JP2003177063A - 紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測定方法 - Google Patents

紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測定方法

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JP2003177063A JP2001378843A JP2001378843A JP2003177063A JP 2003177063 A JP2003177063 A JP 2003177063A JP 2001378843 A JP2001378843 A JP 2001378843A JP 2001378843 A JP2001378843 A JP 2001378843A JP 2003177063 A JP2003177063 A JP 2003177063A
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ultraviolet
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optical semiconductor
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Shigeru Yagi
茂 八木
Osamu Otani
修 大谷
Hisayoshi Mori
久佳 森
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    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象物の色に関らず、分光感度特性や出
力が変化することなく紫外線の強度を広い入射角度で正
確に測定できる紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線
光量測定方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 測定対象物における任意の測定位置に設
置させ、前記測定位置における紫外線光量を測定する紫
外線受光器であって、Al、Ga及びInのうち少なく
とも1以上の元素と、窒素とを含む光半導体層を有する
紫外線受光素子と、該紫外線受光素子を透過した紫外線
を前記測定対象物が受光することを防ぐ機能を有する紫
外線不透過部材と、を備えてなることを特徴とする紫外
線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構造を有す
る紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紫外線や短波長光の工業的利用は
多方面に渡っている。特に、紫外線は、半導体集積素子
の製造工程において、露光時の解像度の向上を図るため
に盛んに利用されており、近年の半導体集積素子の超微
細化に伴って、製造工程の縮小光学系によるフォトリソ
工程において使用される紫外線の光源は、水銀灯(36
5nm)から、更に短波長のエキシマーレーザのKrF
(248nm)やArF(193nm)へと変化してき
ている。このように、光(紫外線や短波長を含む)を工
業的に利用する際には、それらの光の強度を正確に測定
する技術が要求される。また、太陽光中の紫外線が人体
へ及ぼす影響が大きな問題となっており、紫外線光量を
正確に測定する技術への要求も大きなものとなってい
る。
【0003】従来から、紫外線の強度測定には、シリコ
ンフォトダイオードなどの汎色性の検出器に、長波長カ
ット短波長透過フィルターと、このフィルターの可視域
での二次光透過域をカットする長波長カット短波長透過
フィルターと、を組み合わせたものが紫外線受光器とし
て使用されている。しかしながら、このようなカットフ
ィルターは、良好な組み合わせを得ることが困難である
と共に、積層化により紫外光感度が低くなり、また、常
に透過可視光に対する誤差やフィルター劣化による経時
変化が大きく、寿命が短いという問題を有していた。
【0004】加えて、シリコンフォトダイオードは、短
波長光を測定する場合には、表面吸収により活性部に光
が届かなかったり、表面欠陥による再結合等により40
0nm以下の波長域において低感度になるという問題を
有していた。更に、300nm以下では感度が波長によ
り大きく変動するため正確な光量を求められないという
問題も有していた。
【0005】紫外線の強度測定には、短波長に感度のあ
るGaPなどの半導体と長波長カット短波長透過フィル
ターとを組み合わせた紫外線受光器も使用されている。
この場合も、300nm以下の紫外線の場合には、二次
光域に感度を持つため、かかる二次光透過域をカットす
る短波長透過長波長カットフィルターも必要になる。こ
のようなカットフィルターは、該カットフィルターを構
成する短波長領域の光を透過する材料が限られるため高
価になる。結果として、このような領域の紫外線受光器
は寿命が短く、低感度でかつ高価であった。
【0006】上記のような短波長透過フィルターは、目
的の紫外線を得るために、フィルターの角度依存性が大
きいため、目的の波長領域の光量を正確に測定するに
は、入射角のふれ幅は限りなく小さくする必要があり、
理想的には垂直入射が望まれる。このため、光路を垂直
に保つために受光器への導光部を長くせざるを得ず、正
確な受光器ほど長いものになり、受光器が大型化すると
いう問題を有していた。
【0007】また、紫外線受光器において、紫外線の強
度を正確に測定するためには、全方位からの紫外線を測
定入射角度分布として、所謂、cosθ則に合った受光
素子を使用することが必要である。理想的な紫外線受光
器としては、薄型で、かつ、cosθ則にできる限り合
った受光素子を使用することが望ましいが、角度が60
°程度までcosθ則に合う受光素子は8〜10mmの
厚さが限界であった(照明学会報告資料)。従って、測
定入射角度分布の広さと、受光素子の厚さは相反するも
のであった。
【0008】一方、紫外線受光器は、通常、測定対象物
に接触又は近接して、その測定対象物における紫外線光
量を測定するが、透明な窒化物半導体を用いた紫外線受
光器の場合は、前記窒化物半導体の吸収により減衰しつ
つも透過した長波長部分の入射光が、測定対象物表面で
反射し、再度、前記窒化物半導体に入射してしまうため
に、結果的には、分光感度特性や出力が変化してしまう
という問題を有していた。特に、測定対象物の色によっ
ては、その変化量は大きくなってしまい、正確な紫外線
光量の測定が困難であった。より詳細には、例えば、紫
外線受光器を人の皮膚に設置して用いた場合には、その
皮膚の色の違いにより分光感度特性や出力が変化してし
まっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記課題を解決するべくなされたものであり、より詳細に
は、測定対象物の色に関らず、分光感度特性や出力が変
化することなく紫外線の強度を広い入射角度で正確に測
定できる紫外線受光器、及びそれを用いた紫外線光量測
