JP3858620B2 - 穀粒搬送装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、穀粒搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインの穀粒排出装置は、グレンタンクの下部にラセンを設け、該ラセンの回転駆動により、穀粒排出オーガから穀粒を機外へと排出する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のようなコンバインの穀粒排出装置では、ラセンとの摩擦により穀粒が損傷していた。
本発明は、このような問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、請求項1記載の発明においては、走行装置1を有する移動車体2上には、穀粒を貯溜するグレンタンク5と、該グレンタンク5内の穀粒を繰り出す穀粒繰出装置15と、該穀粒繰出装置15から繰り出される穀粒を搬送する送風手段7と、該送風手段7の送風力によりグレンタンク5の下部から送られてくる穀粒を穀粒排出口8a側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出パイプ17とを有する穀粒搬送装置において、該穀粒排出パイプ17内側の内径部分は略平な形状構成とし、前記穀粒排出パイプ17外側の外周部分は凹凸の形状構成とし、前記送風手段7は前記グレンタンク5の下方であってグレンタンク5と一体構成の前板5bに設ける構成とし、前記穀粒排出口8aは穀粒の搬送方向を下向きに変えるガイド体40から構成し、該ガイド体40には目抜き穴41を設けて空気を機外へ抜く構成にすると共に、ガイド体40の内側には弾性体42を設ける構成としたことを特徴とする穀粒搬送装置としている。
【0005】
請求項1の作用は、穀粒を排出するときは、送風手段7と穀粒繰出装置15が駆動され、穀粒は穀粒排出パイプ17内を搬送されて穀粒排出口8aから機外へと排出されていく。穀粒排出パイプ17内側の内径部分は略平な形状構成としているので、穀粒の搬送抵抗が大きくなるのを防止できる。
【0006】
そして、穀粒排出パイプ17外側の外周部分は、凹凸の形状構成としているので、可撓性の穀粒排出パイプ17は曲げ易くなる。また、穀粒排出口8aから排出される穀粒は、 ガイド体40によって搬送方向が下向きに変わる。また、ガイド体40に設けている目抜き穴41から空気が機外へ抜かれるので、穀粒の搬送速度が低下する。また、穀粒がガイド体40の内側に衝突しても、弾性体42により衝撃力が低下する。
【0007】
【発明の効果】
請求項1記載の発明においては、穀粒と空気の搬送抵抗が少なくなるので、穀粒の損傷と詰まり状態を防止できるようになる。また、可撓性の穀粒排出パイプ17は曲げ易くなるので、配策が容易となる。また、穀粒搬送装置8の旋回時や上昇時にも、穀粒排出パイプ17はスムーズに追従可能となる。さらに、穀粒排出口8aから排出される穀粒の搬送速度が低下するので、穀粒の損傷が防止できるようになり、塵埃が舞い上がってほこるのを防止できるようになる。また、穀粒がガイド体40の内側に衝突しても、穀粒の損傷を防止できるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4には、本実施例を具現化した農業機械である普通型コンバインが示されている。
【0009】
走行装置1を有する移動車台2の前方には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取装置3と、該刈取装置3から搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方の脱穀装置4へ向けて搬送するエレベータ3aが設けられている。
前記刈取装置3は植立穀稈を分草する分草具10,分草された穀稈を掻き込むタイン3bを有する掻込みリール3c,掻き込まれた穀稈を刈る刈刃11,刈り取られた穀稈を後方のエレベータ3aに送りこむオーガドラム12等から構成されている。前記エレベータ3aの搬送途中には、該エレベータ3a内の塵埃を機外へと排出する排出装置3dが構成されている。
