JP2018167651A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シフトレバーを支持するハウジングが左右に二分割されている場合に十分な剛性を確保する。
【解決手段】シフトレバー装置1は、ハウジング2と、シフトレバーと、を備える。ハウジング2は、連結壁5において左右に分割可能に構成されている。連結壁5は、左右一対の側壁4,4の一方から他方に向かって突出する嵌合部10と、左右一対の側壁4,4の他方から一方に向かって突出すると共に、嵌合部10が嵌合される嵌合筒部8とを有する。嵌合部10は、嵌合部本体部10aと、嵌合部本体部10aからハウジング2の内方に向かって延在する内方嵌合部10bとを有する。嵌合筒部8は、嵌合部本体部10aが嵌合される嵌合筒部本体部8aと、嵌合筒部本体部8aからハウジング2の内方に向かって延在して内方嵌合部10bが嵌合される内方嵌合筒部8bとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】シフトレバー装置1は、ハウジング2と、シフトレバーと、を備える。ハウジング2は、連結壁5において左右に分割可能に構成されている。連結壁5は、左右一対の側壁4,4の一方から他方に向かって突出する嵌合部10と、左右一対の側壁4,4の他方から一方に向かって突出すると共に、嵌合部10が嵌合される嵌合筒部8とを有する。嵌合部10は、嵌合部本体部10aと、嵌合部本体部10aからハウジング2の内方に向かって延在する内方嵌合部10bとを有する。嵌合筒部8は、嵌合部本体部10aが嵌合される嵌合筒部本体部8aと、嵌合筒部本体部8aからハウジング2の内方に向かって延在して内方嵌合部10bが嵌合される内方嵌合筒部8bとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シフトレバー装置に関する。
従来から、車両の自動変速機を操作するシフトレバー装置が公知である。
この種のシフトレバー装置は、車両の車体に固定されるハウジングと、ハウジングに揺動可能に支持されるシフトレバーと、を備える。このようなシフトレバー装置として、ハウジングを左右に二分割して別体とし、これら両ハウジングの間にシフトレバーを支持すると共に、両ハウジングを結合したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたシフトレバー装置では、突起及びクリップを用いて両ハウジングを結合しているが、このような突起及びクリップを用いた結合ではハウジングの剛性を確保することが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、シフトレバーを支持するハウジングが左右に二分割されている場合に十分な剛性を確保することができるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシフトレバー装置は、車両の車体に固定されるハウジングと、ハウジングに揺動可能に支持されるシフトレバーと、を備える。ハウジングは、平行に配設される左右一対の側壁と、これら左右一対の側壁の前部及び後部を連結する前後一対の連結壁とを有すると共に、連結壁において左右に分割可能に構成されている。連結壁は、左右一対の側壁の一方から他方に向かって突出する嵌合部と、左右一対の側壁の他方から一方に向かって突出すると共に、嵌合部が嵌合される嵌合筒部とを有する。嵌合部は、嵌合部本体部と、嵌合部本体部からハウジングの内方に向かって延在する内方嵌合部とを有する。嵌合筒部は、嵌合部本体部が嵌合される嵌合筒部本体部と、嵌合筒部本体部からハウジングの内方に向かって延在して内方嵌合部が嵌合される内方嵌合筒部とを有する。
本発明に係るシフトレバー装置によれば、シフトレバーを支持するハウジングが左右に二分割されている場合に十分な剛性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
本実施形態に係るシフトレバー装置1は、シフトレバー(図示せず)を揺動範囲内に設定された複数のポジションに変位することにより、各ポジションに対応する所定のレンジに自動変速機(図示せず)を切り替えるものである。
