JP7426648B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本開示は、自動で洗米する炊飯器および洗米シーケンスに関する。
特許文献1は、電気調理器に取り付けられる回転体、および自動で洗米を実施する炊飯器を開示する。特許文献1に開示された回転体は、被攪拌物を攪拌するための攪拌部材を、回転軸の周りに回転させる構成を有する。また、特許文献1の回転体は、攪拌部材を起立状態又は倒伏状態に回動させるための回動機構を有している。この攪拌部材は、倒伏状態において、回転体の収容部に収容されるものである。また、収容部は、攪拌部材を固定するための固定部を有しており、この固定部が攪拌部材の回動中心近傍に設けられている。
特許文献2は、米を水に浸漬する時間を管理する炊飯器を開示する。特許文献2に開示された炊飯器は、炊飯器本体と、炊飯器本体に収容される釜と、釜を加熱するためのヒーターと、炊飯器本体に設けられ釜の上面開口を閉鎖する状態と開放する状態とに開閉動作できる蓋とを有している。また、この炊飯器は、蓋を貫通して釜内へ入り込む給水管と、給水管に接続された開閉弁と、開閉弁を所定時間開いた後に閉じる開閉弁制御手段と、開閉弁制御手段が始動する時間を設定するタイマーと、給水管から水が釜内へ供給され洗米を行う際に釜内の水を排出する排水管と、給水管からの水の供給が停止した後に予め設定した水量となるまで釜内の水をサイフォン作用によって排出する排水量規定管と、ヒーターを所定時間作動させるヒーター制御手段と、備えている。
特開2014-61041号公報 特開2012-130614号公報
本開示は、自動で洗米する際に生じる米割れを低減し、確実に所望の洗米を実施できる炊飯器および洗米シーケンスを提供するものである。
本開示に係る一態様の炊飯器の洗米シーケンスは、
米および水を収容する容器と、
前記容器の内部に水を供給する給水部と、
前記容器の内部に米を供給する給米部と、
前記容器の内部で回転し、前記容器の内部で上下に移動可能な攪拌部と、
前記攪拌部と少なくとも一部が一体に構成され、前記容器の内部に排水口を配置して前記容器の内部の水を排水する排水部と、
前記給水部、前記給米部、前記攪拌部、および前記排水部の動作を制御する制御部と、を備えた炊飯器の洗米シーケンスであって、
前記制御部は、前記攪拌部を前記容器における上方位置である初期位置と、前記容器における下方位置である洗米位置との間を移動するよう制御し、前記攪拌部を前記容器における所定の位置で回転するよう制御しており、
前記給米部による米の供給の前に、前記攪拌部を前記初期位置から前記洗米位置に移動するよう構成されている。
本開示に係る一態様の炊飯器は、
米および水を収容する容器と、
前記容器の内部に水を供給する給水部と、
前記容器の内部に米を供給する給米部と、
前記容器の内部で回転し、前記容器の内部で上下に移動可能な攪拌部と、
前記攪拌部と少なくとも一部が一体に構成され、前記容器の内部に排水口を配置して前記容器の内部の水を排水する排水部と、
前記給水部、前記給米部、前記攪拌部、および前記排水部の動作を制御する制御部と、を備えた炊飯器の洗米シーケンスであって、
前記制御部が、前記攪拌部を前記容器における上方位置である初期位置と、前記容器における下方位置である洗米位置との間を移動するよう制御し、前記攪拌部を前記容器における所定の位置で回転するよう制御しており、
前記給米部による米の供給の前に、前記攪拌部を前記初期位置から前記洗米位置に移動するよう構成された洗米シーケンスを備えている。
本開示における炊飯器および洗米シーケンスにおいては、自動で洗米する際に生じる米割れを低減することが可能となり、確実に所望の洗米を実施することができる。
実施の形態1の炊飯器(初期状態)の概略構成を模式的に示す縦断面図 実施の形態1の炊飯器(洗米時状態)の概略構成を模式的に示す縦断面図 実施の形態1における洗米・排水ユニットを模式的に記載した斜視図 実施の形態1における容器と洗米・排水ユニットを模式的に示す縦断面図 実施の形態1における炊飯動作前の洗米シーケンスを示すフローチャート 洗米準備動作時の状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 すすぎ動作の直前の状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 計量された米が内鍋に供給されている状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 内鍋に指定した量の米が供給された状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 内鍋の内部の水を排水している状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 すすぎ動作における排水が完了した後の状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 所定量の水が内鍋に供給された状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 洗米・排水ユニットが回転している状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 洗米動作における排水時の状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 洗米動作における攪拌部の攪拌と、排水部の排水とのタイミングを示すタイムチャート 洗米・排水ユニットが内鍋の内部を回転しつつ上昇している状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 洗米・排水ユニットの排出孔が炊飯水量位置まで移動した状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 内鍋の内部の水量が炊飯水量位置となった状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 洗米シーケンスの最後に洗米・排水ユニットが初期位置に配置された状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図 実施の形態1における炊飯器の洗米シーケンスを示すタイムチャート
