JP2015176326A - 操作ペダルの支持構造 - Google Patents

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Yukiyoshi Naka
幸義 中
秀昌 若林
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Abstract

【課題】部品点数を少なくするとともに、部品の製造コストや組み立てコストを安価にし、ひいては低コストなペダル支持構造を提供する。
【解決手段】車体に取り付けられるペダルブラケット10が有する板部12に、操作ペダル20を支軸30により揺動自在に支持する。板部12には、支軸30が挿入される支持孔14を形成する。支軸30は、金属製板材をプレス加工によって筒状に成形してなる。支軸30の端部は板部12に対してかしめ固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車の操作ペダルを車体に支持する操作ペダルの支持構造に関するものである。
従来より、自動車の操作ペダルは、車体に取り付けられるペダルブラケットに対して車幅方向に延びる支軸を介して揺動自在に支持されている(例えば、特許文献1、2参照)。ペダルブラケットは、互いに車幅方向に間隔をあけて車両前後方向に延びる左側板及び右側板を有している。左側板及び右側板には、支軸が挿入された状態で支持される支持孔が形成されている。操作ペダルの上端部には、支軸が挿入される挿入孔が形成されている。特許文献1の支軸は、左側板の支持孔から挿入されて右側板の支持孔から右側へ突出するボルトと、左側板及び右側板の間に配置されてボルトの軸部分が挿入される金属製パイプと、ボルトの端部に螺合するナットとで構成されている。金属製パイプが操作ペダルの挿入孔に挿入された状態で操作ペダルが揺動可能に支持される。
また、特許文献2の支軸はピンで構成されている。支軸が操作ペダルの挿入孔に挿入された状態で支軸の両端部をかしめることによって支軸がペダルブラケットから抜けないようにしている。
特開2008−77466号公報 特開2011−39583号公報
しかしながら、特許文献1では、支軸がボルト、金属製パイプ及びナットの3部品からなるものなので、部品点数が多く、部品の管理コストが高くなる。また、組み立て作業時には、ボルトの軸部分を金属製パイプに挿入した後、ボルトにナットを螺合させるので手間がかかり、組み立てに要するコストが高くなる。さらに、ボルトやナットはそれ自体のコストも高い。
そこで、特許文献2のように支軸を1本のピンで構成することが考えられる。しかしながら、操作ペダルには強度が要求されるので、1本のピンにする場合には鍛造等の十分な強度を確保できる工法を用いて製造しなければならず、部品自体のコストが高くなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、部品点数を少なくするとともに、部品の製造コストや組み立てコストを安価にし、ひいては低コストなペダル支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、プレス加工によって形成した支軸をペダルブラケットにかしめて固定するようにした。
第1の発明は、
車体に取り付けられるペダルブラケットが有する板部に、支軸を介して揺動自在に支持される操作ペダルの支持構造において、
上記板部には、上記支軸が挿入された状態で支持される支持孔が形成され、
上記操作ペダルには、上記支軸が挿入される挿入孔が形成され、
上記支軸は、金属製板材をプレス加工によって筒状に成形してなり、
上記支軸は上記板部にかしめ固定されることを特徴とする。
この構成によれば、支軸がプレス加工された筒状のものであるため、外径を大きくして必要な強度を得るようにしても従来の鍛造品に比べて部品の製造コストが安価になる。そして、支軸を操作ペダルの挿入孔に挿入するとともに、ペダルブラケットの板部の支持孔にも挿入した状態で支軸が板部にかしめ固定されることで支軸の抜けが抑制されて操作ペダルが支軸周りに揺動自在に支持される。かしめ固定とすることで、従来のボルト及びナットが不要になり、部品点数が少なくなるとともに、組み立てに要するコストも安価になる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記支軸の端部には、上記支持孔の周縁部にかしめられる複数の突片が周方向に間隔をあけて形成され、
