JP2003007771A - 実装装置 - Google Patents

実装装置

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JP2003007771A
JP2003007771A JP2001184722A JP2001184722A JP2003007771A JP 2003007771 A JP2003007771 A JP 2003007771A JP 2001184722 A JP2001184722 A JP 2001184722A JP 2001184722 A JP2001184722 A JP 2001184722A JP 2003007771 A JP2003007771 A JP 2003007771A
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air
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Susumu Nomura
晋 野村
Atsuyasu Harada
篤泰 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被実装部品を耐熱性の保護シート18を介
して基板上に熱圧着するための熱圧着ツール14を有す
る実装装置において、被実装部品を基板上に熱圧着する
ための熱圧着ツールを熱圧着時の接着剤等による付着か
ら防止するため被う保護シートにエアー通孔を穿孔する
作業の省力化、作業性の向上を図る。 【解決手段】熱圧着ツール14に、被実装部品を吸引吸
着するための吸着孔14Bを形成し、被実装部品を保護
シート18を介して熱圧着ツール14に吸引吸着するた
めに、保護シート18の吸着孔14Bと対向する位置に
エアー通孔を自動的に穿孔する穿孔手段20を設ける。
例えば、穿孔手段20として孔開け治具を用い、保護シ
ート18で覆われた熱圧着ツール14を孔開け治具の設
置位置まで移動し、熱圧着ツール14を孔開け治具上に
降下させて自動的に保護シート18にエアー通孔を穿孔
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップ熱
圧着装置等の実装装置、特に、被実装部品を吸引吸着し
てこの被実装部品を基板上に熱圧着する熱圧着ツール
に、接着剤等の付着防止用の耐熱性の保護シートを被せ
る実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)、(B)は従来の実装装置で
ある例えばフリップチップ熱圧着装置のヒータヘッドの
一構成例を示す構造図であり、図5(A)は正面図、
(B)は底面図である。
【0003】このフリップチップ熱圧着装置のヒータヘ
ッドは、水平方向及び垂直方向に移動可能な圧着ベース
1を有し、この圧着ベース1の裏面側に固定部材2、3
を介して熱圧着ツール4が取り付けられている。該熱圧
着ツール4は、電流の供給によってジュール熱が発生し
て温度が上昇し、電流を切ることによってジュール熱の
発生が停止し温度が低下する(冷える)ようになってお
り、このほぼ中央の押圧部4Aに吸着孔4Bが形成され
ている。該吸着孔4Bには、吸引パイプ5がこの孔と該
吸着孔4Bとが連通するように取り付けられている。
【0004】上記圧着ベース1の裏面側において、固定
部材2、3の近傍には、リール6、7が取り付けられて
いる。リール6、7の一方には耐熱性の保護シート8が
巻装され、この保護シート8が押圧部4Aに接触して他
方のリールに巻き取られるようになっている。保護シー
ト8は押圧部4Aと接触する面が変わる度に、吸着孔4
Bと対向する保護シート8の箇所に、エアー通孔用の孔
を開ける。このような構成のフリップチップ熱圧着装置
を用いて、被実装部品である半導体集積回路等のチップ
を基板上に実装する場合の動作を説明する。
【0005】例えば、複数のチップが収容されたトレイ
上に、ヒータヘッドを水平方向に移動させた後、このヒ
ータヘッドを降下させ、保護シート8を介して熱圧着ツ
ール4の押圧部4Aをチップ上に接触させる。吸引パイ
プ5によってエアーを吸引し、保護シート8を介して押
圧部4Aにチップを吸着させ、ヒータヘッドを上昇させ
た後、該ヒータヘッドを水平方向に基板の位置まで移動
させる。基板の表面には、銅、アルミニウム等の配線パ
ターンが形成されており、この配線パターンの所定位置
に導電性樹脂等の接着剤が塗布されている。
【0006】ヒータヘッドを、接着剤上に位置するよう
に位置決めし、このヒータヘッドを降下させ、保護シー
