JP2016070028A - 基礎構造 - Google Patents

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【課題】基礎部の少なくとも下部側を構成するプレキャスト基礎部材にかかる鉛直荷重を杭頭に効果的に伝達させる。
【解決手段】下側プレキャスト基礎部材120には、杭40の杭頭42が挿入される上下方向に貫通した杭頭挿入孔122が形成されている。杭頭挿入孔122には輪切りされた輪切鋼管130が挿入されている。輪切鋼管130の内面及び外面には、フラットプレート132が接合されている。輪切鋼管130の外面の上部には、杭鉄筋110の下端部が接合されている。杭頭42の上端面42Uは、下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uよりも下側に位置するように挿入されている。杭40の杭頭42の周壁42Aには、フラットプレート44が接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基礎構造に関する。
特許文献1には、フーチングの高さ方向下部のみをプレキャスト化したPCフーチング部材に関する技術が開示されている。この先行技術では、杭頭部を挿入する杭頭挿入孔がPCフーチング部材に複数貫通形成されている。また、PCフーチング部材の上面には、柱の柱脚部を固定するためのアンカープレートが埋め込まれている。
上記先行技術では、PCフーチング部材の杭頭挿入孔に挿入される杭頭部の上端面は、PCフーチング部材の上面に対して、面一又は略面一となっており、杭頭部上にはグラウト材が充填されていない。また、PCフーチング部材の上面に設けられたアンカープレートに柱の軸力が入力される。したがって、PCフーチング部材にかかる鉛直荷重は、杭頭に効果的に伝達されない。
特開2001−355246号公報
本発明は、上記事実を鑑み、基礎部の少なくとも下部側を構成するプレキャスト基礎部材にかかる鉛直荷重を杭頭に効果的に伝達させることが目的である。
請求項1の発明は、基礎地盤に設けられた基礎部の少なくとも下部側を構成するプレキャスト製のプレキャスト基礎部材と、前記プレキャスト基礎部材に形成され、前記基礎地盤に建て込まれた杭の杭頭の上端面が、前記プレキャスト基礎部材の上面よりも下側に位置すると共に、充填材が充填された杭頭挿入部と、前記杭頭挿入部に設けられ、前記杭頭挿入部に充填された前記充填材と応力を伝達する挿入部側応力伝達手段と、を備えている。
請求項1の発明では、基礎部の少なくとも下部側をプレキャスト製のプレキャスト基礎部材とすることで、施工性が向上する。また、杭の施工時の偏心を杭頭挿入部で吸収することができる。また、杭頭挿入部に設けられた挿入部側応力伝達手段によって、杭頭挿入部に充填された充填材とプレキャスト基礎部材との間で応力が伝達される。
杭頭の上端面はプレキャスト基礎部材の上面よりも下側に位置している。よって、プレキャスト基礎部材にかかる鉛直荷重が、充填材を介して、杭頭に作用する。したがって、プレキャスト基礎部材にかかる鉛直荷重が、杭頭に効果的に伝達される
請求項2の発明は、前記プレキャスト基礎部材は、前記基礎部の下部側を構成し、前記プレキャスト基礎部材には、前記基礎部の上部側を構成する上部側基礎部との間で引張応力を伝達する引張応力伝達手段が設けられている。
請求項2の発明では、上部側基礎部に作用する引張応力が、引張応力伝達手段を介して、プレキャスト基礎部材を介して杭頭に効果的に伝達される。
請求項3の発明は、前記プレキャスト基礎部材は、前記基礎部の下部側を構成し、前記基礎部の上部側を構成する上部側基礎部が、プレキャスト製とされている。
請求項3の発明では、基礎部の下部側をプレキャスト製のプレキャスト基礎部材とし、更に上部側もプレキャスト製とすることで、施工性が更に向上する。
本発明によれば、基礎部の少なくとも下部側を構成するプレキャスト基礎部材にかかる鉛直荷重を杭頭に効果的に伝達することができる。
本発明の基礎構造が適用された第一実施形態の基礎部の断面図である。 図1の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 図1に示す第一実施形態の変形例の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 第二実施形態の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 第三実施形態の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 第四実施形態の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 第五実施形態の基礎部の下部側を構成する下側プレキャスト基礎部材の断面図である。 半固定構造(半剛接構造)の基礎部の断面図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態の基礎構造について説明する。
(構造)
