JP2003011689A - 車両用自動変速機の変速操作装置 - Google Patents

車両用自動変速機の変速操作装置

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JP2003011689A
JP2003011689A JP2001199374A JP2001199374A JP2003011689A JP 2003011689 A JP2003011689 A JP 2003011689A JP 2001199374 A JP2001199374 A JP 2001199374A JP 2001199374 A JP2001199374 A JP 2001199374A JP 2003011689 A JP2003011689 A JP 2003011689A
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真吾 中野
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/22Locking of the control input devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
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    • F16HGEARING
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    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで重量の増加や製造コストの増加
が抑制できるシフトロック機構を備えた車両用自動変速
機の変速操作装置を提供する。 【解決手段】 セレクトレバー20に支持されガイドピ
ン26の一方の端部26aがロックプレート50のガイ
ド孔51内に挿通して各レンジポジションに係合してセ
レクトレバー20のシフト操作を規制するストレート式
変速操作装置であって、シフトロック機構60は、回転
軸5と略平行に延在してセレクトレバー20の前後方向
の回動と連動して前後方向に移動するロックピン65
と、回転軸と略平行に延在する軸部76を介して支持体
1に回動自在に支持されてロック部85がロックピン6
5の周面に当接してセレクトレバー20の切換操作を阻
止するロック状態と該当接を回避するロック解除状態に
回動するロック部材80を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
操作装置に関し、特にシフトロック機構を備えた車両用
自動変速機の変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の変速操作装置では、
例えば車両発進時等において、ブレーキペダルを踏み込
んだ場合にのみセレクトレバーがパーキングポジション
から他のレンジポジションに切換操作を行うことができ
るようにしたシフトロック機構を備えている。また、パ
ーキングポジションから他のレンジポジションへの切換
操作だけでなく、走行中においてニュートラルポジショ
ンからリバースポジションへの切換操作も阻止すること
が好ましい。
【0003】このような2箇所で切換操作を阻止する変
速操作装置のシフトロック機構は、一般に各箇所毎にロ
ック部材を備え、所定の条件下で各ロック部材を各々作
動させてセレクトレバーの操作を制限するように構成さ
れている。
【0004】しかし、2つのロック部材を各々条件下で
作動させることから、そのための部品点数が多く、機構
が複雑になると共にシフトロック機構の組立時の組み立
て工数が増加して製造コストが増大する要因となる。
【0005】そこで、例えば特開平8−334167号
公報に開示されるように、単一のロック部材によりパー
キングポジションから他のレンジポジションへの切換操
作及びニュートラルポジションからリバースポジション
への切換操作を所定の条件下で阻止するシフトロック機
構を備えた自動変速機の変速操作装置が提案されてい
る。
【0006】この変速操作装置は、図22に概略を示す
ように、支持体201に支持されて揺動するするセレク
トレバー205と、パーキングポジションP、パーキン
グ離脱ポジションP1、リバースポジションR、リバー
ス準備ポジションR1及びニュートラルポジションNを
順に含んで階段状に開口形成されてセレクトレバー20
5が貫通するゲート202とを備え、ゲート202によ
って切換操作に伴うセレクトレバー205の移動経路に
よって切換操作を規制するをゲート式変速操作装置にお
いて、セレクトレバー205の一側に係合突起206を
設けると共に、この係合突起206の先端面に当接して
パーキングポジションPからパーキング離脱ポジション
P1へのセレクト操作及びニュートラルポジションNか
らリバース準備ポジションR1への切換操作を阻止する
実線で示す作動位置と、それらの当接を回避する仮想線
210aで示す非作動位置との間で回動自在に支軸20
9を介在して支持体201にロック部材210を軸支
し、ロック部材210をソレノイド212によって所定
の条件下で作動位置と非作動位置との間で回動するよう
に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−334
167号公報に開示され変速操作装置によると、セレク
トレバー205に突設する係合突起206が当接可能な
作動位置にロック部材210を回動することによってセ
レクトレバー205をパーキングポジションPから他の
レンジポジションへの切換操作及びニュートラルポジシ
ョンNからリバースポジションRへのセレクト操作を有
効的に阻止できる。またロック部材210を非作動位置
に回動することによって上記切換操作が許容される。
【0008】しかし、支軸209に支持されたロック部
材210をセレクトレバー205の係合突起206の先
端面に当接してパーキングポジションPからパーキング
離脱ポジションP1へのセレクト操作及び、ニュートラ
ルポジションNからリバース準備ポジションR1へのセ
レクト操作を阻止する作動位置と、これら当接を回避す
る非作動位置との間で回動させることから、ロック部材
210が長大になり、その作動に要する大きな占有スペ
ースが必要になる。
【0009】また、パーキングポジションPからパーキ
ング離脱ポジションP1或いはニュートラルポジション
Nからリバース準備ポジションR1へ揺動されるセレク
トレバー205の操作荷重がロック部材210の先端近
傍にロック部材210の延在方向と略直交方向に作用す
ることから、ロック部材210を軸支する支軸209や
支持体201の軸支持部に作用する荷重負担が大きく、
該部の摩耗等による耐久性の低下が懸念されると共に、
この荷重を受け止めるために支持体201の離間した両
側部間に支軸209を掛け渡す等の対策が要求される。
【0010】この結果、比較的長い支軸209を支持体
201の両側部間に掛け渡して配置することから、シフ
トロック機構の占有スペースが大きくなり、ひいては変
速操作装置の大型化が余儀なくされ、変速操作装置の重
量増加や製造コストの増大を招くことが懸念される。
【0011】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、不適切な切換操作を確実に阻止することがで
き、かつ耐久性に優れると共に、コンパクトで重量の増
加や製造コストの増加が抑制できるシフトロック機構を
備えた車両用自動変速機の変速操作装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両用自動変速機の変速操作装置の発明
は、パーキングポジション、リバースポジション、ニュ
ートラルポジション及びドライブポジションの各レンジ
ポジションを順に含むガイド孔を具備するロックプレー
ト及び支持体に回転軸を介して前後方向に回動自在に支
持されて各レンジポジションに切換操作するセレクトレ
バーを備え、該セレクトレバーに支持されて端部が上記
ガイド孔内に挿通してガイド孔の各レンジポジションに
係合するガイドピンによってセレクトレバーの切換操作
を規制すると共に、上記切換操作を制限するシフトロッ
ク機構を有する自動変速機の変速操作装置において、上
記シフトロック機構は、上記回転軸と略平行に延在して
上記セレクトレバーの前後方向の回動と連動して前後方
向に移動するロックピンと、上記回転軸と略平行に延在
する軸部を介して上記支持体に回動自在に支持されてロ
ック部が上記ロックピンの周面に当接してセレクトレバ
ーの上記切換操作を阻止するロック状態と該当接を回避
するロック解除状態に回動するロック部材とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項1の発明は、ストレート式変速操作
装置のシフトロック機構を、セレクトレバーを軸支する
回転軸と略平行に延在する軸部を介して支持体にロック
部材をロック状態とロック解除状態との間で回動自在に
軸支し、かつロック状態においてロック部材のロック部
がロックピンの移動軌跡内に進入して回転軸と略平行に
延在してセレクトレバーの回動と連動して前後方向に移
動するロックピンを当接させてセレクトレバーの切換操
作を阻止するように構成される。
【0014】従って、不適切な切換操作によりロックピ
ンからロック部に作用する操作荷重が軸部及び軸部を支
持する支持体に、軸部の延在方向と略直交する方向に作
用する。この結果、軸部及び支持体の軸支部に作用する
偏荷重が抑制されて該部に作用する荷重負担が有効的に
軽減され、該部の要求剛性強度の低減が可能になると共
に不適切な切換操作を確実に阻止することができる。ま
た、軸部の摩耗が抑制されて耐久性が向上し、かつ構造
の簡素化が得られると共に、ロック部材の回転によって
ロック部がロックピンの移動軌跡内に進入してロック状
態に、またロックピンの移動軌跡内からロック部を退避
させてロック解除状態にすることからロック部材の小型
化が可能になることと相俟ってシフトロック機構のコン
パクト化が得られ、ひいては変速操作装置の重量増加や
製造コストの増加が抑制され、かつコンパクト化が得れ
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記ロックピン
は、上記回転軸を中心に上記セレクトレバーの回動と一
体的に前後方向に回動するロックピンブラケットに配設
されたことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、セレクトレバー
を軸支する回転軸を中心にセレクトレバーと一体的に前
後方向に回動するロックピンブラケットにロックピンを
配設することによって、容易にセレクトレバーの回動と
一体的にロックピンを前後方向に回動させることがで、
ロックピンとロック部の当接により不適切な切換操作の
阻止が適切な状態で行われる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記ロックピン
ブラケットは、上記回転軸の延在方向と略直交すると共
に上記セレクトレバーと対向して延在し、かつ上記ロッ
クピンが配設された側面と、該側面の両側に各々折曲形
成されて上記セレクトレバーを介して対向する前面及び
後面を有し、上記セレクトレバーとロックピンブラケッ
トはセレクトレバーと上記前面或いは後面との当接によ
って互いに前後方向に連動して回動することを特徴とす
る。
【0018】請求項3の発明によると、ロックピンブラ
ケットが側面、前面、後面によって断面略U字状に形成
されて剛性が確保され、ロックピンの支持剛性が確保さ
れる。また、セレクトレバーとロックピンブラケットの
前面或いは後面の当接によってセレクトレバーとロック
ピンブラケットが互いに連動する結果、確実にセレクト
