JP2017054156A - 車両用操作ペダル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダッシュパネルや車体側部材に対して異なる2箇所で固定される車両用操作ペダル装置に関し、車体側部材等に対する取付位置にズレが生じた場合でも、操作ペダルの動作に関する不具合を抑制し得る車両用操作ペダル装置を提供する。
【解決手段】ブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット5と、操作ペダル30と、中間レバー35と、連結リンク40とを有している。ペダルブラケット5は、前記ダッシュパネルPに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された第1側板部材10及び第2側板部材20を有し、車両後側に位置する車体側ブラケット50に対して、ナット55及びボルト56によって、一カ所をもって締結固定されている。第1側板部材10及び第2側板部材20は、第1支持軸6と第2支持軸7の内、後方側に位置する第1支持軸6と、取付固定部16及び取付固定部26との間に、変形許容部13及び変形許容部23を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダッシュパネルや車体側部材に対して異なる2箇所で固定される車両用操作ペダル装置に関する。
従来、車両用操作ペダル装置として、例えば、特許文献1記載の発明が知られている。特許文献1記載の車両用ブレーキペダル装置は、ダッシュパネルに配設されたペダルブラケットと、支軸まわりに回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を下端部に有するブレーキペダルと、支軸まわりに回動可能に配設されると共に、連結リンクを介してブレーキペダルに連結され、そのブレーキペダルに連動して機械的に出力方向へ回動させられることにより、ダッシュパネルから突き出すプッシュロッドを車両前側へ変位させるカムレバーとを有して構成されている。
従って、特許文献1記載の車両用ブレーキペダル装置によれば、オペレーティングロッドは、ブレーキペダルを踏込み操作すると、連結リンクを介して、カムレバーを出力方向へ揺動させ、プッシュロッドを、車両前側に位置するブレーキブースタ内に押し込むことができ、もって、車両に制動力を付与することができる。
特開2007−001372号公報
ここで、特許文献1記載の車両用ブレーキペダル装置において、ペダルブラケットは、2つの側面板を有して構成されており、各側面板の車両前部側は、車体側部材としてのダッシュパネルロアに対してボルト及びナットによって固定されている。そして、ペダルブラケットは、別の車体側部材としてのダッシュパネルアッパに対して、ボルト及びナットを用いて、一カ所で締結固定されている。
特許文献1記載の車両用ブレーキペダル装置のように、ペダルブラケットを異なる二つの車体側部材に対して固定する場合、一方の車体側部材に対する取付固定作業と、他方の車体側部材に対する取付固定作業というように、ペダルブラケットの取付工程が複数工程にわたる為、一方の車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置と、他方の車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との相対的な位置関係にズレが生じてしまう場合があった。特に、一方の車体側部材に対して、ペダルブラケットを一カ所で締結固定する場合、ボルトやナット等の締結作業に伴って、ペダルブラケットを構成する側面板が車幅方向に変位してしまう場合があり、相対的な位置関係のズレの要因となる場合があった。
又、一方の車体側部材及び他方の車体側部材には、ペダルブラケットを締結固定する為の締結穴等が形成される場合がある。この場合、各車体側部材における締結穴等の形成位置に関してもバラつきが生じる場合があり、結果として、一方の車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置と、他方の車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との相対的な位置関係にズレが生じてしまう場合がある。
一方の車体側部材と、他方の車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との相対的な位置関係にズレが生じてしまうと、ペダルブラケットを構成する2つの側面板等の変形を招き、操作ペダルや中間レバーの動作に不具合を生じさせてしまう虞があった。例えば、車幅方向にズレが生じ、ペダルブラケットにおける2つの側面板の間隔が狭まってしまった場合、操作ペダルや中間レバーの支軸に悪影響を及ぼし、操作ペダルや中間レバーの回動動作に関する動作不良を発生させてしまう。又、車両前後方向にズレが生じた場合は、ペダルブラケット及び操作ペダルの姿勢が適正な状態と異なってしまう為、操作ペダルの踏部に関する位置精度を低下させてしまう虞があった。
本発明は、ダッシュパネルや車体側部材に対して異なる2箇所で固定される車両用操作ペダル装置に関し、車体側部材等に対する取付位置にズレが生じた場合でも、操作ペダルの動作に関する不具合を抑制し得る車両用操作ペダル装置を提供する。
本発明の一側面に係る車両用操作ペダル装置は、車両前側のダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、前記ペダルブラケットに対して、前記第1支持軸に平行に設けられた第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる連結リンクと、を有する車両用操作ペダル装置であって、前記ペダルブラケットは、前記ダッシュパネルに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された一対の側板を有すると共に、前記ダッシュパネルよりも車両後側に位置する車体側部材に対して、一カ所をもって締結固定されており、前記一対の側板は、前記ペダルブラケットが前記車体側部材に対して締結固定される取付固定部と、前記第1支持軸と前記第2支持軸の内、車両後側に位置する支持軸との間に、当該側板における他の部分よりも低い剛性を示す変形許容部を有することを特徴とする。
