JP6394893B2 - 油圧クラッチマスターシリンダの取付構造 - Google Patents

油圧クラッチマスターシリンダの取付構造 Download PDF

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本発明は、油圧クラッチを備えた車両における油圧クラッチマスターシリンダのボディへの取付構造に関する。
従来、油圧クラッチを備えた車両における油圧クラッチマスターシリンダのボディへの取付構造では、クラッチ操作時に油圧を油圧クラッチに供給する油圧マスターシリンダが車両のダッシュパネルに取り付けられ、ダッシュパネルを介してその前部がエンジンルーム内に配設されると共に、後部が車室内側に配設される。そして、油圧マスターシリンダは、ダッシュパネルと直交するように、すなわち、車両の前後軸と略平行となるように取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−28925号公報
しかしながら、このような従来の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造においては、上述のように油圧マスターシリンダは、車両の前後軸と略平行となるように取り付けられるため、例えば、左ハンドル車では、油圧マスターシリンダとフロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワーとの隙間が極めて狭くなるという問題がある。このように、油圧マスターシリンダとサスペンションタワーとの隙間が極めて狭くなると、油圧マスターシリンダの取り付け作業に困難を極めたり、あるいは走行中の振動等によるサスペンションタワーとの接触によって油圧マスターシリンダに損傷が生じたりするおそれがあり好ましいことではない。
このような問題の一つの解決方法として、ダッシュパネルを車室内側に後退させて配置したり、あるいはダッシュパネルに部分的に車室内側に突出する突出部を設け、油圧マスターシリンダをこのダッシュパネルの突出部に取り付けて車室内側に一定距離だけずらしたりしている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、これらの油圧マスターシリンダの取付構造では、取付構造自体が複雑になる場合があり、特に油圧マスターシリンダが車室内側に移動するため、その分だけ車室内側の空間が狭くなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、取付構造を複雑にすることなく、また車室内側の空間を狭くすることなく、油圧マスターシリンダとサスペンションタワーとの隙間を充分確保でき、以って走行中の振動等によるサスペンションタワーとの接触を原因とした油圧マスターシリンダの損傷を確実に防止することの可能な油圧クラッチマスターシリンダの取付構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る油圧クラッチマスターシリンダの取付構造は、油圧クラッチを有する車両と、前記油圧クラッチの操作時に油圧を供給する油圧マスターシリンダと、前記油圧マスターシリンダのプッシュロッドをクラッチアームを介して押動するクラッチペダルとを有する油圧クラッチマスターシリンダの取付構造において、前記油圧マスターシリンダは、車幅方向に配置されるダッシュパネルを介して、エンジンルーム内側に配設される前部と、前記前部から直線軸上で車室内側に配設される後部とで形成され、前記前部が、前記車両の前後軸方向に対して所定角度だけ車幅方向内側に向くように傾斜していることを特徴とする。
また、第2の態様では、前記クラッチアームは、後方に向かって車幅方向内側に曲部形成されていることを特徴とする。
また、第3の態様では、前記ダッシュパネルは、前記油圧マスターシリンダが直交して取付けられるように傾斜部を備えたことを特徴とする。
また、第4の態様では、前記ダッシュパネルの車幅方向に位置する横端部は、フロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワーに接合されることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、油圧マスターシリンダが、車両の前後軸方向に対して前部が所定角度だけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けられるので、油圧マスターシリンダとサスペンションタワーとの隙間を大きくとることができる。したがって、走行中の振動等によるサスペンションタワーとの接触を原因とした油圧マスターシリンダの損傷を確実に防止することができる。また、このようにすれば、従来と比べて取付構造が複雑になることなく、また車室内側の空間が狭くなることもない。
第2の態様によれば、クラッチペダルのクラッチアームが、後方に向かって車幅方向内側に曲部形成されているので、油圧マスターシリンダが車両の前後軸方向に対して前部が所定角度だけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けられても、クラッチペダル自体は、例えば車両の前後軸と直交させる等、運転者にとって最適な角度に配置させることができる。したがって、クラッチペダルの操作性が悪化することもない。
第3の態様によれば、ダッシュパネルが、傾斜部を有し、油圧マスターシリンダは、このダッシュパネルの傾斜部に直交するように取り付けられるので、油圧マスターシリンダを単にこの傾斜部に取り付けるだけで、油圧マスターシリンダを車両の前後軸方向に対して前部が所定角度だけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けることができ、作業性もよい。
第4の態様によれば、ダッシュパネルの横端部がフロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワーに接合されることで、ダッシュパネルに傾斜部を設けてもダッシュパネルの剛性が低下することはなく、充分な強度が確保される。
本発明の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造をエンジンルーム側から見た概略傾視図である。 図1のA−A線に沿う、油圧クラッチマスターシリンダの取付構造の細部を示す横断面図である。 図1のB−B線に沿う、油圧クラッチマスターシリンダの取付構造の細部を示す縦断面図である。
本発明の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造の発明を実施するための形態を、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、車両1は図示しない油圧クラッチを有する左ハンドル車であり、車室内側に配設されるクラッチペダルは、アクセルペダルやブレーキペダル等のペダル類の中で、最も左側に配設される。
