JP2002541368A - 係合壁建造ユニットを含む擁壁システム - Google Patents
係合壁建造ユニットを含む擁壁システムInfo
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Abstract
Description
または新鮮な粘土煉瓦のような硬化可能なユニットのようなユニットからできて
いる擁壁に関する。この場合、隣接するコースのユニットは、一緒に接続してい
る。
、また防音壁等を支持するためというような種々様々な土木作業および造園作業
において使用される。擁壁は、通常、壁の背後に設置または突き固められた土壌
または他の盛り土を含み、上記壁から後ろに延びる種々の高さの盛り土内に置か
れたジオグリッドのシートを含む、相互に接続しているブロックからできている
支持面構造体を持つように作られる。埋め戻し土を安定させるジオグリッド・シ
ートは、多くの場合、インターロッキング・ブロックに取り付けられる。
ドバッグの擁壁を建造する方法は周知である。従来技術の場合には、擁壁内のサ
ンドバッグは相互に取り付けられていないで、本質的に、その質量に依存して壁
を安定させている。そのため、サンドバッグで建造することができる擁壁の順斜
角度および高さが制限される。従来技術の場合、サンドバッグ擁壁は、通常、恒
久的なものでなく一時的なものである。
場合、しっかりした安定している擁壁を建造するためには、一般に、このような
ブロックは、互いに係合している部材で作るか、またはこれらのブロックをコン
クリート等により接合しなければならない。
建造ユニットが、隣接コースの壁建造ユニットに取り付けられる永久的擁壁構造
体を提供する。この場合、壁建造ユニットはジオグリッド・シートに取り付ける
ことが好ましい。この取り付けは、その両面に突起を持つプレートにより行われ
るが、上記突起は、隣接コースの壁建造ユニット内に突き出ていて、また、ジオ
グリッド・シートの孔部を通して突き出ていて、擁壁構造体および埋め戻し土を
安定に支持している。
の埋め戻し材のバッグである。本明細書においては、「砂/土壌バッグ」という
用語は、砂、土壌、その混合物を含み、草または他の植物の種子と混合された盛
り土を含む任意の適当な盛り土材で充填されたバッグを意味する。他の実施形態
の場合には、壁建造ユニットは、壁内に設置され、本発明の取付けデバイスによ
り相互に接続された後で、硬化する、または硬化させることができるユニットで
ある。上記壁建造ユニットの例としては、硬化する前に、粘土または類似の材料
からできている新しく形成した煉瓦、またはその場所に打った後で、水を加え、
養生させることにより硬化させることができるセメントまたはセメントと骨材と
の混合物のバッグがある。本明細書においては、このような壁建造ユニットを集
合的に、「硬化可能な建造ユニット」と呼ぶ。それ故、「壁建造ユニット」は、
「砂/土壌バッグ」であってもよいし、または「硬化可能な建造ユニット」であ
ってもよい。両者の違いは、前者が壁を形成したあとでも依然として砕け易い盛
り土を含んでいるのに対して、後者は、壁が形成された後で硬化または養生し、
硬質のユニットを形成する点である。
1の複数の壁建造ユニットを含み、第2のコースを形成していて、第1のコース
上に相互に隣接している第2の複数の壁建造ユニットを含み、これら両壁建造ユ
ニットを相互に接続している第1のコースと第2のコースとの間に設置された相
互接続部材を含む擁壁構造体を提供する。相互接続部材は、上面と下面と、下面
上の第1の組の突起と、上面上の第2の組の突起とを持つプレートを備える。突
起は、壁建造ユニット内に突き出ることができる。相互接続部材は、第1のコー
スおよび第2のコースの壁建造ユニットの間に位置していて、そのため、第1の
組の突起は、下のコースのユニット内に突き出ていて、第2の組の突起は、上の
コースのユニット内に突き出ている。また、相互接続部材は、壁建造ユニットの
基板コースの下の地面または足場の上に設置することもできる。
びるジオグリッド・シートを含むことができる。ジオグリッド・シートは、相互
接続部材の突起が、シート内の孔部を通って突き出るように設置される。
に隣接して垂直方向に位置する第2の水平に延びるコースに接続するための相互
接続部材を提供する。上記相互接続部材は、壁建造ユニット内に突き出ることが
できる各面上に一組の突起を含む上面および下面を持つプレートを備える。上記
突起は、また、ジオグリッド・シートに対して取付け手段としての働きをするこ
ともできるが、好適には、相互接続部材は、ジオグリッド・シート内の孔部を通
して突き出るように特に成形され、適合されたプレートの上面上に一組のジオグ
リッド保持部材を含むことが好ましい。その上にジオグリッド・シートを保持す
