JP7365196B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉装置、特に、開閉装置の開閉体の下端部と下枠との係合構造に関する。
開閉装置としての例えば窓用シャッターと呼ばれるシャッター装置においては、窓の外側に形成された開口部を開閉するための開閉体としてのシャッターカーテンが開閉方向(上下方向)に移動自在となるように、シャッターカーテンの左右の端部側がそれぞれ案内手段としてガイドレールにより移動可能に保持された構成となっている(特許文献1参照)。
即ち、窓用シャッターでは、窓の外側において上方に設置されたシャッターケースと左右のガイドレールと下枠とで囲まれた開口部が、シャッターカーテンにより開閉可能なように構成される。
例えば図10(a)に示すシャッター装置においては、シャッターカーテン4の下端部7には、シャッターカーテン4が開口部を閉じた状態において下枠6の下板61の内底面における前方位置側に接触する遮蔽部が設けられている。
当該遮蔽部は、上下方向に延長するとともに左右のガイドレール5,5間に亘って連続するように設けられた遮蔽板76と、遮蔽板76の下端縁側に設けられた溝9とを備える。当該溝9は、遮蔽板76の下端縁から前方(屋外側)に延長する溝底板9aと溝底板9aの前端縁より上方に延長する溝前板9bとにより構成された折返し板部と遮蔽板76の下端部とで囲まれた溝であって、左右のガイドレール5,5間に亘って延長する長尺な上部開口の断面鉤状の溝である。
また、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って連続する下枠6には、下板61の前端縁よりも上方に延長する前側立上り板63が設けられ、当該前側立上り板63の上端縁側には溝8が形成される。当該溝8は、前側立上り板63の上端縁から後方(屋内側)に延長する溝底板8aと溝底板8aの前端縁より下方に延長する溝後板8bとにより構成された折返し板部と前側立上り板63の上端部とで囲まれた溝であって、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って延長する長尺な下部開口の断面鉤状の溝である。
尚、シャッターカーテン4の下端部7が開口部を閉塞した状態においては、溝9の溝前板9bが、下枠6の溝8の溝後板8bよりも後方に位置されるように構成される。
また、例えば図11(a)に示すシャッター装置においては、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って連続する下枠6Xには、上板部61Aの前端縁より上方に立ち上がる前側立上り板64Xと、上板部61Aの下側に位置されて前端縁6Fが前側立上り板64Xよりも前方に位置された下板6Cとを備える。
また、シャッターカーテン4の下端部7Xには、シャッターカーテン4が開口部を閉じた状態において、前側立上り板64Xの上端縁と接触する上側遮蔽板77Aと、上側遮蔽板77Aの後端縁より下方に延長して板面が前側立上り板64Xの板面と対向する後側立下り板78Xと、上側遮蔽板77Aの前端縁より下方に延長した前側遮蔽板76Aと、当該前側遮蔽板76Aの下端縁より斜め前方に延長する水切79Aとを備えている。
シャッターカーテン4の下端部7Xが開口部を閉塞した状態においては、後側立下り板78Xが、下枠6Xの前側立上り板64Xよりも後方に位置されるように構成される。
尚、図10,図11の断面図においては、下枠6,6X、シャッターカーテン4の下端部7,7Xのハッチングは省略した。
特開2014-80760号公報
しかしながら、図10(a)に示したシャッター装置によれば、図10(b)に示すように、強風時にシャッターカーテン4の後側(室内側)に侵入する風の圧力、火災時の圧力等の力Fが、シャッターカーテン4に後面(室内側面)4Rに加わった場合に、図12に示すように、シャッターカーテン4が撓んでシャッターカーテン4の左右の幅方向の中央側(以下、「幅方向中央側」という)が前側(室外側)に変形する。
即ち、シャッターカーテン4の左右両方の端部4a,4a(図12参照)がガイドレール5,5により保持された状態で、シャッターカーテン4の幅方向中央側が撓むため、上方から見た場合に、図12に示すように、シャッターカーテン4の溝前板9bの幅方向中央側が前方に湾曲するのに対して、下枠6の溝後板8bが左右のガイドレール5,5間で一直線状に位置する。
尚、図12において、Aはシャッターカーテン4の下端部7の幅方向中央側と下枠6との係合関係を示し、Bはシャッターカーテン4の下端部7の幅方向中央側と端部との間の左右部と下枠6との係合関係を示し、Cはシャッターカーテン4の下端部7の左右の端部と下枠6との係合関係を示したものである。
つまり、シャッターカーテン4の溝前板9bの上端面9tと当該シャッターカーテン4の溝前板9bの上端面9tよりも上方に位置する下枠6の溝後板8bの下端面8tとが交差し、当該交差した部分では、溝前板9bの上端面9tと溝後板8bの下端面8tとが接触するので、図12に示すように、シャッターカーテン4の溝前板9bが下枠6の溝8内に入らず、溝前板9bが溝後板8bに引っ掛からない。仮に、一時的に、シャッターカーテン4の溝前板9bが下枠6の溝8内に入って溝前板9bが溝後板8bに引っ掛かったとしても、結局、外れてしまう。
