JP3511813B2 - ラジエータ冷却風の吸気装置 - Google Patents

ラジエータ冷却風の吸気装置

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JP3511813B2
JP3511813B2 JP25023396A JP25023396A JP3511813B2 JP 3511813 B2 JP3511813 B2 JP 3511813B2 JP 25023396 A JP25023396 A JP 25023396A JP 25023396 A JP25023396 A JP 25023396A JP 3511813 B2 JP3511813 B2 JP 3511813B2
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久幸 里路
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等に搭
載するラジエ−タ−冷却風の吸気装置に関し、農業機械
の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】従来からコンバインのエンジンは、作業
中に発生する藁屑や塵埃から保護して長期間の使用を可
能にするために、露出状態で搭載するものはほとんどな
く、普通、上側の操縦座席と外側の吸気用の防塵網とか
らなる開閉自由のエンジンカバ−によって被覆されてい
る。そして、エンジンカバ−は、エンジンのメンテナン
スに際して走行車体の外側方に開放して、エンジンを露
出し、点検、整備を行うことができる構成になってい
る。 【0003】そして、エンジンカバ−は、吸気面積を極
力広くして多量の空気を吸入し、冷却効果を高めるため
に、ラジエ−タ−の前面より上方位置から下方位置に至
る広い範囲に防塵網を張設した縦方向に長い吸気風路が
構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来型の構成
において、吸気風路を形成する防塵網は、上下方向に渡
って張設され、冷却ファンの作用にともなって、その全
面から外気を吸気する構成になっているが、防塵網の上
部と、中間部と、下部とでは吸気される風速が異なって
いる。また、ラジエ−タ−は、その前面において、中心
部分の風速が遅くそれに比べて周辺部分の風速が速い現
象が起っている。 【0005】したがって、空中を浮遊している藁屑や塵
埃は、吸引する風速の速い部分で防塵網への吸着量が多
く、しかも、早く吸着され、防塵網の目詰りを起し、吸
気障害が発生する問題点があった。そのため、エンジン
は、冷却効率が低下して長期間の使用に耐えられないも
のとなっていた。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行車体1上に搭載されているエンジン
2には、これに付随する冷却ファン3とラジエ−タ−4
とを隣接させて設け、該ラジエ−タ−4は、その前面を
外側の吸気面aに防塵網5を張設して縦方向に形成した
吸気風路6に臨ませて設け、該吸気風路6には、前記ラ
ジエ−タ−4の前面より上方位置から下方位置に至る間
で吸気した冷却風をラジエ−タ−4に誘導案内する誘導
板7を配置して設け、該誘導板7は上側に延長して無孔
の上部誘導部7aと該上部誘導部7aの下側の多数の風
誘導孔25を穿設した前面誘導部7bとから構成し、前
記上部誘導部7aは防塵網5を通過した上部の吸気をラ
ジエータ−4側に誘導するように傾斜させて構成し、前
記前面誘導部7bは防塵網5を通過した吸気を、吸気通
路6を経てラジエータ−4の前面に誘導する構成とし、
前記前面誘導部7bに穿設している風誘導孔25はラジ
エータ−4の中心付近を比較的大径に構成するととも
に、その周辺部分の風誘導孔25はラジエータ−4の中
心付近の孔よりも小径に構成し、さらに、前記吸気風路
6と防塵網5及びエンジン2の上側に位置する操縦座席
23とを一体的に枠組み構成するエンジンカバ−22を
設け、エンジン2と連通したエアクリ−ナ−26を設
け、該エアクリ−ナ−26に連通して操縦座席23の背
後に配置したサイレンサ−27の吸気取入口28を前記
吸気通路6の上部位置に開口して構成するとともに、エ
ンジンカバー22をサイレンサ−27の吸気取入口28
に係脱自由に嵌合できるように構成し、エンジンカバ−
22をその後部を走行車体1の支持部24に縦軸周りに
回動できるように枢着してエンジン2を囲んで被覆する
位置から外側の開放する位置に回動可能に構成し、サイ
レンサ−27の吸気取入口28は誘導板7の上部誘導部
