JPH08142699A - シフトレバーのシフトロック構造 - Google Patents

シフトレバーのシフトロック構造

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JPH08142699A
JPH08142699A JP28068794A JP28068794A JPH08142699A JP H08142699 A JPH08142699 A JP H08142699A JP 28068794 A JP28068794 A JP 28068794A JP 28068794 A JP28068794 A JP 28068794A JP H08142699 A JPH08142699 A JP H08142699A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シフトロック構造が大型化することなく、複
数位置のシフトロックを可能にし、また部品点数を削減
することのできるシフトレバーのシフトロック構造を提
供することを目的とする。 【構成】 シフトレバー12のポジション選択方向と平
行して設けられ第1側壁当接部24bを有する第1ロッ
クレバー24と、第2側壁当接部26bを有する第2ロ
ックレバー26とから成るリンク機構が単一のソレノイ
ド32によって進退動作し、前記第1,第2側壁当接部
24b,26bとシフトレバー12に設けられた突起部
16aとが選択的に当接し、ポジション選択方向の複数
位置でシフトレバーのシフトチェンジ準備方向への揺動
を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートマチックトラン
スミッション車のシフトレバーのシフトロック構造、特
に、シフトパターンがジグザグ形状を呈し、二段動作に
よってシフトレバーの誤動作を防止するシフトレバーの
シフトロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】オートマチックトランスミッション車の
シフトレバーの操作位置として、P(パーキング)、R
(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)、
2(2nd)、L(ロー)等のシフトポジションが設定
されており、運転者はシフトレバーの位置を適宜選択し
て発進操作や走行操作を行うことができる。従来のシフ
トレバーにはシフトレバー誤操作による急発進やエンジ
ン損傷を防止するために、特定ポジションへのシフト操
作は所定の条件、例えば、ブレーキペダルを踏んでいる
とか、車速が所定速度以下であるとかの安全条件が揃
い、かつシフト動作以外の付加動作を行った時のみでき
るような構成になっている。例えば、シフトポジション
のパターンが一直線に配列されたタイプのものは、P→
R,2→L等のシフト操作を行うときは、安全条件に加
えて、付加動作としてシフトノブに設けられたセレクト
レバーボタンを押下することによってソレノイド等によ
るシフトロックの解除が行われ操作可能となる。
【0003】また、シフトパターンを図5に示すように
ジグザグ形状にして、配置・接続が困難なセレクトレバ
ーボタンを排除したタイプもある。このジグザグタイプ
は、特定ポジションへシフト操作を行う場合、ポジショ
ン選択方向(図5中矢印A方向)に移動するのに先だっ
て、前記A方向と直交する方向のシフトチェンジ準備方
向(図5中矢印B方向)に移動させる二段動作を行うこ
とによって行われる。このタイプの場合、ロック機構の
解除は安全条件が揃った時点で行われる。例えば、図6
に示すシフトロック構造は、ポジション選択方向(図6
中矢印A方向)に回動自在な回動軸50に、シフトレバ
ー51が前記回動軸50に対してシフトチェンジ準備方
向(図6中矢印B方向)に揺動自在なブラケット52を
介して接続されている。また、前記回動軸50の一端に
は複数の開孔54a,54bを有するロックプレート5
4が設けられ、その近傍には前記開孔54a,54bに
嵌合可能な摺動ピン55aを有するソレノイド55が配
置されている。このシフトロック構造はシフトレバー5
1がP位置にあり、ブレーキぺダルが踏まれていない場
合は、摺動ピン55aが突出し前記開孔54aに嵌合
し、シフトレバー51がポジション選択方向(A方向)
に回動するのを阻止し、P位置→R位置のシフトを禁止
する。同様に、N位置においても車速が所定速度以下で
ある等の条件が揃わない場合は、同様な規制動作が行わ
れ、N位置→R位置のシフトを禁止する。
【0004】また、特開平4−307162号公報に
は、P位置でブレーキぺダルが踏まれていない場合に、
シフトチェンジ準備方向の揺動経路上に揺動を規制する