当該車両用操作ペダル装置は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、連結リンクと、を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダルの回動に連動して、連結リンクを介して中間レバーを回動させることができ、もって、出力部材を車両前側へ変位させ得る。ここで、当該車両用操作ペダル装置において、ペダルブラケットは、前記ダッシュパネルに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された一対の側板を有し、車両後側に位置する車体側部材に対して、一カ所をもって締結固定されている。そして、一対の側板は、前記第1支持軸と前記第2支持軸の内、車両後側に位置する支持軸と、取付固定部との間に、当該側板における他の部分よりも低い剛性を示す変形許容部を有している。従って、当該車両用操作ペダル装置によれば、ダッシュパネルに対するペダルブラケットの取付位置と、車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との位置関係が適正な位置からズレてしまった場合であっても、各側板の変形許容部における変形によって、ズレを吸収させることができる。又、変形許容部は、前記第1支持軸と前記第2支持軸の内、車両後側に位置する支持軸と、取付固定部との間に形成されている為、変形許容部の変形によってズレを吸収すれば、変形許容部よりも車両前側部分(即ち、第1支持軸及び第2支持軸が位置する部分)は、適正な状態を維持し得る。これにより、第1支持軸及び第2支持軸周辺を適正な状態とすることができるので、当該車両用操作ペダル装置は、ダッシュパネルに対するペダルブラケットの取付位置と、車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との位置関係が適正な位置からズレてしまった場合であっても、操作ペダル及び中間レバーの正常な動作を実現することができる。
又、本発明の他の側面に係る車両用操作ペダル装置は、請求項1記載の車両用操作ペダル装置であって、前記一対の側板は、車両前後方向に伸びる端縁に沿って形成され、当該側板板面に対して交差する方向へ突出するフランジ部と、車両前後方向に沿って伸びる当該側板の端縁の内、前記フランジ部と隣接する部分を切り欠いて形成された切欠部とを有し、前記変形許容部は、前記フランジ部と前記切欠部が隣接する部分を含んで構成されていることを特徴とする。
当該車両用操作ペダル装置において、フランジ部は、一対の側板における車両前後方向に伸びる端縁に沿って形成され、当該側板板面に対して交差する方向へ突出している為、当該側板における剛性を高めることができる。切欠部は、一対の側板における車両前後方向に沿って伸びる当該側板の端縁の内、前記フランジ部と隣接する部分を切り欠いて形成されている為、当該側板における剛性を最も低くすることができる。そして、前記一対の側板における前記変形許容部は、前記フランジ部と前記切欠部が隣接する部分を含んで構成されている為、側板における剛性の差が大きい部分を含むことになる。従って、当該車両用操作ペダル装置によれば、変形許容部における変形を、前記フランジ部と前記切欠部が隣接する部分を中心に生じさせることができ、より確実にズレを吸収させ得る。
本発明の他の側面に係る車両用操作ペダル装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用操作ペダル装置であって、前記取付固定部は、前記車体側部材に対する前記ペダルブラケットの締結固定に用いられる締結部と、前記締結部に対して車幅方向両側に位置し、前記取付固定部における他の部分よりも低い剛性を示す脆弱部とを有することを特徴とする。
当該車両用操作ペダル装置において、前記取付固定部は、締結部と、脆弱部とを有して構成されており、当該脆弱部は、前記締結部に対して車幅方向両側に位置し、前記取付固定部における他の部分よりも低い剛性を示すように形成されている。従って、当該車両用操作ペダル装置によれば、脆弱部を変形させることによって、車両前後方向に関する取付固定部に対する締結部の位置を変化させることができる。これにより、当該車両用操作ペダル装置は、車両前後方向に関するズレが生じている場合であっても、脆弱部を変形させることによって、車両前後方向に関するズレを吸収し、ダッシュパネル及び車体側部材における適切な位置に取付固定することができ、操作ペダルの踏部に関する位置精度の低下を抑制し得る。
又、本発明の他の側面に係る車両用操作ペダル装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用操作ペダル装置であって、前記ペダルブラケットは、前記一対の側板の内、一方における車両後方側を折り曲げ加工して形成された取付固定部と、前記一対の側板の内、他方における車両後方側を折り曲げ加工して形成された取付固定部を、前記車体側部材に対して共締めすることによって構成されていることを特徴とする。
当該車両用操作ペダル装置によれば、ペダルブラケットを構成する一対の側板を、車体側部材に対して共締めして締結固定する場合であっても、ダッシュパネルに対するペダルブラケットの取付位置と、車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との間のズレを、各変形許容部の変形によって吸収することができ、操作ペダル及び中間レバーの正常な動作を実現することができる。
この発明は、ペダルブラケットと、操作ペダルと、中間レバーと、連結リンクと、を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダルの回動に連動して、連結リンクを介して中間レバーを回動させることができ、もって、出力部材を車両前側へ変位させ得る。ペダルブラケットは、前記ダッシュパネルに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された一対の側板を有し、車両後側に位置する車体側部材に対して、一カ所をもって締結固定されている。そして、一対の側板は、前記第1支持軸と前記第2支持軸の内、車両後側に位置する支持軸と、取付固定部との間に、当該側板における他の部分よりも低い剛性を示す変形許容部を有しており、ダッシュパネルに対するペダルブラケットの取付位置と、車体側部材に対するペダルブラケットの取付位置との位置関係が適正な位置からズレてしまった場合であっても、各側板の変形許容部における変形によって、ズレを吸収させる。
本実施形態に係るブレーキペダル装置の概略構成を示す側面図である。 本実施形態に係るブレーキペダル装置の概略構成を示す背面図である。 変形許容部及び取付固定部の構成を示す拡大側面図である。 取付固定部の構成を示す拡大背面図である。 車体側ブラケットに対するペダルブラケットの固定に関する説明図である。 車幅方向への位置ズレが生じた場合のペダルブラケットの固定に関する説明図である。 車両前後方向への位置ズレが生じた場合のペダルブラケットの固定に関する説明図である。 車体側ブラケットに対するペダルブラケットの固定についての変形例を示す説明図である。