上記支持孔の周縁部には、上記支軸の周方向に隣り合う突片の間に位置する凸部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、支軸の突片が支持孔の周縁部にかしめられた状態で、支持孔の周縁部の凸部が支軸の突片の間に位置することになる。支持孔の周縁部の凸部が支軸の突片の間に位置することで、支軸の回転が阻止される。
第3の発明は、第2の発明において、
上記支持孔の周縁部の凸部は、上記支軸にかしめられていることを特徴とする。
この構成によれば、支持孔の周縁部の凸部を支軸にかしめることで支軸がペダルブラケットに対してより一層強固に固定される。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記支持孔の周縁部には、切欠部が形成され、
上記支軸の端部には、上記支持孔の切欠部に嵌合する突起が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持孔の切欠部に支軸の突起が嵌合することで支軸の回転が阻止される。
第5の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記支持孔は、上記支軸の周方向に間隔をあけて複数形成され、
上記支軸の端部には、上記支持孔にそれぞれ挿入されて該支持孔の周縁部にかしめられる挿入片が複数形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、支軸の挿入片を板部の支持孔に挿入した状態で該支持孔の周縁部にかしめることで支軸の回転が阻止されるとともに、抜けが阻止される。
第1の発明によれば、金属製板材を筒状にプレス加工してなる支軸をペダルブラケットの板部にかしめ固定するようにしたので、部品点数を少なくして管理コストを安価にできるとともに、部品の製造コストや組み立てコストを安価にできる。
第2の発明によれば、支持孔の周縁部に、支軸の周方向に隣り合う突片の間に位置する凸部を形成したので、支軸の回転を阻止することができる。
第3の発明によれば、支持孔の周縁部の凸部を支軸にかしめることで支軸をペダルブラケットに対してより一層強固に固定できる。
第4の発明によれば、支軸の端部に、支持孔の切欠部に嵌合する突起を形成したので、支軸の回転を阻止することができる。
第5の発明によれば、支持孔を支軸の周方向に間隔をあけて複数形成し、支軸の端部に、支持孔にそれぞれ挿入されて該支持孔の周縁部にかしめられる挿入片を複数形成したので、支軸の回転を阻止できるとともに、抜けを阻止できる。
実施形態に係る足踏み式パーキングブレーキユニットの斜視図である。 足踏み式パーキングブレーキユニットの左側面図である。 足踏み式パーキングブレーキユニットを後側から見た図である。 足踏み式パーキングブレーキユニットの右側面図である。 足踏み式パーキングブレーキユニットの分解斜視図である。 右側板の支持孔近傍を拡大して示す右側面図である。 支軸の斜視図である。 支軸の正面図である。 図4におけるIX−IX線端面図である。 かしめ前における図9相当図である。 支軸近傍を拡大して示す右側面図である。 実施形態の変形例1に係る支軸の斜視図である。 実施形態の変形例1に係る支軸の背面図である。 実施形態の変形例2に係る支軸を上方から見た斜視図である。 実施形態の変形例2に係る支軸を下方から見た斜視図である。 実施形態の変形例2に係る支軸の底面図である。 実施形態の変形例3に係る支軸近傍を拡大して示す右側面図である。 実施形態の変形例4に係る右側板の支持孔近傍を拡大して示す右側面図である。 図18におけるXX−XX線に相当する端面図であり、支軸及び操作ペダルをペダルブラケットに組み付けた状態を示す。 かしめ前における図20相当図である。 実施形態の変形例5に係る右側板の支持孔近傍を拡大して示す右側面図である。 かしめピンの側面図である。 かしめピンの斜視図である。 実施形態の変形例6に係る支軸近傍を拡大して示す斜視図である。 実施形態の変形例7に係る右側板の支持孔近傍を拡大して示す右側面図である。 図4におけるXXVI−XXVI線端面図である。 かしめ前における図26相当図である。 実施形態の変形例7に係る支軸近傍を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る操作ペダルの支持構造としての足踏み式パーキングブレーキユニット1を車両後側、かつ、左上方から見た斜視図である。尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
