JP7029626B1 - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007029626000001
【課題】設置容易性及び清掃性を向上させることができる炊飯器を提供する。
【解決手段】本発明に係る炊飯器は、鍋と、鍋を収容する鍋収容部を有する筐体と、筐体の後方上部に設けられた回動軸を中心として回動することにより、鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、筐体の一側面に沿うように設けられ、水を収容する水タンクと、筐体の一側面に沿うように設けられ、米を収容する米タンクと、を備える炊飯器であって、水タンクと米タンクとは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、炊飯器に関する。
従来、この種の炊飯器として、例えば、特許文献1(特開2020-5668号公報)に記載の炊飯器が知られている。特許文献1には、洗米から炊飯まで自動的に行うことができる炊飯器が開示されている。
特開2020-5668号公報
しかしながら、特許文献1の炊飯器では、洗米及び炊飯に使用する水を炊飯器外部の水道から引き込むように構成されている。このため、炊飯器を水道の近くに設置する必要があり、設置位置が制限されるか、或いは、炊飯器の設置位置に水道工事が必要となる。また、特許文献1の炊飯器は、ヒンジ軸を中心として回動することにより鍋の開口部を開閉する蓋体ユニットを備え、当該蓋体ユニットの上方に米を貯蔵する貯蔵部が設けられている。この構成では、蓋体ユニットが回動する際、貯蔵部に接触しないようにするためのスペースが必要であり、炊飯器の高さ方向の小型化が困難であるとともに清掃性が悪い。従って、特許文献1の炊飯器においては、設置容易性及び清掃性を向上させるという観点において、未だ改善の余地がある。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、設置容易性及び清掃性を向上させることができる炊飯器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明によれば、鍋と、
前記鍋を収容する鍋収容部を有する筐体と、
前記筐体の後方上部に設けられた回動軸を中心として回動することにより、前記鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記筐体の一側面に沿うように設けられ、水を収容する水タンクと、
前記筐体の一側面に沿うように設けられ、米を収容する米タンクと、
を備える炊飯器であって、
前記水タンクと前記米タンクとは、前記炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能である、炊飯器を提供する。
本発明の炊飯器によれば、設置容易性及び清掃性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る炊飯器の斜視図である。 図1の炊飯器の斜視図であって、蓋体が開放状態である図である。 図1の炊飯器の斜視図であって、蓋体が開放状態であるとともに水タンクを取り外した状態を示す図である。 図1のA1-A1線断面図である。 図1の炊飯器の斜視図であって、蓋体、水タンク、及び米タンクの上壁を取り外した状態を示す図である。 図1の炊飯器の上面図であって、蓋体の上壁及び操作基板を取り外した状態を示す図である。 図1の炊飯器の底面図であって、筐体の底壁を取り外した状態を示す図である。 図1のA2-A2線断面図である。 図8の二点鎖線で囲まれた領域の拡大断面図である。 図1の炊飯器の動作の一例を示すフローチャートである。 送水管排水工程の開始前である水調整工程中における送水管内の水の状態を示す概略断面図である。 送水管排水工程の前半における送水管内の水の状態を示す概略断面図である。 送水管排水工程の後半における送水管内の水の状態を示す概略断面図である。 洗米装置の構成例を示す概略断面図である。 図1の炊飯器の変形例を示す斜視図である。
本発明の一態様によれば、鍋と、
前記鍋を収容する鍋収容部を有する筐体と、
前記筐体の後方上部に設けられた回動軸を中心として回動することにより、前記鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記筐体の一側面に沿うように設けられ、水を収容する水タンクと、
前記筐体の一側面に沿うように設けられ、米を収容する米タンクと、
を備える炊飯器であって、
前記水タンクと前記米タンクとは、前記炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能である、炊飯器を提供する。
この構成によれば、水タンクを備えているので、炊飯器を水道の近くに設置する必要がなく、設置位置の制限を無くすとともに、水道工事の必要性も無くすことができる。また、水タンクと米タンクとを、同じ筐体の一側面に沿うように設けるとともに前面側から後面側へ直列に配置しているので、炊飯器の高さ方向の小型化を図ることができる。また、炊飯器の上面から見て、筐体と水タンクと米タンクとを、空間効率良くコンパクト(略矩形)に配置し易くなる。従って、設置容易性を向上させることができる。
また、前記構成によれば、水タンクと米タンクの少なくとも一方が着脱可能であるので、当該少なくとも一方を取り外して清掃することができる。従って、清掃性を向上させることができる。また、水タンクへの水の補充又は米タンクへの米の補充を容易に行うこともできる。
なお、洗米から炊飯まで自動的に行う炊飯器の場合、蓋体から鍋内に水を供給することが通常である。前述したように水タンクを筐体の一側面に沿うように設けた場合には、蓋体が回動するため、水タンク内の水を蓋体内に供給する経路の確保が課題になる。
これに対して、本発明の一態様に係る炊飯器は、前記水タンク内の水を前記鍋内に供給する送水経路を備え、前記送水経路は、前記水タンクの内部と外部とを連通するタンク側送水管と、前記蓋体の内部を通過して前記蓋体の外部と前記鍋内とを連通する蓋体側送水管と、を備え、前記蓋体が前記鍋の開口部を覆う閉鎖状態にあるとき、前記タンク側送水管と前記蓋体側送水管とが互いに流体連通するように接続され、前記蓋体が前記鍋の開口部を開放するように回動するとき、前記タンク側送水管と前記蓋体側送水管との接続が解除されるように構成されてもよい。この構成によれば、蓋体の回動(開閉)動作に連動して、タンク側送水管と蓋体側送水管との接続及び当該接続の解除を行うことができる。従って、より簡易な構成で、水タンク内の水を蓋体内に供給する経路の確保を実現することができる。
また、前記蓋体は、前記蓋体が前記閉鎖状態にあるとき、前記水タンクの一部を覆うように設けられ、前記タンク側送水管の一端部は、前記水タンクの一部に設けられ、前記蓋体側送水管の一端部は、前記水タンクの一部と対向する面に設けられ、前記蓋体が前記鍋の開口部を覆うように回動するとき、前記タンク側送水管の一端部と前記蓋体側送水管の一端部とが互いに流体連通するように接続されてもよい。この構成によれば、より簡易な構成で、水タンク内の水を蓋体内に供給する経路の確保を実現することができる。
また、前記蓋体側送水管の一端部は、前記回動軸から離れた前記蓋体の回動先端部側に配置されてもよい。この構成によれば、蓋体が回動する際における蓋体側送水管の一端部の回動軌跡の円弧が、より直線に近づくことになる。その結果、前記タンク側送水管の一端部と前記蓋体側送水管の一端部とをより直線的に接続することができ、接続の信頼性を向上させることができる。
また、前記蓋体側送水管には、前記水タンク側から前記鍋側へのみ流体を送る第1ポンプと、当該第1ポンプよりも前記水タンク側に配置され、前記蓋体側送水管内に気体を送る第2ポンプとが設けられてもよい。この構成によれば、第1ポンプが水タンク側から鍋側へのみ流体を送ることで、第1ポンプから鍋側へ流れる流体の流れを一方向に規制することができる。また、蓋体側送水管内に水が滞留した場合であっても、第2ポンプが蓋体側送水管内に気体を送ることで、蓋体側送水管内の水を、水タンク内又は第1ポンプを通じて鍋内に排出することができる。
