JP7078748B2 - 調理器具 - Google Patents

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Description

本願は、2018年6月13日に中国特許庁に提出された、出願番号が2018106050905であり、発明の名称が「調理器具」である中国特許出願、及び2018年06月13日に中国特許庁に提出された、出願番号が2018209103878であり、発明の名称が「調理器具」である中国実用新案出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
本願は、キッチン用家電技術分野に関し、具体的には、調理器具に関する。
現在、自動炊飯器などの従来のスマート調理器具では、水路に関する各素子間は管路を介して接続され、各部材と管路を取り付ける必要があり、脱落を防止するためにジョイントを結束バンドで密閉する必要があり、釜本体内への取り付けプロセスが非常に複雑で、かつ、ジョイント箇所が多すぎて漏水のリスクが高くなる。また、構造が分散し、占有スペースが大きく、電気素子との間の距離が小さく、電気素子との接触による悪影響を与えやすい。
本願は、上記の技術的問題の少なくとも1つを解決するために、調理器具を提供することを目的とする。
上記の目的を実現するために、本願にて提供される調理器具は、分散して設けられた加熱領域、水路領域及び回路領域が内部に画定されているケースと、前記回路領域に配置される回路システムと、集積水路モジュールとを含む。前記集積水路モジュールは、前記水路領域に配置され、内部に給水通路と排水通路が設けられている水路ベースと、前記水路ベースに取り付けられるとともに前記給水通路と連通する給水アセンブリと、前記水路ベースに取り付けられるとともに前記排水通路と連通する排水アセンブリとを含む。
本願にて提供される調理器具は、水路素子を一体に集積して集積水路モジュールを形成することで、水路素子のモジュール化を実現し、構造がコンパクトで、取り付けが簡単であり、かつジョイント部位を減らし、さらに漏水リスクを低減する。また、集積水路モジュールと回路システムとがそれぞれ水路領域と回路領域とに配置されることにより、水路領域と回路領域が分散して設置されるため、水と電気の分離を実現し、製品内部の漏水による回路の短絡危険性が低減され、製品の安全性及び使用信頼性を向上させる。
具体的には、調理器具は、ケースと、回路システムと、集積水路モジュールとを含む。ケース内には、加熱領域、水路領域及び回路領域が画定されており、内鍋等の発熱部材は加熱領域に配置される。回路システムは、回路領域に配置される。集積水路モジュールは、水路領域に配置される。加熱領域、水路領域及び回路領域は分散して設置されるため、すなわち、重なることも、交差する領域もないため、水と電気の分離を効果的に実現して、水路素子と回路素子の接触による悪影響の可能性を低減させ、製品の安全性及び使用信頼性が向上る。集積水路モジュールは、水路ベースと、給水アセンブリと、排水アセンブリとを含む。水路ベースは、取り付け用キャリアとして、給水アセンブリと排水アセンブリとがいずれも水路ベースの上に取り付けられ、水路素子のモジュール化を実現し、構造がコンパクトで、取り付けが簡単である。水路ベースには、給水通路と排水通路が設けられ、給水通路は給水アセンブリに接続され、排水通路は排水アセンブリに接続されているため、調理器具の給水及び排水機能の正常な動作を保証するだけでなく、水路配管の数及び/又は長さも低減するので、ジョイント箇所を減すことができ、さらに漏水リスクを低減し、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させる。
また、本願にて提供される上記の技術的手段における調理器具は、以下の付加的な技術的特徴をさらに有してもよい。
上記の技術的手段において、前記水路領域は前記調理器具の縁に近い。
水路領域が調理器具の縁に近い場合、相応して、集積水路モジュールは調理器具の縁に近い領域に配置される。これにより、集積水路モジュールと外部環境との間の距離を短くすることができ、集積水路モジュールが外部水源に接続して給水機能を実現することが容易になっただけでなく、集積水路モジュールが外部環境に接続して迅速な排水を実現することも容易になった。
上記の技術的手段において、前記水路領域は、前記調理器具の後縁に近い。
水路領域が調理器具の後縁に近い場合、相応して、集積水路モジュールは調理器具の後縁に近い位置に配置される。集積水路モジュールが外部環境に接続されている場合、通常、集積水路モジュールが外部配管と接続するように、相応のインターフェースをハウジングに設ける必要があり、相応して、ハウジング上のインターフェースもハウジングの後部に設けることができるため、隠しやすく、外部配管も製品の後ろに隠すことができるため、製品の美観を向上させる。
上記いずれか一つの技術的手段において、前記ケース内には、前記水路領域と離間して設けられた貯蔵領域がさらに画定され、前記調理器具は、前記貯蔵領域に配置された材料貯蔵装置をさらに含み、かつ、前記貯蔵領域と前記水路領域との間の距離は前記回路領域と前記水路領域との間の距離よりも大きく、及び/又は、前記調理器具は、前記加熱領域に設けられた材料洗浄装置をさらに含み、かつ、前記加熱領域は、前記水路領域に隣接して設けられ、及び/又は、前記回路システムは、少なくとも1つの集積回路モジュールを含み、前記回路領域の数は、前記集積回路モジュールの数と等しく、かつ、1対1に対応し、及び/又は、前記給水アセンブリは電磁弁を含み、前記水路ベースには前記給水通路と連通する2つの第1接続孔が設けられ、前記電磁弁の給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第1接続孔に接続され、前記給水通路の開閉を制御し、及び/又は、前記給水アセンブリは流量計を含み、前記水路ベースには前記給水通路と連通する2つの第2接続孔が設けられ、前記流量計の給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第2接続孔に接続され、及び/又は、前記排水アセンブリは吸引ポンプを含み、前記水路ベースには前記排水通路と連通する2つの第3接続孔が設けられ、前記吸引ポンプの給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第3接続孔に接続される。
ケース内に貯蔵領域がさらに画定され、貯蔵領域に材料貯蔵装置が配置される。貯蔵領域は水路領域と離間して設けられ、すなわち、重なることも、交差する領域もないため、集積水路モジュールと材料貯蔵装置を離間して設けることを実現し、それにより乾湿分離が実現され、材料貯蔵装置内の材料が湿るか又はカビが発生するリスクを低減することができる。回路システムに比べ、材料貯蔵装置は集積水路モジュールの影響(例えば、距離が近すぎると、水蒸気が材料貯蔵装置に入ることによっても、材料が湿るか又はカビが発生することになる)を受けやすくなっているため、貯蔵領域と水路領域との間の距離を、回路領域と水路領域との間の距離よりも大きく(例えば、回路領域を水路領域と貯水領域との間に設ける)し、相応して、集積水路モジュールと材料貯蔵装置との間の距離を、集積水路モジュールと回路システムとの間の距離よりも大きくし、これにより、集積水路モジュールと材料貯蔵装置との間の距離を可能な限り大きくし、それにより乾湿分離効果をさらに向上させる。
料理器具は材料洗浄装置をさらに含み、材料洗浄装置は材料を自動的に洗浄するとともに、洗浄後の材料を内鍋に送るために用いられるため、それも加熱領域に配置し、内鍋の上方に位置させ、材料が重力の作用で内鍋に自動的に入ることが容易になり、そして、加熱領域は水路領域に隣接して設けられ、これにより、集積水路モジュールと、材料洗浄装置及び内鍋との間の距離が小さいため、集積水路モジュールが材料洗浄装置及び内鍋に水を送ることが容易になっただけでなく、材料洗浄装置及び内鍋内の水が集積水路モジュールを介して排出されることも容易になり、これにより、調理器具内部の水の流路を効果的に短くし、管路のレイアウトの最適化、製品構造の簡素化に有利である。
