JP2003039323A - 眼鏡レンズ加工用の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置 - Google Patents
眼鏡レンズ加工用の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置Info
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- JP2003039323A JP2003039323A JP2001232203A JP2001232203A JP2003039323A JP 2003039323 A JP2003039323 A JP 2003039323A JP 2001232203 A JP2001232203 A JP 2001232203A JP 2001232203 A JP2001232203 A JP 2001232203A JP 2003039323 A JP2003039323 A JP 2003039323A
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- grinding water
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- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 タンク内の泡を減少させる。
【解決手段】 眼鏡レンズの周縁加工に使用される研削
液をタンクに貯蔵する循環式の研削水タンク装置におい
て、タンク内に蓄えられる研削水の水面より上に配置さ
れた噴射口を有し該噴射口よりタンク内に生じた泡に向
けて液体を噴射する液体噴射手段を備える。液体噴射手
段はタンク内の研削水を吸引するポンプと、該ポンプに
より吸引した研削水を前記噴射口に導く導水経路を備
え、噴射する液体としてタンク内の研削水を使用する。
液をタンクに貯蔵する循環式の研削水タンク装置におい
て、タンク内に蓄えられる研削水の水面より上に配置さ
れた噴射口を有し該噴射口よりタンク内に生じた泡に向
けて液体を噴射する液体噴射手段を備える。液体噴射手
段はタンク内の研削水を吸引するポンプと、該ポンプに
より吸引した研削水を前記噴射口に導く導水経路を備
え、噴射する液体としてタンク内の研削水を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズの周縁
加工に使用される研削液を蓄える循環式の研削水タンク
装置、及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置に関する。
加工に使用される研削液を蓄える循環式の研削水タンク
装置、及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置に関する。
【0002】
【従来技術】眼鏡レンズの周縁を加工する装置では、レ
ンズの加工部分を冷却及び加工粕(屑)を取り除くため
に、研削水を供給しながら加工を行う。研削水の供給と
しては、タンクに貯水した研削水をポンプにより汲み上
げて加工装置本体側に供給し、加工に使用した排水を再
びタンクに導入することにより、研削水を循環して使用
する循環式のものが多く使用されている。
ンズの加工部分を冷却及び加工粕(屑)を取り除くため
に、研削水を供給しながら加工を行う。研削水の供給と
しては、タンクに貯水した研削水をポンプにより汲み上
げて加工装置本体側に供給し、加工に使用した排水を再
びタンクに導入することにより、研削水を循環して使用
する循環式のものが多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、循環式
のタンクではプラスチックレンズを加工すると泡が発生
し、タンク内に泡が溜まるという問題がある。消泡剤を
使用しない場合は、少ない枚数のレンズを加工するだけ
でタンク内が泡で一杯になるので、タンク内の研削水を
頻繁に交換する必要がある。
のタンクではプラスチックレンズを加工すると泡が発生
し、タンク内に泡が溜まるという問題がある。消泡剤を
使用しない場合は、少ない枚数のレンズを加工するだけ
でタンク内が泡で一杯になるので、タンク内の研削水を
頻繁に交換する必要がある。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
タンク内の泡を減少させることができる研削水タンク装
置、及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置を提供するこ
とを技術課題とする。
タンク内の泡を減少させることができる研削水タンク装
置、及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置を提供するこ
とを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0006】(1) 眼鏡レンズの周縁加工に使用され
る研削液をタンクに貯蔵し、該タンクの研削水を循環し
て再使用する循環式の研削水タンク装置において、前記
タンク内に蓄えられる研削水の水面より上に配置された
噴射口を有し該噴射口よりタンク内に生じた泡に向けて
液体を噴射する液体噴射手段を設けたことを特徴とす
る。(2) (1)の液体噴射手段は、前記タンク内の
研削水を吸引するポンプと、該ポンプにより吸引した研
削水を前記噴射口に導く導水経路を備えることを特徴と
する。
る研削液をタンクに貯蔵し、該タンクの研削水を循環し
て再使用する循環式の研削水タンク装置において、前記
タンク内に蓄えられる研削水の水面より上に配置された
噴射口を有し該噴射口よりタンク内に生じた泡に向けて
液体を噴射する液体噴射手段を設けたことを特徴とす
る。(2) (1)の液体噴射手段は、前記タンク内の
研削水を吸引するポンプと、該ポンプにより吸引した研
削水を前記噴射口に導く導水経路を備えることを特徴と
する。
【0007】(3) (1)の研削水タンク装置におい
て、前記液体噴射手段は液体を略水平方向に噴射する角