7aよりも上方に配置したことを特徴とするラジエ−タ
−冷却風の吸気装置としている。 【0007】 【発明の実施の形態】まず、その構成について説明す
る。コンバインは、図20及び図21に示すように、ク
ロ−ラ8を有する走行車体1の前部に、刈取前処理装置
9を設け、上部には脱穀装置10を搭載して構成してい
る。 【0008】そして、刈取前処理装置9は、前部の分草
杆11と、引起しラグ12aを備えた穀稈引起し装置1
2と、低部の刈取装置13と、穀稈搬送装置14とを一
体的に刈取フレ−ム15に取り付けて構成し、走行車体
1の前部に回動自由に枢着して設けている。油圧シリン
ダ16は、刈取前処理装置9と走行車体1との間に設
け、刈取前処理装置9を昇降する構成としている。そし
て、穀稈搬送装置14は、始端部分を刈取装置13の近
傍位置に臨ませ、終端部分を脱穀装置10のフィ−ドチ
エン17の始端部分に穀稈の受け渡しができるように接
近させて構成している。 【0009】脱穀装置10は、上述のフィ−ドチエン1
7を有する扱室18の下方に選別室19を設け、供給さ
れた刈取穀稈を脱穀して選別する構成としている。グレ
ンタンク20は、脱穀装置10の側方に併設し、脱穀選
別された穀粒を貯溜できる構成とし、しかも、走行車体
1の外側方に回動できるオ−プン機構を装備してメンテ
ナンスが容易にできる構成としている。21は穀粒の排
出オ−ガ−である。 【0010】そして、エンジン2は、走行車体1の前部
一側で、上述したグレンタンク20の前方位置に搭載
し、機体の回転各部を伝動できるように構成している。
ラジエ−タ−4は、循環してきたエンジン2の冷却水を
冷却できるようにエンジン2の外側において、冷気の通
過位置に臨ませて配置しており、冷却ファン3の作用に
よって吸引された冷却風を前面に受けるように構成して
いる。 【0011】そして、エンジンカバ−22は、上述した
エンジン2の上側に位置する操縦座席23と、走行車体
1の外側で前記ラジエ−タ−の前面に縦方向に配置さ
れた吸気風路6と、その吸気風路6の外側の吸気面aに
張設した防塵網5とを一体的に枠組みして構成してい
る。そして、このエンジンカバ−22は、その後部を走
行車体1の支持部24に縦軸周りに回動できるように枢
着し、前記エンジン2を囲んで被覆する位置から外側の
開放する位置に回動して、エンジン2のメンテナンスが
容易にできる構成としている。 【0012】つぎに、誘導板7は、図1及び図2に示す
ように、前記ラジエ−タ−4の前面において、上方位置
から下方位置に至る広範囲に配置し、前記吸気通路6の
内部に固着して設けている。そして、誘導板7は、上部
を無孔の上部誘導部7aとしそれより下部は多数の風誘
導孔25を穿設した前面誘導部7bとして防塵網5を通
過した吸気を、吸気通路6を経てラジエ−タ−4の前面
に誘導する構成としている。 【0013】そして、誘導板7は、ラジエ−タ−4の背
後に軸架している冷却ファン3の回転にともなって発生
する吸引力によって外気を吸気するとき、防塵網5の全
面からほぼ均一な風速で吸気できるようにするため、上
側に延長した上部誘導部7aが上部の吸気をラジエ−タ
−4側に誘導するように傾斜させて構成している。そし
て、誘導板7の前面誘導部7bに穿設している風誘導孔
25は、ラジエ−タ−4の中心付近を比較的大径とし、
その周辺部分をそれより若干小径に形成して風速の均一
化を図る構成としている。 【0014】そして、吸気通路6は、その上部位置にエ
アクリ−ナ−26に連通させたサイレンサ−27の吸気
取入口28を開口連通させて構成している。この構成に
おいて、エンジンカバ−22は、外方へ開放させるため
に、吸気取入口28に係脱自由に嵌合できる構成として
いる。この場合、サイレンサ−27は、図6に示すよう
に、操縦座席23の背後に配置しており、エアクリ−ナ
−26の吸入に伴って従来から発生していた吸気音を消
音してオペレ−タ−を精神的に安定させることができる
構成としている。 【0015】なお、エンジンカバ−22は、図4には全
体の回動状態を作用図で示し、図5にはサイレンサ−2
7の吸気取入口28との局部的な係脱状態を作用図で示
している。そして、操縦座席23の前側に配置したステ
ップ29は、図9及び図10に示すように、下側にある
受台30との間に昇降用ガススプリング31と伸縮リン
ク32とを設けて支持し、上下昇降可能に構成してい
る。そして、ペタル33は、図7及び図8に示すよう
に、昇降するステップ29に係止具を介して着脱自由に
取り付けている。したがって、ペタル33は、ステップ