回路システムは、少なくとも1つの集積回路モジュールを含み、すなわち、回路システムの回路素子も集積されて、モジュールを形成するので、構造がコンパクトで、取り付けが簡単な利点を有し、集積水路モジュールから充分に分離されることが容易で、それにより水と電気の分離効果をより向上させる。集積回路モジュールの具体的な数については制限せず、例えば、1つ、2つ、3つ、又はそれ以上などであってもよく、具体的には、製品の構造に応じて数を調整できる。好ましくは、材料貯蔵装置と内鍋は並べて設けられ、集積回路モジュールの数が複数である場合、集積回路モジュールの一部は、材料貯蔵装置と内鍋との間に設けられて、材料貯蔵装置と内鍋との間の距離を増加させ、加熱領域内の部材(例えば、内鍋、発熱ディスクなど)が材料貯蔵装置に与える熱影響を低減する。集積回路モジュールの一部は、材料貯蔵装置とケースとの間に設けられて、内鍋と発熱ディスクとの間の距離を増加させ、加熱領域内の部材が回路素子に与える影響を低減する。
給水アセンブリは電磁弁を含み、水路ベースには2つの第1接続孔が設けられ、2つの第1接続孔は給水通路と連通しており、電磁弁の給水端と排水端はそれぞれ2つの第1接続孔に接続され、電磁弁が給水通路に接続されることを保証し、さらに給水通路の開閉を制御する。
給水アセンブリは流量計を含み、水路ベースに2つの第2接続孔が設けられ、2つの第2接続孔は給水通路と連通しており、流量計の給水端と排水端はそれぞれ2つの第2接続孔に接続され、給水通路の水流が流量計を通過することを保証し、それにより給水の流量を計算することにより、調理器具が定量的な給水を実現できる。
排水アセンブリは吸引ポンプを含み、水路ベースには2つの第3接続孔が設けられ、2つの第3接続孔は排水通路と連通しており、吸引ポンプの給水端と排水端はそれぞれ2つの第3接続孔に接続され、吸引ポンプが排水通路に接続されることを保証し、さらに吸引機能を実現する。
上記いずれか一つの技術的手段において、前記水路ベースは順番に組み合わせて接続された複数の筐体を含み、隣接する前記筐体のうちの少なくとも1つには複数のバッフルが設けられ、複数の前記バッフルにより流体通路が画定され、前記流体通路と、それに隣接する前記筐体とが組み合わされて前記給水通路及び/又は前記排水通路が形成される。
水路ベースを順番に組み合わせて接続された複数の筐体に分割し、隣接する筐体の少なくとも一方に複数のバッフルを設け、複数のバッフル間に流体通路が画定されるようにバッフルの位置を合理的に配置することにより、流体通路は、隣接する筐体と組み合わせて給水通路と排水通路の少なくとも一方(複数の流体通路は、隣接する筐体と組み合わせて給水通路と排水通路を形成することが可能である)を形成することが可能である。これにより、部材内部に溝又は孔を開けることを必要とせず、単一の筐体にバッフルを設けるだけでよく、筐体の表面にバッフルを設ける場合が、部材内部に溝や孔を開ける場合に比べて、加工成形が容易となり、水路ベースの成形工程が著しく簡素化されることにより、加工コストを低減する。
上記の技術的手段において、前記バッフルの厚さは2mm~6mmの範囲内にあり、及び/又は、前記筐体の数は2つであり、及び/又は、前記筐体の耐水圧は3.2MPa以上である。
バッフルの厚さが大きすぎると、製品が重くなり、コストが高い。バッフルの厚さが小さすぎると、給水通路や排水通路の耐圧性が小さくなり、配管が破裂しやすい。したがって、バッフルの厚さを合理的に設置することが非常に重要である。当社の技術者らは多くの実験と調査により以下のことを発見した。バッフルの厚さを2mm~6mmの範囲内に限定すると、給水通路及び排水通路の耐圧性と使用信頼性を確保するだけでなく、製品の重量と生産コストを両立させることができる。
筐体の数を2つに減らすことにより、水路ベースの構造と生産工程をより簡素化するため、生産コストのさらなる節約に有利である。当然のことながら、筐体の数は3つであっても、4つ以上であってもよく、いずれも本願の目的を実現でき、かつ、いずれも本願の設計思想及び趣旨から逸脱しないため、いずれも本願の保護範囲内にあるものとする。
筐体の耐水圧を3.2MPa以上にすることで、配管が破裂する危険性を効果的に低減するため、集積水路モジュールの使用信頼性を保証する。
上記の技術的手段において、複数の前記筐体は溶接により成型された一体構造である。
複数の筐体は溶接により一体成型され、溶接構造は隣接する筐体間の接続強度を効果的に保証することができ、水路ベースの漏水の発生確率を効果的に低減することにより、水路ベースの使用信頼性をより向上させる。
上記の技術的手段において、隣接する前記筐体間の溶接深さは2mm~6mmの範囲内にある。
隣接する筐体間の溶接深さが小さすぎると、接続の信頼性が不十分になり、配管が破裂しやすい。隣接する筐体間の溶接深さが大きすぎると、コストが高い。したがって、隣接する筐体間の溶接深さを合理的に設置することも非常に重要である。当社の技術者らは多くの実験と調査により以下のことを発見した。隣接する筐体間の溶接深さを2mm~6mmの範囲内に限定すると、溶接の信頼性を保証するだけでなく、生産コストも両立させることができる。
上記いずれか一つの技術的手段において、前記給水通路の両端は、それぞれ第1給水口及び第2給水口として形成され、前記第1給水口は前記調理器具の内部配管に接続するために用いられ、前記第2給水口は外部配管に接続するために用いられ、前記排水通路の両端は、それぞれ第1排水口と第2排水口として形成され、前記第1排水口は前記調理器具の内部配管に接続するために用いられ、前記第2排水口は外部配管に接続するために用いられる。
給水通路の両端は、それぞれ第1給水口及び第2給水口として形成され、第2給水口は外部配管に接続するために用いられ、外部の水源(水道水、水タンクなど)が調理器具に水を供給できることを保証し、第1給水口は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、集積水路モジュールが、調理器具の必要な部位(内鍋、洗浄キャビティなどの部位)に水を供給できることを保証して、自動給水機能を実現する。
排水通路の両端は、それぞれ第1排水口及び第2排水口として形成され、第1排水口は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、第2排水口は外部配管に接続するために用いられ、調理器具内部(内鍋、洗浄キャビティなどの部位)の水が集積水路モジュールに入ることができ、さらに外部配管に到達して排出されることを保証して、自動排水機能を実現する。
上記の技術的手段において、前記第2給水口及び前記第2排水口の開口は下向きであり、前記調理器具はそれぞれ前記第2給水口及び前記第2排水口に取り付けられた2つのL字状ジョイントをさらに含み、前記L字状ジョイントの一端は前記水路ベースに取り外し可能に接続され、前記L字状ジョイントの他端は前記外部配管に接続するために用いられる。
第2給水口及び第2排水口の開口は下向きであるため、これらの開口構造を隠すことが容易になり、製品の美観を向上させるだけでなく、外部配管を鉛直に上へ向かせて第2給水口及び第2排水口に接続させることが容易になる。これにより、外部配管は台面を貫通して下向きに延伸することができるため、外部配管を隠すことも容易になり、ユーザの使用快適さを向上させる。また、調理器具は2つのL字状ジョイントをさらに含み、2つのL字状ジョイントはそれぞれ第2給水口及び第2排水口に取り付けられ、L字状ジョイントにより外部配管の配置方向を変更することができるため、外部配管を調理器具の後側に水平に配置することが容易になり、L字状ジョイントが水路ベースに着脱可能に接続されるため、ユーザは自分のニーズに応じて外部配管の方向を合理的に選択することができ、それにより異なるユーザの異なるニーズを満たす。
上記の技術的手段において、前記水路ベースには、前記L字状ジョイント及び前記外部配管が挿着される挿着部が設けられている。