図1に示すように、基礎地盤10には土間スラブ12が打設されていると共に、杭40が建て込まれている。杭40上には、基礎部の一例としてのブロック状のフーチング100が設けられている。このフーチング100には、鉄骨梁20と鋼管柱30との仕口部45が埋設され支持されている。
鋼管柱30の壁面30Aには断面H形状の接続部22が接合され、この接続部22に鉄骨梁20が接続プレート24によってボルト締結されている。また、鉄骨梁20上にスラブ14が打設されている。なお、鉄骨梁20は、土間スラブ12と間隔をあけて配置されている。また、本実施形態では、鉄骨梁20は、平面視において十字状に配置されている。
鋼管柱30の下側には、柱脚部32が接合されている。柱脚部32は、後述する土間スラブ12と上面140Uが面一になるように打設されたコンクリート部140(土間コンクリート部144)の上に設けられている。
フーチング100には、複数のフーチング鉄筋102,104,106,108及び杭鉄筋110が配筋されている。また、フーチング100の下部側は、プレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材120で構成されている。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、下側プレキャスト基礎部材120は、下部が基礎地盤10に埋設されている。また、下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uは、土間スラブ12の上面12Uよりも下側に位置している。
下側プレキャスト基礎部材120には、杭40の杭頭42が挿入される上下方向に貫通した杭頭挿入孔122が形成されている。杭頭挿入孔122には輪切りされた輪切鋼管130が挿入されている(埋め込まれている)。なお、輪切鋼管130は、円筒であってもよいし角筒であってもよい。
輪切鋼管130の内面及び外面には、シアコッターとして機能するフラットプレート132が接合されている。また、輪切鋼管130の外面の上部には、杭鉄筋110の下端部が接合されている。
また、杭鉄筋110は、下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uから突出している。なお、縦方向に配筋されたフーチング鉄筋102も下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uから突出している。
前述したように、輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)には、杭40の杭頭42が挿入されている。なお、杭頭42の上端面42Uは、下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uよりも下側に位置するように挿入されている。また、杭40の杭頭42の周壁42Aには、シアコッターとして機能するフラットプレート44が接合されている。
なお、図2に想像線(二点破線)で示す支持部材70の説明は後述する。
(施工方法)
つぎに、施工方法の一例を説明する。
図2に示すように、予め工場等で下側プレキャスト基礎部材120を作製する。一方、現場において、基礎地盤10に杭40を建て込む。そして、杭40の杭頭42が輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)に挿入されるように、下側プレキャスト基礎部材120を設置する。また、土間スラブ12を打設する。
図1に示すように、下側プレキャスト基礎部材120の上にフーチング鉄筋106を配筋し、輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)にコンクリートを充填すると共に、下側プレキャスト基礎部材120の上に、土間スラブ12の上面12Uと上面140Uが面一又は略面一になるようにコンクリートを打設する。
なお、便宜上、下側プレキャスト基礎部材120の輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)のコンクリート部分を杭頭コンクリート部142とし、下側プレキャスト基礎部材120の上の土間スラブ12に対応するコンクリート部分を土間コンクリート部144とし、これら全体をコンクリート部140とする。
コンクリート部140が固化したのち、仕口部45の柱脚部32を土間コンクリート部144(上面140U)の上に設置し、鉄骨梁20を接合する。また、フーチング鉄筋104を配筋し、フーチング100の上部をコンクリートで打設する。
なお、上記施工方法は一例であって、これに限定されるものではない。
或いは、例えば、図2に想像線(二点破線)で示すように、杭頭42の上端面42Uに仮設の支持部材70を設け、この支持部材70の上に仕口部45の柱脚部32を載せて、コンクリート部140を打設してもよい。こうすることによって、コンクリート部140が固化する前に、0節の建方を先行して行うことができる。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
