JP2001354045A - シフトレバーのロック装置 - Google Patents
シフトレバーのロック装置Info
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Abstract
押圧操作した後に電気的作動部材による規制が解除され
ても、シフトロックを解除できる構成とする。 【解決手段】 押釦14の押圧操作により矢印B2方向
へ移動されるシフトロック部材18と電磁石21との間
に、リンク機構20を設ける。電磁石21の通電状態で
は、吸着面21aにより第3のリンク24を吸着するこ
とで、リンク機構20がロック状態に保持され、シフト
レバー11のシフト操作がロックされる。フットブレー
キの踏み込みに伴い電磁石21が断電されると、電磁石
21による吸着が解除され、リンク機構20はロック解
除許容状態となり、シフトロック部材18の矢印B2方
向への移動が許容され、シフトロックが解除される。こ
のとき、フットブレーキを踏む前に押釦14を押圧操作
していたとしても、シフトロックの解除が可能である。
Description
トレバーのシフト操作をロックする構成としたシフトレ
バーのロック装置に関する。
レバーのロック装置は、一般的には、自動車の発進時に
おいて、自動変速機操作用のシフトレバーをパーキング
ポジションに位置させた状態で、イグニッションスイッ
チ回路を形成し、この状態でフットブレーキを踏まない
と、上記シフトレバーをパーキングポジションから他の
ポジションへシフト操作できないように構成されるもの
であり、いわゆるボタンロックタイプと、レバーロック
タイプとの2種類がある。
の従来例の要部が示されている。これら図15〜図17
において、シフトロック部材1は、図示しないシフトレ
バーのノブに押圧操作可能に設けられた押釦(図示せ
ず)が押圧操作されたときに、作動方向である図15中
矢印A1方向へ移動されるものであり、押釦が押圧操作
されていない場合には図15に示す位置に位置されてい
る。電気的作動部材である電磁ソレノイド2のプランジ
ャ2aの先端部には、ブロック状のロック部材3が取着
されていて、このロック部材3と電磁ソレノイド2との
間に復帰用の圧縮コイルばね4が配設されている。
イルばね4のばね力によりロック部材3が、図15に示
すように、上記シフトロック部材1の移動領域内に侵入
したロック位置に位置され、電磁ソレノイド2が通電状
態になると、プランジャ2a及びロック部材3が、圧縮
コイルばね4のばね力に抗して矢印A2方向へ移動し、
図16に示すようにシフトロック部材1の移動領域から
外れたロック解除位置に位置される。
断電されており、上記シフトレバーがパーキングポジシ
ョンまたはニュートラルポジションに位置された状態
で、イグニッションスイッチ回路が形成され、この状態
でフットブレーキが踏み込まれたときのみ通電される構
成となっている。
では、ロック部材3が図15に示すロック位置に保持さ
れているため、シフトロック部材1の矢印A1方向への
移動が阻止されて押釦の押圧操作が不可とされ、シフト
レバーのシフト操作がロックされる。そして、フットブ
レーキが踏み込まれることに伴い電磁ソレノイド2が通
電されると、プランジャ2a及びロック部材3が、圧縮
コイルばね4のばね力に抗して矢印A2方向へ移動し、
図16に示すロック解除位置に位置されるため、シフト
ロック部材1の矢印A1方向への移動が許容されて押釦
の押圧操作が許容され、シフトレバーのシフト操作が許
容されるようになる。
て、フットブレーキを踏み込む前に押釦が押圧操作され
ると、図17に示すように、シフトロック部材1の先端
部がロック部材3の側面に押圧された状態となる。この
ままの状態でフットブレーキが踏み込まれることに伴い
電磁ソレノイド2が通電された場合、電磁ソレノイド2
がプランジャ2a及びロック部材3を引き込む力では、
シフトロック部材1とロック部材3との間の摩擦力及び
そのシフトロック部材1の押圧荷重に勝てず、プランジ
ャ2a及びロック部材3を矢印B方向へ移動させること
ができず、この結果、シフトレバーのシフトロックを解
除することができないことがある。
よる押圧荷重に勝る力を発生する電磁ソレノイド2を用
いる必要があり、その電磁ソレノイド2を大型化しなけ
ればならない。
は、図示はしないが次のような構成となっている。すな
わち、シフトレバーまたはシフトレバーと一体に回動さ
れるシフトロックプレートに係合孔を形成し、前記電磁
ソレノイド2と同様な構成の電磁ソレノイドにおけるプ
ランジャの先端部に設けられたロック部材を、前記係合
孔に対して出入り可能に設けた構成とする。
状態では、ロック部材が圧縮コイルばねのばね力によっ
て、係合孔に侵入したロック位置に保持される。この状
態では、そのロック部材によりシフトレバーのシフト操
作がロックされる。そして、フットブレーキが踏み込ま
れることに伴い電磁ソレノイドが通電されると、プラン
ジャ及びロック部材が、圧縮コイルばねのばね力に抗
し、係合孔から抜け出す方向へ移動してロック解除位置
に位置され、これによりシフトレバーのシフト操作が許
容されるようになる。
のものにおいても、フットブレーキを踏み込む前にシフ
トレバーがシフト操作されると、係合孔の周縁部がロッ
ク部材の外面に係合した状態となる。このままの状態で
