JPH048227Y2 - - Google Patents
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- JPH048227Y2 JPH048227Y2 JP2310286U JP2310286U JPH048227Y2 JP H048227 Y2 JPH048227 Y2 JP H048227Y2 JP 2310286 U JP2310286 U JP 2310286U JP 2310286 U JP2310286 U JP 2310286U JP H048227 Y2 JPH048227 Y2 JP H048227Y2
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- door
- shutters
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、住宅等の建造物に取付けられる雨戸
装置に関するものである。
装置に関するものである。
一般に、この種雨戸のなかには、隣接雨戸同志
の互いに対向する接当面部を傾斜面とし、戸袋収
納時において、前記傾斜面の案内作用で、先行し
て戸袋に収納された雨戸を戸袋鏡板側に押しやつ
て並列収納するようにしたものがある。しかるに
このものにおいて、各雨戸が戸袋から引出された
状態では、傾斜面で押圧接当する構造であるの
で、雨戸の開閉作動時には、隣接雨戸からの押圧
作用を傾斜面で受けて、移動中の雨戸を前後方
向、即ち雨戸の戸板面と直交する方向にずらそう
とする力が加わることになり、従つて、雨戸は、
振止めガイドに摺接して摺動抵抗を受けることと
なつて、雨戸の軽快な走行が妨げられる許りか、
振止めガイドや雨戸自体が傷付いたりする惧れが
あり、さらには、両者の擦れ合う不快音を発生す
るという欠点があり問題となつていた。
の互いに対向する接当面部を傾斜面とし、戸袋収
納時において、前記傾斜面の案内作用で、先行し
て戸袋に収納された雨戸を戸袋鏡板側に押しやつ
て並列収納するようにしたものがある。しかるに
このものにおいて、各雨戸が戸袋から引出された
状態では、傾斜面で押圧接当する構造であるの
で、雨戸の開閉作動時には、隣接雨戸からの押圧
作用を傾斜面で受けて、移動中の雨戸を前後方
向、即ち雨戸の戸板面と直交する方向にずらそう
とする力が加わることになり、従つて、雨戸は、
振止めガイドに摺接して摺動抵抗を受けることと
なつて、雨戸の軽快な走行が妨げられる許りか、
振止めガイドや雨戸自体が傷付いたりする惧れが
あり、さらには、両者の擦れ合う不快音を発生す
るという欠点があり問題となつていた。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる雨戸装置を提供すること
を目的として創案されたものであつて、開口部に
設けられる雨戸レールに沿つて左右方向に移動す
る隣接雨戸同志の互いに対向する接当面部に、先
行して戸袋に入つた先行雨戸の後から戸袋に入ろ
うとする後続雨戸の押し込みで前記先行雨戸を戸
袋鏡板側に向けて移動案内する傾斜ガイド面と、
雨戸の戸板面と直交する平面であつて、雨戸レー
ルに沿う隣接雨戸同志の移動で相互に押圧接当す
るよう設定された押圧面とを形成すると共に、さ
らに前記先行雨戸の後続雨戸側端部に強制送り受
体を設ける一方、戸袋の出入口部には、前記先行
雨戸の強制送り受体に接当して該先行雨戸を戸袋
鏡板側に向けて強制送りして隣接雨戸の押圧面同
士の押圧接当を解除する強制送り体を設けたこと
を特徴とするものである。
を一掃することができる雨戸装置を提供すること
を目的として創案されたものであつて、開口部に
設けられる雨戸レールに沿つて左右方向に移動す
る隣接雨戸同志の互いに対向する接当面部に、先
行して戸袋に入つた先行雨戸の後から戸袋に入ろ
うとする後続雨戸の押し込みで前記先行雨戸を戸
袋鏡板側に向けて移動案内する傾斜ガイド面と、