レバーとロックピンが連動して前後方向に回動する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記ロックピン
ブラケットの前面及び後面に上記セレクトレバーとロッ
クブラケットとの前後方向の相対寸法を規制するストッ
パ部材を配設したことを特徴とする。
【0020】請求項4の発明によると、ロックピンブラ
ケットの前面とセレクトレバー及び後面とセレクトレバ
ーの各間がストッパ部材によって容易に前後方向の相対
的な寸法が規制させると共に、セレクトレバーとロック
ピンブラケットの直接当接により発生する衝突音や衝撃
が緩和させる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれかの車両用自動変速機の変速操作装置において、
更に、上記セレクトレバーを回転軸の延在方向への揺動
によって上記ガイド孔からガイドピンが抜け出して手動
変速モードに切換設定される手動変速モードポジション
を有し、かつ上記ロックピンブラケットにセレクトレバ
ーの傾倒によって切換作動して自動変速機を自動変速モ
ード或いは手動変速モードに切換えるAT・MTモード
切換スイッチが配設されたことを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によると、セレクトレバー
を回転軸の延在方向に揺動して手動変速モードを切換設
定するにあたり、自動変速機を自動変速モード或いは手
動変速モードに切り換えるためのAT・MTモード切換
スイッチを別途専用のブラケット等を用いることなく、
AT・MTモード切換スイッチコンパクトを配設するこ
とができる。
【0023】請求項6に記載の自動変速機の変速操作装
置の発明は、支持体に回転軸を介して前後方向に回動自
在に支持され、かつ揺動軸によって上記回動軸の延在方
向に揺動自在に支持されたセレクトレバーと、該セレク
トレバーが貫通すると共にパーキングポジション、リバ
ースポジション、ニュートラルポジション及びドライブ
ポジションの各レンジポジションを順に含む階段状に支
持体に開口するゲートとを備え、該ゲートによってセレ
クトレバーの切換操作を規制すると共に上記切換操作を
制限するシフトロック機構を有する自動変速機の変速操
作装置において、上記シフトロック機構は、上記回転軸
と略平行に延在して上記セレクトレバーの前後方向の回
動と連動して前後方向に移動するロックピンと、上記上
記回転軸と略平行に延在する軸部を介して上記支持体に
回動自在に支持されてロック部が上記ロックピンの周面
に当接してセレクトレバーの上記前後方向の切換操作を
阻止するロック状態と該当接を回避するロック解除状態
に回動するロック部材を有することを特徴とする。
【0024】請求項6の発明は、請求項1に記載のシフ
トロック機構をゲート式変速操作装置のシフトロック機
構に適用したものであって、請求項1同様に不適切な切
換操作によりロックピンからロック部に作用する操作荷
重が軸部の延在方向と略直交する方向で軸部及び支持体
に作用する。従って、軸部及び支持体の軸支部に作用す
る偏荷重が抑制されて該部に作用する荷重負担が有効的
に軽減され、該部の要求剛性強度の低減が得られる。こ
の結果、不適切な切換操作を確実に阻止することができ
る。また、請求項1と同様に耐久性の向上、構造の簡素
化が得られてシフトロック機構のコンパクト化、ひいて
は変速操作装置の重量増加や製造コストの増加が抑制さ
れ、かつコンパクト化が得れる。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項6の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記ロックピン
は、上記セレクトレバーの前後方向の回動と一体的に前
後方向に回動するロックピンブラケットに配設されたこ
とを特徴とする。
【0026】請求項7の発明によると、セレクトレバー
を軸支する回転軸を中心にセレクトレバーと一体的に前
後方向に回動するロックピンブラケットにロックピンを
配設することによって、容易にセレクトレバーの回動と
一体的にロックピンを前後方向に回動させることがで
き、ロックピンとロック部の当接による不適切な切換操
作の阻止が適切な状態で行われる。
【0027】請求項8に記載の発明は、請求項7の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記ロックピン
ブラケットは、上記回転軸の延在方向と略直交して上記
セレクトレバーと対向して延在し、かつ上記ロックピン
が配設された側面及び該側面の上端に折曲形成された上
面を有し、該上面に上記セレクトレバーが嵌合して貫通
すると共にセレクトレバーの上記回動軸の延在方向の揺
動を許容する上記回転軸の延在方向に略平行に延在する
セレクトレバー貫通孔が開口したことを特徴とする。
【0028】請求項8の発明によると、ロックピンブラ
ケットの上面に、セレクトレバーが嵌合して貫通すると
共にセレクトレバーの上記回動軸の延在方向の揺動を許
容するセレクトレバー貫通孔を開口することによって、
セレクトレバーとロックピンブラケットが互いに前後方
向に連動し、確実にセレクトレバーとロックピンが連動
して前後方向に回動することができると共に、セレクト
レバーの回動軸の延在方向の揺動が許容される。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項8の車両
用自動変速機の変速操作装置において、上記セレクトレ
バー貫通孔には、上記セレクトレバーとロックブラケッ
トの前後方向の相対寸法を規制するクッション材が配設
されたことを特徴とする。
【0030】請求項9の発明によると、ロックピンブラ
ケットに形成されるセレクトレバー貫通孔にクッション
材を配設することによって、セレクトレバーとの間がス
トッパ部材によって容易の前後方向の相対的な寸法が規
制させると共に、セレクトレバーとセレクトレバー貫通
孔の当接により発生する衝突音や衝撃が緩和させる。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
にいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、上記ロック部材は、上記ロック部が上記パーキング
ポジションとニュートラルポジションにおける各々のロ
ックピン間においてロックピンの周面と当接してパーキ
ングポジションからリバースポジション及びニュートラ
ルポジションからリバースポジションへの切換操作を阻
止するロック状態と上記当接を回避するロック解除状態
との間で上記軸部を中心に回動することを特徴とする。
【0032】請求項10の発明によると、ロック部材を
ロック状態に回動することによってロック部がパーキン
グポジションとニュートラルポジションにおける各々の
ロックピン間においてロックピンの周面と当接してパー
キングポジションからリバースポジション及びニュート
ラルポジションからリバースポジションへの2箇所にお
ける切換操作を単一のロック部材で有効的に阻止でき
る。従って、構造の簡素化及びコンパクト化及び軽量化
が得られる。
【0033】請求項11に記載の発明は、請求項10の
車両用自動変速機の変速操作装置において、上記ロック
部材は、更に、ロック部がリバースポジションにおける
ロックピンの周面に当接してリバースポジションから他
のレンジポジションへの切換操作を阻止するロック状態
を有することを特徴とする。
【0034】請求項11の発明によると、請求項10に
加え、ロック部材がロック状態において、ロック部をリ
バースポジションにおけるロックピンの周面に当接して
他のレンジポジションへの切換操作を有効的に阻止する
ことができる。
【0035】請求項12に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、上記ロック部は、上記ロックピンの周面と当接して
上記パーキングポジションからリバースポジションへの
切換操作を阻止する第1ロック部及び該第1ロック部に
延設されてパーキングポジション以外のレンジポジショ
ンにおけるロックピンの周面に当接して切換操作を阻止
する第2ロック部を有し、上記ロック部材は、上記第1
ロック部がロックピンの周面と当接してパーキングポジ
ションからリバースポジションへの切換操作及び第2ロ
ック部がパーキングポジション以外のレンジポジション
におけるロックピンの周面に当接して他のレンジポジシ
ョンへの切換操作を阻止するロック状態と、上記当接を
回避するロック解除状態との間で上記軸部を中心に回動
することを特徴とする。
【0036】請求項12の発明によると、ロック部材を
ロック状態に回動することによってパーキングポジショ
ンにおいて、第1ロック部とロックピンの周面との当接
によってパーキングポジションからリバースポジション
への切換操作を有効的に阻止でき、かつパーキングポジ
ション以外のレンジポジションにおいて、第2ロック部
とロックピンの周面と当接によって他のレンジポジショ
ンへの切換操作が有効的に行える。従って、各レンジポ
ジションにおいて切換操作を阻止するのシフトロックが
単一のロック部材で有効的に行え、構造の簡素化及びコ
ンパクト化及び軽量化が得られる。
【0037】請求項13に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、上記ロック部材は、上記ロック部がロックピンの周
面と当接してニュートラルポジションからリバースポジ
ションへの切換操作を阻止するロック状態と上記当接を
回避するロック解除状態との間で上記軸部を中心に回動
することを特徴とする。
【0038】請求項13の発明によると、ロック部材を
ロック状態に回動することによって、ニュートラルポジ
ションからリバースポジションへのシフト操作を有効的
に阻止することができる。
【0039】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、上記ロック部材は、イグニッションスイッチが作動
状態でかつブレーキペダルの踏み込み作動においてロッ
ク解除状態に回動することを特徴とする。
【0040】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、上記ロック部材は、イグニッションスイッチが作動
状態でかつブレーキペダルの踏み込み作動においてロッ
ク解除状態に回動することを特徴とする。
【0041】請求項14の発明によると、請求項1〜1
3の構成に応じてブレーキペダルが操作されていない状
態での不適切な切換操作が有効的に阻止できる。
【0042】請求項15に記載の発明は、請求項14の
車両用自動変速機の変速操作装置において、上記ロック
部材は、予め設定された所定以上の走行速度ではブレー
キ操作にかかわらず上記ロック状態に維持されることを
特徴とする。
【0043】請求項15の発明によると、所定以上の走
行速度においてはブレーキペダルの操作にかかわらずロ
ック部材をロック状態に維持することによって、所定以
上の走行速度での走行状態で不適切なシフト操作が有効
的に阻止できる。この結果、変速機の異音発生や乗員へ
の衝撃が回避され、かつ変速機の損傷が有効的に回避で
きる。
【0044】請求項16に記載の発明は、請求項1〜1
5のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置におい
て、更に、上記支持部材を介在して上記ロック部材と対
向配置されると共に上記軸部によってロック部材に結合
された連結部材と、先端が上記連結部材に連結されて往
復動する作動ロッドを有する駆動手段とを有し、作動ロ
ッドの往復動を連結部材を介して上記軸部の回動に変換
して上記ロック部材をロック状態とロック解除状態との
間で回動することを特徴する。
【0045】請求項16の発明によると、駆動手段によ
る操作ロッドの往復動を連結部材によって往復回動に変
換してロック部材をロック状態とロック解除状態との間
