子が、前記半
導体層に一対の電極が形成されてなることを特徴とする
紫外光/可視光分離型受光素子である。 <6> 前記可視光受光素子が、シリコンフォトダイオ
ードであることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか
1に記載の紫外光/可視光分離型受光素子である。
【0009】<7> 前記可視光受光素子が、シリコン
基板表面に、Al,Ga,Inからなる群より選ばれる
一つ以上の元素と、チッ素とからなる半導体層が形成さ
れてなることを特徴とする<1>〜<5>のいずれか1
に記載の紫外光/可視光分離型受光素子である。 <8> 前記シリコン基板がp型であり、前記半導体層
がn型であることを特徴とする<7>に記載の紫外光/
可視光分離型受光素子である。
【0010】<9> 前記紫外線受光素子と前記可視光
受光素子との間に、前記紫外線受光素子を透過した光以
外の光が可視光受光素子に入射することを防止し得る遮
光部材を設けてなることを特徴とする<1>〜<8>の
いずれか1に記載の紫外光/可視光分離型受光素子であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】[本発明の紫外光/可視光分離型
受光素子の概要]本発明の紫外光/可視光分離型受光素
子は、可視光透過型の紫外線受光素子と、可視光受光素
子と、を重ねて一体化してなることを特徴とする。
【0012】本発明において、紫外線および紫外光と
は、実質的に目視が困難な420nm以下の波長の光を
言う。一方、本発明において可視光とは、420nmを
超え700nmまでの波長の光を言う。また、「可視光
受光素子」とは、可視光のみに感度を有するものを意味
するものではなく、700nmを超える赤外光まで感度
を有するものをも対象とするものである。
【0013】可視光受光素子としては、可視光に感度を
有する受光素子であれば特に制限は無く、シリコンフォ
トダイオードやGaAs,GaP等のセンサーが使用で
きる。また、シリコン基板表面に、Al,Ga,Inか
らなる群より選ばれる一つ以上の元素と、チッ素とから
なる半導体層が形成されてなる受光素子も好ましく用い
ることができる。シリコン基板38はp型、n型のいず
れでも良い。またAl,Ga,Inの少なくとも一つ以
上の元素と窒素を含む半導体層37はn型、p型いずれ
でも良いが、pnの接合が形成されるように選択する。
p型のシリコンにn型の窒化物半導体を形成したものが
好ましく用いられる。このとき、前記シリコン基板がp
型であり、前記半導体層がn型であることが、可視光に
対する良好な感度を示すため好ましい。
【0014】可視光透過型の紫外線受光素子としては、
可視光を透過して、紫外線に感度があり紫外線を吸収す
る性質のものであれば、特に限定されない。ここで「可
視光を透過」とは、可視光の一部の波長を透過するもの
でもよいし、全体の波長を透過するものでもよい。ま
た、その透過率としては、1〜100%が好ましく、1
0〜100%がより好ましい。紫外線を吸収する性質に
ついても、完全に吸収し紫外線不透過であっても、一部
吸収してある程度紫外線を透過するものであってもよ
い。紫外線領域における長波長部分で透過量が高いもの
であっても構わない。
【0015】かかる紫外線受光素子としては、実質的に
可視光に感度が無く、可視光を透過する受光素子である
ことが特に好ましい。ここで「実質的に可視光に感度が
無い」とは、可視光に対する感度が、紫外線感度のピー
ク感度の1/5以下であることが好ましく、1/10以
下であることがより好ましい。
【0016】前記紫外線受光素子としては、例えば、酸
化チタンや酸化亜鉛等の酸化物半導体を使用することが
できる。また、IIIA族元素(Al,Ga,Inからな
る群より選ばれる一つ以上の元素)と窒素とからなる窒
化物半導体が、可視光を良好に透過させ得る紫外線受光
素子として、好ましい。特にAlとGaと窒素からなる
窒化物化合物半導体が好ましい。中でも、非単結晶材料
で作製された紫外線受光素子は、受光面積を大きく取る
ことができ、本発明のように可視光受光素子を積層して
使用する場合、可視光を透過する面積を大きくすること
ができ、結果として透過可視光が多くなるので、高精度
な検出が可能となり特に好ましい。IIIA族元素と窒素
とからなる窒化物半導体については、後に詳述する。
【0017】本発明で使用する紫外線受光素子の基板と
しては、導電性でも絶縁性でもよく、結晶でも非晶質で
もよい。可視光、あるいは、可視光および赤外線が透過
することが必要である。導電性の基板としては、Ga
N,SiC,ZnOなどの透明半導体を挙げることがで
きる。
【0018】基板表面に導電化処理を施した(すなわ
ち、電極を形成した)絶縁性基板を使用することもでき
る。透明の基板としては、ガラス、石英、サファイア、
MgO、LiF、CaF2、透明セラミック等の透明な
無機材料;フッ素樹脂、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、エポ
キシ樹脂等の透明な有機樹脂のフィルムまたは板状体;
オプチカルファイバー、セルフォック光学プレート等が
挙げられる。前記基板としてはガラスが好ましい。ホウ
ケイ酸ガラス、鉛ガラス、ソーダガラス、青板ガラスな
どが好ましく用いられる。
【0019】上記透明基板上に設ける透明電極として
は、ITO、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウ
ム、ヨウ化銅等の透明導電性材料を用い、蒸着、イオン
プレーティング、スパッタリング等の方法により形成し
たもの、あるいはAl,Ni,Au,Co,Ag,C
r,Cu等の金属を蒸着やスパッタリングにより半透明
になる程度に薄く形成したものが用いられる。330n
m以下の短波長を測定する場合には、蒸着した半透明の
金属電極が望ましい。
【0020】透明電極の厚さとしては、5nmから10
0nmの範囲が好ましく、薄すぎると光透過率は大きい
が電気抵抗が高くなる。またITO、酸化亜鉛、酸化
錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅等の透明導電性
材料も薄くして用いることができる。さらに、紫外線に
透明な酸化物半導体も使用することができる。
【0021】重ねられる前記紫外線受光素子および前記
可視光受光素子において、上記以外の構成、例えば、フ
ィルター、絞り、端子、配線、保護体等は、特に限定さ
れず、従来公知の構成や本発明の紫外光/可視光分離型
受光素子に適した構成を適宜採用することができる。ま
た、重ねられる前記紫外線受光素子および前記可視光受
光素子以外の構成、例えば、両受光素子間や前記紫外線