ト8を介して押圧部4Aに吸着されたチップを接着剤上
に押圧すると共に、該押圧部4Aによりチップを介して
接着剤を加熱する。これにより、チップが基板上に熱圧
着されるので、熱圧着ツール4に流す電流を切ると共
に、吸引パイプ5によるエアーの吸引を止め、チップか
らヒータヘッドを引き離して原位置に復帰させる。
【0007】押圧部4Aによる熱圧着の際に、接着剤が
食み出して押圧部4Aを汚すおそれがあるので、この押
圧部4Aを保護シート8で保護するようになっている。
押圧部4Aには吸着孔4Bが形成されており、この吸着
孔4Bが保護シート8で塞がれてしまうため、保護シー
ト8の新しい面を使う度に、該保護シート8にエアー通
孔を開けるようにしているのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヒータヘッドでは、押圧部4Aへの接着剤の付着を防止
するために、この押圧部4Aを保護シート8で覆うよう
になっているが、この保護シート8の新しい面を使う度
に、吸着孔4Bに対向する保護シート箇所にエアー通孔
用の孔を手作業で開けなければならず、この孔開け作業
の著しく作業性が悪いという課題があった。
【0009】本発明は、このような課題を解決すべく成
されたものであり、保護シートへのエアー通孔の孔開け
を自動化して作業性を向上させ、省力化を図った実装装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の実装装置は、
被実装部品を耐熱性の保護シートを介して加熱すると共
に押圧して基板上に実装するための熱圧着ツールを有
し、この熱圧着ツールには、被実装部品を吸引吸着する
ための吸着孔が設けられ、保護シートの所定位置(上記
吸着孔と対応する位置)にエアー通孔を穿孔する穿孔手
段を有し、この保護シートを介して被実装部品を熱圧着
ツールに吸引吸着するようにしてなることを特徴とす
る。
【0011】従って、請求項1の実装装置によれば、熱
圧着ツールを覆う保護シートの所定位置に、穿孔手段に
よって自動的にエアー通孔を穿孔できるので、人手によ
る孔開け作業が必要ではなくなる。従って、作業性を良
くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、基本的には、穿孔手段
により、熱圧着ツールの吸着孔を覆う保護シートの所定
位置に、エアー通孔を自動的に穿孔する穿孔手段を設け
たものであるが、その穿孔手段としては、穿孔用の針を
有する孔開け治具を用いたものや、吸着孔内に穿孔用の
針を収容したもの等が典型例として挙げられる。
【0013】穿孔用の針を有する孔開け治具を有するも
のでは、孔開け治具上に熱圧着ツールを移動し、この熱
圧着ツールの吸着孔を針上に降下させることにより、保
護シートに自動的にエアー通孔を穿孔するようにしてい
る。
【0014】また、吸着孔内に穿孔用の針を収容したも
のでは、穿孔用の針をスプリング力で付勢し、吸着孔か
らエアーを噴き出すと、このエアーにより針がスプリン
グ力に抗して突出し、保護シートにエアー通孔を自動的
に穿孔するようにしている。そして、その後、吸着孔か
らエアーを吸引すると、このエアー及びスプリング力に
よって針が吸着孔内に後退し、この吸着孔によって被実
装部品を吸着できる。保護シートの典型例として、ポリ
−テトラ−フルオロ−エチレン樹脂であるテフロン(登
録商標)のシートが挙げられるが、耐熱性を有するシー
トであれば、必ずしもテフロンシートに限定されない。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1(A)、(B)及び図2(A)〜(C)
は、本発明の実装装置をフリップチップ熱圧着装置に適
用した第1の実施例を示すものであり、図1(A)はフ
リップチップ熱圧着装置におけるヒータヘッドの正面
図、(B)はヒータヘッドの底面図、図2(A)はフリ
ップチップ熱圧着装置に用いられる孔開け治具の正面
図、(B)は孔開け治具の平面図、(C)は孔開け治具
を用いたエアー通孔形成方法を示す図である。
【0016】図1(A)、(B)に示すように、この第
1の実施例におけるフリップチップ熱圧着装置のヒータ
ヘッドは、圧着ベース11を有し、この圧着ベース11
の裏面側に、絶縁性の固定部材12、13を介して熱圧
着ツール14が取り付けられている。この熱圧着ツール
14には、被実装部品である半導体集積回路等のチップ
を吸着すると共にこのチップを押圧するための押圧部1
4Aが形成されている。この押圧部14Aは、圧着ベー
ス11に対して高い精度で平行に配置され、この押圧部
14Aのほぼ中央に吸着孔14Bが形成されている。こ
