JP2003002835A - 機能性食品 - Google Patents

機能性食品

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JP2003002835A
JP2003002835A JP2001188393A JP2001188393A JP2003002835A JP 2003002835 A JP2003002835 A JP 2003002835A JP 2001188393 A JP2001188393 A JP 2001188393A JP 2001188393 A JP2001188393 A JP 2001188393A JP 2003002835 A JP2003002835 A JP 2003002835A
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貴博 小野
Kazue Nawa
和恵 名和
Kenji Miyanishi
健次 宮西
Katsuyuki Mukai
克之 向井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 経口摂取した際に効率よく吸収され、皮膚の
角質水分量の向上、肌荒れの改善、又は高血圧症や高コ
レステロール血症防止などにおいて優れた効果を有する
機能性食品を提供する。 【解決手段】 スフィンゴ糖脂質及び植物ステロールを
含有する機能性食品。スフィンゴ糖脂質が芋類、特にコ
ンニャクイモから抽出されたものであることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、スフィンゴ糖脂質
及び植物ステロールを含有する機能性食品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近の研究によれば、複合脂質、なかで
も糖脂質に顕著な生理活性を有するものがあることが明
らかにされてきた。例えば、脂肪酸とスフィンゴシンか
らなるセラミド、糖と脂肪酸とスフィンゴシンからなる
セレブロシドは、人間の皮膚の角質層に多く存在し、体
内から水分の蒸発を防ぐ働きをしていることが明らかと
なっている。この高い保湿性を生かした美容分野への利
用、さらにはエラスターゼ抑止効果や遊離基抑止効果を
生かした製薬分野への応用も進んでいる。
【0003】従来、これらスフィンゴ糖脂質を中心とし
たセラミド関連物質は牛の脳などから抽出され、供給さ
れていた。しかし1986年に狂牛病が発生してから
は、ヒトへの感染の可能性から、供給量が激減し、安全
な植物起源のセラミド関連物質への回帰現象が生じてい
る。
【0004】最近、植物由来のセラミド関連物質は効果
が動物由来のものと遜色無く、何の副作用も毒性も無い
ことがわかったことから植物原料からセラミド関連物質
を抽出する検討が盛んに行われている。これまで植物由
来のスフィンゴ糖脂質、特にその中でもグリコシルセラ
ミドとしては、コメ(Agric. Biol. Chem., 49, 27
53(1985))および米糠(特開昭62−1874
04号公報、特開平11−279586号公報)、小麦
(Agric. Biol. Chem., 49, 3609(1985)、
特表平6−507653号公報)、大豆(Chem. Pharm.
Bull., 38(11), 2933(1990)、特開平
7−2683号公報)などの穀物および豆類由来のもの
が知られている。
【0005】しかしながら、植物由来のスフィンゴ糖脂
質を得るための植物原料として、利用されているもの
は、現在までのところ穀類、豆類に限られており、これ
らのスフィンゴ糖脂質含有量はさほど多くなく、いずれ
も0.01質量%程度である。しかも、これら植物原料
はすべて人類が食用としているものばかりであり、スフ
ィンゴ糖脂質抽出後の残渣は食品としての価値も喪失し
てしまう。このように、ごくわずかのスフィンゴ糖脂質
成分を抽出するために、非常に多くの食品原料の食品と
しての価値を喪失させてしまうのが植物原料の問題点で
あった。
【0006】本発明者らは芋類の中にスフィンゴ糖脂質
が穀類、豆類に匹敵あるいは凌駕する濃度で含まれてい
ることを突き止め、また、このスフィンゴ糖脂質が溶媒
で抽出でき、食品として利用できるという知見を得、既
に出願した(特願2000−219087号)。さらに
は、このスフィンゴ糖脂質を食品として継続的に経口摂
取することにより、皮膚の保湿、肌荒れの改善に顕著な
