JP4519368B2 - コンクリート構造物およびその施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を結合一体化したコンクリート構造物およびその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、地下調整池、道路などの高架橋を構築する工法として、地盤に打ち込んだプレストレストコンクリート杭体(以下、このプレストレストコンクリート杭体を「PC杭体」という)を基礎と橋脚を兼ねた柱材とし、複数のPC杭体の杭頭部分間に枕梁を一体に施工し、この枕梁上に桁と床板を敷設して構築する方法が知られている。
【0003】
枕梁は、一般的には現場打コンクリートにより施工されるが、特開平3−25103号公報に示されるような、プレキャストコンクリート製の枕梁(以下、このプレキャストコンクリート製の枕梁を「PC枕梁」という)を用いる場合もある。
【0004】
このPC枕梁を用いる場合は、PC杭体の杭頭部分のコンクリートをハツリ破砕して、内部の補強鉄筋を露出させ、この露出した補強鉄筋をPC枕梁の箱抜き空胴に挿入し、この箱抜き空胴内にコンクリートを打設することにより、PC枕梁とPC杭体とを一体に結合するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
枕梁を現場打コンクリートにより施工する場合は、現場で枕梁用の型枠および鉄筋を組立て、コンクリートを打設するため、多くの工数を要し、工期も長くなり、さらに、各工程の施工品質が安定しないなどの問題がある。
【0006】
また、従来のPC枕梁により施工する場合は、PC杭体の杭頭部分をハツリ破砕して内部の補強鉄筋を露出させてから、この補強鉄筋によりPC杭体の杭頭部分とPC枕梁との結合一体化を図るため、杭頭部分をハツリ破砕して内部の補強鉄筋を露出させるのに適する形態のPC杭体を用意しなければならないとともに、ハツリ破砕により補強鉄筋を露出させるための手間がかかる問題もある。
【0007】
なお、枕梁は、複数の杭体の杭頭部分間に結合一体化されるものであるが、1本の杭体の杭頭部分に結合一体化される梁受け用のキャピタルについても、同様の問題がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕することなく、コンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を結合一体化できるようにすることで、工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された発明は、杭頭に端面金物が設けられた中空状のコンクリート杭体と、コンクリート杭体の杭頭部分に結合一体化されたプレキャストコンクリート製品とを備え、プレキャストコンクリート製品は、プレキャストコンクリート本体と、プレキャストコンクリート本体内に形成されたコンクリート杭体の杭頭部分が挿入される上下方向の杭体挿入穴と、杭体挿入穴の内周面に一体に設けられた筒状金属板とを有し、筒状金属板の外周面に溶接されるとともにプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた補強鉄筋が溶接された外周面の鉄筋取付板と、筒状金属板の外周面に一体に取付けられるとともにプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた埋込部材と、筒状金属板の内周面に溶接された内周面の鉄筋取付板と、筒状金属板の内周面に一体に設けられるとともにコンクリート杭体の杭頭の端面金物に一体化された支持部材と、筒状金属板の内周面の鉄筋取付板に溶接された杭体挿入穴内の補強鉄筋と、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって打設された中詰めコンクリートとを具備したコンクリート構造物であり、プレキャストコンクリート製品のプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた補強鉄筋に溶接された鉄筋取付板およびそのプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面に一体に設けられた支持部材をコンクリート杭体の杭頭の端面金物に一体化するとともに、筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを設けたので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコンクリート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができる
【0010】
求項に記載された発明は、現場で施工された中空状のコンクリート杭体の杭頭の高さを測定し、コンクリート杭体の杭頭部分が挿入されるプレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴に一体化されてプレキャストコンクリート製品内に埋込まれた補強鉄筋が溶接された鉄筋取付板を外周面に溶接するとともにプレキャストコンクリート製品内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面であって杭頭の高さに対応する位置に支持部材を溶接し、プレキャストコンクリート製品に溶接された支持部材をコンクリート杭体の杭頭に設けられた端面金物に載置し、コンクリート杭体の端面金物とプレキャストコンクリート製品の支持部材とを溶接し、プレキャストコンクリート製品の筒状金属板の内周面とコンクリート杭体の外周面との間隙を充填材で塞ぎ、筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを打設したコンクリート構造物の施工方法であり、プレキャストコンクリート製品内の補強鉄筋に溶接された鉄筋取付板およびこの製品内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面であってコンクリート杭体の杭頭の高さに対応する位置に支持部材を溶接し、この支持部材を杭頭の端面金物に載置して溶接するとともに、筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを施工したので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコンクリート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができるとともに、プレキャストコンクリート製品の筒状金属板に支持部材を溶接する際に、この支持部材をコンクリート杭体の杭頭の高さに対応する位置に溶接するので、現場で施工されたコンクリート杭体の杭頭の高さに誤差が生じても、プレキャストコンクリート製品の結合時にその誤差を修正できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図1および図2に示された一実施の形態、図3および図4に示された他の実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0012】
