JP2002534325A - 特に包装機械に用いられるハウジング - Google Patents

特に包装機械に用いられるハウジング

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JP2002534325A
JP2002534325A JP2000592189A JP2000592189A JP2002534325A JP 2002534325 A JP2002534325 A JP 2002534325A JP 2000592189 A JP2000592189 A JP 2000592189A JP 2000592189 A JP2000592189 A JP 2000592189A JP 2002534325 A JP2002534325 A JP 2002534325A
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ディートリッヒ ヴァルター
クリーガー エバーハルト
ヴィードゥヴィルト ウルリヒ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B65/00Details peculiar to packaging machines and not otherwise provided for; Arrangements of such details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B57/00Automatic control, checking, warning, or safety devices
    • B65B57/005Safety-devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 側壁(20;20a)に少なくとも1つの保護板(25;62,63)のためのガイド(21,22;60,61)が形成されているような、特に包装機械(10;10a)に用いられるハウジング(11;11a)が提案される。前記保護板(25;62,63)はローラ(54;76,77,82)によって前記ガイド(21,22;60,61)内に支承されている。重要となるのは、ハウジング(11;11a)の内部に配置された内室範囲(18;18a)に対する自由な接近可能性が可能となり、しかもハウジング(11;11a)を開放するために、包装機械(10;10a)の付加的な所要スペースが必要とならないように前記保護板(25;62,63)が前記ガイド(21,22;60,61)内で摺動可能となることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、特に包装機械に用いられるハウジングに関する。
【0002】 包装機械に用いられる一般に公知のハウジングは、ハウジングのフロント側に
配置された保護板を備えており、この場合、保護板は旋回可能な、有利には透明
な扉またはフードとして形成されている。このような扉またはフードは、たとえ
ば挿入作業または置換え作業のために、包装機械内部の対応する重要な範囲への
迅速な接近を可能にする。この場合、包装機械の手前に扉またはフードの旋回範
囲が確保されなければならず、これにより包装機械の所要面積が高められてしま
うという欠点が生じる。したがって、所要面積をできるだけ小さくするためには
、しばしば多数の比較的小さな扉またはフードも使用され、このような扉または
フードはそれぞれ減じられた旋回範囲を有している。しかし、多数の扉またはフ
ードの使用は包装機械の手間を高める。さらに、巻上げブラインドの形の保護装
置を備えたハウジングも知られており、この巻上げブラインドの形の保護装置は
、互いに枢着結合された複数の条片から成っている。しかし、このような巻上げ
ブラインドの、製作過程を視覚的に監視するために必要となる透明性を実現する
ことは困難である。さらに、巻上げブラインドの複数の条片を互いに結合する多
数の回転ジョイントに基づき、手間が比較的高くなり、しかも遮音性がしばしば
不十分となる。
【0003】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載の特徴を有する、特に包装機械に用いられる本発明に
よるハウジングには、従来のものに比べて次のような利点がある。すなわち、ハ