また、前記タンク側送水管は、前記水タンクに着脱可能に取り付けられてもよい。この構成によれば、清掃性をより向上させることができる。
また、前記水タンクは、着脱可能である一方、前記米タンクは、着脱不可能であってもよい。この構成によれば、水タンクと米タンクとを誤って逆に取り付けることを抑えることができる。また、米タンク内に米を補充する際は、米が周囲に飛び散りやすい。これに対して、補充が容易である水タンクを着脱可能にすることで、より使い勝手を向上させることができる。また、米タンクを着脱不可能にすることで、米タンクのシール性を考慮する必要性を無くすことができる。更に、水タンクを取り外すことで、当該水タンクに取り付けられたタンク側送水管も一緒に取り外すことが可能になり、清掃性をより向上させることができる。
また、前記水タンクは、前記米タンクよりも前記前方側に配置されてもよい。この構成によれば、補充が容易である水タンクを前方側に配置することで、より使い勝手を向上させることができる。
また、水を長時間放置すると、雑菌が繁殖するなどの問題が発生し得る。水タンクが大き過ぎると、この問題が顕著になるとともに、炊飯器の大型化にもつながる。逆に、水タンクが小さ過ぎると、水の補充頻度が増加して、使い勝手が悪くなる。これに対して、前記水タンクの容量は、前記米タンクの容量の1.0倍以上1.5倍以下であってもよい。この構成によれば、米タンク内への米の補充のタイミングと水タンク内への水の補充のタイミングとを合わせやすくなり、より使い勝手を向上させることができる。また、前記問題の発生を抑えるとともに、炊飯器の大型化を抑えることができる。
また、洗米に使用された水を収容する排水タンクを備え、前記排水タンクは、前記筐体内に収納され、前記筐体の一側面とは異なる前記筐体の側面から一部が露出するように設けられてもよい。この構成によれば、水を収容するものとして共通する水タンクと排水タンクとが一見して違う位置に配置されているので、水タンクと排水タンクとを間違えることを抑えることができる。また、排水タンクを筐体内に収納することで、省スペース化を図ることができる。
また、前記米タンク内に収容される米が無洗米か否かを選択する選択部を備えてもよい。この構成によれば、洗米が不要な無洗米と洗米が必要な米(例えば、精白米)とをそれぞれに適した手順で炊飯することができる。
また、前記選択部は、前記米タンクに設けられてもよい。この構成によれば、米タンクに米を補充する動作に続いて、一連の流れで無洗米か否かを選択し易くなるので使い勝手を向上させることができる。
また、米及び水によって洗米を行う洗米装置と、前記米タンク内の米を前記洗米装置内に送る送米工程と、前記水タンク内の水を前記洗米装置内に送る送水工程と、前記洗米装置内に入れられた米及び水によって洗米を行う洗米工程と、前記洗米後の前記洗米装置内の水を前記洗米装置外に排出する排水工程とを実行する制御部と、前記選択部にて無洗米が選択された場合、前記制御部は、前記洗米工程及び前記排水工程を実行しなくてもよい。
また、情報端末機器から送信された米種情報を受信する受信部と、米及び水によって洗米を行う洗米装置と、前記米タンク内の米を前記洗米装置内に送る送米工程と、前記水タンク内の水を前記洗米装置内に送る送水工程と、前記洗米装置内に入れられた米及び水によって洗米を行う洗米工程と、前記洗米後の前記洗米装置内の水を前記洗米装置外に排出する排水工程とを実行する制御部と、を備え、前記受信部が受信した米種情報が無洗米であった場合は、前記制御部は、前記洗米工程及び前記排水工程を実行しなくてもよい。
本発明の他の一態様によれば、鍋と、
前記鍋を収容する鍋収容部を有する筐体と、
前記筐体の後方上部に設けられた回動軸を中心として回動することにより、前記鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
前記筐体の一側面に沿うように設けられ、水を収容する水タンクと、
前記水タンク内の水を前記鍋内に供給する送水経路と、
を備え、
前記送水経路は、
前記水タンクの内部と外部とを連通するタンク側送水管と、
前記蓋体の内部を通過して前記蓋体の外部と前記鍋内とを連通する蓋体側送水管と、
を備え、
前記蓋体側送水管には、前記水タンク側から前記鍋側へのみ流体を送る第1ポンプと、当該第1ポンプよりも前記水タンク側に配置され、前記蓋体側送水管内に気体を送る第2ポンプとが設けられている、炊飯器を提供する。
この構成によれば、第1ポンプがタンク側から鍋側へのみ流体を送ることで、第1ポンプから鍋側へ流れる流体の流れを一方向に規制することができる。また、蓋体側送水管内に水が滞留した場合であっても、第2ポンプが蓋体側送水管内に気体を送ることで、蓋体側送水管内の水を、水タンク内又は第1ポンプを通じて鍋内に排出することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
また、以下では、説明の便宜上、通常使用時の状態を想定して「上」、「下」、「前」、「後」等の方向を示す用語を用いるが、本発明に係る炊飯器の使用状態等を限定することを意味するものではない。
《実施形態》
本発明の実施形態に係る炊飯器の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る炊飯器の斜視図である。図2は、蓋体が開放状態である図1の炊飯器の斜視図であって、蓋体が開放状態である図である。図3は、図1の炊飯器であって、蓋体が開放状態であるとともに水タンクを取り外した状態を示す図である。図1の炊飯器を示す斜視図である。本実施形態に係る炊飯器は、洗米から炊飯まで自動的に行うことができる、いわゆる全自動炊飯器である。
図1に示すように、本実施形態に係る炊飯器は、筐体1と、筐体1の上部を覆う蓋体2と、筐体1の一側面1aに沿うように設けられた直方体又は略直方体の水タンク3及び米タンク4とを備えている。
筐体1は、直方体又は略直方体の本体部11と、水タンク3及び米タンク4が載置される直方体又は略直方体の台部12とを備えている。本体部11と台部12とは、前後方向Yの長さが一致し、それぞれの一側面が空間的に連通するように接続されている。筐体1、本体部11、及び台部12は、それぞれ上面視において矩形又は略矩形形状を有している。
台部12は、本体部11の一側面11aの下部から側方(図2では左方向)に延在するように設けられている。台部12の高さ方向Zの長さは、本体部11の高さ方向Zの長さよりも低く設定されている。これにより、本体部11の一側面11aが外部に露出している。本実施形態においては、本体部11の一側面11aが、筐体1の一側面1aに対応する。
図2に示すように、本体部11は、鍋5を収容する鍋収容部11bを有している。本体部11の後方上部には、横方向Xに延在する回動軸TAが設けられている。横方向Xと前後方向Yと高さ方向Zとは、互いに直交している。蓋体2は、回動軸TAに回動自在に取り付けられている。蓋体2は、回動軸TAを中心として回動することにより、鍋5の開口部5aを開閉自在に覆うように構成されている。本実施形態において、蓋体2は、直方体又は略直方体形状を有している。
図1に示すように、蓋体2が鍋5の開口部5aを覆う閉鎖状態において、蓋体2の前後方向Yの長さは、本体部11の前後方向Yの長さと一致する。蓋体2の閉鎖状態において、筐体1の本体部11と蓋体2との高さ方向Zの合計長さは、筐体1の台部12と水タンク3又は米タンク4との高さ方向Zの合計長さと一致する。また、蓋体2の閉鎖状態において、筐体1の本体部11及び台部12の横方向Xの合計長さは、蓋体2及び水タンク3又は米タンク4の横方向Xの合計長さと一致する。すなわち、蓋体2の閉鎖状態において、本実施形態に係る炊飯器は、直方体又は略直方体形状を有している。