水路ベースにL字状ジョイント及び外部配管が挿着される挿着部(配管突起など)が設けられる場合、外部配管又はL字状ジョイントを第2給水口及び第2排水口に直接挿着すればよく、挿着方法の着脱手順が簡単で迅速であるため、組立効率の更なる向上に有利である。
上記いずれか一つの技術的手段において、前記集積水路モジュールの底部には漏水検知領域が設けられ、前記漏水検知領域には漏水検知装置が設けられている。
集積水路モジュールの底部には漏水検知領域が設けられ、当該領域に漏水が相対的に発生しやすいため、当該領域に漏水検知装置を設けて集積水路モジュールの漏水の有無を検知することにより、調理器具の安全事故の発生確率をより低減し、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させるのに有利である。
好ましくは、漏水検知領域は、電磁弁の給水端及び第2給水口などの給水アセンブリに近く、当該部位で漏水する可能性が高いため、当該部位に漏水検知装置を設けることはより大きい意義を持つ。
上記の技術的手段において、前記漏水検知装置は、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極を含み、前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極は前記回路システムの制御ボードに電気的に接続され、前記制御ボードが検知結果に応じて前記調理器具の動作を制御するように、前記漏水検知領域の漏水の有無を検知して、前記検知結果を前記制御ボードに送信する。
漏水検知装置は第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極を含み、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極は回路システムの制御ボードに電気的に接続され、制御ボードが検知結果に応じて調理器具の動作を制御するように、漏水検知領域の漏水の有無を検知して、検知結果を制御ボードに送信することができ、それにより製品の自動化の度合いを向上させる。具体的には、漏水検知領域に漏水が発生した場合、第1漏水検知電極と第2漏水検知電極とが水相を介して導通され、この時、制御ボードは調理器具が動作を停止するように制御して、安全事故の発生を防止する。漏水検知領域に漏水が発生していない場合、第1漏水検知電極と第2漏水検知電極とがオフ状態であり、制御ボードは調理器具が各機能を正常に実行するように制御する。
上記の技術的手段において、前記調理器具は、前記制御ボードに電気的に接続され、前記漏水検知装置が前記漏水検知領域の漏水を検知したときに警報を発信することができる警報装置をさらに含み、及び/又は、前記漏水検知領域には2つの取り付け用係止位置が設けられ、前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極はそれぞれ2つの前記取り付け用係止位置に係着される。
調理器具は警報装置(例えば、ランプ、ブザー、音声報知器など)をさらに含み、警報装置は制御ボードに電気的に接続され、漏水検知装置が漏水検知領域の漏水を検知したとき、警報を発してユーザに通知し、ユーザが即時に電源を遮断するとともに、相応する処置を行いやすく、集積水路モジュールの漏水による悪影響を最大限に低減する。
漏水検知領域に2つの取り付け用係止位置が設けられている場合、組み立て時に、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極をそれぞれ2つの取り付け用係止位置に直接取り付ければよく、組み立てプロセスが簡単で迅速である。
上記の技術的手段において、前記集積水路モジュールの外側には水路ハウジングがさらに設けられ、前記水路ハウジングの前記漏水検知領域に対応する部位に漏水孔が設けられている。
前記集積水路モジュールの外側には水路ハウジングがさらに設けられ、前記水路ハウジングの前記漏水検知領域に対応する部位に漏水孔が設けられ、これにより、漏水検知領域に漏水が発生した場合、水流が漏水孔に沿って下向きに排出されることができ、水流が下向きに漏れやすく、集積水路モジュールの底部に水が溜まることを防ぐ。水路ハウジングは集積水路モジュール全体を覆うため、集積水路モジュールに対して良好な隔離として機能し、これにより、水路素子から漏水しても、調理器具内部の他の領域に噴射せず、水路ハウジングの内壁にのみ噴射し、それにより高電圧回路の危険性を回避し、製品の安全性と使用信頼性をより向上させる。
上記の技術的手段において、前記水路ハウジングの内底壁に上向きに延伸する内部突起が設けられ、前記内部突起内には前記漏水孔と連通する貫通孔が設けられ、かつ、前記内部突起の最高点は前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極の最低点よりも高く、及び/又は、前記水路ハウジングの外底壁には下向きに延伸する外部突起が設けられ、前記ケースの底部には排水孔が設けられ、前記外部突起は前記排水孔まで延伸し、かつ、前記外部突起内には前記漏水孔及び前記排水孔と連通する貫通孔が設けられている。
水路ハウジングの内底壁には上向きに延伸する内部突起が設けられ、内部突起内には漏水孔と連通する貫通孔が設けられる場合、内部突起と水路ハウジングの内底壁との間に水溜まり領域が形成され、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極が漏水状況をより正確に検知することが容易になり、内部突起の最高点が第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極の最低点よりも高いため、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極が水溜まり領域の水と接触して、さらに漏水を正確に判定することを保証し、漏る水量が内部突起を超えると、漏水孔から排出することができ、水路ハウジング内に溜まり水が多過ぎることを回避する。
ハウジングの外底壁上には下向きに延伸する外部突起が設けられ、ケースの底部には排水孔が設けられ、外部突起は排水孔まで延伸し、かつ、その内部には漏水孔及び排水孔と連通する貫通孔が設けられる場合、集積水路モジュールから漏れた水は、漏水孔及び排水孔に沿って製品の外部に排出され、調理器具内部に水が溜まることによる危険性を防止するため、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させる。当然のことながら、漏水孔の下方に水受け皿等の構造を設けて、水が一定量まで溜まると、水受け皿を取り外して水を捨ててもよい。
上記いずれか一つの技術的手段において、前記調理器具は電気炊飯器である。
当然のことながら、電気炊飯器に限定されず、電気圧力鍋、蒸し用電気鍋、煮込み用電気鍋などであってもよい。
本願のほかの態様及び利点は、以下の説明で明確になるか、又は本願を実施することで理解できる。
本願の上記の及び/又はほかの態様及び利点は、以下の図面を参照した実施例の説明から明確になり、容易に理解することができる。
本願の一部の実施例に係る調理器具の平面構造模式図である。 本願の一部の実施例に係る集積水路モジュールの分解構造模式図である。 図2に示す集積水路モジュールの組み立て後の正面構造模式図である。 図2に示す集積水路モジュールの組み立て後の背面構造模式図である。 図2に示す集積水路モジュールの組み立て後の底面構造模式図である。 図2に示す集積水路モジュールの組み立て後の平面構造模式図である。 図2に示す集積水路モジュールの組み立て後の左側構造模式図である。 図7のA-A線に沿う断面構造模式図である。 本願の一部の実施例に係る集積水路モジュールとL字状ジョイント及び外部配管との組立模式図である。 本願の一部の実施例に係る集積水路モジュールと外部配管との組立模式図である。 本願の一部の実施例に係る集積水路モジュールと漏水検知装置との組立模式図である。 図11に示す構造の組み立て後の正面構造模式図である。 図12のB-B線に沿う断面構造模式図である。 本願の他の実施例に係る集積水路モジュールの正面構造模式図である。 図14のC-C線に沿う断面構造模式図である。
