JP2003000426A - 全自動電気炊飯器 - Google Patents

全自動電気炊飯器

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JP2003000426A
JP2003000426A JP2001191396A JP2001191396A JP2003000426A JP 2003000426 A JP2003000426 A JP 2003000426A JP 2001191396 A JP2001191396 A JP 2001191396A JP 2001191396 A JP2001191396 A JP 2001191396A JP 2003000426 A JP2003000426 A JP 2003000426A
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rice
cooking
inner pot
cook
amount
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JP2001191396A
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English (en)
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Toru Tanaka
徹 田中
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】遠隔操作に好適な全自動電気炊飯器を提供す
る。 【解決手段】貯米部1、米移送部3、給水部5と、内鍋
6および内鍋加熱部7を有する炊飯部8と、貯米部内の
米を米移送部を介して自動的に炊飯部の内鍋内に供給す
るとともに、給水部から内鍋内に自動的に水を供給して
炊飯を行う自動炊飯コントロール手段10と、外部操作
手段15と通信できる通信手段とを備え、自動炊飯コン
トロール手段を通信手段を介して外部操作手段により操
作し得るようにしてなる全自動電気炊飯器であって、炊
飯が可能であるか否かを判定する判定手段を設け、外部
操作手段から自動炊飯コントロール手段に炊飯開始指令
信号が入力された時に、前記炊飯可能状態判定手段が炊
飯を行ない難いと判断した時には、その原因を上記通信
手段を介して外部操作手段に返信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、全自動電気炊飯
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば特開平4−24181
9号公報に示されるように、所定量の米を貯蔵した貯米
部と、米移送機能を有する米移送部と、給水機能を有す
る給水部と、内鍋および内鍋加熱部を有する炊飯部と、
上記貯米部に貯蔵されている米を上記米移送部を介して
自動的に上記炊飯部の内鍋内に供給するとともに上記給
水部から同内鍋内に自動的に水を供給して炊飯を行う自
動炊飯コントロール手段とを備えて、自動的に炊飯を行
う全自動電気炊飯器が提供されるようになっている。
【0003】そして、このような全自動電気炊飯器に対
して、さらに携帯電話器等の外部操作手段と双方向で通
信できる通信機能を付加し、上記自動炊飯コントロール
手段を例えば外出先等の遠隔地から上記通信手段を介し
て上記外部操作手段により任意に遠隔操作し得るように
することも検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
構成を採用した場合、例えば炊飯器本体側において、 貯米部に残された米の残量が少なくなっている場
合、 内鍋が炊飯部に適正にセットされていない場合、 何らかの事情で内鍋内に給水がなされなかったり、
なされても水量が足りない場合、 保温中である場合、 内鍋内に前の御飯が残されている場合、・・・・な
ど、種々の事情から、仮に上記外部操作手段により炊飯
開始指令を与えても実際には炊飯を行えないケースが生
じる。それにも拘わらず、外部操作手段側では、そのよ
うな具体的な事情が分からないので、炊飯操作指令を繰
り返したり、帰宅して見ると御飯が炊き上がっていな
い、ということが起り得る。
【0005】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上述のような炊飯器本体側の炊飯
を行ない難い事情を判定できるようにし、何らかの事情
で炊飯を行ない難い旨を上記外部操作手段側に返信し得
るようにした全自動電気炊飯器を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0007】(1) 請求項1の発明 この発明は、所定量の米を貯蔵した貯米部と、米移送機
能を有する米移送部と、給水機能を有する給水部と、内
鍋および内鍋加熱部を有する炊飯部と、上記貯米部に貯
蔵されている米を上記米移送部を介して自動的に上記炊
飯部の内鍋内に供給するとともに上記給水部から同内鍋
内に自動的に水を供給して炊飯を行う自動炊飯コントロ
ール手段と、外部操作手段と通信できる通信手段とを備
え、上記自動炊飯コントロール手段を上記通信手段を介
して上記外部操作手段により操作し得るようにしてなる
全自動電気炊飯器であって、上記外部操作手段から上記
自動炊飯コントロール手段に炊飯開始指令信号が入力さ
れた時に、炊飯が可能であるか否かを判定する炊飯可能
状態判定手段を設け、該炊飯可能状態判定手段による判
定の結果、何らかの理由により炊飯を行ない難い時に
は、同炊飯を行ない難いことを上記通信手段を介して上
記外部操作手段に返信するようにしたことを特徴として
いる。
【0008】このような構成によれば、外部操作手段か
らの炊飯開始指令に対して、何らかの事情で炊飯を行え
ないことが返信されるようになるので、外部操作手段の
操作者、すなわちユーザーは、少なくとも炊飯器本体を
操作しても炊飯を行えない状況にあることを明確に認識
することができる。
【0009】したがって、ユーザーは、何度も炊飯操作
指令を出すというようなことがなくなることはもちろ
ん、例えばコンビニで御飯を買って帰るなどの次善の対
応を採ることができるようになる。
【0010】(2) 請求項2の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成において、上記
外部操作手段への返信には、上記炊飯を行ない難い理由
が併せて示されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0011】したがって、このような構成では、上記請
求項1の発明の作用に加えて、さらに具体的に炊飯を行
ない難い理由が示されるので、外部操作手段の操作者
は、その状況を十分に理解することができ、不必要に繰
り返して炊飯操作指令を出すようなことがなくなり、ま
た何らかの具体的な対応策を考えることができるように
なる。
【0012】(3) 請求項3の発明 この発明は、上記請求項2の発明の構成において、上記
貯米部の米の残量を判定する米残量判定手段が設けられ
ており、外部操作手段への返信に伴って示される炊飯を
行ない難い理由の一つとして、設定された炊飯量に対す
る貯米部の米の残量の不足が示されるようになっている
ことを特徴としている。
【0013】このような構成によれば、上記貯米部の米
の残量を判定する米残量判定手段により、貯米部の米の
残量が判定され、外部操作手段への返信に伴って示され
る炊飯を行ない難い理由の一つとして、設定された炊飯
量に対する貯米部の米の残量の不足が示されるようにな
るので、外部操作手段の操作者は、所定の設定炊飯量で
の炊飯操作指令を出したにも拘わらず炊飯を行うことが
できない理由が、例えば貯米部における米の残量不足で
あることを知ることができる。
【0014】(4) 請求項4の発明 この発明は、上記請求項3の発明の構成において、上記
貯米部の米の残量が不足していることに併せて同残量自
体をも示し、それに応じて設定された炊飯量の変更を行
うことができるようになっていることを特徴としてい
る。
【0015】このような構成によれば、上記請求項3の
発明の場合において、具体的に貯米部の米の残量そのも
のを知ることができるから、その残量に応じて一旦設定
した炊飯量を新たに同残量で足りる炊飯量に変更設定し
て炊飯を行うことができる。
【0016】(5) 請求項5の発明 この発明は、上記請求項2の発明の構成において、上記
炊飯部における内鍋の有無を検知する内鍋検知手段が設
けられており、外部操作手段への返信に伴って示される
炊飯を行ない難い理由の一つとして、同炊飯部における
内鍋の不存在が示されるようになっていることを特徴と
している。
【0017】このような構成によれば、炊飯操作指令が
出された際に、自動的に内鍋の存在が検知され、炊飯部
に内鍋がセットされていない場合には、例えば上記炊飯
を行ない難い理由として内鍋がセットされていないこと
が具体的に示される。
【0018】(6) 請求項6の発明 この発明は、上記請求項1の発明の構成において、上記