の熱圧着ツール14は、電流の供給により速やかに温度
が十分に上昇し、また電流を切ることにより速やかに冷
えることが必要であるので、熱容量が小さい材料で形成
されている。
【0017】圧着ベース11の裏面側において、固定部
材12、13の外側にリール16、17が取り付けられ
ている。リール16、17の一方には、テープ状の耐熱
性保護シート(例えば、テフロンシート)18が巻装さ
れ、該保護シート18が他方のリールによって巻き取ら
れるようになっている。保護シート18は、熱圧着時に
食み出した接着剤等が押圧部14Aに付着することを防
ぐものであり、リール16、17を回転させることによ
り、常に新しくきれいな保護シート18の圧着面を確保
することができるようになっている。
【0018】吸着孔14Bには吸引パイプ15が取り付
けられ、真空ポンプ等によって吸引パイプ15からエア
ーを吸引することにより、実装用のチップを吸着孔14
Bで吸着するようになっている。熱圧着ツール14の押
圧部14Aには、温度検出用の温度センサ19が取り付
けられ、この温度センサ19に接続された図示しないコ
ントロール装置により、圧着する部材に合わせて圧着温
度プロファイルをコントロールするようになっている。
【0019】熱圧着ツール14の吸着孔14Bには保護
シート18が被せてあるため、これにエアー通孔用の孔
を開けないとチップを吸着することができないので、穿
孔手段20によってエアー通孔を自動的に穿孔するよう
になっている。穿孔手段20として、例えば、図2
(A)〜(C)に示す孔開け治具30が用いられる。
【0020】この孔開け治具30は、圧着ベース11の
移動の邪魔にならない位置であって熱圧着ツール14が
移動する範囲内に設置されている。孔開け治具30は、
治具ベース31を有し、この治具ベース31上に針32
が突設されている。針32は、保護シート18にエアー
通孔用の孔を開けるものであり、この針32の周辺の治
具ベース31上に、位置決め用のアライメントマーク3
3、34が形成されている。アライメントマーク33、
34は、CCDカメラ等により、針32に対する熱圧着
ツール14の吸着孔14Bの中心位置の位置関係を正確
に認識し、正確な位置合わせができるようにするために
用いられる。
【0021】図3(A)〜(C)は、図1及び図2のフ
リップチップ熱圧着装置を用いたチップの実装工程を示
す図である。以下、図2(C)及び図3(A)〜(C)
を参照しつつ、本実施例による実装工程の一例を説明す
る。図1のヒータヘッドは、水平方向及び垂直方向に移
動可能なようになっており、この水平方向の移動範囲内
において、複数のチップ35が収容されたトレイ36
と、孔開け治具30と、チップ35を実装するための基
板37とが、所定位置に配置されている。基板37の表
面には、銅、アルミニウム等による配線パターンが形成
され、この配線パターンの所定位置に、導電性樹脂等の
接着剤38が塗布されている。
【0022】まず、図2(C)に示すように、図1のヒ
ータヘッドを水平方向に孔開け治具30上に移動させ、
CCDカメラ等でアライメントマーク33、34をモニ
タしつつ、針32の中心に熱圧着ツール14の吸着孔1
4Bを正確に合わせ、その針32の上にヒータヘッドを
降下させ、保護シート18にエアー通孔用の孔を開け
る。孔を開けた後、ヒータヘッドを上昇させる。
【0023】図3(A)に示すように、ヒータヘッドを
水平方向にトレイ36上に移動させ、熱圧着ツール14
の押圧部14Aをチップ35上に降下させる。真空ポン
プ等によって吸引パイプ15からエアーを吸引し、吸着
孔14Bにより保護シート18を介してチップ35を吸
着する。チップ35を吸着した後、ヒータヘッドを上昇
させる。
【0024】図3(B)、(C)に示すように、ヒータ
ヘッドを水平方向に基板37上に移動させ、CCDカメ
ラ等でモニタしながら、接着剤38上にチップ35を正
確に合わせ、ヒータヘッドを降下させる。熱圧着ツール
14の押圧部14Aでチップ35を押圧しつつ、該熱圧
着ツール14に電流を供給して温度を上昇させ、チップ
35を介して接着剤38を加熱する。これにより、チッ
プ35が接着剤38によって基板37上に熱圧着される
ので、吸引パイプ15のエアーの吸引を止め、ヒータヘ
ッドを上昇させ、水平方向に移動させて原位置に復帰さ
せる。
【0025】以上のように、この第1の実施例では、次
のような効果がある。この第1の実施例では、1つのヒ
ータヘッドによってチップ35の吸着と基板37への熱
圧着とを連続して行い、ヒータヘッドとワークとの間に
双方に向いたCCDカメラ等でモニタしながらアライメ