フーチング100の下部側をプレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材120とすることで、施工性が向上する。また、杭40の施工時の偏心が、下側プレキャスト基礎部材120の杭頭挿入孔122と杭頭42との間の所謂遊びで吸収される。
また、杭40の杭頭42に設けられたフラットプレート(シアコッター)44によって、輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)にコンクリートが充填されて形成された杭頭コンクリート部142と杭頭42との間で応力が伝達される。また、輪切鋼管130に内周及び外周に設けられたフラットプレート(シアコッター)134によってコンクリート部140と下側プレキャスト基礎部材120との間で応力が伝達される。
なお、杭頭42の上端面42Uは下側プレキャスト基礎部材120の上面120Uよりも下側に位置している。よって、鋼管柱30の軸力が、コンクリート部140の杭頭42の上端面42Uよりも上側のコンクリート介して杭頭42に作用する。したがって、下側プレキャスト基礎部材120にかかる鉛直荷重が、杭頭42に効果的に伝達される。
また、フーチング100に作用する引張応力が、杭鉄筋110からフラットプレート(シアコッター)132が接合された輪切鋼管130、コンクリート部140、杭頭42に接合されたフラットプレート(シアコッター)44を介して、杭頭42に効果的に伝達される。また、杭頭42に作用する曲げ応力及びせん断応力は、埋め込まれた杭40の支圧による伝達と杭鉄筋110による伝達との累加耐力として伝達される。
また、杭鉄筋110は、杭頭42の周壁42Aよりも径方向外側にある輪切鋼管130に接合されている。したがって、杭鉄筋110は杭頭42の周壁42Aよりも径方向外側に位置しているので、効果的に曲げ応力に抵抗する。
また、このように効果的に曲げ応力に抵抗するので、杭鉄筋110の本数を削減することが可能となる。更に、予め工場で製造するので杭鉄筋110を想定した位置に容易に設けることができる。よって、杭鉄筋110は、杭施工誤差に関係なく、十字状に配置された鉄骨梁20に干渉することなく、容易に配筋することができる。
(変形例)
図3に示すように、本実施形態の変形例のフーチング101の下側プレキャスト基礎部材121は、上面121Uが土間スラブ12の上面12Uと面一又は略面一に位置している。また、下側プレキャスト基礎部材121には、フーチング鉄筋106が埋設されている。なお、杭頭挿入孔122、輪切鋼管130、及び杭頭コンクリート部142は、適宜上下方向に長くなっている。また、土間コンクリート部144(図1参照)は設けられない。これら以外は、第一実施形態と略同様であるので、説明を省略する。
また、土間スラブ12をプレキャスト製とし、下側プレキャスト基礎部材121と接続する構造としてもよい。
<第二実施形態>
つぎに、本発明の第二実施形態に係る基礎構造について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。例えば、鉄骨梁20や鋼管柱30などの図示や説明を省略している。
(構造)
図4に示すように、フーチング200の下部側を構成するプレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材220は、上下方向に貫通する杭頭挿入孔222が形成されている。杭頭挿入孔222の周壁には、コンクリートが充填されコッター226として機能する凹部224が形成された鋼板221が設けられている。また、鋼板221には、杭鉄筋110の下端部が接合されている。
なお、フーチング200における下側プレキャスト基礎部材220以外の部位は、第一実施形態と略同様の構造である。
(施工方法)
施工方法は、第一実施形態と略同様であるので、説明を省略する。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態と同様の作用及び効果については説明を省略する。
杭40の杭頭42に設けられたフラットプレート(シアコッター)44によって、杭頭挿入孔222にコンクリートが充填されて形成されたコンクリート部140(図1参照)と杭頭42との間で応力が伝達される。また、杭頭挿入孔222の周壁の凹部224にコンクリートが充填されて形成されたコッター226によって、コンクリート部140(図1参照)と下側プレキャスト基礎部材220との間で応力が伝達される。
(変形例)
本実施形態においても、第一実施形態の変形例と同様に下側プレキャスト基礎部材220は、上面220Uが土間スラブ12の上面12Uと面一又は略面一に位置する構成としてもよい。
<第三実施形態>
つぎに、本発明の第三実施形態に係る基礎構造について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。例えば、鉄骨梁20や鋼管柱30などの図示や説明を省略している。
(構造)