従って、図10(b)に示すように、シャッターカーテン4に後面4Rに力Fが加わって、シャッターカーテン4の下端部7の溝前板9bと下枠6の溝後板8bとが係合していない状態でシャッターカーテン4の撓み量が大きくなると、シャッターカーテン4の左右の端部がガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまう(外れてしまう)虞がある。
また、図11(a)に示したシャッター装置も同様に、図11(b)に示すように、シャッターカーテン4に後面4Rに力Fが加わって、シャッターカーテン4の下端部7Xの後側立下り板78Xと下枠6Xの前側立上り板64Xとが係合していない状態でシャッターカーテン4の撓み量が大きくなると、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解消すべく、シャッターカーテン(開閉体)の後面(室内側面)に力が加わってシャッターカーテンが前方(室外側)に撓んだ場合に、シャッターカーテンの左右の端部がガイドレール(案内手段)から抜けてしまうような事態を防止できるようにした開閉装置を提供するものである。
本発明に係る開閉装置は、開口部を開閉する開閉体と、開口部の左右の幅方向の両端側に位置されて開閉体の幅方向両端部を保持しながら当該開閉体を開閉方向に移動可能に案内する案内手段と、開口部の下側に設置された下枠とを備えた開閉装置において、下枠に設けられた下枠側係合部と、当該下枠側係合部に係合可能なように開閉体の下端部の左右の幅方向領域全域のうちの少なくとも一部に着脱自在に設けられた開閉体の下端部とは別体の開閉体側係合手段とを備えた。
また、開閉体側係合手段が、開閉体の下端部の幅方向中央側にのみ設けられた。
また、下枠側係合部及び開閉体側係合手段は、互いに係合可能な係合板により形成され、下枠側係合部を構成する係合板が、下枠に設けられて上下に延長する板の上端側に設けられた下部開口の溝の溝後板により形成されるとともに、開閉体側係合手段を構成する係合板が、開閉体の下端部に設けられて上下に延長する板の下端側に設けられた上部開口の溝の溝前板により形成された。
また、開閉体の下端部は、案内手段としての左右のガイドレールの下端間に亘って延長する長尺な上部開口の下端側溝を備え、前記溝前板を有した上部開口の溝の溝底板から延長する立下り板により形成された抜け止め規制板が前記下端側溝内に挿入されたことを特徴とする。
また、下枠側係合部と開閉体側係合手段とが、互いに係合可能な係合孔と係合片とにより形成され、下枠側係合部が、下枠に設けられて上下に延長する板の屋外側板面と屋内側板面とに貫通する係合孔により形成されるとともに、開閉体側係合手段が、開閉体の下端部に設けられて屋内側から係合孔に係合可能に構成された係合片により形成されるか、あるいは、下枠側係合部が、下枠に設けられて上下に延長する板の屋内側板面より屋内側に突出する係合片により形成されるとともに、開閉体側係合手段が、下枠の板よりも屋内側に位置されて上下に延長する板の屋外側板面と屋内側板面とに貫通して係合片が係合可能に構成された係合孔により形成された。
本発明に係る開閉装置によれば、開閉体(シャッターカーテン)の後面(室内側面)に力が加わって開閉体が前方(室外側)に撓んだ場合に、開閉体側係合手段が下枠側係合部に係合するので、開閉体の左右の端部が案内手段(ガイドレール)から抜けてしまうような事態を防止できるようになる。
シャッター装置の一例としての窓用シャッターを示す斜視図(実施形態1)。 シャッターカーテンの下端部と下枠との関係を示す断面図(実施形態1)。 シャッターカーテンの下端部、下枠、係合部材を分解して示した分解断面図(実施形態1)。 係合部材の設置位置を示す平面図(実施形態1)。 シャッターカーテンの下端部と下枠との係合状態を示す断面図(実施形態1)。 シャッターカーテンの下端部と下枠との関係を示す断面図(実施形態2)。 シャッターカーテンの下端部、下枠、係合部材を分解して示した分解断面図(実施形態2)。 係合部材の設置位置及び係合孔の位置を示す背面図(実施形態2)。 シャッターカーテンの下端部と下枠との係合状態を示す断面図(実施形態2)。 従来のシャッターカーテンの下端部と下枠との関係を示す断面図。 従来のシャッターカーテンの下端部と下枠との関係を示す断面図。 従来のシャッターカーテンの下端部と下枠との関係を示す説明図。
実施形態1
実施形態1による開閉装置の一例としてのシャッター装置を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態1による開閉装置の一例としてのシャッター装置1は、開閉体収容ケース2(以下、「ケース2」という)と、ケース2内に設けられた開閉機構3と、開閉機構3の巻取りシャフト等の巻取部30に巻き取り可能及び操り出し可能に取付けられて開口部を開閉する開閉体としてのシャッターカーテン4と、シャッターカーテン4を開閉方向(図1の上下方向)に移動可能に案内する案内手段としての左右のガイドレール5,5と、下枠6とを備える。尚、シャッター装置1は、例えばアルミ板等の金属板により形成される。