図1及び図2に示すように、クラッチ操作時に油圧を油圧クラッチに供給する油圧マスターシリンダ10は、車両1のダッシュパネル5を介して前部11がエンジンルーム2内に配設され、後部12が車室3内側に配設される。ダッシュパネル5は、油圧マスターシリンダ10の取付位置に、ダッシュパネル5に対して前方に向かって所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して形成された傾斜部6を有する。
この傾斜部6は、例えば、ダッシュパネル5を車室3内側に突出させるように折曲形成されており、ダッシュパネル5の横端部5aが、図示しないフロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワー4に直接に溶接(接合)されている。
油圧マスターシリンダ10は、上述のダッシュパネル5の傾斜部6を貫通して、この傾斜部6に直交するように取り付けられる。したがって、油圧マスターシリンダ10をダッシュパネル5の傾斜部6に取り付けることにより、油圧マスターシリンダ10は、車両1の前後軸CL(前後軸方向)に対して前部11が所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けられる。
図2及び図3に示すように、ダッシュパネル5の傾斜部6の車室3内側に、クラッチペダル15を取り付けるためのクラッチペダルブラケット7が取り付けられている。クラッチペダルブラケット7の上方後端部8には、クラッチペダル15のクラッチアーム16がピン17を介して上下方向に回転自在に軸支されている。クラッチアーム16の中央上部にはピン18が植設され、このピン18には油圧マスターシリンダ10のプッシュロッド13の後端部が連結される。
すなわち、クラッチアーム16は、上部のピン17を支点とし、中央上部のピン18を作用点とした梃子を形成し、車両1の運転者がクラッチペダル15を踏み込むことにより、クラッチアーム16を介して油圧マスターシリンダ10のプッシュロッド13を押動し、油圧を油圧クラッチに供給する。
図2に示すように、クラッチペダル15のクラッチアーム16は、曲部16aが後方に向かって車幅方向内側に折曲又は湾曲形成されている。このクラッチアーム16については、例えば、曲部16aの最後方横断面が後方に向かって車両1の前後軸CLと略平行になるように折曲又は湾曲形成されている。したがって、クラッチペダル15自体は、車両1の前後軸CLと直交するように配置されている。
なお、どの程度クラッチアーム16の曲部16aを後方に向かって水平方向内側に折曲又は湾曲形成するかについては、必ずしも上述のように後部の最後方横断面が後方に向かって車両1の前後軸CLと略平行になるように折曲又は湾曲形成する必要はなく、車両のシート位置等に応じて適切に設定すればよい。
このように、本発明によれば、油圧マスターシリンダ10が、車両1の前後軸CLに対して前部11が所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けられるので、油圧マスターシリンダ10のエンジンルーム2側に突出した前部11と、フロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワー4との隙間を従来よりも充分大きくとることができる。したがって、車両1の走行中の振動等による油圧マスターシリンダ10とサスペンションタワー4との接触を原因とした油圧マスターシリンダ10の損傷を、確実に防止することができる。また、従来と比べて油圧マスターシリンダ10の取付構造が複雑になることがなく、車室内側の空間が狭くなることもない。
また、クラッチペダル15のクラッチアーム16は、曲部16aが後方に向かって車幅方向内側に折曲又は湾曲形成されているので、クラッチペダル15を車両1の前後軸CLと直交するように配置することもできる。この折曲又は湾曲させる角度は車両のシート位置等に応じて適切に設定されるので、油圧マスターシリンダ10を車両1の前後軸CLに対して前部11が所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けても、クラッチペダル15の操作性が悪化することはない。
さらに、ダッシュパネル5は、前方に向かって所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して形成された傾斜部6を有し、油圧マスターシリンダ10は、ダッシュパネル5の傾斜部6に直交するように取り付けられるので、油圧マスターシリンダ10を単にこの傾斜部6に取り付けるだけで、油圧マスターシリンダ10を車両1の前後軸CLに対して前部11が所定角度θだけ車幅方向内側に向くように傾斜して取り付けることができ、作業性もよい。
また、ダッシュパネル5の横端部5aがフロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワー4に直接接合されることで、ダッシュパネル5に傾斜部6を設けてもダッシュパネル5の剛性が低下することはなく、充分な強度が確保される。
なお、上述の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造は、上記実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲において種々の変形が可能である。
1 車両
2 エンジンルーム
3 車室
4 サスペンションタワー
5 ダッシュパネル
5a 横端部
6 傾斜部
7 クラッチペダルブラケット
10 油圧マスターシリンダ
11 前部
12 後部
13 プッシュロッド
15 クラッチペダル
16 クラッチアーム
16a 曲部

Claims (4)

  1. 油圧クラッチを有する車両と、
    前記油圧クラッチの操作時に油圧を供給する油圧マスターシリンダと、
    前記油圧マスターシリンダのプッシュロッドをクラッチアームを介して押動するクラッチペダルとを有する油圧クラッチマスターシリンダの取付構造において、
    前記油圧マスターシリンダは、車幅方向に配置されるダッシュパネルを介して、エンジンルーム内側に配設される前部と、前記前部から直線軸上で車室内側に配設される後部とで形成され、
    前記前部が、前記車両の前後軸方向に対して所定角度だけ車幅方向内側に向くように傾斜していることを特徴とする油圧クラッチマスターシリンダの取付構造。
  2. 前記クラッチアームは、後方に向かって車幅方向内側に曲部形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造。
  3. 前記ダッシュパネルは、前記油圧マスターシリンダが直交して取付けられるように傾斜部を備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造。
  4. 前記ダッシュパネルの車幅方向に位置する横端部は、フロントサスペンションを内部に収容するサスペンションタワーに接合されることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の油圧クラッチマスターシリンダの取付構造。
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