ブロック部材が突出し、シフトレバーの揺動動作自体を
阻止する構成が開示され、誤動作防止を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なジグザグのシフトパターンを有するシフトレバーにお
いて、前者のような摺動ピンによってシフト操作を阻止
するシフトロック構造は、摺動ピンとロックプレートの
嵌合時、すなわち、シフトロック時に、間違ってシフト
動作を行うと全ての負荷が摺動ピンに加わるため、摺動
ピンの強度向上が要求されると共に、強度向上のため大
型化した摺動ピンの駆動に大型のソレノイドや大電流が
必要になりシフトロック構造全体が大型化してしまうと
いう問題が発生する。
【0006】一方、後者のシフトロック構造では、ロッ
ク部材は側面で外力を受けているので、ロック部材自体
の強度はあまり必要とされないので、上述のような強度
に関する不都合は生じないが、複数位置でシフトロック
動作を行おうとすると、そのロック位置毎にロック部材
及び駆動する駆動機構、例えばソレノイド等が必要にな
り部品点数の増加やシフトロック構造の大型化、部品コ
ストの上昇等を招いてしまうという問題が発生する。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、シフトロック構造
が大型化することなく、複数位置のシフトロックを可能
にし、また部品点数を削減することのできるシフトレバ
ーのシフトロック構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、オートマチックトラ
ンスミッション車のシフトポジションを選択するポジシ
ョン選択方向と所定のシフトポジションで前記ポジショ
ン選択方向と略直交するシフトチェンジ準備方向とに揺
動可能なシフトレバーのシフトロック構造において、前
記シフトレバー下部のシフトチェンジ準備方向側に設け
られた突起部と、前記シフトレバーのポジション選択方
向と平行して設けられ前記突起部が当接する複数の側壁
当接部を有するリンク機構であって、前記シフトレバー
のシフトチェンジ準備方向への揺動をポジション選択方
向の複数位置で選択的に規制する進退自在なリンク機構
と、前記リンク機構を進退動作させる単一のリンク機構
駆動源と、を設けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のシフトレバーのシフトロック構造において、前記リ
ンク機構は連動して開閉動作する少なくとも2個のリン
クで構成され、前記シフトレバーがパーキングポジショ
ンからリバースポジションに移動する時とニュートラル
ポジションからリバースポジションに移動する時と2n
dポジションからローポジションに移動する時とのいず
れか2か所でシフトレバーのシフトチェンジ準備方向の
揺動を選択的に規制するように進退動作することを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明における請求項1に記載の構成によれ
ば、シフトレバーのポジション選択方向と平行して設け
られ複数の側壁当接部を有するリンク機構が単一のリン
ク機構駆動源によって進退動作し、前記側壁当接部とシ
フトレバーに設けられた突起部とが当接する。従って、
ポジション選択方向の複数位置でシフトレバーのシフト
チェンジ準備方向への揺動を選択的に規制する。
【0011】また、請求項2に記載の構成によれば、リ
ンク機構が少なくとも2個のリンクで構成され、リンク
機構駆動源の動作によって開閉動作を行い、開位置また
は閉位置で、シフトレバーがパーキングポジションから
リバースポジションに移動する時とニュートラルポジシ
ョンからリバースポジションに移動する時と2ndポジ
ションからローポジションに移動する時とのいずれか2
か所でシフトレバーのシフトチェンジ準備方向の揺動を
選択的に規制するように進退動作する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0013】図1は本実施例に係るシフトロック構造を
備えたシフトレバーの要部部品を示した組立図である。
本体ハウジング10は上面に図5に示すようなジグザグ
形状のシフトパターン10aを有し、内部及び側面等に
は図示しないシフト制御装置やスイッチ類、センサ類等
を内蔵している。前記シフトパターン10aには該シフ
トパターン10aに沿って、P,R,N,D等のシフト
ポジションのポジション選択方向(図中A方向)及び、
前記ポジション選択方向とほぼ直交するシフトチェンジ
準備方向(図中B方向)に揺動可能なシフトレバー12
が挿通されている。このシフトレバー12は運転者が直
接把持するノブ12aと、本体ハウジング10内部で第
