JP2003039787A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP2003039787A
JP2003039787A JP2001235790A JP2001235790A JP2003039787A JP 2003039787 A JP2003039787 A JP 2003039787A JP 2001235790 A JP2001235790 A JP 2001235790A JP 2001235790 A JP2001235790 A JP 2001235790A JP 2003039787 A JP2003039787 A JP 2003039787A
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Electronic Switches (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接転写方式と間接転写方式とを切り換えて
印刷可能で、印刷処理に伴う不具合を低減させた印刷装
置を提供する。 【解決手段】 ICカード等のカードへの直接転写と間
接転写とを切り換えて実行可能な印刷装置であって、透
過型センサにより中間転写シートが存在するかを検出し
(S124)、検出されると、タッチパネルを直接転写
モードの入力受付を拒否するように制御し(S12
8)、直接転写モードの駆動源となるパルスモータの電
源供給を停止し(S130)、非検出のときは、タッチ
パネルを間接転写モードの入力受付を拒否するように制
御し(S136)、間接転写モードの駆動源となるパル
スモータの電源供給を停止する(S138)。一方のモ
ードが設定されたときに他方のモードを使用不能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード等の記録媒
体に画像・文字などの各種情報を印刷するための印刷装
置及び印刷方法であって、特に、一時的に上記各種情報
を保持する中間転写媒体の有無に応じて印刷方式を切り
換えて上記各種情報を印刷することができる印刷装置及
び印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジットカード、キャッシュカ
ード、ライセンスカード、IDカード等のカード状記録
媒体を作成する場合には、記録媒体に熱転写フィルムを
介してサーマルヘッドで熱転写して所期の画像・文字な
どを記録する熱転写方式の印刷装置が用いられている。
一例として特開平9−131930号公報には、画像・
文字等を、熱転写フィルムを介して記録媒体に直接転写
する直接転写方式の印刷装置が開示されている。この方
式では、熱昇華性インクを用いることで、インク特性に
よる階調表現性に優れることから高画質の画像が得られ
るという利点を有するものの、画像等が転写される記録
媒体の表面にこのインクを受容する受容層が必須となる
ので、記録媒体が限定されたり、又は、記録媒体の表面
に受容層を形成する必要がある。
【0003】一般に、熱昇華性インクを受容可能な記録
媒体としてポリ塩化ビニル製カード(所謂PVCカー
ド)が多用されているが、不要となったPVCカードを
焼却すると公害物質が生成される等の理由により、最近
ではポリエチレンテレフタレート製カード(所謂PET
カード)等への切り換えが検討されている。
【0004】更に、近年その利用範囲が拡大しつつある
ICカードのように、ICチップやアンテナを埋め込む
タイプのカード状記録媒体では、内部に埋め込まれたこ
れらの素子により表面に凹凸が生じるので、上記凹凸面
への画像転写に支障をきたすなどの欠点も指摘されてい
る。
【0005】上述した不具合を解消する熱転写方式の印
刷装置として、特開平8−332742号公報には、一
旦画像を中間転写媒体に転写した後に、この画像を被転
写体に再転写する、所謂間接転写方式の印刷装置の技術
が開示されている。この方式によると、直接転写方式で
欠点とされた、受容層に関連した記録媒体の限定や記録
媒体表面の凹凸面への画像転写時の不具合等の問題点を
改善することができ、更には、カード状記録媒体への全
面印刷が直接転写方式のものと比べて容易に行うことが
できる等の利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、間接転
写方式では中間転写媒体を使用する必要があるので、直
接転写方式のものよりランニングコストが高く、印刷に
要する処理時間も余分に掛かる、という不利な点がある
と共に、カードデザイン上、表面は全面印刷が必要で
も、裏面はカードの使用上の注意等を印刷して表示する
ことが多いので、全面印刷を必要とするケースは少ない
など、両方式には一長一短がある。従って、印刷目的に
応じて、直接転写方式と間接転写方式とでその印刷方式
を切り換えて記録媒体に画像等を印刷できる印刷装置が
得られれば、印刷に伴うランニングコストの低減を図る
ことできるので、将来このような印刷装置が普及するも
のと考えられる。
【0007】しかし、上記両方式に対応可能な印刷装置
で印刷処理するとなれば、その印刷処理形態は複雑とな
るので、印刷処理に伴って処理エラーなどの不具合も増
加することが予想される。
【0008】本発明は上記事案に鑑み、直接転写方式と
間接転写方式とを切り換えて印刷可能で、印刷処理に伴
う不具合を低減させた印刷装置及び印刷方法を提供する
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の態様は、記録媒体及び一時的に画像
を保持する中間転写媒体に選択的に画像を形成する少な
くとも一つの印刷手段と、前記中間転写媒体に形成され
た画像を前記記録媒体に転写する転写手段と、前記中間
転写媒体を検出する中間転写媒体検出手段と、前記印刷
手段により前記記録媒体に画像を形成する第1のモード
又は前記中間転写媒体に画像を形成する第2のモードを
設定するためのモード設定手段と、前記印刷手段に、前
記モード設定手段で設定された第1又は第2のモードで
の画像形成を実行させるモード制御手段と、を備え、前
記モード制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前記
中間転写媒体を検出したときに、前記第1のモードでの
画像形成の実行を禁止する。
【0010】本態様では、モード設定手段で記録媒体に
画像を形成する第1のモードが設定されると、印刷手段
により記録媒体に画像が形成され、一時的に画像を保持
する中間転写媒体に画像を形成する第2のモードが設定
されると、印刷手段により中間転写媒体に画像が形成さ
れ、転写手段により印刷手段で中間転写媒体に形成され
た画像が記録媒体に転写される。このような印刷手段の
画像形成の制御はモード制御手段により実行され、モー
ド制御手段は中間転写媒体検出手段が中間媒体を検出し
たときに第1のモードでの画像形成の実行を禁止する。
本態様によれば、モード設定手段による設定モードに対
応して印刷手段により記録媒体に画像が形成され、転写
手段により印刷手段で中間転写媒体に形成された画像が
記録媒体に転写されるので、記録媒体への印刷の際に直
接転写方式と間接転写方式とを切り換えて印刷可能であ
ると共に、中間転写媒体検出手段が中間転写媒体を検出
したときに、モード制御手段は第1のモードによる画像
形成の実行、すなわち、印刷手段による記録媒体への画
像の形成、を禁止することで、第2のモードが設定され
たときに第1のモードを使用不能とすることができるの
で、印刷処理に伴う不具合が低減し印刷処理能力を向上
させることができる。
【0011】このような禁止形態としては、例えば、
(1)印刷手段がモード制御手段から供給される印画情
報に応じて記録媒体乃至中間転写媒体に画像を形成する
印画素子を有し、モード制御手段は、中間転写媒体検出
手段が中間転写媒体を検出したときに、印画素子に第1
のモードによる印画情報の送出を禁止したり、(2)印
刷手段に対して記録媒体を往復動させる記録媒体搬送手
段と、記録媒体搬送手段を駆動する記録媒体搬送駆動手
段とを更に備える場合に、モード制御手段は、中間転写
媒体検出手段が中間転写媒体を検出したときに、記録媒
体搬送駆動手段の駆動を禁止したり、(3)モード制御
手段は、中間転写媒体検出手段が中間転写媒体を検出し
たときに、モード設定手段に第1のモードの受付を拒否
させる等種々の形態が存在する。
【0012】また、本発明の第2の態様は、記録媒体及
び一時的に画像を保持する中間転写媒体に選択的に画像
を形成する少なくとも一つの印刷手段と、前記中間転写
媒体に形成された画像を前記記録媒体に転写する転写手
段と、前記中間転写媒体を検出する中間転写媒体検出手
段と、前記印刷手段により前記記録媒体に画像を形成す
る第1のモード又は前記中間転写媒体に画像を形成する
第2のモードを設定するためのモード設定手段と、前記
印刷手段に、前記モード設定手段で設定された第1又は
第2のモードでの画像形成を実行させるモード制御手段
と、を備え、前記モード制御手段は、前記中間転写媒体
検出手段が前記中間転写媒体の非検出のときに、前記第
2のモードでの画像形成の実行を禁止する。
【0013】本態様によれば、上述した第1の態様と同