るためのジオグリッド保持部材に取り付けられた保持キャップも設置することが
できる。また、相互接続部材は、プレートの上面上の各突起の基部の周囲に壁建
造ユニットを密封するリップを持つフランジを持つこともできる。
ー・プレートを含むこともできる。 本発明は、また、複数のコースの壁建造ユニットを持つ擁壁構造体の建造方法
を提供する。上記方法は、第1の水平に延びるコースを形成するために、相互に
隣接して、第1の複数の壁建造ユニットを設置するステップと、第1のコース上
に、その下面上に第1の組の突起を持ち、その上面上に第2の組の突起を持ち、
第1の組の突起が、壁建造ユニットの第1のコースの壁建造ユニット内に突き出
ている相互接続部材を設置するステップと、第2の組の突起が、第2のコースの
壁建造ユニット内に突き出るように、第1のコース上に第2のコースを形成する
ために、相互に隣接させて複数の壁建造ユニットを設置するステップとを含む。
擁壁を建造するためのこの方法は、正しい位置に固定するために、相互接続部材
の突起が、孔部を通して突き出ている状態で、壁建造ユニットのコースの間から
埋め戻し土に延びるジオグリッド・シートを設置するステップを含むことができ
る。
方向に設置された砂/土壌バッグ14の複数のコースを備える。上記コースは、
壁構造体内で垂直に配置されている。特殊な用途のために、そうしたほうがよい
場合には、壁の面を、垂直ではなく、傾斜させることもできる。バッグ14は、
好適には、耐久性のある地盤用シート材、バッグ内に土壌の粒子を保持しながら
、水がバッグに流入し、通り抜けることができ、苗木が突き抜けることができる
織布から作ることが好ましい。バッグ14の材料は、壁の耐久性のために、生物
劣化するものであってはならない。
る。ジオグリッド・シート18は、砂/土壌バッグ14のコースの間から、以下
に説明するように、それに取り付けられた砂/土壌バッグ14のコースの間から
埋め戻し土内に後方に水平に延びる。相互接続部材26は、砂/土壌バッグ14
の隣接コースの間に設置される。
面から垂直に延びる複数の突起24を含む、好適な実施形態の場合には、ほぼ長
方形で平らなプレート22を備える。突起24は、砂/土壌バッグ14内に貫通
するのに十分の強度を持ち、先端が尖っている。相互接続部材26は、好適には
、プラスチック、またはアルミニウム、または他の腐食しない金属または材料か
ら作ることが好ましい。
がバッグ内に突き出るようにコース内の砂/土壌バッグ14の頂面上に設置する
ことにより、擁壁構造体10を製造する際に使用される。バッグの第2のコース
は、第1のコースおよび相互接続部材26の頂面上に設置される。相互接続部材
26の上面上の突起は、第2のコースのバッグ内に突入し、これらの砂/土壌バ
ッグの重量は、相互接続部材に圧力を加え、その結果、その下面上の突起は、第
1のコースのバッグ内に完全に突入する。突起24は、バッグ内に完全に突入す
るよう構成することができるが、好適には、バッグを単にへこますことが好まし
い。いずれの場合も、突起は、バッグ内に「突入」するものと見なされる。
ため使用される。ジオグリッド・シート18は、周知のもので、市販のプラスチ
ック・メッシュ製品が、通常、土壌の補強に使用される。図5について説明する
と、ジオグリッド・シート18は、その内部に複数の孔部28を持つ。シート1
8は、相互接続部材の上面上の突起24および隣接するその背縁部が、ジオグリ
ッドの孔部28を貫通するように、サンドバッグ14のコースの頂面上の相互接
続部材26の上にシートの縁部を設置することにより壁の面に固定される。バッ
グ14の次の上のコースは、頂面上に設置され、ジオグリッド・シートを貫通し
て延びる、相互接続部材の上面上の突起24は、上記上のコースのバッグの下面
内に突入する。
壌バッグのコース、およびその上に設置された相互接続部材の頂面上に直接設置
することもできる。この場合、相互接続部材26の下面上の突起24は、ジオグ
リッド・シート内の孔部28を貫通してバッグ内に突入する。すなわち、ジオグ
リッドは、相互接続部材の上ではなく下に設置することもできる。
頂面上のような、または特殊な用途のために必要な、選択したレベル上に設置さ
れる。
図6(a)について説明すると、トラフ30は、地面12内に形成され、その場
合、トラフの基部は、壁を支持するために、レベリング・パッドまたはコンクリ
ート足場により適当に形成される。このような形成は、擁壁を建造する際に従来
から使用されてきた方法である。砂/土壌バッグ14の第1のコースは、トラフ
30(図6(b))内に設置される。一列の相互接続部材26が、第1のコース
のバッグ14の上に設置される(図6(c))。次に、バッグ14のもう1つの