以下、本発明に係る車両用操作ペダル装置を、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置1に適用した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(ブレーキペダル装置の概略構成)
先ず、本実施形態に係るブレーキペダル装置1の概略構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下の各図においては、ペダルブラケット5等の内側に配置された各部を仮想線(破線)で示すことで、その内側の構造が分かるように示している。
本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、エンジンルームと車室内とを区切るダッシュパネルPと、車体側部材としてのインパネリインフォースメントI及び車体側ブラケット50に対して固設されており、ペダルブラケット5と、操作ペダル30と、中間レバー35と、連結リンク40とを有している。当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル30の踏込み操作によって当該操作ペダル30が回動した場合に、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを車両前方側へ変位させることで、車両に対する制動力を発生させるように構成されている。
ブレーキブースタBは、ダッシュパネルPの車両前側(即ち、エンジンルーム側)に一体的に固設されており、出力部材としてのオペレーティングロッドRを有している。当該ブレーキブースタBは、オペレーティングロッドRが車両前側へ変位した場合に、操作ペダル30を介して伝達された制動力を倍化して、倍化した制動力を車両に伝達する。そして、オペレーティングロッドRは、ダッシュパネルPから車両後側の車室内へ突き出すように配設されており、車両前後方向へ変位可能に構成されている。
図1に示すように、インパネリインフォースメントIは、ダッシュパネルPよりも車両後側(運転席側)に配設されており、本発明における車体側部材の一部を構成する。そして、当該インパネリインフォースメントIは、高い剛性を有しており、一般に、衝突時等の車両前方からの大荷重入力時に車両後側へ変位する可能性や変形量がダッシュパネルPよりも少ないものである。
そして、インパネリインフォースメントIには、車体側ブラケット50が一体的に固設されている。当該車体側ブラケット50は、インパネリインフォースメントIと共に、本発明における車体側部材を構成する。車体側ブラケット50には、ペダルブラケット5の後側部分(後述する取付固定部)が、ナット55及びボルト56によって一ヶ所で締結固定される(図1参照)。
ペダルブラケット5は、ダッシュパネルPの車室側に対して、ボルト等を用いて固定されており、車幅方向に間隔をおいて対向する第1側板部材10、第2側板部材20によって構成されている。ペダルブラケット5の具体的な構成については後述する。
第1支持軸6は、ペダルブラケット5における車両後方側に配設されており、ペダルブラケット5を構成する第1側板部材10と第2側板部材20の間に亘って、略水平で且つ車幅方向と略平行に延びている。そして、第2支持軸7は、操作ペダル30よりも車両前側に位置しており、第1支持軸6と平行に伸びるように配設されている。
操作ペダル30は、第1支持軸6によって、その上部を回動可能に支持されており、下端部に踏部31を有している。従って、操作ペダル30は、踏部31を利用して踏込み操作が行われた場合、第1支持軸6を中心に回動し、踏部31は、車両前側に向かって移動する。
そして、中間レバー35は、第2支持軸7によって、その下端部を回動可能に支持されており、上方に向かって延びている。中間レバー35の上端部には、オペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている。従って、中間レバー35が第2支持軸7を中心として回動することによって、オペレーティングロッドRは、車両前後方向へ変位し得る。つまり、当該ブレーキペダル装置1によれば、中間レバー35によって、オペレーティングロッドRを車両前側へ変位させることで、ブレーキブースタBを介して制動力を発生させ得る。
連結リンク40は、操作ペダル30の上方前側部分と、中間レバー35の後側部分を連結しており、操作ペダル30及び中間レバー35に対して回動可能に取り付けられている。連結リンク40の一端側は、操作ペダル30の上方前側部分に対して、連結ピン41を介して連結されている為、連結リンク40は、連結ピン41を中心として、操作ペダル30に対して回動し得る。又、連結リンク40の他端側は、中間レバー35の後側部分に対して、連結ピン42を介して連結されている為、連結リンク40は、連結ピン42を中心として、中間レバー35に対して回動し得る。従って、当該ブレーキペダル装置1においては、第1支持軸6を中心とした操作ペダル30の回動を、連結リンク40を介して、中間レバー35に伝達することができ、中間レバー35を、第2支持軸7を中心として回動させることができる。
(操作ペダルの踏込み操作に伴う各部の動作)
次に、上述したブレーキペダル装置1において、操作ペダル30の踏込み操作が行われた場合の各部の動きについて説明する。
操作ペダル30に対して踏込み操作が行われた場合、踏部31が車両前側へ踏み込まれることになる為、操作ペダル30は、第1支持軸6を中心として回動する。この時、操作ペダル30の上部は、第1支持軸6を中心として車両上方へ向かって回動する為、操作ペダル30の回動は、連結リンク40を介して、中間レバー35に対して伝達される。
上述したように、連結リンク40は、中間レバー35の後側部分に対して、連結ピン42を介して連結されている為、中間レバー35は、操作ペダル30の回動に伴って、第2支持軸7を中心として回動し、中間レバー35の上部を車両前側に向かって移動させ得る。中間レバー35の上部には、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRが、クレビスを介して連結されている為、当該ブレーキペダル装置1は、操作ペダル30の踏込み操作に連動して、オペレーティングロッドRを出力方向(車両前側)へ押圧することができ、車両に対する制動力を発生させ得る。
(ペダルブラケット5の具体的構成)
続いて、本実施形態に係るブレーキペダル装置1におけるペダルブラケット5の具体的構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、ペダルブラケット5は、車幅方向に間隔をおいて対向する第1側板部材10、第2側板部材20によって構成されている。