雨戸の戸板面と直交する平面であつて、雨戸レー
ルに沿う隣接雨戸同志の移動で相互に押圧接当す
るよう設定された押圧面とを形成すると共に、さ
らに前記先行雨戸の後続雨戸側端部に強制送り受
体を設ける一方、戸袋の出入口部には、前記先行
雨戸の強制送り受体に接当して該先行雨戸を戸袋
鏡板側に向けて強制送りして隣接雨戸の押圧面同
士の押圧接当を解除する強制送り体を設けたこと
を特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、雨戸レー
ルに沿つて左右方向に移動する雨戸が、雨戸の戸
板面と直交する方向にずれることを確実に防止し
て、雨戸の円滑かつ軽快な開閉走行を行なうこと
ができるようにしたものである。
ルに沿つて左右方向に移動する雨戸が、雨戸の戸
板面と直交する方向にずれることを確実に防止し
て、雨戸の円滑かつ軽快な開閉走行を行なうこと
ができるようにしたものである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は最も戸先側(戸袋とは反
対側)に位置して戸袋収納作動時において最後尾
に戸袋8に収納される駆動雨戸、1aは該駆動雨
戸1に追従する従動雨戸であつて、これら両雨戸
1,1a何れも次の様にして構成されている。即
ち、雨戸1,1aは側面視において鋸歯状の波板
面板2の上下左右の各側縁部にそれぞれ框材3,
4,5,6、をコーナーピース等の部材を用いて
一体的に組付けてなるものである。そして上下の
框材3,4には互いに対向する側に向けて開口す
る連結レール3a,4aがそれぞれ屋内側に位置
して設けられており、該連結レール3a,4aに
は連結部材7を構成する連結ローラ7aが連結レ
ール3a,4aの折曲された開口端縁部3b,4
bによつて抜け止めされた状態で転動自在に内装
されている。しかもこの連結レール3a,4aの
戸先側端部は竪框6の側縁位置までとなつている
が、戸袋側端部(戸尻側端部)は、後述する傾斜
面5a略中央部位置にまで延長して形成されてお
り、該竪框5に形成された切欠き5cにまで至る
構造になつている。さらに前記連結ローラ7aの
ローラ軸7bにはアーム7cの一端部が揺動自在
に軸支されているが、このアーム7cの一端部は
取付板7dに突設のピン軸7eに揺動自在に軸支
されている。そして、この取付板7dは、隣接す
る雨戸1または1aの戸袋側竪框5にビス等の緊
締具によつて一体的に止着されており、この様に
して隣接する各雨戸同志は一連状に連結されてい
る。
る。図面において、1は最も戸先側(戸袋とは反
対側)に位置して戸袋収納作動時において最後尾
に戸袋8に収納される駆動雨戸、1aは該駆動雨
戸1に追従する従動雨戸であつて、これら両雨戸
1,1a何れも次の様にして構成されている。即
ち、雨戸1,1aは側面視において鋸歯状の波板
面板2の上下左右の各側縁部にそれぞれ框材3,
4,5,6、をコーナーピース等の部材を用いて
一体的に組付けてなるものである。そして上下の
框材3,4には互いに対向する側に向けて開口す
る連結レール3a,4aがそれぞれ屋内側に位置
して設けられており、該連結レール3a,4aに
は連結部材7を構成する連結ローラ7aが連結レ
ール3a,4aの折曲された開口端縁部3b,4
bによつて抜け止めされた状態で転動自在に内装
されている。しかもこの連結レール3a,4aの
戸先側端部は竪框6の側縁位置までとなつている
が、戸袋側端部(戸尻側端部)は、後述する傾斜
面5a略中央部位置にまで延長して形成されてお
り、該竪框5に形成された切欠き5cにまで至る
構造になつている。さらに前記連結ローラ7aの
ローラ軸7bにはアーム7cの一端部が揺動自在
に軸支されているが、このアーム7cの一端部は
取付板7dに突設のピン軸7eに揺動自在に軸支
されている。そして、この取付板7dは、隣接す
る雨戸1または1aの戸袋側竪框5にビス等の緊
締具によつて一体的に止着されており、この様に
