JP2003023849A - 排藁搬送装置 - Google Patents
排藁搬送装置Info
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Abstract
化および確実化、構成の簡素化。 【構成】 扱胴28を軸装した脱穀室6の側部に設けら
れ該脱穀室6に穀稈を供給する挾扼杆9と供給搬送チエ
ン8からなる穀稈供給装置7の終端部上方に、脱穀済み
の排藁を前記脱穀室6の後方に設けた排藁処理部11に
向けて搬送する排藁搬送チエン16と排藁挾扼杆17か
らなる排藁搬送装置15の始端部を臨ませ、前記排藁搬
送チエン16の始端部は平面視において前記穀稈供給装
置7の供給搬送チエン8の終端側の外縁と同じかそれよ
りも外側側方に突出するまで重さねた排藁搬送装置。
Description
のである。
には、扱胴を軸装した脱穀室の側部に設けられ該脱穀室
に穀稈を供給する挾扼杆と供給搬送チエンからなる穀稈
供給装置の終端部に、脱穀済みの排藁を前記脱穀室の後
方に設けた排藁処理部に向けて搬送する排藁搬送チエン
と排藁挾扼杆からなる排藁搬送装置の始端部を臨ませ、
前記排藁搬送チエンの始端部は側方から見て前記穀稈供
給装置の供給搬送チエンの終端部と重ねている構成につ
いて記載されている。
方から見て穀稈供給装置の供給搬送チエンの終端部に排
藁搬送チエンの始端部を重ねているだけであるから、平
面から見ると、供給搬送チエンの終端部と排藁搬送チエ
ンの始端部とは離れており、稈零れが生じて、引継がよ
くないという課題がある。即ち、穀稈供給装置の終端と
排藁搬送装置の始端には、ギヤボックスや挟持杆の支持
部材等が存在するため、周囲の空間が狭く、排藁搬送装
置の始端部を穀稈供給装置の終端部上方に伸ばせないの
である。本発明は、排藁搬送装置の始端部を穀稈供給装
置の終端部上方に重ねて引継を良好にしたものである。
円滑化および確実化、構成の簡素化。
装した脱穀室6の側部に設けられ該脱穀室6に穀稈を供
給する挾扼杆9と供給搬送チエン8からなる穀稈供給装
置7の終端部上方に、脱穀済みの排藁を前記脱穀室6の
後方に設けた排藁処理部11に向けて搬送する排藁搬送
チエン16と排藁挾扼杆17からなる排藁搬送装置15
の始端部を臨ませ、前記排藁搬送チエン16の始端部は
平面視において前記穀稈供給装置7の供給搬送チエン8
の終端側の外縁と同じかそれよりも外側側方に突出する
まで重さねた排藁搬送装置としたものであり、供給搬送
チエン8の終端側まで搬送された穀稈は供給搬送チエン
8の終端上方に位置する排藁搬送チエン16に搬送され
る。本発明は、前記排藁搬送チエン16は、少なくとも
前後方向の株元側フレーム32の前側に設けた始端側歯
車22に掛け回し、始端側歯車22は前記株元側フレー
ム32の下面より上方に位置させ、前記株元側フレーム
32の始端部には排藁搬送チエン16を案内する始端側
チエン案内体45の基部を取付け、始端側チエン案内体
45の先端側は前記始端側歯車22の下方を通って前記
穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の終端側の外縁と同
じかそれよりも外側側方に突出させた排藁搬送装置とし
たものであり、排藁搬送チエン16は始端側チエン案内
体45に案内されて供給搬送チエン8の終端上方に向け
て下降し、穀稈は供給搬送チエン8と排藁搬送チエン1
6とに挟持搬送される。本発明は、前記排藁搬送チエン
16は、少なくとも前後方向の株元側フレーム32の前
側に設けた始端側歯車22に掛け回し、該始端側歯車2
2は、前記扱胴28からの回転を受ける入力プーリ27
を有する伝動ギヤボックス24に基部を取付け、内部に
一対の歯車とチエンを内蔵した伝動ギヤケース46の先
端に設けた排藁搬送装置としたものであり、伝動ギヤケ
ース46の先端の始端側歯車22により案内されて排藁
搬送チエン16は供給搬送チエン8の終端上方に向けて