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、炊飯器において、炊飯する内鍋の中で自動洗米する技術としては、回転軸の周りに回転させる回転体が、被攪拌物を攪拌するための攪拌手段を、起立状態又は倒伏状態に回動させるための回動機構を有する技術があった。この攪拌手段は、起立状態で洗米を実施し、洗米を実施した後、回転体を収容部に収容させる倒伏状態としていた。このように従来の技術としては、攪拌手段を洗米時は起立状態とし、炊飯時は倒伏状態として収容して、炊飯器が自動で洗米動作を実施できる構成であった。
上記のように特許文献1の炊飯器においては、自動で洗米動作を実施する構成が開示されているが、既に米を収容した状態の内鍋の中で洗米動作を始める構成であるため、攪拌手段を起立状態にするときには、攪拌手段が米を鍋底に押し付ける構成であった。このため、攪拌手段の動作が割れ米を発生させる原因となっていた。
特許文献2の炊飯器においては、炊飯器本体と、炊飯器本体に収容される釜と、釜を加熱するためのヒーターと、炊飯器本体に設けられ釜の上面開口を開閉できる蓋と、を有している。このような構成の従来の炊飯器においては、蓋を貫通して釜内へ入り込む給水管と、給水管に接続された開閉弁と、開閉弁を所定時間開いた後に閉じる開閉弁制御手段と、開閉弁制御手段が始動する時間を設定するタイマーと、給水管から水が釜内へ供給され洗米を行う際に釜内の水を排出する排水管と、給水管からの水の供給が停止した後に予め設定した水量となるまで排出する排水量規定管と、ヒーターを所定時間作動させるヒーター制御手段と、を備えていた。このように構成された炊飯器においては、設定された炊き上げの時間に応じて洗米動作を開始し、水流による洗米後に汚れと共に排水し、水加減を自動調整して炊飯動作を開始する構成であった。この炊飯器においては、予約された炊き上げ時間に米が腐敗した状態となること防ぐ目的で、米に対して所望の浸漬時間となるように管理する構成であった。
上記のように、排水によって鍋内の水が炊飯量に合わせた水位となるように、排水管、並びに排水量規定管の位置を調整するために、排水部は常に米の上方に配置されている。このため、水よりも比重の大きい、糠や米でんぷんといった洗米によって出てくる汚れ成分を確実に排水するためには、大量の水を連続して給水して、強い水流により汚れ成分を上に押し上げる必要があった。
そこで、本開示においては、洗米時における割れ米の発生を抑制しつつ、米の汚れを落として排水することができる洗米機能を実現することを目的とした。発明者らは、攪拌手段を米に対して上から下に押し付けるように移動させることなく、また水に沈んだ汚れを効率よく排出するためには、洗米開始時の米の下に予め攪拌手段と排水手段とを配置して、洗米動作および排水動作を実施するという着想を得た。そして、発明者らは、その着想を実現するには、攪拌手段である攪拌部と排水手段である排水部とを洗米時には鍋の下方に配置し、炊飯動作時には鍋の上方に配置することがよいという課題があることを発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
本開示における炊飯器および洗米シーケンスは、米や水よりも先に攪拌部が内鍋の底付近まで下りているため、攪拌部を下す際に米を押さえ付けるような動作はない。また、内鍋に対する給米より先に給水部により水が供給されているため、内鍋内の水が緩衝材として作用して、内鍋の上方から供給された米が内鍋の底面や壁面に直接的に衝突することが少なくなり、米に加わる落下の衝撃が大幅に緩和される。そのため、本開示における炊飯器および洗米シーケンスにおいては、自動で洗米する際に生じるおそれがあった米割れを大幅に低減して、確実に所望の洗米動作を実施することができる。
先ず始めに、本開示の炊飯器および洗米シーケンスにおける各種態様を例示する。
本開示に係る第1の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、
米および水を収容する容器と、
前記容器の内部に水を供給する給水部と、
前記容器の内部に米を供給する給米部と、
前記容器の内部で回転し、前記容器の内部で上下に移動可能な攪拌部と、
前記攪拌部と少なくとも一部が一体に構成され、前記容器の内部に排水口を配置して前記容器の内部の水を排水する排水部と、
前記給水部、前記給米部、前記攪拌部、および前記排水部の動作を制御する制御部と、を備えた炊飯器の洗米シーケンスであって、
前記制御部は、前記攪拌部を前記容器における上方位置である初期位置と、前記容器における下方位置である洗米位置との間を移動するよう制御し、前記攪拌部を前記容器における所定の位置で回転するよう制御しており、
前記給米部による米の供給の前に、前記攪拌部を前記初期位置から前記洗米位置に移動するよう構成されている。
本開示に係る第2の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第1の態様において、前記制御部が、前記給米部により前記容器に対する米の供給の前に、前記給水部により前記容器に対する水の供給を行うよう構成されてもよい。
本開示に係る第3の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第1または第2の態様において、前記制御部が、前記給水部による水の供給と、前記給米部による米の供給とを行った直後に前記排水部による排水を行うすすぎ動作が行われるよう構成されてもよい。
本開示に係る第4の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第3の態様において、前記制御部が、前記すすぎ動作が行われた後、所定量の水を前記容器に供給して前記攪拌部を回転し、回転から所定時間後に前記容器の水を排水する一連の洗米動作を所定回数行うよう構成されてもよい。
本開示に係る第5の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第4の態様において、前記制御部が、前記攪拌部の回転動作中、および前記攪拌部の回転動作が終了して前記容器の水が静止する前の、少なくともいずれか一方の時に、前記容器の水を排水するよう構成されてもよい。
本開示に係る第6の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第4または5の態様において、前記制御部が、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき回転するよう構成されてもよい。
