JP2004026108A - 変速操作装置の車体取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速操作装置のセレクトレバーのみならず、変速操作装置を覆うインストルメントパネルに乗員が衝突しても変速操作装置を脱落させることによって、乗員に加わる2次衝突時の衝撃荷重を吸収緩和させる。
【解決手段】支持部材に、車体ボディに取り付け固定される本体部30と、この本体部に設定以上の荷重がかかると変速操作装置と共に本体部から下方に向かって離脱する樹脂モールド部31と、を一体形成する。この支持部材の本体部は、この支持部材を変速操作装置に取り付ける取付具を下方に向かって挿通する切り欠き部34と、この切り欠き部を挟んで配置された所定径状の開孔と、が形成されている。そして、これらの切り欠き部と開孔とには、樹脂モールド部が成形される際の合成樹脂が充填されるとともに、支持部材に設定以上の荷重がかかると開孔内に充填された合成樹脂が破断されることによって変速操作装置が脱落する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、変速操作装置の車体取付構造に関し、さらに詳しくは、変速操作装置を車体ボディに脱落可能に取り付けるための取付構造に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、フロントシートに着座した乗員の足元を広げたり、ドライバーの視線移動を少なくするため、自動変速機の変速操作装置をコラム脇のインストルメントパネルやセンタコンソールに取り付けるようにした車両が増加している。
従来、このような変速操作装置1は、図8,9(a)に示されるように、インストルメントパネル2内に配設されたサポートビーム3から車室内方向(後方)に延びるブラケット4に、支持構造5を介して車体ボディに取り付けられている。この支持構造5によれば、ブラケット4に支持されるスライダー6と、変速操作装置1を支持するプレート7とを結合している合成樹脂ピン8が所定の剪断力によって折損されるようになっている。そのため、変速操作装置1のセレクトレバー9に加わる乗員の衝突度合いに応じて合成樹脂ピン8が折損されると、図9(b)に示されるように、変速操作装置1が、ブラケット4から下方に向かって脱落する際にリッピングプレート10を引き裂くことによって、乗員に加わる2次衝突時の衝撃荷重を吸収緩和するようになっている。
【0003】
しかしながら、このような従来の変速操作装置の車体取付構造にあっては、車両衝突時に前方に飛び出した乗員が、変速操作装置1のセレクトレバー9に衝突しなければ合成樹脂ピン8は折損されないようになっており、そのため、変速操作装置1を覆うインストルメントパネル2そのものに乗員が衝突しても合成樹脂ピン8は折損されず、変速操作装置1が脱落しないという問題があった。
そして、変速操作装置1が脱落しないことによって、乗員に加わる2次衝突時の衝撃荷重を吸収緩和することができないという問題が発生してしまう。
また、乗員がセレクトレバー9に衝突した際に、変速操作装置1を予測通りに脱落させるためには、合成樹脂ピン8を折損させる剪断荷重と、リッピングプレート10を引き裂く折損荷重とを複雑に絡み合わせて設定しなければならないという問題もある。
【0004】
そこで、この発明は、上述したような従来の変速操作装置の車体取付構造が有している問題点を解決するためになされたものであって、変速操作装置のセレクトレバーのみならず、変速操作装置を覆うインストルメントパネルに乗員が衝突しても変速操作装置を脱落させることによって、乗員に加わる2次衝突時の衝撃荷重を吸収緩和させることができ、しかも、変速操作装置の脱落荷重の設定を容易に行うことができる変速操作装置の車体取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にあっては、設定以上の荷重がかかると破断される支持部材によって変速操作装置が車体ボディに脱落可能に取り付けられる変速操作装置の車体取付構造において、
前記支持部材は、車体ボディに取り付け固定される本体部と、この本体部に設定以上の荷重がかかると前記変速操作装置と共に前記本体部から下方に向かって離脱する樹脂モールド部と、が一体形成されていることを特徴としている。
【0006】
請求項2にあっては、請求項1に記載の前記支持部材の本体部は、その前面側および背面側が前記樹脂モールド部によって挟み込まれていることを特徴としている。
【0007】