下降し、穀稈は供給搬送チエン8と排藁搬送チエン16
とに挟持搬送される。本発明は、前記伝動ギヤケース4
6の基部は前記伝動ギヤボックス24に回動自在に取付
け、前記伝動ギヤケース46には前記伝動ギヤボックス
24に対する回動角度を調節して前記始端側歯車22の
高さを変更しうる回動位置調節機構52を設けた排藁搬
送装置としたものであり、伝動ギヤケース46の基部を
伝動ギヤボックス24に対して回動させると、始端側歯
車22が上下して排藁搬送チエン16と供給搬送チエン
8との間隔を広狭に調節する。本発明は、前記伝動ギヤ
ケース46の基部は前記伝動ギヤボックス24に回動自
在に取付け、前記伝動ギヤケース46の先端側には常時
下動するように付勢して所定以上の圧力が掛かると上動
を許容する上下機構56を設けた排藁搬送装置としたも
のであり、所定以上の排藁が搬送されると、排藁搬送チ
エン16の始端部が上動する。本発明は、前記伝動ギヤ
ケース46は前記伝動ギヤボックス24にアクチュエー
タ61により回動するように取付け、前記アクチュエー
タ61は前記穀稈供給装置7の始端部に設けた搬送穀稈
の層厚を検出する供給穀稈搬送層厚検出装置63の検出
信号により作動するように構成した排藁搬送装置とした
ものであり、穀稈供給装置7による搬送量を検出して排
藁搬送チエン16の始端部を上下させ、適正に制御す
る。本発明は、前記伝動ギヤケース46は前記伝動ギヤ
ボックス24にアクチュエータ61により回動するよう
に取付け、前記排藁搬送装置15は、排藁搬送チエン1
6を有する株元側排藁搬送装置18と、該排藁搬送チエ
ン16と平行に移動する搬送ラグ19を有する穂先側排
藁搬送装置20とにより構成し、前記穂先側排藁搬送装
置20の穂先側の搬送路には搬送穀稈の穂先位置を検出
する穀稈位置検出装置65を設け、該穀稈位置検出装置
65の検出信号により前記アクチュエータ61を作動す
るように構成した排藁搬送装置としたものであり、穀稈
位置検出装置65が排藁の位置を検出すると、これに応
じて排藁搬送チエン16の始端部を上下させ、排藁の挟
持位置を変更して排藁処理部11に対する搬送姿勢を適
正にする。
穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の終端に排藁搬送装
置15の排藁搬送チエン16の始端を重さねているの
で、穀稈供給装置7から排藁搬送装置15への引継を良
好にしている。請求項2の場合、前記の他に、株元側排
藁搬送装置18の株元側フレーム32の始端部より前側
上方に始端側歯車22を位置させて、株元側フレーム3
2の始端に穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の終端上
方にまで重なる始端側チエン案内体45を設けられ、構
成を簡素にして平面視穀稈供給装置7の供給搬送チエン
8の終端に排藁搬送装置15の排藁搬送チエン16の始
端を重合させることを実現できる。請求項3の場合、前
記の他に、始端側チエン案内体45の先端(始端)を弾
力的に上動自在なので、搬送量が増えたとき、排藁搬送
チエン16の始端部を上方に退避させて穀稈供給装置7
と排藁搬送チエン16との重合部Gにおける詰まり発生
を一層抑制できる。請求項4の場合、前記の他に、排藁
搬送チエン16の始端側に伝動ギヤボックス24を設け
て回転伝達させる構成でありながら、伝動ギヤケース4
6により構成を簡素にして平面視穀稈供給装置7の供給
搬送チエン8の終端に排藁搬送装置15の排藁搬送チエ
ン16の始端を重合させることを実現できる。排藁搬送
チエン16の始端部の高さを排藁の搬送量に応じて変更
調節でき、詰まり発生を減少さる。請求項5の場合、前
記の他に、排藁搬送チエン16の始端部の高さが排藁の
搬送量に応じて変更され、詰まり発生を減少させ、穀稈
の零れを防止して引継を良好にする。請求項6の場合、
前記の他に、穀稈供給装置7の始端部に設けた供給穀稈
