JP3561999B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、コンバインに係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の、特開平2−31613号公報には、走行装置の一側上方に脱穀装置を、走行装置の他側上方にグレンタンクをそれぞれ設け、前記脱穀装置より脱穀された穀物を前記グレンタンクに搬送する一番揚殻装置を設け、前記グレンタンクには該グレンタンク内の穀物を排出する上下回動および旋回自在の排出旋回オーガーを設けたコンバインにおいて、 排出旋回オーガーを載置するオーガー受けを脱穀装置の上部カバーに設けた構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、排出旋回オーガーの重量を上部カバーにより支受するから、上部カバーの剛性を高めなければならず、大変であった。
オーガー受けの取付位置を工夫すると、他の機体部分の剛性をことさらアップさせなくてもよく、取付位置によっては、機体剛性を向上させることも可能である。
【0004】
【発明の目的】
機体の軽量化、機体の剛性向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】
よって、本発明は、走行装置3の一側上方に脱穀装置2を、走行装置3の他側上方にグレンタンク5をそれぞれ設け、前記脱穀装置2より脱穀された穀物を前記グレンタンク5に搬送する一番揚殻装置17を設け、前記グレンタンク5には該グレンタンク5内の穀物を排出する上下回動および旋回自在の排出旋回オーガー22を設けたコンバインにおいて、 前記排出旋回オーガー22を載置するオーガー受け23は、前記脱穀装置2の側板16と前記一番揚殻装置17の上部との両者のそれぞれに跨がって連結固定したコンバインとしたものである。
よって、本発明は、走行装置3の一側上方に脱穀装置2を、走行装置3の他側上方にグレンタンク5をそれぞれ設け、前記脱穀装置2より脱穀された穀物を前記グレンタンク5に搬送する一番揚殻装置17を設け、前記グレンタンク5には該グレンタンク5内の穀物を排出する上下回動および旋回自在の排出旋回オーガー22を設けたコンバインにおいて、 前記脱穀装置2の側板16の側部に前端を側板16の前側に固定し後端を前記排出旋回オーガー22の近傍の固定部に固定した前後補強フレーム前後補強フレーム24を設け、該前後補強フレーム24の後部には前記脱穀室6の後板25に一端を固定し他端は前記前記排出用揚殻装置21近傍の固定部に固定した補強フレーム26の中間部を連結固定し、前記前後補強フレーム24と前記一番揚殻装置17の上部との両者に前記排出旋回オーガー22を載置するオーガー受け23をそれぞれ連結固定したコンバインとしたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図により説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機体フレーム1の上方に設けた脱穀装置、3は機体フレーム1の下方には走行装置、4は機体フレーム1の前方に設けた刈取部、5は脱穀装置2の側部に設けたグレンタンクである。
前記脱穀装置2内には脱穀室6を設け、脱穀室6内には扱胴7を軸装する。扱胴7の主として下方側は扱網10により包囲し、該扱網10の下方には風選室11を形成し、扱網10の下方には公知のごとく、風選室11に送風する送風唐箕12を設け、風選室11内には、前記送風唐箕12からの送風方向に揺動する揺動選別装置13を設け、該揺動選別装置13の下方には一番コンベア14および二番コンベア15を設ける。一番コンベア14の終端は、脱穀装置2の側板16(図3)よりグレンタンク5側に突出させる。一番コンベア14の終端には、一番揚殻装置17の基部を取付ける。一番揚殻装置17の上部は前記グレンタンク5の上部に接続する。
【0007】
前記グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀物を排出する排出装置20を設け(図4)、排出装置20の終端には縦方向の排出用揚殻装置21を取付け、排出用揚殻装置21の上部には横方向の排出旋回オーガー22の基部を取付ける。排出旋回オーガー22は、前記排出用揚殻装置21を中心に旋回可能に構成するが、その構成は、前記排出用揚殻装置21を回転させる構成や排出用揚殻装置21に対して排出旋回オーガー22を旋回させる構成でも良い。また、排出旋回オーガー22は先端を上下するように構成し、旋回および上下動は油圧シリンダーやモーター等により行う。
【0008】