で回動することができる。
【0046】請求項16お発明によると、駆動手段によ
る操作ロッドの往復動を連結部材によって往復回動に変
換してロック部材をロック状態とロック解除状態との間
で回動することができる。
【0047】請求項17に記載の発明は、請求項17の
車両用自動変速機の変速操作装置において、上記駆動手
段は、電磁ソレノイドであって、通電によって上記作動
ロッド及び連結部材を介して上記ロック部材をロック状
態からロック解除状態に回動し、かつ通電されていない
ときにはロック状態に維持されることを特徴とする。
【0048】請求項17の発明によると、電磁ソレノイ
ドによって容易に駆動手段を構成することができ、かつ
通電によってロック部材をロック状態からロック解除状
態に回動するように形成することによって、通電時間の
短縮による電力消費を抑制することができる。
【0049】請求項18に記載の発明は、請求項16〜
17のいずれかの車両用自動変速機の変速操作装置にお
いて、上記ロック部材と連結部材は、更に、軸部と離間
した部位で互いに連結部を介して結合されたことを特徴
とする。
【0050】請求項18の発明によると、ロック部材と
連結部材が軸部及び連結部によって互いに連結されてロ
ック部材の剛性が向上し、かつロックピンの当接等によ
る変形が抑制でき、かつ精度が向上して駆動手段による
円滑なロック部材の回動作動が得られる。
【0051】請求項19に記載の発明は、請求項18の
車両用自動変速機の変速操作装置において、上記連結部
は、上記支持部材に軸部を中心とする円弧状に穿設され
た挿通孔を貫通すると共に、ロック部材のロック状態と
ロック解除状態との間の回動に伴って挿通孔内を移動す
ることを特徴とする。
【0052】請求項19の発明によると、請求項18に
加え、連結部材とロック部材を連結する連結部が円弧状
に穿設された挿通孔に案内されて移動することによって
より円滑な回動作動が確保できる。
【0053】請求項20に記載の発明は、請求項18ま
たは19の車両用自動変速機の変速操作装置において、
上記軸部及び連結部は、各々上記ロック部材或いは連結
部材と一体に形成されたことを特徴とする。
【0054】請求項20の発明によると、軸部及び連結
部をロック部材或いは連結部材と一体に形成することに
よって、構成部品数の削減が得られ、かつ組立工数の削
減が可能になり、製造コストの低減が期待できる。
【0055】請求項21に記載の発明は、請求項20の
車両用自動変速機の変速操作装置において、ロック部材
或いは連結部材の一方に一体形成された軸部の先端及び
他方の部材に穿設された結合孔に互いに係合する係合手
段を有し、連結部を結合孔に挿入状態での回動によって
上記係合手段が係合することを特徴とする。
【0056】請求項21の発明によると、軸部を結合孔
に挿入して回動することによって係合手段によって連結
部材とロック部材が結合され、ロック機構の組立作業の
効率化が得られる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用自動変
速機の変速操作装置の実施の形態を図を参照して説明す
る。
【0058】(第1実施に形態)本発明の車両用自動変
速操作装置の第1実施の形態をストレート式変速操作装
置による通常の自動変速モード(ATモード)に手動変
速操作的な走行を可能にする手動変速モード(MTモー
ド)を付加したディアルモード変速機に用いられる変速
操作装置を例に図1乃至13を参照して説明する。
【0059】変速操作装置は、運転席の近傍、例えば運
転席と助手席の間でフロア上に設けられている。図1は
その変速操作装置の概要を示す側面図、図2はATモー
ドポジションにおける図1の矢視A方向からの一部破断
側面図、図3はATモードポジションにおける図1のI
−I線断面図、図4はMTモードポジションにおける図
1の矢視A方向からの概要を示す側面図、図5は要部分
解斜視図である。なお、矢印X及びYは各々車体前方方
向及び車幅方向を示している。
【0060】図中符号1は、フロアに取り付けられる下
部支持体であって、下部支持体1の上方に上部支持体3
が設けられている。上部支持体3の上面には、図6に示
すように、パーキングポジション(Pポジション)、リ
バースポジション(Rポジション)、ニュートラルポジ
ション(Nポジション)、ドライブポジション(Dポジ
ション)、3レンジポジション(3ポジション)、2レ
ンジポジション(2ポジション)、1レンジポジション
(1ポジション)の各レンジポジションを有するATモ
ード用ゲート4aと、アップシフト及びダウンシフトす
るための+と−の位置を有するMTモード用ゲート4b
が平行配置され、これらATモード用ゲート4aとMT
モード用ゲート4bを連通する連通ゲート4cからなる
略H字形のゲート4が開口形成されている。更に、MT
モード用ゲート4bの+及び−の各位置に対応してアッ
プスイッチ及びダウンスイッチ(図示せず)が各々配設
されている。
【0061】一方、下部支持体1には、車幅方向に延在
する回転軸5が回転自在に軸支されている。回転軸5の
端部にはケーブル取付アーム6の基端が固設されると共
に、ケーブル取付アーム6の先端は下方に延在してセレ
クトケーブル7によって自動変速機制御装置(図示せ
ず)に連結されている。
【0062】回転軸5には、ジョイント10を介して前
後方向に回動自在にセレクトレバー20が軸支されると
共に、ジョイント10に隣接してデイテント機構40の
デイテントレバー41の基部が嵌合し、かつ該基部がピ
ン42によって回転軸5に一体的に支持されている。
【0063】ジョイント10は、図3及び図4に示すよ
うに回転軸5に回転自在に嵌合する円筒状の基部11
と、基部11から下方に延設され、かつ回転軸5の下方
に配設されて平面視回転軸5と直交する揺動軸16を回
転自在に支持する揺動軸支持部12と、基部11から上
方に延設されて後述するAT・MTモード保持機構30
を形成するローラ保持部13とを有している。
【0064】セレクトレバー20は、図2乃至図4に示
すように分岐した両下端部がジョイント10を前後から
挟持すると共に揺動軸16を介してジョイント10に軸
支されたレバーブラケット22と、拡径された下部23
aがレバーブラケット22の上部に結合された管状部材
23とによって形成されたレバー本体21を備えてい
る。管状部材23の下部23aには対向してセレクトレ
バー20の延在方向である上下方向に長なるピン挿通用
長孔23bが形成され、かつ管状部材23の上端に中空
状のグリップ24が設けられている。また、レバーブラ
ケット22の上部には後述するデイテント部材31が結
合されている。
【0065】レバー本体21の管状部材23内には、操
作ロッド25が挿通され、この下端部25aが管状部材
23の下部23a内に上下動自在に嵌合すると共に、下
端部25aに回転軸5の延在方向に延在してガイドピン
挿通用長孔23bから突出するガイドピン26が保持さ
れている。また、操作ロッド25の上部25bは管状部
材23及びグリップ24内を貫通してグリップ24の上
端に上下動自在に保持された操作ボタン27に結合して
いる。更に、管状部材23内には操作ロッド25の下端
部25aとレバーブラケット22との間に操作ロッド2
5を上方に付勢するスプリング28が配設されている。
【0066】従って、セレクトレバー20は、下部支持
体1に軸支された回動軸5によって前後方向に回動自在
に支持され、揺動軸16によって回転軸5の延在方向、
即ち車幅方向に揺動自在に支持されている。また、スプ
リング28の付勢力に抗して操作ボタン27を下方に押
すことによってガイドピン26がピン挿通用長孔23b
に沿って下降し、操作ボタン27の押圧を解除すること
によってガイドピン26がガイドピン挿通用長孔23b
に沿って上昇するように構成されている。
【0067】レバーブラケット22内には図3に示すよ
うにレバーブラケット22の上部に設けられたデイテン
ト部材31とジョイント10に配設された保持部37と
を備えたAT・MTモード保持機構30が設けられ、A
T・MTモード保持機構30によってシフトレバー20
を図2及び図3に示すATモードポジションと図4に示
すMTモードポジションとに車体幅方向の揺動を規制す
る。
【0068】デイテント部材31は、図3に示すように
下面にATモード凹部32aとMTモード凹部32bの
各凹部が連続して凹設された波状に形成され、かつデイ
テント部材31の一端には後述するデイテントレバー4
1のロックピン嵌合凹部43に嵌合するロックピン押込
部34が形成されている。
【0069】一方、保持部37は、ジョイント10に形
成された筒状のローラ保持部13内に弾装されたスプリ
ング38によってデイテント部材31のATモード凹部
32a或いはMTモード凹部32bに圧接するローラ3
9を有している。
【0070】このように構成されたAT・MTモード保
持機構30は、図3に示すようにスプリングによってロ
ーラ39をデイテント部材31のATモード凹部32a
内に圧接してセレクトレバー20をATモードポジショ
ンに保持する一方、セレクトレバー20を揺動軸16を
中心に揺動してスプリングによって付勢されたローラ3
9をMTモード凹部32b内に圧接することによって図
4に示すMTモードポジションに保持する。
【0071】デイテント機構40は、回転軸5に基部が
取り付けられたデイテントレバー41及び下部支持体1
に取り付けられたデイテントプレート(図示せず)を有
し、デイテントレバー41に設けられたローラ(図示せ
ず)がデイテントプレートにATモード用の各レンジポ
ジションに対応して複数連続形成された凹部に係合する
ことによって節度を持ってセレクトレバー20を各レン
ジポジションに保持するものであるが本発明に関係ない
ので詳細な説明を省略する。
【0072】また、セレクトレバー20がATモードポ
ジションにおいて、セレクトレバー20とデイテントレ
バー41の相対位置決めをすると共に、セレクトレバー
20をMTモードポジションに揺動した際にセレクトレ
バー20とデイテントレバー41の相対回転を可能にす
る相対位置決機構(図示せず)が設けられている。
【0073】更に、下部支持体1にはスプリングによっ
てデイテントレバー41側に突出する方向に付勢される
ロックピン46が設けられている。このロックピン46
は、セレクトレバー20がATモードポジションにおい
て、デイテントレバー41に形成されたロックピン嵌合
凹部43に挿入されたデイテント部材31のロックピン
押込部34によってピンガイド47内に押し込まれてロ
ックピン46によるデイテントレバー41の拘束を解除
する。一方、MTモードポジションにおいてロックピン
押込部34がロックピン嵌合凹部43内から退避し、こ
の退避に追従してロックピン46がスプリングの付勢に
よってロックピン嵌合凹部43に嵌入してデイテントレ
バー41をDポジションに保持するように構成されてい
る。
【0074】下部支持体1にはロックプレート50が設
けられ、ロックプレート50にはATモードポジション
におけるガイドピン26の一方の端部26aが挿入する
ガイド孔51が開口している。ガイド孔51は、図5に
示すと共に図7に説明図を示すようにシフトレバー20
の各レンジポジションに相応してPポジション、Rポジ
ション、Nポジション、Dポジション、3ポジション、
2ポジション、1ポジションが列設され、Pポジション
とRポジションとの間に突出部が形成され、Rポジショ
ンに対してNポジション及びDポジションが順次高位置
となるように階段状に連続形成され、更に、Dポジショ
ンに対して3ポジション及び2ポジションが順次定位置
となるように階段状に連続形成され、1ポジションが2
ポジションに連続形成されている。
【0075】下部支持体1のMTモードポジション側の
側部2にはシフトレバー20の切換操作を規制するシフ
トロック機構60が配設されている。
【0076】シフトロック機構60は、ロックピンブラ
ケット61に配設されたロックピン65と、駆動手段と