効果があることを見出し、既に出願した(特願2001
−87695)。これらの発明で主に使用するこんにゃ
くトビ粉はこんにゃく芋を原料とするこんにゃく製造時
の副産物として年間3000〜4000トン生じるにも
かかわらず特有のえぐ味と刺激臭を有するため、一部肥
料、コンクリート等の増粘剤として利用されているもの
の、食品としては全く利用されていない資源である。
【0007】セラミドを経口摂取することについてはす
でにエリアン・ラティによってFragrance J
ournal, 23(1), 81(1995)に報告さ
れている。詳しくは小麦由来のセラミドが3質量%含ま
れる小麦抽出物を毎日20mgずつ1ヶ月間服用するこ
とによって皮膚の水分保持機能が改善されるものであ
る。
【0008】一方、植物ステロールについては、経口摂
取によって高コレステロール血症患者のコレステロール
濃度を下げる効果があることが1953年には報告され
ている。最近では飽和ステロールであるスタノールがさ
らに高い効果を有すること(食品と開発, 33(2),
42(1998)、日本油化学会誌, 46(10),1
127(1997))、植物ステロール誘導体の排卵誘
起効果(特許1516731号)、栄養吸収促進効果
(特開平9−135672号公報)などさまざまな報告
がされている。
【0009】また、植物ステロールを外用で皮膚に塗布
することによって、肌荒れ防止、老化防止、保湿、皮膚
バリアー能回復促進などの効果があることが報告されて
いる(特開2000−344650号公報、特開200
1−2574号公報、特開2001−10946号公
報)。スフィンゴ糖脂質と共に配合してなる皮膚外用剤
や養毛料の例としては特許1953768号、特許29
31708号がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】現在、スフィンゴ糖脂
質は小麦や大豆など食品として利用されるものから抽出
されていることから非常に高価な材料であり、少量しか
摂取できない状態であるが経口摂取した際に効率よく吸
収されない場合には効果が著しく低減する問題があり、
高価なスフィンゴ糖脂質を少量摂取で確実に効果を発揮
する方法が望まれていた。
【0011】本発明は、経口摂取した際に効率よく吸収
され、皮膚の角質水分量の向上、肌荒れの改善などにお
いて優れた効果を有する機能性食品を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、スフィンゴ糖脂質を植
物ステロールと共に経口摂取することによって、スフィ
ンゴ糖脂質のみを摂取したときに比べて皮膚の保湿や肌
荒れの改善に著しい効果が発現することを見出し、本発
明に到達した。
【0013】すなわち本発明は、スフィンゴ糖脂質及び
植物ステロールを含有する機能性食品を要旨とするもの
であり、スフィンゴ糖脂質が、好適には芋類、なかでも
こんにゃく芋から抽出されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。本発明で使用するスフィンゴ糖脂質は、合成、醗
酵、動植物由来のものが挙げられるが、食品として利用
する観点から、安全性が高く、食経験のある植物由来の
スフィンゴ糖脂質が好ましい。植物由来のスフィンゴ糖
脂質は、食用とされる植物から抽出されたものであれば
いかなるものでも良いが、好ましくは小麦、小麦ふす
ま、大麦、米、米糠、トウモロコシなどの穀類、大豆な
どの豆類、ほうれん草、小松菜、青梗菜などの緑黄色野
菜、さつま芋、じゃが芋、里芋、山芋、こんにゃく芋、
長芋などの芋類から抽出されたものが挙げられ、さらに
好ましくは、さつま芋、じゃが芋、里芋、山芋、こんに
ゃく芋、長芋などの芋類から抽出されたものが挙げられ
る。
【0015】さらに、本発明で抽出原料として使用する
植物は、そのままでも良いし、乾燥、すりつぶし、加熱
などの操作によって加工されていてもよい。これらの中
で好ましい例としては小麦粉、米糠、大豆、こんにゃく
芋が挙げられ、特に大量に廃棄されるものであり、安価
に入手できることからこんにゃくトビ粉を使用すること
が好ましい。
【0016】こんにゃくトビ粉は、こんにゃく芋を原料
とするこんにゃく製造時の副産物として年間3000〜
4000トン生じるにもかかわらず特有のえぐ味と刺激
臭を有するため、一部肥料、コンクリート等の増粘剤と
して利用されているものの、食品としては全く利用され
ていない資源である。
