JP4793033B2 - 車両の変速操作装置の支持構造 - Google Patents
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Description
また、近年、このセレクトレバーを車両のインストルメントパネルに設けることで、車内における乗員の移動を容易にする技術が用いられている。なお、インストルメントパネルにセレクトレバーを設ける技術の一例としては、以下の特許文献1の技術が挙げられる。
他方、構造を小型化するため、2本の鋼板製ブラケット(3)間の幅を単に狭くすると、セレクトレバー(14)に入力された横方向の力(即ち、鋼管製前部クロスメンバ(2)の延在方向)に沿った力に対する剛性を確保することが困難になってしまう。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、コンパクトで且つ軽量な構造を実現しながら、セレクタレバーに対して大きな荷重がかかった場合でも変速操作装置の車両に対する取り付け位置がずれることを防ぐことができる、車両の変速操作装置の支持構造を提供することを目的とする。
また、請求項3記載の本発明の車両の変速操作装置の支持構造は、請求項2記載の内容において、該補強部材と該車両のフロアパネルとの間には上下方向に延在する延長補強部材が介装され、該補強部材と該延長補強部材および該延長補強部材と該フロアパネルとはボルトにより接続されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の車両の変速操作装置の支持構造は、請求項4記載の内容において、該ブラケットは、該補強部材よりも運転席側に配置され、該補強部材よりも助手席側には、該クロスメンバ側と該補強部材側とを連結するブリッジ部を備えることを特徴としている。
さらに、接続部材と補強部材,補強部材と変速操作装置,変速操作装置と接続部材を、それぞれ接続することにより、三角形の閉断面が形成されて更に高い剛性が得られる。
また、変速操作装置が高い剛性で支持されているため、ドライバがセレクトレバーを操作した際に、この変速操作装置がぐらつくことを防止することが可能となり、ドライバの操作感を向上させることもできる。(請求項1)
また、補強部材を車両のフロアパネルに接続することにより、セレクトレバーに入力される上下方向および左右方向の力に対しての剛性をより一層高めることができる。(請求項2)
また、クロスメンバとフロアパネルとの間の距離が設計値と実際値との間で多少の誤差が生じたとしても、延長補強部材を介してボルトにより固定する構成としたことにより、この誤差を吸収することが可能となり、組み付け性を向上させることができる。(請求項3)
また、変速操作装置を、補強部材よりも運転席側に配設することにより、運転者の操作性を良くしつつ、変速操作装置の取り付け剛性を向上させることができる。(請求項4)
また、変速操作装置が取付けられる運転席側と反対側の助手席側にクロスメンバ側と補強部材側とを連結するブリッジ部を設けることにより、変速操作装置周辺の支持構造の剛性をより向上させることができる。(請求項5)
図1に示すように、車両10の車室11には、運転者が着座する運転席12と、この運転席12の左側で同乗者が着座する助手席13とが設けられている。
また、このセレクトレバー15は、図2に示すように、インストルメントパネル14の内部に設けられたシフター機構(変速操作装置)16により回動可能に支持されている。なお、この図2においてはセレクトレバー15の図示を省略し、また、シフター機構16はその一部のみを図示している。
また、車両10には、図2および図3に示すように、車体の一部を形成するクロスメンバ(車体部材)17が車室11の前方で且つ車幅方向に延在して設けられている。
そして、このシフター補強部材18の断面は、略U字形に形成され、U字開口が車両10の前方側に位置するように配設されている。
また、このシフター補強部材18の下端部18bに溶接された接続プレート19には図示しない2つのボルト穴が形成されている。そして、これらのボルト穴と、後述する延長パネル(延長補強部材)22の上端部21aに形成された2つのボルト穴に挿入された2つのネジ21,21によって、接続プレート19と延長パネル22とは接続されている。
また、この延長パネル22は、上述のように、その上端部22aがシフター補強部材18の下端部18bに溶接された接続プレート19に対してネジ21,21により接続され、他方、その下端部22bがフロアパネルブラケット24に対して2つのネジ23,23によって接続されている。なお、このフロアパネルブラケット24は、車両10のフロアパネル(図示略)に対して溶接されたブラケットである。
