JP3579471B2 - 引き違い戸 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、襖や戸などの建物の開口を開閉する建具や、靴箱などのキャビネットの開閉を行う戸などのように住宅内に用いられる引き違い戸に関する。
【0002】
【従来の技術】
住宅では、高齢者あるいは足腰が不自由な人への対応の1つの手段として、図4に示すように廊下01の壁面02あるいは階段の壁面に沿って手摺03を取り付けることが成されている。
【0003】
しかしながら、図4に示すように廊下01の途中に襖などの引き違い戸04が設けられている場合、前記壁面02がこの引き違い戸04の部分で途切れることから手摺03もこの部分で途切れてしまうもので、歩行の補助として十分な機能が果たされていないという問題があった。また、図5に示すように廊下01の先端に玄関05が設けられ、この玄関05に図示のように埋込式あるいは設置式の収納用のキャビネット06が設けられ、廊下01の壁面02がキャビネット06で途切れている場合も、壁面02に沿って設けられた手摺03がこのキャビネット06の部分で途切れてしまい、玄関05まで歩行の補助を行うことができず、十分な補助機能が得られないという問題があった。
【0004】
すなわち、従来の引き違い戸にあっては、手摺が設けられたものがなく歩行の補助あるいは立ち座りの補助を行うことができなかった。
【0005】
ところで、戸の位置でも歩行の補助を行うことができる可能性のあるものとして、特開平2−27083号公報に記載された建具振れ止め装置がある。この装置は、図6に示すように壁面02に沿って設けられた手摺03を吊戸式の建具07の走行方向に延在し、建具07の前面には、前記手摺03を相対摺動可能に挿入させたパイプ08を取り付け、建具07が手摺03に支持された状態で手摺03に沿ってスライドするように構成されている。したがって、建具07を閉じた状態では、建具07の位置に手摺03に連続したパイプ08が配置されているため、このパイプ08を手摺として使用することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この技術を引き違い戸に適用しようとしても、すなわち、図6において壁の09で示す部分をもう一方の戸とする引き違い戸を構成した場合、このもう一方の戸を開いたときに開口の部分に手摺03が存在して出入りすることができない。よって、引き違い戸として機能せず、上記公報の技術は引き違い戸には適用できないものであった。
【0007】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、引き違い戸に手摺を設けて歩行あるいは立ち座りの補助を行えるようにして、壁面部分と連続して前記補助を行えるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の引き違い戸は、開口に第1の戸と第2の戸が第1の戸を前にして引き違いに設けられ、前記第1の戸の前面に第1の戸の全幅に略等しい長さの第1手摺が、また、第2の戸の前面に第2の戸の全幅に略等しい長さの第2手摺が、それぞれ各戸のスライド方向に延在されるとともに、戸のスライド時に相互が干渉しないように配置されて設けられ、前記第1手摺は、前記第1の戸に固定され、前記第2手摺は、開口の端部側の一端部が前記第2の戸に支持されているとともに、他端部が第1手摺に相対スライド可能に支持されている構成とした。
【0009】
また、請求項2記載の発明では、前記第1手摺に沿ってガイドレールが設けられ、前記第2手摺の他端部には、前記ガイドレールにスライド可能に挿入されたスライダが取り付けられている構成とした。
【0010】
また、請求項3記載の発明では、前記開口は、廊下と部屋とを区画する壁に設けられ、前記第1・第2各手摺は、前記廊下に沿って壁面に取り付けられている手摺と同じ高さに配置されている構成とした。
【0011】
【作用】
本発明の引き違い戸では、全閉時には、第1・第2の各戸に設けられた第1手摺と第2手摺とが連続した状態で、引き違い戸の前面の全幅に亘って延在される。したがって、この範囲で歩行を補助することができる。よって、請求項3に記載のように、廊下の壁面に沿って手摺が設けられ、この壁面の途中に引き違い戸が設けられている場合でも、手摺が引き違い戸の部分で途切れることなく連続させることができる。
【0012】
また、引き違い戸の開閉時には、第1の戸と第2の戸との相対移動に伴って、第2手摺の他端が第1手摺に沿ってスライドする。したがって、第1・第2手摺が引き違い戸の開閉を妨げるといったことがないとともに、各戸を移動させて開いた開口の部分に手摺が存在することがなく、この開口の出入りを邪魔することがない。
【0013】
なお、請求項2記載のものでは、上記開閉時に第2手摺の他端に取り付けたスライダが第1手摺に設けたガイドレールに沿ってスライドする。
【0014】
【実施例】
本発明実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の引き違い戸Aを示す平面図であって、この引き違い戸Aは、廊下1と部屋2とを区画する壁3の開口に設けられ、建具枠4と、この建具枠4内に引き違いに設けられた第1襖(第1の戸)5ならびに第2襖(第2の戸)6とを備えている。なお、前記壁3には、壁3と平行に木製の手摺7,8が設けられており、各手摺7,8は、同軸に配置されている。また、図中左側の手摺8の右側の先端部は、円形の端面8aが図中右側を向いた形状に形成されており、一方、図中右側の手摺7の左側の先端部は、円形の端面7aを廊下1側に向けて形成されている。
【0015】