なる電磁ソレノイド71、下部支持体1の側部2の外側
に回動自在に軸支された連結部材75と、側部2の内側
に回転自在に配設されたロック部材80を主要構成部材
としている。
【0077】ロックピン65を支持するロックピンブラ
ケット61は、図5に示すように回転軸5の延在方向と
略直交すると共にセレクトレバー20と対向して延在
し、かつ上部にロックピン65が配設された側面62
と、この側面62の両側に各々折曲形成されてセレクト
レバー20を介して対向する前面63及び後面64を有
してセレクトレバー20及びレバーブラケット22を収
容し得ると共に、剛性が確保された断面略U字状に形成
されている。また、ロックピンブラケット61の剛性向
上に伴ってロックピン65の支持剛性も向上する。
【0078】側面62の下部は、回転軸5にブッシュ6
6を介して軸支される係合孔62aが開口し、かつジョ
イント10の基部11の端部に接合すると共に、前面6
3及び後面64の下部が各々揺動軸16に結合されて回
転軸5を中心に前後方向に回動するように形成されてい
る。
【0079】ロックピンブラケット61の側面62はセ
レクトレバー20がMTモードポジションに傾倒した際
にもセレクトレバー20やガイドピン26との当接を回
避し得るようにセレクトレバー20等から離間し、かつ
側面62の上部にシフトレバー20と反対方向に突出し
てロックピン65が回転軸5と略平行に配設されてい
る。また、相対向する前面63及び後面64の上部には
セレクトレバー20との間の相対的な寸法規制を図ると
共にガタの減少を得るためのストッパ部材63a、64
aが設けられている。
【0080】従って、セレクトレバー20はロックピン
ブラケット61に影響されることなくMTモードポジシ
ョン及びATモードポジションへの傾倒が許容される一
方、セレクトレバー20と前方に回動することによって
前面63の上部を前方に押動してロックピンブラケット
61を前方に回動し、セレクトレバー20を後方に回動
することによって後面64の上部を後方に押動してセレ
クトレバー20を後方に回動すると共に、ロックピンブ
ラケット61の回動を阻止することによってセレクトレ
バー20の前方及び後方への回動が前面63或いは後面
64とストッパ部材63a、64aを介して当接するこ
とによって阻止される。換言すると、セレクトレバー2
0とロックピンブラケット61が互いに連動して回転軸
5を中心に前後方向に回動するように形成されている。
【0081】即ち、ロックピンブラケット61に配設さ
れたロックピン65は、セレクトレバー20の各レンジ
ポジションへの切換操作に伴って、回転軸5を中心に各
々のレンジポジションに対応してセレクトレバー20と
確実に連動して前後方向に移動する。一方、ロックピン
65の移動を拘束することによってロックピンブラケッ
ト61の前面63、後面64を介してセレクトレバー2
0の回動が阻止されて切換操作が阻止される。また、こ
のストッパ部材63a、64aはロックブラケット61
に代えてセレクトレバー20側に配設することも可能で
ある。このストッパ部材63a、64aによって、セレ
クトレバー20とロックピンブラケット61の直接当接
により発生する衝突音や衝撃を緩和することができる。
【0082】電磁ソレノイド71は、図1乃至図5に示
すようにクランプ73によって略前後方向に延在して側
部2の前部外側に取り付けられ、通電によって作動ロッ
ド72が略後方に突出した状態に維持される一方、通電
されていないときにはスプリング等の付勢手段によって
作動ロッド72が引き込まれる。また、作動ロッド72
の先端には、側部2に突出して車幅方向に延在する係合
軸部72aが設けられている。
【0083】連結部材75は、図5及び図1のII−I
1断面図を図8に示すように比較的平板状で側部2の外
側に位置する基部75Aと、基部75Aの前部から車幅
方向に突設されて側部2に車幅方向に延在する軸線を有
して穿設された軸孔2aを貫通して回動自在に軸支され
る段付円筒状で先端に係止部76aが形成された軸部7
6を有している。更に、基部75Aの後端に後述するロ
ック部材80に穿設された連結部82の先端が嵌合する
円弧状に突出する嵌合突起77a及びボルト挿通孔77
bが穿孔されたロック部材結合部77及び、基部75A
の前後方向の中間部に穿設されて略筒状のクッション7
9を介在して電磁ソレノイド71の係合軸部72aと係
合する係合孔78が形成されている。
【0084】ロック部材80は、側部2を介在して連結
部材75の基部75Aと対向する略半円板形状の基部8
0Aを有し、基部80Aの前部に側部2の軸孔2aから
突出する連結部材75の軸部76の先端が嵌入して結合
する結合孔81が形成され、この係合孔81内には連結
部材75の軸部76を挿入した状態で回動することによ
って係止部76aと係合する係合部(図示せず)が形成
されている。
【0085】また、基部80Aの後部に先端が連結部材
75の後部に形成された嵌合突起77aに嵌合すると共
にボルト挿通孔77bから挿入されるボルト77cによ
ってロック部材80の結合部77に結合される円柱状の
連結部82が突設され、連結部材75と一体的に結合さ
れている。なお、側部2には、軸孔2aを中心とする円
弧状に挿通孔2bが穿設され、連結部82が挿通孔2b
内に挿通されてに挿通孔2bに案内されて軸部76を中
心とする円弧状に円滑に移動するように形成されてい
る。
【0086】これら連結部材75とロック部材80の結
合は、連結部材75の軸部76を側部2に穿設された軸
孔2aに挿入する一方、軸孔2aから突出する軸部76
の先端にロック部材80の結合孔81を嵌合すると共に
連結部82を挿通孔2bに挿入して連結部材75の基部
75Aとロック部材80の基部80Aを側部2を介在し
て対向配置する。そして、互いに嵌合した軸部76及び
結合孔81を中心に連結部材75とロック部材80を互
いに回動して連結部82の先端を係合突起77aに当接
することによって連結部材75とロック部材80の相対
位置決めが得られると共に、軸部76に形成された係止
部76aと係合孔81に形成した係合部が係合すると共
にボルト77cをボルト挿通孔77bから挿入してロッ
ク部材80の結合部77と連結部82を結合する。
【0087】この連結部材75とロック部材80の結合
作業は、ロック部材80の係合孔81に連結部材75の
軸部76を挿入し、連結部82と係合突起77aとが当
接するまで連結部材75或いは ロック部材80を回動
させることによって互いの相対位置が設定され、かつこ
の回動によって係止部76aと係合部によって形成され
た係合手段によって互いに結合することから、作業空間
が制限された変速操作装置において容易に連結部材75
及びロック部材80を配設することができる。従って、
ロック機構60の組み立て作業の効率化が得られる。ま
た、連結部材75に軸部76を一体に形成し、かつロッ
ク部材80に連結部82を一体に形成することによって
構成部品数を削減して組立工数を削減して製造コストを
抑制している。
【0088】従って、電磁ソレノイド71の通電による
作動ロッド72の引き込み作動及び通電解除による作動
ロッド72の突出作動による往復動は、連結部材75に
よって軸部76を回動中心とする回動作動に変換され、
連結部材75と一体に結合されたロック部材80が軸孔
2aに軸支された軸部76を中心に連結部82が円弧状
に形成された挿通孔2bに案内されて円滑に往復回動す
る。
【0089】ロック部材80の基部80Aの外周に沿っ
て図9に図5のIII−III線断面図を示すように後
方が開口した断面略C字状のロックピン規制部83がロ
ックピンブラケット61の側面62に対向するように突
出形成されている。
【0090】ロックピン規制部83は、図10にATモ
ードポジションの各レンジポジションにおけるロックピ
ン65との側面視状態の相対関係を示すように、回動中
心軸線aとなる軸部76と同軸上に前部84が位置し、
前部84の下部から後方に湾曲する略U字状に延設され
たロック部85及び前部84の上部から後方に延接され
たロック解除部86を有している。
【0091】ロック部85は、ATモードポジションに
おけるロックピン65の周面に係合可能な幅を有し、ロ
ック部85の前側縁部、後側縁部、頂部は各々略平坦に
形成され前部84と対向する第1係合面85a、第2係
合面85b及び第3係合面85cを形成し、かつ電磁ソ
レノイド71に通電されていない状態では図12に実線
で示すようにPポジションとNポジションにおけるロッ
クピン65の間に挿入可能となる。即ちRポジションに
おけるロックピン65に対応して位置し、通電によるロ
ック部材80の回動によって仮想線83aで示すように
ロックピン65の移動軌跡内より退避するように構成さ
れている。
【0092】また、図1に示すように連結部材75には
弾性部材、例えばゴム製のストッパ79が設けられ、ス
トッパ79が上部支持体3の下端に当接するすることに
よって連結部材75及びロック部材80のロック解除状
態における位置を規制するように構成されている。この
ストッパ79によって連結部材74及びロック部材80
がロック解除状態に回動した際に発生する衝突音や緩衝
の緩和も得られる。
【0093】更に、シフトロック機構60には、図11
にブロック図を示すように、イグニッションスイッチ9
1の作動状態を示す信号及びブレーキペダル92の踏み
込み作動信号が共に供給されたとき、または車速検出手
段93からの所定速度以上、例えば時速10km以上で
の前進及び後進での走行信号によって電磁ソレノイド7
1に通電するシフトロック制御装置95が配設されてい
る。
【0094】なお、図5において符号96は、イグニッ
ションスイッチ91が作動していないとき何らかの要求
によりロック状態を解除する解除手段であって、解除手
段96は、シフトロック解除ボタン97を押動すること
によってスプリング98を介してロック部材80のガイ
ドピン規制部83に形成されたロック解除部86を押圧
してロック部材80を軸部76を中心にロック解除状態
に回動するものである。
【0095】更に、揺動軸16を中心に揺動するシフト
レバー20のATモードポジションからMTモードポジ
ション、或いはMTモードポジションからATモードポ
ジションへの切り換えによってON・OFF切換作動す
るAT・MTモード切換スイッチ100がロックピンブ
ラケット61に設けられ、この切換信号が変速機制御装
置に出力されて自動変速機をATモード或いはMTモー
ドに切り換えられる。このAT・MTモード切換スイッ
チ100をロックピンブラケット61の側面62、前面
63、後面64によって形成された空間部内に収容する
ことによって別途専用のブラケット等が不要になりかつ
他の部材に影響を及ぼすことなくコンパクトに配設する
ことができる。
【0096】次に、このように構成されるシフトロック
機構を備えた変速操作装置の作動について説明する。
【0097】車両運転開始前に、セレクトレバー20が
ATモードポジションのPポジションあるとする。この
ATモードポジションにおけるPポジションにおいて
は、セレクトレバー20は、図2及び図3に示すよう
に、AT・MTモード保持機構40によってATモード
ポジションに規制されると共に、相対位置決機構によっ
てセレクトレバー20とデイテントレバー41が一体的
に位置決めされている。即ち回転軸5に軸支されたロー
ラ保持部13に弾装されたスプリング38によってロー
ラ39がデイテント部材31のATモード凹部32aに
圧接してジョイント10と管状部材23の相対移動を規
制し、シフトレバー20をATモードポジションに保持
する。
【0098】そして、ガイドピン26は、端部26aが
ロックプレート50に開口するガイド孔51のPポジシ
ョンに位置すると共に、デイテント機構40によってセ
レクトレバー20がPポジションに保持され、かつ回転
軸5に取り付けられたケーブル取付アーム6がPポジシ
ョンに維持されている。