受光素子の上に配されるフィルター、絞り、容器等につ
いても特に限定されず、従来公知の構成や本発明の紫外
光/可視光分離型受光素子に適した構成を適宜採用する
ことができる。これらの各構成の具体例については、後
述の[好ましい実施形態]の中で述べることとする。
【0022】前記紫外線受光素子は、前記可視光受光素
子の受光面に重ねて一体化させる。既述の如く、前記紫
外線受光素子は可視光を透過し、かつ、紫外線に感度を
有するので、前記紫外線受光素子に入射した光は、まず
当該紫外線受光素子により紫外線の強度が測定され、さ
らに可視光(赤外光を含む場合もある。以下同様。)に
ついては透過する。透過した可視光は、前記可視光受光
素子の受光面に入射し、当該可視光受光素子により可視
光の強度が測定される。すなわち、紫外光と可視光とを
同一の場所で同時に、分離して測定することができる。
また、かかる本発明の紫外光/可視光分離型受光素子に
よれば、小型化と低コスト化が可能となる。
【0023】[好ましい実施形態]以下、好ましい実施
形態を挙げて、本発明を詳細に説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態の
紫外光/可視光分離型受光素子を示す模式断面図であ
る。本実施形態の紫外光/可視光分離型受光素子は、可
視光および赤外光に感度を有する一般的なシリコンフォ
トダイオード(可視光受光素子)27の受光面の上に、
可視光透過型の紫外線センサー(紫外線受光素子)20
を密着設置したものである。
【0024】紫外線センサー20とシリコンフォトダイ
オード27との間には、遮光部材26が設けられてい
る。遮光部材26は、シリコンフォトダイオード27の
受光面全面を覆い、かつ、紫外線センサー20が配置さ
れる部分のみが開口している、いわゆる絞り状の部材で
あり、紫外線センサー20を透過した光以外の光がシリ
コンフォトダイオード27に入射すること、すなわち、
紫外線センサー20の外から回り込んで入射する光を遮
光するために設けられるものである。遮光部材26を設
けることにより、紫外線センサー20を透過した光のみ
シリコンフォトダイオード27で測定することができ
る。遮光部材26は、遮光性を有する限り如何なる材料
で形成されていてもよい。
【0025】シリコンフォトダイオード27の受光面全
面を覆うように紫外線センサー20が配される場合に
は、遮光部材26は必須ではない。また、遮光部材26
に代えて、あるいは遮光部材26と共に、紫外線センサ
ー20から漏れる紫外線を吸収するための紫外線カット
フィルターを設けてもよい。
【0026】紫外線センサー20は、紫外線に感度があ
り紫外線を吸収する可視光透過型の紫外線センサーであ
る。紫外線センサー20には、所望の紫外線波長を取り
出すためのバンドパスフィルターが設けられていてもよ
い。このバンドパスフィルターは、必要な紫外波長領域
だけ不透過でかつ可視光は透過するものが好ましい。
【0027】本実施形態において、紫外線センサー20
は、IIIA族元素と窒素とからなる窒化物半導体により
構成される。より具体的には、透明基板22に透明の電
極24aを形成し、その上にAl,Ga,Inの少なく
とも一つ以上のIIIA族元素と窒素とを含む半導体層2
3を形成し、さらに電極24bを形成したものである。
電極24a,24bは、透明導電膜を全体に形成したも
のでも格子状やストライプ状、リング状に形成したもの
でもよい。また、透明基板22自体を透明導電性基板と
して、電極24aの機能を併せ持たせてもよい。
【0028】電極は、図1に示される電極24a,24
bのように半導体層23を介して対向配置されていて
も、半導体層23を基準として透明基板22側にのみ形
成されていても、その反対側にのみ形成されていても構
わない。半導体層23を基準として一方の面にのみ電極
を形成する場合、1の電極とその対向電極との少なくと
も2つが当該面に設けられる。
【0029】本実施形態における紫外線センサー20で
は、透明基板22が光入射側に配されるように設置され
ているが、透明基板22がシリコンフォトダイオード2
7側に設置されていてもよい。その場合、積層順序は、
図1において上から電極24b、半導体層23、電極2
4a、透明基板22の順となる。
【0030】25は紫外線カットフィルターであり、半
導体層23を透過した紫外光を吸収する。既述の如く紫
外線センサー20とシリコンフォトダイオード27との
間に紫外線カットフィルターが配される場合には、紫外
線カットフィルター25は無くてもよい。
【0031】紫外線センサー20は、全体が保護部材2
1で覆われている。保護部材21の材料としては、特に
限定されず、種々の樹脂等を用いることができるが、少
なくとも必要な紫外線領域および可視光領域の光を透過
する性質であることが必要である。電極24a,24b
には、端子28が接続されており、該端子28は、光起
電流の取り出しを可能とすべく、保護部材21の外部に
露出している。
【0032】本実施形態の紫外光/可視光分離型受光素
子によれば、紫外線成分と可視光成分とを含む光が、矢
印A方向から照射されると、まず紫外線センサー20の
半導体層23により紫外線成分が捕捉され、端子28か
ら光起電流が出力される。照射された光のうち紫外線成
分の一部は、半導体層23により吸収され、さらに透過
した紫外線成分が紫外線カットフィルター25に吸収さ
れることで、可視光成分のみが紫外線センサー20を透
過し、シリコンフォトダイオード27の受光面に照射さ
れる。このとき、紫外線センサー20とシリコンフォト
ダイオード27との間に、遮光部材26が設けられてい
るため、紫外線センサー20を透過した光以外の光がシ
リコンフォトダイオード27に入射することはない。透
過した可視光成分は、シリコンフォトダイオード27で
検出され、端子29から出力される。
【0033】このように本実施形態の紫外光/可視光分
離型受光素子によれば、紫外光と可視光とを同一の場所
で同時に測定することができる。また、従来からあるシ
リコンフォトダイオードのような可視光受光素子に、可
視光透過型の紫外線受光素子を重ねて一体化するだけで
あるため、簡易にかつ低コストで有用な紫外光/可視光
分離型受光素子を得ることができる。
【0034】<第2の実施形態>図2は、本発明の第2
の実施形態の紫外光/可視光分離型受光素子を示す模式
断面図である。本実施形態の紫外光/可視光分離型受光
素子は、可視光受光素子41として、シリコン基板にII
IA族元素と窒素とからなる化合物半導体層を用い、可
視光受光素子41および紫外線受光素子40を積層させ
て構成される。
【0035】本実施形態において、可視光受光素子41
