JP4769064B2 - 自動変速機の操作入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される自動変速機の操作入力装置に関する。
前記操作入力装置は、一般に、車体側に設けられた傾動軸回りに操作自在な操作部材と、この操作部材に一方の端末が接続されたケーブルとを備え、操作部材の傾動操作に応じてケーブルを押し引きすることにより当該ケーブルの他方の端末に接続された自動変速機のコントロールレバーを操作するようになっている。
この種の入力装置では、例えば特許文献1に開示されるように、ケーブルエンドが所定の取付部材を介してシフトレバー(操作部材)に対し前記傾動軸と略平行する支持ピン回りに回動自在に軸支されている。これにより、シフトレバーを傾動操作したときに、ケーブルエンドがよじれることなく自動変速機側へ向けた姿勢を保持するように回動するので、当該シフトレバーの傾動操作に応じた距離だけケーブルを押し引きすることができる。
特開平9−86204号公報(特に0064段落、図6及び図15)
しかしながら、特許文献1の入力装置では、ケーブルエンドとシフトレバーとを支持ピンによって軸支する構成としているので、ケーブルの押し引き方向についてシフトレバーに対するケーブルエンドの支持強度を充分に確保することが困難だった。
すなわち、特許文献1の入力装置では、支持ピンの曲げ強度を大きくすることにより前記支持強度を向上させることができるものの、曲げ強度を大きくするためには、支持ピンの断面積を大きくすることが必要となるだけでなく、ケーブルエンド(取付部材)については支持ピンが挿通される孔を取り囲む部分の肉厚を大きくして当該ケーブルエンドの破断を抑制する必要もあり、支持ピンやケーブルエンドが嵩高いものとなってしまうため、支持ピンやケーブルエンドの配設スペース等を考慮すると支持ピンの断面積を大きくするには限界がある。
そこで、断面積をそのままにして支持ピンを金属等の高強度の材質で形成して曲げ強度を大きくすることも考えられるが、この場合には支持ピンを個別の部品として用意する必要があり、コスト高となってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、特別な部品を要することなくシフトレバーに対するケーブルエンドの支持強度を充分に確保することができる自動変速機の操作入力装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車体に対し傾動軸回りに操作自在な操作部材と、この操作部材に一方の端末が接続されたケーブルとを備え、前記操作部材の傾動操作に応じてケーブルを押し引きすることにより当該ケーブルの他方の端末に接続された自動変速機を操作する操作入力装置であって、前記ケーブルの一方の端末に固定され、当該ケーブルの軸線と直交する軸を中心とする略円形の外側面が形成された取付部材を備え、前記操作部材には、前記傾動軸の軸線方向に嵌め込まれた取付部材を、その外側面を取り囲んで回動自在に保持する保持壁と、前記取付部材の外側面に接続されたケーブルを導出する切り欠き部とが形成され、前記操作部材には、前記ケーブルの軸線と直交する前記軸回りに回動自在となるように前記取付部材を貫通する貫通軸が設けられていることを特徴とする自動変速機の操作入力装置を提供する。
請求項2に係る発明は、前記切り欠き部は、操作部材とケーブルとの間に予め設定された回動範囲内でのケーブルの回動が可能となる角度範囲に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、前記操作部材は、前記傾動軸の軸線方向とその厚み方向とを沿わせた姿勢で設けられた傾動板を含んでおり、前記保持壁は、前記傾動板に設けられているとともに当該傾動板の厚み範囲内で前記取付部材の少なくとも一部を保持することを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、前記操作部材には、前記保持壁内に嵌め込まれた取付部材を抜け止めする抜け止め手段が設けられていることを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、前記抜け止め手段は、前記保持壁の両側に形成された開口部の少なくとも一方を閉塞するように前記操作部材に設けられた底壁であることを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、前記抜け止め手段は、前記保持壁の両側に形成された開口部うちの少なくとも一方の縁部から内側に突出して、当該保持壁内に嵌め込まれた前記取付部材の端面と係合する係合爪であることを特徴とするものである。