度に配置された噴射口を持つことを特徴とする。 (4) (1)の研削水タンク装置において、前記液体
噴射手段は液体の噴射方向を変更する構成としたことを
特徴とする。 (5) 眼鏡レンズの周縁を加工する切削具を持つ眼鏡
レンズ加工装置において、請求項1〜4の何れかの研削
水タンク装置を備えることを特徴とする。
て、前記液体噴射手段は液体を略水平方向に噴射する角
度に配置された噴射口を持つことを特徴とする。 (4) (1)の研削水タンク装置において、前記液体
噴射手段は液体の噴射方向を変更する構成としたことを
特徴とする。 (5) 眼鏡レンズの周縁を加工する切削具を持つ眼鏡
レンズ加工装置において、請求項1〜4の何れかの研削
水タンク装置を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る眼鏡レンズ加
工装置全体の概略構成を示す図である。眼鏡レンズ加工
装置は加工装置本体1と、加工装置本体1を載置するテ
ーブル100と、循環式の研削水タンク部200から大
略構成される。
基づいて説明する。図1は、本発明に係る眼鏡レンズ加
工装置全体の概略構成を示す図である。眼鏡レンズ加工
装置は加工装置本体1と、加工装置本体1を載置するテ
ーブル100と、循環式の研削水タンク部200から大
略構成される。
【0009】加工装置本体1の筐体内部には、被加工レ
ンズLEを保持する2つのレンズ回転軸2R,2L、レ
ンズ回転軸2R,2Lが回転可能に取付けられたキャリ
ッジ部3、レンズLEの周縁を加工するために回転軸6
に取付けられた砥石5等を持つ加工機構部10が配置さ
れている。キャリッジ部3はレンズ回転軸の軸方向に移
動可能で、且つ砥石5に対して相対的に移動可能に構成
されている。なお、この加工機構部10については、本
出願人による特開平5−212661号公報等において
周知の構成が使用できるので、詳細な説明は省略する。
ンズLEを保持する2つのレンズ回転軸2R,2L、レ
ンズ回転軸2R,2Lが回転可能に取付けられたキャリ
ッジ部3、レンズLEの周縁を加工するために回転軸6
に取付けられた砥石5等を持つ加工機構部10が配置さ
れている。キャリッジ部3はレンズ回転軸の軸方向に移
動可能で、且つ砥石5に対して相対的に移動可能に構成
されている。なお、この加工機構部10については、本
出願人による特開平5−212661号公報等において
周知の構成が使用できるので、詳細な説明は省略する。
【0010】また、加工装置本体1の内部には防水カバ
ー8によって加工室9が形成されている。加工室9には
研削水を噴射するノズル11が延びており、ノズル11
はタンク部200の吸水ポンプ220と送水ホース22
1によって接続されている。レンズLEの加工中は、ノ
ズル11から研削水が噴射され、噴射された研削水と研
削屑は防水カバー8によって受けられる。防水カバー8
の下部にある排水口には排水ホース201が接続され、
排水ホース201はタンク部200の研削水貯蔵用のタ
ンク210側に延びている。
ー8によって加工室9が形成されている。加工室9には
研削水を噴射するノズル11が延びており、ノズル11
はタンク部200の吸水ポンプ220と送水ホース22
1によって接続されている。レンズLEの加工中は、ノ
ズル11から研削水が噴射され、噴射された研削水と研
削屑は防水カバー8によって受けられる。防水カバー8
の下部にある排水口には排水ホース201が接続され、
排水ホース201はタンク部200の研削水貯蔵用のタ
ンク210側に延びている。
【0011】タンク部200の構成を図1〜図3に基づ
き説明する。図1において、211はタンク210内を
ほぼ密閉するための蓋であり、タンク210の上部の開
口部に着脱自在に嵌め込まれている。蓋211の中央に
は、タンク210内を排水投入室側210aと吸水室側
210bに分ける仕切り板230が固定されている。た
だし、図2に示すように、仕切り板230とタンク21
0の内側面及び底面との間には、研削水が流れる隙間が
設けられている。
き説明する。図1において、211はタンク210内を
ほぼ密閉するための蓋であり、タンク210の上部の開
口部に着脱自在に嵌め込まれている。蓋211の中央に
は、タンク210内を排水投入室側210aと吸水室側
210bに分ける仕切り板230が固定されている。た
だし、図2に示すように、仕切り板230とタンク21
0の内側面及び底面との間には、研削水が流れる隙間が
設けられている。
【0012】排水投入室側210aの蓋211には排水
ホース201が接続される接続口212が設けられてお
り、排水ホース201によって導かれる排水がタンク2
10内に投入される。吸水室側210bの蓋211に
は、加工装置本体1に研削水を供給するための吸水パイ
プ215が下方に延びるように取付けられている。吸水
パイプ215は吸水ホース217によって吸水ポンプ2
20に接続されている。吸水ポンプ220の駆動により
吸水された研削水は送水ホース221を介して加工装置
本体1側のノズル11に導かれる。
ホース201が接続される接続口212が設けられてお
り、排水ホース201によって導かれる排水がタンク2
10内に投入される。吸水室側210bの蓋211に
は、加工装置本体1に研削水を供給するための吸水パイ
プ215が下方に延びるように取付けられている。吸水
パイプ215は吸水ホース217によって吸水ポンプ2
20に接続されている。吸水ポンプ220の駆動により
吸水された研削水は送水ホース221を介して加工装置
本体1側のノズル11に導かれる。
【0013】なお、仕切り板230は排水に混入した加
工粕を吸水パイプ215の吸水口まで届きにくくし、加
工粕がタンク底部に沈殿しやすくするために設けたもの
である。これは必ずしも無くても良い。
工粕を吸水パイプ215の吸水口まで届きにくくし、加
工粕がタンク底部に沈殿しやすくするために設けたもの
である。これは必ずしも無くても良い。
【0014】タンク部200には液体(ここでは研削
水)の噴射により泡を潰す消泡装置300が設けられて
いる。消泡装置300は、吸水室側210bより研削水
を吸水するために蓋211に取り付けられた吸水パイプ