様に、モード設定手段による設定モードに対応して印刷
手段により記録媒体に画像が形成され、転写手段により
印刷手段で中間転写媒体に形成された画像が記録媒体に
転写されるので、記録媒体への印刷の際に直接転写方式
と間接転写方式とを切り換えて印刷可能であると共に、
中間転写媒体検出手段が中間転写媒体の非検出のとき
に、モード制御手段は第2のモードによる画像形成の実
行、すなわち、印刷手段による中間転写媒体への画像の
形成、を禁止することで、第1のモードが設定されたと
きに第2のモードを使用不能とすることができるので、
印刷処理に伴う不具合が低減し印刷処理能力を向上させ
ることができる。
【0014】このような禁止形態としては、例えば、
(1)印刷手段がモード制御手段から供給される印画情
報に応じて記録媒体乃至中間転写媒体に画像を形成する
印画素子を有し、モード制御手段は、中間転写媒体検出
手段が中間転写媒体の非検出のときに、印画素子に第2
のモードによる印画情報の送出を禁止したり、(2)モ
ード制御手段は、中間転写媒体検出手段が中間転写媒体
の非検出のときに、モード設定手段に第2のモードの受
付を拒否させる等種々の形態が存在する。
【0015】上記第1及び第2の態様において、中間転
写媒体検出手段の形態としては、(1)中間転写媒体の
搬送経路中に配設された透過型センサや(2)中間転写
媒体の未使用部分を巻装する中間転写媒体供給スプール
を更に備える場合に、中間転写媒体供給スプールの回転
を検出する中間転写媒体供給スプール回転検出センサを
挙げることができる。
【0016】更に、本発明の第3の態様は、記録媒体乃
至一時的に画像を保持する中間転写媒体を画像形成位置
に搬送し、前記画像形成位置において前記記録媒体及び
前記中間転写媒体に選択的に画像を形成し、前記記録媒
体と同一又は異なる記録媒体を画像転写位置に搬送し、
前記画像転写位置において前記中間転写媒体に形成され
た画像を前記記録媒体に転写する、工程を含み、前記中
間転写媒体を検出する検出信号に応じて前記記録媒体及
び前記中間転写媒体のいずれか一方への画像形成を禁止
する印刷方法であり、本発明の第4の態様は、記録媒体
乃至一時的に画像を保持する中間転写媒体を画像形成位
置に搬送し、前記画像形成位置において前記記録媒体及
び前記中間転写媒体に選択的に画像を形成し、前記記録
媒体と同一又は異なる記録媒体を画像転写位置に搬送
し、前記画像転写位置において前記中間転写媒体に形成
された画像を前記記録媒体に転写する、工程を含み、前
記中間転写媒体を検出する検出信号に応じて前記画像形
成位置への前記記録媒体の搬送を禁止する印刷方法であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した印刷装置の実施の形態について説明する。
【0018】(構成)図1に示すように、本実施形態の
印刷装置1は、ハウジングとなる筐体2内に、記録媒体
としてのカードCに直接転写方式により画像を形成する
(印刷する)ためのカード搬送路となる第1カード搬送
路P、及び、中間転写媒体としての中間転写シートF
上に一時的に保持された画像を間接転写方式によりカー
ドCに転写するためのカード搬送路となる第2カード搬
送路Pを有している。第2カード搬送路Pは略水平
方向に配されており、第1カード搬送路Pは略垂直方
向に配されている。第1カード搬送路Pと第2カード
搬送路Pとは交点Xで直交状に交差している。
【0019】第2カード搬送路P上には、カードCを
1枚ずつ分離して第2カード搬送路Pに送り出すカー
ド供給部3、カード供給部3の下流側でカードCの表面
を清浄するクリーナ4、クリーナ4の下流側で交点X
を回転中心としてカードCを挟持したまま回転乃至反転
させ第1カード搬送路P方向にカードCの搬送経路を
直交状に切り換え可能な反転部5がそれぞれ配設されて
いる。
【0020】カード供給部3は、複数のカードCを積層
状に収容するカードスタッカを有している。カードスタ
ッカの第2カード搬送路Pに臨む位置には、1枚のみ
のカードCの通過を許容する開口スロットを有したスタ
ッカ側板32が配置されており、カードスタッカの底部
には、回転することでカードスタッカに積層収容された
複数のカードCのうち最底部に位置するカードCを1枚
ずつ第2カード搬送路Pに送り出すキックローラ31
が圧接配置されている。
【0021】クリーナ4は、第2カード搬送路Pを挟
んで対をなして対峙し表面に粘着性物質を塗着したゴム
材料等のクリーニングローラ34とこのクリーニングロ
ーラ34に圧接する圧接ローラ35を有している。
【0022】反転部5は、カードCを挟持可能に対をな
すピンチローラ38、39、これらのピンチローラを回
転可能に支持して交点Xを中心として回転乃至反転す
る回転枠40を有している。これらのピンチローラ3
8、39は、一方が駆動ローラであり、他方が従動ロー
ラである。ピンチローラ38、39は、回転枠40が水
平状態においては第2カード搬送路Pを挟んで圧接し
合い(図1の実線の状態)、垂直状態においては第1カ
ード搬送路Pを挟んで圧接し合う(図1の二点鎖線の
状態)。ピンチローラ38、39の間にカードCを挟持
した状態で回転枠40を回転乃至反転させると、ピンチ
ローラ38、39も共回りしてカードCを変位させてし
まうので、反転部5での回転乃至反転動作は、回転枠4
0の回転乃至反転とピンチローラ38、39との回転と
は独立して駆動される。
【0023】なお、反転部5の近傍には、回転枠40の
回転角度を検出する図示しない一体型透過センサ(スリ
ット板との組合せ)が配置されている。また、ピンチロ
ーラ38、39の回転方向を判断するために、ピンチロ
ーラ38、39のいずれか一方の位置を検出するための
図示しない一体型透過センサ(半月板との組合せ)が配
設されており、回転枠40の回転角度を任意に設定する
ことができると共に、ピンチローラ38、39によるカ
ードCの搬送方向が制御される。
【0024】また、印刷装置1は、第1カード搬送路P
上で反転部5の下流側(図1の矢印U側)に、順に、
プラテンローラ21bを有し後述する画像形成位置と退
避位置との間で矢印U方向又は矢印D方向(Y方向)に
移動(進退)可能なキャリア6b、プラテンローラ21
aを有し後述する画像形成位置と退避位置との間で矢印
L方向又は矢印R方向(X方向)に移動可能なキャリア
6a、及び、サーマルヘッド20を有し印画情報(後述
する正像データ又は鏡像データ)に従って熱転写シート
Rを加熱することでカードC又は後述する中間転写シー
トに画像を形成する印刷手段としての画像形成部9、を
備えている。
【0025】図1に示すように、キャリア6aは、プラ
テンローラ21aの周部が第1カード搬送路Pに接す
る状態のときに画像形成位置に位置し、図8(A)に示
すように、第1カード搬送路Pから離間した状態のと
きに退避位置に位置する。キャリア6aが画像形成位置
又は退避位置に位置するかは、一体型反射センサS
により検出される。これら一体型反射センサS
は、キャリア6aに固着されたミラーM1に対して
発光し、その反射光を受光することでハイレベル信号を
出力する。キャリア6aには、図1の紙面奥側かつ上述
したX方向にラックレールが固定されている。ラックレ
ールにはピニオンが噛合しており、パルスモータPM2
からの回転駆動がピニオンに伝達されることにより、キ
ャリア6aの画像形成位置、退避位置間の移動が実行さ
れる。更に、プラテンローラ21aは、キャリア6aと
一体に移動可能なパルスモータPM3からの回転駆動で
時計回り又は反時計回り方向へ回転が可能である。
【0026】また、キャリア6aは、図1の紙面奥側に
配置され、斜め上方に向けて発光する発光素子Saを有
している。キャリア6aが画像形成位置に位置するとき
に、発光素子Saで発光された光は、中間転写シートF
を介して、画像形成位置及び退避位置間で移動する中間
転写シートFの移動の妨げとならないように図1の紙面
手前側の位置に発光素子Saの方向に斜め下方に向けて
配置された透過型センサである受光素子Sbにより受光
され、中間転写シートFの存在が検出される。これに対
し、図8(A)に示すように、キャリア6aが退避位置
に位置するときには、発光素子Saもキャリア6aと一
体に移動し、固定位置に配置された受光素子Sbとの位
置が異なることから中間転写シートFの存在は検出され
ない。
【0027】一方、キャリア6bは、図1及び図8
(A)に示すように、プラテンローラ21bが画像形成
部9から離間した状態のときに退避位置に位置し、図8
(B)に示すように、プラテンローラ21bがサーマル
ヘッド20に対向する状態のときに画像形成位置に位置
する。キャリア6bが退避位置又は画像形成位置に位置
するかは、一体型反射センサS、Sにより検出され
る。これら一体型反射センサS、Sは、キャリア6
bに固着されたミラーM2に対して発光し、その反射光
を受光することでハイレベル信号を出力する。キャリア
6bには、図1の紙面手前側かつ第1カード搬送路P
と平行にラックレールが固定されている。ラックレール
にはピニオンが噛合しており、パルスモータPM4から
の回転駆動がピニオンに伝達されることにより、キャリ
ア6bの画像形成位置、退避位置間の移動が実行され
る。なお、キャリア6aが画像形成位置に位置するとき