して隣接する各雨戸同志は一連状に連結されてい
る。
一方、雨戸1,1aの上框3の上面左右適宜位
置には略L字状をした取付ブラケツト11が一体
的に突設されているが、駆動雨戸1側の取付ブラ
ケツト11には支持体12aの基端部がそれぞれ
一体的に固着されており、この支持体12aには
走行ローラ13と、該走行ローラ13よりも僅か
に高位となる関係で補助ローラ14とが回動自在
に軸承され、また、従動雨戸1a側の取付ブラケ
ツト11に基端部が一体的に取付けられた支持体
15にも走行ローラ16が回動自在に軸承されて
いる。そしてこれら両走行ローラ13,16は、
従動雨戸1aのものが屋外側(鏡板8a側)に位
置する関係で配設されており、これら各走行ロー
ラ13,16は、開口部上枠17に内外隣接状に
並設したハンガーレール18,19上をそれぞれ
各別に転動するようになつている。このハンガー
レール18,19のうち、駆動雨戸1側の走行ロ
ーラ13用のハンガーレール18は戸袋8内にま
で延設されているが、従動雨戸1a側の走行ロー
ラ16用のハンガーレール19は戸袋8の入口よ
りも僅か前位置で切り欠かれ、かつその端部位
は、戸袋8側ほど低くなるよう僅かに傾斜した案
内面19aに形成されている。20は従動雨戸1
aの下框4の下面に設けた摺動体であつて、該摺
動体20は、雨戸1aの走行ローラ16がハンガ
ーレール19上を転動している間は下枠21の底
面21aから離間しているが、前述したように従
動雨戸1aが戸袋8側に移動し、走行ローラ16
がハンガーレール19から外れた場合に、摺動体
20は下枠21の底面21aよりもやや高く形成
した下枠ガイド21dとこれに続く戸袋底面8b
上を摺動するようになつており、この様にして従
動雨戸1aは、ハンガーレール19から外れた後
は摺動体20の摺動によつて戸袋8内に収納され
るようになつている。尚、上下枠17,21には
雨戸1,1aの振止めガイド17d,21cが舌
片状に形成されている。さらに駆動雨戸1の上框
3にはランナーハンガー22が止着されている
が、該ランナーハンガー22には下方が拡開した
係合溝22aが形成されており、この係合溝22
aをランナー23の基端部に上側から係脱自在に
係合せしめることによつて、ランナー23が駆動
雨戸1に一体的に取付けられるようになつてい
る。また、24は可撓性ワイヤの周囲に螺旋溝を
一体的に固着形成せしめたギヤドワイヤであつ
て、該ギヤドワイヤ24は、上枠17に形成され
たワイヤガイド17aに貫挿されているものであ
るが、このギヤドワイヤ24に前記ランナー23
が一体的に係合されている。さらにギヤドワイヤ
24は、戸袋8の上部に内装された電動モータ2
5のモータ軸に一体的に固定されたコネクター部
26のスプロケツト26aに噛合している。そし
て電動モータ25の図示しない押釦スイツチの操
作によつて正逆駆動せしめることで、ギヤドワイ
ヤ24が上枠17に沿つて左右方向に強制移送せ
しめられることになり、これによつてランナー2
3が摺動レール17cを摺動し、走行ローラ13
がハンガーレール18上を転動する状態で、駆動
雨戸1の強制移動が成されるようになつている。
この場合に、前記駆動雨戸1に設けた補助ローラ
14は、駆動雨戸1が強制移動せしめられる際に
上枠17の上面17bに対向近接していて、駆動
雨戸1が上方に持ち上がるのを規制するようにな
つている。さらに27は前記コネクター部26か
ら戸袋8内壁面を這うようにして配設される収納
パイプであつて、該収納パイプ27は、さらに下
枠21に形成した収納部21b内に嵌装されてお
り、この様にして、電動モータ25の正逆駆動に
よつて強制移送せしめられるギヤドワイヤ24の
下枠内への収納経路が形成されている。
置には略L字状をした取付ブラケツト11が一体
的に突設されているが、駆動雨戸1側の取付ブラ
ケツト11には支持体12aの基端部がそれぞれ
一体的に固着されており、この支持体12aには
走行ローラ13と、該走行ローラ13よりも僅か