本開示に係る第7の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第4から第6の態様におけるいずれかの態様において、前記制御部が、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき、前記攪拌部を前記容器の内部の米の表面に接する位置で停止して回転するよう構成されてもよい。
本開示に係る第8の態様の炊飯器の洗米シーケンスは、前記の第4から第7の態様におけるいずれかの態様において、前記制御部が、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき、前記排水口を前記容器の内部の米量に対応する水位の位置で停止して排水するよう構成されてもよい。
本開示に係る第9の態様の炊飯器は、前記の第1から第8の態様におけるいずれかの態様の炊飯器の洗米シーケンスを備えた炊飯器であってもよい。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、本開示の炊飯器およびの具体的な実施の形態として加熱源が誘導加熱である炊飯器について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本開示の炊飯器は、以下の実施の形態に記載した炊飯器の構成に限定されるものではなく、以下の実施の形態において説明する技術的特徴を有する技術的思想と同等の技術に基づく炊飯器の構成を含むものである。
また、以下の実施の形態において示す数値、形状、構成、ステップ(工程、モード)、およびステップの順序等は、一例を示すものであり、発明を本開示の内容に限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。なお、図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
(実施の形態1)
以下、図1~図20を用いて、実施の形態1の炊飯器および洗米シーケンスについて説明する。実施の形態1の炊飯器は、炊飯機構と共に米びつを備えた洗米機構を有する構成であり、米計量、給水、給米、洗米、および炊飯がシーケンスとして自動的に行われる全自動炊飯器である。
[1-1.全体構成]
図1および図2は、実施の形態1の炊飯器の概略構成を模式的に示す縦断面図である。図1に示す炊飯器は、給水および給米が行われていない初期状態を示している。図2は、洗米のための給水および給米が行われたときの状態を模式的に示している。
図1および図2において、実施の形態1の炊飯器は、内鍋3を収容可能な炊飯器本体1と、炊飯器本体1の上部に開閉可能に設けられた蓋部2とを備えている。図1および図2に示す炊飯器において、左側が炊飯器の蓋部2が開く正面側であり、右側が炊飯器の背面側である。実施の形態1において、炊飯器本体1と蓋部2とにより筐体が構成され、筐体の内部に容器である内鍋3が収容される構成である。
炊飯器本体1には、内鍋3を収容する外釜4を備える収容部5が設けられている。外釜4は、上面が開口し、有底の略円筒の形状を有している。収容部5には、内鍋3を加熱するための加熱源6が配設されている。加熱源6としては、例えば、誘導加熱方式の場合、内鍋3を収容する外釜4の外側(側面外側および/または底面外側)に誘導加熱用コイルが配設される。
外釜4の底面には、外釜4に収容された内鍋3の底部が当接する鍋底温度センサ7が配設されている。鍋底温度センサ7は、例えば、弾性部材であるバネ等で鉛直上向きに付勢された構成を有する。内鍋3が外釜4に収容されたとき、内鍋3の加熱源6である誘導加熱用コイルの負荷の変動により、内鍋3が外釜4に収容されたことを検知する。
炊飯器本体1の上部には蓋部2が開閉自在に取り付けられている。蓋部2は、炊飯器本体1の背面側に設けた弾性部材、例えば、バネにより開放方向に付勢された蓋ヒンジ8を介して回動自在に支持されている。炊飯器本体1の正面側には、回動自在に軸支されたフックボタン9(蓋部開放スイッチ)が配設されており、フックボタン9が蓋部2の一部と係合して、蓋部2が閉状態を維持する構成である。
蓋部2の正面側には、ユーザが当該炊飯器に対する炊飯動作の開始、および炊飯動作における各種設定等を行うための操作、および炊飯器における各種情報を表示する操作表示部10が設けられている。なお、操作表示部10は入力インタフェースであり、入力インタフェースとしては様々な実施の形態が考えられる。例えば、機械式の操作部材類で入力インタフェースを構成してもよい。また、ディスプレイの上方に設置された透明板状の操作部材で入力インタフェースを構成してもよい。このような透明板状の操作部材は、接触式のものを用いることもできるし、非接触式のものを用いることもできる。
蓋部2の下面には、蓋部2が閉じられたときに内鍋3を閉塞する内蓋11が着脱自在に取り付けられている。内鍋3と内蓋11との間は内蓋シール12によってシールされている。このように、蓋部2の下面には内蓋11が装着されているため、蓋部2が炊飯器本体1を閉じたとき、フックボタン9が蓋部2と係合し、収容部5の内部の内鍋3は蓋部2の内蓋11により閉塞された状態となる。
蓋部2においては、炊飯中および保温中に内鍋3の内部で発生する蒸気を排出するために、内蓋11に貫通孔である内蓋蒸気口13が形成されている。内蓋蒸気口13は、蓋部2の内部において蒸気の通路となる蒸気経路14と、炊飯器の外に排出する蒸気口15とに連通している。内蓋11の内蓋蒸気口13と蓋部2の蒸気経路14との間は蒸気口シール16によりシールされている。
蓋部2には有底筒形状の米びつ17が配設されている。米びつ17には所定量の米18を保管することができる。米びつ17の上部には米びつ蓋19が設けられている。米びつ蓋19は、米びつ17の上部の開口を開閉可能に構成されている。米びつ17に米18を補充する場合には、米びつ蓋19を開状態として米びつ17の上面開口を開放する。
米びつ17の下部には米計量部20と米搬送部21とを介して給米経路22が接続されている。内蓋11には貫通孔である内蓋給米口23が形成されている。内蓋給米口23と給米経路22との間は給米口シール24によりシールされている。米計量部20において所定量計量された米18は、米搬送部21を駆動することにより、内鍋3の内部に供給される。本実施の形態においては、米びつ17、米びつ蓋19、米計量部20、米搬送部21、給米経路22、内蓋給米口23が給米部となるが、給米部としては、容器である内鍋3の内部に米18を供給できる構成であればよい。
本実施の形態においては、蓋部2を回動して収容部5の上部を開放する構成で説明するが、蓋部2の構成要素が多く、蓋部2が重量物で構成されているため、蓋部2を開方向に回動した開放時において転倒等が生じる可能性がある。このため、蓋部2を安全、且つ確実に開状態とするために、炊飯器本体1と蓋部2との重量バランスを考慮した構成、および/または蓋部2を回動して収容部5の上部のみを開放する機構等を設けてもよい。