はキャリア6bは退避位置に位置し、キャリア6bが画
像形成位置に位置するときはキャリア6aは退避位置に
位置する。
【0028】また、図8(A)に示すように、キャリア
6bは、一定の回転速度を有するキャプスタンローラ7
4と第1カード搬送路Pを挟んでキャプスタンローラ
74に圧接するピンチローラ75とで構成される上部ロ
ーラ対、キャプスタンローラ78と第1カード搬送路P
を挟んでキャプスタンローラ78に圧接するピンチロ
ーラ79とで構成される下部ローラ対、及び、プラテン
ローラ21bと下部ローラ対との間に第1カード搬送路
を挟んで配置され駆動を持たないローラ対を有して
いる。プラテンローラ21bは、キャリア6bと一体に
移動可能なパルスモータPM5からの回転駆動で時計回
り又は反時計回り方向へ回転が可能であり、同時にこの
パルスモータPM5からの回転駆動は図示を省略した複
数のギアを介してキャプスタンローラ74、78に伝達
される。このため、プラテンローラ21bが時計回り方
向又はその逆方向へ回転するときにはキャプスタンロー
ラ74、78も同期して時計回り方向又はその逆方向へ
回転する。
【0029】画像形成部9は、熱転写プリンタの構成が
採用されており、プラテンローラ21a又は21bに対
して進退可能に配設されたサーマルヘッド20を有して
いる。サーマルヘッド20には熱転写シートRを加熱す
るための多数の加熱素子がマトリックス状に配置されて
いる。図1、図8及び図9に示すように、プラテンロー
ラ21a、21bに対するサーマルヘッド20の進退運
動は、サーマルヘッド20を着脱可能に保持する図示し
ないホルダと、このホルダに固定された従動ローラ22
と、従動ローラ22に周接しながらカム軸24を中心に
いずれかの方向(矢印A方向又はその反対方向)に回転
する非円形のサーマルヘッド進退カム23と、ホルダを
サーマルヘッド進退カム23に圧接させる図示しないバ
ネとを有する進退駆動ユニットにより実行される。
【0030】サーマルヘッド20の先端部には熱転写シ
ートRが掛け渡されている。図2(A)に示すように、
熱転写シートRは、例えばフィルム上にカードCの長手
方向の長さより若干大きい幅で、Y(イエロー)、M
(マゼンダ)、C(シアン)、及びBk(ブラック)の
インクが順に塗着され、Bk(ブラック)の次には画像
が形成されたカードCの表面を保護する保護層領域Tを
面順次に繰り返した帯状の形状を有している。図1に示
すように、熱転写シートRは、熱転写シートRをロール
状に捲回した熱転写シート供給部14から供給され、複
数のガイドコロ53及び上述した図示しないホルダに固
着されたガイド板25により案内され、サーマルヘッド
20の先端部に略全面を当接させながら巻取ローラ対5
7の回転駆動と共に駆動し熱転写シートRをロール状に
巻き取る熱転写シート巻取部15に巻き取られる。熱転
写シート供給部14及び熱転写シート巻取部15は、サ
ーマルヘッド20の両側の位置に配設されており、中心
部はそれぞれスプール軸に装填されている。
【0031】また、画像形成部9には、熱転写シートR
の位置出し用マーク又は熱転写シートRのBkの位置を
検出するための発光素子及び受光素子が、熱転写シート
供給部14及びサーマルヘッド20間に配設された2つ
のガイドコロ53の間に、熱転写シートRに対して離間
状態で直交するように配置されている。なお、巻取ロー
ラ対57の駆動側ローラ軸には同軸上に図示しないギヤ
が嵌着されており、このギヤは同軸上に図示しないクロ
ック板を有するギヤに噛合している。更に、図示しない
クロック板の近傍には、熱転写シートRの巻き取り量を
管理するために図示しないクロック板の回転を検出する
図示しない一体型透過センサが配設されている。
【0032】図1、図8及び図9に示すように、キャリ
ア6a、6bが画像形成位置に位置するときに、後述す
る中間転写シートF又はカードCに対するサーマルヘッ
ド20の印画位置(加熱位置)Srは、プラテンローラ
21a、21bの第1カード搬送路Pに接する周部に
対応しており、熱転写シートR、及び、カードC又は中
間転写シートF、を介して、サーマルヘッド20の印画
位置Srがプラテンローラ21a又はプラテンローラ2
1bに当接する位置が狭義の画像形成位置とされてい
る。
【0033】プラテンローラ21aには中間転写シート
Fがサーマルヘッド20側の周面に掛け渡されている。
図2(B)に示すように、中間転写シートFは、ベース
フィルムFa、ベースフィルムFaの背面側に形成され
た背面コート層Fb、インクを受容する受容層Fe及び
受容層Feの表面を保護するオーバーコート層Fd、ベ
ースフィルムFaの表面側に形成され加熱によりオーバ
ーコート層Fd及び受容層Feを一体としてベースフィ
ルムFaからの剥離を促進する剥離層Fcが、下側から
背面コート層Fb、ベースフィルムFa、剥離層Fc、
オーバーコート層Fd及び受容層Feの順で積層されて
形成されている。中間転写シートFは、受容層Fe側が
熱転写シートRと対向し、背面コート層Fb側がプラテ
ンローラ21aに当接するように掛け渡されている。
【0034】また、図1に示すように、印刷装置1に
は、第2カード搬送路P上で反転部5の下流側(矢印
L側)に、カードCを水平方向に搬送する水平搬送ロー
ラ対11、画像形成部9で中間転写シートFに形成され
た画像をカードCに転写する転写手段としての転写部1
0、複数の搬送ローラ対を有しカードCを水平方向に搬
送すると共に、カードCを筐体2の外部に排出する排出
ローラ対を有する水平搬送部12が順に配設されてい
る。第2カード搬送路P上に配置されるこれらのロー
ラ対は複数のギヤを介して図示しないパルスモータPM
6により駆動される。
【0035】転写部10は、カードCへの中間転写シー
トFの転写時にカードCを支持するプラテンローラ50
及びプラテンローラ50に対して進退可能に配設された
ヒートローラ45を有している。ヒートローラ45に
は、中間転写シートFを加熱するための発熱ランプ46
が内蔵されている。プラテンローラ50とヒートローラ
45との間には中間転写シートFが介在している。図1
及び図3に示すように、プラテンローラ50に対するヒ
ートローラ45の進退運動は、ヒートローラ45を着脱
可能に保持するホルダ49と、ホルダ49に固定された
従動ローラ43と、従動ローラ43に周接しながらカム
軸52を中心に一方向(矢印B方向)に回転する非円形
のヒートローラ昇降カム51と、ホルダ49に内蔵され
ホルダ49の上面をヒートローラ昇降カム51に圧接さ
せる図示しないバネとを有する昇降駆動ユニットにより
実行される。
【0036】図1に示すように、中間転写シートFは、
中間転写シートFの未使用部分をロール状に捲回した中
間転写シート供給部16から供給され、従動ローラ59
を伴う搬送ローラ58、ガイドコロ60及びプラテンロ
ーラ21a、ガイドコロ91、ピンチローラ89と共に
中間転写シートFに逆張力を加えるバックテンションロ
ーラ88、ガイドコロ92、ガイドコロ44、ヒートロ
ーラ45の両側に配置され転写部10を構成するフレー
ムに固着されたガイド板47で案内され、転写時にはカ
ードCを介して第2カード搬送路P上でプラテンロー
ラ50とヒートローラ45とに挟まれて(図3参照)、
中間転写シートFをロール状に巻き取る中間転写シート
巻取部17に巻き取られる。また、転写部10には、水
平搬送ローラ対11の下流側かつプラテンローラ50の
上流側の位置に、第2カード搬送路Pを挟んで圧接し
合い、水平搬送部12内に配設されキャプスタンローラ
を駆動ローラとする搬送ローラ対61と共に、カードC
を図1の矢印L方向に搬送可能でキャプスタンローラを
駆動ローラとする搬送ローラ対48が配設されている。
なお、転写部10には、中間転写シートFの位置出し用
マークを検出するための発光素子及び受光素子が、ガイ
ドコロ44とガイド板47と間に中間転写シートFを跨
ぐように配置されている。
【0037】図1に示した筐体2、第1カード搬送路P
及び第2カード搬送路Pで画定される領域には、図
示しない複数のギヤを介して中間転写シート供給部16
が装填される中間転写シート供給スプール96及び中間
転写シート巻取部17が装填される中間転写シート巻取
スプール97を正逆回転させることで中間転写シートF
を搬送する(繰り出し又は巻き戻す)パルスモータPM
1が配設されている。中間転写シート供給スプール96
には図示しないギヤが嵌着されており、このギヤに噛合
するギヤの軸にはクロック板71が嵌着されている。ク
ロック板71の近傍には、クロック板71の回転を介し
て中間転写シート供給スプール96の回転量を検出する
ことにより中間転写シートFの有無を検出する一体型透
過センサScが配置されている。また、中間転写シート
巻取スプール97側でも同様の図示しないクロック板及
び一体型透過センサが配設されている。ピンチローラ8
9に圧接されたバックテンションローラ88には、トル
クリミッタを介してパルスモータPM1からの回転駆動
力が伝達される。バックテンションローラ88と同軸に
はクロック板が嵌着されており、中間転写シートFが正
逆方向に送られるときに、バックテンションローラ88
は中間転写シートFと同期して回転する。クロック板の
近傍には、中間転写シートFの送り量を管理するために