に高位となる関係で補助ローラ14とが回動自在
に軸承され、また、従動雨戸1a側の取付ブラケ
ツト11に基端部が一体的に取付けられた支持体
15にも走行ローラ16が回動自在に軸承されて
いる。そしてこれら両走行ローラ13,16は、
従動雨戸1aのものが屋外側(鏡板8a側)に位
置する関係で配設されており、これら各走行ロー
ラ13,16は、開口部上枠17に内外隣接状に
並設したハンガーレール18,19上をそれぞれ
各別に転動するようになつている。このハンガー
レール18,19のうち、駆動雨戸1側の走行ロ
ーラ13用のハンガーレール18は戸袋8内にま
で延設されているが、従動雨戸1a側の走行ロー
ラ16用のハンガーレール19は戸袋8の入口よ
りも僅か前位置で切り欠かれ、かつその端部位
は、戸袋8側ほど低くなるよう僅かに傾斜した案
内面19aに形成されている。20は従動雨戸1
aの下框4の下面に設けた摺動体であつて、該摺
動体20は、雨戸1aの走行ローラ16がハンガ
ーレール19上を転動している間は下枠21の底
面21aから離間しているが、前述したように従
動雨戸1aが戸袋8側に移動し、走行ローラ16
がハンガーレール19から外れた場合に、摺動体
20は下枠21の底面21aよりもやや高く形成
した下枠ガイド21dとこれに続く戸袋底面8b
上を摺動するようになつており、この様にして従
動雨戸1aは、ハンガーレール19から外れた後
は摺動体20の摺動によつて戸袋8内に収納され
るようになつている。尚、上下枠17,21には
雨戸1,1aの振止めガイド17d,21cが舌
片状に形成されている。さらに駆動雨戸1の上框
3にはランナーハンガー22が止着されている
が、該ランナーハンガー22には下方が拡開した
係合溝22aが形成されており、この係合溝22
aをランナー23の基端部に上側から係脱自在に
係合せしめることによつて、ランナー23が駆動
雨戸1に一体的に取付けられるようになつてい
る。また、24は可撓性ワイヤの周囲に螺旋溝を
一体的に固着形成せしめたギヤドワイヤであつ
て、該ギヤドワイヤ24は、上枠17に形成され
たワイヤガイド17aに貫挿されているものであ
るが、このギヤドワイヤ24に前記ランナー23
が一体的に係合されている。さらにギヤドワイヤ
24は、戸袋8の上部に内装された電動モータ2
5のモータ軸に一体的に固定されたコネクター部
26のスプロケツト26aに噛合している。そし
て電動モータ25の図示しない押釦スイツチの操
作によつて正逆駆動せしめることで、ギヤドワイ
ヤ24が上枠17に沿つて左右方向に強制移送せ
しめられることになり、これによつてランナー2
3が摺動レール17cを摺動し、走行ローラ13
がハンガーレール18上を転動する状態で、駆動
雨戸1の強制移動が成されるようになつている。
この場合に、前記駆動雨戸1に設けた補助ローラ
14は、駆動雨戸1が強制移動せしめられる際に
上枠17の上面17bに対向近接していて、駆動
雨戸1が上方に持ち上がるのを規制するようにな
つている。さらに27は前記コネクター部26か
ら戸袋8内壁面を這うようにして配設される収納
パイプであつて、該収納パイプ27は、さらに下
枠21に形成した収納部21b内に嵌装されてお
り、この様にして、電動モータ25の正逆駆動に
よつて強制移送せしめられるギヤドワイヤ24の
下枠内への収納経路が形成されている。
さらに雨戸を閉めた状態で互いに接当する隣接
雨戸同志の竪框5,6には、互いに対向する傾斜
ガイド面5a,6aと、この傾斜ガイド面5,6
aの屋内側端部であつて、雨戸1,1aの開閉移
動方向(左右方向)と直交する平面、つまり面板
2の板面と直交する平らな押圧面5b,6bが形
成されている。そして前記電動モータ25の駆動
で駆動雨戸1を戸袋8側に強制移送せしめた場合
に、左右方向に隣接する雨戸同志は、この押圧面
5b,6bで相互に押圧接当されながら戸袋8側
に移動するようになつており、これによつて雨戸
1,1aがハンガーレール上を走行する際に、雨