図1〜図3に示すように、第1側板部材10は、ペダルブラケット5の左側部分を構成する鋼板製の部材であり、側板部11と、フランジ部12と、変形許容部13と、切欠部14と、取付固定部16と、締結穴17と、脆弱部18とを有している。第2側板部材20は、ペダルブラケット5の右側部分を構成する鋼板製の部材であり、側板部21と、フランジ部22と、変形許容部23と、切欠部24と、取付固定部26と、締結穴27と、脆弱部28とを有している。
図1、図2に示すように、第1側板部材10及び第2側板部材20は、車両前側のダッシュパネルPに対しては、夫々異なる位置をもって、ボルト及びナット(図示せず)によって固定されている。一方、車両後側に位置する車体側ブラケット50に対しては、第1側板部材10及び第2側板部材20は、ナット55及びボルト56によって、一ヶ所で共締めされて固定されている(図1〜図4参照)。
このように、第1側板部材10及び第2側板部材20は、その基本的構成を同じくしている為、以下の説明においては、第1側板部材10の具体的構成について詳細に説明し、第2側板部材20については、その説明を省略する。
図1に示すように、第1側板部材10の側板部11は、鋼板製の第1側板部材10における主要部を構成している。側板部11は、第1側板部材10における前側部分を含む板状部分であり、当該側板部11には、第1支持軸6及び第2支持軸7の一端が配設されている。
フランジ部12は、第1側板部材10における前記変形許容部13よりも前側部分を構成する側板部11の上端縁及び下端縁に沿って形成されており、側板部11の板面に対して交差するペダルブラケット5の外側方向(この場合、左側方向)へ突出するように形成されている(図1、図2参照)。当該フランジ部12は、第1側板部材10の主要部である側板部11に対する補強として機能しており、側板部11の剛性(例えば、上下方向及び左右方向への変形に対する剛性)を高めている。
尚、第2側板部材20において、フランジ部22は、側板部21の上端縁及び下端縁に沿って、第2側板部材20の側板部21に対して、右側方向へ突出するように形成されている。
そして、変形許容部13は、第1側板部材10の側板部11に対して後方側において、側板部11よりも剛性が低くなるように形成されており、切欠部14を有している(図3参照)。上述したように、第1支持軸6及び第2支持軸7は、側板部11部分に配設されている為、変形許容部13は、第1支持軸6及び第2支持軸7よりも車両後方側に位置している。後述するように、変形許容部13は、幅方向ズレ量Wや前後方向ズレ量Dが生じた場合に集中的に変形させることによって、生じたズレを吸収する部分である。
図1、図3に示すように、変形許容部13は、上下方向の寸法を、第1側板部材10の側板部11よりも狭く形成されている。これにより、変形許容部13は、上下方向に関する剛性を側板部11よりも低く形成される。又、変形許容部13は、側板部11と異なりフランジ部12を有しておらず、平板状に形成されている為、上下方向及び左右方向に関する剛性を、側板部11よりも低く形成されている。
図3に示すように、切欠部14は、側板部11におけるフランジ部12に対して車両後方側に隣接する変形許容部13の内、車両前方側にあたる変形許容部13の上側端縁及び下側端縁を、上下方向に関して変形許容部13の内側に向かって切り欠いて形成される。変形許容部13の切欠部14を形成した部分は、上下方向の寸法が、変形許容部13における他の部分よりも狭くなる。従って、変形許容部13において、切欠部14が形成された部分が、最も剛性が小さな部分となる。又、高い剛性を示す側板部11の後部と、変形許容部13における切欠部14とが隣接しており、剛性の差が最も大きくなる為、前後方向ズレ量D等のズレが生じた場合の変形を、変形許容部13における切欠部14周辺に集中させることができる。
図2、図4に示すように、取付固定部16は、第1側板部材10における車両後方側(変形許容部13よりも車両後方側)を、ペダルブラケット5の内側に向かって折り曲げ加工して形成されており、締結穴17と、脆弱部18とを有している。取付固定部16は、第1側板部材10における車両後方側を折り曲げ加工して形成されている為、変形許容部13よりも高い剛性を示す。そして、当該取付固定部16は、車体側部材である車体側ブラケット50に対して、第2側板部材20の取付固定部26と共に共締めされ、ペダルブラケット5を一ヶ所で締結固定する際に用いられる。
締結穴17は、図2、図4に示すように、取付固定部16における上側部分に形成されており、ペダルブラケット5の後方上側において、車幅方向中央部分に位置している。当該締結穴17には、車両後方側の車体側ブラケット50に対して締結固定する為のボルト56が挿通される。
脆弱部18は、締結穴17に隣接する部分において、取付固定部16の他の部分よりも剛性が低くなるように形成されている。具体的には、脆弱部18は、取付固定部16の上下方向に係る寸法において、締結穴17の形成部分よりも括れるように形成されている。従って、脆弱部18は、取付固定部16において、最も剛性が小さな部分となり、前後方向ズレ量D等のズレが生じた場合に、当該脆弱部18に変形を集中させることで、ズレを吸収する。
(ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50に対するペダルブラケット5の取付工程)
続いて、上述のように構成されたブレーキペダル装置1を車両に配設する際に、ペダルブラケット5を、ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50に固定する取付工程について、図面を参照しつつ説明する。
尚、図5は、車体側ブラケット50に対して、取付固定部16及び取付固定部26を締結固定した状態を示す説明図であり、(A)は、取付固定部16及び取付固定部26周辺の側面図であり、(B)は、取付固定部16及び取付固定部26周辺の上面図である。
先ず、ダッシュパネルPに対して第1側板部材10及び第2側板部材20を固定する。図1、図2に示すように、第1側板部材10は、ダッシュパネルPから突出しているオペレーティングロッドRの左側における所定位置に対して、当該第1側板部材10の前側端縁をボルト等によって複数個所締結することで固定される。一方、第2側板部材20は、オペレーティングロッドRの右側にあたる所定位置に対して、当該第2側板部材20の前側端縁をボルト等によって複数個所締結することで固定される。