水タンク3は、水を収容する容器である。米タンク4は、米を収容する容器である。水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能である。本実施形態において、水タンク3は、米タンク4よりも炊飯器の前方側に配置されている。また、本実施形態において、水タンク3は、図3に示すように、着脱可能である一方、米タンク4は、着脱不可能に構成されている。本実施形態において、水タンク3の容量は、米タンク4の容量の1.0倍以上1.5倍以下である。
図4は、図1のA1-A1線断面図である。図5は、図1の炊飯器の斜視図であって、蓋体2、水タンク3、及び米タンク4の上壁を取り外した状態を示す図である。図6は、図1の炊飯器の上面図であって、蓋体2の上壁及び操作基板を取り外した状態を示す図である。図7は、図1の炊飯器の底面図であって、筐体1の底壁を取り外した状態を示す図である。図8は、図1のA2-A2線断面図である。図9は、図8の二点鎖線で囲まれた領域の拡大断面図である。
図4~図6に示すように、蓋体2内には、洗米装置6が配置されている。洗米装置6は、水タンク3内の水と米タンク4内の米とによって洗米を行う装置である。洗米装置6は、蓋体2の閉鎖状態において、鍋5の開口部5aの上方に位置するように設けられている。本実施形態において、洗米装置6には、鍋5の開口部5aに対応する位置に開閉弁(図示しない)が設けられている。洗米装置6によって洗米された米は、開閉弁が開放されることで鍋5内に収容(落下)される。洗米装置6の洗米に使用された水は、筐体1の本体部11の下方に収納された排水タンク7に収容される。
洗米装置6と排水タンク7とは、図5~図7に示すように、排水管71を介して接続されている。本実施形態において、排水管71は、回動軸TAを収容する回動軸収容部TA1を通じて延在している。排水管71には、図7に示すように、排水ポンプ72が設けられている。本実施形態において、排水ポンプ72は、2本の排水管71を連結するように取り付けられている。排水ポンプ72が駆動されることで、洗米装置6の洗米に使用された水は、排水タンク7に収容される。
排水タンク7は、筐体1の一側面1aとは異なる筐体1の側面から一部が露出するように設けられている。本実施形態において、排水タンク7は、図5に示すように、本体部11の前面11cから一部が露出するように設けられている。また、排水タンク7は、着脱可能に設けられている。本実施形態において、排水タンク7は、引き出し式に構成され、図3に示すように、前方に引き出すことで取り外すことができる。
洗米装置6と水タンク3とは、図4~図6及び図8~図9に示すように、蓋体側送水管81及びタンク側送水管82によって接続されている。蓋体側送水管81は、蓋体2の内部を通過して蓋体2の外部と鍋5内とを連通する配管である。本実施形態において、蓋体側送水管81は、洗米装置6を介して鍋5内と連通している。タンク側送水管82は、水タンク3の内部と水タンク3の外部とを連通する配管である。本実施形態において、タンク側送水管82は、水タンク3に着脱可能に取り付けられている。本実施形態においては、洗米装置6と蓋体側送水管81とタンク側送水管82とによって、水タンク3内の水を鍋5内に供給する送水経路が構成されている。
蓋体側送水管81には、送水ポンプ83と、送水管排水ポンプ84とが設けられている。送水ポンプ83は、水タンク3側から鍋5側への一方向のみに流体(水及び気体を含む)を送る第1ポンプの一例である。送水ポンプ83は、例えば、ダイヤフラムポンプなどの容積ポンプである。本実施形態において、送水ポンプ83は、2本の蓋体側送水管81を連結するように取り付けられている。送水管排水ポンプ84は、送水ポンプ83よりも水タンク3側に配置され、蓋体側送水管81内に気体(例えば、空気)を送る第2ポンプの一例である。本実施形態において、送水管排水ポンプ84は、蓋体側送水管81から分岐した分岐管に接続されている。
図2及び図3に示すように、蓋体側送水管81の一端部81aは、水タンク3の一部である段差部31と対向する面に設けられている。本実施形態において、蓋体側送水管81の一端部81aは、段差部31と対向する位置で露出している。水タンク3の段差部31は、本体部11の一側面11a側に突出し、水タンク3の上面に対して高さ方向Zの長さが短く、それによって段差を生じる部分である。蓋体2は、蓋体2が閉鎖状態にあるとき、水タンク3の段差部31を覆うように設けられている。すなわち、蓋体2の横方向Xの長さは、本体部11の横方向Xの長さよりも長く設定されている。また、本実施形態において、蓋体側送水管81の一端部81aは、回動軸TAから離れた蓋体2の回動先端部2a側に配置されている。
タンク側送水管82の一端部82aは、水タンク3の段差部31に設けられている。本実施形態において、タンク側送水管82の一端部82aは、蓋体側送水管81の一端部81aと同様に、回動軸TAから離れた蓋体2の回動先端部2a側に配置されている。蓋体2が鍋5の開口部5aを覆う閉鎖状態にあるとき、蓋体側送水管81とタンク側送水管82とが互いに流体連通するように接続される。また、蓋体2が鍋5の開口部5aを開放するように回動するとき、蓋体側送水管81とタンク側送水管82との接続が解除される。
本実施形態において、蓋体側送水管81の一端部81aは、図8及び図9に示すように、蓋体2の厚さ方向且つ内側に突出する筒状の蓋体側接続部2bの周囲に装着されている。また、タンク側送水管82の一端部82aは、蓋体側接続部2bに向けて突出するように設けられ、その周囲に筒状のパッキン31aが取り付けられている。蓋体2が鍋5の開口部5aを覆うように回動するとき、図8及び図9に示すように、タンク側送水管82の一端部82aと蓋体側送水管81の一端部81aとが互いに流体連通するように接続される。
また、洗米装置6と米タンク4とは、図4~図8に示すように、送米管91を介して接続されている。本実施形態において、送米管91は、回動軸TAを収容する回動軸収容部TA1を通じて延在している。送米管91の一端部91aには、図4、図7~図8に示すように、送米ファン92が設けられている。送米ファン92が駆動されることで、送米管91内の米が、洗米装置6に送られる。本実施形態においては、洗米装置6と送米管91とによって、米タンク4内の米を鍋5内に供給する送米経路が構成されている。
米タンク4には、図7及び図8に示すように、送米装置93が取り付けられている。米タンク4の底部は、下方に突出するテーパ状の断面を有するように形成されている。送米装置93は、米タンク4の最下部に接続され、横方向Xに延在するように設けられている。また、送米装置93は、送米管91と連通している。送米装置93は、米タンク4内の米を取り込んで、送米管91に送り出すように構成されている。
また、図2及び図3に示すように、米タンク4には、蓋体2の一部と対向する位置に段差部41が設けられている。米タンク4の段差部41は、本体部11の一側面11a側に突出し、米タンク4の上面に対して高さ方向Zの長さが短く、それによって段差を生じる部分である。水タンク3と米タンク4とが台部12に載置された際、米タンク4の段差部41は、水タンク3の段差部31と面一になるように構成されている。蓋体2は、蓋体2が閉鎖状態にあるとき、水タンク3の段差部31及び米タンク4の段差部41を覆うように設けられている。
また、図1に示すように、蓋体2の上壁には、炊飯量、炊飯コース(白米コース、玄米コースなど)などの各種炊飯情報を表示するとともに、当該各種炊飯情報の中から特定の炊飯情報を選択可能な表示操作部21が設けられている。表示操作部21は、各種炊飯情報を表示する液晶ディスプレイ21Aと、炊飯量、炊飯コースの選択の他、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を指示する複数のボタン21Bとを備えている。ユーザは、液晶ディスプレイ21Aに表示された各種炊飯情報を参照しつつ、複数のボタン21Bにより特定の炊飯情報を選択して炊飯の開始などを指示することができる。