本願の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解できるように、以下、添付図面及び具体的な実施形態を参照しながら、本願についてさらに詳しく説明する。なお、本願の実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。
以下の説明では、本願を十分に理解するために、多数の具体的な詳細を記載するが、本願は、本明細書に記載された形態と異なる他の形態で実施してもよい。したがって、本願の保護範囲は、以下に開示される具体的な実施例によって限定されるものではない。
以下、図1から図15を参照しながら、本願の一部の実施例に係る調理器具について説明する。
図1に示すように、本願にて提供される調理器具はケース10と、回路システムと、集積水路モジュール30とを含む。
具体的には、一部の実施例では、ケース10には分散して設けられた加熱領域、水路領域及び回路領域が画定され、回路システムは回路領域に配置され、集積水路モジュール30は水路領域に配置され、集積水路モジュールは水路ベース31と、水路ベース31に取り付けられている給水アセンブリ及び排水アセンブリとを含み、ただし、水路ベース31内には給水通路313と排水通路314が設けられ、給水アセンブリは給水通路313と連通し、排水アセンブリは排水通路314と連通する。
ほかの実施例では、ケース10内には、分散して設けられた加熱領域、水路領域及び回路領域が画定され、加熱領域には内鍋40が設けられ、回路システムは回路領域に配置され、集積水路モジュール30は水路領域に配置され、集積水路モジュールは水路ベース31と、水路ベース31に取り付けられている給水アセンブリ及び排水アセンブリとを含み、ただし、水路ベース31内には給水通路313と排水通路314が設けられ、給水アセンブリは給水通路313と連通し、排水アセンブリは排水通路314と連通する。
上記の実施例にて提供される調理器具は、水路素子を一体に集積して集積水路モジュール30を形成することで、水路素子のモジュール化を実現し、構造がコンパクトで、取り付けが簡単であり、かつジョイント部位を減らし、さらに漏水リスクを低減する。また、集積水路モジュール30と回路システムとがそれぞれ水路領域と回路領域とに配置されることにより、水路領域と回路領域が分散して配置されるため、水と電気の分離を実現し、製品内部の漏水による回路の短絡危険性が低減され、製品の安全性及び使用信頼性を向上させる。
具体的には、調理器具は、ケース10と、回路システムと、集積水路モジュール30とを含む。ケース10内には、加熱領域、水路領域及び回路領域が画定されており、内鍋40等の発熱部材は加熱領域に配置される。回路システムは、回路領域に配置される。集積水路モジュール30は、水路領域に配置される。加熱領域、水路領域及び回路領域は分散して配置されるため、すなわち、重なることも、交差する領域もないため、水と電気の分離を効果的に実現して、水路素子と回路素子の接触による悪影響の可能性を低減させ、製品の安全性及び使用信頼性を向上させる。集積水路モジュール30は、水路ベース31と、給水アセンブリと、排水アセンブリとを含む。水路ベース31は、取り付け用キャリアとして、給水アセンブリと排水アセンブリとがいずれも水路ベース31の上に取り付けられ、水路素子のモジュール化を実現し、構造がコンパクトで、取り付けが簡単である。水路ベース31内には、給水通路313と排水通路314が設けられ、給水通路313は給水アセンブリに接続され、排水通路314は排水アセンブリに接続されているため、調理器具の給水及び排水機能の正常な動作を保証するだけでなく、水路配管の数及び/又は長さも低減するので、ジョイント箇所を減らすことができ、さらに漏水リスクを低減し、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させる。
以下、一部の実施例を参照しながら、本願にて提供される調理器具の具体的な構造について詳細に説明する。
実施例1
図1に示すように、水路領域は調理器具の縁に近い。
水路領域が調理器具の縁に近い場合、相応して、集積水路モジュールは調理器具の縁に近い領域に配置される。これにより、集積水路モジュールと外部環境との間の距離を短くすることができ、集積水路モジュールが外部水源に接続して給水機能を実現することが容易になっただけでなく、集積水路モジュールが外部環境に接続して迅速な排水を実現することも容易になった。
好ましくは、図1に示すように、水路領域は調理器具の後縁に近い。
水路領域が調理器具の後縁に近い場合、相応して、集積水路モジュールは調理器具の後縁に近い位置に配置される。集積水路モジュールが外部環境に接続されている場合、通常、集積水路モジュールが外部配管72と接続するように、相応のインターフェースをハウジングに設ける必要があり、相応して、ハウジング上のインターフェースもハウジングの後部に設けることができるため、隠しやすく、外部配管72も製品の後ろに隠すことができるため、製品の美観を向上させる。
さらに、図1に示すように、ケース10内には、水路領域と離間して設けられた貯蔵領域がさらに画定され、調理器具はさらに、貯蔵領域に配置された材料貯蔵装置60をさらに含み、かつ、貯蔵領域と水路領域との間の距離は回路領域と水路領域との間の距離よりも大きい。
ケース10内に貯蔵領域がさらに画定され、貯蔵領域に材料貯蔵装置60が配置される。貯蔵領域は水路領域と離間して設けられ、すなわち、重なることも、交差する領域もないため、集積水路モジュールと材料貯蔵装置60を離間して設けることを実現し、それにより乾湿分離が実現され、材料貯蔵装置60内の材料が湿る又はカビが発生するリスクを低減することができる。回路システムに比べ、材料貯蔵装置60は集積水路モジュールの影響(例えば、距離が近すぎると、水蒸気が材料貯蔵装置60に入ることによっても、材料が湿るか又はカビが発生することになる)を受けやすくなっているため、貯蔵領域と水路領域との間の距離を、回路領域と水路領域との間の距離よりも大きく(例えば、回路領域を水路領域と貯水領域との間に設ける)し、相応して、集積水路モジュールと材料貯蔵装置60との間の距離を、集積水路モジュールと回路システムとの間の距離よりも大きくし、これにより、集積水路モジュールと材料貯蔵装置60との間の距離を可能な限り大きくし、それにより乾湿分離効果をさらに向上させる。
さらに、図1に示すように、料理器具は、加熱領域に設けられた材料洗浄装置50をさらに含み、加熱領域は水路領域に隣接して設けられる。
料理器具は材料洗浄装置50をさらに含み、材料洗浄装置50は材料を自動的に洗浄するとともに、洗浄後の材料を内鍋40に送るために用いられるため、それも加熱領域に配置し、内鍋40の上方に位置させ、材料が重力の作用で内鍋40に自動的に入ることが容易になり、そして、加熱領域は水路領域に隣接して設けられ、これにより、集積水路モジュールと、材料洗浄装置50及び内鍋40との間の距離は小さいため、集積水路モジュールが材料洗浄装置50及び内鍋40に水を送ることが容易になっただけでなく、材料洗浄装置50及び内鍋40内の水が集積水路モジュールを介して排出されることも容易になり、これにより、調理器具内の水の流路を効果的に短くし、管路のレイアウトの最適化、製品構造の簡素化に有利である。
さらに、図1に示すように、回路システムは、少なくとも1つの集積回路モジュール20を含み、回路領域の数は、集積回路モジュール20の数と等しく、かつ1対1に対応している。
回路システムは、少なくとも1つの集積回路モジュール20を含み、すなわち、回路システムの回路素子も集積されて、モジュールを形成するので、構造がコンパクトで、取り付けが簡単な利点を有し、集積水路モジュール30から充分に分離されることが容易で、それにより水と電気の分離効果をより向上させる。
