JP2004168770A - 酵素阻害剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、肥満や糖尿病の治療、予防に有効的なα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用を有する酵素阻害剤、更には食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物を提供する。
【解決手段】 α-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用を有するオオウメガサソウの抽出物を含むことを特徴とする酵素阻害剤及びこれを配合してなる食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物を提供する。肥満症だけでなく、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎、ふけ等の皮膚疾患の予防、治療に有効である。

Description

本発明は、イチヤクソウ科の植物を含有する食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物又は医薬組成物に関する。
また、本発明は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有するα-アミラーゼ阻害作用、α-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用が強い酵素阻害剤に関し、該酵素阻害剤を含有する食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物又は医薬組成物に関する。
さらに、本発明はオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有するα-アミラーゼ阻害作用並びにα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用が強い酵素阻害剤の製造方法に関する。
本発明は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有する酵素阻害効果を用いた方法に関する。つまり、該酵素阻害効果を用いた食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物等の組成物に関する。
近年食生活の欧米化が進み、わが国の食生活のバランスが崩れつつある。食生活の欧米化が健康に及ぼすリスクとして肥満や糖尿病が挙げられる。とりわけ、児童・生徒の肥満は増加傾向にあり深刻な問題となっている。肥満は単なる美容上のリスクばかりでなく、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病、及び高血圧といった成人病等多くの疾病の要因となっている。その治療及び予防法としては、食事療法、運動療法、薬物療法等が提案又は実施されている。しかし、いずれの療法も栄養不良障害、運動機能障害、副作用、空腹感あるいはストレスといった肉体的、精神的苦痛を患者に強いるものであり、効果を維持し難いばかりではなく健康を損う場合が多い。この肉体的及び精神的苦痛を強いることなく肥満を治療する方法は、部分的に消化酵素活性を阻害することにより摂取エネルギーを制限することである。それには食事の総エネルギーを占めているデンプン等の糖質や、脂肪、脂肪酸、コレステロール等の脂質の消化・吸収に関与しているα-アミラーゼ、α-グルコシダーゼ及びリパーゼの阻害剤の利用が最も効果的であると考えられている。該α-アミラーゼは糖質の消化酵素であり、ヒトにおいては唾液腺、耳下線、膵臓から分泌される。該α-グルコシダーゼは、小腸の上皮膜に存在する糖質の消化酵素であり、α-アミラーゼ阻害剤及びα-グルコシダーゼ阻害剤は、肥満の治療・予防のほか、糖尿病の治療・予防にも効果があると考えられている。該リパーゼは脂質の消化酵素であり、ヒトにおいては膵臓から分泌されるほか、皮膚常在菌プロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)によって産出される。リパーゼ阻害剤は、肥満の治療・予防のほか、高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎の治療・予防にも効果があると考えられている。そこで、安全かつ副作用の少ないα-アミラーゼ阻害作用、α-グルコシダーゼ阻害作用、リパーゼ阻害作用を有する酵素阻害剤を用いた予防、治療剤が望まれている。
しかし、現在までに安全でかつ副作用の少ない植物抽出物を含有するα-アミラーゼ阻害剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、リパーゼ阻害剤について知られているが、その効果について十分でなく、さらに高い効果を奏する予防、治療剤が望まれている。