フットブレーキが踏み込まれることに伴い電磁ソレノイ
ドが通電されたとしても、電磁ソレノイドがプランジャ
及びロック部材を引き込む力では、係合孔とロック部材
との間の摩擦力及びシフトレバーの操作荷重に勝てず、
プランジャ及びロック部材をロック解除位置方向へ移動
させることができず、この結果、シフトレバーのシフト
ロックを解除することができないことがある。
レバーロックタイプのどちらにおいても、フットブレー
キを踏む前に、押釦を押したり、シフトレバーをシフト
操作すると、その後フットブレーキを踏んで電磁ソレノ
イドによる規制を解除しようとしてもシフトロックを解
除できないことがある。
のであり、その第1の目的は、いわゆるボタンロックタ
イプのものにおいて、押釦を押圧操作した後に電気的作
動部材による規制が解除されても、シフトロックを解除
することが可能なシフトレバーのロック装置を提供する
にあり、また、第2の目的は、いわゆるレバーロックタ
イプのものにおいて、シフトレバーをシフト方向へ操作
をした後に電気的作動部材による規制が解除されても、
シフトロックを解除することが可能なシフトレバーのロ
ック装置を提供するにある。
した第1の目的を達成するために、自動変速機操作用の
シフトレバーと、このシフトレバーのノブに押圧操作可
能に設けられた押釦と、この押釦の押圧操作に伴い所定
の作動方向へ移動されるシフトロック部材と、所定の条
件に基づき規制状態と非規制状態とに切り替えられる電
気的作動部材と、複数のリンクを有して前記シフトロッ
ク部材と前記電気的作動部材との間に設けられたリンク
機構とを具備し、前記リンク機構は、前記電気的作動部
材が前記規制状態にあるときには、当該電気的作動部材
によりロック状態に保持されて前記シフトロック部材の
前記作動方向への移動を阻止することに伴い前記シフト
レバ−のシフト操作をロックし、前記電気的作動部材が
前記非規制状態となったときには、前記シフトロック部
材の作動方向への移動を許容するロック解除許容状態と
なり、そのシフトロック部材の作動方向への移動に伴い
ロック解除状態となる構成であることを特徴としてい
る。
状態にあるときには、リンク機構が電気的作動部材によ
りロック状態に保持されていて、押釦を押圧操作しても
シフトロック部材の作動方向への移動が阻止され、これ
によりシフトレバ−のシフト操作がロックされる。
規制状態となると、リンク機構は前記シフトロック部材
の作動方向への移動を許容するロック解除許容状態とな
る。この状態で、押釦を押圧操作してシフトロック部材
を作動方向へ移動させると、リンク機構がロック解除状
態となり、シフトロックが解除される。
ときに、押釦を押圧操作してもシフトロック部材を作動
方向へ移動させることはできないが、押釦を押圧操作し
たままの状態で、所定の条件に基づいて電気的作動部材
が非規制状態となると、リンク機構はシフトロック部材
の作動方向への移動を許容するロック解除許容状態とな
る。このため、押釦の押圧操作に伴いシフトロック部材
を作動方向へ移動させてリンク機構をロック解除状態と
することができ、これによりシフトロックを解除できる
ようになる。
ク機構は、第1の固定支点により回動可能に支持され、
シフトロック部材により押圧される被押圧部を有する第
1のリンクと、この第1のリンクに第1の可動支点を介
して回動可能に連結された第2のリンクと、一端部が第
2の固定支点により回動可能に支持されると共に、前記
第2のリンクに第2の可動支点を介して回動可能に連結
され、電気的作動部材の規制状態で当該電気的作動部材
により回動が規制される第3のリンクとを有する構成と
することが好ましい。
達成するために、自動変速機操作用のシフトレバーと、
係合部を有し、前記シフトレバーと共に移動するように
設けられたシフトロックプレートと、所定の条件に基づ
き規制状態と非規制状態とに切り替えられる電気的作動
部材と、複数のリンクを有すると共に前記係合部に係脱
可能に係合する被係合部を有し、前記シフトロックプレ
ートと前記電気的作動部材との間に設けられたリンク機
構とを具備し、前記リンク機構は、前記被係合部が前記
係合部に係合した状態で前記電気的作動部材が前記規制
状態にあるときには、当該電気的作動部材によりロック
状態に保持されて前記シフトロックプレートの移動を阻
止することにより前記シフトレバーのシフト操作をロッ
クし、前記電気的作動部材が前記非規制状態となったと
きには、前記シフトロックプレートの移動を許容するロ
ック解除許容状態となり、そのシフトロックプレートの
移動に伴いロック解除状態となると共に、前記係合部に
対する前記被係合部の係合が解除される構成であること
を特徴としている。
がシフトロックプレートの係合部に係合した状態で、電
気的作動部材が規制状態にあるときには、リンク機構が
電気的作動部材によりロック状態に保持されていて、シ
フトロックプレートの移動が阻止され、これによりシフ
トレバーのシフト操作がロックされる。
規制状態となると、リンク機構はシフトロックプレート
の移動を許容するロック解除許容状態となる。この状態
で、シフトレバーをシフト方向へ操作してシフトロック
プレートを移動させると、リンク機構がロック解除状態
となると共に、前記係合部に対する前記被係合部の係合
が解除され、これによりシフトロックが解除される。
