JP2003003088A - キノロノキノロン−イソインドリノン固溶体及び顔料 - Google Patents
キノロノキノロン−イソインドリノン固溶体及び顔料Info
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Abstract
着色剤を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)のキノロノキノロン系
化合物と、イソインドリノン系化合物とからなる固溶体
または顔料。 一般式(I) 【化1】 (但し、式中R1〜R4はそれぞれ独立に、水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシル
基を表す。)
Description
ク、印刷インキ、筆記具、複写機用カラートナー、イン
クジェット、カラーフィルターなどの分野において使用
しうる新規な黄色化合物に関するものであり、また、従
来のイソインドリノン系黄色顔料やそれらの顔料とキノ
ロノキノロン系顔料との混合物よりも赤味であり、かつ
着色力が高いキノロノキノロン−イソインドリノン固溶
体からなる顔料に関するものである。
方法は、1956年に特許出願され、耐熱性、耐光性、
耐溶剤性等の諸耐性に優れているため、塗料やプラスチ
ック用の着色剤として今なお使用されて続けている。ま
た、環境問題への高まりから黄鉛代替顔料としても使用
されている。一方、キノロノキノロン系黄色顔料に関し
ては、米国特許3,334,102号公報で提案され、
その後、特開平11−80576号公報や特開平11−
130972号公報において、置換基の異なるキノロノ
キノロン(エピンドリジオンとも呼ばれている)系顔料
が提案され、諸耐性の優れた顔料であることが記載され
ている。
平11−184157号公報をはじめとする幾つかの公
開公報には「静電荷現像用のトナー」、特開平10−1
30554号公報には「インクジェットインキ」、特開
平10−189246号公報には「有機電界発光素子」
などが提案されている。
る固溶体については、特開平1−157958号公報や
特開平2−113074号公報等に記載されている様
に、イソインドリノン系化合物とイソインドリン系化合
物との固溶体や異なる二種のイソイソインドリノン系化
合物同士の固溶体が知られている。
しては色相や着色力などの色彩的特性に関するものであ
り、第二の特性としては耐光性、耐熱性、耐溶剤性など
の諸耐性に関するものである。また、最近では、顔料の
製造や廃棄に際しても環境影響の少ないものや色彩的特
性以外の物理・化学的特性を利用する「機能性色素」へ
の期待もある。しかし、これらの性質を兼ね備えた顔料
は限られており、より優れた性質を有する顔料が望まれ
ている。
質を兼ね備えた顔料として期待できるが、色相や着色力
については従来公知の顔料と大差はない。また、置換基
を有するキノロノキノロン系顔料は、置換基が導入され
たことによって分子間相互作用が減少し、色相は緑味の
黄色なる傾向があり、更には、耐光性、耐熱性、耐溶剤
性などの諸耐性が減少することが予想される。
ンドリノン系化合物とキノロノキノロン系化合物との固
溶体は知られていないし、顔料としての特性も知られて
いない。また本発明は、キノロノキノロン系化合物を含
有する黄色顔料単独、イソインドリノン系化合物を含有
する黄色顔料単独、或いはキノロノキノロン系化合物と
イソインドリノン系化合物の顔料混合物では達し得なか
った高着色力を有する赤味の黄色顔料を提供することを
目的とするものである。
行った結果、キノロノキノロン系化合物とイソインドリ
ノン系化合物を必須成分として含むキノロノキノロン−
イソインドリノン固溶体が、それら各化合物の混合物に
比べて、印刷インキ、塗料、プラスチック等の各種着色
分野において有用であること、またキノロノキノロン−
イソインドリノン固溶体からなる顔料が、それら各化合
物の顔料の混合物に比べても、高着色力であることを見
出し、本発明を完成するに至った。
ロノキノロン系化合物とイソインドリノン系化合物とか
らなる固溶体及び同固溶体からなる顔料に関する。
に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低
級アルコキシル基を表す。)
した通りである。そして本発明では、キノロノキノロン
系化合物とイソインドリノン系化合物とを含む固溶体
を、キノロノキノロン−イソインドリノン固溶体とい
う。固溶体とは、前記複数の物質を含み、一方の物質の
結晶相にもう一方の物質が溶け込んだとみなされる混合