図5に示すように、フーチング300の下部側を構成するプレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材320における杭頭42が挿入される上下方向に貫通する杭頭挿入孔122には、輪切りされた(或いは、ドラム缶状の)輪切鋼管330が挿入されている(埋め込まれている)。輪切鋼管330の内面及び外面には、シアコッターとして機能するフラットプレート132が接合されている。また、輪切鋼管330は、下側プレキャスト基礎部材320の上面320Uから突出している。輪切鋼管330の上端は、鉄骨梁20(図1参照)の下側に位置している。なお、本実施形態では、杭鉄筋110(図2等を参照)が設けられていない。
なお、フーチング300における下側プレキャスト基礎部材320以外の部位は、輪切鋼管330が上部側に埋設されているとことと、杭鉄筋110(図2等を参照)が設けられていないこと以外は、第一実施形態と略同様の構造である。
(施工方法)
施工方法は、第一実施形態と略同様であるので、説明を省略する。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同様の作用及び効果については説明を省略する。
本実施形態では、下側プレキャスト基礎部材320の上面320Uから突出する輪切鋼管330が、杭鉄筋110(図1を参照)の代わりを成す。よって、フーチング300に作用する引張応力は、フラットプレート(シアコッター)132が接合された輪切鋼管330、コンクリート部140(図1参照)、杭頭42のフラットプレート(シアコッター)44を介して、杭頭42に効果的に伝達される。
また、杭鉄筋110の代わりを成す輪切鋼管330は、杭頭42の周壁42Aよりも径方向外側にあるので、効果的に曲げ応力に抵抗する。また、杭鉄筋110を無くすことで施工性が向上する。
(変形例)
本実施形態においても、第一実施形態の変形例と同様に下側プレキャスト基礎部材320は、上面320Uが土間スラブ12の上面12Uと面一又は略面一に位置する構成としてもよい。
<第四実施形態>
つぎに、本発明の第四実施形態に係る基礎構造について説明する。なお、第一実施形態〜第三実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構造)
図6に示すように、フーチング400の下部側は、プレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材120で構成されている。下側プレキャスト基礎部材120は、第一実施形態と同様の構造であるので、説明を省略する。
フーチング400の上部側もプレキャスト製の上側プレキャスト基礎部材450で構成されている。上側プレキャスト基礎部材450には、鉄骨梁20と鋼管柱30の下端部31と、鋼管柱30の下端部31の壁面30Aに接合された断面H形状の接続部材452とで構成された仕口部440が埋設されている。なお、上側プレキャスト基礎部材450の側面から接続部材452が突出している。そして、接続部材452の突出した部分に、鉄骨梁20が接続プレート24によってボルト締結されている。なお、鋼管柱30の下側には、柱脚部32(図1参照)は接合されていない。
上側プレキャスト基礎部材450には、下側プレキャスト基礎部材120から突出する杭鉄筋110とフーチング鉄筋102とが挿入される鉄筋挿入孔454,456が形成されている。
(施工方法)
つぎに、施工方法の一例を説明する。
図6に示すように、予め工場等で下側プレキャスト基礎部材120と上側プレキャスト基礎部材450とを作製する。一方、現場において、基礎地盤10に杭40を建て込む。そして、杭40の杭頭42が輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)に挿入されるように、下側プレキャスト基礎部材120を設置する。
土間スラブ12を打設する。また、下側プレキャスト基礎部材120の上にフーチング鉄筋106を配筋し、輪切鋼管130(杭頭挿入孔122)にコンクリートを充填すると共に、下側プレキャスト基礎部材120の上にコンクリートを打設する。
コンクリート部140が固化したのち、上側プレキャスト基礎部材450を設置し、鉄筋挿入孔454,456にグラウト材を充填する。接続部材452に鉄骨梁20を接続プレート24によってボルト締結する。
なお、上記施工方法は一例であって、これに限定されるものではない。第一実施形態と同様に、種々の方法で施工することができる。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態〜第三実施形態と同様の作用及び効果については説明を省略する。
本実施形態では、フーチング400の下部側をプレキャスト製の下側プレキャスト基礎部材120とし、更に上部側もプレキャスト製の上側プレキャスト基礎部材450とすることで、施工性が更に向上する。
(変形例)