また、図4に示すように、筐体1の鍋収容部11bの外周面には、鍋5に対向する位置に鍋加熱装置13が設けられている。鍋加熱装置13は、例えば、通電されることにより、鍋5を誘導加熱する誘導加熱コイルである。筐体1の鍋収容部11bの中央底部には、貫通穴が設けられ、当該貫通穴を通じて鍋5の中央底部に接触するように鍋温度センサ14が設けられている。
また、筐体1の本体部11の内部には、制御部15が設けられている。制御部15は、米を炊飯するための炊飯シーケンスを複数記憶する記憶部を備えている。ここで、「炊飯シーケンス」とは、予熱、昇温、沸騰維持、蒸らしの主として4つの工程を順に実行するにあたって、各工程において通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力等が予め決められている炊飯の手順をいう。各炊飯シーケンスは、複数の炊飯コースのいずれかにそれぞれ対応している。制御部15は、表示操作部21にて選択された炊飯情報及び鍋温度センサ14の検知温度に基づいて、鍋加熱装置13を制御し、炊飯工程を実行する。
また、制御部15は、炊飯工程の開始前に行う準備シーケンスを複数記憶する記憶部を備えている。ここで、「準備シーケンス」とは、送米、送水、洗米、排水、注水、投入、水調整、及び排水管排水の各工程を順に実行するにあたって、各工程において各ポンプ又はファンの駆動時間等が予め決められている洗米の手順をいう。制御部15は、表示操作部21にて選択された炊飯情報に基づいて、排水ポンプ72、送水ポンプ83、送水管排水ポンプ84、及び送米ファン92を制御し、前記各工程を実行する。
米タンク4には、図1に示すように、米タンク4内に収容される米が無洗米か否かを選択する選択部42が設けられている。本実施形態において、選択部42は、米タンク4の上面に設けられたボタンである。また、筐体1には、スマートフォンなどの情報端末機器から送信された米種情報を受信する受信部43が設けられている。本実施形態において、受信部43は、筐体1の本体部11の前面11cに設けられている。米種情報には、無洗米か否かの情報が含まれる。制御部15は、選択部42にて無洗米が選択された場合、又は受信部43が受信した米種情報が無洗米であった場合、洗米工程、排水工程、及び注水工程を実行しないように構成されている。
次に、本実施形態に係る炊飯器の動作について説明する。図10は、本実施形態に係る炊飯器の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1にて、ユーザが、筐体1の台部12に、水を入れた水タンク3と、米を入れた米タンク4とをセットする。
次いで、ステップS2にて、ユーザが、炊飯情報を選択する。より具体的には、ユーザが、表示操作部21により、炊飯量、炊飯コースなどを選択する。また、ユーザが、選択部42により、米タンク4内に入れた米が無洗米か否かを選択する。或いは、ユーザが、情報端末機器を用いて、受信部43に、米タンク4内に入れた米が無洗米か否かを含む米種情報を送信する。
次いで、ステップS3にて、制御部15は、ユーザが表示操作部21を操作するなどして、炊飯開始の指示が有ったか否か検知する。炊飯開始の指示がない場合(ステップS3の「NO」)、制御部15は、ポンプ等を駆動させずに待機する。一方、炊飯開始の指示が有った場合(ステップS3の「YES」)、制御部15は、ステップS4に進み、選択部42により無洗米が選択されたか否か、或いは、受信部43により受信した米種情報が無洗米である否かを検知する。
米タンク4内の米が無洗米であることを検知した場合(ステップS4の「YES」)、制御部15は、ステップS5に進む。一方、米タンク4内の米が無洗米であることを検知しなかった場合(ステップS4の「NO」)、制御部15は、ステップS8に進む。
ステップS5にて、制御部15は、送米工程及び送水工程を行う。送米工程は、米タンク4内の米を洗米装置6内に送る工程である。送米工程において、制御部15は、炊飯情報に応じて予め決められた時間、送米装置93を駆動させて、米タンク4内の米を送米管91内に移動させるとともに、送米ファン92を駆動させて、送米管91内の米を洗米装置6内に送る。送水工程は、水タンク3内の水を洗米装置6内に送る工程である。送水工程において、制御部15は、炊飯情報に応じて予め決められた時間、送水ポンプ83を駆動させて、水タンク3内の水をタンク側送水管82及び蓋体側送水管81を通じて洗米装置6内に送る。なお、送米工程と送水工程とは、順に行われてもよいし、同時に行われてもよい。送米工程で洗米装置6に送る米の量は、表示操作部21によって選択した炊飯量に対応する量(以下、設定炊飯量という)であってもよいし、当該設定炊飯量を複数分割した量であってもよい。
次いで、ステップS6にて、制御部15は、投入工程を行う。投入工程は、洗米装置6内の米及び水を鍋5内に投入する工程である。投入工程において、制御部15は、洗米装置6の開閉弁を開放して、洗米装置6内の米及び水を鍋5内に投入する。
次いで、ステップS7にて、制御部15は、鍋5内の米が設定炊飯量であるか否かを検知する。鍋5内の米が設定炊飯量に達していない場合(ステップS7の「No」)、制御部15は、ステップS5に戻って送米工程及び送水工程を行う。一方、鍋5内の米が設定炊飯量に達した場合(ステップS7の「YES」)、制御部15は、ステップS14に進み、後述する水調整工程を行う。
選択部42により無洗米が選択されていない場合(ステップS4の「No」)、制御部15は、ステップS8に進み、送米工程及び送水工程を行う。ステップS8の送米工程及び送水工程は、ステップS5の送米工程及び送水工程と同様である。
次いで、ステップS9にて、制御部15は、洗米工程を行う。洗米工程は、洗米装置6内に入れられた米及び水によって洗米を行う工程である。制御部15は、炊飯情報に応じて予め決められた時間、洗米装置6を駆動して、洗米装置6内に入れられた米及び水によって洗米を行う。
次いで、ステップS10にて、制御部15は、排水工程を行う。排水工程は、洗米後の水を洗米装置6外に排出する工程である。排水工程において、制御部15は、炊飯情報に応じて予め決められた時間、排水ポンプ72を駆動して、排水管71を通じて洗米後の水を洗米装置6から排水タンク7に排出する。
次いで、ステップS11にて、制御部15は、注水工程を行う。注水工程は、洗米装置6の内壁に洗米後の米が付着して鍋5内に落下しないことを抑えるために、水タンク3内の水を洗米装置6に送る工程である。注水工程において、制御部15は、炊飯情報に応じて予め決められた時間、送水ポンプ83を駆動させて、水タンク3内の水をタンク側送水管82及び蓋体側送水管81を通じて洗米装置6内に送る。
次いで、ステップS12にて、制御部15は、投入工程を行う。ステップS12の投入工程は、ステップS6の投入工程と同様である。
次いで、ステップS13にて、制御部15は、鍋5内の米が設定炊飯量であるか否かを検知する。鍋5内の米が設定炊飯量に達していない場合(ステップS13の「No」)、制御部15は、ステップS8に戻って送米工程及び送水工程を行う。一方、鍋5内の米及び水が設定炊飯量に達した場合(ステップS13の「YES」)、制御部15は、ステップS14に進み、水調整工程を行う。
水調整工程は、鍋5内の水の量が表示操作部21によって選択した炊飯量に対応する量(以下、設定水量という)になるように調整する工程である。水調整工程において、制御部15は、鍋5内の水の量が設定水量になるように、送水ポンプ83を駆動させて、水タンク3内の水をタンク側送水管82、蓋体側送水管81、及び洗米装置6を通じて、鍋5内に送る。
次いで、ステップS15にて、制御部15は、送水管排水工程を行う。送水管排水工程は、蓋体側送水管81及びタンク側送水管82に残留した水を排水する工程である。送水管排水工程の詳細については、後で詳しく説明する。
次いで、ステップS16にて、制御部15は、炊飯工程を行う。本実施形態において、制御部15は、表示操作部21にて選択された炊飯情報及び鍋温度センサ14の検知温度に基づいて、鍋加熱装置13を制御し、炊飯工程を実行する。