相である。結晶相は、二相以上の共存ではなく均一相で
ある(共立出版株式会社「化学大辞典」)。
ではなく均一相であることは、粉末X線回折分析により
容易に確認することが出来る。キノロノキノロン系化合
物とイソインドリノン系化合物とが、単なる混合物を形
成しているなら、それのX線回折図は、個々の化合物単
独のX線回折図の重ね合わせとなるが、固溶体を形成し
ている場合には、前記重ね合わせには存在しない固溶体
固有のX線回折ピークを含むX線回折図が得られる。
合物とイソインドリノン系化合物を用いて、他の公知慣
用の固溶体を製造する際に採用される製造方法により製
造することが出来る。
は、一般式(I)で表される。
に、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低
級アルコキシル基を表す。)
子等が、低級アルキル基としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基等が、低級ア
ルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、iso−プロポキシ基等が挙げられる。
例としては、キノロノキノロン、2,8−ジフルオロキ
ノロノキノロン、2,8−ジクロロキノロノキノロン、
2,8−ジメチルキノロノキノロン、2,8−ジメトキ
シキノロノキノロンなどが挙げられるが、その他、特開
平10−17783号公報、特開平10−189246
号公報、特開平11−130972号公報に記載されて
いる化合物なども挙げられる。前記化学構造を有する、
市販のキノロノキノロン系顔料を用いる様にしても良
い。
合物は、公知慣用の製造方法で得ることが出来るが、例
えば、2,3−ジヒドロキシフマル酸をエステル化した
後、芳香族アミン類と縮合し、脱アルコールを伴う環化
反応によって製造することが出来る。具体的な製造方法
としては、The Journal of Organic Chemistry,Vol 33,
No.11,4004(1968)に記載した製造方法が挙げられる。
は、公知慣用のものが挙げられるが、一般式(II)の
化合物が好適に用いられる。
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基または低級ア
ルコキシル基、Xはハロゲン原子、nは0または1から
4の整数を表す。)
子等が、低級アルキル基としては、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基等が、低級ア
ルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−
プロポキシ基、iso−プロポキシ基等が挙げられる。
例としては、3,3’−(1,4−フェニレンジイミ
ノ)ビス〔4,5,6,7−テトラクロロ〕−1H−イ
ソインドール−1−オン、3,3’−〔(2−メチル−
1,3−フェニレン)ジイミノ〕ビス〔4,5,6,7
−テトラクロロ〕−1H−イソインドール−1−オン、
3,3’−〔(2,5−ジクロロ−1,4−フェニレ
ン)ジイミノ〕ビス−1H−イソインドール−1−オン
等が挙げられる。
いるのでそれらを使用することも出来る。この様なイソ
インドリノン系顔料としては、前記した化合物に順に対
応させれば、例えば、C.I.Pigemnt Yel
low 110として、「Fastogen Supe
r Yellow GRO」(大日本インキ化学工業
(株)製品)や「Irgazin Yellow 3R
LTN」(チバスペシャルティ社製品)、C.I.Pi
gment Yellow 109として、「Irga
gin Yellow 2GLT」(チバスペシャルテ
ィ社製品)、さらにC.I.Pigment Yell
ow 173として「SandorinYellow
6GL」(クラリアント社製品)などが挙げられる。イ
ソインドリノン系顔料としては、C.I.Pigmen
t Yellow 110が好ましい。
合物は、例えばイソインドリノンと芳香族ジアミンとの
縮合によって製造される。それらの具体的な製造方法と
しては、特公昭34−4488や特開平4−24646
8号公報に記載されている方法が挙げられる。
ロノキノロン系化合物とイソインドリノン系化合物との
両方を溶解しうる液媒体に溶解し、その溶液の前記化合
物の溶解度を低下させて析出させたり、キノロノキノロ
ン系化合物とイソインドリノン系化合物、もしくはこれ
らの各顔料を、乾式もしくは湿式粉砕により強烈な機械