コースが設置され、埋め戻し土16が砂/土壌バッグの背後に入れられ、突き固
められる。一列の相互接続部材26が、その上に設置され、その後で、バッグ1
4のもう1つのコースが設置される(図6(d))。その後で、一列の相互接続
部材26が、バッグ14の最も上のコースに沿って設置され、その上にジオグリ
ッド・シート18が設置され、埋め戻し土16の表面に沿って背後に延びる(図
6(e))。図1に示すように、必要な高さの擁壁が完成するまで、同じ方法で
、壁の建造が継続して行われる。
部材26を設置することが望ましい。この場合、一列の相互接続部材26は、レ
ベリング・パッドまたはコンクリート足場の上に設置され、バッグ14の第1の
コース、すなわち基礎コースがその上に設置される。その後で、上記のように、
壁がさらに建造される。そうすることにより、バッグの基礎コースのズレまたは
スリップが少なくなり、正しい位置に容易に設置することができる。
他のグランドカバーがその盛り土と混じっている。擁壁を建造した後で、バッグ
に自然にまたは人工的に水が掛けられ、バッグからグランドカバーが成長し、擁
壁上を緑の葉で覆う。
り、壁が完成した場合に、魅力的な壁面を建造するような形に形成される。例え
ば、種々の噛み合っているパターンの中の任意のもので、壁面を構成することが
できるように、バッグの表面を長方形、正方形または六角形にすることができる
。バッグをプラスチックのような透明な材料から作ることができ、その場合、盛
り土に装飾的に色をつけることができる。例えば、盛り土として、緑の砂利を使
用することができる。
合には、相互接続部材は、種々の形および種々の配置のバッグを最適に組み合わ
せることができるように種々の形をしている。丸いバッグまたは形のないバッグ
の場合には、コースの隣接バッグとの間に隙間ができ、その結果、そのようなバ
ッグを横切って延びる相互接続部材は、上記隙間を横切って、下のバッグにより
完全には支持されない。このような場合には、好適には、支持されない領域内に
開口部を持つ相互接続部材を使用することが好ましい。そうすることにより、上
のバッグの圧力が、相互接続部材の支持されていない部分に加わらない。図7の
場合には、相互接続部材126は、その両面うえに突起24を持つプレート12
2を備える。プレート122は、ほぼCの形をしていて、Cの2つのアームの間
に空間または開口部123を含む。相互接続部材126は、空間123が、下の
コースの隣接バッグの間の空間上に位置するように、砂/土壌バッグのコースの
間に設置される。上のコースのバッグの一部は、空間123を通って延び、下の
バッグの上に直接乗っている。同様に、図7のようにすると、部材のために必要
な、プラスチックまたは他の材料の量を少なくすることができ、従って、コスト
が安くなる。図10は類似の形状を示すが、この図の場合には、その両面上に突
起24を持つ相互接続部材226は、中央部に開口部52を持つ、ほぼ梯形をし
ている。図7の実施形態の場合のように、この相互接続部材を使用した場合には
、バッグを隣接コースと一緒に係合させた状態で、上のバッグの一部を下のバッ
グ上に直接置くことができる。梯形の狭い辺は、後方に置くためのものであり、
その場合、ジオグリッドは上記狭い辺にだけ接続している。この場合も、このよ
うな形状のために、相互接続部材を作るのに必要な材料の量が、少なくてすむた
めに、コストが安くなる。
部材326は、半円筒形のプレートである。図9の場合には、相互接続部材42
6は、L字形のプレートである。相互接続部材のこれらの両方の形は、適当な形
の係合砂/土壌バッグ内で使用することができる。例えば、図9のプレートは、
バッグ14が、六角形の面または断面を持っている場合に使用することができる
。図8のプレートは、バッグの断面が丸い場合に、使用することができる。図8
および図9のように、成形したバッグに適合させるためのプレートの成形により
、プレートとバッグの間は、確実にピッタリと接触する。任意の必要な形の砂/
土壌バッグを係合させるために、相互接続部材を成形できることは明らかであろ
う。
トである。例えば、硬化可能な建造ユニットは、硬化を行う前に、使用する粘土
、コンクリートまたは類似材料の、新しく形成した煉瓦であってもよいし、上記
ユニットは、設置場所に置いた後で、水で濡らし、養生させることで硬化させる
ことができるセメントまたはセメントと骨材との混合物のバッグであってもよい
し、または相互接続部材の突起により、貫通できる十分な柔らかさを持っている
が、(例えば、粘土の煉瓦またはコンクリートの煉瓦の場合のように、乾燥させ
ることにより)硬化する類似の材料、または、設置場所に置いた後で、(例えば
、セメントまたはセメントと骨材の混合物の場合のように、水で濡らし、その後