戸1,1aを面板2の板面と直交する方向(即ち
ハンガーレールから外れる方向)に押しやる力が
加わるのを無くするように設定されている。この
様にして駆動雨戸1が戸袋8側に強制移動せしめ
られることによつて、従動雨戸1aは順次戸袋8
に収納せしめられることになるが、この場合、従
動雨戸1aにおける上下框3,4の戸先側端部の
屋内側面部には強制送り受体9が一体的に設けら
れており、従動雨戸1aが戸袋8に収納され、鏡
板8a側への移送が必要になる少し前の段階で、
強制送り受体9が戸袋8の出入口部屋内側面に突
出状に設けた強制送り体10に接当することによ
つて、先行して戸袋8に入つた従動雨戸1aは、
押圧面5b,6b同志の係合が解除されるまで鏡
板8a側に向けて強制送りされるようになつてお
り(尚、最後に戸袋8に収納される駆動雨戸1に
はこの強制送り受体9が設けられていないので、
該駆動雨戸1が戸袋8に収納されても鏡板8a側
に強制送りされることはない)、これによつて前
述したように押圧面5b,6bを設けたことに基
づき、先行して戸袋8に収納された先行雨戸に対
する傾斜ガイド面5a,6aによる鏡板8側への
案内が成されなくなるのを回避している。
雨戸同志の竪框5,6には、互いに対向する傾斜
ガイド面5a,6aと、この傾斜ガイド面5,6
aの屋内側端部であつて、雨戸1,1aの開閉移
動方向(左右方向)と直交する平面、つまり面板
2の板面と直交する平らな押圧面5b,6bが形
成されている。そして前記電動モータ25の駆動
で駆動雨戸1を戸袋8側に強制移送せしめた場合
に、左右方向に隣接する雨戸同志は、この押圧面
5b,6bで相互に押圧接当されながら戸袋8側
に移動するようになつており、これによつて雨戸
1,1aがハンガーレール上を走行する際に、雨
戸1,1aを面板2の板面と直交する方向(即ち
ハンガーレールから外れる方向)に押しやる力が
加わるのを無くするように設定されている。この
様にして駆動雨戸1が戸袋8側に強制移動せしめ
られることによつて、従動雨戸1aは順次戸袋8
に収納せしめられることになるが、この場合、従
動雨戸1aにおける上下框3,4の戸先側端部の
屋内側面部には強制送り受体9が一体的に設けら
れており、従動雨戸1aが戸袋8に収納され、鏡
板8a側への移送が必要になる少し前の段階で、
強制送り受体9が戸袋8の出入口部屋内側面に突
出状に設けた強制送り体10に接当することによ
つて、先行して戸袋8に入つた従動雨戸1aは、
押圧面5b,6b同志の係合が解除されるまで鏡
板8a側に向けて強制送りされるようになつてお
り(尚、最後に戸袋8に収納される駆動雨戸1に
はこの強制送り受体9が設けられていないので、
該駆動雨戸1が戸袋8に収納されても鏡板8a側
に強制送りされることはない)、これによつて前
述したように押圧面5b,6bを設けたことに基
づき、先行して戸袋8に収納された先行雨戸に対
する傾斜ガイド面5a,6aによる鏡板8側への
案内が成されなくなるのを回避している。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、開口部の開閉を行うには、図示しない押釦ス
イツチを操作して電動モータ25を正逆駆動せし
めればよく、該電動モータ25の駆動によつてギ
ヤドワイヤ24がワイヤの軸心方向に移動し、こ
れに伴う駆動雨戸1の強制移送作用によつて、開
口部を閉鎖する場合には戸袋8から駆動雨戸1か
ら順次引出されることになり、開口する場合には
閉鎖時とは逆の順序で順次戸袋8に収納されるこ
とになる。
て、開口部の開閉を行うには、図示しない押釦ス
イツチを操作して電動モータ25を正逆駆動せし
めればよく、該電動モータ25の駆動によつてギ
ヤドワイヤ24がワイヤの軸心方向に移動し、こ
れに伴う駆動雨戸1の強制移送作用によつて、開
口部を閉鎖する場合には戸袋8から駆動雨戸1か
ら順次引出されることになり、開口する場合には
閉鎖時とは逆の順序で順次戸袋8に収納されるこ