なお、以下、前後方向、左右方向及び上下方向については、ハウジング2を基準として説明する。図中、矢印FRは前方向を示し、矢印RRは後方向を示し、矢印RHは右方向を示し、矢印LHは左方向を示し、矢印UPRは上方向を示し、矢印LWRは下方向を示す。
図1及び図2に示すように、シフトレバー装置1は、車両(図示せず)の車体に固定されるハウジング2と、ハウジング2に揺動可能に支持されるシフトレバーと、を備える。また、シフトレバー装置1は、ハウジング2とシフトレバーとの間に配設され、シフトレバーを揺動操作した際に、シフトレバーの揺動範囲内に設定された複数のポジション毎に節度感を付与するチェック機構3を備える。
ハウジング2は、前後方向に沿って平行に配設される左右一対の側壁4,4と、左右方向に沿って配設されると共に、左右一対の側壁4,4の前部及び後部を連結する前後一対の連結壁5,5とを有する。このハウジング2は、上下方向に開口する断面長方形状の角筒形状に形成されている。すなわち、左右一対の側壁4,4は、前部が前側の連結壁5によって連結され、後部が後側の連結壁5によって連結されている。また、ハウジング2は、連結壁5において左側ハウジング6と右側ハウジング7とで左右に二分割可能に構成されている。
左側ハウジング6は、左側の側壁4と、前側の連結壁5の一部を構成する前側嵌合筒部8と、後側の連結壁5の一部を構成する後側嵌合部9とを備えて構成されている。その一方で、右側ハウジング7は、右側の側壁4と、前側の連結壁5の一部を構成する前側嵌合部10と、後側の連結壁5の一部を構成する後側嵌合筒部(図示せず)とを備えて構成されている。そして、前側嵌合筒部8及び前側嵌合部10は、左側ハウジング6と右側ハウジング7との前側の固定部としての前側嵌合構造11を構成している。その一方で、後側嵌合部9及び後側嵌合筒部は、左側ハウジング6と右側ハウジング7との後側の固定部としての後側嵌合構造12を構成している。なお、後側嵌合構造12は、左側ハウジング6に後側嵌合部9を形成し、右側ハウジング7に後側嵌合筒部を形成しているが、左側ハウジング6に後側嵌合筒部を形成し、右側ハウジング7に後側嵌合部を形成してもよい。
前側嵌合筒部8は、左側の側壁4の前部から右側の側壁4の前部に向かって突出すると共に、右側ハウジング7に面して開口する筒形状に形成されている。そして、前側嵌合筒部8は、前側嵌合部10が嵌合されるように構成されている。また、前側嵌合筒部8は、ハウジング2の外縁部に沿って延在する嵌合筒部本体部8aと、嵌合筒部本体部8aの両端からハウジング2の内方に向かって延在する内方嵌合筒部8bとを有して構成されている。嵌合筒部本体部8aに、後述する嵌合部本体部10aが嵌合されると共に、内方嵌合筒部8bに、後述する内方嵌合部10bが嵌合されるようになっている。さらに、前側嵌合筒部8には、ロック孔13が形成されている。
前側嵌合部10は、右側の側壁4の前部から左側の側壁4の前部に向かって突出すると共に、前側嵌合筒部8に嵌合されるように構成されている。また、前側嵌合部10は、ハウジング2の外縁部に沿って延在する嵌合部本体部10aと、嵌合部本体部10aの両端からハウジング2の内方に向かって延在する内方嵌合部10bとを有して構成されている。嵌合部本体部10aが嵌合筒部本体部8aに嵌合すると共に、内方嵌合部10bが内方嵌合筒部8bに嵌合するようになっている。さらに、前側嵌合部10には、ロック孔13と共にロック構造14を構成するロック爪15が形成されている。
嵌合筒部本体部8aの両端にそれぞれ形成された内方嵌合筒部8bの間に、チェック機構3を構成するチェック山16が配設されている。このチェック山16は、山部16aが前側嵌合筒部8の内方嵌合筒部8bよりもハウジング2の外方に位置するように形成されている。このため、シフトレバーの回転支点Cからチェック山16の山部16aまでの距離D1が、シフトレバーの回転支点Cから前側嵌合筒部8の内方嵌合筒部8bまでの距離D2よりも長くなっている(図2参照)。