炊飯部における内鍋の不存在が示された時には、自動炊
飯コントロール手段は、外部操作手段から誤って炊飯開
始指令が出されても炊飯動作を行わないようになってい
ることを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、内鍋が存在しな
いにも拘わらず、一連の自動炊飯動作が実行されるよう
なことがなくなり、安全性が確保される。
【0020】(7) 請求項7の発明 この発明は、上記請求項2の発明の構成において、保温
動作中であるか否かを判定する保温判定手段が設けられ
ており、上記外部操作手段への返信に伴って示される炊
飯を行ない難い理由の一つとして、炊飯器が保温中であ
ることが示されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0021】したがって、このような構成では、現在、
保温中であり、ユーザーは必要なご飯が未だ残されてい
ることを知ることができるとともに、新たな炊飯を行う
ことができないことを明確に認識することができる。
【0022】(8) 請求項8の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6又は7
の発明の構成において、炊飯開始後、炊飯部における内
鍋の温度の上昇度合の相違から、内鍋内の水の有無を判
定する水判定手段が設けられており、内鍋内に水が入っ
ていないことが判定された場合には、同内鍋内に水が入
っていないことを外部操作手段に返信するとともに、直
ちに内鍋の加熱を中止するようになっていることを特徴
としている。
【0023】このような構成によれば、炊飯操作指令が
出されて炊飯を開始した後に、内鍋の温度の上昇度合の
相違を基に自動的に内鍋内の水の有無が判定され、内鍋
内に水が入っていない場合には、その旨を外部操作者に
返信するとともに、直ちに内鍋の加熱を中止して、炊飯
動作をリセットすることができるようになる。
【0024】(9) 請求項9の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6,7又
は8の発明の構成において、上記内鍋内の御飯の有無を
判定する残御飯判定手段が設けられており、内鍋内の御
飯の有無を判定して外部操作手段に返信するとともに、
内鍋内に御飯が残っている場合には、同外部操作手段に
対して残っている御飯の残量を示す一方、自動炊飯コン
トロール手段は、外部操作手段から誤って炊飯開始指令
が出されても炊飯動作を行わないようになっていること
を特徴としている。
【0025】このような構成によれば、炊飯操作指令が
出された際に、内鍋内に残されている御飯の有無が判定
され、その結果、御飯が残されている時には同御飯の残
量を示し、炊飯を行なうことができないこと、および御
飯は十分に残っているので炊飯の必要がないことなどを
示し、かつ炊飯器本体側の炊飯動作を禁止する。
【0026】(10) 請求項10の発明 この発明は、上記請求項9の発明の構成において、保温
動作中であるか否かを判定する保温判定手段が設けられ
ており、上記内鍋内の御飯の有無の判定は、炊飯器が保
温動作中でないことを条件としてなされるようになって
いることを特徴としている。
【0027】保温中の場合には、内鍋内に適切な御飯が
残されているのは当然であり、同保温状態は確保されな
ければならない。したがって、炊飯を必要とする時の不
具合条件としての残飯の有無の検出は、同保温状態にな
いことを条件として、上記内鍋内の御飯の有無を判定す
る。
【0028】(11) 請求項11の発明 この発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6,7,
8,9又は10の発明の構成において、上記外部操作手
段は、炊飯を行ない難い旨の返信に対して、炊飯中止指
令信号を送信するようになっていることを特徴としてい
る。
【0029】上述のような炊飯を行ない難い事情がある
ことが分った場合、炊飯は無理であるから、ユーザーは
外部操作手段を操作して炊飯中止の指令を出して一旦指
示した炊飯を中止する。
【0030】(12) 請求項12の発明 この発明は、上記請求項11の発明の構成において、上
記炊飯器側自動炊飯コントロール手段は、外部操作手段
に対して炊飯を行ない難い旨の返信を行った後、所定時
間以内に炊飯中止指令信号が入力されない場合には、自
動的に炊飯を中止するようになっていることを特徴とし
ている。
【0031】炊飯を行ない難い事情があることが分った
場合、以上のようにユーザーは外部操作手段を操作して
炊飯中止の指令を出して一旦指示した炊飯を中止するよ
うになっている。
【0032】しかし、人の操作は忘れるということもあ
り、完全ではない。そこで、所定時間内にユーザー側か
ら炊飯中止の指令がなかった場合には、炊飯器側で自動
的に炊飯を中止する。
【0033】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の全自動電気炊飯
器によると、外部からの操作者(ユーザー)に対して、
炊飯器本体側における炊飯を行ない難い状況、その具体
的な理由を明確に認識させることができるとともに、必
要な対応策を考慮させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の全自動電気炊飯
器の各種の実施の形態について、詳細に説明する。
【0035】(各実施の形態に共通な全自動電気炊飯器
本体の構成)先ず最初に、図1に示される本願発明の各
実施の形態に共通な全自動電気炊飯器の本体部分の構成
について説明する。
【0036】該全自動電気炊飯器の本体部は、先にも述
べたように、所定量の米2を貯蔵した貯米部1と、後述
する米移送通路および米移送手段を有する米移送部3
と、水道管に接続され、内鍋6内への給水機能を有する
給水部5と、内鍋6および内鍋加熱部7を有する炊飯部
8と、米移送通路および給水通路を有するとともに炊飯
部8および内鍋6の上部を覆う蓋部9と、上記貯米部1
に貯蔵されている米2を上記米移送部3を介して自動的
に上記炊飯部8の内鍋6内に供給するとともに上記給水
部5を介して同内鍋6内に自動的に水道水を供給して炊
飯準備(吸水セット)を行った後、自動的に炊飯(吸
水、炊き上げ、炊き上げ検知、むらし)、保温を行う自
動炊飯コントロール手段10とを備え、それらを適当な
形状と大きさの図示のような本体ケース11内に可能な
限りコンパクトに収納して構成されている。
【0037】上記貯米部1はタンク構造をなし、その上
方側開口部を閉じている本体ケース11側の開閉蓋1a
をヒンジ軸1bを支点として上方側に開くと、同開口部
を介して新たな米を収納、補充することができるように
なっている。
【0038】また、その底部には同貯米部1内の米の残
量を計る米量センサ16の米受板16aが略貯米部の底
板部を形成するように設けられており、同米受板16a
は昇降自在な支軸16bを介して米量センサ16本体内
の圧力センサ部(歪ゲージ)の検知面に対して、貯米部
1内に収納されている米の量に応じた圧力を作用させ、
それによって同貯米部1内の米の量(残量)を測定する
ようになっている。
【0039】さらに、貯米部1内前部位置には、その底
部から上方部にストレートに延びて上述の米移送部3が
筒状に設けられており、その内側の第1の米移送通路3
1内にはスクリューコンベヤ4および該スクリューコン
ベヤ4を駆動するスクリューコンベヤ駆動モータ40よ
りなる米移送手段が設けられており、該米移送手段によ
って、上記貯米部1内の米が、先ず第1段階として上記
第1の米移送通路31の入口(底部)31aから同第1
の米移送通路31の出口(上方部)31bまで移送され
るようになっている。そして、該第1の米移送通路31
の出口31bから蓋ユニット9方向には、さらに第2の
米移送通路32が次第に下方に傾斜して延びている。こ
の第2の米移送通路32は、その上流部32aを上記第
1の米移送通路31の出口部(上部)31bに連通させ
ている一方、下流側開口部32bを上記本体ケース11
上部中央側の上記蓋ユニット9後端部との衝合せ端面部
に開口させている。そして、この開口部32bは、上記
蓋ユニット9後端部との衝合せ位置において上記蓋ユニ
ット9の後端から中央部側に延びて設けられている第3
の米移送通路33の上流側開口部33aに対し、密に当
接して相互に連通せしめられるようになっており、その
当接部のシールのために具体的には上記当接時に相互に
嵌合されるパッキン構造が採用されている。
【0040】また、上記給水部5は上流部51aを元栓
53aを介して外部水道管53に接続され、水浄化ユニ
ット54、流量センサ55、電磁開閉式の給水弁56を
備えた上記本体ケース11側第1の給水パイプ51と、
上流部52aが該第1の給水パイプ51に連通せしめら
れている一方、下流部52bが上記第3の米移送通路3
3の下流に連通せしめられた蓋部9側第2の給水パイプ
52とから構成されている。上記第1の給水パイプ51
は、その下流側開口部51bを上記本体ケース11上部
中央側の上記蓋ユニット9後端部との衝合せ端面部に開