とになる。
この様に、一連状に連結された複数の雨戸1,
1aのうちの駆動雨戸1を強制移動せしめること
によつて開口部の開閉を行ない、さらに戸袋8へ
の収納作動は、各雨戸1,1aの竪框5,6に傾
斜ガイド面5a,6aを設けて、先行して戸袋8
に入つた先行雨戸1aを、後から戸袋8に入ろう
とする後続雨戸1a,1の押し込みで鏡板8a側
に向けて移動案内して戸袋8に順次並列収納され
るようにしたものでありながら、前記傾斜ガイド
面5a,6aには押圧面5a,6bが形成されて
いるので、雨戸1,1aが振止めガイド部21c
を走行する際に左右方向に隣接する雨戸同志は、
その移送力を面板2の板面と直交する押圧面5
b,6bで受けることになる。このため雨戸1,
1aが面板2の板面と直交する方向にずれる力を
受けることがなく、駆動雨戸1の移送力がそのま
ま全て従動雨戸1a側に伝わることになる。そし
て、雨戸を戸袋8に収納する場合には、先行して
戸袋8に収納される従動雨戸1aの強制送り受体
9が、戸袋8に設けた強制送り体10に接当する
ことによつて、該従動雨戸1aは、押圧面5b,
6b同志の押圧接当を解除する分だけ鏡板8a側
に向けて強制送りされることになつて、押圧面5
b,6bを設けたものであつても、雨戸の収納に
は何ら支障はない。しかも、この強制送り作用
は、僅かであつて、後は傾斜ガイド面5a,6a
によるガイド作用を受けて後続雨戸1aは鏡板8
a側に移動案内されることになる。従つて、雨戸
1,1aの走行を極めて円滑に行なうことができ
るうえに、摺接による振止めガイド21cや雨戸
自体の損傷も確実に防ぐことができ、さらに両部
材の擦れ合いにより不快音が発生することもな
い。しかも摺動抵抗が減少するので、電動モータ
25に対する負荷を軽減することができて、電動
モータ25を小型軽量化することも可能となる。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであ
ることは言うまでもなく、前記実施例において押
圧面5b,6bは、傾斜ガイド面5a,6aの屋
内側端部に形成されているが、例えば、第18図
X,Yに示す様に傾斜ガイド面5a,6aの中間
部、屋外側端部に形成することもできる。
1aのうちの駆動雨戸1を強制移動せしめること
によつて開口部の開閉を行ない、さらに戸袋8へ
の収納作動は、各雨戸1,1aの竪框5,6に傾
斜ガイド面5a,6aを設けて、先行して戸袋8
に入つた先行雨戸1aを、後から戸袋8に入ろう
とする後続雨戸1a,1の押し込みで鏡板8a側
に向けて移動案内して戸袋8に順次並列収納され
るようにしたものでありながら、前記傾斜ガイド
面5a,6aには押圧面5a,6bが形成されて
いるので、雨戸1,1aが振止めガイド部21c
を走行する際に左右方向に隣接する雨戸同志は、
その移送力を面板2の板面と直交する押圧面5
b,6bで受けることになる。このため雨戸1,
1aが面板2の板面と直交する方向にずれる力を
受けることがなく、駆動雨戸1の移送力がそのま
ま全て従動雨戸1a側に伝わることになる。そし
て、雨戸を戸袋8に収納する場合には、先行して
戸袋8に収納される従動雨戸1aの強制送り受体
9が、戸袋8に設けた強制送り体10に接当する
ことによつて、該従動雨戸1aは、押圧面5b,
6b同志の押圧接当を解除する分だけ鏡板8a側
に向けて強制送りされることになつて、押圧面5
b,6bを設けたものであつても、雨戸の収納に
は何ら支障はない。しかも、この強制送り作用
は、僅かであつて、後は傾斜ガイド面5a,6a
によるガイド作用を受けて後続雨戸1aは鏡板8
a側に移動案内されることになる。従つて、雨戸
1,1aの走行を極めて円滑に行なうことができ
るうえに、摺接による振止めガイド21cや雨戸
自体の損傷も確実に防ぐことができ、さらに両部
材の擦れ合いにより不快音が発生することもな
い。しかも摺動抵抗が減少するので、電動モータ
25に対する負荷を軽減することができて、電動
