JP7245716B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関する。
従来、引戸等のスライド移動可能な戸体を駆動装置によって移動させる建具が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば、特許文献1~4がある。特許文献1及び2には、戸体の上方に配置された駆動装置と戸体の上面がネジ止めにより固定される建具が記載されている。また、特許文献3には、自動開閉装置のラックが戸体の前面の上端に固定された建具が記載されている。また、特許文献4には、戸体と嵌合した嵌合部材を連結部材のU形状の孔に挿入し係合することにより、戸体と駆動装置が連結される建具が記載されている。
特開2011-169035号公報 特許第6035495号 特許第4265858号 特許第6345953号
ところで、従来の建具では、戸体と駆動装置が連結固定されているため、戸体が開閉したり、なんらかの外力が加わったりすると、戸体と連結される部分を介して駆動装置にその力が伝達されることになる。戸体から駆動装置への力の伝達を抑制するという観点で従来技術には改善の余地があった。
本発明は戸体を移動させる駆動装置を備える建具において、戸体から駆動装置に伝わる負荷を軽減できる建具を提供することを目的とする。
本発明は、枠体と、前記枠体に対して左右方向に移動可能な戸体と、左右方向に移動可能な移動部材及び前記移動部材を駆動する駆動源を有する駆動装置と、前記戸体の見付面又は前記移動部材のいずれか一方に配置され、見込方向に突出する第1接続部材と、前記戸体の見付面又は前記移動部材のいずれか他方に前記第1接続部材に対して見込方向で対向するように配置され、当該第1接続部材を左右方向で挟む一対の挟持片を有する第2接続部材と、を備える建具に関する。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の上枠の周辺を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の上枠の周辺の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の第1接続部材及び第2接続部材の周辺の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の第1接続部材及び第2接続部材の周辺の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の第1接続部材及び第2接続部材を戸体側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の第1接続部材及び第2接続部材を戸体側から見た図である。 本発明の第1実施形態に係る建具の第1接続部材及び第2接続部材を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具の縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「左右方向」とは、建物の開口部に取り付けられた建具における上枠の長手方向に平行な方向を意味し、「見込方向」とは、上記戸体の厚み方向と平行な方向を意味する。
まず、本発明の第1実施形態に係る建具1の構成について説明する。図1は建具1の正面図であり、図2は建具1の上枠11の周辺を示す拡大正面図である。なお、図1及び図2において、下戸車22,23は破線で示され、ケース33は二点鎖線で示される。図3は、建具1の上枠11の周辺の縦断面図である。
本実施形態の建具1は、室内空間又は室内と室外を仕切る仕切壁2の開口部に設けられる片開きタイプの自動ドアである。図1に示すように、建具1は、仕切壁2の開口部に配置される枠体10と、戸体20と、駆動装置30と、第1接続部材40と、第2接続部材50と、を含んで構成される。
枠体10は、上枠11及び左右一対の縦枠12,13が門形状に枠組みされて構成される。図3に示すように、上枠11の下面には、後述する戸体20の上端を案内するフラットレール111が縦枠12,13の間に形成される。
戸体20は、左右方向(上枠11の長手方向)にスライド移動することにより開口部を開閉する引戸である。図1では、仕切壁2の開口部が戸体20によって閉じられた状態が示されている。図1の状態から戸体20が右方向(図1の矢印A方向)にスライドすることで、開口部が開かれ、戸袋2aに納まる。