本発明は、安全性が高く、かつα-アミラーゼ阻害作用、α-グルコシダーゼ阻害作用、リパーゼ阻害作用等が強い酵素阻害剤を提供する。さらに、該酵素阻害作用を用い、肥満症だけでなく、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎、ふけ等の皮膚疾患の予防、治療に有効である化粧料組成物、医薬組成物等の組成物、及び該酵素阻害剤の使用方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、極めて有効でかつ効果的なα-1,4-グルコシド結合分解酵素及び/又はリパーゼを含む酵素の阻害方法を提供することが可能となり、イチヤクソウ科の植物、例えばオオウメガサソウを使用することにより、安全でかつ効率のよいα-1,4-グルコシド結合分解酵素及び/又はリパーゼを含む酵素の阻害方法を見い出し、食品分野、化粧品分野、医薬品分野等に極めて有効な本発明を完成するに至った。
本発明は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有する食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物又は医薬組成物を提供する。
本発明は、糖尿病予防効果、糖尿病治療効果、肥満予防効果、肥満治療効果、高脂血症予防効果、高脂血症治療効果、動脈硬化予防効果、動脈硬化治療効果、フケ予防効果及びアクネ予防効果を少なくとも一つ有しているオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有する組成物を提供する。さらに、該酵素阻害効果を有する食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物等の組成物を提供する
さらに、本発明はオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有するα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を有する酵素阻害剤の製造方法に関する。
本発明は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、例えばイチヤクソウ科ウメガサソウ属、特にオオウメガサソウを含有するα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を有する酵素阻害効果を用いた方法に関する。つまり、該酵素阻害効果を用いた食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物等の組成物に関する。
本発明で使用する出発原料起源としてはいずれのイチヤクソウ科に属する植物でよく、特に限定しない。また出発原料として用いるイチヤクソウ科の植物は1種でも2種以上の混合でもよい。イチヤクソウ科の植物としては、主に日本、朝鮮、中国等に自生している多年草の植物で、例としてはイチヤクソウ、ベニバナイチヤクソウ、ジンヨウイチヤクソウ、ウメガサソウ、オオウメガサソウ等があげられる。
本発明のオオウメガサソウは、イチヤクソウ科ウメガサソウ属オオウメガサソウ(PIPSISSEWA;Chimaphila umbellata (L.) W.P.C.Barton)であり、イチヤクソウ科の植物で海岸に近い乾燥した林中に自生する多年生の草本である。北アメリカ、ヨーロッパ、シベリア等の温帯に産し、日本では茨城県以北に分布している。本発明のオオウメガサソウは、アメリカにおいては古くからハーブティーやキャンディの香料として使用され、ヒトに対して長年使用されており安全性の高い植物である。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物は、該イチヤクソウ科の植物の全草又は葉、茎、根、種子等植物体の任意の各部位を用いることができる。該イチヤクソウ科の植物をそのまま用いてもよいし、これらを乾燥した後粉砕して粉末状にして用いることもできる。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物の抽出方法は、上記のイチヤクソウ科の植物を、α-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を含む酵素阻害効果を消失しない条件で抽出すればよい。例えば、抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、或いはプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール等の多価アルコール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等が挙げられる。これら溶媒を単独であるいは2種以上の混合溶媒を用いて抽出する。また、抽出残渣から再度抽出する場合には、同一の溶媒に限らず他の溶媒を使用してもよい。本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物を抽出物として用いる場合、該イチヤクソウ科の植物と溶剤との比率は、特に限定されるものではないが、該イチヤクソウ科の植物の全草1重量部に対して溶剤1〜1,000重量部、特に抽出操作、抽出効率等から5〜100重量部が好ましい。抽出温度は、室温から常圧下での溶剤沸点の範囲が好ましい。抽出操作法としては一般的な方法が採用可能であり、例えば、浸漬法や向流抽出法等でよく、必要に応じて攪拌を併用してもよい。抽出混合物から固形物を分離し抽出液を得ることができる。前記の工程により得た本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物抽出物である抽出液、その濃縮物を得ることができる。