その後、ダッシュパネルPに対して固定された第1側板部材10及び第2側板部材20を、車体側部材である車体側ブラケット50に対して、ナット55及びボルト56を用いて一ヶ所で締結固定する。具体的には、第1側板部材10の取付固定部16の後方に、第2側板部材20の取付固定部26が位置するように、取付固定部16の締結穴17と取付固定部26の締結穴27とを重ね合わせる。そして、締結穴17及び締結穴27と、車体側ブラケット50を、ボルト56によって挿通し、当該ボルト56とナット55で、車体側ブラケット50に対して、ペダルブラケット5の後部を一ヶ所で締結固定する。
このようにして、ペダルブラケット5を構成する第1側板部材10、第2側板部材20を、ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50に固定する場合、必ずしも、第1側板部材10及び第2側板部材20を変形させることなく、車体側ブラケット50に対して一ヶ所で締結固定し得るとは限らない。
例えば、上述した取付工程を行う上では、インパネリインフォースメントI及び車体側ブラケット50の位置が、設計上の所定位置から、車両の前後左右方向及び上下方向にズレている場合も生じ得る。この場合、ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50に対してペダルブラケット5を適切に固定する為に、第1側板部材10及び第2側板部材20を変形させなければならない場合があった。
又、ダッシュパネルPに対する第1側板部材10及び第2側板部材20の取付作業に関しても、常に高い精度で行われるとは限らず、夫々、所定の位置からズレて取り付けられる場合がある。この場合においても、車体側ブラケット50に対してペダルブラケット5を適切に固定する為に、第1側板部材10及び第2側板部材20を変形させなければならない場合が生じ得る。
第1側板部材10及び第2側板部材20の変形態様によっては、第1支持軸6及び第2支持軸7に影響が及んでしまうため、操作ペダル30及び中間レバー35の回動動作を阻害してしまったり、操作ペダル30の踏部31の位置を、設計上の所望位置からズラしてしまったりする不具合を生じさせてしまう場合がある。
更に、車体側ブラケット50に対するナット55及びボルト56の締結固定に際し、第1側板部材10及び第2側板部材20に対して、ナット55及びボルト56の締結荷重が作用する為、第1側板部材10及び第2側板部材20の位置を変位させてしまう場合がある。例えば、ボルト56等の締結荷重の作用によって、第1側板部材10と第2側板部材20との間の間隔が狭まってしまうと、第1支持軸6及び第2支持軸7に対して影響を与え、操作ペダル30及び中間レバー35の回動動作を阻害してしまう虞がある。
(取付位置にズレが生じた場合の作用)
本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット5を構成する第1側板部材10、第2側板部材20を、ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50に固定する場合にズレが生じたとしても、操作ペダル30及び中間レバー35の円滑な回動動作を維持すると共に、操作ペダル30の踏部31に関する位置精度の低下を抑制し得る。以下、ダッシュパネルPに対する取付位置と、車体側ブラケット50に対する取付位置との間に、車幅方向に関するズレ(幅方向ズレ量W)が生じた場合と、前後方向に関するズレ(前後方向ズレ量D)が生じた場合について、図面を参照しつつ説明する。
(幅方向ズレ量Wが生じた場合の作用)
先ず、ダッシュパネルPに対する取付位置と、車体側ブラケット50に対する取付位置との間に、車幅方向に関するズレ(幅方向ズレ量W)が生じた場合の作用について、図6を参照しつつ説明する。尚、図6に示す場合においては、インパネリインフォースメントIに対する車体側ブラケット50の取付位置や、ダッシュパネルPに対する第1側板部材10及び第2側板部材20の取付位置等の要因によって、ダッシュパネルPに対する取付位置に対して、車幅方向左側へ幅方向ズレ量Wのズレが生じているものとする。
第1側板部材10及び第2側板部材20の前端縁は、ダッシュパネルPに対してボルト等を用いて固定されており、幅方向ズレ量Wだけ車幅方向左側にずれている車体側ブラケット50に対して、ペダルブラケット5をナット55及びボルト56によって締結固定する為には、第1側板部材10の取付固定部16を、側板部11に対して車幅方向左側に位置するように変形させると共に、第2側板部材20の取付固定部26を、側板部21に対して車幅方向左側に位置するように変形させる必要がある。
第1側板部材10の取付固定部16を、側板部11に対して車幅方向左側に位置するように変形させる際に、第1側板部材10の変形は、最も剛性の低い変形許容部13に集中して生じる(図6(B)参照)。これにより、幅方向ズレ量Wを、変形許容部13における変形によって吸収することができるので、変形許容部13よりも車両前方側に位置する側板部11に対する影響を抑えることができる。
同様に、第2側板部材20の取付固定部26を、側板部21に対して車幅方向左側に位置するように変形させる際に、第2側板部材20の変形は、最も剛性の低い変形許容部23に集中して生じる(図6(B)参照)。これにより、幅方向ズレ量Wを、変形許容部23における変形によって吸収することができるので、変形許容部23よりも車両前方側に位置する側板部21に対する影響を抑えることができる。
即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形許容部13及び変形許容部23の変形によって、幅方向ズレ量Wのズレを吸収することができ、もって、側板部11及び側板部21の間隔を所望の間隔に保つことができる。これにより、ブレーキペダル装置1は、幅方向ズレ量Wのズレが生じた場合であっても、第1支持軸6及び第2支持軸7に対する影響を低減することができ、もって、操作ペダル30及び中間レバー35の円滑な回動動作を維持させることができる。
(前後方向ズレ量Dが生じた場合の作用)
続いて、ダッシュパネルPに対する取付位置と、車体側ブラケット50に対する取付位置との間に、車両前後方向に関するズレ(前後方向ズレ量D)が生じた場合の作用について、図7を参照しつつ説明する。尚、図7に示す場合においても、インパネリインフォースメントIに対する車体側ブラケット50の取付位置や、ダッシュパネルPに対する第1側板部材10及び第2側板部材20の取付位置等の要因によって、ダッシュパネルPに対する取付位置に対して、車両後方向へ前後方向ズレ量Dのズレが生じているものとする。
第1側板部材10及び第2側板部材20の前端縁は、ダッシュパネルPに対してボルト等を用いて固定されており、前後方向ズレ量Dだけ車両後方側にずれている車体側ブラケット50に対して、ペダルブラケット5をナット55及びボルト56によって締結固定する為には、第1側板部材10の取付固定部16を、車両後方側に向かって前後方向ズレ量Dだけ変形させると共に、第2側板部材20の取付固定部26を、車両後方側に向かって前後方向ズレ量Dだけ変形させる必要がある。
