JP2003027418A - コンクリート構造物およびその施工方法 - Google Patents

コンクリート構造物およびその施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕す
ることなく、コンクリート杭体の杭頭部分にプレキャス
トコンクリート製品を結合一体化できるようにすること
で、工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図る。 【解決手段】 PC枕梁14は、プレキャストコンクリー
ト本体15内に、PC杭体11の杭頭部分を挿入する上下方
向の杭体挿入穴16を形成し、杭体挿入穴16の内周面に、
筒状金属板17を一体に設ける。筒状金属板17の内周面に
支持部材25を溶接し、この支持部材25を、PC杭体11の
杭頭の端面金物12に溶接する。PC枕梁14の杭体挿入穴
16からPC杭体11の中空部26にわたって、補強鉄筋篭27
を配設し、中詰めコンクリート29を打設する。このよう
にして、PC杭体11の杭頭部分にPC枕梁14を結合一体
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート杭体
の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を結合一体
化したコンクリート構造物およびその施工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地下調整池、道路などの高架橋を
構築する工法として、地盤に打ち込んだプレストレスト
コンクリート杭体(以下、このプレストレストコンクリ
ート杭体を「PC杭体」という)を基礎と橋脚を兼ねた
柱材とし、複数のPC杭体の杭頭部分間に枕梁を一体に
施工し、この枕梁上に桁と床板を敷設して構築する方法
が知られている。
【0003】枕梁は、一般的には現場打コンクリートに
より施工されるが、特開平3−25103号公報に示さ
れるような、プレキャストコンクリート製の枕梁(以
下、このプレキャストコンクリート製の枕梁を「PC枕
梁」という)を用いる場合もある。
【0004】このPC枕梁を用いる場合は、PC杭体の
杭頭部分のコンクリートをハツリ破砕して、内部の補強
鉄筋を露出させ、この露出した補強鉄筋をPC枕梁の箱
抜き空胴に挿入し、この箱抜き空胴内にコンクリートを
打設することにより、PC枕梁とPC杭体とを一体に結
合するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】枕梁を現場打コンクリ
ートにより施工する場合は、現場で枕梁用の型枠および
鉄筋を組立て、コンクリートを打設するため、多くの工
数を要し、工期も長くなり、さらに、各工程の施工品質
が安定しないなどの問題がある。
【0006】また、従来のPC枕梁により施工する場合
は、PC杭体の杭頭部分をハツリ破砕して内部の補強鉄
筋を露出させてから、この補強鉄筋によりPC杭体の杭
頭部分とPC枕梁との結合一体化を図るため、杭頭部分
をハツリ破砕して内部の補強鉄筋を露出させるのに適す
る形態のPC杭体を用意しなければならないとともに、
ハツリ破砕により補強鉄筋を露出させるための手間がか
かる問題もある。
【0007】なお、枕梁は、複数の杭体の杭頭部分間に
結合一体化されるものであるが、1本の杭体の杭頭部分
に結合一体化される梁受け用のキャピタルについても、
同様の問題がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕するこ
となく、コンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコ
ンクリート製品を結合一体化できるようにすることで、
工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、杭頭に端面金物が設けられた中空状のコンクリー
ト杭体と、コンクリート杭体の杭頭部分に結合一体化さ
れたプレキャストコンクリート製品とを備え、プレキャ
ストコンクリート製品は、プレキャストコンクリート本
体と、プレキャストコンクリート本体内に形成されたコ
ンクリート杭体の杭頭部分が挿入される上下方向の杭体
挿入穴と、杭体挿入穴の内周面に一体に設けられた筒状
金属板とを有し、筒状金属板の内周面に一体に設けられ
るとともにコンクリート杭体の杭頭の端面金物に一体化
された支持部材と、プレキャストコンクリート製品の杭
体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって配設
された補強鉄筋篭と、プレキャストコンクリート製品の
杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって打
設された中詰めコンクリートとを具備したコンクリート
構造物であり、プレキャストコンクリート製品の筒状金
属板の内周面に一体に設けられた支持部材をコンクリー
ト杭体の杭頭の端面金物に一体化するとともに、プレキ
ャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート
杭体の中空部にわたって補強鉄筋籠および中詰めコンク
リートを設けたので、コンクリート杭体の杭頭部分をハ
ツリ破砕しなくとも、このコンクリート杭体の杭頭部分
にプレキャストコンクリート製品を容易かつ確実に結合
一体化でき、プレキャストコンクリート製品により工数
の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができ
る。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のコンクリート構造物におけるコンクリート杭体を、
プレストレストコンクリート杭体としたものであり、プ
レストレストコンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕
しなくとも、このプレストレストコンクリート杭体の杭
頭部分にプレキャストコンクリート製品を結合一体化す
る工事を、比較的少ない工数で、比較的短期間に、品質
良くでき、また、プレストレストコンクリート杭体の高
強度性能をハツリ破砕により損なうおそれを防止でき