以上のようにして、本実施形態に係る炊飯器は、洗米から炊飯まで自動的に行うことができる。
次に、送水管排水工程について、より詳しく説明する。図11A~図11Cは、送水管排水工程の原理を示す説明図である。図11A~図11Cにおいて、水タンク3、タンク側送水管82、蓋体側送水管81、及び鍋5内に示した斜線は、水を表している。
図11Aは、送水管排水工程の開始前である水調整工程中におけるタンク側送水管82及び蓋体側送水管81内の水の状態を示す概略断面図である。水調整工程において、制御部15は、送水ポンプ83を駆動させて、水タンク3内の水をタンク側送水管82及び蓋体側送水管81を通じて鍋5内に送る。このとき、タンク側送水管82及び蓋体側送水管81内は、水で満たされる。
図11Bは、送水管排水工程の前半におけるタンク側送水管82及び蓋体側送水管81内の水の状態を示す概略断面図である。送水管排水工程の前半において、制御部15は、送水ポンプ83の駆動を停止させるとともに、送水管排水ポンプ84を駆動させる。これにより、送水管排水ポンプ84から気体が送られ、送水管排水ポンプ84よりも水タンク3側に位置するタンク側送水管82内の水が、水タンク3内に戻る。
図11Cは、送水管排水工程の後半におけるタンク側送水管82及び蓋体側送水管81内の水の状態を示す概略断面図である。送水管排水工程の後半において、制御部15は、送水管排水ポンプ84の駆動を維持しつつ、送水ポンプ83を駆動させる。これにより、送水管排水ポンプ84から送られる気体より、送水管排水ポンプ84よりも鍋5側に位置するタンク側送水管82内の水が押されて、鍋5内に送られる。
以上のようにして、送水管排水工程が行われる。この送水管排水工程により、蓋体側送水管81及びタンク側送水管82内に残留した水により雑菌等が発生することを抑えることができる。
次に、洗米装置6の構成例を説明する。図12は、洗米装置の構成例を示す概略断面図である。
図12に示すように、洗米装置6は、洗米モータ61と、洗米羽根62と、洗米槽63と、開閉弁64とを備えている。
洗米モータ61は、洗米羽根62を回転させる動力を発生させる駆動源である。洗米羽根62は、洗米モータ61の出力軸61aに取り付けられ、出力軸61aの軸周りに回転するように構成されている。洗米槽63は、洗米装置6内に送られた米及び水を収容する部分であり、下方に向かって直径が小さくなるようにテーパ状に形成されている。洗米羽根62は、洗米槽63のテーパ状の内壁面に沿って回転することで、洗米槽63内の米及び水を洗米するように構成されている。洗米槽63には、排水管71が接続されている。洗米槽63内で洗米に使用された水は、排水管71を通じて排水タンク7に送られる。開閉弁64は、洗米槽63の底部を開閉可能に構成されている。開閉弁64が開放されることにより、洗米槽63内で洗米された米が鍋5内に落下する。
本実施形態に係る炊飯器によれば、水タンク3を備えているので、炊飯器を水道の近くに設置する必要がなく、設置位置の制限を無くすとともに、水道工事の必要性も無くすことができる。また、水タンク3と米タンク4とを、同じ筐体1の一側面1aに沿うように設けるとともに前面側から後面側へ直列に配置しているので、炊飯器の高さ方向Zの小型化を図ることができる。また、炊飯器の上面から見て、筐体1と水タンク3と米タンク4とを、空間効率良くコンパクト(略矩形)に配置し易くなる。従って、設置容易性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、水タンク3が着脱可能であるので、水タンク3を取り外して清掃することができる。従って、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充を容易に行うこともできる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋体2が閉鎖状態にあるとき、タンク側送水管82と蓋体側送水管81とが互いに流体連通するように接続されるように構成されている。また、蓋体2が鍋5の開口部5aを開放するように回動するとき、タンク側送水管82と蓋体側送水管81との接続が解除されるように構成されている。この構成によれば、蓋体2の回動(開閉)動作に連動して、タンク側送水管82と蓋体側送水管81との接続及び当該接続の解除を行うことができる。従って、より簡易な構成で、水タンク3内の水を蓋体2内に供給する経路の確保を実現することができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋体2は、蓋体2が閉鎖状態にあるとき、水タンク3の段差部31を覆うように設けられている。また、タンク側送水管82の一端部82aは、水タンク3の段差部31に設けられ、蓋体側送水管81の一端部81aは、水タンク3の段差部31と対向する面に設けられている。また、蓋体2が鍋5の開口部5aを覆うように回動するとき、タンク側送水管82の一端部82aと蓋体側送水管81の一端部81aとが互いに流体連通するように接続される。この構成によれば、より簡易な構成で、水タンク3内の水を蓋体2内に供給する経路の確保を実現することができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋体側送水管81の一端部81aは、回動軸TAから離れた蓋体2の回動先端部2a側に配置されている。この構成によれば、蓋体2が回動する際における蓋体側送水管81の一端部81aの回動軌跡の円弧が、より直線に近づくことになる。その結果、タンク側送水管82の一端部82aと蓋体側送水管81の一端部81aとをより直線的に接続することができ、接続の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、蓋体側送水管81には、水タンク3側から鍋5側へのみ流体を送る送水ポンプ83と、送水ポンプ83よりも水タンク3側に配置され、蓋体側送水管81内に気体を送る送水管排水ポンプ84とが設けられている。この構成によれば、送水ポンプ83が水タンク3側から鍋5側へのみ流体を送ることで、送水ポンプ83から鍋5側へ流れる流体の流れを一方向に規制することができる。また、蓋体側送水管81内に水が滞留した場合であっても、送水管排水ポンプ84が蓋体側送水管81内に気体を送ることで、蓋体側送水管81内の水を、水タンク3内又は送水ポンプ83を通じて鍋5内に排出することができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、タンク側送水管82は、水タンク3に着脱可能に取り付けられている。この構成によれば、清掃性をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、水タンク3は、着脱可能である一方、米タンク4は、着脱不可能に構成されている。この構成によれば、水タンク3と米タンク4とを誤って逆に取り付けることを抑えることができる。また、米タンク4内に米を補充する際は、米が周囲に飛び散りやすい。これに対して、補充が容易である水タンク3を着脱可能にすることで、より使い勝手を向上させることができる。また、米タンク4を着脱不可能にすることで、米タンク4のシール性を考慮する必要性を無くすことができる。更に、水タンク3を取り外すことで、当該水タンク3に取り付けられたタンク側送水管82も一緒に取り外すことが可能になり、清掃性をより向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、水タンク3は、米タンク4よりも前方側に配置されている。これにより、補充が容易である水タンク3を前方側に配置することで、より使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、水タンク3の容量は、米タンク4の容量の1.0倍以上1.5倍以下に構成されている。この構成によれば、米タンク4内への米の補充のタイミングと水タンク3内への水の補充のタイミングとを合わせやすくなり、より使い勝手を向上させることができる。この理由につき、以下に説明する。