口させている。そして、この開口部51bは、上記蓋ユ
ニット9後端部との衝合せ位置において上記蓋ユニット
9の後端から中央部側に延びて設けられている第2の給
水パイプ52の上流側開口部52aに対し、液密に当接
して相互に連通せしめられるようになっており、その当
接部のシールのために具体的には上記当接時に相互に嵌
合されるパッキン構造が採用されている。
【0041】また蓋部9は、外カバー9aおよび内カバ
ー9bの少なくとも2枚のパネル部材により、内側に断
熱空間9cを設けて構成されており、例えば左側部側下
端を上記本体ケース11側の左側面側の肩部に対してヒ
ンジ機構を介して軸着することにより、左右上下方向に
任意に開閉されるようになっている。そして、その中央
部には、下面側から上面側に貫通した蒸気通路23が形
成されている。この蒸気通路23は、下端側に漏斗形状
の筒体部20を有するとともに、その中間部から上部に
かけて内圧調節の可能な調圧機構24が設けられ、さら
に上端には蒸気排出グリル25が設けられている。
【0042】また、上記漏斗形状の筒体部20の外周囲
には、米および水導入空間21が設けられており、上記
第3の米移送通路33の下流側開口部33bは、該米お
よび水導入空間21内に開口している。
【0043】そして、上述のように、上記米移送手段に
より上記第1の米移送通路31の出口31b部分に押し
出されてくる米は、その連続した押圧力により、さらに
上記第2,第3の米移送通路32,33を介して、同米
および水導入空間21に導かれ、上記漏斗形状の筒体部
20の傾斜壁20a外周面をスライダー部として円周方
向に均一に分散されながら、内鍋6内に流下導入せしめ
られる。この場合、導入される米の量は、上記スクリュ
ーコンベヤ4の駆動時間により決まるが、それは言うま
でもなくユーザーにより設定された炊飯量に対応してい
る。
【0044】そして、この1回毎の炊飯量は、必要に応
じてカウンタにより、カウントされ、その累積値が所定
のメモリにメモリされる。
【0045】他方、このようにして内鍋6内への米の導
入が完了すると、今度は上記給水弁56が開かれて、上
記第1,第2の給水パイプ51,52を介して上記米お
よび水導入空間21内に水が供給され、米の場合と同様
に上記筒体20の傾斜壁20aの外周面を介して内鍋6
内の円周方向に均一に導入される。
【0046】この水の導入量、すなわち給水量は上記流
量センサ55で計測され、同計測された水量が必要な設
定量に達すると、そのことを自動炊飯コントロール手段
10のマイコン制御ユニット10bが判定して、上記給
水弁56を閉める。
【0047】これらの結果、上記内鍋6内に所望の炊飯
量に対応した米の量と同炊飯量における所望の硬さの炊
き分けレベルに対応した量の水が収納されて、炊飯可能
な状態にセットされる(吸水セット)。
【0048】また、上記内鍋6の下部には周知のセンタ
ーセンサ18が設けられているとともに、内鍋6の重量
を検出することによって、内鍋6内の御飯の有無と量を
検出する重量センサ17が設けられている。センターセ
ンサ18は、内鍋検知センサと内鍋温度検知センサとか
らなっている。また、蓋部9には、蓋開閉センサ19が
設けられている。
【0049】一方、上記本体ケース11の前面部には、
例えば図2に示すようなタッチ操作式の操作スイッチ1
3a〜13dおよび液晶パネル式の表示部13eを備え
た所定の大きさの操作パネル13が設けられている。上
記操作スイッチ13a〜13dは、例えばメニュー選択
スイッチ13a、表示セレクト又はアップダウンスイッ
チ13b,13c、炊飯スタートスイッチ13dとなっ
ている一方、表示部13eには、例えば上記貯米部1に
おける米の残量「あとn合」、現在時刻「10:3
0」、タイマー予約表示「予約中」、保温表示「保温
中」、設定炊飯量および炊飯動作表示「2合:炊飯
中」、炊飯メニュー「白米」、「早炊き」、「おか
ゆ」、炊き分けレベル「かため」、「やわらかめ」等の
ユーザーによる各種の選択、設定データが表示される。
【0050】また、符号14は、上記操作パネル13に
対応して、その裏面側に設けられた操作基板であり、上
記操作パネル13側の各タッチスイッチに対応したスイ
ッチ機構本体や表示部13eに対応した液晶パネル本体
その他の必要な電気、電子部品が設けられている。
【0051】また、上述した自動炊飯コントロール手段
10は、例えばワークコイル等よりなる上記加熱部7を
駆動する加熱部駆動回路を形成する各種の電気・電子部
品を備えた制御基板10a、炊飯加熱制御手段、保温加
熱制御手段、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、通信制
御手段、ボイスオペレーション手段等としての各種の機
能を備えた炊飯・保温制御用のマイコン制御ユニット
(CPU)10bにより構成されている。
【0052】さらに、符号15は、例えば本願発明の各
実施の形態において、外部からの炊飯器操作手段として
機能する外部通信端末の1例としての携帯電話器と上記
マイコン制御ユニット10b側との間で、後述の各実施
の形態で示されるような所定のデータの送信および受信
を可能とする送受信装置である。この送受信装置15を
使用してユーザーの持つ携帯電話器側から上記マイコン
制御ユニット10b側に送られるデータは、基本的には
上記操作パネル13の各種操作スイッチ13a〜13d
を使用して行う炊飯操作指令の場合と同様である。そし
て、もちろん同携帯電話器には、その目的に応じた適切
な操作機能が、関連するボイスオペレーション機能およ
びiモード機能とともに組み込まれている。
【0053】したがって、ユーザーは、同携帯電話器を
使って炊飯開始、タイマー予約、予約時刻設定、白米
(又は玄米)、早炊、おかゆ、かため又はやわらかめ等
の炊き分け、その他の各種の炊飯機能の選択・設定デー
タを入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコ
ン制御ユニット10b内のデータ認識・処理手段を介し
て、対応する炊飯および保温加熱パターン等設定部に自
動的に設定入力され、さらに対応する炊飯および保温加
熱制御が所望の出力制御パターンで適切になされるよう
になる。
【0054】他方、携帯電話器側(ユーザー側)からそ
のような炊飯開始指令が出された場合、例えば炊飯器本
体側において、 貯米部に米の残量が少なくなっている、 内鍋が炊飯部に適正にセットされていない、 何らかの事情で内鍋内に給水がなされなかったか、
なされたが水量が不足している、 保温中である、 保温中ではないが内鍋内に前の御飯が残されてい
る、・・・・などの事情があると、仮に上記外部操作手
段としての携帯電話器から炊飯開始指令を与えても炊飯
を行うことができない。それにも拘わらず、ユーザー
は、そのような具体的な事情が分からないと、何度も炊
飯開始指令を出したり、帰宅して見ると御飯が炊けてい
ないということになる。
【0055】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたものであり、上述のような炊飯を行ない難
い事情を具体的に判定できるようにし、炊飯を行ない難
い旨とその理由とを上記ユーザー側の携帯電話器のディ
スプレイ部分に返信表示するようにしている。該表示に
は、必要に応じて音声メッセージが付加される。
【0056】そして、そのような場合、ユーザーは、上
記携帯電話器の操作機能を利用して、改めて一旦出した
炊飯開始指令をキャンセルして炊飯を中止できるように
している。
【0057】以下、その具体的な内容を各実施形態毎に
分けて、詳細に説明して行く。
【0058】(実施の形態1)図4は、本願発明の実施
の形態1に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0059】この実施の形態では、例えば上記〜の
事情によって炊飯を行ない難い場合に、その理由を判定
して、上述の外部操作手段である携帯電話器側に返信
し、炊飯を行ない難い旨とその理由をディスプレイ部分
に明確に表示するようにしたことを特徴としている。
【0060】先ず最初に、例えば上記外出先のユーザー
は、上述した全自動電気炊飯器を外部から操作設定する
外部操作手段として機能し得るように構成された携帯電
話器を使用し、それによって必要とする炊飯量その他
(炊き分けレベル等)の設定を行う(ステップS1)。
【0061】そして、その上で次に上記全自動電気炊飯
器本体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊
飯開始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
2)。
【0062】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する(ステップ
3)。
【0063】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、上述した内鍋検知センサの出力に基いて上記炊