第1側板部材10の取付固定部16を、車両後方側に前後方向ズレ量Dだけ変形させる際に、第1側板部材10の変形は、最も剛性の低い変形許容部13に集中し、特に、切欠部14を中心として、取付固定部16を後方下側に向かって回動するように生じる(図7(A)参照)。これにより、前後方向ズレ量Dを、変形許容部13に生じた曲げ変形によって、或る程度、吸収することができ、変形許容部13よりも車両前方側に位置する側板部11に対する影響を抑えることができる。
同様に、第2側板部材20の取付固定部26を、車両後方側に前後方向ズレ量Dだけ変形させる際に、第2側板部材20の変形は、最も剛性の低い変形許容部23に集中し、特に、切欠部24を中心として、取付固定部26を後方下側に向かって回動するように生じる(図7(A)参照)。これにより、前後方向ズレ量Dを、変形許容部23に生じた曲げ変形によって、或る程度、吸収することができ、変形許容部23よりも車両前方側に位置する側板部21に対する影響を抑えることができる。
ここで、取付固定部16及び取付固定部26を、変形許容部13及び変形許容部23の変形によって、切欠部14、切欠部24を中心として、後方下側に向かって回動するように変位させると、取付固定部16及び取付固定部26と、車体側ブラケット50との間には、隙間が形成されてしまう。
この場合、取付固定部16及び取付固定部26を、車体側ブラケット50に対してナット55及びボルト56によって締結固定する際には、脆弱部18及び脆弱部28が、ナット55及びボルト56の締結荷重によって、車両後方側に向かって変形し、車体側ブラケット50前面側に密着する(図7(B)参照)。即ち、脆弱部18及び脆弱部28の変形によって、取付固定部16及び取付固定部26と、車体側ブラケット50との間に生じた隙間(即ち、微小なズレ)を吸収することができるので、より確実に、ペダルブラケット5の後部(取付固定部16及び取付固定部26)を、車体側ブラケット50に対してナット55及びボルト56によって締結固定することができる。
即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形許容部13及び変形許容部23の変形と、脆弱部18及び脆弱部28の変形によって、前後方向ズレ量Dのズレを吸収することができ、もって、側板部11及び側板部21の間隔を所望の間隔に保つことができる。これにより、当該ブレーキペダル装置1は、前後方向ズレ量Dのズレが生じた場合であっても、第1支持軸6及び第2支持軸7に対する影響を低減することができ、もって、操作ペダル30及び中間レバー35の円滑な回動動作を維持させることができる。又、この場合においては、ペダルブラケット5における第1支持軸6の位置に対する影響を低減することができるので、操作ペダル30の踏部31の位置を、設計上の所望位置に配置することができ、踏部31の位置精度を維持することができる。
上述したように、本実施形態に係るブレーキペダル装置1によれば、幅方向ズレ量Wや前後方向ズレ量Dが生じている場合に、変形許容部13及び変形許容部23の変形によって、ズレを吸収することが可能である。この点、ブレーキペダル装置1によれば、ダッシュパネルPに対する取付位置と、車体側ブラケット50に対する取付位置との間に、車両上下方向に関するズレが生じている場合であっても、切欠部14、切欠部24を中心として、取付固定部16、取付固定部26を回動させるように変形させることによって、締結穴17及び締結穴27の位置を上下方向に調整できる。即ち、当該ブレーキペダル装置1によれば、上下方向に関するズレが生じている場合であっても、変形許容部13及び変形許容部23の変形によって、上下方向に係るズレを吸収することができる。
そして、上述した説明では、幅方向ズレ量Wのズレが生じている場合(図6参照)、前後方向ズレ量Dのズレが生じている場合(図7参照)、上下方向に関するズレが生じている場合を説明し、夫々、個別の事象として説明していたが、この態様に限定されるものではない。即ち、これらの内の複数のズレが複合して生じている場合であっても、当該ブレーキペダル装置1は、変形許容部13及び変形許容部23に変形を集中させて、ズレを吸収させることができる。例えば、幅方向ズレ量W及び前後方向ズレ量Dが複合したズレが生じている場合には、当該ブレーキペダル装置1は、変形許容部13及び変形許容部23を、図6、図7に示すように変形させて、ズレを吸収させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、ペダルブラケット5と、操作ペダル30と、中間レバー35と、連結リンク40と、を有しており、踏込み操作に伴う操作ペダル30の回動に連動して、連結リンク40を介して中間レバー35を回動させることができ、もって、ブレーキブースタBのオペレーティングロッドRを車両前側へ変位させ得る。
ここで、ブレーキペダル装置1において、ペダルブラケット5は、前記ダッシュパネルPに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された第1側板部材10及び第2側板部材20を有し、車両後側に位置する車体側部材としての車体側ブラケット50及びインパネリインフォースメントIに対して、一カ所をもってナット55及びボルト56によって締結固定されている。
そして、第1側板部材10及び第2側板部材20は、前記第1支持軸6及び前記第2支持軸7の内、車両後側に位置する支持軸(即ち、第1支持軸6)と、取付固定部16、取付固定部26との間に、変形許容部13及び変形許容部23を有している(図1参照)。変形許容部13及び変形許容部23は、第1側板部材10における他の部分(例えば、側板部11)や、第2側板部材20における他の部分(例えば、側板部21)よりも低い剛性となるように形成されている。従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、ダッシュパネルPに対するペダルブラケット5の取付位置と、車体側ブラケット50に対するペダルブラケット5の取付位置との位置関係が適正な位置からズレてしまった場合であっても、第1側板部材10の変形許容部13及び第2側板部材20の変形許容部23における変形によって、ズレを吸収させることができる。