本実施の形態においては、炊飯器本体1の上部に設けた蓋部2の全体が蓋ヒンジ8により回動して、収容部5の上部を開放する構成であるが、本開示としては、蓋部2の一部のみが回動して、収容部5の上部のみを開放する構成としてもよい。例えば、収容部5を炊飯器本体1から手前側(正面側)に水平に引き出す構成として、収容部5が炊飯器本体1から引き出されたとき、蓋部2の一部(手前側部分)のみが持ち上がり、収容部5の外釜4の上面開口が確実に開放される構成としてもよい。蓋部2の一部(手前側部分)が持ち上がるときには、蓋部2における重量物である、背面側の米びつ17等の重量物はそのままの位置に維持される構成としてもよい。
[1-2.洗米時の給排水構成]
本実施の形態の炊飯器は、炊飯機構を備えると共に米びつ17を備えており、米びつ17から内鍋3への「給米」、内鍋3における給排水を伴う「洗米」、および水量調整後に設定された加熱シーケンスに基づく「炊飯」の各動作を順次自動的に行う構成である。以下、本実施の形態の炊飯器における洗米時の給排水構成について説明する。
図1および図2に示すように、内蓋11の略中心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔に排水管25が貫設されている。排水部である排水管25の下端には排水フィルタ26が配設されている。排水管25の下端開口である排水口を覆うように設けられた排水フィルタ26は、洗米時において、米粒の大きさ以下の米糠、でんぷん粉、および小さな割れ米等の細かな粉体や汚れを透過して、これらを排水部である排水管25に排出する構成である。
排水管25は排水経路コネクタ27を介して排水経路28に接続されている。排水経路28には、排水するための排水ポンプ29が設けられている。排水経路28を通る洗米後の水は、排水ポンプ29の駆動により排水口30から当該炊飯器の外部に排水される。なお、排水口30は、外部排水経路(図示せず)に接続されて、洗米後の水を外部の台所の流し台等に排水する構成としてもよい。
前述のように、内蓋11を貫通する排水管25の下端には排水フィルタ26が設けられている。また、排水管25の下部には水平方向に延びる棒状の攪拌部である攪拌羽根31が設けられている。攪拌部である攪拌羽根31は排水管25の下部から両側に延設された構成である。攪拌羽根31の長手方向(水平方向)の長さとしては、攪拌羽根31の両先端(延設端部)が内鍋3の内面に近接した位置となるように設定される。従って、排水フィルタ26は、攪拌羽根31の略中央部分において下方に突出するように設けられている。なお、排水フィルタ26の下面は、実質的に平坦面に構成されており、水平面と平行となるよう配置される。排水フィルタ26の下面は、洗米時の排水時の水位線となる。
なお、攪拌羽根31の底面が平坦面となるように、排水フィルタ26が攪拌羽根31の凹部に嵌め込まれるように構成してもよい。このように構成することにより、後述するように、攪拌羽根31を低速度で回転させて洗米後の米表面を平坦にならす場合に更に都合のよい構成となる。
炊飯器本体1の収容部5を覆うように設けられた蓋部2の下面において、排水管25の外面と接する部分にはオイルシール35が設けられており、蓋部2の内部への炊飯蒸気漏れが防止されている。同様に、蓋部2の内部において、排水管25と排水経路コネクタ27との接続部分にオイルシール35が設けられており、排水経路コネクタ27における排水漏れが防止されている。
本実施の形態の炊飯器においては、排水部である排水管25および攪拌部である攪拌羽根31が一体に構成されている。ここで、排水管25および攪拌羽根31が一体に構成されているとは、排水管25および攪拌羽根31が一体として同時に動作することを意味するものであり、1つの部材で構成されることを特定するものではない。即ち、排水管25および攪拌羽根31のそれぞれを別部材で構成して互いに固定する構成としてもよい。排水管25および攪拌羽根31は、炊飯器本体1の収容部5に収容された内鍋3の内部を上下に移動可能な構成を有すると共に、排水管25を回転軸として回転する構成を有する。
本実施の形態において、排水管25と排水フィルタ26と攪拌羽根31とを洗米・排水ユニット34と呼称する。
本実施の形態の炊飯器においては、洗米・排水ユニット34を回転させる攪拌羽根回転駆動部32、および洗米・排水ユニット34を上下に移動させる攪拌羽根上下駆動部33が蓋部2の内部に設けられている。攪拌羽根上下駆動部33は、攪拌羽根31を内鍋3の内部で回転面に対して平行な状態を維持したまま上下に移動させる構成である。攪拌羽根回転駆動部32および攪拌羽根上下駆動部33は、シーケンスに応じて個別に駆動制御される、若しくは同時に駆動制御されるよう構成されている。
攪拌羽根回転駆動部32および攪拌羽根上下駆動部33は、複数のギアにより構成されており、ギア駆動源としてモータが用いられている。ギア駆動源であるモータの回転駆動により回転駆動ギアおよび/または上下駆動ギアが回転して、洗米・排水ユニット34が回転および/または上下に移動する。
蓋部2の内部においては、洗米・排水ユニット34を上下方向(鉛直方向)に移動するために、鉛直方向に延びる上下駆動ガイド36および上下駆動ギア37が蓋部2に固定されている。攪拌羽根回転駆動部32および攪拌羽根上下駆動部33は、一体に構成されており、攪拌羽根上下駆動部33が上下駆動ギア37に係合して上下に移動する構成である。また、攪拌羽根回転駆動部32は、上下駆動ガイド36に案内されており、攪拌羽根上下駆動部33を長手方向に延びる攪拌羽根31を内鍋3の内部で平行な状態で上下に移動させることが可能である。
内蓋11には内鍋3に給水するための内蓋給水口38が貫通孔として設けられている。内蓋給水口38は、蓋部2の内部に配設された給水経路39に繋がっている。内蓋給水口38と給水経路39との間は給水口シール40によりシールされている。給水経路39は給水弁41を介して、炊飯器本体1の外部に突出する給水口42に繋がっている。
給水口42は外部給水経路(図示せず)を介して水道設備(図示せず)に接続されて、給水弁41の駆動制御により内鍋3に所望量の水を供給することが可能となる。即ち、給水弁41を駆動して経路を開放することにより内鍋3の内部に給水することが可能であり、反対に給水弁41を駆動して経路を閉塞することにより内鍋3への給水を止めることができる。本実施の形態においては、容器である内鍋3の内部に水を供給する給水部としては、内蓋給水口38、給水経路39、給水口シール40、給水弁41、および給水口42が含まれるが、給水部としては容器の内部に水を供給する機能を有するものであればよい。例えば、炊飯器の内部に水タンクを備えて、容器の内部に水を供給する構成を含む。