集積回路モジュール20の具体的な数については制限せず、例えば、1つ、2つ、3つ、又はそれ以上などであってもよく、具体的には、製品の構造に応じて数を調整できる。
好ましくは、材料貯蔵装置60と内鍋40は並べて設けられ、集積回路モジュール20の数が複数である場合、集積回路モジュール20の一部は、材料貯蔵装置60と内鍋40との間に設けられ、材料貯蔵装置60と内鍋40との間の距離を増加させ、加熱領域内の部材(例えば、内鍋40、発熱ディスクなど)が材料貯蔵装置60に与える熱影響を低減する。集積回路モジュール20の一部は、材料貯蔵装置60とケース10との間に設けられて、内鍋40と発熱ディスクとの間の距離を増加させ、加熱領域内の部材が回路素子に与える影響を低減する。
さらに、図2から図8に示すように、給水アセンブリは電磁弁32を含み、水路ベース31には給水通路313と連通する2つの第1接続孔3121が設けられ、電磁弁32の給水端と排水端は、それぞれ2つの第1接続孔3121に接続され、給水通路313の開閉を制御するために用いられる。
給水アセンブリは電磁弁32を含み、水路ベース31には2つの第1接続孔3121が設けられ、2つの第1接続孔3121は給水通路313と連通しており、電磁弁32の給水端と排水端はそれぞれ2つの第1接続孔3121に接続され、電磁弁32が給水通路313に接続されることを保証し、さらに給水通路313の開閉を制御する。
さらに、図2から図8に示すように、給水アセンブリは流量計33を含み、水路ベース31には給水通路313と連通する2つの第2接続孔3122が設けられ、流量計33の給水端と排水端はそれぞれ2つの第2接続孔3122に接続される。
給水アセンブリは流量計33を含み、水路ベース31に2つの第2接続孔3122が設けられ、2つの第2接続孔3122は給水通路313と連通しており、流量計33の給水端と排水端はそれぞれ2つの第2接続孔3122に接続され、給水通路313の水流が流量計33を通過することを保証し、それにより給水の流量を計算することにより、調理器具が定量的な給水を実現できる。
さらに、図2から図8に示すように、排水アセンブリは吸引ポンプ34を含み、水路ベース31には排水通路314と連通する2つの第3接続孔3123が設けられ、吸引ポンプ34の給水端と排水端はそれぞれ2つの第3接続孔3123に接続される。
排水アセンブリは吸引ポンプ34を含み、水路ベース31には2つの第3接続孔3123が設けられ、2つの第3接続孔3123は排水通路314と連通しており、吸引ポンプ34の給水端と排水端はそれぞれ2つの第3接続孔3123に接続され、吸引ポンプ34が排水通路314に接続されることを保証し、さらに吸引機能を実現する。
実施例2
実施例1に加えて、さらに、水路ベース31は順番に組み合わせて接続された複数の筐体を含み、図2に示すように、隣接する筐体の少なくとも一方に複数のバッフル3111が設けられ、複数のバッフル3111により流体通路が画定され、流体通路とそれに隣接する筐体とが組み合わされて給水通路313及び/又は排水通路314が形成されることが、実施例1との異なる点である。
水路ベース31を順番に組み合わせて接続された複数の筐体に分割し、隣接する筐体の少なくとも一方に複数のバッフル3111を設け、複数のバッフル3111間に流体通路が画定されるようにバッフル3111の位置を合理的に配置することにより、流体通路は、隣接する筐体と組み合わせて給水通路313と排水通路314の少なくとも一方(複数の流体通路は、隣接する筐体と組み合わせて給水通路と排水通路を形成することが可能である)を形成することが可能である。これにより、部材内部に溝又は孔を開けることを必要とせず、単一の筐体にバッフル3111を設けるだけでよく、筐体の表面にバッフル3111を設ける場合が、部材内部に溝や孔を開ける場合に比べて、加工成形が容易となり、水路ベース31の成形工程が著しく簡素化されることにより、加工コストを低減する。
好ましくは、バッフルの厚さは2mm~6mmの範囲内にある。
バッフル3111の厚さが大きすぎると、製品が重くなり、コストが高い。バッフル3111の厚さが小さすぎると、給水通路313や排水通路314の耐圧性が小さくなり、配管が破裂しやすい。したがって、バッフル3111の厚さを合理的に設置することが重要である。当社の技術者らは多くの実験と調査により以下のことを発見した。バッフル3111の厚さを2mm~6mmの範囲に限定すると、給水通路313及び排水通路314の耐圧性と使用信頼性を確保するだけでなく、製品の重量と生産コストを両立させることができる。
好ましくは、筐体の数は2つである。
筐体の数を2つに減らすことにより、水路ベース31の構造と生産工程をより簡素化するため、生産コストのさらなる節約に有利である。当然のことながら、筐体の数は3つであっても、4つ以上であってもよく、いずれも本願の目的を実現でき、かつ、いずれも本願の設計思想及び趣旨から逸脱しないため、いずれも本願の保護範囲内にあるものとする。
好ましくは、筐体の耐水圧は3.2MPa以上である。
筐体の耐水圧を3.2MPa以上にすることで、配管が破裂する危険性を効果的に低減するため、集積水路モジュールの使用信頼性を保証する。
さらに、複数の筐体は溶接により成型された一体構造である。
複数の前記筐体は溶接により一体成型され、溶接構造は隣接する筐体間の接続強度を効果的に保証することができ、水路ベース31の漏水の発生確率を効果的に低減することにより、水路ベース31の使用信頼性をより向上させる。
好ましくは、隣接する筐体間の溶接深さは2mm~6mmの範囲内にある。
隣接する筐体間の溶接深さが小さすぎると、接続の信頼性が不十分になり、配管が破裂しやすい。隣接する筐体間の溶接深さが大きすぎると、コストが高い。したがって、隣接する筐体間の溶接深さを合理的に設置することも非常に重要である。当社の技術者らは多くの実験と調査により以下のことを発見した。隣接する筐体間の溶接深さを2mm~6mmの範囲に限定すると、溶接の信頼性を保証するだけでなく、生産コストも両立させることができる。
実施例3
実施例2に加えて、図2、図3、図4、図7及び図8に示すように、さらに、給水通路313の両端は、それぞれ第1給水口3124及び第2給水口3125として形成され、第1給水口3124は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、第2給水口3125は外部配管72に接続するために用いられ、排水通路314の両端は、それぞれ第1排水口3126と第2排水口3127として形成され、第1排水口3126は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、第2排水口3127は外部配管72に接続するために用いられることが、実施例2との異なる点である。
給水通路313の両端は、それぞれ第1給水口3124及び第2給水口3125として形成され、第2給水口3125は外部配管72に接続するために用いられ、外部の水源(水道水、水タンクなど)が調理器具に水を供給できることを保証し、第1給水口3124は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、集積水路モジュールが、調理器具の必要な部位(内鍋40、洗浄キャビティなどの部位)に水を供給できることを保証して、自動給水機能を実現する。
排水通路314の両端は、それぞれ第1排水口3126及び第2排水口3127として形成され、第1排水口3126は調理器具の内部配管に接続するために用いられ、第2排水口3127は外部配管72に接続するために用いられ、調理器具内部(内鍋40、洗浄キャビティなどの部位)の水が集積水路モジュールに入ることができ、さらに外部配管72に到達して排出されることを保証して、自動排水機能を実現する。
さらに、第2給水口3125及び第2排水口3127の開口は下向きであり、調理器具はそれぞれ第2給水口3125及び第2排水口3127に取り付けられた2つのL字状ジョイント71をさらに含み、L字状ジョイント71の一端は水路ベース31に取り外し可能に接続され、L字状ジョイント71の他端は外部配管72に接続するために用いられる。