で、養生させることにより)硬化させることができる類似の材料であってもよい
。硬化可能な建造ユニットは、使用時に、その形を保持し、積み重ねることがで
きるほぼ十分しっかりしたものでなければならない。すなわち、崩壊または破壊
しないで、積み重ねることができるものでなければならない。新しく形成した粘
土ブロックまたはコンクリート・ブロックの場合には、このようなブロックは、
半ば硬化させなければならない。硬化可能な建造ユニットを使用して、本発明の
この実施形態により作った擁壁は、壁建造ユニットが砂/土壌バッグである、擁
壁用の上記と同じ方法により作ることができる。この場合、擁壁を製造するこの
方法は、硬化可能な建造ユニットを硬化することができる、または硬化させる追
加のステップを含む。例えば、硬化可能な建造ユニットが粘土の煉瓦である場合
には、粘土煉瓦は、プレート122の突起24により、まだ容易に貫通できる柔
らかさを持っている間に擁壁の建造に使用される。壁が建造されると、粘土煉瓦
は次第に養生し、硬化する。硬化可能な建造ユニットが、セメントまたはセメン
トと骨材のバッグである場合には、このバッグは、擁壁を建造するための上記の
砂/土壌バッグと同じ方法で使用される。その後で、バッグは水で濡らされ、養
生され、各バッグ内のセメントまたはセメントと骨材は硬化する。砂/土壌バッ
グでできている壁の建造のところですでに説明したように、同様に、一列の相互
接続部材26を、硬化可能な建造ユニットの基礎コースの下で使用することがで
きる。
0は、プレートの両面から垂直に延びる複数の突起64を含む、好適な実施形態
の場合には、ほぼ長方形で平らなプレート62を備える。一組のジオグリッド保
持部材66が、その縁部に沿ってプレートの上面から垂直に延びる。突起24が
、ジオグリッドを取り付け、壁建造ユニット内への突入の両方を行う、図2の実
施形態とは異なり、相互接続部材60のジオグリッド保持部材66は、ジオグリ
ッドに取り付けるための、非常にしっかりした手段を供給するように、特別な形
に成形される。ジオグリッド保持部材66は、比較的急峻な、ほぼ垂直な壁を持
ち、ジオグリッド・シートの縁部に沿って隣接孔部内にすんなりはまるように、
プレートの縁部に沿っている列内に収容できる大きさを持ち、アレー上に配置さ
れている。ゴムまたは類似材料から作ることができるキャップ67は、部材66
の頂端部上にすんなりとはまり、相互接続部材にジオグリッドをもっとしっかり
と取り付けるために、部材66の上にジオグリッド18が取り付けられた後で、
そうしたい場合には、1つまたはそれ以上の部材66上の正しい位置に設置する
こともできるし、好適には、そうすることが好ましい。キャップ67の外径は、
ジオグリッドの孔部の直径より大きく、そのため、ジオグリッドが、部材66上
を上におよび外れて、スリップしないように保持する。ジオグリッド・シート1
8は、プレート62とキャップ67の下縁部の間で部材66上にフィットし、保
持される。
62ト内に形成することが好ましい。その結果、プレートの対向側面内に対応す
る凹部68ができる。しかし、突起は、また図2の実施形態の場合のように、中
空でない状態にすることもできる。
ト62の上面上の各突起64の基部の周囲に形成される。フランジは、上端部ま
たはリップ72を備える。フランジ70は、相互接続部材が、壁建造ユニットが
、砂/土壌バッグである壁内で使用される場合のような特殊な用途を持つ。この
場合、突起64の中のあるものが、相互接続部材の頂面上に設置されたバッグに
孔を開け、バッグから砂が漏れる恐れがある。フランジ70の役目は、バッグに
自分を押し付けることにより、そのような砂の漏洩を少なくし、孔部から砂また
は土壌の漏洩を少なくするか、停止することができるように、突起64の周囲を
密封することである。そうしたい場合には、また、図13および図14に示すよ
うに、プレート62の下面上の突起64により孔が開けられているプレート62
の下のバッグからの漏洩を少なくするために、フランジ70をプレート62の下
面上に設けることもできる。
る砂/土壌バッグにより覆われるように構成することができる。この場合、部材
66の列と、それに最も近い突起64の列との間の距離は比較的狭く、そのため
、相互接続部材60の頂面上の砂/土壌バッグは、突起64およびジオグリッド
保持部材66の両方を覆う。別な方法としては、使用中、ジオグリッド保持部材
66が、その上に位置する砂/土壌バッグにより覆われないように、相互接続部
材60を構成することもできる。この場合、部材66の列と、それに最も近い突
起64の列との間の距離は比較的長く、そのため、部材66を支持しているプレ
ート62の断面は、砂/土壌バッグを越えて延び、それらにより覆われない。こ
の場合、擁壁を通しての排水を容易にし、また、材料を節約するために、すなわ