は、シリコン基板38の表面に、Al,Ga,Inから
なる群より選ばれる一つ以上の元素と、チッ素とからな
る半導体層37を形成し、それぞれの一部に端子39を
接続したものである。該端子39は、光起電流の取り出
しを可能とすべく、保護部材30の外部に露出してい
る。
【0036】シリコン基板38としては、p型、n型の
いずれでもよく、また、半導体層37もn型、p型いず
れでもよいが、pnの接合が形成されるように選択す
る。シリコン基板38がp型であり、半導体層37がn
型であることが好ましい。可視光受光素子41における
受光部は、半導体層37が形成されている部分であり、
この部分以外のシリコン基板38の部分には感度はな
い。
【0037】紫外線受光素子40からの光の漏れがない
ように、可視光受光素子41と紫外線受光素子40との
間には、遮光部材36が設けられる。遮光部材36の詳
細は、第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と
同様、遮光部材36は必須ではなく、遮光部材36に代
えて、あるいは遮光部材36と共に、紫外線受光素子4
0から漏れる紫外線を吸収するための紫外線カットフィ
ルターを設けてもよい。
【0038】33は、基板であり、紫外線カットフィル
ターの機能をも有する。勿論、透明基板の表面に紫外線
カットフィルターを設けた構成としても構わない。基板
33の上には、電極31bが設けられ、その上には、少
なくともAl,Ga,Inからなる群より選ばれる一つ
以上の元素と、チッ素とからなる半導体層32が設けら
れ、さらにその上に電極31aが設置されている。
【0039】電極31a,31bは、第1の実施形態同
様、透明導電膜を全体に形成したものでも格子状やスト
ライプ状、リング状に形成したものでもよい。また、基
板33自体を導電性基板として、電極24aの機能を併
せ持たせてもよい。さらに、基板の配置に関する変形例
についても、第1の実施形態と同様である。
【0040】本実施形態における紫外線受光素子40で
は、基板33が可視光受光素子41側に配されるように
設置されているが、基板33が光入射側に設置されてい
てもよい。その場合、積層順序は、図2において上から
基板33、電極31b、半導体層32、電極31aの順
となる。
【0041】本実施形態の紫外光/可視光分離型受光素
子は、全体が保護部材30で覆われている。保護部材3
0の材料としては、特に限定されず、種々の樹脂等を用
いることができるが、少なくとも必要な紫外線領域およ
び可視光領域の光を透過する性質であることが必要であ
る。
【0042】電極31a,31bには、端子34が接続
されており、該端子34は、光起電流の取り出しを可能
とすべく、保護部材30の外部に露出している。本実施
形態の紫外光/可視光分離型受光素子によれば、紫外線
成分と可視光成分とを含む光が、矢印B方向から照射さ
れると、まず紫外線受光素子40の半導体層32により
紫外線成分が捕捉され、端子34から光起電流が出力さ
れる。
【0043】照射された光のうち紫外線成分の一部は、
半導体層32により吸収され、さらに透過した紫外線成
分が基板33に吸収されることで、可視光成分のみが紫
外線受光素子40を透過し、可視光受光素子41の受光
面に照射される。このとき、紫外線受光素子40と可視
光受光素子41との間に、遮光部材36が設けられてい
るため、紫外線受光素子40を透過した光以外の光がシ
リコンフォトダイオード27に入射することはない。透
過した可視光成分は、可視光受光素子41で検出され、
端子39から出力される。
【0044】このように本実施形態の紫外光/可視光分
離型受光素子によれば、紫外光と可視光とを同一の場所
で同時に測定することができる。また、各構成要素を薄
膜状に積層して形成されたものであるため、装置全体と
して極めて小型化が実現でき、かつ低コストで有用な紫
外光/可視光分離型受光素子を得ることができる。
【0045】以上、本発明の紫外光/可視光分離型受光
素子について、2つの好ましい実施形態を挙げて、本発
明を具体的に説明したが、本発明は、これら実施形態の
構成に限定されるものではない。また、当業者は、目的
に応じて適宜公知の知見を本発明に組み合わせること、
あるいは置き換えることができる。
【0046】本発明の紫外光/可視光分離型受光素子
は、全体を光学的、機械的に、あるいは化学的に保護す
る筐体に包まれてもよい。かかる筐体の材料としては、
金属やセラミックス、ガラス、プラスチックを使用する
ことができる。内部の紫外線受光素子が測定紫外線の波
長以外の波長に感度が有る場合には、かかる筐体は遮光
の役割も果たす。紫外線受光素子をこれらの筐体に密閉
するためには、筐体が金属の場合、溶接やハンダ、接着
材等の方法を採用することができる。セラミックスやガ
ラスで作られた筐体の場合、紫外光/可視光分離型受光
素子を接着材で筐体の中に埋め込み固定することができ
るし、板状の場合には貼り合わせて使用することもでき
る。筐体がプラスチックの場合、紫外線が透過する樹脂
を用いて全体を埋め込んで、紫外光/可視光分離型受光
素子の受光面が筐体内部であってもよく、筐体表面であ
ってもよい。筐体内部には、空間があってもなくてもよ
い。また、筐体内部は真空でも、窒素やアルゴンなどの
気体で満たされていても、油などの液体で満たされてい
てもよい。
【0047】筐体に、紫外光/可視光分離型受光素子の
受光面用に窓を設ける場合、該窓としては、シリカガラ
スや石英、サファイア、ポリエチレンやポリプロピレン
などの高分子樹脂やフィルムが使用できる。
【0048】[半導体層]既述の如く、本発明における
紫外線受光素子としては、少なくともAl,Ga,In
からなる群より選ばれる一つ以上の元素と、チッ素とか
らなる半導体層を含んでなることが好ましい。かかる半
導体層を含む紫外線受光素子は、半導体層の組成を変え
ることにより自由に受光波長を変えられるため好まし
い。また、本発明における可視光受光素子についても、
シリコン基板表面に、Al,Ga,Inからなる群より
選ばれる一つ以上の元素と、チッ素とからなる半導体層
が形成されてなるものを用いることができる。
【0049】前記半導体層は、単結晶でも非単結晶でも
よい。さらに該半導体層は、非晶質相であっても微結晶
相からなっていても、また微結晶相と非晶質相の混合状
態であってもよい。結晶系は立方晶あるいは6方晶系の
いずれか一つであっても、複数の結晶系が混合された状
態でもよい。
【0050】微結晶の大きさは5nmから5μmであ
り、X線回折や電子線回折および断面の電子顕微鏡写真
を用いた形状測定などによって測定することができる。
また柱状成長したものでもよいし、X線回折スペクトル