【0010】
前記車台2上にはエレベータ3aから搬送されてきた穀稈を脱穀選別する脱穀装置4、該脱穀装置4にて脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク5と、キャビン6aに覆われている操作部6が載置されている。キャビン6a内は温度調節が可能となっているが、そのための冷媒の冷却装置としてのコンデンサ6cは、車台2の後部上方にフレームにて載置されている。そして、エンジン2aは、車台2の前部であって操作部6の下方に搭載して各装置の回転各部を伝動できる構成としている。
【0011】
このようなコンバインを走行させて作業を開始すると、植立穀稈は分草具10にて分草されて、タイン3bを有する掻込みリール3cにて掻き込まれて刈刃11にて刈り取られる。該刈刃11にて刈り取られた穀稈はオーガドラム12にて集草されてエレベータ3aの始端部へと送られていく。
【0012】
該エレベータ3aに送られた穀稈は後方へ搬送され、脱穀装置4に投入されて脱穀選別される。該脱穀装置4にて脱穀選別された穀粒は、一番昇降機35からグレンタンク5内へと搬送されて一時貯溜される。グレンタンク5内の穀粒が満杯状態となると、穀粒は送風手段7(以下、ブロアという)にて発生した空気の搬送力により搬送されて、穀粒排出装置8の穀粒排出口8aから機外へと排出されていく。本実施例では、前述のごとく、普通型コンバインを示しているが、自脱型のコンバインであっても作用効果は同じである。
【0013】
前記ブロア7,グレンタンク5及び穀粒排出装置8の構成について具体的に説明する。
ブロア7は、グレンタンク5の下方であって、該グレンタンク5の前板5bに設けられていて、空気の吸入口7aと吐出口7bとが設けられている構成である。また、グレンタンク5の下部には、穀粒繰出装置15が設けられていて、モータ13とチェン14にて回転駆動する構成である。穀粒繰出装置15には複数の羽根15aが設けられている。そして、前記ブロア7の吐出口7bと穀粒繰出装置15の下部は可撓性のパイプ16にて接続されていて、さらに、穀粒繰出装置15の下部の他側(穀粒搬送方向下手側)も可撓性の穀粒排出パイプ17が接続していて、穀粒排出装置8の穀粒排出口8aの近傍まで一本の穀粒排出パイプ17にて構成されている。
【0014】
図3と図4に示すように、前記ブロア7の取付け位置は、グレンタンク5の前板5bの前部に設ける構成としてもよい。また、前記穀粒繰出装置15の向きは、90゜振った状態にて取り付けてもよい。
前記穀粒排出パイプ17は、可撓性にて構成されているので、穀粒繰出装置15の接続部分から縦鋼管19に至る間においては、緩やかにわん曲して構成している。さらに、穀粒排出パイプ17は、縦鋼管19から横鋼管21に至る間においても、緩やかにわん曲して構成している。これは、穀粒排出パイプ17内を通過する空気と穀粒に与える抵抗を少なくするためである。これにより、穀粒は穀粒排出口8aに向かってスムーズに搬送されていく。
【0015】
前記穀粒排出パイプ17を緩やかにわん曲させるにあたり、空気と穀粒に与える抵抗を少なくするためには、少なくとも穀粒排出パイプ17の内径の10倍は必要である。しかしながら、コンバインの構成上、穀粒排出パイプ17の内径の10倍とする構成は難しい。仮に、このように構成すると、穀粒排出パイプ17が後方へ突出してしまい、コンバインの全長が大きく長くなってしまうからであある。そこで、少なくとも穀粒排出パイプ17の内径の略5倍までは許容できるように構成する。このためには、ブロア7の性能を向上させて送風力を増加させれば良い。これにより、穀粒排出パイプ17が後方へ突出するのを防止できるので、穀粒の空気による排出搬送タイプのコンバインにおいて、全長を短くすることができ、コンバインをコンパクトに構成することが可能となる。
【0016】
さらに、図6に示しているように、前記穀粒排出パイプ17内側の内径部分は略平な形状構成とする。これにより、穀粒と空気の搬送抵抗と減少するので、穀粒の損傷が防止でき、さらに、詰まり等も防止できるようになる。