飯部8に内鍋6が適正にセットされているか否か(ステ
ップS4)、上記米量センサ16の出力を基に上記設定
された炊飯量に必要な米の量が貯米部1に残されている
か否か(ステップS5)、給水弁56を開けば給水を行
えるように水道の元栓53aが開かれているか否か(ス
テップS6)を順次判定して行く。
【0064】そして、それらの結果、何れもYESの時
には、上述した、第1〜第3の米移送通路31〜33、
米移送部3および給水部5を介して上記内鍋6内に設定
量の米を移送するとともに同設定量における炊き分けレ
ベルに対応した量の水を供給する(ステップS7)。
【0065】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして炊飯(吸水工程〜むらし工程)を開
始する(ステップS8)。
【0066】さらに、当該炊飯工程の遂行に必要な所定
の時間が経過して同炊飯が終了すると(ステップ
9)、続いて上記全自動電気炊飯器本体側(ユーザー
側)から携帯電話器側に炊飯が完了したことを返信する
(ステップS10)。
【0067】そして、それに対応して携帯電話器側で同
炊飯完了情報を受信すると(ステップS11)、最終的
に、そのディスプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユ
ーザーに知らせる(ステップS12)。
【0068】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを明確に認識することができる。
【0069】他方、上記ステップS4の内鍋6の検知判
定の結果、NOと判定された炊飯部8に内鍋6がセット
されていない場合には、マイコン制御ユニット10bは
「内鍋なし」の送信設定を行って(ステップS13)、上
記送受信装置15により、上記携帯電話器側に向けて炊
飯部8に内鍋6が適正にセットされていないために適切
な炊飯を行うことができない、旨の不具合内容の送信を
行う(ステップS16)。
【0070】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の送信情報を受信すると(ステップ
17)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS18)。
【0071】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に内鍋6がセットされていないという不具合があっ
て、炊飯を行えないことを認識することができるように
なり、別途必要な対応策を採ることができるようにな
る。
【0072】また、上記ステップS5の米残量の判定の
結果、NOと判定された貯米部1に上記設定炊飯量に対
応した米の量が残されていない場合には、マイコン制御
ユニット10bは「米残量なし」の送信設定を行って
(ステップS14)、上記送受信装置15により、上記携
帯電話器側に向けて、貯米部1に設定された炊飯量に対
応した米の量が残されていないために適切な炊飯を行う
ことができない、旨の不具合内容の送信を行う(ステッ
プS16)。
【0073】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の送信情報を受信すると(ステップ
17)、それに対応して同不具合内容を、そのディスプ
レイ部分に具体的に表示してユーザーに認識させる(ス
テップS18)。
【0074】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に必要な米の量が足りないという不具合があって、
炊飯を行えないことを認識することができるようにな
り、別途必要な対応策を採ることができるようになる。
【0075】また、上記ステップS6の水道の元栓53
aの開状態判定の結果、NOと判定された水道の元栓5
3aが開かれていない場合には、マイコン制御ユニット
10bは「給水なし」の送信設定を行って(ステップS
13)、上記送受信装置15により、上記携帯電話器に向
けて、内鍋6内に必要とする水が入っていないために適
切な炊飯を行うことができない、旨の不具合内容の送信
を行う(ステップS16)。
【0076】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の送信情報を受信すると(ステップ
17)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS18)。
【0077】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に内鍋6内に水が入らないという不具合があって、
炊飯を行えないことを認識することができるようにな
り、別途必要な対応策を採ることができるようになる。
【0078】(実施の形態2)図5は、本願発明の実施
の形態2に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0079】この実施の形態では、例えば上記の事情
(貯米量の不足)によって炊飯を行ない難い場合に、そ
の残量を判定して、外部操作手段である携帯電話器側に
返信し、同炊飯を行ない難い理由が貯米部における米の
残量不足であり、残されている残量が何の程度かをディ
スプレイ部分に表示する一方、携帯電話器側で、それで
も炊飯を行ないたいか否かの判定を求め、必要な場合に
は設定炊飯量を変更して炊飯できるようにしたことを特
徴としている。
【0080】先ず最初に、例えば外出先のユーザーは、
上述した全自動電気炊飯器を外部から操作設定する外部
操作手段として機能し得るように構成された携帯電話器
を使用し、それによって必要とする炊飯量その他(炊き
分けレベル等)の設定を行う(ステップS1)。
【0081】そして、その上で次に上記全自動電気炊飯
器本体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊
飯開始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
2)。
【0082】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する(ステップ
3)。
【0083】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、上述した米量センサ16の出力から現在の貯米
量を測定する(ステップS4)。次に同測定値を基に上
記設定された炊飯量に必要な米の量が貯米部1に残され
ているか否か(ステップS5)を判定する。
【0084】そして、その結果、YESの時には、上述
した米移送部3および給水部5を介して上記内鍋6内に
設定量の米を移送するとともに同設定量における炊き分
けレベルに対応した量の水を供給する(ステップ
6)。
【0085】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして炊飯(吸水工程〜むらし工程)を開
始する(ステップS7)。
【0086】さらに、当該炊飯工程の遂行に必要な所定
の時間が経過して同炊飯が終了すると(ステップ
8)、続いて上記全自動電気炊飯器本体側から携帯電
話器側(ユーザー側)に炊飯が完了したことを返信する
(ステップS9)。
【0087】そして、それに対応して携帯電話器側で同
炊飯完了情報を受信すると(ステップS10)、最終的
に、そのディスプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユ
ーザーに知らせる(ステップS11)。
【0088】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを明確に認識することができる。
【0089】他方、上記ステップS5の米残量の判定の
結果、NOと判定された貯米部1に上記設定炊飯量に対
応した米の量が残されていない場合には、マイコン制御
ユニット10bは「米の残量が不足」、「米残量はn
合」を内容とする米不足情報の返信設定を行って、上記
送受信装置15により、上記携帯電話器側に向けて、貯
米部1に設定された炊飯量に対応した米の量が残されて
いないために適切な炊飯を行うことができない、残って
いる米はn合である、旨の米不足情報の返信を行う(ス
テップS12)。
【0090】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同内容の送信情報を受信すると(ステップ
13)、それに対応して同不具合内容を、そのディスプ
レイ部分に具体的に表示してユーザーに認識させる(ス
テップS14)。
【0091】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に必要な米の量が足りないという不具合があって、
炊飯を行えないこと、残された米の量をそれぞれ具体的
に認識することができるようになり、残された米の量に
基いて炊飯継続の判断をすることができるようになる。
【0092】そこで、それに対応して上記携帯電話器側
で、ユーザーに対して、やはり炊飯を継続するか否かを