クロック板の回転量を検出する図示しない一体型透過セ
ンサが配設されている。なお、中間転写シートFのトル
ク管理については、プラテン21a>搬送ローラ58>
中間転写シート供給スプール96、の関係に設定されて
いる。
【0038】図1に示すように、筐体2の第2カード搬
送路Pの矢印L方向への延長線上には、印刷等の処理
が終了したカードCを筐体2の外部へ排出する排出口2
7が形成されている。排出口27の下側には、カードC
を積層してストックするスタッカ13が筐体2に着脱可
能に装着されている。なお、クリーナ4と反転部5との
間に一体型透過センサSが、反転部5とキャリア6a
(退避位置)との間に一体型透過センサSが、搬送ロ
ーラ対48の近傍で水平搬送ローラ対11側に一体型透
過センサSが、水平搬送部12内の搬送ローラ対61
と排出ローラ対との間に配置された駆動を持たないロー
ラ対の近傍で排出ローラ対11側に一体型透過センサS
が、水平搬送部12と排出口27との間に一体型透過
センサS がそれぞれ配置されており(図示省略)、第
1カード搬送路P又は第2カード搬送路Pに沿って
搬送されるカードCの先端又は後端が検出される。
【0039】更に、図1に示すように、印刷装置1は、
筐体2内に、商用交流電源から各機構部及び制御部等を
駆動/作動可能な直流電源に変換する電源部18、印刷
装置1全体の動作制御を行う制御部19、並びに、筐体
2の上部に制御部19からの情報に従って印刷装置1の
状態等を表示すると共に、オペレータによる操作で制御
部19に操作命令が指示可能なモード設定手段としての
タッチパネル8を備えている。
【0040】図4に示すように、制御部19は、印刷装
置1の制御処理を行うマイコン19Aを有している。マ
イコン19Aは、中央演算処理装置として高速クロック
で作動するCPU、印刷装置1の制御動作が記憶された
ROM、CPUのワークエリアとして働くRAM及びこ
れらを接続する内部バスで構成されている。
【0041】マイコン19Aには外部バス19Bが接続
されている。外部バス19Bには、タッチパネル8の表
示や操作命令を制御するタッチパネル表示操作制御部1
9C、各種センサからの信号を制御するセンサ制御部1
9D、各モータに駆動パルスを送出するモータドライバ
を制御するモータ制御部19E、外部コンピュータと印
刷装置1の通信を行うための外部入出力インタフェース
19F、カードCに印刷すべき画情報等を一時的に格納
するバッファメモリ19G、サーマルヘッド20の熱エ
ネルギーを制御するサーマルヘッド制御部19H、及
び、電源部18から所定のモータドライバへの電源の供
給をオン・オフするスイッチを制御するスイッチ制御部
19Jが接続されている。タッチパネル表示操作制御部
19C、センサ制御部19D、サーマルヘッド制御部1
9Hは、それぞれ、タッチパネル8、センサSa、S
b、Sc等を含むセンサ、サーマルヘッド20に接続さ
れている。
【0042】図5に示すように、モータ制御部19Eは
パルスモータPM1〜PM5を含むパルスモータのドラ
イバに接続されている。中間転写シートFの搬送や画像
形成部9での中間転写シートFへの画像形成を行うため
のパルスモータPM1、PM2、PM3の各ドライバは
スイッチSW2を介して電源部18に接続されている。
また、カードCの搬送や画像形成部9でのカードCへ画
像形成を行うためのパルスモータPM4、PM5の各ド
ライバはスイッチSW1を介して電源部18に接続され
ている。スイッチSW1、SW2は、スイッチ制御部1
9Jに接続されている。このような、スイッチSW1、
SW2は、例えば、アナログスイッチとして公知のよう
に、2個のFETと複数個の抵抗とで構成することがで
きる。スイッチ制御部19Jからハイレベル信号をFE
Tのゲートに出力することでそれぞれスイッチSW1、
SW2はオン状態となり、ローレベル信号をFETのゲ
ートに出力することでそれぞれスイッチSW1、SW2
はオフ状態となる。なお、印刷装置1に電源を投入した
時点では、スイッチSW1、SW2は共にオン状態とな
るように設定されている(図5の状態)。
【0043】(動作)次に、フローチャートを参照し
て、本実施形態の印刷装置1の動作について制御部19
のマイコン19AのCPUを主体として説明する。な
お、RAMには、既に外部コンピュータから外部入出力
インタフェース19F、バッファメモリ19Gを介して
受信した画情報が格納されており、更に、ガードCの種
類(例えば、IDカード、ICカード等の別)、中間転
写シートFの種類も、タッチパネル8からの入力が可能
であるが、説明を簡単にするために、外部コンピュータ
から入力されているものとする。
【0044】CPUは、外部コンピュータから画情報を
受信しRAMに格納すると、サーマルヘッド20の印画
情報となる正像データ及び鏡像データを生成するための
正像・鏡像データ生成ルーチンを実行する。
【0045】図6に示すように、この正像・鏡像データ
生成ルーチンでは、まず、ステップ102において、R
AMに格納した画情報を読み出し、YMC毎に分解して
画情報(印画データ)を熱エネルギーデータに変換す
る。次にステップ104でカードCの種類を読み出し
て、ステップ106において、カードCの種類や後述す
る中間転写シートFの種類と係数との関係を表したテー
ブルを読み出して、カードCの種類に従って、ステップ
102で得た熱エネルギーデータに乗算すべき係数を求
め、当該係数をYMC毎の熱エネルギーデータに乗算す
ることで、YMC毎の正像データを生成する。次のステ
ップ108では、生成した正像データをRAMに格納す
る。
【0046】次のステップ110では、ステップ106
で生成した正像データを鏡像データに変換する。次にス
テップ112では、中間転写シートFの種類を読み出
し、次のステップ114において上述したテーブルを読
み出して、中間転写シートFの種類に従って、ステップ
110で得た鏡像データに乗算すべき係数を求め、当該
係数をYMC毎の鏡像データに乗算することで、YMC
毎の鏡像データを生成する。次のステップ116では鏡
像データをRAMに格納し、正像・鏡像データ生成ルー
チンを終了する。
【0047】なお、上述したテーブルでは、中間転写シ
ートFへの画像形成時に鏡像データによりサーマルヘッ
ド20に与えられる熱エネルギーが、中間転写シートF
のベースフィルムFa自体の比熱がカードCの比熱より
小さいこともあり、カードCへの直接転写時に正像デー
タによりサーマルヘッド20に与えられる熱エネルギー
よりも小さく(カードCへの直接転写時の方が大きく)
なる係数が設定されている。
【0048】また、CPUは、タッチパネル表示操作制
御部19Cを介してタッチパネル8に初期画面を表示さ
せ、オペレータのタッチパネル8への指接触又は外部コ
ンピュータからの指示により、カードCに片面又は両面
に印刷を行うか、その場合に直接印刷及び/又は間接印
刷のいずれか又は双方を行うか、その場合の画情報はど
れか等の処理情報の入力があるまで待機する。この時点
でタッチパネル8(又は外部コンピュータの表示画面)
には、片面印刷、両面印刷、直接印刷、間接印刷の別を
設定するためのモードボタン、設定されたモードをクリ
アするためのモードクリアボタン、印刷装置1に設定さ
れたモードでの印刷を開始させるためのスタートボタ
ン、後述するモード変更ボタン、並びに、印刷装置1の
スタンバイ又は印刷可能状態の別、印刷済みカード枚数
等が表示される。以下の説明においては、オペレータが
モードボタンで、片面印刷を設定した場合に、CPUに
より実行される画像形成ルーチンを例にとって印刷装置
1の動作を説明する。
【0049】図7に示すように、画像形成ルーチンで
は、ステップ122において、キャリア6a、6bの位
置を一体型反射センサS、S、Sの出力から確認
するキャリア位置確認処理を実行する。このキャリア位
置確認処理では、キャリア6bは初期位置として退避位
置に位置するので、一体型反射センサSからはハイレ
ベル信号が出力されているはずであり、一体型反射セン
サSからハイレベル信号が出力されない場合にはキャ
リア6bの位置異常をタッチパネル8に表示する。一
方、キャリア6aは初期位置として画像形成位置又は退
避位置に位置するので、一体型反射センサS又はS
からの出力で画像形成位置及び退避位置のいずれかに位
置するかを確認し、一体型反射センサS及びSのい
ずれからもハイレベル信号が出力されない場合にはキャ
リア6aの位置異常をタッチパネル8に表示する。
【0050】次のステップ124では、パルスモータP
M1を正転駆動させることで中間転写シートFを所定長
さ搬送し、受光素子Sbからの出力信号を監視すること
により中間転写シートFが画像形成位置に位置するか否
かを判断する。図2(A)に示したように、中間転写シ
ートFはY、M、C、Bk、Tが面順次に配置されてい
るので、キャリア6aが画像形成位置に位置するときに
は、受光素子Sbからは中間転写シートFのY、M、
C、Tの箇所ではハイレベル信号が出力され、Bk(ブ
ラック)の箇所では発光素子Saから発光された光が遮
断される。従って、所定時間、受光素子Sbからの出力
を監視するとハイレベル信号とローレベル信号とが混在
することとなり、中間転写シートFの存在を検出するこ
とができる。
