JP3528450B2 - 変速操作機構のコントロールケーブル配索構造 - Google Patents

変速操作機構のコントロールケーブル配索構造

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JP3528450B2
JP3528450B2 JP21391796A JP21391796A JP3528450B2 JP 3528450 B2 JP3528450 B2 JP 3528450B2 JP 21391796 A JP21391796 A JP 21391796A JP 21391796 A JP21391796 A JP 21391796A JP 3528450 B2 JP3528450 B2 JP 3528450B2
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floor tunnel
upper wall
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定之 藤本
政文 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のフロアトン
ネル上に配設された変速操作機構のコントロールケーブ
ル配索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の変速操作機構のコントロールケ
ーブル配索構造としては、例えば特開平6−31267
1号公報に示されているように、フロアトンネル上に左
右両側部に凸部を形成したレインフオースを接合配置
し、これら両側の凸部間に形成された凹部にコントロー
ルケーブルを前後方向に配索するようにしたものが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レインフォースをコン
トロールケーブルの略配索長さに亘ってフロアトンネル
上に接合配置してあるため、該レインフォースが大型化
してコスト的におよび重量的に不利となってしまうこと
は否めず、しかも、該レインフォースの左右両側部に前
後方向に凸部を形成してあるため、フロアトンネル上に
配設されるコンソールボックスおよび変速操作機構の配
設部に配設されるフィニッシャの構造が複雑となって、
これらコンソールボックスやフィニッシャのレイアウト
が難しくなってしまう。
【0004】そこで、本発明はフロアトンネル上に広範
囲に亘ってレインフォースを接合配置することなく変速
操作機構を配設するフロアトンネル上壁の開口部まわり
の剛性を高められると共に、コントロールケーブルを車
室側の露出長を極力短くして配索することができて、フ
ロアトンネル上に配設されるコンソールボックスやフィ
ニッシャのレイアウトを容易にすることができる変速操
作機構のコントロールケーブル配索構造を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ロアパネル上に車幅方向に接合配置されて閉断面部を形
成し、シートの前端部を結合支持するクロスメンバに、
フロアトンネルの上壁に設けた開口部の後縁部近傍位置
で該フロアトンネルを跨いで接合配置されたブリッジ部
を形成する一方、前記開口部に配設した変速操作機構の
シフトレバーに一端が連結されて、該シフトレバーの操
作力をトランスミッションに伝達するコントロールケー
ブルを、前記フロアトンネル上壁のブリッジ部を配設し
た部分の後方を貫通してフロアトンネルの下側に引き出
して、該コントロールケーブルをシフトレバーとフロア
トンネル上壁の貫通部分との間で後方に向けて斜め下方
に傾斜して配索した構造であって、かつ、前記フロアト
ンネル上壁のブリッジ部の上壁を前記コントロールケー
ブルの配索角度と略同一の角度に傾斜して形成したこと
を特徴としている。
【0006】請求項2にあっては、請求項1に記載のフ
ロアトンネル上壁のブリッジ部を接合する部分を、該ブ
リッジ部の上壁の傾斜方向に合わせて傾斜して形成した
ことを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】請求項1によれば、フロアトンネルを跨
いで接合配置したクロスメンバのブリッジ部の上方で、
コントロールケーブルをシフトレバーと、フロアトンネ
ル上壁のブリッジ部後方の貫通部分に亘って後方下がり
に斜状に配索し、しかも、該ブリッジ部の上壁をコント
ロールケーブルの傾斜と略同一角度に傾斜して形成して
あるため、コントロールケーブルのシフトレバーとフロ
アトンネル上壁の貫通部との間の配索長を、ブリッジ部
と干渉することなく可及的に短くすることができて、フ
ロアトンネルに配設されるコンソールボックスや変速操
作機構配設部周りに配設されるフィニッシャ等の艤装部
品の構造を複雑化することがなく、これらコンソールボ