る。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のコンクリート構造物におけるプレキャスト
コンクリート製品を、枕梁としたものであり、コンクリ
ート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコン
クリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製
品の枕梁を結合一体化する工事を、比較的少ない工数
で、比較的短期間に、品質良くできる。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のコンクリート構造物におけるプレキャスト
コンクリート製品を、キャピタルとしたものであり、コ
ンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、こ
のコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリ
ート製品のキャピタルを結合一体化する工事を、比較的
少ない工数で、比較的短期間に、品質良くできる。
【0013】請求項5に記載された発明は、現場で施工
された中空状のコンクリート杭体の杭頭の高さを測定
し、コンクリート杭体の杭頭部分が挿入されるプレキャ
ストコンクリート製品の杭体挿入穴に一体化された筒状
金属板の内周面であって杭頭の高さに対応する位置に支
持部材を溶接し、プレキャストコンクリート製品に溶接
された支持部材をコンクリート杭体の杭頭に設けられた
端面金物に載置し、コンクリート杭体の端面金物とプレ
キャストコンクリート製品の支持部材とを溶接し、プレ
キャストコンクリート製品の筒状金属板の内周面とコン
クリート杭体の外周面との間隙を充填材で塞ぎ、プレキ
ャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート
杭体の中空部にわたって補強鉄筋篭を配設し、プレキャ
ストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭
体の中空部にわたって中詰めコンクリートを打設したコ
ンクリート構造物の施工方法であり、プレキャストコン
クリート製品の筒状金属板の内周面であってコンクリー
ト杭体の杭頭の高さに対応する位置に支持部材を溶接
し、この支持部材を杭頭の端面金物に載置して溶接する
とともに、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴
からコンクリート杭体の中空部にわたって補強鉄筋籠お
よび中詰めコンクリートを施工したので、コンクリート
杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンクリ
ート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を
容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコンクリ
ート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質の向
上を図ることができるとともに、プレキャストコンクリ
ート製品の筒状金属板に支持部材を溶接する際に、この
支持部材をコンクリート杭体の杭頭の高さに対応する位
置に溶接するので、現場で施工されたコンクリート杭体
の杭頭の高さに誤差が生じても、プレキャストコンクリ
ート製品の結合時にその誤差を修正できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図1および図2
に示された一実施の形態、図3および図4に示された他
の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1に示されるように、中空状のコンクリ
ート杭体としてのプレストレストコンクリート杭体(以
下、このプレストレストコンクリート杭体を「PC杭体
11」という)は、杭頭に設けられた端面金物12と、同様
に下端に設けられた端面金物(図示せず)との間に、プ
レストレストコンクリート用鋼線(すなわちPC鋼線1
3)が張設されている。
【0016】このようなPC杭体11の複数本を地盤に打
ち込んで、基礎と橋脚とを兼ねた柱材とし、これらのP
C杭体11の杭頭部分間に、プレキャストコンクリート製
品としてのプレキャストコンクリート製の枕梁(以下、
このプレキャストコンクリート製の枕梁を「PC枕梁1
4」という)が結合一体化されている。
【0017】このPC枕梁14は、プレキャストコンクリ
ート本体15内に、PC杭体11の杭頭部分が挿入される上
下方向の杭体挿入穴16が形成され、この杭体挿入穴16の
内周面に、円筒状の鋼板などで形成された筒状金属板17
が、次のように一体に設けられたものである。
【0018】すなわち、筒状金属板17の外周面には、図
2に示されるように角形に形成された上下部の鉄筋取付
板18,19がそれぞれ溶接され、これらの各鉄筋取付板1
8,19にそれぞれ溶接された補強鉄筋21,22が、プレキ
ャストコンクリート本体15内に埋込まれている。
【0019】さらに、筒状金属板17の外周面には、図2
に示されるように放射状に配列された多数の埋込部材23
が溶接により一体に取付けられ、これらの埋込部材23が
プレキャストコンクリート本体15内に埋込まれている。
【0020】このようにして、杭体挿入穴16の内周面の
ほぼ全面に筒状金属板17が一体に設けられている。
【0021】筒状金属板17の内周面には、図2に示され
るように上部に位置するリング状の鉄筋取付板24と、こ
の鉄筋取付板24の下側にて放射状に配列された多数の縦
形鋼板などの支持部材25とが、それぞれ溶接により一体
に設けられている。
【0022】これらの支持部材25の下端は、PC杭体11
の杭頭の端面金物12に載せられ、接合部を溶接により一
体化されている。
【0023】PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11
の中空部26にわたって補強鉄筋篭27が配設され、さら
に、鉄筋取付板24内に補強鉄筋28が溶接され、そして、
PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26に