文字又は音声等で確認し(ステップS5)、その応答結
果がYESの時は、さらに炊飯量の変更を指示する。
【0093】その結果、残量の範囲内における炊飯量の
変更再設定があった時は、同変更を炊飯器本体側の送受
信装置15に向けて送信し(ステップS16)、上述のス
テップS6以降の炊飯制御を実行する。
【0094】他方、NOの残量が少なすぎて必要な炊飯
を行えないとして、炊飯を中止したい時は、炊飯中止の
送信設定を行って炊飯器本体側送受信装置15に炊飯中
止指令を送信して、炊飯を中止させる。
【0095】(実施の形態3)図6は、本願発明の実施
の形態3に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0096】この実施の形態では、例えば上記〜の
事情によって炊飯を行ない難い場合に、吸水加熱開始前
の段階で、その理由を判定して、外部操作手段である携
帯電話器側に一旦返信し、炊飯を行ない難い旨とその理
由をディスプレイ部分に表示する一方、それらの事情が
ないとして吸水加熱を開始した時に、内鍋6の温度の上
昇度合の相違から再度給水量の不足を判定して、その旨
を最終的に返信表示するとともに直ちに炊飯を中止する
ようにしたことを特徴としている。
【0097】先ず最初に、例えば外出先のユーザーは上
述した全自動電気炊飯器を外部から操作設定する外部操
作手段として機能し得るように構成された携帯電話器を
使用し、それによって必要とする炊飯量その他(炊き分
けレベル等)の設定を行う(ステップS1)。
【0098】そして、その上で次に上記全自動電気炊飯
器本体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊
飯開始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
2)。
【0099】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する(ステップ
3)。
【0100】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、上述した内鍋検知センサの出力に基いて上記炊
飯部8に内鍋6が適正にセットされているか否か(ステ
ップS4)、上記米量センサ16の出力を基に上記設定
された炊飯量に必要な米の量が貯米部1に残されている
か否か(ステップS5)、給水弁56を開けば給水を行
えるように水道の元栓53aが開かれているか否か(ス
テップS6)を順次判定して行く。
【0101】そして、それらの結果、何れもYESの時
には、上述した米移送部3および給水部5を介して上記
内鍋6内に設定量の米を移送するとともに同設定量にお
ける炊き分けレベルに対応した量の水を供給する(ステ
ップS7)。
【0102】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして吸水加熱を開始する(ステップ
8)。
【0103】次に、該吸水加熱状態における上記内鍋温
度検知センサの出力に基いて上記内鍋6の温度を検出し
(ステップS9)、該検出された内鍋6の温度の上昇度
合(上昇変化)が通常の給水量の場合よりも大きいか否
かを判定する(ステップS10)。
【0104】そして、同判定の結果、NOの時は、その
まま以降の炊飯工程を継続する(ステップS11)。そし
て、その後、当該炊飯工程の遂行に必要な所定の時間が
経過して同炊飯が終了すると、前述の各場合と同様に上
記全自動電気炊飯器本体側から携帯電話器側(ユーザー
側)に炊飯が完了したことを返信する。
【0105】そして、それに対応して、携帯電話器側で
は、同炊飯完了情報を受信すると、最終的に、そのディ
スプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユーザーに知ら
せる(図示省略)。
【0106】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを明確に認識することができる。
【0107】他方、上記ステップS10の温度上昇度合判
定の結果、NOと判定された場合には、上記ステップS
6の判定でYESであり、一応水道の元栓53aが開か
れてはいるが、その開度が小さいことにより給水が十分
に行われていないと考えられる。したがって、上記マイ
コン制御ユニット10bは「給水不良」の送信設定を行
なって(ステップS15)、上記送受信装置15により、
上記携帯電話器側に向けて、内鍋6内に必要とする量の
水が入っていないために適切な炊飯を行うことができな
い、旨の不具合内容の返信を行う(ステップS16)。
【0108】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
17)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS18)。
【0109】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に内鍋6内に必要十分な量の水が入っていないとい
う不具合があって、炊飯を行えないことを認識すること
ができるようになり、別途必要な対応策(例えば水の追
加)を採ることができるようになる。
【0110】一方、これに対して上記ステップS4の内
鍋6の検知判定の結果、NOと判定された炊飯部8に内
鍋6が適正にセットされていない場合には、マイコン制
御ユニット10bは「内鍋なし」の送信設定を行って
(ステップS12)、上記送受信装置15により、上記携
帯電話器側に向けて炊飯部8に内鍋6が適正にセットさ
れていないために適切な炊飯を行うことができない、旨
の不具合内容の返信を行う(ステップS16)。
【0111】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
17)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS18)。
【0112】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に内鍋6が適正にセットされていないという不具合
があって、炊飯を行えないことを認識することができる
ようになり、別途必要な対応策を採ることができるよう
になる。
【0113】また、上記ステップS5の米残量の判定の
結果、NOと判定された貯米部1に上記設定炊飯量に対
応した米の量が残されていない場合には、マイコン制御
ユニット10bは「米残量なし」の送信設定を行って
(ステップS14)、上記送受信装置15により、上記携
帯電話器側に向けて、貯米部1に設定された炊飯量に対
応した米の量が残されていないために適切な炊飯を行う
ことができない、旨の不具合内容の返信を行う(ステッ
プS16)。
【0114】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
17)、それに対応して同不具合内容を、そのディスプ
レイ部分に具体的に表示してユーザーに認識させる(ス
テップS18)。
【0115】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に必要な米の量が足りないという不具合があって、
炊飯を行えないことを認識することができるようにな
り、別途必要な対応策を採ることができるようになる。
【0116】また、上記ステップS6の水道の元栓53
aの開状態判定の結果、NOと判定された水道の元栓5
3aが開かれていない場合には、マイコン制御ユニット
10bは「給水なし」の返信設定を行って(ステップS
14)、上記送受信装置15により、上記携帯電話器に向
けて、内鍋6内に必要とする水が入っていないために適
切な炊飯を行うことができない、旨の不具合内容の返信
を行う(ステップS16)。
【0117】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
17)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS18)。
【0118】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側に内鍋6内に水が入らないという不具合があって、
炊飯を行えないことを認識することができるようにな
り、別途必要な対応策を採ることができるようになる。
【0119】(実施の形態4)図7は、本願発明の実施
の形態4に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0120】この実施の形態では、例えば上記および
の事情によって炊飯を行ない難い場合に、その理由を
各々判定して、外部操作手段である携帯電話器側に返信
し、炊飯を行ない難い旨とその理由をディスプレイ部分
に表示するようにしたことを特徴としている。
【0121】先ず最初に、例えば外出先のユーザーは、
上述した全自動電気炊飯器を外部から操作設定する外部
操作手段として機能し得るように構成された携帯電話器
