JPH0220927Y2 - - Google Patents

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JPH0220927Y2
JPH0220927Y2 JP1982109531U JP10953182U JPH0220927Y2 JP H0220927 Y2 JPH0220927 Y2 JP H0220927Y2 JP 1982109531 U JP1982109531 U JP 1982109531U JP 10953182 U JP10953182 U JP 10953182U JP H0220927 Y2 JPH0220927 Y2 JP H0220927Y2
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lever
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JP1982109531U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は扱胴の下方に例えばフイードパン、横
桟(チヤフシーブ)、グレンシーブ、ストローラ
ツクなどからなる揺動選別盤を配設した脱穀機の
揺動選別装置に関するものである。
従来、実開昭56−104338号公報に示す如く、揺
動選別用横桟を備え、手動操作により横桟を起伏
させる技術があると共に、実公昭53−18363号公
報に示す如く、刈取クラツチ切と連動して横桟を
倒伏させて選別ロスを防ぐ技術があつた。
しかし乍ら、前記従来技術は、車速が変更さ
れ、刈取り穀稈の単位時間当りの取入れ量が増減
し、扱胴から横桟に落下する脱粒物が増減して
も、手動操作による目測だけで横桟を起伏させて
いたから、面倒な手動操作数を容易に削減し得な
いと共に、車速変更にともなう横桟の起伏量を適
正に設定し得ない等の取扱い操作上の問題があつ
た。
然るに、本考案は、揺動選別用横桟を扱胴の下
方に傾斜角調節自在に横架させ、前記横桟の傾斜
角調節を行う傾斜角切換手段を備える一方、該傾
斜角切換手段を車速変化に連動させて作動させる
手段を設け、車速増速によつて前記横桟を起立さ
せ、また車速減速によつて前記横桟を倒伏させる
ように構成したことを特徴とするものである。
従つて、車速変化に追従して横桟が起伏するか
ら、車速に比例して増減する穀稈刈取り量に適し
た傾斜角で横桟を支持し得、面倒で不安定な手動
操作を不要にして、車速変更時に自動的に横桟の
起伏(漏下)量を最適に設定し得、従来に比べて
取扱い操作性並びに選別機能などの向上を容易に
図り得るものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。第1図はコンバインの側面図、第2図は同平
面図であり、図中1は左右に走行クローラ2,2
を装設するトラツクフレーム、3は前記トラツク
フレーム1に固定支持する機台、4はフイードチ
エーン5を左側に張架し扱胴6を内蔵してなる脱
穀部、7は回転支点軸8を中心に油圧シリンダ9
によつて昇降される刈取部、10は前記フイード
チエーン5終端に連結させる排藁チエーン11を
臨ませる排藁カツター、12は前記チエーン11
を介して排藁を未処理状態で取出す排藁集束台、
13は揚穀筒14を臨ませてなる籾タンク、15
は前記タンク13後部に連設する吸気筒16を備
えたエンジン、17は運転席18及び運転操作部
19を備えた運転台であり、穀稈を連続的に刈取
つて脱穀するように構成する。
さらに第3図は要部の断面側面図であり、図中
20は扱胴6を内蔵する扱室21下方に張架させ
るクリンプ網、22は揺動リンク23,24を介
して前後方向に揺動自在に支持する揺動選別盤で
あり、該選別盤22は、クリンプ網20下方に位
置させるフイードパン25と、クリンプ網20及
び排塵口26の下方に位置させる可動チヤフシー
ブ27と、排塵口26下方に位置させる固定チヤ
フシーブ28と、各チヤフシーブ27,28下方
に位置させる選別網29と、チヤフシーブ28後
部に連設するストローラツク30と、ストローラ
ツク30の後部下方に位置させる流穀板31とを
含む。また図中32は選別網39方向に風を吹出
す唐箕、33は一番樋34に内設して揚穀筒14
を連結させ精粒を取出す一番コンベア、35は二
番樋36に内設して二番還元スロア37に連結さ
せ二番還元物(籾及び蒿屑)を扱室21に戻す二
番コンベア、38は蒿屑を放出する三番口39を
形成する三番樋、40は揺動選別盤22の後部上
方に位置させる吸排塵フアン、41は前記フアン
40の上側を覆う四番樋、42,43は前記カツ