図1に示されるように、中空状のコンクリート杭体としてのプレストレストコンクリート杭体(以下、このプレストレストコンクリート杭体を「PC杭体11」という)は、杭頭に設けられた端面金物12と、同様に下端に設けられた端面金物(図示せず)との間に、プレストレストコンクリート用鋼線(すなわちPC鋼線13)が張設されている。
【0013】
このようなPC杭体11の複数本を地盤に打ち込んで、基礎と橋脚とを兼ねた柱材とし、これらのPC杭体11の杭頭部分間に、プレキャストコンクリート製品としてのプレキャストコンクリート製の枕梁(以下、このプレキャストコンクリート製の枕梁を「PC枕梁14」という)が結合一体化されている。
【0014】
このPC枕梁14は、プレキャストコンクリート本体15内に、PC杭体11の杭頭部分が挿入される上下方向の杭体挿入穴16が形成され、この杭体挿入穴16の内周面に、円筒状の鋼板などで形成された筒状金属板17が、次のように一体に設けられたものである。
【0015】
すなわち、筒状金属板17の外周面には、図2に示されるように角形に形成された上下部の鉄筋取付板18,19がそれぞれ溶接され、これらの各鉄筋取付板18,19にそれぞれ溶接された補強鉄筋21,22が、プレキャストコンクリート本体15内に埋込まれている。
【0016】
さらに、筒状金属板17の外周面には、図2に示されるように放射状に配列された多数の埋込部材23が溶接により一体に取付けられ、これらの埋込部材23がプレキャストコンクリート本体15内に埋込まれている。
【0017】
このようにして、杭体挿入穴16の内周面のほぼ全面に筒状金属板17が一体に設けられている。
【0018】
筒状金属板17の内周面には、図2に示されるように上部に位置するリング状の鉄筋取付板24と、この鉄筋取付板24の下側にて放射状に配列された多数の縦形鋼板などの支持部材25とが、それぞれ溶接により一体に設けられている。
【0019】
これらの支持部材25の下端は、PC杭体11の杭頭の端面金物12に載せられ、接合部を溶接により一体化されている。
【0020】
PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって補強鉄筋篭27が配設され、さらに、鉄筋取付板24内に補強鉄筋28が溶接され、そして、PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって中詰めコンクリート29が打設されている。
【0021】
次に、図1および図2に示されたコンクリート構造物の施工方法を説明する。
【0022】
現場で施工された中空状のPC杭体11の杭頭の高さを測定する。
【0023】
筒状金属板17の内周面であってPC杭体11の杭頭の高さに対応する所定位置に支持部材25を溶接する。例えば、PC杭体11の杭頭が設計された位置より高い場合は、支持部材25も設計当初の位置より等しく高い位置に溶接する。
【0024】
このようにPC枕梁14の筒状金属板17に溶接された支持部材25を、PC杭体11の杭頭に設けられた端面金物12に載置し、PC杭体11の端面金物12とPC枕梁14の各支持部材25とをそれぞれ溶接する。
【0025】
PC枕梁14の筒状金属板17の内周面とPC杭体11の外周面との間隙を充填材としての無収縮モルタル31で塞ぐ。筒状金属板17の内周面には、ずれ止め筋32が設けられている。
【0026】
PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって補強鉄筋篭27を配設し、さらに、筒状金属板17の上部の鉄筋取付板24に補強鉄筋28を溶接する。
【0027】
この補強鉄筋28を経て、PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって中詰めコンクリート29を打設する。
【0028】
次に、図1および図2に示された実施の形態の効果を説明する。
【0029】
PC枕梁14の筒状金属板17の内周面に一体に設けられた支持部材25をPC杭体11の杭頭の端面金物12に一体化するとともに、PC枕梁14の杭体挿入穴16からPC杭体11の中空部26にわたって補強鉄筋籠27および中詰めコンクリート29を設けたので、PC杭体11の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このPC杭体11の杭頭部分にPC枕梁14を容易かつ確実に結合一体化でき、工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができる。
【0030】
PC杭体11の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このPC杭体11の杭頭部分にPC枕梁14を結合一体化できるので、PC杭体11のプレストレストコンクリート製品としての高強度性能を、ハツリ破砕により損なうおそれを防止できる。
【0031】
PC枕梁14の筒状金属板17に支持部材25を溶接する際に、この支持部材25をPC杭体11の杭頭の高さに対応する位置に溶接するので、現場で施工されたPC杭体11の杭頭の高さに誤差が生じても、PC枕梁14の結合時にその誤差を修正できる。
【0032】
次に、図3および図4は、本発明を貯留槽の上部構造体に適用した場合の実施の形態を示し、PC杭体11の杭頭部分に、プレキャストコンクリート製品としてのプレキャストコンクリート製のキャピタル(以下、このプレキャストコンクリート製のキャピタルを「PCキャピタル14a」という)が結合一体化されたものである。
【0033】
図1に示された複数のPC杭体11間に結合一体化されるPC枕梁14に対し、このPCキャピタル14aは、1本のPC杭体11の杭頭部分に結合一体化される梁受け部材であり、この点を除けば、プレキャストコンクリート製品としての構造も、PC杭体11との結合構造も、PC枕梁14と同様であるから、それらの説明は省略する。
【0034】