【0017】本発明で用いられるスフィンゴ糖脂質は、
例えば上記した植物原料から有機溶媒による以下のよう
な抽出操作により取得することができる。
【0018】抽出溶媒として使用する有機溶媒として
は、原料およびスフィンゴ糖脂質と抽出中に反応し、本
発明の効果を損なうものでなければいかなるものでも使
用できる。また、一種類の溶媒を単独で用いても複数の
溶媒を混合して用いても良い。かかる有機溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、等のアルコール類、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン
等の多価アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル
類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類、ヘキサン、ペンタン、石油エ
ーテル等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化
水素類、ポリエチレングリコール等のポリエーテル類、
ピリジン類などが挙げられる。これらの中で好ましい例
としては、食品に使用することからエタノール、アセト
ン、ヘキサンが挙げられ、特に好ましい例としてはエタ
ノールが挙げられる。また、これらの極性有機溶媒で抽
出する際には抽出効率をあげるために例えば水、界面活
性剤などの添加物を本発明の効果をそこなわない範囲で
加えることができる。
【0019】抽出に使用する有機溶媒の量は原料となる
植物に対して望ましくは1〜30倍量程度、さらに望ま
しくは1〜10倍量程度が良い。溶媒の使用量がこの範
囲以下であれば、原料全体に溶媒が行き渡らず、抽出が
不十分になる恐れがあり、この範囲を超える量の溶媒を
添加してももはや抽出量に影響はなく、後の濃縮工程で
の溶媒除去作業の負担が増えるのみである。
【0020】抽出温度は使用する溶媒の沸点にもよる
が、エタノールを用いた場合では、好ましくは、室温か
ら70℃、さらに好ましくは室温程度から60℃の範囲
がよい。抽出温度がこの範囲以下であれば、抽出効率が
低下し、この範囲以上の温度をかけても抽出効率に大き
な影響はなく、いたずらにエネルギー使用量が増えるの
みである。
【0021】抽出時間は、1〜24時間、好ましくは2
〜10時間である。抽出時間がこの範囲より短いと、十
分に抽出が行われず、この範囲を超えていたずらに長く
時間をかけて抽出を行っても、もはや抽出量の増大は見
込めない。
【0022】なお、抽出操作は1回のみの回分操作に限
定されるものではない。抽出後の残渣に再度新鮮な溶媒
を添加し、抽出操作を施すこともできるし、抽出溶媒を
複数回抽出原料に接触させることも可能である。すなわ
ち、抽出操作としては、回分操作、半連続操作、向流多
段接触操作のいずれの方式も使用可能である。また、ソ
ックスレー抽出など公知の抽出方法を使用してもよい。
【0023】次に、抽出残渣を分離除去する。分離の方
法は特に限定されず、例えば吸引ろ過、フィルタープレ
ス、シリンダープレス、デカンター、遠心分離器、ろ過
遠心機などの公知の方法を用いることができる。
【0024】このようにして得られた抽出液は濃縮工程
に送られる。濃縮方法は特に限定されず、例えばエバポ
レーターのような減圧濃縮装置やエバポール(大川原製
作所)のような遠心式薄膜真空蒸発装置を用いたり、加
熱による溶剤除去により、濃縮することができる。
【0025】上記濃縮物を、引き続いて不純物類を取り
除き、より純度を向上せしめる必要のある場合は、常法
による精製が可能である。例えば、水洗浄、ヘキサン洗
浄、シリカゲルカラムや樹脂カラム、逆相カラムなどを
通す方法、極性の異なる溶媒による分配、再結晶法など
が挙げられる。
【0026】一方、本発明で使用する植物ステロールは
植物から抽出されたものであればいかなるものでも用い
ることができる。具体的には米糠油、綿実油、大豆油な
どの製油に際し生成する脱臭スカム油などの廃棄物を用
いることもできるし、こんにゃくトビ粉や甘庶糖工場廃
棄物から抽出することもできる。また、β−シトステロ
ール、カンペステロール、スチグマステロール、シトス
タノール、カンペスタノール、スチグマスタノール及び
これらの誘導体を単独で使用することもできるし、2種
類以上を混合して使用することもできる。誘導体として