定方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段としては、以下の通りである。 <1> 測定対象物における任意の測定位置に設置さ
せ、前記測定位置における紫外線光量を測定する紫外線
受光器であって、Al、Ga及びInのうち少なくとも
1以上の元素と、窒素とを含む光半導体層を有する紫外
線受光素子と、該紫外線受光素子を透過した紫外線を前
記測定対象物が受光することを防ぐ機能を有する紫外線
不透過部材と、を備えてなることを特徴とする紫外線受
光器。
【0011】<2> 更に、前記紫外線受光素子を保護
し、かつ、少なくとも前記光半導体層が受光する紫外線
が入射する光入射面を有する保護部材を備えてなること
を特徴とする<1>に記載の紫外線受光器。
【0012】<3> 前記紫外線不透過部材と前記保護
部材とが一体化されてなることを特徴とする<2>に記
載の紫外線受光器。
【0013】<4> 前記紫外線不透過部材のうち、少
なくとも前記紫外線受光素子を透過した紫外線受光する
部分が、該紫外線を反射しない領域からなることを特徴
とする<1>〜<3>のいずれかに記載の紫外線受光
器。
【0014】<5> 厚さが7mm以下であることを特
徴とする<1>〜<4>のいずれかに記載の紫外線受光
器。
【0015】<6> <1>〜<5>のいずれかに記載
の紫外線受光器を用いた紫外線光量測定方法であって、
前記紫外線受光器を、測定対象物における任意の測定位
置に設置させ、前記測定位置における紫外線光量を測定
することを特徴とする紫外線光量測定方法。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
なお、図面を参照しつつ説明する場合があるが、同様の
機能を有するものには、全図面通して同じ符号を付し、
その説明を、適宜、省略する場合がある。本発明の紫外
線受光器は、以下に示す第1及び第2の実施態様を有す
る。
【0017】[本発明の第1の実施態様としての紫外線
受光器]本発明の第1の実施態様としての紫外線受光器
は、測定対象物における任意の測定位置に設置させ、前
記測定位置における紫外線光量を測定する紫外線受光器
であって、Al、Ga及びInのうち少なくとも1以上
の元素と、窒素とを含む光半導体層を有する紫外線受光
素子と、該紫外線受光素子を透過した紫外線を前記測定
対象物が受光することを防ぐ機能を有する紫外線不透過
部材と、を備えてなることを特徴とする。
【0018】ここで、図1は本発明の第1の実施態様と
しての紫外線受光器の構造を示す拡大断面図である。な
お、図1は、紫外線の受光面がFaである場合の紫外線
受光器を示している。図1に示すように、半導体受光器
は、導電性基板102と、光半導体層104と、電極1
06と、が順次積層された紫外線受光素子100と、紫
外線不透過部材110と、を備える。
【0019】<紫外線受光素子>本発明に係る紫外線受
光素子100においては、入射した光が光半導体層10
4で吸収されて、導電性基板102と電極106との間
から光電流として検出される。従って、紫外線受光素子
100は、図1に示す受光面Fa又は受光面Fbのどちら
か一方側から光が入射され、光半導体層104に到達す
ることを必要とする。これにより、受光面Faに光が入
射する場合は、導電性基板102が透明性を有する材料
で形成され、受光面Fbに光が入射する場合は、電極1
06が透明性を有する材料で形成される。ここで、透明
性(透明)とは、紫外線受光素子100において使用さ
れる所定波長領域、例えば紫外線領域、の光を高率で透
過(例えば、透過率10%以上、好ましくは30%以
上)する性質をいう。以下の記載についても同様であ
る。
【0020】(導電性基板)導電性基板102は、基板
自体が導電性であっても、絶縁性の支持体表面を導電化
処理したものであってもよく、また、結晶であるか非晶
質であるかは問わない。基板自体が導電性である導電性
基板102としては、アルミニウム、ステンレススチー
ル、ニッケル、クロム等の金属及びその合金結晶、S
i、GaAs、GaP、GaN、SiC、ZnOなどの
半導体を挙げることができる。
【0021】また、絶縁性の支持体としては、高分子フ
ィルム、ガラス、石英、セラミック等を挙げることがで
きる。絶縁性の支持体の導電化処理は、上記導電性基板
102の具体例で挙げた金属又は金、銀、銅等を蒸着
法、スパッター法、イオンプレーティング法などにより
成膜して行うことができる。
【0022】図1に示されるように、受光面がFaであ
る場合には、導電性基板102は透明性を有する必要が
ある。そのため、透明性を有する導電性基板102(以
下、透明導電性基板とする)の透明性支持体としては、
ガラス、石英、サファイア、MgO、SiC、ZnO、
LiF、CaF2等の透明な無機材料、また、弗素樹
脂、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、エポキシ等の透明な有機
樹脂のフィルム又は板状体、更に、オプチカルファイバ
ー、セルフォック光学プレート等が使用できる。
【0023】前記透明性支持体は、それ自体が導電性で
あればそのまま透明導電性基板102として使用される
が、導電性でない場合は、導電化処理又は透明性電極の
形成を必要とする。前記導電化処理又は透明性電極の形
成は、ITO、酸化亜鉛、酸化錫、酸化鉛、酸化インジ
ウム、ヨウ化銅等の透明導電性材料を用い、蒸着、イオ
ンプレーティング、スパッタリングなどの方法により形
成したもの、あるいはAl、Ni、Au等の金属を蒸着
やスパッタリングなどにより半透明になる程度に薄く成
膜して行われる。
【0024】(光半導体層)光半導体層104は、A
l、Ga及びInのうち少なくとも1以上の元素と、窒
素とを含有し、必要に応じてその他の成分を含有する。
光半導体層104としては、非単結晶質状でもよく、単
結晶質状でもよい。非単結晶質状である場合には、非晶
質状でもよく、微結晶質状でもよく、これらの混合され
た状態であってもよい。
【0025】結晶質状の場合、その結晶系は、立方晶あ
るいは6方晶系のいずれか一つであっても、複数の結晶
系が混合された状態でもよい。結晶としては、柱状成長
した結晶でもよく、X線回折スペクトルで単一ピークで
あり、結晶面方位が高度に配向したものでもよく、単結
晶でもよい。
【0026】光半導体層104が非単結晶の場合には、
当該光半導体層104に0.5at%〜50at%の水
素が含有していてもよく、一配位のハロゲン元素が含有
されていてもよい。前記光半導体層104の水素含有量
が0.5at%未満では、結晶粒界での結合欠陥とある
いは非晶質相内部での結合欠陥や未結合手を水素との結
合によって無くし、バンド内に形成する欠陥準位を不活
性化するのに不十分であり、結合欠陥や構造欠陥が増大
し、暗抵抗が低下し光感度がなくなるため実用的な紫外
線受光素子100として機能することができない場合が
ある。
【0027】これに対し、光半導体層104の水素含有
量が50at%を超えると、電気的な特性が劣化すると
共に硬度などの機械的性質が低下することがある。更
に、前記光半導体層104が酸化されやすくなり、耐候
性が悪化することもある。
【0028】ここで、光半導体層104の水素含有量