ター10上面を開閉する排蒿処理切換板である。
また、第4図及び第5図は揺動選別盤22の部
分拡大図であり、上記可動チヤフシーブ27は、
両側板44,44間の略中心部にその長手方向に
沿つて架設する断面下向きコ字状の梁部材45
と、両側板44,44と梁部材45間に架設する
横桟46…とを含む。前記両側板44,44の内
面ガイド44a,44aと梁部材45間に支点ピ
ン47…を介して横桟46…を傾斜角度調節可能
とさせる如く回転自在に適宜間隔で横架させると
共に、各横桟46…の内端に係合ピン48…を突
設させ、前記梁部材45内にこの長手方向に摺動
可能に配設する連動杆49の側面孔50…に係合
ピン48…を遊嵌挿入させる。そして前記フイー
ドパン25下面に軸受メタル51を介し摺動自在
に軸支する操作軸52を前記連動杆49に連結固
定させると共に、前記運転操作部19に設ける主
変速レバー53に変速ワイヤ54を介して前記操
作軸52を連動連結させている。
第6図乃第7図に示す如く、前記変速レバー5
3は基端ボス部55を枢軸56に可揺動に支持さ
せたもので、機体に組込む変速装置57に変速ロ
ツド58などを介し前記ボス部55の変速アーム
59を連結させて、前記枢軸56を中心とする変
速レバー53の揺動操作によつて適宜機体の走行
速度を変速させるように構成している。
また、稲或いは麦の選別作業時にその品種に対
応させて前記横桟46の傾斜角θを可変させるた
めの稲及び麦傾斜角切換用レバー60を、前記枢
軸56に可揺動に支持させるもので、前記切換用
レバー60は弾性体で形成し、前記レバー60に
係合する二つの稲用及び麦用ノツチ61,62を
一側に有すると共に、他側に前記変速ワイヤ54
を連結させ、前記稲用ノツチ61に連設するノツ
チ係脱部63をこのレバー60自体の弾性バネ力
に抗して手で押しやつたとき変速レバー53より
ノツチ61,62を係合解除させ稲或いは麦選別
用に前記横桟46の基準傾斜角θを切換可能とさ
せるように構成している。そしてこれらノツチ6
1,62を前記変速レバー53に係合させて該レ
バー53を変速操作したとき同時に横桟46の傾
斜角θを可変させ、その走行中の走行速度に適応
した傾斜角θに(低速から高速までの走度変化の
間傾斜角をそれに応じて稲刈時35゜〜45゜、麦刈時
25゜〜35゜に)自動調節するように構成している。
なお64は連動杆49とメタル51との間に設け
る横桟用リターンスプリングである。
本実施例は上記の如く構成しており、穀稈を連
続的に刈取つて脱穀する場合、クリンプ網20よ
り漏下する穀物は、フイードパン25及び可動チ
ヤフシーブ27の上に落下し、揺動運動によつて
フイードパン25からチヤフシーブ27に送ら
れ、チヤフシーブ27の各横桟46…の間から選
別網29に落下し、その選別網29上において唐
箕32風によつて塵埃が吸排塵フアン40に吸引
されるように風選別され、一番樋34を介して一
番コンベア33に至つて籾タンク13に取出され
る。一方、クリンプ網20から漏下しなかつた大
きな排塵などは、扱室21の排塵口26からその
下部の固定チヤフシーブ28に落下し、揺動運動
及び唐箕32風によつてストローラツク30上を
順次送られ、途中籾の付いた重いものは流穀板3
1を介して二番樋36に落下し、二番コンベア3
5に至つて扱室21に還元され、軽いものはスト
ローラツク30上面から吸排塵フアン40に吸込
まれたり、或いは三番口39から機外に放出され
る。
上記チヤフシーブ27はこれを漏下する穀物
を、唐箕32風に対して広く分散する作用を行う
もので、チヤフシーブ27における穀物の漏下
は、各横桟46の傾斜角θに比例し、傾斜角θが
大きく垂直に近づくと漏下が良くなつて詰りを防
止できる反面、選別精度が悪化する一方、傾斜角
θが小さく水平に近づく程選別精度は向上するが
漏下が悪くなり選別ロスは増大する。
而して今稲刈作業時においては第6図乃至第7
図に示す如く、前記切換用レバー60の稲用ノツ
チ61を前記変速レバー53に係合させ、前記横
桟36の基準傾斜角θを麦刈時に比べ予め大とさ
せた所滑漏下量を増とさせた状態で行うもので、
また麦刈作業時には前記レバー60の麦用ノツチ
62を前記変速レバー53に同図仮想線の如く係
合させ、前記横桟36の基準傾斜角θを稲刈時比
べ予め小とさせた所滑稲より選精精度を上げた状
態で作業を行う。(麦の方が籾に比べ分離し難く、
また麦稈も穂切れ或いは藁切れし易く選別精度を
向上させる必要がある。) そして、今変速レバー53を揺動操作して第7
図仮想線に示す如く低速或いは高速に変速動作さ
せると、前記ノツチ61或いは62を介して該レ
バー53と一体的に切換用レバー60も枢軸56