301、このパイプ301と吸水ホース303によって
接続された吸水ポンプ305、この吸水ポンプ305に
より汲み上げられた水を導くホース307、ホース30
7からの水を排水投入室側210aに噴射するノズル3
10を備える。
水)の噴射により泡を潰す消泡装置300が設けられて
いる。消泡装置300は、吸水室側210bより研削水
を吸水するために蓋211に取り付けられた吸水パイプ
301、このパイプ301と吸水ホース303によって
接続された吸水ポンプ305、この吸水ポンプ305に
より汲み上げられた水を導くホース307、ホース30
7からの水を排水投入室側210aに噴射するノズル3
10を備える。
【0015】ノズル310は仕切り板230の上側に取
り付けられている。図2に示すように、ノズル310は
棒状の形状を持ち、水を略水平方向に向けて噴射するよ
うに、噴射口310aがその長手方向の側面に多数個形
成されている。ホース307からの研削水は、ノズル3
10の中心付近に設けられた接続口311から導入され
る。また、噴射口310aは、タンク210内に研削水
が入れられたとき、その水面より上に位置するように設
けられている。図2示した横長のノズル310の場合、
噴射される水がタンク210内をできるだけカバーする
ように、噴射口310aは中心部だでなく、タンク21
0の両側の内壁近くまで配置することが好ましい。
り付けられている。図2に示すように、ノズル310は
棒状の形状を持ち、水を略水平方向に向けて噴射するよ
うに、噴射口310aがその長手方向の側面に多数個形
成されている。ホース307からの研削水は、ノズル3
10の中心付近に設けられた接続口311から導入され
る。また、噴射口310aは、タンク210内に研削水
が入れられたとき、その水面より上に位置するように設
けられている。図2示した横長のノズル310の場合、
噴射される水がタンク210内をできるだけカバーする
ように、噴射口310aは中心部だでなく、タンク21
0の両側の内壁近くまで配置することが好ましい。
【0016】また、タンク部210には加工粕を沈殿し
やすくすると共に、加工粕を水と分離しその脱水を行う
加工粕分離装置330が設けられている。加工粕分離装
置330は、タンク210の底に設けられた濾過フィル
タ331、このフィルタ331を通してタンク210内
部の水を吸引する吸引ポンプ333、フィルタ331と
タンク210の底面とにより形成された中空部339に
繋がる吸引パイプ335、吸引パイプ335と吸引ポン
プ333とを接続するホース337、吸引ポンプ333
により吸引された研削水を再びタンク210内に導入す
るためのホース341を備える。ホース341はタンク
210の側面に取り付けられた接続口343に着脱自在
に接続されている。
やすくすると共に、加工粕を水と分離しその脱水を行う
加工粕分離装置330が設けられている。加工粕分離装
置330は、タンク210の底に設けられた濾過フィル
タ331、このフィルタ331を通してタンク210内
部の水を吸引する吸引ポンプ333、フィルタ331と
タンク210の底面とにより形成された中空部339に
繋がる吸引パイプ335、吸引パイプ335と吸引ポン
プ333とを接続するホース337、吸引ポンプ333
により吸引された研削水を再びタンク210内に導入す
るためのホース341を備える。ホース341はタンク
210の側面に取り付けられた接続口343に着脱自在
に接続されている。
【0017】フィルタ331としては焼結多孔質体が好
ましく、本実施形態では軽量で耐久性が有り、加工性も
良いことから、プラスチックビーズを焼結して製作した
プラスチック焼結多孔質体のものを使用している。プラ
スチック焼結多孔質体は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を原材料としたも
のである。また、本実施形態ではフィルタ331の気孔
径を15μm程度としたものを使用している。本発明者
が気孔径を15μmと70μmにしたものを実験したと
ころ、気孔径が70μmでは濾過した水が白色混濁して
おり、濾過精度が低いことが分かった。さらに濾過を続
けた結果、フィルタ内に微細な加工粕が詰まることによ
り、濾過速度を低下させることが分かった。一方、気孔
径が15μmのものは、濾過された水が透明であり、連
続濾過しても濾過速度に影響が少ないことが確認でき
た。したがって、濾過精度と濾過速度の点から気孔径が
70μmより小さい15μm程度のフィルタを使用する
ことが好ましい。
ましく、本実施形態では軽量で耐久性が有り、加工性も
良いことから、プラスチックビーズを焼結して製作した
プラスチック焼結多孔質体のものを使用している。プラ
スチック焼結多孔質体は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を原材料としたも
のである。また、本実施形態ではフィルタ331の気孔
径を15μm程度としたものを使用している。本発明者
が気孔径を15μmと70μmにしたものを実験したと
ころ、気孔径が70μmでは濾過した水が白色混濁して
おり、濾過精度が低いことが分かった。さらに濾過を続
けた結果、フィルタ内に微細な加工粕が詰まることによ
り、濾過速度を低下させることが分かった。一方、気孔
径が15μmのものは、濾過された水が透明であり、連
続濾過しても濾過速度に影響が少ないことが確認でき
た。したがって、濾過精度と濾過速度の点から気孔径が
70μmより小さい15μm程度のフィルタを使用する
ことが好ましい。
【0018】図3はフィルタ331を底面側から見たと
きの図である。フィルタ331は水平断面が円形状をし
たタンク210の底に設置され、タンク210の底の面
積と略同じ円形状の面積を持つ板状の形状をしている。
フィルタ331の上面に加工粕が体積する。フィルタ3
31の厚みは7mmであり、フィルタ331の下面には
深さ2mmの格子状の溝331a(図3における斜線部
分)が形成されている。その中央部の溝には吸引パイプ
335に繋がる吸引口331bが設けられている。溝3
31aは濾過された水が通る通路となり、全て吸引口3