ち、相互接続部材の製造コストを安くすることができるようにするために、プレ
ート62の、ジオグリッド保持部材66と最も近い突起64の列との間の領域に
、孔部(図示せず)を設けることができる。図13および図14の実施形態を参
照しながら説明してきたが、これらの機能を、図15−図16、図17−図18
、図19−図20、図21−図22、図23−図24、図25−図26、図27
−図28および図29−図30に示す実施形態にも同様に適用することができる
ことを理解することができるだろう。
示す。相互接続部材80の構造は、フランジのリップを除けば、図14の相互接
続部材60の構造と同じである。相互接続部材80は、その間の同心凹部78と
、同心の2つの凸部76を持つリップを備えるフランジ74を持つ。両方の凸部
76は、相互接続部材72の頂部上に位置する砂/土壌バッグを押して、実際に
、二重の密封状態を作り出す。リップ上の同心凸部76の高さは、同じであって
もよいし、異なっていてもよい。高さが異なる場合には、外側の凸部76は、好
適には、図15および図16に示すように、内側の凸部より少し高いことが好ま
しい。その目的は、それにより孔の開いた砂/土壌バッグに対して、突起64の
周囲に、できるだけ有効な密封を行うことである。図13−図14の実施形態の
場合のように、フランジ70および凸部74は、相互接続部材の上面上だけに形
成することもできるし、上面および下面の両方の上に形成することもできる。
10の相互接続部材の実施形態の構造体にも、内蔵させることができる機能であ
る。この機能は、図13−図16のフランジを持つ相互接続部材内での使用に制
限されない。また、フランジの機能は、ジオグリッド保持部材66を持つ相互接
続部材に限定されない。どちらの機能も、他の機能を含むまたは含まない相互接
続部材に内蔵させることができる。
という点を除けば、図13および図14の実施形態とほぼ同じである、参照番号
90で示す相互接続部材の他の実施形態である。
に取り付けるために、他の形に構成されている相互接続部材の実施形態を示す。 図19−図24について説明すると、ジオグリッド保持部材94は、プレート
62から上に向かって突き出ている第1の直立部96と、上記直立部から突起6
4の方向に延びる第2の水平部98を持つほぼL字の形をしている。ジオグリッ
ド・シート18が、部分98をジオグリッドの孔部に挿入し、ジオグリッドを直
立部96の方向に下向きに引くことにより保持部材94上に取り付けられると、
水平部98が、シートが保持部材94からスリップしないように保持する。
す相互接続部材の実施形態である。相互接続部材95の残りの部分の構造は、図
13−図14に示す実施形態と同じである。
示す相互接続部材の他の実施形態である。相互接続部材100の残りの部分の構
造は、図15−図16に示す実施形態と同じである。
示す相互接続部材の他の実施形態である。相互接続部材102の残りの部分の構
造は、図17−図18に示す実施形態と同じである。
狭い基部109および比較的広い頂部108を持つテーパ状のポストである。部
材104の水平方向の断面は、ほぼ長方形をしている。突起64に最も近い辺1
06は、上方に向かって突起64の方向に傾斜している。部材104の頂部10
8は、ジオグリッド・シート内に孔部にすんなり適合する大きさと形状を持つ。
ジオグリッド・シート18が、相互接続部材上の一組のジオグリッド保持部材1
04上に取り付けられると、ジオグリッド保持部材104のテーパ状の広い頂部
が、シートがスリップしないように保持する。
示す相互接続部材の一実施形態である。相互接続部材110の残りの部分の構造
は、図13−図14に示す実施形態と同じである。
示す相互接続部材の他の実施形態である。相互接続部材112の残りの部分の構
造は、図15−図16に示す実施形態と同じである。
示す相互接続部材の他の実施形態である。相互接続部材114の残りの部分の構
造は、図17−図18に示す実施形態と同じである。
ドを使用するが、ジオグリッドが擁壁に取り付けられない用途にも使用すること
ができる。このような用途の場合には、相互接続部材は、上記のジオグリッド保
持部材を含まない。図31−図33は、そのような相互接続部材の他の実施形態
を示す。図31は、構造が図17−図18に示す構造に似ているが、ジオグリッ
ド保持部材を含まない相互接続部材116を示す。図32は、構造が図13−図
14に示す構造に似ているが、ジオグリッド部材を含まない相互接続部材118
を示す。図33は、構造が図15−図16に示す構造に似ているが、ジオグリッ
ド保持部材を含まない相互接続部材120を示す。
を含むことができる。図11および図12について説明すると、カバー・プレー