戸体20は、引手21と、下戸車22,23と、嵌合受け部24と、を含んで構成される。引手21は、戸体20の見付面の縦枠12側に形成され、戸体20を開閉するために使用者が操作を行うための持ち手となる部分である。下戸車22,23は、戸体20の下端に固定される。下戸車22,23が、縦枠12,13の間の床面2bに左右方向に形成されるガイドレール(図示省略)にガイドされながら、戸体20が左右方向にスライド移動する。嵌合受け部24は、戸体20の上面両端部に配置され、上枠11の下面に形成されるフラットレール111に沿ってスライド移動した戸体20が開放端、閉鎖端に移動する直前に上レールに固定されたブレーキ部品(図示省略)と嵌合して減速する。
駆動装置30について説明する。図3は建具1の縦断面図(モータ354、制御部355、電源ユニット36については図示省略)、図4は建具1の第1接続部材40及び第2接続部材50周辺の平面図、図5は建具1の第1接続部材40及び第2接続部材50周辺の斜視図である。なお、図4において、上枠11、縦枠12、ケース33、ベースプレート34、電源コード361、従動プーリ連結具352a、走行ベルト連結具376は二点鎖線で示されている。
駆動装置30は、後述する第1接続部材40及び第2接続部材50を介して戸体20を自動で開閉する装置である。駆動装置30は、上枠11及び戸体20の上方の仕切壁2に取り付けられる。
駆動装置30は、ブラケット31,32と、ケース33と、ベースプレート34と、駆動機構35と、電源ユニット36と、移動部材37と、を含んで構成される。
ブラケット31,32は、板状部材であり、仕切壁2にネジ止めにより固定される。ブラケット31,32は、駆動装置30のケース33、ベースプレート34を支持している。
ケース33は、ベースプレート34、駆動機構35、移動部材37を収容する筐体である。ケース33は、ブラケット31,32に接続される。
ベースプレート34は、左右方向に延びる板状部材であり、係合されたブラケット31を介して仕切壁2に固定される。ベースプレート34は、上枠11の見付面に被るように配置され、後述するローラ371~374を案内するローラ案内部341と、ローラ案内部341と一体形成され、上枠11の上面に載置されるベース部342とを有する。ローラ案内部341は、縦断面視で略C字状であり、略C字状の先端部が後述するローラ371~374の溝と係合可能な形状に形成される。
駆動機構35は、駆動プーリ351と、従動プーリ352と、ベルト353と、駆動源であるモータ354と、制御部355と、を含んで構成される。
駆動プーリ351及び従動プーリ352は、駆動装置30の左右に配置される。駆動プーリ351は、縦枠13側に位置し、後述するモータ354に回転自在に取り付けられる。駆動プーリ351は、見込方向に対して回転軸が平行になるようにモータ354に取り付けられる。
従動プーリ352は、縦枠12側に位置し、板状の従動プーリ連結具352aを介してベースプレート34のベース部342に固定される。具体的には、従動プーリ連結具352aの一端側には従動プーリ352が回転自在に固定され、他端側にはベース部342が固定される。従動プーリ352は、見込方向に対して回転軸が平行になるようにベース部342に取り付けられる。
ベルト353は、環状であり、駆動プーリ351と従動プーリ352との間に掛け渡される。
モータ354は、縦枠13側のベースプレート34のベース部342及び仕切壁2に固定される。モータ354が回転駆動すると、モータ354に取り付けられた駆動プーリ351が回転する。駆動プーリ351が回転すると、ベルト353を介して従動プーリ352に回転が伝わり、ベルト353を周回させる。
制御部355は、モータ354の駆動を制御する電子部品である。制御部355は、ベースプレート34のベース部342に固定される。本実施形態の建具1では、使用者が戸体20を所定の距離だけ移動したことを制御部355が検知するとモータ354の回転駆動を開始させる。開口部が開放され、所定時間経過すると、制御部355がモータ354を回転駆動させ、戸体20を左方向にスライド移動させ、開口部を閉鎖する。
電源ユニット36は、駆動装置30に電力を供給する部位である。電源ユニット36は、電源コード361と、スイッチ362,363を含んで構成される。
電源コード361は、一端が制御部355に接続され、他端のプラグ361aが仕切壁2のコンセント2cに接続される。これにより、駆動装置30に電力を供給可能となる。スイッチ362,363は、電源のオンオフ等を切り替えるスイッチである。
移動部材37は、ローラ371,372,373,374と、走行プレート375と、走行ベルト連結具376と、を含んで構成される。図2に示すように、建具1が閉状態の場合、移動部材37は、ベルト353のうち左右方向において従動プーリ352側であり、かつ、下側の位置に固定される。