ックス、フィニッシャ等のレイアウトを容易にすること
ができる。
【0008】しかも、フロアトンネル上壁に設けられて
変速操作機構を配設する開口部の後縁部近傍には、クロ
スメンバのブリッジ部を接合配置してあるため、該開口
部周りの剛性を確保することができる。
【0009】また、車両の制動時等にクロスメンバにシ
ートの前端部から慣性力が下向きの荷重として作用し
て、フロアトンネル上壁のブリッジ部に垂直方向に荷重
が作用するような場合でも、該ブリッジ部の上壁をコン
トロールケーブルの傾斜に合わせて後方に向けて斜め下
方に傾斜して形成してあって、該ブリッジ部の閉断面の
前後方向の中軸線が前上がりの傾斜となることによっ
て、該ブリッジ部に垂直方向に作用する荷重を前記中軸
線と直角方向の力成分に小さく変換させてブリッジ部の
抗力を大きくすることができるから、ブリッジ部の閉断
面積を小さくしても十分に剛性を確保することができ、
従って、ブリッジ部のフロアトンネル上壁からの突出高
さを可及的に小さくして、コントロールケーブルのフロ
アトンネル上壁貫通部をブリッジ部後側により一層近接
して設定することができて、車室側のコントロールケー
ブル配索長を更に短くすることができる。
【0010】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、フロアトンネル上壁のブリッジ部を接合する部分
を、該ブリッジ部の上壁の傾斜方向に合わせて傾斜して
形成してあるから、ブリッジ部の閉断面積を下側へ拡大
できて該ブリッジ部の剛性を高めることができることは
勿論、ブリッジ部の閉断面の前後方向の中軸線の前上が
り角度を大きくして、該ブリッジ部に下向きに作用する
荷重に対する抗力を更に大きくすることができて、開口
部周りの剛性を一段と高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0012】図1,2において、1はフロアパネルでそ
の中央部にはフロアトンネル2を前後方向に上向きに膨
出成形してある。
【0013】フロアトンネル2の上壁3には開口部4を
形成してあって、この開口部4に変速操作機構5をその
ベース部6を介して該開口部4を閉塞して結合配置して
ある。
【0014】フロアパネル1上にはフロアトンネル2の
側部に亘ってクロスメンバ10を車幅方向に接合配置し
て閉断面部を形成し、このクロスメンバ10に図外のシ
ートの前端部、具体的にはシートスライドユニットの前
端部を結合支持するようにしている。
【0015】このクロスメンバ10には、前記フロアト
ンネル2の上壁3に設けた開口部4の後縁部近傍位置で
該フロアトンネル2を跨いで接合配置されて、フロアト
ンネル2の部分に閉断面部を形成するブリッジ部11を
形成してある。
【0016】そして、前記変速操作機構5のシフトレバ
ー7に一端が連結されて、該シフトレバー7の操作力を
フロアトンネル2の下側に配設したトランスミッション
9に伝達するコントロールケーブル8を、前記フロアト
ンネル2の上壁3のブリッジ部11を配設した部分の後
方を貫通してフロアトンネル2の下側に引き出して、該
コントロールケーブル8をシフトレバー7とフロアトン
ネル上壁3の貫通部分との間で後方に向けて斜め下方に
傾斜して配索してある。
【0017】この実施形態にあっては、フロアトンネル
上壁3に設けたケーブル配索孔13を覆ってケーブルガ
イド14をビス等の止着手段で固定し、このケーブルガ
イド14にコントロールケーブル8を挿通して、該コン
トロールケーブル8のアウタチューブ8aをケーブルガ
イド14のケーブル挿通部分に係着固定してある。
【0018】一方、前記ブリッジ部11の上壁12はこ
のコントロールケーブル8の配索角度と略同一の角度に
傾斜して形成してある。
【0019】また、この実施形態ではフロアトンネル上
壁3の前記ブリッジ部11を接合配置した部分の略前半
部を、該ブリッジ部11の上壁12の傾斜方向に合わせ
て後方下がりに傾斜して形成してある。
【0020】以上の実施形態の構造によれば、フロアト
ンネル2を跨いで接合配置したクロスメンバ10のブリ
ッジ部11の上方で、コントロールケーブル8をシフト
レバー7と、フロアトンネル上壁3のブリッジ部11後
方のケーブルガイド14に亘って後方下がりに斜状に配
索してあって、しかも、該ブリッジ部11の上壁12を
コントロールケーブル8の傾斜と略同一角度に傾斜して
形成してあるため、コントロールケーブル8のシフトレ
バー7とケーブルガイド14との間の配索長を、前記ブ
リッジ部11と干渉することなく可及的に短くすること
ができ、従って、フロアトンネル2に配設される図外の
コンソールボックスや変速操作機構5の配設部周りに配
設されるフィニッシャ等の艤装部品の構造を複雑化する
ことがなく、これらコンソールボックス、フィニッシャ
等のレイアウトを容易にすることができる。