ト組立体30は、木材、コンクリート、プラスチックまたは他の材料で作ること
ができるほぼ長方形のカバー・プレート32を持つ。プレート32は、対向縁部
34、36および38、40を持ち、取付けロッド44を収容することができる
ボア42を各隅に持つ。図11(b)に示すように、取付けロッド44は、一方
の端部に曲がりくねった部分46と点48を備え、頭部52を持つナット50と
係合するために、他方の端部にネジ山を持つ。取付けロッド44は、ボア42を
通して挿入し、ナット50に係合させることにより、カバー・プレート32に取
り付けられる。
成形ブロックでできている壁に対してよりも)セメントおよび骨材のバッグのよ
うな硬化可能な建造材料で作られている場合には、上記壁の耐久性および外観を
改善するために、本発明の擁壁に対して特殊な用途に使用される。カバー・プレ
ート組立体は、カバー・プレート32の内側が壁に突き当たるまでロッドの尖っ
た端部をバッグに押し込むことにより壁に取り付けられる。ロッド44の曲がり
くねった部分46は、砂/土壌バッグの盛り土材、または硬化可能な建造ユニッ
トの材料内でのロッドの係合を強化する。ほぼ完全にカバーするために、相互に
突き合わせた状態で、追加のカバー・プレート組立体が壁に取り付けられる。図
11に示すように、対向縁部34、36および38、40は、一方が凹状になっ
ていて、他方が凸状になっているので、突き合わさっているカバーの縁部は、カ
バーと整合し、ある程度係合するように一緒に入れ子状態に係合する。好適には
、カバーは、図12に示すような、ジグザグ配置の煉瓦壁タイプのアレーを形成
するように配置することが好ましい。
/土壌バッグの盛り土材料、または硬化可能な建造ユニット内で係合するための
他の係合手段を持つことができる。例えば、ロッド44は、係合のためのネジ山
、凸部または他の構造を持つことができる。
囲から逸脱することなしに、実際に、本発明を種々に変更および修正することが
できる。例えば、相互接続部材を壁建造ユニットの形に適合するように柔軟に作
ることができる。壁建造ユニットへの取付けを強化するために、相互接続部材上
の突起に針状突起を設けることができ、これらの針状突起は、プレートに対して
垂直以外の種々の角度で突出することができる。従って、本発明の範囲は、下記
の特許請求の範囲に定義する内容に従うものと解釈すべきである。
斜視図である。
図である。
。
。
。
図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
トを取り付けた状態の断面図である。
場合、しっかりした安定している擁壁を建造するためには、一般に、このような
ブロックは、互いに係合している部材で作るか、またはこれらのブロックをコン
クリート等により接合しなければならない。 1994年11月22日付けの日本国抄録JP−A−06−322730は、
擁壁内のレミコンのバッグの間のスリップを防止するために、両面上に突起を持
つディスク状の固体の使用を開示している。しかし、このようなデバイスは、2
つの垂直方向に隣接するバッグ間のスリップしか防止できない。1984年3月
19日付けの日本国抄録JP−A−59−048525は、垂直な土手の背後の
盛り土内に延びる水を通すシートの端部上に一体に形成されている砂および土壌
バッグの使用を開示している。
Claims (35)
- 【請求項1】 擁壁構造体であって、 (a)第1の水平に延びるコースを形成していて、相互に隣接している第1の
複数の壁建造ユニットと、 (b)第2の水平に延びるコースを形成していて、前記第1のコース上に、相
互に隣接している第2の複数の壁建造ユニットと、 (c)前記第2のコースの前記壁建造ユニットを前記第1のコースの前記壁建
造ユニットに接続している、前記第1のコースと前記第2のコースとの間に設置
された相互接続部材とを備え、該各相互接続部材が、 (i)上面と下面を有するプレートと、 (ii)前記プレートの前記下面上の第1の組の突起と、 (iii)前記プレートの前記上面上の第2の組の突起とを備え、 前記突起が壁建造ユニット内に突き出ることができ、さらに、 (d)前記相互接続部材が、前記第1のコースと前記第2のコースの間に位置
していて、そのため、第1の組の突起が前記下のコースの壁建造ユニット内に突
き出ていて、前記第2の組の突起が前記上のコースの壁建造ユニット内に突き出
ている擁壁構造体。 - 【請求項2】 請求項1記載の擁壁構造体において、さらに、前記第1およ
び第2のコースの間から前記擁壁構造体の背後の盛り土内に延びるジオグリッド
・シートを備え、前記ジオグリッド・シートが、その内部に複数の孔部を有し、
前記ジオグリッド・シートが、前記第1および第2の組の前記突起が前記ジオグ