本発明によれば、取付部材を保持壁で取り囲んで保持する構成とすることにより、支持ピンによって取付部材を軸支する場合と比較して、取付部材を保持するための接触面積を大きくすることができる(取付部材に形成された貫通孔の内側面と支持ピンの外周面との接触面積と比較して取付部材の外側面と保持壁との接触面積を大きく確保することができる)ので、ケーブルの押し引き方向について、操作部材に対するケーブルの支持強度を充分に確保することができる。
また、本発明では、操作部材に一体に形成された保持壁によって取付部材を保持することができるので、金属製の支持ピンのような特別な部品を要することなく支持強度の増加を図ることができる。
なお、特開平9−86204号公報の0064段落には、ケーブルエンドの周囲に一対のフック状係止片が立設された構成が開示されているものの、これらフック状係止片はケーブルエンドの側方への移動を規制するために単にケーブルエンドの周囲に断片的に配設されているに過ぎず、これらフック状係止片によっては前記支持強度を向上することができないのに対し、本発明では、切り欠き部以外の角度範囲、すなわち、ケーブルの回動範囲に対応する範囲以外の角度範囲について取付部材を保持壁によって取り囲む構成としているので、前記支持強度を充分に確保することができる。
本発明において「略円形の外側面」とは、少なくとも保持壁と摺接する部分がケーブルの軸線と直交する軸を中心とする円弧状とされ、それ以外の部分が円弧以外の形状とされた構成を含む趣旨である。
また、本発明によれば、前記保持壁だけでなく貫通軸によっても取付部材を保持することができるので、操作部材に対するケーブルの支持強度をさらに向上することができる。
なお、貫通軸が取付部材に摺接する構成を除外する趣旨ではないが、貫通軸と取付部材との間に微小の間隙(遊び)を設け、所定の押し引き力がケーブルに付加されたときに貫通軸と取付部材とが当接することによって取付部材が保持される構成とすれば、操作部材に対する取付部材の摺動抵抗を可及的に低減しながらケーブルの支持強度を充分に確保することができる。
請求項2に係る発明によれば、予め設定された回動範囲内におけるケーブルの回動を確実に行なわせることができる。
請求項3に係る発明によれば、傾動板の厚み範囲内で取付部材の少なくとも一部を保持する構成とすることにより、傾動板の厚み中央位置に対し取付部材の保持位置を近づけることができるので、傾動板を操作する(ケーブルを押し引きする)際に、当該傾動操作と反対向きに取付部材に付加される回転モーメント(傾動板を中心とする回転モーメント)を小さくすることができる。
すなわち、特開平9−86204号公報には、連結壁(傾動板)の表面に立設された支持ピンによってケーブルエンドを支持する構成について開示されているものの、この構成では連結壁の厚み範囲外の位置でケーブルエンドを支持することにより、連結壁の厚み中央位置からケーブルエンドの支持位置までの距離(半径)が長くなるため、ケーブルエンドに付加される前記回転モーメントが大きくなり、支持ピンの破損等を引き起こすおそれがあるが、請求項3の発明では、傾動板の厚み範囲内で取付部材の少なくとも一部を保持するため、取付部材に付加される回転モーメントを小さくして傾動板の破損等を抑制することができる。
請求項に係る発明によれば、取付部材が保持壁の外側へ抜け出るのを防止することができる。
請求項に係る発明によれば、開口部を閉塞するように設けられた底壁によって取付部材を抜け止めすることができる。
さらに、請求項に係る発明のように、切り欠き部を介して二股状に形成された保持壁を底壁によって連結した構成とすることにより、切り欠き部を押し広げようとする方向へ保持壁が変形するのをより確実に抑止することができるので、操作部材に対するケーブルの支持強度をより向上することができる。
請求項に係る発明によれば、保持壁内に取付部材を嵌め込むことにより、当該取付部材の端面と開口部の縁部から内側に突出した係合爪とを係合させて、取付部材を抜け止めすることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動変速機の操作入力装置の全体構成を示す斜視図である。図2は、図1の操作入力装置の側面図である。