31bに繋がるように形成されている。このフィルタ3
31をタンク210の底面に設置すると共に、フィルタ
331の外周をシールドするようにタンク210の内壁
に接着することにより、タンク210の底面と溝331
aとによってタンク内の研削液に対して密封された中空
部339が形成され、濾過した水を吸引する通路が確保
される。
きの図である。フィルタ331は水平断面が円形状をし
たタンク210の底に設置され、タンク210の底の面
積と略同じ円形状の面積を持つ板状の形状をしている。
フィルタ331の上面に加工粕が体積する。フィルタ3
31の厚みは7mmであり、フィルタ331の下面には
深さ2mmの格子状の溝331a(図3における斜線部
分)が形成されている。その中央部の溝には吸引パイプ
335に繋がる吸引口331bが設けられている。溝3
31aは濾過された水が通る通路となり、全て吸引口3
31bに繋がるように形成されている。このフィルタ3
31をタンク210の底面に設置すると共に、フィルタ
331の外周をシールドするようにタンク210の内壁
に接着することにより、タンク210の底面と溝331
aとによってタンク内の研削液に対して密封された中空
部339が形成され、濾過した水を吸引する通路が確保
される。
【0019】なお、フィルタ331の下面を溝構造とし
たのは、フィルタ331の上面に体積する加工粕及び研
削水の重量により、フィルタ331が破損又は変形しな
いようにするためであり、必ずしも溝構造となくても良
い。例えば、フィルタ331の底面も平坦面とし、図3
に示したものと同じような溝331aを確保するよう
に、フィルタ331の底面にブロックを配置することに
より、中空部分339を形成しても良い。また、フィル
タ331にメッシュ構造をした木綿等の布フィルタを用
いることも可能である。この場合も中空部分339を形
成するように補強枠を設ければ良い。
たのは、フィルタ331の上面に体積する加工粕及び研
削水の重量により、フィルタ331が破損又は変形しな
いようにするためであり、必ずしも溝構造となくても良
い。例えば、フィルタ331の底面も平坦面とし、図3
に示したものと同じような溝331aを確保するよう
に、フィルタ331の底面にブロックを配置することに
より、中空部分339を形成しても良い。また、フィル
タ331にメッシュ構造をした木綿等の布フィルタを用
いることも可能である。この場合も中空部分339を形
成するように補強枠を設ければ良い。
【0020】図1において、20は加工装置装置本体1
の制御部である。制御部20には砥石5を回転する駆動
ユニット22、キャリッジ部3をの移動する駆動ユニッ
ト21が接続されている他、各吸水ポンプ220,30
5,333が接続されている。制御部20はこれらを制
御する。
の制御部である。制御部20には砥石5を回転する駆動
ユニット22、キャリッジ部3をの移動する駆動ユニッ
ト21が接続されている他、各吸水ポンプ220,30
5,333が接続されている。制御部20はこれらを制
御する。
【0021】次に、このような構成の装置の使用につい
て説明する。タンク210内には研削水を入れておく。
このとき、消泡装置のノズル310より水面が1〜2c
m下になるようにしておく。
て説明する。タンク210内には研削水を入れておく。
このとき、消泡装置のノズル310より水面が1〜2c
m下になるようにしておく。
【0022】加工装置本体1によりレンズの加工を開始
すると、制御部20によりポンプ220が駆動され、吸
水室側210bから吸い上げられた研削水がノズル11
から噴射される。研削水と加工時に発生した加工粕は、
排水ホース201を介してタンク210の排水投入室側
210aに排出される。
すると、制御部20によりポンプ220が駆動され、吸
水室側210bから吸い上げられた研削水がノズル11
から噴射される。研削水と加工時に発生した加工粕は、
排水ホース201を介してタンク210の排水投入室側
210aに排出される。
【0023】レンズの加工時には加工粕分離装置330
によりタンク210内に排出された加工粕の沈殿を促進
するために、制御部20に接続されたスイッチ25によ
り吸水ポンプ333を駆動する。もちろん、吸水ポンプ
220の駆動と連動して吸水ポンプ333も駆動するよ
うに、制御部20がコントロールしても良い。
によりタンク210内に排出された加工粕の沈殿を促進
するために、制御部20に接続されたスイッチ25によ
り吸水ポンプ333を駆動する。もちろん、吸水ポンプ
220の駆動と連動して吸水ポンプ333も駆動するよ
うに、制御部20がコントロールしても良い。
【0024】吸水ポンプ333を駆動すると、フィルタ
331の下に形成された中空部339に吸引圧が掛り、
フィルタ331を通してタンク210内の研削水が吸引
されると同時にフィルタ331により濾過される。吸水
ポンプ333が吸引した水は、ホース341を経て接続
口343からタンク210内に戻される。この吸引によ
って、加工粕がフィルタ331側に引っ張られ、加工粕
の沈殿が促進される。更に、沈殿した加工粕の固形化が
進むことによってタンク210内の研削水の混濁が抑え
ることができる。このため、加工粕を大量にタンク21
0内に取り込むことが可能となる。
331の下に形成された中空部339に吸引圧が掛り、
フィルタ331を通してタンク210内の研削水が吸引
されると同時にフィルタ331により濾過される。吸水
ポンプ333が吸引した水は、ホース341を経て接続
口343からタンク210内に戻される。この吸引によ
って、加工粕がフィルタ331側に引っ張られ、加工粕
の沈殿が促進される。更に、沈殿した加工粕の固形化が
進むことによってタンク210内の研削水の混濁が抑え
ることができる。このため、加工粕を大量にタンク21
0内に取り込むことが可能となる。
【0025】また、プラスチックレンズの加工粕は、初
めに重量が重い大きな粕が沈殿する。タンクの底に配置
されたフィルタ331の上には始めに大きな粕が体積す
るので、フィルタの目詰まりを防止すると共に、その粕
が新たなフィルタとなる役目を果たすようになる。
めに重量が重い大きな粕が沈殿する。タンクの底に配置