第2給水口3125及び第2排水口3127の開口は下向きであるため、これらの開口構造を隠すことが容易になり、製品の美観を向上させるだけでなく、外部配管72を鉛直に上へ向かせて第2給水口3125及び第2排水口3127に接続させることが容易になり、図10に示すとおりである。このように、外部配管72は台面を貫通して下向きに延伸することができるため、外部配管72を隠すことも容易になり、ユーザの使用快適さを向上させる。また、調理器具は2つのL字状ジョイント71をさらに含み、2つのL字状ジョイント71はそれぞれ第2給水口3125及び第2排水口3127に取り付けられ、L字状ジョイント71により外部配管72の配置方向を変更することができるため、外部配管72を調理器具の後側に水平に配置することが容易になり、図9に示すように、L字状ジョイント71が水路ベース31に着脱可能に接続されるため、ユーザは自分のニーズに応じて外部配管72の配置方向を合理的に選択することができ、それにより異なるユーザの異なるニーズを満たす。
さらに、水路ベース31には、L字状ジョイント71及び外部配管72が挿着される挿着部が設けられている。
水路ベース31にL字状ジョイント71及び外部配管72が挿着される挿着部(配管突起など)が設けられる場合、外部配管72又はL字状ジョイント71を第2給水口3125及び第2排水口3127に直接挿着すればよく、挿着方法の着脱手順が簡単で迅速であるため、組立効率の更なる向上に有利である。
実施例4
実施例3に加えて、さらに、集積水路モジュール30の底部には漏水検知領域が設けられ、漏水検知領域には漏水検知装置が設けられていることが、実施例3との異なる点である。
集積水路モジュール30の底部には漏水検知領域が設けられ、当該領域に漏水が相対的に発生しやすいため、当該領域に漏水検知装置を設けて集積水路モジュール30の漏水の有無を検知することにより、調理器具の安全事故の発生確率を更に低減し、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させるのに有利である。
具体的には、漏水検知装置は第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82を含み、図11から図13に示すように、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82は回路システムの制御ボードに電気的に接続され、制御ボードが検知結果に応じて前記調理器具の動作を制御するように、漏水検知領域の漏水の有無を検知して、検知結果を制御ボードに送信する。
好ましくは、漏水検知領域は、電磁弁32の給水端及び第2給水口3125などの給水アセンブリに近く、当該部位で漏水する可能性が高いため、当該部位に漏水検知装置を設けることはより大きい意義を持つ。
漏水検知装置は第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82を含み、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82は回路システムの制御ボードに電気的に接続され、制御ボードが検知結果に応じて調理器具の動作を制御するように、漏水検知領域の漏水の有無を検知して、検知結果を制御ボードに送信することができ、それにより製品の自動化の度合いを向上させる。具体的には、漏水検知領域に漏水が発生した場合、第1漏水検知電極81と第2漏水検知電極82とが水相を介して導通され、この時、制御ボードは調理器具が動作を停止するように制御して、安全事故の発生を防止する。漏水検知領域に漏水が発生していない場合、第1漏水検知電極81と第2漏水検知電極82とがオフ状態であり、制御ボードは調理器具が各機能を正常に実行するように制御する。
さらに、調理器具は、制御ボードに電気的に接続され、前記漏水検知装置が前記漏水検知領域の漏水を検知したときに警報を発信することができる警報装置をさらに含む。
調理器具は警報装置(例えば、ランプ、ブザー、音声報知器など)をさらに含み、警報装置は制御ボードに電気的に接続され、漏水検知装置が漏水検知領域の漏水を検知したとき、警報を発してユーザに通知し、ユーザが即時に電源を遮断するとともに、相応する処置を行いやすく、集積水路モジュールの漏水による悪影響を最大限に低減する。
漏水検知領域には2つの取り付け用係止位置315が設けられ、図11に示すように、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82をそれぞれ2つの取り付け用係止位置315に取り付ける。
漏水検知領域に2つの取り付け用係止位置315が設けられている場合、組み立て時に、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82をそれぞれ2つの取り付け用係止位置315に取り付ければよく、組み立てプロセスが簡単で迅速である。
実施例5
実施例4に加えて、さらに、図14及び図15に示すように、集積水路モジュールの外側には水路ハウジング90がさらに設けられ、水路ハウジング90の漏水検知領域に対応する部位に漏水孔91が設けられていることが、実施例4との異なる点である。
集積水路モジュールの外側には水路ハウジング90がさらに設けられ、水路ハウジング90の漏水検知領域に対応する部位に漏水孔91が設けられ、これにより、漏水検知領域に漏水が発生した場合、水流が漏水孔91に沿って下向きに排出されることができ、水流が下向きに漏れやすく、集積水路モジュールの底部に水が溜まるのを防ぐ。水路ハウジング90は集積水路モジュール全体を覆うため、集積水路モジュールに対して良好な隔離機能を果たし、これにより、水路素子から漏水しても、調理器具内部のほかの領域に噴射せず、水路ハウジング90の内壁にのみ噴射し、それにより高電圧回路の危険性を回避し、製品の安全性と使用信頼性をより向上させる。
さらに、図15に示すように、水路ハウジング90の内底壁に上向きに延伸する内部突起92が設けられ、内部突起92内には漏水孔91と連通する貫通孔が設けられ、かつ、内部突起92の最高点は第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82の最低点よりも高い。
水路ハウジング90の内底壁には上向きに延伸する内部突起92が設けられ、内部突起92内には漏水孔91と連通する貫通孔が設けられる場合、内部突起92と水路ハウジング90の内底壁との間に水溜まり領域94が形成され、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82が漏水状況をより正確に検知することが容易になり、内部突起92の最高点が第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82の最低点よりも高いため、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82が水溜まり領域94の水に接触して、さらに漏水を正確に判定することを保証し、漏る水量が内部突起92を超えると、漏水孔91から排出することができ、水路ハウジング90内に溜まり水が多過ぎることを回避する。
さらに、図15に示すように、水路ハウジング90の外底壁には下向きに延伸する外部突起93が設けられ、ケース10の底部には排水孔が設けられ、外部突起93は排水孔まで延伸し、かつ、外部突起93内には漏水孔91及び排水孔と連通する貫通孔が設けられている。
ハウジングの外底壁上に下向きに延伸する外部突起93が設けられ、ケース10の底部には排水孔が設けられ、外部突起93は排水孔まで延伸し、かつ、その内部には漏水孔91及び排水孔と連通する貫通孔が設けられる場合、集積水路モジュールから漏れた水は、漏水孔91及び排水孔に沿って製品の外部に排出され、調理器具内部に水が溜まることによる危険性を防止するため、製品の安全性及び使用信頼性をより向上させる。当然のことながら、漏水孔91の下方に水受け皿等の構造を設けて、水が一定量まで溜まると、水受け皿を取り外して水を捨ててもよい。