【0051】ステップ124で否定判断されたときは、
ステップ136へ進み、肯定判断されたときは、次のス
テップ126において、中間転写シート供給スプール9
6の回転量を検出する一体型透過センサScからの出力
信号を監視することにより未使用部分の中間転写シート
Fの有無を判断する。中間転写シートFの未使用部分が
中間転写シート供給スプール96に巻装されているとき
には、上述したように、プラテン21a>搬送ローラ5
8>中間転写シート供給スプール96の関係でトルク管
理がなされている。このため、中間転写シートFの未使
用部分が無いときは中間転写シート供給スプール96が
高速で回転し、中間転写シートFの未使用部分が有ると
きは低速で回転することとなり、中間転写シート供給ス
プール96に巻装された中間転写シートFの未使用部分
の有無を検出することができる。
【0052】ステップ126で否定判断されたときは、
ステップ134において、中間転写シートFの未使用部
分が中間転写シート供給スプール96に巻装されていな
い旨をタッチパネル8に表示させステップ136へ進
み、ステップ126で肯定判断されたときは、次のステ
ップ128において、パルスモータPM1を逆転駆動さ
せて検出のために搬送した中間転写シートFを所定長さ
巻き戻した後パルスモータPM1の逆転駆動を停止さ
せ、タッチパネル表示操作制御部19Cを介してタッチ
パネル8に、直接転写でカードCに画像形成を行う第1
モードの受付を拒否させるための第1モード受付拒否信
号を出力する。この信号の受信によりタッチパネル8
は、ディスプレイ上から第1モードのモードボタン表示
をハイド状態とする(表示を停止する)と共に、表示さ
れていた箇所をオペレータがタッチしてもオペレータの
操作命令を取り込まない状態となり、間接転写でカード
Cに画像形成を行う第2モードのモードボタンが選択さ
れた状態となる。
【0053】次にステップ130では、オン状態とされ
ていたスイッチSW1をオフ状態とする。これにより、
パルスモータPM4、PM5は電源部18からの電源供
給が断たれるので、駆動不能状態となる。次のステップ
132では、オペレータにより第2モードが設定された
ものとしてRAMにそのデフォルト値を記憶してステッ
プ142へ進む。
【0054】一方、ステップ124で否定判断されたと
きは、タッチパネル8に上述した第2モードの受付を拒
否させるための第2モード受付拒否信号を出力する。こ
の信号の受信によりタッチパネル8は、ディスプレイ上
から第2モードのモードボタン表示をハイド状態とする
と共に、表示されていた箇所をオペレータがタッチして
もオペレータの操作命令を取り込まない状態となり、第
1モードのモードボタンが選択された状態となる。次に
ステップ138では、オン状態とされていたスイッチS
W2をオフ状態とする。これにより、パルスモータPM
1、PM2及びPM3は電源部18からの電源供給が断
たれるので、駆動不能状態となる。次のステップ140
では、オペレータにより第1モードが設定されたものと
してRAMにそのデフォルト値を記憶してステップ14
2へ進む。
【0055】ステップ142では、タッチパネル8のス
タートボタンが押下(タッチ)されたか否かを判断し、
否定判断のときは次のステップ144において、第1モ
ードから第2モードへ又は第2モードから第1モードへ
モードを変更するためのモード変更ボタンが押下された
か否かを判断する。ステップ144で否定判断のときは
ステップ142へ戻り、ステップ144で肯定判断のと
きは、次のステップ146において、スイッチSW1、
SW2共にオン状態に復活させキャリア6aを移動させ
る。すなわち、ステップ132で第2モードが設定され
たときに、キャリア6aは図1に示す画像形成位置に位
置しているが、オペレータのモード変更ボタンの押下に
より、パルスモータPM2の正転駆動でキャリア6aは
図8(A)に示す退避位置へ移動することとなる。逆
に、ステップ140で第1モードが設定されたときに、
キャリア6aは図8(A)に示す退避位置に位置してい
るが、オペレータのモード変更ボタンの押下により、パ
ルスモータPM2の逆転駆動でキャリア6aは図1に示
す画像形成位置へ移動することとなる。この移動間に、
パルスモータPM1を正転駆動又は逆転駆動させて、中
間転写シート供給スプール96を所定トルクで時計回り
又は反時計回りに回転させ中間転写シートFを搬送し
(繰り出し又は巻き戻し)、バックテンションローラ8
8からプラテンローラ6a、搬送ローラ58、中間転写
シート供給部16に至る中間転写シートFの弛みや中間
転写シートFに異常な張力が加わることを防止してい
る。次にステップ148では、PM2ドライバからパル
スモータPM2に所定数のパルスが送出されキャリア6
aの移動が完了するまで待機し、キャリア6aの移動が
完了すると、ステップ124へ戻る。
【0056】一方、ステップ142で肯定判断されたと
きは、ステップ150においてステップ132又はステ
ップ140でRAMに格納された設定モードを読み出
し、次のステップ152において読み出した設定モード
が第1モードか否かの判断を行う。肯定判断のときは、
次のステップ154において、正像・鏡像データ生成ル
ーチンのステップ116でRAMに格納した鏡像データ
を削除した後、ステップ156において、後述する第1
モードによる画像形成処理を実行して、画像形成ルーチ
ンを終了する。ステップ152で否定判断のときは、ス
テップ158において、正像・鏡像データ生成ルーチン
のステップ108でRAMに格納した正像データを削除
した後、次のステップ160において、後述する第2モ
ードによる画像形成処理を実行して、画像形成ルーチン
を終了する。
【0057】<第1モードによる画像形成処理>CPU
は、第2カード搬送路P上に配されたカード供給部
3、クリーナ4、反転部5の各ローラを作動させて、カ
ード供給部3のカードCを図1の矢印L方向に搬送させ
反転部5のピンチローラ38、39にカードCを挟持さ
せる。すなわち、カード供給部3のキックローラ31が
回転することでカードスタッカの最底部のカードCは第
2カード搬送路P上に送出され、クリーナ4のクリー
ニングローラ34でカードCの両面が清浄される。カー
ドCの先端がクリーナ4と反転部5との間に配置された
図示しない一体型透過センサSで検知されると、カー
ド供給部3のキックローラ31の回転を停止させる。カ
ードCは上記一体型センサから反転部5までの所定パル
ス数搬送された後停止され(ピンチローラ38、39の
回転駆動も停止され)、水平状態の反転部5はカードC
を挟持した状態となる。
【0058】次に、第1カード搬送路P上を矢印U方
向にカードCを搬送可能なように反転部5を90°回転
させて垂直状態(図1の二点鎖線参照)の姿勢とし、ピ
ンチローラ38、39を回転駆動させると共に、パルス
モータPM5によりキャリア6bのキャプスタンローラ
74、78及びプラテンローラ21bを回転駆動させ、
カードCを第1カード搬送路P上に沿って画像形成部
9方向への搬送を開始させる。
【0059】次いで、反転部5と退避位置にあるキャリ
ア6bとの間に配設された図示しない一体型透過センサ
からの信号によりカードCの後端が所定位置まで搬
送されたか否かを判断する。否定判断のときは矢印U方
向への搬送を続行し、肯定判断のときは、所定パルス数
搬送した後に反転部5のピンチローラ38、39及びパ
ルスモータPM5の駆動を停止させる。これにより、カ
ードCは退避位置にあるキャリア6bの上部ローラ対及
び下部ローラ対に両端が挟持された状態となる。
【0060】次に、パルスモータPM4を駆動させ、カ
ードCを挟持したキャリア6bを退避位置から画像形成
位置に移動させる。続いて、パルスモータPM5を駆動
させカードCの先端が上述した狭義の画像形成位置(印
画開始位置)に位置するまでカードCを矢印D方向へ搬
送する(図8(B)の状態)。この間、サーマルヘッド
20はプラテンローラ21bに対して離間した位置にあ
り、熱転写シートRは、例えば、Y(イエロー)の開始
端が印画位置Srの位置となるまで所定長さ送られる。
このような制御は、例えば、ガイドコロ53間に配設さ
れた受光素子により熱転写シートRのBk(ブラック)
の後端を検出し、熱転写シートR上に予め等間隔の幅が
定められているBk(ブラック)の後端からY(イエロ
ー)の開始端までの距離を、巻取ローラ対57の近傍に
配設したクロック板の回転を図示しない一体型透過セン
サで検出することで実行することができる。次いで、進
退駆動ユニットのサーマルヘッド進退カム23の回転動
作を開始させる。この時点で、カードCは、サーマルヘ
ッド進退カム23の矢印A方向への回転動作により他面
がプラテンローラ21bに支持され、一面が熱転写シー
トRを介してサーマルヘッド20に押し当てられる。
【0061】続いて、カードCへ一面側へサーマルヘッ
ド20による熱転写シートR上のインク層の熱転写、す
なわち、直接転写、が行われる。なお、CPUは、ステ
ップ108でRAMに格納したYMC毎の正像データを
サーマルヘッド制御部19Hを介してサーマルヘッド2
0に送出させている。第1モードによる画像形成では、
サーマルヘッド20はこの正像データに従って加熱され
る。
【0062】この画像形成動作について詳述すれば、プ