足踏み式パーキングブレーキユニット1は、車両の運転席側の足元近傍に設けられ、車両が有するパーキングブレーキ(図示せず)を操作するためのものである。図2〜図5にも示すように、足踏み式パーキングブレーキユニット1は、車体に取り付けられるペダルブラケット10と、乗員が操作する操作ペダル20と、操作ペダル20を揺動自在にペダルブラケット10に支持するための支軸30と、ラチェット機構40(図5に示す)とを備えている。
ペダルブラケット10は、車体のエンジンルームと車室(共に図示せず)とを仕切るダッシュパネル(図示せず)に例えばボルトやナット等の締結部材によって取り付けられる。ペダルブラケット10は、互いに左右方向に所定の間隔を隔てて配置された右側板部11と左側板部12とを有している。右側板部11と左側板部12とは、鋼鈑をプレス成形してなるものである。右側板部11と左側板部12との間に操作ペダル20の上部が配置されて支軸30を介して支持されるようになっている。
右側板部11の本体部分は上下方向に延びている。図5に示すように、右側板部11の上部前側には、左側へ延びる上側結合部11aが設けられている。右側板部11の前側における上下方向中間部には、車体に締結される締結フランジ11bが右側へ延びるように設けられている。右側板部11の下部には、左側へ延びる下側結合部11cが設けられている。右側板部11の締結フランジ11bよりも後側には、足踏み式パーキングブレーキユニット1が有するリターンスプリングSの一端部が引っ掛けられるスプリング係合部11dが右側へ突出するように設けられている。また、右側板部11の下側結合部11cの上方には、貫通孔11eが形成されている。リターンスプリングSは、引っ張りバネ等によって構成されている。
右側板部11の上下方向中間部において貫通孔11eよりも後側部分には、支軸30が挿入された状態で支持される右側支持孔13が該右側板部11を左右方向に貫通するように形成されている。右側支持孔13は、従来例のボルトや金属パイプを用いた支軸が挿通する孔よりも大径である。右側支持孔13の元となる形状は円形であるが、図6に示すように該右側支持孔13の周縁部には複数の凸部13aが周方向に間隔をあけて形成されており、これによって右側支持孔13の周縁部は凹凸形状となっている。
図1に示すように、左側板部12の本体部分は右側板部11と略平行に上下方向に延びている。図5に示すように、左側板部12の上部前側には、右側板部11の上側結合部11aと結合する上側結合部12aが右側へ延びるように設けられている。左側板部12の前側における上下方向中間部には、車体に締結される締結フランジ12bが左側へ延びるように設けられている。左側板部12の下部には、右側板部11の下側結合部11cが嵌入する嵌入孔12cが前後方向に長いスリット状に設けられている。また、左側板部12の下側結合部12cの上方には、貫通孔12eが形成されている。
左側板部12の上下方向中間部において貫通孔12eよりも後側部分には、支軸30が挿入された状態で支持される左側支持孔14が該左側板部12を左右方向に貫通するように形成されている。左側支持孔14の周縁部には複数の凸部14aが周方向に間隔をあけて形成されており、左側支持孔14と右側支持孔13とは同じ形状である。また、左右方向から見たとき、左側支持孔14と右側支持孔13とが重複するように配置されている。
操作ペダル20は、略上下方向に延びており、上側へ行くほど上下方向の寸法が長くなるように形成されている。操作ペダル20の下部には、乗員が足を載せる載置部21が設けられている。