で単一ピークであり、結晶面方位が高度に配向した膜で
もよいし、また単結晶でもよい。
【0051】前記半導体層には、水素濃度0.5atm
%以上50atm%以下の水素が含まれる。前記半導体
層に含まれる水素が0.5atm%未満では、結晶粒界
での結合欠陥、あるいは非晶質相内部での結合欠陥や未
結合手を、水素との結合によって無くし、バンド内に形
成する欠陥準位を不活性化するのに不十分であり、結合
欠陥や構造欠陥が増大し、暗抵抗が低下し光感度がなく
なるため実用的な光導電体として機能することができな
い。
【0052】これに対し、前記半導体層中の水素が50
atm%を超えると、水素がIIIA族元素及び窒素に2
つ以上結合する確率が増え、これらの元素が3次元構造
を保たず、2次元および鎖状のネットワークを形成する
ようになり、特に結晶粒界でボイドを多量に発生するた
め、結果としてバンド内に新たな準位を形成し、電気的
な特性が劣化すると共に、硬度などの機械的性質が低下
する。さらに半導体層が酸化されやすくなり、結果とし
て半導体層中に不純物欠陥が多量に発生することとにな
り、良好な光電気特性が得られなくなる。
【0053】また、前記半導体層中の水素が50atm
%を超えると、電気的特性を制御するためにドープする
ドーパントを水素が不活性化するようになるため、結果
として電気的に活性な非晶質あるいは微結晶からなる光
半導体層が得られない。なお、前記半導体層中の水素量
の上限としては、30atm%以下とすることが望まし
い。
【0054】水素量についてはハイドジェンフォワード
スキャタリング(HFS)により絶対値を測定すること
ができる。また加熱による水素放出量の測定あるいはI
Rスペクトルの測定によっても推定することができる。
また、これらの水素結合状態は赤外吸収スペクトルによ
って容易に測定することできる。なお、上記水素原料と
共に、一配位のハロゲン元素(F,Cl,Br,I)が
含まれていてもよい。
【0055】前記半導体層において、IIIA族元素の原
子数mと、チッ素の原子数nとの関係としては、下記関
係式Iを満たすことが望ましい。 0.5:1.0≦m:n≦1.0:0.5 関係式I この範囲を外れると、IIIA族元素とV族元素との結合
において四面体型結合を取る部分が少なく、欠陥が多く
なり、良好な半導体として機能しなくなる場合がある。
【0056】前記半導体層の光学ギャップは、IIIA族
元素の混合比によって任意に変えることができる。Ga
N:Hを基準にすると3.2〜3.5eVより大きくす
る場合には、Alを加えることによって300nmから
330nmより短波長のみの吸収が可能なバンドギャッ
プ程度から、250nm以下の吸収のみ可能なバンドギ
ャップ(6.0〜6.5eV程度)まで、変化させるこ
とができる。また、AlとInを加えることによっても
バンドギヤップを調整することができる
【0057】本発明における紫外線受光素子としては、
紫外線領域における短波長に感度を有するものとしたい
場合には、AlxGa1-xNの組成式において、0.1<
x<0.8が好ましく、0.2<x<0.6がより好ま
しい。紫外線領域における長波長に感度を有するものと
したい場合には、AlxGayNの組成式において、でx
>yである。
【0058】前記半導体層中の各元素組成は、X線光電
子分光(XPS)、エレクトロンマイクロプローブ、ラ
ザフォードバックスキャタリング(RBS)、二次イオ
ン質量分析計等の方法で測定することが出来る。
【0059】前記半導体層は、次のように製造すること
ができる。しかし、本発明はこれに限定されるものでは
ない。なお、以下の製造方法においては、IIIA族元素
として、Al,Ga,Inよりなる群から選ばれる少な
くとも一つ以上の元素を用いた例で説明する。
【0060】図3は、本発明における半導体受光素子
(紫外線受光素子、可視光受光素子)を製造するため
の、半導体層の形成装置の概略構成図であり、プラズマ
を活性化手段とするものである。図3中、1は排気して
真空にしうる容器、2は排気口、3は基板ホルダー、4
は基板加熱用のヒーター、5および6は容器1に接続さ
れた石英管であり、それぞれガス導入管9,10に連通
している。また、石英管5にはガス導入管11に接続さ
れ、石英管6にはガス導入管12が接続されている。
【0061】この装置においては、チッ素源として、例
えば、N2を用い、ガス導入管9から石英管5に導入す
る。例えば、マグネトロンを用いたマイクロ波発振器
(図示せず)に接続されたマイクロ波導波管8に2.4
5GHzのマイクロ波が供給され、石英管5内に放電す
る。別のガス導入管10から、例えばH2を石英管6に
導入する。高周波発振器(図示せず)から高周波コイル
7に13.56MHzの高周波を供給し、石英管6内に
放電を発生させる。放電空間の下流側に配されたガス導
入管12より、例えばトリメチルガリウムを導入するこ
とによって、基板ホルダー3にセットされた導電性基板
(以下、単に「基板」という場合がある。)上に、非晶
質、微結晶あるいは単結晶のチッ化ガリウム光半導体を
成膜することができる。
【0062】非晶質、微結晶、高度に配向した柱状成長
した多結晶、および、単結晶のいずれになるかは、基板
の種類、基板温度、ガスの流量圧力、放電条件に依存す
る。基板温度は100℃〜600℃が好ましい。基板温
度が高い場合、および/または、IIIA族元素の原料ガ
スの流量が少ない場合には、微結晶あるいは単結晶にな
りやすい。基板温度が300℃より低くIIIA族元素の
原料ガスの流量が少ない場合には、結晶性となりやす
く、基板温度が300℃より高い場合には、低温条件よ
りもIIIA族原料ガスの流量が多い場合でも結晶性とな
りやすい。また、例えばH2放電を行った場合には、行
わない場合よりも結晶化を進めることができる。トリメ
チルガリウムの代わりにインジウム、アルミニウムを含
む有機金属化合物を用いることもできるし、またこれら
を混合することもできる。また、これらの有機金属化合
物は、ガス導入管11から別々に導入してもよい。
【0063】また、C,Si,Ge,Snから選ばれた
少なくとも一つ以上の元素を含むガス、あるいはBe,
Mg,Ca,Zn,Srから選ばれた少なくとも1つ以
上の元素を含むガスを放電空間の下流側(ガス導入管1
1又はガス導入管12)から導入することによってn
型、p型等任意の伝導型の非晶質、微結晶あるいは単結
晶のチッ化物半導体を得ることができる。Cの場合には
条件によっては有機金属化合物の炭素を使用してもよ
い。
【0064】上述のような装置において放電エネルギー
により形成される活性チッ素あるいは活性水素を独立に
制御してもよいし、NH3のようなチッ素と水素原子を
同時に含むガスを用いてもよい。さらにH2を加えても