請求項3にあっては、請求項2に記載の前記支持部材の本体部には、この支持部材を変速操作装置に取り付ける取付具を下方に向かって挿通する切り欠き部と、この切り欠き部を挟んで配置された所定径状の開孔と、が形成されていて、前記切り欠き部と前記開孔とには、前記樹脂モールド部が成形される際の合成樹脂が充填されるとともに、前記支持部材に設定以上の荷重がかかると前記開孔内に充填された合成樹脂が破断されることを特徴としている。
【0008】
請求項4にあっては、請求項3に記載の前記本体部の切り欠き部には、切り欠き部内に向かうように突出された突起部が一体的に形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5にあっては、請求項3又は4に記載の前記開孔は、前記開孔内に合成樹脂が充填される際に中空状に形成されており、この中空開孔内に前記変速操作装置の側壁部に突出形成された位置決めピンが挿通されるとともに、前記支持部材に設定以上の荷重がかかると前記中空開孔内に挿通された位置決めピンが折損されることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最も好適と思われる実施形態について図1〜7を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の変速操作装置の車体取付構造を説明するための全体構成図、図2は、同例における変速操作装置の内部構成を説明するための分解構成図、図3は、ケースロアに取り付けた支持部材の正面図、図4(a)は、図3中におけるA−A矢視断面図、(b)は、B−B矢視断面図、(c)は、C−C矢視断面図、図5は、同例における支持部材の分解構成図、図6は、同例とは異なる支持部材の正面図、図7は、図6の側面図である。
【0011】
変速操作装置11は、図1,2に示されるように、セレクトレバー12、ケースロア13、ケースアッパ14等から主に構成され、セレクトレバー12を左右方向(図1中にあっては紙面垂直方向)に動かすことによって、A/Tモードとマニュアルモードとを切り替えるティップシフト機構が付設されている。セレクトレバー12の取付部材であるケースロア13は、上側に向かって開口した箱体形状に形成され、リンク部材15やセレクト時のシフトロック機構16、アクセント機構17、誤操作防止機構等が取り付けられる。このケースロア13の上側開口部に取り付けられる蓋体としてのケースアッパ14およびインジケータ18には、各レンジ毎のセレクト溝19が設けてあり、このセレクト溝19のA/Tモードに沿ってレバー操作すると所定動作されるリンク部材15が、自動変速機20のインヒビタ(レンジ)スイッチ21のアーム61に接続されたセレクトケーブル22を導出入することによって、自動変速機20を自動変速制御するようになっている。さらに、ケースロア13の左右側壁部および前面側壁部にそれぞれボルト固定される支持部材23,23’,24が、車体左右方向に延びたサポートビーム25に上端部が結合固定された第1取付ブラケット26から車室内方向(後方)に向かって延びる平面視コ字形状の第2取付ブラケット27にボルト固定されることによって、この変速操作装置11は、その上部がステアリングコラム横のインストルメントパネル28から車室内側に突出した形態で取り付けられるようになっている。なお、図中の符号29は、第1取付ブラケット26の下端部が結合固定されるフロアトンネルを示している。
【0012】
ところで、ケースロア13の左右側壁部に取り付け固定される支持部材23,23’は互いに同一構造部材であるため、以下では、ケースロア13の右側端部に取り付けられる支持部材23について説明する。
【0013】
図2〜5に示されるように、支持部材23は、正面視が門形で側面視がL字形状となるように折曲加工が施された板金部材の本体部30と、この本体部30の両面側を樹脂モールドで挟み込んだ樹脂モールド部31とから構成されている。
【0014】
本体部30は、垂直方向に延びる板状の本体部30の上端部に水平な接合面部32が折り曲げ形成されていて、この接合面部32に所定径状のボルト孔33が形成されているとともに、本体部30から接合面部32に続く折曲部分には、支持剛性を増加させるためのリブ加工が施されている。
さらに、本体部30には、下端部から中央部にかけて半円アーチ形状に切り欠かれた切り欠き部34が形成されており、この切り欠き部34内の上部に、支持部材23をケースロア13に取り付ける段付きボルト35が挿通されるとともに、挿通される段付きボルト35の下方側に向かうように適宜突出された一対の突起部36,36が一体的に形成されている。この切り欠き部34を取り囲んだ本体部30には、所定径状の円孔37,37および38,38が左右対称となるように形成されている。
【0015】