搬送層厚検出装置63よりアクチュエータ61が作動す
るので、実際の排藁の搬送量に応じて排藁搬送チエン1
6の始端部を上下させられる。請求項7の場合、前記の
他に、挟持位置を変更することにより排藁処理部11に
おける処理を円滑にする。
1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の
下方に設けた走行装置、3は機体フレーム1の上方に設
けた脱穀装置、4は脱穀装置3の前側に設けた刈取部、
5は脱穀装置3の側部に設けたグレンタンクである。脱
穀装置3の脱穀室6の側部には脱穀室6に穀稈を供給す
る穀稈供給装置7を設ける。穀稈供給装置7は、供給搬
送チエン8と挾扼杆9を有して構成すればよく、その他
の構成は任意であり、実施例では前記脱穀室6の上方を
包囲する回動自在に上部カバー10の側縁に前記挾扼杆
9を上下自在に設け、挾扼杆9の下方に供給搬送チエン
8を設けている。しかして、穀稈供給装置7の終端に
は、脱穀済みの排藁を排藁処理部(カッター装置あるい
は結束装置)11まで搬送する排藁搬送装置15を設け
る。
の株元側を挾持搬送する排藁搬送チエン16および排藁
挾扼杆17を有して構成すればよいが、実施例では株元
側排藁搬送装置18の穂先側に搬送ラグ19を有する穂
先側排藁搬送装置20を設けている。前記排藁搬送チエ
ン16は、その始端部を、穀稈供給装置7の供給搬送チ
エン8の終端部に側面視および平面視において重さなる
ように配置し、穀稈供給装置7から排藁搬送装置15へ
の引継を良好にしている。即ち、平面視において排藁搬
送チエン16の始端部が穀稈供給装置7の供給搬送チエ
ン8の終端の外縁と同じかそれより外側に突出するまで
重合させる。なお、側面視においては少なくとも穀稈供
給装置7の供給搬送チエン8の供給チエン終端歯車(入
力・出力歯車であることを問わず)21の前縁と同じか
前方に排藁搬送チエン16の始端部が位置するように重
合させる。
2(駆動歯車)と終端側歯車(受動歯車)23とに掛け
回し、前記始端側歯車22は伝動ギヤボックス24に軸
装した軸25に固定し、伝動ギヤボックス24は任意の
取付部材26により機体固定部(例えば脱穀室6の後板
あるいは脱穀装置の側板等)に取付ける。伝動ギヤボッ
クス24には入力プーリ27を設け、入力プーリ27に
は前記脱穀室6の扱胴28の扱胴軸29の後端に設けた
出力プーリ30との間にベルト31を掛け回す。前記終
端側歯車23は排藁搬送チエン16の案内レールを兼用
する株元側フレーム32の後部に設ける。また、株元側
排藁搬送装置18への伝動は伝動ギヤボックス24から
ではなく排藁搬送チエン16の終端から伝動して、伝動
ギヤボックス24を廃止あるいは伝動ギヤボックス24
から扱胴28へ回転伝達させてもよい。前記穂先側排藁
搬送装置20の構成は要件ではないが、前記株元側フレ
ーム32に該株元側フレーム32と略平行な穂先側フレ
ーム34を取付け、穂先側フレーム34に受動歯車35
と駆動歯車36とを設け、受動歯車35と駆動歯車36
とに搬送ラグ19付きのチエン37を掛け回し、前記駆
動歯車36の回転軸38には前記排藁搬送チエン16に
噛合う伝達歯車39を設け、伝達歯車39により株元側
排藁搬送装置18の回転を穂先側排藁搬送装置20に伝
達している。
ステー40により機体側に固定し、前記株元側フレーム
32の前後中間部と穂先側排藁搬送装置20の穂先側フ
レーム34の前後中間部とを連結部材41により連結
し、株元側フレーム32と穂先側フレーム34は互いに
連結して強度メンバーとなって、機体側に取付けられて
いる。42は穂先側フレーム34の中間部を機体側に固
定するステーであるが、株元側排藁搬送装置18と穂先
側排藁搬送装置20の取付構成は任意である。また、前
記株元側フレーム32の下方には排藁搬送チエン16の
下方に位置する前記排藁挾扼杆17を上下動自在に設け
る。43は排藁挾扼杆17を弾力的に支持するホルダ、