操作ペダル20の上部には、左右方向に延びる円筒部材22が固定されている。円筒部材22の内部は左右方向に貫通しており、この円筒部材22の内部には、支軸30が挿入される挿入孔22aが形成されている。挿入孔22aの径は支軸30の外径よりも大きく設定されている。図9に示すように、挿入孔22aと支軸30の外周面との間には、右側カラー23及び左側カラー24が挿入されるようになっている。右側カラー23及び左側カラー24によって操作ペダル20が支軸30に対して支軸30の軸線周りに容易に揺動可能となる。
図4に示すように、操作ペダル20の円筒部材22よりも上側には、上記リターンスプリングSの他端部が引っ掛けられるスプリング係合部20aが右側へ突出するように設けられている。リターンスプリングSの他端部が操作ペダル20のスプリング係合部20aに引っ掛けられ、リターンスプリングSの一端部がペダルブラケット10のスプリング係合部11dに引っ掛けられることで、リターンスプリングSによって操作ペダル20の支軸30よりも上側が前方に付勢されて載置部21が後側に位置するようになる。これにより、操作ペダル20がブレーキ解除方向に常時付勢されることになる。
図5に示すように、操作ペダル20の上部には、ブレーキケーブル(図示せず)の先端部が取り付けられるケーブル取付部26が設けられている。操作ペダル20が前方に揺動することによってケーブル取付部26に取り付けられたブレーキケーブルが引っ張られてパーキングブレーキを作動状態にすることができるようになっている。
また、操作ペダル20の上部には、ストッパ27が設けられている。ストッパ27は、ペダルブラケット10の左側板部12の後縁部に当接することにより、ブレーキ解除位置にある操作ペダル20の角度を規定角度にするためのものである。
また、操作ペダル20の円筒部材22よりも上側には、ラチェット機構40が設けられている。ラチェット機構40は、従来から足踏み式パーキングブレーキに設けられている周知の構造のものなので詳細な説明は省略する。
すなわち、ラチェット機構40は、操作ペダル20の上端部に設けられた多数の歯を有するラチェットプレート41と、ラチェットプレート41の歯に係合する爪を有する可動プレート42と、可動プレート42を支持するピン43と、ターンオーバスプリング44とを備えている。そして、ブレーキ解除位置にある操作ペダル20を踏み込むと、操作ペダル20が揺動してラチェットプレート41と可動プレート42とが係合して操作ペダル20がブレーキ位置で保持される。ブレーキ位置にある操作ペダル20を再び踏み込むと、ターンオーバスプリング44による付勢方向が、可動プレート42をラチェットプレート41から離す方向(噛み合い解除方向)に切り替えられて操作ペダル20がブレーキ解除位置まで揺動可能になる。
次に、支軸30について説明する。図7及び図8に示すように、支軸30は、例えば鋼鈑等の金属製板材をプレス加工によって円筒状に成形してなるものである。プレス加工方法としては、従来から用いられている方法を使用することができる。支軸30を構成する板材は1枚であり、従って支軸30の周方向の一部には、該支軸30を構成する板材の両端部が突き合わされた部分が存在することになる。この実施形態では、板材の両端部が突き合わされた部分が支軸30の下部に位置するように、支軸30がペダルブラケット10に固定されている。支軸30の外径は、従来例の支軸を構成する金属製パイプや鍛造ピンの外径よりも大きく設定されており、支軸30をプレス加工品としても十分な強度を確保している。
支軸30の右端部には、右側板部11の右側支持孔13の周縁部にかしめられる複数の右側突片30aが周方向に間隔をあけて形成されている。右側突片30aの形成により、支軸30の右端部は凹凸形状となる。周方向に隣り合う右側突片30aの間隔は、図6に示す右側支持孔13の凸部13aの周方向の長さと同程度か、若干広めに設定されている。周方向に隣り合う右側突片30aの間に、右側支持孔13の凸部13aが位置する。図9に示すように、右側突片30aは、支軸30の径方向外方に折り曲げられるようにして右側支持孔13の周縁部にかしめられる。
図7に示すように、支軸30の左端部には、左側板部12の左側支持孔13の周縁部にかしめられる複数の左側突片30bが右側突片30aと同様に周方向に間隔をあけて形成されている。周方向に隣り合う左側突片30bの間に、左側支持孔14の凸部14aが位置する。図9に示すように、左側突片30bも、支軸30の径方向外方に折り曲げられるようにして左側支持孔14の周縁部にかしめられる。