ントを取り、熱圧着ツール14の押圧部14Aには接着
剤38等がはみ出して該押圧部14Aを汚してしまわな
いように保護シート18が被せてあり、リール16、1
7により常に新しい面を使用することができるようにし
たフリップチップ熱圧着装置において、孔開け治具30
の針32上にヒータヘッドを位置合わせして降下させる
ようにしている。これにより、保護シート18にエアー
通孔用の孔を自動的に開けることができ、実装工程の作
業性を向上できる。
【0026】ところで、第1の実施例では、保護シート
18にエアー通孔用の孔を開けるために、ヒータヘッド
を孔開け治具30上に移動させなければならないので、
タクトを考えると若干不利になる。そこで、本発明の第
2の実施例では、穿孔手段20として、吸引パイプ15
内にエアー通孔用の孔を開ける機構を設けるようにして
いる。図4(A)〜(C)はその第2の実施例を示す断
面図である。
【0027】以下、図4(A)〜(C)を参照しつつ、
第2の実施例を説明する。本実施例は、図4に示すよう
に、図2の孔開け治具30に代えて、図1の吸引パイプ
15内に設けられた孔開け機構を有している。
【0028】熱圧着ツール14の押圧部14Aに略垂直
方向に取り付けられた吸引パイプ15内には、下端側に
口径の小さなスプリング収容孔41が形成され、この上
方に口径の大きなスプリング収容孔42が形成されてい
る。下端側のスプリング収容孔41内には、コイル状の
スプリング43が収容され、このスプリング43の上端
にエアー通孔形成用の針44が載置されている。針44
は、この本体がスプリング43内に収容され、この本体
の上端に設けられたフランジ部44Aがスプリング43
の上端に載置されている。口径の大きなスプリング収容
孔42内には、コイル状のスプリング45が収容され、
このスプリング45の下端側と上端側が、スプリング収
容孔42の下端側の段差部と上端側の段差部との間に係
止するようになっている。
【0029】この第2の実施例では、第1の実施例と異
なり、吸引パイプ15に、エアーの吸引と噴き出しの両
方ができるような吸引/噴き出し兼用の機器が取り付け
られている。この第2の実施例の孔開け機構では、エア
ーの吸引や噴き出しを行わない場合、図4(A)に示す
ように、スプリング43上に単に針44のフランジ部4
4Aが載置された状態で、この針44の先端がスプリン
グ収容孔41内に引っ込んでいる。
【0030】そして、図4(B)に示すように、吸引パ
イプ15の上端から矢印Z1方向にエアーを噴き出す
と、針44のフランジ部44Aが風圧によってZ1方向
に押圧され、スプリング43が縮んで針44の先端が押
圧部14Aの吸着孔14Bから飛び出し、保護シート1
8を突き破り、エアー通孔用の孔を開ける。エアーの噴
き出しを停止すると、図4(A)に示すように、スプリ
ング43の力により針44の先端がスプリング収容孔4
1内に戻る。
【0031】図4(C)に示すように、吸引パイプ15
の矢印Z2方向にエアーを吸引すると、この吸引力によ
って針44のフランジ部44AがZ2方向へ持ち上が
り、フランジ部44Aとスプリング収容孔42との間に
エアーの通り道ができる。これにより、チップ35を保
護シート18を介して吸着孔14Bに吸着することがで
きる。
【0032】以上のように、この第2の実施例では、次
のような効果がある。吸引パイプ15内に孔開け機構を
設けたので、押圧部14Aを覆う保護シート18にエア
ー通孔用の孔を自動的に開けることができる。しかも、
第1の実施例のように、ヒータヘッドを孔開け治具30
の配置位置へ移動させる必要がないので、実装工程の作
業性をより向上できる。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。この変形例としては、例え
ば、次の(1)〜(3)のようなものがある。 (1)図1の保護シート18としては、テフロンシート
以外の種々の耐熱性のシートを用いることができる。ま
た、保護シート18において、接着剤38等の付着によ
る汚れをセンサ等で検出し、この検出信号に基づきモー
タ等でリール16、17を回転させ、保護シート18の
新しい面で押圧部14Aを覆うようにすることも可能で
ある。さらに、リール16、17の回転が終了すると、
この終了信号により、図4(B)に示すように、針44
を飛び出させてエアー通孔用の孔を保護シート18に開
けるような、自動制御機構にすれば、孔開けをより効率
良く行える。
【0034】(2)図1のヒータヘッド及び図2の孔開
け治具30は、図示以外の構造や形状に変更することが
可能である。また、図4の孔開け機構は、図示以外の他