1揺動軸14を中心にシフトチェンジ準備方向に揺動す
る準備方向揺動ブロック16と、該準備方向揺動ブロッ
ク16を胴体部に揺動自在に保持すると共に、第2揺動
軸18を中心にポジション選択方向に揺動する選択方向
揺動ブロック20と、前記ノブ12aと前記準備方向揺
動ブロック16とを接続するレバーシャフト12b等か
ら構成されている。前記第1揺動軸14を準備方向揺動
ブロック16に挿入する時、第1揺動軸14のネック1
4aにスプリングトーション22が挿入され、該スプリ
ングトーション22の一端側22aは準備方向揺動ブロ
ック16の胴体部に巻き付けられ、常に準備方向揺動ブ
ロック16を図中B1 方向に付勢している。
【0014】本実施例の特徴的事項は、運転者が不用意
(前述した安全条件が整ってない場合)に、シフトレー
バーを例えば、P位置やN位置等でシフトチェンジ準備
方向に揺動させようとしたとき、この揺動動作を阻止す
る単一の駆動源で駆動するリンク機構が設けられている
ところである。
【0015】図1に示すようにリンク機構は略V字形状
を呈する第1ロックレバー24と略M字形状を呈する第
2ロックレバー26とから構成されている。前記第1ロ
ックレバー24は略中央部に設けられた回動中心24a
が本体ハウジング10の側壁に設けられたボス28に係
合することによって回動自在に支持されている。また、
第1ロックレバー24の一端の一面側(組立て時のシフ
トレバー側)には、前記準備方向揺動ブロック16の胴
体部上部(シフトレバー12全体としては下部)に設け
られたピン状の突起部16aの端面が当接可能な第1側
壁当接部24bが設けられている。また、第1側壁当接
部24bと同端側の回動方向には前記突起部16aの側
面が当接可能な第1ピン受面24cが設けられている。
同様に、第2ロックレバー26は、一端側に設けられた
回動中心26aが本体ハウジング10の側壁に設けられ
たボス30に係合することによって回動自在に支持さ
れ、第2ロックレバー26の一端の一面側(組立て時の
シフトレバー側)に突起部16aの端面が当接可能な第
2側壁当接部26bが設けられ、該第2側壁当接部26
bと同端側の回動方向には前記突起部16aの側面が当
接可能な第2ピン受面26cが設けられている。上記の
ような形状を呈する第1,第2ロックレバー24,26
は第1ロックレバー24の他端側に設けられた係合ピン
24dが第2ロックレバー26の略中央部に設けられた
係合穴26dに係合することによって接続され、互いに
連動して動くことができる。さらに、第1ロックレバー
24の係合ピン24dの裏面側には駆動ピン24eが設
けられ、この駆動ピン24eにソレノイド32の摺動シ
ャフト先端に設けられたソレノイドリング34が係合す
る。図2に第1,第2ロックレバー24,26等を組立
てた状態を示す。このようにソレノイド32の駆動力が
第1,第2ロックレバー24,26からなるリンク機構
に伝達される。
【0016】以下、図1、図2及び第1,第2ロックレ
バー24,26の動作状態を示す図3を用いてシフトロ
ックについて説明する。なお、本実施例では、シフトレ
バー12がP位置(パーキングポジション)からR位置
(リバースポジション)に移動する時とN位置(ニュー
トラルポジション)からR位置に移動する時に、シフト
ロックを行う例を示す。
【0017】前記ソレノイド32とソレノイドリング3
4とはスプリング36を介して接続されている。従っ
て、ソレノイド32の非励磁時はソレノイドリング34
が第1,第2ロックレバー24,26を図3(a)中の
逆C方向に付勢する。逆C方向に付勢される第1ロック
レバー24は回動中心24aを中心に逆D1 方向に回動
し、第2ロックレバー26は回動中心26aを中心に逆
D2 方向に回動する。つまり、ソレノイド32の非励磁
時には常に第1,第2ロックレバー24,26が互いに
接近する方向に移動する。図3(a)は接近した状態で
ある。この時、第1ロックレバー24の第1側壁当接部
24bが図5に示すP位置のシフトチェンジ準備方向の
揺動ラインp上に位置し、第2ロックレバー26の第1
側壁当接部26bがN位置のシフトチェンジ準備方向の
揺動ラインn上に位置するように配置されている。ま
た、前記ソレノイド32はシフトレバー12がP位置に
ある時、つまり、図示しないパーキング検出スイッチ等
がオンしている場合、ブレーキペダルを踏んだ時のみ励
磁され、シフトレバー12がP位置以外にある時は、車
速が所定速度以下(例えば、停止状態を含む5km/h
以下)の時に励磁する構成になっている。
【0018】まず、エンジン始動直後、シフトレバー1
2がP位置のホームポジション側(P1 側)にあり、ブ
レーキペダルが踏まれていない場合、前述したようにソ