【0099】一方、シフトロック機構60のロック部材
80は、そのロック部材80に形成されたロック部85
が、図12に示すようにロックピン65の移動軌跡内に
おいて、Pポジション及びNポジションにおける各々に
ロックピン65の間に進入するP及びNロック状態に維
持されている。
【0100】運転者がイグニッションスイッチ91をオ
フのままにしているか、オンにしているもののブレーキ
ペダル92を踏み込んでいない場合には、電磁ソレノイ
ド71に通電がされない。この結果、ロック部材85は
P及びNロック状態に維持される。この状態では、操作
ボタン27を押すことによってガイドピン26が下降す
るものの、ロックピン65の周面がロック部85の第1
係合面85aに当接してロックブラケット61を介して
セレクトレバー20の回動が規制され、セレクトレバー
20の回動によるRポジション等への不適切な切換操作
が阻止される。
【0101】運転者がイグニッションスイッチ91をオ
ンに操作し、併せてブレーキペダル92を踏み込むと、
イグニッションスイッチ91の作動状態を示す信号及び
ブレーキペダル92の作動信号が共にシフトロック制御
装置95に供給され、電磁ソレノイド71が通電され
る。
【0102】電磁ソレノイド71の通電によって、作動
ロッド72が所定ストロークだけ引き込み、連結部材7
5及びこの連結部材75と一体的に結合されたロック部
材80が共に側部2に軸支された軸部76を中心に回動
し、ロック部材80の回動に伴って図12に仮想線83
aで示すようにロック部85がロックピン移動軌跡内よ
り退避してP及びNロック解除状態となりロックピン6
5とロック部85の当接が解除される。従って、操作ボ
タン27を押してガイドピン26を下降させることによ
って他のレンジポジションへ切換操作することができ
る。
【0103】一方、前進走行状態において、ブレーキペ
ダル92が踏み込まれていないときには、電磁ソレノイ
ド71は通電されておらず、ロック部材80は、図12
に示すP及びNロック状態にある。従ってNポジション
からRポジション及びPポジションへ切換操作しようと
しても、DポジションやNポジションにあるセレクトレ
バー20は、操作ボタン27を押すことによってガイド
ピン26を下降させても、ロックピン65の周面がロッ
ク部85の第2係合面85bに当接してRポジション及
びPポジションへの不適切な切換操作が阻止される。
【0104】一方、ブレーキペダル92を踏み込むと、
電磁ソレノイド71に通電されて作動ロッド72が引き
込み、連結部材75及びロック部材85が側部2に軸支
された軸部76を中心に回動し、ロック部材85の回動
に伴って図12に仮想線83aで示すようにロック部8
5が退避するP及びNロック解除状態となる。よって、
ロックピン65の周面と第2係合面85bとの当接が解
除されてセレクトレバー20の切換操作が許容される。
【0105】しかし、上記所定速度以上の前進走行状態
においては、ブレーキペダル92を踏み込んでも電磁ソ
レノイド71への通電がなされず、ロック部材80は、
図12に示すP及びNロック状態が維持される。この状
態でセレクトレバー20をNポジションからRポジショ
ンやPポジション操作しようとしても、ロックピン65
がロック部85の第2係合面85bに当接してその切換
操作が阻止される。従って、前進走行中のNポジション
からRポジションやPポジションへの不適切な切換操作
が確実に阻止され、変速機の異音発生や乗員への衝撃が
回避され、かつ変速機の損傷が有効的に回避できる。
【0106】一方、後進のためにPポジション或いはN
ポジションからRポジションへの切換操作は、ブレーキ
ペダル92を踏み込んだロック部材80がP及びNロッ
ク解除状態で行われる。そして、ブレーキペダル92が
踏み込みを解除すると電磁ソレノイド71の通電が停止
されてロック部材80はP及びNロック状態への回動が
付与される。そのロック部材80のP及びNロック状態
への回動によってRポジションに対応する位置のロック
ピン65にロック部75の第3係合面75cが圧接した
図13に示すRロック状態に保持され、ロックピン61
を介してセレクトレバー20がRポジションに保持され
る。
【0107】この状態でブレーキペダル92が踏み込ま
れない状態でRポジションからPポジションやNポジシ
ョンへ切換操作しようとしても、ロックピン65がロッ
ク部85の第3係合面85cによって該位置に保持され
その切換操作が阻止される。また、ブレーキペダル92
の踏み込みにより電磁ソレノイド71に通電されるとロ
ック部材80は仮想線63aで示すRロック解除状態に
回動してPポジション及びNポジションへの切換操作が
可能になる。
【0108】しかし、上記所定速度以上の後進走行状態
においては、ブレーキペダル92を踏み込んでも電磁ソ
レノイド71への通電がなされず、ロック部材80は、
図13に示すRロック状態が維持され、セレクトレバー
20を他のレンジポジションへ切換操作しようとして
も、ロックピン65がロック部85の第3係合面85c
に保持されてRポジションから他のレンジポジションの
切換操作が阻止される。従って、後進走行中のRポジシ
ョンからPポジションやNポジション、Dポジション等
への不適切な切換操作が確実に阻止され、変速機の異音
発生や乗員への衝撃が回避され、かつ変速機の損傷が有
効的に回避できる。
【0109】これらのATモードにおける各レンジポジ
ションへの切換は、セレクトレバー20の操作によっ
て、回動軸5を介してケーブル取付アーム6が揺動して
セレクトケーブル7によって切換制御される変速機制御
装置からの信号に従って自動変速機が制御される。
【0110】一方、ATモードからMTモードへの切り
換えは、セレクトレバー20がATモードポジションに
おけるDポジションの状態で、連通ゲート4cに沿って
MTモード用ゲート4bまでセレクトレバー20を揺動
軸16を中心に揺動することによって、図2及び図3に
示すATモードポジションから図4に示すMTモードポ
ジションに切り換えられる。
【0111】ATモードポジションからMTモードポジ
ションへの切り換えに伴うセレクトレバー20の揺動に
従って、ガイドピン26の一方の端部26aがロックプ
レート50のガイド孔51内から退避すると共に、デイ
テント部材31のロックピン押込部34がデイテントレ
バー41のロックピン嵌合凹部43内から退避する。ロ
ックピン押込部34の退避に追従してロックピン46が
スプリングの付勢力によって押し出されてロックピン嵌
合凹部43に嵌入してロックピン46によってデイテン
トレバー41がDポジションに固定され、回動軸5を介
してケーブル取付アーム6がDポジションに保持され
る。
【0112】図4に示すMTモードポジションにセレク
トレバー20の傾倒されると、回転軸5に軸支されたロ
ーラ保持部13に弾装されたスプリングによってデイテ
ント部材31のATモード凹部32aに圧接されている
ローラ39が、スプリングの付勢力に抗してMTモード
凹部32b側に移動してMTモード凹部32bに圧接し
てセレクトレバー20がMTモードポジションに保持さ
れると共に、AT・MTモード切換スイッチ100が作
動してその信号が変速制御装置に出力されて自動変速機
をMTモードに切り換える。また、このMTモードに切
り換えられた状態では、相対位置決機構によるセレクト
レバー20とデイテントレバー41の結合が解除され、
セレクトレバー20とデイテントレバー41の相対回転
が可能になると共に、ロック機構60のロック部材80
はP及びNロック解除状態に維持される。
【0113】そして、セレクトレバー20を、回動軸5
を中心にMTモード用ゲート4bに沿って前方、即ちシ
フトアップ方向に揺動することによって、セレクトレバ
ー20によってアップスイッチを作動してシフトアップ
信号が変速機制御装置に出力され、セレクトレバー20
によってアップスイッチを作動する毎に1速、2速、3
速・・・のように順次小なる変速比の変速段に移行す
る。
【0114】一方、セレクトレバー20をMTモード用
ゲート4bに沿って後方、即ちシフトダウン方向に揺動
してセレクトレバー20によってダウンスイッチを作動
することによってシフトダウン信号が変速機制御装置に
出力され、セレクトレバー20によってダウンスイッチ
が作動する毎に4速、3速、2速・・・のように順次大
なる変速比の変速段に移行する。即ち、シフトアップ或
いはシフトダウンの操作は、セレクトレバー20の操作
によって実行される。
【0115】MTモードによる走行からATモードへの
切換は、上記とは逆にセレクトレバー20がMTモード
におけるニュートラル状態で、連通ゲート4cに沿って
ATモード用ゲート4aのDポジションまで揺動軸16
を中心に揺動することによって図4に示すMTモードポ
ジションから図2及び図3に示すATモードポジション
に切り換えられる。このMTモードポジションからAT
モードポジションへの切り換えに伴いAT・MTモード
切り換えスイッチ100が作動してその信号が変速機制
御装置に出力されて自動変速機をATモードに切り換え
る。
【0116】この結果、上記同様に操作ボタン27の押
下操作及びATモード用ゲート4aに沿うセレクトレバ
ー20の回動によってATモードにおける各レンジポジ
ションへの切り換え操作ができる。
【0117】従って、下部支持体1にロック部材80を
ロック状態とロック解除状態との間で回動自在に軸支
し、かつセレクトレバー20と連動して前後方向に移動
するロックピンブラケット61に突設したロックピン6
5の周面を当接させて不適切な切換操作を阻止すること
から、切換操作の阻止ためのロックピン65によるロッ
ク部材80に作用する操作荷重が軸部76及び軸部76
を支持する下部支持体1の側部2に穿設された軸孔2a
等に、軸部76の延在方向と略直交する方向に作用して
軸部76及び軸孔2a等の軸支部に偏荷重が作用するこ
となく該部に作用する荷重を有効的に抑制できる。従っ
て、該部の要求剛性強度の低減が得られ、軸支部の簡素
化が可能になると共に軸部76を中心とするロック部材
80の回転によってロック部85がロックピン65の移
動軌跡内に進入してロック状態に、またロックピンの移
動軌跡内からロック部を退避させてロック解除状態にす
ることからロック部材80の小型化が可能になることと
相俟ってコンパクト化及び軸部76や軸孔2a等の摩耗
等の低減が得られ、耐久性の向上する。
【0118】また、セレクトレバー30を軸支する回転
軸5を中心にセレクトレバー30と一体的に前後方向に
回動するロックピンブラケット61にロックピン65を
配設することによって、容易にセレクトレバー30の回
動と一体的にロックピン65を前後方向に回動させるこ
とがで、ロックピン65とロック部85の当接による不
適切な切換操作の阻止が適切な状態で行われる。
【0119】更に、単一のロック部材80をロック状態
に回動することによってロック部85がPポジションと
Nポジションにおける各々のロックピン65の間におい
てロックピン65の周面と当接してPポジションからR
ポジション、NポジションからRポジション、Rポジシ
ョンから他のレンジポジションへの複数の各不適切なシ
フト操作を有効的に阻止することができる。
【0120】また、連結部材75とロック部材80を互
いに離間した軸部76と連結部82によって一体的に結
合することによってロック部材80の剛性が向上し、ロ
ックピン65との当接に起因する変形が抑制されると共
に、連結部材75及びロック部材80の精度が向上して
軸部76を中心するロック部材80及び連結部材75の
円滑な回動が確保される。
【0121】この結果、シフトロック機構60の構造の
簡素化、コンパクト化及び軽量化が得られ、ひいては変
速操作装置の簡素化、コンパクト化及び軽量化が期待で
き、かつ変速操作装置の占有スペースの縮小が期待でき
る。
【0122】また、電磁ソレノイド71によって駆動手
段が容易に構成され、かつ電磁ソレノイド71への通電
によってロック部材80をロック状態からロック解除状