更に、変形許容部13及び変形許容部23は、第1支持軸6と第2支持軸7の内、車両後側に位置する第1支持軸6と、取付固定部16及び取付固定部26との間に形成されている為、変形許容部13及び変形許容部23の変形によってズレを吸収すれば、変形許容部13及び変形許容部23よりも車両前側部分(即ち、側板部11及び側板部21)は、適正な状態を維持し得る。これにより、第1支持軸6及び第2支持軸7周辺を適正な状態とすることができるので、当該ブレーキペダル装置1は、ダッシュパネルPに対するペダルブラケット5の取付位置と、車体側ブラケット50に対するペダルブラケット5の取付位置との位置関係が適正な位置からズレてしまった場合であっても、操作ペダル30及び中間レバー35の正常な動作を実現することができる。
又、第1側板部材10及び第2側板部材20において、フランジ部12及びフランジ部22は、側板部11及び側板部21における車両前後方向に伸びる上端縁及び下端縁に沿って、側板部11及び側板部21に交差するペダルブラケット5の外側方向に突出している為、側板部11及び側板部21の剛性を高めることができる。
そして、変形許容部13及び変形許容部23は、第1側板部材10の側板部11及び第2側板部材20の側板部21に対して後方側において、側板部11及び側板部21よりも剛性が低くなるように形成されており、切欠部14及び切欠部24を有している(図1、図3参照)。変形許容部13及び変形許容部23は、上下方向の寸法を、第1側板部材10の側板部11及び第2側板部材20の側板部21よりも狭く形成されており、フランジ部12及びフランジ部22のない平板状に形成されている為、上下方向及び左右方向に関する剛性を、側板部11よりも低く形成されている。
図3に示すように、切欠部14及び切欠部24は、側板部11におけるフランジ部12及び側板部21におけるフランジ部22に対して車両後方側に隣接する変形許容部13及び変形許容部23の内、車両前方側にあたる部分に形成されている。変形許容部13及び変形許容部23の上縁側においては、切欠部14及び切欠部24は、変形許容部13及び変形許容部23を構成する鋼板を、上側端縁から下方に向かって切り欠いて形成される。同様に、変形許容部13及び変形許容部23の下縁側においては、切欠部14及び切欠部24は、変形許容部13及び変形許容部23を構成する鋼板を、下側端縁から上方に向かって切り欠いて形成される。従って、変形許容部13及び変形許容部23において、切欠部14及び切欠部24が形成された部分が、最も剛性が小さな部分となる。又、高い剛性を示す側板部11及び側板部21の後部と、変形許容部13における切欠部14及び変形許容部23における切欠部24とが隣接しており、剛性の差が最も大きくなる為、前後方向ズレ量D等のズレが生じた場合の変形を、変形許容部13における切欠部14、変形許容部23における切欠部24周辺に集中させることができる。従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、変形許容部13及び変形許容部23によって、確実にズレを吸収させることができる。
図2、図4に示すように、前記取付固定部16は、締結穴17と、脆弱部18とを有して構成されて、取付固定部26は、締結穴27と、脆弱部28とを有して構成されている。脆弱部18及び脆弱部28は、ナット55及びボルト56による締結固定に用いられる締結穴17及び締結穴27に対して車幅方向両側において、取付固定部16及び取付固定部26の上下方向に係る寸法に関し、締結穴17及び締結穴27の形成部分よりも括れるように形成されて、取付固定部16及び取付固定部26の他の部分よりも剛性が低くなっている。
従って、当該ブレーキペダル装置1によれば、脆弱部18及び脆弱部28を変形させることによって、車両前後方向に関する取付固定部16及び取付固定部26に対して、ナット55及びボルト56による締結部の位置を変化させることができる。これにより、当該ブレーキペダル装置1は、前後方向ズレ量Dのズレが生じている場合であっても、脆弱部18及び脆弱部28を変形させることによって、前後方向ズレ量Dのズレを吸収し、ダッシュパネルP及び車体側ブラケット50における適切な位置に、ペダルブラケット5を取付固定することができ、操作ペダル30の踏部31に関する位置精度の低下を抑制し得る。
そして、当該ブレーキペダル装置1によれば、ペダルブラケット5を構成する第1側板部材10及び第2側板部材20を、取付固定部16の締結穴17及び取付固定部26の締結穴27を介して、ナット55及びボルト56によって、車体側ブラケット50に対して共締めして締結固定する場合であっても、ダッシュパネルPに対するペダルブラケット5の取付位置と、車体側ブラケット50に対するペダルブラケット5の取付位置との間のズレを、変形許容部13及び変形許容部23の変形によって吸収することができ、操作ペダル30及び中間レバー35の正常な動作を実現することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、第1側板部材10の後部を折り曲げ加工して取付固定部16とし、第2側板部材20の後部を折り曲げ加工して取付固定部26とし、取付固定部16及び取付固定部26を、ナット55及びボルト56によって、車体側ブラケット50に対して締結固定していたが、この態様に限定されるものではない。ペダルブラケット5における後部を、車体側部材に対して一ヶ所をもって締結固定することができれば、種々の態様を採用し得る。
例えば、図8に示すように、ペダルブラケット5を、取付固定部16のない第1側板部材10と、取付固定部26のない第2側板部材20と、断面コ字状に形成された取付固定部材45によって構成してもよい。この場合、取付固定部材45は、締結穴46と、脆弱部47Aと、脆弱部47Bと、第1側板固定部48Aと、第2側板固定部48Bとを有して構成されており、第1側板部材10及び第2側板部材20の後端部に対して、溶接等によって強固に固定される。締結穴46は、取付固定部材45における上側部分に形成されており、ペダルブラケット5の後方上側において、車幅方向中央部分に位置する。当該締結穴46には、ボルト56が挿通され、ナット55と協働することによって、車体側ブラケット50に対して締結固定される。
脆弱部47A及び脆弱部47Bは、締結穴46の車幅方向両側部分において、締結穴17の形成部分よりも括れるように形成されており、取付固定部材45における他の部分よりも剛性が低くなるように形成されている。脆弱部47A及び脆弱部47Bは、上述した実施形態の脆弱部18及び脆弱部28と同様に、前後方向ズレ量D等のズレが生じた場合に、当該脆弱部18に変形を集中させることで、ズレを吸収する。
第1側板固定部48Aは、取付固定部材45の左側部分において、車両の前後方向に伸びる平板状をなし、第1側板部材10の後端部に対して、溶接等によって固定される部分である。第2側板固定部48Bは、取付固定部材45の右側部分において、車両の前後方向に伸びる平板状をなし、第2側板部材20の後端部に対して、溶接等によって固定される部分である。