後側嵌合部9は、左側の側壁4の後部から右側の側壁4の後部に向かって突出すると共に、後側嵌合筒部に嵌合されるように構成される。また、後側嵌合部9は、ハウジング2の外縁部に沿って延在する嵌合部本体部9aを有して構成されている。そして、後側嵌合部9の嵌合部本体部9aに、後側嵌合筒部の嵌合筒部本体部が嵌合されるようになっている。なお、後側嵌合部9の嵌合部本体部9aにも、前側嵌合部10と同様に内方嵌合部を連続させて形成するようにしてもよい。
後側嵌合筒部は、右側の側壁4の後部から左側の側壁4の後部に向かって突出すると共に、後側嵌合部9に嵌合されるように構成される。また、後側嵌合筒部は、ハウジング2の外縁部に沿って延在する嵌合筒部本体部を有して構成される。そして、後側嵌合筒部の嵌合筒部本体部が後側嵌合部9の嵌合部本体部9aに嵌合する。なお、後側嵌合筒部の嵌合筒部本体部にも、前側嵌合筒部8と同様に内方嵌合筒部を連続させて形成するようにしてもよい。
また、左側の側壁4及び右側の側壁4の各上部に、ディテント孔17が開口させて形成されており、左側の側壁4及び右側の側壁4の各下部には、軸支孔18が開口させて形成されている。ディテント孔17は、自動変速機のレンジパターンに対応した複数の凹凸を有している。ディテント孔17の凹凸は、シフトレバーに組み込まれたポジションピンと係合して、シフトレバーの揺動規制を行う。軸支孔18は、シフトレバーの支持軸が挿入可能な円形の貫通孔によって構成され、シフトレバーの支持軸をガタ付くこと無く支持する。
さらに、右側の側壁4の後縁下端と、左側の側壁4及び右側の側壁4の前縁下端との計三ヶ所に、固定部19がそれぞれ形成されている。各固定部19には、上下方向に貫通する固定孔19aが開口させて形成されており、この固定孔19aに挿通されるボルト(図示せず)を車体に螺合することにより、ハウジング2が車体に固定されるようになっている。
シフトレバーは、その基端部に円筒形状の支持軸を有する。そして、シフトレバーは、支持軸がハウジング2の軸支孔18に支持されることにより、シフト方向(前後方向)に対して揺動可能にハウジング2に軸支される。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)シフトレバー装置1は、車両の車体に固定されるハウジング2と、ハウジング2に揺動可能に支持されるシフトレバーと、を備える。ハウジング2は、平行に配設される左右一対の側壁4,4と、これら左右一対の側壁4,4の前部及び後部を連結する前後一対の連結壁5,5とを有すると共に、連結壁5において左右に分割可能に構成されている。連結壁5は、左右一対の側壁4,4の一方から他方に向かって突出する嵌合部(前側嵌合部)10と、左右一対の側壁4,4の他方から一方に向かって突出すると共に、嵌合部10が嵌合される嵌合筒部(前側嵌合筒部)8とを有する。嵌合部10は、嵌合部本体部10aと、嵌合部本体部10aからハウジング2の内方に向かって延在する内方嵌合部10bとを有する。嵌合筒部8は、嵌合部本体部10aが嵌合される嵌合筒部本体部8aと、嵌合筒部本体部8aからハウジング2の内方に向かって延在して内方嵌合部10bが嵌合される内方嵌合筒部8bとを有する。
嵌合部10(嵌合部本体部10a)に内方嵌合部10bを形成すると共に、嵌合筒部8(嵌合筒部本体部8a)に内方嵌合筒部8bを形成することにより、嵌合部10と嵌合筒部8との接触面が増加する。このため、嵌合部10と嵌合筒部8との嵌合強度が増加することにより、ハウジング2の剛性を向上させることができる。
よって、本実施形態に係るシフトレバー装置1によれば、シフトレバーを支持するハウジング2が左右に二分割されている場合に十分な剛性を確保することが可能となる。
(2)嵌合部本体部10a及び嵌合筒部本体部8aは、ハウジング2の外縁部に沿って延在している。
このように嵌合部本体部10a及び嵌合筒部本体部8aを構成することにより、嵌合部10と嵌合筒部8との接触面を十分に確保することが可能となり、嵌合部10と嵌合筒部8との嵌合強度が増加する。
(3)嵌合筒部本体部8aの両端にそれぞれ、内方嵌合筒部8bが形成されており、これらの内方嵌合筒部8bの間に、チェック山16が配設されている。