ックプレートの係合部に係合した状態で、電気的作動部
材が規制状態にあるときに、シフトレバーをシフト方向
へ操作しても、シフトロックプレートを移動させること
はできないが、シフトレバーをシフト方向へ操作した状
態で、所定の条件に基づいて電気的作動部材が非規制状
態となると、リンク機構はシフトロックプレートの作動
方向への移動を許容するロック解除許容状態となる。こ
のため、シフトレバーのシフト方向への操作に伴いシフ
トロックプレートを作動方向へ移動させてリンク機構を
ロック解除状態とすると共に、前記係合部に対する前記
被係合部の係合を解除させることができ、これによりシ
フトロックを解除できるようになる。
達成するために、自動変速機操作用のシフトレバーと、
係合部を有し、車両に固定されたシフトロックプレート
と、前記シフトレバ−に設けられ、所定の条件に基づき
規制状態と非規制状態とに切り替えられる電気的作動部
材と、複数のリンクを有すると共に前記係合部に係脱可
能に係合する被係合部を有し、前記シフトロックプレー
トと前記電気的作動部材との間に位置させて前記シフト
レバーに設けられたリンク機構とを具備し、前記リンク
機構は、前記被係合部が前記係合部に係合した状態で前
記電気的作動部材が前記規制状態にあるときには、当該
電気的作動部材によりロック状態に保持されて前記シフ
トレバーのシフト操作をロックし、前記電気的作動部材
が前記非規制状態となったときには、前記シフトレバー
の移動を許容するロック解除許容状態となり、そのシフ
トレバーの移動に伴いロック解除状態となると共に、前
記係合部に対する前記被係合部の係合が解除される構成
であることを特徴としている。
がシフトロックプレートの係合部に係合した状態で、電
気的作動部材が規制状態にあるときには、リンク機構が
電気的作動部材によりロック状態に保持されていて、シ
フトレバーのシフト操作がロックされる。
規制状態となると、リンク機構はシフトレバーの移動を
許容するロック解除許容状態となる。この状態で、シフ
トレバーをシフト方向へ操作すると、リンク機構がロッ
ク解除状態となると共に、前記係合部に対する前記被係
合部の係合が解除され、これによりシフトロックが解除
される。
ックプレートの係合部に係合した状態で、電気的作動部
材が規制状態にあるときに、シフトレバーをシフト方向
へ操作しても、シフトレバーをシフト方向へ移動させる
ことはできないが、シフトレバーをシフト方向へ操作し
た状態で、所定の条件に基づいて電気的作動部材が非規
制状態となると、リンク機構はシフトレバーのシフト方
向への移動を許容するロック解除許容状態となる。この
ため、シフトレバーのシフト方向への操作に伴いリンク
機構をロック解除状態とすると共に、前記係合部に対す
る前記被係合部の係合を解除させることができ、これに
よりシフトロックを解除できるようになる。
明において、リンク機構は、第1の固定支点により回動
可能に支持され、被係合部を有する第1のリンクと、こ
の第1のリンクに第1の可動支点を介して回動可能に連
結された第2のリンクと、一端部が第2の固定支点によ
り回動可能に支持されると共に、前記第2のリンクに第
2の可動支点を介して回動可能に連結され、電気的作動
部材の規制状態で当該電気的作動部材により回動が規制
される第3のリンクとを有する構成としたことを特徴と
している。
明において、第2の固定支点と第2の可動支点との間の
距離をc、第2の固定支点と、電気的作動部材が規制状
態の時に当該電気的作動部材の規制力が第3のリンクに
対して作用する作用点との間の距離をdとしたときに、
c<dの関係が成立するように構成したことを特徴とし
ている。
トロック部材からリンク機構に対して与えられる荷重、
または、シフトレバーのシフト操作に伴いシフトロック
プレートからリンク機構に対して与えられる荷重に対し
て、リンク機構をロック状態に保持するために、第3の
リンクの回動を規制するための電気的作動部材の保持力
を小さくできる。
て、図1ないし図3を参照して説明する。まず、図1に
おいて、自動変速機操作用のシフトレバー11は、筒状
のレバー本体12の基端部の筒部12aが図示しない回
動軸に回動可能に支持されていて、その回動軸の軸回り
に揺動操作されることに伴い自動変速機が操作されるよ
うになっている。シフトレバー11の上端部にはシフト
ノブ13が設けられていて、このシフトノブ13に、押
釦14が矢印B1方向に押圧操作可能に設けられてい
る。シフトレバー11には、押釦14の押圧操作に伴い
その押釦14の斜面14aにより矢印B2方向へ移動さ
れる可動ロッド15が設けられている。
より矢印B2とは反対方向へ付勢されている。可動ロッ
ド15の下端部には、ピン部材16がレバー本体12を
横方向に貫通するように設けられている。そのピン部材
16の一方を、シフトレバーのシフト位置を規制するデ
ィテントピン17とし、ピン部材16の他端部に、レバ
ー本体12の外側に位置させて、シフトロック部材18
が設けられている。これらディテントピン17とシフト
ロック部材18は、可動ロッド15と一体に矢印B2方
向及びそれとは反対方向へ移動されるようになってい
る。
い状態では、ディテントピン17及びシフトロック部材
18は、図示しないばねにより図1で示す位置に付勢さ
れていて、押釦14が矢印B1方向へ押圧操作される