(at%)については、ハイドジェンフォワードスキャ
タリング(HFS)により絶対値を測定することができ
る。また、加熱による水素放出量の測定によっても水素
含有量を推定することができる。更に、本発明における
紫外線受光素子100の製造工程において、光半導体層
104の形成時に、同時にシリコン、サファイア等の赤
外透明な基板に同様の光半導体層を形成することで、赤
外吸収スペクトルによって該光半導体の水素含有量を容
易に測定することできる。なお、赤外吸収スペクトルに
よって水素結合状態も判明する。
【0029】水素を含む光半導体層104の構造は、例
えば、透過電子線回折で測定した場合、全くリング状の
回折パターンがなく、ぼんやりしたハローパターンの完
全に長距離秩序の欠如しているものから、ハローパター
ンの中にリング状の回折パターンが見られるもの、更
に、その中に輝点が見られるものまで使用できる。この
ような光半導体層104は、透過電子線回折より広範囲
を観測するX線回折測定においては、ほとんど何もピー
クが得られないことが多い。
【0030】また、透過電子線回折の測定いおいて、リ
ング状の回折パターンと共に輝点が多数見られるもの、
更に、ほとんどスポット状の輝点のみであってもX線回
折測定において、多結晶あるいは最も強いピーク強度が
単結晶にくらべると弱く、かつ、他に弱い他の面方位の
ピークが混在している場合もある。更に、ほとんど一つ
の面方位からなるX線回折スペクトルを示す場合もあ
る。
【0031】水素を含む光半導体層104の赤外吸収ス
ペクトル測定では、水素との結合ピークが存在すると共
に、III族原子(Al、Ga及びIn)とN原子との結
合の振動吸収ピークの半値幅が、非晶質構造が主体の場
合には150cm-1以上であり、微結晶性の場合には1
00cm-1以下である。ここで、半値幅とは、III族原
子とN原子の結合を主体とする吸収位置での複数のピー
クからなる吸収帯の最高強度とバックグランドを除いた
強度の1/2の値での吸収帯の幅である。
【0032】微結晶の大きさは、その径として、5nm
〜5μmであり、X線回折や電子線回折及び断面の電子
顕微鏡写真を用いた形状測定などによって測定すること
ができる。
【0033】光半導体層104の原料としては、Al、
Ga及びInのうちから選ばれる1以上の元素を含む有
機金属化合物を用いることができる。前記有機金属化合
物としては、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエ
チルアルミニウム、ターシャリーブチルアルミニウム、
トリメチルガリウム、トリエチルガリウム、ターシャリ
ーブチルガリウム、トリメチルインジウム、トリエチル
インジウム、ターシャリーブチルインジウムなどの液体
や固体を気化して単独にあるいはキャリアガスでバブリ
ングすることによって混合状態で使用することができ
る。キャリアガスとしては、水素、N2、メタン、エタ
ンなどの炭化水素、CF4、C26などのハロゲン化炭
素などを用いることができる。
【0034】窒素原料としては、N2、NH3、NF3
24、メチルヒドラジンなどの気体、又は、液体を気
化あるいはキャリアガスでバブリングすることによって
使用することができる。
【0035】光半導体層104の組成において、III族
元素の量の総和mと、窒素の量nとの関係が、0.5:
1.0≦m:n≦1.0:0.5を満たすことが好まし
く、この範囲を外れると、III族元素とV族元素(N)
との結合において四面体型結合を取る部分が少なく、欠
陥が多くなり、良好な光半導体層104として機能しな
くなる場合がある。
【0036】光半導体層104の光学ギャップは、III
族元素の混合比によって任意に変えることができる。G
aN:Hを基準にすると、3.2〜3.5eVより大き
くする場合には、Alを加えることによって6.5eV
程度まで大きくすることができ、3.2eV以下にする
場合Inを加えることによって1.9eV程度まで、そ
れぞれに透明のまま波長域を変化させることができる。
ここで、光学ギャップは波長(eV)と吸収係数(α
e)の2乗のプロットより、低エネルギーの直線部分を
外挿した点から求める。あるいは、吸収係数が1000
0cm-1の波長(eV)としてもよい。吸収係数は、バ
ックグランドを除外した吸光度を用いるか、膜厚依存性
を測定して求められる。
【0037】また、光半導体層104は、p、n制御の
ために元素を膜中にドープすることができる。ドープし
得るn型用の元素としてはIa族のLi、Ib族のCu、
Ag、Au、IIa族のMg、IIb族のZn、IVa族の
Si、Ge、Sn、Pb、VIa族のS、Se、Teを
用いることができる。ドープし得るp型用の元素として
は、Ia族のLi、Na、K、Ib族のCu、Ag、A
u、IIa族のBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra、II
b族のZn、Cd、Hg、IVa族のC、Si、Ge、
Sn、Pb、VIa族のS、Se、Te、VIb族のC
r、Mo、W、VIIIa族のFe、Co、Niなどを用
いることができる。
【0038】光半導体層104中の水素は、ドーパント
に結合し不活性化しないように、欠陥準位をパッシベー
ションするための水素が、ドーパントよりもIII族元素
及び窒素元素に選択的に結合する必要があり、この点か
ら、特に、n型用の元素としては、特に、Si、Ge、
Snが好ましく、p型用の元素としては、特に、Be、
Mg、Ca、Zn、Srが好ましい。
【0039】ドーピングの際には、n型用としては、S
iH4、Si26、GeH4、GeF 4、SnH4を、p型
用としては、BeH2、BeCl2、BeCl4、シクロ
ペンタジエニルマグネシウム、ジメチルカルシウム、ジ
メチルストロンチウム、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛な
ど、をガス状態で使用できる。また、これらの元素を光
半導体層104にドーピングするには、熱拡散法、イオ
ン注入法等の公知の方法を採用することができる。
【0040】図1に示すように、本発明に係る紫外線受
光素子100において、簡単には、単層の光半導体層1
04を形成することによってショットキー型の素子とす
ることもできるし、pnダイオード構成やpin構成な
どを作製することによつて更に高効率化することができ
る。
【0041】光半導体層104は、Al、Ga、及びI
nのうち少なくとも一つ以上の元素と窒素(と水素)と
を含むn型あるいはp型の光半導体層から構成されても
よいし、更に高濃度のドーピングを行った膜p+あるい
はn+層を挿入してもよいし、低濃度のドーピングを行
った膜p-あるいはn-層を挿入してもよい。
【0042】また、光半導体層104は、多層構造であ
ってもよい。この場合、光半導体層104は、透明性や
障壁の形成のために、p型光半導体層、i型光半導体
層、及び、n型光半導体層の各層は、それぞれ異なるA
xGayInz(x=0〜1.0、y=0〜1.0、z
=0〜1.0)で表せるAl、Ga、InとNの組成を
持っていてもよいし、p型光半導体層、i型光半導体
層、及び、n型光半導体層のそれぞれの層が複数のAl
xGayInzN:H(x=0〜1.0、y=0〜1.