リッド・シートの前記孔部を通して突き出るように位置している擁壁構造体。 - 【請求項3】 請求項1記載擁壁構造体において、前記相互接続部材が、さ
らに、ジオグリッド・シート内の孔部を通して、突き出るように特に成形され、
適合されたプレートの上面上に一組のジオグリッド保持部材を備え、前記擁壁構
造体が、さらに、前記第1および第2のコースの間から前記擁壁構造体の背後の
盛り土内に延びるジオグリッド・シートを備え、前記ジオグリッド・シートが、
その内部に複数の孔部を有し、前記ジオグリッド保持部材が、前記ジオグリッド
・シートの前記孔部から突き出すように配置されている擁壁構造体。 - 【請求項4】 請求項3記載の擁壁構造体において、前記ジオグリッド保持
部材が、基部より広い頂部を有するテーパ状のポストである擁壁構造体。 - 【請求項5】 請求項3記載擁壁構造体において、前記ジオグリッド保持部
材が、突起の方向に延びるほぼ水平な部分を有するほぼL字の形をしている擁壁
構造体。 - 【請求項6】 請求項3記載擁壁構造体において、壁建造ユニットの前記第
2のコースが前記ジオグリッド保持部材をカバーしている擁壁構造体。 - 【請求項7】 請求項3記載擁壁構造体において、壁建造ユニットの前記第
2のコースが前記ジオグリッド保持部材をカバーしていない擁壁構造体。 - 【請求項8】 請求項3記載の擁壁構造体において、さらに、その上に前記
ジオグリッド・シートを保持するために、保持キャップが前記ジオグリッド保持
部材に取り付けられている擁壁構造体。 - 【請求項9】 請求項1記載擁壁構造体において、さらに、前記プレートの
前記上面上の前記突起の基部の周囲にフランジを備え、前記フランジが壁建造ユ
ニットに対して密封するためのリップを有する擁壁構造体。 - 【請求項10】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記壁建造ユニット
が砂/土壌バッグである擁壁構造体。 - 【請求項11】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記壁建造ユニット
が硬化可能な建造ユニットである擁壁構造体。 - 【請求項12】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記プレートが長方
形である擁壁構造体。 - 【請求項13】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記プレートがほぼ
C字形をしている擁壁構造体。 - 【請求項14】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記プレートが半円
筒形をしている擁壁構造体。 - 【請求項15】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記プレートが中央
開口部を備える梯形である擁壁構造体。 - 【請求項16】 請求項1記載の擁壁構造体において、前記プレートがほぼ
L字形をしている擁壁構造体。 - 【請求項17】 請求項10記載の擁壁構造体において、前記砂/土壌バッ
グが透明なカバーと装飾的な色付き盛り土を含む擁壁構造体。 - 【請求項18】 請求項10記載の擁壁構造体において、前記砂/土壌バッ
グがグランドカバー種子を含む擁壁構造体。 - 【請求項19】 請求項1記載の擁壁構造体において、さらに、前記擁壁構
造体の面に取り付けられているカバー・プレート組立体を備え、前記組立体が、
カバー・プレートおよび前記カバー・プレートを前記壁構造体に取り付けるため
の手段を備え、前記面に対してほぼ連続的なカバーを形成する擁壁構造体。 - 【請求項20】 壁建造ユニットの第1の水平に延びるコースを前記第1の
コースに隣接して垂直方向に位置する第2の水平に延びるコースに接続するため
の相互接続部材であって、 (a)上面および下面を有するプレートと、 (b)前記プレートの前記下面上の第1の組の突起と、 (c)前記プレートの前記上面上の第2の組の突起とを備え、 (d)前記第1および第2の組の突起が、壁建造ユニット内に突き出ることが
できる相互接続部材。 - 【請求項21】 請求項20記載の相互接続部材において、さらに、ジオグ
リッド・シート内の孔部を通して突き出るように成形され、適合された前記プレ
ートの前記上面上に一組のジオグリッド保持部材を備える相互接続部材。 - 【請求項22】 請求項21記載の相互接続部材において、さらに、その上
にジオグリッド・シートを保持するために、前記ジオグリッド保持部材に取り付
けられている保持キャップを備える相互接続部材。 - 【請求項23】 請求項21記載の相互接続部材において、前記ジオグリッ
ド保持部材が、基部より広い頂部を有するテーパ状のポストである相互接続部材