この実施形態によれば、支軸30がプレス加工された円筒状のものであるため、軽量であり、しかも、外径を大きくして強度を高めても従来の鍛造品に比べて部品の製造コストが安価になる。また、支軸30を構成する部品点数も1点となるので、管理コストも安価になる。そして、支軸30を操作ペダル20の挿入孔22aに挿入するとともに、ペダルブラケット10の右側及び左側支持孔13、14に挿入した状態で支軸30の端部が右側板部11及び左側板部12にかしめ固定されることになる。これにより、支軸30の抜けが抑制されて操作ペダル20が支軸30周りに揺動自在に支持される。支軸30をかしめ固定とすることで、従来のボルト及びナットが不要になり、部品点数が少なくなるとともに、組み立てに要するコストも安価になる。したがって、低コストなペダル支持構造とすることができる。
また、支軸30の右側突片30aが右側支持孔13の周縁部にかしめられた状態で、右側支持孔13の周縁部の凸部13aが支軸30の周方向に隣り合う右側突片30aの間に位置することになる。これにより、支軸30の回転が阻止される。左側突片30aと凸部14aとによっても支軸30の回転が阻止される。
また、図12及び図13に示す変形例1のように、板材を巻いて成形する巻きパイプによって支軸30を形成し、その支軸30を構成する板材の縁部を、板材の端に近づくほど薄くなるように形成してもよい。
また、図14〜図16に示す変形例2のように、支軸30を構成する板材の一方の縁部に係合板部32を形成し、他方の縁部に係合板部32が係合する切欠部33を形成してもよい。係合板部32は、板材の縁部から突出しており、突出方向の基端部に比べて中間部の幅が広くなっている。
また、図17に示す変形例3のように、支軸30の右側突片30aにおける周方向の長さを不均一にしてもよい。この場合、右側支持孔13の周縁部の凸部13aの間隔を、右側突片30aの長さに応じて不均一にする。これにより、支軸30を構成する板材の両端部が突き合わされた部分が該支軸30の下部に位置するように、支軸30を位置合わせして確実に固定することが可能になる。
また、図18〜図20に示す変形例4のように、右側板部11の凸部13a及び左側板部12の凸部14a(図19、図20に示す)の突出長さを長くして、凸部13a及び凸部14aを支軸30にかしめるようにしてもよい。すなわち、凸部13aを左側へ折り曲げることによって支軸30の右縁部にかしめ、また、凸部14aを右側へ折り曲げることによって支軸30の左縁部にかしめる。これにより、支軸30の右端部及び左端部が右側板部11及び左側板部12に対してかしめ固定されることになる。また、支軸30の突片30a、30bをかしめるとともに、凸部13a及び凸部14aをかしめることにより、支軸30をペダルブラケット10に対してより一層強固に固定できる。
また、図21〜図24に示す変形例5のように、右側支持孔13の周縁部に切欠部13bを形成し、支軸30の右端部には、切欠部13bに嵌合する突起30c(図24に示す)を形成してもよい。切欠部13bは、右側支持孔13の周縁部における周方向に隣り合う凸部13aの間の部分に形成されている。一方、突起30cは、支軸30の右側突片30aに形成されている。
突起30cを形成する際には、図22及び図23に示すようなかしめピン100を使用する。かしめピン100の先端部101は、支軸30の内部に挿入可能となるように先細に形成されている。かしめピン100には、支軸30の右側突片30aをかしめるための成形面102が設けられている。さらに、成形面102に連なるように複数の突起103が周方向に間隔をあけて設けられている。突起103によって支軸30に突起30cが形成される。すなわち、かしめピン100の先端部101を支軸30の内部に挿入して押圧すると、成形面102によって支軸30の右側突片30aをかしめ、これと同時に、突起103が右側突片30aに対して支軸30の径方向内側から押し付けられ、右側突片30aが塑性変形して突起30cが形成されて切欠部13bに嵌合する。これにより、支軸30の回転が阻止される。尚、図示しないが、左側板部12の左側支持孔14の周縁部に切欠部を形成し、支軸30の左端部に該切欠部に嵌合する凸部を形成してもよい。