例えば、シャッター装置1が建物の窓の外側に設けられる図1に示すような窓用シャッターである場合には、窓等の開口部を囲むサッシュ枠等の枠15の外側の上方に設けられたケース2と枠15の外側の左右に設けられた左右のガイドレール5,5と枠15の外側の下方に設けられた下枠6とで囲まれた開口部17が、シャッターカーテン4により開閉可能なように構成される。
尚、ケース2、左右のガイドレール5,5、下枠6は、ねじ等の固定手段を用いて建物躯体16に直接取付けられたり、取付部材18を介して建物躯体16に取付けられる。
また、シャッター装置1が車庫や倉庫等の建物の出入口等に設けられるシャッターである場合には、当該出入口等の開口部が、シャッターカーテンにより開閉可能なように構成される。
尚、本明細書においては、シャッター装置1の上、下、左、右、前側(室外側)、後(室内側)は、図1等に示した方向と定義して説明する。
また、図2,図5及び実施形態2の図6,図9の断面図においては、係合部材10,10Aの位置を明確に示すため、係合部材10,10A以外の部分のハッチングは省略した。
ケース2は、シャッターカーテン4を巻き取る巻取部30を回転可能に収容するとともに、当該巻取部30に巻き取られるシャッターカーテン4を収容する収容空間を形成するように構成される。
ケース2は、例えば、巻取部30の上方及び前方を覆う上前カバー21と、巻取部30の左右の端部を支持するために建物躯体16に取付けられたシャフト支持部としての左右のブラケット22,22と、巻取部30の下方を覆う下カバー23とを備え、例えば、上前カバー21及び下カバー23の左右端側が左右のブラケット22,22に連結されて構成される。
尚、下カバー23には、シャッターカーテン4の図外の引出口が形成されている。
開閉機構3は、シャッターカーテン4を巻き取る巻取りシャフト等の巻取部30と、巻取部30を回転させる図外の開閉駆動手段とを備える。
開閉駆動手段は、電動式シャッター装置の場合は、巻取部30を巻取方向及び繰出方向に回転させる図外の駆動源としての電動機及び電動機の回転力を巻取部30に伝達する歯車伝達機構のような動力伝達機構などにより構成され、手動式シャッター装置の場合は、巻取部30を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取部30に伝達する動力伝達手段などにより構成される。
巻取部30は、両端がケース2の左,右のブラケット22,22に設けられた図外の軸受に回転可能に支持され、シャッターカーテン4を巻き取る方向、及び、シャッターカーテン4を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転する。
開口部17を開閉するために巻取部30に巻き取り可能及び操り出し可能に取付けられたシャッターカーテン4は、スラット部41と、巾木,座板等と呼称される下端部7と、図外の吊元とを備えて構成される。
スラット部41は、複数のスラット部材45,45…により形成される。スラット部材45は、巻取部30の回転中心線3aに沿った方向に長い長尺部材により形成される。
スラット部41は、複数のスラット部材45,45…がスラット部材45の長手方向(スラット部材45の長辺に沿った方向)と直交する方向に連続するように、隣り合うスラット部材45,45同士の長手方向の両端位置を揃えて長辺同士が係合部45a,45a(図2参照)によって互いに接続され、当該接続部分で折れ曲がり可能となった矩形板状に形成される。
図1では、巻取部30の外観を示したため、吊元を図示していないが、当該吊元は、例えばスラット部41の上端(一端)に位置されるスラット部材45の長辺に沿って当該長辺に間欠的に設けられる連結板であり、巻取部30に連結される。
尚、シャッターカーテン4の下端部7については、後述する。
左右のガイドレール5,5は、開口部17の左右の幅方向両端側に配置されて枠15の外側の左右に位置するように設けられ、シャッターカーテン4の左右の幅方向両端部4a,4aを保持しながら当該シャッターカーテン4を開閉方向に移動可能に案内するための部材である。
即ち、左右のガイドレール5,5は、開口部17の矩形の中心を基準とした左右の方向(幅方向)に互いに離隔して開口部17の左端部,右端部にそれぞれ設けられ、開口部17の上下方向に延長するガイド溝5aを備える。
つまり、シャッターカーテン4における左右の幅方向両端部4a,4aが、左右のガイドレール5,5の相対向するガイド溝5a,5aに挿入されて保持された状態で開閉方向に移動可能となっていることにより、当該シャッターカーテン4がガイドレール5,5により開閉方向にガイドされて開口部17を開閉するように構成されている。
下枠6は、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って左右に一直線状に連続するように設けられている。