29と一体的に昇降するから常にステップ29との関係
位置が変化せず楽な姿勢でフット操作ができる利点があ
る。しかも、ペタル33は、昇降するステップ29に予
め取り付けるサブ組立てが可能となり、分解組立作業を
従来よりはるかに容易にすることができるものとなっ
た。 【0016】なお、操縦位置において、前側壁34は、
ペタル33の踏み込み操作の障害にならないように前寄
せした平面視において凹状に位置させた構成(図9及び
図10参照)としている。このように、ステップ29
は、オペレ−タ−の身長(座高)に応じて操縦座席23
に対して上下に調節して適した姿勢で作業ができて疲労
を少なくできる特徴がある。 【0017】つぎに、遮断板35は、図11及び図12
に示すように、エンジンル−ム36とステップ29の下
方空間部37との間を仕切って、エンジンル−ム36か
ら下方空間部37側に熱風が流入しないように遮断して
構成している。したがって、遮断板35は、エンジンル
−ム36で発生した熱風を、コンバインの刈取前処理装
置9側に誘導して排熱することができるから、熱風が下
方空間部37からステップ29の隙間を通って上昇して
オペレ−タ−を悩ませる障害を未然に防止できるもので
ある。 【0018】つぎに、前述したグレンタンク20の低部
に内装している排出螺旋38の伝動装置39について説
明する。グレンタンク20は、メンテナンスの容易化を
図るため、従来から周知のオ−プン方式に構成してお
り、駆動軸40の終端部と排出螺旋38を伝動する螺旋
軸41の始端部との間に係脱自由のクラッチ装置42を
設けている。そして、クラッチ装置42は、駆動軸40
の軸端に固着した駆動輪43の係合爪44に螺旋軸41
の端部に軸着している縦動輪45の係合爪46が係脱自
由に係合できる構成としている。そして、各係合爪44
と46は、内側と外側にそれぞれ勾配部47を形成し、
係合時に衝突状態になっても相互に勾配部47同志が接
触して傾斜に沿って逃げることができる形状に構成して
いる。 【0019】したがって、クラッチ装置42は、グレン
タンク20を外側方向にオ−プン作動するときには、駆
動輪43と縦動輪45とが図16に示すように接触して
も向い合う係合爪44と46の勾配部47があるために
衝突することなく、円滑に離脱できるものである。そし
て、駆動輪43と縦動輪45は、グレンタンク20を走
行車体1側に回動して収納するときにも、図17に示す
ように、両方の係合爪44と46とは衝突することがな
く勾配部47が働いて衝突することなく円滑に通過して
係合位置に達することができる。 【0020】つぎに、図18と図19とに示す構成例
は、ズ−ム式の排出オ−ガ−21の操作パネル50に関
するものである。すなわち、グレンタンク20に貯溜し
ている穀粒を機外(例えば、農道に待機させているトラ
ックのタンク)に搬出する排出オ−ガ−21は、制御モ
−タ−51と駆動螺旋軸52とによって伸縮できるズ−
ム式に構成している。このようなズ−ム式の排出オ−ガ
−21は、穀粒の放出位置をグレンタンク20から遠近
調節することができるから農家においては便利に使用さ
れている。 【0021】そして、排出オ−ガ−21を制御操作する
各操作スイッチは、操作パネル50にまとめられて、排
出口53を設けた先端部に配置されている。すなわち、
各スイッチは、先端面を正面から見た図19に示すよう
に、排出オ−ガ−21を機体の収納位置に移動させる自
動収納スイッチ54と、排出オ−ガ−21のクラッチ装
置を操作するスイッチ55と、排出オ−ガ−21を上方
に回動する上スイッチ56と、下方に回動する下スイッ
チ57と、左旋回させる左スイッチ58と、右に旋回さ
せる右スイッチ59と、伸長させて長くする伸スイッチ
60と、短くする縮スイッチ61とが操作パネル50上
に配置されている。 【0022】以上のように、操作パネル50は、排出オ
−ガ−21の先端部に各制御スイッチを1ヶ所にまとめ
て設けているから、排出作業にあたり、作業位置から楽
に排出オ−ガ−21の制御操作ができる特徴がある。つ
ぎに、その作用を説明する。まず、エンジン2を始動し
ながら機体の回転各部を駆動して刈取脱穀作業を開始す
ると、圃場に植っている穀稈は、前進してくる走行車体
1の前部にある刈取前処理装置9によって刈り取られ搬
送された後、脱穀装置10に供給されて脱穀処理され
る。すなわち、穀稈は、前部の分草杆11によって分草
された後、低部から上方に向かって回動している引起し
ラグ12aに係止されて引起し作用を受け、倒伏状態か
ら直立状態に引き起こされ株元が刈取装置13に達して