0、z=0〜1.0)の組成から成っていてもよい。
【0043】(光半導体層の形成方法)以下、図2を参
照して、光半導体層104の形成方法を説明するが、こ
れに限定されるものではない。ここで、図2は光半導体
層104を形成する層形成装置の概略構成図である。な
お、層形成装置は、プラズマを活性化手段とするもので
ある。図2に示すように、層形成装置は、排気して真空
にし得る容器1と、排気口2と、基板ホルダー3と、基
板加熱用ヒーター4と、容器1に接続された石英管5、
6と、高周波コイル7と、マイクロ波導波管8と、石英
管5、6にそれぞれ連通しているガス導入管9、10
と、石英管5、6にそれぞれ接続しているガス導入管1
1、12とを有する。また、後述するように、層形成装
置は、ある特定の組成を有する表面層を形成することも
可能である。
【0044】この層形成装置においては、窒素元素源と
して、例えば、N2を用い、ガス導入管9から石英管5
に導入する。例えば、マグネトロンを用いたマイクロ波
発振器(図示せず)に接続されたマイクロ波導波管8
に、2.45GHzのマイクロ波が供給され、石英管5
内に放電を発生させる。別のガス導入管10から、例え
ばH2を石英管6に導入する。高周波発振器(図示せ
ず)から高周波コイル7に13.56MHzの高周波を
供給し、石英管6内に放電を発生させる。放電空間の下
流側に配されたガス導入管12より、例えば、トリメチ
ルガリウムを導入することによって、基板ホルダー3に
セットされた導電性基板102上に、窒素ガリウムから
なる光半導体層104を形成(成膜)することができ
る。
【0045】なお、前記ガス導入管12から導入された
ガスは、トリメチルガリウムであったが、代わりにイン
ジウム、アルミニウムを含む有機金属化合物を用いるこ
ともできるし、またそれらを混合することもできる。ま
た、これらの有機金属化合物は、ガス導入管11から混
合して導入してもよいし、別々に導入してもよい。
【0046】導電性基板102の温度としては、100
℃〜600℃が好ましい。一般に、導電性基板102の
温度が高い場合、及び/又は、III族原料ガスの流量が
少ない場合には、微結晶の光半導体層104が形成され
やすい。また、導電性基板102の温度が300℃より
低く、III族原料ガスの流量が少ない場合には、微結晶
の光半導体層104が形成されやすく、基板温度が30
0℃より高く、低温条件よりもIII族原料ガスの流量が
多い場合であっても、微結晶の光半導体層104が形成
されやすい。更に、例えば、H2放電を行った場合に
は、行なわない場合よりも光半導体層104の微結晶化
を進めることができる。
【0047】また、C、Si、Ge、Snから選ばれた
少なくとも一つ以上の元素を含むガス、あるいはBe、
Mg、Ca、Zn、Srから選ばれた少なくとも1つ以
上の元素を含むガスを放電空間の下流側(ガス導入管1
1又はガス導入管12)から導入することによってn
型、p型などの任意の伝導型の非晶質あるいは微結晶の
窒化物半導体を得ることができる。C元素を導入する場
合には、条件によっては有機金属化合物の炭素を使用し
てもよい。
【0048】上述のような層形成装置において、放電エ
ネルギーにより形成される活性窒素あるいは活性水素を
独立に制御してもよいし、NH3のような窒素と水素原
子を同時に含むガスを用いてもよい。更にH2を加えて
もよい。また、有機金属化合物から活性水素が遊離生成
する条件を用いることもできる。このようにすることに
よって、導電性基板102上には活性化されたIII族原
子、窒素原子が制御された状態で存在し、かつ、水素原
子がメチル基やエチル基をメタンやエタン等の不活性分
子にするために低温にも拘わらず、炭素がほとんど入ら
ないか、入っても極低量の、膜欠陥が抑えられた非晶質
あるいは微結晶の膜が生成できる。
【0049】上述のような層形成装置において、活性化
手段としては、高周波発振器、マイクロ波発振器、エレ
クトロサイクロトロン共鳴方式やヘリコンプラズマ方式
であってもよいし、これらを一つ用いてもよいし、二つ
以上を用いてもよい。また、二つともマイクロ波発振器
であってもよいし、2つとも高周波発振器であってもよ
い。また、図1においては、高周波発振器とマイクロ波
発振器とを用いたが、2つともマイクロ波発振器であっ
てもよいし、2つとも高周波発振器であってもよい。更
に、2つともエレクトロサイクロトロン共鳴方式やヘリ
コンプラズマ方式を用いてもよい。高周波発振器による
高周波放電の場合、誘導型でも容量型でもよい。
【0050】異なる活性化手段(励起手段)を用いる場
合には、同じ圧力で同時に放電が生起できるようにする
必要があり、放電内と容器1内の層形成部(成膜部)と
の間に圧力差を設けてもよい。また、同一圧力で行う場
合、異なる活性化手段(励起手段)、例えば、マイクロ
波発振器と高周波発振器とを用いると、励起種の励起エ
ネルギーを大きく変えることができ、膜質制御に有効で
ある。光半導体層104は、反応性蒸着法やイオンプレ
ーティング、リアクティブスパッターなど少なくとも水
素が活性化された雰囲気で形成されることが可能であ
る。
【0051】(電極)電極106は、導電性基板102
の対向電極として形成される。電極106としては、例
えば、Al、Ni、Au、Cr、Co、Ag及びPtな
どの金属及びその合金結晶や多層膜などを用いることが
できる。上述のように、受光面がFbである場合は、前
記電極106は透明性を有する必要がある。そのため、
透明性電極としては、ITO、酸化亜鉛、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅等の透明導電性材料を用
いることができるが、入射光が300nm以下の場合に
は、Al、Ni、Au、Cr、Co、Ag及びPt等の
金属を蒸着やスパッタリングにより光が透過するように
薄く成膜したものが用いられる。前記膜の厚さは、5n
m〜100nmであり、薄すぎると光透過率は大きいが
電気抵抗が高くなり、また厚すぎると光が透過しない。
【0052】(表面層)本発明に係る紫外線受光素子1
00は、紫外線受光素子100の保護を目的とした表面