ローラ371~374は、見込方向に対して回転軸が平行となるようにベースプレート34のローラ案内部341に並列される。ローラ371~374は、回転側に沿って全周に亘って形成される溝部を有する。ローラ371~374は、ローラ案内部341の略C字状の先端部に接触して、回転しながら左右方向へ移動可能に配置される。また、ローラ371~374は、回転自在に走行プレート375又は走行ベルト連結具376に連結される。
走行プレート375は、左右方向に延びる板状部材である。走行プレート375は、ローラ373,374を挟んでローラ案内部341に対向する位置に配置される。走行プレート375は走行ベルト連結具376に固定される。
走行ベルト連結具376は、一端側がローラ371,372に連結され、他端側がベルト353に固定される板状部材である。走行ベルト連結具376の一端側は、ローラ371,372を挟んでローラ案内部341に対向する位置に配置される。
ローラ371~374は、走行プレート375及び走行ベルト連結具376を介してベルト353と連結されているため、ベルト353が周回に移動すると、ベースプレート34のローラ案内部341に沿ってローラ371~374がベルト353の周回方向に移動する。
次に、第1接続部材40及び第2接続部材50について説明する。図6は戸体20側の斜め上方から見た第1接続部材40及び第2接続部材50の斜視図、図7は戸体20側から見た第1接続部材40及び第2接続部材50の正面図、図8は戸体20、第1接続部材40、及び第2接続部材50を示す平面図である。なお、図6及び図7については、第1接続部材40及び第2接続部材50以外の構成について図示を省略している。
第1接続部材40は、戸体20の見付面に固定される略直方体状の樹脂製の部材である。第1接続部材40の材質については特に制限されない。ゴム製又は金属製であってもよい。
図1~図5に示すように、第1接続部材40は、戸体20の見付面のうち、図1の紙面左側である縦枠12側であり、かつ、上枠11側に固定されるが、見付面における第1接続部材40の位置については特に制限されない。例えば、戸体20の見付面のうち、第1接続部材40の位置を図1の紙面右側である縦枠13側に移動させてもよい。第1接続部材40は、上面及び下面が戸体20の開閉方向(左右方向)に略平行であり、側面である接触面41,42が縦枠12,13の長手方向(上下方向)に略平行になるように固定される。接触面41,42には、見込方向に延びる複数の溝が形成される。第1接続部材40は、戸体20に固定された状態で該戸体20の見付面から見込方向に突出している。
第1接続部材40は、見付面(戸体20と接する面と反対側の面)から戸体20に向かって貫通するネジ穴43,44を有する。図3及び図8に示すように、ネジがネジ穴43,44及び戸体20のネジ穴(図示省略)に螺合されることにより、第1接続部材40が戸体20に固定される。
第2接続部材50は、上下方向に延び、駆動装置30に固定される第1アーム部51と、第1アーム部51の下端から戸体20に向かって延び、第1接続部材40を挟む第2アーム部52と、から構成され、全体として断面略L字状に形成される。
第1アーム部51は、平板状であり、上端の左右両側にネジ穴511,512を有する。図2~図5に示すように、ネジが第1アーム部51のネジ穴511,512と走行ベルト連結具376のネジ穴(図示省略)に螺合されることにより、第2接続部材50が走行ベルト連結具376に固定される。
第2アーム部52は、平板状の基部521と、基部521の左右両側から戸体20に向かって延出する一対の延出部522,523と、を有する。一対の延出部522,523は、板状であり、左右方向で互いに間隔を空けて形成される。
延出部522,523は、左右方向で互いに対向する側面から上方に立ち上がる板状の挟持片522a,523aをそれぞれ有する。挟持片522aと挟持片523aとの間には、第1接続部材40が位置する。挟持片522a,523aは、第1接続部材40の接触面41,42に対して略平行に形成される。
図4から図8に示すように、戸体20の見付面から突出した第1接続部材40が一対の挟持片522a,523aにより左右方向で挟まれている。そして、第1接続部材40と第2接続部材50とは、ネジ等の連結部材を介して固定されていない。この構成により、戸体20に接続された第1接続部材40と駆動装置30に固定された第2接続部材50とを容易に分離できる。これにより、下戸車22,23等の清掃・交換等の戸体20のメンテナンスを行う場合、戸体20を枠体10から容易に取り外すことができる。また、駆動装置30の取り付け及び取り外しを行う場合も、枠体10から戸体20を取り外す必要がなく、作業が簡便になる。さらに、戸体20から駆動装置30に伝わる負担も軽減でき、下戸車22,23のスライド時の振動を緩和できる。