このようにチェック山16を構成することにより、シフトレバーの回転支点Cからチェック山16の山部16aまでの距離D1(図2参照)を長くすることが可能となり、シフトレバーの操作力の設定の自由度を向上させることができる。
ところで、本発明のシフトレバー装置は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
例えば、図3に示すように、前側嵌合筒部8における嵌合筒部本体部8aの中間部分に、間欠部8cが形成され、前側嵌合部10における嵌合部本体部10aの中間部分に、間欠部10cが形成される構成としてもよい。
さらに、図4に示すように、前側嵌合部10は、嵌合部本体部10aからハウジング2の外方に向かって延在する外方嵌合部10dを有していてもよい。この場合には、前側嵌合筒部8は、嵌合筒部本体部8aからハウジング2の外方に向かって延在して外方嵌合部10dが嵌合される外方嵌合筒部8dを有する。前側嵌合部10(嵌合部本体部10a)に外方嵌合部10dを形成すると共に、前側嵌合筒部8(嵌合筒部本体部8a)に外方嵌合筒部8dを形成することにより、前側嵌合部10と前側嵌合筒部8との接触面がさらに増加する。このため、前側嵌合部10と前側嵌合筒部8との嵌合強度が増加することにより、ハウジング2の剛性をさらに向上させることができる。
1 シフトレバー装置
2 ハウジング
4 側壁
5 連結壁
8 前側嵌合筒部(嵌合筒部)
8a 嵌合筒部本体部
8b 内方嵌合筒部
8d 外方嵌合筒部
10 前側嵌合部(嵌合部)
10a 嵌合部本体部
10b 内方嵌合部
10d 外方嵌合部
16 チェック山
2 ハウジング
4 側壁
5 連結壁
8 前側嵌合筒部(嵌合筒部)
8a 嵌合筒部本体部
8b 内方嵌合筒部
8d 外方嵌合筒部
10 前側嵌合部(嵌合部)
10a 嵌合部本体部
10b 内方嵌合部
10d 外方嵌合部
16 チェック山
Claims (4)
- 車両の車体に固定されるハウジングと、
前記ハウジングに揺動可能に支持されるシフトレバーと、を備え、
前記ハウジングは、平行に配設される左右一対の側壁と、これら左右一対の側壁の前部及び後部を連結する前後一対の連結壁とを有すると共に、前記連結壁において左右に分割可能に構成されており、
前記連結壁は、
前記左右一対の側壁の一方から他方に向かって突出する嵌合部と、
前記左右一対の側壁の他方から一方に向かって突出すると共に、前記嵌合部が嵌合される嵌合筒部とを有し、
前記嵌合部は、嵌合部本体部と、前記嵌合部本体部から前記ハウジングの内方に向かって延在する内方嵌合部とを有し、
前記嵌合筒部は、前記嵌合部本体部が嵌合される嵌合筒部本体部と、前記嵌合筒部本体部から前記ハウジングの内方に向かって延在して前記内方嵌合部が嵌合される内方嵌合筒部とを有する
ことを特徴とするシフトレバー装置。 - 前記嵌合部本体部及び前記嵌合筒部本体部は、前記ハウジングの外縁部に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
- 前記嵌合筒部本体部の両端にそれぞれ、前記内方嵌合筒部が形成されており、これらの内方嵌合筒部の間に、チェック山が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトレバー装置。
- 前記嵌合部は、前記嵌合部本体部から前記ハウジングの外方に向かって延在する外方嵌合部を有し、
前記嵌合筒部は、前記嵌合筒部本体部から前記ハウジングの外方に向かって延在して前記外方嵌合部が嵌合される外方嵌合筒部を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシフトレバー装置。
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- 2017-03-29 JP JP2017065137A patent/JP2018167651A/ja active Pending
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