レノイド32は非励磁状態であるので、ソレノイドリン
グ34はスプリング36によって逆C方向に付勢され、
第1ロックレバー24の第1側壁当接部24bが揺動ラ
インp上に位置する。シフトレバー12を矢印B2 方向
に揺動させようとすると準備方向揺動ブロック16の胴
体部に設けられた突起部16aの端面が第1側壁当接部
24bに当接し、シフトレバー12がR位置へシフトす
るためのシフト準備位置(揺動位置P2 )に移動するこ
とを阻止し、シフトレバー12をP位置のP1 側にシフ
トロックすることができ、運転者の注意を促し急発進等
の事故を防止することができる。
【0019】次に、シフトレバー12がP位置にあり、
ブレーキペダルが踏まれると、ソレノイド32が励磁さ
れ、ソレノイドリング34が図3(a)中矢印C方向に
移動し、第1,第2ロックレバー24,26はそれぞれ
の回転軸24a,24bを中心に回転し矢印D1 ,D2
方向、つまり、互いに離れる方向に移動し、図3(b)
に示すように、P位置において第1ロックレバー24が
揺動ラインp上から外れ、シフトレバー12が図5中矢
印B2 方向に揺動可能になる。シフトレバー12が揺動
位置P2 に移動すると、図3(b)に示すように突起部
16aが第1,第2ロックレバー24,26の間に位置
する形になり、ポジション選択方向(矢印A方向)に揺
動し、R位置にシフトチェンジできる。シフトレバー1
2が揺動位置P2 に移動した後、ブレーキペダルが放さ
れるとソレノイド32は非励磁状態になり、第1,第2
ロックレバー24,26は逆D1 ,D2 方向(互いに閉
じる方向)移動するが、図3(b)に点線で示すように
前記突起部16aの側面が第2ピン受面26cに当接
し、第2ロックレバー26をD2 方向に押し動かすこと
ができるのでシフトレバー12がR位置からN位置、つ
まり、シフト選択方向に揺動することを阻止しない。な
お、通常、R位置からN位置にシフトする場合は、車両
は低速状態か停止状態なので、ソレノイド32は励磁さ
れ、第1,第2ロックレバー24,26は図3(b)の
状態になっている。また、本実施例のシフトパターンで
はN位置以降、D位置〜L位置までリンク機構と突起部
16aとは、非接触関係になり、自由にシフトチェンジ
することができる。
【0020】次に、通常走行状態では、ソレノイド32
は非励磁状態であり、かつ前述したようにリンク機構か
ら突起部16aは外れているので、D位置からN位置
(図5中D→N2 )にシフトチェンジした場合、第2ロ
ックレバー26は揺動ラインn上に復帰しており、図3
(a)に2点鎖線で示す状態になっている。(N2 位
置)。この状態(車速が所定速度以下でない場合)で、
N位置からR位置にシフトチェンジしようとすると、突
起部16aの端面と第2側壁当接部26bとの当接によ
って、シフトレバー12の揺動が阻止され、R位置への
シフトチェンジが禁止(N位置におけるシフトロック、
いわゆるRインヒビット)され、エンジンやギヤの損傷
を防止することができる。
【0021】一方、車速が所定速度以下になると、ソレ
ノイド32が励磁され、第1,第2ロックレバー24,
26は図3(b)の状態になり、シフトレバー12の揺
動を許容する。これ以降、N位置→R位置→P位置のシ
フトチェンジはP位置→R位置→N位置の場合と同様
に、突起部16aの側面が第1ロックレバー24の第1
ピン受面24cに当接し、第1ロックレバー24をD1
方向に押し動かすことができるので、車速が所定速度以
上になったことでリンク機構が閉じてもシフトレバー1
2がシフト選択方向に揺動することを阻止しない。
【0022】このように、単一のソレノイドによってリ
ンク機構を駆動して、複数位置でシフトロックを実現し
ているので、部品点数の削減が可能であり、同時にシフ
トロック機構自体の小型化・軽量化等を行うことができ
る。
【0023】なお、本実施例においては、シフトレバー
12がP位置からR位置にシフトする時と、N位置から
R位置にシフトする時にシフトロックを行う例を示した
が、図4(a)に示すようなシフトパターンをとれば、
P位置→R位置と、2位置(2nd)→L位置(ロー)
にシフトする時のシフトロックを行うことができる。つ
まり、2位置→L位置のシフトチェンジは、急激なエン
ジンブレーキがかかるため搭乗者やエンジンに大きな負
荷がかかる。そこで、本発明を2位置→L位置に適応す
れば、車速が所定速度、またはエンジンが所定回転以下
になった場合のみシフトチェンジ可能にするシフトロッ
クを小型かつ容易な構成で実現することができる。ま
た、図4(b)のようなシフトパターンをとれば、N位
置→R位置と、2位置→L位置にシフトする時のシフト