また、穀粒排出パイプ17外側の外周部分は、凹凸の形状構成とする。これにより、可撓性の穀粒排出パイプ17は曲げ易くなるので、配策が容易となる。また、穀粒搬送装置8の旋回時や上昇時にも、穀粒排出パイプ17はスムーズの追従可能となる。前記凹凸の形状構成はスパイラル構成とすることにより、さらに、可撓性が向上するようになる。そして、穀粒排出パイプ17の材質には静電気を防止するものを使用したり、表面に静電気を防止する塗料等を塗布する構成とする。これにより、塵埃が停滞することを防止でき、作業後の保守管理の際において、塵埃が埃るのを防止できるようになる。
【0017】
図2に示すように、グレンタンク5の前部と後部には、それぞれグレンタンク5と一体構成の前板5bと後板5cが設けられていて、前記前板5bはブロア7と一体構成である。
前記ブロア7の吐出口7bと穀粒繰出装置15の下部の間を接続しているパイプ16は、可撓性にて構成されているが、鋼管にて構成しても機能上は問題はない。また、パイプ16の中間部には継手9を設けているので、該継手9を外すと、ブロア7と穀粒繰出装置15とをグレンタンク5から各々独立して容易に着脱可能となり、保守管理が容易に実行可能となる。
【0018】
前記穀粒繰出装置15の下部と穀粒排出装置8の穀粒排出口8aとの間を接続している穀粒排出パイプ17は、連続した可撓性のチューブにて構成されている。該穀粒排出パイプ17はモータ18にて左右方向に回動可能な縦鋼管19内と、油圧シリンダ20にて昇降可能な横鋼管21内を通過している構成である。該縦鋼管19と横鋼管21は、鋼管以外のものであってもよい。
【0019】
前記縦鋼管19にはギヤ19aが固定されていて、機体側に固定のモータ18のピニオン18aと噛み合っている。また、縦鋼管19と横鋼管21との間には、該横鋼管21を昇降させる油圧シリンダ20が設けられている構成である。従って、穀粒を穀粒排出口8aから機外へと排出する時は、モータ18を駆動して縦鋼管19を旋回(このとき、横鋼管21も旋回する)させると共に、油圧シリンダ20を駆動して横鋼管21を任意の昇降する構成である。従って、縦鋼管19が旋回する時には、穀粒排出パイプ17には捩じりの力が作用するが、前述のごとく、該穀粒排出パイプ17は可撓性なので問題はない。また、横鋼管21が昇降する時には、穀粒排出パイプ17には伸びと圧縮の力が作用するが、穀粒排出パイプ17は可撓性なので問題はない。
【0020】
次に、図5により、ブロア7の駆動の構成について説明する。
図5は平面図を示している。操作部6の下方に載置しているエンジン2aの出力軸2bにはプーリ2cが固定して設けられている。該プーリ2cには、後方のカウンタケース24の入力軸24aの固定のプーリ25との間にベルト23が巻き回いされている。前記カウンタケース24の出力軸24bには、プーリ24cが鋳物にて一体的に構成されている。
【0021】
プーリ24cには後方のベベルケース27の入力軸27aのプーリ28との間にベルト26が巻回いされていて、該ベルト26には、ベルトテンションクラッチ33が設けられている。該ベルトテンションクラッチ33にはケーブル33aが設けられていて、操作部6の穀粒排出レバー22と連結している構成である。
【0022】
前記ベベルケース27の入力軸27aの他端にはベベルギヤ29が固定されていて、90゜方向変換されたベベルギヤ30と噛み合っている構成である。該ベベルギヤ30には軸31が固定されていて、該軸31は前方へと延出している構成であり、端部には車台2に支持されているプーリ32が固定して設けられている。該プーリ32に巻き回いされているベルト34は、ブロア7の回転軸7cに固定のプーリ7dとの間に巻き回いされている構成である。
【0023】
圃場内での刈取作業中において、グレンタンク5内の穀粒が満杯状態となると、モータ18を駆動して穀粒排出装置8の穀粒排出口8aを作業者の希望する任意の位置(トラックの荷台や袋等)へと旋回(このとき、横鋼管21も一緒に旋回する)させる。そして、縦鋼管19と横鋼管21との間に設けている油圧シリンダ20を駆動して穀粒排出口8aを上下させて希望の位置へと位置させる。
【0024】