層(図示せず)を設けてもよい。表面層は、少なくと
も、物理的、化学的な刺激から紫外線受光素子100の
活性部(導電性基板102、光半導体層104及び電極
106)を保護する機能を有する。例えば、表面層は、
物理的な傷などに対する保護の役目を果たす他、紫外線
受光素子100の活性部が湿度や化学物質などから受け
る影響を低減することができる。また、集積化した紫外
線受光素子100を加工する際の保護層としても機能す
る。これにより、本発明における紫外線受光素子100
は、耐久性、耐湿性に優れるため長寿命化を図ることが
できる。
【0053】ここで、保護機能を有する表面層として
は、特に限定されず、例えば、無機材料、酸化物窒化
物、有機高分子材料などのあらゆるものが用いられる。
また、層厚としては、0.01〜500μmが好まし
く、0.1〜500μmがより好ましい。なお、受光面
がFbである場合、表面層としては、少なくとも、光半
導体層104で受光・検出したい光を吸収することのな
いものを使用する。
【0054】好ましい表面層は、例えば、石英やシリカ
ガラス、シリコン窒化膜やサファイアなどでもよいし、
シリコン樹脂でもよい。これらの材料は、浸漬法やスプ
レー法で塗布し、加熱して硬化させてもよいし、反応さ
せて硬化物を形成してもよい、あるいは、プラズマCV
D法などで成膜してもよい。また、表面層は、予め、板
状に成形しておいた前記材料を、透明性を有する接着剤
によって貼り合わせたり、熱を利用して融着させるなど
の方法を用いてラミネート構造を有していてもよい。
【0055】更に、表面層を構成する材料は、紫外線を
透過することのできる有機化合物であってもよい。該有
機化合物としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リカーボネート、ポリスチレン、ポリエステル、アクリ
ル等が挙げられる。前記有機化合物を表面層として形成
する場合は、適当な溶媒に溶解して、塗布・乾燥させて
もよいし、融点や軟化点まで加熱し、塗布あるいは貼り
付けてもよい。また、真空蒸着法やプラズマ重合法など
で形成されてもよい。また、前記有機化合物を板状に成
形し、透明性を有する接着剤によって貼り合わせたり、
熱を利用して融着させるなどの方法を用いラミネート構
造を有する表面層としてもよい。
【0056】また、表面層としては、紫外線領域での透
明性と物理的強度及び化学的安定性、耐熱性、電気絶縁
性などの点から、Al、Ga及びInのうち少なくとも
1以上の元素と、窒素を含む窒化物よりなる膜が好適で
ある。特に、該窒化膜は、低温で形成することができる
ため、既述の光半導体層104と同じ装置、同じ方法を
利用することができる。更に、膜中には水素が含まれて
いてもよいし、また絶縁性を調整するためドーピングさ
れていてもよい。ドーピング元素としては、C、Si、
Ge、Snから選ばれた少なくとも1以上の元素、ある
いはBe、Mg、Ca、Zn、Srから選ばれた少なく
とも1以上の元素を、少なくとも1以上用いることがで
きる。
【0057】前記窒化膜が、光半導体層104が感度を
有する波長領域より短波長側に吸収を持つようにする場
合には、Al、Ga及びInの元素の原子番号が小さい
元素の量を増加させ、原子番号の大きい元素の量を減少
させる。つまり、光半導体層104が、AlxGa
1-xN、表面層がAlyGa1-yNで表されるならば、x
<yとすることで、表面層の吸収波長領域が短波長側に
変化する。この結果、受光面がFbである場合には、あ
る波長をピークとして、短波長側と長波長側に感度が無
い選択的な紫外線受光素子100が製造可能となる。例
えば、AlNを表面層とした場合には、吸収の立ち上が
りが200nmからはじまるため、感度としては180
nmから長波長の紫外線受光素子100に適用できる。
【0058】<紫外線不透過部材>紫外線不透過部材1
10は、上記の紫外線受光素子100を透過した紫外線
を前記測定対象物が受光することを防ぐ機能を有する。
そのため、紫外線不透過部材110は、通常、紫外線受
光器を測定対象物に設置する際、該測定対象物に接触す
る測定位置設置面を有する。測定位置設置面は、測定対
象物における任意の測定位置の面形状に合わせて形成さ
せることが有利である。
【0059】上記で説明した上記の紫外線受光素子10
0(中でも、光半導体層104)は、照射された紫外線
のほとんどを吸収するが、長波長領域の紫外線を透過す
る場合がある。その透過した紫外線は、測定対象物に入
射し、その表面で反射や散乱して、再度、光半導体層1
04に照射されることで、紫外線受光素子100の分光
感度特性や感度が変化してしまう問題を有していた。特
に、測定対象物に色によっては、反射や散乱の程度が大
きく異なり、その変化量は大きくなってしまい、正確な
紫外線光量の測定が困難であった。分光感度特性や感度
が変化してしまう問題を解決するために、本発明の紫外
線受光器には、紫外線受光素子100を透過してまった
紫外線を、測定対象物が受光することを防止する機能を
有する紫外線不透過部材110が設けられている。
【0060】ここで、紫外線不透過部材110における
「紫外線不透過」とは、紫外線受光素子100を透過し
た紫外線領域の光を高率で透過しない性質をいい、透過
率は紫外線不透過部材110の厚さに依存するが、本発
明においては、厚さに関らず、(紫外線)透過率は30
%以下であることが好ましく、10%以下であることが
より好ましく、2%以下であることが特に好ましい。
【0061】紫外線不透過部材110は、測定対象物の
表面で反射や散乱した紫外線が、光半導体層104へと
照射されることを防止する機能をも有する。かかる機能
によれば、仮に、紫外線受光素子100を透過した紫外
線が低い割合であるが紫外線不透過部材110をも透過
してしまったとしても、その紫外線が測定対象物の表面
で反射や散乱した後、再度、紫外線不透過部材110へ
と入射するため、光半導体層104へと照射されること
は殆どなくなるのである。
【0062】紫外線不透過部材110は、少なくとも、
紫外線領域の光を透過させない材料が使用されるが、紫
外線領域から可視光領域に亘って、光を不透過させる材