そして、本体部30の両面側、すなわち正面側および背面側には、両面側をほぼ覆うような樹脂モールド部31が一体的に樹脂モールド形成されているとともに、切り欠き部34、円孔37,37および38,38には、樹脂モールド成形が施された際に合成樹脂が充填される。この樹脂モールド部31のほぼ中央部には、段付きボルト35が挿通される所定径状のボルト孔39が開口形成されているとともに、円孔37,37を覆った位置には、所定径状の挿通穴40,40が開口形成されている。
【0016】
この樹脂モールド部31は、セレクトレバー12、または変速操作装置11近傍のインストルメントパネル28に設定以上の衝撃荷重が加わり、段付きボルト35から下向きの荷重を受けると、円孔37,37および38,38に充填された合成樹脂が破断するように、その細部の形状や厚み、耐荷重強度等が設定されている。
【0017】
ケースロア13の右側壁部には、所定径状のボルト孔41(図2にあってはケースロア13の左側壁部に図示)が開口形成されているとともに、このボルト孔41よりも上方とされる右側壁部には、一対の位置決めピン42,42がケース外側に向けて一体的に突出形成されている。この位置決めピン42,42は、支持部材23をケースロア13に取り付ける際の位置決めを容易にするうえ、ケースロア13が支持部材23を介して車体ボディに取り付け固定された際に、セレクトレバー12、または変速操作装置11近傍のインストルメントパネル28に設定以上の衝撃荷重が加わると、支持部材23との間で生じる剪断力によって折損されるようにその径状および耐荷重強度が設定されている。ところで、ボルト孔41が形成されたケースロア13の内側面には、段付きボルト35のボルトヘッド43と係合して廻り止めをする図示しない係合部が形成されている。
なお、ケースロア13に形成された位置決めピン42,42を支持部材23側に一体形成し、これらの位置決めピン42,42が挿通される挿通穴40,40をロアケース13側に開口形成するようにしてもよい。
【0018】
そして、この支持部材23は、ケースロア13の右側壁部と第2取付ブラケット27との間に、その正面側が右側方を向くように取り付けられる。すなわち、支持部材23の背面側の樹脂モールド部31をケースロア13の右側壁部に対向配置して、位置決めピン42,42を支持部材23の挿通穴40,40に差し込むとともに、ケースロア13のボルト孔41からケース外側に向かって突出させた段付きボルト35を支持部材23のボルト孔39に差し込んだ状態で所定締め付けトルクによるナット44により締結固定される。そして、図1に示されるように、接合面部32の上面側を第2取付ブラケット27の下面側に接合した状態でボルト孔33を貫通しナット45に螺合されるボルト46により車体ボディに固定される。
【0019】
この支持部材23と同一構造部材である支持部材23’は、同様の態様により、ケースロア13の左側壁部に組み付けられる。
【0020】
ケースロア13の前面側壁部に組み付けられる支持部材24は、上述した支持部材23,23’と同一構造部材を用いてケースロア13に組み付けられるようにしてもよいが、取り付け位置の形状や支持剛性の確保などの目的により、細部の構造に以下のようなチューニングを施しても良い。
【0021】
すなわち、支持部材24は、図6,7に示されるように、支持部材23,23’よりも幅広とされ、正面視が並列した門形で側面視がL字形状となるように折曲加工が施された板金部材の本体部47と、この本体部47の両面側を樹脂モールドで挟み込んだ樹脂モールド部48とから構成される。
【0022】
本体部47は、垂直方向に延びる板状の本体部47の上端部に水平な接合面部49が折り曲げ形成されていて、この接合面部49に所定径状のボルト孔50,50が所定間隔を開けて形成されている。そのため、支持部材24は、第2取付ブラケット27にボルト固定される際の支持剛性が確保されているので、本体部47から接合面部49に続く折曲部にリブ加工が施されてはいないが、必要に応じてリブ、ビード等の増強加工を施すようにしてもよい。
【0023】
さらに、本体部47には、下端部から上方に向けて半円アーチ形状に切り欠かれた切り欠き部51,51が並列して形成されており、この切り欠き部51,51内の上部に、支持部材24をケースロア13に取り付ける段付きボルト52,52がそれぞれ挿通されるとともに、挿通される段付きボルト52,52の下方側に向かうように適宜突出された一対の突起部53,53が一体的に形成されている。さらに、樹脂モールドで挟み込まれる本体部47の下端部には、所定径状の円孔54が3つ設けられている。
【0024】
そして、本体部47の両面側には、切り欠き部51,51の全周縁部をほぼ覆う形態の樹脂モールド部48が一体的に樹脂モールド形成される。このとき、それぞれの円孔54には合成樹脂が充填されるものの、切り欠き部51,51の下部は樹脂モールド部48で覆われてはいない。さらに、この樹脂モールド部48の上部には、段付きボルト52,52が挿通される所定径状のボルト孔55,55(図7にあっては一方のみ図示)が開口形成されている。