さらに、必要に応じて、分配あるいは各種クロマトグラフィーによる精製や活性炭等による脱色等の処理を加えてもよい。脱臭操作として、一般的な方法である活性炭による吸着法、水蒸気蒸留法、水溶液の濃縮による脱臭法、二酸化炭素を用いた超臨界流体抽出法、有機溶媒との分配法等が採用できる。また、噴霧乾燥、凍結乾燥等の乾燥工程、常圧、減圧、膜等の濃縮工程、あるいは希釈等を、本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物抽出物として、その用途に応じて任意に調整することができる。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する酵素阻害剤は、少なくともα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を有し、少なくとも上記のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物を含有すればよい。本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する酵素阻害剤は、目的とする該酵素阻害効果を有する。本発明のα-1,4-グルコシド結合分解酵素の阻害効果は、α-アミラーゼ、α-グルコシダーゼ、β-アミラーゼ、グルコアミラーゼ等の酵素の阻害効果を含み、特に糖尿病予防効果若しくは/並びに糖尿病治療効果、肥満予防効果若しくは/並びに肥満治療効果等を奏し、例えばα-アミラーゼ及び/又はα-グルコシダーゼに起因する糖尿病の予防若しくは/並びに治療等が挙げられる。また、リパーゼ阻害効果としては、肥満の治療、予防ほか、リパーゼに起因する高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎、ふけ等の皮膚疾患の予防、治療等が挙げられる。食品中でエネルギー源となる糖質及び脂質の消化吸収を抑制又は阻害することにより肥満の治療、予防を行うためのα-アミラーゼ阻害剤並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害剤等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害剤、リパーゼ阻害剤、医薬品、医薬部外品、食品への応用が可能である。また、肥満症だけでなく、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎、ふけ等の皮膚疾患の予防、治療に使用できる。本発明の該酵素阻害剤は、該オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物の粉末、抽出液として製剤化することができ、あるいは添加対象とする製品の性状や工程等に合せて、溶液状、ペースト状、粉末状、顆粒状、ブロック状、錠剤、ゼリー状、飴状等最も効果が期待できる剤型に、必要に応じ加工することができる。また、本発明の該酵素阻害剤は、前記のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物と他の成分との混合形態であってもよい。そのような成分としては、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウが有する効果を損なわないものであって、かつ食品組成物等、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物の用途に応じ、加工やその機能等に好ましい効果を有するものを使用することができる。さらに、本発明のα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を含む酵素阻害剤を有する該オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物は、目的とする効果、使用方法から添加量、濃度を算出し使用すればよい。
本発明の食品組成物は、本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する食品組成物である。さらには、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有し、α-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用を含む酵素阻害効果を奏する食品組成物である。本発明の食品組成物は、各種健康飲食物への利用はもとより、各種の加工食品が挙げられ、そのままの形態でも喫食が可能である食品が好ましい。例えば、液状、固形状、粉末状、ペースト状、抽出エキス食品、乾燥食品等の各種飲食物が挙げられる。その代表例としては、各種飲料類として、野菜飲料、果実飲料、乳飲料、酒類等が、各種菓子類として、クッキー、ビスケット、チョコレート、飴、もち、だんご、キャンデー、チューインガム、ゼリーワッフル、スポンジ菓子、パン等、各種乳製品として、ヨーグルト、チーズ等が、各種冷菓として、アイスクリーム等が、各種畜肉製品として、ハム、ソーセージ等が例示できる。さらに、ソース、ケチャップ、焼肉のタレ、カレールウ、スープの素等の各種調味料、スープ、カレー、めん類、フルーツペースト、フルーツソース、ピーナッツペースト、生ジャム類、漬物類、シリアル、豆腐類、ふりかけ類、ドリンク類等様々な製品、それらの原材料又は加工中間物等として品質改良、呈味改良、嗜好性改善、栄養強化等の目的で有利に利用できるが、これら例示に限定されるものでなく、前記例示により本発明の酵素阻害剤の取り得る形態が限定されるものではない。