を支点に揺動変位して、前記ワイヤ54を適宜張
引或いは弛緩する。この結果前記スプリング64
に抗して前記連動杆49が前移動して横桟46の
傾斜角θを小に、或いは前記スプリング64のバ
ネ力でもつて前記連動杆49が後退して横桟46
の傾斜角θを大に可変させて、走行速度が高速と
なりこの脱穀部4への刈取り穀稈の供給量が増大
する程それに応じて傾斜角θを大とさせてこの漏
下量の増加を図るものである。
以上実施例からも明らかなように本考案は、揺
動選別用横桟46を扱胴6の下方に傾斜角調節自
在に横架させ、前記横桟46の傾斜角調節を行う
傾斜角切換手段49を備える一方、該傾斜角切換
手段49を車速変化に連動させて作動させる手段
54を設け、車速増速によつて前記横桟46を起
立させ、また車速減速によつて前記横桟46を倒
伏させるように構成したもので、車速変化に追従
して横桟46が起伏するから、車速に比例して増
減する穀稈刈取り量に適した傾斜角で横桟46を
支持でき、面倒で不安定な手動操作を不要にし
て、車速変更時に自動的に横桟46の起伏(漏
下)量を最適に設定でき、従来に比べて取扱い操
作性並びに選別機能などの向上を容易に図ること
ができる等の実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図はコンバインの全体側面図、第2図は同平面
図、第3図は脱穀部の断面説明図、第4図は要部
の拡大断面図、第5図は同縦断面図、第6図は要
部の外観斜視図、第7図は要部の作動状態を示す
説明図である。 6……扱胴、46……横桟、53……変速レバ
ー、60……切換用レバー、θ……(横桟の)傾
斜角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揺動選別用横桟46を扱胴6の下方に傾斜角調
    整自在に横架させ、前記横桟46の傾斜角調節を
    行う傾斜角切換手段49を備える一方、該傾斜角
    切換手段49を車速変化に連動させて作動させる
    手段54を設け、車速増速によつて前記横桟46
    を起立させ、また車速減速によつて前記横桟46
    を倒伏させるように構成したことを特徴とする脱
    穀機の揺動選別装置。
JP10953182U 1982-07-19 1982-07-19 脱穀機の揺動選別装置 Granted JPS5914534U (ja)

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JP10953182U JPS5914534U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 脱穀機の揺動選別装置

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JP10953182U JPS5914534U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 脱穀機の揺動選別装置

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JPS5914534U JPS5914534U (ja) 1984-01-28
JPH0220927Y2 true JPH0220927Y2 (ja) 1990-06-06

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ID=30255105

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JP10953182U Granted JPS5914534U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 脱穀機の揺動選別装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60168344U (ja) * 1984-04-13 1985-11-08 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置
JPS60168343U (ja) * 1984-04-13 1985-11-08 ヤンマー農機株式会社 脱穀装置
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JPS5318363U (ja) * 1976-07-26 1978-02-16

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