44は排藁挾扼杆17の始端部であり、従来の排藁挾扼
杆17の始端部44は排藁搬送チエン16の始端部下方
に位置させるが、排藁搬送チエン16の始端部が穀稈供
給装置7の供給搬送チエン8の終端上方に位置させてい
るので、排藁挾扼杆17の始端部44は穀稈供給装置7
の供給搬送チエン8の終端に干渉しないように平面視供
給搬送チエン8の終端と伝動ギヤボックス24との間に
位置させている。
において排藁搬送チエン16の始端部が穀稈供給装置7
の供給搬送チエン8の終端の外縁と同じかそれより外側
に突出するまで重合させる構成の一例を示し、前記始端
側歯車22は供給搬送チエン8の終端を外れた前記株元
側フレーム32の始端部のすぐ前側に位置させ、株元側
フレーム32の始端部には始端側歯車22の下方を通っ
て前方に突き出る始端側チエン案内体45の基部を取付
ける。始端側チエン案内体45は板部材により先端を上
側に円弧状に屈曲させて自由端に形成し、この始端側チ
エン案内体45の先端は穀稈供給装置7の供給搬送チエ
ン8の終端上方まで突出させて、排藁搬送チエン16の
始端部を供給搬送チエン8の終端の上方に重ねている。
この場合、始端側チエン案内体45の先端(始端)が上
動自在となるようにすると、穀稈供給装置7と排藁搬送
装置15(株元側排藁搬送装置18)との重合部Gにお
ける詰まり発生を抑制でき、一層引継が良好になって好
適である。また、図2、図7〜図10は他の実施例を示
し、前記伝動ギヤボックス24には伝動ギヤケース46
の基部を取付け、伝動ギヤケース46の先端は伝動ギヤ
ボックス24に対して排藁搬送チエン16の搬送方向の
穀稈供給装置7側に突出させ、該伝動ギヤケース46の
先端に前記始端側歯車22を取付け、これにより、始端
側歯車22を供給搬送チエン8の終端上方か外側方に位
置させている。
8からの回転を受ける入力プーリ27を軸装すると共
に、入力プーリ27からの回転方向を変更して出力する
出力軸47を設け、一方、伝動ギヤケース46は、この
出力軸47と始端側歯車22の間の回転伝達する一対の
ギヤ48、49と伝動チエン50のみを設けることでコ
ンパクトにして前方に突出させ、これにより始端側歯車
22を供給搬送チエン8の終端上方に位置させて排藁搬
送チエン16の始端部を供給搬送チエン8の終端上方あ
るいはそれより外側方にまで位置させている。51は伝
動ギヤケース46の反伝動ギヤボックス24側の側部に
設けた搬送チエン案内レールであり、株元側フレーム3
2の始端部と始端側歯車22の間に位置して排藁搬送チ
エン16を案内する。また、図11、12は他の実施例
を示し、前記伝動ギヤケース46は、その基部を前記伝
動ギヤボックス24に回動自在に取付け、伝動ギヤケー
ス46には伝動ギヤボックス24に対する回動位置調節
機構52を設け、該回動位置調節機構52により伝動ギ
ヤボックス24に対する回動角度を調節して始端側歯車
22の高さを変更し、もって、穀稈供給装置7の終端と
株元側排藁搬送装置18(排藁搬送チエン16)の始端
との間隔を変更調節自在とし、重合部Gの上下間隔を調
節することにより重合部Gにおける詰まり発生を抑制で
き、一層引継を良好にする。
動ギヤケース46に調節レバー53の基部を取付け、調
節レバー53の先端はレバーガイド54の調節溝55に
選択係合しうるように構成し、レバーガイド54は任意
の固定部に固定する。実施例図ではレバーガイド54は
前記株元側フレーム32にステー56により取付けてい
る。即ち、図11において調節レバー53を右側に傾倒
させると、伝動ギヤケース46が上方回動するが、調節
レバー53を調節溝55に係合させると伝動ギヤケース
46の自重による下方回動する力により係合が保持され
る。なお、別途調節レバー53と調節溝55との係合状
態を保持する部材を設けてもよい。また、前記搬送チエ
ン案内レール51は伝動ギヤケース46と共に上下回動