ウジングの開放時における付加的な所要面積が生じないと同時に、ハウジングが
閉鎖された状態では、包装機械の保護されるべき範囲に対する良好な覗き可能性
と、良好な遮音とが可能となる。
【0004】 特に包装機械に用いられる本発明によるハウジングの別の利点および別の改良
形は、請求項3以下および実施例の説明に記載されている。
【0005】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0006】 実施例の説明 図1〜図5には、第1の包装機械10の形の製作装置が図示されている。包装
機械10、たとえばカートニング機械は、ハウジング11を有している。ハウジ
ング11の外側には、操作・制御装置12と、フラットな状態で位置するカート
ン断裁片のためのスタックマガジン13とが配置されている。ハウジング11の
内部には、ほぼ鉛直方向に延びる隔壁15が配置されており、さらに下側の範囲
では斜めの底部カバー16が配置されている。この隔壁15と底部カバー16は
包装機械10を長手方向で分割している。隔壁15と底部カバー16はハウジン
グ11の内部で生産室18を駆動・機械室19から隔離している。生産室18内
には、カートニング機械の場合では、たとえば折畳み箱のための搬送装置もしく
は操作装置と、折畳み箱内に対象物を導入するための挿入装置とが配置されてい
る。これらの装置は駆動・機械室19から駆動される。このためには、隔壁15
が、たとえば駆動軸のための対応する複数の貫通孔(図示しない)を有している
【0007】 一方では生産室18を不法な干渉または意図的ではない不本意な干渉ならびに
汚れから保護し、他方では調節作業のために、または生産故障時に、生産室18
内に配置された装置への接近を可能にするために、包装機械10は特別に調整さ
れている。このためには、包装機械10の前側もしくはフロント側で、つまり生
産室18の範囲で、丸められて形成されたプレート形の2つの側壁20(その他
の部分では包装機械10はほぼブロック形に形成されている)が、生産室18の
方向に、鎌形もしくはリング区分形のガイド・成形条片23と、有利にはプレキ
シグラスから成るフレキシブルな方形の保護板25とのための溝形のガイド21
,22を有している。さらに、ハウジング11の両側壁20のうちの少なくとも
一方の側壁には、生産室18の範囲で開口26が形成されており、この開口26
には、上で説明した搬送装置もしくは操作装置(図示しない)が突入している。
【0008】 両側壁20でそれぞれ互いに向かい合わされかつ互いに位置調整されたガイド
21,22は、側壁20にフライス加工されていると有利である。ガイド21,
22の長さは、保護板25が閉じられた状態でこの保護板25が、水平方向に延
びる上側のハウジング壁区分27にまで到達して、生産室18が完全に閉鎖され
るように設定されている。
【0009】 一方のガイド21は鎌形に形成されているのに対して、他方の直線状のガイド
22は底部カバー16の下方で一方のガイド21から分岐部24で分岐している
。図4および図5から判るように、ほぼ方形の溝28として形成された一方のガ
イド21は少なくとも生産室18の範囲では、溝28の内部にガイド・成形条片
23を案内するための突出部29を有している。
【0010】 一方のガイド21内に配置された、第1実施例では結合部33を用いて2つの
部分31,32から構成されたガイド・成形条片23は、全体的に一方のガイド
21の円弧長さのほぼ半分に相当する長さを有している。このガイド・成形条片
23は内側の端面に歯列35を保持している。この歯列35は、底部カバー16
の下方に配置された歯車36と噛み合っている。両側壁20に設けられた両歯車
36は、1つの軸37によって互いに固く結合されており、ガイド・成形条片2
3がモータにより駆動される場合には、この軸37を介して駆動モーメントが導
入されると有利である。
【0011】 一方のガイド21の後側の範囲には、さらに、このガイド21を部分的にカバ
ーする複数のガイドディスク39が配置されている。これらのガイドディスク3
9はガイド・成形条片23をこの範囲で一方のガイド21内に保持する。なぜな
らば、一方のガイド21の溝28がこの場所では、つまりこのガイド21の後側
の範囲では、突出部29を有していないからである。この範囲では、ハウジング