刈り取られる。 【0023】このようにして、刈り取られた穀稈は、穀
稈搬送装置14によって搬送されてフィ−ドチエン17
の始端部分に受け継がれて脱穀装置10に供給される。
そして、穀稈は、扱室18において脱穀された脱穀物が
下方の選別室19に落下供給されて選別作用を受け、排
稈は、さらに搬送されて後部から排藁カッタ−を経て機
外に排出される。 【0024】以上のようにして、脱穀選別された穀粒
は、一番揚穀装置を介してグレンタンク20に供給され
貯溜される。このような一連の刈取脱穀作業中におい
て、エンジン2は、農作業特有の藁屑や塵埃が多量に発
生している圃場において、エンジンカバ−6によって被
覆され防塵網5を通過して除塵されたきれいな吸気によ
って冷却作用を受けている。すなわち、藁屑や塵埃を含
んだ圃場の空気は、冷却ファン3の吸引作用を受けて防
塵網5を通過して吸気通路6に流入するとき除塵作用を
受け、ラジエ−タ−4の前面に達して循環中の冷却水を
冷却している。このとき、外気は、誘導板7の作用によ
って、吸気通路6の上部からも上部誘導部7aの誘導作
用を受けてラジエ−タ−4側に誘導され、吸気通路6の
中間部分や下部との差がないように、ほぼ均一な風速で
通過してラジエ−タ−4に達する。 【0025】したがって、防塵網5は、その全面におい
てほぼ均一な風速によって通過するから、外気中に浮遊
している藁屑や塵埃が、従来装置のように、風速の速い
一部分に多く吸着してその部分から目詰りを起すような
現象を未然に防止することができる。そのため、冷却効
率は、損なわれることがなく、適確に冷却されてエンジ
ン2の作動を円滑にし、長期間の連続運転ができるもの
となった。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、走行車
体1上に搭載されているエンジン2には、これに付随す
る冷却ファン3とラジエ−タ−4とを隣接させて設け、
該ラジエ−タ−4は、その前面を外側の吸気面aに防塵
網5を張設して縦方向に形成した吸気風路6に臨ませて
設け、該吸気風路6には、前記ラジエ−タ−4の前面よ
り上方位置から下方位置に至る間で吸気した冷却風をラ
ジエ−タ−4に誘導案内する誘導板7を配置して設け、
該誘導板7は上側に延長して無孔の上部誘導部7aと該
上部誘導部7aの下側の多数の風誘導孔25を穿設した
前面誘導部7bとから構成し、前記上部誘導部7aは防
塵網5を通過した上部の吸気をラジエータ−4側に誘導
するように傾斜させて構成し、前記前面誘導部7bは防
塵網5を通過した吸気を、吸気通路6を経てラジエータ
−4の前面に誘導する構成とし、前記前面誘導部7bに
穿設している風誘導孔25はラジエータ−4の中心付近
を比較的大径に構成するとともに、その周辺部分の風誘
導孔25はラジエータ−4の中心付近の孔よりも小径に
構成し、さらに、前記吸気風路6と防塵網5及びエンジ
ン2の上側に位置する操縦座席23とを一体的に枠組み
構成するエンジンカバ−22を設け、エンジン2と連通
したエアクリ−ナ−26を設け、該エアクリ−ナ−26
に連通して操縦座席23の背後に配置したサイレンサ−
27の吸気取入口28を前記吸気通路6の上部位置に開
口して構成するとともに、エンジンカバー22をサイレ
ンサ−27の吸気取入口28に係脱自由に嵌合できるよ
うに構成し、エンジンカバ−22をその後部を走行車体
1の支持部24に縦軸周りに回動できるように枢着して
エンジン2を囲んで被覆する位置から外側の開放する位
置に回動可能に構成し、サイレンサ−27の吸気取入口
28は誘導板7の上部誘導部7aよりも上方に配置した
ことを特徴とするラジエ−タ−冷却風の吸気装置とした
ものであるから、外気に含まれている藁屑や塵埃は、吸
気が防塵網を通過して除塵されるとき一部分に吸着され
ることがなく、局部的な目詰りを防止して吸気障害を起
こさない特徴を有する。そして、防塵網5の各部におけ
る吸気風速がほぼ均一となる。そして、エンジンカバ−
22は、その後部を走行車体1の支持部24に縦軸周り
に回動できるように枢着してエンジン2を囲んで被覆す
る位置から外側の開放する位置に回動可能に構成してい
るので、エンジン2のメンテナンスが容易にできるよう
になる。さらに、吸気通路6の上部位置に開口している
サイレンサ−27の吸気取入口28とエンジンカバー2
2とを係脱自由に嵌合できるように構成しているので、
エンジンカバー22の開閉が容易となる。また、エアク
リーナ−26の吸引に伴う吸気音をサイレンサー27で
消音するので、操縦座席23に着座している作業者の作