モータ25を小型軽量化することも可能となる。
尚、本考案は前記実施例に限定されないものであ
ることは言うまでもなく、前記実施例において押
圧面5b,6bは、傾斜ガイド面5a,6aの屋
内側端部に形成されているが、例えば、第18図
X,Yに示す様に傾斜ガイド面5a,6aの中間
部、屋外側端部に形成することもできる。
以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、隣接する雨戸同志の接当面部に
形成された傾斜ガイド面によつて、先行して戸袋
に収納された先行雨戸を、後続雨戸の押し込みに
よつて戸袋鏡板側に向けて移動案内できるように
したものでありながら、前記接当面部には雨戸の
戸板面と直交する平らな押圧面が形成されてい
て、雨戸レールに沿つて移動する隣接雨戸同志は
押圧面同志の押圧接当作用を受けることになる。
この結果、雨戸レールを移動する開閉走行時に、
雨戸が前記傾斜ガイド面による戸板面と直交する
方向に向けてずれてしまう力を受けることがな
く、このため雨戸は、戸板面と直交する方向にず
れて案内レールや振止めガイドに接してしまうこ
とを確実に防止できて、雨戸の円滑かつ軽快な開
閉走行を行うことができる。
ものであるから、隣接する雨戸同志の接当面部に
形成された傾斜ガイド面によつて、先行して戸袋
に収納された先行雨戸を、後続雨戸の押し込みに
よつて戸袋鏡板側に向けて移動案内できるように
したものでありながら、前記接当面部には雨戸の
戸板面と直交する平らな押圧面が形成されてい
て、雨戸レールに沿つて移動する隣接雨戸同志は
押圧面同志の押圧接当作用を受けることになる。
この結果、雨戸レールを移動する開閉走行時に、
雨戸が前記傾斜ガイド面による戸板面と直交する
方向に向けてずれてしまう力を受けることがな
く、このため雨戸は、戸板面と直交する方向にず
れて案内レールや振止めガイドに接してしまうこ
とを確実に防止できて、雨戸の円滑かつ軽快な開
閉走行を行うことができる。
しかも、この押圧面同志の接当は、戸袋内では
戸袋出入口部に設けた強制送り体に先行雨戸の後
続雨戸側端部に設けた強制送り受体が接当して該
先行雨戸が戸袋鏡板側に強制送りされることによ
つて強制的に解除されるので、雨戸の収納には何
ら支障はなく、かつこの解除も単に押圧面の接当
を解除するのみの作用で、後は傾斜ガイド面によ
るガイド作用を受けることとなり、従つて雨戸の
開閉並びに収納を円滑かつ軽快に行ないうる許り
でなく、雨戸が傷ついたり不快音の発生すること
を効果的に阻止できるものである。
戸袋出入口部に設けた強制送り体に先行雨戸の後
続雨戸側端部に設けた強制送り受体が接当して該
先行雨戸が戸袋鏡板側に強制送りされることによ
つて強制的に解除されるので、雨戸の収納には何
ら支障はなく、かつこの解除も単に押圧面の接当
を解除するのみの作用で、後は傾斜ガイド面によ
るガイド作用を受けることとなり、従つて雨戸の
開閉並びに収納を円滑かつ軽快に行ないうる許り
でなく、雨戸が傷ついたり不快音の発生すること
を効果的に阻止できるものである。
本考案に係る雨戸装置の実施例を示すものであ
つて、第1図は雨戸装置の概略正面図、第2図は
駆動部の概略斜視図、第3図は雨戸装置の一部を
切欠いた正面図、第4図、第5図は同上平面図、
第6図は戸袋部の縦断面図、第7図は駆動雨戸の
ハンガー状態を示す縦断面図、第8図は従動雨戸
のハンガー状態を示す縦断面図、第9図は駆動雨
戸の背面図、第10図は同上側面図、第11図は
同上縦断面図、第12図X,Y,Zは同上平面
図、水平断面図、底面図、第13図は従動雨戸の
背面図、第14図は同上側面図、第15図は同上
縦断面図、第16図X,Y,Zは同上平面図、水
平断面図、底面図、第17図X,Y,Zは連結具
の平面図、正面図、側面図、第18図X,Yは第
二、三実施例を示す要部拡大図である。 図中1、は駆動雨戸、1aは従動雨戸、3,
4,5,6は框、5a,6aは傾斜ガイド面、5