11の組付け時にガイド・成形条片23の、一方のガイド21への簡単な導入を
可能にするために、突出部29が設けられていない。
【0012】 ガイド・成形条片23が一方のガイド21内で、できるだけ摩擦少なく運動可
能となるようにするためには、ガイド・成形条片23の、溝底部41に面した側
で複数のローラ42が支承ピン40に回転可能に支承されている。溝幅よりも小
さな直径を有するローラ42は、これらのローラ42が、互いに向かい合って位
置する溝側壁43,44に交互に支持されるように配置されている。この場合、
歯列35は一方の溝側壁43の近傍に位置しているので、歯列35は突出部29
によって汚れの進入に対して保護されている。それに対して、ガイド・成形条片
23の、歯列35とは反対の側と、他方の溝側壁44との間には、間隙46が形
成されており、この間隙46には保護板25が突入している。この場合、この保
護板25はガイド・成形条片23に載着されていて、他方の溝側壁44に対して
間隔を置いて配置されている。
【0013】 保護板25の前縁部47および後縁部48では、ガイド・成形条片23とは反
対の側でそれぞれ1つのターミナル・グリップ条片50が保護板25に固定され
ている。このことは、固定用アングル部材51を用いて行われる。この固定用ア
ングル部材51はターミナル・グリップ条片50とは反対の側に配置されている
(図5参照)。固定用アングル部材51とターミナル・グリップ条片50とは、
ねじ52によって互いに結合されており、このねじ52は保護板25に設けられ
た対応する孔を貫通している。固定用アングル部材51から直角に突出した脚部
53には、互いにずらされて配置された2つの別のローラ54が回転可能に配置
されている。保護板25ができるだけ大きくガイド21,22内に突入し得るよ
うにするために、保護板25は固定用アングル部材51の範囲もしくはローラ5
4の範囲と、歯列35とは反対の側でローラ42の範囲とに、それぞれ切欠き5
6を有している。
【0014】 ハウジング11が閉じられた状態で保護板25の後縁部48と固定用アングル
部材51とが、一方のガイド21の範囲でガイド・成形条片23と接触し得るよ
うにすることを可能にするためには、各ガイド・成形条片23の、歯列35とは
反対の側に各1つの切欠き57が形成されており、この切欠き57の範囲に、脚
部53がローラ54と共に位置している(図3)。
【0015】 保護板25の前縁部47にも、ローラ54を備えた固定用アングル部材51が
配置されている。この場合、重要となるのは、ガイド・成形条片23の前端部5
8とほぼ整合している、保護板25の前縁部47の範囲が、両ガイド・成形条片
23に摩擦接続的または形状接続的に、つまり係合に基づく嵌合により、結合さ
れていて、これによって保護板25の運動が、ガイド・成形条片23の対応する
運動を併発させることである。保護板25とガイド・成形条片23との形状接続
的なカップリング、つまり係合に基づく嵌合によるカップリングは、固定用アン
グル部材51の一部がガイド・成形条片23に設けられた対応する切欠き内に係
合することによって行うことができる。それに対して、摩擦接続的な結合は、脚
部53をガイド・成形条片23に固定することによって行うことができる。
【0016】 以下に、図2および図3につき、ハウジング11の開閉動作について詳しく説
明する:ハウジング11が開放された状態では(図2)、保護板25が主として
、他方の直線状のガイド22の範囲に位置しており、それに対してガイド・成形
条片23は一方の円弧状のガイド21の後側の範囲に位置している。この場合に
底部カバー16は、ハウジング11が開放された状態でこの底部カバー16がま
だ保護板25の前縁部47をカバーするように設計されている。次いで、ハウジ
ング11が閉じられる場合、このことは手動式の操作の場合には、前側のターミ
ナル・グリップ条片50を掴んで保護板25を引き上げることによって行われる
。この目的のために、ターミナル・グリップ条片50は付加的なグリップ(図示
しない)を備えていてもよい。保護板25が両ガイド・成形条片23とカップリ
ングされていることに基づき、保護板25は他方の直線状のガイド22から一方
の円弧状のガイド21内へ移動させられると同時に、両ガイド・成形条片23も
ハウジング11の後側の部分から生産室18の範囲へ移動する。