そして、PC杭体11の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このPC杭体11の杭頭部分にPCキャピタル14aを結合一体化する工事を、比較的少ない工数で、比較的短期間に、品質良くできる。
【0035】
このPC杭体11およびPCキャピタル14aの上側に、プレキャスト成形された梁部材33,34が現場打コンクリート35により結合一体化されるとともに、梁部材34,34間に多数のプレキャスト成形された床板36が敷設され、これらの梁部材33,34および床板36上にコンクリートスラブ37が現場打され、さらに、このスラブ37の上側に盛土38が設けられている。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プレキャストコンクリート製品のプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた補強鉄筋に溶接された鉄筋取付板およびそのプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面に一体に設けられた支持部材をコンクリート杭体の杭頭の端面金物に一体化するとともに、筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを設けたので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコンクリート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができる
【0037】
求項記載の発明によれば、プレキャストコンクリート製品内の補強鉄筋に溶接された鉄筋取付板およびこの製品内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面であってコンクリート杭体の杭頭の高さに対応する位置に支持部材を溶接し、この支持部材を杭頭の端面金物に載置して溶接するとともに、筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを施工したので、コンクリート杭体の杭頭部分をハツリ破砕しなくとも、このコンクリート杭体の杭頭部分にプレキャストコンクリート製品を容易かつ確実に結合一体化でき、プレキャストコンクリート製品により工数の削減、工期の短縮、施工品質の向上を図ることができるとともに、プレキャストコンクリート製品の筒状金属板に支持部材を溶接する際に、この支持部材をコンクリート杭体の杭頭の高さに対応する位置に溶接するので、現場で施工されたコンクリート杭体の杭頭の高さに誤差が生じても、プレキャストコンクリート製品の結合時にその誤差を修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンクリート構造物の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】 同上コンクリート構造物におけるプレキャストコンクリート製品の金物部分を示す平面図である。
【図3】 本発明に係るコンクリート構造物の他の実施の形態を示す平面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
11 コンクリート杭体としてのプレストレストコンクリート杭体(PC杭体)
12 端面金物
14 プレキャストコンクリート製品としてのプレキャストコンクリート製の枕梁(PC枕梁)
14a プレキャストコンクリート製品としてのプレキャストコンクリート製のキャピタル(PCキャピタル)
15 プレキャストコンクリート本体
16 杭体挿入穴
17 筒状金属板
18,19 鉄筋取付板
21,22 補強鉄筋
23 埋込部材
24 鉄筋取付板
25 支持部材
26 中空部
28 補強鉄筋
29 中詰めコンクリート
31 充填材としての無収縮モルタル

Claims (2)

  1. 杭頭に端面金物が設けられた中空状のコンクリート杭体と、
    コンクリート杭体の杭頭部分に結合一体化されたプレキャストコンクリート製品とを備え、
    プレキャストコンクリート製品は、
    プレキャストコンクリート本体と、
    プレキャストコンクリート本体内に形成されたコンクリート杭体の杭頭部分が挿入される上下方向の杭体挿入穴と、
    杭体挿入穴の内周面に一体に設けられた筒状金属板とを有し、
    筒状金属板の外周面に溶接されるとともにプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた補強鉄筋が溶接された外周面の鉄筋取付板と、
    筒状金属板の外周面に一体に取付けられるとともにプレキャストコンクリート本体内に埋込まれた埋込部材と、
    筒状金属板の内周面に溶接された内周面の鉄筋取付板と、
    筒状金属板の内周面に一体に設けられるとともにコンクリート杭体の杭頭の端面金物に一体化された支持部材と、
    筒状金属板の内周面の鉄筋取付板に溶接された杭体挿入穴内の補強鉄筋と、
    プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって打設された中詰めコンクリートと
    を具備したことを特徴とするコンクリート構造物。
  2. 現場で施工された中空状のコンクリート杭体の杭頭の高さを測定し、
    コンクリート杭体の杭頭部分が挿入されるプレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴に一体化されてプレキャストコンクリート製品内に埋込まれた補強鉄筋が溶接された鉄筋取付板を外周面に溶接するとともにプレキャストコンクリート製品内に埋込まれた埋込部材を外周面に一体に取付けた筒状金属板の内周面であって杭頭の高さに対応する位置に支持部材を溶接し、
    プレキャストコンクリート製品に溶接された支持部材をコンクリート杭体の杭頭に設けられた端面金物に載置し、
    コンクリート杭体の端面金物とプレキャストコンクリート製品の支持部材とを溶接し、
    プレキャストコンクリート製品の筒状金属板の内周面とコンクリート杭体の外周面との間隙を充填材で塞ぎ、
    筒状金属板の内周面に溶接された鉄筋取付板に杭体挿入穴内の補強鉄筋を溶接し、
    プレキャストコンクリート製品の杭体挿入穴からコンクリート杭体の中空部にわたって中詰めコンクリートを打設した
    ことを特徴とするコンクリート構造物の施工方法。
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