されたフィルタ331の上には始めに大きな粕が体積す
るので、フィルタの目詰まりを防止すると共に、その粕
が新たなフィルタとなる役目を果たすようになる。
【0026】タンク210内に許容できる加工粕の量
は、吸引パイプ215,301の吸引口から沈殿した加
工粕が吸込まれないレベルまで可能である。吸引パイプ
215等の吸引口の高さにもよるが、20リットルタン
クで5〜6リットル程度の加工粕を沈殿させることがで
きるとすれば、レンズ枚数にして200枚もの加工が可
能となる。
は、吸引パイプ215,301の吸引口から沈殿した加
工粕が吸込まれないレベルまで可能である。吸引パイプ
215等の吸引口の高さにもよるが、20リットルタン
クで5〜6リットル程度の加工粕を沈殿させることがで
きるとすれば、レンズ枚数にして200枚もの加工が可
能となる。
【0027】なお、フィルタ331の濾過速度は、濾過
開始時点では高いが、フィルタ331に加工粕が付着す
ると速度が低下する。また、濾過速度はポンプ性能にも
左右されるが、強力なポンプを使ってもフィルタの通過
損失が通過流量の増加によって急増する。このため、適
当な吸引力でポンプを駆動させることがポンプの過負荷
にならずに良い。本装置では吸引ポンプ333にDCモ
ータを使ったギヤポンプを採用し、これを定電流駆動さ
せる。こうしたポンプは、フィルタ抵抗(挿入損失)が
低い場合、モータ回転数が高くポンプ流量も多い。一
方、フィルタ抵抗が高くなり、モータに負荷が掛かり始
めると低電流動作となり、モータ回転数を抑えて過負荷
にならないように制御される。
開始時点では高いが、フィルタ331に加工粕が付着す
ると速度が低下する。また、濾過速度はポンプ性能にも
左右されるが、強力なポンプを使ってもフィルタの通過
損失が通過流量の増加によって急増する。このため、適
当な吸引力でポンプを駆動させることがポンプの過負荷
にならずに良い。本装置では吸引ポンプ333にDCモ
ータを使ったギヤポンプを採用し、これを定電流駆動さ
せる。こうしたポンプは、フィルタ抵抗(挿入損失)が
低い場合、モータ回転数が高くポンプ流量も多い。一
方、フィルタ抵抗が高くなり、モータに負荷が掛かり始
めると低電流動作となり、モータ回転数を抑えて過負荷
にならないように制御される。
【0028】ところで、泡の発生を抑える目的で、通
常、循環式のタンクユニットの研削液には消泡剤が入れ
られる。しかし、消泡剤が含まれた研削液をフィルタ3
31によって濾過する際、その濾過性能は消泡剤に含ま
れる界面活性剤によって大幅に低下する。これはフィル
タ331に加工粕が入り込み目詰まりを生じさせるため
である。これを防止するため、本装置では消泡剤を使わ
ないようにする。しかし、消泡剤を使わないと少量(2
0〜30枚)のプラスチックレンズを加工するだけで泡
が大量に発生し、直ぐに研削液を交換する必要がでてく
る。
常、循環式のタンクユニットの研削液には消泡剤が入れ
られる。しかし、消泡剤が含まれた研削液をフィルタ3
31によって濾過する際、その濾過性能は消泡剤に含ま
れる界面活性剤によって大幅に低下する。これはフィル
タ331に加工粕が入り込み目詰まりを生じさせるため
である。これを防止するため、本装置では消泡剤を使わ
ないようにする。しかし、消泡剤を使わないと少量(2
0〜30枚)のプラスチックレンズを加工するだけで泡
が大量に発生し、直ぐに研削液を交換する必要がでてく
る。
【0029】研削液の交換を頻繁に行うことを避けるた
め、本装置では消泡剤を使わずに発生した泡を消泡装置
300により抑える。加工によって発生した数ミクロン
以下のプラスチックの小さな加工粕は、水に溶け込まな
い。砥石の高速回転によって砥石表面には空気の層がで
きており、それに冷却用の研削水が加わることによって
水と空気が混ざり合い、排水ホース201からは水と空
気が一緒に排出される。この空気と水に溶け込まない加
工粕によって泡が作られる。一旦泡が作られると、その
泡に大きな粒径の加工粕も付着し、さらに潰れにくい泡
となる。このような泡の発生により、プラスチックレン
ズを何枚も加工すると、タンク210内(ここでは排水
投入室側210a)が泡で満たされるようになってしま
う。
め、本装置では消泡剤を使わずに発生した泡を消泡装置
300により抑える。加工によって発生した数ミクロン
以下のプラスチックの小さな加工粕は、水に溶け込まな
い。砥石の高速回転によって砥石表面には空気の層がで
きており、それに冷却用の研削水が加わることによって
水と空気が混ざり合い、排水ホース201からは水と空
気が一緒に排出される。この空気と水に溶け込まない加
工粕によって泡が作られる。一旦泡が作られると、その
泡に大きな粒径の加工粕も付着し、さらに潰れにくい泡
となる。このような泡の発生により、プラスチックレン
ズを何枚も加工すると、タンク210内(ここでは排水
投入室側210a)が泡で満たされるようになってしま
う。
【0030】こうした泡の発生を抑えるために、吸水ポ
ンプ220の駆動と連動して吸水ポンプ305が駆動さ
れ、排水投入室側210aにはノズル310が持つ噴射
口310aから水が噴射される。吸水ポンプ305の駆
動により吸水室側210bから研削水が吸引され、その
水がノズル310にホース307を介して導かれる。噴
射口310aからはタンク210の内側面に向けてシャ
ワーのように水が噴射される。噴射された水がタンク2
10内にできた泡に衝突し、水の攪拌によって泡が潰さ
れる。こうして泡に含まれる沈殿可能な加工粕を分離
し、沈殿させることができるようになる。噴射口310
aはタンク210の両側の内壁近くまで配置されている
ので、タンク210内に生じた泡の大部分に噴射した水
を当てることができる。
ンプ220の駆動と連動して吸水ポンプ305が駆動さ
れ、排水投入室側210aにはノズル310が持つ噴射
口310aから水が噴射される。吸水ポンプ305の駆
動により吸水室側210bから研削水が吸引され、その
水がノズル310にホース307を介して導かれる。噴
射口310aからはタンク210の内側面に向けてシャ
ワーのように水が噴射される。噴射された水がタンク2