的応力下で混合して固溶体を生成させることにより得る
ことが出来る。
かつより安定的に製造が出来る点で、前者の方法、具体
的には、次の方法で製造するのが好ましい。)キノロノ
キノロン系化合物とイソインドリノン系化合物、もしく
はこれらの各顔料を、酸に溶解させた後、前記化合物ま
たは顔料を溶解しない液媒体と混合して固溶体を析出さ
せる方法。)キノロノキノロン系化合物とイソインドリ
ノン系化合物、もしくはこれらの各顔料を、塩基に溶解
させた後、酸で中和して固溶体を析出させる方法。
する酸としては、例えば硫酸、ポリリン酸等の無機酸が
挙げられ、中和に用いる酸としては、前記の無機酸の他
にトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸等の有機酸
を使用出来る。前記化合物または顔料を溶解しない液媒
体としては、水が挙げられる。塩基としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム等の無機塩基の他にアンモニ
ア、ジエチルアミン、トリエチルアミン等の有機塩基が
挙げられる。酸や塩基は水溶液として用いることも出来
る。前記化合物を溶解させるために用いる酸や塩基は他
の液媒体を極力含まない高濃度、例えば80質量%以上
のものを用いるのが好ましく、一方、固溶体を析出させ
るのに用いる酸は比較的低濃度、例えば20質量%以下
のもののほうが、より純度の高い固溶体が得られる。
ノロン系化合物またはその顔料と、イソインドリノン系
化合物またはその顔料との割合は、特に制限されるもの
ではないが、黄色固溶体または黄色顔料を得る際には、
両者合計を100モル%とした時、通常、前者80〜2
0モル%:後者20〜80モル%、好ましくは、前者6
0〜40モル%:後者40〜60モル%である。この範
囲であれば、固溶体であるかどうかの判定が容易であ
り、着色力や色相的な優れた特徴が容易に発揮される。
ノキノロン系化合物とイソインドリノン系化合物もしく
はこれらの各顔料の溶液と、前記化合物または顔料を溶
解しない液媒体または酸とを混合する際の両液体の温度
は、特に制限されるものではないが、いずれも、通常0
℃を越えて100℃未満、作業安全性が高くかつ固溶体
がより高純度となる点で、いずれも10〜40℃である
ことが好ましい。
るより、徐々に少しずつ混合するほうが、固溶体結晶が
少しずつ生成するため、粒子径分布が均一な固溶体が容
易に得られるので好ましい。
ン系化合物とイソインドリノン系化合物との好適な原料
の組合せは、一方のキノロノキノロン系化合物が一般式
(I)においてR1〜R4の全てが水素原子であるキノ
ロノキノロンまたはR1〜R 4のいずれか一つが低級ア
ルキル基でありその他全てが水素原子であるジ低級アル
キルキノロノキノロンであり、他方のイソインドリノン
系化合物が一般式(II)においてR5〜R6のいずれ
もが水素原子でありXがハロゲン原子かつn=4のイソ
インドリノン系化合物の組合せである。
ままで従来の顔料の適用分野に使用しうるが、粒子を制
御するため、溶剤加熱処理(ソルベント処理)、ソルベ
ントミリング処理、ソルトミリング処理、ドライミリン
グ処理、もしくはこれらを組み合わせた処理(顔料化処
理と総称する)を行ったものを、顔料として使用するの
が好ましい。
理(ソルベント処理)、またはソルベントミリング処理
とソルトミリング処理を組み合せたソルベントソルトミ
リング処理が好適である。
溶剤加熱処理すると、一次粒子径が大きくなり、塗料な
どで用いた場合、隠蔽性や耐光(候)性、耐熱性などの物
性がより向上する。一方、固溶体をソルベントソルトミ
リング処理すると、一次粒子径が小さくなり粒子径の均
一性も向上するとともに、着色力や透明性が向上し、例
えば、カラーフィルター等の用途にも好適なものとな
る。
には、前記した固溶体を、それに対して大過剰のそれを
溶解しない有機溶剤中で加熱することにより製造するこ
とが出来る。有機溶剤は、固溶体を溶解しないものを選
択して用いる。この有機溶剤としては、固溶体の結晶制
御をより安定的に行うために、水溶性有機溶剤を必須成
分として含む液媒体を用いるのが好ましい。
は、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N−メチルピロリドン、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、エチレングリコールのようなものが挙
げられるが、製造時の加熱温度や価格並びに安全性を考