【0025】
この樹脂モールド部48は、セレクトレバー12、または変速操作装置11近傍のインストルメントパネル28に設定以上の衝撃荷重が加わり、段付きボルト52から下向きの荷重を受けると、各円孔54に充填された合成樹脂が破断するように、その細部の形状や厚み、耐荷重強度等が設定されている。
【0026】
このような支持部材24が取り付けられるケースロア13の前面側壁部には、ボルト孔56が2つ(図7にあっては一方のみ図示)開口形成されているとともに、各ボルト孔56が形成されたケースロア13の内側面には、段付きボルト52のボルトヘッド57と係合して廻り止めをする図示しない係合部が形成されている。
【0027】
そして、この支持部材24は、ケースロア13の前面側壁部と第2取付ブラケット27との間に、その正面側が前方を向くように取り付けられる。すなわち、支持部材24の背面側の樹脂モールド部48をケースロア13の前面側壁部に対向配置して、ケースロア13のボルト孔56,56からケース外側に向かって突出させた段付きボルト52,52を支持部材24のボルト孔55,55に差し込んだ状態で所定締め付けトルクによるナット58,58により締結固定される。そして、図1に示されるように、接合面部49の上面側を第2取付ブラケット27の下面側に接合した状態でボルト孔50,50を貫通しナット59に螺合されるボルト60により車体ボディに固定される。
【0028】
以上説明したように、この変速操作装置の車体取付構造によれば、変速操作装置11は、その上部がステアリングコラム横のインストルメントパネル28から車室内向けて突出した形態で、左右側壁部および前面側壁部にボルト固定された支持部材23,23’,24を介して車体ボディに取り付けられる。これらの支持部材23,23’,24は、本体部30に樹脂モールド部31を樹脂モールド成形を施したものであるためコンパクトであり、レイアウトの自由度を広げることができる。
【0029】
そして、レバー操作時や走行時等に変速操作装置11やセレクトレバー12にかかる荷重は、左右の段付きボルト35および位置決めピン42,42を介してケースロア13の左右側壁部の支持部材23,23’にかかり、また、段付きボルト52,52を介してケースロア13の前面側壁部の支持部材24にそれぞれほぼ均等にかかることによって効率良く分散吸収される。しかも、支持部材23,23’の切り欠き部34には突起部36,36がそれぞれ形成されているとともに、支持部材24の切り欠き部51,51には突起部53,53がそれぞれ形成されている。そのため、左右側の段付きボルト35および前側の段付きボルト52,52からの荷重が下向きにかかったとしても、ボルト孔39,55廻りの樹脂モールド部31,48を補強して合成樹脂が破断することを防いでいる。そのうえ、これらの突起部36,36および53,53は、繰り返し荷重や経年劣化によって樹脂モールド部31,48の耐荷重強度が低下したとしても、設定以上の衝撃荷重が加わらない限りは、ボルト孔39,55廻りの樹脂モールド部31,48が破断しないように抑止している。それらのことによって、通常時には、変速操作装置11が車体ボディから不用意に脱落することがないうえ、取付精度を向上させることができる。
【0030】
そして、車両衝突時に乗員が前方に飛び出したりして、セレクトレバー12や変速操作装置11近傍のインストルメントパネル28に設定以上の衝撃荷重が加わると、左右の段付きボルト35および位置決めピン42,42と支持部材23,23’との間に剪断力が生じて、位置決めピン42,42が折損されるとともに、円孔37,37および38,38に充填された合成樹脂が破断される。そのため、樹脂モールド部31は、ボルト35が締結されたままの状態で、本体部30から離脱しながら切り欠き部34に沿って下方に向かって移動する。このとき、ボルト35下方のボルト孔39に荷重が集中しても、突起部36,36によってボルト孔39廻りの樹脂モールド部31が補剛されているので、切り欠き部34に充填された樹脂モールド部31が破断されることはない。
これと同時に、段付きボルト52,52と支持部材24との間に剪断力が生じて、各円孔54に充填された合成樹脂が破断される。すると、樹脂モールド部48は、ボルト52,52が締結されたままの状態で、本体部47から離脱しながら切り欠き部51,51に沿って下方に向かって移動する。その際、ボルト52,52下方のボルト孔55,55に荷重が集中しても、突起部53,53によってボルト孔55,55廻りの樹脂モールド部48が補剛されているので、切り欠き部51,51に充填された樹脂モールド部48が破断されることはない。