して排藁搬送チエン16を案内する。また、図13〜図
15は他の実施例を示し、前記伝動ギヤケース46の基
部を前記伝動ギヤボックス24に回動自在に取付け、伝
動ギヤケース46の先端側には上下機構56を設け、該
上下機構56により排藁の搬送量が増加すると、排藁搬
送チエン16の始端を上動させ、搬送量が減少すると、
排藁搬送チエン16の始端を下動させる。前記上下機構
56は上下動杆57の下部を伝動ギヤケース46に取付
け、上下動杆57の上部は機体側固定部(例えば伝動ギ
ヤボックス24や株元側フレーム32等)に設けたステ
ー58に上動のみ自在に挿通し、前記上下動杆57の外
周にはバネ59を設け、バネ59により常時下動するよ
うに付勢し、搬送量が増加したときは上方に逃がすよう
にしている。58aはステー58を株元側フレーム32
に取付ける取付部材である。
し、前記伝動ギヤケース46の基部を前記伝動ギヤボッ
クス24に回動自在に取付け、伝動ギヤケース46の先
端側にはロッド60の下端を取付け、ロッド60の上端
はモータ等により構成したアクチュエータ61のアーム
62に接続し、アクチュエータ61は前記穀稈供給装置
7の始端部に設けた搬送穀稈の層厚を検出する供給穀稈
搬送層厚検出装置63の信号により、搬送量が増加する
と、排藁搬送チエン16の始端を上動させ、搬送量が減
少すると、排藁搬送チエン16の始端を下動させる。し
かして、穀稈供給装置7と排藁搬送装置15(株元側排
藁搬送装置18)との引継は、株元側排藁搬送装置18
の排藁搬送チエン16の始端部が高くなるに従い遅れ
て、排藁の挟持位置は穂先側になって浅くなるので、前
記穂先側排藁搬送装置20の搬送路に穀稈位置検出装置
65を設け(図18)、穀稈位置検出装置65が検出し
た穀稈の位置によりアクチュエータ61を作動させ、穀
稈位置検出装置65の深位置センサ66に接触して深い
と検出したときは排藁搬送チエン16の始端部を上昇さ
せて挟持位置を穂先側に浅く変更調節し、反対に、穀稈
位置検出装置65(浅センサ67に接触しないような場
合)が穂先位置が浅いと検出したときは排藁搬送チエン
16の始端部を下降させて早く引き継いで挟持位置を株
元側に深く変更調節することが可能になる。
じて排藁搬送チエン16の始端部を上下させるが、これ
とは別に、穀稈位置検出装置65が検出した穀稈の位置
によりアクチュエータ61を作動させると、排藁処理部
11へ対する排藁搬送位置を適正にするという作用も期
待できる。なお、各実施例の構成を適宜組合せることは
勿論可能である。
った穀稈は穀稈供給装置7に搬送され、穀稈供給装置7
は供給搬送チエン8と挾扼杆9により穀稈の株元側を挟
持搬送しつつ穂先側を脱穀室6に供給して脱穀し、脱穀
済みの排藁は排藁搬送装置15により排藁処理部11に
向けて搬送される。この場合、穀稈供給装置7の終端と
排藁搬送装置15の始端における引継が問題となるが、
排藁搬送チエン16の始端部は、穀稈供給装置7の供給
搬送チエン8の終端部に側面視および平面視において重
さなるように配置しているから、穀稈供給装置7から排
藁搬送装置15への引継を良好にしている。即ち、側面
視において穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の終端と
排藁搬送装置15の排藁搬送チエン16の始端とを重ね
るのみならず、平面視において排藁搬送チエン16の始
端部が穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の外縁と同じ
か外側側方に突出するまで重合させているから、穀稈の
零れなどを減少させ、引継を良好にする。
側フレーム32の始端部には該株元側フレーム32より
も穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の終端に重なる方
向に突き出る始端側チエン案内体45の基部を取付け、
始端側チエン案内体45の上方に始端側歯車22を位置