慮すると、ジメチルホルムアミドやブタノールの使用が
とくに好ましい。
が、固溶体の重量を基準にして、0.1ないし20重量
倍相当量の範囲、もしくはそれ以上多くてもよいが、単
に溶剤回収コストがかさむのみである。従って、好まし
い水溶性有機溶剤の量は、0.1〜10重量倍相当量が
最も好ましい。
性有機溶剤の種類によって変化することもあるが、25
〜200℃の任意の温度が採用できる。加熱する時間も
特に限定されるものではないが、より均一な粒子径の顔
料を得るためには、通常は2〜10時間である。
成分として混合し、上記所定の温度下で攪拌することに
より実施することが出来る。
体と、無機塩と、有機溶剤とを混練摩砕することを意味
する。具体的には、固溶体と、無機塩と、それを溶解し
ない有機溶剤とを混練機に仕込み、その中で混練摩砕を
行う。この際の混練機としては、例えばニーダーやミッ
クスマーラー等が使用できる。
有機溶剤を使用することが好ましく、このような有機溶
媒としては水溶性有機溶剤が好適に使用でき、例えばジ
エチレングリコール、グリセリン、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、液体ポリエチレングルコー
ル、液体ポリプロピレングリコール、2−(メトキシメ
トキシ)エタノール、2−ブトキシエタノール、2ー
(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオ
キシ)エタノール、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングルコールモノエチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレン
グリコール、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−
2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコール等
を用いることができる。
されるものではないが、固溶体1質量部に対して0.0
1〜5質量部が好ましい。
に使用でき、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫
酸ナトリウム等の無機塩を用いることが好ましい。平均
粒子径0.5〜50μmの無機塩を用いることがより好
ましい。この様な無機塩は、通常の無機塩を微粉砕する
ことにより容易に得られる。
溶体使用量に対する無機塩の使用量は、例えば固溶体1
質量部に対して5〜20質量部とするのが好ましく、7
〜15質量部とするのがより好ましい。
0〜150℃が好ましく、70〜100℃がより好まし
い。ソルベントソルトミリングの時間は、3時間から2
0時間が好ましい。
ング処理の操作は、予め温度や混合等の各種条件を固定
して時間毎にサンプリングを行って、例えば、意図する
の一次粒子径となる時間で中止する様にする。
加熱処理の場合は、この混合物から有機溶剤を、ソルベ
ントソルトミリング処理の場合はさらに無機塩も除去
し、必要に応じて顔料を主体とする固形物を洗浄、濾
過、乾燥等をすることにより、顔料粉体を得ることが出
来る。
できる。本発明の固溶体はそれを溶解しない有機溶剤で
洗浄した後に、水や湯で洗浄するのが有機不純物の除去
の点からは好ましい。洗浄回数は、1〜5回の範囲で繰
り返すことも出来る。水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤
を用いた前記混合物の場合は、水洗することで容易に有
機溶剤と無機塩を除去することが出来る。
えば、乾燥機に設置した加熱源による80〜120℃の
加熱等により、脱水及び/又は脱溶剤をする回分式ある
いは連続式の乾燥等が挙げられ、乾燥機としては一般に
箱型乾燥機、バンド乾燥機、スプレードライヤー等があ
る。
発明の固溶体からなる顔料の一次粒子径は、通常0.0
3〜0.8μmである。
たは走査型の電子顕微鏡等で粒子を撮影し、視野内の粒
子について測定する。
再結晶等の精製方法により、さらに高純度とすることが
出来る。
X線(波長1.541オングストローム)によるX線回
折ピークが表示された粉末X線回折図から同定すること
が出来る。この同定は、同ピークが出現する位置である
ブラッグ角(2θ±0.2°)により行われる。この回
折図は、X線回折装置にて容易に測定できる。
ノン系化合物とが、単なる混合物を形成しているなら、
X線回折図は、個々の化合物単独のX線回折図の重ね合
わせとなるが、固溶体を形成している場合には、前記重