10内にできた泡に衝突し、水の攪拌によって泡が潰さ
れる。こうして泡に含まれる沈殿可能な加工粕を分離
し、沈殿させることができるようになる。噴射口310
aはタンク210の両側の内壁近くまで配置されている
ので、タンク210内に生じた泡の大部分に噴射した水
を当てることができる。
【0031】なお、ノズル310の形状及び配置は上記
に限られるものでなく、次のようにしても良い。図4は
消泡装置300の変容例を示す図である。図4(a)に
示すノズル313は半球状の形状をしており、その半球
面には多数の噴射口313aが形成されている。ノズル
313は排水投入室側210aの中心付近に位置するよ
うに、その接続口314が蓋211に取り付けられてい
る。吸水ポンプ305からの水はホース307、接続口
314を経てノズル313の噴射口313aから噴射さ
れ、タンク210内の泡に当てられる。さらに、ノズル
313を回転する機構を設け、噴射方向が変わるように
すれば、タンク210内(水排水投入室側210a内)
の全体に行き渡るように水が噴射され、さらに泡を効率
良く潰すことができる。噴射口を持つノズルの回転は、
モータを使用する他、水圧や噴流の反力を利用して回転
する方式が採用できる。
に限られるものでなく、次のようにしても良い。図4は
消泡装置300の変容例を示す図である。図4(a)に
示すノズル313は半球状の形状をしており、その半球
面には多数の噴射口313aが形成されている。ノズル
313は排水投入室側210aの中心付近に位置するよ
うに、その接続口314が蓋211に取り付けられてい
る。吸水ポンプ305からの水はホース307、接続口
314を経てノズル313の噴射口313aから噴射さ
れ、タンク210内の泡に当てられる。さらに、ノズル
313を回転する機構を設け、噴射方向が変わるように
すれば、タンク210内(水排水投入室側210a内)
の全体に行き渡るように水が噴射され、さらに泡を効率
良く潰すことができる。噴射口を持つノズルの回転は、
モータを使用する他、水圧や噴流の反力を利用して回転
する方式が採用できる。
【0032】図4(b)に示すノズルは噴流の反力を利
用した回転方式の例であり、図4(a)の接続口314
に回転支基321が取り付けられ、その回転支基321
に3本の棒状のノズル320が取り付けられている。各
ノズル320の側面には噴射口320aが設けられてお
り、この噴射口320aから噴射される水の反力により
回転支基321と共にノズル320が回転する。
用した回転方式の例であり、図4(a)の接続口314
に回転支基321が取り付けられ、その回転支基321
に3本の棒状のノズル320が取り付けられている。各
ノズル320の側面には噴射口320aが設けられてお
り、この噴射口320aから噴射される水の反力により
回転支基321と共にノズル320が回転する。
【0033】また、図1、図2で示したノズル310に
おいても、噴射口310aから噴射される水の噴射角度
が水平方向からややした下向きに繰返し変わるように、
ノズル310を揺動するモータ等の機構を設けると、さ
らに泡を効率良く潰すことができる。また、消泡装置は
棒状の腕を持つ回転体を回転させる方式により、機械的
に泡を攪拌させる構成でも良い。これは、回転体の腕が
泡に衝突することにより、泡を破裂させる。
おいても、噴射口310aから噴射される水の噴射角度
が水平方向からややした下向きに繰返し変わるように、
ノズル310を揺動するモータ等の機構を設けると、さ
らに泡を効率良く潰すことができる。また、消泡装置は
棒状の腕を持つ回転体を回転させる方式により、機械的
に泡を攪拌させる構成でも良い。これは、回転体の腕が
泡に衝突することにより、泡を破裂させる。
【0034】次に、タンク210内に溜まった加工粕を
廃棄する場合を説明する。この場合、ホース341を接
続口343から外し、吸引ポンプ333により吸引した
水をタンク210内に戻さず、排水する。吸引ポンプ3
33により吸引された水は、フィルタ331によりが十
分に濾過されているので、そのまま排水することもでき
るが、別途用意した排水受けのタンクに入れて再利用し
ても良い。スイッチ25をONしてポンプ333を駆動
する。タンク210内の研削水はフィルタ331を通し
て徐々に吸引されてタンク210外に排出される。最後
には加工粕に含有する水分も吸引される。加工粕の含有
水分量が低下すると、加工粕がひび割れて空気がフィル
タから直接吸引され、水を吸引できなくなる。水が排出
されなくなったらポンプ333の駆動を停止する。
廃棄する場合を説明する。この場合、ホース341を接
続口343から外し、吸引ポンプ333により吸引した
水をタンク210内に戻さず、排水する。吸引ポンプ3
33により吸引された水は、フィルタ331によりが十
分に濾過されているので、そのまま排水することもでき
るが、別途用意した排水受けのタンクに入れて再利用し
ても良い。スイッチ25をONしてポンプ333を駆動
する。タンク210内の研削水はフィルタ331を通し
て徐々に吸引されてタンク210外に排出される。最後
には加工粕に含有する水分も吸引される。加工粕の含有
水分量が低下すると、加工粕がひび割れて空気がフィル
タから直接吸引され、水を吸引できなくなる。水が排出
されなくなったらポンプ333の駆動を停止する。
【0035】水を吸引できなくなったときの加工粕の含
水率は約40〜50%であり、加工粕は固形化してい
る。固形化している加工粕は、タンク210を逆さまに
すれば簡単に取り出すことができるので、ビニール袋等
に入れて廃棄すれば良い。含水率が50%以下であれ
ば、加工粕から水が染み出てこないので廃棄処理の扱い
が容易となる。さらに含水率を下げるときは、放置して
自然乾燥させれば良い。加工粕は産業廃棄物として業者
に処理してもらう。
水率は約40〜50%であり、加工粕は固形化してい
る。固形化している加工粕は、タンク210を逆さまに
すれば簡単に取り出すことができるので、ビニール袋等
に入れて廃棄すれば良い。含水率が50%以下であれ
ば、加工粕から水が染み出てこないので廃棄処理の扱い
が容易となる。さらに含水率を下げるときは、放置して