また、図25〜図28に示す変形例6のように、複数の右側支持孔16を、右側板部11における支軸30の周方向に間隔をあけて形成し、支軸30の右端部には、右側支持孔16にそれぞれ挿入されて該右側支持孔16の周縁部にかしめられる挿入片30eを複数形成してもよい。この変形例6では、右側板部11の支軸30に対応する部位に、貫通孔17が形成されており、右側支持孔16は、貫通孔17を囲むように配置されている。図26に示すように、挿入片30eは、右側支持孔16に挿入された状態で支軸30の径方向外方へ折り曲げられる。また、右側板部11の貫通孔17の周縁部は左側へ折り曲げられている。尚、図26に示すように、左側板部12にも同様に左側支持孔18と貫通孔19とが形成され、左側支持孔18に支軸30の左側の挿入片30fを挿入してかしめることができるようになっている。
尚、本発明は、足踏み式パーキングブレーキユニット1以外にも、例えばクラッチペダルユニットやブレーキペダルユニット等にも適用することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、例えば自動車の足踏み式パーキングブレーキユニットに適用することができる。
1 足踏み式パーキングブレーキユニット(操作ペダルの支持構造)
10 ペダルブラケット
11 右側板部
12 左側板部
13 右側支持孔
13a 凸部
13b 切欠部
14 左側支持孔
14a 凸部
16 右側支持孔
18 左側支持孔
20 操作ペダル
22a 挿入孔
30 支軸
30a 右側突片
30b 左側突片
30c 突起
30e 挿入片
30f 挿入片

Claims (5)

  1. 車体に取り付けられるペダルブラケットが有する板部に、支軸を介して揺動自在に支持される操作ペダルの支持構造において、
    上記板部には、上記支軸が挿入された状態で支持される支持孔が形成され、
    上記操作ペダルには、上記支軸が挿入される挿入孔が形成され、
    上記支軸は、金属製板材をプレス加工によって筒状に成形してなり、
    上記支軸は上記板部にかしめ固定されることを特徴とする操作ペダルの支持構造。
  2. 請求項1に記載の操作ペダルの支持構造において、
    上記支軸の端部には、上記支持孔の周縁部にかしめられる複数の突片が周方向に間隔をあけて形成され、
    上記支持孔の周縁部には、上記支軸の周方向に隣り合う突片の間に位置する凸部が形成されていることを特徴とする操作ペダルの支持構造。
  3. 請求項2に記載の操作ペダルの支持構造において、
    上記支持孔の周縁部の凸部は、上記支軸にかしめられていることを特徴とする操作ペダルの支持構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の操作ペダルの支持構造において、
    上記支持孔の周縁部には、切欠部が形成され、
    上記支軸の端部には、上記支持孔の切欠部に嵌合する突起が形成されていることを特徴とする操作ペダルの支持構造。
  5. 請求項1から3のいずれか1つに記載の操作ペダルの支持構造において、
    上記支持孔は、上記支軸の周方向に間隔をあけて複数形成され、
    上記支軸の端部には、上記支持孔にそれぞれ挿入されて該支持孔の周縁部にかしめられる挿入片が複数形成されていることを特徴とする操作ペダルの支持構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018139059A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 豊田鉄工株式会社 車両用操作ペダル装置
DE102019004216A1 (de) * 2019-06-17 2020-12-17 Ford Global Technologies, Llc Befestigung für ein Bremspedal

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102019004216B4 (de) 2019-06-17 2022-11-03 Ford Global Technologies, Llc Befestigung für ein Bremspedal

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