本発明の食品組成物の製造方法は、既知の方法のいずれかによって行うことができる。本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する食品の形態としては、通常の食品形態の他、カプセル等の錠剤食、濃厚流動食、自然流動食、半消化体栄養食、成分栄養食、ドリンク栄養食等の経口経腸栄養食品、機能性食品等があげられる。本発明の食品組成物には、さらにブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビア抽出物、甘草抽出物、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェノール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通常の食品原料として使用されているものを適宜配合して製造することができるし、さらに一般にα-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用が既知である他の植物抽出物等を併用することで、効果を高めることもできる。
本発明の化粧料組成物は、本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する化粧料組成物である。さらには、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有し、α-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用及び/又はリパーゼ阻害作用を含む酵素阻害効果を奏する化粧料組成物である。本発明の化粧料組成物の剤型は任意であり、カプセル状、顆粒状、粉末状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状等の化粧料、皮膚・頭髪用化粧料類に配合して用いることができる。具体的には、基礎化粧料をはじめ、メイクアップ化粧料、頭髪用化粧料、浴用剤等に好適に使用し得るものであり、例えば、外用薬用製剤、美肌剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パック等の基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、アフターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム、シャンプー、リンス、ヘヤートリートメント、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料等の頭髪/頭皮化粧料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料、香水類、浴用剤、その他歯磨類、口中清涼剤、消臭・防腐剤、衛生綿類、ウエットティッシュ等様々な製品それらの原材料又は加工中間物等として有利に利用できるが、これら例示に限定されるものでなく、前記例示により本発明の酵素阻害剤の取り得る形態が限定されるものではない。
本発明の化粧料組成物の製造方法は、植物油等の油脂類、ラノリンやミツロウ等のロウ類、ボタンピ、キダチアロエ、センナ等の植物抽出物、炭化水素類、脂肪酸、高級アルコール類、エステル類、種々の界面活性剤、色素、香料、ビタミン類、動物抽出物、紫外線吸収剤、抗酸化剤、防腐・殺菌剤等、通常の化粧料原料として使用されているものを適宜配合して製造することができるし、さらに一般にα-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用が既知である他の植物抽出物等を併用することで、効果を高めることもできる。本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物の配合量は、その剤型等を考慮して定めることが好ましいが、一般的には全量に対して0.001〜50重量%、好ましくは、0.01〜20重量%程度とすれば良い。
本発明の医薬部外品組成物は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する医薬部外品組成物である。さらには、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物特にオオウメガサソウを含有し、α-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用、リパーゼ阻害作用を含む酵素阻害効果を奏する医薬部外品組成物である。本発明の医薬部外品組成物は、例えば、口中清涼剤、浴用剤、薬用化粧料、薬用歯磨き等が挙げられる。本発明の医薬部外品組成物の剤型としては、例えば、カプセル状、顆粒状、粉末状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状等が挙げられる。