本実施の形態においては、排水管25に繋がる排水経路28、内蓋給水口38に繋がる給水経路39、内蓋給米口23に繋がる給米経路22は、排水管25の上下動作や、蓋部2の開閉動作に対応できるように構成されており、例えば、柔軟性、もしくは伸縮自在な素材および/または構成となっている。
本実施の形態の炊飯器における駆動部分は、炊飯器本体1に設けた制御部43に格納されたプログラム、シーケンスによって制御が実行される。本実施の形態における制御部43は、本開示における炊飯器を制御できるものであればよい。制御部43としては様々な態様で実現可能である。例えば、コントローラとしてプロセッサを用いてもよい。コントローラとしてプロセッサを用いれば、プログラムを格納している記憶媒体からプログラムをプロセッサに読み込ませ、プロセッサによりプログラムを実行することで、各種処理を実行することが可能となる。このため、記憶媒体に格納されたプログラムを変更することで処理内容を変更できるので、制御内容の変更の自由度を高めることができる。本実施の形態においては、制御部43が給水部、給米部、攪拌羽根等を含む攪拌部、および排水管等を含む排水部等の動作を制御する。
[1-3.洗米・排水ユニットの構成]
次に、洗米・排水ユニット34における攪拌部である攪拌羽根31の構成について説明する。図3は、内鍋3の内部において回転し、上下に移動する洗米・排水ユニット34を模式的に記載した斜視図である。図4は、内鍋3の内部に配置された洗米・排水ユニット34を模式的に示す縦断面図である。
図3に示すように、攪拌部である攪拌羽根31は、鉛直方向に延びる排水管25の中心軸が回転の中心となる回転軸Aを持つ回転体である。従って、攪拌羽根31は、水平面である回転平面B内で回転する構成である。即ち、攪拌羽根31は、水平方向に延びる攪拌羽根31の中心が回転の中心となり、水平方向を維持した状態で内鍋3の内部の下方位置(洗米位置)で回転する(図4参照)。
上記のように、攪拌羽根31は、容器である内鍋3の内部の中心で鉛直方向に延びる回転軸Aを回転中心とする構成を有している。攪拌羽根31は、回転軸Aから水平方向に延設された棒形状を有しており、攪拌羽根31の回転方向Cの前方側の面が上向きの傾斜面Dにより構成されている。また、攪拌羽根31における回転軸A側の基端部31aと内鍋3の側面側の延設端部31bとの回転方向に平行な各断面は同じ形状であり、攪拌羽根31の基端部31aと延設端部31bが実質的に同じ太さに形成されている(図4参照)。上記のように構成された攪拌羽根31は、洗米時においては内鍋3の下方位置(洗米位置)に配置されて、排水管25の回転動作により攪拌羽根31が回転して、洗米動作が行われる。
図4に示すように、排水管25の下端であり、攪拌羽根31の中央部分の下面には排水フィルタ26が設けられており、洗米時の排水に含まれる米糠、でんぷん粉、および小さな割れ米等の粉体や汚れを透過させると共に、炊飯に必要な米粒をせき止めて内鍋3の内部に保持するよう構成されている。
[1-4.動作]
次に、上記のように構成された本実施の形態における炊飯器および洗米シーケンスについて、洗米前後の炊飯準備も含めた洗米工程における動作および作用を説明する。
本実施の形態の炊飯器は、米計量、給水、給米、洗米、および炊飯がシーケンスとして自動的に行われる全自動炊飯器であり、予めユーザが指定した炊き上がり時間、炊飯量等に応じて所定の時間に炊飯準備を実施する構成である。例えば、ユーザが朝7時に5合の米を炊き上げるように指定することにより、炊き上がり時間が朝7時になるように逆算して、5合の米を計量し、給水し、洗米して、5合の米に対応する水加減を調整して、炊飯を開始する。
このとき、ユーザは炊飯器の操作表示部10において設定操作するか、若しくはネットワーク等を介して当該炊飯器に対して遠隔で設定情報等を含む各種指令を送信してもよい。
以下に炊飯準備の開始から、米計量、給水、給米、洗米、および水量調整(水加減)を行う洗米シーケンスについて説明をする。
図5は、本実施の形態における炊飯器の初期状態から、洗米準備、すすぎ、洗米、水量調整(水加減)に至る、炊飯動作前の洗米シーケンスを示すフローチャートである。図6~図14、および図16~図19は、本実施の形態の炊飯器において、洗米シーケンスにおける各動作時の状態を模式的に示す炊飯器の縦断面図である。
(A.洗米準備動作)
図5におけるステップS101は、図1に示したように、内鍋3に何も入っておらず、洗米・排水ユニット34の攪拌羽根31が内蓋11に近接した上方位置(初期位置)に配置された初期状態である。この初期状態において、ユーザが設定した炊き上がり時間から逆算して算出された洗米シーケンスの洗米工程の開始時間に達すると、ステップS102に移行する。
図6は、洗米シーケンスにおける洗米準備動作時の状態を示している。ステップS102においては、図6に示すように、洗米・排水ユニット34が内鍋3の下方位置(洗米位置)まで下降する。このとき、洗米・排水ユニット34の下端である排水フィルタ26と内鍋3との間は、米を平面に置いた場合の高さ(米一粒に内接する直方体の、最も短い編の長さ)以上の距離、例えば、3mm以上の距離に設定される。これは、洗米動作時において、洗米・排水ユニット34の排水フィルタ26と、内鍋3の鍋底との間で米粒が潰されないようにするためである。
(B.すすぎ動作)
次に、ステップS103において、図7に示すように、給水弁41が駆動されて、所定量の水が内鍋3に供給される。図7は、洗米シーケンスにおけるすすぎ動作の直前の状態を示している。このとき内鍋3に供給される水量としては、ユーザが指示した米量に応じた量としてもよい。
ステップS104においては、米びつ17内の米18を米計量部20により、ユーザが予め指示した米量(例えば、5合)を一括、あるいは分割計量する。計量された米18は米搬送部21の駆動により、給米経路22および内蓋給米口23を介して内鍋3に供給される。図8は、計量された米18が内鍋3に供給されている状態を示している。
このように内鍋3に米18が供給されるとき、内鍋3の鍋底付近(下方位置:洗米位置)には洗米・排水ユニット34の攪拌羽根31等が配置されているが、内鍋3は水で満たされているため、内鍋3に供給される米18が鍋底や洗米・排水ユニット34の攪拌羽根31等に直接衝突することが緩和されており、そのときの衝撃が抑制されている。