と、ディテントピン17及びシフトロック部材18はば
ねの付勢力に抗して矢印B2方向へ移動される。この場
合、その矢印B2方向は、シフトロック部材18の所定
の作動方向となっている。シフトロック部材18の下端
部の押圧部18aには、角度θ1(図2参照)の斜面が
形成されている。
0と、電気的作動部材を構成する電磁石21とが設けら
れている。このうちリンク機構20は、図2にも示すよ
うに、第1、第2及び第3のリンク22,23,24を
組み合わせて構成されている。第1のリンク22は、第
1の固定支点25により車両に回動可能に支持されてい
る。この第1のリンク22には、上記シフトロック部材
18の押圧部18aにより押圧される被押圧部26が設
けられている。この第1のリンク22の先端部には、第
1の可動支点27を介して第2のリンク23の一端部が
回動可能に連結されている。
り、一端部が第2の固定支点28により車両に回動可能
に支持されていると共に、他端部が第2のリンク23の
他端部に第2の可動支点29を介して回動可能に連結さ
れている。
間部に対応する部位に固定状態に設けられている。この
電磁石21は、内部に図示しないコイルを備えていて、
そのコイルに通電されることに伴い、上面の吸着面21
aにて第3のリンク24を吸着し、コイルへの通電が遮
断されると、その吸着力がなくなる構成である。
ー11がパーキングポジションまたはニュートラルポジ
ションに位置され、図示しないイグニッションスイッチ
回路が形成された状態で、図示しないフットブレーキが
踏み込まれていない状態では、通電状態(規制状態)と
され、その状態でフットブレーキが踏み込まれると、断
電状態(非規制状態)とされる構成となっている。
バー11がパーキングポジションに位置され、かつイグ
ニッションスイッチ回路が形成された状態で、フットブ
レーキが踏み込まれていない状態では、電磁石21は通
電状態にあり、第3のリンク24がその電磁石21の吸
着面21aに吸着された状態にある。この状態では、リ
ンク機構20は、電磁石21により図1及び図2に示す
ロック状態に保持されていて、シフトノブ13の押釦1
4を矢印B1方向へ押圧操作してシフトロック部材18
の押圧部18aで、リンク機構20における第1のリン
ク22の被押圧部26を押圧しても、そのシフトロック
部材18の矢印B2方向への移動が阻止される。このた
め、押釦14のそれ以上の押圧操作が不可とされ、シフ
トレバー11のシフト操作がロックされた状態となって
いる。
の第1の固定支点25と第1の可動支点27との間の距
離をa、第1の固定支点25と被押圧部26との間の距
離をb、第3のリンク24の第2の固定支点28と第2
の可動支点29との間の距離をc、第2の固定支点28
と、電磁石21の吸着面21aが第3のリンク24を吸
着した際の吸着中心点(作用点)30との間の距離をd
とし、また、シフトロック部材18の押圧部18aの角
度をθ1、第2のリンク23の第3のリンク24に対す
る傾斜角度をθ2とし、シフトロック部材18の押圧部
18aが被押圧部26を押圧する押圧荷重をFとしたと
きに、リンク機構20をロック状態に保持するために、
電磁石21が第3のリンク24を吸着保持するのに必要
な荷重fは、次の(1)式で表される。
押圧荷重Fに対して、電磁石21が第3のリンク24を
吸着保持するのに必要な荷重fを変えることができる。
ーキが踏み込まれることに伴い電磁石21が断電される
と、第3のリンク24に対する電磁石21による吸着力
が解除されるから、リンク機構20としてはロック解除
許容状態となる。この状態で、シフトノブ13の押釦1
4が矢印B1方向へ押圧操作されることに伴い、シフト
ロック部材18が矢印B2方向へ移動されると、その押
圧部18aにより被押圧部26を押圧し、第1のリンク
22は第1の固定支点25を支点に、図2中矢印B3方
向へ回動し、これに伴い第2のリンク23を介して第3
のリンク24が第2の固定支点28を支点にして同図2
中矢印B4方向へ回動し、リンク機構20は、図3に示
すようにロック解除状態となる。
印B2方向への移動が許容されるから、押釦14の押圧
操作が許容され、シフトレバー11をパーキングポジシ
ョンから他のポジションへのシフト操作が許容されるよ
うになり、シフトロックが解除される。
21が通電状態(規制状態)にあるときに、押釦14を
押圧操作してもシフトロック部材18を矢印B2方向へ
移動させることはできないが、押釦14を押圧操作した
ままの状態で、フットブレーキの踏み込みに基づいて電
磁石21が断電状態(非規制状態)となると、リンク機
構20はシフトロック部材18の矢印B2方向への移動
を許容するロック解除許容状態となる。このため、押釦
14の押圧操作に伴いシフトロック部材18を矢印B2
方向へ移動させてリンク機構20をロック解除状態とす
ることができ、これによりシフトロックを解除できるよ
うになる。
は、ボタンロックタイプのものにおいて、押釦14を押
圧操作した後に、フットブレーキの踏み込みに基づき電
磁石21による規制が解除されても、シフトロックを解
除することが可能となり、使い勝手を向上できる。ま
た、リンク機構20を用いているので、押釦14による
押圧荷重Fに対して、電磁石21がロック状態を保持す
るのに必要な荷重fを小さくできる。このため、電磁石
21を小型化できる。