。 - 【請求項24】 請求項21記載の相互接続部材において、さらに、前記ジ
オグリッド保持部材とそれに最も近い前記突起との間の前記プレートの部分に排
水孔部を含む相互接続部材。 - 【請求項25】 請求項20記載の相互接続部材において、さらに、前記プ
レートの前記上面上の前記突起の基部の周囲にフランジを備え、前記フランジが
、壁建造ユニットに対して密封するためのリップを有する相互接続部材。 - 【請求項26】 請求項25記載の相互接続部材において、前記フランジが
、前記突起の前記基部のほぼ全周を囲んでいる相互接続部材。 - 【請求項27】 請求項25記載の相互接続部材において、前記フランジの
前記リップが、2つまたはそれ以上の同心の密封凸部を有する相互接続部材。 - 【請求項28】 壁建造ユニットの複数のコースを有する擁壁構造体を建造
する方法であって、 (a)第1の水平に延びるコースを形成するために、相互に隣接している第1
の複数の壁建造ユニットを設置するステップと、 (b)壁建造ユニットの前記第1のコース上に、上面と下面と、前記下面上の
第1の組の突起と、前記上面上の第2の組の突起とを持つプレートを備える相互
接続部材を、前記第1の組の前記突起が、壁建造ユニットの前記第1のコースの
壁建造ユニットに突き出るように設置するステップと、 (c)前記第2の組の突起の前記突起が、壁建造ユニットの前記第2のコース
の壁建造ユニット内に突き出るように、前記第1のコース上に、第2の水平に延
びるコースを形成するために、相互に隣接している第2の複数の壁建造ユニット
を設置するステップとを含む方法。 - 【請求項29】 壁建造ユニットの複数のコースを有する擁壁構造体を建造
する方法であって、 (a)第1の水平に延びるコースを形成するために、相互の隣接する第1の複
数の壁建造ユニットを設置するステップと、 (b)前記第1のコースの頂部から前記擁壁構造体の背後の盛り土へ延びる、
その内部に複数の孔部を有するジオグリッド・シートを設置するステップと、 (c)前記第1のコースの壁建造ユニットと前記ジオグリッド・シートの上に
、上面と下面と、前記下面上の第1の組の突起と、前記上面上の第2の組の突起
とを持つプレートを備える相互接続部材を、前記第1の組の突起の前記突起が、
前記ジオグリッド・シートの前記孔部を通って壁建造ユニットの前記第1のコー
スの壁建造ユニットに突き出るように設置するステップと、 (d)前記第2の組の突起の前記突起が壁建造ユニットの前記第2のコースの
壁建造ユニット内に突き出るように、前記第1のコース上に、第2の水平に延び
るコースを形成するために、相互に隣接している第2の複数の壁建造ユニットを
設置するステップとを含む方法。 - 【請求項30】 壁建造ユニットの複数のコースを有する擁壁構造体を建造
する方法であって、 (a)第1の水平に延びるコースを形成するために、相互の隣接する第1の複
数の壁建造ユニットを設置するステップと、 (b)前記第1のコースの壁建造ユニットの上に、上面と下面と、前記下面上
の第1の組の突起と、前記上面上の第2の組の突起とを持つプレートを備える相
互接続部材を、前記第1の組の前記突起が、壁建造ユニットの前記第1のコース
の壁建造ユニットに突き出るように設置するステップと、 (c)前記第1のコースの頂部から前記擁壁の背後の盛り土へ延びる、その内
部に複数の孔部を有するジオグリッド・シートを、前記第2のコースの前記突起
が、前記ジオグリッド・シートの前記孔部を通して突き出るように前記相互接続
部材上に設置するステップと、 (d)前記第2の組の突起の前記突起が壁建造ユニットの前記第2のコースの
壁建造ユニット内に突き出るように、前記第1のコース上に第2の水平に延びる
コースを形成するために、相互に隣接している第2の複数の壁建造ユニットを設
置するステップとを含む方法。 - 【請求項31】 請求項29記載の方法において、さらに、壁建造ユニット
の前記第1の水平に延びるコースの下に前記相互接続部材を設置するステップを
含む方法。 - 【請求項32】 請求項29記載の方法において、前記壁建造ユニットが砂
/土壌バッグである方法。 - 【請求項33】 請求項29記載の方法において、前記壁建造ユニットが硬
化可能な建造ユニットである方法。 - 【請求項34】 請求項33記載の方法において、さらに、硬化可能な建造
ユニットを硬化することができるか、または硬化させるステップを含む方法。 - 【請求項35】 請求項29記載の方法において、さらに、前記擁壁構造体
の面に対してほぼ連続しているカバーを形成するために、前記擁壁構造体にカバ
ー・プレート組立体を取り付けるステップを含む方法。
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