図8(B)、(C)に示すように、取付固定部材45を含むペダルブラケット5を採用した場合であっても、車体側ブラケット50に対してナット55及びボルト56によって締結固定する際には、脆弱部47A及び脆弱部47Bが、ナット55及びボルト56の締結荷重によって、車両後方側に向かって変形し、車体側ブラケット50前面側に密着する。即ち、脆弱部47A及び脆弱部47Bの変形によって、取付固定部材45と、車体側ブラケット50との間に生じた前後方向ズレ量Dを吸収することができるので、より確実に、ペダルブラケット5の後部である取付固定部材45を、車体側ブラケット50に対してナット55及びボルト56によって締結固定することができる。
又、上述した実施形態においては、ブレーキペダル装置1における車両前方側に、中間レバー35及び第2支持軸7が位置し、その後方側に、操作ペダル30及び第1支持軸6が位置する構成であったが、この態様に限定されるものではない。即ち、本発明は、ブレーキペダル装置1における車両前方側に、操作ペダル30及び第1支持軸6を位置させ、その後方側に、中間レバー35及び第2支持軸7が位置させた構成に対しても適用することができる。
更に、上述した実施形態における変形許容部13及び変形許容部23の構成は、一例であって、第1側板部材10及び第2側板部材20における他の部分よりも、低い剛性を示すことができれば、種々の態様を採用することができる。例えば、変形許容部13及び変形許容部23を構成する部分の板厚を、他の部分よりもやや薄く形成してもよい。
又、上述した実施形態における脆弱部18及び脆弱部28の構成は、一例であって、取付固定部16及び取付固定部26における他の部分よりも、低い剛性を示すことができれば、種々の態様を採用することができる。例えば、脆弱部18及び脆弱部28を構成する部分の板厚を、他の部分よりもやや薄く形成してもよい。
又、上述した実施形態においては、ペダルブラケットによって、操作ペダルと中間レバーを回動可能に備え、両者を連結リンクによって連結した構成の車両用操作ペダル装置(例えば、ブレーキペダル装置1)に対して、本発明を適用していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、ペダルブラケットが車両前側に対して固定されると共に、車両後側の車体側部材に対して一ヶ所をもって締結固定される構成であれば、操作ペダルのみを回動可能に保持し、当該操作ペダルの回動によって出力部材を変位させる車両用操作ペダル装置に対しても、本発明を適用することができる。この場合、ペダルブラケットにおける変形許容部は、操作ペダルの回動軸と、車両後側の車体側部材に対する取付固定部との間に形成され、上述した実施形態に係るブレーキペダル装置1と同様の効果を発揮し得る。
そして、上述した実施形態においては、本発明を、常用ブレーキ用のブレーキペダル装置1に対して適用していたが、車両に対する何らかの操作に用いられる車両用操作ペダル装置であれば、適宜適用することができる。
更に、本発明に係る車両用操作ペダル装置における各動作を実現することができれば、構成部材の形状を適宜変更することができる。各構成部材の形状は、上述した実施形態におけるブレーキペダル装置1の各構成部材の形状に限定されるものではなく、例えば、各構成部材間の干渉を避ける為に、構成部材夫々の形状を変更してもよい。
1 ブレーキペダル装置
5 ペダルブラケット
6 第1支持軸
7 第2支持軸
10 第1側板部材
11 側板部
12 フランジ部
13 変形許容部
14 切欠部
16 取付固定部
17 締結穴
18 脆弱部
20 第2側板部材
21 側板部
22 フランジ部
23 変形許容部
24 切欠部
26 取付固定部
27 締結穴
28 脆弱部
30 操作ペダル
31 踏部
35 中間レバー
40 連結リンク
50 車体側ブラケット
55 ナット
56 ボルト
P ダッシュパネル
I インパネリインフォースメント
R オペレーティングロッド

Claims (4)

  1. 車両前側のダッシュパネルに固定されたペダルブラケットと、
    前記ペダルブラケットの第1支持軸によって回動可能に配設され、車両前側への踏込み操作に用いられる踏部を有する操作ペダルと、
    前記ペダルブラケットに対して、前記第1支持軸に平行に設けられた第2支持軸まわりに回動可能に支持されると共に、前記第2支持軸を軸とした出力方向への回動によって、所定の出力部材を車両前側へ変位させる中間レバーと、
    前記操作ペダルと前記中間レバーを連結し、前記操作ペダルに対する踏込み操作に連動して、前記中間レバーを前記出力方向へ回動させる連結リンクと、を有する車両用操作ペダル装置であって、
    前記ペダルブラケットは、
    前記ダッシュパネルに対して固定され、車幅方向に間隔を隔てて配設された一対の側板を有すると共に、
    前記ダッシュパネルよりも車両後側に位置する車体側部材に対して、一カ所をもって締結固定されており、
    前記一対の側板は、
    前記ペダルブラケットが前記車体側部材に対して締結固定される取付固定部と、前記第1支持軸と前記第2支持軸の内、車両後側に位置する支持軸との間に、当該側板における他の部分よりも低い剛性を示す変形許容部を有する
    ことを特徴とする車両用操作ペダル装置。
  2. 前記一対の側板は、
    車両前後方向に伸びる端縁に沿って形成され、当該側板板面に対して交差する方向へ突出するフランジ部と、
    車両前後方向に沿って伸びる当該側板の端縁の内、前記フランジ部と隣接する部分を切り欠いて形成された切欠部とを有し、
    前記変形許容部は、
    前記フランジ部と前記切欠部が隣接する部分を含んで構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用操作ペダル装置。
  3. 前記取付固定部は、
    前記車体側部材に対する前記ペダルブラケットの締結固定に用いられる締結部と、
    前記締結部に対して車幅方向両側に位置し、前記取付固定部における他の部分よりも低い剛性を示す脆弱部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用操作ペダル装置。
  4. 前記ペダルブラケットは、
    前記一対の側板の内、一方における車両後方側を折り曲げ加工して形成された取付固定部と、前記一対の側板の内、他方における車両後方側を折り曲げ加工して形成された取付固定部を、前記車体側部材に対して共締めすることによって構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用操作ペダル装置。
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