を使用し、それによって必要とする炊飯量その他(炊き
分けレベル等)の設定を行う(ステップS1)。
【0122】そして、その上で次に上記全自動電気炊飯
器本体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊
飯開始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
2)。
【0123】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する(ステップ
3)。
【0124】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、現在の工程が保温工程中であるか否か(ステッ
プS4)、保温工程は終了しているが、内鍋6内に残飯
が残されている場合であるか否か(ステップS5)を順
次判定して行く。
【0125】そして、それらの結果、何れもNOの時に
は、上述した米移送部3および給水部5を介して上記内
鍋6内に設定量の米を移送するとともに同設定量におけ
る炊き分けレベルに対応した量の水を供給する(ステッ
プS6)。
【0126】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして炊飯(吸水工程〜むらし工程)を開
始する(ステップS7)。
【0127】さらに、当該炊飯工程の遂行に必要な所定
の時間が経過して同炊飯が終了すると(ステップ
8)、続いて上記全自動電気炊飯器本体側(ユーザー
側)から携帯電話器側に炊飯が完了したことを返信する
(ステップS9)。
【0128】そして、それに対応して携帯電話器側で同
炊飯完了情報を受信すると(ステップS10)、最終的
に、そのディスプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユ
ーザーに知らせる(ステップS11)。
【0129】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを明確に認識することができる。
【0130】他方、上記ステップS4の保温工程中か否
かの判定の結果、YESと判定された炊飯器が保温動作
中の場合には、マイコン制御ユニット10bは「保温
中」の送信設定を行って(ステップS12)、上記送受信
装置15により、上記携帯電話器側に向けて、炊飯中止
の指示を出すとともに、保温中であるために炊飯を行う
ことができない旨の不具合内容の返信を行う(ステップ
14,S15)。
【0131】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
16)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS17)。
【0132】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側が保温動作中であって、炊飯を行えないことを認識
することができるようになる。
【0133】また、上記ステップS5の残飯の有無の判
定の結果、YESと判定された保温中ではないが内鍋6
内に所定量の残飯が残されている場合には、マイコン制
御ユニット10bは「残飯あり」の送信設定を行って
(ステップS13)、上記送受信装置15により、上記携
帯電話器側に向けて、炊飯中止を指示するとともに、内
鍋6内に残飯が残されているために適切な炊飯を行うこ
とができない旨の不具合内容の返信を行う(ステップS
14,S15)。
【0134】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
16)、それに対応して同不具合内容を、そのディスプ
レイ部分に具体的に表示してユーザーに認識させる(ス
テップS17)。
【0135】この結果、ユーザーは、具体的に炊飯器本
体側の内鍋6内に残飯が残されているという不具合があ
って、炊飯を行えないことを認識することができるよう
になり、別途必要な対応策を採ることができるようにな
る。
【0136】(実施の形態5)図8は、本願発明の実施
の形態5に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0137】この実施の形態では、例えば上記〜の
事情によって炊飯を行ない難い場合に、炊飯開始指令が
出た時にその都度炊飯器の状態をサーチして不具合理由
を判定するのではなく、常時炊飯器側の現状をサーチ
し、メモリして置いて、炊飯開始信号が入ると直ちに不
具合を判定して、外部操作手段である携帯電話器側に返
信し、炊飯を行ない難い旨とその理由を速やかに応答性
良くディスプレイ部分に表示するようにしたことを特徴
としている。
【0138】先ず最初に、炊飯器本体側の状態(保温中
か否か、内鍋があるか否か、貯米量が十分か否か、元栓
が開いているか否かなど)を予じめ所定の同期でデータ
収集し、その判定結果をメモリ中に設定して置く(ステ
ップS1,S2,S3,S4)。一方、例えば外出先のユー
ザーは同全自動電気炊飯器を外部から操作設定する外部
操作手段として機能し得るように構成された携帯電話器
を使用し、必要とする炊飯量その他(炊き分けレベル
等)の設定を行う(ステップS5)。
【0139】そして、その上で上記全自動電気炊飯器本
体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊飯開
始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
6)。
【0140】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する。
【0141】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、その入力に基いて炊飯開始信号があったか否か
を判定し(ステップS7)、YESの時には上記メモリ
されている炊飯器データに基いて、保温中であるか、内
鍋6がないか、炊飯に必要な米の量が貯米部1に残され
ていないか、水道の元栓53aが開かれていないか、な
どの不具合の有無を、改めてデータ収集を行うことなく
瞬時に判定する(ステップS8)。したがって、極めて
応答性が高くなる。
【0142】そして、それらの結果、NOの時には、上
述した米移送部3および給水部5を介して上記内鍋6内
に設定量の米を移送するとともに同設定量における炊き
分けレベルに対応した量の水を供給する(ステップ
9)。
【0143】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして炊飯(吸水工程〜むらし工程)を開
始する(ステップS10)。
【0144】さらに、当該炊飯工程の遂行に必要な所定
の時間が経過して同炊飯が終了すると(ステップ
11)、続いて上記全自動電気炊飯器本体側(ユーザー
側)から携帯電話器側に炊飯が完了したことを返信する
(ステップS12)。
【0145】そして、それに対応して携帯電話器側で同
炊飯完了情報を受信すると(ステップS13)、最終的
に、そのディスプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユ
ーザーに知らせる(ステップS14)。
【0146】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを短時間で明確に認識することが
できる。
【0147】他方、上記ステップS8の不具合判定の結
果、YESと判定された場合には、マイコン制御ユニッ
ト10bは、その不具合に対応した不具合内容の送信設
定を行って、上記送受信装置15により、上記携帯電話
器側に向けて同不具合内容の返信を行う(ステップ
15)。
【0148】そして、それに対応して上記外部携帯電話
器側で同不具合内容の返信情報を受信すると(ステップ
16)、さらに、それに対応して同不具合内容を、その
ディスプレイ部分に具体的に表示してユーザーに認識さ
せる(ステップS17)。
【0149】この結果、ユーザーは、炊飯器本体側に所
定の不具合があって、炊飯を行えないことを短時間で応
答性良く認識することができるようになり、速やかに別
途必要な対応策を採ることができるようになる。
【0150】(実施の形態6)図9は、本願発明の実施
の形態6に係る全自動電気炊飯器の炊飯開始指令時にお
ける携帯電話器とのデータ送受信制御の内容を示してい
る。
【0151】この実施の形態では、例えば上記〜の
事情その他の事情によって炊飯を行ない難い場合に、そ
の理由を判定して、外部操作手段である携帯電話器側に
返信し、炊飯を行ない難い旨とその理由をディスプレイ
部分に表示する一方、それに対してユーザーが所定時間
内に炊飯中止設定を行なわなかった時は、炊飯器側で自
動的に炊飯中止処理を行って、その旨をユーザーに再返
信するようにしたことを特徴としている。
【0152】先ず最初に、例えば外出先のユーザーは上
述した全自動電気炊飯器を外部から操作設定する外部操
作手段として機能し得るように構成された携帯電話器を