それらのことによって、変速操作装置11がインストルメントパネル28の下方に向かって脱落しながら衝撃荷重が急速に吸収緩和されることによって、2次衝突時に乗員に加わる衝撃力を大幅に低減させることができる。
【0031】
このようにセレクトレバー12や変速操作装置11近傍のインストルメントパネル28に設定以上の衝撃荷重が加わった際、変速操作装置11を脱落させるには、ケースロア13の左右側壁部に形成された位置決めピン42,42の径状および耐荷重強度と、円孔37,37,38,38および各円孔53の細部の形状やそれら内部に充填される合成樹脂の耐荷重強度等とを予め設定すればよい。
そのことによって、変速操作装置11の脱落荷重の設定を容易に行うことができ、しかも、車体ボディから変速操作装置11を確実、しかも予測通りに脱落させることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の変速操作装置の車体取付構造によれば、変速操作装置のセレクトレバーのみならず、変速操作装置を覆うインストルメントパネルに乗員が衝突しても変速操作装置を脱落させることによって、乗員に加わる2次衝突時の衝撃荷重を吸収緩和させることができ、しかも、変速操作装置の脱落荷重の設定を容易に行うことができる変速操作装置の車体取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速操作装置の車体取付構造を説明するための全体構成図である。
【図2】同例における変速操作装置の内部構成を説明するための分解構成図である。
【図3】ケースロアに取り付けた支持部材の正面図である。
【図4】(a)は、図3中におけるA−A矢視断面図、(b)は、B−B矢視断面図、(c)は、C−C矢視断面図である。
【図5】同例における支持部材の分解構成図である。
【図6】同例とは異なる支持部材の正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】従来の変速操作装置の車体取付構造を説明するための説明図である。
【図9】(a)は、同例の支持構造を説明するための斜視図、(b)は作用図である。
【符号の説明】
11 変速操作装置
23,23’,24 支持部材
30 本体部
31 樹脂モールド部
34 切り欠き部
36 突起部
37,38 円孔
40 挿通穴
42 位置決めピン
47 本体部
48 樹脂モールド部
51 切り欠き部
53 突起部
54 円孔

Claims (5)

  1. 設定以上の荷重がかかると破断される支持部材によって変速操作装置が車体ボディに脱落可能に取り付けられる変速操作装置の車体取付構造において、
    前記支持部材は、車体ボディに取り付け固定される本体部と、この本体部に設定以上の荷重がかかると前記変速操作装置と共に前記本体部から下方に向かって離脱する樹脂モールド部と、が一体形成されていることを特徴とする変速操作装置の車体取付構造。
  2. 前記支持部材の本体部は、その前面側および背面側が前記樹脂モールド部によって挟み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の変速操作装置の車体取付構造。
  3. 前記支持部材の本体部には、この支持部材を変速操作装置に取り付ける取付具を下方に向かって挿通する切り欠き部と、この切り欠き部を挟んで配置された所定径状の開孔と、が形成されていて、前記切り欠き部と前記開孔とには、前記樹脂モールド部が成形される際の合成樹脂が充填されるとともに、前記支持部材に設定以上の荷重がかかると前記開孔内に充填された合成樹脂が破断されることを特徴とする請求項2に記載の変速操作装置の車体取付構造。
  4. 前記本体部の切り欠き部には、切り欠き部内に向かうように突出された突起部が一体的に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の変速操作装置の車体取付構造。
  5. 前記開孔は、前記開孔内に合成樹脂が充填される際に中空状に形成されており、この中空開孔内に前記変速操作装置の側壁部に突出形成された位置決めピンが挿通されるとともに、前記支持部材に設定以上の荷重がかかると前記中空開孔内に挿通された位置決めピンが折損されることを特徴とする請求項3又は4に記載の変速操作装置の車体取付構造。
JP2002189360A 2002-06-28 2002-06-28 変速操作装置の車体取付構造 Pending JP2004026108A (ja)

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