図2,図3に示すように、下枠6は、左右が左右のガイドレール5,5の下端間に亘って延長するとともに前後が建物の外壁面19とガイドレール5の前面5fとの間に亘って延長するように設けられた下板61と、下板61の後端縁より上方に立ち上がる後側立上り板62と、下板61の前端縁より上方に立ち上がる前側立上り板63と、前側立上り板63の上端側に設けられた溝8と、ガイド溝5aの後側開口縁5bに沿って下方に延長する延長線5cと交差する下板61上の位置から上方に立ち上がる中央側立上り板64と、中央側立上り板64の上端縁側から斜め上方後側に傾斜するよう延長し後側立上り板62に到達して当該後側立上り板62と一体となるように形成された後側傾斜板65とを備える。
即ち、下枠6は、下板61と後側立上り板62と中央側立上り板64と後側傾斜板65とで囲まれて左右のガイドレール5,5の下端間に亘って延長する断面台形状の中空空間66を備える。
また、後側傾斜板65の上面により形成されて後側立上り板62側から中央側立上り板64の上端縁に向けて後側から前側に傾斜して下る傾斜面65aは、例えば、後側立上り板62の前面62aにおける当該後側立上り板62の高さのほぼ1/2の高さに相当する位置と後側立上り板62の高さのほぼ1/4の高さに位置する中央側立上り板64の上端縁とを繋ぐ傾斜面に形成される。
尚、下枠6の板面と後側立上り板62の板面とのなす角度、及び、下枠6の板面と後側立上り板62の板面とのなす角度は、例えば90°に設定される。
溝8は、前側立上り板63の上端縁より後側に延長する溝底板8aと溝底板8aの後端縁より下方に延長する溝後板8bとにより構成された折返し板部と前側立上り板63の上端部とで囲まれた溝であって、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って延長する長尺な下部開口の断面鉤状の溝である。
当該下部開口の溝8の溝後板8bが、下枠側係合部8Xを構成する係合板として機能する。
図3に示すように、シャッターカーテン4の下端部7は、左右が左右のガイドレール5,5間に亘って延長するとともに上下方向に延長する基板71と、基板71の上端縁から後側に突出するように設けられた上補強板72と、上補強板72の後端縁から上方に延長した後前方に延長してさらに下方に延長した断面鉤状に形成された連結部73と、基板71の下端縁から後側に突出するように設けられた下補強板74と、基板71の上下間の複数個所から後側に突出するように設けられた複数の中間補強板75,75…と、下補強板74の後端縁より下方に延長する遮蔽板76と、遮蔽板76の下端側に設けられた下端側溝9と、遮蔽板76の上端縁側より後方に延長する後側下板77と、後側下板77の後端縁側より上下方向に延長する遮光板78と、基板71の下端側から前側に突出するように設けられた前側下板71aと、前側下板71aの前端縁より上方向に延長する前板71bと、前板71bの上端縁より後方に延長し基板71の上端側に到達して当該基板71と一体となるように形成された前側上板71cと、前側下板71aの前端側より下方に延長して、シャッターカーテン4が開口部を閉鎖する閉鎖時において、下枠6の前側立上り板63の前面63aと間隔を隔てて対向する水切板79とを備える。
そして、スラット部41の下端(他端)が連結部73に連結されてシャッターカーテン4が構成される。
尚、例えば基板71の板面と前側下板71aの板面とのなす角度、基板71の板面と下補強板74の板面とのなす角度、基板71の板面と後側下板77の板面とのなす角度は、前側下板71aの板面と水切板79の板面とのなす角度、後側下板77の板面と遮蔽板76の板面とのなす角度は、例えば90°に設定される。
下端側溝9は、例えば遮蔽板76の下端縁より前側に延長する溝底板9aと溝底板9aの前端縁より上方に延長する溝前板9bとにより構成された折返し板部と遮蔽板76の下端部とで囲まれた溝であって、左右のガイドレール5,5の下端間に亘って延長する長尺な上部開口の断面鉤状の溝である。
図4に示すように、開閉体側係合手段11Xを有した係合部材10は、シャッターカーテン4の下端部7における下端側溝9の左右幅4W間の中央部の幅方向長さ4WCに相当する長尺方向の長さを有した長尺部材である。
係合部材10は、例えば、下端側溝9の左右幅4Wの左右の中心4Cを中心とした左右の長さが同じとなるように、ねじ12等の取付手段によって、シャッターカーテン4の下端部7の前側下板71aに取付けられる。
係合部材10の幅方向長さ4WCは、例えば、下端側溝9の左右幅4Wの1/3~1/4程度の長さに設定される。
図3に示すように、係合部材10は、取付板10aと、取付板10aの後端縁から下方に延長する中央立下り板10bと、中央立下り板10bの下端縁から後方に延長する段差板10cと、段差板10cの後端縁から下方に延長する後側立下り板10dと、後側立下り板10dの下端側に形成された溝11と、抜け止め規制板10eとを備える。
抜け止め規制板10eは、溝底板11aの下面11cにおける前端縁側から下方に延長する立下り板により形成される。
溝11は、後側立下り板10dの下端縁から前方に延長する溝底板11aと溝底板11aの前端縁より上方に延長する溝前板11bとにより構成された折返し板部と後側立下り板10dの下端部とで囲まれた溝であって、上部開口でかつシャッターカーテン4の幅方向に沿った長さが、シャッターカーテン4の下端部7における下端側溝9の左右幅4W間の中央部の幅方向長さ4WCに形成された長尺な断面鉤状の溝である。