【0017】 この場合に重要となるのは、保護板25をガイド・成形条片23の、歯列35
とは反対の側に密着させることにより、他方の直線状のガイド22内に平らなプ
レートとして案内されていた保護板25が、一方の円弧状のガイド21への移動
時にこの一方のガイド21の輪郭に相応して徐々に曲げられていくことである。
保護板25が突入する、一方のガイド21の間隙46の適宜な寸法設定により、
保護板25が他方の溝側壁44には接触しないことが保証されている。これによ
って、保護板25と一方のガイド21との間の滑り摩擦が回避されるので、僅か
な力を加えるだけでハウジング11を閉鎖することができる。なぜならば、それ
と同時に両ガイド・成形条片23をローラ42に基づきやはり容易に運動させる
ことができるからである。また、他方の直線状のガイド22も固定用アングル部
材51およびローラ54の配置と相まって、この直線状のガイド22内で保護板
25が少なくともほぼ無接触に案内されるように寸法設定されている。ハウジン
グ11が完全に閉鎖された状態(図3)では、前側のターミナル・グリップ条片
50が上側のハウジング壁区分27と整合するので、生産室18は完全に閉鎖さ
れている。さらに、両ガイド・成形条片23の歯列35はまだ歯車36の歯列と
噛み合っている。
【0018】 ハウジング11の開放は、保護板25を押し戻すか、もしくは下方へ旋回させ
ることにより行われる。この場合、両ガイド・成形条片23は一方の円弧状のガ
イド21内で転動し、それに対して固定用アングル部材51とローラ54とを備
えた保護板25の後縁部48は、分岐部24の範囲で他方の直線状のガイド22
に進入する。
【0019】 念のため付言しておくと、軸37は、保護板25をモータにより作動させる場
合に歯車36を介してガイド・成形条片23にトルクを導入するためにのみ働く
ものではない。それどころか、上で説明した保護板25の手動式の運動の際に、
ターミナル・グリップ条片50に力が片側でしか導入されなかった場合でも、ガ
イド21,22における保護板25のひっかかりが阻止される。なぜならば、軸
37が両ガイド・成形条片23を互いに連結しているからである。
【0020】 図1〜図5に示した本発明の第1実施例では、ハウジング11の全幅にわたっ
て延びる一体の保護板25が使用される。このような単一の保護板25の代わり
に、種々異なる幅を有する複数の保護板を使用することも可能である。その場合
には、ハウジングの側壁が一体に形成されているのではなく、少なくとも部分的
に複数の部分から成っており、これらの部分は互いに種々異なる間隔を置いて配
置されている。すなわち、たとえば一方の保護板は包装機械の下側の範囲で包装
機械の全幅にわたって延びており、それに対して他方の保護板は上側の範囲で全
幅の一部分にわたってのみ延びている。2つの保護板を用いたこのような構成で
は、上側の保護板を上方に向かって離反旋回させることができるので好都合とな
る。この場合、この上側の保護板は(ハウジングが開放された状態で)、駆動室
内に位置するユニットが露出して、これらのユニットへの接近が可能となるよう
に上側の範囲に位置する。
【0021】 図6〜図9に示した本発明の第2実施例では、保護板25が密着するガイド・
成形条片23の原理が採用されていない。第2実施例では、包装機械10aがハ
ウジング11aを有しており、このハウジング11aの側壁20aには、保護板
62,63のためのガイド60,61が形成されている。この場合、両ガイド6
0,61は広い範囲で互いに平行に延びている。一方の保護板62に対応する一
方のガイド60は、生産室18aの範囲に配置された円弧状の第1の区分64と
、包装機械10aの底部範囲に配置された直線状の第2の区分66とを有してい
る。他方のガイド61は同じく生産室18aの範囲に配置された円弧状の第1の
区分67と、包装機械10aの底部範囲に配置された直線状の第2の区分68と
を有している。一方のガイド60の、生産室18aとは反対の側に配置された他
方のガイド61は、その上側の範囲において、一方のガイド60に対して延長さ
れて形成されており、これによって他方のガイド61に対応する他方の保護板6
3は生産室18aの上側の範囲をもカバーすることができる。両ガイド60,6
1の両直線状の第2の区分66,68は、包装機械10aの底部範囲で格納室6
9内に配置されており、この格納室69の大きさは保護板62,63の大きさに