使用し、それによって必要とする炊飯量その他(炊き分
けレベル等)の設定を行う(ステップS1)。
【0153】そして、その上で次に上記全自動電気炊飯
器本体側送受信装置15に向けて当該携帯電話器から炊
飯開始信号(炊飯準備開始信号)を送信する(ステップ
2)。
【0154】その後、上記全自動電気炊飯器本体側送受
信装置15は、同炊飯開始信号を受信し、上記マイコン
制御ユニット10b側に、その旨を転送する(ステップ
3)。
【0155】すると、上記マイコン制御ユニット10b
側では、上記炊飯部8に内鍋6が適正にセットされてい
るか否か、上記設定された炊飯量に必要な米の量が貯米
部1に残されているか否か、給水弁56を開けば給水を
行えるように水道の元栓53aが開かれているか否か、
保温中であるか否か、内鍋6内に残飯が残されているか
否か、などの各種不具合状況の有無を判定する。
【0156】そして、その判定の結果、NOの時には、
上述した米移送部3および給水部5を介して上記内鍋6
内に設定量の米を移送するとともに同設定量における炊
き分けレベルに対応した量の水を供給する(ステップS
5)。
【0157】そして、その上で、炊飯スタートスイッチ
13dをONにして炊飯(吸水工程〜むらし工程)を開
始する(ステップS6)。
【0158】さらに、当該炊飯工程の遂行に必要な所定
の時間が経過して同炊飯が終了すると(ステップ
7)、続いて上記全自動電気炊飯器本体側(ユーザー
側)から携帯電話器側に炊飯が完了したことを返信する
(ステップS8)。
【0159】そして、それに対応して携帯電話器側で同
炊飯完了情報を受信すると(ステップS9)、最終的
に、そのディスプレイ部分に炊飯完了情報を表示してユ
ーザーに知らせる(ステップS10)。
【0160】この結果、上記外出先のユーザーは、実際
に炊飯が完了したことを明確に認識することができる。
【0161】他方、上記ステップS4の不具合判定の結
果、YESと判定された上記何れかの不具合事情がある
場合には、マイコン制御ユニット10bは同不具合内容
の送信設定を行った上で、上記送受信装置15により、
上記携帯電話器側に向けて同不具合理由により適切な炊
飯を行うことができない、旨の返信を行う(ステップS
11)。
【0162】そして、上記外部携帯電話器側で同不具合
内容の返信情報を受信すると、それに対応して同不具合
内容を、そのディスプレイ部分に具体的に表示してユー
ザーに認識させる。
【0163】この結果、ユーザーは、炊飯器本体側に所
定の不具合があって、炊飯を行えないことを認識するこ
とができるようになる。
【0164】したがって、通常はユーザー側(携帯電話
器側)から炊飯動作の中止設定(炊飯キャンセル設定)
を行って炊飯器側に返信することになる。
【0165】そして、同返信があると、炊飯器側マイコ
ン制御ユニット10bは、それに対応して炊飯動作をリ
セットする(ステップS16)。
【0166】ところが、これに対してユーザー側で上記
返信を行うことなく、放置することも考えられる。
【0167】そこで、予じめ設定された所定時間内に上
記ユーザーからの返信があるか否かを判定するようにし
(ステップS12,S13)、所定時間以内にユーザー側か
らの炊飯中止設定指令がない場合には、炊飯器本体側で
マイコン制御ユニット10bが炊飯の中止設定を行ない
(ステップS14)、同炊飯を中止したことを携帯電話器
側に返信表示する。
【0168】この結果、ユーザーに確実に炊飯が中止さ
れたことを知らせ、安心感を与えることができる。
【0169】(実施の形態7)さらに、図10は、本願
発明の実施の形態7に係る全自動電気炊飯器の携帯電話
器による炊飯制御の内容を示している。
【0170】この実施の形態は、上述の各実施の形態の
ような携帯電話器による炊飯制御を行うに際し、携帯電
話器側にボイスガイドオペレーション機能を設けて、対
話方式で炊飯に必要なリモート設定操作を行えるように
したことを特徴とするものである。
【0171】すなわち、まず携帯電話器によって、上述
の全自動電気炊飯器本体側に電話を掛ける(ステップS
1)。
【0172】すると、炊飯器本体側から携帯電話器側へ
の音声ガイドメッセージとして、「直ちに炊飯を開始す
る時は数字の1を、タイマー予約で炊飯をする時は数字
の2を押してください。」を出す(ステップS2)。
【0173】そして、それに対応してユーザーは、携帯
電話器の数字キー「1」又は「2」の何れかを押す。そ
して、そのデータはマイコン制御ユニット10bに送信
される。そして、その内容をマイコン制御ユニット10
bが判定して(ステップS3)、直ちに炊飯をする
「1」の時は、次に携帯電話器を介して「合数を設定し
て下さい。」のガイドメッセージを出す(ステップ
4)。
【0174】それに対応してユーザーは、例えば2合の
場合、数字キー「2」を押して「2合」の合数を設定す
る(ステップS5)。
【0175】すると、マイコン制御ユニット10bは、
携帯電話器を通じて「2合炊き上げます。良ければ#を
2回押して下さい。」とのガイドメッセージを出す(ス
テップS6)。
【0176】それに対応してユーザーは、OKなら#を
2回押す(ステップS7)。
【0177】すると、マイコン制御ユニット10b側か
らは、「今から2合の炊飯を始めます」とのメッセージ
が出される(ステップS8)。
【0178】そして、その後、炊飯器本体側では、炊飯
(上述した吸水セット、吸水〜むらし)を実行する(ス
テップS9)。
【0179】そして、その後、当該炊飯が完了すると、
マイコン制御ユニット10bは、その旨を携帯電話器を
通じてメッセージで報知した後、保温工程に移行する。
【0180】他方、上記ステップS3の所で押された数
字キーが「2」のタイマー予約炊飯であった場合には、
その選択につづいて、「炊き上り時刻を設定して下さ
い。」とのメッセージが出される(ステップS11)。
【0181】そして、ユーザーは、それに対応して希望
する炊き上り時刻、例えば19:30を数字キー1,
9,3,0を順番に押すことによって設定する(ステッ
プS12)。
【0182】これに対して、マイコン制御ユニット10
bは携帯電話器を通じて、「19:30に炊き上りま
す。良ければ#を2回押して下さい。」とのメッセージ
で回答する(ステップS13)。
【0183】それに対応してユーザーは、OKなら#を
2回押す(ステップS14)。
【0184】すると、マイコン制御ユニット10b側か
ら、さらに「合数を設定して下さい。」とのメッセージ
が出されるので(ステップS15)、ユーザーは上記と同
様にして例えば合数(2合)を設定する(ステップ
16)。
【0185】すると、マイコン制御ユニット10bから
は、「19:30に2合炊き上げます。」とのメッセー
ジが出される(ステップS17)。
【0186】そして、その後、炊飯器本体側では、炊飯
(上述した吸水セット、吸水〜むらし)を実行する(ス
テップS18)。
【0187】そして、その後、予定の時刻に当該炊飯が
完了すると、マイコン制御ユニット10bは、上記直飯
時の場合と同様に、その旨を携帯電話器を通じてメッセ
ージで報知した後、保温工程に移行する。
【0188】(その他の実施の形態)なお、以上の各実
施の形態において、さらに次のような各種の変形、変
更、付加を行うことができる。
【0189】(1) 炊飯開始メッセージおよび炊飯完
了予定時刻メッセージの付加について 上記実施の形態1〜6の場合、不具合なしと判定された
場合には、内鍋6内に米を移送し、給水を行うが、その
場合にも例えば実施の形態7のように、その後、例えば
吸水工程開始時点で、「唯今から、炊飯を開始しま
す。」のメッセージを出し、さらにそれに続けて、「何
時何分頃に炊き上がります。」との炊飯完了予定時刻を
返信するようにする。そして、これらのメッセージは、
例えば文字および音声で報知される。
【0190】このようにすると、ユーザーは現在間違い
なく炊飯が行われており、かつ何時頃炊き上がるかを事
前に知ることができるので、ユーザーの炊飯器本体に対
する遠隔感を可及的に小さくして、より炊飯器本体を身
近に感じさせ、炊飯作業の臨場感を与えることができ
る。
【0191】(2) 貯米量の判定について、 以上の説明における炊飯器本体の構成では、米量センサ
として貯米部1の底部に一種の重量センサを設け、米の
重量の変化で貯米部の米の残量を判定するようにしてい
る。
【0192】しかし、これでは貯米部1の底部構造を複
雑にし、高価な重量センサを必要とするので、コストが
かかる何点もある。
【0193】そこで、これを最初の炊飯量から各回毎に
炊飯量をカウントし、その累積値をメモリして置くこと
により、現在までの総炊飯量を集計し、それを最初から
の貯米量から減算することにより、貯米部1における残
量を知るようにする。
【0194】このようにすれば、カウンタとメモリだけ
の極めて簡単かつ低コストな構成で、正確に貯米部1の
米の残量を判定することができる。
【0195】(3) 伝言機能の付加について 以上の各実施の形態のように、全自動電気炊飯器本体側
と携帯電話器との間で、相互に通信を行えるようにした