【0021】しかも、前記フロアトンネル上壁3の開口
部4の後縁部近傍には、クロスメンバ10のブリッジ部
11を接合配置して閉断面部を形成してあるため、該開
口部4周りの剛性を高めることができる。
【0022】また、車両の制動時等にクロスメンバ10
に図外のシート前端部から慣性力が下向きの荷重として
作用して、フロアトンネル上壁3のブリッジ部11に垂
直方向に荷重が作用する場合でも、前述のようにブリッ
ジ部11の上壁12をコントロールケーブル8の傾斜に
合わせて後方に向けて斜め下方に傾斜して形成してあっ
て、図3に示すようにブリッジ部11の閉断面の前後方
向の中軸線0が前上がりの傾斜となることによって、該
ブリッジ部11の垂直方向に作用する荷重F1を、F2
で示すようにこの中軸線0と直角方向の力成分に小さく
変換させてブリッジ部11の抗力を大きくすることがで
きるから、該ブリッジ部11の閉断面積を図1,2に示
すようにクロスメンバ10の一般部分に較べて小さくし
ても十分に剛性を確保することができ、従って、ブリッ
ジ部11のフロアトンネル上壁3からの突出高を可及的
に小さくして、コントロールケーブル8を貫通配索する
ケーブルガイド14の設定位置、即ち、コントロールケ
ーブル8のフロアトンネル上壁貫通部分をブリッジ部1
1の後側により一層近接して設定することができて、車
室側のコントロールケーブル配索長を更に短くすること
ができる。
【0023】特に、本実施形態にあってはフロアトンネ
ル上壁3のブリッジ部11を接合配置する部分を、該ブ
リッジ部11の上壁12の傾斜方向に合わせて傾斜して
形成してあるから、ブリッジ部11の閉断面積を下側へ
拡大できて該ブリッジ部11の閉断面の前後方向の中軸
線の前上がり角度を大きくして、該ブリッジ部11に下
向きに作用する荷重に対する抗力を更に大きくすること
ができて、開口部4周りの剛性を一段と高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す断面図。
【図2】同実施形態の斜視図。
【図3】同実施形態におけるブリッジ部の模式的断面説
明図。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 フロアトンネル 3 フロアトンネルの上壁 4 開口部 5 変速操作機構 7 シフトレバー 8 コントロールケーブル 9 トランスミッション 10 クロスメンバ 11 ブリッジ部 12 ブリッジ部の上壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−312671(JP,A) 特開 平3−271084(JP,A) 特開 平8−80874(JP,A) 実開 平7−37761(JP,U) 実開 平3−44085(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08 B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネル上に車幅方向に接合配置さ
    れて閉断面部を形成し、シートの前端部を結合支持する
    クロスメンバに、フロアトンネルの上壁に設けた開口部
    の後縁部近傍位置で該フロアトンネルを跨いで接合配置
    されたブリッジ部を形成する一方、前記開口部に配設し
    た変速操作機構のシフトレバーに一端が連結されて、該
    シフトレバーの操作力をトランスミッションに伝達する
    コントロールケーブルを、前記フロアトンネル上壁のブ
    リッジ部を配設した部分の後方を貫通してフロアトンネ
    ルの下側に引き出して、該コントロールケーブルをシフ
    トレバーとフロアトンネル上壁の貫通部分との間で後方
    に向けて斜め下方に傾斜して配索した構造であって、か
    つ、前記フロアトンネル上壁のブリッジ部の上壁を前記
    コントロールケーブルの配索角度と略同一の角度に傾斜
    して形成したことを特徴とする変速操作機構のコントロ
    ールケーブル配索構造。
  2. 【請求項2】 フロアトンネル上壁のブリッジ部を接合
    する部分を、該ブリッジ部の上壁の傾斜方向に合わせて
    傾斜して形成したことを特徴とする請求項1記載の変速
    操作機構のコントロールケーブル配索構造。
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JP4923586B2 (ja) * 2006-01-24 2012-04-25 日産自動車株式会社 車両用ケーブル配索構造
JP7077863B2 (ja) * 2018-08-21 2022-05-31 トヨタ自動車株式会社 シフトブラケット

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