ラテンローラ21bは反時計回りに回転し、同期して熱
転写シートRは熱転写シート巻取部15に巻き取られ、
カードCには直接転写によるY(イエロー)の画像形成
(印刷)が行われる(図9(A)の状態)。Y(イエロ
ー)による画像形成が終了すると、サーマルヘッド進退
カム23を矢印Aとは逆の方向へ回転させて、カードC
からサーマルヘッド20を後退させる。サーマルヘッド
20が後退した後に、図示しないパルスモータPM5の
逆転駆動を開始させ、図8(B)に示したように、再度
カードCの先端を狭義の画像形成位置に位置させ、図示
しないパルスモータPM5の逆転駆動を停止させる。
【0063】この間、CPUは、印画位置Srに次のM
(マゼンダ)の先端部が位置するまで熱転写シートRを
若干量送らせる。そして、サーマルヘッド進退カム23
を矢印A方向に回転させることで、カードCに熱転写シ
ートRを介してサーマルヘッド20を押し当ててカード
CへY(イエロー)に重ねてM(マゼンダ)の画像を形
成する。CPUは、順次以上の処理を繰り返し、カード
Cの裏面側にYMCのインクで画像を重ねて形成させ
る。なお、カードCの裏面側の印刷は一般にBk(ブラ
ック)一色が指定されることが多く、そのような場合に
は、上記と同様にしてBk(ブラック)のみによる画像
形成がなされ、YMCによる画像形成は行われない。C
PUは、カードCへの直接転写が終了すると、サーマル
ヘッド進退カム23を矢印Aとは逆の方向へ回転させ
て、カードCからサーマルヘッド20を後退させる。
【0064】画像形成部9によるカードCの画像形成終
了直後にはカードCが下部ローラ対に挟持されていない
ので、上部ローラ対及び下部ローラ対にカードCの両端
が挟持されるまでパルスモータPM5を所定パルス数逆
転駆動させる。次に、パルスモータPM4を逆転駆動さ
せ、カードCを挟持したキャリア6bを画像形成位置か
ら退避位置へ移動させる。キャリア6bが退避位置に位
置したか否かは一体型反射センサSの出力で確認する
ことができる。続いて、反転部5のピンチローラ38、
39を逆転させると共に、パルスモータPM5を再度逆
転駆動させて上部ローラ対及び下部ローラ対を逆転させ
て、カードCを矢印D方向に搬送させる。
【0065】次いで、反転部5と退避位置にあるキャリ
ア6bとの間に配設された図示しない一体型透過センサ
からの信号によりカードCの後端が所定位置まで搬
送されたか否かを判断する。否定判断のときは矢印D方
向への搬送を続行し、肯定判断のときは、所定パルス数
カードCを更に矢印D方向へ搬送し、パルスモータPM
5の逆転駆動を停止させると共に、ピンチローラ38、
39の逆転を停止させ、反転部5のピンチローラ38、
39にカードCを挟持させる。次に、カードCを矢印L
方向に搬送可能なように垂直状態でカードCを挟持した
ままの反転部5を90°回転させる。これにより、カー
ドCは画像形成がなされていない面を上側にして第2カ
ード搬送路P上に位置することになる。
【0066】CPUは、反転部5のピンチローラ38、
39、図示しないパルスモータPM6を回転駆動させ、
カードCを第2カード搬送経路P上を図1の矢印L方
向へ搬送させ、カードCを排出口27を介してスタッカ
13へ排出する。CPUは、水平搬送部12と排出口2
7との間に配設された図示しない一体型透過センサS
からの信号を受信すると、所定時間後に、第2搬送経路
上のローラ駆動を停止させ、処理済みのカード枚数
や処理の完了をタッチパネル8上に表示する。以下、タ
ッチパネル8から入力されたカード枚数の処理が終了す
るまで、上記と同様にして、次のカードCについて片面
直接印刷を行う。なお、第1モードによる画像形成処理
では、図1に示すように、転写部10において、ヒート
ローラ45はプラテンローラ50から離間した状態に保
持されている。
【0067】<第2モードによる画像形成処理>第2モ
ードによる画像形成処理では、まず、熱転写シートRの
インク層をサーマルヘッド20で加熱することで、中間
転写シートFの受容層Feに画像を形成する。画像形成
時には、パルスモータPM3を回転駆動させてプラテン
ローラ21aを反時計回りに回転させると共に、パルス
モータPM1を回転させて中間転写シートFを中間転写
シート供給部16に巻き取り、同期して熱転写シートR
を熱転写シート巻取部15に巻き取ることにより行われ
る。
【0068】この動作について詳述すれば、受光素子S
bの出力を監視することで中間転写シートFに形成され
た位置出し用マークを認識し、中間転写シートFの送り
や戻しと常に一体で正逆転するバックテンションローラ
88に接続されているクロック板の回転量を図示しない
一体型透過センサで監視し、狭義の画像形成位置までの
所定長さ中間転写シートFを搬送する。サーマルヘッド
20はプラテンローラ21aに対して離間した位置にあ
り、熱転写シートRは、上述したように、例えば、Y
(イエロー)の開始端が印画位置Srに位置するまで所
定長さ送られる。CPUは、Y(イエロー)の開始端が
印画位置Srの位置に到達すると、サーマルヘッド進退
カム23を矢印A方向へ回転させてサーマルヘッド20
を熱転写シートRを介してプラテンローラ21aに押し
当てさせ、同時に、パルスモータPM1、PM3を回転
駆動させ、プラテンローラ21aを反時計回り方向に回
転させると共に、中間転写シートFを熱転写シートRと
同一速度で巻き戻す。これにより、中間転写シートFに
はY(イエロー)の画像形成が行われる(図9(B)の
状態)。なお、CPUは、ステップ116でRAMに格
納したYMC毎の鏡像データをサーマルヘッド制御部1
9Hを介して予めサーマルヘッド20に送出させてい
る。第2モードによる画像形成では、サーマルヘッド2
0はこの鏡像データに従って加熱される。
【0069】中間転写シートF上へのY(イエロー)の
画像形成が終了すると、CPUは、サーマルヘッド進退
カム23を回転させて、サーマルヘッド20をプラテン
ローラ21aに対して退避させ、パルスモータPM1を
逆転駆動させ、中間転写シートF上に形成された位置出
し用マークが受光素子Sbを通過するまで搬送する。
【0070】次に、Y(イエロー)の画像形成の場合と
同様に、図示しない受光素子を監視することで中間転写
シートFに形成された位置出し用マークを認識し、中間
転写シートFの送りや戻しと常に一体で正逆転するバッ
クテンションローラ88に接続されているクロック板の
回転量を図示しない一体型透過センサで監視し、狭義の
画像形成位置までの所定距離中間転写シートFを搬送す
る。印画位置Srに次のM(マゼンダ)の先端部が位置
するまで熱転写シートRを若干量送らせる。そして、Y
(イエロー)の場合と同様に、サーマルヘッド進退カム
23を再び回転させてサーマルヘッド20を押し当てて
熱転写シートRの受容層FeにY(イエロー)に重ねて
M(マゼンダ)の画像形成を行わせる。CPUは、順次
以上の処理を繰り返し、中間転写シートFにYMCの染
料で画像を重ねて形成させた後、サーマルヘッド20を
プラテンローラ21aに対して退避させる。
【0071】次に、予めプラテンローラ50から離間さ
れているヒートローラ45の位置まで、バックテンショ
ンローラ88に接続されているクロック板の回転量に従
って中間転写シートFを搬送する。この搬送時に転写部
10内にガイドコロ44とガイド板47と間に配置され
た受光素子からの出力を監視することで中間転写シート
Fの位置出し用マークが検出され、この時点で搬送量を
再度設定することが可能となり、搬送精度が向上する。
また、この中間転写シートFの転写部10への搬送の間
に、上述した第1モードによる画像形成の場合と同様
に、カード供給部3、クリーナ4及び反転部5の各ロー
ラを作動させ、水平状態の反転部5がカードCを挟持し
た状態で停止させた後、反転部5を180°回転(反
転)させてカードCを第2カード搬送路Pに対して表
裏面を反対にして、ピンチローラ38、39、図示しな
いパルスモータPM6を回転駆動させ、カードCを第2
カード搬送路P上を反転部5から更に矢印L方向へ搬
送させる。搬送ローラ対48の近傍で水平搬送ローラ対
11側に配設された一体型透過センサSがカードCの
先端を検出すると、更に所定パルス数カードCを矢印L
方向に搬送する。これにより、カードCの先端はヒート
ローラ45に当接する位置まで搬送される。
【0072】次いで、ヒートローラ昇降カム51を矢印
B方向へ回転させて、ヒートローラ45をプラテンロー
ラ50から離間していた状態(図1参照)からプラテン
ローラ50に当接する状態(図3参照)へ移行させて、
ヒートローラ昇降カム51の回転動作を停止させる。こ
の時点で、カードCの先端は、裏面がプラテンローラ5
0に支持され、表面が中間転写シートFを介してヒート
ローラ45に押し当てられる。
【0073】続いて、カードCの表面に、画像形成部9
で中間転写シートFの受容層Feに形成された画像をヒ
ートローラ45で熱転写する間接転写を実行する。この
転写部10における画像形成(転写)の動作について詳
述すれば、カードCは、一面が反時計回りに回転するプ
ラテンローラ50に支持され、表面が中間転写シートF
を介してヒートローラ45に押し当てられ、矢印L方向
に搬送される。中間転写シートFの剥離層Fcは発熱ラ
ンプ46の熱によりベースフィルムFaから剥離され、