適合されている。
【0022】 ほぼ方形の2つの保護板62,63は、それぞれ透明の材料、特にプレキシグ
ラスから成っている。一方の保護板62は平らなフレキシブルプレートとして形
成されており、このフレキシブルプレートは、あとで詳しく説明するように、一
方のガイド60の円弧状の第1の区分64の形状に適合する。それに対して、他
方の保護板63は既に、他方のガイド61の円弧状の第1の区分67に適合され
た湾曲を備えている。
【0023】 両保護板62,63はベネッシャンブラインド状に互いに協働する。すなわち
、両保護板62,63はスペース節約的に互いに重なり合うように移動させるこ
とができる。生産室18aのできるだけ簡単な手動式開閉動作を可能にするため
に、さらに各保護板62;63はそれぞれ水平方向の縁範囲に2つの部分から成
る保護・ガイド条片71,72;74,75を有している。これらの保護・ガイ
ド条片71,72;74,75はそれぞれ保護板62,63の下面および上面の
範囲に配置されている。したがって、図6に示した閉鎖された生産室18aを開
放するときには、短い方の保護板63を格納室69の方向へ運動させるだけで十
分となる。この場合、長い方の保護板62は、短い方の保護板63の保護・ガイ
ド条片74の下面が、この長い方の保護板62の保護・ガイド条片71の上面に
当接するやいなや、連行される。逆に、図7に示した開放された生産室18aを
閉鎖するときでは、短い方の保護板63の保護・ガイド条片75の上面が長い方
の保護板62の保護・ガイド条片71の下面に当接するやいなや、短い方の保護
板63が長い方の保護板62を連行する。
【0024】 保護・ガイド条片71,72;74,75は、上で説明したように生産室18
aの開閉時に保護板62,63を連行する連行機能を有すると共に、特に保護板
62,63をガイド60,61に作用結合させる役目をも有している。短い方の
保護板63の場合では、対応するガイド61がそれぞれ溝として、側壁20aの
、生産室18aに面した側に形成されている。各溝内には、それぞれ1つのロー
ラ76,77が係合しており、これらのローラ76,77は保護・ガイド条片7
4,75の両側に配置されている。保護・ガイド条片74,75と、短い方の保
護板63とは、それぞれ、両側壁20aの相互間隔にほぼ相当する幅を有してい
る。その結果、短い方の保護板63は側壁20aとほぼ整合することになるので
、生産室18aが閉鎖されている状態におけるダストまたは汚れの侵入が阻止さ
れる。それと同時に、外部に対する生産室18aの比較的良好な遮音も得られる
。長い方の保護板62の場合では、対応するガイド60がジオメトリ的に、つま
り幾何学的に、より複雑に形成されている。これについては、以下に図8および
図9につき詳しく説明する。
【0025】 側壁20aに設けられた前記ガイド60は、それぞれ2つのガイド区分78,
79を有している。一方のガイド区分78は方形の溝軌道として形成されている
。一方のガイド区分78の溝底部81には、同じく溝軌道として形成された他方
のガイド区分79が続いている。したがって、ガイド60は他方のガイド区分7
9の範囲において、一方のガイド区分78の範囲よりも大きな溝深さを有してお
り、この場合、他方のガイド区分79の幅は保護板62の厚さよりも大きく形成
されているので、保護板62は遊びを持って、他方のガイド区分79内に配置さ
れている。各側壁20aに設けられた一方のガイド区分78は、同じ直径dを有
するそれぞれ2つのローラ82を案内するために働く。両ローラ82は保護板6
2の、生産室18aに面した側で保護・ガイド条片71,72の下側に配置され
ている。この場合、ローラ82の直径dはそれぞれ一方のガイド区分78の幅b
よりも小さく形成されている(図9参照)。
【0026】 保護・ガイド条片71,72の範囲では、保護板62が縁範囲84を有してお
り、この縁範囲84では、保護板62の幅が両側壁20aの相互間隔にほぼ相当
しているか、もしくは保護・ガイド条片71,72の幅にほぼ相当している。そ
れに比べて、保護板62の内側範囲85は、他方のガイド区分79内にまで突入
する幅を有しており、これにより生産室18aの高い汚れ安定性と良好な遮音と
が得られる。したがって、保護板62の内側範囲85は他方のガイド区分79内
に案内され、それに対して縁範囲84はガイド60の外に位置している。