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、リンク機構20は、シフト
レバー11に対して、当該シフトレバー11のシフト方
向(図4中矢印B5方向及びその反対方向)に沿って配
置されている。これによっても、第1実施例と同様な作
用効果を得ることができる。
たものであり、この第3実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、シフトレバー11
には、シフトロックプレート31が当該シフトレバー1
1と一体に回動されるように設けられている。シフトロ
ックプレート31には、切欠部からなる係合部32が2
箇所に形成されている。各係合部32には、角度θ1の
斜面32aが形成されている。リンク機構20は、シフ
トレバー11のシフト方向に沿って配置されていて、シ
フトレバー11がパーキングポジション及びニュートラ
ルポジションに位置された状態で、第1のリンク22の
被係合部33が、上記係合部32に対して係脱可能に係
合する構成となっている。
に、シフトレバー11がパーキングポジションに位置さ
れ、かつイグニッションスイッチ回路が形成された状態
で、フットブレーキが踏み込まれていない状態では、電
磁石21は通電状態にあり、第3のリンク24がその電
磁石21の吸着面21aに吸着された状態にある。この
状態では、リンク機構20は、電磁石21によりロック
状態に保持されている。また、第1のリンク22の被係
合部33がシフトロックプレート31の一方の係合部3
2に挿入係合されている。このため、シフトレバー11
を矢印B5方向への回動操作が不可とされ、シフトレバ
ー11のシフト操作がロックされた状態となっている。
ーキが踏み込まれることに伴い電磁石21が断電される
と、第3のリンク24に対する電磁石21による吸着力
が解除されるから、リンク機構20としてはロック解除
許容状態となる。この状態で、シフトレバー11が矢印
B5方向へ回動されると、係合部32により被係合部3
3を押圧し、第1のリンク22は第1の固定支点25を
支点に、図5中矢印B3方向へ回動し、これに伴い第2
のリンク23を介して第3のリンク24が矢印B4方向
へ回動し、リンク機構20は図6に示すようにロック解
除状態となると共に、係合部32と被係合部33との係
合が解除された状態となる。この状態では、シフトレバ
ー11をパーキングポジションから他のポジションへの
シフト操作が許容されるようになり、シフトロックが解
除される。
態(規制状態)にあるときに、シフトレバー11を矢印
B5方向へ移動させることはできないが、シフトレバー
11を矢印B5方向へ回動させたままの状態で、フット
ブレーキの踏み込みに基づいて電磁石21が断電状態
(非規制状態)となると、リンク機構20はシフトレバ
ー11の矢印B5方向への回動を許容するロック解除許
容状態となる。このため、シフトレバー11を矢印B5
方向へ回動させてリンク機構20をロック解除状態とす
ることができると共に、係合部32と被係合部33との
係合を解除できる状態となり、これによりシフトロック
を解除できるようになる。
は、レバーロックタイプのものにおいて、シフトレバー
11をシフト方向(矢印B5方向)へ操作した後に、フ
ットブレーキの踏み込みに基づき電磁石21による規制
が解除されても、シフトロックを解除することが可能と
なり、使い勝手を向上できる。
示したものであり、この第4実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、リンク機構3
5は、第1、第2及び第3のリンク36,37,38を
組み合わせて構成されている。このうち第1のリンク3
6は、図8及び図9に示すように、く字状をなす2本の
対向する腕部36a,36bを有し、これら腕部36
a,36bの長手方向の一端部が連結部36cにより連
結され、他端部にローラからなる被押圧部39が設けら
れていて、全体として枠状に形成されている。そして、
一方の腕部36aの屈曲部が、第1の固定支点40によ
り、車両に固定されたブラケット41に回動可能に支持
されている。被押圧部39は、上記押釦14の押圧操作
に伴い矢印B2方向へ移動されるシフトロック部材42
の押圧部42aにより押圧されるようになっている。
端部には、第1の可動支点43を介して第2のリンク3
7の一端部が回動可能に連結されている。第3のリンク
38は、磁性体製であり、一端部が第2の固定支点44
によりブラケット41に回動可能に支持されていると共
に、長手方向の中間部が第2の可動支点45を介して第
2のリンク37の他端部に回動可能に連結されている。
第3のリンク38には孔部46が形成されていて、この
孔部46に、第1のリンク36の連結部36c側の端部
及び第2のリンク37が挿入されている。従って、第1
ないし第3のリンク36〜38は交差している。
して電磁石21が取り付けられている。この電磁石21
は、吸着面21aにより第3のリンク38の自由端部側
を吸着するように配置されている。
1がパーキングポジションに位置され、かつイグニッシ
ョンスイッチ回路が形成された状態で、フットブレーキ
が踏み込まれていない状態では、電磁石21は通電状態
にあり、第3のリンク38がその電磁石21の吸着面2
1aに吸着された状態にある。この状態では、リンク機