態に回動するように構成することから、ブレーキペダル
92の踏み込み時にのみ通電され、通電時間の短縮によ
る電力消費の抑制が期待できる。
【0123】(第2実施の形態)本発明における第2実
施の形態を図14乃び図15によって説明する。本実施
の形態は上記第1実施の形態とロック機構におけるロッ
ク部材の基部に突出形成されるロックピン規制部の形状
が異なり、他の構成は同一構成であるので該部を主に説
明する。
【0124】図14は、上記図10に対応する断面図で
あって、本実施の形態のロックピン規制部106は、回
動中心軸線aと同軸上に前部107が位置し、前部10
7の下部から後方に湾曲する略U字状に延設された第1
ロック部108及び第1ロック部108の上端から後方
に緩やかに湾曲して略1ポジションにおけるロックピン
65の位置に達する第2ロック部109が後方に延設さ
れている。
【0125】第1ロック部108の前側縁部に前部10
6と対向する第1係合面108aが形成され、第2ロッ
ク部109の上面に第2係合面109aが形成されてい
る。即ち第1実施の形態のロック部85の上端から後方
に滑らかに湾曲する第2ロック部109を延設した形状
に形成されている。
【0126】そして、電磁ソレノイド71に通電されて
いない状態では、側面視状態で図14に実線で示すよう
に各レンジポジションに応じて移動するロックピン65
の移動軌跡内に第1ロック部108及び第2ロック部1
09が位置するPロック状態に、また、通電により仮想
線で示すようにロックピン65の移動軌跡内から退避し
たPロック解除状態に回動するように構成されている。
【0127】車両運転開始前のシフトレバー20がAT
モードポジションのPポジションにおいては、ロック部
材80はPロック状態に維持されている。運転者がイグ
ニッションスイッチ91をオフのままにしているか、オ
ンにしているもののブレーキペダル92を踏み込んでい
ない場合には、電磁ソレノイド71に通電がされず、ロ
ック部材80はPロック状態に維持される。この状態で
は、操作ボタン26を押すことによってガイドピン26
が下降するものの、ロックピン65の周面がロック部1
08の第1係合面108aに当接してロックピンブラケ
ット61を介してセレクトレバー20による他のレンジ
ポジションへの切換操作が阻止される。
【0128】運転者がイグニッションスイッチ91をオ
ンに操作し、併せてブレーキペダル92を踏み込むと電
磁ソレノイド61が通電されて、ロック部材80が軸部
76を中心に回動し、ロック部材80の回動に伴って図
14に仮想線106aで示すようにガイドピン規制部1
06の第1ロック部108及び第2ロック部109がロ
ックピン65の移動軌跡内から退避したロック解除状態
となる。この状態でロックピン65と第1結合面108
aとの当接が解除され、他のレンジポジションへ切換操
作することができる。
【0129】一方、R、N、D、3レンジ、2レンジ、
1レンジの各レンジポジションにおけるロックピン65
が位置する停車或いは前後進走行状態において、ブレー
キペダル92が踏み込まれていないときには、電磁ソレ
ノイド71は通電されておらず、ロック部材80はPロ
ック状態側に回転付与され、図15に示すように各レン
ジポジションにおけるロックピン65の周面に第2結合
面106aが下方から各々圧接するR〜1レンジロック
状態に維持される。この状態においては、圧接するロッ
ク部材80によってロックピン65がその位置に保持さ
れて他のレンジポジションへの切換操作が阻止される。
【0130】一方、ブレーキペダル92を踏み込むと、
電磁ソレノイド71に通電されて作動ロッド72が引き
込み、連結部材75及びロック部材80が側部2に軸支
された軸部76を中心に回動してR〜1レンジロック状
態から図14に仮想線106aで示すロック解除状態に
なりロックピン65と第2結合面95bとの当接が解除
されて他のレンジポジションへの切換操作が許容され
る。
【0131】しかし、上記所定速度以上の前進及び後進
走行状態においては、ブレーキペダル92を踏み込んで
も電磁ソレノイド71への通電がなされず、ロック部材
80はR〜1レンジロック状態が維持され、セレクトレ
バー20を他のレンジポジションへ切換操作しようとし
ても、その切換操作が確実に阻止される。よって、変速
機の異音発生や乗員への衝撃が回避され、かつ変速機の
損傷が有効的に回避できる。従って、本実施の形態によ
ると、上記第1実施の形態に加え、N、D、3レンジ、
2レンジ、1レンジにおいても所定の条件下におけるセ
レクトレバー20による不適切な切換操作が有効的に阻
止することができる。
【0132】(第3実施の形態)本発明における第3実
施の形態を図16及び図17によって説明する。本実施
の形態は上記第1実施の形態のロック部材の基部に突出
形成されるロックピン規制部の形状が異なり、他の構成
は同一構成であるので該部を主に説明する。
【0133】図16は、上記図10に対応する断面図で
あって、本実施の形態のロックピン規制部113は、回
動中心軸線aと同軸上に前部114が位置し、前部11
4の下部から後方に延設されたロック部115を有し、
ロック部115にNポジションにおけるロックピン65
が後方から当接可能な係合面115aが形成されてい
る。
【0134】電磁ソレノイド71に通電されていない状
態では図16に示すようにロックピン65の移動軌跡内
にロック部115が位置し、電磁ソレノイド71への通
電によるロック部材780の回動によって図17に示す
ようにロックピン65の移動軌跡内より退避するように
構成されている。
【0135】そして、N、D、3レンジ、2レンジ、1
レンジの各レンジポジションに対応してロックピン65
が位置する停車或いは前進走行状態において、ブレーキ
ペダル92が踏み込まれていないときには、電磁ソレノ
イド71は通電されておらず、ロック部材80は図16
に示すロック状態に維持されている。この状態でRポジ
ションに切換操作をすると、ロックピン65の周面がロ
ック部115の係合面115aに当接してRポジション
への切換操作が阻止される。
【0136】一方、ブレーキペダル92を踏み込むと、
電磁ソレノイド71に通電されて作動ロッド72が引き
込み、連結部材75及びロック部材85が側部2に軸支
された軸部76を中心に回動して図16に示すロック状
態から図17に示すロック解除状態になりロックピン6
5の結合面115aとの当接が解除されてRポジション
への切換操作が許容される。
【0137】従って、前進走行状態においては、ブレー
キペダル92の踏み込みによる電磁ソレノイド71への
通電によって、Rポジションへの切換操作が確実に阻止
され、変速機の異音発生や乗員への衝撃が回避及び変速
機の損傷が有効的に回避できる。
【0138】なお、これら第1実施の形態、第2の実施
の形態及び第3実施の形態においては、連結部材75に
結合されるロック部材80を各々要求に応じて他の実施
の形態のロック部材80に代えることによって他の実施
の形態に容易に変更することができる。
【0139】(第4実施の形態)次に、本発明の第4実
施の形態をゲート式変速操作装置を例に図18乃至図2
1及び図12、図13によって説明する。なお、説明の
便宜上図1乃至図13と対応する部分に同一符号を付す
ることで該部の詳細な説明を省略し異なる部分を主に説
明する。
【0140】図18は変速操作装置の概要を示す側面
図、図19は図17のIV−IV線断面図であり、図2
0は要部分解斜視図である。
【0141】下部支持体1には、軸線が車幅方向に延在
する回転軸5が回転自在に軸支され、回転軸5の端部に
はケーブル取付アーム6の基端が固設されると共に回転
軸5にジョイント120を介してセレクトレバー130
が支持されている。
【0142】ジョイント120は、回転軸5にピン(図
示せず)によって固定された円筒状の基部121と、基
部121から下方に延設され回転軸5の下方に配設され
て平面視回転軸5と直交する揺動軸16を回転自在に支
持する揺動軸支持部122を有している。
【0143】セレクトレバー130は、図19及び図2
0に示すように分岐した両下端部がジョイント120を
前後から挟持すると共に揺動軸16を介してジョイント
120に軸支されたレバーブラケット132と、レバー
ブラケット132の上部に結合されたレバー本体131
を備え、レバー本体131の上端にはグリップ24が配
設されている。
【0144】下部支持体1の上方に設けられる上部支持
体3の上面にレバー本体131が貫通してセレクトレバ
ー130の前後方向の回動となるシフト方向及び回転軸
5の延在方向となるセレクト方向の揺動を規制する階段
状に形成されたゲート140が開口している。ゲート1
40は、例えば図21に示すように、前方から後方に順
次Pポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジ
ション、3ポジション、2ポジション、1ポジションの
各レンジポジションが配置されている。セレクトレバー
120は、ゲート140に沿ってセレクト方向に移動す
ることによって揺動軸16を中心に揺動し、かつセレク
ト方向に移動することによって回転軸5を介して回動す
ると共に回転軸5を回転駆動する。
【0145】即ち、セレクトレバー130をPポジショ
ンから進行方向左にセレクトし、かつ後方にシフトして
右にセレクトすることによりRポジションに、更にRポ
ジションから後方にシフトして右にセレクトすることに
よってNポジションに、Nポジションから後方にシフト
するとDポジションに、Dポジションから更に後方にシ
フトすることによって3ポジションに、3ポジションか
ら左にセレクトして後方にシフトすることによって2ポ
ジションに、更に2ポジションから後方にシフトするこ
とによって1ポジションに切り換えられる。
【0146】レバーブラケット132には、各レンジポ
ジションに節度をもって保持するデイテント機構が設け
られているが、本発明と関係がないので説明を省略す
る。
【0147】下部支持体1の側部2には、シフトレバー
130のシフト操作を規制するシフトロック機構160
が配設されている。
【0148】シフトロック機構160は、回転軸5に軸
支されたロックピンブラケット161に突設されたロッ
クピン65と、電磁ソレノイ71、連結部材75と、ロ
ック部材80を主要構成部材としている。
【0149】ロックピンブラケット161は、下部が回
転軸5に軸支され、かつジョイント120の基部121
の一方の端部に接合されてセレクトレバー130に沿っ
て上方に延在する側部及びこの側部の上端から回転軸5
と略平行に折曲形成された上部を有する略L字状のであ
って、上部にはセレクトレバー130のレバー本体13
1が貫通するすると共にセレクト方向の揺動を許容する
セレクトレバー貫通孔162が開口している。
【0150】ジョイント130の他方の端部側には、サ
ブブラケット165の下端が回転軸5に軸支され、サブ
ブラケット165の上端がロックピンブラケット161
の側部に接合されて、サブブラケット165によってロ
ックピンブラケット161を補剛している。
【0151】セレクトレバー貫通孔162にはその周縁
に沿って環状のクッション材167が設けられてレバー
本体131とのガタをなくしてセレクトレバー130の
操作感の向上を図り、かつレバー本体131とセレクト
レバー貫通孔127との直接的な接触による騒音の発生
を軽減している。
【0152】従って、セレクトレバー130はセレクト
レバー貫通孔162によってロックピンブラケット16
1に影響されることなくセレクト方向にへの傾倒が許容
される一方、セレクトレバー130と前方に回動するこ
とによってセレクトレバー貫通孔162の前面に押動し
てロックピンブラケット161を前方に回動し、セレク
トレバー130を後方に回動することによってセレクト
レバー貫通孔162の後面を後方に押動してセレクトレ
バー130を後方に回動すると共に、ロックピンブラケ