しかして、前記排出旋回オーガー22の中間部を支受するオーガー受け23を設ける。オーガー受け23は、前記側板16および前記一番揚殻装置17の上部の両者に固定する。したがって、側板16(機体構成を含む)と一番揚殻装置17とオーガー受け23のそれぞれが、それぞれの強度メンバーとなって、ボディ剛性を向上させる。実施例では、側板16の側部に前後方向の前後補強フレーム24を設け、前後補強フレーム24の後端は屈曲させて前記排出用揚殻装置21近傍の固定部に固定し、前後補強フレーム24の後部には前記脱穀室6の後板25に一端を固定した補強フレーム26の中間部を連結し、補強フレーム26の他端は前記排出用揚殻装置21近傍の固定部に固定し、前記前後補強フレーム24を介して前記側板16に前記オーガー受け23を取付け、オーガー受け23より側方に突き出る取付腕27を前記一番揚殻装置17に固定している。したがって、オーガー受け23は前記脱穀室6の前板28には取付けず、前板28には伝動機構を自由にレイアウトできる。
【0009】
しかして、脱穀室6の側部には、穀稈を搬送する穀稈供給搬送装置30を設ける。穀稈供給搬送装置30は、前記脱穀室6の上部を覆う上部カバー31の回動端側に挾扼杆32を設け、挾扼杆32の下方の機体側に穀稈供給搬送チエン33を設け、挾扼杆32と穀稈供給搬送チエン33により挾持搬送する。
穀稈供給搬送チエン33は、供給チエンフレーム34に設けた駆動歯車35と受動歯車36とに掛け回す。前記供給チエンフレーム34は、前側に受動歯車36を設け、後側に駆動歯車35を設け、前記供給チエンフレーム34の前側には取付部37を設ける。該取付部37は機体フレーム1に下部を取付けた支持部材38に回転自在および着脱自在に取付け、供給チエンフレーム34は支持部材38を中心として後側が外側回動する。
【0010】
しかして、前記供給チエンフレーム34の下方には、補強チエンフレーム40を設け、前記前板28および後板25にはそれぞれ前後ガイド板41、42を設ける。前ガイド板41および後ガイド板42は、前記補強チエンフレーム40が係合する係合溝43をそれぞれ形成し、前記補強チエンフレーム40を係合させることにより供給チエンフレーム34の捻じれを防止する。
即ち、扱胴7の回転により脱穀室6内の脱穀物が穀稈供給搬送装置30を押すように作用するが、供給チエンフレーム34に設けた補強チエンフレーム40を前ガイド板41および後ガイド板42により支持するから、供給チエンフレーム34の捩じれを防止する。したがって、穀稈供給搬送装置30による穀稈の搬送は、円滑、確実に行われる。
図中、50は扱胴7の側部に並設した処理胴、51は排塵口、52は二番コンベア15より脱穀室6に戻す二番戻装置、53は排塵ファン、54はエンジンの回転を伝達するベルト、55は伝動ケース56に設けた入力プーリー、57は排藁搬送装置である。
【0011】
【作用】
次に作用を述べる。
穀稈供給搬送装置30は穀稈を供給搬送し、穀稈は搬送中に回転する扱胴7により脱穀され、扱網10より漏れた脱穀物は風選され、一番物は一番コンベア14に落下して搬送させ、一番コンベア14の終端に接続した一番揚殻装置17により取出されてグレンタンク5に貯留される。
また、二番物は二番コンベア15に入り、二番戻装置52により脱穀室6に戻されて再処理され、塵埃は排塵ファン53により、また、風選されなかった藁屑等は揺動選別装置13により機外にそれぞれ排出される。
【0012】
しかして、グレンタンク5に所定量の穀物が貯留されると、機体を圃場の隅に移動させ、排出旋回オーガー22の上端を上動させてオーガー受け23より外し、次に排出旋回オーガー22を旋回させ、排出旋回オーガー22の先端をトラック等のタンクに合わせ、排出装置20、排出用揚殻装置21、排出旋回オーガー22を駆動させて、グレンタンク5内の穀物を排出し、排出作業が終了すると、排出旋回オーガー22をオーガー受け23上に旋回させて、載置し、刈取作業を再開する。
【0013】
前記オーガー受け23は、排出旋回オーガー22の中間部を支持できればよいから、オーガー受け23は脱穀装置2の側板16と一番揚殻装置17との両者に跨がって取付けている。したがって、側板16(機体構成を含む)と一番揚殻装置17とオーガー受け23のそれぞれが、それぞれの強度メンバーとなって、ボディ剛性を向上させる。また、オーガー受け23を取り付けるため、側板16(機体構成を含む)と一番揚殻装置17とを特別に剛性を高くする必要はなく、オーガー受け23の存在により機体剛性は向上する。即ち、オーガー受け23を側板16と一番揚殻装置17との両者に跨がって取付けるだけで、特別に各部の剛性を向上させなくとも、取付位置の工夫のみで機体剛性は向上するから、コストの低下に大きく貢献する。
【0014】
また、側板16の側部に設けた前後補強フレーム24を介して前記側板16に前記オーガー受け23を取付け、前後補強フレーム24には補強フレーム26を連結し、前記前後補強フレーム24および補強フレーム26は前記排出用揚殻装置21の近傍の固定部に固定しているから、側板16(脱穀装置2)と一番揚殻装置17(グレンタンク5)と排出用揚殻装置21と前後補強フレーム24と後板25と補強フレーム26のそれぞれが、それぞれの強度メンバーとなって、ボディ剛性を向上させる。
【0015】
また、オーガー受け23は、従前のように前記脱穀室6の前板28に取付けていないので、送風唐箕12、一番コンベア14や、伝動ケース56等への回転伝達機構を前板28に設けることができ、そのレイアウトを自由にできるので、伝達ロスを防止し、コンパクト設計できる。