図7及び図8に示すように、第2接続部材50の挟持片522aと挟持片523aとの間の間隔L2は、第1接続部材40の左右方向の幅L1よりも長く形成される。言い換えれば、接触面41と挟持片522aとの間又は接触面42と挟持片523aとの間の少なくとも一方に左右方向の隙間が形成される。
図8に示すように、見込方向において、第1接続部材40の先端と第1接続部材40の先端に見込方向で対向する基部521の端面との間には、隙間L3が形成される。また、延出部522,523の先端と見込方向で対向する戸体20の見付面との間には、見込方向の隙間L4が形成される。この構成により、隙間L3,L4のうちより短い隙間の範囲で戸体20が見込方向に移動したとしても、第1接続部材40と第2接続部材50の接触を防止することができる。従って、戸体20の見込方向の振動の影響を排除できる。
また、第1接続部材40と第2接続部材50は、戸体20が見込方向のうち図1における紙面奥側に移動した場合、第1接続部材40と第2接続部材50とは互いに離間するように構成される。この構成により、駆動装置30に負荷を与えずに戸体20を見込方向において第2接続部材50と反対側(図1における紙面奥側)に移動させることができる。
第1接続部材40と第2接続部材50は、上下方向視で重ならないように構成される。これにより、戸体20が上下方向に移動した場合でも、駆動装置30側への負荷の伝達を効果的に防止できる。
また、図6及び図7に示すように、挟持片522a,523aを延出部522,523から立ち上げる構成とすることにより、上下方向の長さを大きく確保することができる。更に、上下方向において第1接続部材40の長さは、挟持片522a,523aの長さよりも長く形成される。第1接続部材40は、第1接続部材40の上端が挟持片522a,523aの上端よりも上方に位置し、第1接続部材40の下端が、挟持片522a,523aの下端よりも下方に位置するように配置されているので、戸体20の位置が上下方向にずれた場合であっても、第1接続部材40が第2接続部材50に挟まれた状態を確実に維持できる。
次に、建具1の開閉動作について説明する。まず、使用者が、仕切壁2の開口部を閉鎖している戸体20(図1の状態の戸体20)を所定の距離だけ右方向(図1の矢印Aの方向)に移動させる。すると駆動装置30の制御部355が、モータ354を回転駆動させることにより、駆動プーリ351及び従動プーリ352が回転し、ベルト353が矢印B方向に周回する。ベルト353が周回すると、ベルト353に固定された移動部材37及び移動部材37に固定された第2接続部材50が、挟持片522aを第1接続部材40の接触面41と接触させながら右方向(縦枠13側)に移動する。これにより、駆動装置30から第2接続部材50、第1接続部材40を介して第1接続部材40が固定された戸体20に右方向の力が伝わり、戸体20が右方向に移動して建具1が開状態となる。
建具1が開状態となり所定時間経過後に、制御部355がモータ354を建具1が開く方向と逆方向に回転駆動させる。すると駆動プーリ351及び従動プーリ352が回転し、ベルト353が矢印B方向と逆の方向に周回する。ベルト353が周回すると、ベルト353に固定された移動部材37及び移動部材37に固定された第2接続部材50が、挟持片423aを第1接続部材40の接触面412と接触させながら左方向(縦枠12側)に移動する。これにより、駆動装置30から第2接続部材50、第1接続部材40を介して第1接続部材40が固定された戸体20に左方向の力が伝わり、戸体20が左方向に移動して建具1が閉状態となる。
本実施形態によれば、建具1は、戸体20の見付面に配置された第1接続部材40を左右方向から一対の挟持片522a,523aで挟む構成であるので、戸体20の開閉時における駆動装置30からの左右両方向の力を戸体20に効率よく伝えることができる。
接触面41と挟持片522aとの間又は接触面42と挟持片523aとの間の少なくとも一方に左右方向の隙間が形成されるので、戸体20の左右方向の外力が駆動装置30に伝わり難くなっている。また、第1接続部材40と第2接続部材50との間には隙間L3が形成され、戸体20と第2接続部材50との間には隙間L4が形成されるので、戸体20に加わる見込方向の外力も駆動装置30に伝わり難くなっている。さらに、第1接続部材40と第2接続部材50は、戸体20の上下方向の移動を許容する構造となっているので、戸体20に加わる上下方向の外力も駆動装置30に伝わり難くなっている。即ち、戸体20から駆動装置30に伝わる見込方向、左右方向、及び上下方向の負荷を効果的に軽減できる構成となっている。例えば、戸体20の開閉時に下戸車22,23の移動等による戸体20から駆動装置30に伝わる見込方向、左右方向、及び上下方向の振動を緩和することができる。