料がより好ましい。それらの材料の色は、黒色であるこ
とが好ましいが、その他、黄色、オレンジ色、赤色、茶
色など、紫外線を透過しにくいものであれば使用するこ
とができる。紫外領域に均一な波長依存性を有するもの
であってもよい。
【0063】紫外線不透過部材110の材料として、具
体的には、金属、セラミックス、ガラス、プラスチック
等が用いられる。また、白、黒、その他の色の微粉末を
分散した樹脂を用いてもよい。更に、紫外線を透過する
材料に、紫外線吸収剤を添加させてもよい。紫外線不透
過部材110は、測定対象物が人体である場合、特に、
材料としてプラスチックを用いることが、例えば、肌の
アレルギー反応等の人体への影響の点から好ましい。一
方、測定位置設置面は、測定対象物における任意の測定
位置の面形状に合わせて形成させることが有利である。
【0064】紫外線不透過部材110は、紫外線受光素
子100を透過してまった紫外線を透過させないよう
に、かつ、光半導体層104に入射する光を遮らないよ
うに、設計され、配置される。例えば、図1に示す紫外
線受光素子100において、受光面がFaである場合、
紫外線不透過部材110は電極106と対向する位置
に、電極106とは接触又は非接触状態で設けられるこ
とが好ましい。
【0065】また、紫外線不透過部材110のうち、少
なくとも前記紫外線受光素子を透過した紫外線を受光す
る部分が、該紫外線を反射しない領域112からなるこ
とが好ましい。紫外線を反射しない領域112は、紫外
線不透過部材110の特定の領域に反射防止処理を施す
ことで設けられてもよいし、紫外線不透過部材110と
は別の紫外線を反射しない性質を有する材料から構成さ
れていてもよい。
【0066】反射防止処理方法としては、やすりによる
粗面化、サンドブラスト処理等が挙げられる。また、紫
外線を反射しない性質を有する材料としては、紫外線領
域に吸収を有する酸化チタン、酸化亜鉛の他、黒色の塗
料、カーボンブラックなどの紫外から可視領域に吸収が
あるものが挙げられる。
【0067】紫外線を反射しない領域112が、紫外線
不透過部材110とは別の紫外線を反射しない性質を有
する材料から構成されている場合には、フィルム、テー
プ、又はシール状の材料を特定領域に貼り付けることで
設けてもよいし、図1に示すように、予め、特定領域に
凹部を形成しておき、該凹部に上記の材料を収めること
で設けてもよい。また、塗布液を調製し、公知の塗布方
法により、塗布層を形成することで設けてもよい。
【0068】[本発明の第2の実施態様としての紫外線
受光器]本発明の第2の実施態様としての紫外線受光器
は、上記本発明の第1の実施態様としての紫外線受光器
に、更に、紫外線受光素子を保護し、かつ、少なくとも
光半導体層が受光する紫外線が入射する光入射面を有す
る保護部材を備えてなることを特徴とする。
【0069】ここで、図3は本発明の第2の実施態様と
しての紫外線受光器の構造を示す拡大断面図である。な
お、図3は、紫外線の受光面がFaであり、かつ、紫外
線不透過部材110及び保護部材120で紫外線受光素
子100を内包する筐体を形成している場合の紫外線受
光器を示している。図3に示すように、半導体受光器
は、導電性基板102と、光半導体層104と、電極1
06と、が順次積層された紫外線受光素子100と、紫
外線不透過部材110と、保護部材120と、を備え
る。なお、紫外線受光素子100及び紫外線不透過部材
110の詳細な説明は、図1で示される第1の実施態様
としての紫外線受光器と同様であるため省略する。
【0070】<保護部材>保護部材120は、紫外線受
光素子100を保護し、かつ、少なくとも光半導体層1
04が受光する紫外線が入射する光入射面を有する。保
護部材120は、紫外線受光素子100を光学的、機械
的、化学的に保護するものである。例えば、紫外線受光
素子100が紫外線の波長以外の波長に感度が有る場合
には、保護部材120の光入射面には特定波長の光に対
して遮光する機能を付加してもよい。
【0071】ここで、光入射面は、平面である必要はな
く、例えば、図3に示すように曲面であってもよい。但
し、光入射面は、紫外線を透過する材料から形成されて
いることが当然であるが、紫外線光量を正確に測る観点
から、光散乱などをさせない形状であることが有利であ
る。また、保護部材120は、測定対象物に設置する測
定位置設置面を有していてもよく、該測定位置設置面
は、測定対象物における任意の測定位置の面形状に合わ
せて形成させることが有利である。
【0072】保護部材120の材料としては、金属、セ
ラミックス、ガラス、プラスチック等が用いられる。ま
た、保護部材120は、紫外線受光器を人体に設置する
場合、特に材料としてプラスチックを用いることが、例
えば、肌のアレルギー反応等の人体への影響や、携帯性
の点から好ましい。
【0073】保護部材120として具体的な構成として
は、特に制限はないが、図3に示すように、測定位置設
置面を有する紫外線不透過部材110及び保護部材12
0で紫外線受光素子100を内包する構成としてもよ
い。このように、保護部材120は、紫外線不透過部材
110と共に一体化した構成としてもよいし、紫外線不
透過部材110と独立した構成としてもよい。保護部材
120と紫外線不透過部材110とが一体化した構成の
場合、紫外線不透過部材110及び保護部材120は樹
脂モールド法により作製されることが好ましい。
【0074】保護部材120が紫外線不透過部材110
と独立した構成を有する場合、保護部材120の形態と
しては、具体的には、例えば、(1)箱状(筐体)のも
のの内部に接着剤等を用いて紫外線受光素子100を固
定し内包するもの(特に金属からなる場合溶接やハンダ
等も利用することができる);(2)1枚の板状のもの
の上に紫外線受光素子100を固着し、紫外線受光素子
100の端子部分のみを封止する或いは全体を樹脂封止
するもの;(3)2枚の板状のもので紫外線受光素子1
00を挟持して、紫外線受光素子100を固定し内包す
るもの;(4)所定の穴を空け、紫外線受光素子100
を埋め込んで固定し内包するもの;(5)プラスチック