ね合わせには存在しない固溶体固有のX線回折ピークが
特定のブラッグ角に出現する。
式(I)においてR1〜R4の全てが水素原子の化合物
であり、他方のイソインドリノン系化合物が一般式(I
I)においてR5〜R6のいずれもが水素原子でありX
が塩素原子かつn=4の化合物の組合せの場合におけ
る、固溶体固有のX線回折ピークには、ブラッグ角(2
θ±0.2゜)=8.7゜、13.4゜、26.0゜等
がある。
更に目的に応じた使用適性を付与するため、それをロジ
ン、界面活性剤、樹脂、市販の分散剤と称されるもので
表面処理してもよいし、キノロノキノロン系化合物やイ
ソインドリノン系化合物にスルホン酸基やアミノ基を導
入したものもしくはそれらの金属塩や有機化合物との塩
(これらはシナージストと呼ばれている)を混合しても
よいし、表面処理とシナージストを組み合わせた処理を
施してもよい。
に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定される
ものではない。なお、以下の例中における「%」は、特
に断りのない限り、いずれも質量%である。
合物各々の粉末X線回折図と固溶体のそれとのピークの
差異によって行われるため、本発明においても粉末X線
回折測定を実施し、固溶体顔料を確認した。X線回折装
置としは、リガク(株)製 RINT X-RAY DIFFRACTMETER
( 型式:RINT1100)を用いた。また、本発明により得
られた顔料は、以下に示すようにして塗料を作製し、色
相や着色力の評価を行った。
JEM−2010(日本電子株式会社製)で測定した結
果から求めた。
タノール856.1g、2,3−ジヒドロキシフマル酸
2水和物(含水率:18%)200.0gを仕込み、水
浴で冷却しながら無水硫酸マグネシウム320gを仕込
んだ。0〜5℃に冷却後、塩化水素ガスを導入し、2日
間かけて16時間反応させた。次いで、室温下にて3日
間放置した後、濾過、少量の冷メタノールにて洗浄し、
2Lの冷水中に分散させ、素早く濾過し、60℃で一晩
減圧乾燥して、白色粉末167gを得た。次に、冷却用
コンデンサー、温度計を備えた3L丸底フラスコにメタ
ノール1322.3mL、上記のエステル300g、ア
ニリン368.3gおよび 35%塩酸17.8gを仕
込み、 30分〜1時間かけて還流温度まで加熱し、そ
の温度で、7時間加熱・撹拌した。反応混合物を氷水で
10℃以下まで冷却した後、濾過、メタノール、冷水で
洗浄した後、60℃で一晩減圧乾燥して、淡黄色粉末
(アニリノ化物)410gを得た。次に、攪拌機、冷却
管、温度計を備えた丸底フラスコに上記アニリノ化物1
00g、アルケン56N(日本石油(株)社製アルキル
ベンゼン系溶剤)を2L仕込み、約30分間で235℃
まで加熱し、235〜238℃で15分間反応させた
後、撹拌下に室温まで冷却した。析出物を濾過、ヘキサ
ンで洗浄後、60℃で一晩乾燥し、橙色結晶67.5g
を得た。この粗結晶をメタノール1.5Lを用いて再結
晶し、少量のメタノールで洗浄後、60℃で一晩減圧乾
燥して、淡黄色粉末49.4gを得た。次に、冷却用コ
ンデンサー、温度計を備えた1L底フラスコに85%リ
ン酸198.5gを仕込み、内温が50℃以上とならな
いように水浴で冷却しながら、無水リン酸265.1g
を3回に分けて加えた。上記の淡黄色結晶45.6gを
加え、約1時間かけて145℃まで加熱し、同温度で2
時間反応させた。反応終了後、室温下で放冷した後、氷
水浴で室温付近まで冷却した。次いで、内温が50℃以
下に保たれるように冷水を少量づつ加えた。濾過、湯洗
した後、100℃で一晩乾燥させ、キノロノロキノロン
化合物38.7gを得た。
ン系単体顔料1) 500mLビーカーに95%硫酸360gを仕込み、攪
拌しながら室温下で除去にキノロノキノロン12gを加
え、完全に溶解するまで攪拌した。この溶液を攪拌下に
ある水3Lに注ぎ、顔料を析出させる。析出した顔料を
濾過し、濾液のpHが中性になるまで洗浄し、100℃
で一晩乾燥し、11.5gのキノロノキノロン化合物を
得た。次いで、攪拌機、冷却管、温度計を備えた500
mLのフラスコにジメチルホルムアミド240mLと上
記化合物11.5gを仕込み、還流温度で4時間攪拌処
理した。内温が約60℃となるまで冷却し、濾過、メタ
ノール洗浄、水洗し、100℃で一晩乾燥し、溶剤加熱
処理されたキノロノキノロン顔料11.0gを得た。こ
の顔料の粉末X線回折図を図1に示すが、各ピークの回
折角(2θ)は、前記合成例で得たキノロノキノロン化
合物と同一であった。