構35は、電磁石21により図8〜10に示すロック状
態に保持されていて、押釦14を押圧操作してシフトロ
ック部材42の押圧部42aで、リンク機構35におけ
る第1のリンク36の被押圧部39を押圧しても、その
シフトロック部材42の矢印B2方向への移動が阻止さ
れる。このため、押釦14のそれ以上の押圧操作が不可
とされ、シフトレバー11のシフト操作がロックされた
状態となっている。
の第2の固定支点44と第2の可動支点45との間の距
離をc、第2の固定支点44と、電磁石21の吸着面2
1aが第3のリンク38を吸着した際の吸着点(作用
点)30との間の距離をdとした場合、c<dとなるよ
うに設定されている。このような関係とすることによ
り、上記(1)式から明らかなように、押釦14の押圧
操作に伴いシフトロック部材42からリンク機構35の
被押圧部39に対して与えられる荷重に対して、リンク
機構35をロック状態に保持するために、第3のリンク
38の回動を規制するために電磁石21が吸着する吸着
力を小さくできる。
ーキが踏み込まれることに伴い電磁石21が断電される
と、第3のリンク38に対する電磁石21による吸着力
が解除されるから、リンク機構35としてはロック解除
許容状態となる。この状態で、押釦14が押圧操作され
ることに伴い、シフトロック部材42が矢印B2方向へ
移動されると、その押圧部42aにより被押圧部39を
押圧し、第1のリンク36は第1の固定支点40を支点
に、図7中矢印B3方向へ回動し、これに伴い第2のリ
ンク23を介して第3のリンク24が第2の固定支点4
4を支点にして同図7中矢印B4方向へ回動し、リンク
機構35は、図10に示すようにロック解除状態とな
る。
印B2方向への移動が許容されるから、押釦14の押圧
操作が許容され、シフトレバー11をパーキングポジシ
ョンから他のポジションへのシフト操作が許容されるよ
うになり、シフトロックが解除される。
態(規制状態)にあるときに、押釦14を押圧操作して
もシフトロック部材42を矢印B2方向へ移動させるこ
とはできないが、押釦14を押圧操作したままの状態
で、フットブレーキの踏み込みに基づいて電磁石21が
断電状態(非規制状態)となると、リンク機構35はシ
フトロック部材42の矢印B2方向への移動を許容する
ロック解除許容状態となる。このため、押釦14の押圧
操作に伴いシフトロック部材42を矢印B2方向へ移動
させてリンク機構35をロック解除状態とすることがで
き、これによりシフトロックを解除できるようになる。
も、ボタンロックタイプのものにおいて、押釦14を押
圧操作した後に、フットブレーキの踏み込みに基づき電
磁石21による規制が解除されても、シフトロックを解
除することが可能となる。
ク36,37,38を交差させ、第3のリンク38の第
2の固定支点44と第2の可動支点45との間の距離c
と、第2の固定支点44と電磁石21の吸着面21aが
第3のリンク38を吸着した際の吸着点(作用点)30
との間の距離dとの関係を、c<dとなるように設定し
たことにより、上記したように、押釦14の押圧操作に
伴いシフトロック部材42からリンク機構35の被押圧
部39に対して与えられる荷重に対して、リンク機構3
5をロック状態に保持するために、第3のリンク38の
回動を規制するために電磁石21が吸着する吸着力を、
第1実施例の場合よりもさらに小さくでき、また、リン
ク機構35及び電磁石21を含めたユニットの小型化を
図ることが可能となる。
示したものであり、この第5実施例は、上記した第3実
施例のレバーロックタイプのものにおいて、第4実施例
と同様なリンク機構35を用いた構成としたものであ
り、第1のリンク36の被係合部50が、シフトロック
プレート31の係合部32に対して係脱可能に係合され
るようになっている。なお、この場合、図11及び図1
2は、リンク機構35をわかりやすくするため、ブラケ
ット41部分は省略して示している。
1がパーキングポジションに位置され、かつイグニッシ
ョンスイッチ回路が形成された状態で、フットブレーキ
が踏み込まれていない状態では、電磁石21は通電状態
にあり、第3のリンク38がその電磁石21の吸着面2
1aに吸着された状態にある。この状態では、図11に
示すように、リンク機構35は、電磁石21によりロッ
ク状態に保持されている。また、第1のリンク36の被
係合部50がシフトロックプレート31の一方の係合部
32に挿入係合されている。このため、シフトレバー1
1を矢印B5方向への回動操作が不可とされ、シフトレ
バー11のシフト操作がロックされた状態となってい
る。
ーキが踏み込まれることに伴い電磁石21が断電される
と、第3のリンク38に対する電磁石21による吸着力
が解除されるから、リンク機構35としてはロック解除
許容状態となる。この状態で、シフトレバー11が矢印
B5方向へ回動されると、係合部32により被係合部5
0を押圧し、第1のリンク36は第1の固定支点40を
支点に、図11中矢印B3方向へ回動し、これに伴い第
2のリンク37を介して第3のリンク38が第2の固定
支点44を支点にして矢印B4方向へ回動し、リンク機
構35は図12に示すようにロック解除状態となると共
に、係合部32と被係合部50との係合が解除された状
態となる。この状態では、シフトレバー11をパーキン