図1及び図2を参照して、操作入力装置1は、車両内に設けられ、シフトレバー8の傾動操作に応じてケーブル5を押し引きすることにより、当該ケーブル5の端末に接続された自動変速機のコントロールレバー(図示せず)を操作するようになっている。
具体的に、操作入力装置1は、車両の運転室内に固定されるベース2と、このベース2に対し傾動操作自在に支持された操作部材3と、この操作部材3に取り付けられた取付部材4と、この取付部材4と前記コントロールレバー(図示せず)との間に設けられたケーブル5とを備えている。なお、操作部材3からケーブル5が延びる方向を前方とし、前後方向と直交する方向を左右方向として以下説明する。
ベース2は、車両に固定される基板6と、この基板6上に立設された左右一対の取付板7とを一体に備えた合成樹脂製の部材である。これら取付板7の間には、操作部材3が左右方向に沿った軸回りに傾動自在に支持されている。
具体的に、操作部材3は、乗員の操作を受けるシフトレバー8と、このシフトレバー8の操作に応じてベース2に対し前後方向に傾動する傾動板9とを備え、この傾動板9が前記両取付板7の間で傾動自在に支持されている。
シフトレバー8は、その下端部が傾動板9に取り付けられているとともに、その途中部がシフトパネル25のゲート溝27を挿通して上方へ導出されており、ゲート溝27により規定される前後方向の傾動範囲E1(図2参照)内で傾動操作自在とされている。また、シフトレバー8は、ゲート溝27に規定される左右の傾動範囲についても傾動操作自在となるように、その下端部が傾動板9に対し左右傾動自在に取り付けられている。
具体的に、ゲート溝27は、パーキングレンジPとリバースレンジRとニュートラルレンジNとドライブレンジDとの間が屈曲されたオートマチックによる変速のガイドを行なうためのオートマチックモード用ゲート溝27aと、ドライブレンジDの側方にあり、マニュアルモードによるシフトアップ(+)とシフトダウン(−)のガイドを行なうためのマニュアルモード用ゲート溝27bとを有する。
前記傾動板9は、その厚み方向を左右方向に向けた姿勢で配設された板本体10と、この板本体10から左右両側へ延びる一対の傾動軸11(図2では1つ示している)とを一体に備えた合成樹脂製の部材であり、これら傾動軸11が両取付板7にそれぞれ形成された支持孔7aにそれぞれ挿通されることによって当該傾動軸11回りにベース2に対し傾動自在とされている。
板本体10には、適所に補強用のリブ10aが立設されている。また、板本体10の前方縁部には、前記取付部材4が嵌入される凹部12が形成されている。
図3は、図1の傾動板9に形成された凹部12を拡大して示す、(a)は斜視図、(b)は(a)のIIIb−IIIb線断面図である。
図1〜図3を参照して、凹部12は、その周囲の保持壁14と左側の底壁15とによって左側が閉塞されるとともに右側へ開口する断面円形に区画されている。
保持壁14の右端面から底壁15の左端面までの厚み範囲T1(図3の(b)参照)は、左右方向において板本体10の厚み範囲(リブ10aの高さ寸法の範囲)T2の範囲内に設定されている。
また、保持壁14の右端面には、上下一対の係合爪16が立設され、これら係合爪16は、互いに相手側の係合爪16側に延びて形成されている。
そして、保持壁14は、切り欠き部17によってその前方部分が切り欠かれている。この切り欠き部17は、後述する取付部材4(ケーブル5)の回動範囲E2(図2参照)に対応する角度範囲に形成され、前記凹部12内に嵌入された取付部材4に接続されたケーブル5を当該凹部12の外側(前方)へ導出するようになっている。
一方、前記底壁15には、前記凹部12の中心位置に貫通軸18が右方へ向けて立設されている。この貫通軸18は、図3の(b)に示すように、前記各係合爪16の右端面と面一となる長さ寸法に設定されている。
そして、貫通軸18の外周面には、各係合爪16に対応する左右位置に上下一対の係合爪19が立設されている。これら係合爪19は、貫通軸18の中心側へ撓むことができるように当該貫通軸18に形成されたスリット18aにより板ばね状とされた部分に設けられている。
図1〜図3を参照して、取付部材4は、円形の外側面20aが形成された被嵌入部20と、外側面20aからその放心方向へ延びる接続部21とを一体に備えた部材であり、前記被嵌入部20には当該被嵌入部20を外側面20aの軸線に沿って貫く貫通孔20bが形成されている。なお、外側面20aは、接続部21に接続された後述するインナーケーブル23の軸線と直交する軸を中心とした円形の外側面を構成している。