【0027】 ガイド60内での保護板62の運動時における摺動力が小さくなるようにする
ために、ガイド60の他方のガイド区分79内での保護板62の摩擦を減少させ
るためには、保護板62がガイド60の円弧状の第1の区分64の範囲において
、曲げモーメントMdの導入によって保護・ガイド条片71,72の範囲で円弧
状に緊定される。緊定力もしくは導入された曲げモーメントMdの高さは、緊定
により生ぜしめられる保護板62の湾曲ができるだけ他方のガイド区分79の湾
曲に相当するように設定されているので、保護板62は他方のガイド区分79内
に無接触に配置されている。
【0028】 保護・ガイド条片71,72を介して保護板62に曲げモーメントMdを導入
することは、ガイド60に設けられたローラ82を介して、このローラ82の直
径dおよび一方のガイド区分78の幅bの寸法設定と相まって行われる。その結
果、両ローラ82と保護板62とから成る複合体は曲げ応力下に一方のガイド区
分78内に配置されており、この場合、ガイド区分78の内側範囲寄りの一方の
ローラ82は内側の溝壁88に接触しており、他方のローラ82は外側の溝壁8
9に接触している。
【0029】 念のため付言しておくと、摩擦を一層低減させるためには、直線状の下側の区
分66の範囲でガイド60の溝幅bを増大させて、保護板62が下側の区分66
の範囲では曲げモーメントなしに平らなプレート(図7に示したような)として
他方のガイド区分79内に配置されるようにすることが好都合である。この場合
には、包装機械10aのハウジング11aの閉鎖時に、短い方の保護板63の保
護・ガイド条片75が長い方の保護板62を一方のガイド60の下側の区分66
から連行する。円弧状の第1の区分64への移動時では、上で説明した構成に基
づき、保護板62に曲げモーメントMdが導入され、この曲げモーメントMdは
円弧状の第1の区分64の湾曲に相応して保護板62の曲げを生ぜしめる。ガイ
ド60における保護板62の全移動の間、保護板62とガイド60との接触は行
われないか、または最小限にしか行われないので、ハウジング11aの開閉動作
は比較的小さな力を加えるだけで行うことができる。
【0030】 ハウジング11aも、やはり手動式だけでなく、モータによっても開閉するこ
とができる。このためには、図6および図7に示した実施例では、エンドレスな
チェーン伝動装置90が示されている。このチェーン伝動装置90は両保護板6
2,63のうちのいずれか一方の保護板に結合されていて、生産室18aの範囲
では所定のガイド溝(図示しない)内で走行するようになっている。チェーン伝
動装置90は複数の歯車91に巻き掛けられて変向されており、これらの歯車9
1のうちの1つが駆動装置に作用結合されている。
【0031】 図6〜図9に示した第2実施例の変化形では、唯一つの平らな保護板または複
数の平らな保護板を保護板62に相応して使用することもできる。この保護板に
は、上で説明したように、摩擦力を減少させるための相応する曲げモーメントが
導入される。また、保護板63に相応して1つまたは複数の予め曲げられた保護
板を備えた、ただし平らな保護板62を有しないハウジングも考えられる。
【0032】 さらに、前記両実施例において、保護板25,62,63の個々の範囲を、た
とえばシートの接着によって部分的に不透明に形成することも可能である。これ
により、ハウジング11,11aが閉鎖されている状態では、包装機械10,1
0a内部の重要な範囲に対する覗きしか可能にならない。
【0033】 最後に付言しておくと、ハウジング11,11aの使用は包装機械10,10
aに限定されているわけではない。別の製作装置または一般的な形式のハウジン
グも、ハウジングのフロント側の本発明による構成により、ハウジングの開放の
ためにハウジングの外側に付加的なスペースを必要とすることなしに、閉鎖され
た範囲への簡単な接近を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 包装機械の概略的な斜視図である。
【図2】 図1に示した包装機械を、保護板がハウジング開放位置に位置する状態で示す
横断面図である。
【図3】 図1に示した包装機械を、保護板がハウジング閉鎖位置に位置する状態で示す