ン系単体顔料) 調製例1のキノロノキノロンに代えて「Fastoge
n Super Yellow GRO」(イソインド
リノン系単体顔料)を用いた以外は同様に行い、溶剤加
熱処理されたイソインドリノン顔料を得た。この顔料の
粉末X線回折図を図2に示すが、各ピークの回折角(2
θ)は、「Fastogen Super Yello
w GRO」と同一であった。
ン系単体顔料2) 調製例1のキノロノキノロンに代えて2,8−ジメチル
キノロノキノロンを用いた以外は同様に行い、溶剤加熱
処理された2,8−ジメチルキノロノキノロン顔料を得
た。この顔料の粉末X線回折図を図3に示す。
ながら室温下で徐徐にキノロノキノロン18gを加え、
次いで、Fastogen Super Yellow
GRO42gを徐々に加え、完全に溶解するまで攪拌
した。この溶液を攪拌下にある水15Lに注ぎ、不溶物
を析出させた。析出した不溶物を濾過し、濾液のpHが
中性になるまで洗浄し、100℃で一晩乾燥し、キノロ
ノキノロン系化合物とイソインドリノン系化合物とのモ
ル比が50:50の生成物59gを得た。この生成物
は、電子顕微鏡観察によると凝集が強く、粉末X線回折
図においても回折ピークがブロードであったが、後述す
る各顔料の混合物のそれと異なるブラッグ角に回折ピー
クを有しており、固溶体であることが確認された。
管、温度計を備えた2Lのフラスコにジメチルホルムア
ミド1200mLと上記固溶体59gを仕込み、還流温
度で4時間処理した。内温が約60℃となるまで冷却
し、濾過、メタノール洗浄、水洗し、100℃で一晩乾
燥し、溶剤加熱処理された顔料57.5gを得た。
が、各ピークの回折角(2θ)は、各顔料の混合物に相
当する図1と図2を重ね合わせた回折図とは異なり、固
溶体顔料であることが確認できる。
この溶剤加熱処理された固溶体顔料40gと粉砕食塩4
00gとジエチレングリコール100gをニーダーに仕
込み、約80℃で5時間ソルベントソルトミリングし
て、溶剤加熱処理及びソルベントソルトミリング処理さ
れた固溶体顔料36gを得た。この摩砕された顔料の粉
末X線回折図を図5に示すが、角ピークの回折角(2
θ)は、上記した溶剤加熱処理のみされた固溶体顔料と
同一であった。
調製例2よって得られた顔料を、各々等モル(50モル
%:50モル%)となる様に、乾式で均一混合し、化合
物としては実施例1と同一組成の顔料混合物を調製し
た。
顔料2.0g、アルキド樹脂(大日本インキ化学工業株
式会社製ベッコゾールJ−524−IM−50)とメラ
ミン樹脂(同社製スーパーベッカミンL−117−6
0)及びキシレンとブタノールとからなる樹脂溶液(不
揮発分60%)12.0gとキシレンとブタノールとか
らなる混合有機溶剤16.0と平均直径3mmのガラス
ビーズ80gを100mlポリビンに仕込む。この混合
物をペイントシェーカーで2時間分散した後、分散に用
いたのと同一の樹脂溶液50.0gを追加し、10分間
混合して、顔料分2.5%の塗料を調製する。
タを用いて白色のアート紙に展色し、予備乾燥させた
後、140℃で20分間焼き付けを行った。次いで、色
相を比較するためdata-color社製の分光光度計SPECTRAF
LASH500型を用いて測色した。着色力は展色塗膜を目視
で判定した。
に示すが、比較用顔料の調製例2よって得られた顔料や
比較用顔料の調製例1で得られた顔料と比較用顔料の調
製例2よって得られた顔料からなる同一組成の比較例1
の混合物(下表の基準1)に比べて、赤味が強く着色力
が高かった。
gen SuperYellow GRO」42gを同
52.5gに、それぞれ代えた以外は実施例1と同様に
してキノロノキノロン系化合物とイソインドリノン系化
合物とのモル比が25/75の顔料49gを得た。しか
し、ここでは溶剤加熱処理のみに基づく顔料化を行い、
ソルベントソルトミリング処理は実施しなかった。この
顔料の粉末X線回折図を図6に示すが、実施例1と同様
な比較を行うことによって、固溶体顔料であることが確
認できた。
調製例2よって得られた顔料を、順に25モル%:75
モル%となる様に、乾式で均一混合し、化合物としては
実施例2と同一組成の顔料混合物を調製した。
したところ、比較用顔料の調製例2よって得られた顔料
や比較用顔料の調製例1で得られた顔料と比較用顔料の
調製例2よって得られた顔料からなる同一組成の比較例
2の混合物(下表の基準2)に比べて、赤味が強く着色
力が高かった。
キノロノキノロン19.3gに、「Fastogen
Super Yellow GRO」42gを同40.