等の樹脂を用い、紫外線受光素子100周辺を樹脂封止
して内包するもの;等が挙げられる。
【0075】保護部材120は、紫外線受光素子100
おける光半導体層104に紫外線を受光させるように、
紫外線受光素子100の一部を露出させる構成でもよ
い。この場合、露出された紫外線受光素子100の一部
が光入射面の一部となる。また、紫外線受光素子100
を完全に内包密閉する構成でもよい。この場合、少なく
とも保護部材120における光入射面は、紫外線を透過
する材料で形成される。例えば、300nm付近までの
紫外線を透過する材料としてはソーダガラス、硼珪酸ガ
ラス、紫外線吸収材の添加されていないアクリル、ポリ
カーボネートやシリコーン樹脂などの高分子樹脂を使用
することができる。200nm付近の紫外線を透過させ
る材料としてはシリカガラスや石英、ポリエチレンやポ
リプロピレンなどの高分子樹脂やフィルムが使用でき
る。
【0076】保護部材120と紫外線受光素子100と
の間には空間があってもよく、樹脂などで充填してもよ
い。紫外線受光素子100との間に空間を設ける場合、
真空でも、窒素やArなどの気体で満しても、油などの
液体で満たしてもよい。
【0077】保護部材120又は紫外線不透過部材11
0が測定位置設置面を有する場合には、測定位置設置面
に、両面テープ、耐熱性テープ、吸盤、クリップ、ボタ
ン、フック等の、測定位置と密着させる固定手段を備え
ることが、携帯性や、配置位置(測定対象物における測
定位置)及びその表面形状に制限されることなく配置で
きる点から好ましい。
【0078】本発明の紫外線受光器は、上述のように紫
外線不透過部材110を設けることにより、分光感度特
性や出力の変化を防止することできる。これにより、測
定対象物の色に関らず、紫外線光量を正確に測定するこ
とができる。
【0079】本発明の紫外線受光器は、第1及び第2の
実施態様も共に、厚さが7mm以下であることが好まし
く、5mm以下であることがより好ましく、2mm以下
であることが特に好ましい。本発明の紫外線受光器は薄
型なので、測定対象物を選ばず、いずれの測定位置にも
設置できる。また、照射される紫外線に対して、測定対
象物とほぼ同じ高さにおいて測定することが可能となる
ため、誤差を低減することが可能である。
【0080】[本発明の紫外線光量測定方法]本発明の
紫外線光量測定方法は、前記本発明の前記紫外線受光器
を、測定対象物における任意の測定位置に配置し、前記
測定位置の紫外線光量を測定する方法である。本発明の
紫外線光量測定方法は、前記本発明の紫外線受光器を用
いるので、測定対象物及びその測定位置に制約がなく、
更に、誤差を低減することが可能であるため、測定位置
の紫外線光量を正確に測定することができる。
【0081】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるもので
はない。
【0082】〔紫外線受光素子の作製〕図2に示す層形
成装置を用いて、紫外線受光素子を作製した。 −導電性基板の形成工程− 洗浄したコーニング7059(ガラス基板、コーニング
社製)上に、スパッター法により、厚みが200nmで
2mm×2mmのITO電極を形成し、導電性基板を形
成した。
【0083】−光半導体層の形成工程− 以下、上述した層形成装置によって、導電性基板上に光
半導体層を形成した。導電性基板は、容器1内の基板ホ
ルダー3に設置した。排気口2を介して容器1内を真空
排気した後、基板加熱ヒーター4により導電性基板を3
80℃に加熱した。N2ガスをガス導入管9より直径2
5mmの石英管5内に2000sccm導入し、マイク
ロ波導波管8を介して2.45GHzのマイクロ波を出
力250Wにセットし、チューナでマッチングを取り放
電を行った。この時の反射波は0Wであった。H2ガス
はガス導入管10より直径30mmの石英管6内に10
00sccm導入した。13.56MHzの高周波電力
の出力を100Wにセットした。反射波は0Wであっ
た。
【0084】この状態でガス導入管12より0℃で保持
されたトリメチルガリウム(TMGa)の蒸気を、水素
をキャリアガスとして用い、バブリングしながらマスフ
ローコントローラーを通して0.3sccm導入した。
更に、水素をキャリアガスとしてシクロペンタジエニル
マグネシウムを1sccm導入した。ここで、トリメチ
ルガリウムと、ドーパントであるシクロペンタジエニル
マグネシウムとは、ガス導入管12において、合流・混
合されて、導入される。この時、バラトロン真空計で測
定した反応圧力は66.5Pa(0.5Torr)であ
った。成膜を60分間行い0.2μmのi型のGaN:
H膜(光半導体層)を形成した。
【0085】−電極の形成工程− 形成したGaN:H膜の上に、蒸着法によって、直径2
mm、厚さ10nmのAu膜を形成し、半透明電極を得
た。その後、導電性接着剤によりITO電極及びAu電
極と導線とを固定し、紫外線受光素子を得た。
【0086】[実施例1〜4]上述の方法により得られ
た紫外線受光素子のAu電極に対向する位置に、後述す
る紫外線不透過部材を図1に示すように非接触状態で設
置し、実施例1〜4における紫外線受光器1〜4を作製
した。紫外線受光器1〜4に設置された紫外線不透過部
材は、厚さ0.4mmの着色された4種のアクリル板で
あり、具体的には、白色不透明板、黄色透明板、
オレンジ透明板、黒色板であった。ここで、紫外線受
光器1は白色不透明板を、紫外線受光器2は黄色透
明板、紫外線受光器3はオレンジ透明板、紫外線受光
器4は黒色板を、それぞれ備えている。
【0087】積分球を用いて分光光度計で、厚さ0.4
mmの4種のアクリル板の透過度をそれぞれ測定したと
ころ、以下の通りであった。 白色不透明板:390nmより長波長では20%、3
80nmより短波長では0% 黄色透明板:500nmより長波長では50%、45
0nmより短波長では5% オレンジ透明板:350〜390nmの範囲で30%
の透過帯を有し、500nmより長波長では80%、そ
の他では0% 黒色板:380nmより長波長では5%、360nm
より短波長では0%
【0088】−評価実験− (出力評価)作製された紫外線受光器1〜4を、測定対