次に、操作部6に設けている穀粒排出レバー22を入り状態とする。すると、ケーブル33aが引かれてベルトテンションクラッチ33がベルト26を張圧するので、エンジン2aからの動力は、出力軸2bからカウンタケース24,ベルト26,ベベルケース27,軸31を通過してブロア7の回転軸7cへと伝達されて、ブロア7は回転を始める。その所定時間後、電気的なモータ13が駆動されて穀粒繰出装置15が駆動される。これは、先に電気的なモータ13が駆動されて繰出装置15が駆動されると、穀粒は搬送されずに穀粒繰出装置15の下方にて詰まってしまうからである。
【0025】
これによって、ブロア7の吸入口7aから空気が吸入され、吸入された空気は一定の速度以上に加速された状態で吐出口7bから排出される。そして、パイプ16を通過して穀粒繰出装置15の下方で該穀粒繰出装置15によって繰り出された穀粒と合流する。その後、穀粒搬送パイプ17内を通過していって、穀粒排出口8aから機外へと排出されていく。
【0026】
これにより、グレンタンク5内の穀粒が損傷を受けるのを防止することができる。特に、ラセンの排出では損傷を受け易い穀粒類の中の一つである大豆の搬送に効果がある。大豆以外であっても、稻,麦,そば等の穀粒類の搬送においても損傷防止の効果がある。また、従来のラセンが廃止できるので、重量の軽減にもなる。
【0027】
次に、図7の構成について説明する。
穀粒排出口8aはガイド体40から構成されていて、該ガイド体40は穀粒の搬送方向を下向きに変えるものである。穀粒排出口8aにおいては、空気の送風力はできるだけ弱い方がよい。送風力が強すぎると、穀粒が損傷したり、塵埃で埃ってしまうからである。
【0028】
そこで、空気の送風力を低下させるために、前記ガイド体40の側方と上方に目抜き穴41を設け、空気のみを該目抜き穴41から機外へ抜くようにする。目抜き穴41はガイド体40の全面にあってもよいし、一部分であってもよい。これにより、穀粒排出口8aにおいて送風力が低下するので、穀粒の搬送速度が低下し、穀粒の損傷を防止できるようになる。また、塵埃によって作業付近が埃るのを防止できるようになる。
【0029】
前記ガイド体40の内側にはゴム等の弾性体42を貼り付ける構成とする。貼り付けは接着材やビス等で行なう。これにより、穀粒はガイド体40の内側に衝突しても、穀粒の損傷を防止できる。前記弾性体42の内側の全面でもよいが、横鋼管21の搬送方向下手側の端面のみでもよい。これにより、コストダウンが可能となる。
【0030】
次に、図8について説明する。
バッテリー43をグレンタンク5の下方に存在する空間に設ける構成とする。れにより、グレンタンク5を側方へ移動させることなく外側方からバッテリー43の保守管理が容易に実行可能となる。
【0031】
また、燃料タンク44を穀粒排出装置8の縦鋼管19の後方に設ける構成とする。これにより、燃料タンク44の上下の高さを高く構成できるので、燃料の容量増加が可能となり。また、燃料タンク44の後方には、フレーム45を設けることにより、燃料タンク44の保護が可能となる。
【0032】
次に、図9について説明する。
前記燃料タンク44の上方を通過しているフレーム45には、グレンタンク5と穀粒排出装置8関係のコントローラ46やリレー47等を設ける構成とする。これにより、グレンタンク5と穀粒排出装置8関係の電装品を一カ所に集中して設けることができるので、保守管理が容易に実行可能となる。また、ホッパ仕様からグレンタンク仕様に変更した場合において、電装品の後付けが容易に可能となる。
【0033】
次に、図10と図11について説明する。
前述した図3の構成では、穀粒繰出装置15の長手方向の長さが短いので、該穀粒繰出装置15への穀粒の流れを良くするために、グレンタンク5下部の安息角を大きく構成している。従って、グレンタンク5の容量が少なくなるという不具合が発生していた。
【0034】