ット161の回動を阻止することによってセレクトレバ
ー130の前方及び後方への回動がクッション材167
を介してセレクトレバー貫通孔162と当接することに
よって阻止される。換言すると、セレクトレバー130
とロックピンブラケット161が互いに連動して回転軸
5を中心に前後方向に回動するように形成されている。
【0153】ロックピン65はロックピンブラケット1
61の側部の上端近傍にセレクトレバー130と離反す
る方向に回転軸5と略平行に突出して設けられている。
即ち、ロックピン65は、セレクトレバー130の各レ
ンジポジションへのセレクト操作に伴って、回転軸5を
中心に各々のレンジポジションに対応した前後方向に移
動する一方、ロックピン65の移動を拘束することによ
ってロックブラケット161を介してセレクトレバー1
30の前後方向の移動が阻止され、セレクトレバー13
0のよる切換操作が阻止される。
【0154】電磁ソレノイド71、連結部材75、ロッ
ク部材80及びシフトロック制御装置95は、第1実施
の形態と同様の構成であるので詳細な説明を省略する。
【0155】次に、このように構成されるシフトロック
機構を備えた変速操作装置の作動について上記図12及
び図13を参照して説明する。
【0156】車両運転開始前に、シフトレバー130が
Pポジションあるとする。Pポジションにおいては、ゲ
ート120及びデイテント機構によってセレクトレバー
130がPポジションに保持され、かつ回転軸5に取り
付けられたケーブル取付アーム6がPポジションに維持
されている。
【0157】一方、シフトロック機構160のロック部
材80は、そのロック部材80に形成されたロック部8
5は、図12に実線で示すようにPポジション及びNポ
ジションにおける各々にロックピン65の間に位置する
P及びNロック状態に維持されている。
【0158】運転者がイグニッションスイッチ91をオ
フのまま、或いはオンにしてもブレーキペダル92を踏
み込んでいない場合には、電磁ソレノイド71に通電が
されず、ロック部材80はP及びNロック状態に維持さ
れる。この状態では、ゲート121に沿って左にセレク
トできるものの、ロックピン65の周面がロック部85
の第1係合面85aに当接してロックピンブラケット1
61を介してセレクトレバー130のシフトが阻止され
て他のレンジポジションへの切換操作が阻止される。
【0159】運転者がイグニッションスイッチ91をオ
ンに操作し、かつブレーキペダル92を踏み込むと、電
磁ソレノイド71の通電によって作動ロッド72が所定
ストロークだけ引き込み、連結部材75及び連結部材7
5と一体的に結合されたロック部材80が共に側部2に
軸支された軸部76を中心に回動し、図12に仮想線8
3aで示すように退避してP及びNロック解除状態とな
りロックピン65とロック部85の当接が解除される。
従って、セレクトレバー130の後方へのシフトが可能
になり他のレンジポジションへ切換操作することができ
る。
【0160】一方、前進走行状態において、ブレーキペ
ダル92が踏み込まれていないときには、電磁ソレノイ
ド71は通電されておらず、ロック部材80は、図12
に示すP及びNロック状態にある。従ってNポジション
からRポジションへセレクト操作しようとしても、ロッ
クピン65の周面がロック部85の第2係合面85bに
当接してRポジションへの切換操作が阻止される。一
方、ブレーキペダル92を踏み込むと、電磁ソレノイド
71に通電されてロック部材80が図12に仮想線83
aで示すP及びNロック解除状態となりロックピン65
の周面と第2結合面85bとの当接が解除されてRポジ
ションへの切換操作が許容される。
【0161】しかし、上記所定速度以上の前進走行状態
においては、ブレーキペダル92を踏み込んでも電磁ソ
レノイド71への通電がなされず、ロック部材80は、
図12に実線で示すP及びNロック状態が維持され、セ
レクトレバー20をNポジションからRポジションへシ
フトしようとしても、ロックピン65がロック部85の
第2係合面85bに当接してNポジションからRポジシ
ョンやPポジションへの切換操作が阻止される。従っ
て、前進走行中のNポジションからRポジションの切換
操作が確実に阻止される。
【0162】一方、後進のためにPポジション或いはN
ポジションからRポジションへの切換操作は、ブレーキ
ペダル92を踏み込んだ図13に仮想線83aで示すロ
ック部材80がP及びNロック解除状態で行われる。そ
して、ブレーキペダル92が踏み込みを解除すると電磁
ソレノイド71の通電が停止されてロック部材80は実
線で示すP及びNロック状態への回動が付与され、その
ロック部材80のP及びNロック状態への回動によって
Rポジションに対応する位置のロックピン65にロック
部75の第3係合面75cが圧接した図13に示すRロ
ック状態に保持され、セレクトレバー130がRポジシ
ョンに保持される。
【0163】従って、ブレーキペダル92を踏み込まれ
ない状態でRポジションからPポジション或いはNポジ
ションへ切換操作しようとしても、ロックピン65がロ
ック部85の第3係合面85cによって該位置に保持さ
れPポジション及びNポジションへの切換操作が阻止さ
れる。また、ブレーキペダル92の踏み込みによる電磁
ソレノイド71に通電されるとロック部材80はRロッ
ク解除状態に回動してPポジション及びNポジションへ
の切換操作が可能になる。
【0164】しかし、上記所定速度以上の後進走行状態
においては、ブレーキペダル92を踏み込んでも電磁ソ
レノイド71への通電がなされず、ロック部材80は、
図13に実線で示すRロック状態が維持され、セレクト
レバー130を他のレンジポジションへ切換操作しよう
としても、ロックピン65がロック部85の第3係合面
85cに保持されてRポジションから他のレンジポジシ
ョンへの切換操作が阻止される。従って、後進走行中の
RポジションからPポジションやNポジション、Dポジ
ション等への不適切な切換操作が確実に阻止される。
【0165】従って、第1実施の形態と同様にゲート式
変速操作装置においても、下部支持体1にロック部材8
0をロック状態とロック解除状態との間で回動自在に軸
支し、かつセレクトレバー20と連動して前後方向に移
動するロックピンブラケット161に突設したロックピ
ン65の周面を当接させてロックピンブラケット161
を介してセレクトラバー130による不適切なシフト操
作を阻止することから、切換操作を阻止ためのロックピ
ン65によるロック部材80に作用する操作荷重が軸部
76及び軸部76を支持する下部支持体1の側部2に穿
設された軸孔2a等に、軸部76の延在方向と略直交す
る方向に作用して軸部76及び軸孔26等の軸支部に偏
荷重が作用することなく該部に作用する荷重を有効的に
抑制できる。従って、該部の要求剛性強度の低減が得ら
れ、軸支部の簡素化が可能になると共にコンパクト化及
び軸部76や軸孔2a等の摩耗等の低減が得られ、耐久
性の向上する。
【0166】更に、セレクトレバー130を軸支する回
転軸5を中心にセレクトレバー130と一体的に前後方
向に回動するロックピンブラケット161にロックピン
65を配設することによって、容易にセレクトレバー1
30の前後方向の回動と一体的にロックピン65を前後
方向に回動させることができ、ロックピン65とロック
部85の当接による切換操作の阻止が適切な状態で行わ
れる。
【0167】また、実質的な作用が略同一であるので詳
細な説明は省略するが、ロック部材80を上記第2実施
の形態或いは、第3実施の形態のロック部材80と置換
することによって上記第2実施の形態或いは第3実施の
形態におけるシフトロック機構と同様の機能を得ること
ができる。
【0168】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能である。例えば上記実施の形態では連結部材75に
軸部76を一体に形成し、ロック部材80に連結部82
を一体に設けたが、軸部76をロック部材80に、連結
部82を連結部材75に各々一体に形成することも可能
である。
【0169】
【発明の効果】以上説明した本発明の車両用自動変速機
の変速操作装置によると、ストレート式或いはゲート式
の変速操作装置のシフトロック機構を、セレクトレバー
を軸支する回転軸と略平行に延在する軸部を介して支持
体にロック部材をロック状態とロック解除状態との間で
回動自在に軸支し、かつロック状態においてロック部材
のロック部に、回転軸と略平行に延在してセレクトレバ
ーの前後方向の回動と連動して前後方向に移動するロッ
クピンと当接させてセレクトレバーの切換操作を阻止す
るように構成することから、不適切な切換操作によりロ
ックピンからロック部に作用する操作荷重が軸部及び軸
部を支持する支持体に、軸部の延在方向と略直交する方
向に作用し、軸部及び支持体の軸支部に作用する偏荷重
が抑制されて該部に作用する荷重負担が有効的に軽減さ
れ、該部に要求剛性強度の低減が可能になると共に不適
切な切換操作を確実に阻止することができる。
【0170】また、軸部の摩耗が抑制されて耐久性が向
上し、かつ構造の簡素化が得られ更に、ロック部材の回
転によってロック部がロックピンの移動軌跡内に進入し
てロック状態及びロックピンの移動軌跡内からロック部
を退避させてロック解除状態にすることからロック部材
の小型化が可能になることから、シフトロック機構のコ
ンパクト化が得られ、ひいては変速操作装置の重量増加
や製造コストの増加が抑制され、かつコンパクト化が得
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用自動変速機の変速操作装置の第
1実施の形態の概要を示す変速装置の側面図である。
【図2】同じく、ATモードポジションにおける図1の
矢視A方向からの一部破断側面図である。
【図3】同じく、ATモードポジションにおける図1の
I−I線断面図である。
【図4】同じく、MTモードポジションにおける図1の
矢視A方向からの概要を示す側面図である。
【図5】同じく、要部分解斜視図である。
【図6】同じく、上部支持体の上面図である。
【図7】同じく、ロックプレートの側面図である。
【図8】同じく、図1のII−I1断面図である。
【図9】同じく、図5のIII−III線断面図であ
る。
【図10】同じく、ガイドピン規制部とATモードポジ
ションの各レンジポジションにおけるロックピンとの相
対関係を示す説明図である。
【図11】同じく、シフトロック制御装置の概要を説明
するブロック図である。
【図12】同じく、シフトロック機構の作動説明図であ
る。
【図13】同じく、シフトロック機構の作動説明図であ
る。
【図14】本発明の車両用自動変速機の変速操作装置の
第2実施の形態の概要を示す変速装置のシフトロック機
構の作動説明図である。
【図15】同じく、シフトロック機構の作動説明図であ
る。
【図16】本発明の車両用自動変速機の変速操作装置の
第3実施の形態の概要を示す変速装置のシフトロック機
構の作動説明図である。
【図17】同じく、シフトロック機構の作動説明図であ
る。
【図18】本発明の車両用自動変速機の変速操作装置の
第4実施の形態の概要を示す変速装置の側面図である。
【図19】同じく、図17のIV−IV線断面図であ
る。
【図20】同じく、要部分解斜視図である。
【図21】同じく、上部支持体の上面図である。
【図22】従来の変速操作装置の概要説明図である。
【符号の説明】
1 下部支持体(支持体) 2 側部 2a 軸孔 2b 挿通孔 3 上部支持体 5 回転軸 6 ケーブル取付アーム 10 ジョイント 16 揺動軸 20 セレクトレバー 26 ガイドピン 60 シフトロック機構 61 ロックピンブラケット 62 側面 63 前面 64 後面 63a、64a ストッパ部材 65 ロックピン 71 電磁ソレノイド(駆動手段) 72 作動ロッド 75 連結部材 76 軸部 76a 係止部(係合手段) 78 係合孔 80 ロック部材 81 結合孔 82 連結部 85 ロック部 91 イグニッションスイッチ 92 ブレーキペダル 93 車速検出手段 95 シフトロック制御装置 108 第1ロック部(ロック部) 109 第2ロック部(ロック部) 115 ロック部 120 ジョイント 130 セレクトレバー 140 ゲート 160 シフトロック機構 161 ロックピンブラケット 162 セレクトレバー貫通孔 167 クッション材
フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA14 AA34 AA40 AB01 AC03 AC13 AC17 AC29 AC55 AC58 AC59 AC60 AC63 AD02 AE19 AF08 AF26

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーキングポジション、リバースポジシ
    ョン、ニュートラルポジション及びドライブポジション
    の各レンジポジションを順に含むガイド孔を具備するロ
    ックプレート及び支持体に回転軸を介して前後方向に回
    動自在に支持されて各レンジポジションに切換操作する
    セレクトレバーを備え、該セレクトレバーに支持されて
    端部が上記ガイド孔内に挿通してガイド孔の各レンジポ
    ジションに係合するガイドピンによってセレクトレバー
    の切換操作を規制すると共に、上記切換操作を制限する
    シフトロック機構を有する自動変速機の変速操作装置に
    おいて、 上記シフトロック機構は、 上記回転軸と略平行に延在して上記セレクトレバーの前
    後方向の回動と連動して前後方向に移動するロックピン
    と、 上記回転軸と略平行に延在する軸部を介して上記支持体
    に回動自在に支持されてロック部が上記ロックピンの周
    面に当接してセレクトレバーの上記切換操作を阻止する
    ロック状態と該当接を回避するロック解除状態に回動す
    るロック部材とを有することを特徴とする車両用自動変
    速機の変速操作装置。
  2. 【請求項2】 上記ロックピンは、 上記回転軸を中心に上記セレクトレバーの回動と一体的
    に前後方向に回動するロックピンブラケットに配設され
    たことを特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機
    の変速操作装置。
  3. 【請求項3】 上記ロックピンブラケットは、 上記回転軸の延在方向と略直交すると共に上記セレクト
    レバーと対向して延在し、かつ上記ロックピンが配設さ
    れた側面と、該側面の両側に各々折曲形成されて上記セ
    レクトレバーを介して対向する前面及び後面を有し、 上記セレクトレバーとロックピンブラケットはセレクト
    レバーと上記前面或いは後面との当接によって互いに前
    後方向に連動して回動することを特徴とする請求項2に
    記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  4. 【請求項4】上記ロックピンブラケットの前面及び後面
    に上記セレクトレバーとロックブラケットとの前後方向
    の相対寸法を規制するストッパ部材を配設したことを特
    徴とする請求項3に記載の車両用自動変速機の変速操作
    装置。
  5. 【請求項5】 更に、上記セレクトレバーを回転軸の延
    在方向への揺動によって上記ガイド孔からガイドピンが
    抜け出して手動変速モードに切換設定される手動変速モ
    ードポジションを有し、かつ上記ロックピンブラケット
    にセレクトレバーの傾倒によって切換作動して自動変速
    機を自動変速モード或いは手動変速モードに切換えるA
    T・MTモード切換スイッチが配設されたことを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載の車両用自動変速機
    の変速操作装置。
  6. 【請求項6】 支持体に回転軸を介して前後方向に回動
    自在に支持され、かつ揺動軸によって上記回動軸の延在
    方向に揺動自在に支持されたセレクトレバーと、該セレ
    クトレバーが貫通すると共にパーキングポジション、リ
    バースポジション、ニュートラルポジション及びドライ
    ブポジションの各レンジポジションを順に含む階段状に
    支持体に開口するゲートとを備え、該ゲートによってセ
    レクトレバーの切換操作を規制すると共に上記切換操作
    を制限するシフトロック機構を有する自動変速機の変速
    操作装置において、 上記シフトロック機構は、 上記回転軸と略平行に延在して上記セレクトレバーの前
    後方向の回動と連動して前後方向に移動するロックピン
    と、 上記上記回転軸と略平行に延在する軸部を介して上記支
    持体に回動自在に支持されてロック部が上記ロックピン
    の周面に当接してセレクトレバーの上記前後方向の切換
    操作を阻止するロック状態と該当接を回避するロック解
    除状態に回動するロック部材を有することを特徴とする
    車両用自動変速機の変速操作装置。
  7. 【請求項7】 上記ロックピンは、 上記セレクトレバーの前後方向の回動と一体的に前後方
    向に回動するロックピンブラケットに配設されたことを
    特徴とする請求項6に記載の車両用自動変速機の変速操
    作装置。
  8. 【請求項8】 上記ロックピンブラケットは、 上記回転軸の延在方向と略直交して上記セレクトレバー
    と対向して延在し、かつ上記ロックピンが配設された側
    面及び該側面の上端に折曲形成された上面を有し、該上
    面に上記セレクトレバーが嵌合して貫通すると共にセレ
    クトレバーの上記回動軸の延在方向の揺動を許容する上
    記回転軸の延在方向に略平行に延在するセレクトレバー
    貫通孔が開口したことを特徴とする請求項7に記載の車
    両用自動変速機の変速操作装置。
  9. 【請求項9】 上記セレクトレバー貫通孔には、 上記セレクトレバーとロックブラケットの前後方向の相
    対寸法を規制するクッション材が配設されたことを特徴
    とする請求項8に記載の車両用自動変速機の変速操作装
    置。
  10. 【請求項10】 上記ロック部材は、 上記ロック部が上記パーキングポジションとニュートラ
    ルポジションにおける各々のロックピン間においてロッ
    クピンの周面と当接してパーキングポジションからリバ
    ースポジション及びニュートラルポジションからリバー
    スポジションへの切換操作を阻止するロック状態と上記
    当接を回避するロック解除状態との間で上記軸部を中心
    に回動することを特徴とする請求項1〜9にいずれかに
    記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  11. 【請求項11】 上記ロック部材は、 更に、ロック部がリバースポジションにおけるロックピ
    ンの周面に当接してリバースポジションから他のレンジ
    ポジションへの切換操作を阻止するロック状態を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の車両用自動変速機
    の変速操作装置。
  12. 【請求項12】 上記ロック部は、 上記ロックピンの周面と当接して上記パーキングポジシ
    ョンからリバースポジションへの切換操作を阻止する第
    1ロック部及び該第1ロック部に延設されてパーキング
    ポジション以外のレンジポジションにおけるロックピン
    の周面に当接して切換操作を阻止する第2ロック部を有
    し、 上記ロック部材は、上記第1ロック部がロックピンの周
    面と当接してパーキングポジションからリバースポジシ
    ョンへの切換操作及び第2ロック部がパーキングポジシ
    ョン以外のレンジポジションにおけるロックピンの周面
    に当接して他のレンジポジションへの切換操作を阻止す
    るロック状態と、上記当接を回避するロック解除状態と
    の間で上記軸部を中心に回動することを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載の車両用自動変速機の変速操
    作装置。
  13. 【請求項13】 上記ロック部材は、 上記ロック部がガイドピンの周面と当接してニュートラ
    ルポジションからリバースポジションへの切換操作を阻
    止するロック状態と上記当接を回避するロック解除状態
    との間で上記軸部を中心に回動することを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の車両用自動変速機の変速
    操作装置。
  14. 【請求項14】 上記ロック部材は、 イグニッションスイッチが作動状態でかつブレーキペダ
    ルの踏み込み作動においてロック解除状態に回動するこ
    とを特徴とする請求項1〜13のいずれか記載の車両用
    自動変速機の変速操作装置。
  15. 【請求項15】 上記ロック部材は、 予め設定された所定以上の走行速度ではブレーキ操作に
    かかわらず上記ロック状態に維持されることを特徴とす
    る請求項14に記載の車両用自動変速機の変速操作装
    置。
  16. 【請求項16】 更に、上記支持部材を介在して上記ロ
    ック部材と対向配置されると共に上記軸部によってロッ
    ク部材に結合された連結部材と、 先端が上記連結部材に連結されて往復動する作動ロッド
    を有する駆動手段とを有し、 作動ロッドの往復動を連結部材を介して上記軸部の回動
    に変換して上記ロック部材をロック状態とロック解除状
    態との間で回動することを特徴する請求項1〜15のい
    ずれかに記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  17. 【請求項17】 上記駆動手段は、 電磁ソレノイドであって、通電によって上記作動ロッド
    及び連結部材を介して上記ロック部材をロック状態から
    ロック解除状態に回動し、かつ通電されていないときに
    はロック状態に維持されることを特徴とする請求項17
    に記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  18. 【請求項18】 上記ロック部材と連結部材は、 更に、軸部と離間した部位で互いに連結部を介して結合
    されたことを特徴とする請求項16〜17のいずれかに
    記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  19. 【請求項19】 上記連結部は、上記支持部材に軸部を
    中心とする円弧状に穿設された挿通孔を貫通すると共に 、ロック部材のロック状態とロック解除状態との間の回
    動に伴って挿通孔内を移動することを特徴とする請求項
    18に記載の車両用自動変速機の変速操作装置。
  20. 【請求項20】 上記軸部及び連結部は、 各々上記ロック部材或いは連結部材と一体に形成された
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の車両用
    自動変速機の変速操作装置。
  21. 【請求項21】 ロック部材或いは連結部材の一方に一
    体形成された軸部の先端及び他方の部材に穿設された結
    合孔に互いに係合する係合手段を有し、連結部を結合孔
    に挿入状態での回動によって上記係合手段が係合するこ
    とを特徴とする請求項20に記載の車両用自動変速機の
    変速操作装置。
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