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する医薬組成物は、少なくともα-アミラーゼ活性並びに/若しくはα-グルコシダーゼ活性等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素活性、リパーゼ活性の亢進に起因する種々の疾患、例えば、肥満症、糖尿病、高脂血症、動脈硬化症、アクネ、皮膚炎、ふけ等の皮膚疾患等の予防及び治療に有効な医薬組成物が挙げられる。さらに、本発明の医薬組成物は、経口及び/又は経管栄養剤、治療剤、インターフェロン誘導剤等が挙げられ、例えば、液剤、ペースト剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤又はそれらの原材料等として有利に利用され、また、経皮、経粘膜栄養剤、治療剤等に、例えば点眼剤、点鼻剤、消化剤、健胃剤、酵素剤、軟膏、パップ剤が挙げられ、それらの原材料又は加工中間物等として、各種疾患の治療、予防等に有利に利用される。例えば、経口投与剤としては、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、細粒剤、また、非経口投与剤としては、軟膏剤、坐剤として用いることができる。また、投与量は、患者の症状、年齢、反応に応じて投与することができ、例えば、成人に対する1回の投与においては、1〜1,000mg、より好ましくは10〜100mgの抽出物を含むカプセル剤、あるいは錠剤を服用することができる。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する化粧料組成物、医薬部外品組成物及び医薬組成物は、化粧料組成物、医薬部外品組成物及び医薬組成物に一般に用いられている成分、例えば、油性成分、界面活性剤、低級アルコール、保湿剤、防腐剤、殺菌剤、色剤、香料、水溶性高分子、緩衝材が使用可能であり、その剤型についても必要に応じて、本発明のα-アミラーゼ阻害効果並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害効果等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害効果及び/又はリパーゼ阻害効果を損なわない範囲で、適宜配合することにより調整される。さらに一般にα-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用及び/又はリパーゼ阻害作用を有する酵素阻害剤として既知である他の植物抽出物等を併用してもよい。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有するα-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用及び/又はリパーゼ阻害作用を有する酵素阻害剤を含む化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物は、上記本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを少なくとも含み、該酵素阻害剤の配合量は、その剤型等について必要に応じ、考慮して適宜定めることが好ましい。好ましくは、上記オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを、全量に対して0.001〜50重量%、より好ましくは、0.01〜20重量%程度とすればよい。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有するα-アミラーゼ阻害作用並びに/若しくはα-グルコシダーゼ阻害作用等を含むα-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害作用及び/又はリパーゼ阻害作用を有する酵素阻害効果を用いた方法は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含む組成物及び方法であり、例えば、蛋白質や細胞を含む組成物、食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物、医薬組成物が挙げられ、該酵素阻害効果を奏する方法であれば、これらに限定されない。該利用分野は、例えば、動物用製剤も含む各種の外用製剤類全般において利用でき、具体的には、アンプル状、カプセル状、丸剤状、錠剤状、粉末状、顆粒状、固形状、液状、ゲル状又は気泡状の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)局所用又は全身用の皮膚用化粧料類(例えば、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パック等の基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、除毛剤、脱毛剤、アフターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム等)、4)頭皮・頭髪に適用する薬用又は/及び化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パーマネント剤、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料等)、5)浴湯に投じて使用する浴用剤、6)その他、消臭・防臭剤や衛生用品、衛生綿類、ウエットテッシュ等が挙げられる。また、一般食品組成物への利用も可能である。