【0016】
しかして、前記供給チエンフレーム34の下方には補強チエンフレーム40を設け、前記前板28および後板25にはそれぞれ前ガイド板41、42を設け、前ガイド板41および後ガイド板42の係合溝43には、前記補強チエンフレーム40を係合させているから、脱穀室6からの圧力で、供給チエンフレーム34の捩じれあるいは変形等を防止するので、穀稈供給搬送装置30の穀稈搬送位置は変化せず、浅扱きになるのも防止でき、また、供給チエンフレーム34が外側に湾曲することで隙間が形成されてここより塵埃が噴出するのも防止できる。
【0017】
【効果】
よって、本発明は、走行装置3の一側上方に脱穀装置2を、走行装置3の他側上方にグレンタンク5をそれぞれ設け、前記脱穀装置2より脱穀された穀物を前記グレンタンク5に搬送する一番揚殻装置17を設け、前記グレンタンク5には該グレンタンク5内の穀物を排出する上下回動および旋回自在の排出旋回オーガー22を設けたコンバインにおいて、 前記排出旋回オーガー22を載置するオーガー受け23は、前記脱穀装置2の側板16と前記一番揚殻装置17の上部との両者のそれぞれに跨がって連結固定したコンバインとしたものであるから、特別に各部の剛性を向上させなくとも、側板16(機体構成を含む)と一番揚殻装置17とオーガー受け23のそれぞれが、それぞれの強度メンバーとなって、ボディ剛性を向上させ、取付位置の工夫のみで機体剛性は向上するから、コストの低下に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】縦断側面図。
【図3】脱穀装置およびグレンタンクの正面図。
【図4】同平面図。
【図5】穀稈供給搬送装置の側面図。
【図6】穀稈供給搬送装置を外した状態の側面図。
【図7】ガイド板の正面図。
【図8】同背面図。
【図9】脱穀室の正面図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…脱穀装置、3…走行装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…脱穀室、7…扱胴、10…扱網、11…風選室、12…送風唐箕、13…揺動選別装置、14…一番コンベア、15…二番コンベア、16…側板、17…一番揚殻装置、20…排出装置、21…排出用揚殻装置、22…排出旋回オーガー、23…オーガー受け、24…前後補強フレーム、25…後板、26…補強フレーム、27…取付腕、28…前板、30…穀稈供給搬送装置、31…上部カバー、32…挾扼杆、33…穀稈供給搬送チエン、34…供給チエンフレーム、35…駆動歯車、36…受動歯車、37…取付部、38…支持部材、40…補強チエンフレーム、41…前ガイド板、42…後ガイド板、43…係合溝、50…処理胴、51…排塵口、52…二番戻装置、53…排塵ファン、54…ベルト、55…入力プーリー、56…伝動ケース、57…排藁搬送装置。
Claims (1)
- 走行装置3の一側上方に脱穀装置2を、走行装置3の他側上方にグレンタンク5をそれぞれ設け、前記脱穀装置2より脱穀された穀物を前記グレンタンク5に搬送する一番揚殻装置17を設け、前記グレンタンク5には該グレンタンク5内の穀物を排出する上下回動および旋回自在の排出旋回オーガー22を設けたコンバインにおいて、 前記排出旋回オーガー22を載置するオーガー受け23は、前記脱穀装置2の側板16と前記一番揚殻装置17の上部との両者のそれぞれに跨がって連結固定したコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109394A JP3561999B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33109394A JP3561999B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154471A JPH08154471A (ja) | 1996-06-18 |
JP3561999B2 true JP3561999B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=18239781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33109394A Expired - Lifetime JP3561999B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3561999B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP33109394A patent/JP3561999B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08154471A (ja) | 1996-06-18 |
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