本実施形態では、フーチング400の下部側は第一実施形態の下側プレキャスト基礎部材120であったが、これに限定されない。フーチングの下部側は第二実施形態の下側プレキャスト基礎部材220又は第三実施形態の下側プレキャスト基礎部材320であってもよい。これらの場合は、フーチングの上部側のプレキャスト製の上側プレキャスト基礎部材には、杭鉄筋110や輪切鋼管330が挿入される挿入孔が適宜形成され、これら挿入孔にはそれぞれグラウト材が充填される。また、上側プレキャスト基礎部材450の鉄筋挿入孔456間を上下方向に貫通する貫通孔とした構成であってもよい。
また、第一実施形態〜第三実施形態の変形例のように、下側プレキャスト基礎部材は、上面が土間スラブ12の上面12Uと面一又は略面一に位置する構成としてもよい。
<第五実施形態>
つぎに、本発明の第五施形態に係る基礎構造について説明する。なお、第一実施形態〜第四実施形態と同一の部材には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構造)
図7に示すように、基礎地盤10には土間スラブ12が打設されていると共に、杭40が建て込まれている。杭40上には、基礎部の一例としてのブロック状のフーチング500が設けられている。このフーチング500には、この図では図示が省略されている梁と柱との仕口部が埋設され支持されている。
本実施形態のフーチング500は、全体がプレキャスト製とされ、図示されてない複数のフーチング鉄筋が配筋されている。
このプレキャスト製のフーチング500の下面部には、杭40の杭頭42が挿入される杭頭挿入凹部520が形成されている。杭頭挿入凹部520の周壁522には、コンクリートが充填されコッター226として機能する凹部224が形成された鋼板221が設けられている。また、鋼板221には、杭鉄筋110の下端部が接合されている。
また、フーチング500には、杭頭挿入凹部520に連通する充填孔510と排出孔512が形成されている。なお、杭頭42の上端面42Uはプレキャスト製のフーチング500の上面500Uよりも下側に位置している。
(施工方法)
つぎに、施工方法の一例を説明する。
予め工場等でプレキャスト製のフーチング500を作製する。一方、現場において、基礎地盤10に杭40を建て込む。そして、杭40の杭頭42が杭頭挿入凹部520に挿入されるようにフーチング500を設置する。また、土間スラブ12を打設する。
充填孔510から杭頭挿入凹部520にコンクリートを充填する。なお、排出孔512から空気及びコンクリートが排出される。なお、コンクリートが充填された状態は図示されていないが、杭頭挿入凹部520に充填されたコンクリートをコンクリート部530とする。
なお、上記施工方法は一例であって、これに限定されるものではない。種々の方法で施工することができる。
(作用及び効果)
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第一実施形態〜第四実施形態と同様の作用及び効果については説明を省略する。
フーチング500全体をプレキャスト製とすることで、施工性が向上する。また、杭40の施工時の偏心が杭頭挿入凹部520と杭頭42との間の所謂遊びで吸収される。
杭40の杭頭42に設けられたフラットプレート(シアコッター)44によって、杭頭挿入凹部520にコンクリートが充填されて形成されたコンクリート部530と杭頭42との間で応力が伝達される。また、杭頭挿入凹部520の周壁522の凹部224にコンクリートが充填されて形成されたコッター226よってコンクリート部530とプレキャスト製のフーチング500との間で応力が伝達される。
(変形例)
本実施形態では、杭頭42が挿入される部位は、凹状の杭頭挿入凹部520であったがこれに限定されない。上下に貫通した貫通孔に杭頭42が挿入される構成であってもよい。
或いは、杭頭挿入凹部520に第一実施形態の輪切鋼管130又は第三実施形態の輪切鋼管330が設けられていてもよい。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第一実施形態、第二実施形態、第四実施形態、及び第五実施形態では、杭鉄筋110が設けられた構造であったが、杭鉄筋110が設けられていない半固定構造(半剛接構造)の基礎構造であってもよい。
ここで、一例として図8に示す半固定構造(半剛接構造)について説明する。図8に示す半固定構造(半剛接構造)の基本的な構造は、図1に示す第一実施形態の基礎構造と同様であるが、つぎの点が異なっている。
前述したように、杭鉄筋110が設けられていない。また、下側プレキャスト基礎部材123は、図1の下側プレキャスト基礎部材121よりも厚みが薄くなっている。更に、杭頭42には、フラットプレート44が接合されておらず、下側プレキャスト基礎部材123(杭頭挿入孔122)への飲み込み量が小さくなっている。
また、上記実施形態では、杭頭挿入部に充填する充填材は、コンクリートであったが、これに限定されない。例えば、グラウト材や高流動コンクリートであってもよい。