横断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 図3のV−V線に沿った断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例による包装機械を、保護板がハウジング閉鎖位置に位置す
る状態で示す横断面図である。
【図7】 図6に示した包装機械を、保護板がハウジング開放位置に位置する状態で示す
横断面図である。
【図8】 図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】 図6の一点鎖線の円で囲んだ範囲の拡大図である。
【符号の説明】
10,10a 包装機械、 11,11a ハウジング、 12 操作・制御
装置、 13 スタックマガジン、 15 隔壁、 16 底部カバー、 18
,18a 生産室、 19 駆動・機械室、 20,20a 側壁、 21,2
2 ガイド、 23 ガイド・成形条片、 24 分岐部、 25 保護板、
26 開口、 27 ハウジング壁区分、 28 溝、 29 突出部、 31
,32 部分、 33 結合部、 35 歯列、 36 歯車、 37 軸、
39 ガイドディスク、 40 支承ピン、 41 溝底部、 42 ローラ、
43,44 溝側壁、 46 間隙、 47 前縁部、 48 後縁部、 5
0 ターミナル・グリップ条片、 51 固定用アングル部材、 52 ねじ、
53 脚部、 54 ローラ、 56 切欠き、 57 切欠き、 58 前
端部、 60,61 ガイド、 62,63 保護板、 64 第1の区分、
66 第2の区分、 67 第1の区分、 68 第2の区分、 69 格納室
、 71,72,74,75 保護・ガイド条片、 76,77 ローラ、 7
8,79 ガイド区分、 81 溝底部、 82 ローラ、 84 縁範囲、
85 内側範囲、 88 内側の溝壁、 89 外側の溝壁、 90 チェーン
伝動装置、 91 歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリヒ ヴィードゥヴィルト ドイツ連邦共和国 シュヴェービッシュ グミュント クラーレンベルクシュトラー セ 239/1 (72)発明者 クラウス シュテッケル ドイツ連邦共和国 コルプ ヘパッハーシ ュトラーセ 42 Fターム(参考) 3E056 AA19 BA05 HA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に包装機械(10)に用いられるハウジング(11)であ
    って、少なくとも部分的に透明な材料から成りかつ当該ハウジング(11)のフ
    ロント側に配置可能な少なくとも1つの保護板(25)が設けられていて、該保
    護板(25)が、当該ハウジング(11)の側壁(20)に形成されたガイド(
    21,22)によって支承されていて、当該ハウジング(11)の内部に配置さ
    れた範囲(18)を開放するために前記ガイド(21,22)内で摺動可能であ
    り、前記ガイド(21,22)が、少なくとも当該ハウジング(11)のフロン
    ト側で円弧状に形成されており、さらに前記ガイド(21,22)が、保護板(
    5)のためのほぼ直線状の区分(66,68)を有している形式のものにおいて
    、保護板(25)が、平らなフレキシブルプレートとして形成されており、円弧
    状のガイド(21)の範囲に、円弧状の曲げエレメント(23)が摺動可能に配
    置されており、保護板(25)の前縁部(47)の範囲が、前記曲げエレメント
    (23)の前縁部(58)の範囲に結合されており、円弧状のガイド(21)か
    ら保護板(25)のための直線状のガイド(22)が分岐していて、保護板(2
    5)が、直線状に形成されたガイド(22)から円弧状のガイド(21)への移
    動時に前記曲げエレメント(23)に密着するようになっていることを特徴とす
    る、特に包装機械に用いられるハウジング。
  2. 【請求項2】 特に包装機械(10a)に用いられるハウジング(11a)
    であって、少なくとも部分的に透明な材料から成りかつ当該ハウジング(11a
    )のフロント側に配置可能な少なくとも1つの保護板(62,63)が設けられ
    ていて、該保護板(62,63)が、当該ハウジング(11a)の側壁(20a