上記いずれか1つの実施例において、調理器具は電気炊飯器である。
当然のことながら、電気炊飯器に限定されず、電気圧力鍋、蒸し用電気鍋、煮込み用電気鍋などであってもよい。
以下、本願で提供される調理器具の具体的な構造について、1つの具体的なの実施例を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、電気炊飯器であって、内鍋40、加熱領域、洗米装置(即ち、材料洗浄装置50)、貯米ボックスアセンブリ(即ち、材料貯蔵装置60)、少なくとも1つの集積回路モジュール20、及び1つの集積水路モジュール30を含む。
具体的には、貯米ボックスアセンブリは、内鍋40及び加熱領域に対して他方の側にあり、洗米装置は内鍋40の上方にあり、集積水路モジュール30は、給水電磁弁32、流量計33、及び吸引ポンプ34を集積水路ブラケット312(即ち、2つの箱本体のうちの1つ)上に集積して取り付け、集積水路モジュール30は集積回路モジュール20から離れているが、集積水路モジュール30と洗米装置との間の距離は相対的に近い。
さらに、集積水路は、集積水路ブラケット312と集積水路ブラケット蓋311とを溶接して形成され、図2に示すように、集積水路の内側には、給水水路と排水水路の2つの水路があり、給水水路は、第1給水口3124、給水電磁弁32、流量計33、第2給水口3125及び内部溶接水路(即ち、給水通路313)から構成され、排水水路は、第1排水口3126、吸引ポンプ34、第2排水口3127、及び内部溶接水路(すなわち、排水通路314)から構成される。
さらに、集積水路は、炊飯器本体に取り付けられ、集積回路モジュール20から離れているため、水と電気の分離を実現し、また、集積水路モジュール30は、米箱からも離れているため、乾湿分離を実現した。
ここで、集積水路ブラケット312は集積水路ブラケット蓋311(即ち、2つの箱体)を溶接して形成され、各水路の壁の厚さ(即ち、バッフル3111の厚さ)の範囲は2~6mmで、溶接深さは2~6mmで、水路ブラケット312の耐水圧は≧3.2MPaである。当然のことながら、水路ブラケット312は2層溶接又は多層溶接にすることができる。
さらに、集積水路の第1給水口3124は浄水機器に接続され、第2給水口3125は炊飯器の洗米装置に接続されて洗米装置に水を供給し、第1排水口3126は洗米装置に接続されて洗米後の汚濁水を抽出するために用いられ、第2排水口3127は配管を介して汚濁水を炊飯器の外部に排出する。
さらに、集積水路モジュールは炊飯器の製品の端部に近く、好ましくは製品のヒンジ端に近く、すなわち製品の後側に近く、これにより、製品のハウジング上での給水口、排水口の位置に製品の美観が影響されない。
これにより、集積水路モジュール30を設計することで、配管及び水路素子を1つの比較的小さな領域に集積し、これにより、体積が小さいだけでなく、一体に集積されることにより漏水のリスクも低減する。また、貯米ボックス及び集積回路モジュール20から離れているため、漏水による回路の短絡の危険性を低減し、かつ、構造がコンパクトで、組立作業性が良く、効率が高い。
さらに、図9に示すように、集積水路モジュール30には、2つのL字状クイックジョイントがさらに装備され、集積水路モジュール30とL字状クイックジョイントにより、電気炊飯器の水路の取り付けの技術的手段は2種類ある。
技術的手段1、2つのL字状クイックジョイントが集積水路モジュール30内に上向きに挿入され、外部接続水路が背面からクイックジョイントに挿入されるにより、水道管(即ち、外部配管72)が炊飯器の後方に配置され、図9に示すとおりである。
技術的手段2、外部配管(即ち、外部配管72)は下から上向きに集積水路モジュール30に直接挿入されることにより、水道管が炊飯器の底部にあり、炊飯器は台面の上に置かれ、管路は台面の下側に配置され、図10に示すとおりである。
これにより、L型クイックジョイントを設計することにより、炊飯器に下及び背面から水を供給する2つの配置方法を解決した。
さらに、図11に示すように、集積水路モジュール30の底部に漏水検知領域があり、漏水検知領域は第1給水口3124と電磁弁32の給水口に近く、漏水検知領域に取り付け用係止位置315があり、第1漏水検知電極81及び第2の漏水検知電極82はそれぞれ取り付け用係止位置315に取り付けられ、ここで、第1漏水検知電極81及び第2漏水検知電極82は、制御ボードに電気的に接続され、集積水路モジュール30から漏水すると、第1漏水電極及び第2漏水電極により漏水が検知され、炊飯器が動作を停止し、警報を発信する。
これにより、2つの電極を設計することにより、漏水が発生した後に2つの電極が導通され、漏水の検知に用いることができる。当然のことながら、漏水検知に他の技術的手段を用いてもよく、漏水検知領域が異なる方位にあってもよい。
さらに、図14に示すように、集積水路モジュール30の外辺には水路ハウジング90がさらに取り付けられ、水路ハウジング90の底部に外部突出部(即ち、外部突起93)があり、内向きに内部突出部(即ち、内部突起92)があり、2つの突出部の間に漏水孔91があり、内部突出部が水路ハウジング90の底面から突出し、かつ、漏水検知電極の最低面よりも高く、図15に示すとおりである。これにより、内部突出部の頂面と水路ハウジング90の底面との間に、内部貯水領域(即ち、水溜まり領域94)があり、集積水路モジュール30から水が漏れるとき、水が内部貯水領域に溜まり、この時、2つの漏水検知電極により漏水が検知され、水がますます多くなって内部突出部の頂面を越えると、水は漏水孔91から水路ハウジング90の外に流出する。
さらに、漏水孔91は外部突出部を介して電気炊飯器の底側ケースを通過する貫通孔(即ち、排水孔)であり、水を炊飯器から排出することにより、炊飯器の内部に水が溜まることによる危険性を防ぐ。
水路ハウジング90は、集積水路全体を覆うものとしても機能し、これにより、各部材から漏水しても電気炊飯器の内部の他の領域に噴射することがないため、高電圧回路の危険性を引き起こさず、すなわち、漏水は水路ハウジング90の内壁にのみ噴射され、内壁に沿って内部貯水領域に流れ、さらに多くなると、漏水孔91から炊飯器の外に流出する。
これにより、集積水路ハウジング90と漏水孔91を設計することにより、集積水路に漏水が多過ぎると、漏水孔91から炊飯器の外に流出して、高電圧回路の危険性を引き起こさないことを保証する。当然のことながら、内部突出部及び外部突出部を省略してもよい。
要約すると、本願にて提供される調理器具は、水路素子を一体に集積して集積水路モジュールを形成することにより、水路素子のモジュール化を実現し、構造がコンパクトで、取り付けが簡単であり、かつ、ジョイント部位を減らし、さらに漏水リスクを低減した。また、集積水路モジュール及び回路システムがそれぞれ水路領域と回路領域に配置され、水路領域と回路領域とが分散して配置されるため、水と電気の分離を実現し、製品内部の漏水による回路の短絡の危険性を低減し、製品の安全性及び使用信頼性を向上させた。
本願において、用語「第1」、「第2」、及び「第3」は、目的を説明するためのものであり、相対的な重要性の指示又は示唆として理解されることができない。特に明記しない限り、用語「複数」は2つ以上を指す。用語「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などはいずれも広義に理解されるべきである。例えば、「接続」は、固定的に接続されてもよいし、着脱可能に接続されてもよく、又は一体的に接続されてもよい。「連結」は、直接連結されてもよいし、中間媒介を介して間接的に接続されてもよい。当業者であれば、具体的な状況に基づいて本願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