図9は、内鍋3に指定した量の米18が供給された状態を模式的に示している。図9に示すように、内鍋3に水と米18が所定量供給された直後に排水ポンプ29を駆動させて、排水管25および排水経路28を通して内鍋3の水が排水される。図10は、排水ポンプ29を駆動して内鍋3の内部の水を排水管25および排水経路28を通して、矢印で示すように排水している状態を示している。このように、すすぎ動作においては、内鍋3に水を供給した直後、即ち、水供給して即座に排水するのは、米18の表面の汚れが水に混ざったり溶け出したりして、その汚れた水を米18が吸収するのを抑制するためである。ここで、直後に排水とは、水の供給後、例えば、3秒以内の短時間で排水動作を開始することを意味し、水に混ざった汚れ等が沈殿する前の短時間で排水することを意味する。
すすぎ動作における排水の完了は、洗米・排水ユニット34の排水管25の下端に装着された排水フィルタ26からの吸い上げが少なくなったときであり、排水ポンプ29の駆動状態から検知することが可能である。
(C.洗米動作)
図11に示すように、すすぎ動作における排水が完了した後に洗米動作が開始される。図11に示したすすぎ動作が完了した後、ステップS106において、給水弁41が駆動されて、所定量の水が内鍋3に供給される(図12参照)。このとき内鍋3に供給される水の量としては、ユーザにより指示された米量に応じて供給され、例えば、米量が5合の場合には、750ml以上の水が供給される。なお、米量が1合の場合であっても、最低400mlの水が内鍋3に供給されて、洗米動作が行われる。内鍋3の内部の水量が少ない状態で洗米動作を行うと、米割れが生じるおそれがあり、十分に排水ができない場合が生じるためである。
次に、ステップS107において、図13に示すように、攪拌羽根回転駆動部32を駆動することによって、洗米・排水ユニット34の排水管25を回転させ、攪拌部である攪拌羽根31を内鍋3の下方位置で所定の低速度で回転させる。攪拌羽根31により攪拌されて押された米同士が擦れることにより、米18が洗米される。このとき、前段階のステップS106において、内鍋3には水が供給されて、内鍋3の内部は水で満たされているため、内鍋3の内部の米18は浮力を受けており、攪拌羽根31と米18、または米同士の衝突が緩和されており、強い衝撃を受けにくい状態となっている。
図14は、洗米動作における排水時の状態を示している。図14に示すように、ステップS108においては、ステップS107における米18の攪拌により汚れた水を排水する。この排水においても、前述のすすぎ動作の排水と同様に、洗米・排水ユニット34の排水管25の下端に装着された排水フィルタ26からの吸い上げを行う排水ポンプ29の駆動状態を検出して、排水完了を検知する構成である。
図15は、洗米動作における攪拌部である攪拌羽根31による攪拌と、排水部である排水管25からの排水とのタイミングを示すタイムチャートである。図15のタイムチャートに示すように、ステップS107の攪拌羽根31による攪拌が終了する前に、ステップS108の排水を開始して、攪拌と排水が同時に実施される重複するタイミングTを設けることによって、攪拌羽根31による攪拌により水中に舞い上がった汚れを、効率よく排水することができる。
なお、このとき、攪拌羽根31が回転しつつ、攪拌羽根31の下端の回転中心部分に設けた排水フィルタ26を通して排水される構成であるため、汚れに比べて重量のある米18が遠心力により排水フィルタ26から離れて、排水フィルタ26からの排水により汚れが効率的に排出される。
上記のように、ステップS106~ステップS108の一連の洗米動作が終了すると、ステップS109において、洗米動作の実施回数が判定される。一連の洗米動作が規定回数n、例えば、3回に達していない場合には、ステップS106の給水に戻り、ステップS107の攪拌、およびステップS108の排水という、次の一連の洗米動作が行われる。この一連の洗米動作は規定回数nに達するまで繰り返され、ステップS109において規定回数nに達しているか否かが判定される。上記のように、制御部43は、すすぎ動作が行われた後、所定量の水を容器である内鍋3に供給し、攪拌羽根31を回転し、その回転から予め設定された所定時間経過後に内鍋3の水を排水する一連の洗米動作が所定回数行われるように、駆動制御している。
(D:水量調整:炊飯のための水量の調整)
ステップS109において、洗米動作が規定回数nに達していると判定されると、炊飯のための水量の調整(水加減)である水量調整工程が実行される。
ステップS110において、給水弁41が駆動されて開放され、内鍋3に水が供給される。このとき、ユーザが指定した米量に対応する炊飯のための水量よりも多くの水が供給される。例えば、米量が5合の場合には、1000ml以上の水が供給される。
次に、ステップS111において、攪拌羽根回転駆動部32および攪拌羽根上下駆動部33を同時に、またはシーケンシャルに駆動させて、洗米・排水ユニット34を回転させると共に上昇させる。このときの回転は、洗米動作時における回転より低速度の回転でもよい。図16は、ステップS111において、洗米・排水ユニット34が内鍋3の内部を下方位置から回転しつつ上昇している状態を模式的に示している。ステップS111においては、洗米・排水ユニット34の排水フィルタ26の排出孔が、ユーザが予め指定した米量に対応する水位の位置(炊飯水量位置)まで移動する。図17は、排水フィルタ26の排出孔が炊飯水量位置まで移動(上昇)した状態を示している。
次に、ステップS112において、排水ポンプ29が駆動されて、内鍋3の内部の水が、排水フィルタ26、排水管25、および排水経路28を通って排水口30から外部に排水される。このように所定の炊飯水量位置に配置された排水フィルタ26からの排水により、内鍋3の内部の水量を所望の炊飯水量となるように確実に調整することができる。図18は、ステップS112において、内鍋3の内部の水量が炊飯水量位置となった状態を示している。上記のように、洗米・排水ユニット34の位置を制御することにより、内鍋3の内部の水量を所望の値に自動調整することができる。
最後に、ステップS113において、洗米・排水ユニット34を初期位置(上方位置)まで移動(上昇)させる(図19参照)。図19に示すように、洗米シーケンスの最後において、洗米・排水ユニット34を初期位置に配置することにより、以後の炊飯工程にいて内鍋3の内部で米が膨潤しても、洗米・排水ユニット34に接触することがない。