この取付部材4は、貫通孔20bに貫通軸18を挿入しながら被嵌入部20が前記凹部12内に右側から嵌入されることにより、当該被嵌入部20の右端面20cが前記保持壁14の各係合爪16及び貫通軸18の各係合爪19と係合して、傾動板9に対し右方へ抜け止めされた状態で凹部12内に保持される。
この状態において、取付部材4の接続部21は、切り欠き部17を介して凹部12の外側(前方)へ導出されている。
このように凹部12内に保持された取付部材4は、その外側面20aと保持壁14との間及び、その貫通孔20bの内側面と貫通軸18の外側面との間で、傾動板9に対し摺動自在とされており、これにより、傾動板9に対し前記傾動軸11と平行する軸回りに回動自在とされている。なお、貫通孔20bの内側面と貫通軸18の外側面との間には、若干のクリアランス(遊び)を設けるようにしてもよい。
そして、この取付部材4の回動範囲は、切り欠き部17を構成する保持壁14の上端面14a及び下端面14bのそれぞれに対し接続部21が当接する回動範囲E2(図2参照)に規定されている。
また、本実施形態では、図3の(b)に示すように、凹部12が保持壁14の厚み範囲T1内に形成されているので、この凹部12内に保持された被嵌入部20の全体が保持壁14の厚み範囲T1内で保持されることになる。
したがって、仮に保持壁14に支持ピン26を立設し、この支持ピン26により取付部材4を保持する場合(図3の(b)に二点鎖線で示す)と比較して、保持壁14の厚み中央位置C1と被嵌入部20の厚み中央位置C2との間の距離D1を短くすることができる。
図1及び図2を参照して、ケーブル5は、アウターケーブル22と、このアウターケーブル22を挿通するインナーケーブル23とを備えている。
アウターケーブル22は、前記ベース2の前部に形成されたケーブル保持部24に保持されている。このケーブル保持部24は、その軸線を前後へ向けたアウターケーブル22を外側から把持してその位置を固定するようになっている。
インナーケーブル23は、その後部端末23aが前記取付部材4の接続部21に固定されているとともに、その途中部が前記アウターケーブル22を摺動自在に挿通し、その前部端末が図略の自動変速機のコントロールレバーに接続されている。
したがって、インナーケーブル23は、傾動板9の傾動動作に応じて取付部材4が前後動することにより、アウターケーブル22に対し摺動しながら前後に押し引きされることになる。
この押し引き動作の際には、傾動板9が各傾動軸11回りに回動するため、取付部材4(インナーケーブル23の後部端末23a)の上下位置も変位することになるが、当該取付部材4が傾動板9に対し回転することによりインナーケーブル23がよじれること無く、ケーブル保持部24側へ向けた姿勢を維持することになる。
すなわち、本実施形態の操作入力装置1では、シフトレバー8の傾動範囲E1に対応してインナーケーブル23の姿勢を維持することができる回動範囲E2を設定すべく、切り欠き部17の形成範囲が設定されている。
以上説明したように、前記操作入力装置1によれば、取付部材4を保持壁14で取り囲んで保持する構成とすることにより、支持ピン26(図3の(b)参照)によって取付部材4を軸支する場合と比較して、取付部材4を保持するための接触面積を大きくすることができる(取付部材4の貫通孔20bの内側面と支持ピン26の外周面との接触面積と比較して取付部材4の外側面20aと保持壁14との接触面積を大きく確保することができる)ので、インナーケーブル23の押し引き方向(前後方向)について、傾動板9に対するインナーケーブル23の支持強度を充分に確保することができる。
また、前記操作入力装置1では、傾動板9に一体に形成された保持壁14によって取付部材4を保持することができるので、金属製の支持ピンのような特別な部品を要することなく支持強度の増加を図ることができる。
前記実施形態のように傾動板9とインナーケーブル23との間に予め設定された回動範囲E2におけるインナーケーブル23の回動が可能となる角度範囲に切り欠き部17が形成されている構成によれば、回動範囲E2内におけるインナーケーブル23の回動を確実に行なわせることができる。
前記実施形態のように傾動板9の厚み範囲T2内で取付部材4を保持する構成によれば、傾動板9の厚み中央位置C1に対し取付部材4の保持位置(厚み中央位置C2)を近づけることができるので、傾動板9を操作する(インナーケーブル23を押し引きする)際に、当該傾動操作と反対向きに取付部材4に付加される回転モーメント(傾動板を中心とする回転モーメント:図3(a)の矢印Y1)を小さくすることができる。