わたって中詰めコンクリート29が打設されている。
【0024】次に、図1および図2に示されたコンクリ
ート構造物の施工方法を説明する。
【0025】現場で施工された中空状のPC杭体11の杭
頭の高さを測定する。
【0026】筒状金属板17の内周面であってPC杭体11
の杭頭の高さに対応する所定位置に支持部材25を溶接す
る。例えば、PC杭体11の杭頭が設計された位置より高
い場合は、支持部材25も設計当初の位置より等しく高い
位置に溶接する。
【0027】このようにPC枕梁14の筒状金属板17に溶
接された支持部材25を、PC杭体11の杭頭に設けられた
端面金物12に載置し、PC杭体11の端面金物12とPC枕
梁14の各支持部材25とをそれぞれ溶接する。
【0028】PC枕梁14の筒状金属板17の内周面とPC
杭体11の外周面との間隙を充填材としての無収縮モルタ
ル31で塞ぐ。筒状金属板17の内周面には、ずれ止め筋32
が設けられている。
【0029】PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11
の中空部26にわたって補強鉄筋篭27を配設し、さらに、
筒状金属板17の上部の鉄筋取付板24に補強鉄筋28を溶接
する。
【0030】この補強鉄筋28を経て、PC枕梁14の杭体
挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって中詰めコ
ンクリート29を打設する。
【0031】次に、図1および図2に示された実施の形
態の効果を説明する。
【0032】PC枕梁14の筒状金属板17の内周面に一体
に設けられた支持部材25をPC杭体11の杭頭の端面金物
12に一体化するとともに、PC枕梁14の杭体挿入穴16か
らPC杭体11の中空部26にわたって補強鉄筋籠27および
中詰めコンクリート29を設けたので、PC杭体11の杭頭
部分をハツリ破砕しなくとも、このPC杭体11の杭頭部
分にPC枕梁14を容易かつ確実に結合一体化でき、工数
の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができ
る。
【0033】PC杭体11の杭頭部分をハツリ破砕しなく
とも、このPC杭体11の杭頭部分にPC枕梁14を結合一
体化できるので、PC杭体11のプレストレストコンクリ
ート製品としての高強度性能を、ハツリ破砕により損な
うおそれを防止できる。
【0034】PC枕梁14の筒状金属板17に支持部材25を
溶接する際に、この支持部材25をPC杭体11の杭頭の高
さに対応する位置に溶接するので、現場で施工されたP
C杭体11の杭頭の高さに誤差が生じても、PC枕梁14の
結合時にその誤差を修正できる。
【0035】次に、図3および図4は、本発明を貯留槽
の上部構造体に適用した場合の実施の形態を示し、PC
杭体11の杭頭部分に、プレキャストコンクリート製品と
してのプレキャストコンクリート製のキャピタル(以
下、このプレキャストコンクリート製のキャピタルを
「PCキャピタル14a」という)が結合一体化されたも
のである。
【0036】図1に示された複数のPC杭体11間に結合
一体化されるPC枕梁14に対し、このPCキャピタル14
aは、1本のPC杭体11の杭頭部分に結合一体化される
梁受け部材であり、この点を除けば、プレキャストコン
クリート製品としての構造も、PC杭体11との結合構造
も、PC枕梁14と同様であるから、それらの説明は省略
する。
【0037】そして、PC杭体11の杭頭部分をハツリ破
砕しなくとも、このPC杭体11の杭頭部分にPCキャピ
タル14aを結合一体化する工事を、比較的少ない工数
で、比較的短期間に、品質良くできる。
【0038】このPC杭体11およびPCキャピタル14a
の上側に、プレキャスト成形された梁部材33,34が現場
打コンクリート35により結合一体化されるとともに、梁
部材34,34間に多数のプレキャスト成形された床板36が
敷設され、これらの梁部材33,34および床板36上にコン
クリートスラブ37が現場打され、さらに、このスラブ37
の上側に盛土38が設けられている。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、プレキャ
ストコンクリート製品の筒状金属板の内周面に一体に設
けられた支持部材をコンクリート杭体の杭頭の端面金物
に一体化するとともに、プレキャストコンクリート製品
の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって
補強鉄筋籠および中詰めコンクリートを設けたので、コ
ンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、こ
のコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリ
ート製品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャス
トコンクリート製品により工数の削減、工期の短縮、施
工品質の向上を図ることができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、プレストレ
ストコンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくと
も、このプレストレストコンクリート杭体の杭頭部分に
プレキャストコンクリート製品を結合一体化する工事
を、比較的少ない工数で、比較的短期間に、品質良くで
き、また、プレストレストコンクリート杭体の高強度性
能をハツリ破砕により損なうおそれを防止できる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、コンクリー
ト杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンク
リート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品
の枕梁を結合一体化する工事を、比較的少ない工数で、
比較的短期間に、品質良くできる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、コンクリー