例えば、2合の米を炊飯する場合、米の重量は300gであり、米の体積は216mlである。また、2合の米を炊飯するのに適した水の使用量は、475mlである。1回の炊飯のみを考慮すれば、水タンク3の容量は、米タンク4の容量の2倍以上必要である。しかしながら、前述したように、水を長時間放置すると、雑菌が繁殖するなどの問題が発生し得る。水タンク3が大き過ぎると、この問題が顕著になるとともに、炊飯器の大型化にもつながる。また、水タンク3が小さ過ぎると、水の補充頻度が増加して、使い勝手が悪くなる。一方、通常、水タンク3の方が米タンク4よりも補充が容易である。例えば、2合の米を2回炊飯する場合、米の体積は432mlであり、2合の米を炊飯するのに適した水の使用量は、475mlである。すなわち、水タンク3の容量を米タンク4の容量の1.0倍以上1.5倍以下に構成することで、米タンク4内の米をn回(nは自然枢)補充するタイミングと、水タンク3内の水を2×n回補充するタイミングとを合わせやすくなる。また、水タンク3内の水の補充頻度の増加を抑えて、使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、排水タンク7が、筐体1内に収納され、筐体1の一側面1aとは異なる筐体1の前面から一部が露出するように設けられている。この構成によれば、水を収容するものとして共通する水タンク3と排水タンク7とが一見して違う位置に配置されているので、水タンク3と排水タンク7とを間違えることを抑えることができる。また、排水タンク7を筐体1内に収納することで、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、米タンク4内に収容される米が無洗米か否かを選択する選択部42を備えている。この構成によれば、洗米が不要な無洗米と洗米が必要な米(例えば、精白米)とをそれぞれに適した手順で炊飯することができる。
また、本実施形態に係る炊飯器によれば、選択部42は、米タンク4の上面に設けられている。この構成によれば、米タンク4に米を補充する動作に続いて、一連の流れで無洗米か否かを選択し易くなるので使い勝手を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、水タンク3を着脱可能とし、米タンク4を着脱不可能であるとしたが、本発明はこれに限定されない。水タンク3と米タンク4の少なくとも一方が着脱可能であれば、当該少なくとも一方を取り外して清掃することができる。従って、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
なお、水タンク3及び米タンク4は、必ずしも少なくとも一方が着脱可能である必要はなく、両方が着脱不可能であってもよい。例えば、送水ポンプ83及び送水管排水ポンプ84を設けることで、蓋体側送水管81内に水が滞留した場合であっても、蓋体側送水管81内の水を水タンク3内又は鍋5内に排出することができるという特有の効果を奏する。このような構成では、水タンク3及び米タンク4は、着脱可能である必要はない。
また、前記では、米タンク4は、水タンク3と同様に直方体又は略直方体形状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、米タンク4は、図13に示すように、直方体又は略直方体の容器内に収納されるように構成されてもよい。また、この場合、送米装置93は、米タンク4内ではなく、米タンク4の最下部と送米管91とを連通するように米タンク4の外部に配置して、米タンク4内から落下した米を送米管91に送り出すように構成されてもよい。この構成によれば、米タンク4を着脱し易くすることができる。
また、前記では、水タンク3は、米タンク4よりも前方側に配置されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、水タンク3は、米タンク4よりも後方側に配置されてもよい。すなわち、水タンク3と米タンク4との位置を入れ替えてもよい。
また、前記では、米タンク4内に収容される米が無洗米か否かを検知するために、選択部42及び受信部43を設けたが、本発明はこれに限定されない。選択部42及び受信部43のいずれか一方が設けられてもよい。また、選択部42は、表示操作部21に設けられてもよい。
また、前記では、洗米装置6内で洗米を行うようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、特許文献1の炊飯器のように、洗米は鍋5内で行われてもよい。
また、前記では、注水工程を行うものとしたが、本発明はこれに限定されない。必ずしも注水工程を行わなくてもよい。例えば、洗米装置6の内壁にエンボス加工を施すなどして、洗米装置6の内壁に洗米後の米が付着して鍋5内に落下しないことを抑えてもよい。
また、前記では、投入工程を行うものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、特許文献1の炊飯器のように、洗米を鍋5内で行うように構成した場合には、投入工程を行わなくてもよい。
また、前記では、水調整工程を行うものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ステップS5の送水工程又はステップS11の注水工程によって、鍋5内の水が設定水量の達した場合は、水調整工程を行う必要はない。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
例えば、水タンク3及び米タンク4の配置に関わらず、種々の構成の効果を奏する場合がある。また、水タンク3及び米タンク4が着脱可能か否かに関わらず、種々の構成の効果を奏する場合がある。以下、種々の構成の組み合わせ例について、具体的に説明する。以下、本実施形態と同様の構成については、図1~図13を参照する。
(構成A:水経路取り外しの構成)
図2、図8に示すように、構成Aの炊飯器は、
鍋5と、
前記鍋5を収容する鍋収容部を有する筐体1と、
前記筐体1の後方上部に設けられた回動軸TAを中心として回動することにより、前記鍋5の開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、
前記筐体1の一側面1aに沿うように設けられ、水を収容する水タンク3と、
を備える炊飯器であって、
前記水タンク3内の水を前記鍋5内に供給する送水経路を備え、
前記送水経路は、
前記水タンク3の内部と外部とを連通するタンク側送水管82と、
前記蓋体2の内部を通過して前記蓋体2の外部と前記鍋5内とを連通する蓋体側送水管81と、
を備え、
前記蓋体2が前記鍋5の開口部を覆う閉鎖状態にあるとき、前記タンク側送水管82と前記蓋体側送水管81とが互いに流体連通するように接続され、前記蓋体2が前記鍋5の開口部を開放するように回動するとき、前記タンク側送水管82と前記蓋体側送水管81との接続が解除されるものであってもよい。なお、米は洗米でも無洗米でもよい。
この構成によれば、蓋体2の回動(開閉)動作に連動して、タンク側送水管82と蓋体側送水管81との接続及び当該接続の解除を行うことができる。従って、より簡易な構成で、水タンク3内の水を蓋体2内に供給する経路の確保を実現することができる。
(1)また、上記構成Aに加えて、本実施形態と同様に、筐体1は、米を収容する米タンク4を備えていてもよい。また、米タンク4は、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。この構成により、炊飯器の小型化が図れ、設置容易性を向上できる。
(2)また、上記構成Aに加えて、水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能であってもよい。この構成により、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