は人工的に合成したものでも天然物でもよく、本発明の
効果を損なわない限りいかなるものでも使用できるが、
糖が結合したステロール配糖体、エステル化物、アミド
結合を有する化合物などが好ましい。
【0027】本発明で使用する植物ステロールは、周知
の方法により取得することができる。代表的な例として
は、大豆油の製造工程中の脱臭工程において、油脂を水
蒸気蒸留する際に留出される脱臭スカム油をアルカリ処
理した後、ヘキサンなどの有機溶剤を加えて抽出し、ア
セトンなどの溶解度の低い溶媒を加えて晶析させる方法
が挙げられる。また、食品用の植物ステロールとして市
販されているもの(エーザイ(株)商品名フィトステロ
ールF、築野食品工業(株)など)も本発明で用いるこ
とができる。
【0028】本発明において上記したスフィンゴ糖脂質
と植物ステロールを含有させる機能性食品とは、経口摂
取によって、皮膚の保湿、肌荒れの改善、美肌、アトピ
ー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、乾癬、吹き出物、皮
膚老化、養毛、育毛、抗ガン、抗エイズ、高血圧症、高
コレステロール血症、動脈硬化などから選ばれる1つ又
は複数に効果があるものである。経口摂取の方法は、本
発明の機能性食品単独で摂取しても良いし、食品および
/または飲料に混合して摂取しても良い。該食品および
/または飲料は特に限定されるものではなく、例えばパ
ン、うどん、そば、ご飯等主食となるもの、クッキー、
ケーキ、ゼリー、プリン、キャンディー、チューインガ
ム、ヨーグルトなどの菓子類、清涼飲料水、酒類、栄養
ドリンク、コーヒー、茶、牛乳などの飲料が挙げられ
る。
【0029】スフィンゴ糖脂質及び植物ステロールを他
の食品および/または飲料に混合する場合のそれらの含
有量としては、含有させる食品や食品摂取量により異な
るので一概に規定できないが、これらの物質の体内への
摂取量として表わすことができる。スフィンゴ糖脂質は
1日の摂取量として1μg以上、100g以下が好まし
く、植物ステロールは1日の摂取量として1mg以上、
1000g以下が好ましいので、そのような摂取量にな
る様に食品中の含有量を調整する。
【0030】本発明の機能性食品の形態は限定されず、
摂取や取り扱いを容易にするために粉末、錠剤、カプセ
ル剤、ゲル、水分散液、エタノール溶液、食用油溶液の
形態にすることができる。これらの中で特に粉末、水分
散液、食用油溶液にすることが好ましい。
【0031】また、機能性食品に含有させるスフィンゴ
糖脂質と植物ステロールの重量比は10:1〜1:10
00000が好ましく2:1〜1:100000がより
好ましい。植物ステロールがこれより少ないとスフィン
ゴ糖脂質のみからなる場合とほとんど差がなく、これよ
り多くても効果が増大するものではない。
【0032】本発明の機能性食品の製造方法としては、
スフィンゴ糖脂質及び植物ステロール及び必要に応じて
他の原材料を混合し、所望の形態にすればよい。
【0033】植物から抽出したスフィンゴ糖脂質含有物
を粉末に加工するには得られた含有物を凍結乾燥法、ス
プレードライ法、真空乾燥法などを用いて乾燥し、必要
に応じて例えば乳鉢、サンプルミル、スピードミル、ブ
レンダー、ミキサー等を用いて粉砕することによって得
られる。場合によっては粉末に粘性が残ることがある
が、そのような場合は本発明の効果を損なわない程度に
粉末化を促進する担体を添加することができる。担体と
しては例えばコーンスターチ、馬鈴薯澱粉、デキストリ
ン、シクロデキストリン、小麦粉、パン粉、食塩、ゼオ
ライト、タルク、カキガラ等を用いることができる。植
物ステロールはあらかじめスフィンゴ糖脂質含有物に混
合しても良いし、粉末化後に混合しても良い。
【0034】錠剤に加工するには上記のように得られた
粉末をそのまま打錠機に導入して打錠する方法を用いる
ことができる。打錠の際に本発明の効果を損なわない範
囲でバインダーを添加しても良い。
【0035】カプセル剤に加工するには、従来公知の医
薬用または食品用カプセルに上記のように得られた粉末
及び/又は溶液状のものを導入すればよい。カプセルに
は本発明の効果を損なわない限りいかなるものも用いる
ことができる。
【0036】ゲルに加工するには、本発明の効果を損な
わない範囲で従来公知のいかなる方法も用いることがで
きる。例えば、得られたスフィンゴ糖脂質及び植物ステ
ロール含有物を水に分散および/または溶解して従来公