図2に示すように、係合部材10の抜け止め規制板10eの前面10fと下端側溝9の溝前板9bの内面9dと対向するように、抜け止め規制板10eを下端側溝9内に挿入するとともに、係合部材10の取付板10aの上面を下端部7における前側下板71aの下面71eと接触させた状態でスクリューねじ等のねじ12を、取付板10aに形成された取付孔12aに通すとともに、前側下板71aに形成された締結孔12bに締結する。
これにより、係合部材10の取付板10aが前側下板71aの下面71eに接触し、係合部材10の中央立下り板10bの後面が基板71の下端部の前面71fに接触し、係合部材10の後側立下り板10dの後面が遮蔽板76の前面76aと接触し、かつ、抜け止め規制板10eの前面10fが下端側溝9の溝前板9bの内面9dと近接して対向する状態となるよう、係合部材10がシャッターカーテン4の下端部7に取付けられる。
そして、係合部材10がシャッターカーテン4の下端部7に取付けられた状態において、係合部材10の上部開口の溝11の溝前板11bが、開閉体側係合手段11Xを構成する係合板として機能する。
図2に示すように、シャッターカーテン4の下端部7が開口部を閉塞した状態においては、開閉体側係合手段11Xを構成する溝11の溝前板11bが、下枠側係合部8Xを構成する溝8の溝後板8bよりも後方に位置されるように構成される。
そして、図5に示すように、シャッターカーテン4の後面4Rに力Fが加わってシャッターカーテン4の幅方向中央側が前側に撓んだ際に、開閉体側係合手段11Xを構成する溝前板11bが上斜め前方に移動して溝8に入り込み、下枠側係合部8Xを構成する溝後板8bに引っ掛かるように構成されている。
この場合、遮蔽板76の下端側において、溝後板8bの下端面8uよりも下方に位置される下端側溝9の部分が、係合部材10の左右の両端側から左右のガイドレール5,5まで延長した状態となり、シャッターカーテン4の下端部7の幅方向中央側にのみ設けられた開閉体側係合手段11Xが下枠側係合部8Xに係合した状態に維持されることになる。
即ち、係合部材10は、シャッターカーテン4の下端部7の幅方向中央側に着脱自在に取付けられて、両端側が左右のガイドレール5,5に支持された状態のシャッターカーテン4の幅方向中央側が前方に撓んだ場合、開閉体側係合手段11Xを構成する溝前板11bの左右の幅方向全域が、図5に示すように、下枠6の溝8内に入り込んで、当該の溝8の溝後板8bに引っ掛かって係合するように構成されている。
換言すれば、係合部材10は、シャッターカーテン4の下端部7とは別体として当該下端部7に取付けられて、左右の両端側が左右のガイドレール5,5に拘束されていない構成としたので、変形しにくい(撓みにくい)。
従って、図5に示すように、シャッターカーテン4の幅方向中央側が前方に撓んだ場合、開閉体側係合手段11Xを構成する溝前板11bが下枠6の溝8内に入り込んで、当該の溝8の溝後板8bに引っ掛かって係合しやすくなる。
よって、シャッターカーテン4に後面4Rに力Fが加わってシャッターカーテン4の幅方向中央側が前方に撓んだ場合に、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまうような事態を防止できる。
実施形態1のシャッター装置1によれば、下枠6に設けられた下枠側係合部8Xと、下枠側係合部8Xに係合可能なようにシャッターカーテン4の下端部7の左右の幅方向領域の中央側にのみ設けられた開閉体側係合手段11Xとを備え、下枠側係合部8X及び開閉体側係合手段11Xは、互いに係合可能な係合板により構成され、下枠側係合部8Xを構成する係合板が、下枠6に設けられて上下に延長する板である前側立上り板63の上端側に設けられた下部開口の溝8の溝後板8bにより形成されるとともに、開閉体側係合手段11Xを構成する係合板が、シャッターカーテン4の下端部7に設けられて上下に延長する板である後側立下り板10dの下端側に設けられた上部開口の溝11の溝前板11bにより形成された構成とした。
実施形態1のシャッター装置1の構成によれば、シャッターカーテン4に後面4Rに力が加わり、シャッターカーテン4の幅方向中央側が撓んで前側に移動した際に、シャッターカーテン4の開閉体側係合手段11Xを構成する溝前板11bが、下枠6に設けられた下部開口の溝8に入り込んで下枠側係合部8Xを構成する当該溝8の溝後板8bに引っ掛かって係合するため、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまうような事態を防止できるようになる。
実施形態2
図6乃至図9に基づいて実施形態2に係るシャッター装置1を説明する。
実施形態2のシャッター装置1は、実施形態1のシャッター装置1と同様に、下枠6Aとシャッターカーテン4の下端部7Aと係合部材10Aとを備える。
左右のガイドレール5,5の下端間に亘って連続するように設けられた下枠6Aは、図6,図7に示すように、基板6Bと下板6Cとを備える。