次に、第2実施形態に係る建具200について説明する。図9は第2実施形態に係る建具200の縦断面図である。なお、上記実施形態と同様の構成については、同様の符号を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態に係る建具200は、主に上枠211と戸体20の構成が第1実施形態に係る建具1と異なる。
上枠211には、後述する吊車222を案内するレール212が形成される。
戸体220は、引手(図示せず)と、吊車222と、ガイド溝223とが形成される。吊車222は、戸体20の上面に配置され、上枠211のレール212に回転可能に係合される。吊車222がレール212に沿って回転すると、戸体20が左右方向にスライド移動する。ガイド溝223は、床面2bから上方に突出するように設けられたガイド部2dを覆うように配置される。
第1実施形態と同様に、建具200の第1接続部材40は戸体220の見付面にネジにより固定され、移動部材37とネジにより固定された第2接続部材50の一対の挟持片512a,513aに挟まれる。この構成により、戸体20から駆動装置30が容易に分離され、駆動装置30にかかる負荷を軽減できる。
一方、建具200の第1接続部材40は、第1接続部材40の下端が挟持片522a,523aの下端よりも下方に位置するが、第1接続部材40の上端は第1実施形態と異なり、挟持片522a,523aの上端よりも下方に位置するように配置されている。
以上、本発明に関する実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、一対の挟持片522a,523aで挟まれる第1接続部材40を戸体20の見付面に配置し、第2接続部材50を移動部材37に配置する構成としたが、移動部材37に配置された第1接続部材が戸体20に向かって見込方向に突出し、戸体20の見付面に配置された第2接続部材が一対の挟持片により第1接続部材を左右方向で挟む構成としてもよい。これにより、駆動装置30に配置される第1接続部材のサイズを小型化できる。また、駆動装置30に固定された第1接続部材の先端と戸体20の見付面に配置された第2接続部材の間に、隙間を形成させてもよい。これにより、上記実施形態と同様に戸体20から駆動装置30に伝わる見込方向の負荷を軽減できる。
上記実施形態では、使用者が戸体20を所定の距離だけ開くと、制御部355がモータ354を回転駆動させ、戸体20が自動で開く構成であったが、使用者がボタンを押すことによりモータ354が回転駆動し戸体20が開く構成でもよく、センサが戸体20の前の使用者を検知することにより、モータ354が回転駆動し戸体20が開く構成であってもよい。
上記実施形態では、建具の例として片開きタイプの自動ドアを説明したがこの構成に限定されない。引き違いタイプ等、種々の建具に本発明を適用することができる。
また、第1接続部材40が、上端が挟持片522a,523aの上端よりも上方に位置し、下端が挟持片522a,523aの下端よりも上方に位置するように配置する構成としてもよい。
1,200 建具
10 枠体
20 戸体
30 駆動装置
354 モータ(駆動源)
37 移動部材
40 第1接続部材
50 第2接続部材
522a,523a 挟持片

Claims (4)

  1. 枠体と、
    前記枠体に対して左右方向に移動可能な戸体と、
    左右方向に移動可能な移動部材及び前記移動部材を駆動する駆動源を有する駆動装置と、
    前記戸体の見付面又は前記移動部材のいずれか一方に配置され、見込方向に突出する第1接続部材と、
    前記戸体の見付面又は前記移動部材のいずれか他方に前記第1接続部材に対して見込方向で対向するように配置され、当該第1接続部材を左右方向で挟む一対の挟持片を有する第2接続部材と、を備え
    前記第1接続部材が前記戸体の見付面に配置され、前記第2接続部材が前記移動部材に配置される建具。
  2. 前記第1接続部材の左右方向の幅が、前記一対の挟持片の間隔よりも狭く形成される請求項1に記載の建具。
  3. 前記第1接続部材は、上端が前記挟持片よりも上方に位置する構成か、下端が前記挟持片よりも下方に位置する構成かの少なくともいずれかの構成である請求項1又は2に記載の建具。
  4. 前記第1接続部材の先端と前記第2接続部材との間に見込方向の隙間が形成され、
    前記一対の挟持片の先端と前記戸体の見付面との間に見込方向の隙間が形成される請求項1から3のいずれかに記載の建具。
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