グポジションから他のポジションへのシフト操作が許容
されるようになり、シフトロックが解除される。
状態(規制状態)にあるときに、シフトレバー11を矢
印B5方向へ移動させることはできないが、シフトレバ
ー11を矢印B5方向へ回動させたままの状態で、フッ
トブレーキの踏み込みに基づいて電磁石21が断電状態
(非規制状態)となると、リンク機構35はシフトレバ
ー11の矢印B5方向への回動を許容するロック解除許
容状態となる。このため、シフトレバー11を矢印B5
方向へ回動させてリンク機構35をロック解除状態とす
ることができると共に、係合部32と被係合部50との
係合を解除できる状態となり、これによりシフトロック
を解除できるようになる。
も、レバーロックタイプのものにおいて、シフトレバー
11をシフト方向(矢印B5方向)へ操作した後に、フ
ットブレーキの踏み込みに基づき電磁石21による規制
が解除されても、シフトロックを解除することが可能と
なる。
示したものであり、この第6実施例は、上記した第5実
施例とは次の点が異なっている。すなわち、シフトロッ
クプレート51を車両側に固定し、このシフトロックプ
レート51に、切欠部からなる係合部32を2箇所に形
成している。そして、リンク機構35及び電磁石21
を、シフトレバー11に固定したブラケット52に設け
ていて、第1のリンク36の被係合部50が、シフトロ
ックプレート51の係合部32に対して係脱可能に係合
されるようになっている。
1がパーキングポジションに位置され、かつイグニッシ
ョンスイッチ回路が形成された状態で、フットブレーキ
が踏み込まれていない状態では、電磁石21は通電状態
にあり、第3のリンク38がその電磁石21の吸着面2
1aに吸着された状態にある。この状態では、図13に
示すように、リンク機構35は、電磁石21によりロッ
ク状態に保持されている。また、第1のリンク36の被
係合部50がシフトロックプレート51の一方の係合部
32に挿入係合されている。このため、シフトレバー1
1を矢印B5方向への回動操作が不可とされ、シフトレ
バー11のシフト操作がロックされた状態となってい
る。
ーキが踏み込まれることに伴い電磁石21が断電される
と、第3のリンク38に対する電磁石21による吸着力
が解除されるから、リンク機構35としてはロック解除
許容状態となる。この状態で、シフトレバー11が矢印
B5方向へ回動されると、係合部32により被係合部5
0が押圧され、第1のリンク36は第1の固定支点40
を支点に、図13中矢印B3方向へ回動し、これに伴い
第2のリンク37を介して第3のリンク38が第2の固
定支点44を支点にして矢印B4方向へ回動し、リンク
機構35は図14に示すようにロック解除状態となると
共に、係合部32と被係合部50との係合が解除された
状態となる。この状態では、シフトレバー11をパーキ
ングポジションから他のポジションへのシフト操作が許
容されるようになり、シフトロックが解除される。
状態(規制状態)にあるときに、シフトレバー11を矢
印B5方向へ移動させることはできないが、シフトレバ
ー11を矢印B5方向へ回動させたままの状態で、フッ
トブレーキの踏み込みに基づいて電磁石21が断電状態
(非規制状態)となると、リンク機構35はシフトレバ
ー11の矢印B5方向への回動を許容するロック解除許
容状態となる。このため、シフトレバー11を矢印B5
方向へ回動させてリンク機構35をロック解除状態とす
ることができると共に、係合部32と被係合部50との
係合を解除できる状態となり、これによりシフトロック
を解除できるようになる。
も、レバーロックタイプのものにおいて、シフトレバー
11をシフト方向(矢印B5方向)へ操作した後に、フ
ットブレーキの踏み込みに基づき電磁石21による規制
が解除されても、シフトロックを解除することが可能と
なる。
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。電気的作動部材としては、電磁石21に代え
て、プランジャが移動する電磁ソレノイドを用い、この
電磁ソレノイドの断電状態で、当該電磁ソレノイドによ
りリンク機構20,35をロック状態に保持し、通電状
態で、リンク機構20,35をロック解除許容状態とす
る構成とすることもできる。また、電気的作動部材とし
ては、モータを用いることも可能である。電磁石21
(電気的作動部材)を規制状態と非規制状態とに切り替
える条件としては、フットブレーキ以外とすることも可
能である。
よれば、ボタンロックタイプのものにおいて、押釦を押
圧操作した後に電気的作動部材による規制が解除されて
も、シフトロックを解除することが可能となり、使い勝
手を向上できる。また、リンク機構を用いているので、
押釦による押圧荷重に対して、電気的作動部材がロック
状態を保持するのに必要な荷重を小さくでき、その電気
的作動部材を小型化できる。
置によれば、レバーロックタイプのものにおいて、シフ
トレバーをシフト方向へ操作した後に電気的作動部材に
よる規制が解除されても、シフトロックを解除すること
が可能となり、使い勝手を向上できる。
要部の正面図
側面図
の要部の正面図
の側面図
の側面図
正面図
材に当たった状態での要部の正面図
トロック部材、20はリンク機構、21は電磁石(電気
的作動部材)、21aは吸着面、22は第1のリンク、