本発明は、オオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有することを特徴とする組成物、該組成物の製造方法及び該組成物のその使用方法を提供すものであり、併せて該イチヤクソウ科の植物を含有する酵素阻害効果を奏する組成物を提供するものである。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する組成物、例えば、上述した食品組成物の形態で食事中もしくは食後等に摂取することで、食事や嗜好品中に含まれる糖分はもとより、食事の主食として摂取されるご飯やパン等の炭水化物に由来する糖質の分解や過剰エネルギー源としてのブドウ糖の血中移行を増進するα−グルコシダーゼの作用が阻害されることで、消化吸収を抑制又は阻害し糖尿病等の予防に有効に作用する他、肥満を予防又は防止し、或いは更に糖尿病予備軍とも言われる肥満者のダイエット促進に有効に活用できる。
本発明の確立により、糖尿病予防効果、糖尿病治療効果、肥満予防効果、肥満治療効果、高脂血症予防効果、高脂血症治療効果、動脈硬化予防効果、動脈硬化治療効果、フケ予防効果、アクネ予防効果が著しく促進され、安全性が高く、使用性に優れた酵素阻害剤等を提供可能となり、これが与える影響は広く、とりわけ、食品、化粧料、医薬部外品、医薬品等の各種産業界に与える工業的意義はきわめて高い。
本発明のオオウメガサソウを含むイチヤクソウ科の植物、特にオオウメガサソウを含有する組成物は、基本的には、食品材料から構成され、毒性を懸念することなく利用できる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって限定されるものではない。
オオウメガサソウ全草100gに、精製水1,000mlを加え、室温で30分間浸漬抽出した後、吸引濾過し、オオウメガサソウの抽出液を得た。これを減圧濃縮乾固し、60℃で12時間以上加熱乾燥したことにより、11.5gのオオウメガサソウ抽出物の粉末を得た。
オオウメガサソウ全草100gに、50%エタノール1,000mlを加え、室温で1時間浸漬抽出した後、吸引濾過し、オオウメガサソウの抽出液を得た。これを減圧濃縮乾固して、60℃で12時間以上加熱乾燥したことにより、12.1gのオオウメガサソウ抽出物の粉末を得た。
〈α-アミラーゼ阻害活性の測定〉
酵素としてブタ膵アミラーゼを用い、ヨウ素デンプン反応に基づくアミラーゼテストワコー(和光純薬社製)でオオウメガサソウのα-アミラーゼ阻害活性を測定した。すなわち、基質である40mg/dLでんぷん250μlと、オオウメガサソウ抽出物(実施例2)を溶解した250mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)100μlを混和し、37℃、6分間プレインキュベートした。その後、ブタ膵臓由来α-アミラーゼ溶液(2.5unit/ml)を10μl加え、37℃、7.5分間インキュベートした。更に、発色試薬(0.01Nヨウ素液)250μlと純水1,390μlを加え、1時間以内に660nmで吸光度を測定した。別に、対照として試料溶液の代わりに緩衝液を、またブランクとして試料溶液と酵素溶液の代わりに緩衝液を、それぞれ加え同様に操作して吸光度を測定した。また、α-アミラーゼ、リパーゼ阻害作用を持つ事が知られているイチヤクソウ科イチヤクソウ属の植物であるイチヤクソウ抽出物(以下の作成方法により製造)、ビワ葉抽出物(市販品)、羅布麻抽出物(市販品)、荷葉抽出物(市販品)を試験に用いた。
なお、イチヤクソウ科イチヤクソウ属イチヤクソウ(Pyrola japonica klenze ex Alef)に関し、全草100gに、50%エタノール1,000mlを加え、室温で1時間浸漬抽出した後、吸引濾過し、該イチヤクソウの抽出液を得た。これを減圧濃縮乾固して、60℃で12時間以上加熱乾燥したことによりイチヤクソウ抽出物の粉末を得た。
〈リパーゼ阻害活性の測定〉
酵素としてブタ膵リパーゼ(ナカライテスク社製)を用い、S-アシル化合物を基質としたリパーゼキットS(大日本製薬社製)でオオウメガサソウのリパーゼ阻害活性を測定した。すなわち、オオウメガサソウの抽出物(実施例2)を溶解した試料溶液150μl、酵素溶液(ブタ膵リパーゼ0.05mg/ml;125mMトリス塩酸(pH7.4)に溶解)40μlと発色液(5,5´-ジチオビス(2−ニトロ安息香酸)0.1mg/ml)500μlを混和し、次にエステラーゼ阻害液(フェニルメチルスルホニルフルオリド3.48mg/ml)10μlを加え、30℃、5分間プレインキュベートした。その後、基質液(三酪酸ジメルカプロール6.69mg/ml及びドデシル硫酸ナトリウム5.73mg/ml)50μlを加え、暗所で30℃、30分間反応した。その後、反応停止液1mlを添加し、412nmで吸光度を測定した。別に、対照として試料溶液の代わりに緩衝液を、またブランクとして試料溶液と酵素溶液の代わりに緩衝液を、それぞれ加え以下の同様に操作して吸光度を測定した。対照として、α-アミラーゼ、リパーゼ阻害作用を持つ事が知られているイチヤクソウ科イチヤクソウ属の植物であるイチヤクソウ抽出物(実施例3で得たイチヤクソウ抽出物)、ビワ葉抽出物(市販品)、羅布麻抽出物(市販品)、荷葉抽出物(市販品)を試験に用いた。