図20は、本実施の形態における炊飯器の洗米シーケンスのタイムチャートである。図20のタイムチャートに示すように、洗米シーケンスには洗米工程および水量調整工程(水加減工程)が含まれ、この洗米シーケンスの後に炊飯工程が実行される。また、洗米工程においては、洗米・排水ユニット34を上方位置(初期位置)から下方位置(洗米位置)に移動する洗米準備動作、給水、給米および排水を行うすすぎ動作、および複数回の洗米動作が含まれる。本実施の形態における炊飯器の洗米シーケンスの各動作は、制御部43においてユーザに設定された情報、各種検出データ(温度、時間、電流等)等に基づいて駆動制御される。
[1-5.効果等]
以上のように、本実施の形態における炊飯器は、内鍋3と、給水弁41と、米搬送部21と、攪拌部である攪拌羽根31と、攪拌羽根回転駆動部32と、攪拌羽根上下駆動部33と、を備える。内鍋3は、炊飯器本体1にセットできる有底筒形状である。給水弁41を駆動することにより、炊飯器外部の給水設備から内鍋3に水を供給することができる。米搬送部21を駆動することにより、内鍋3に米18を供給することができる。攪拌部である攪拌羽根31は、攪拌羽根回転駆動部32によって内鍋3の内部の米18を攪拌可能であり、攪拌羽根上下駆動部33によって内鍋3の内部を上下移動可能である。
攪拌羽根上下駆動部33を駆動することにより、内鍋3の鍋底付近(洗米位置)まで攪拌部である攪拌羽根31を下降させた後に、給水弁41を駆動して内鍋3に給水し、米搬送部21を駆動して給米を行う。その後、攪拌羽根回転駆動部32を駆動して、攪拌部である攪拌羽根31を回転させることにより、内鍋3の内部の米18が洗米される。
本実施の形態における炊飯器および洗米シーケンスにおいては、上記のように動作させることにより、内鍋3に給米するときには既に内鍋3が水で満たされているため、給米時の内鍋3の鍋底等への米18の衝突を緩和することができる。また、給米時にはすでに内鍋3の鍋底付近に攪拌羽根31が移動しているため、米18が内鍋3に供給された後に攪拌羽根31を移動(回転)させる場合においては、内鍋3の底面へ米18を押し付けるような動作はなく、攪拌部である攪拌羽根31が米18を水と共に攪拌する動作を行う。このため、本実施の形態の炊飯器および洗米シーケンスにおいては、自動で洗米する際に米割れの発生が大幅に低減されており、確実に所望の洗米を実施することができる。
本実施の形態において、炊飯器は、上下に移動可能な排水管25と、排水管25の下端に取り付けられた排水フィルタ26と、排水フィルタ26および排水管25を介して内鍋3の内部の水を排水するための排水ポンプ29と、を備えている。このように構成された炊飯器の洗米工程の洗米動作前のすすぎ動作においては、初期位置(上方位置)の攪拌部である攪拌羽根31を下降した後、若しくはその前後のタイミングで給水弁41を駆動して内鍋3に給水し、その後に米搬送部21を駆動して給米し、その直後に排水ポンプ29を駆動することにより、内鍋3の内部の水を排水するすすぎ動作が洗米動作の前に行われている。
このように洗米動作の前にすすぎ動作を行うことにより、洗米動作前の米18の表面に付着した汚れが水に混入したり、溶け出したりした汚れた水を、米が吸収する前の段階で排水することが可能となる。この結果、洗米動作前の米18が汚れた水を吸収して、2次汚染されるのを抑制することができる。そのため、本実施の形態の炊飯器においては、所望の洗米動作をより確実に実施することができる。
また、本実施の形態において、炊飯器および洗米シーケンスは、攪拌羽根回転駆動部32と、排水ポンプ29とを同時に動作させる重複するタイミングを有する構成としてもよい。このように構成することにより、攪拌羽根回転駆動部32の駆動が終了した後に排水ポンプ29の駆動を開始する場合に比べて、洗米にかかる時間を短くすることができる。
このように洗米にかかる時間を短くすることにより、米18が長時間浸水して吸水することにより脆くなることが抑制され、米割れの発生を抑制することができる。この結果、本実施の形態における炊飯器および洗米シーケンスにおいては、所望の洗米動作を確実に実施することができる。
洗米動作が終了した後に排水動作をシーケンシャルに実施すると、水に対して糠、でんぷん粉、割れ米といった汚れの比重が重いものが水の中で沈殿してしまい、排水動作によって汚れが確実に排出されないという問題がある。しかしながら、本実施の形態のように構成することにより、攪拌羽根31の攪拌動作により舞い上がった汚れを、効率よく排水することが可能となる。
また、本実施の形態において、炊飯器おび洗米シーケンスは、自動洗米動作が終了した後に、攪拌羽根上下駆動部33を駆動させて、攪拌羽根31を米18より上方に移動する際に、攪拌羽根回転駆動部32を駆動して、攪拌羽根31を回転させるように構成してもよい。このように構成することにより、攪拌羽根31に乗った米18を回転動作によって振り落とすことができるため、攪拌羽根31に乗った状態で後段の炊飯動作が行われることが防止される。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適用できる。また、前記実施の形態1で説明した各構成要素および以下の他の実施形態における各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1においては、上下移動可能な攪拌部および排水部の一例として、攪拌羽根31および排水管25が一体的に構成された洗米・排水ユニット34を用いて説明した。攪拌部および排水部は、一体的である必要はなく、特に、排水部としては回転する必要がない。したがって、上下移動可能な攪拌部および排水部としては、実施の形態1における洗米・排水ユニット34の構成に限定されない。ただし、上下移動可能な攪拌部および排水部として、洗米・排水ユニット34を用いることにより、回転軸と排水管25とを兼用することが可能な構成となる。つまり、排水管25を上下移動のみの構成とし、攪拌羽根31を上下移動と回転とが可能な構成とした場合には、攪拌羽根31の回転軸として、排水管25とは別に回転軸部材を用いる必要がある。しかしながら、このように構成した場合には、排水管25が回転する構成に比べて、実施の形態1において用いた排水経路コネクタ27とオイルシール35のような、汚れ粒子を含む流体のシールと回転の軸受けとを同時に実現するための複雑な部材を必要することがない。
実施の形態1においては、攪拌部の一例として、攪拌羽根回転駆動部32によって回転駆動される攪拌羽根31として説明した。攪拌部は米18と水を攪拌して洗米動作ができればよいことから、回転構成に限定される必要はない。例えば、一方向のみへの回転だけではなく、二方向への回転である回転と逆回転とを繰り返す回転動作、およびこれらの動作の組み合わせ動作を行ってもよい。