させられるから(図3〜図6)、始端側チエン案内体4
5の先端を平面視穀稈供給装置7の供給搬送チエン8の
終端上方に重ねて配置するのが容易となって、穀稈供給
装置7から排藁搬送装置15への引継良好化の構成を簡
単に提供する。即ち、始端側歯車22は伝動ギヤボック
ス24に取付けると、伝動ギヤボックス24は扱胴28
からの回転を受けるだけでなく、出力方向(回転軸の軸
心方向)を内部の歯車により変更するために外形寸法が
大きくなるので、この伝動ギヤボックス24は供給搬送
チエン8の終端部の近くに設けられずに離れるが、始端
側歯車22の下方に供給搬送チエン8に向けて突き出る
始端側チエン案内体45を設けることで、平面視におい
て供給搬送チエン8の終端上方か外側方に排藁搬送チエ
ン16の始端部を位置させる構成を簡素に実現してい
る。
(始端)を弾力的に上動自在にすると、搬送量が増えた
とき、排藁搬送チエン16の始端部を上方に退避させて
穀稈供給装置7と排藁搬送チエン16との重合部Gにお
ける詰まり発生を一層抑制でき、好適である。特に、排
藁搬送チエン16の始端部下方には排藁挾扼杆17を位
置させずに、排藁挾扼杆17の代わりに供給搬送チエン
8が下方に位置して排藁搬送チエン16と弾力的に挟持
搬送することになって詰まりを防止しつつ穀稈の零れを
防止して引継を良好にする。また、図7〜図10の他の
実施例では、株元側排藁搬送装置18の株元側フレーム
32の始端部より搬送方向始端側に扱胴28からの回転
を受ける伝動ギヤボックス24を設け、該伝動ギヤボッ
クス24に内部に一対の歯車とチエンを内蔵した伝動ギ
ヤケース46の基部を取付けているから、伝動ギヤケー
ス46の先端は伝動ギヤボックス24に対して排藁搬送
チエン16の搬送方向の穀稈供給装置7側に突出させ、
該伝動ギヤケース46の先端に始端側歯車22を取付け
ることができ、これにより、始端側歯車22を平面視に
おいて供給搬送チエン8の終端上方か外側方に位置さ
せ、引継を良好にする。
4の外形寸法は大きく、この伝動ギヤボックス24に直
接始端側歯車22を取付けたのでは、始端側歯車22が
供給搬送チエン8の終端部から離れるが、始端側歯車2
2へ伝達する回転伝達機構の一部を設けた伝動ギヤケー
ス46を平面視における幅を狭くして排藁搬送チエン1
6の搬送方向に長くすることにより、始端側歯車22を
平面視において供給搬送チエン8の終端上方か外側方に
位置させる構成を簡素に実現している。株元側フレーム
32の始端部と始端側歯車22の間の伝動ギヤケース4
6の反伝動ギヤボックス24側の側部に搬送チエン案内
レール51を設けているから、搬送チエン案内レール5
1は始端側歯車22から株元側フレーム32の案内レー
ル部33の始端までの間排藁搬送チエン16を案内し、
穀稈の搬送を良好にする。
伝動ギヤケース46の基部は伝動ギヤボックス24に回
動自在に取付け、伝動ギヤケース46には伝動ギヤボッ
クス24に対する回動位置調節機構52を設け、該回動
位置調節機構52により伝動ギヤボックス24に対する
回動角度を調節して始端側歯車22の高さを変更自在で
あるから、穀稈供給装置7の終端と排藁搬送チエン16
の始端との間隔を変更調節することにより重合部Gの上
下間隔を所定の間隔に調節でき、引継を円滑にする。こ
の場合、回動位置調節機構52は、伝動ギヤケース46
に調節レバー53の基部を取付け、調節レバー53の先
端は株元側フレーム32等の任意の固定部に設けたレバ
ーガイ54の調節溝調節溝55に選択係合しうるように
構成しているから、調節レバー53を傾倒操作すると、
伝動ギヤケース46が上方回動し、所定位置で調節レバ
ー53を調節溝55に係合させると、伝動ギヤケース4
6をその位置で保持する。
ス46の基部は伝動ギヤボックス24に回動自在に取付
け、伝動ギヤケース46の先端側には常時下動するよう
に付勢して所定以上の圧力が掛かると上動を許容する上