自然乾燥させれば良い。加工粕は産業廃棄物として業者
に処理してもらう。
【0036】以上、フィルタ331、ポンプ333等か
らなる加工粕分離装置は、タンク210と一体的に循環
式のタンク部200に設けたが、単独のものとして構成
しても良い。図5はその構成例を示し、350はプラス
チック多孔質体からなるフィルタであり、その形状を円
筒形状とした例である。フィルタ350の両端にはその
内部を中空部351にする蓋352、353が固定され
ている。一方の蓋352には中空部351に繋がる吸引
パイプ355が取り付けてあり、この吸引パイプ355
は吸引ポンプ357にホース356により接続されてい
る。吸引ポンプ357により吸引された水はホース35
8から排出される。タンク210に溜まった加工粕を廃
棄する場合、このフィルタ350をタンク210に入
れ、上記と同様に吸引ポンプ357を作動させることに
よって、タンク210内の研削水を濾過して吸引すれ
ば、加工粕を分離して取り出すことができる。
らなる加工粕分離装置は、タンク210と一体的に循環
式のタンク部200に設けたが、単独のものとして構成
しても良い。図5はその構成例を示し、350はプラス
チック多孔質体からなるフィルタであり、その形状を円
筒形状とした例である。フィルタ350の両端にはその
内部を中空部351にする蓋352、353が固定され
ている。一方の蓋352には中空部351に繋がる吸引
パイプ355が取り付けてあり、この吸引パイプ355
は吸引ポンプ357にホース356により接続されてい
る。吸引ポンプ357により吸引された水はホース35
8から排出される。タンク210に溜まった加工粕を廃
棄する場合、このフィルタ350をタンク210に入
れ、上記と同様に吸引ポンプ357を作動させることに
よって、タンク210内の研削水を濾過して吸引すれ
ば、加工粕を分離して取り出すことができる。
【0037】加工粕の脱水を促進する場合には、こうし
た円筒状のフィルタ350を複数個用意すれば良い。も
ちろん、図1、図3等で図示した板状のフィルタ331
を使用し、中空部339を確保するようにフィルタ33
1の底に密閉用の板を固定した構成にすれば、単独で用
いることができる。また、タンク210とは別に用意し
たタンク内にフィルタ350等を置くと共に、その中に
加工粕を含む研削水を流し込んで加工粕を脱水しても良
い。
た円筒状のフィルタ350を複数個用意すれば良い。も
ちろん、図1、図3等で図示した板状のフィルタ331
を使用し、中空部339を確保するようにフィルタ33
1の底に密閉用の板を固定した構成にすれば、単独で用
いることができる。また、タンク210とは別に用意し
たタンク内にフィルタ350等を置くと共に、その中に
加工粕を含む研削水を流し込んで加工粕を脱水しても良
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体噴射によりタンク内の泡を減少させることができ
る。さらに、タンク内の研削水を吸引して噴射すること
により、噴射する液体を循環して効率良く使用できる。
液体噴射によりタンク内の泡を減少させることができ
る。さらに、タンク内の研削水を吸引して噴射すること
により、噴射する液体を循環して効率良く使用できる。
【図1】眼鏡レンズ加工装置全体の概略構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】消泡装置の構成を説明する図である。
【図3】フィルタを底面側から見たときの図である。
【図4】消泡装置の変容例を示す図である。
【図5】加工粕分離装置を単独のものとして構成した例
を示す図である。
を示す図である。
1 加工装置本体
200 研削水タンク部
210 タンク
211 蓋
300 消泡装置
301 吸水パイプ
305 吸水ポンプ
307 ホース307
310 ノズル
310a ノズル
311 接続口311
Claims (5)
- 【請求項1】 眼鏡レンズの周縁加工に使用される研削
液をタンクに貯蔵し、該タンクの研削水を循環して再使
用する循環式の研削水タンク装置において、前記タンク
内に蓄えられる研削水の水面より上に配置された噴射口
を有し該噴射口よりタンク内に生じた泡に向けて液体を
噴射する液体噴射手段を設けたことを特徴とする研削水
タンク装置。 - 【請求項2】 請求項1の液体噴射手段は、前記タンク
内の研削水を吸引するポンプと、該ポンプにより吸引し
た研削水を前記噴射口に導く導水経路を備えることを特
徴とする研削水タンク装置。 - 【請求項3】 請求項1の研削水タンク装置において、
前記液体噴射手段は液体を略水平方向に噴射する角度に
配置された噴射口を持つことを特徴とする研削水タンク
装置。 - 【請求項4】 請求項1の研削水タンク装置において、
前記液体噴射手段は液体の噴射方向を変更する構成とし
たことを特徴とする研削水タンク装置。 - 【請求項5】 眼鏡レンズの周縁を加工する切削具を持
つ眼鏡レンズ加工装置において、請求項1〜4の何れか
の研削水タンク装置を備えることを特徴とする眼鏡レン
ズ加工装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232203A JP2003039323A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 眼鏡レンズ加工用の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置 |
DE60236829T DE60236829D1 (de) | 2001-07-03 | 2002-07-02 | Wassertankeinheit für die Speicherung und Wiederverwendung von Schleifabwasser |
EP02014635A EP1273391B1 (en) | 2001-07-03 | 2002-07-02 | Grinding water tank unit for storing and circulating grinding water |