カードCの他面に画像が形成された受容層Feとオーバ
ーコート層Fdとが一体で転写される。この転写に同期
して中間転写シートFは中間転写シート巻取部17に巻
き取られる。この間、水平搬送部12内の搬送ローラ対
61と排出ローラ対との間に配置されたローラ対の近傍
で排出ローラ対側に配設された一体型透過センサS
らの出力監視することで中間転写が終了したか否かを判
断しており、間接転写が未了のときは間接転写を続行
し、間接転写が完了すると、中間転写シートFの搬送
(中間転写シート巻取部17への巻き取り)を停止させ
ると共に、ヒートローラ昇降カム51を再度回転させて
プラテンローラ50に対してヒートローラ45を退避さ
せる。なお、転写時のカードC及び中間転写シートFの
搬送速度は同一とされている。
【0074】転写部10での画像形成が完了すると、水
平搬送部12と排出口27との間に配設された一体型透
過センサSからの出力によりカードCの後端を検出す
るまで待機して、カードCの後端を検出すると、所定時
間後に第2カード搬送路P上のローラ駆動を停止さ
せ、処理済みのカード枚数や処理の完了をタッチパネル
8上に表示する。カードCは水平搬送部12を通過し排
出口27を経てスタッカ13へ排出される。
【0075】(作用等)次に、本実施形態の印刷装置1
の作用等について説明する。
【0076】本実施形態の印刷装置1は、カードC又は
中間転写シートFに画像を形成する画像形成部9及び中
間転写シートFに形成された画像をカードCに転写する
転写部10を有しているので、上記第1モード及び第2
モードで示したように、直接転写及び間接転写双方の印
刷が可能である。
【0077】また、本実施形態の印刷装置1は、画像形
成位置において受光素子Sbが中間転写シートFを検出
したときに(ステップ124)、直接転写でカードCに
画像形成を行う第1モードの受付拒否信号を出力するこ
とで、タッチパネル8がオペレータからの第1モードの
入力を受け付けないようにし(ステップ128)、更
に、第1モードの駆動源であるパルスモータPM4及び
PM5のモータドライバに対してスイッチSW1をオフ
状態とし使用不能とした(ステップ130)。一方、画
像形成位置において受光素子Sbが中間転写シートFの
非検出のとき(ステップ124)又は中間転写シートF
の未使用部分が中間転写シート供給スプール96に巻装
されていないとき(ステップ126)に、中間転写シー
トFに画像形成を行う第2モードの受付拒否信号を出力
することで、タッチパネル8がオペレータからの第2モ
ードの入力を受け付けないようにし(ステップ13
6)、更に、第2モードの駆動源であるパルスモータP
M1、PM2及びPM3のモータドライバに対してスイ
ッチSW2をオフ状態として使用不能とした(ステップ
138)。従って、印刷装置1では、一方のモードが設
定されたときに、他方のモードの設定、駆動が禁止され
るので、例えば、第2モードが設定されたときにパルス
モータPM4には電源が供給されず誤ってカードCが搬
送されたり、複雑な機構に伴って生ずる筐体2内での中
間転写シートFの絡み、巻き込み等による機構上のエラ
ーや不具合を減少させることができ、エラーや不具合を
減少させることで、所定カード枚数当たりの処理速度等
印刷装置1が本来有する印刷処理能力を向上させること
ができる。しかも、単に一方のモードが設定(選択)さ
れたときに、他方のモードを禁止乃至使用不能とするだ
けでなく、タッチパネル8上のモード変更ボタンを押下
することにより、一方のモードの設定から他方のモード
の設定に移行することができるので(ステップ144〜
148)、オペレータが誤って意図しないモードでの画
像形成を行うことを減少させることができる。
【0078】更に、本実施形態の印刷装置1では、一方
のモードが設定されたときに、他方のモードで使用され
る印画情報(正像データ、鏡像データ)が削除され、サ
ーマルヘッド制御部19Hからサーマルヘッド20への
印画情報の送出が事前に禁止されるので、印刷装置1の
信頼性の低下を未然に防止することができる。
【0079】なお、本実施形態では、カードC、中間転
写シートFへの画像形成を禁止又は使用不能状態とする
態様としてキャリア6aをX方向に移動しキャリア6b
をY方向に移動する形態を例示したが、本発明はこれに
限らず、例えば、キャリア6a、6b共にY方向(矢印
U又は矢印D方向)に移動するようにしてもよい。この
場合には、キャリア6aのY方向(矢印U方向)への移
動に伴って中間転写シートFをプラテンローラ21aよ
り上部側から捲き掛けるガイドコロ81を配置すること
で、プラテンローラ21aを境に逆方向へ搬送される中
間転写シートF間の絡みやプラテンローラ21aへの巻
き込みを防止することができる。また、中間転写シート
Fを退避させる態様として、図10に示す印刷装置は、
プラテンローラ21aの近傍両側、かつ、サーマルヘッ
ド20の反対側の位置に、中間転写シートFを保持し、
上部及び下部方向のいずれか一方に開口を有する断面コ
字状の中間転写シート保持部材70a、70bを備えて
いる。中間転写シート保持部材70a、70bのいずれ
かにはミラーMが固着されており、このミラーMに対応
する位置に一体型反射センサSが配置されている。中間
転写を行わないときには、中間転写シート保持部材70
a、70bは図9の紙面上方向又は下方向(Z方向)に
退避しており(プラテンローラ21aから離接してお
り)、中間転写を行うときに、中間転写シート保持部材
70a、70bを同期して下降又は上昇させることで、
中間転写シートFはプラテンローラ21aに着接され画
像形成位置に位置する。この着接に伴って一体型反射セ
ンサSは、中間転写シートFによる画像形成が可能なこ
とを検出する。従って、上記実施形態に示した中間転写
シートFの直接検出のみならず、間接検出を行う態様も
本発明の技術的範囲内に含まれる。また、中間転写シー
ト供給部16は、中間転写シート保持部材70a、70
bのZ方向への移動に伴って中間転写シートFの搬送
(繰り出し、巻き戻し)が行われる。中間転写シート保
持部材70a、70bの長さは、中間転写シートFに余
分な張力を加えないために、中間転写シートFがプラテ
ンローラ21に周接する長さよりも大きいことが好まし
い。なお、この態様の印刷装置では、プラテンローラ2
1aやキャプスタンローラ等は固定された画像形成位置
に位置する。
【0080】更に、本実施形態では、上部ローラ対、下
部ローラ対、プラテンローラ21bと下部ローラ対との
間の駆動を持たないローラ対をキャリア6bと共に移動
する構成を例示したが、図10にも示したようにこれら
を固定位置に位置させ、プラテンローラ21aのみをX
方向に移動させることで、中間転写シートFを画像形成
位置から退避させ中間転写を禁止する構成を採ることが
できることは論を待たない。また、本実施形態では、ラ
ック・ピニオン構造によりキャリア6a、6bを画像形
成位置、退避位置間で移動する構成例を示したが、ラッ
ク・ピニオン構造に代えてリニアパルスモータを用いて
も位置精度の高い移動を確保することができる。
【0081】また、本実施形態では、カードCの片面に
直接転写、間接転写で画像形成する例を示したが、第1
モードによる画像形成処理を行った後、反転部5でカー
ドCを90°回転させ、第2モードによる画像形成処理
を行えば、カードCの両面に画像形成を行うことができ
ることは論を待たない。更に、本実施形態の印刷装置1
は、搬送ローラ対48と水平搬送ローラ対11との間で
1枚のカードCを挟持することができ、かつ、反転部5
で別のカードCを挟持できるので、画像形成部9で画像
形成を行うカードCと転写部10で画像形成を行うカー
ドCを異ならせて印刷処理を行うことができる。
【0082】そして、本実施形態では、画像形成部9を
1つとして例示したが、本発明はこれに限らず、画像形
成部9を複数(例えば、2つ)有するようにしてもよ
い。このようにすれば、一方の画像形成部でカードCに
対して画像を形成し、他方で画像形成部で中間転写シー
トFに対して画像を形成することができるので、中間転
写シートの絡み等のエラーを低減させることができると
共に、印刷速度の向上を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本態様によれば、モード設定手段による設定モードに対
応して印刷手段により記録媒体に画像が形成され、転写
手段により印刷手段で中間転写媒体に形成された画像が
記録媒体に転写されるので、記録媒体への印刷の際に直
接転写方式と間接転写方式とを切り換えて印刷可能であ
ると共に、中間転写媒体検出手段が中間転写媒体を検出
したときに、モード制御手段は第1のモードによる画像
形成の実行を禁止することで、第2のモードが設定され
たときに第1のモードを使用不能とすることができ、又
は、中間転写媒体検出手段が中間転写媒体の非検出のと
きに、モード制御手段は第2のモードによる画像形成の
実行を禁止することで、第1のモードが設定されたとき
に第2のモードを使用不能とすることができるので、印
刷処理に伴う不具合が低減し印刷処理能力を向上させる
ことができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施形態の印刷装置の概略