さらに、このクロスメンバ17には、シフター補強部材18から左側へ所定距離(図2中符号L2参照)離れた位置において、左側サイドブラケット26が溶接されている。
なお、この接続部材27と右側サイドブラケット25との接続を符号FP4で示し、また、接続部材27とシフター補強部材18の中間部18cとの接続を符号FP7で示す。
なお、接続部材27とシフター機構16の上端部16aとの接続を符号FP1で示し、また、接続部材27とシフター機構16の側端部16aとの接続を符号FP2,FP3で示す。
図4に示すように、クロスメンバ17とシフター補強部材18とが固定され(符号FP6参照)、シフター補強部材18と接続部材27とが固定され(符号FP7参照)、接続部材27と右側サイドブラケット25とが固定され(符号FP4参照)、そして、右側サイドブラケット25とクロスメンバ17とが固定されることで(符号FP5参照)、FP6−FP7−FP4−FP5で囲まれることによって定義される四角形の閉断面が形成される。
さらに、接続部材27とシフター補強部材18とが固定され(符号FP7参照)、シフター補強部材18とシフター機構16とが固定され(符号FP2および符号FP3参照)、そして、シフター機構16と接続部材27とが固定されているので(符号FP1参照)、FP7−FP2,3−FP1で囲まれることによって定義される三角形の閉断面が形成される。
つまり、背景技術の欄で上述した特許文献1の技術のように、変速操作装置用鋼板製支持部材(4)の両側が鋼管製前部クロスメンバ(2)に固定された2本の鋼板製ブラケット(3)により支持される大掛かりな構成にせずとも、高い剛性を得ることができるのである。
また、シフター機構16が高い剛性で支持されているため、ドライバがセレクトレバー15を操作した際にこのシフター機構16がぐらつくことを防止することが可能となり、ドライバの操作感を向上させることもできる。
また、シフター補強部材18は、接続プレート19,延長パネル22およびフロアパネルブラケット24を介して車両1のフロアパネルに接続されているので、セレクトレバー15に入力される上下左右方向の力に対しての剛性をより一層高めることができる。
また、接続プレート19と延長パネル22とはボルト21,21により接続され、また、延長パネル22とフロアパネルブラケット24との間はボルト23,23により接続されている。
また、背景技術の欄で上述した特許文献1の技術のように、変速操作装置用鋼板性支持部材(4)の両側が鋼管製前部クロスメンバ(2)に固定された2本の鋼板製ブラケット(3)により支持される構成の場合、例えば、セレクトレバー(14)へのワイヤー接続作業などが行ないにくいという課題があるが、本実施形態に係る本発明によれば、シフター機構16の右側方に何ら部品が配設されていないため、作業者は、シフター機構16への部品の取り付け作業を容易に行なうことができる。
なお、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、上述の第1実施形態を説明するのに用いた図も併せて用いるとともに、第1実施形態と同様、図1に示す車両10の場合を例にとって説明する。
また、図6に示すように、このセレクトレバー15には、図示しないトランスミッションと接続されたワイヤー28が接続されている。
しかしながら、本実施形態における延長パネル42は、後述する左側サイドブラケット44と接続されている点で、延長パネル22と異なっている。なお、この延長パネル42と左側サイドブラケット44とは一体に形成され、延長パネル42と左側サイドブラケット44との接続を符号FP16として示す。
このうち、右側サイドブラケット43は、第1実施形態における右側サイドブラケット25に対応する部品であって、この右側サイドブラケット25とクロスメンバ17との接続を符号FP12として示す。
また、シフター補強部材41の中間部41cと右側サイドブラケット43の下端部43bとは接続部材47によって接続されている。なお、この接続部材47は、第1実施形態における接続部材27と対応する部品である。
そして、この接続部材47には、右側サイドブラケット43の近傍において、シフター機構40の上端部(一端部)40aが固定されると共に、シフター補強部材41の中間部41cにはシフター機構40の側端部(他端部)40bが2箇所で固定されている。
本発明の第2実施形態に係る車両の変速操作装置の支持構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