ES02014635T ES2346187T3 (es) | 2001-07-03 | 2002-07-02 | Unidad de deposito de agua para el almacenamiento y recuperacion de agua utilizada para el pulido de lentes. |
US10/186,978 US20030008603A1 (en) | 2001-07-03 | 2002-07-02 | Grinding water tank unit for use in processing eyeglass lens, device for separating processing debris, and eyeglass lens processing apparatus having the tank unit or device |
US10/224,575 US6881132B2 (en) | 2001-07-03 | 2002-08-21 | Grinding water tank unit for use in processing eyeglass lens, device for separating processing debris, and eyeglass lens processing apparatus having the tank unit or device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001232203A JP2003039323A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 眼鏡レンズ加工用の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003039323A true JP2003039323A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19064158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001232203A Pending JP2003039323A (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-31 | 眼鏡レンズ加工用の研削水タンク装置及びこれを備える眼鏡レンズ加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003039323A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326776A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Topcon Corp | 眼鏡レンズ研削加工装置の研削水処理装置 |
EP2105251A1 (en) * | 2008-03-26 | 2009-09-30 | Kabushiki Kaisha TOPCON | Method and device for treating grinding water of lens grinding device |
KR102280912B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-07-26 | 주식회사 로덱 | 렌즈 연마폐수용 여과장치 및 연마폐수 환원시스템 |
WO2021201579A1 (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | 주식회사 로덱 | 렌즈 연마폐수용 여과장치 및 연마폐수 환원시스템 |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001232203A patent/JP2003039323A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006326776A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Topcon Corp | 眼鏡レンズ研削加工装置の研削水処理装置 |
JP4699088B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-06-08 | 株式会社トプコン | 眼鏡レンズ研削加工装置の研削水処理装置 |
EP2105251A1 (en) * | 2008-03-26 | 2009-09-30 | Kabushiki Kaisha TOPCON | Method and device for treating grinding water of lens grinding device |
KR101146903B1 (ko) | 2008-03-26 | 2012-07-03 | 가부시키가이샤 토프콘 | 렌즈 연삭 가공 장치의 연삭수 처리 방법 및 장치 |
WO2021201579A1 (ko) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | 주식회사 로덱 | 렌즈 연마폐수용 여과장치 및 연마폐수 환원시스템 |
JP2022531526A (ja) * | 2020-04-01 | 2022-07-07 | ロデク カンパニー,リミテッド | レンズ研磨廃水用濾過装置および研磨廃水還元システム |
JP7249063B2 (ja) | 2020-04-01 | 2023-03-30 | ロデク カンパニー,リミテッド | レンズ研磨廃水用濾過装置および研磨廃水還元システム |
KR102280912B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-07-26 | 주식회사 로덱 | 렌즈 연마폐수용 여과장치 및 연마폐수 환원시스템 |
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