構成を示す側面図である。
【図2】熱転写シート及び中間転写シートの説明図であ
り、(A)は熱転写シートを模式的に示す正面図、
(B)は中間転写シートを模式的に示す断面図である。
【図3】実施形態の印刷装置の転写部の側面図であり、
カードへ中間転写シートによる画像形成が行われている
状態を示す。
【図4】実施形態の印刷装置の制御部の概略構成を示す
ブロック図である。
【図5】実施形態の印刷装置の電源部、制御部及び主要
パルスモータ間の配線を示すブロック配線図である。
【図6】実施形態の印刷装置の制御部のCPUが実行す
る正像・鏡像データ生成ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】実施形態の印刷装置の制御部のCPUが実行す
る画像形成ルーチンのフローチャートである。
【図8】実施形態の印刷装置の第1カード搬送路近傍の
側面図であり、(A)はキャリア6a、6bが退避位置
に位置する状態、(B)はキャリア6aが退避位置に位
置し、キャリア6bが画像形成位置に位置した後カード
の搬送によりカードの先端が画像形成位置に位置する状
態を示す。
【図9】実施形態の印刷装置の第1カード搬送路近傍の
側面図であり、(A)は画像形成部でカードに画像形成
が行われている状態、(B)は画像形成部で中間転写シ
ートに画像形成が行われている状態を示す。
【図10】本発明が適用可能な別の実施形態の印刷装置
の側面図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 3 カード供給部(供給部) 6a、6b キャリア 8 タッチパネル(モード設定手段の一部) 9 画像形成部(印刷手段) 10 転写部(転写手段) 19 制御部(モード制御手段) 20 サーマルヘッド(印画素子) 74、78 キャプスタンローラ(記録媒体搬送手段の
一部) 96 中間転写シート供給スプール(中間転写媒体供給
スプール) C カード(記録媒体) F 中間転写シート(中間転写媒体) PM5 パルスモータ(記録媒体駆動手段の一部) Sb 受光素子(中間転写媒体検出手段の一部、透過型
センサ) Sc 一体型透過センサ(中間転写媒体供給スプール回
転検出センサ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 HH03 HJ10 HK07 HK11 HN02 HN22 2C065 AB03 AB09 AB10 AC04 AD07 AF01 DA23 DA24 DA25 DA33 DA36 DA38 DC20 DC21 DC29 DC32 DZ09 DZ10 DZ12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体及び一時的に画像を保持する中
    間転写媒体に選択的に画像を形成する少なくとも一つの
    印刷手段と、 前記中間転写媒体に形成された画像を前記記録媒体に転
    写する転写手段と、 前記中間転写媒体を検出する中間転写媒体検出手段と、 前記印刷手段により前記記録媒体に画像を形成する第1
    のモード又は前記中間転写媒体に画像を形成する第2の
    モードを設定するためのモード設定手段と、 前記印刷手段に、前記モード設定手段で設定された第1
    又は第2のモードでの画像形成を実行させるモード制御
    手段と、を備え、 前記モード制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前
    記中間転写媒体を検出したときに、前記第1のモードで
    の画像形成の実行を禁止することを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記印刷手段は、前記モード制御手段か
    ら供給される印画情報に応じて前記記録媒体乃至前記中
    間転写媒体に画像を形成する印画素子を有し、前記モー
    ド制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前記中間転
    写媒体を検出したときに、前記印画素子に前記第1のモ
    ードによる印画情報の送出を禁止することを特徴とする
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記印刷手段に対して前記記録媒
    体を往復動させる記録媒体搬送手段と、前記記録媒体搬
    送手段を駆動する記録媒体搬送駆動手段とを備え、前記
    モード制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前記中
    間転写媒体を検出したときに、前記記録媒体搬送駆動手
    段の駆動を禁止することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記モード制御手段は、前記中間転写媒
    体検出手段が前記中間転写媒体を検出したときに、前記
    モード設定手段に前記第1のモードの受付を拒否させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体及び一時的に画像を保持する中
    間転写媒体に選択的に画像を形成する少なくとも一つの
    印刷手段と、 前記中間転写媒体に形成された画像を前記記録媒体に転
    写する転写手段と、 前記中間転写媒体を検出する中間転写媒体検出手段と、 前記印刷手段により前記記録媒体に画像を形成する第1
    のモード又は前記中間転写媒体に画像を形成する第2の
    モードを設定するためのモード設定手段と、 前記印刷手段に、前記モード設定手段で設定された第1
    又は第2のモードでの画像形成を実行させるモード制御
    手段と、を備え、 前記モード制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前
    記中間転写媒体の非検出のときに、前記第2のモードで
    の画像形成の実行を禁止することを特徴とする印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 前記印刷手段は、前記モード制御手段か
    ら供給される印画情報に応じて前記記録媒体乃至前記中
    間転写媒体に画像を形成する印画素子を有し、前記モー
    ド制御手段は、前記中間転写媒体検出手段が前記中間転
    写媒体の非検出のときに、前記印画素子に前記第2のモ
    ードによる印画情報の送出を禁止することを特徴とする
    請求項5に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記モード制御手段は、前記中間転写媒
    体検出手段が前記中間転写媒体の非検出のときに、前記
    モード設定手段に前記第2のモードの受付を拒否させる
    ことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写媒体検出手段が、前記中間
    転写媒体の搬送経路中に配設された透過型センサである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項
    に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記中間転写媒体の未使用部分を
    巻装する中間転写媒体供給スプールを備え、前記中間転
    写媒体検出手段が、前記中間転写媒体供給スプールの回
    転を検出する中間転写媒体供給スプール回転検出センサ
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれ
    か一項に記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体乃至一時的に画像を保持する
    中間転写媒体を画像形成位置に搬送し、前記画像形成位
    置において前記記録媒体及び前記中間転写媒体に選択的
    に画像を形成し、前記記録媒体と同一又は異なる記録媒
    体を画像転写位置に搬送し、前記画像転写位置において
    前記中間転写媒体に形成された画像を前記記録媒体に転
    写する、工程を含む印刷方法であって、前記中間転写媒
    体を検出する検出信号に応じて前記記録媒体及び前記中
    間転写媒体のいずれか一方への画像形成を禁止すること
    を特徴とする印刷方法。
  11. 【請求項11】 記録媒体乃至一時的に画像を保持する
    中間転写媒体を画像形成位置に搬送し、前記画像形成位
    置において前記記録媒体及び前記中間転写媒体に選択的
    に画像を形成し、前記記録媒体と同一又は異なる記録媒
    体を画像転写位置に搬送し、前記画像転写位置において
    前記中間転写媒体に形成された画像を前記記録媒体に転
    写する、工程を含む印刷方法であって、前記中間転写媒
    体を検出する検出信号に応じて前記画像形成位置への前
    記記録媒体の搬送を禁止することを特徴とする印刷方
    法。
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