の構造に変更することも可能である。 (3)実施例では、本発明の実装装置をフリップチップ
熱圧着装置に適用した例を説明したが、本発明はこれ以
外の種々の被実装部品の実装装置に適用可能である。
【0035】
【発明の効果】請求項1の実装装置によれば、熱圧着ツ
ールの吸着孔に対向する保護シートにエアー通孔を自動
的に穿孔する穿孔手段を設けたので、該穿孔手段によっ
て保護シートの所定位置に自動的にエアー通孔を穿孔で
き、これによって実装工程の省力化、作業性を向上を図
ることができる。
【0036】請求項2の実装装置によれば、穿孔用の針
を有する孔開け治具によって穿孔手段を構成したので、
熱圧着ツールを移動して吸着孔を孔開け治具の針上に降
下させるだけで、保護シートの所定位置にエアー通孔を
簡単に形成できる。これにより、エアー通孔を自動的に
穿孔でき、実装工程の作業性を向上できる。
【0037】請求項3の実装装置によれば、吸着孔内に
収容した穿孔用の針及びスプリングによって穿孔手段を
構成したので、吸着孔からエアーを噴き出すことによ
り、保護シートの所定位置にエアー通孔を自動的に穿孔
できる。さらに、吸着孔からエアーを吸引すれば、針が
吸着孔内に後退し、この吸着孔によって被実装部品を吸
着できる。これにより、自動的にエアー通孔を穿孔で
き、実装工程の作業性をより向上できる。
【0038】請求項4の実装装置によれば、保護シート
をテフロンシートで形成したので、耐熱性に優れ、熱圧
着時において熱圧着ツールの接着剤等の付着による汚染
を的確に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明の実装装置をフリップ
チップ熱圧着装置に適用した第1の実施例を示すもので
あり、(A)はヒータヘッドの正面図、(B)はヒータ
ヘッドの底面図である。
【図2】(A)〜(C)は図1のフリップチップ熱圧着
装置に用いられる孔開け治具の説明図であり、(A)は
孔開け治具の正面図、(B)は孔開け治具の平面図、
(C)は実装装置のエアー通孔形成時における正面図で
ある。
【図3】(A)〜(C)は図1及び図2のフリップチッ
プ熱圧着装置を用いた実装工程を順に示す正面図であ
る。
【図4】(A)、(B)、(C)は本発明の第2の実施
例の要部を成す、吸引パイプ内に設けた孔開け機構の変
化を示すの断面図である。
【図5】(A)、(B)は従来のフリップチップ熱圧着
装置のヒータヘッドを示す構造図であり、(A)は正面
図、(B)は底面図である。
【符号の説明】
14・・・熱圧着ツール、14B・・・吸着孔、15・
・・吸引パイプ、20・・・穿孔手段、30・・・孔開
け治具、35・・・被実装部品(チップ)、37・・・
基板、38・・・接着剤、44・・・針、43、45・
・・スプリング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被実装部品を耐熱性の保護シートを介し
    て加熱すると共に押圧して基板上に実装するための熱圧
    着ツールを有する実装装置において、 上記熱圧着ツールは、上記被実装部品を吸引吸着するた
    めの吸着孔を有し、 上記被実装部品を上記保護シートを介して上記熱圧着ツ
    ールに吸引吸着するエアー通孔を該保護シートの上記吸
    着孔に対向する位置に形成する穿孔手段を設けたことを
    特徴とする実装装置。
  2. 【請求項2】 前記穿孔手段は、穿孔用の針を有する孔
    開け治具上に、前記熱圧着ツールを移動し、該熱圧着ツ
    ールの吸着孔を該穿孔用の針上に降下させて保護シート
    にエアー通孔を穿孔するようにしてなることを特徴とす
    る請求項1記載の実装装置。
  3. 【請求項3】 前記穿孔手段は、前記穿孔用の針がスプ
    リング力で付勢されて熱圧着ツールの吸着孔内に収容さ
    れ、上記吸着孔からのエアー噴き出し時に、このエアー
    により上記針が上記スプリング力に抗して突出して保護
    シートにエアー通孔を穿孔し、上記吸着孔のエアー吸引
    時に、このエアー及び上記スプリング力により上記針が
    該吸着孔内に後退して被実装部品の吸着を可能にするよ
    うにしてなることを特徴とする請求項1記載の実装装
    置。
  4. 【請求項4】 保護シートは、ポリ−テトラ−フルオロ
    −エチレン樹脂で形成されたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の実装装置。
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