また、上記実施形態では、フラットプレート(シアコッター)44及びフラットプレート(シアコッター)132、凹部2224(コッター226)によって応力を伝達したが、これに限定されない。例えば、スタッド、鉄筋、或いはフラットバー等を設けて応力の伝達を行う構造であってもよい。要は、杭頭挿入部に充填された充填材と応力を伝達する杭頭側応力伝達手段が杭頭に設けられ、また、杭頭挿入部に充填された充填材と応力を伝達する挿入部側応力伝達手段が杭頭挿入部に設けられていればよい。なお、杭頭に杭頭側応力伝達手段が設けられていない構造であってもよい。
また、フーチングに埋設された鉄骨梁20、鋼管柱30、及び接続部22、452にフラットプレート(シアコッター)、スタッド、フラットバー、及びジベル等の応力伝達部材を設けてもよい。なお、この場合、応力伝達部材によって鉄骨梁20及び鋼管柱30からフーチングに応力が伝達される。
また、上記実施形態では、四つの鉄骨梁20がフーチングに平面視十字状に接続(配置)されていたが、これに限定されない。三つ以下の鉄骨梁20がフーチングに接続された構造であってもよい。また、鋼管柱30のみが接続された構造であってもよい。
また、上記実施形態では、鉄骨梁20と鋼管柱30とがフーチングに接続されていたが、これに限定されない。例えば、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の梁及び柱が接続されていてもよい。更に、フーチングに梁及び柱が接続されていない構造、例えば、マットスラブ構造であってもよい。
また、杭40は、どのような杭であってもよい。すなわち、PC杭、RRC杭、SC杭、S杭、場所打杭など、全ての杭を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、フーチング(下側プレキャスト基礎部)の下部は基礎地盤10に埋設されていたが、これに限定さない。フーチング(下側プレキャスト基礎部)の下部が基礎地盤10に埋設されていない構成であってもよい。或いはフーチング(下側プレキャスト基礎部)の基礎部分が基礎地盤10に埋設されていてもよいし、フーチング全体が基礎地盤10に埋設されていてもよい。
また、土間スラブ12は必須の構成要素ではない。例えば、構造スラブであってもよいし、スラブが無い構成であってもよい。
また、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、及び第五実施形態においても、第四実施形態のように、フーチングの側面から接続部材452が突出し、この接続部材452の突出した部分に、鉄骨梁20が接続プレート24によってボルト締結された構成としてもよい。更に、鉄骨梁20は接続プレート24によってボルト締結されていたが、これに限定されない。例えば、溶接による接合であってもよいし、ブラケットによる接合であってもよい。
また、上記複数の実施形態及び変形例は適宜組み合わせて実施してもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 基礎地盤
40 杭
42 杭頭
42U 上端面
44 フラットプレート(杭頭側応力伝達手段)
100 フーチング(基礎部)
110 杭鉄筋(引張応力伝達手段)
120 下側プレキャスト基礎部材(プレキャスト基礎部材)
120U 上面
121 下側プレキャスト基礎部材(プレキャスト基礎部材)
121U 上面
122 杭頭挿入孔(杭頭挿入部)
130 輪切鋼管(挿入部側応力伝達手段)
132 フラットプレート(挿入部側応力伝達手段、引張応力伝達手段)
200 フーチング(基礎部)
220 下側プレキャスト基礎部材(プレキャスト基礎部材)
220U 上面
222 杭頭挿入孔(杭頭挿入部)
300 フーチング(基礎部)
320 下側プレキャスト基礎部材(プレキャスト基礎部材)
320U 上面
330 輪切鋼管(挿入部側応力伝達手段、引張応力伝達手段)
400 フーチング(基礎部)
420 下側プレキャスト基礎部材(プレキャスト基礎部材)
450 上側プレキャスト基礎部材(上部側基礎部)
500 フーチング(基礎部、プレキャスト基礎部材)
522 杭頭挿入凹部(杭頭挿入部)

Claims (3)

  1. 基礎地盤に設けられた基礎部の少なくとも下部側を構成するプレキャスト製のプレキャスト基礎部材と、
    前記プレキャスト基礎部材に形成され、前記基礎地盤に建て込まれた杭の杭頭の上端面が、前記プレキャスト基礎部材の上面よりも下側に位置すると共に、充填材が充填された杭頭挿入部と、
    前記杭頭挿入部に設けられ、前記杭頭挿入部に充填された前記充填材と応力を伝達する挿入部側応力伝達手段と、
    を備える基礎構造。
  2. 前記プレキャスト基礎部材は、前記基礎部の下部側を構成し、
    前記プレキャスト基礎部材には、前記基礎部の上部側を構成する上部側基礎部との間で引張応力を伝達する引張応力伝達手段が設けられている、
    請求項1に記載の基礎構造。
  3. 前記プレキャスト基礎部材は、前記基礎部の下部側を構成し、
    前記基礎部の上部側を構成する上部側基礎部が、プレキャスト製とされている、
    請求項1又は請求項2に記載の基礎構造。
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