基板6Bは、前端縁61Bがガイドレール5の後面5rよりも若干後方に位置されて後端縁61Cが外壁面19よりも前方に位置される上板部61Aと、上板部61Aの後端縁61Cより外壁面19に向けて下方に傾斜する傾斜板部62Aと、傾斜板部62Aの下端縁より後方の外壁面19に向けて延長する下板部63Aと、上板部61Aの前端縁61Bより上方に立ち上がる前側立上り板64Aと、上板部61Aの前端縁61Bよりも後方に位置する上面より上方に立ち上がる後側立上り板65Aと、後側立上り板65Aの上端縁より後方に延長して枠15の下枠15aの前端受板15b上に載置される載置板66Aとを備えた構成である。
下板6Cは、傾斜板部62Aの前面62Bの上端側より前方に突出して前端縁6Fがガイドレール5の前面5fの位置とほぼ同じ位置まで延長し、板面6Dが上板部61Aの板面61Dと平行に対向するように設けられている。
尚、例えば上板部61Aの板面と前側立上り板64Aの板面とのなす角度、上板部61Aの板面と後側立上り板65Aの板面とのなす角度は、例えば90°に設定される。
図8に示すように、前側立上り板64Aの左右の幅方向中央部には、図7に示すように前面(屋外側板面)64Fと後面(屋内側板面)64Rとに貫通する係合孔64Bが形成され、当該係合孔64Bが下枠側係合部8Xとして機能する。
当該係合孔64Bは、左右方向に細長の孔により形成され、例えば、左右方向の長さが後述する溝前板11bの左右幅方向の寸法よりも若干大きい寸法に形成されるとともに、上下方向の長さが後述する溝前板11bの板厚寸法よりも若干大きい寸法に形成される。
図7に示すように、シャッターカーテン4の下端部7Aは、左右が左右のガイドレール5,5間に亘って延長するとともに上下方向に延長する基板71Aと、基板71Aの上端縁から後側に突出するように設けられた上補強板72Aと、上補強板72Aの後端から上方に延長した後前方に延長してさらに下方に延長するように形成された断面鉤状の連結部73Aと、基板71Aの下端縁側から後側に突出するように設けられた下補強板74Aと、基板71Aの上下間の複数個所から後側に突出するように設けられた2つの中間補強板75A,75Aと、下補強板74Aの後端縁より下方に延長する前側遮蔽板76Aと、下補強板74Aの後端縁より後方に延長する上側遮蔽板77Aと、上側遮蔽板77Aの後端縁より下方に延長する後側遮蔽板78Aと、前側遮蔽板76Aの下端縁より前方に延長するように設けられた水切79Aとを備える。
水切79Aは、前側遮蔽板76Aの下端縁より前方斜め下に延長する傾斜板79Bと、傾斜板79Bの下端より下方に延長する立下がり板79Cとにより構成される。
そして、図7に示すように、スラット部41の下端(他端)が連結部73Aに連結されてシャッターカーテン4が構成される。
尚、例えば基板71Aの板面と下補強板74Aの板面とのなす角度、基板71Aの板面と上側遮蔽板77Aの板面とのなす角度、上側遮蔽板77Aの板面と前側遮蔽板76Aの板面とのなす角度、上側遮蔽板77Aの板面と後側遮蔽板78Aの板面とのなす角度は、例えば90°に設定される。
図6,図7に示すように、係合部材10Aは、シャッターカーテン4の下端部7における上側遮蔽板77Aの上面に載置される載置板10Bと、載置板10Bの前端縁より立ち上がるように設けられた立上り板10Cと、載置板10Bの後端側に設けられた溝部11Aとを備える。
係合部材10Aの左右の幅方向の寸法は、例えば数cm程度に形成される。
溝部11Aは、載置板10Bの後端縁から下方に延長する溝底板11Bと溝底板11Bの下端縁より前方に延長する溝下板11Cとにより構成された折返し板部と載置板10Bの後端部とで囲まれた溝であって、前部開口の断面鉤状の溝である。
図7に示すように、2つの中間補強板75A,75Aのうちの、上側の中間補強板75Aの後端縁には、下方に延長する止め板75Bが設けられ、下側の中間補強板75Aの後端縁には、上方に延長する止め板75Cが設けられる。
また、下補強板74Aの後端縁には、上方に延長する止め板74Bが設けられる。
そして、基板71Aの後面における幅方向中央部において、上側の中間補強板75Aと下側の中間補強板75Aとの間には取付板13bが設置される。当該取付板13bには、締結孔13cが形成される。
また、係合部材10Aの立上り板10Cの上端縁側には、取付孔13aが形成される。
また、下端部7Aの後側遮蔽板78Aには、溝部11Aの溝下板11Cを貫通させて位置決めする位置決め嵌合孔78Cが形成される。
そして、図6に示すように、係合部材10Aの溝下板11Cを下端部7Aの後側遮蔽板78Aの後方側から位置決め貫通孔78Cに通して、係合部材10Aの立上り板10Cの前面を、上側の中間補強板75Aの止め板75Bの後面、下側の中間補強板75Aの止め板75Cの後面、下補強板74Aの止め板74Bの後面に接触させるとともに、係合部材10Aの載置板10Bの下面を上側遮蔽板77Aの上面に接触させ、かつ、係合部材10Aの溝底板11Bの前面(溝底内面)を後側遮蔽板78Aの後面に接触させた状態に設定する。