(3)また、前記蓋体は、上記構成Aに加えて、
前記蓋体2が前記閉鎖状態にあるとき、前記水タンク3の一部(例えば段差部31)を覆うように設けられ、
前記タンク側送水管82の一端部82aは、前記水タンク3の一部に設けられ、
前記蓋体側送水管81の一端部81aは、前記水タンク3の一部と対向する面に設けられ、
前記蓋体2が前記鍋5の開口部を覆うように回動するとき、前記タンク側送水管82の一端部82aと前記蓋体側送水管81の一端部81aとが互いに流体連通するように接続されていてもよい。
この構成によれば、より簡易な構成で、水タンク3内の水を蓋体2内に供給する経路の確保を実現することができる。
また、前記蓋体側送水管81の一端部81aは、前記回動軸TAから離れた前記蓋体2の回動先端部2a側に配置されていてもよい。この構成によれば、蓋体2が回動する際における蓋体側送水管81の一端部81aの回動軌跡の円弧が、より直線に近づくことになる。その結果、前記タンク側送水管82の一端部82aと前記蓋体側送水管81の一端部81aとをより直線的に接続することができ、接続の信頼性を向上させることができる。
(構成B:米水タンクの容量比)
図2に示すように、構成Bの炊飯器は、
鍋5と、
前記鍋5を収容する鍋収容部を有する筐体1と、
前記筐体1の後方上部に設けられた回動軸TAを中心として回動することにより、前記鍋5の開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、
前記筐体1に設けられ、水を収容する水タンク3と、
前記筐体1に設けられ、米を収容する米タンク4と、を備え、
前記水タンク3の容量は、前記米タンク4の容量の1.0倍以上1.5倍以下であってもよい。なお、この炊飯器は無洗米専用であることが好ましい。この場合、米タンク4に収容される米は、無洗米である。つまり、構成Bの炊飯器は、図10に示す工程のステップS8~ステップS13を実行しない。
この構成によれば、米タンク4内への米の補充のタイミングと水タンク3内への水の補充のタイミングとを合わせやすくなり、より使い勝手を向上させることができる。
(1)また、上記構成Bに加えて、水タンク3は、本実施形態と同様に、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。また米タンク4は、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。この構成により、炊飯器の小型化が図れ、設置容易性を向上できる。
(2)また、上記構成Bに加えて、水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能であってもよい。この構成により、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
(3)また、上記構成Bに加えて、前記水タンク3は、着脱可能である一方、前記米タンク4は、着脱不可能であってもよい。また、前記水タンク3は、前記米タンク4よりも前記前方側に配置されていてもよい。それぞれの構成による効果は、本実施形態と同様である。
(構成C:排水タンク)
図1~図3に示すように、構成Cの炊飯器は、
鍋5と、
前記鍋5を収容する鍋収容部を有する筐体1と、
前記筐体1の後方上部に設けられた回動軸TAを中心として回動することにより、前記鍋5の開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、
前記筐体1に設けられ、水を収容する水タンク3と、
前記筐体1に設けられ、米を収容する米タンク4と、
前記筐体1に設けられ、洗米に使用された水を収容する排水タンク7を備えていてもよい。なお、米は洗米でも無洗米でもよい。
この構成によれば、米が洗米の場合は、炊飯器は図10に示す洗米工程S6を実行し、洗米工程S6で発生した排水を排水タンク7に貯めることができる。したがって、必ずしもシンクなどの近くに炊飯器を設置する必要がなく、設置容易性が高まる。
(1)また、上記構成Cに加えて、水タンク3は、本実施形態と同様に、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。また、本実施形態と同様に、米タンク4は、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。この構成により、炊飯器の小型化が図れ、設置容易性を向上できる。
(2)また、上記構成Cに加えて、水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能であってもよい。この構成により、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
(3)また、上記構成Cに加えて、前記水タンク3は、着脱可能である一方、前記米タンク4は、着脱不可能であってもよい。また、前記水タンク3は、前記米タンク4よりも前記前方側に配置されていてもよい。それぞれの構成による効果は、本実施形態と同様である。
(4)また、上記構成Cに加えて、前記排水タンク7は、前記筐体1内に収容され、前記筐体1の一側面1aとは異なる前記筐体1の側面(たとえば前面11c)から一部が露出するように設けられていてもよい。この構成によれば、水を収容するものとして共通する水タンク3と排水タンク7とが一見して違う位置に配置されているので、水タンク3と排水タンク7とを間違えることを抑えることができる。また、排水タンク7を筐体1内に収納することで、省スペース化を図ることができる。
(構成D:ポンプ)
図4~図8に示すように、構成Dの炊飯器は、
鍋5と、
前記鍋5を収容する鍋収容部を有する筐体1と、
前記筐体1の後方上部に設けられた回動軸TAを中心として回動することにより、前記鍋5の開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、
前記筐体1に設けられ、水を収容する水タンク3と、
を備える炊飯器であって、
前記水タンク3内の水を前記鍋5内に供給する送水経路を備え、
前記送水経路は、
前記水タンク3の内部と外部とを連通するタンク側送水管82と、
前記蓋体2の内部を通過して前記蓋体2の外部と前記鍋5内とを連通する蓋体側送水管81と、
を備え、
前記蓋体側送水管81には、前記水タンク3側から前記鍋5側へのみ流体を送る第1ポンプ(たとえば送水ポンプ83)と、当該第1ポンプよりも前記水タンク3側に配置され、前記蓋体側送水管81内に気体を送る第2ポンプ(たとえば送水管排水ポンプ84)とが設けられていてもよい。なお、米は洗米でも無洗米でもよい。
この構成によれば、第1ポンプが水タンク3側から鍋5側へのみ流体を送ることで、第1ポンプから鍋5側へ流れる流体の流れを一方向に規制することができる。また、蓋体側送水管81内に水が滞留した場合であっても、第2ポンプが蓋体側送水管81内に気体を送ることで、蓋体側送水管81内の水を、水タンク3内又は第1ポンプを通じて鍋内に排出することができる。
(1)また、上記構成Dに加えて、水タンク3は、本実施形態と同様に、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。また、本実施形態と同様に、筐体1は、米を収容する米タンク4を備えていてもよい。また米タンク4は、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。この構成により、炊飯器の小型化が図れ、設置容易性を向上できる。
(2)また、上記構成Dに加えて、水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能であってもよい。この構成により、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