実施例3及び実施例4のα-アミラーゼ阻害活性及びリパーゼ阻害活性の算出は、各実施例の測定結果を基に、下式(数1)を用いて行った。試料の濃度に対して対数プロットをとりIC50(酵素活性を50%阻害するエキス反応終濃度)を求めた。
Figure 2004168770
Figure 2004168770
実施例3及び実施例4の結果を表1に示した。その結果、α-アミラーゼ阻害活性及びリパーゼ阻害活性は、既知の阻害剤であるイチヤクソウ抽出物、ビワ葉抽出物、羅布麻抽出物、荷葉抽出物よりも阻害率が高く、酵素阻害剤として有効であることを示した。また、本発明のオオウメガサソウが属するイチヤクソウ科ウメガサソウ属の植物は、イチヤクソウが属するイチヤクソウ科イチヤクソウ属の植物と比較して、α-アミラーゼ阻害活性並びにリパーゼ阻害活性を有意に高く阻害する作用を有することが示された。
〈α-グルコシダーゼ阻害活性の測定〉
α-グルコシダーゼ(シグマ社製)とp-ニトロフェニル-α-D-グルコピラノシド(ナカライテスク社製)の反応で生成するp-ニトロフェノールの量を比色定量で測定し、オオウメガサソウのα-グルコシダーゼ阻害活性を測定した。すなわち、オオウメガサソウの抽出物(実施例2)を溶解した試料溶液10μl、α-グルコシダーゼ溶液(from Brewers Yeast 800mU/ml;50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)、100mM NaClに溶解)40μl、p-ニトロフェニル-α-D-グルコピラノシド溶液(0.7mM;50mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)、100mM NaClに溶解)950μlを混和し、37℃、15分間インキュベートした。その後、反応停止液(0.5Mトリス溶液)1mlを添加し、400nmで吸光度を測定した。別に、対照として試料溶液の代わりに蒸留水を、またブランクとしてp-ニトロフェニル-α-D-グルコピラノシド溶液を添加する前に反応停止液を加え同様に操作して吸光度を測定した。対照として、α-グルコシダーゼ阻害作用を持つ事が知られている(+)-カテキンを試験に用いた。
本実施例のα-グルコシダーゼ阻害活性の算出は、本実施例の測定結果を基に、上式(数1)を用いて行った。試料の濃度に対して対数プロットをとりIC50(酵素活性を50%阻害するエキス反応終濃度)を求めた。
Figure 2004168770
その結果を表2に示した。α-グルコシダーゼ阻害活性は、既知の阻害剤である(+)-カテキンよりも阻害率が高く、酵素阻害剤として有効であることを示した。
(キャンディ)
Figure 2004168770
製法:砂糖、水飴、水を混合し、温度150℃で煮詰める。煮詰後120℃まで冷却し、香料、クエン酸、オオウメガサソウ抽出物を加え混合し、成形した。
本品は、口当たり、風味とも良好なキャンディである。上記のキャンディを高血糖者10名がパネルとなり、上記のキャンディを毎食後に摂取したところ、内4名の血糖値の上昇を抑制した。
また、本実施例のオオウメガサソウ抽出物(実施例1)の代わりに、実施例2のオオウメガサソウ抽出物を使用した以外は同一の方法で製造したキャンディについて、本実施例とはパネル対象者を変更し、本実施例と同一方法でパネル試験を行った結果、本実施例のパネル試験結果と同様に血糖値の上昇抑制などの改善効果を奏する結果を得た。
(化粧水)
Figure 2004168770
製法:精製水にオレイルアルコール、オオウメガサソウ抽出物を室温にて溶解し水相とした。エタノールに香料、グリセリン、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステルを溶解し、先の水相に混合化した。
上記化粧水をパネル10名が1ヶ月連続使用したところ、内6名がアクネやふけが減少した。
また、本実施例のオオウメガサソウ抽出物(実施例2)の代わりに、実施例1のオオウメガサソウ抽出物を使用した以外は同一の方法で製造した化粧水について、本実施例とはパネル対象者を変更し、本実施例と同一方法でパネル試験を行った結果、本実施例のパネル試験結果と同様にアクネやふけの抑制などの改善効果を奏する結果を得た。

Claims (8)

  1. イチヤクソウ科の植物を含有する組成物が、食品組成物、化粧料組成物、医薬部外品組成物又は医薬組成物の中から選ばれてなる組成物。
  2. 請求項1記載のイチヤクソウ科の植物がオオウメガサソウである組成物。
  3. 酵素阻害剤である請求項1記載のオオウメガサソウを含有する組成物。
  4. α-1,4-グルコシド結合分解酵素阻害剤、リパーゼ阻害剤からなる群の少なくとも1種である請求項3記載のイチヤクソウ科の植物を含有する組成物。
  5. イチヤクソウ科の植物を含有する組成物が、糖尿病予防効果若しくは/並びに糖尿病治療効果、肥満予防効果若しくは/並びに肥満治療効果、高脂血症予防効果若しくは/並びに高脂血症治療効果、動脈硬化予防効果若しくは/並びに動脈硬化治療効果、フケ予防効果及びアクネ予防効果からなる群の少なくとも1種の効果を有してなる請求項1記載のイチヤクソウ科の植物を含有する組成物。
  6. オオウメガサソウを含有する酵素阻害剤の製造方法。
  7. オオウメガサソウを含有する酵素阻害効果を含む組成物。
  8. オオウメガサソウを含有する酵素阻害効果を用いた方法。
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