さらに、接続部材47とシフター補強部材41とが固定され(符号FP14参照)、シフター補強部材41とシフター機構40とが固定され(符号FP9および符号FP10参照)、そして、シフター機構40と接続部材47とが固定されているので(符号FP8参照)、FP14−FP9,10−FP8で囲まれることによって定義される三角形の閉断面が形成される。
さらに、クロスメンバ17と左側サイドブラケット44とが固定され(符号FP15参照)、この左側ブラケット44と延長パネル42とがブリッジ部45を介して一体に形成され(符号FP16参照)、延長パネル42とシフター補強部材41とが固定され(符号FP17参照)、そして、延長パネル42とクロスメンバ17とが固定されているので(符号FP13参照)、FP15−FP16−FP17−FP13で囲まれることによって定義される四角形の閉断面が形成される。
このように、本発明の第2実施形態に係る車両の変速操作装置の支持構造によれば、コンパクトで軽量な構造を実現しながら、セレクトレバー15に対して大きな荷重がかかった場合でもシフター機構40を確実に支持し、このシフター機構40の取り付け位置がずれることを防ぐことができる。
また、シフター機構40自体を、シフター機構40を支持する構造体の一部にすることで、軽量化を図るとともに、コストダウンを図ることができる。
したがって、万が一、車室内を行き来する運転者や同乗者がセレクトレバー15に大きな荷重をかけるような事態が生じたとしても、このセレクトレバー15を支持するシフター機構40は高い剛性で支持されているため、シフター機構40の取り付け位置がずれることを防ぐことができる。
これにより、クロスメンバ17とフロアパネルとの間の距離が設計値と実際値との間で多少の誤差が生じたとしても、接続プレートのボルト穴(図示略)と延長パネル42の上端部42aに近接して形成されたボルト穴(図示略)とが連通できる範囲、および、延長パネル42の下端部42b近傍に近接して形成されたボルト穴(図示略)とが連通できる範囲で、クロスメンバ17とフロアパネルとの間の距離誤差を吸収することが可能となり、組み付け性を向上させることができる。 また、シフター機構40は、車両10の車室11内の前方のインストルメントパネル14内で且つシフター補強部材41よりも運転席12側に配設されているので、セレクトレバー15が運転者により近くなり、シフター機構40の取り付け剛性を向上させるだけでなく、操作性をも向上できる。
また、シフター機構40の側方に何ら部品が配設されていないため、作業者は、図6に示すように、セレクトレバー15に対するワイヤー28の接続作業などを容易に行なうことができる。
11 車室
12 運転席
13 助手席
15 セレクトレバー(操作レバー)
16,40 シフター機構(変速操作装置)
17 クロスメンバ
18,41 シフター補強部材(補強部材)
21,23 ボルト
22,42 延長パネル(延長補強部材)
25,43 右側サイドブラケット(ブラケット)
27,47 接続部材
Claims (5)
- 操作レバーを有する車両の変速操作装置の支持構造であって、
該車両の車幅方向に延在する車体部材であるクロスメンバと、
該クロスメンバに固着され下方に延在する補強部材と、
該補強部材から離間して該クロスメンバに固着されたブラケットと、
該補強部材と該ブラケットとを接続する接続部材とを備え、
該変速操作装置は、その一端部が該接続部材に固定されるとともに、その他端部が該補強部材に固定されており、
該接続部材と該補強部材との接続位置と、該変速操作装置の該補強部材への固定位置とが離間しており、該接続部材と該補強部材と該変速操作装置とが、三角形の閉断面を形成する
ことを特徴とする、車両の変速操作装置の支持構造。 - 該補強部材は、該車両のフロアパネルに接続されている
ことを特徴とする、請求項1記載の車両の変速操作装置の支持構造。 - 該補強部材と該車両のフロアパネルとの間には上下方向に延在する延長補強部材が介装され、
該補強部材と該延長補強部材および該延長補強部材と該フロアパネルとはボルトにより接続されている
ことを特徴とする、請求項2記載の車両の変速操作装置の支持構造。 - 該変速操作装置は、該車両の該補強部材よりも運転席側に配設されている
ことを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項記載の車両の変速操作装置の支持構造。 - 該ブラケットは、該補強部材よりも運転席側に配置され、該補強部材よりも助手席側には、該クロスメンバ側と該補強部材側とを連結するブリッジ部を備えることを特徴とする請求項4記載の車両の変速操作装置の支持構造。
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