知のゲル化剤、増粘多糖類などを添加する方法を用いる
ことができる。ゲル化剤としては好ましくはゼラチンや
寒天など食品用に用いられるものが挙げられる。
【0037】水分散液を製造するには、スフィンゴ糖脂
質含有物を所定量の水に導入して攪拌しても良いし、本
発明の効果を損なわない範囲で、超音波処理をしたり、
従来公知の乳化剤、分散剤を添加して分散を促進しても
良い。この場合、植物ステロールはあらかじめスフィン
ゴ糖脂質含有物に混合しても良いし、別途植物ステロー
ルを分散したり、植物ステロールの水分散液を添加して
も良い。
【0038】エタノール溶液はスフィンゴ糖脂質含有物
がエタノールに可溶であるため、そのままエタノールに
溶解すればよい。沈殿の精製や懸濁を防止するために本
発明の効果を損なわない範囲で、安定剤を添加すること
ができる。植物ステロールもエタノール可溶のため、そ
のままエタノールに溶解すれば良い。このとき、少し加
熱して溶解を促進する事が好ましい。
【0039】食用油溶液はスフィンゴ糖脂質含有物が食
用油に可溶であるため、そのまま食用油に溶解すればよ
い。沈殿の精製や懸濁を防止するために本発明の効果を
損なわない範囲で、安定剤を添加することができる。植
物ステロールも食用油に可溶のため、そのまま食用油に
溶解すれば良い。このとき、少し加熱して食用油の粘度
を低下させ、溶解を促進する事が好ましい。
【0040】本発明の機能性食品で使用する食用油は食
用のものであれば特に限定されず、例えばラード、牛
脂、鯨油、魚油、バター等の動物性油脂、菜種油、大豆
油、オリーブ油、米油、ヒマワリ油、ヤシ油等の植物性
油脂、及び機能性が付与された合成油、混合油が挙げら
れる。これらは一種類を使用しても良いし、二種類以上
の食用油を混合して使用しても良い。これらの中で植物
性油脂や健康に配慮された合成油を使用することが好ま
しい。
【0041】植物ステロールはそのまま添加しても良い
し、混合しやすい様に水に分散させたり、エタノール、
グリセリン、食用油などに溶解して添加しても良い。植
物ステロールを添加する時期は限定しないが、スフィン
ゴ糖脂質の精製後に添加する事が好ましい。スフィンゴ
糖脂質の精製前に添加すると精製工程において損失する
問題があるからである。たとえば機能性食品の形態が、
粉末、錠剤、カプセル剤などの場合には粉末の状態で加
工時に添加することができる。機能性食品の形態がゲ
ル、水分散液、エタノール溶液、食用油溶液などの場合
には、あらかじめスフィンゴ糖脂質に混合して加工して
おいても良いし、植物ステロールを水分散液、エタノー
ル溶液、食用油溶液などの形態で添加しても良い。特に
形態が水分散液、エタノール溶液、食用油溶液などの場
合には加工後に添加しても良い。
【0042】本発明のスフィンゴ糖脂質及び植物ステロ
ールからなる機能性食品には効果を促進するためにビタ
ミン類、コラーゲン、スクワラン、大豆レシチン、ナイ
アシン、ナイアシンアミド、ヒアルロン酸、ソルビトー
ル、キチン、キトサン、ヨモギエキスなど他の植物抽出
物などを加えることもできる。これらの導入量について
は、本発明の効果を損なわない限り、限定されるもので
はない。
【0043】本発明の機能性食品は植物由来の組成物で
構成されているため安全性が高く、経口摂取の量、間隔
は特に限定されるものではないが、本発明の効果を発現
させるために好ましい摂取量はスフィンゴ糖脂質の量に
換算して1日あたり1μg以上100g以下であり、3日
に1回から1日10回程度の頻度で継続して摂取するこ
とが好ましい。
【0044】本発明の機能性食品を摂取したときの効果
としては皮膚の保湿や肌荒れの改善などがあげられる。
皮膚の保湿については経表皮水分損失量(TEWL)の測定、
角質水分量の測定など従来公知の測定方法を用いてその
効果を知ることができる。TEWLの測定には例えばEvapor
imeter(Servo Med社 スウェーデン)、Tewameter(Courag
e+Khazaka社 ドイツ)などを用いることができる。ま
た、角質水分量の測定には例えばCorneometer(Courage
+Khazaka社 ドイツ)、Skikon-200(アイ・ビイ・エス
(株))などを用いることができる。肌荒れの改善につい
ては目視と当事者の感覚によってその効果を知ることが
できる。
【0045】本発明におけるスフィンゴ糖脂質の分析方
法であるが、最も簡便な分析方法としては薄層クロマト
グラフ法があげられる。スフィンゴ糖脂質、中でもグル