よい。また、有機金属化合物から活性水素が遊離生成す
る条件を用いることもできる。このようにすることによ
って、基板上には活性化されたIIIA族原子・チッ素原
子が、制御された状態で存在し、かつ水素原子がメチル
基やエチル基をメタンやエタン等の不活性分子にするた
め、低温にも拘わらず、炭素がほとんど入らないか、全
く入らない、膜欠陥が抑えられた非晶質あるいは結晶性
の膜を形成することができる。尚、水素化アモルファス
シリコン膜、微結晶性シリコン膜あるいは結晶シリコン
膜を得ようとする場合には、チッ素ガスの代わりに水素
を用いシラン、ジシラン、トリシラン等のガスを有機金
属ガスの代わりに用いればよい。またプラズマCVD装
置を用いてもよい。
【0065】上述の装置において、活性化手段として
は、高周波放電、マイクロ波放電の他、エレクトロンサ
イクロトロン共鳴方式やヘリコンプラズマ方式であって
もよいし、これらを一つ用いてもよいし、二つ以上を用
いてもよい。また、図3においては高周波放電とマイク
ロ波放電とを用いたが、2つともマイクロ波放電、或い
は共高周波放電であってもよい。さらに2つともエレク
トロンサイクロトロン共鳴方式やヘリコンプラズマ方式
であってもよい。高周波放電により放電する場合、高周
波発振器としては、誘導型でも容量型でもよい。このと
きの周波数としては、50kHzから100MHzが好
ましい。
【0066】異なる活性化手段(励起手段)を用いる場
合には、同じ圧力で同時に放電が生起できるようにする
必要があり、放電領域内と成膜部(容器1内)に圧力差
を設けても良い。また同一圧力で行う場合、異なる活性
化手段(励起手段)、例えば、マイクロ波と高周波放電
を用いると、励起種の励起エネルギーを大きく変えるこ
とができ、膜質制御に有効である。
【0067】以上説明した前記半導体層の形成方法は、
一般の光半導体の形成に比べ、基板温度を低く抑えるこ
とができるため、耐熱性の十分でない基板や導電性層
(電極)形成用の材料、例えば、ガラス上に設けた酸化
インジウムスズ(ITO)等を、導電性基板や、後述の
透光性導電性層の形成用の材料として用いることができ
る。前記半導体層は、反応性蒸着法やイオンプレーイン
グ、リアクティブスパッターなど、少なくとも水素が活
性化された雰囲気で形成することも可能である。
【0068】本発明で使用する半導体の原料としては、
IIIA族(IUPACの1989年無機化学命名法改訂
版による族番号は13)元素の内の少なくとも1以上の
元素、および、チッ素を含む半導体からなるものであ
り、さらに水素が0.5原子%から50原子%含まれて
なる。前記IIIA族元素としては、具体的にはAl,G
a,Inから選ばれる少なくとも一つ以上である。
【0069】前記半導体層における前記IIIA族元素の
原料としては、Al,Ga,Inのなかから選ばれる一
つ以上の元素を含む有機金属化合物を用いることができ
る。これらの有機金属化合物としてはトリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、ターシャリーブチル
アルミニウム、トリメチルガリウム、トリエチルガリウ
ム、ターシャリーブチルガリウム、トリメチルインジウ
ム、トリエチルインジウム、ターシャリーブチルインジ
ウムなどの液体や固体を気化して単独にあるいはキャリ
アガスでバブリングすることによって混合状態で使用す
ることができる。キャリアガスとしては水素,N2,メ
タン,エタンなどの炭化水素、CF4,C26などのハ
ロゲン化炭素などを用いることができる。
【0070】チッ素原料としては、N2,NH3,N
3,N24、メチルヒドラジンなどの気体、液体を気
化あるいはキャリアガスでバブリングすることによって
使用することができる。また、前記半導体層では、p,
n制御のために元素を膜中にドープすることができる。
ドープし得るn型用の元素としては、IA族(IUPA
Cの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
1)のLi、IB族(IUPACの1989年無機化学
命名法改訂版による族番号は11)のCu,Ag,A
u、IIA族(IUPACの1989年無機化学命名法改
訂版による族番号は2)のMg、IIB族(IUPACの
1989年無機化学命名法改訂版による族番号は12)
のZn、IVA族(IUPACの1989年無機化学命名
法改訂版による族番号は14)のSi,Ge,Sn,P
b、、VIA族(IUPACの1989年無機化学命名法
改訂版による族番号は16)のS,Se,Teを挙げる
ことができる。中でもC,Si,Ge,Snが電荷担体
の制御性の点から好ましい。
【0071】ドープし得るp型用の元素としては、IA
族のLi,Na,K、IB族のCu,Ag,Au、IIA
族のBe,Mg,Ca,Sr,Ba,Ra、IIB族のZ
n,Cd,Hg、IVA族のC,Si,Ge,Sn,P
b、VIA族(IUPACの1989年無機化学命名法改
訂版による族番号は16)のS,Se,Te、VIB族
(IUPACの1989年無機化学命名法改訂版による
族番号は6)のCr,Mo,W、VIII族のFe(IUP
ACの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
8),Co(IUPACの1989年無機化学命名法改
訂版による族番号は9),Ni(IUPACの1989
年無機化学命名法改訂版による族番号は10)などを挙
げることができる。中でもBe,Mg,Ca,Zn,S
rが電荷担体の制御性の点から好ましい。
【0072】前記半導体層は、アンドープ膜は弱いn型
であり、光感度を得るためにショットキーバリアを形成
したり、pn接合を形成したりして、内部に電界を形成
することができる。また内部の空乏層を広げるためにi
型とすることもできる。この点から、ドープする元素と
しては、特に、Be,Mg,Ca,Zn,Srが好まし
い。
【0073】ドーピングするに際しては、n型用として
はSiH4,Si26,GeH4,GeF4,SnH4
を、i型化およびp型用としてはBeH2,BeCl2
BeCl4,シクロペンタジエニルマグネシウム、ジメ
チルカルシウム、ジメチルストロンチウム、ジメチル亜
鉛、ジエチル亜鉛等を、ガス状態で使用できる。またこ
れらの元素を膜中にドーピングするには、熱拡散法、イ
オン注入法等の公知の方法を採用することができる。
【0074】[本発明の紫外光/可視光分離型受光素子
の用途]本発明の紫外光/可視光分離型受光素子は、太
陽光のように紫外から可視赤外に連続に分布している光
源において、紫外光と可視光を分離測定することがで
き、水銀灯やLEDなどの紫外線に可視光のLEDやレ