象物としての白色と黒色との用紙に設置し、図1におけ
るFaを受光面とし、Xeランプにより白色光を照射
し、出力を測定し、測定対象物の色による出力差を求め
た。ここで、出力差は、(測定対象物が黒色用紙の場合
の出力)/(測定対象物が白色用紙の場合の出力)×1
00で算出した。結果は以下に示す。 ・紫外線受光器1 : 0.8% ・紫外線受光器2 : 1.2% ・紫外線受光器3 : 0% ・紫外線受光器4 : 0.5%
【0089】また、測定対象物が黒色用紙である場合
の、各紫外線受光器1〜4の出力は、相対値として、 ・紫外線受光器1 : +5% ・紫外線受光器2 : 0% ・紫外線受光器3 : 0% ・紫外線受光器4 : 0% であった。このように、紫外線受光器1は、上記のよう
に測定対象物の色による出力差は少ないが、絶対出力が
他の紫外線受光器2〜4よりも大きかった。これは、紫
外線不透過部材としての白色不透明板そのものの表面反
射による影響である。
【0090】(分光感度評価)作製された紫外線受光器
1〜4を、測定対象物としての白色と黒色との用紙に設
置し、図1におけるFaを受光面とし、Xeランプの白
色光を分光して照射し、測定対象物の色による400n
mにおける感度差を求めた。ここで、感度差は、(測定
対象物が黒色用紙の場合の感度)/(測定対象物が白色
用紙の場合の感度)×100から算出した。 ・紫外線受光器1 : 10% ・紫外線受光器2 : 5% ・紫外線受光器3 : 5% ・紫外線受光器4 : 5%
【0091】[比較例1]実施例1において、紫外線不
透過部材を設けない他は、実施例1と同様にして比較例
1の紫外線受光器5を作製し、評価を行った。その結
果、測定対象物による出力差は約10%であった。ま
た、その結果、測定対象物による400nmにおける感
度差は約80%であった。
【0092】実施例1〜4における本発明の紫外線受光
器1〜4は、紫外線不透過部材を有しているため、測定
対象物の色に関らず、出力差は2%以下であり、また、
400nmにおける感度差は10%以下であり、実用上
好ましい数値範囲を示していた。また、紫外線受光器1
の白色不透明板のAu電極と対向する面に、黒色のイン
キを用いて反射防止処理を施し、紫外線を反射しない領
域を形成したところ、紫外線受光器1の示す絶対出力
は、他の紫外線受光器2〜4と同じ値を示した。一方、
紫外線不透過部材を設けていない比較例1の紫外線受光
器5は、出力差も400nmにおける感度差も大きく、
測定対象物により、受光特性が大きく変化してしまって
いることが明らかとなった。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、測定対象物の色に関ら
ず、分光感度特性や出力が変化することなく紫外線の強
度を広い入射角度で正確に測定できる紫外線受光器、及
びそれを用いた紫外線光量測定方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態としての紫外線受光
器の構造を示す拡大断面図である。
【図2】 光半導体層を形成する層形成装置の概略構成
図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態としての紫外線受光
器の構造を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 排気口 3 基板ホルダー 4 基板加熱用ヒーター 5、6 石英管 7 高周波コイル 8 マイクロ波導波管 9〜12 ガス導入管 100 紫外線受光素子 102 導電性基板 104 光半導体層 106 電極 110 紫外線不透過部材 112 紫外線を反射しない領域 120 保護部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 久佳 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2G065 AA04 AA15 AB05 BA02 BA09 BB21 BB26 CA23 CA25 DA07 DA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物における任意の測定位置に設
    置させ、前記測定位置における紫外線光量を測定する紫
    外線受光器であって、 Al、Ga及びInのうち少なくとも1以上の元素と、
    窒素とを含む光半導体層を有する紫外線受光素子と、 該紫外線受光素子を透過した紫外線を前記測定対象物が
    受光することを防ぐ機能を有する紫外線不透過部材と、
    を備えてなることを特徴とする紫外線受光器。
  2. 【請求項2】 更に、前記紫外線受光素子を保護し、か
    つ、少なくとも前記光半導体層が受光する紫外線が入射
    する光入射面を有する保護部材を備えてなることを特徴
    とする請求項1に記載の紫外線受光器。
  3. 【請求項3】 前記紫外線不透過部材と前記保護部材と
    が一体化されてなることを特徴とする請求項2に記載の
    紫外線受光器。
  4. 【請求項4】 前記紫外線不透過部材のうち、少なくと
    も前記紫外線受光素子を透過した紫外線を受光する部分
    が、該紫外線を反射しない領域からなることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の紫外線受光器。
  5. 【請求項5】 厚さが7mm以下であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の紫外線受光器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の紫外線
    受光器を用いた紫外線光量測定方法であって、 前記紫外線受光器を、測定対象物における任意の測定位
    置に設置させ、前記測定位置における紫外線光量を測定
    することを特徴とする紫外線光量測定方法。
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