各襖5,6には、それぞれ廊下1側の面にそれぞれ前記手摺7,8と同径の木製の第1手摺9,第2手摺10が設けられている。すなわち、前記第1襖5に設けられている第1手摺9は、各手摺7,8,10よりも廊下1に突出する方向に位置をずらして配置されており、その軸方向の両端部をブラケット9a,9aを介して第1襖5に強固に支持されている。また、この第1手摺9は、図中左右の先端部において円形の端面9b,9cを室内2の方向に向けて形成されており、引き違い戸Aの全閉時には、端面9bは、前記手摺7の端面7aと対向される。そして、前記第1手摺9の内部には、図2の断面図に示すように、第1襖5側に開口を有した樹脂製のガイドレール9dが第1手摺9の略全長に亘って設けられている。なお、前記ブラケット9aは、図2に示すように、第1手摺9の上方位置に配置されている。ちなみに、図2は、図1において第2手摺10が想像線で示す位置に移動した状態におけるS2−S2断面である。
【0016】
一方、前記第2襖6の第2手摺10は、壁3の手摺7,8と同軸に配設され、図1において左側の先端部の端面10aは、引き違い戸Aの全閉時に前記手摺8の端面8aと対向するように図中左側を向いて形成されている一方で、図中右側の先端部の端面10bは、引き違い戸Aの全閉時に前記第1手摺9の端面9cと対向するように廊下1側向きに形成されている。また、前記第2手摺10は、図中左側の端部がブラケット10cを介して第2襖6に強固に固定されている一方で、図中右側の端部は、図3に示すように前記端面10bに固定されたステンレス製のスライダ10dの廊下1側に突出した頭部10eを、前記ガイドレール9dの内部にスライド自在であるとともに図2において水平方向で係合するように差し込むことで前記第1手摺9に支持されている。
【0017】
本実施例の引き違い戸Aでは、上述のように構成したため、引き違い戸Aを全閉としたときには、図1に示すように引き違い戸Aの部分で途切れることなく各手摺7,8,9,10が連続して配置される。したがって、引き違い戸Aの部分でも各手摺9,10を伝い歩きすることができる。
【0018】
また、引き違い戸Aの開閉の際には、第2手摺10の図1の右側端部は、第1手摺9のガイドレール9dに沿ってスライドするから、第2襖6を開いたときには第2手摺10も一緒に移動して開口の部分に残ることがないから、廊下1と部屋2との間の移動の邪魔にはならない。なお、第1手摺9を支持するブラケット9a,9aは、第1手摺9よりも上方位置に配置されているから、第2手摺10が第1手摺9に対してスライドする際には、ブラケット9aと干渉することがなくスライドが妨げられない。
【0019】
以上、実施例について説明してきたが具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、第1手摺と第2手摺を同軸に設け、第1手摺を中空パイプとし第2手摺は第1手摺の中空部に挿入されてスライド可能に支持されるものであってもよい。ただし、第1手摺は中空パイプとしても手摺として十分な強度が要求されるのは当然である。
【0020】
実施例では、引き違い戸の第1・第2の戸として廊下1と部屋2とを区画する建具である襖を示したが、襖以外の建具に適用することができるし、あるいは、図5に示すキャビネットを開閉する戸にも適用できる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1〜3に記載した各引き違い戸にあっては、引き違いに設けられた第1の戸と第2の戸のそれぞれに第1手摺,第2手摺を設け、第1手摺は第1の戸に強固に固定する一方、第2手摺は、開口の端部側の一端部を第2の戸に支持させるとともに、他端部を第1手摺に相対スライド可能に支持させた構成としたため、引き違い戸の全閉時には、第1手摺と第2手摺が引き違い戸の略全幅に亘って延在され、この引き違い戸の部分でも歩行の補助を行うことができ、また、第1の戸と第2の戸のいずれを開いた場合でも、第1手摺と第2手摺とが相対スライドして、いずれの手摺も開口の部分に存在することがなく、出入りの邪魔になることがないという効果が得られる。
【0022】
また、請求項3記載の引き違い戸にあっては、第1・第2手摺を、廊下に沿って壁面に取り付けられている手摺と同じ高さに配置させたため、引き違い戸の全閉時には、廊下の手摺と同じ高さで第1・第2手摺が延在されるため、廊下の手摺が引き違い戸で途切れることがないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の引き違い戸を示す一部を断面した平面図である。
【図2】図1において第2手摺が想像線で示す位置に移動した状態におけるS2−S2断面図である。
【図3】第2手摺の要部を示す斜視図である。
【図4】従来技術を示す斜視図である。
【図5】従来技術を示す平面図である。
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 引き違い戸
1 廊下
3 廊下
5 第1襖(第1の戸)
6 第2襖(第2の戸)
7,8 手摺
9 第1手摺
9d ガイドレール
10 第2手摺
10d スライダ

Claims (3)

  1. 開口に第1の戸と第2の戸が第1の戸を前にして引き違いに設けられ、
    前記第1の戸の前面に第1の戸の全幅に略等しい長さの第1手摺が、また、第2の戸の前面に第2の戸の全幅に略等しい長さの第2手摺が、それぞれ各戸のスライド方向に延在されるとともに、戸のスライド時に相互が干渉しないように配置されて設けられ、
    前記第1手摺は、前記第1の戸に固定され、
    前記第2手摺は、開口の端部側の一端部が前記第2の戸に支持されているとともに、他端部が第1手摺に相対スライド可能に支持されていることを特徴とする引き違い戸。
  2. 前記第1手摺に沿ってガイドレールが設けられ、
    前記第2手摺の他端部には、前記ガイドレールにスライド可能に挿入されたスライダが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の引き違い戸。
  3. 前記開口は、廊下と部屋とを区画する壁に設けられ、
    前記第1・第2各手摺は、前記廊下に沿って壁面に取り付けられている手摺と同じ高さに配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の引き違い戸。
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