23は第2のリンク、24は第3のリンク、25は第1
の固定支点、26は被押圧部、27は第1の可動支点、
28は第2の固定支点、29は第2の可動支点、30は
吸着中心点(作用点)、31はシフトロックプレート、
32は係合部、33は被係合部、35はリンク機構、3
6は第1のリンク、37は第2のリンク、38は第3の
リンク、39は被押圧部、40は第1の固定支点、42
はシフトロック部材、43は第1の可動支点、44は第
2の固定支点、45は第2の可動支点、50は被係合
部、51はシフトロックプレートを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 自動変速機操作用のシフトレバーと、 このシフトレバーのノブに押圧操作可能に設けられた押
釦と、 この押釦の押圧操作に伴い所定の作動方向へ移動される
シフトロック部材と、 所定の条件に基づき規制状態と非規制状態とに切り替え
られる電気的作動部材と、 複数のリンクを有して前記シフトロック部材と前記電気
的作動部材との間に設けられたリンク機構とを具備し、 前記リンク機構は、 前記電気的作動部材が前記規制状態にあるときには、当
該電気的作動部材によりロック状態に保持されて前記シ
フトロック部材の前記作動方向への移動を阻止すること
に伴い前記シフトレバ−のシフト操作をロックし、前記
電気的作動部材が前記非規制状態となったときには、前
記シフトロック部材の作動方向への移動を許容するロッ
ク解除許容状態となり、そのシフトロック部材の作動方
向への移動に伴いロック解除状態となる構成であること
を特徴とするシフトレバーのロック装置。 - 【請求項2】 リンク機構は、 第1の固定支点により回動可能に支持され、シフトロッ
ク部材により押圧される被押圧部を有する第1のリンク
と、 この第1のリンクに第1の可動支点を介して回動可能に
連結された第2のリンクと、 一端部が第2の固定支点により回動可能に支持されると
共に、前記第2のリンクに第2の可動支点を介して回動
可能に連結され、電気的作動部材の規制状態で当該電気
的作動部材により回動が規制される第3のリンクとを有
する構成であることを特徴とする請求項1記載のシフト
レバーのロック装置。 - 【請求項3】 自動変速機操作用のシフトレバーと、 係合部を有し、前記シフトレバーと共に移動するように
設けられたシフトロックプレートと、 所定の条件に基づき規制状態と非規制状態とに切り替え
られる電気的作動部材と、 複数のリンクを有すると共に前記係合部に係脱可能に係
合する被係合部を有し、前記シフトロックプレートと前
記電気的作動部材との間に設けられたリンク機構とを具
備し、 前記リンク機構は、 前記被係合部が前記係合部に係合した状態で前記電気的
作動部材が前記規制状態にあるときには、当該電気的作
動部材によりロック状態に保持されて前記シフトロック
プレートの移動を阻止することにより前記シフトレバー
のシフト操作をロックし、前記電気的作動部材が前記非
規制状態となったときには、前記シフトロックプレート
の移動を許容するロック解除許容状態となり、そのシフ
トロックプレートの移動に伴いロック解除状態となると
共に、前記係合部に対する前記被係合部の係合が解除さ
れる構成であることを特徴とするシフトレバーのロック
装置。 - 【請求項4】 自動変速機操作用のシフトレバーと、 係合部を有し、車両に固定されたシフトロックプレート
と、 前記シフトレバ−に設けられ、所定の条件に基づき規制
状態と非規制状態とに切り替えられる電気的作動部材
と、 複数のリンクを有すると共に前記係合部に係脱可能に係
合する被係合部を有し、前記シフトロックプレートと前
記電気的作動部材との間に位置させて前記シフトレバー
に設けられたリンク機構とを具備し、 前記リンク機構は、 前記被係合部が前記係合部に係合した状態で前記電気的
作動部材が前記規制状態にあるときには、当該電気的作
動部材によりロック状態に保持されて前記シフトレバー
のシフト操作をロックし、前記電気的作動部材が前記非
規制状態となったときには、前記シフトレバーの移動を
許容するロック解除許容状態となり、そのシフトレバー
の移動に伴いロック解除状態となると共に、前記係合部
に対する前記被係合部の係合が解除される構成であるこ
とを特徴とするシフトレバーのロック装置。 - 【請求項5】 リンク機構は、 第1の固定支点により回動可能に支持され、被係合部を
有する第1のリンクと、 この第1のリンクに第1の可動支点を介して回動可能に
連結された第2のリンクと、 一端部が第2の固定支点により回動可能に支持されると
共に、前記第2のリンクに第2の可動支点を介して回動
可能に連結され、電気的作動部材の規制状態で当該電気
的作動部材により回動が規制される第3のリンクとを有
する構成であることを特徴とする請求項3または4記載
のシフトレバーのロック装置。 - 【請求項6】 第2の固定支点と第2の可動支点との間
の距離をc、第2の固定支点と、電気的作動部材が規制
状態の時に当該電気的作動部材の規制力が第3のリンク
に対して作用する作用点との間の距離をdとしたとき
に、c<dの関係が成立するように構成したことを特徴
とする請求項2または5記載のシフトレバーのロック装
置。
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