その後、ねじ13を、立上り板10Cの後方側から、取付孔13aに挿入して、取付板13bの締結孔13cに締結することにより、上側の中間補強板75Aの止め板75Bと下側の中間補強板75Aの止め板75Cとが取付板13bと立上り板10Cとで挟み込まれた状態となって、当該係合部材10Aが下端部7Aに固定状態に取付けられる。
下端部7Aに取付けられた係合部材10Aの溝下板11C、即ち、位置決め嵌合孔78Cを貫通して後側遮蔽板78Aの前面よりも前方に突出する溝下板11Cが、開閉体側係合手段11Xを構成する係合板として機能する。
シャッターカーテン4の下端部7Aが開口部を閉塞した状態においては、開閉体側係合手段11Xとして機能する溝下板11Cが、下枠側係合部8Xとして機能する係合孔64Bの後方に位置されるように構成される。
以上のように構成された実施形態2のシャッター装置1では、図9に示すように、シャッターカーテン4の後面4Rに力Fが加わってシャッターカーテン4の幅方向中央側が前側に撓んだ際に、開閉体側係合手段11Xを構成する溝下板11Cが下枠側係合部8Xとして機能する係合孔64Bを貫通して係合孔64Bに引っ掛かって係合しやすくなる。
よって、シャッターカーテン4の後面4Rに力Fが加わってシャッターカーテン4の幅方向中央側が前側に撓んだ場合に、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまうような事態を防止できる。
実施形態2に係るシャッター装置1によれば、下枠側係合部8Xと開閉体側係合手段11Xとが、互いに係合可能な係合孔64Bと係合片として機能する溝下板11Cとにより形成される。
即ち、下枠側係合部8Xが、下枠6Aに設けられて上下に延長する板としての前側立上り板64Aの前面(屋外側板面)64Fと後面(屋内側板面)64Rとに貫通する係合孔64Bにより形成されるとともに、開閉体側係合手段11Xが、シャッターカーテン4の下端部7Aに設けられて前側立上り板64Aの後方(屋内側)から係合孔64Bに係合可能に構成された係合片として機能する溝下板11Cにより形成された構成とした。
実施形態2のシャッター装置1の構成によれば、シャッターカーテン4の後面4Rに力Fが加わってシャッターカーテン4の幅方向中央側が前側に撓んだ場合に、開閉体側係合手段11Xを構成する溝下板11Cが下枠側係合部8Xとして機能する係合孔64Bを貫通して係合孔64Bに引っ掛かって係合することによって、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまうような事態を防止できるようになる。
尚、上述した実施形態2に係るシャッター装置1においては、下枠側係合部8Xと開閉体側係合手段11Xとが、互いに係合可能な係合孔と係合片とにより形成され、下枠側係合部8Xが、下枠6Aに設けられて上下に延長する板である前側立上り板64Aに設けられた係合孔64Bにより形成されるとともに、開閉体側係合手段11Xが、シャッターカーテン4の下端部7Aに設けられて屋内側から係合孔64Bに係合可能に構成された係合片としての溝下板11Cにより形成された例を示したが、次のような構成としてもよい。
即ち、下枠側係合部が、下枠に設けられて上下に延長する板の後面(屋内側板面)より後方(屋内側)に突出する係合片により形成されるとともに、開閉体側係合手段が、下枠の上述した板よりも後方(屋内側)に位置されて上下に延長する板の前面(屋外側板面)と後面(屋内側板面)とに貫通して上述した係合片が係合可能に構成された係合孔により形成された構成としてもよい。
即ち、本発明では、左右の両端側がガイドレール5,5に保持されて開閉方向に移動可能に構成されたシャッターカーテン4の後面4Rに圧力が加わって、シャッターカーテン4の左右の幅方向中央側が前方に撓む両端支持梁状態のシャッターカーテン4となった場合に、シャッターカーテン4の下端部の幅方向中央側に設けられた開閉体側係合手段11Xのみが下枠側係合部8Xに係合するように構成されたので、シャッターカーテン4の左右の端部4a,4aがガイドレール5,5のガイド溝5a,5aから抜けてしまうような事態を防止できるようになる。
実施形態1,2に示したように、シャッターカーテン4の下端部とは別体の係合部材10,10Aを下端部7,7Aに後付けで取付ける構成とすれば、既設のシャッターカーテン4に後付で対応できるようになり、上述したシャッターカーテン4の左右の端部4a,4aの抜け対策を簡単かつ安価に達成できるようになる。
また、本発明の開閉装置では、係合部材が一体に形成された下端部を備えたシャッターカーテンとしてもよい。
例えば、実施形態1に示した係合部材10を備えずに、例えば、遮蔽板76の左右の幅方向中央側の下端側にのみ、開閉体側係合手段として機能する溝の溝前板を設けるように形成された下端部構成としてもよい。
また、実施形態2に示した係合部材10Aを備えずに、例えば、後側遮蔽板78Aの下端側を前方に折曲して形成された係合片を開閉体側係合手段として機能させるようにした下端部構成としてもよい。