ト杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンク
リート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品
のキャピタルを結合一体化する工事を、比較的少ない工
数で、比較的短期間に、品質良くできる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、プレキャス
トコンクリート製品の筒状金属板の内周面であってコン
クリート杭体の杭頭の高さに対応する位置に支持部材を
溶接し、この支持部材を杭頭の端面金物に載置して溶接
するとともに、プレキャストコンクリート製品の杭体挿
入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって補強鉄筋
籠および中詰めコンクリートを施工したので、コンクリ
ート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコン
クリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製
品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコン
クリート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質
の向上を図ることができるとともに、プレキャストコン
クリート製品の筒状金属板に支持部材を溶接する際に、
この支持部材をコンクリート杭体の杭頭の高さに対応す
る位置に溶接するので、現場で施工されたコンクリート
杭体の杭頭の高さに誤差が生じても、プレキャストコン
クリート製品の結合時にその誤差を修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート構造物の一実施の形
態を示す断面図である。
【図2】同上コンクリート構造物におけるプレキャスト
コンクリート製品の金物部分を示す平面図である。
【図3】本発明に係るコンクリート構造物の他の実施の
形態を示す平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
11 コンクリート杭体としてのプレストレストコンク
リート杭体(PC杭体) 12 端面金物 14 プレキャストコンクリート製品としてのプレキャ
ストコンクリート製の枕梁(PC枕梁) 14a プレキャストコンクリート製品としてのプレキ
ャストコンクリート製のキャピタル(PCキャピタル) 15 プレキャストコンクリート本体 16 杭体挿入穴 17 筒状金属板 25 支持部材 26 中空部 27 補強鉄筋篭 29 中詰めコンクリート 31 充填材としての無収縮モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D059 BB37 BB39 CC03 GG55 2E125 AA44 AA45 AA46 AB13 AB17 AC03 AC04 AC14 AG03 AG13 AG43 BA07 BA32 BB19 BB23 BD01 BD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杭頭に端面金物が設けられた中空状のコ
    ンクリート杭体と、 コンクリート杭体の杭頭部分に結合一体化されたプレキ
    ャストコンクリート製品とを備え、 プレキャストコンクリート製品は、 プレキャストコンクリート本体と、 プレキャストコンクリート本体内に形成されたコンクリ
    ート杭体の杭頭部分が挿入される上下方向の杭体挿入穴
    と、 杭体挿入穴の内周面に一体に設けられた筒状金属板とを
    有し、 筒状金属板の内周面に一体に設けられるとともにコンク
    リート杭体の杭頭の端面金物に一体化された支持部材
    と、 プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンク
    リート杭体の中空部にわたって配設された補強鉄筋篭
    と、 プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンク
    リート杭体の中空部にわたって打設された中詰めコンク
    リートとを具備したことを特徴とするコンクリート構造
    物。
  2. 【請求項2】 コンクリート杭体は、プレストレストコ
    ンクリート杭体であることを特徴とする請求項1記載の
    コンクリート構造物。
  3. 【請求項3】 プレキャストコンクリート製品は、枕梁
    であることを特徴とする請求項1または2記載のコンク
    リート構造物。
  4. 【請求項4】 プレキャストコンクリート製品は、キャ
    ピタルであることを特徴とする請求項1または2記載の
    コンクリート構造物。
  5. 【請求項5】 現場で施工された中空状のコンクリート
    杭体の杭頭の高さを測定し、 コンクリート杭体の杭頭部分が挿入されるプレキャスト
    コンクリート製品の杭体挿入穴に一体化された筒状金属
    板の内周面であって杭頭の高さに対応する位置に支持部
    材を溶接し、 プレキャストコンクリート製品に溶接された支持部材を
    コンクリート杭体の杭頭に設けられた端面金物に載置
    し、 コンクリート杭体の端面金物とプレキャストコンクリー
    ト製品の支持部材とを溶接し、 プレキャストコンクリート製品の筒状金属板の内周面と
    コンクリート杭体の外周面との間隙を充填材で塞ぎ、 プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンク
    リート杭体の中空部にわたって補強鉄筋篭を配設し、 プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンク
    リート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを打
    設したことを特徴とするコンクリート構造物の施工方
    法。
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