ーザーなどの光が混合された光源や反射光などから紫外
線と可視光を面倒な光学系を設けずに同一の場所で、光
強度を分離測定することができる。
【0075】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明をする。 <実施例1>本発明の紫外光/可視光分離型受光素子に
おける紫外線センサー(紫外線受光素子)を、前述の図
3の装置を用いて作製し、これを市販の缶実装タイプの
シリコンフォトダイオードと重ねて一体化し、概ね図1
に示す構成の紫外光/可視光分離型受光素子を製造し
た。具体的には、以下のようにして作製した。
【0076】洗浄した厚さ0.2mmの硼珪酸ガラス基
板に、酸化インジウムスズ(ITO)を1000Åスパ
ッタした基板(透明基板22および電極24a)を基板
ホルダー3に載せ、排気口2を介して容器1内を真空排
気後、ヒーター4により基板を350℃に加熱した。ガ
ス導入管9より、直径25mmの石英管5内にN2ガス
を1000sccm導入し、マイクロ波導波管8を介し
て2.45GHzのマイクロ波を出力250Wにセット
し、チューナでマッチングを取り放電を行った。この時
の反射波は0Wであった。H2ガスは、ガス導入管10
より、直径30mmの石英管6内に500sccm導入
した。13.56MHzの高周波の出力を100Wにセ
ットした。反射波は0Wであった。
【0077】この状態でガス導入管12より0℃で保持
されたトリメチルガリウム(TMGa)の蒸気を、水素
をキャリアガスとして用い、106Pa圧でバブリング
しながらマスフローコントローラーを通して0.5sc
cm導入した。さらに、ガス導入管12より20℃に保
持したシクロペンタジエニルマグネシウムにH2ガスを
圧力65000Paで導入し、マスフローコントローラ
ーを通して1sccm反応領域に導入した。この時バラ
トロン真空計で測定した反応圧力は66.5Pa(0.
5Torr)であった。成膜を30分行い、厚さ0.1
μmのMgドープGaN:H膜(半導体層23)を作製
した。
【0078】透明基板22の電極24a上に成膜された
半導体層23の上に、直径3mmで厚さ10nmのAu
の電極24bを真空蒸着で形成し、電極24aおよび電
極24bに、導電性ペーストによって厚さ0.1mmの
銀線(端子28)を接着して紫外線センサー20を得
た。
【0079】得られた紫外線センサー20は、Au電極
24b側が30%の透過率を示した。また、Au電極2
4b側から光入射した場合には、200nmから400
nmの範囲で光感度があった。これに対しガラス側から
光入射した場合には、340nmに感度ピークがありピ
ーク感度の10%以上の感度を波長域と定義すると、3
20nmから400nmに光感度があった。
【0080】受光面が2×2mmの大きさである市販の
缶実装タイプのシリコンフォトダイオード27における
受光面の上に、400nmでの透過率がゼロとなる短波
長カットフィルターを積層し(不図示)、さらに開口部
の大きさが1mmφの絞り状の遮光部材26を設けた。
遮光部材26の材質はアルミニウム箔である。
【0081】シリコンフォトダイオード27の遮光部材
26の上に、正確に開口部に位置するように、紫外線セ
ンサー20を、透明基板22が上に向く(電極24bが
遮光部材26に接する)ように重ね合わせ、実施例1の
紫外光/可視光分離型受光素子を作製した。
【0082】得られた紫外光/可視光分離型受光素子に
おいて、上部に位置する紫外線センサー20で吸収しき
れず透過した紫外線は、前記短波長カットフィルターで
吸収される。Au電極24bを透過した可視光は、シリ
コンフォトダイオード27に到達する。なお、可視光の
感度はAu電極24bの厚さで調整することができる。
得られた紫外光/可視光分離型受光素子を用いて、分光
感度を測定した結果、相対感度は、図4におけるaのグ
ラフに示すものになった。
【0083】この紫外光/可視光分離型受光素子の感度
は、標準光源を用いてそれぞれ校正することができる。
このセンサーによって太陽光の日射の中の可視光と紫外
光とを同時に測定することができ、天候による紫外線量
の変化などを分離測定することができる。また紫外線光
源と可視/赤外光源の2種類の波長を同時に使用する測
定において、簡単に分離測定することができる。
【0084】<実施例2>実施例1において、紫外線セ
ンサー20の重ね合わせる向きを逆に、すなわち透明基
板22が下に向く(透明基板22が遮光部材26に接す
る)ように重ね合わせたことを除き、実施例1と同様に
して、実施例2の紫外光/可視光分離型受光素子を作製
した。
【0085】得られた紫外光/可視光分離型受光素子に
ついても、可視光および紫外光の強度を分離して同時に
測定することができた。なお、紫外光および可視光の感
度はAu電極24bの厚さで調整することができる。得
られた紫外光/可視光分離型受光素子を用いて、分光感
度を測定した結果、相対感度は、図4におけるbのグラ
フに示すものになった。
【0086】<実施例3>本発明の紫外光/可視光分離
型受光素子における紫外線センサー(紫外線受光素子)
を、前述の図3の装置を用いて作製し、これを市販の缶
実装タイプのシリコンフォトダイオードと重ねて一体化
し、概ね図1に示す構成の紫外線光量測定装置を製造し
た。具体的には、以下のようにして作製した。
【0087】洗浄した厚さ0.2mmの硼珪酸ガラス基
板に、酸化インジウムスズ(ITO)を1000Åスパ
ッタした基板(透明基板22および電極24a)を基板
ホルダー3に載せ、排気口2を介して容器1内を真空排
気後、ヒーター4により基板を350℃に加熱した。ガ
ス導入管9より、直径25mmの石英管5内にN2ガス
を1000sccm導入し、マイクロ波導波管8を介し
て2.45GHzのマイクロ波を出力250Wにセット
し、チューナでマッチングを取り放電を行った。この時
の反射波は0Wであった。H2ガスは、ガス導入管10
より、直径30mmの石英管6内に500sccm導入
した。13.56MHzの高周波の出力を100Wにセ
ットした。反射波は0Wであった。
【0088】この状態でガス導入管12より0℃で保持
されたトリメチルガリウム(TMGa)の蒸気を、水素
をキャリアガスとして用い、106Pa圧でバブリング
しながらマスフローコントローラーを通して0.2sc
cm導入し、これと同時にトリメチルアルミニウムを5
0℃に加熱し窒素をキャリアガスとして用い1.0sc
cm導入した。さらに、ガス導入管12より20℃に保
持したシクロペンタジエニルマグネシウムにH2ガスを
圧力65000Paで導入し、マスフローコントローラ
ーを通して1sccm反応領域に導入した。この時バラ
トロン真空計で測定した反応圧力は66.5Pa(0.