    )に形成されたガイド(60,61)によって支承されていて、当該ハウジング
    (11a)の内部に配置された範囲(18a)を開放するために前記ガイド(6
    0,61)内で摺動可能であり、前記ガイド(60,61)が、少なくとも当該
    ハウジング(11a)のフロント側で円弧状に形成されており、さらに前記ガイ
    ド(60,61)が、保護板(62,63)のためのほぼ直線状の区分(66,
    68)を有している形式のものにおいて、保護板(62)が、平らなフレキシブ
    ルプレートとして形成されており、該保護板(62)の前縁部と後縁部とに、各
    1つのガイド条片(71,72)が固定されており、該ガイド条片(71,72
    )が、保護板(62)の両側でそれぞれ2つのローラ(82)を備えており、各
    ガイド条片(71,72)に設けられた前記両ローラ(82)が、保護板(62
    )の両側で保護板(62)に対して互いに異なる間隔(a1,a2)を有してい
    て、前記両ローラ(82)が、前記ガイド(60)の円弧状の範囲(64)への
    移動時に保護板(62)に曲げモーメント(Md)を導入するようになっており
    、該曲げモーメント(Md)が、保護板(62)に、前記ガイド(60)の円弧
    状の範囲(64)の湾曲に相応する湾曲を生ぜしめるようになっていることを特
    徴とする、特に包装機械に用いられるハウジング。
  3. 【請求項3】 当該ハウジング(11,11a)内に、当該ハウジング(1
    1,11a)の内室を2つの内室範囲(18,19;18a,19a)に分割す
    る、ほぼ鉛直方向に延びる隔壁(15)が配置されており、ほぼ直線状の区分(
    66,68)が当該ハウジング(11,11a)の底範囲に配置されていて、前
    記保護板(25;62,63)が前記ガイド(21,22;60,61)の直線
    状の区分(66,68)に位置しているときに、前記両内室範囲(18,19;
    18a,19a)が接近可能である、請求項1または2記載のハウジング。
  4. 【請求項4】 前記ガイド(21,22;60,61)が溝軌道として形成
    されており、該溝軌道内でローラ(54;76,77,82)が転動するように
    なっており、該ローラ(54;76,77,82)が、前記保護板(25;62
    ,63)の前縁部(47)の範囲と後縁部(48)の範囲とに結合されている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のハウジング。
  5. 【請求項5】 前記溝軌道が、前記保護板(25;62,63)を案内する
    ための別個の溝区分(46;79)を有している、請求項4記載のハウジング。
  6. 【請求項6】 複数の保護板(62,63)が設けられていて、該保護板(
    62,63)がテレスコープ式に互いに協働するようになっており、しかも各保
    護板(62,63)に専用のガイド(60,61)が対応している、請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載のハウジング。
  7. 【請求項7】 前記曲げエレメント(23)が、保護板(25)とは反対の
    側に歯列(35)を有しており、該歯列(35)が、各1つの歯車(36)と噛
    み合っており、両側壁(20)に設けられた前記両歯車(36)が、1つの軸(
    37)を介して互いに連結されている、請求項1記載のハウジング。
  8. 【請求項8】 複数の保護板(62,63)が設けられていて、該保護板(
    62,63)がテレスコープ式に互いに協働するようになっており、しかも各保
    護板(62,63)に専用のガイド(60,61)が対応している、請求項1か
    ら7までのいずれか1項記載のハウジング。
  9. 【請求項9】 前記曲げエレメント(23)が、保護板(25)とは反対の
    側に歯列(35)を有しており、該歯列(35)が、各1つの歯車(36)と噛
    み合っており、両側壁(20)に設けられた前記両歯車(36)が、1つの軸(
    37)を介して互いに連結されている、請求項6または8記載のハウジング。
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