実施の形態1では、給米部および給水部の供給部分の一例として、内蓋給米口23と内蓋給水口38等を用いて説明した。給米部および給水部のそれぞれの供給孔は、炊飯時には蒸気漏れ等を防ぐために、閉鎖する機構を設ける必要がある。したがって、内蓋11に設けたそれぞれの供給孔には、米搬送部21および給水弁41の動作に連動して開閉動作する蓋体(図示せず)を設けてもよい。
また、実施の形態1においては、洗米シーケンスの一例として、ステップS102(図5参照)で洗米・排水ユニット34を内鍋3の鍋底付近(洗米位置)に移動させた後、ステップS103で給水を実施する制御について説明したが、ステップS102とステップS103は順序が逆でもよく、給米前に給水が行われていれば、米18の内鍋3への供給時の落下において生じる衝撃を水により抑制する作用に違いはない。
更に、すすぎ動作において、内鍋3に給米が行われているとき、若しくは給米が行われた後直ぐに、攪拌部により内鍋3の内部を水と共に攪拌するように構成してもよい。即ち、給米と同時に攪拌羽根回転駆動部が駆動されて攪拌羽根31が攪拌するように構成し、水流により米18に付いた汚れ等を落とす構成としてもよい。
更に、洗米動作において、本実施の形態では、攪拌と排水が同時に実施される重複するタイミングTを設けたが、攪拌が終了後、内鍋3の水が静止する前に排水を行ってもよい。攪拌が終了後から内鍋3の水が静止する前の時間は、あらかじめ定められた所定時間であってもよい。これにより、攪拌羽根31による攪拌により水中に舞い上がった汚れを、効率よく排水することができる。
上記のように、実施の形態において例示を用いて具体的に説明したように、炊飯器および洗米シーケンスは、米や水よりも先に攪拌部が内鍋の鍋底付近の下方位置まで下りているため、攪拌部を下降させるときに米を押さえ付けるような動作を行うことがない構成である。また、内鍋に対する給米より先に給水部により水が供給されるため、内鍋内の水が緩衝材として作用して、内鍋の上方から供給された米が内鍋の底面や壁面に直接的に衝突することが大幅に少なくなり、米に加わる落下の衝撃を大幅に緩和することができる。そのため、本開示における炊飯器および洗米シーケンスにおいては、自動で洗米する際に生じるおそれがあった米割れを大幅に低減して、確実に所望の洗米動作を実施することができる。
本開示の技術は、攪拌容器への供給時の衝撃等による粒状物体(米)の割れの抑制に大きな効果を奏するものであり、例えば、他の粒状物体および粒状食物の洗浄等において適用可能である。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略等を行うことができる。
本開示は、攪拌容器への供給時の衝撃等による粒状物体の割れの抑制に適用可能であり、各種の粒状物体の洗浄等行う機器に適用できる。
1 炊飯器本体
2 蓋部
3 内鍋
4 外釜
5 収容部
6 加熱源
7 鍋底温度センサ
8 蓋ヒンジ
9 フックボタン(蓋部開放スイッチ)
10 操作表示部
11 内蓋
12 内蓋シール
13 内蓋蒸気口
14 蒸気経路
15 蒸気口
16 蒸気口シール
17 米びつ
18 米
19 米びつ蓋
20 米計量部
21 米搬送部(給米部)
22 給米経路
23 内蓋給米口
24 給米口シール
25 排水管
26 排水フィルタ
27 排水経路コネクタ
28 排水経路
29 排水ポンプ
30 排水口
31 攪拌羽根(攪拌部)
32 攪拌羽根回転駆動部
33 攪拌羽根上下駆動部
34 洗米・排水ユニット
35 オイルシール
36 上下駆動ガイド
37 上下駆動ギア
38 内蓋給水口
39 給水経路
40 給水口シール
41 給水弁
42 給水口
43 制御部

Claims (7)

  1. 米および水を収容する容器と、
    前記容器の内部に水を供給する給水部と、
    前記容器の内部に米を供給する給米部と、
    前記容器の内部で回転し、前記容器の内部で上下に移動可能な攪拌部と、
    前記攪拌部と少なくとも一部が一体に構成され、前記容器の内部に排水口を配置して前記容器の内部の水を排水する排水部と、
    前記給水部、前記給米部、前記攪拌部、および前記排水部の動作を制御する制御部と、
    を備えた炊飯器であって、
    前記制御部は、前記攪拌部を前記容器における上方位置である初期位置と、前記容器における下方位置である洗米位置との間を移動するよう制御し、前記攪拌部を前記容器における所定の位置で回転するよう制御しており、
    前記給米部による米の供給の前に、前記攪拌部を前記初期位置から前記洗米位置に移動するよう構成され、
    前記制御部は、前記給水部による水の供給と、前記給米部による米の供給とを行った直後に前記排水部による排水を行うすすぎ動作を、洗米動作の前に行うよう構成された炊飯器。
  2. 前記制御部は、前記給米部により前記容器に対する米の供給の前に、前記給水部により前記容器に対する水の供給を行うよう構成された、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記制御部は、前記すすぎ動作が行われた後、所定量の水を前記容器に供給して前記攪拌部を回転し、回転から所定時間後に前記容器の水を排水する一連の前記洗米動作を所定回数行うよう構成された、請求項1または2に記載の炊飯器。
  4. 前記制御部は、前記攪拌部の回転動作中、および前記攪拌部の回転動作が終了して前記容器の水が静止する前の、少なくともいずれか一方の時に、前記容器の水を排水するよう構成された、請求項3に記載の炊飯器。
  5. 前記制御部は、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき回転するよう構成された、請求項3または4に記載の炊飯器。
  6. 前記制御部は、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき、前記攪拌部を前記容器の内部の米の表面に接する位置で停止して回転するよう構成された、請求項3から5のいずれか一項に記載の炊飯器。
  7. 前記制御部は、前記洗米動作を所定回数行った後、前記攪拌部が前記洗米位置から前記初期位置へ移動するとき、前記排水口を前記容器の内部の米量に対応する水位の位置で停止して排水するよう構成された、請求項3から6のいずれか一項に記載の炊飯器。
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