下機構56を設けているから、上下機構56は排藁の搬
送量が増加すると排藁搬送チエン16の始端を上動さ
せ、搬送量が減少すると排藁搬送チエン16の始端を下
動させる。したがって、上下機構56により排藁の搬送
量に応じて伝動ギヤケース46の先端が上下し、詰まり
を防止しつつ穀稈の零れを防止して引継を良好にする。
この場合、排藁搬送チエン16の始端部と供給搬送チエ
ン8の終端の重合部Gに搬送量が増加すると、搬送排藁
は排藁搬送チエン16の始端を上動させるように圧力を
掛け、この圧力により上下動杆57はバネ59の弾力に
抗してステー58に対して上動し、同時に伝動ギヤケー
ス46の先端の上動を許容し、排藁搬送チエン16の始
端を上動させて重合部Gの間隔を大きくする。
ボックス24に回動自在に取付けた伝動ギヤケース46
の先端側にはロッド60の下端を取付け、ロッド60の
上端はモータ等により構成したアクチュエータ61のア
ーム62に接続し、アクチュエータ61は供給穀稈搬送
層厚検出装置63により作動するようにしているから、
穀稈供給装置7の始端部に設けた搬送穀稈の層厚を検出
する供給穀稈搬送層厚検出装置63が搬送量の増加を検
出すると、排藁搬送チエン16の始端を上動させ、搬送
量が減少を検出すると、排藁搬送チエン16の始端を下
動させ、詰まりを防止しつつ穀稈の零れを防止して引継
を良好にする。しかして、穀稈供給装置7と株元側排藁
搬送装置18との引継は、株元側排藁搬送装置18の排
藁搬送チエン16の始端部が高くなるに従い遅れて、排
藁の挟持位置は穂先側になって浅くなるので、前記穂先
側排藁搬送装置20の搬送路に穀稈位置検出装置65を
設け、穀稈位置検出装置65が検出した穀稈の位置によ
りアクチュエータ61を作動させるから、穀稈位置検出
装置65の検出信号により排藁搬送チエン16の始端部
の上下高さを変更することにより排藁の挟持位置を変更
し、適正姿勢で搬送する。したがって、排藁搬送装置1
5の終端の排藁処理部11における処理を円滑にする。
図。
刈取部、5…グレンタンク、7…穀稈供給装置、8…供
給搬送チエン、9…挾扼杆、10…上部カバー、11…
排藁処理部、15…排藁搬送装置、16…排藁搬送チエ
ン、17…排藁挾扼杆、18…株元側排藁搬送装置、1
9…搬送ラグ、20…穂先側排藁搬送装置、21…供給
チエン終端歯車、22…始端側歯車、23…終端側歯
車、24…伝動ギヤボックス、25…軸、26…取付部
材、27…入力プーリ、28…扱胴、29…扱胴軸、3
0…出力プーリ、31…ベルト、32…株元側フレー
ム、33…案内レール部、34…穂先側フレーム、36
…駆動歯車、37…チエン、39…伝達歯車、40…ス
テー、41…連結部材、42…ステー、45…始端側チ
エン案内体、46…伝動ギヤケース、47…出力軸、4
8…ギヤ、49…ギヤ、50…伝動チエン、51…搬送
チエン案内レール、52…回動位置調節機構、53…調
節レバー、55…調節溝、54…レバーガイド、56…
ステー、56…上下機構、57…上下動杆、58…ステ
ー、59…バネ、60…ロッド、61…アクチュエー
タ、62…アーム、63…供給穀稈搬送層厚検出装置、
65…穀稈位置検出装置、67…浅センサ。
Claims (7)
- 【請求項1】 扱胴28を軸装した脱穀室6の側部に設
けられ該脱穀室6に穀稈を供給する挾扼杆9と供給搬送
チエン8からなる穀稈供給装置7の終端部上方に、脱穀
済みの排藁を前記脱穀室6の後方に設けた排藁処理部1
1に向けて搬送する排藁搬送チエン16と排藁挾扼杆1
7からなる排藁搬送装置15の始端部を臨ませ、前記排
藁搬送チエン16の始端部は平面視において前記穀稈供
給装置7の供給搬送チエン8の終端側の外縁と同じかそ
れよりも外側側方に突出するまで重さねた排藁搬送装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記排藁搬送チエン
16は、少なくとも前後方向の株元側フレーム32の前