場合、例えば炊飯器本体側にボイスメモリ(音声録音用
のICメモリ)とその再生操作スイッチ等を設け、携帯
電話器からのボイスメッセージ、例えば「お母さん。今
夜は遅くなるので、夕食はいりません。」とか、「今夜
は、早く帰るので、夕食は何時にして下さい。」などを
家族に伝言できるようにすることもできる。もちろん、
それをiモードで液晶式の表示部に表示するようにして
も良い。
【0196】このようにした場合、主婦は炊飯量の決定
や炊き上げ時間の設定を適切に行えるようになるので、
便利である。
【0197】(4) カメラ機能の付加について 最近の携帯電話器には、カメラおよびテレビ機能が付加
されてきている。
【0198】そこで、上述した全自動電気炊飯器の本体
側に、撮像方向を携帯電話器により任意に遠隔操縦する
ことができるCCDカメラを設け、このCCDカメラを
例えば外出時などに炊飯器本体の蓋部上など頂部に設置
して出掛けるようにする。
【0199】そして、外部から携帯電話器を用いて見た
い任意の方向の撮像を行ない、その撮像を当該携帯電話
器のディスプレイ画面で確認できるようにする。
【0200】このような構成を採用すると、留守中の台
所の様子や家の中を必要に応じてウォッチングすること
ができるようになる。
【0201】それにより、例えば外出後、ガスの栓を閉
めたか否かが気になるような時にも、ガス栓方向にCC
Dカメラを操縦して確認することができる。また、防犯
機能も実現できる。
【0202】(5) 内鍋内の残飯検知について 以上の実施の形態では、内鍋6内の残飯を検知するの
に、重量センサ17を使用した。
【0203】これは、また例えば蓋部9の裏側に設けた
湿度センサに変更し、内鍋6内の湿度を基準として検出
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の各実施の形態に共通な全自動電気炊
飯器の炊飯器本体部の概略的な構成を示す断面図であ
る。
【図2】同炊飯器本体部正面の操作パネル部の正面図で
ある。
【図3】同炊飯器本体部内の炊飯制御回路のシステムブ
ロック図である。
【図4】本願発明の実施の形態1に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図5】本願発明の実施の形態2に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図6】本願発明の実施の形態3に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図7】本願発明の実施の形態4に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図8】本願発明の実施の形態5に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図9】本願発明の実施の形態6に係る全自動電気炊飯
器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示す
フローチャートである。
【図10】本願発明の実施の形態7に係る全自動電気炊
飯器の炊飯および外部操作手段との通信制御の内容を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1は貯米部、2は米、3は米移送部、4はスクリューコ
ンベヤ、5は給水部、6は内鍋、7は加熱部、8は炊飯
部、9は蓋部、10は自動炊飯コントロール手段、10
aは制御基板、10bはマイコン制御ユニット、11は
本体ケース、13は操作パネル部、15は外部送受信装
置、16は米量センサ、17は重量センサ、18はセン
ターセンサ、19は蓋開閉センサである。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の米を貯蔵した貯米部と、米移送
    機能を有する米移送部と、給水機能を有する給水部と、
    内鍋および内鍋加熱部を有する炊飯部と、上記貯米部に
    貯蔵されている米を上記米移送部を介して自動的に上記
    炊飯部の内鍋内に供給するとともに上記給水部から同内
    鍋内に自動的に水を供給して炊飯を行う自動炊飯コント
    ロール手段と、外部操作手段と通信できる通信手段とを
    備え、上記自動炊飯コントロール手段を上記通信手段を
    介して上記外部操作手段により操作し得るようにしてな
    る全自動電気炊飯器であって、上記外部操作手段から上
    記自動炊飯コントロール手段に炊飯開始指令信号が入力
    された時に、炊飯が可能であるか否かを判定する炊飯可
    能状態判定手段を設け、該炊飯可能状態判定手段による
    判定の結果、何らかの理由により炊飯を行ない難い時に
    は、同炊飯を行ない難いことを上記通信手段を介して上
    記外部操作手段に返信するようにしたことを特徴とする
    全自動電気炊飯器。
  2. 【請求項2】 外部操作手段への返信には、炊飯を行な
    い難い理由が併せて示されるようになっていることを特
    徴とする請求項1記載の全自動電気炊飯器。
  3. 【請求項3】 貯米部の米の残量を判定する米残量判定
    手段が設けられており、外部操作手段への返信に伴って
    示される炊飯を行ない難い理由の一つとして、設定され
    た炊飯量に対する貯米部の米の残量の不足が示されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項2記載の全自動
    電気炊飯器。
  4. 【請求項4】 貯米部の米の残量が不足していることに
    併せて同残量自体をも示し、それに応じて設定された炊
    飯量の変更を行うことができるようになっていることを
    特徴とする請求項3記載の全自動電気炊飯器。
  5. 【請求項5】 炊飯部における内鍋の有無を検知する内
    鍋検知手段が設けられており、外部操作手段への返信に
    伴って示される炊飯を行ない難い理由の一つとして、同
    炊飯部における内鍋の不存在が示されるようになってい
    ることを特徴とする請求項2記載の全自動電気炊飯器。
  6. 【請求項6】 炊飯部における内鍋の不存在が示された
    時には、自動炊飯コントロール手段は、外部操作手段か
    ら誤って炊飯開始指令が出されても炊飯動作を行わない
    ようになっていることを特徴とする請求項5記載の全自
    動電気炊飯器。
  7. 【請求項7】 保温動作中であるか否かを判定する保温
    判定手段が設けられており、上記外部操作手段への返信
    に伴って示される炊飯を行ない難い理由の一つとして、
    炊飯器が保温中であることが示されるようになっている
    ことを特徴とする請求項2記載の全自動電気炊飯器。
  8. 【請求項8】 炊飯開始後、炊飯部における内鍋の温度
    の上昇度合の相違から、内鍋内の水の有無を判定する水
    判定手段が設けられており、内鍋内に水が入っていない
    ことが判定された場合には、同内鍋内に水が入っていな
    いことを外部操作手段に返信するとともに、直ちに内鍋
    の加熱を中止するようになっていることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6又は7記載の全自動電気炊
    飯器。
  9. 【請求項9】 内鍋内の御飯の有無を判定する残御飯判
    定手段が設けられており、内鍋内の御飯の有無を判定し
    て外部操作手段に返信するとともに、内鍋内に御飯が残
    っている場合には、同外部操作手段に対して残っている
    御飯の残量を示す一方、自動炊飯コントロール手段は、
    外部操作手段から誤って炊飯開始指令が出されても炊飯
    動作を行わないようになっていることを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の全自動電気
    炊飯器。
  10. 【請求項10】 保温動作中であるか否かを判定する保
    温判定手段が設けられており、内鍋内の御飯の有無の判
    定は、炊飯器が保温動作中でないことを条件としてなさ
    れるようになっていることを特徴とする請求項9記載の
    全自動電気炊飯器。
  11. 【請求項11】 外部操作手段は、炊飯を行ない難い旨
    の返信に対して、炊飯中止指令信号を送信するようにな
    っていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8,9又は10記載の全自動電気炊飯器。
  12. 【請求項12】 炊飯器側自動炊飯コントロール手段
    は、外部操作手段に対して炊飯を行ない難い旨の返信を
    行った後、所定時間以内に炊飯中止指令信号が入力され
    ない場合には、自動的に炊飯を中止するようになってい
    ることを特徴とする請求項11記載の全自動電気炊飯
    器。
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