なお、本願の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」などの用語で示す方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本願を説明しやすく、説明を簡単にするためだけに用いられ、示している装置又はユニットが必ず特定の方向有し、特定の方位構造と操作を有することを指示又は暗示することではないことを理解されるべきである。そのため、本願を限定するものと理解すべきではない。
本明細書の説明において、用語である「1つの実施例」、「一部の実施例」、「具体的な実施例」などの記述は、当該実施例又は例示に記載された具体的な特徴、構造、材料又は特性を参照して本願の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれていることを意図するものである。本明細書において、上記用語に関する例示的な記述は、必ずしも同一の実施例又は例示を言うものとは限らない。また、記載されている具体的な特徴、構造、材料又は特性をいずれかの1つ又は複数の実施例又は例示において適当な方式で組み合わせることができる。
上記の内容は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。当業者であれば、本願に様々な修正や変更が可能である。本願の趣旨及び原則を逸脱しない範囲でなされたすべての修正、均等置換、改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるものとする。
図1~図15における符号と部材名称との対応関係は次のとおりである。
1 0 ケース
20 集積回路モジュール
30 集積水路モジュール
31 水路ベース
311 ブラケット蓋
3111 バッフル
312 水路ブラケット
3121 第1接続孔
3122 第2接続孔
3123 第3接続孔
3124 第1給水口
3125 第2給水口
3126 第1排水口
3127 第2排水口
313 給水通路
314 排水通路
315 取り付け用係止位置
32 電磁弁
33 流量計
34 吸引ポンプ
40 内鍋
50 材料洗浄装置
60 材料貯蔵装置
71 L字状ジョイント
72 外部配管
81 第1漏水検知電極
82 第2漏水検知電極
90 水路ハウジング
91 漏水孔
92 内部突起
93 外部突起
94 水溜まり領域

Claims (9)

  1. 分散して設けられた、加熱領域と水路領域と回路領域とが内部に画定されているケース
    と、
    前記回路領域に配置される回路システムと、
    内部に給水通路と排水通路が設けられている水路ベースと、
    前記水路ベースに取り付けられるとともに前記給水通路と連通する給水アセンブリと、
    前記水路ベースに取り付けられるとともに前記排水通路と連通する排水アセンブリとを含み、前記水路領域に配置される集積水路モジュールとを含み、
    前記水路ベースは順番に組み合わせて接続された複数の筐体を含み、隣接する前記筐体のうちの少なくとも1つには複数のバッフルが設けられ、複数の前記バッフルにより流体通路を画定し、前記流体通路と、それに隣接する前記筐体とを組み合わせして前記給水通路及び/又は前記排水通路を形成する調理器具。
  2. 前記水路領域は、前記調理器具の後縁に近い請求項1に記載の調理器具。
  3. 前記ケース内には、前記水路領域と離間して設けられた貯蔵領域がさらに画定され、前記調理器具は、前記貯蔵領域に配置された材料貯蔵装置をさらに含み、前記貯蔵領域と前記水路領域との間の距離は前記回路領域と前記水路領域との間の距離よりも大きく、
    記調理器具は、前記加熱領域に設けられた材料洗浄装置をさらに含み、前記加熱領域は、前記水路領域に隣接して設けられ、
    記回路システムは、少なくとも1つの集積回路モジュールを含み、前記回路領域の数は、前記集積回路モジュールの数と等しく、かつ、1対1に対応し、
    前記給水アセンブリは電磁弁を含み、前記水路ベースには前記給水通路と連通する2つの第1接続孔が設けられ、前記電磁弁の給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第1接続孔に接続されて、前記給水通路の開閉を制御し、
    前記給水アセンブリは流量計を含み、前記水路ベースには前記給水通路と連通する2つの第2接続孔が設けられ、前記流量計の給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第2接続孔に接続され、
    前記排水アセンブリは吸引ポンプを含み、前記水路ベースには前記排水通路と連通する2つの第3接続孔が設けられ、前記吸引ポンプの給水端と排水端はそれぞれ2つの前記第3接続孔に接続されている請求項1または2に記載の調理器具。
  4. 前記バッフルの厚さは2mm~6mmの範囲内であり、
    前記筐体の数は2つであり、
    前記筐体の耐水圧は3.2MPa以上であり、
    複数の前記筐体は溶接により成型された一体構造であり、
    隣接する前記筐体間の溶接の深さは2mm~6mmの範囲内である請求項に記載の調理器具。
  5. 前記給水通路の両端は、それぞれ第1給水口及び第2給水口として形成され、前記第1給水口は前記調理器具の内部配管に接続するために用いられ、前記第2給水口は外部配管に接続するために用いられ、
    前記排水通路の両端は、それぞれ第1排水口と第2排水口として形成され、前記第1排水口は前記調理器具の内部配管に接続するために用いられ、前記第2排水口は外部配管に接続するために用いられ、
    前記第2給水口及び前記第2排水口の開口は下向きであり、前記調理器具はそれぞれ前記第2給水口及び前記第2排水口に取り付けられた2つのL字状ジョイントをさらに含み、前記L字状ジョイントの一端は前記水路ベースに取り外し可能に接続され、前記L字状ジョイントの他端は前記外部配管に接続するために用いられ、
    前記水路ベースには、前記L字状ジョイント及び前記外部配管が挿着するための挿着部
    が設けられている請求項1または2に記載の調理器具。
  6. 前記集積水路モジュールの底部には漏水検知領域が設けられ、前記漏水検知領域には漏水検知装置が設けられており、
    前記漏水検知装置は、第1漏水検知電極及び第2漏水検知電極を含み、
    前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極は、前記回路システムの制御ボードに電気的に接続され、前記制御ボードが検知結果に応じて前記調理器具の動作を制御するように、前記漏水検知領域の漏水の有無を検知して、前記検知結果を前記制御ボードに送信することに用いられる請求項1または2に記載の調理器具。
  7. 前記調理器具は、前記制御ボードに電気的に接続され、前記漏水検知装置が前記漏水検知領域の漏水を検知したときに警報を発信することができる警報装置をさらに含み、
    前記漏水検知領域には2つの取り付け用係止位置が設けられ、前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極はそれぞれ2つの前記取り付け用係止位置に係着される請求項に記載の調理器具。
  8. 前記集積水路モジュールの外側には水路ハウジングがさらに設けられ、前記水路ハウジングの前記漏水検知領域に対応する部位に漏水孔が設けられている請求項に記載の調理器具。
  9. 前記水路ハウジングの内底壁に上向きに延伸する内部突起が設けられ、前記内部突起内には前記漏水孔と連通する貫通孔が設けられ、かつ、前記内部突起の最高点は前記第1漏水検知電極及び前記第2漏水検知電極の最低点よりも高く、
    前記水路ハウジングの外底壁には下向きに延伸する外部突起が設けられ、前記ケースの底部には排水孔が設けられ、前記外部突起は前記排水孔まで延伸し、かつ、前記外部突起内には前記漏水孔及び前記排水孔に連通する貫通孔が設けられている請求項に記載の調理器具。
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