コシルセラミドが市販されているのでこれを標準とし、
シリカゲル薄層プレートを用いてクロロホルム−メタノ
ール系など適当な溶媒系を用いて展開させ、濃硫酸やア
ンスロン試薬などで発色させれば、上記濃縮物中に高含
量でスフィンゴ糖脂質が存在することが容易に判定でき
る。その他、高速液体クロマトグラフ法、各種クロマト
グラフ−マススペクトロメトリー法などの常法によりス
フィンゴ糖脂質類が豊富に含まれることは判定できる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。ま
ず、以下の実施例において用いた測定装置、測定方法に
ついて説明する。 (1)スフィンゴ糖脂質の定性方法 スフィンゴ糖脂質の定性にはシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(TLC)を使用した。所定量の試料をシリカゲ
ルプレート(メルク社製Sillicagel60F254タイプ、
層厚0.5mm)にアプライし、クロロホルム:メタノー
ル:水=87:13:2(容量比)の展開槽に導入し、展
開した。展開後はシリカゲルプレートをドライヤーなど
で乾燥し、硫酸噴霧して加熱することによって発色し
た。
【0047】(2)スフィンゴ糖脂質の定量方法 スフィンゴ糖脂質の定量には高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)を用いた。Waters製 LC Module 1を用い、
カラムはGLサイエンス社製Inertsil SIL 100Aを用い
た。溶媒はクロロホルム:メタノール=9:1(容量比)
を用い、流速1.0ml/分で25℃で測定した。検出に
は光散乱検出器(ALLTECH社製 500ELSD)を用いた。
【0048】(3)角質水分量の測定方法 角質水分量の測定はCourage+Khazaka社製Corneometer
CM825を用い、毎回左眼1cm下の同じ部位で測定
した。測定は1人あたり10回行った平均をその人のデ
ータとし、被験者全員の平均値であらわした。
【0049】製造例1(こんにゃくトビ粉からのスフィ
ンゴ糖脂質の抽出) こんにゃくトビ粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノ
ール2Lを加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過
により抽出液と残渣を分離した。抽出液をエバポレータ
ーにより濃縮し、茶褐色の蝋状濃縮物10.7gを得
た。これを上記の定性、定量方法に基づいて測定したと
ころ、TLCによってスフィンゴ糖脂質のスポットが検出
され、HPLCによってスフィンゴ糖脂質が0.55g含有
されていることがわかった。トビ粉抽出物中のスフィン
ゴ糖脂質の純度は5.1質量%であった。得られたトビ
粉抽出物10.0gを20.0gのエタノールに溶解さ
せ、200gの水中に攪拌しながら導入し、そのまま分
散状態で攪拌した。30分経過後、塩化ナトリウム5.
0gを導入し、さらに10分間攪拌することによって、
茶褐色の沈殿が得られた。この沈殿の重量は6.8gで
あり、HPLCによって測定したスフィンゴ糖脂質の含有量
は0.45gであった。水洗作業後の抽出物中のスフィ
ンゴ糖脂質の純度は6.6質量%まで向上した。この水
洗作業をさらに1回繰り返したところ、沈殿の重量は
6.4gとなり、HPLCで測定したスフィンゴ糖脂質の含
有量は0.44gであった。2回の水洗作業後のスフィ
ンゴ糖脂質の純度は6.9質量%まで向上した。
【0050】製造例2(小麦粉からのスフィンゴ糖脂質
の抽出) 小麦粉1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノール2Lを
加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過により抽出
液と残渣を分離した。抽出液をエバポレーターにより濃
縮し、褐色の蝋状濃縮物6.8gを得た。これを上記の
定性、定量方法に基づいて測定したところ、TLCによっ
て確認したスフィンゴ糖脂質のスポットは薄く、HPLCに
よって定量したスフィンゴ糖脂質は0.05gであり、
小麦粉抽出物中の純度は0.7質量%であった。得られ
た小麦粉抽出物5gを10.0gのエタノールに溶解さ
せ、100gの水中に攪拌しながら導入し、そのまま分
散状態で攪拌した。30分経過後、塩化ナトリウム2.