ロックを行うこともできる。ただし上述の場合、第1,
第2ロックレバーの形状を変更し、突起部の端面と側壁
当接部との当接関係や突起部の側面とピン受面との当接
関係を調整する必要がある。また、図4(a),(b)
に示す以外のシフトパターンも適宜選択可能であり、複
数の所望位置のシフトロックを小型かつ容易な構成で実
現することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、単一のリンク機構駆動源によって、シフ
トレバーのポジション選択方向と平行して設けられ複数
の側壁当接部を有するリンク機構を進退動作させて、シ
フトレバーに設けられた突起部がリンク機構の側壁当接
部に当接することによって、ポジション選択方向の複数
位置でシフトレバーのシフトチェンジ準備方向への揺動
を選択的に規制することができる。
【0025】また、請求項2に記載の発明によれば、リ
ンク機構が少なくとも2個のリンクで構成され、リンク
機構駆動源の動作によって開閉動作を行い、開位置また
は閉位置で、シフトレバーがパーキングポジションから
リバースポジションに移動する時とニュートラルポジシ
ョンからリバースポジションに移動する時と2ndポジ
ションからローポジションに移動する時とのいずれか2
か所で進退動作しシフトレバーのシフトチェンジ準備方
向の揺動を選択的に規制することができる。
【0026】従って、従来のように、揺動規制位置毎に
個別の駆動源や規制部材を設ける必要がなくシフトロッ
ク構造の小型化、簡略化、コストダウン等を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシフトロック構造を備えたシフト
レバーの要部部品を示した組立図である。
【図2】本発明に係るシフトロック構造のリンク機構を
構成するロックレバーの組立て状態を示す組立斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るシフトロック構造のリンク機構を
構成するロックレバーの動作状態を説明する説明図であ
る。
【図4】本発明に係るシフトロック構造を適応可能な他
のシフトパターン例である。
【図5】ジグザグ形状を呈するシフトパターンの一例で
ある。
【図6】従来のジグザグ形状を呈するシフトパターンに
使用されているシフトロック構造である。
【符号の説明】
10 本体ハウジング 12 シフトレバー 16 準備方向揺動ブロック 16a 突起部 20 選択方向揺動ブロック 24 第1ロックレバー 24b 第1側壁当接部 26 第2ロックレバー 26b 第2側壁当接部 32 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートマチックトランスミッション車の
    シフトポジションを選択するポジション選択方向と所定
    のシフトポジションで前記ポジション選択方向と略直交
    するシフトチェンジ準備方向とに揺動可能なシフトレバ
    ーのシフトロック構造において、 前記シフトレバー下部のシフトチェンジ準備方向側に設
    けられた突起部と、 前記シフトレバーのポジション選択方向と平行して設け
    られ前記突起部が当接する複数の側壁当接部を有するリ
    ンク機構であって、前記シフトレバーのシフトチェンジ
    準備方向への揺動をポジション選択方向の複数位置で選
    択的に規制する進退自在なリンク機構と、 前記リンク機構を進退動作させる単一のリンク機構駆動
    源と、 を設けたことを特徴とするシフトレバーのシフトロック
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシフトレバーのシフトロ
    ック構造において、 前記リンク機構は連動して開閉動作するする少なくとも
    2個のリンクで構成され、 前記シフトレバーがパーキングポジションからリバース
    ポジションに移動する時とニュートラルポジションから
    リバースポジションに移動する時と2ndポジションか
    らローポジションに移動する時とのいずれか2か所でシ
    フトレバーのシフトチェンジ準備方向の揺動を選択的に
    規制するように進退動作することを特徴とするシフトレ
    バーのシフトロック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001354045A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Tokai Rika Co Ltd シフトレバーのロック装置
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