業環境が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例であって、一部を破断した要部
の正面図である。 【図2】本発明の実施例であって、誘導板の正面図であ
る。 【図3】本発明の実施例であって、一部を破断した正面
図である。 【図4】本発明の実施例であって、作用平面図である。 【図5】本発明の実施例であって、作用平面図である。 【図6】本発明の実施例であって、側面図である。 【図7】本発明の実施例であって、一部の内部構造を示
す側面図である。 【図8】本発明の実施例であって、正断面図である。 【図9】本発明の実施例であって、平断面図である。 【図10】本発明の実施例であって、側断面図である。 【図11】本発明の実施例であって、平断面図である。 【図12】本発明の実施例であって、側断面図である。 【図13】本発明の実施例であって、側断面図である。 【図14】本発明の実施例であって、作用平面図であ
る。 【図15】本発明の実施例であって、正面図である。 【図16】本発明の実施例であって、作用正面図であ
る。 【図17】本発明の実施例であって、作用正面図であ
る。 【図18】本発明の実施例であって、側面図である。 【図19】本発明の実施例であって、正面図である。 【図20】本発明の実施例であって、コンバインの側面
図(右)である。 【図21】本発明の実施例であって、コンバインの側面
図(左)である。 【符号の説明】 1…走行車体、2…エンジン、3…冷却ファン、4…ラ
ジエ−タ−、5…防塵網、6…吸気通路、7…誘導板、
7a…上部誘導部、7b…前面誘導部、22…エンジン
カバ−、23…操縦座席、24…支持部、25…風誘導
孔、26…エアクリ−ナ−、27…サイレンサ−、28
…吸気取入口、a…吸気面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−269214(JP,A) 実開 昭62−29429(JP,U) 実開 昭60−45821(JP,U) 実開 昭57−89825(JP,U) 実開 昭58−110233(JP,U) 実開 昭62−65043(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 41/00 - 41/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行車体1上に搭載されているエンジン
    2には、これに付随する冷却ファン3とラジエ−タ−4
    とを隣接させて設け、該ラジエ−タ−4は、その前面を
    外側の吸気面aに防塵網5を張設して縦方向に形成した
    吸気風路6に臨ませて設け、該吸気風路6には、前記ラ
    ジエ−タ−4の前面より上方位置から下方位置に至る間
    で吸気した冷却風をラジエ−タ−4に誘導案内する誘導
    板7を配置して設け、該誘導板7は上側に延長して無孔
    の上部誘導部7aと該上部誘導部7aの下側の多数の風
    誘導孔25を穿設した前面誘導部7bとから構成し、前
    記上部誘導部7aは防塵網5を通過した上部の吸気をラ
    ジエータ−4側に誘導するように傾斜させて構成し、前
    記前面誘導部7bは防塵網5を通過した吸気を、吸気通
    路6を経てラジエータ−4の前面に誘導する構成とし、
    前記前面誘導部7bに穿設している風誘導孔25はラジ
    エータ−4の中心付近を比較的大径に構成するととも
    に、その周辺部分の風誘導孔25はラジエータ−4の中
    心付近の孔よりも小径に構成し、さらに、前記吸気風路
    6と防塵網5及びエンジン2の上側に位置する操縦座席
    23とを一体的に枠組み構成するエンジンカバ−22を
    設け、エンジン2と連通したエアクリ−ナ−26を設
    け、該エアクリ−ナ−26に連通して操縦座席23の背
    後に配置したサイレンサ−27の吸気取入口28を前記
    吸気通路6の上部位置に開口して構成するとともに、エ
    ンジンカバー22をサイレンサ−27の吸気取入口28
    に係脱自由に嵌合できるように構成し、エンジンカバ−
    22をその後部を走行車体1の支持部24に縦軸周りに
    回動できるように枢着してエンジン2を囲んで被覆する
    位置から外側の開放する位置に回動可能に構成し、サイ
    レンサ−27の吸気取入口28は誘導板7の上部誘導部
    7aよりも上方に配置したことを特徴とするラジエ−タ
    −冷却風の吸気装置。
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