実施形態1においては、開閉体側係合手段11Xを下端部7の幅方向中央側にのみ設けた形態を例示したが、開閉体側係合手段11Xを、下端部7の幅方向中心よりも左側のみ、又は、下端部7の幅方向中心よりも右側のみに、部分的に設けたり、あるいは、当該左右両側に設けたり、あるいは、下端部7の幅方向の端部側に設けたり、あるいは、下端部7の幅方向に沿って間欠的に複数個所に設けるようにしてもよい。
また、開閉体側係合手段11Xを下端部7の幅方向全域に設けるようにしてもよい。
実施形態2においては、開閉体側係合手段11Xを下端部7Aの幅方向中央部にのみ設けるとともに、下枠側係合部8Xを下枠6Aの幅方向中央部にのみ設けた形態を例示したが、開閉体側係合手段11Xを、下端部7Aの幅方向の中心よりも左側のみ、又は、下端部7Aの幅方向の中心よりも右側のみに、部分的に設けたり、当該左右の両側に設けたり、あるいは、下端部7Aの幅方向の端部側に設けたり、あるいは、下端部7Aの幅方向に沿って間欠的に複数個所に設けるとともに、下枠側係合部8Xを開閉体側係合手段11Xの位置に対応した位置に設けるようにしてもよい。
また、開閉体側係合手段11Xを下端部7Aの幅方向全域に設けるとともに、下枠側係合部8Xを下枠6Aの幅方向全域に設けた形態としてもよい。
即ち、本発明の開閉装置は、下枠に設けられた下枠側係合部と、下枠側係合部に係合可能なように開閉体の下端部の左右の幅方向領域全域のうちの少なくとも一部に設けられた開閉体側係合手段とを備えた構成であればよい。
また、本発明の適用対象となる開閉装置の開閉体をシャッターカーテンとした場合、その構成態様としては、所謂スラットを上下方向に複数連設した態様だけではなく、パイプ、パネル、シート状物又はネット状物を単数もしくは複数連設して成る態様のシャッターカーテン、あるいは、スラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物を適宜に組み合せたシャッターカーテンでもよい。所謂、オーバヘッドタイプのシャッターカーテンにも適用できる。
1 シャッター装置(開閉装置)、4 シャッターカーテン(開閉体)、
5 ガイドレール(案内手段)、6,6A 下枠、
7,7A シャッターカーテンの下端部、8 溝、8b 溝後板(下枠側係合部)、
8X 下枠側係合部、
10d 後側立下り板(開閉体の下端部に設けられて上下に延長する板)、11 溝、
11b 溝前板(開閉体側係合手段、係合片)、
11C 溝下板(開閉体側係合手段、係合片)、11X 開閉体側係合手段、
63,64A 前側立上り板(下枠に設けられて上下に延長する板)、
64B 係合孔(下枠側係合部)。

Claims (5)

  1. 開口部を開閉する開閉体と、開口部の左右の幅方向の両端側に位置されて開閉体の幅方向両端部を保持しながら当該開閉体を開閉方向に移動可能に案内する案内手段と、開口部の下側に設置された下枠とを備えた開閉装置において、
    下枠に設けられた下枠側係合部と、当該下枠側係合部に係合可能なように開閉体の下端部の左右の幅方向領域全域のうちの少なくとも一部に着脱自在に設けられた開閉体の下端部とは別体の開閉体側係合手段とを備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 開閉体側係合手段が、開閉体の下端部の幅方向中央側にのみ設けられたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 下枠側係合部及び開閉体側係合手段は、互いに係合可能な係合板により形成され、
    下枠側係合部を構成する係合板が、下枠に設けられて上下に延長する板の上端側に設けられた下部開口の溝の溝後板により形成されるとともに、開閉体側係合手段を構成する係合板が、開閉体の下端部に設けられて上下に延長する板の下端側に設けられた上部開口の溝の溝前板により形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
  4. 開閉体の下端部は、案内手段としての左右のガイドレールの下端間に亘って延長する長尺な上部開口の下端側溝を備え、
    前記溝前板を有した上部開口の溝の溝底板から延長する立下り板により形成された抜け止め規制板が前記下端側溝内に挿入されたことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。
  5. 下枠側係合部と開閉体側係合手段とが、互いに係合可能な係合孔と係合片とにより形成され、
    下枠側係合部が、下枠に設けられて上下に延長する板の屋外側板面と屋内側板面とに貫通する係合孔により形成されるとともに、開閉体側係合手段が、開閉体の下端部に設けられて屋内側から係合孔に係合可能に構成された係合片により形成されるか、
    あるいは、
    下枠側係合部が、下枠に設けられて上下に延長する板の屋内側板面より屋内側に突出する係合片により形成されるとともに、開閉体側係合手段が、下枠の板よりも屋内側に位置されて上下に延長する板の屋外側板面と屋内側板面とに貫通して係合片が係合可能に構成された係合孔により形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉装置。
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