7gに各々代えた以外は実施例1と同様にしてキノロノ
キノロン系化合物とイソインドリノン系化合物のモル比
が50/50の顔料58.7gを得た。この固溶体顔料
の粉末X線回折図を図7に示す。しかし、ここでは溶剤
加熱処理のみに基づく顔料化を行い、ソルベントソルト
ミリング処理は実施しなかった。
調製例2よって得られた顔料を、各々等モル(50モル
%:50モル%)となる様に、乾式で均一混合し、化合
物としては実施例3と同一組成の顔料混合物を調製し
た。
したところ、比較用顔料の調製例2で得られた顔料と比
較用顔料の調製例3とからなる同一組成の比較例3の混
合物(下表の基準3)に比べて、やや赤味となり、着色
力もやや高かった。
ソルベントソルトミリング処理の両方を行って得たもの
である。
色力の評価結果を下表にまとめて示す。色相は、L*a
*b*表色系色度図に基づいて示した。H*はa*及び
b*により定まる色相角度、C*は彩度である。C*は
大きい程、着色剤としては好ましい。
った場合、下段は溶剤加熱処理後さらにソルベントソル
トミリング処理をも行った場合を表す。
されているイソインドリノン系顔料、或いはそれとキノ
ロノキノロン系顔料との混合物に比べ、より赤味の黄色
の色相を有し、着色力も高いため、塗料、プラスチッ
ク、印刷インキ、筆記具、複写機用カラートナー、イン
クジェット用インク、カラーフィルターなどの着色剤と
して用いた場合、同一の色濃度なら、着色剤の使用量を
より低減できるという格別顕著な効果を奏し、あらたな
意匠性を期待できる。
の粉末X線回折図。
の粉末X線回折図。
の粉末X線回折図。
ロノキノロン−イソインドリノン(モル比:50/50)固
溶体顔料の粉末X線回折図。
グ処理をもされたキノロノキノロン−イソインドリノン
(モル比:50/50)固溶体顔料の粉末X線回折図。
インドリノン(モル比:25/75)固溶体顔料の粉末X線
回折図。
インドリノン(モル比:50/50)固溶体顔料の粉末X線
回折図。
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I)のキノロノキノロン系化合
物と、イソインドリノン系化合物とからなる固溶体。 一般式(I) 【化1】 (但し、式中R1〜R4はそれぞれ独立に、水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシル
基を表す。) - 【請求項2】 イソインドリノン系化合物が、一般式
(II)のイソインドリノン系化合物である請求項1記
載の固溶体。 一般式(II) 【化2】 (但し、式中R5、R6はそれぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコキシル
基、Xはハロゲン原子、nは0または1から4の整数を
表す。) - 【請求項3】 イソインドリノン系化合物が、C.I.
Pigment Yellow 110の化学構造を有
する化合物である請求項1記載の固溶体。 - 【請求項4】 固溶体を構成するキノロノキノロン系化
合物の割合が20〜80モル%であり、イソインドリノ
ン系化合物の割合が20〜80モル%である請求項1、
2または3記載の固溶体。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載の固溶
体からなる黄色顔料。
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