側に設けた始端側歯車22に掛け回し、始端側歯車22
は前記株元側フレーム32の下面より上方に位置させ、
前記株元側フレーム32の始端部には排藁搬送チエン1
6を案内する始端側チエン案内体45の基部を取付け、
始端側チエン案内体45の先端側は前記始端側歯車22
の下方を通って前記穀稈供給装置7の供給搬送チエン8
の終端側の外縁と同じかそれよりも外側側方に突出させ
た排藁搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記排藁搬送チエン
16は、少なくとも前後方向の株元側フレーム32の前
側に設けた始端側歯車22に掛け回し、該始端側歯車2
2は、前記扱胴28からの回転を受ける入力プーリ27
を有する伝動ギヤボックス24に基部を取付け、内部に
一対の歯車とチエンを内蔵した伝動ギヤケース46の先
端に設けた排藁搬送装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記伝動ギヤケース
46の基部は前記伝動ギヤボックス24に回動自在に取
付け、前記伝動ギヤケース46には前記伝動ギヤボック
ス24に対する回動角度を調節して前記始端側歯車22
の高さを変更しうる回動位置調節機構52を設けた排藁
搬送装置。 - 【請求項5】 請求項3において、前記伝動ギヤケース
46の基部は前記伝動ギヤボックス24に回動自在に取
付け、前記伝動ギヤケース46の先端側には常時下動す
るように付勢して所定以上の圧力が掛かると上動を許容
する上下機構56を設けた排藁搬送装置。 - 【請求項6】 請求項3において、前記伝動ギヤケース
46は前記伝動ギヤボックス24にアクチュエータ61
により回動するように取付け、前記アクチュエータ61
は前記穀稈供給装置7の始端部に設けた搬送穀稈の層厚
を検出する供給穀稈搬送層厚検出装置63の検出信号に
より作動するように構成した排藁搬送装置。 - 【請求項7】 請求項3において、前記伝動ギヤケース
46は前記伝動ギヤボックス24にアクチュエータ61
により回動するように取付け、前記排藁搬送装置15
は、排藁搬送チエン16を有する株元側排藁搬送装置1
8と、該排藁搬送チエン16と平行に移動する搬送ラグ
19を有する穂先側排藁搬送装置20とにより構成し、
前記穂先側排藁搬送装置20の穂先側の搬送路には搬送
穀稈の穂先位置を検出する穀稈位置検出装置65を設
け、該穀稈位置検出装置65の検出信号により前記アク
チュエータ61を作動するように構成した排藁搬送装
置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008271796A (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-13 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置 |
JP2009055853A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Iseki & Co Ltd | 脱穀装置 |
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-
2001
- 2001-07-23 JP JP2001220986A patent/JP4671010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4730561B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2011-07-20 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
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