5gを導入し、さらに10分間攪拌することによって、
茶色の沈殿が得られた。この沈殿の重量は3.6gであ
り、HPLCによって測定したスフィンゴ糖脂質の含有量は
0.04gであった。水洗作業後の抽出物中のスフィン
ゴ糖脂質の純度は1.1質量%であった。この水洗作業
をさらに1回繰り返したところ、沈殿の重量は3.4g
となり、HPLCで測定したスフィンゴ糖脂質の含有量は
0.04gであった。2回の水洗作業後のスフィンゴ糖
脂質の純度は1.2質量%であった。
【0051】製造例3(脱脂米糠からのスフィンゴ糖脂
質の抽出) 脱脂米糠1kgを攪拌槽に仕込み、そこにエタノール3L
を加え、常温で2時間攪拌した。その後、ろ過により抽
出液と残渣を分離した。抽出液をエバポレーターにより
濃縮し、茶褐色の蝋状濃縮物22.3gを得た。これを
上記の定性、定量方法に基づいて測定した。TLCによっ
て確認したスフィンゴ糖脂質のスポットは薄く、グリセ
ロ糖脂質、ステロール類等のスポットが濃く発色した。
HPLCによって定量したスフィンゴ糖脂質は0.38gで
あり、脱脂米糠抽出物中の純度は1.7質量%であっ
た。得られた脱脂米糠抽出物10gを20.0gのエタ
ノールに溶解させ、200gの水中に攪拌しながら導入
し、そのまま分散状態で攪拌した。30分経過後、塩化
ナトリウム5.0gを導入し、さらに10分間攪拌する
ことによって、茶色の沈殿が得られた。この沈殿の重量
は7.4gであり、HPLCによって測定したスフィンゴ糖
脂質の含有量は0.24gであった。水洗作業後の抽出
物中のスフィンゴ糖脂質の純度は3.2質量%であっ
た。この水洗作業をさらに1回繰り返したところ、沈殿
の重量は6.9gとなり、HPLCで測定したスフィンゴ糖
脂質の含有量は0.22gであった。2回の水洗作業後
のスフィンゴ糖脂質の純度は3.2質量%であった。
【0052】実施例1 製造例1で得られたトビ粉抽出物の水洗物5.0gを1
5mlのエタノールに溶解した。このエタノール溶液
を、水20ml中にβ-シクロデキストリン10.0gを
分散させた懸濁液中に攪拌しながら導入した。攪拌を続
けると懸濁液の粘度は上昇し、ペースト状になった。該
ペースト状組成物を真空乾燥機中で50℃、12時間乾
燥することで乳白色の固体を得た。これをブレンダーで
破砕し、スフィンゴ糖脂質含有粉末14.8gを得た。
このようにして得られた粉末をエタノール中に浸漬し、
可溶成分を溶かし出してTLC分析を行ったところ、スフ
ィンゴ糖脂質のスポットが明確に確認された。ここに大
豆油由来のβ−シトステロールを主成分とする植物ステ
ロール(エーザイ(株)商品名フィトステロ−ルF)
(以下、「フィトステロールF」と表わす。)2.0g
を導入し、均一になる様によく撹拌して機能性食品の粉
末を製造した。
【0053】実施例2 製造例1で得られたトビ粉抽出物の水洗物5.0gと
「フィトステロールF」2.0gを50℃で5分間混錬
し、茶色ペースト状物質を得た。これを水500ml中に
デカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリスタ
ーMSW−750、阪本薬品工業(株)製)2.5gと
共に導入し、ヤマト科学製BRANSON3200を用いて超
音波によって30分間分散処理した。得られたスフィン
ゴ糖脂質、植物ステロール含有水分散液は均一で、3ヶ
月後も沈殿は生じなかった。
【0054】実施例3 製造例1で得られたトビ粉抽出物の水洗物1.0gと
「フィトステロールF」2.0gを50℃で5分間混錬
し、茶色ペースト状物質を得た。これを水500ml中に
デカグリセリンモノステアレート(商品名 SYグリスタ
ーMSW−750、阪本薬品工業(株)製)2.5gと
共に導入し、ヤマト科学製BRANSON3200を用いて超
音波によって30分間分散処理した。得られたスフィン
ゴ糖脂質、植物ステロール含有水分散液は均一で、3ヶ
月後も沈殿は生じなかった。
【0055】実施例4 「フィトステロールF」に代えてβ−シトスタノール
(シグマ社製)を使用した以外は実施例2と同様の操作
を行い、スフィンゴ糖脂質、植物ステロール含有水分散
液を得た。該水分散液は均一で、3ヶ月後も沈殿は生じ
なかった。
【0056】実施例5 製造例1で得られたトビ粉抽出物の水洗物5.0gを1
5mlのエタノールに溶解した。ここに「フィトステロ
ールF」2.0gを添加し、30℃で5分間撹拌して溶
解した。このエタノール溶液を、60℃に加熱した水2
0ml中にゼラチン15.0gを溶解させた水溶液中に攪
拌しながら導入し、そのまま室温まで放冷した。該水溶
液は室温で黄土色の硬いゲルになり、ゲル状の機能性食
品が得られた。
【0057】実施例6 製造例2で得られた小麦抽出物3.0gと「フィトステ
ロールF」0.21gを50℃で5分間混錬し、黄土色