b,6bは押圧面、7は連結具、8は戸袋、9は
強制送り受体、10は強制送り体、11は取付ブ
ラケツト、13は走行ローラ、14は補助ロー
ラ、15は取付けブラケツト、16は走行ロー
ラ、17は上枠、18,19はハンガーレール、
20は摺動体、21は下枠、22はランナーハン
ガー、23はランナー、24はギヤドワイヤ、2
5は電動モータ、26はコネクター部、27は収
納パイプである。
つて、第1図は雨戸装置の概略正面図、第2図は
駆動部の概略斜視図、第3図は雨戸装置の一部を
切欠いた正面図、第4図、第5図は同上平面図、
第6図は戸袋部の縦断面図、第7図は駆動雨戸の
ハンガー状態を示す縦断面図、第8図は従動雨戸
のハンガー状態を示す縦断面図、第9図は駆動雨
戸の背面図、第10図は同上側面図、第11図は
同上縦断面図、第12図X,Y,Zは同上平面
図、水平断面図、底面図、第13図は従動雨戸の
背面図、第14図は同上側面図、第15図は同上
縦断面図、第16図X,Y,Zは同上平面図、水
平断面図、底面図、第17図X,Y,Zは連結具
の平面図、正面図、側面図、第18図X,Yは第
二、三実施例を示す要部拡大図である。 図中1、は駆動雨戸、1aは従動雨戸、3,
4,5,6は框、5a,6aは傾斜ガイド面、5
b,6bは押圧面、7は連結具、8は戸袋、9は
強制送り受体、10は強制送り体、11は取付ブ
ラケツト、13は走行ローラ、14は補助ロー
ラ、15は取付けブラケツト、16は走行ロー
ラ、17は上枠、18,19はハンガーレール、
20は摺動体、21は下枠、22はランナーハン
ガー、23はランナー、24はギヤドワイヤ、2
5は電動モータ、26はコネクター部、27は収
納パイプである。
Claims (1)
- 開口部に設けられる雨戸レールに沿つて左右方
向に移動する隣接雨戸同志の互いに対向する接当
面部に、先行して戸袋に入つた先行雨戸の後から
戸袋に入ろうとする後続雨戸の押し込みで前記先
行雨戸を戸袋鏡板側に向けて移動案内する傾斜ガ
イド面と、雨戸の戸板面と直交する平面であつ
て、雨戸レールに沿う隣接雨戸同志の移動で相互
に押圧接当するように設定された押圧面とを形成
すると共に、さらに前記先行雨戸の後続雨戸側端
部に強制送り受体を設ける一方、戸袋の出入口部
には、前記先行雨戸の強制送り受体に接当して該
先行雨戸を戸袋鏡板側に向けて強制送りして隣接
雨戸の押圧面同士の押圧接当を解除する強制送り
体を設けたことを特徴とする雨戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310286U JPH048227Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2310286U JPH048227Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135795U JPS62135795U (ja) | 1987-08-26 |
JPH048227Y2 true JPH048227Y2 (ja) | 1992-03-02 |
Family
ID=30821110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2310286U Expired JPH048227Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH048227Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP2310286U patent/JPH048227Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62135795U (ja) | 1987-08-26 |
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