JP2006123675A - 手動変速機のチェンジ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 チェンジ機構10を、車両に固定されるブラケット10と、このブラケット10に形成された一対の第1軸受部25,26と、この一対の第1軸受部25,26に第1ピン30を介してピン連結されたスパイダ40と、このスパイダ40に形成された一対の第2軸受部42,43と、この一対の第2軸受部42,43に第2ピン35を介してピン連結されたチェンジレバー50とによって構成するようにした。
【選択図】 図1
Description
また、チェンジレバーの基端部に一対の第2軸受部間に嵌り合う連結体を備え、この連結体と一対の第2軸受部とを第2ピンが貫通するようにしたため、スパイダを2本の金属製パイプを溶接して製作した従来のものに比して、部品点数を低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るチェンジ機構の側面図であり、図2は、図1の矢視II方向正面図であり、図3は、図1の矢視III方向正面図である。各図において、10はチェンジ機構を示しており、このチェンジ機構10は、いわゆるパネルシフトに適用されている。このチェンジ機構10は、車両の運転席における、インストルメントパネル11の裏側の狭隘なスペースS内に配置され、このインストルメントパネル11の裏側に位置する台座12を介して車両に固定されている。
このブラケット20は、取付部21,22,23,24側を基準にして、図1に示すように、ほぼ三角形状に突出し、その内側は、図4及び図5に示すように、空洞になっており、この空洞内には、補強用リブ27が設けられ、ブラケット20全体の剛性を十分に高く維持しつつ、全体の軽量化が図られている。
これら一対の軸受部25,26の間隙Mには、当該間隙Mよりも僅かに小さい寸法M1に形成された、アルミニウム合金製のスパイダ40のボス部41が嵌り合い、これらは、ボス部41のピン穴41Aと、軸受部25,26の各ピン穴28とを貫通する第1ピン30を介して、回動自在にピン連結されている。第1ピン30の先端には、プッシュピン等の抜け止め部材31が取り付けられ、この第1ピン30の軸受部25,26からの抜けが防止されている。
また、このスパイダ本体45には、ボス部41の軸線L1と直交する方向に延在するレバー47が一体成形され、このレバー47の先端には、軸線L1から所定距離D1だけ離れた位置に貫通孔47Aが形成され、この貫通孔47Aには、ケーブル保持ピン60A(図2、図3)が固定されている。
上述した短い距離H2(図6A)は、第2ピン35を第1ピン30に出来るだけ近接させて支持可能な距離とされ、従って、スパイダ40は第1ピン30と第2ピン35とを近接させ、スパイダ40の高さH3を出来るだけ低くしている。
一方、チェンジレバー50の基端部50Bには、図7Cに示すように、接続部70を介して、レバー54の基端部が溶接により固定され、この基端部には、上述した連結体53が溶接により固定されている。そして、このレバー54の先端部54Bは、略直角に曲げられ、その先端部54Bには、連結体53の軸線L2から所定距離D2だけ離れた位置に貫通孔54Aが形成され、この貫通孔54Aには、ケーブル保持ピン60B(図2,図3)が固定されている。
シフト操作用のケーブル28Aは、図2に示すように、ブラケット20の空洞内を延出し、当該ブラケット20の切欠き29Aに支持した筒部材29Cに案内されて、その内周部を往復移動する。また、セレクト操作用のケーブル28Bは、同じくブラケット20の空洞内を延出し、当該ブラケット20の切欠き29Bに支持した筒部材29Dに案内されて、その内周部を往復移動する。
このチェンジ機構10は、上述したように、第1ピン30と第2ピン35とが直交するため、図1のα方向と図2のβ方向は略垂直の関係にあり、チェンジレバー50がα方向に操作された場合は、ケーブル28Aだけがチェンジレバー50の操作量に応じた距離だけ移動し、チェンジレバー50がβ方向に操作された場合は、ケーブル28Bだけがチェンジレバー50の操作量に応じた距離だけ移動する。
チェンジレバー50がα方向に操作されると、第1ピン30を介して、スパイダ40が回動する。そして、例えば、スパイダ40がブラケット20に対して所定角度θ(ラジアン)回転すると、このスパイダ40のレバー47の先端が(上記距離D1)×(角度θ)の距離だけ移動し、この移動によりレバー47の保持ピン60Aに連結されたケーブル28Aが移動し、この移動分のシフト操作が手動変速機に伝達される。
従って、チェンジ機構10を取り付ける台座12と、車両のインストルメントパネル11との間のスペースSが小さい場合でも、このスペースS内にチェンジ機構10を容易に配置することが可能となる。
11…インストルメントパネル
12…台座
20…ブラケット
25,26…軸受部(第1軸受部)
28A,28B…ケーブル
30…第1ピン
35…第2ピン
40…スパイダ
41…ボス部
42,43…軸受部(第2軸受部)
45…スパイダ本体
50…チェンジレバー
53…連結体
Claims (3)
- 車両に固定されるブラケットと、
このブラケットに形成された一対の第1軸受部と、
一対の第1軸受部に第1ピンを介してピン連結されたスパイダと、
このスパイダに形成された一対の第2軸受部と、
一対の第2軸受部に第2ピンを介してピン連結されたチェンジレバーとを備えたことを特徴とする手動変速機のチェンジ機構。 - 前記チェンジレバーの基端部に一対の第2軸受部間に嵌り合う連結体を備え、この連結体と一対の第2軸受部とを前記第2ピンが貫通することを特徴とする請求項1記載の手動変速機のチェンジ機構。
- 前記スパイダには一対の第1軸受部間に嵌り合うボス部が一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載の手動変速機のチェンジ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004313619A JP2006123675A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 手動変速機のチェンジ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004313619A JP2006123675A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 手動変速機のチェンジ機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123675A true JP2006123675A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36718822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004313619A Pending JP2006123675A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 手動変速機のチェンジ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006123675A (ja) |
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-
2004
- 2004-10-28 JP JP2004313619A patent/JP2006123675A/ja active Pending
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