そこで、図11のように、穀粒繰出装置48Lと48Rをそれぞれ左右方向に設け、該穀粒繰出装置48Lと48Rの下方に穀粒搬送経路49を設ける構成とする。さらに、穀粒繰出装置48Lと48Rとは、グレンタンク5の長手方向の全域に亘って設ける構成とする。従って、穀粒繰出装置48Lと48Rの径は小さく構成できるので、グレンタンク5下部の安息角Aは小さくてもよい(従来のものよりも、水平に近づく)。これにより、グレンタンク5の容量増加が可能となる。穀粒繰出装置48Lと48Rの駆動は、グレンタンク5の側壁に設置しているモータ50にて実行する。
【0035】
次に、図12について説明する。
前述のように、グレンタンク5内の穀粒を空気による送風力により排出するものであっても、穀粒排出装置8を使用せずに、直接袋50へ収納したい場合がある。そこで、グレンタンク5の側壁に穴52を設け、該穴50にガイド53をボルト56にて接続する。そして、ガイド53の他端には、袋51を係止する係止棒53aを固着して設ける構成とする。また、ガイド53の支持は、グレンタンク5の前板5bと後板5cとを連結しているフレーム55から支持フレーム54を上方へと立ち上げて端部にはプレート57を溶接して構成し、ボルト59にて固定支持している構成である。
【0036】
そして、前記穴52とガイド体53との間には、シャッター60を設け、必要に応じてシャッター60を開け閉めして穀粒を袋51へと取り出す構成である。これにより、作業者が希望するときに、容易に穀粒の袋51への収納が可能となる。
【0037】
前記シャッター60には、開けたときにおいて下方に下がらないようにロック装置61を設ける構成とする。該ロック装置61はどのようなものであってもよいが、本実施例では板バネ62を用いる構成とする。即ち、板バネ62をシャッター60にボルト63にて固定して設け、グレンタンク5側に固定のピン64に挟んで止める構成である。これにより、簡単で廉価な構成でシャッター60が下がるのを防止できるようになる。
【0038】
次に、図13について説明する。
図13はコンバイン全体の平面図であるが、穀粒排出装置8をオーガ受け41内へ収納したとき、即ち、刈取作業状態のときにおいて、穀粒排出口8aの位置は、刈取装置3のリール3cの略左側上方位置に配置する構成とする。そして、穀粒排出口8aの近傍位置には作業灯65を設置する構成としている。これにより、夜間での作業時に未刈り穀稈側が作業灯65によって照らされるので、作業が容易に可能となる。また、穀粒排出装置8をオーガ受け41から離脱させて穀粒排出を実行する場合においても、前記作業灯65が使用できる。即ち、両方の作業を作業灯65にて共用できるので、部品点数が減ってコストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 左側面図
【図2】 右側面図
【図3】 右側面図
【図4】 平面図
【図5】 平面図
【図6】 断面図
【図7】 右側面図
【図8】 右側面図
【図9】 右側面図
【図10】 右側面図
【図11】 正面図
【図12】 正面図
【図13】 平面図
【符号の説明】
1…走行装置、2…移動車体、5…グレンタンク、5b…前板、7…送風手段、
8a…穀粒排出口、15…穀粒繰出装置、17…穀粒排出パイプ、40…ガイド体

Claims (1)

  1. 走行装置を有する移動車体上には、穀粒を貯溜するグレンタンクと、該グレンタンク内の穀粒を繰り出す穀粒繰出装置15と、該穀粒繰出装置15から繰り出される穀粒を搬送する送風手段と、該送風手段の送風力によりグレンタンクの下部から送られてくる穀粒を穀粒排出口8a側へ向けて排出案内する可撓性の穀粒排出パイプ17とを有する穀粒搬送装置において、該穀粒排出パイプ17内側の内径部分は略平な形状構成とし、前記穀粒排出パイプ(17)外側の外周部分は凹凸の形状構成とし、前記送風手段(7)は前記グレンタンク(5)の下方であってグレンタンク(5)と一体構成の前板(5b)に設ける構成とし、前記穀粒排出口(8a)は穀粒の搬送方向を下向きに変えるガイド体(40)から構成し、該ガイド体(40)には目抜き穴(41)を設けて空気を機外へ抜く構成にすると共に、ガイド体(40)の内側には弾性体(42)を設ける構成としたことを特徴とする穀粒搬送装置。
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