ペースト状物質を得た。水300ml中にデカグリセリン
モノステアレート(商品名 SYグリスターMSW−75
0、阪本薬品工業(株)製)1.5gと共に導入し、実
施例2と同様の方法でスフィンゴ糖脂質と植物ステロー
ル含有水分散液を得た。
【0058】実施例7 製造例3で得られた米糠抽出物3.0gと「フィトステ
ロールF」0.56gを50℃で5分間混錬し、茶色ペ
ースト状物質を得た。水300ml中にデカグリセリンモ
ノステアレート(商品名 SYグリスターMSW−75
0、阪本薬品工業(株)製)1.5gと共に導入し、実
施例2と同様の方法でスフィンゴ糖脂質と植物ステロー
ル含有水分散液を得た。
【0059】比較例1〜3 比較のため、β−シトステロールを添加しない以外はす
べて実施例2と同様にしてスフィンゴ糖脂質のみを含む
水分散体(比較例1)、「フィトステロールF」2.0
gを乳化剤にデカグリセリンモノステアレート(商品名
SYグリスタ−MSW−750、阪本薬品工業(株)
製)2.5gを用いて500gの水に分散したもの(比
較例2)、及び前記のデカグリセリンモノステアレート
2.5gを500gの水に溶解しただけのもの(比較例
3)を作成した。
【0060】試験例1(角質水分量に及ぼす影響) 試験方法は、男性、女性各10人(20〜40歳5人、
40〜60歳5人)のボランティアに協力してもらい、
実施例で得られた各種機能性食品を所定量毎日30日間
摂取してもらい、10日後、20日後、30日後の左眼
1cm下の皮膚の角質水分量をCorneometerを用いて測
定した。試験に用いた機能性食品サンプルと摂取量は表
1に示した通りである。20人の平均の結果を表1に示
す。表1から、こんにゃく由来のスフィンゴ糖脂質と植
物ステロールからなる機能性食品の摂取が皮膚の角質水
分量の向上に優れた効果があることがわかった。
【0061】
【表1】
【0062】試験例2(肌荒れ症状の改善効果) 手の甲に肌荒れの症状のある女性10人に協力してもら
い、実施例で得られた各種機能性食品のサンプルを所定
量毎日15日間摂取してもらった。その間、5日後、1
0日後、15日後に手の甲の状態についてアンケートし
た。用いたサンプルと摂取量は表2に示した通りであ
る。結果は合計点として表2に示す。表2よりこんにゃ
く由来のスフィンゴ糖脂質と植物ステロールからなる機
能性食品の摂取が肌荒れの症状の改善に優れた効果を有
することがわかった。
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、植物ステロールを含有
しているため、有効成分がスフィンゴ糖脂質のみからな
る機能性食品と比較して少量の摂取で効果が発現し、さ
らには高血圧症や高コレステロール血症にも効果があ
る。また、芋類由来のスフィンゴ糖脂質を原料とした場
合、他の植物原料である小麦、米糠、大豆と比較して、
理由は明らかではないが、芋類に含まれるスフィンゴ糖
脂質の構造の違いや芋類中に含まれる他の有効成分との
相乗効果の結果、特に肌荒れ、アトピー性皮膚炎、アレ
ルギー性皮膚炎、吹き出物の改善において非常に優れて
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61P 9/12 A61P 3/06 17/00 9/12 17/16 17/00 A61K 37/20 17/16 A23L 1/212 102 (72)発明者 向井 克之 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4B016 LC07 LG06 LG07 LP02 4B018 MD27 MD53 ME14 MF01 4C084 AA02 AA03 AA16 CA14 CA59 MA02 MA52 NA05 NA10 ZA422 ZA892 ZB132 ZC332 4C086 AA01 AA02 DA11 MA02 MA04 MA52 NA05 NA10 ZA42 ZA89 ZB13 ZC33 4C088 AB80 AC04 BA08 BA18 CA03 MA02 MA52 NA05 NA10 ZA42 ZA89 ZB13 ZC33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スフィンゴ糖脂質及び植物ステロールを
    含有する機能性食品。
  2. 【請求項2】 スフィンゴ糖脂質が芋類から抽出された
    ものであることを特徴とする請求項1記載の機能性食
    品。
  3. 【請求項3】 スフィンゴ糖脂質がこんにゃく芋から抽
    出されたものであることを特徴とする請求項1記載の機
    能性食品。
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