(構成E:無洗米/洗米選択ボタン)
図1、図2に示すように、構成Eの炊飯器は、
鍋5と、
前記鍋5を収容する鍋収容部を有する筐体1と、
前記筐体の後方上部に設けられた回動軸TAを中心として回動することにより、前記鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体2と、
前記筐体1に設けられた、米を収容する米タンク4と、
を備える炊飯器であって、前記米タンク4内に収容される米が無洗米か否かを選択する選択部42を備えていてもよい。この構成によれば、洗米が不要な無洗米と洗米が必要な米(例えば、精白米)とをそれぞれに適した手順で炊飯することができる。選択部42は、表示操作部21に設けられてもよい。
(1)上記構成Eに加えて、前記選択部42は、前記米タンク4に設けられてもよい。この構成によれば、米タンク4に米を補充する動作に続いて、一連の流れで無洗米か否かを選択し易くなるので使い勝手を向上させることができる。
(2)また、上記構成Eに加えて、水タンク3は、本実施形態と同様に、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。また、本実施形態と同様に、米タンク4は、筐体1の一側面1aに沿うように設けられていてもよい。この構成により、炊飯器の小型化が図れ、設置容易性を向上できる。
(3)また、上記構成Eに加えて、水タンク3と米タンク4とは、炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能であってもよい。この構成により、清掃性を向上させることができる。また、水タンク3への水の補充又は米タンク4への米の補充を容易に行うこともできる。
(4)また、上記構成Eに加えて、前記水タンク3は、着脱可能である一方、前記米タンク4は、着脱不可能であってもよい。また、前記水タンク3は、前記米タンク4よりも前記前方側に配置されていてもよい。それぞれの構成による効果は、本実施形態と同様である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明に係る炊飯器は、設置容易性及び清掃性を向上させることができるので、例えば、家庭用及び業務用の炊飯器として有用である。
1 筐体
1a 一側面
2 蓋体
2a 回動先端部
2b 蓋体側接続部
3 水タンク
4 米タンク
5 鍋
5a 開口部
6 洗米装置
7 排水タンク
11 本体部
11a 一側面
11b 鍋収容部
11c 前面
12 台部
13 鍋加熱装置
14 鍋温度センサ
15 制御部
21 表示操作部
21A 液晶ディスプレイ
21B ボタン
31 段差部
31a パッキン
41 段差部
42 選択部
43 受信部
61 洗米モータ
61a 出力軸
62 洗米羽根
63 洗米槽
64 開閉弁
71 排水管
72 排水ポンプ
81 蓋体側送水管
81a 一端部
82 タンク側送水管
82a 一端部
83 送水ポンプ
84 送水管排水ポンプ
91 送米管
91a 一端部
92 送米ファン
93 送米装置
TA 回動軸
TA1 回動軸収容部

Claims (15)

  1. 鍋と、
    前記鍋を収容する鍋収容部を有する筐体と、
    前記筐体の後方上部に設けられた回動軸を中心として回動することにより、前記鍋の開口部を開閉自在に覆う蓋体と、
    前記回軸の延在方向に対向する前記筐体の一対の側面のうちの一方の側面に沿うように設けられ、水を収容する水タンクと、
    前記筐体の一方の側面に沿うように設けられ、米を収容する米タンクと、
    を備える炊飯器であって、
    前記水タンクと前記米タンクとは、前記炊飯器の前方側から後方側へ直列に配置されるとともに、少なくとも一方が着脱可能である、炊飯器。
  2. 前記水タンク内の水を前記鍋内に供給する送水経路を備え、
    前記送水経路は、
    前記水タンクの内部と外部とを連通するタンク側送水管と、
    前記蓋体の内部を通過して前記蓋体の外部と前記鍋内とを連通する蓋体側送水管と、
    を備え、
    前記蓋体が前記鍋の開口部を覆う閉鎖状態にあるとき、前記タンク側送水管と前記蓋体側送水管とが互いに流体連通するように前記蓋体の回動方向に接続され、前記蓋体が前記鍋の開口部を開放するように回動するとき、前記タンク側送水管と前記蓋体側送水管との接続が解除される、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記蓋体は、前記蓋体が前記閉鎖状態にあるとき、前記蓋体の回動方向に前記水タンクの一部を覆うように設けられ、
    前記タンク側送水管の一端部は、前記水タンクの一部に設けられ、
    前記蓋体側送水管の一端部は、前記水タンクの一部と前記蓋体の回動方向に対向する面に設けられ、
    前記蓋体が前記鍋の開口部を覆うように回動するとき、前記タンク側送水管の一端部と前記蓋体側送水管の一端部とが互いに流体連通するように接続される、請求項2に記載の炊飯器。
  4. 前記蓋体側送水管の一端部は、前記回動軸から離れた前記蓋体の回動先端部側に配置されている、請求項3に記載の炊飯器。
  5. 前記蓋体側送水管には、前記水タンク側から前記鍋側へのみ流体を送る第1ポンプと、当該第1ポンプよりも前記水タンク側に配置され、前記蓋体側送水管内に気体を送る第2ポンプとが設けられている、請求項2~4のいずれか1つに記載の炊飯器。
  6. 前記タンク側送水管は、前記水タンクに着脱可能に取り付けられている、請求項2~5のいずれか1つに記載の炊飯器。
  7. 前記水タンクは、着脱可能である一方、前記米タンクは、着脱不可能である、請求項1~6のいずれか1つに記載の炊飯器。
  8. 前記水タンクは、前記米タンクよりも前記前方側に配置されている、請求項1~7のいずれか1つに記載の炊飯器。
  9. 前記水タンクの容量は、前記米タンクの容量の1.0倍以上1.5倍以下である、請求項1~8のいずれか1つに記載の炊飯器。
  10. 洗米に使用された水を収容する排水タンクを備え、
    前記排水タンクは、前記筐体内に収容され、前記筐体の一方の側面とは異なる前記筐体の側面から一部が露出するように設けられている、請求項1~9のいずれか1つに記載の炊飯器。
  11. 前記米タンク内に収容される米が無洗米か否かを選択する選択部を備える、請求項1~10のいずれか1つに記載の炊飯器。
  12. 前記選択部は、前記米タンクに設けられている、請求項11に記載の炊飯器。
  13. 米及び水によって洗米を行う洗米装置と、
    前記米タンク内の米を前記洗米装置内に送る送米工程と、前記水タンク内の水を前記洗米装置内に送る送水工程と、前記洗米装置内に入れられた米及び水によって洗米を行う洗米工程と、前記洗米後の前記洗米装置内の水を前記洗米装置外に排出する排水工程とを実行する制御部と、
    前記選択部にて無洗米が選択された場合、前記制御部は、前記洗米工程及び前記排水工程を実行しない、請求項11又は12に記載の炊飯器。
  14. 情報端末機器から送信された米種情報を受信する受信部と、
    米及び水によって洗米を行う洗米装置と、
    前記米タンク内の米を前記洗米装置内に送る送米工程と、前記水タンク内の水を前記洗米装置内に送る送水工程と、前記洗米装置内に入れられた米及び水によって洗米を行う洗米工程と、前記洗米後の前記洗米装置内の水を前記洗米装置外に排出する排水工程とを実行する制御部と、
    を備え、
    前記受信部が受信した米種情報が無洗米であった場合は、前記制御部は、前記洗米工程及び前記排水工程を実行しない、請求項1~13のいずれか1つに記載の炊飯器。
  15. 前記米タンク内の米を前記鍋内に供給する送米経路を備え、
    前記送米経路は、少なくとも一部が前記筐体から着脱可能である、請求項1~14のいずれか1つに記載の炊飯器。
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