5Torr)であった。成膜を30分行い、厚さ0.1
μmのMgドープAl0.3Ga0.7N:H膜(半導体層2
3)を作製した。
【0089】透明基板22の電極24a上に成膜された
半導体層23の上に、直径3mmで厚さ10nmのAu
の電極24bを真空蒸着で形成し、紫外線センサー20
を得た。電極24aおよび電極24bに、導電性ペース
トによって厚さ0.1mmの銀線(端子28)を接着し
た。
【0090】得られた紫外線センサー20は、Au電極
24b側から光入射した場合には200nmから360
nmの範囲で光感度があった。得られた紫外線センサー
20のAu電極24bの上に、320nm以下で透過
し、320nmより長波長で透過率がゼロとなるバンド
パスフィルターを積層した。このバンドパスフィルター
は、440nmより長波長で透過域がある。
【0091】この紫外線センサー20を、透明基板22
が下に向く(透明基板22が遮光部材26に接する)よ
うに、実施例1と同じシリコンフォトダイオード27
に、実施例1同様に重ね合わせ、実施例3の紫外光/可
視光分離型受光素子を作製した。得られた紫外光/可視
光分離型受光素子は、可視光感度については実施例1と
同じであったが、紫外線は320nm以下において感度
を示し、太陽光を照射した場合にはUV−Bと可視光と
を分離測定することができるものであった。
【0092】<実施例4>本発明の紫外光/可視光分離
型受光素子における可視光受光素子を、基板としてのp
型シリコン基板に対し、前述の図3の装置を用いてn型
のGaN膜を成長させることで製造し、これに実施例1
と同様の紫外線センサー(紫外線受光素子)を重ねて一
体化し、概ね図2に示す構成の紫外光/可視光分離型受
光素子を製造した。前記可視光受光素子の成膜は、前述
の図3の装置を用いて次のように行った。
【0093】5%のフッ化水素酸水で洗浄した厚さ0.
3mmのp型シリコンウエハー(シリコン基板38)と
直径3mmの開口部を持つマスクとを重ねて基板ホルダ
ー3に載せ、排気口2を介して容器1内を真空排気後、
ヒーター4によりシリコン基板38を350℃に加熱し
た。ガス導入管9より、直径25mmの石英管5内にN
2ガスを1000sccm導入し、マイクロ波導波管8
を介して2.45GHzのマイクロ波を出力250Wに
セットし、チューナでマッチングを取り放電を行った。
この時の反射波は0Wであった。H2ガスは、ガス導入
管10より、直径30mmの石英管6内に500scc
m導入した。13.56MHzの高周波の出力を100
Wにセットした。反射波は0Wであった。
【0094】この状態でガス導入管12より0℃で保持
されたトリメチルガリウム(TMGa)の蒸気を水素
を、キャリアガスとして用い、106Pa圧でバブリン
グしながらマスフローコントローラーを通して0.5s
ccm導入した。さらに、ガス導入管12より、100
ppmに水素希釈したモノシランをマスフローコントロ
ーラーを通して10sccm反応領域に導入した。この
時バラトロン真空計で測定した反応圧力は66.5Pa
(0.5Torr)であった。成膜を10分行い0.0
5μmのSiドープGaN:H膜(半導体層37)を作
製した。
【0095】得られたSiドープGaN:H膜に、導電
性ペーストによって厚さ0.1mmの銀線を接着し、シ
リコン基板38にAuを蒸着し、導電性ペーストによっ
て厚さ0.1mmの銀線を接着し、二つの端子39とし
た。以上のようにして、可視光受光素子41を得た。
【0096】得られた可視光受光素子41は、300n
mから1000nmまでの波長領域に感度を有してい
た。得られた可視光受光素子41の半導体層37が形成
された側に、400nmでの透過率がゼロとなる短波長
カットフィルターを積層し(不図示)、さらに開口部の
大きさが1mmφの絞り状の遮光部材36を設けた。遮
光部材36の材質はアルミニウム箔である。
【0097】さらに、遮光部材36の上に、実施例1で
得られた紫外線センサー20(40)を透明基板22
(基板33)が下に向く(透明基板22(基板33)が
遮光部材36に接する)ように重ね合わせ、実施例4の
紫外光/可視光分離型受光素子を作製した。
【0098】得られた紫外光/可視光分離型受光素子
は、非常に小型でありながら、実施例2の紫外光/可視
光分離型受光素子と同様の分光感度を持っており、この
紫外光/可視光分離型受光素子についても、可視光およ
び紫外光の強度を分離して同時に測定することができ
た。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
紫外光と可視光とを同一の場所で同時に測定することが
できる紫外光/可視光分離型受光素子を提供することが
できる。また、本発明によれば、小型化、低コスト化が
可能な紫外光/可視光分離型受光素子を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紫外光/可視光分離型受光素子の実
施形態を示す模式断面図である。
【図2】 本発明の紫外光/可視光分離型受光素子の他
の実施形態を示す模式断面図である。
【図3】 本発明における半導体受光素子を製造するた
めの、半導体層の形成装置の概略構成図である
【図4】 実施例の紫外光/可視光分離型受光素子の分
光感度を測定した結果を示す相対感度のグラフである。
【符号の説明】
20 紫外線センサー(紫外線受光素子) 21,30 保護部材 22 透明基板 23,32,37 半導体層 24a,24b,31a,31b 電極 25 紫外線カットフィルター 26,36 遮光部材 27 シリコンフォトダイオード(可視光受光素子) 28,29,34,39 端子 33 基板 38 シリコン基板 40 紫外線受光素子 41 可視光受光素子
フロントページの続き Fターム(参考) 5F045 AA08 AA09 AA10 AB02 AB03 AB04 AB14 AB17 AC07 AC08 AC09 AC12 AD05 AD06 AD07 AD08 AD09 AD10 AE19 AF03 AF07 AF10 BB12 CA13 EH11 EH18 5F049 MA02 MA05 MB02 MB11 NA18 NA19 NB07 PA04 PA07 RA06 SE04 SE05 SS01 SZ06 SZ11 WA03 WA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光透過型の紫外線受光素子と、可視
    光受光素子と、を重ねて一体化してなることを特徴とす
    る紫外光/可視光分離型受光素子。
  2. 【請求項2】 前記紫外線受光素子が、実質的に可視光
    に感度が無く、可視光を透過する受光素子であることを
    特徴とする請求項1に記載の紫外光/可視光分離型受光
    素子。
  3. 【請求項3】 前記紫外線受光素子と前記可視光受光素
    子との間に、紫外線を吸収し、かつ可視光を透過するフ
    ィルターを設けてなることを特徴とする請求項1または
    2に記載の紫外光/可視光分離型受光素子。
  4. 【請求項4】 前記紫外線受光素子が、少なくともA
    l,Ga,Inからなる群より選ばれる一つ以上の元素
    と、チッ素とからなる半導体層を含んでなることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1に記載の紫外光/可視
    光分離型受光素子。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の紫外光/可視光分離型
    受光素子であって、前記紫外線受光素子が、前記半導体
    層に一対の電極が形成されてなることを特徴とする紫外