前記実施形態のように凹部12内に保持されている取付部材4を貫通する貫通軸18を設けた構成によれば、保持壁14だけでなく貫通軸18によっても取付部材4を保持することができるので、傾動板9に対するケーブル5の支持強度をさらに向上することができる。
そして、前記実施形態のように底壁15及び係合爪16を設けた構成によれば、これら底壁15及び係合爪16によって取付部材4を左右方向に抜け止めすることができる。
なお、前記実施形態では、底壁15に貫通軸18を立設した構成について説明しているが、図4に示すように、貫通軸18を省略することもできる。この場合には、取付部材4の貫通孔20bも省略することができる。
また、前記実施形態では、底壁15によって取付部材4の左側への移動を規制するようにしているが、この底壁15を省略して、保持壁14の左右両側に前記係合爪16を設けることにより、これら係合爪16間で取付部材4の左右方向の移動を規制することもできる。
本発明の実施形態に係る自動変速機の操作入力装置の全体構成を示す斜視図である。 図1の操作入力装置の側面図である。 図1の傾動板に形成された凹部を拡大して示す、(a)は斜視図、(b)は(a)のIIIb−IIIb線断面図である。 別の実施形態に係る傾動板を拡大して示す、(a)は斜視図、(b)は(a)のIVb−IVb線断面図である。
1 操作入力装置
3 操作部材
4 取付部材
5 ケーブル
8 シフトレバー
9 傾動板
11 傾動軸
12 凹部
14 保持壁
14a 上端面
14b 下端面
15 底壁
16 係合爪
17 切り欠き部
18 貫通軸
20 被嵌入部
20a 外側面
20b 貫通孔
20c 右端面
22 アウターケーブル
23 インナーケーブル
23a 後部端末
E2 回動範囲
T2 厚み範囲

Claims (6)

  1. 車体に対し傾動軸回りに操作自在な操作部材と、この操作部材に一方の端末が接続されたケーブルとを備え、前記操作部材の傾動操作に応じてケーブルを押し引きすることにより当該ケーブルの他方の端末に接続された自動変速機を操作する操作入力装置であって、
    前記ケーブルの一方の端末に固定され、当該ケーブルの軸線と直交する軸を中心とする略円形の外側面が形成された取付部材を備え、
    前記操作部材には、前記傾動軸の軸線方向に嵌め込まれた取付部材を、その外側面を取り囲んで回動自在に保持する保持壁と、前記取付部材の外側面に接続されたケーブルを導出する切り欠き部とが形成され
    前記操作部材には、前記ケーブルの軸線と直交する前記軸回りに回動自在となるように前記取付部材を貫通する貫通軸が設けられていることを特徴とする自動変速機の操作入力装置。
  2. 前記切り欠き部は、操作部材とケーブルとの間に予め設定された回動範囲内でのケーブルの回動が可能となる角度範囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の操作入力装置。
  3. 前記操作部材は、前記傾動軸の軸線方向とその厚み方向とを沿わせた姿勢で設けられた傾動板を含んでおり、前記保持壁は、前記傾動板に設けられているとともに当該傾動板の厚み範囲内で前記取付部材の少なくとも一部を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機の操作入力装置。
  4. 前記操作部材には、前記保持壁内に嵌め込まれた取付部材を抜け止めする抜け止め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動変速機の操作入力装置。
  5. 前記抜け止め手段は、前記保持壁の両側に形成された開口部の少なくとも一方を閉塞するように前記操作部材に設けられた底壁であることを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の操作入力装置。
  6. 前記抜け止め手段は、前記保持壁の両側に形成された開口部うちの少なくとも一方の縁部から内側に突出して、当該保持壁内に嵌め込まれた前記取付部材の端面と係合する係合爪であることを特徴とする請求項4又は5に記載の自動変速機の操作入力装置。
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