    光/可視光分離型受光素子。
  6. 【請求項6】 前記可視光受光素子が、シリコンフォト
    ダイオードであることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1に記載の紫外光/可視光分離型受光素子。
  7. 【請求項7】 前記可視光受光素子が、シリコン基板表
    面に、Al,Ga,Inからなる群より選ばれる一つ以
    上の元素と、チッ素とからなる半導体層が形成されてな
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の
    紫外光/可視光分離型受光素子。
  8. 【請求項8】 前記シリコン基板がp型であり、前記半
    導体層がn型であることを特徴とする請求項7に記載の
    紫外光/可視光分離型受光素子。
  9. 【請求項9】 前記紫外線受光素子と前記可視光受光素
    子との間に、前記紫外線受光素子を透過した光以外の光
    が可視光受光素子に入射することを防止し得る遮光部材
    を設けてなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1に記載の紫外光/可視光分離型受光素子。
JP2001226516A 2001-07-26 2001-07-26 紫外光/可視光分離型受光素子 Pending JP2003046112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226516A JP2003046112A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 紫外光/可視光分離型受光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001226516A JP2003046112A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 紫外光/可視光分離型受光素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003046112A true JP2003046112A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19059321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001226516A Pending JP2003046112A (ja) 2001-07-26 2001-07-26 紫外光/可視光分離型受光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003046112A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109782A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 Sanken Electric Co., Ltd. 窒化物系半導体素子及びその製造方法
CN100405545C (zh) * 2003-06-06 2008-07-23 三垦电气株式会社 氮化物类半导体元件及其制造方法
US7593103B2 (en) 2004-11-18 2009-09-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light intensity measuring method and electronic device
CN105405914A (zh) * 2014-05-23 2016-03-16 马克西姆综合产品公司 具有滤光器的紫外传感器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109782A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 Sanken Electric Co., Ltd. 窒化物系半導体素子及びその製造方法
US7400000B2 (en) 2003-06-06 2008-07-15 Sanken Electric Co., Ltd. Nitride-based semiconductor device
CN100405545C (zh) * 2003-06-06 2008-07-23 三垦电气株式会社 氮化物类半导体元件及其制造方法
US7593103B2 (en) 2004-11-18 2009-09-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light intensity measuring method and electronic device
CN105405914A (zh) * 2014-05-23 2016-03-16 马克西姆综合产品公司 具有滤光器的紫外传感器
US10132679B2 (en) 2014-05-23 2018-11-20 Maxim Integrated Products, Inc. Ultraviolet sensor having filter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4465941B2 (ja) 紫外線受光素子
JP2001320451A (ja) 携帯型情報機器
JP2000012902A (ja) 半導体デバイス、半導体デバイスの製造方法及び製造装置
WO2006057160A1 (ja) 薄膜光電変換装置
JP2000208800A (ja) 太陽電池及びそれを用いた自己電力供給型表示素子、並びに太陽電池の製造方法
US7095089B2 (en) Light detecting device and method for mounting the same
JP2001024212A (ja) Iii−v族化合物半導体、及びそれを用いた半導体素子
JP2003046112A (ja) 紫外光/可視光分離型受光素子
JP3769921B2 (ja) 半導体受光素子とその製造方法、およびそれを用いた光センサ
JP4182648B2 (ja) 半導体紫外線受光素子およびその製造方法
JP2002344001A (ja) 波長分離型紫外線受光器
JP2003177063A (ja) 紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測定方法
JP3753811B2 (ja) 非晶質光半導体及びその製造方法並びに光半導体素子
JP3695049B2 (ja) 微結晶化合物光半導体の製造方法
JP2003028711A (ja) 紫外線受光器
JP4111145B2 (ja) 光半導体素子
JP2004251754A (ja) 紫外線センサー
JP2004311784A (ja) 光検出装置、及びその実装方法
JP4103346B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP2003249665A (ja) 半導体受光素子及びそれを用いた紫外線センサー、太陽電池
JP2001244495A (ja) 紫外線検出器
JP2003065843A (ja) 紫外線受光器及び紫外線受光装置
JP2005135993A (ja) 光センサ
JPS62179164A (ja) 光電変換装置
JP2002094106A (ja) 紫外線光量測定装置および紫外線光量測定方法、並びに紫外線光源制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714